JP2018164458A5 - 化学修飾ｍＲＮＡ - Google Patents

Claims (25)

1. 化学的に修飾されたｍＲＮＡであって、
   （ａ）目的とするポリペプチドをコードする、連結ヌクレオシドの領域と、
   （ｂ）５’非翻訳領域（５’ＵＴＲ）と、
   （ｃ）少なくとも１つのマイクロＲＮＡ結合部位を含む３’非翻訳領域（３’ＵＴＲ）と、
   （ｄ）連結ヌクレオシドの３’尾部領域と、
   を含み、
   前記ｍＲＮＡにおけるウリジンヌクレオシドの全てが修飾ウリジンヌクレオシドである、化学修飾ｍＲＮＡ。
2. 前記修飾ウリジンヌクレオシドがシュードウリジン類似体である、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
3. 前記シュードウリジン類似体が１−メチルシュードウリジンである、請求項２記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
4. 前記ｍＲＮＡにおけるシチジンヌクレオシドの全てが５−メチルシチジンヌクレオシドである、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
5. 前記化学修飾ｍＲＮＡの少なくとも１つの領域がコドン最適化されている、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
6. 前記目的とするポリペプチドをコードする連結ヌクレオシドの前記領域がコドン最適化されている、請求項５記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
7. 前記５’ＵＴＲが、前記目的とするポリペプチドと非相同である、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
8. 前記５’ＵＴＲが、前記目的とするポリペプチドの天然５’ＵＴＲである、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
9. 前記５’ＵＴＲが、コザック配列、および配列内リボソーム進入部位（ＩＲＥＳ）またはＩＲＥＳの断片からなる群から選択される少なくとも１つの翻訳開始配列を含む、請求項８記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
10. 少なくとも１つの５’キャップ構造をさらに含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
11. 前記少なくとも１つの５’キャップ構造が、Ｃａｐ０、Ｃａｐ１、ＡＲＣＡ、イノシン、Ｎ１−メチル−グアノシン、２’フルオロ−グアノシン、７−デアザ−グアノシン、８−オキソ−グアノシン、２−アミノ−グアノシン、ＬＮＡ−グアノシン、２−アジド−グアノシン、Ｃａｐ２、Ｃａｐ４、およびＣＡＰ−００３〜ＣＡＰ−２２５からなる群から選択される、請求項１０記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
12. 前記少なくとも１つのマイクロＲＮＡ結合部位が、免疫細胞特異的マイクロＲＮＡのためのものである、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
13. 免疫細胞特異的マイクロＲＮＡが、ｍｉＲ−１４２−３ｐ、ｍｉＲ−１４２−５ｐ、ｍｉＲ−１４６ａ、およびｍｉＲ−１４６ｂからなる群から選択される、請求項１２記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
14. 前記３’ＵＴＲが２つのマイクロＲＮＡ結合部位を含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
15. 前記３’ＵＴＲが３つのマイクロＲＮＡ結合部位を含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
16. 連結ヌクレオシドの前記３’尾部領域が鎖終結ヌクレオシドをさらに含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
17. 前記鎖終結ヌクレオシドが、３’−デオキシアデノシン（コルジセピン）、３’−デオキシウリジン、３’−デオキシシトシン、３’−デオキシグアノシン、３’−デオキシチミン、２’，３’−ジデオキシヌクレオシド、２’，３’−ジデオキシアデノシン、２’，３’−ジデオキシウリジン、２’，３’−ジデオキシシトシン、２’，３’−ジデオキシグアノシン、２’，３’−ジデオキシチミン、２’−デオキシヌクレオシド、および−Ｏ−メチルヌクレオシドからなる群から選択される、請求項１６記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
18. 前記３’尾部領域がステムループ配列を含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
19. 前記連結ヌクレオシドの３’尾部領域が、少なくとも１００、少なくとも１２０、または少なくとも１４０ヌクレオシドのポリＡ尾部を含む、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
20. 前記目的とするポリペプチドが、治療用のタンパク質、サイトカイン、成長因子、抗体、または融合タンパク質である、請求項１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
21. 前記５’ＵＴＲが、少なくとも１つの前記ＩＲＥＳの断片を含む、請求項９記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
22. ５’ＵＴＲが、５つの前記ＩＲＥＳの断片を含む、請求項２１記載の化学修飾ｍＲＮＡ。
23. 請求項１〜２２のいずれか一項に記載の前記化学修飾ｍＲＮＡを含む、脂質ナノ粒子を含む組成物。
24. 前記脂質ナノ粒子が、カチオン性脂質またはイオン化可能脂質を含む、請求項２３記載の組成物。
25. 前記カチオン性脂質が、ＤＬｉｎ−ＭＣ３−ＤＭＡ、ＤＬｉｎ−ＤＭＡ、Ｃ１２−２００、およびＤＬｉｎ−ＫＣ２−ＤＭＡからなる群から選択される、請求項２４記載の組成物。