JP4372557B2 - 装飾溝を持つフロアボード - Google Patents

Description

本発明は全体として、フロアボード用装飾溝の分野に関する。本発明は、このような装飾溝が設けられたフロアボード、及びこのようなフロアボードの製造方法に関する。本発明は、ＷＯ９４２６９９９、ＷＯ９９６６１５１、ＷＯ９９６６１５２、ＳＥ０１００１００−７、及びＳＥ０１００１０１−５（ベーリンゲ・アルミニウムＡＢが所有している）に記載されており且つ図示された種類のフロアボードと一体化した機械式係止システムで使用するのに特に適しているが、フロアの接合に使用できる随意の接合システムでも使用できる。

更に詳細には、本発明は、とりわけ、コア及びこのコアの上側に設けられた装飾表面層を持つ種類の全てのフロアと関連している。

本発明は、フロアボードで形成されたフローティングフロアで使用するのに特に適している。これらのフロアボードは、これらのフロアボードと一体化された、即ち工場で取り付けられた接合システムで機械的に接合され、装飾積層体又は装飾プラスチック材料でできた一つ又はそれ以上の好ましくは防水性の上層、木質繊維を基材とした材料又はプラスチック材料でできた中間コア、及び好ましくはコアの後側に設けられた下バランシング層を備えている。従って、従来技術、周知のシステムの問題点、及び本発明の目的及び特徴についての以下の説明は、非限定的例として、とりわけ、この適用分野を目的とし、及び詳細には長側部及び短側部の両方で機械的に接合されるようになった矩形フロアボードとして形成された積層体フローリングを目的とする。しかしながら、本発明は、随意の接合システムを持つ随意のフロアボードで使用できるということは強調して置かなければならない。この場合、フロアボードは、好ましくは、コア及び少なくとも一つの表面層を有し、これらの二つの部分は、色彩、パターン、構造、等の形態の様々な装飾的特性を備えており、製造と関連して得ることができる。本発明は、かくして、例えば、木材、プラスチック材料、ニードルフェルト等の可撓性ファイバ、又は木材、プラスチック、コルク、ゴム、又はフロアの表面層として使用される他の材料の組み合わせでできた一つ又はそれ以上の表面層を持つフロアにも適用できる。本発明は、更に、均質な木製フロア等の均質材料に装飾的目地部分を形成するのにも使用できる。

積層フローリングは、通常は、６ｍｍ乃至９ｍｍのファイバボードでできたコア、積層体でできた０．２ｍｍ乃至０．８ｍｍ厚の上装飾表面層、及び積層体、プラスチック、紙、等の材料でできた０．１ｍｍ乃至１．６ｍｍ厚の下バランシング層を含む。コアは安定性を提供し、バランシング層は年間の相対湿度（ＲＨ）の変化に対しボードを平らに保持する。積層フローリングは、圧縮積層体で形成することもできる。次いで、表面層及びバランシング層をフェノール含浸クラフト紙又はフェノール含浸木材ファイバでできたコアに適用する。表面層、コア、及びバランシング層の製造は、圧力及び熱を加えながら行われる。フロアボードは、通常は、フローティング状態で、即ち接着剤なしで、完全に平滑であったり平らであったりすることが必要とされない現存のフロアに敷設される。凹凸は、フロアボードと下張り床との間に配置された例えばボード又はフォームの形態のベース材料によって完全に又は部分的に無くされる。この種のフローティングフローリングの従来の硬質フロアボードは、通常は、接着剤を用いたさねはぎ（即ち一方のフロアボードにタングが設けられたており且つ隣接したフロアボードにタング溝が設けられた継手）によって長側部及び短側部で接合される。フロアを敷設するとき、ボードを互いに水平にすることによって、一方のボードの接合縁に沿った突出タングを隣接したボードの接合縁に沿ったタング溝に導入する。長側部並びに短側部で同じ方法が使用される。

接着剤を用いたさねはぎによって接合されるこのような従来のフロアに加え、近年、接着剤を使用する必要がなく、その代わりにいわゆる機械式接合システムによって機械的に接合されるフロアボードが開発されてきた。これらのシステムは、ボードを水平方向及び／又は垂直方向で係止する係止手段を含む。機械式接合システムは、ボードのコアを機械加工することによって形成できる。別の態様では、係止システムの部分を、フロアボードと一体化した、即ちフロアボードとその製造と関連して連結された別の材料で形成できる。こうした別の材料は、フロアボードに接着剤等で機械的に連結できる。これらの材料は、更に、角度移動によって接合縁に沿って変位でき又は取り外すことができるように機械的に固定されていてもよい。

機械式接合システムを持つフローティングフロアの主な利点は、内方への傾け、スナップ嵌め、及び接合縁に沿った変位等の様々な組み合わせによって、容易に且つ手早く敷設できるということである。スナップ嵌めは、接合縁を水平方向に、垂直方向に又は様々な角度で変位させることによって行うことができる。更に、フロアボードは、取り外して別の場所で再使用することを容易に行うことができる。機械式接合システムの別の利点は、接着性が良好であることが必要とされない材料でフロアボードの縁部を形成できるということである。

最も一般的なコア材料は、高密度で安定性に優れたＨＤＦ（高密度ファイバボード）と呼ばれるファイバボードである。場合によっては、ＭＤＦ（中密度ファイバボード）がコアとして使用される。概して、これらのコア材料は高品質であり、魅力的な表面を有し、水分の浸透に抵抗できる。

通常、木材でできた例えば１ｍｍ乃至４ｍｍの厚い表面層が木材ブロックでできたコアに適用される。木材ブロックの繊維方向は、表面層の繊維方向に対して垂直である。パーティクルボード、ファイバボード、又は合板が、表面層が厚い場合及び表面層が厚さ０．２ｍｍ乃至１．０ｍｍの薄いベニヤである場合の両方で使用される。

積層フローリング、及びプラスチック、木材、ベニヤ、コルク、等でできた表面層を持つ多くの他のフローリングは、表面層及びバランシング層をコア材料に適用することによって形成される。この適用は、例えば複数の含浸紙シートを高圧高温で圧縮する別の作業で形成された装飾高圧積層体をファイバボードに設ける場合、予め製造した装飾層を接着することによって行うことができる。しかしながら、積層体フローリングを製造する場合の現在の最も一般的な方法は、装飾積層体層の製造及びファイバボードへの取り付けの両方を一つの同じ製造工程で行う更に最新の原理に基づく直接積層法である。含浸紙シートをボードに直接適用し、これらを圧力及び熱が作用した状態で接着剤なしで互いにプレスする。

コアに表面層を設けるため、これらの二つの方法の他に、多くの他の方法が使用される。コアの表面に装飾パターンを印刷でき、次いでこれを例えば磨耗層でコーティングする。コアには、木材、装飾紙、又はプラスチックシートでできた表面層が設けられていてもよく、次いで、これらの材料を磨耗層でコーティングしてもよい。

概して、以上の方法により、大きなボードの形態のフロアエレメントが得られ、次いでこれを数十個のフロアパネルに鋸断し、その後、これらのパネルを機械加工し、フロアボードにする。以上の方法により、幾つかの場合では完成したフロアパネルが得られ、この場合には機械加工によりフロアボードを完成する前に鋸断を行う必要がない。個々のフロアパネルの製造は、通常は、パネルに木材又はベニヤ製の表面層が設けられた状態で行われる。

全ての場合において、以上のフロアパネルは、それらの縁部に沿って機械加工が個々に行われ、フロアボードにされる。縁部の機械加工は、最新の切削機械で行われる。この場合、フロアパネルを高速で及び高精度で多数の切削モータを通して移動できるように、フロアパネルを一つ又はそれ以上のチェーンと取り付けられたバンドとの間に正確に位置決めする。切削モータには、フロアパネルの縁部を機械加工するダイヤモンド切断工具又は金属切断工具が設けられている。様々な角度で作動する幾つかの切削モータを使用することによって、最新の継手形状を毎分１００ｍを越える速度で、及び±０．０２ｍｍの精度で形成できる。

用語の定義
以下の説明において、設置されたフロアボードの見える方の表面を「前側」と呼ぶのに対し、下張り床に面するフロアボードの反対側を「後側」と呼ぶ。使用されるシート状開始材料を「コア」と呼ぶ。コアの前側に最も近い部分が表面層でコーティングされており、後側に最も近い部分がバランシング層でコーティングされている場合、「フロアパネル」と呼ばれる半製品を形成し、又は続いて行われる作業でこの半製品が上述の複数のフロアパネルに分割される場合には「フロアエレメント」呼ばれる。フロアパネルを接合システムを持つ最終形状を持つようにそれらの縁部に沿って機械加工したとき、これらは「フロアボード」と呼ばれる。「表面層」という用語は、コアの前側に適用されて好ましくはフロアボードの前側全体をカバーする全ての層を意味する。「装飾表面層」という用語は、主にフロアに装飾的外観を提供するようになった層を意味する。「磨耗層」は、主に前側の丈夫さを改善するようになった層に関する。積層体フロアでは、この磨耗層は、多くの場合、メラミン樹脂及び酸化アルミニウムを含む透明な紙でできている。「強化層」という用語は、主に、衝撃及び圧力に耐える表面層の性能を改善するようになった層を意味し、場合によってはコアの凹凸を表面で見えないように補償するための層を意味する。高圧積層体では、この強化層は、通常は、フェノール樹脂を含浸した褐色クラフト紙でできている。「装飾層」という用語は、アナログ的方法で強化層に適用された、即ち装飾表面層の下に、強化効果でなく好ましい外観を得るために適用された層を意味する。装飾層は、強化層と同じであってもよく、これによって、着色又は何らかの他の方法で改質し、所望の外見を得る。

「表面層に最も近いコアの部分」というのは、垂直係止手段の上方に、好ましくはコアの表面層から垂直係止手段からよりも短い距離のところに位置決めされたコアの部分を概括的に意味する。

横方向に接合された木材層でできた幾つかの層を含む「合板」に関し、上述の定義によれば、合板の内層がコアを構成するものと考えられるべきであり、外層は表面層、強化層及び／又は装飾層を構成するものと考えられる。

「水平面」は、表面層の外部分と平行な平面を意味する。接合位置では、並置された二つの接合縁が「垂直方向接合平面」を画成する。

フロアボードの縁部のところにある前側と後側との間のフロアボードの外部分を「接合縁」と呼ぶ。大抵の場合、接合縁は幾つかの「接合面」を有する。これらの接合面は、垂直面、水平面、傾斜面、丸味を付けた面、面取りを施した面、等である。これらの接合面は、例えば積層体、ファイバボード、木材、プラスチック、金属（例えばアルミニウム）等の様々な材料、又はシーリング材料でできていてもよい。「接合縁部分」は、フロアボードの接合縁及びこの接合縁に最も近いフロアボードの部分を意味する。「装飾的目地部分」は、概括的に、例えば石材間や木材間の目に見える接合部に似せたフロアボードの表面の部分を意味する。

「接合」又は「接合システム」は、フロアボードを垂直方向及び／又は水平方向で連結する協働連結手段を意味する。フロアボードの接合に関し、「垂直方向」というのは、水平面に対して垂直な方向を意味する。「水平方向」というのは、夫々の接合部の垂直接合平面に対して垂直な方向を意味する。

以上の技術は、木製フロアの高度に自然なコピーである積層体フローリングの製造に使用できる。近年、石材やタイル等の模倣が更に更に一般的になってきている。本明細書において、石材間やタイル間の装飾的目地部分の製造を試みる。これは、できるだけ自然でなければならない。これらは、石材とは異なる装飾及び構造を備えていなければならず、二つの石材間又はタイル間の窪んだ目地に似せるために水平面の幾分下になければならない。これらの装飾的目地部分の製造に使用される技術は費用が掛かり、自然の外観を提供しない。装飾的縁部目地部分を簡単で安価な方法で及び更に自然な外観を備えて製造できれば、これらの種類のフローリングの市場を大幅に拡大できるに違いない。

装飾部分及び窪んだ目地部分を持つ積層フローリングを製造する場合、開始材料は縁部目地部分が印刷された装飾紙である。この紙は、通常はメラミン樹脂が含浸させてある。この作業では、制御されていない態様で膨潤が生じる。続いて行われる積層では、装飾含浸紙をコアに置く。好ましくは、透明な磨耗層をこの装飾紙の上に置き、次いで、エンボス加工が施された金属シートに対して積層を行う。金属シートには、積層と関連して０．２ｍｍの窪みを形成できるように目地部分が設計されている場合、通常は金属シートの残りの部分とは異なる構造を持つ目地部分が形成される。これにより、例えばタイルや石材の間の所期の目地部分と対応する窪んだ目地パターンが前側に設けられたフロアエレメントが得られる。

この製造方法には、とりわけ、装飾紙及び金属シートを積層と関連して位置決めする上での困難性、及びこれに続いて行われる接合縁の鋸断及び機械加工でフロアエレメント及びフロアパネルを位置決めする上での困難性と関連した多くの問題点がある。

金属シートを装飾紙に対して高精度で位置決めしなければならない。これが極めて高い精度で行われた場合でも、含浸と関連した制御されていない態様での膨潤をなくすことはできない。この膨潤により、更に、接合縁の鋸断作業及び機械加工で問題を生じる。これらの膨潤及び位置決めの問題により、装飾及びエンボスが互いに合わなくなり、装飾的な窪んだ目地部分がフロアボードによって異なり、そのため外観が不自然になる。

これらの問題に対処するため、様々な方法が使用されてきた。一つの方法は、膨潤と関連した最大のずれを小さくするようにフロアエレメントのフォーマットを制限することである。装飾紙に特別の印を付け、これをプレス及び鋸断と関連して随意に読み取ることができる。次いでボードをできるだけ正確に整合させ、鋸ブレードを各フロアエレメントに対して個々に調節することができる。

この方法の主な欠点は、費用がかかり、製造能力が低く、装飾、エンボス、及び完成したフロアボードの接合縁の間に極めて大きなずれが残るということである。

更に、装飾紙を損傷することなく、高圧積層体に深い窪みを形成するのが困難であるということである。直接積層と関連して目地部分を窪ませると、コアの繊維が圧縮されてしまう。圧縮された繊維は、水分が浸透すると、後に通常よりも大きく膨潤し、接合縁を損傷させてしまう。

積層フロア又は木製フロアは、丸味を付けた、又は３５°乃至４５°の角度で面取りを施した上接合縁を備えていてもよいということは周知である。主として、二つの接合縁間の様々な垂直方向位置の問題点を小さくしようとするこの種の縁部の機械加工は、本発明が提供できる縁部の設計を提供する上で適していない。

本発明の目的は、装飾的な窪んだ目地部分を持つフロアボードの製造及び使用と関連した一つ又はそれ以上の問題点を無くすか或いは小さくすることである。本発明の別の目的は、フロアエレメント、フロアパネル、及びフロアボードを製造するための合理的で対費用効果に優れた製造方法を提供することである。

以上の問題点は、独立項に記載のシステム、フロアボード、及び方法によって、完全に又は部分的に解決される。本発明の実施例は、従属項から、並びに以下の説明及び添付図面から明らかである。本発明は、フロアパネルの接合縁の機械加工と関連して装飾的目地部分を形成できなければならないという知識に基づく。次いで、整合、及び膨潤の問題が起こらないようにする特別の必要条件なしで積層及び鋸断を行うことができる。

装飾的な窪んだ目地部分は、表面層、好ましくは装飾的表面層の部分を、所望の装飾効果を持つ下層が剥き出しになる程度まで除去することによって形成できる。この下層は、例えば、強化層、装飾層、又はフロアボードのコアの剥き出しの部分である表面層である。一実施例によれば、機械加工は、装飾表面層が除去され、下層が確実に剥き出しになる深さまで行われる。一実施例によれば、下層の機械加工は、所望の効果を得るのに必要な程度に制限できる。かくして、表面層が接合縁のところで完全に除去されるが下層が完全には除去されない深さまで機械加工を行うことができる。これにより、場合によっては、表面層を完全に除去する目的で、材料が、下層内に僅かに延びる程度まで除去されてしまう。

装飾的目地部分は、コアが見えるように全ての表面層を除去する機械加工によっても形成できる。更に、この場合には、機械加工の深さは、表面層に最も近いコアの部分に制限できる。

一実施例によれば、機械加工深さは、フロアボードの厚さに関して非常に小さい。このような浅い溝には、ごみが集まらず、製造が容易な装飾溝を形成できるといった多くの利点がある。表面層又はコアの表面層に最も近い部分を機械加工することによって、丈夫さ、衝撃強度、又は防水性に関してフロアボードを劣化させることがないという利点がある。

適当な工作機械及びダイヤモンド切削工具により、表面層を０．０１ｍｍの精度で部分的に除去できるということを発見した。かくして、表面層を部分的に除去でき、下層を剥き出しにできる。この下層は、フロアボードの残りの表面とは異なる外観及び構造を提供でき、かくして、窪んだ装飾的目地部分を形成できる。

本発明は、フロアボードの接合縁部分で使用するのに特に適しているが、本発明による一つ又はそれ以上の装飾的な窪んだ溝をフロアボードの縁部目地部分間の随意の位置に配置することもできる。

かくして、フロアボードは、複数の表面部分を含み、これらの部分の間に装飾的な窪んだ溝が設けられ、これによって複数のタイルや細長いブロック等の表面パターンを形成した表面を持つことができる。装飾部分は、フロアボードの表面に随意に配置でき、随意の長さ及び形状を備えることができる。装飾的目地部分は、接合された二つのフロアボードの隣接した両縁部に位置決めできる。装飾的目地部分は、更に、一方の縁部だけに位置決めされていてもよい。目地部分は、接合縁前端に亘って延びる長さを備えていてもよいが、そうでなくてもよい。装飾的目地部分は、接合縁と平行であってもよいが、例えば波形、鋸歯状、楔形状、等の別の形状であってもよい。このような形状は、例えば、往復動工具を使用した機械加工によって、又はエンボス加工を施した表面を持つ傾けた工具を使用した機械加工によって行うことができる。装飾的目地部分は、その全長に沿って、又は二つの隣接した接合縁間でフロア表面から同じ深さを備でなくてもよい。

本発明は、更に、装飾的目地部分に目に見える接合隙間を形成することなく、フロアボードを互いに対して正確に位置決めできる機械式接合システムを持つフロアボードで使用するのに特に適している。このような係止システムにより、装飾的目地部分に自然の外観が提供される。

本発明の第１の特徴によれば、フロアボードの二つの隣接した接合縁間に装飾的目地部分を形成するためのシステムが提供される。フロアボードは、コア及びこのコアの上側に配置された表面層並びにフロアボードを垂直方向及び／又は水平方向に互いに連結するための、前記隣接した接合縁のところに配置された連結手段を有する。前記隣接した接合縁に最も近い表面層の部分は水平面を形成する。表面層は上層及び下層を含む。このシステムは、前記隣接した接合縁の少なくとも一方が、水平面と本質的に平行な下層を含む、ことを特徴とする。

本発明のこの特徴によれば、装飾的な目に見える強化層は多くの様々な方法で形成できる。強化層を構成するクラフト紙は、後に装飾的目地部分を構成する部分のところが全体に又は部分的に着色されていてもよい。部分的着色は、製造プロセスの残りの部分で位置決めの問題を生じないように非常に注意深く行われる。含浸で使用できるフェノール又はメラミン樹脂で着色を行うことができる。装飾的強化層は、製造時に、高圧積層体でできた表面層を持つフロアボード及び直接積層体でできた表面層を持つフロアボードの両方に配置できる。装飾的目地部分を提供する目的で、プラスチック製表面層又は装飾的ベニヤ層でできた幾つかの層を同じ方法で機械加工できる。

機械加工は、好ましくは、下層を剥き出しにするのに十分であれば、表面層の上側から、表面層の厚さの少なくとも０．１倍の深さまで行われてもよい。

接合平面から内方への機械加工の程度は、所望幅の溝が形成されるように選択される。溝の幅を選択するとき、装飾溝が二つの隣接したフロアボードの一方だけに設けられるのか或いは両方に設けられるのかが考慮される。各フロアボードの溝は、適当な幅を備えている。

例えば、垂直方向接合平面からフロアボードへ内方への機械加工の程度もまた、フロアボードの厚さの少なくとも０．１倍であってもよい。このような装飾的目地部分は、均質な寄木ブロック即ち木製フロアボード間の目地隙間に似せるのに適している。剥き出しの強化層の幅は、垂直方向接合平面から、フロアボードの厚さの約０．２５倍と対応する。このような装飾的目地部分は、二つの石板間の目地に似せるのに適している。装飾的目地部分は、更に、フロアボードの厚さの０．１倍乃至１．０倍の範囲内の随意の水平方向幅を備えていてもよい。厚さが６ｍｍ乃至９ｍｍの通常の積層フロアでは、このような装飾的目地部分の水平方向幅は、適当には、例えば０．５ｍｍ乃至３．０ｍｍと対応する。

本発明の第２の特徴によれば、コアが見えるようにコアの表面層を除去してもよい。かくして、装飾的な窪んだ目地部分を形成するのにコアを使用できる。これは、適当な性質を持つコアによって、又はコアの一部又は全体を、積層前に、又は機械加工後に装飾的外観又は水分や磨耗に抵抗するための良好な性質を提供するように便利な方法で機械加工することによって行うことができる。

機械式接合システムは、概して、十分な強度及び良好な機能を持つ機械式接合システムを提供するため、比較的高品質のコア材料を使用することを必要とするということを発見した。しかしながら、このような高品質のコア材料は、表面層で隠されてしまうため、装飾目的では使用されない。

本発明の第２の特徴によれば、装飾的目地部分を形成する領域内で表面層を除去し、コアを剥き出しにすることによって、装飾的目地部分を形成する。

ここでは、ＨＤＦ及びプラスチック材料が特に便利である。ＨＤＦボードは、例えば、製造中でも様々な着色剤を使用して着色でき、コアの部分を積層前又は積層体後にメラミン樹脂、フェノール、ポリウレタン等の化学物質を使用して含浸することによって強化できる。剥き出しのコアは、例えば、機械加工後に含浸できる。この含浸は、様々な種類のオイルやワックス等の化学物質を使用して高い精度で行うことができる。これらの薬剤はコアに浸透でき、積層表面の下に広がる。適当な機械加工によって、コアの目に見える表面を高精度で機械加工できる。表面層よりも僅かに大きな深さまで機械加工を行うのが有利である。このような装飾的目地部分にごみが集まらないというのが利点である。表面層が直接積層されている場合には、このような機械加工により、剥き出しのコアの表面に水分及び磨耗に関して良好な性質を提供する。メラミン含浸紙をコアに押し付けたとき、表面層の真下のコア部分が含浸プロセスと関連してメラミン樹脂で含浸されるということを発見した。メラミン樹脂は、表面層の下のコアに約０．２ｍｍ乃至０．４ｍｍ浸透し、木材繊維を結合する。メラミン樹脂の浸透深さ及び量は、積層プロセスで決まる。機械加工を表面層と本質的に平行に、表面の下に例えば０．１ｍｍの所定深さまで行うのが有利である。これは、この場合、剥き出しのコア表面が大量のメラミン樹脂を含むためである。かくして、適当な積層方法を使用することによって装飾的目地部分の品質に良い影響を及ぼすことができる。装飾層中のメラミン樹脂が大量であればある程、及びコアのプレスサイクル及び／又は表面の機械加工が長ければ長い程、メラミン樹脂の量が多く、目地部分の品質に影響を及ぼすのに使用できる。このことは、例えば高圧積層体又は木材の表面層をコアに接着する場合にも当てはまる。接着剤はコアの上部分に浸透し、繊維を結合する。フロアエレメント又はフロアパネルの製造で使用される接着剤、メラミン樹脂、及び他の化学物質は、着色することもでき、装飾効果を得るために使用することもできる。目に見える接合縁は、丸味を帯びた形状、様々な角度の面取りを持つ形状等の様々な形状に機械加工できる。溝は、積層前又は積層後にコアに形成でき、例えば防水性や装飾に関してコアよりも適した性質を持つ適当な充填材で充填できる。これらの充填材は、表面層を除去したとき、又は接合縁にその最終形状を与えるときに目に見える部分を構成するコアの領域に配置できる。

フロア表面には随意の装飾溝を形成できる。一つ又はそれ以上の平行な溝を接合縁及び／又は接合縁間に形成できる。これらの溝は、矩形、正方形、円形、楕円形等であってもよい。最新の製造プロセスによれば、フロア表面に最新のパターンを形成できる。この技術は、積層フロアに特に適しているが、この他の種類のフロアでも使用できる。

本発明の追加の特徴は、上述の特徴によるシステムを備えた上述のフロアボード、このようなフロアボードを製造するための半製品としてのフロアパネル、及びこのようなフロアボードを製造するための方法を提供することである。

次に、本発明の実施例の例を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。

図１ａ乃至図１ｄは、フロアボードの四つの製造工程を示す。図１ａは、三つの基本的構成要素、即ち表面層３１、コア３０、及びバランシング層３２を示す。図１ｂは、表面層及びバランシング層をコアに適用したフロアエレメント３を示す。図１ｃは、フロアエレメントを分割することによってフロアパネル２を形成する方法を示す。図１ｄは、縁部をその最終形状に機械加工した後の、ここでは機械式である接合システム７、７’が長側部４ａ、４ｂに設けられた完成したフロアボード１となったフロアパネル２を示す図である。

図２ａは、高圧積層体の製造を示す。磨耗強度が高い透明材料でできた磨耗層３４をメラミン樹脂に含浸し、酸化アルミニウムを添加した。メラミン樹脂を含浸した紙でできた装飾層３５がこの層の下に置かれる。フェノール樹脂を含浸したコア紙でできた一つ又はそれ以上の強化層３６ａ、３６ｂが装飾層３５の下に置かれている。パケット全体をプレスに置き、圧力及び熱が加わった状態で硬化させ、厚さが約０．５ｍｍ乃至０．８ｍｍの高圧積層体製表面層３１を形成する。図２ｃは、この表面層３１をバランシング層３２とともにコア３０に接着し、フロアエレメント３を形成する方法を示す。

コンパクトな積層体を製造する場合には、コア全体が強化層でできている。

図２ｄ及び図２ｅは直接積層を示す。オーバーレイの形体の磨耗層３４及び装飾紙でできた装飾層３５（これらはメラミン樹脂で含浸してある）をコア３０に直接置き、その後、三つの部分全て、及び場合によっては後バランシング層３２をもプレスに置き、ここで熱及び圧力が加わった状態で硬化させ、厚さが約０．２ｍｍの装飾表面層３１を持つフロアエレメント３を形成する。装飾紙３５に最も近いコアの上部分２５には、メラミン樹脂が層状に含浸させてある。概して、表面層の最も近くのコアの０．２ｍｍの部分がメラミン樹脂で含浸させてある。この部分はコアのその他の部分よりも良好な特性を有し、水分、衝撃、及び磨耗の影響を受け難い。かくして、コアのこの部分に装飾的目地部分を形成するのが有利である。表面層とコアとの接合に使用される接着剤層が同じ機能を備えていてもよい。

図３ａ乃至図３ｃは、従来技術による装飾的目地部分２０、２１の製造を示す。図３ａは、鋸断前のフロアエレメント３を示す。装飾紙の膨潤が制御されていないため、表面にエンボスが十分な精度で形成されない。図３ｂは鋸断及び機械加工の後のフロアボードの縁部を示す。装飾及びエンボスは所期の位置から大きく外れる。

図４ａ及び図４ｂは、本発明による装飾的目地部分２０、２１の製造を示す。図４ａは、積層後であるが鋸断前のフロアパネルを示す。装飾的目地部分２０、２１は、目地部分を機械加工することによって形成されている。装飾表面層３５が除去され、強化層３６ａが見えており、装飾的目地部分２０、２１を形成する。フロアボードの縁部には、この実施例では、垂直方向に係止する溝９及びタング１０、及び水平方向に係止する溝１２及び係止エレメント８を含む機械式係止システムが設けられている。接合縁部に随意の接合システムを備えていてもよい。装飾的目地部分２０、２１は、この実施例では、幅及び深さが本質的に同じである。幅及び深さは、二つの目地部分２０、２１の間で異なっていてもよい。

図５ａ、図５ｂ、及び図５ｃは、装飾的縁部目地部分を提供するための様々な製造工程を詳細に示す。装飾的縁部目地部分は、この実施例では、積層前に含浸及び／又は着色を行った木材ファイバを基材としたコア３０を含む。図５ａによれば、着色含浸材料２４を、例えばノズル４０で、完成したファイバボードにおいて装飾的目地部分２０、２１を構成するコア表面３３の部分に適用する。所期の接合縁及び上部分のかなりの部分に含浸がなされ、そのため、着色された、好ましくは防水性のコア部分が形成される。真空４６を使用して含浸材料の浸透を容易にできる。

図５ｂは、表面層３１、バランシング層３２、及び所期の鋸断部４５を持つフロアエレメント３を示す。

図６ｃは、鋸断及び機械加工を行った後のフロアパネル１、１’の縁部を示す。

着色した剥き出しのコアが見え、装飾的目地部分２０、２１を構成するように表面層３５が部分的に除去してある。積層前含浸に対する変形例として、図５ｃの縁部目地部分を、例えば、機械加工後に適用される様々な疎水性物質で含浸してもよい。このような物質は、石油からつくられたワックス、鉱油、等であってもよく、随意であるが、顔料が加えられていてもよい。これらは、例えば、浸透及び硬化を容易にするためにエネルギを加えながら幾つかの工程で適用できる。

図６ａ乃至図６ｃは、本発明の実施例を示す。

装飾的目地部分の機械加工は、図６ａによれば、水平面ＨＰから深さＰ２まで行われる。これは、表面層３１の厚さの少なくとも０．１倍である。二つのフロアボード１、１’の二つの部分の垂直面ＶＰからフロアボード内部への機械加工範囲Ｐ１の和は、図６ａ及び図６ｂによれば、好ましくは、フロアの厚さＴの約０．１倍又はそれ以上である。このような装飾的目地部分は、例えば二つの木材ブロック間の接合隙間に似せるのに適している。図６ａによる剥き出しの強化層３６ａ、又は図６ｂによる二つの接合縁部の剥き出しコア表面もまた、垂直面から所定の長さを有し、この長さは、フロアボードの厚さＴの約０．２５倍と対応する。このような装飾的目地部分は、二つの石板間の接合部に似せるのに適している。

二つの隣接したフロアボード１、１’間の接合縁は、例えば、一つ又はそれ以上の装飾的目地部分を備えていてもよく、これらの装飾的目地部分は、０．２ｍｍ乃至１０ｍｍの目に見える幅を互いに形成する。図６ａでは、二つの隣接した縁部が、接合位置で、底面２０、２１及び横面２２、２３を持つ装飾溝を形成する。横面２２、２３は、水平面ＨＰに対して所定の角度Ａ１、Ａ１’をなしており、これらの角度は、底面２０、２１の角度Ａ２、Ａ２’、Ａ３、Ａ３’よりも大きい。横面の角度は、好ましくは、２０°乃至１２０°で変化してもよく、底面の角度は好ましくは、０°乃至３０°で変化してもよい。横面及び底面は同じ角度であってもよいが、必ずしも同じでなくてもよい。この実施例の特徴は、横面２２、２３の角度が底面２０、２１の角度よりも大きいということである。横面の角度は４０°乃至６０°であるのが有利である。これにより、工具の磨耗が少なくなる。更に、底面２０、２１は水平面と本質的に平行であるのが有利である。本質的に平行であるというのは、水平面に対して約０°乃至１０°の角度を意味する。更に、底面２０、２１は平らであるか或いは、表面から角度Ａ３、Ａ３’で遠ざかるように下方に傾斜しているのが有利である。

図６ｃは、積層の前後いずれかでコアに形成した溝によって、面取りを施した強化した目地部分８０、８１を形成する方法を示す。この方法では、これらの溝を装飾充填材料８０、８１で充填し、次いで装飾部分及び好ましくは防水性部分に合わせて機械加工することによって形成する。

色彩に関して表面の装飾と対応する充填材を選択することによって、例えば面取りを施した縁部目地部分を持つ均質な木製フローリングと似た外観を持つように、面取りを施した接合縁を提供できる。縁部目地部分間に同様の溝を形成することもできる。充填材に対する変形例として、木材、木材をベースとしたボード、プラスチック、圧縮積層体、等を使用してもよい。これらの材料は、溝で接合できる。

図７ａ、図７ｂ、及び図７ｃは、本発明による底面２０ａ、２０ｂを持つ溝を製造し、フロアボードの表面上で装飾的目地部分２０間で随意に位置決めする方法を示す。好ましくは、フロアボードの接合縁の装飾的目地部分２０と似せようとしたこのような溝２０ａ、２０ｂの幅は、目地部分２０の幅の２倍の幅を有し、そのため全ての装飾的目地部分及び溝は、フロアボードをひとたび接合すると同じ外観を備えている。

図８は、図７による装飾的目地部分の製造方法を示す。フロアボードの外縁部目地部分２０は、チェーン５０、５１とバンド６０、６１との間に固定された切削機械にフロアボードを通すことによって製造される。これは、概して、最初に長側部を機械加工する第１機械に通し、次いで短側部を機械加工する第２機械に通すことによって行われる。切削モータ７０、７２を夫々備えた工具を従来技術に従ってチェーン及び機械の外側に接合縁のところに配置する。概して、各側で最大５個の工具を使用する。これらの工具は、接合縁を異なる角度で機械加工する。接合縁間に装飾溝を持つフロアボードを本発明に従って合理的に製造するため、フロアボードの表面の機械加工をチェーン５０、５１の間でも行うことができなければならない。本発明によれば、これは、最も便利には、切削モータをチェーンの外側に位置決めできると同時に工具７１がチェーン間で機械加工を行うことができるように、一つ又はそれ以上の切削モータを延長工具シャフトに設けることによって行われる。これは、特に接合縁の近くで装飾溝の製造を行わなければならない場合に有利である。別々の切削モータをチェーン５０、５１間に配置することもできる。機械式係止システムを持ち、装飾的目地部分を接合縁のところに及び／又は接合縁間に備えたフロアボードを合理的に製造するため、概して、各側に設けられる機械加工モータ及び工具の数を６個に増やす必要がある。工具の数を各側で６個乃至８個に増やすと、製造を更に合理的にできる。フロアボードの表面に接合縁間に溝を機械加工で形成する工具７１は、フロアボードの表面に対して垂直方向に作動できなければならない。接合縁を機械加工する工具は、垂直方向、水平方向、又は様々な角度で作動できる。

これらの好ましい方法によるフロアボード、特に積層フローリングの製造は未だ知られておらず、存在していない。装飾溝を別の作業で形成することもできるということは言うまでもないが、全ての平行な装飾溝が同じ機械で一回の作業で形成される場合よりも費用が高くなり振動が大きくなる。溝の深さ及び幅の精度は、図８による好ましい製造方法では、数千分の１ｍｍの許容差にできる。

図９ａ乃至図９ｄは、接合される二つのフロアボード１、１’の一方の縁部だけに装飾溝１３３を形成する方法を示す。この実施例には幾つかの利点がある。工具の数を減らすことができ、接合隙間が見にくくなる。図９ａでは、横面２２及び２３は水平面ＨＰに対して垂直であり、底面２１は表面と平行である。図９ｂでは、横面２２及び２３は、線１１ａ、１１ｂに従ってアンダーカットしており且つ角度をなしている。角度をなした横面２２は、フロアボードの上接合縁間で生じる可能性がある遊隙を隠すことができる。図９ｃは、角度をなした底面２１及び横面２３の一例を示す。図９ｄは水平方向接合システムだけを示す。装飾溝１３３は、角度をなした横面２２及び丸味のある横面２３を有する。図９ａ乃至図９ｄによる接合縁の全ての好ましい実施例は、組み合わせることができる。この他の角度、半径、深さ、及び幅を、本発明の範囲内で使用できる。

図１０ａは、長側部１３３ａ及び短側部１３３ｂに装飾溝を持つフロアボードを示す。図１０ｂは、一つの長側部１３３ａに設けられた装飾溝だけを示す。図１０ｃ及び図１０ｄは、以上の図によるフロアボードでできたフロアを示す。図１０ｅは、長側部及び短側部に設けられた二つの平行な溝１３５、１３３ａ及び１３４、１３３ｂを示す。この実施例では、溝は様々な幅を有する。フロアボードは、この実施例では、楕円形の溝１３６を表面に備えている。

全ての好ましい実施例を互いに自由に組み合わせることができ、溝には、数、幅、深さ、三つの寸法全てにおける形状、等に関して随意の設計を提供できるということは明らかである。フロアボードは、例えば長側部−長側部、短側部−短側部、又は長側部−短側部で連結できるように設計できる。接合システム及び／又は装飾溝は鏡像対称であり、両側が必ずしも平行でないフロアボードで杉綾パターンで敷設を行うことができる。

図１１ａは、装飾的目地部分を例えば積層フロアにダイヤモンド工具ＴＰ１によって形成できる方法を示す。ダイヤモンド工具ＴＰ１は、この実施例では、水平面ＨＰに対して約４５°の角度ＴＡで作動する。積層体の磨耗層の酸化アルミニウムにより、箇所ＷＰで大きな磨耗が生じる。この問題点は、工具が段状形態である場合に減少できる。ダイヤモンドの部分が磨耗した場合、工具を図１１ｂに従って位置ＴＰ１’まで移動できる。工具は、更に、垂直方向に例えば数百分の１ｍｍの小さな段階で移動できる。次いで、溝の深さが変化するが、数十分の１ｍｍの相違は、特に二つの隣接した縁部の一方だけに装飾的目地部分を形成する場合には、目で見てはほとんどわからない。工具ＴＰ１ＨＡはこの他の角度でも作動できる。この実施例では、表面層の厚さは約０．２ｍｍであり、溝の幅Ｐ１は約１ｍｍであり、溝の深さＰ２は約０．３ｍｍであり、表面層の下のメラミン樹脂２５の浸透深さは０．２ｍｍ乃至０．４ｍｍである。このような装飾的目地部分は、とりわけ、寄木ブロックと対応するフォーマットを持つフロアボードで使用するのに適しており、平行な列、菱形パターン、又は杉綾パターンをなして敷設される。これの場合、装飾接合縁部は、便利には、角度フロアボードの一方の長側部だけ及び一方の短側部だけに配置されていてもよい。概して、コアには、フロアボードの表面よりも暗い顔料が含浸させてある。

フロアボードの様々な製造工程を示す図である。 フロアボードの様々な製造工程を示す図である。 フロアボードの様々な製造工程を示す図である。 フロアボードの様々な製造工程を示す図である。 高圧積層体でできた表面及び直接積層体を持つ積層フローリングの構成を示す図である。 高圧積層体でできた表面及び直接積層体を持つ積層フローリングの構成を示す図である。 高圧積層体でできた表面及び直接積層体を持つ積層フローリングの構成を示す図である。 高圧積層体でできた表面及び直接積層体を持つ積層フローリングの構成を示す図である。 高圧積層体でできた表面及び直接積層体を持つ積層フローリングの構成を示す図である。 従来技術による装飾的目地部分の様々な製造方法の例を示す図である。 従来技術による装飾的目地部分の様々な製造方法の例を示す図である。 本発明による装飾的目地部分を示す図である。 本発明による装飾的目地部分を示す図である。 本発明による装飾的目地部分の変形例を示す図である。 本発明による装飾的目地部分の変形例を示す図である。 本発明による装飾的目地部分の変形例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボードを示す図である。 本発明によるフロアボードを示す図である。 本発明によるフロアボードを示す図である。 装飾溝を形成するための製造方法を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボード製造の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボード製造の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボード製造の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボード製造の様々な実施例を示す図である。 本発明によるフロアボード製造の様々な実施例を示す図である。 装飾的目地部分の製造を示す図である。 装飾的目地部分の製造を示す図である。

符号の説明

１、１’ フロアパネル
３ フロアエレメント
８ 係止エレメント
９ 溝
１０ タング
１２ 溝
２０、２１ 装飾的目地部分
２４ 含浸材料
３１ 表面層
３２ バランシング層
３３ コア表面
３５ 装飾表面層
３６ａ 強化層
３０ コア
４０ ノズル
４６ 真空
４５ 鋸断部

Claims (8)

1. 一対の積層フロアボード（１、１’）を備えたフローリングシステムにおいて、
   各フロアボード（１、１’）は、コア（３０）と、コアの上側に配置された装飾表面層（３１、３５）と、対向する接合縁（４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂ）に設けられた一対の連結手段（９、１０、８、１２）とを有し、
   前記連結手段は、２つのフロアボードを水平方向において互いに連結するものであり、２つのフロアボードが連結されると、前記フロアボード（１、１’）の隣接する２つの接合縁の間に装飾的目地部分（２０、２１）が形成され、装飾表面層の前記接合縁に最も近い部分が水平面（ＨＰ）を形成し、
   装飾表面層は、コア（３０）の上側に直接配置され、かつメラミンが含浸されたメラミン含浸装飾紙（３５）を有し、これによって、メラミン含浸装飾紙（３５）に最も近いコア（３０）の上部分にメラミンが含浸され、
   各フロアボードについて、対向する接合縁のうち一方の接合縁（４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂ）のみが、表面層に最も近い、メラミンが含浸されたコア（３０）の上部分からなる表面を有し、この表面は、水平面（ＨＰ）に対して０°乃至１０°の角度を有し、これによって、２つのフロアボードが連結されたとき、隣接された表面により目に見える装飾的目地部分が形成されることを特徴とするフローリングシステム。
2. 請求項１に記載のフローリングシステムにおいて、コア（３０）は、積層前に着色されている、ことを特徴とするフローリングシステム。
3. 請求項１または２に記載のフローリングシステムにおいて、前記連結されたフロアボードの接合縁は垂直接合平面（ＶＰ）で出会い、前記コアの表面は、前記接合平面（ＶＰ）から前記フロアボード（１、１’）まで内方に、前記フロアボードの厚さの少なくとも０．１倍の総距離（Ｐ１）に亘って延びている、ことを特徴とするフローリングシステム。
4. 請求項１乃至３のうちいずれか一項に記載のフローリングシステムにおいて、前記フロアボード（１、１’）は四辺形であり、積層体でできた表面層（３１）を有し、全ての接合縁が含浸されている、ことを特徴とするフローリングシステム。
5. 請求項１乃至４のうちいずれか一項に記載のフローリングシステムにおいて、前記連結手段（９、１０、８、１２）は、前記フロアボード（１、１’）を、垂直接合平面（ＶＰ）を中心として、この平面に対して垂直方向及び前記表面層に対して垂直方向の両方向に機械的に接合するために形成されている、ことを特徴とするフローリングシステム。
6. 請求項１乃至５のうちいずれか一項に記載のフローリングシステムにおいて、前記連結手段（９、１０、８、１２）は、前記フロアボード（１）の１つを係止位置まで内方に傾けること及び／又はスナップ嵌めによって、予め設置された前記フロアボード（１’）の１つに接合するために形成されている、ことを特徴とするフローリングシステム。
7. 請求項１乃至６のうちいずれか一項に記載のフローリングシステムにおいて、前記コア（３０）を含む前記表面は、前記フロアボードの前記表面層からの距離が前記連結手段からの距離よりも短い位置に配置されている、ことを特徴とするフローリングシステム。
8. 請求項１に記載のフローリングシステムに用いる積層フロアボードにおいて、
   前記フロアボード（１、１’）は、コア（３０）と、コアの上側に配置された装飾表面層（３１、３５）と、対向する接合縁（４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂ）に設けられた一対の連結手段（９、１０、８、１２）とを有し、
   前記連結手段は、他の隣接するフロアボードを水平方向において互いに連結するものであり、２つのフロアボードが連結されると、前記フロアボード（１、１’）の隣接する接合縁の間に装飾的目地部分（２０、２１）が形成され、装飾表面層の前記接合縁に最も近い部分が水平面（ＨＰ）を形成し、
   装飾表面層は、コア（３０）の上側に直接配置され、メラミンが含浸されたメラミン含浸装飾紙（３５）を有し、これによって、メラミン含浸装飾紙（３５）に最も近いコア（３０）の上部分（２５）にメラミンが含浸され、
   対向する接合縁のうち一方の接合縁（４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂ）のみが、表面層に最も近い、メラミンが含浸されたコア（３０）の上部分（２５）からなる表面を有し、この表面は、水平面に対して０°乃至１０°の角度を有し、これによって、２つのフロアボードが連結されたとき、隣接された表面により目に見える接合縁装飾的目地部分が形成されることを特徴とするフロアボード。

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