JP2018183181A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 目的とするポリペプチドをコードするメッセンジャーＲＮＡ（ｍＲＮＡ）であって、前記ｍＲＮＡは、目的とする細胞での前記ポリペプチドの発現を低下させる方法で使用されるためのものであり、前記ｍＲＮＡは、
   （ａ）５’非翻訳領域（５’ＵＴＲ）；
   （ｂ）目的とするポリペプチドをコードする、連結ヌクレオシドの領域；
   （ｃ）少なくとも１つのマイクロＲＮＡ（ｍｉＲ）−１２２結合部位を含む３’非翻訳領域（３’ＵＴＲ）；および
   （ｄ）連結ヌクレオシドの３’尾部領域を含み、
   前記ｍＲＮＡにおけるウリジンヌクレオシドの全てが修飾ウリジンヌクレオシドである、ｍＲＮＡ。
2. 前記修飾ウリジンヌクレオシドがシュードウリジン類似体である、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
3. 前記シュードウリジン類似体が１−メチルシュードウリジンである、請求項２に記載のｍＲＮＡ。
4. 前記ｍＲＮＡにおけるシチジンヌクレオシドの全てが５−メチルシチジンヌクレオシドである、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
5. 少なくとも２つのｍｉＲ−１２２結合部位を含む、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
6. 少なくとも３つのｍｉＲ−１２２結合部位を含む、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
7. 前記ｍｉＲ−１２２結合部位が、ｍｉＲ−１２２−３ｐである、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
8. 前記ｍｉＲ−１２２−３ｐ結合部位が、配列番号３５８７で示される配列を含む、請求項７に記載のｍＲＮＡ。
9. 前記ｍｉＲ−１２２結合部位が、ｍｉＲ−１２２−５ｐである、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
10. 前記ｍｉＲ−１２２−５ｐ結合部位が、配列番号３５９２で示される配列を含む、請求項９に記載のｍＲＮＡ。
11. 前記目的とする細胞が、肝細胞である、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
12. 前記５’ＵＴＲが、コザック配列および配列内リボソーム進入部位（ＩＲＥＳ）からなる群から選択される翻訳開始配列を含む、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
13. 少なくとも１つの５’キャップ構造を含む、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
14. 前記少なくとも１つの５’キャップ構造が、７ｍＧ（５’）ｐｐｐ（５’）Ｎ、ｐＮ２ｐ（キャップ０）、７ｍＧ（５’）ｐｐｐ（５’）ＮｌｍｐＮｐ（キャップ１）、および７ｍＧ（５’）−ｐｐｐ（５’）ＮｌｍｐＮ２ｍｐ（キャップ２）からなる群から選択される、請求項１３に記載のｍＲＮＡ。
15. 前記連結ヌクレオシドの３’尾部領域が、少なくとも１００、少なくとも１２０、または少なくとも１４０ヌクレオシドのポリＡ尾部を含む、請求項１に記載のｍＲＮＡ。
16. 目的とする細胞での前記ポリペプチドの発現を低下させるための、請求項１〜１５のいずれか一項に記載のｍＲＮＡを含む組成物。
17. 前記ｍＲＮＡが、リポソーム、リポプレックス、または脂質ナノ粒子で製剤化されている、請求項１６に記載の組成物。
18. 前記ｍＲＮＡが、脂質ナノ粒子で製剤化されている、請求項１６に記載の組成物。
19. 前記脂質ナノ粒子が、カチオン性脂質またはイオン化可能脂質である、請求項１８に記載の組成物。
20. 前記カチオン性脂質が、ＤＬｉｎ−ＭＣ３−ＤＭＡ、ＤＬｉｎ−ＤＭＡ、Ｃ１２−２００、およびＤＬｉｎ−ＫＣ２−ＤＭＡからなる群から選択される、請求項１９に記載の組成物。