JPH07209787A - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JPH07209787A
JPH07209787A JP6325193A JP32519394A JPH07209787A JP H07209787 A JPH07209787 A JP H07209787A JP 6325193 A JP6325193 A JP 6325193A JP 32519394 A JP32519394 A JP 32519394A JP H07209787 A JPH07209787 A JP H07209787A
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photographic
absorbing
layer
chemical
polymer
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JP6325193A
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Edward Schofield
スコフィールド エドワード
Richard P Szajewski
ピーター サジョウスキ リチャード
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/10Esters
    • C08F20/34Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate
    • C08F20/36Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate containing oxygen in addition to the carboxy oxygen, e.g. 2-N-morpholinoethyl (meth)acrylate or 2-isocyanatoethyl (meth)acrylate
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/815Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by means for filtering or absorbing ultraviolet light, e.g. optical bleaching
    • G03C1/8155Organic compounds therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な紫外線吸収性を付与すると同時に取扱
時の欠陥を防止する写真要素を提供する。 【構成】 非高分子量紫外線吸収性化合物を配合した紫
外線吸収性ポリマーラテックスを含む写真要素であっ
て、前記ポリマーが、2−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ルを含有するモノマー単位を含むホモポリマーまたはヘ
テロポリマーである前記写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非高分子量の紫外線
(UV)吸収性化合物を配合したUV吸収性ポリマーラ
テックスを含有する写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性写真材料は取扱に対して変化しに
くいことが望まれる。写真材料は、例えばその製造時や
使用時に発生する静電放電や加圧によって濃度斑点を生
じることがあってはならない。さらに、写真材料は、取
扱時の物理的引掻傷やえぐりに対して抵抗性がなければ
ならない。観覧や印刷を目的にした写真材料の場合、こ
のような斑点は視覚的に好ましくなく、また医療用像形
成を目的にした写真材料の場合には、このような斑点が
危険な誤診を招くこともある。米国特許第5,066,
572号明細書は、ハロゲン化銀乳剤を含む写真材料に
おける圧力に起因するカブリ(圧力カブリ)を、非感光
層へ低Tgポリマーラテックスを配合することによって
軽減することについて記載している。圧力カブリを制御
する他の方法及びポリマーラテックスの他の使用につい
ては、米国特許第4,464,462号、同第4,55
1,412号及び同第4,822,727号明細書並び
に特開平1−267638号及び同1−291251号
公報に記載されている。
【0003】写真材料における静電放電による斑点は、
写真材料中の適当な場所にUV吸収物質を内蔵させるこ
とによって軽減することができる。代表的な単量体のU
V吸収剤として、2−ヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾール、2−ヒドロキシフェニルサリチレート、2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン、ベンジリデンマロネート、置
換アクリロニトリル及びそれらの誘導体が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0004】上記の問題の他、代表的な写真要素のハロ
ゲン化銀は、通常は望ましくないことであるが、UVに
対して固有の感受性を示す。このようなUV感受性のた
め、撮影する場面を人間の目で直接見るときには見えな
い像が、写真要素には可視像として現れてしまうことが
ある。さらに、カラー写真要素の場合には特に、発色現
像によって感光性乳剤層上に形成されたカラー色素像
が、UVの作用によって容易に退色や脱色してしまう。
また、乳剤層中に残存するカラーフォーマー(またはい
わゆるカプラー)は、UVの作用を受けて、仕上げられ
た写真上に望ましくない色汚染を形成してしまう。カラ
ー像の退色や脱色は、可視領域に近い波長のUV、すな
わち300〜400nmのUVによって簡単に起こる。
こうした理由から、写真要素は最上層(すなわち、通常
使用の場合に輻射線を最初に受ける層)にUV安定剤と
してUV吸収物質を内蔵していることが典型的である。
フィルターにかけるべき波長範囲は、ガラスで保護され
ていない非ヨウ化銀系プリントフィルムについては30
0〜400nm、またガラスで保護された非ヨウ化銀系
プリントフィルムについては320〜400nmである
ことが典型的である。この波長範囲を、例えば、多くの
カメラ用カラーネガフィルムやカラーリバーサルフィル
ムにあるように、ヨウ化銀を含むフィルムではさらに長
波長側へ拡張することで、このような乳剤がもつ固有の
青感度を保護することができる。
【0005】静電放電による斑点を軽減するための先に
記載した単量体のUV吸収剤は、UV安定剤として機能
することについても知られている。UV吸収剤の製法及
び使用法については、米国特許第3,813,255号
及び同第4,611,061号明細書並びに欧州特許出
願公開第0,057,160号及び同第0,190,0
03号公報に記載されている。高分子のUV吸収剤も知
られており、米国特許第4,464,462号明細書
は、圧力カブリを悪化させることなく静電放電を保護す
るとされている高分子量UV光吸収性ラテックスについ
て記載している。この文献には、このような物質を含む
写真材料の引掻特性やえぐり特性に関する記載はない。
【0006】米国特許第4,340,664号明細書
は、写真的に有用なポリマーのラテックスを使用するこ
とについて記載している。この文献は、必要に応じて他
の写真的に有用な物質をこれらのラテックスに配合する
ことについても記載している。この文献は、第12欄、
第34行以降に、配合物質はポリマーラテックスと同じ
機能を有してもよいこと、しかもその場合その機能は付
加的であることを教示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、取扱による欠
点に対する抵抗性と同時に良好なUV吸収性を写真要素
に付与する、そのような組成物を含有する写真要素を提
供することが望まれるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、非高
分子量紫外線吸収性化合物を配合した紫外線吸収性ポリ
マーラテックスを含む写真要素であって、前記ポリマー
が、2−ヒドロキシベンゾトリアゾールを含有するモノ
マー単位を含むホモポリマーまたはヘテロポリマーであ
る、そのような写真要素を提供する。「配合した」とか
「配合する」といった用語は、ラテックス粒子の内部に
特定の化合物(特に、非高分子量UV吸収性化合物)が
「配合されて」含まれていることを意味する。本発明の
写真要素中のUV吸収性組成物は、良好なUV吸収性と
耐静電放電斑点性を写真要素に付与する。
【0009】本明細書でいう「非高分子量」UV吸収性
化合物は、含まれる反復単位数が4以下(好ましくは2
以下)の化合物を意味する。特に好ましくは単量体の化
合物である。高分子量UV吸収性化合物は、含まれる反
復単位数が10以上、好ましくは20以上(さらに好ま
しくは50以上)の化合物を意味する。典型的なポリマ
ーは数百(例えば、300またはそれ以上)、或いは数
千(例えば、3000またはそれ以上)の反復単位を有
する。本明細書中でいう置換基「基」は、その基自体が
置換されていてもいなくてもよいことを意味する(例え
ば、「アルキル基」といった場合には置換アルキルまた
は未置換アルキルをさす)。このような基はいずれも広
く線状であっても起こりうる場合には分岐していてもよ
い。本発明においてUV吸収性であるとされるには、ス
ペクトルの300〜400nm領域どこかで少なくとも
吸収のあることが必要である。
【0010】ポリマーラテックスのポリマー(ホモポリ
マーであってもヘテロポリマーであってもよい)は、2
−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの反復モノマ
ー単位、特に下式(I)で示される単位を含むことが好
ましい。
【0011】
【化1】
【0012】上式中、フェニル環及びベンゾ環は必要に
応じてさらに置換されていてもよく、mとnのうちの一
方は1であり、またMとNは下式で示される。
【0013】
【化2】
【0014】上式中、R3はHまたはアルキル基(特
に、炭素原子数1〜8のアルキル基、例えば、置換また
は未置換のメチル、エチルまたはプロピル)であり、L
は2価の結合基であり、そしてpは0または1である。
式(I)の反復単位は下式(IA)または(IB)で示
される単位であることが好ましい。
【0015】
【化3】
【0016】上式中、XはOまたはNHであり、R2は
炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、R3はHま
たは炭素原子数1〜8のアルキル基であり、R4は炭素
原子数1〜10(好ましくは1)のアルキレン基であ
り、rは0または1であり、そしてフェニル環及びベン
ゾ環は必要に応じてさらに置換されている。
【0017】上記の式(IA)及び(IB)において、
R2(IA)及び−O−R4−の酸素(IB)は、(フ
ェニル環のベンゾトリアゾールが結合している位置を1
位として)フェニル環の3位または4位に結合すること
ができる。式(IA)の反復単位は下式(IA’)で示
される単位であることができ、また式(IB)の反復単
位は下式(IB’)で示される単位であることができ
る。
【0018】
【化4】
【0019】上式中、R1は、H、ハロゲン、アルコキ
シ基及び炭素原子数1〜8のアルキル基から成る群より
選択され、そしてYはHまたはハロゲン(例えば、塩
素、フッ素もしくは臭素)である。
【0020】ポリマーはホモポリマーであってもコポリ
マーであってもよい。コポリマーは、式(I)で示され
る別のいずれのモノマーを含んでも、またそのポリマー
及び写真的環境に適合する別のモノマーを含んでもよ
い。さらに、2種以上のUV吸収性ポリマーを一緒にポ
リマーラテックス中に存在させてもよいし、また従来よ
りある他の高分子量UV吸収剤と共に存在させてもよ
い。このコポリマーは、式(I)以外の式で示されるア
クリレート、アルキルアクリレート、アクリルアミド、
アルキルアクリルアミドまたはビニル芳香族モノマーか
ら誘導される反復単位を特に含むことができる。とりわ
け、コポリマーは下式の単位を含むことができる。
【0021】
【化5】
【0022】上式中、Wは、置換もしくは未置換のアミ
ノ基、置換もしくは未置換のアルコキシ基または置換も
しくは未置換のフェノキシ基であり、Zは置換もしくは
未置換のフェニル基であり、そしてR5及びR6はHま
たは置換もしくは未置換の炭素原子数1〜6のアルキル
基である。
【0023】R1〜R6並びにW及びZについて先に記
載した基、並びにベンゾ環及びフェニル環に結合した
基、さらには本明細書中で置換されうると示したすべて
の基に対する置換基には、既知のいずれの置換基も包含
されうる。このような置換基の例として、ハロゲン
(例、メトキシ、エトキシ)、置換または未置換アルキ
ル(例、メチル、トリフルオロメチル)、アルケニル、
チオアルキル(例、メチルチオもしくはエチルチオ)、
置換または未置換アリール(例、フェニル)、複素環式
構造体(例、チエニル、フリル、ピロリル)、アルコキ
シ及び当該技術分野で周知の他の置換基、が挙げられ
る。このようなアルキル及びアルコキシ置換基は、炭素
原子数1〜6の「低級」のアルキル及びアルコキシ基、
例えばメチル、エチル、等を特に包含することができ
る。さらに、置換基が橋架結合を形成してもよい。ま
た、アルキル基、アルキレン基またはアルケニル基のい
ずれに関しても、分岐していてもいなくてもよいこと、
そして環構造を含みうることが理解できる。
【0024】任意の1種以上のエチレン系不飽和コモノ
マーを、先に記載したいずれのモノマー単位とも共重合
させることができる。このようなコモノマーとして、ア
クリル酸、α−アルキルアクリル酸(例、メタクリル
酸、等)、アクリル酸から誘導されたエステルまたはア
ミド(例、アクリルアミド、メタクリルアミド、n−ブ
チルアクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、t−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オク
チルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−エトキ
シエチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n
−ブチルメタクリレート、β−ヒドロキシメタクリレー
ト、等)、ビニルエステル(例、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、等)、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、芳香族ビニル化合物(例、ス
チレンやその誘導体、例えば、ビニルトルエン、ジビニ
ルベンゼン、ビニルアセトフェノン、スルホスチレン、
等)、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、塩化ビ
ニリデン、ビニルアルキルエーテル(例、ビニルエチル
エーテル、等)、マレイン酸エステル、N−ビニル−2
−ピロリドン、N−ビニルピリジン、2−ビニルピリジ
ン、4−ビニルピリジン、スルホン酸含有モノマー
(例、アクリルアミド−2,2’−ジメチル−プロパン
スルホン酸、2−スルホエチルメタクリレート、3−ス
ルホプロピルメタクリレート、等)が挙げられる。
【0025】これらのモノマーのうち、アクリル酸のエ
ステル、メタクリル酸のエステル及び芳香族ビニル化合
物が好ましい。式(I)の種類のUV吸収性モノマーの
2種以上を一緒に共重合させてもよい。さらに、このよ
うなモノマーの1種以上を、従来より知られている他の
UV吸収性モノマーの1種以上と共重合させてもよい。
例えば、式(I)の単位を含有するポリマーの中に、ブ
チルアクリレートとアクリルアミド−2,2’−ジメチ
ルプロパンスルホン酸とを組み合わせて存在させること
ができる。上記コモノマーのうち、アクリル酸のエステ
ル、メタクリル酸のエステル及び芳香族ビニル化合物が
特に好ましい。
【0026】本発明の写真要素は、式(I)の反復単位
の量に対するコモノマーから形成される反復単位の量の
モル比が0〜10であるUV吸収性ポリマーを有するこ
とが好ましい。このモル比が0〜5であると特に好まし
い。式(I)の反復単位に対するコポリマー中の式
(I)以外の反復単位のモル比は、1〜4であることが
特に好ましい。式(I)のUV吸収性モノマーと共重合
させるのに用いられるエチレン系不飽和コモノマーは、
調製されるコポリマーに所望の物理特性及び/または化
学特性を付与するように選定することができる。このよ
うな特性として、例えばガラス転移温度、粒径、ゼラチ
ンのようなバインダーまたは他の写真用添加物(例、酸
化防止剤や周知のカラー像形成剤)との適合性、等が挙
げられる。
【0027】本発明の写真要素のUV吸収性ポリマー中
に配合可能な非高分子量UV吸収剤は、250〜450
nm(より好ましくは300〜400nm)の範囲に吸
収があるすべての非高分子量化合物を包含しうる。この
ような化合物は、例えば、下記のタイプのUV吸収剤の
中から選択することができる:ベンゾトリアゾール、例
えば2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2
H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,
5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ
ール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メ
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−5
−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ
(1,1−ジメチルベンジル)−フェニル)−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オ
クチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール;p−ヒ
ドロキシベンゾエート;安息香酸フェニルエステル;ベ
ンゾフェノン、例えば2−ヒドロキシベンゾフェノン;
サリチルアニリド;サリチレート、例えば2−ヒドロキ
シフェニルサリチレート;オキサニリド;ジケトン;ベ
ンジリデンマロネート;1−シアノ−β−フェニル桂皮
酸エステル;置換アクリロニトリル;有機金属光安定
剤;上記化合物の誘導体;並びにJ.F.Rabekの
「Photostabilization of Po
lymers, Principles and Ap
plications」(Elsevier Scie
nce 出版社、英国、第202〜278頁、1990
年)に記載されているような他の化合物。
【0028】本発明の写真要素における高分子量UV吸
収剤中に高沸点有機溶剤を配合することで、写真性能を
変更させることもできる。このような高沸点有機溶剤の
例として、トリクレジルホスフェート、ジ−n−ブチル
フタレート、N−n−アミルフタルイミド、ビス(2−
メトキシエチル)フタレート、ジメチルフタレート、
N,N−ジ−n−ブチルカルバミド酸エチル、ジエチル
フタル酸、2−メトキシ安息香酸n−ブチル、2−(n
−ブチルエチル)フタレート、エチルベンジルマロネー
ト、n−アミルフタレート、安息香酸n−ヘキシル、グ
アヤコールアセテート、トリ−m−クレジルホスフェー
ト、ジエチルセバケート、ジ−イソアミルフタレート、
フェニル酢酸エチル、ホロン、ジ−n−ブチルセバケー
ト、ジメチルセバケート、N,N−ジエチルラウラミ
ド、N,N−ジ−n−ブチルラウラミド、フェネチルベ
ンゾエート、安息香酸ベンジル、ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルセバケート、キニトールビス(2−エチ
ルヘキソエート)、クレジルジフェニルホスフェート、
ブチルシクロヘキシルフタレート、テトラヒドロフルフ
リルアジペート、テトラヒドロフルフリルベンゾエー
ト、テトラヒドロフルフリルプロピオネート、テトラヒ
ドロフルフリルパルミテート、グアヤコールn−カプロ
エート、ビス(テトラヒドロフルフリル)フタレート、
N,N−ジエチルカプラミド、2,4−ジ−t−アミル
フェノール、1−ラウリルピペリジン、N−n−ブチル
アセトアニリド、N,N,N’,N’−テトラエチルフ
タルアミド、N−n−アミルスクシンイミド、ジエチル
シトレート、2,4−ジ−n−アミルフェノール、1,
4−シクロヘキシレジメチレンビス(2−エチルヘキサ
ノエート)、ベンジルブチルフタレート、p−ドデシル
フェノール、トリヘキシルホスフェート、イソプロピル
パルミテート、ビス(2−エチルヘキシル)スルホキシ
ド、等が挙げられる。
【0029】本発明の写真要素は、UV吸収性ラテック
スを配合した同じ層中に、ガラス転移温度が5℃未満の
低Tgポリマーをさらに含むことができる。これら2種
のポリマーは同じであっても異なってもよい。別法とし
て、写真要素は乳剤層とオーバーコート層の間に別の応
力吸収層を有することもできる。いずれの場合にも、低
Tgポリマーと親水性コロイドとの重量比は約1:1以
上とする。このような低Tgポリマーがさらに存在する
ことによって、写真要素に良好な圧力カブリ制御性が付
与される。典型的には、ポリマーラテックスは、単に、
両方のポリマー(異なる場合)を含有するか、またはガ
ラス転移温度が5℃未満である場合には少なくとも1種
のUV吸収性ポリマーを含有するだけである。このよう
なポリマー、それらの使用法及び利点については、K.
Lushington、R.Szajewski及び
K.O’Connorによる「応力吸収性保護層を含む
写真要素」と題する米国特許第5,300,417号明
細書に記載されている。この米国特許明細書に記載され
ているように、写真要素に、比較的Tgの高い(例え
ば、Tgが5℃よりも高い)ポリマーをさらに含有させ
ることで、乾燥時の耐引掻性を改善することができる。
この高Tgポリマーは、特に本発明のUV吸収性ポリマ
ーであることができる。本発明の写真要素には、その米
国特許明細書に記載のいずれの種類のポリマーでも使用
できる(配合されるUV吸収性ポリマーのポリマーの他
に使用してもよいし、或いは本願の配合されるUV吸収
性ポリマーのポリマーがその米国特許明細書のポリマー
の要件を単に満たすだけでもよい)。その上、UV吸収
性ポリマーラテックスとTgが5℃未満のポリマーとを
含有する層は、感光性ハロゲン化銀乳剤層とオーバーコ
ート層との間の層であることが好ましい(すなわち、前
者の層は写真要素の支持体から最も離れた感光層の上に
はあるが、最上層の下部にあることが好ましい)。別の
実施態様では、UV吸収性ポリマーラテックスが配合さ
れて含まれている層が、透明支持体のすべての感光層の
反対側にあることもできる。さらに別の実施態様では、
UV吸収性ポリマーラテックスが配合されて含まれてい
る層が、支持体と感光層との間にあることもできる。
【0030】本発明の写真要素を製造する際、ポリマー
ラテックスは下記の周知の3種類の方法のいずれによっ
ても調製することができる。第一の方法は乳化重合法で
ある。乳化重合法はよく知られており、ニューヨーク州
のインターサイエンス社発行の「乳化重合」(F.A.
Bovey、1955年)に記載されている。使用可能
な化学開始剤の例として、熱分解性の開始剤、例えば、
過硫酸塩(例、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、
等)、過酸化水素、4,4’−アゾビス(4−シアノバ
レリアン酸)、及びレドックス開始剤、例えば、過酸化
水素−鉄(III)塩、過硫酸カリウム−硫酸水素ナト
リウム、セリウム塩−アルコール、等が挙げられる。乳
化重合に使用できる乳化剤として、石鹸、スルホン酸塩
(例、N−メチル−N−オレオイルタウリン酸ナトリウ
ム、等)、硫酸塩(例、ドデシル硫酸ナトリウム、
等)、カチオン性化合物(例、ヘキサデシルトリメチル
アンモニウムブロミド、等)、両性化合物及び高分子量
保護コロイド(例、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸、ゼラチン、等)が挙げられる。乳化剤の特別な例
及び作用が、Belgische Chemische
Industrie(第28巻、第16〜20頁、1
963年)に記載されている。
【0031】水不溶性の固体UV吸収性モノマーの乳化
重合は通常、水系または水/有機溶剤系で行われる。使
用可能な有機溶剤は、水混和性が高く、用いるモノマー
に対して実質的に不活性であり、しかもラジカル付加重
合における通常の反応を妨害しないような溶剤であるこ
とが好ましい。好ましい例として、炭素原子数1〜4の
アルコール(例、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、等)、ケトン(例、アセトン、等)、環状エー
テル(例、テトラヒドロフラン、等)、ニトリル(例、
アセトニトリル、等)、アミド(例、N,N−ジメチル
ホルムアミド、等)、スルホキシド(例、ジメチルスル
ホキシド)、等が挙げられる。この方法はポリマーラテ
ックスを調製する最も直接的な方法であって、米国特許
第4,464,462号及び同第4,455,368号
明細書並びに欧州特許出願公開第0 190 003号
公報(1991)に記載されている。
【0032】本発明の写真要素を製造するための、紫外
線吸収剤のポリマーラテックスの第二の調製方法は、U
V吸収性モノマー(I)と、コモノマーと、スルホン
酸、硫酸、スルフィン酸、カルボン酸またはリン酸基を
含有するイオン性コモノマーとを含むモノマー混合物の
溶液重合法である。好適なイオン性コモノマーとして、
アクリルアミド−2,2’−ジメチルプロパンスルホン
酸、2−スルホエチルメタクリレートまたはスチレンス
ルホン酸ナトリウムを挙げることができる。共通に用い
られる化学開始剤の例として、アゾ型開始剤(例、2,
2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメチル2,2’
−アゾビスイソブチレート、4,4’−アゾビス(4−
シアノバレリアン酸)、等)及び過酸化物型開始剤
(例、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、等)が挙
げられる。次いで、得られたポリマー溶液を、さらに別
の界面活性剤を含むかまたは含まない水溶液中に分散さ
せてラテックスを形成する。
【0033】本発明の写真要素のための紫外線吸収剤ポ
リマーラテックスを調製する第三の方法は、UV吸収性
モノマー(I)と他のコモノマーとを含むモノマー混合
物を溶液重合する方法である。米国特許第4,455,
368号明細書(1984)に記載されているように、
有機溶剤を使用して疎水性の高分子量UV吸収剤を溶解
し、その溶液をゼラチン水溶液中に分散させてラテック
スとする。溶剤は、分散液を塗布する前に混合物から除
去するか、または塗布した分散液の乾燥時に揮発させて
除去するが、前者の方が好ましい。使用可能な溶剤に
は、ゼラチンヌードル状態において水で洗浄することに
よって除去できるようある程度の水溶性を有する溶剤、
及びスプレー乾燥、減圧またはスチームパージによって
除去できる溶剤が含まれる。除去できる有機溶剤の例と
して、エステル(例、酢酸エチル)、低級アルキルエー
テル、ケトン、ハロゲン化炭化水素、アルコール及びこ
れらの混合物が挙げられる。疎水性高分子量UV吸収剤
の分散液にはいずれの種類の分散剤でも使用することが
できる。しかしながら、イオン性界面活性剤、とりわけ
アニオン性界面活性剤が好ましい。分散液の安定性を向
上させるため、また場合によっては高分子量UV吸収剤
の写真性能を改善するために、少量の高沸点有機溶剤、
例えばジブチルフタレート、トリクレジルホスフェー
ト、p−ドデシルフェノール、1,4−シクロヘキレン
ジメチレンビス(2−エチルヘキサノエート)、等を添
加することができる。その量をできるだけ少なくして最
終乳剤層または親水性コロイド層の厚さを抑えることに
より、良好な鮮鋭性を維持することが好ましい。
【0034】非高分子量UV吸収剤または他の化合物を
ポリマーラテックス中に配合する方法に関しては、例え
ば、米国特許第4,199,363号明細書にポリマー
ラテックスの「配合法」が一般的に記載されている。ポ
リマーラテックスの配合法にはいくつかの方法がある。
第一の方法では、ゼラチン存在下、常用のコロイドミル
法によって、非高分子量UV吸収剤または他の化合物
(またはこのような化合物の混合物)の水性分散液を調
製する。次いで、非高分子量UV吸収剤とポリマーラテ
ックスとの重量比が1:99〜99:1、より好ましく
は1:9〜9:1になるように、この分散液とポリマー
ラテックスとをブレンドする。
【0035】第二の方法では、メタノールやアセトンの
ような低沸点有機溶剤の存在下、非高分子量UV吸収剤
を高分子量UV吸収剤中に配合する。次いで、その補助
溶剤をロータリーエバポレーターで蒸発させる。非高分
子量UV吸収剤と高分子量UV吸収剤との重量比は、第
一の方法で採用した同じ重量比をこの方法でも採用でき
る。
【0036】ポリマーラテックスの配合法については、
例えば、米国特許第4,203,716号、同第4,2
14,047号、同第4,247,627号、同第4,
497,929号及び同第4,608,424号明細書
に記載されている。
【0037】本発明の写真要素に使用することができる
特定の高分子量UV吸収剤の一例を、以下に式P−1〜
P−20として列挙する。式P−13はホモポリマーで
あり、残りはコポリマーである。高分子量UV吸収剤の
さらなる例は、下記のP−1〜P−20において、UV
吸収単位(すなわち、2−ヒドロキシフェニルベンゾト
リアゾールを含有する単位)における重合したビニル基
の位置が−CH2 −基に対して下記のパラ位ではなくメ
タ位にある化合物とすることができる。別法として、こ
れらのポリマーのいずれにおいても、メタ異性体とパラ
異性体とを共に含む混合物を使用してもよい。UV吸収
性モノマーとその対応するポリマーラテックスは、どち
らも、欧州特許第0 190 003号明細書(発明者
Schofieldら、1986年1月22日出願)に
記載されている同じまたは類似の方法で調製することが
できる。以下の式はモノマーのモル比を基準とするもの
である。
【0038】
【化6】
【0039】
【化7】
【0040】
【化8】
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】
【化11】
【0044】
【化12】
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】
【化15】
【0048】
【化16】
【0049】
【化17】
【0050】
【化18】
【0051】
【化19】
【0052】
【化20】
【0053】
【化21】
【0054】
【化22】
【0055】
【化23】
【0056】
【化24】
【0057】
【化25】
【0058】UV吸収性ポリマーの他の例として、下記
のモノマーM−1〜M−10から調製されるホモポリマ
ーまたはコポリマーを挙げることができる。
【0059】
【化26】
【0060】
【化27】
【0061】
【化28】
【0062】
【化29】
【0063】
【化30】
【0064】
【化31】
【0065】配合されたポリマー分散液は、0.01g
/m2 〜5g/m2 、より好ましくは0.10g/m2
〜2.0g/m2 の量で写真要素に導入される。その
上、UV吸収性ポリマーラテックス中に配合された非高
分子量紫外線吸収剤とUV吸収性ポリマーラテックスと
の重量比は1:99〜99:1、より好ましくは1:9
〜9:1の範囲にある。ポリマーラテックスは、写真感
光材料(例えば、ハロゲン化銀写真感光材料)の層(例
えば、親水性コロイド層)、例えば、表面保護層、中間
層またはハロゲン化銀乳剤層、等のいずれか一つ以上に
添加される。例えば、写真印画紙では、UV吸収性ポリ
マーラテックスを、赤感性層の上及び/または下に(典
型的にはそれに隣接させて)配置するか(カラーペーパ
ーでは赤感性層が最上部の感光層であることが典型的で
ある)、或いは赤感性層内に完全にまたは部分的に配置
することができる。
【0066】本発明の写真要素における支持体に関して
は、特に常用の支持体よりも薄い支持体であることがで
きる。支持体の厚さは約50〜約130μmであること
が好ましい。支持体が薄いほどフィルムカートリッジを
小型にすることができる。しかしながら、支持体が薄い
ほど、製造時や使用時に発生する静電放電を吸収しにく
くなる。さらに、UV色素を配合した高分子量UVラテ
ックスと低Tgポリマーとの組合せにより、支持体の薄
いフィルム用に設計されたカメラやスプールにおいて使
用した場合の耐スクラッチ性や圧力カブリに対する保護
を改善することができる。このような使用法は、例え
ば、米国特許第5,310,635号明細書(発明の名
称「平板状〔100〕主面を有する高塩化物平板状粒子
乳剤を含有する写真カメラ用フィルム」)並びに欧州特
許出願公開第0 466 417号及び同第0 553
785号公報に記載されている。本発明の写真要素に
用いられる配合UVラテックスの(420nm以上にお
ける)イエロー濃度は低いので、本発明の写真要素は特
に、印刷改善のため、(欧州特許出願公開第0 459
349号公報に記載されているように)磁性粒子含有
濃度の低いフィルム支持体と組み合わせることができ
る。
【0067】本発明の写真要素はまた、Researc
h Disclosure(第34390項、1992
年11月)に記載されているように磁気記録材料を有用
に含むこと、或いは、米国特許第4,279,945号
及び同第4,302,523号明細書に記載されている
ように透明支持体の下側に磁性粒子を含有する層のよう
な透明磁気記録層を有用に含むことができる。この写真
要素の(支持体を除く)全体厚は5〜30μmである。
カラー感光層の順序は変更可能であるが、透明支持体上
では順に赤感性層、緑感性層及び青感性層とすることが
普通であり、また反射性支持体上ではその反対の順序と
することが普通である。
【0068】本発明の写真要素は単色要素であっても多
色要素であってもよい(好ましくは多色要素)。多色要
素は、スペクトルの三つの主領域の各々に対して感受性
のある色素像形成発色単位を含有することが典型的であ
る。通常、これらの単位は別々の色記録の形態にある。
本明細書で用いる用語「記録」または「色記録」とは、
電磁スペクトルの同じ領域に対して感受性のある一つ以
上のハロゲン化銀含有層を意味する。場合によっては、
多色要素は、スペクトルの別の領域、またはスペクトル
の四つ以上の領域に対して感受性のある記録を含有する
ことができる。各記録は、スペクトルの一定領域に対し
て感受性のある単一乳剤層または複数乳剤層から構成す
ることができる。像形成記録の層をはじめとする写真要
素の層は、当該技術分野で周知の様々な順序で配置する
ことができる。色感性記録の典型的な順序は、透明支持
体上に赤感性記録、緑感性記録及び青感性記録の順であ
る。反射性支持体上ではこの反対の順序をとるのが典型
的である(紙は典型的な反射性支持体である)。別のフ
ォーマットとして、スペクトルの三つの主領域の各々に
対して感受性のある乳剤を、セグメント化した単一層と
して配置することもできる。
【0069】典型的な多色写真要素は、その支持体上
に、少なくとも1種のシアン色素生成カプラーが組み合
わされて含まれている少なくとも1種の赤感性ハロゲン
化銀乳剤層を含むシアン色素像形成記録と、少なくとも
1種のマゼンタ色素生成カプラーが組み合わされて含ま
れている少なくとも1種の緑感性ハロゲン化銀乳剤層を
含むマゼンタ色素像形成記録と、少なくとも1種のイエ
ロー色素生成カプラーが組み合わされて含まれている少
なくとも1種の青感性ハロゲン化銀乳剤層を含むイエロ
ー色素像形成記録とを担持する。本明細書で用いる青光
は波長範囲約400〜500nmの光を意味し、緑光は
波長範囲約500〜600nmの光を意味し、そして赤
光は波長範囲約600〜700nmの光を意味する。場
合によって、赤外増感ハロゲン化銀乳剤とマゼンタ色素
生成カプラーとの組合せや、青緑増感乳剤とマイナスシ
アン色素生成が可能なカプラーとの組合せ、というよう
に、ハロゲン化銀乳剤の感性と色素像形成カプラーとの
別の組合せを採用することが有利なこともある。写真材
料は、さらに別の層、例えば、フィルター層、中間層、
オーバーコート層、下塗層、等を含有することができ
る。これらの層はどれも、透明であっても反射性(例え
ば、紙支持体)であってもよい支持体上に塗布すること
ができる。写真材料の支持体上の層の全体厚は、典型的
には約5〜30μmの範囲にある。写真材料の全銀含有
量は、典型的には1m2 当たり1〜10グラムの範囲に
ある。
【0070】写真要素の成分に処理液が到達しやすくす
るためや、鮮鋭性を改善するためにも、写真要素の支持
体上の厚さを最小限に抑えることが一般に好ましい。こ
うした理由から、その厚さは25μm未満が好ましく、
また20μm未満であるとさらに好ましい。このように
薄くすることは、特に、表面張力及び粘度を制御するた
めに当該技術分野で知られている界面活性剤、ポリマー
及び他の塗布助剤を製造時に使用することによって可能
である。時間と共に変動するセンシトメトリー変化を低
減し且つ物理的団結性をより良好にすることになる硬膜
を改善することが知られている他のポリマー物質、保湿
剤及びゼラチン可塑剤がある。写真要素における銀の内
蔵量を最小限に抑えることによって、鮮鋭性及び処理容
易性の両方をさらに改善することができる。全銀量は、
1平方メートル当たり約7グラム未満が好ましく、また
1平方メートル当たり約5グラム未満であるとさらに好
ましい。カラー像の鮮鋭性は、処理時に写真要素から銀
とハロゲン化銀を完全に除去することによってさらに改
善される。本発明の写真要素が膨潤しやすいほど処理液
成分が写真要素に到達しやすくなるので、膨潤比は1.
25よりも高いことが好ましいが、中でも膨潤比が1.
4〜6であることがより好ましく、また1.7〜3であ
ると最も好ましい。特定の目的がある写真要素に最も適
した全厚、全銀量及び膨潤比のバランスは、当該技術分
野で知られているように、像構造、色再現、感度及び物
理的団結性並びにその目的に要求される写真的耐圧性か
ら容易に導くことができる。これらの写真特性や物理特
性をさらに制御するためにも、当該技術分野で知られて
いるポリマー物質及びゼラチン濃度の採用を薦める。
【0071】本発明の要素に用いるのに適した物質につ
いての以下の記載では、Research Discl
osure(1989年、第308119項、Kenn
eth Mason社発行、Dudley Anne
x、12a North Street、Emswor
th、Hampshire p010 7DQ、英国)
を参照するが、本明細書では以降この文献を「Rese
arch Disclosure I」と称することと
する。以降参照するセクションは、Research
Disclosure Iのセクションのことである。
【0072】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀乳剤は、表面感性乳剤もしくは未カブリ内部潜像形成
乳剤のようなネガ型乳剤であっても、また成核剤の存在
下もしくは均一露光を用いて現像した場合にポジ型にな
る未カブリ内部潜像形成型の直接ポジ乳剤であってもよ
い。好適な乳剤とその製法、並びに化学増感及び分光増
感の方法については、セクション1〜4に記載されてい
る。カラー材料及び現像調節剤についてはセクション5
〜21に記載されている。本発明の写真要素において使
用可能なベヒクルについてはセクション9に、また各種
添加物、例えば、蛍光増白剤、カブリ防止剤、安定剤、
光吸収物質、光散乱物質、硬膜剤、塗布助剤、可塑剤、
滑剤及びマット剤については、例えば、セクション5、
6、8、10、11、12及び16に記載されている。
製造方法についてはセクション14及び15に、他の層
や支持体についてはセクション13及び17に、処理方
法及び処理剤についてはセクション19及び20に、そ
して別の露光法についてはセクション18にそれぞれ記
載されている。
【0073】ネガ型ハロゲン化銀によるとネガ像を形成
することができる。必要に応じてポジ(または反転)像
を形成することができるが、典型的にはまず最初にネガ
像を形成する。本発明の写真要素はまた、カラードカプ
ラー(例えば、中間層の補正レベルを調整するために)
やマスキングカプラーを使用することもでき、これらに
ついては、例えば、欧州特許第213 490号;特開
昭58−172647号;米国特許第2,983,60
8号;独国特許出願公開第2,706,117C号;英
国特許第1,530,272号;特開昭 −1139
35号;米国特許第4,070,191号及び独国特許
出願公開第2,643,965号明細書に記載されてい
るものがある。マスキングカプラーはシフトしてもブロ
ックされていてもよい。
【0074】本発明の写真要素は、漂白または定着とい
った処理工程を促進、或いは調節することで画質を改善
する物質を含有することもできる。欧州特許第193,
389号;同第301,477号;米国特許第4,16
3,669号;同第4,865,956号及び同第4,
923,784号明細書に記載されている漂白促進剤が
特に有用である。さらに考えられることは、成核剤、現
像促進剤またはその前駆体(英国特許第2,097,1
40号、同第2,131,188号);電子移動剤(米
国特許第4,859,578号、同第4,912,02
5号);カブリ防止剤及び混色防止剤、例えば、ヒドロ
キノン、アミノフェノール、アミン、没食子酸の誘導
体;カテコール;アスコルビン酸;ヒドラジド;スルホ
ンアミドフェノール;及び非発色カプラーを使用するこ
とである。
【0075】写真要素はまた、水中油形分散液、ラテッ
クス分散液または固体粒子分散液として、コロイド銀ゾ
ルまたはイエロー及び/もしくはマゼンタフィルター色
素を含むフィルター色素層を含有することもできる。さ
らに、それらを「スミアリング」カプラー(例、米国特
許第4,366,237号、欧州特許第96,570
号、米国特許第4,420,556号及び同第4,54
3,323号明細書に記載のもの)と一緒に使用するこ
ともできる。また、そのカプラーは、例えば特開昭61
−258249号公報または米国特許第5,019,4
92号明細書に記載されているように、保護された形態
で塗布されてもまたはブロックされていてもよい。
【0076】写真要素は、その他の画像調節化合物、例
えば、「現像抑制剤放出型」化合物(DIR)をさらに
含有することができる。本発明の要素にとって有用なさ
らに別のDIRは周知であり、それらの例が以下の特許
明細書に記載されている:米国特許第3,137,57
8号、同第3,148,022号、同第3,148,0
62号、同第3,227,554号、同第3,384,
657号、同第3,379,529号、同第3,61
5,506号、同第3,617,291号、同第3,6
20,746号、同第3,701,783号、同第3,
733,201号、同第4,049,455号、同第
4,095,984号、同第4,126,459号、同
第4,149,886号、同第4,150,228号、
同第4,211,562号、同第4,248,962
号、同第4,259,437号、同第4,362,87
8号、同第4,409,323号、同第4,477,5
63号、同第4,782,012号、同第4,962,
018号、同第4,500,634号、同第4,57
9,816号、同第4,607,004号、同第4,6
18,571号、同第4,678,739号、同第4,
746,600号、同第4,746,601号、同第
4,791,049号、同第4,857,447号、同
第4,865,959号、同第4,880,342号、
同第4,886,736号、同第4,937,179
号、同第4,946,767号、同第4,948,71
6号、同第4,952,485号、同第4,956,2
69号、同第4,959,299号、同第4,966,
835号、同第4,985,336号;英国特許第1,
560,240号、同第2,007,662号、同第
2,032,914号、同第2,099,167号;独
国特許第2,842,063号、同第2,937,12
7号、同第3,636,824号、同第3,644,4
16号;欧州特許第272,573号、同第335,3
19号、同第336,411号、同第346,899
号、同第362,870号、同第356,252号、同
第365,346号、同第373,382号、同第37
6,212号、同第377,463号、同第378,2
36号、同第384,670号、同第396,486
号、同第401,612号及び同第401,613号明
細書。
【0077】DIR化合物については、Photogr
aphic Science and Enginee
ring(第13巻、第174頁、1969年)の中の
C.R.Barr、J.R.Thirtle及びP.
W.Vittumの「カラー写真用の現像抑制剤放出型
(DIR)カプラー」と題する論文にも記載されてい
る。
【0078】Kenneth Mason社(Dudl
ey Annex、12a North Stree
t、Emsworth、Hampshire P010
7DQ、英国)より入手できるResearch D
isclosure(第18716項、1979年11
月)に記載されているような反射カラープリントを得る
ために、本発明の概念を採用できることも考えられる。
本発明の要素を形成するための乳剤及び材料は、米国特
許第4,917,994号明細書に記載されているよう
にpH調整された支持体上に;エポキシ溶剤と共に(欧
州特許第0 164 961号);別の安定剤と共に
(例えば、米国特許第4,346,165号、同第4,
540,653号及び同第4,906,559号明細
書);カルシウムのような多価カチオンに対する感度を
低減するため米国特許第4,994,359号明細書に
記載されているもののようなバラスト化されたキレート
化剤と共に;並びに米国特許第5,068,171号及
び同第5,096,805号明細書に記載されているよ
うなステイン低減性化合物と共に、塗布することができ
る。本発明の要素に有用な他の化合物が以下の特許公開
公報に記載されている:特開昭83−9959号、同8
3−62586号、同90−72629号、同90−7
2630号、同90−72632号、同90−7263
3号、同90−72634号、同90−77822号、
同90−78229号、同90−78230号、同90
−79336号、同90−79338号、同90−79
690号、同90−79691号、同90−80487
号、同90−80489号、同90−80490号、同
90−80491号、同90−80492号、同90−
80494号、同90−85928号、同90−866
69号、同90−86670号、同90−87361
号、同90−87362号、同90−87363号、同
90−87364号、同90−88096号、同90−
88097号、同90−93662号、同90−936
63号、同90−93664号、同90−93665
号、同90−93666号、同90−93668号、同
90−94055号、同90−94056号、同90−
101937号、同90−103409号及び同90−
151577号公報。
【0079】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀は、ヨウ臭化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩ヨウ
臭化銀、等であることができる。ハロゲン化銀粒子の種
類には多形、立方体及び八面体が包含されることが好ま
しい。ハロゲン化銀の粒径は、写真組成物において有用
であることが知られているいずれの分布をしていてもよ
く、また多分散であっても単分散であってもよい。本発
明に特に有用な乳剤は平板状粒子ハロゲン化銀乳剤であ
る。その理由は、平板状粒子は、写真特性が改善されて
いるとはいえ、他種の粒子(例えば、球形または立方体
形)よりも圧力カブリを示す傾向が大きい場合があるか
らである。特に考えられる平板状粒子乳剤は、厚さが
0.3μm未満(青感性乳剤については0.5μm未
満)で且つ平均平板度(T)が25よりも高い(好まし
くは100よりも高い)平板状粒子が、乳剤粒子の全投
影面積の50%を超える面積を占めている乳剤である。
ここで、用語「平板度」は当該技術分野で認識されてい
る用語であって、下式: T=ECD/t2 で示される。式中、ECDは平板状粒子の平均等価円直
径(μm)であり、またtは平板状粒子の平均厚さ(μ
m)である。
【0080】写真乳剤の平均的な有用なECDは最大で
約10μmまでの範囲をとることができるが、実際の乳
剤でECDが約4μmを超えることはまずない。ECD
の増加に伴い、写真スピードと粒状度が共に増大するの
で、目的とするスピードの要件を達成することを妨げな
い最小の平板状粒子ECDを採用することが一般に好ま
しい。
【0081】乳剤の平板度は平板状粒子厚の減少に伴い
著しく増加する。目的とする平板状粒子の投影面積が薄
い(t<0.2μm)平板状粒子によって占められてい
ることが一般に好ましい。最低レベルの粒状度を達成す
るためには、目的とする平板状粒子の投影面積が極薄の
(t<0.06μm)平板状粒子によって占められてい
ることが一般に好ましい。平板状粒子の厚さは最小で約
0.02μmまでの範囲をとることが典型的である。し
かしながら、さらに薄い平板状粒子厚も考えられる。例
えば、Daubendiekらの米国特許第4,67
2,027号明細書は、粒子厚が0.017μmの平板
状粒子臭ヨウ化銀乳剤(ヨウ化物含有量3モル%)につ
いて記載している。
【0082】上記のように、規定の厚さよりも薄い平板
状粒子が、乳剤の全粒子投影面積の50%以上を占め
る。高平板度の利点を最大限に引き出すためには、上記
の厚さ基準を満たす平板状粒子が、乳剤の全粒子投影面
積の便利に達成可能な最高パーセントを占めることが一
般に好ましい。例えば、好ましい乳剤では、上記の厚さ
基準を満たす平板状粒子が、全粒子投影面積の70%以
上を占める。最高性能を示す平板状粒子乳剤では、上記
の厚さ基準を満たす平板状粒子が、全粒子投影面積の9
0%以上を占める。
【0083】好適な平板状粒子乳剤を従来の様々な教示
の中から選ぶことができる。このような教示の例とし
て、下記のものが挙げられる:Research Di
sclosure(第22534項、1983年1
月);米国特許第4,439,520号、同第4,41
4,310号、同第4,433,048号、同第4,6
43,966号、同第4,647,528号、同第4,
665,012号、同第4,672,027号、同第
4,678,745号、同第4,693,964号、同
第4,713,320号、同第4,722,886号、
同第4,755,456号、同第4,775,617
号、同第4,797,354号、同第4,801,52
2号、同第4,806,461号、同第4,835,0
95号、同第4,853,322号、同第4,914,
014号、同第4,962,015号、同第4,98
5,350号、同第5,061,069号及び同第5,
061,616号明細書。
【0084】本発明で用いられるハロゲン化銀粒子は、
当該技術分野で周知の方法、例えば、Research
Disclosure IやJamesの「写真処理
の理論」に記載されている方法によって調製することが
できる。これらの方法には、アンモニア乳剤製法、中性
または酸性乳剤製法及び当該技術分野で周知の他の方
法、といった方法が含まれる。これらの方法は一般に、
水溶性銀塩と水溶性ハロゲン化物塩とを保護コロイド存
在下で混合し、ハロゲン化銀の析出形成時に温度、pA
g、pH値、等を適当な値で制御する方法である。
【0085】本発明に用いられるハロゲン化銀は、貴金
属(例、金)増感剤、ミドルカルコゲン(例、硫黄)増
感剤、還元増感剤及び当該技術分野で知られているその
他の増感剤によって化学増感処理することが有利な場合
もある。ハロゲン化銀の化学増感に有用な化合物及び技
法は当該技術分野では周知であり、またResearc
h Disclosure Iとその中に引用されてい
る文献に記載されている。
【0086】本発明の写真要素は、典型的ではあるが、
ハロゲン化銀を乳剤の形態で提供する。一般に、写真乳
剤は、乳剤を写真要素の層として塗布するためにベヒク
ルを含む。有用なベヒクルには、天然物、例えば、タン
パク質、タンパク質誘導体、セルロース誘導体(例、セ
ルロースエステル)、ゼラチン(例、牛骨もしくは獣皮
のゼラチンのようなアルカリ処理ゼラチン、または豚皮
ゼラチンのような酸処理ゼラチン)、ゼラチン誘導体
(例、アセチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン、等)、
及びResearch Disclosure Iに記
載されているような他の物質、が含まれる。ベヒクルま
たはベヒクル増量剤としては、親水性の透水性コロイド
もまた有用である。これらには、Research D
isclosure Iに記載されているように、高分
子量解こう剤、キャリヤー、及び/またはバインダー、
例えば、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルラク
タム)、アクリルアミドポリマー、ポリビニルアセター
ル、アルキルアクリレートやスルホアルキルアクリレー
トとメタクリレートとのポリマー、加水分解ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアミド、ポリビニルピリジン、メタクリルア
ミドコポリマー、等が含まれる。ベヒクルは、写真乳剤
において有用ないずれの量で存在してもよい。乳剤はま
た、写真乳剤において有用であることが知られているい
ずれの添加物を含むこともできる。これらには、化学増
感剤、例えば、活性ゼラチン、硫黄、セレン、テルル、
金、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、レニ
ウム、リンまたはこれらの混合物が含まれる。化学増感
は、Research Disclosure(第13
452項、1975年6月)及び米国特許第3,77
2,031号明細書に記載されているように、pAg値
5〜10、pH値5〜8及び温度30〜80℃において
一般に実施される。
【0087】ハロゲン化銀は、例えば、Researc
h Disclosure Iに記載されているよう
に、当該技術分野で周知のいずれの方法によっても、増
感色素で増感することができる。増感色素は、乳剤を写
真要素上に塗布すると同時に、または塗布前(例、化学
増感中もしくは化学増感後)の何時でも、親水性コロイ
ド及びハロゲン化銀粒子の乳剤へ添加することができ
る。増感色素/ハロゲン化銀乳剤は、塗布直前に、また
は塗布に先立ち(例、2時間前)、カラー像形成カプラ
ーの分散液と混合することができる。
【0088】本発明の写真要素は、いずれのタイプのカ
メラまたは露光装置にも使用することができるが、特
に、いわゆる使い捨てカメラ(商業的には「レンズ付き
フィルム」とかその他の類似用語で称されることがあ
る)に使用することができる。基本的には、これらのカ
メラはフィルムが内蔵されたまま市販される。そのフィ
ルムは末端ユーザーが取り出すようには設計されていな
い。ユーザーはカメラ全体を処理のために返却し、その
後にフィルムが取り出されて処理される。本発明の写真
要素は、特に、周囲のUV光を十分には吸収できない安
価なレンズ(例、プラスチックレンズ)を用いるような
使い捨てカメラに使用することができる。
【0089】本発明の写真要素は、Research
Disclosure Iのセクション18に記載され
ている方法をはじめとする周知のいずれかの方法によっ
て、像様露光することが好ましい。これは、典型的に
は、スペクトルの可視領域で露光することである。
【0090】本発明の組成物を含む写真要素は、例え
ば、Research Disclosure IやJ
amesの「写真処理の理論、第4版(1977年)」
に記載されている、周知の処理組成物のいずれかを利用
した周知の写真処理法のいずれによっても処理すること
ができる。可視色素像を形成するための処理には、写真
材料を発色現像剤と接触させて現像可能なハロゲン化銀
を還元し且つその発色現像剤を酸化する工程が含まれ
る。酸化された発色現像剤が、順にカプラーと反応して
色素を生じる。
【0091】ネガ型ハロゲン化銀を使用すると、この処
理工程によりネガ像が得られる。ポジ(または反転)像
を得るために、この工程に先立ち、非発色現像剤で現像
することにより色素を生成させずに露光済ハロゲン化銀
を現像し、次いで要素を均一にカブらせて未露光ハロゲ
ン化銀を現像可能にさせてもよい。別法として、直接ポ
ジ乳剤を使用してポジ像を得ることもできる。
【0092】好ましい発色現像剤はp−フェニレンジア
ミン類である。特に好ましいものとして下記のものが挙
げられる:4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸
塩、4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリ
ン塩酸塩、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(β−メタンスルホンアミド)エチルアニリンセスキス
ルフェート水和物、4−アミノ−3−メチル−N−エチ
ル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリンスルフェー
ト、4−アミノ−3−β−(メタンスルホンアミド)エ
チル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、及び4−アミ
ノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチル)−m−ト
ルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸。
【0093】現像工程に続いて、銀やハロゲン化銀を除
去するための漂白、定着または漂白−定着といった常用
の工程、水洗工程及び乾燥工程が実施される。
【0094】典型的な漂白浴は、現像工程で形成された
元素銀をハロゲン化銀へ転化するための酸化剤を含有す
る。好適な漂白剤として、フェリシアン化物、二クロム
酸塩、アミノカルボン酸の鉄錯体、例えばエチレンジア
ミン4酢酸及び1,3−プロピレンジアミン4酢酸があ
り、Research Disclosure(第24
023巻、1984年4月)に記載されている。また、
ペルオキシ系漂白剤も有用であり、例えば過硫酸塩、過
酸化物、過ホウ酸塩及び過炭酸塩がある。これらの漂白
剤は、フィルム構造内に漂白促進剤放出性化合物をさら
に併用することによって有利に用いられる。それらはま
た、写真処理の際にフィルム構造体と漂白促進剤液とを
接触させることによっても有利に用いられる。有用な漂
白促進剤放出性化合物や漂白促進剤液については、欧州
特許第0 193 389号及び欧州特許出願公開第0
310 125号並びに米国特許第4,865,95
6号、同第4,923,784号及び同第4,842,
994号明細書に記載されている。
【0095】定着浴は、写真要素中のハロゲン化銀を可
溶化してそれを要素から除去するための錯生成剤を含有
する。典型的な定着剤として、チオ硫酸塩、重亜硫酸塩
及びエチレンジアミン4酢酸が挙げられる。これら定着
剤のナトリウム塩が特に有用である。これら及びその他
の有用な定着剤については、米国特許第5,183,7
27号明細書に記載されている。過酸系漂白浴に続いて
低チオ硫酸アンモニウム系定着浴を使用することが特に
好ましい。場合によっては、漂白浴と定着浴を一緒にし
て漂白/定着浴とする。
【0096】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに説明す
る。これらの実施例では、UV吸収性ポリマー(POL
−1及びPOL−2)並びに単量体のUV吸収性化合物
(UV−1及びUV−2)を使用した。これらの化合物
の構造を以下に示す(各単位付近に記載の数字はモル比
を表す)。但し、POL−1及びPOL−2におけるU
V吸収単位(すなわち、2−ヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾール含有単位)は、実際には、重合ビニル基と
−CH2 −基とのフェニル環上での位置関係がメタであ
る異性体が40%、パラである異性体(図示されている
もの)が60%含まれる異性体混合物であったことに注
意されたい。ポリマーラテックスに単量体のUV吸収剤
を配合した場合には、それをPOL−1の場合には「配
合POLUV−1」、またPOL−2の場合には「配合
POLUV−2」と表示した。UV−1及び/またはU
V−2を配合したPOL−1及び/またはPOL−2
が、本発明の写真要素に有用な非高分子量UV吸収剤を
配合した高分子量紫外線吸収剤のラテックスを提供す
る。
【0097】
【化32】
【0098】
【化33】
【0099】
【化34】
【0100】
【化35】
【0101】実施例1 標準的な分散技法によってゼラチン存在下で液体UV−
2の分散液を調製した。この分散液の適当量をPOL−
1のラテックス(すなわち、水性分散液)と配合し、こ
れを少なくとも1時間は40℃で静置させておいてから
塗布すると、以下の表1に示した重量比を有する「配合
POLUV−1」と表示した配合UV吸収性ポリマーラ
テックスが得られた。
【0102】1,4−シクロヘキシレンジメチレンビス
−(2−エトキシヘキサノエート)中に色素UV−2を
含む重量比1:1の乳剤をゼラチンに添加し、その混合
物を透明支持体に適用することによって比較用試料1、
4及び7を調製した。適用された色素UV−2の量を表
1に示す(本願明細書中の量は、特に断らないかぎりす
べて単位g/m2 で示されている)。これらの試料に
は、当該技術分野で通常行われているように、界面活性
剤と塗布助剤を添加した。比較用試料2、5及び8は、
UV−2を油中に含む乳剤の代わりにPOL−1を使用
したことを除いては、比較用試料1と同様の方法で調製
した。
【0103】本発明の試料3、6及び9は、表1に示し
たように、液体POL−1の代わりに配合ラテックス高
分子量UV色素吸収剤を使用したことを除いては、比較
用試料2と同様の方法で調製した。これら9種の試料に
関する分光光学的特性(各種波長における光学濃度)を
表に記載する。また、配合POLUVの特性が個々の成
分の特性から予想できるという仮定に基づいて、塗布後
の配合POLUV試料に対して予測される光学濃度につ
いても記載した。
【0104】
【表1】
【0105】表1に示した分光光学的データの検討から
容易にわかるように、本発明による液体UV吸収性色素
をUV吸収性ポリマーに配合することによって調製した
POLUV試料を含むコーティング(試料3、6及び
9)は、意外にも、最大吸収波長がシフトすると共に、
その最大濃度も増加した(すなわち、高分子UV吸収剤
と単量体UV吸収剤とから個別に得られる濃度の合計値
よりも高い)。従って、配合ラテックスポリマー(PO
LUV−1)の特性は、UV吸収性ポリマーラテックス
の特性及び非高分子量(実施例においては単量体)UV
吸収性化合物の特性に基づき予測される特性とは明らか
に異なり、しかもこれらよりも優れている。
【0106】実施例2 この実施例は、本発明の多層写真要素の利点を例示する
ものである。POL−1またはPOL−2に単量体UV
吸収性化合物UV−2を45重量部(ポリマー)対8重
量部(UV−2)の比率で配合した混合物を、下記実施
例中の多層写真要素に使用した。
【0107】透明な三酢酸セルロース支持体に以下の層
を記載順に塗布することによって、カラーネガ現像用の
カラー写真記録材料(写真試料101)を製造した。ハ
ロゲン化銀の量は、1平方メートル当たりの銀のグラム
数として記載した。その他の物質の量は、1平方メート
ル当たりのグラム数として記載した(単に「g」として
表示されている物質量はg/m2 のことであると理解さ
れたい)。どのハロゲン化銀乳剤も、銀1モル当たり2
グラムの4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラアザインデンによって安定したものである。
トリクレジルホスフェートを含む乳剤として化合物M−
1、M−2及びD−2を使用した。ジ−n−ブチルフタ
レートを含む乳剤として化合物C−1、C−2及びD−
3を使用した。N−n−ブチルアセトアニリドを含む乳
剤として化合物D−1を使用した。1,4−シクロヘキ
シレンジメチレンビス−(2−エトキシヘキサノエー
ト)を含む1:1乳剤として化合物UV−1及びUV−
2を使用した。
【0108】第1層〔ハレーション防止層〕:銀(0.
215g)、色素UV−1(0.075g)、色素MD
−1(0.022g)、MM−2(0.097g)、掃
去剤S−1(0.11g)及びゼラチン(1.08g)
を含むブラックコロイド銀ゾル 第2層〔中間層〕:現像剤酸化体掃去剤S−1(0.1
1g)及びゼラチン(1.08g)。 第3層〔第1赤感性層〕:赤増感ヨウ臭化銀乳剤〔ヨウ
化物3.8モル%、平均粒径0.4μm、平均厚さ0.
1μm〕(0.25g)、シアン色素生成イメージカプ
ラーC−1(0.60g)、DIR化合物D−7(0.
016g)、シアン色素生成マスキングカプラーCM−
1(0.054g)、化合物B−1(0.032g)及
びゼラチン(1.29g)。
【0109】第4層〔第2赤感性層〕:赤増感ヨウ臭化
銀乳剤〔ヨウ化物4モル%、平均粒径0.56μm、平
均厚さ0.14μm〕(0.43g)、シアン色素生成
イメージカプラーC−2(0.15g)、DIR化合物
D−7(0.027g)、シアン色素生成マスキングカ
プラーCM−1(0.032g)及びゼラチン(1.2
9g)。 第5層〔第3赤感性層〕:赤増感ヨウ臭化銀乳剤〔ヨウ
化物4モル%、平均粒径1μm、平均厚さ0.12μ
m〕(0.41g)、シアン色素生成イメージカプラー
C−2(0.09g)、DIR化合物D−7(0.03
2g)、DIR化合物D−9(0.005g)、シアン
色素生成マスキングカプラーCM−1(0.011g)
及びゼラチン(1.18g)。
【0110】第6層〔中間層〕:現像剤酸化体掃去剤S
−1(0.11g)及びゼラチン(1.08g)。 第7層〔第1緑感性層〕:緑増感ヨウ臭化銀乳剤〔ヨウ
化物4モル%、平均粒径0.4μm、平均厚さ0.1μ
m〕(0.16g)、マゼンタ色素生成イメージカプラ
ーM−1(0.11g)、マゼンタ色素生成イメージカ
プラーM−2(0.16g)、DIR化合物D−1
(0.006g)、マゼンタ色素生成マスキングカプラ
ーMM−1(0.054g)、BAR化合物B−3
(0.022g)及びゼラチン(0.86g)。
【0111】第8層〔第2緑感性層〕:緑増感ヨウ臭化
銀乳剤〔ヨウ化物4モル%、平均粒径0.56μm、平
均厚さ0.14μm〕(0.48g)、マゼンタ色素生
成イメージカプラーM−1(0.09g)、マゼンタ色
素生成イメージカプラーM−2(0.045g)、DI
R化合物D−1(0.009g)、マゼンタ色素生成マ
スキングカプラーMM−1(0.032g)及びゼラチ
ン(1.29g)。 第9層〔第3緑感性層〕:緑増感ヨウ臭化銀乳剤〔ヨウ
化物4モル%、平均粒径1μm、平均厚さ0.12μ
m〕(0.38g)、マゼンタ色素生成イメージカプラ
ーM−1(0.032g)、マゼンタ色素生成イメージ
カプラーM−2(0.016g)、マゼンタ色素生成マ
スキングカプラーMM−1(0.011g)、DIR化
合物D−2(0.003g)、DIR化合物D−12
(0.01g)及びゼラチン(1.13g)。
【0112】第10層〔中間層〕:現像剤酸化体掃去剤
S−1(0.11g)、色素YD−2(0.15g)及
びゼラチン(1.08g)。 第11層〔第1青感性層〕:青増感ヨウ臭化銀乳剤〔ヨ
ウ化物3.6モル%、平均粒径0.4μm、平均厚さ
0.1μm〕(0.15g)、青増感ヨウ臭化銀乳剤
〔ヨウ化物3.6モル%、平均粒径0.56μm、平均
厚さ0.14μm〕(0.19g)、イエロー色素生成
イメージカプラーY−2(0.94g)、DIR化合物
D−3(0.054g)及びゼラチン(1.72g)。
【0113】第12層〔第2青感性層〕:青増感ヨウ臭
化銀乳剤〔ヨウ化物4モル%、平均粒径1μm、平均厚
さ0.13μm〕(0.40g)、イエロー色素生成イ
メージカプラーY−2(0.16g)、DIR化合物D
−3(0.032g)及びゼラチン(1.72g)。 第13層〔第一保護層〕:色素UV−1(0.108
g)、色素UV−2(0.118g)、未増感臭化銀リ
ップマン乳剤(0.108g)、色素CD−2(0.0
06g)、ポリマーラテックスA(1.08g)、ゼラ
チン(1.08g)及び界面活性剤PF−1。 第14層〔第二保護層〕:マット防止ポリメチルメタク
リレートビーズ(0.0538g)、ゼラチン(0.9
1g)及び界面活性剤PF−2。
【0114】このフィルムは、全ゼラチン重量の2%に
当たる硬膜剤H−1で硬膜した。当該技術分野で通常実
施されているように、この試料の各種層に界面活性剤、
塗布助剤、掃去剤、可溶性吸収剤色素及び安定剤を添加
した。
【0115】写真試料102は、第13層においてUV
色素UV−1及びUV−2の乳剤の代わりに「配合PO
LUV−1」を、UV−2(0.086g)を配合した
UV吸収性ポリマー(POL−1)を0.48g与える
に十分な量で使用したことを除いては、写真試料101
と同様とした。この「配合POLUV」の組成は、写真
試料101において使用したUV色素UV−1及びUV
−2の乳剤によって付与される静電放電保護との調和を
意図して選定したものである。静電放電保護との調和基
準は、上記の校正実験において記載したものである。
【0116】写真試料103は、写真試料102と同様
としたが、但し第13層からポリマーラテックスAを省
いた。写真試料201は、概ね写真試料101と同様に
製造したが、マスキングカプラーCM−1及びMM−1
並びにDIR化合物D−3は試料から省き、第11層中
の銀量は0.30gに、第12層中の銀量は0.32g
に調整し、第2層は削除し、そして化合物DIR−2を
第8層には0.03g、また第9層には0.007g添
加した。
【0117】写真試料202は、写真試料201と同様
としたが、但し第13層からポリマーラテックスAを省
いた。写真試料203は、写真試料202と同様とした
が、但し、第13層においてUV色素UV−1及びUV
−2の乳剤の代わりに「配合POLUV−2」を、UV
−1(0.086g)を配合したUV吸収性ポリマー
(POL−2)を0.48g与えるに十分な量で使用し
た。
【0118】写真試料204は、写真試料203と同様
としたが、但し、第13層へポリマーラテックスAを
1.08g添加した。試料101〜204の(支持体を
除く)全体厚は、特定の組成によって約19〜23μm
の範囲とした。
【0119】実施例2で使用したポリマーラテックスA
の成分(成分モノマー)、相対重量比及びポリマーTg
(ガラス転移温度℃)は以下の通り。 ポリマーラテックスA:n−ブチルアクリレート/2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸/2−
アセトアセトキシエチルメタクリレート(88:5:
7);Tg=−28℃。
【0120】上記の各種化合物の構造は、既に記載した
ものであるか、或いは下記のものである(UV−1及び
UV−2については先に記載済み)。
【0121】
【化36】
【0122】
【化37】
【0123】
【化38】
【0124】
【化39】
【0125】
【化40】
【0126】
【化41】
【0127】
【化42】
【0128】
【化43】
【0129】
【化44】
【0130】
【化45】
【0131】
【化46】
【0132】
【化47】
【0133】
【化48】
【0134】
【化49】
【0135】
【化50】
【0136】
【化51】
【0137】
【化52】
【0138】
【化53】
【0139】
【化54】
【0140】
【化55】
【0141】
【化56】
【0142】
【化57】
【0143】
【化58】
【0144】写真試料の感圧性を、サンドブラスト仕上
済焼入鋼車輪を取り付けたローラー装置において各試料
の一部に約14.76kg/cm2 (21psi)の圧
力をかけることによって評価した。サンドブラスト仕上
済焼入鋼車輪のくぼみやリッジが、例えば、カメラ搬送
機構上のほこり粒子やその他の欠陥の効果を模倣する。
【0145】各試料の圧力をかけた部分とかけなかった
部分の両方に、灰色ウェッジチャートを介した白色光を
露光した。次いで、これらの試料を、1988年のBr
itish Journal of Photogra
phy Annual(第196〜198頁)に一般的
に記載されているカラーネガ処理(KODAK C−4
1処理)で現像した〔KODAKは、イーストマン・コ
ダック社(米国)の商標である〕。漂白浴は、1,3−
プロピレンジアミン4酢酸を含むように変更した。
【0146】圧力効果の大きさは、試料の加圧されてい
ない部分の青色Dmin 濃度と、同じ試料の加圧された部
分の青色Dmin 濃度とを比較することによって定量化し
た。試料の加圧部分において観測された濃度増加分が圧
力カブリである。特定のフィルム組成について、圧力カ
ブリの値が小さいほど、例えば、フィルム搬送装置にお
けるほこりや欠陥が原因の見苦しい斑点やキズを形成し
にくいことを示唆するので、優れていることになる。こ
のことは、このようなカラーネガフィルムで作られるプ
リントの画質の改善をもたらす。
【0147】写真試料101〜204の静電放電感受性
を、灰色ウェッジチャートを介したアーク放電に試料を
暴露することによって測定した。次いで、これらの試料
を上記と同様に現像した。アーク放電に対する感受性の
大きさは、露光量変化の関数として得られる青濃度変化
量から各試料の相対写真スピードを測定することによっ
て評価した。静電放電に対する不感受性が高いほどより
好ましいが、これは、フィルムの製造時や使用時の搬送
機構によって誘発される見苦しいカブリ斑点が減少する
ことにつながるからである。
【0148】写真試料101〜204の耐スクラッチ性
を、乾燥試料(乾)または現像液で膨潤した試料(潤)
のいずれかと可変荷重式サファイア針とを接触させ、目
に見える傷跡が形成されるのに要した荷重(グラム数)
を測定することによって評価した。より大きな荷重を必
要とする試料ほど耐スクラッチ性が高い。
【0149】これらの試験結果を以下の表2に示す。各
試料について、圧力カブリは圧力試験の結果増加したス
テータスM青濃度増分として記載し、また静電感受性は
関連する比較用試料との相対値として記載した。乾スク
ラッチ試験と潤スクラッチ試験の結果(値の単位はグラ
ムである)についても記載した。さらに、圧力保護材料
として使用したポリマーラテックスの存在や、UV保護
パッケージの中身についても記載した。
【0150】
【表2】
【0151】表2に示した実験データを検討するとわか
るように、本発明の「配合POLUV」ラテックスを含
む試料は、写真要素に用いた場合に、静電放電感受性の
低下が意外なほど大きいことを示している。この静電放
電感受性の低下は、個々の成分を加算することから予測
される値よりもさらに大きい。さらに、「配合POLU
V」ラテックスと低Tgラテックスとを組み合わせる
と、対照試料と比較して、感圧性を低下させると同時に
乾燥耐スクラッチ性を改善することができる。これらの
組合せによって湿潤耐スクラッチ性が劣化することはな
かった。一般に、ラテックスの集合体は個々のラテック
スを重量平均した特性を有するものと予測される。これ
らの混合物では、耐圧力カブリ性は低Tgポリマーラテ
ックスに支配され、一方耐スクラッチ性は配合UV吸収
性ラテックスに支配されることが明らかである。
【0152】上記の実施例は、本発明の特別な実施態様
を例示するものであって、本発明の材料や組成物の範囲
を限定するものではない。本発明の精神及び範囲内で変
更や変型が可能であることを理解されたい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非高分子量紫外線吸収性化合物を配合し
    た紫外線吸収性ポリマーラテックスを含む写真要素であ
    って、前記ポリマーが、2−ヒドロキシベンゾトリアゾ
    ールを含有するモノマー単位を含むホモポリマーまたは
    ヘテロポリマーである前記写真要素。
JP6325193A 1993-12-29 1994-12-27 写真要素 Pending JPH07209787A (ja)

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