JP2016506348A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ガラス製容器において、
   ＡＳＴＭ規格Ｅ４３８−９２に準拠したＴｙｐｅ Ｉ、クラスＢガラス組成物から形成され、ＩＳＯ ７１９に準拠したＨＧＢ２またはそれを超える加水分解耐性を有し、ならびに、内表面、外表面、および、前記外表面と前記内表面との間に延在する肉厚部を有する本体であって、該本体が前記外表面および前記内表面の少なくとも一方から前記肉厚部に延在する圧縮応力層を備えるようイオン交換強化された本体と、
   前記本体の前記外表面の少なくとも一部分に配置された平滑コーティングと、
   を有してなり、
   前記平滑コーティングを備える前記本体の外表面の部分が０．７以下の摩擦係数を有し、
   前記平滑コーティングは、少なくとも２６０℃の温度で３０分間に亘り熱的に安定である堅牢性有機コーティングであり、
   前記摩擦係数は、第２のガラス製容器であって、前記Ｔｙｐｅ Ｉ、クラスＢガラス組成物から形成された本体を有し、該第２のガラス製容器の本体の外表面の少なくとも一部分に前記平滑コーティングを備え、測定前に同一の環境条件に供された第２のガラス製容器を基準として、バイアル重畳テスト治具において３０Ｎの垂直荷重下で測定された最大摩擦係数である、ガラス製容器。
2. 前記堅牢性有機コーティングが、少なくとも３００℃の温度で３０分間に亘り熱的に安定であることを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
3. 前記圧縮応力層が１５０ＭＰａ以上の表面圧縮応力を有することを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
4. 前記圧縮応力層が２５μｍ以上の層深さを有することを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
5. 前記平滑コーティングを備える前記本体の部分に係る光透過率が、４００ｎｍ〜７００ｎｍの波長について、コーティングされていないガラス物品に係る光透過率の５５％以上であることを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
6. 前記平滑コーティングが、ポリマー化学組成物およびカップリング剤を含むことを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
7. 前記平滑コーティングが、
   前記本体の外表面に配置された、前記カップリング剤を含むカップリング剤層と、
   前記カップリング剤層上に配置された、前記ポリマー化学組成物を含むポリマー層と、
   を含むことを特徴とする請求項６記載のガラス製容器。
8. 前記カップリング剤が：
   第１のシラン化学組成物、その加水分解物またはそのオリゴマー；および、
   少なくとも前記第１のシラン化学組成物と、該第１のシラン化学組成物とは異なる化学組成物である第２のシラン化学組成物とのオリゴマー化から形成される化学組成物；
   の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項７記載のガラス製容器。
9. 前記平滑コーティングが、１０℃／分間の昇温速度で１５０℃から３５０℃の温度まで加熱された場合にその質量の５％未満の質量損失を有することを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。
10. 前記平滑コーティングが、少なくとも２８０℃の温度で３０分間に亘り熱的に安定であることを特徴とする請求項１記載のガラス製容器。