JPS589942B2 - ゲンゾウヨクセイザイホウシユツガタカプラ− - Google Patents

ゲンゾウヨクセイザイホウシユツガタカプラ−

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JPS589942B2
JPS589942B2 JP50159263A JP15926375A JPS589942B2 JP S589942 B2 JPS589942 B2 JP S589942B2 JP 50159263 A JP50159263 A JP 50159263A JP 15926375 A JP15926375 A JP 15926375A JP S589942 B2 JPS589942 B2 JP S589942B2
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奥村章夫
古館信生
宍戸忠夫
末吉徹
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS589942B2 publication Critical patent/JPS589942B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D231/44Oxygen and nitrogen or sulfur and nitrogen atoms
    • C07D231/52Oxygen atom in position 3 and nitrogen atom in position 5, or vice versa
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30541Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the released group
    • G03C7/30558Heterocyclic group
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/156Precursor compound
    • Y10S430/158Development inhibitor releaser, DIR

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は写真用カプラー、特に現像薬の酸化生成物と反
応して現像抑制剤を放出しうる新規なDIRカプラー(
Development InnibitorRel
easingカプラー)に関するものである。
従来、現像時に画像の濃度に対応して現像抑制剤を放出
する化合物を、写真感光材料中に含有させることが知ら
れている。
この化合物は一般的には発色現像薬の酸化生成物と反応
して、現像抑制剤を放出する型のもので、代表的なもの
としてはカプラーの活性位に、活性位から離脱したとき
に現像抑制作用を有する基を導入したいわゆるDIRカ
プラーが知られている。
DIRカプラーは発色現像主薬の酸化生成物とカップリ
ングして色素を形成する一方、現像抑制剤を放出する。
DIRカプラーとしては米国特許3,2 2 7,5
5 4号、同3,7 0 1,7 8 3号、同3,6
1 5,5 0 6号、同3,6 1 7,2 9
1号などに記載の化合物 またこれらの化合物を更に改
良したものとして特開昭49−122335号に記載の
化合物(トリアゾール環またはジアゾール環がその1位
の窒素原子のところでカップリング位に結合しているカ
プラー)が知られている。
DIRカプラーによって画像の微粒子化、画像の鮮鋭度
向上(エツヂ効果による)、色再現の向上(重層効果に
よる)、画像の調子のコントロールなどの効果かえられ
る。
しかしこれまでに知られたDIRカプラーではそれらの
効果、特にエッジ効果による画像鮮鋭度の向上と画像の
微粒子化の効果は、充分にえられなかった。
従ってこれらの効果の充分に大きいDIRカプラーを得
ることが望まれていた。
本発明の目的は第1に充分な画像の鮮鋭度の向上を与え
る新規なDIRカプラーを提供することにある。
本発明の目的は第2に充分な画像の微粒子化を与えるD
IRカプラーを提供することにある。
本発明の目的は第3に充分な画像の調子のコントロール
や色再現の向上を与えるDIRカプラーを提供すること
にある。
本発明の目的は第4に新規なDIRカプラーを含むハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供すること、また新規なDI
Rカプラーの存在下で現像処理を行う、画像形成法を提
供することにある。
本発明の諸目的は発色現像主薬の酸化生成物との反応に
より現像抑制剤を放出するつぎの一般式(1)で表わさ
れるDIEtカプラーによって効果的に達成された。
Aは5−ピラゾ冶ンカプラー、開鎖アシルアセトニトリ
ルカプラー、ペンゾイルアセトアニリドカプラー、ピバ
ロイルアセトアニリドカプラー、ナフトールカプラーま
たはフェノールカプラーの残基をあらわす。
Rlは脂肪族基を示す。E{lで示される脂肪族基は、
置換されたものも含む。
R1で表わされる脂肪族基は、炭素数1〜18の無置換
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、ロープロピル
基、イソプロビル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘ
プタデシル基など)およびアルキル部分の炭素数が1〜
4の置換アルキル基、例えばスルホアルキル竺(例えば
2−スル士エチル基、3−スルホプ口ヒル基、3−スル
ホフチル基、?−41−’oゎ−3−7,/lzオプ。
,7Ig=,zルホブチル基など)、カルボキシアルキ
ノ〜(例えば2−カルボキシエチル基、4−カルボキシ
ブチル基、カルボキシメチル基など)、ヒドロキシアル
キル基(例えば2−ヒドロキシエチル基、3一ヒドロキ
シプ口ピル基など)、アルコキシアルキル基(置換され
たアルコキシアルキル基も含むものとし、例えば2−メ
トキシエチル基、3−メトキシプ口ピル基、2−(2−
スルホエトキシ)エチル基、2−(2−(3−スルホブ
ロポキシ)エトキシ}エチル基、ヒドロキシメトキシメ
チル基、2−ヒドロキシエトキシメチル基、2−(2一
ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−(2−アセトキシ
エトキシ)エチル基、アセトキシメトキシメチル基など
)、アシルオキシアルキル基(例えば2−アセトキシエ
チル基、4−プロピオニルオキシブチル基など)、ジア
ルキルアミノアルキル基(例えばジメチルアミノエチル
基、ジエチルアミノプロピル基など)、スルファトアル
キル基(例えばβ−スルファトエチル基、4−スルファ
トブチル基など)、アラルキル基(例えばベンジル基、
フエネチル基、p−スルホベンジル基など)、アルケニ
ル基(例えばビニルメチル基など)等を澱含する。
マゼンターカプラー残基として、とくにっぎの一般式(
II)によーって表わされるものが有用である。
一般式〔■〕 ただし、式中、R11は第一、第二または第三級のアル
キル基(たとえばメチル、プロビル、。
−ブチル、tert−ブチル、ヘキシル、2−ヒドロキ
シルエチル、2−フエニルエチルなど)、アリール基、
ヘテロ環残基(たとえば、ペテロ原子として窒素または
酸素などを含む5および1または6員環残基、更に具体
的にはキノリニル、ピリジル、ペンゾフラニル、オキサ
ゾリルなど)、アミン基(たとえば、メチルアミノ、ジ
エチルアミノ、ジブチルアミノ、フエニルアミノ、トリ
ルアミノ、4−(3−スルフォベンザミノ)アニリノ、
2−クロロ−5−アシルアミノアニリノ、2−クロロ=
5−アルコキシ力ルポニルアニリノ、2−トリルフオロ
メチルフエニルアミノなど)、カルボンアミド基(たと
えば、エチルカルボンアミド、アルキルカルボンアミド
、アリールカルボンアミド、ペンゾチアゾリルカルボン
アミドなど)、スルホンアミド(例えば、スルホンアミ
ド、ヘテロ環スルホンアミドなど)、ウレイド基(たと
えば、アルキルウレイド、アリールウレイド、ヘテロ環
ウレイドなど)、アルコキシ基(たとえばメトキシ、エ
トキシ基など)など、R12は水素原子、アリール基(
たとえば、ナフチル、フエニル、2,4,6−トリクロ
ロフエニル、2−クロロ−4,6−ジメチルフエニル、
2,6−ジクロロ−4−メトキシフエニル、4−メチル
フエニル、4−アシルアミノフエニル、4−アルキルア
ミノフエニル、4−トリ’7口口メチルフエニル、3,
5−ジプロモフエニルなど)、ヘテロ環基(たとえば、
ペテロ原子として窒素原子または酸素原子を含む5およ
び1または6員環、更に具体的にはペンゾブラニル、ナ
フトオキサゾリル、キノリニルなど)、アルキル基(た
とえば、エチル、ベンジル基など)などを表わす。
イエローカプラー残基としてはつぎの一般式〔■〕によ
って表わされるものが有用である。
一般式(III) ただし式中、R13は、炭素原子数1〜18の第一級ア
ルキル基、第二級アルキル基、第三級アルキル基(たと
えば、tert−ブチル、1,1−ジメチルプ口ピル、
ジメチル−(4−メトキシフエノキシ)メチル、ジメチ
ルエチルチオーメチルなど)、アリール基(たとえば、
フエニル、アルキルフエニル、3−メチルフエニル、3
−オクタデシルフエニル、アルコキシフエニル、2−メ
トキシフエニル、4−メトキシフエニル、ハロフエニル
、2−ハ0−5−7ルカミドフエニル、2−クロロ−5
−〔α−(2,4−ジーt−アミルフエノキシ)プチル
アミド〕フエニル、2−メトキシ−5−アルカミドフエ
ニル、2−クロロ−5−スルホンアミドフエニルなど)
、アミノ基(たとえば、アニリノ、p−メトキシアニリ
ノ、プチルアミノ基など)、R14はアリール基{たと
えば、2−クロロフエニル、2−ハロー5−アルキルア
ミド7エニル、2−クロロ−5−〔α−(2,4−ジー
t−アミルフエノキシ)アセタミド〕フエニル、2−ク
ロロ−5−(4−メチルフエニルスルホンアミド)フエ
ニル、2−メトキシ−5−(2.4−ジーt−アミルフ
エノキシ)アセタミドフエニル、2−メトキシフエニル
、2−エトキシフエニルなどを表わす。
前記ハロゲン置換は塩素、臭素、フッ素などの置換であ
る。
本発明のDIRカプラーにおいて、Aが(1)式であら
わされる場合、R13は第三級アルキル基(置換された
第三級アルキル基を況含する)、またはアリール基(置
換されてよく、炭素数40までのアルキル基で置換され
たフエニル基が好ましい)をあらわすのが好ましい。
シアンカプラー残基としては、下記一般式〔■〕または
〔V〕で表わされる残基が有用である。
式中、R15は、シアンカプラーに用いられる置換基、
たとえば、カルバミル基(たとえば、アルキルカルバミ
ル、フエニルカルバミル基のようなアリールカルバミル
、ペンゾチアゾリル力ルバミルのようなペテロ環式力ル
バミル基など)、スルファミル基(たとえば、アルキル
スルファミル、フエニルスルファモイル基のようなアリ
ールスルファモイル基、ペテロ環式のスルファミルなど
)、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基などを表わす。
R16はアルキル基、アリー/L4、ヘテロ環残基、ア
ミノ基(アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ基な
ど)、カルボンア?ド基(たとえば、アルキルカルボン
アミド、アリールカルボンアミドなど)、スルホンアミ
ド基、スルファミル基(アルキルスルファミル、アリー
ルスルファミルなど)、カルバミル基などを表わす。
R1,R18およびR19はR16で定義した基、ハロ
ゲン原子またはアルコキシ基などを表わす。
本発明に用いられるカプラーは、耐拡散化されているの
が有利である。
カプラーを耐拡散化するためには、カブラー分子内に炭
素原子数8から32までの疎水性残基を含む基を導入す
る。
このような残基はバラスト基と呼ばれている。
バラスト基はカプラー骨格構造に直接ないしはイミノ結
合、エーテル結合、カルボンアミド結合、スルホンアミ
ド結合、ウレイド結合、エステル結合、イミド結合、カ
ルバモイル結合、スルファモイル結合などを介して連結
される。
バラスト基は、また2当量カプラーのときは、現像時に
離脱できる基に結合されてもよい。
バラスト基については米国特許2,9 2 0,9 6
1号をはじめ特開昭49−123034号、同48−
69383号など多くの特許明細書に記載されている。
バラスト基の具体例のいくつかは、本発明のカプラー具
体例の中に記載されているとおりである。
本発明のカプラーは無呈色カプラーであってもよい。
本発明のカプラーの具体例を以下に示す。
ただし本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明のカプラはカップリング位に置換基を有しない対
応する母核をもつカプラーを、クロロホルム、四塩化炭
素等の溶媒中でハロゲン分子と反応させカップリング位
をハロゲン化(好ましくはプロム化)し、次いでトリエ
チルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩
基の存在下に、対応するペンゾトリアゾール化合物(す
なわち一般式〔I〕又は(II,lでAが水素原子を表
わす化合物)と反応させることにより合成される。
ペンゾトリアゾール化合物との反応に使用される好まし
い溶媒は、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テ
トラヒド口フラン等であり、好ましい温度範囲は、20
°から150゜Cである。
次に本発明のカプラーの合成例について以下に記す。
合成例 1 例示カプラー6の合成 (1)5−(3−メチルベンゾチアゾIJ IJデン)
アミンペンゾトリアゾールの合成。
5−アミノベンズトリアゾール2塩酸塩100g、酢酸
ナトリウム121,水1000mlを2000mlフラ
スコ中で50℃で加熱攪拌しながら、無水−3−メチル
−2−(3−スルホプ口ピルチオ)ペンゾチアゾリーウ
ムヒド口キシド17.5&を加えた。
その後85℃で1時間攪拌し、水冷後析出した沈澱物を
戸取、水洗、アセトニトリルで洗浄し135gの結晶を
得た。
これを350mlのジメチルホルムアミドに熱時溶解し
、活性炭処理し炉過、r液に1400mlのアセトニト
リルを加えると結晶が析出した。
結晶を沢取し、121gの目的物を得た。
mp.240.5℃であった。
(2)例示カプラー6の合成 α−ピバロイル−2−クロロ−5−ト−fシルオキシ力
ルポニルアセトアニリド18.6gを50772lのク
ロロホルムに溶解した。
この溶液に臭素6.49を5°Cで攪拌下滴下した。
滴下終了後3001rLlの水で3回洗浄した。
この溶液を5−(3−メチルベンゾチアゾリリデン)ア
ミンペンゾトリアゾールic+.i,p.トリエチルア
ミン6.9gを50mlのジメチルホルムアミドに溶解
した溶液に20〜25℃で攪拌下滴下した。
滴下終了後30分攪拌後反応混合液を3係水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄、次いで5係塩酸水溶液で洗浄後水洗
した。
この溶液を減圧下濃縮し、残留物をアセトニトリルと酢
酸エチルの混合溶媒より再結晶して15.6.9の目的
物を得た。
m.p.111〜116℃であった。合成例 2 例示カプラー3の合成 α一(4−オクタデシルオキシベンゾイル)−2−エト
キシアセトアニリド55.1.?を200mlのクロロ
ホルムに溶解した。
この溶液に臭素16.5Iを5℃で攪拌下滴下した。
滴下終了後500mlの水で洗浄した。
この溶液を5−(3−メチルベンゾチアゾIJ IJデ
ン)アミノベンゾトリアゾール56.2.9, }リ
エチルアミン2 0. 2 gを200mA’のジメチ
ルホルムアミドに溶解した溶液に20〜23℃で滴下し
た。
滴下終了後1時間攪拌後反応混合液を3%水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄、次いで5係塩酸水溶液で洗浄後水洗
した。
この溶液を減圧下濃縮し、残留物をイソプ0/々ノール
と酢酸エチルの混合溶媒より再結晶して36.3gの目
的物を得た。
m.p.99〜103℃であった。
合成例 3 例示カプラー12の合成 (1)エチルα−{5−または6−(3−メチルベンゾ
チアゾリリデン)アミノー1−ペンゾトリアゾリル}ア
セトアセテート(中間体)の合成;28.1gの5−(
3−メチルベンゾチアゾIJ IJデン)アミノベンゾ
トリアゾールと15.29のトリエチルアミンを100
mlのエチレンクロリドに添加し、これを65〜70℃
に加熱し、16.5gのエチルα−クロロアセトアセテ
ートを滴下した。
滴下後上記温度で更に3時間加熱攪拌した。
冷却後トリエチルアミン塩酸塩を口過し、母液を良く水
洗し、濃縮した。
この段階で特に精製せずに次の工程に進んだ。
(2)1−(4−ニトロフエニル)−3−メチル−4−
{5−または6−(3−メチルベンゾチアゾリリデン)
アミノー1−ペンゾトリアゾリル}−5−オキソー2−
ピラゾリン(中間体2)の合成;上記中間体1、40g
と4−ニトロフエニルヒドラジン、15.3.9を20
0mlのエチレンクロリドに添加し、7.59の酢酸を
加えた後、1時間加熱還流した。
反応液を冷却し、生成した結晶を口集した。
(21.9)口液を濃縮しアセトニトリルより晶析する
と更に目的物が14.9得られた。
m.p.225〜227℃(3)カプラー12の合成;
上記中間体50gを300mlの酢酸に添加し、1.5
gの塩化アンモニウムと15mlの水を加え窒素気流下
、60°−80℃に加熱攪拌した。
この混合物に47gの還元鉄を徐々に添加し、更に加熱
を20分間続けた。
反応液を25°−30℃に冷却し、9.8.!li’の
酢酸ナトリウムを添加し、30分間攪拌した。
この混合物に40.6gのα一(2,4−ジーtert
−アミルフエノキシ)酪酸クロリドを添加し25’−3
0℃で1時間攪拌した。
反応終了後、反応物を700mlの酢酸エチルに添加し
、良く水洗した。
酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥の後、濃縮乾
固した。
ベンゼンーアセトニトリル(1:1)より白銀の結晶、
64g晶析させることが出来た。
m.p.194〜6℃ 合成例 4 例示カプラー16の合成 (1) 1−(4−ニトロフエニル)−3−(N−ア
セチルー4−メトキシアニリノ)−5−オキソー2−ピ
ラゾリン(中間体1)の合成;32.6gの(1−4−
ニトロフエニル)−3−(4−メトキシアニリノ)−5
−オキソー2−ピラゾリンを110Iの無水酢酸中に分
散し、2、7gの塩化亜鉛を添加しスチーム浴上加熱攪
拌した。
反応が進行するに従って均一な溶液となった。
反応終了後、500771lの酢酸エチルと500ml
の水を添加し、冷却しながら濃アンモニア水を滴下して
ゆき完全に過剰な無水酢酸を分解した,酢酸エチル中に
析出した結晶を口過し、口液を良く水洗し、酢酸エチル
溶液の容量を1/3に濃縮し、冷却すると更に結晶が析
出した。
第1結晶と第2結晶を合せて31gであった。
m.p.165°〜167℃ (2)1−(4−ニトロフエニル)−3−(N−アセチ
ルー4−メトキシアニリノ)−4−ブロモー5−オキソ
ー2−ピラゾリン(中間体2)の合成;上記中間体11
18.5.9を100rILlの酢酸に溶解し、15
°〜20℃で89の臭素を滴下した。
同じ温度で1時間攪拌した後、多量の氷水に反応液を注
加し、激しく攪拌した。
析出した結晶を口果し、水で良く洗浄し、乾燥した後、
アセトニトリルより再結晶し19.5gの黄色結晶を得
た。
m.p.163°〜164℃(3) 1−(4−ニト
ロフエニル)−3−(4−メトキシアニリノ)−4−{
5−または6−(3−メチルベンゾチアゾリリデン)ア
ミノー1−ペンゾトリアゾリル}−5−オキソー2−ピ
ラゾリ〆中間体3)の合成;上記工程で得られた中間体
2の44.8.9と58Iの5−(3−メチルベンゾチ
アゾリリデン)アミノベンゾトリアゾールに60gのへ
キサメチルホスホトリアミドを添加し、油浴中110℃
で4時間加熱攪拌した。
200mlの酢酸エチルを添加し、反応物を冷却すると
白色の結晶が析出した。
この結晶を口過し、母液の酢酸エチル溶液に40mA’
の濃塩酸を添加し、20°〜30℃で3時間攪拌すると
黄色の結晶が析出した。
これは大部分が目的物の塩酸塩であった。
この結晶を口果し、10係水酸化カリウムーメタノール
の300mlをこの結晶に添加し、30°〜50℃で攪
拌した。
5時間攪拌を続けると完全にアセチル基が加水分解され
た。
反応液を酢酸で中和した後、過剰の氷水に注加し、析出
した固体を口果し、良く水で洗浄した。
この固体を乾燥後、アセトニトリルから晶析し、黄色結
晶32gを得た。
m.p.210°〜215℃(4)カプラー16の合成
;上記工程(3)で得られた中間体3、12.1gを合
成例3の工程(3)で示した方法で還元鉄一酢酸で還元
した後、6.2gの(2,4−ジーtert−アミルフ
エノキシ)アセチルクロリドで反応させ、同様な方法で
処理し、アセトニトリルー酢酸エチル(容積比、10:
1)から7.5gの結晶を得た。
m.p.170°〜175℃ 本発明のDIRカプラーは写真乳剤層中に含ませてもよ
いし、現像液中に含ませてもよい。
本発明のDIRカプラーを写真乳剤層に入れて、耐拡散
性を持たせる場合、公知のバラスト基すべてが用いられ
得る。
本発明のDIRカプラーは公知の方法により分散して、
写真層中に導入することができる。
この場合、本発明のDIRカプラーは単独で使用しても
、あるいは2種類以上併せて使用してもよい。
さらに本発明のDIRカプラーはカプラーと併用し、カ
プラーと同一乳化物として、写真乳剤層に添加できるし
、あるいは独立の乳化分散物として中間層等の写真補助
層に添加することができる。
本発明のDIRカプラーは、カラー感光材料における青
感層中のイエローカプラー、緑感層中のマゼンタカプラ
ーあるいは赤感層中のシアンカプラーの如き各感光層中
のカプラーに対し、それぞれ、0.01〜100モル%
、好ましくは0.1〜30モル%用いるのがよい。
本発明のカプラーとともに用いられる色素形成カプラー
としては以下のものが挙げられる。
カプラーは4当量性あるいは2当量性のどちらでもよい
また色補正の役割をするカラードカプラーあるいは本出
願以外のDIRカプラーであってもよい。
黄色発色カプラーとしては公知の開鎖ケトメチレン系カ
プラーを用いることができる。
これらのうち、ペンゾイルアセトアニリド系及びピバロ
イルアセトアニリド系化合物が有利である。
用い得る黄色発色カプラーの具体例は米国特許 2,8 7 5,0 5 7号、同3,2 6 5,5
0 6号、同3,3 4 1,3 31号、同3,3
6 9,8 9 5号、同3,408,194号、同
3,5 5 1,1 5 5号、同3,5 8 2,3
2 2号、同3,7 2 5,0 7 2号、西独特
許公告1,547,868号、西独特許出願(OLs)
2,0 5 7, 9 4 1号、同2,1 6 2
,8 9 9号、同2,2 1 3,4 6 1号、同
2,2 1 9,9 1 7号、同2,2 6 1,3
6 1号、同2,2 6 3,8 7 5号などに記
載されている。
マゼンタ発色カプラーとしてはピラゾロン系化合物、イ
ンダゾロン系化合物、シアノアセチル系化合物などを用
いることができる。
これらのうちピラゾロン系化合物がとくに有利である。
用い得るマゼンタ発色カプラーの具体例は米国特許2,
4 3 9,0 9 8号、同2,6 0 0,7 8
8号、同2,9 8 3,6 0 8号、同3,3
1 1,4 7 6号、同3,4 1 9,3 9 1
号、同3,5 1 9,4 2 9号、同3,5 5
8,3 1 9号、同3,5 8 2,3 2 2号、
同3,6 1 5,5 0 6号、英国特許956,2
61号、西独特許1,8 1 0,4 6 4号、西独
特許出願2,4 0 8,6 6 5号、同2,41
8,9 5 9号、同2,4 2 4,4 6 7号、
特公昭44−2016号などに記載されている。
シアン発色カプラーとしては、フェノール誘導体、ナフ
トール誘導体などを用いることができる6その具体例は
米国特許2,3 6 9,9 2 4号、同2,4 3
4,2 7 2号、同2,4 7 4,2 9 3号
、同2,600,788号、同2.6 9 s,7.
9 4号、同2,7 0 6,6 8 4号、同2,8
9 5,8 2 6号、同3,0 3 4,8 9
2号、同3,214,4 3 7号、同3,2 5 3
,9 2 4号、同3,3 1 1,4 7 6号、同
3,3 8 6,8 3 0号、同3,4 5 8,3
1 5号、同3,5 6 0,2 1 2号、同3,
5 8 2,3 2 2号、同3,5 8 3,9 7
1号、同3,5 9 1,3 8 3号、西独特許出
願( OLS ) 2,163,811号、同2,41
4,0 0 6号、特公昭to−6031号、同45−
28836号などに記載されている。
カラード・カプラーとしては例えば、特公昭44−20
16号、米国特許2,4 3 4,2 7 2号、同3
,4 7 6,5 6 0号、同3,4 7 6,5
6 4号、西独特許出願2,4 1 8,9 5 9号
(以上マゼンタ発色)、特公昭38−22335号、同
41−20591号、同42−11304号、同44−
32461号、米国特許3,0 3 4,8 9 2号
、同3,3 8 6,8 3 0号(以上シアン発色)
などに記載のものを用いることができる。
本発明以外のDIRカプラーとしては、たとえば米国特
許3,1 4 8,0 6 2号、同3,2 1 4.
4 3 7号、同3,2 2 7,5 5 4号、同3
,2 5 3,9 2 4号、同3,617,291号
、同3,6 2 2,3 2 8号、同3,6 3 9
,4 1 7号、同3,7 0 1,7 8 3号、同
3,7 0 5,2 0 1号、同3,7 7 0,4
3 6号、同3,7 9 0,3 8 4号、特公昭
45−28836号、西独特許出願(OLS)2,41
4,006号、同2,4 1 7,9 1 4号などに
記載のものを用いることができる。
上記のカプラー等は、感光材料に求められる特性を満足
するために同一層に二種類以上を併用することもできる
し、同一の化合物を異った2層以上に添加してもよい。
カプラーを乳剤層に導入するには、公知の方法たとえば
米国特許2,3 2 2,0 2 7号に記載の方法を
用いることができる。
すなわち、沸点約180℃以上の有機溶媒、たとえばフ
タール酸のアルキルエステル(たとえばジブチルフタレ
ート、ジオクチルフタレートなど)、トリメリット酸エ
ステル(たとえばトリーt−オクチルトリメリテート)
、安息香酸エステル(たとえば2−エチルへキシルベン
ゾエート)、燐酸エステル(たとえばジフエニルフオス
フエート、トリフェニルフオスフエート、トリクレジル
フオスフエート、ジオクチルブチルフオスフエート)、
クエン酸エステル(たとえばアセチルクエン酸トリブチ
ル)、アルキルアミド(たとえばN,N−ジエチルラウ
リルアミド)など、または沸点約30℃ないし150℃
の有機溶媒、たとえば酢酸エチル、酢酸ブチルのごとき
低級アルキルアセテート、プロピオン酸エチルワ2級ブ
チルアルコール、メチルイソブチルケトン、β一エトキ
シエチルアセテート、メチルセロソルブアセテート等に
溶解したのち、親水性コロイドに分散される。
上記高沸点有機溶媒と低沸点有機溶媒とは、混合して用
いてもよい。
カプラーがカルボン酸、スルフオン酸のごとき酸基を有
する場合には、アルカリ性水溶液として親水性コロイド
中に導入される。
これらのカプラーは、一般に乳剤層中の銀1モル当り2
X 1 0−3モルないし、5X10−”モル、好まし
くは1×10−2モルないし5X10−1モル添加され
る。
本発明のDIRカプラーの使用量は感光材料および現像
処理の型によって異なるが、感材中に含ませる場合には
乳剤中のハロゲン化銀に対してモル比率で約0.0 0
0 01から約0.5までの添加量範囲が特に有用で
ある。
また現像液中に入れる場合、現像液1000mlに対し
、特に約IXIO−4モルから約I X 1 0−1モ
ルまでの添加量範囲が有用である。
本発明の実施態様の一つとして、主として青色光(波長
500nm以下)に感光し、芳香族1級アミン現像薬酸
化体とカブリングして黄色々素を形成できる黄発色カプ
ラーを含む1つ以上のハロゲン化銀乳剤層を含む青感乳
剤層ユニットと、主として緑色光(波長500〜600
nm)に感光し、芳香族1級アミン現像薬酸化体とカブ
リングしてマゼンタ色素を形成できるマゼンタ発色カプ
ラーを含む1つ以上のハロゲン化銀乳剤層を含む緑感乳
剤層ユニットと、主として赤色光(波長590nm以上
)に感光し、芳香族1級アミン現像薬酸化体とカブリン
グしてシアン色素を形成できるシアン発色カプラーを含
む1つ以上のハロゲン化銀乳剤層を含む赤感乳剤層ユニ
ットを支持体上に有し、さらに中間層等の写真補助層を
有していてもよい多層カラー感光材料において、本発明
のDIRカプラーは、これらの乳剤層又は中間層に含め
ることができる。
上記実施態様において、青感乳剤層ユニット、縁感乳剤
層ユニット及び赤感乳剤層ユニットを構成する各乳剤層
は、その感光材料の使用目的に応じて、種々の順序に配
列することができる。
例えば、各乳剤層ユニットが、それぞれ1つの乳剤層で
構成される場合、支持体側から赤感乳剤層、緑感乳剤層
、青感乳剤層の順に配列することもでき、相互に入れ換
えて、別の順序にすることもできる。
又、いずれかの乳剤層ユニットが2以上の乳剤層で構成
される場合、それらは互いに隣接していてもよく、又、
他の乳剤層ユニットを構成する乳剤層で隔てられていて
もよい。
支持体上に発色現像によりシアン画像を与える耐拡散性
のシアンカプラーとカラードシアンカプラーを含む赤感
性ハロゲン化銀感光乳剤層ユニット、マゼンタ画像を与
える耐拡散性のアンカラードマゼンタカプラーとカラー
ドマゼンタカプラーを含む緑感性ハロゲン化銀感光乳剤
層ユニットおよびイエロー画像を与える耐拡散性のアン
カラードイエローカプラーを含む青感性ハロゲン化銀感
光乳剤層ユニットからなり、該赤感性乳剤層ユニット、
該緑感性乳剤層ユニットおよび該青感性乳剤層ユニット
あるいはその中間層に本発明のDIRカプラーを含有せ
しめた多層カラー感光材料も有用である。
本発明のDIRカプラーは少量添加するのみで優れた現
像抑制効果を与えることができ、画像の調子のコントロ
ール、画像の微粒子化、画像の鮮鋭度向上、色再現の向
上などを達成することができる。
特に本発明のDIRカプラーは、それを含む層内、又は
それを含む層に直接隣接する乳剤層内におけるエッジ効
果にももとずく画像鮮鋭度改良の効果が特に大きく、こ
の点で米国特許3,148,062号、同3,227,
554号、同3,617,291号、同3,7 0 1
,7 8 3号、特開昭49−122335号、同50
−34232号にそれぞれ記載されている公知のDIR
カプラーより格段にすぐれている。
これは後に記す実施例に明らかである。また画像の微粒
子化の効果もこれら公知のDIRカプラーよりすぐれて
いる。
さらに層間色補正効果も特開昭49−122335号記
載のDIRカプラーよりすぐれている。
また本発明のDIRカプラーは感光乳剤層中に含有して
も安定であり、その感光材料の保存性を悪化させないの
で安心して使用できる。
また本発明の写真用現像薬は合成例ですでに記した如く
、きわめて容易に合成できる。
次に実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、こ
れに限定するものではない。
実施例 1 試料101:透明なセルローズトリアセテートフイルム
支持体上に第1層から第4層の順に重ねて塗布し、乾燥
して試料を得た。
その各層に用いる塗布液の組成とその作り方は次の通り
である。
第1属:赤感乳剤層・・・通常の方法で調製した高感度
沃臭化銀乳剤1kg(銀量:0.6モル、ヨード含量:
6モル%)をとり、これに増感色素Iの4xio”−5
モル/銀1モルと増感色素■のIXIO’モル/銀1モ
ルを用いて分光増感を施した。
カプラーAの100gをトリクレジルホスフェートの1
00ccと酢酸エチルの200ccに溶解し、この溶液
を10%のゼラチン水溶液1kgに、ノニルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム(界面活性剤)4gを用いて乳化分
散してえた「乳化物I」の550gを先に分光増感した
沃臭化銀乳剤に加えて攪拌し、これに硬膜剤として2,
4−ジクロロー6一ヒドロキシトリアジン・ナトリウム
の2gを水溶液として加えた。
このようにして調製した塗布液を透明なセルローストリ
アセテートフイルム支持体上に銀塗布量がL5g/rr
lとなるように塗布した。
第2層:中間層・・・2,5−ジーt−オクチルハイド
ロキノンの509をトリクレジルホスフエート100c
cにとかして、乳化物Iと同様にして100;bゼラチ
ン水溶液の1kgに乳化分散した。
この乳化物の2509及び2,4−ジクロロー6−ヒド
ロキシトリアジンナトリウムの29(水溶液として)を
10%ゼラチン水溶液1kgに加えて攪拌した。
乾燥膜厚として1.5ミクロンになるように塗布した。
第3層:緑感乳剤層・・・lkgの高感度沃臭化銀乳剤
(第1層と同じ)に、増感色素■の3X10−5モル/
銀1モルと増感色素■のIXIO−5モル/銀1モルを
用いて分光増感を施した。
カプラーB100gを用いて実施例1の乳化剤Iと同様
にして「乳化物■」を調製した。
先に分光増感した沃臭化銀乳剤に乳化物I70(Bi’
を加えてから攪拌しながら、2,4−ジクロロー6−ヒ
ドロキシトリアジン・ナトリウムの2gを水溶液として
加えた。
第4層:保護層・・・10%ゼラチン水溶液1kgに2
,4−ジクロロー6−ヒドロキシトリアジン・ナトリウ
ム2.!i’を加えて乾燥膜厚1.5ミクロンとなるよ
うに塗布した。
試料102〜108:試料101の乳化物■のオイル(
カプラー溶媒)中に更にDIRカプラーをカプラーBの
添加量の3mo1%にあたる量だけ加え、試料101の
γGと同じになるように第3層の塗布量を調整する以外
101と同様にして作成した。
試料を作るのに用いた化合物 増感色素I:アンヒド口−5,5′−ジクロロー3,3
′−シースルホプ口ピル−9−エチルーチアカルボシア
ニンヒド口キサイド・ピリジニウム塩。
■:アンヒド口−9−エチル−3,3′−ジー(3−ス
ルホンプ口ピル)−4.5.4’一57−ジベンゾチア
力ルポシアニンヒド口キサイド・トリエチルアミン塩。
■:アンヒド口−9−エチル−5,5′−ジクロロー3
,3′−スルホプ口ピルオキサヵルボシアニン・ナトリ
ウム塩。
■:アンヒド口−5,6,5.6−テトラク口ロー1,
1−ジエチル−3,3−スルホプ口ポキシエトキシエチ
ルイミダゾロカルボシアニンヒド口キサイドナトリウム
塩。
カプラーA:1−ヒドロキシーN−Cγ一(2,4−ジ
ーtert−アミルフエノキシプ口ピル〕−2−ナフト
アミド。
カプラー13:1−(2,4,6−トリクロロフェニー
ル)−3−C 3−( 2 , 4−ジーtert一ア
ミルフエノキシアセトアミド)ベンサミド〕−5−ピラ
ゾロン(4当量カプラー)。
比較用DIRカプラー D−1 比較用DIRカプラー D−2 比較用DIRカプラー D−3 試料101〜108に緑色光で段階的露光を与えた後、
赤色光にて一様に露光を与えて、下記の処理工程にて3
8℃で現像処理を行った。
更にソフトX線にて4朋幅と10μm幅の線像露光を行
い同様な現像処理を行った。
1.カラー現像・・・・・・・・・3分15秒2.漂
白・・・・・・・・・6分30秒3,水 洗・・・
・・・・・・3分15秒4.定 着・・・・・・・・
・6分30秒5.水 洗・・・・・・・・・3分15
秒6.安 定・・・・・・・・・3分15秒各工程に
用いた処理液組成は下記のものである。
得られた特性曲線に於いて、赤色フィルター光学濃度−
log(露光量)曲線(第1層に対応)の階調をγRと
し緑色フィルター光学濃度−1jog(露光量)曲線(
第3層に対応)の階調をγ。
とすると、γR,/γGの大きさは第3層から第1層に
対する重層効果の大きさを表わすと考えてよい。
(γR値はほゾ一定)。
即ちγR/γGが負で且つ、絶対値が大きい程重層効果
が太きい。
各試料のn/7−G値を表1に示した。
ソフトX線にて線像露光して得た各試料に赤色]光をあ
てミクロデンシトメーターにて走査して濃度測定した。
10μの線像の濃度をI)G、4朋の線像の濃度をDG
とすると(DG−DG)/DGは赤色光で観察した時の
その試料のエツヂ効果の大きさを表わす。
各試料の(DG−DG)/DG値を 1表1に
示した。
更に各試料に白色光にて段階的露光を与え前記と同様な
現像処理を行い、これらを緑色光にて色像の粒状性を慣
用のRMS ( Root Mean Squ−are
)法で測定した。
濃度0.5に於けるRMS粒状性の結果を表1に示した
RMS法による粒状性の測定は当業者間では周知の事で
あるが、ちなみにこの方法は [Photographic Science and
EngineeringJVol.19.44( 1
97 5 )PP.23 5〜238 ,D.Zwic
k& B.L.Brothers.Jr., rRMs
Granulal ity :Determinat
ion of Just−noticeabledi
f ference Jに記載されている。
上記結果より本発明の化合物(2) , (7) ,
(9) ,α樽は比較用カプラーD−2,D−3と比べ
て重層効果、エツヂ効果が大きく、粒状性も改良されて
おり、又比較用DIRカプラーD−1よりも少量でそれ
を越える性能を有しており、DIRカプラーとして極め
てすぐれた性能を有していることがわかる。
実施例 2 試料201:実施例1の試料101と同様に塗布した。
試料202:試料201の表3層に添加した乳化物■の
オイル中に更に本発明の化合物(16)をカプラーBに
対して3モル%添加する以外試料201と同様にして塗
布した。
試料203:試料202の化合物(23)の代りに比較
用DIRカプラーD−4をカプラーBに対して3モル係
添加する以外試料202と同様にして塗布した。
試料201 ,202,203について実施例1と同様
の露光、現像処理を行ない、得られた試料についてγG
,γR/γG,RMS,(D1G−D2。
)/・D1Gを計算した。
これらをまとめると表2のごとくになる。
上記結果より化合物(16)はDIRカプラー(D−4
)より重層効果、エッチ効果、粒状性いずれにおいても
すぐれた性能を有し、DIRカプラーとして、より有用
であることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発色現像主薬の酸化生成物との反応により現像抑制
    剤を放出する写真用カプラーであって、つぎの一般式〔
    1〕で表わされることを特徴とする写真用カプラー。 Aは5−ビラゾロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリ
    ルカプラー、ペンゾイルアセトアニリドカプラー、ピバ
    ロイルアセトアニリドカプラー、ナフトールカプラーま
    たはフェノールカプラーの残基をあらわす。 R1は脂肪族基を示す。R1で示される脂肪族基は、置
    換されたものも含む。
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