JPS58156553A - ポリイミド樹脂で着色したフオグランプ用ガラスレンズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリイミド樹脂膜を塗着し黄色ないしアンバー
色・ζ着色したフォグランプ用ガラスレンズ務ζ関する
ものである。

自動車等の車輌暑ζ装備され霧中または薄暮番ζ走行す
る場合に使用されるフォグランプ−ζ参いて、従来のフ
ォグランプの黄色ガラスレンズは膨張係数が高く、アル
カリ成分の含量の多いガラス、たとえば９０〜１２０Ｘ
１Ｇ”−’／Ｃの膨張係数を有し、アルカリ成分が１０
〜２０重量％なるソーダ石灰ガラスで形成され、着色成
分としてカドミウムが添加されている。一般に膨張係数
の高いガラスは熱的衝撃で割れやすく、実際客と寒冷地
や冬期においてフォグランプを点灯すると、そのガラス
レンズが割れる事故が多（発生している。最近のフォグ
ランプは従来のタングステンランプからハロゲンランプ
へ移行しつつあり、ランプの温度が一層高くなるためガ
ラスレンズはさら一ζ割れやすくなる傾向にある。この
改普策としてソーダ石灰ガラスのアルカリ成分を６〜８
重量９６１と減らし、膨張゛係数を７０　Ｎ９０ｘｌＧ
−’／’ｃに低下させたガラスを使用したり、ガラスの
表面を化学強化する等のことが行なわれているが、熱的
衝撃に対して十分な効果をあげていない。また、いずれ
のガラスを採用するにしても着色成分としてカドミウム
を添加しなければならないので、カドミウムについて公
害問題や作業者の健康への影−等が生産阻害の要因とな
る慣れがある。さらに膨張係数を低下させるためアルカ
リ成分を６〜８重量％としたガラスは、一様に発色させ
ることが困難で色調のパラツ牛が大きい欠点がある。

本発明は上記の欠点を除去するため、低膨張係数の硬質
ガラスレンズの内面にポリイミド樹脂膜を塗着し加熱発
色させること化より、熱的１８に強く、無公害でしかも
色調の均一なフォグランプ用ガラスレンズを撮供するこ
とを目的とするものである。

本発明は、熱的衝撃による割れを防止するため膨張係数
が１０〜７０　Ｘ　Ｉ　０−１７Ｃなる硬質ガラスでレ
ンズを形成し、有害でしかも色調のパラツキの大きいカ
ドミウムの添加による着色書ζ代えてポリイミド樹鮨膜
を前記硬質ガラスレンズの内面６ζ塗着し、これを加熱
硬化して黄色ないしアンバー色−ζ発色さぜたフォグラ
ンプ用ガラスレンズであ４本発明の詳細を実施側番ζつ
いて説明する。ｌＩ張係数が８７ＸＩＦ’／℃なる硬質
硼珪酸ガラスで形成されたガラスレンズの表面を、洗剤
または有機溶剤を用いて洗浄し付着した油脂、汚れを＃
＊する。シランカップリング剤（γ−アミノプロピルエ
トキシシラン）の０．０１〜２＊水ｍａ＋エアースプレ
ーその他の塗工方法で前記ガラスレンズの内面に塗布厚
さ１〜１００μで均一番こ塗着させる。

塗工部ｍｅれたシランカップリング剤は室温で放置する
か、強制乾燥たとえば１０〜１１０℃で１０分間乾燥す
る。・ 八番ζ、Ｎ、Ｎ−ジメチルアセドアミドを希釈剤として
スプレー可能な粘度に調整されたポリイミド樹脂を流砥
塗工法またはスプレー塗工法等によりシランカップ９ン
グ剤を塗着した前記ガラスレンズの内面暑ζ所定の塗布
膜厚となるよう塗布す４塗工処理されたポリイミド樹脂
は１２０℃、ＳＳＯ℃３２０℃の温度で順次各１０分間
乾燥させると、硬化し塗膜厚に応じて黄色ないしアンバ
ー色に発色する。

上記のよ引Ｃして得られたポ９イｔ　ｐｐｍ膜で着色し
た硬質ガラスレンズの特性は次のとおりである。

（１）ポリイミド樹脂膜と色調 塗膜厚（乾燥後）　色　　調　　適合規格６〜皿６μ　
　　黄　　色　　ＪＩ８属格２６〜４０μ　　　アンバ
ー　　８ＡＭ規格（２）耐熱性・・・・・・２６０℃　
ｔｏｏｏ時間の耐熱試験では変退色や塗膜の剥離等の異
状 は認められない。

（３）熱衝撃性・・・・・・１６６℃の雰囲気中で３時
間以上加熱した試料を２０℃の水中に゛ 投入し急冷してもガラスの割れ、 塗膜の剥離等の異状は認められな い。

（４）冷熱サイクル・・・・・・８０’Ｃ１４時間から
一３０℃２４時間の冷熱ずイクル試験を６ サイクル行りてもガラスの割れ、 ＃１＠の変退色、剥離等の異状は認 められない。

（６）耐候性・・・・・・本発明のガラスレンズを自動
車用フォグランプの製品区組み込み すンシャイン促進耐候試験機中で 連続６００時間曝露してもガラス レンズの割れ、塗膜の変退色、剥 離等の異状は認められない。

（６）実点灯試験・・・・・・本発明のガラスレンズを
自動車用ハロゲンフォグランプの製 品に組み込み、実点灯試験を連続 １５００時間行なってもガラスレン ズの割れ、塗膜の変退色、剥離等 の異状は認められない。

以上のとおり、本発明のガラスレンズ１よ、膨張係数の
低い硬質ガラスで形成されても１６ので、熱的衝撃１【
対する強度が著しく大で割れる仁とがなく、高温のハロ
ゲンランプ形式の車輌用フォグランプに最適のものであ
る。また、ガラスの着色墨ζカドミウムを添加すること
がないので公害の心配は全くない、さらに、ポリイミド
樹脂の塗工部こより色−の調整が容易で、均一な色調が
得られ、耐熱性、耐候性にもすぐれた効果を有するもの
である。

な組木発明はフォグランプ用ガラスレンズ各ζ限定され
るものではな（、一般照明用カツーランー７ＩＣ利用し
ても同様の効果をあげることができる。

特許出願人　　東芝硝子株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 膨張係数が１０〜７０ｘｌＯ−になる硬質ガラスレンズ
   の内面にポリイミド樹脂膜を塗着し、加熱硬化して黄色
   ないしアンバー色に発色させてなるポリイミド樹脂で着
   色したフォグランプ用ガラスレンズ。