JP2000226932A - 木質化粧床材及び木質化粧床材の組合せ - Google Patents

木質化粧床材及び木質化粧床材の組合せ

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JP2000226932A
JP2000226932A JP11030387A JP3038799A JP2000226932A JP 2000226932 A JP2000226932 A JP 2000226932A JP 11030387 A JP11030387 A JP 11030387A JP 3038799 A JP3038799 A JP 3038799A JP 2000226932 A JP2000226932 A JP 2000226932A
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joint groove
wood
groove
flooring
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Yasuhito Terada
泰人 寺田
Masaki Kaneda
正樹 金田
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質化粧床板に曲面形の化粧目地溝1を形成
する。 【解決手段】 表面層が比重0.6以上0.9以下の木
質繊維板によって構成された木質基板の表面に表面化粧
層4が設けられ、該表面化粧層4の表面に開口した切削
加工による化粧目地溝1を有し、該化粧目地溝1は、略
平坦に形成された底面12と、該底面12から開口部に
行くに従って溝幅が漸次拡大するように外膨らみ曲面に
形成された相対する側面11,11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質化粧床材に関
する。
【0002】
【従来の技術】木質化粧床材として、図14に示すよう
に床材上縁部を斜めに面取り加工するとともに、床材表
面にV字状等の化粧目地溝aを形成したものが知られて
いる。このような木質化粧床材では、相隣る木質化粧床
材の相対する側端面に形成された雌実部bと雄実部cと
を連結したときに、その連結部表面側に床材表面に形成
された化粧目地溝aと同様の化粧目地溝dが上記面取り
加工部によって形成されることになる。このように、上
記連結部は床材表面の化粧目地溝aと同様の外観を呈す
ることから目立たなくなり、床全体を見たときには、あ
たかも多数の木質化粧ピース材が接着されているような
感じを与え、当該連結部の化粧目地溝dが床材表面の化
粧目地溝aと相俟って、床表面の装飾性を高めている。
【0003】しかしながら、V字状の化粧目地溝aは、
切削加工がしやすいという利点がある反面、歩行感やソ
フトなデザイン感を現出させるためには不十分な点があ
る。このため、木質化粧床材の上縁部を曲面形状とし、
木質化粧床材同士を接合連結したときに、その連結部に
図15に示すような相対する側面が曲面形状になった目
地溝eが形成されるようにすることもなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記曲面形状
の化粧目地溝の場合、ソフトなデザイン感や歩行感はV
字状の化粧目地溝に比べて向上するものの、その反面、
ソフトなデザイン感が現出することにより、化粧目地溝
としての強調感や深み感が希薄になってしまう。化粧目
地溝を深くすることも考えられるが、床材の場合は、清
掃性や強度の観点から、深い目地溝を形成するにしても
限界があり、装飾性を高めることは難しいものであっ
た。
【0005】また、図15に示すように、木質化粧床板
の上縁部を面取り加工することによって曲面形状の化粧
目地溝を形成することは比較的容易であっても、木質化
粧床板の表面を加工して曲面形状の化粧目地溝を形成す
る場合には以下のような問題があった。
【0006】(1)その加工方法としてプレスにて熱を
かけながら型押しすることが考えられる。しかし、この
方法では一枚毎のバッチ処理にならざるを得ず、生産性
が極めて悪くなる。また、化粧目地溝の近傍部分だけが
凝集により緻密化して内部応力が蓄積されるので、湿気
を吸収すると膨れて元に戻ろうとし、化粧目地溝自体の
装飾性を減じる危惧がある。
【0007】(2)他の加工方法としてカッター、鋸、
ルーター等の切削具で切削した後、サンディング等を行
って形成する方法も考えられる。しかし、曲面形状の化
粧目地溝の場合は、その溝断面形状と類似した刃先端が
非常に尖った形状の切削具を用いなければならず、刃先
が破損し易いという問題がある。また、切削具を研磨補
修すると刃形状が変わり易く、溝形状の精度を保つこと
が難しいという不都合がある。サンディングにしても、
木質化粧床板の上縁部を面取りした後にサンディングし
て形を整える場合とは違って、それは切削溝のサンディ
ングであるから、切削面を平滑にする程度のことは行う
ことができても、その切削溝をきれいな曲面形状の化粧
目地溝に仕上げることは難しい。
【0008】(3)また、木質基板として合板を使用し
た場合、切削によって化粧目地溝を形成すると、化粧目
地溝内に合板本体のポーラスな粗面が露出したり、ささ
くれを生じたりすることがあり、その場合は塗装しても
仕上がり外観が良くならない。特に曲面形状の化粧目地
溝の場合には、そのような表面欠陥が目立ち易く、装飾
性の向上に不利になる。さらに、木質基板として合板を
用いる場合、表面の硬さが不足する場合があり、キャス
ター付きワゴンによって傷を生じたり、物の落下痕を生
ずるなど表面化粧層に傷が付き易くなるという問題もあ
る。
【0009】すなわち、本発明の課題は、上述の如き問
題を解決した木質化粧床材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、木質
基板の少なくとも表面層を所定比重の木質繊維板によっ
て構成し、且つ化粧目地溝の形状に工夫を加えることに
よって、上記課題を解決している。
【0011】すなわち、請求項1に係る発明は、木質基
板の表面に表面化粧層が設けられ且つ該表面化粧層の表
面に開口した切削加工による化粧目地溝を有する木質化
粧床材であって、前記木質基板は、少なくとも表面層が
比重0.6以上0.9以下の木質繊維板によって構成さ
れ、前記化粧目地溝は、略平坦に形成された底面と、該
底面から開口部に行くに従って溝幅が漸次拡大するよう
に外膨らみ曲面に形成された相対する側面とを備えるよ
う切削によって形成されていることを特徴とする。
【0012】このような発明であれば、化粧目地溝の相
対する外膨らみ曲面形状の側面が略平坦になった底面に
続いているから、ソフトなデザイン感や歩行感を確保し
ながら、前記平坦な底面の存在によって当該化粧目地溝
に深み感と強調感を与えることが容易になり、木質化粧
床板の装飾性の向上に有利になる。
【0013】また、化粧目地溝の底面が略平坦に形成さ
れているということは、該化粧目地溝の切削加工に刃先
が鋭利に尖った切削具を使う必要がなく、刃先の欠けや
刃先の補修に伴う溝形状の不揃いの問題が解消され、し
かも、切削加工であるから熱圧プレスを用いる必要もな
く、品質の向上及び生産性の向上にも有利になる。
【0014】さらに、表面化粧層の下は比重0.6以上
0.9以下の木質繊維板によって構成されているから、
床材としての適度な硬度が付与され、キャスター付きワ
ゴンや落下物による床表面の傷付き防止に有利になる。
木質繊維板の比重が0.6未満となると、床材表面の硬
度が不足し上記落下物等からの保護に不充分となり、そ
の比重が0.9を超えると硬くなり過ぎて歩行感が悪く
なったり、溝の切削加工性が悪くなる。
【0015】請求項2に係る発明は、木質基板の表面に
表面化粧層が設けられ且つ該表面化粧層の表面に開口し
た切削加工による化粧目地溝を有する木質化粧床材であ
って、前記木質基板は、少なくとも表面層が比重0.6
以上0.9以下の木質繊維板によって構成され、前記化
粧目地溝は、略平坦に形成された底面と、該底面より立
ち上がった相対する側面とを備えるよう切削によって形
成され、前記相対する側面は、前記底面から略垂直に立
ち上がった相対する下側垂直部と、該下側垂直部に続い
て溝幅が開口部に行くに従って漸次拡大するように外膨
らみの曲面形状に形成された相対する上側曲面部とによ
って構成されていることを特徴とする。
【0016】従って、相対する上側曲面部によってソフ
トなデザイン感や歩行感を確保しながら、相対する下側
垂直部によって平坦な底面の存在が強調され、且つ当該
化粧目地溝の深み感がさらに得られる。
【0017】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2記載の木質化粧床材において、前記化粧目地溝の底
面が前記木質繊維板層に位置する、というものである。
【0018】すなわち、木質繊維板は、緻密で木質繊維
がランダムに配向した均質な材料であるため、合板を切
削加工した場合とは違って、化粧目地溝の側面や底面は
粗面やささくれ面とならず、平滑な外観になる。
【0019】請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか一に記載の木質化粧床材において、前記
木質基板が、板状基材表面に前記木質繊維板を接着一体
化したものであり、該木質繊維板の厚さが1.0mm以
上2.5mm以下である、というものである。
【0020】上記の構成の場合、化粧目地溝をその底面
が木質化粧板の部分に位置するように形成することが容
易になり、また、床材表面の硬度確保にも有利になる。
しかも、板状基材の表面側のみに木質繊維板を接着する
場合でも(板状基材の裏面側には木質繊維板を設けない
場合でも)、床材の反りを招き難い。
【0021】なお、木質繊維板の厚みが1.0mm未満
となると、木質繊維板に期待する硬さを得ることが難し
くなり、その厚みが2.5mmを超えると、木質繊維板
とそれが接着される板状基材の材料特性の違いによっ
て、反り等の不具合が発生し易くなる。
【0022】請求項5に係る発明は、請求項3又は請求
項4記載の木質化粧床材において、前記木質繊維板の少
なくとも前記化粧目地溝が形成された部位には合成樹脂
液が含浸し硬化してなる耐水強化層が形成され、前記化
粧目地溝の底面及び相対する側面が前記耐水強化層によ
って構成されている、というものである。
【0023】上記の構成の場合、合成樹脂によって防水
効果が得られ、水等をこぼした場合にも、木質繊維板が
吸水あるいは吸湿により膨潤して外観が悪くなったり、
木質繊維板の抽出成分が滲みとなって現出したりするの
を抑制することができ、しかも、木質繊維板の化粧目地
溝部分が強化される。もちろん、木質繊維板の全体に合
成樹脂液を含浸させて硬化させてもよい。
【0024】請求項6に係る発明は、請求項1記載の木
質化粧床材において、前記表面化粧層が突板によって形
成され、前記化粧目地溝の底面が前記突板内に位置す
る、というものである。
【0025】上記の構成の場合、床板表面に表面化粧層
のみが現れ、表面に接着界面が露出することがないの
で、床にこぼれることがある水、その他の液体や熱等に
よって表面化粧層が局部的に剥離することが防止され、
床板の耐久性の向上に有利になるとともに、床材表面と
化粧目地溝の側面、底面とが同一材料からなるため、一
体感・高級感に優れた外観を形成することができる。
【0026】請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれか一に記載の発明において、前記表面化粧
層が、合成樹脂液が含浸し硬化してなる合成樹脂強化突
板によって形成されている、というものである。
【0027】上記の構成の場合、表面化粧層を構成する
突板に合成樹脂液が含浸し硬化しているので、床表面の
耐摩耗性や耐汚染性を向上させるうえで有利になるとと
もに、化粧目地溝部分では合成樹脂の防水効果によっ
て、その部分から吸水することが抑えられる。特に、請
求項6記載の木質化粧床材のように、化粧目地溝が合成
樹脂強化突板の範囲内に形成されているものでは、上記
高級感と相俟って化粧目地溝部分の膨潤や汚染等による
外観低下を一層抑制することができる。
【0028】請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求
項7のいずれか一に記載の木質化粧床材において、前記
化粧目地溝は、溝底部の溝幅が0.3mm以上1.0m
mの範囲にあり、溝開口幅が2.0mm以上5.0mm
以下の範囲にあり、溝深さが0.4mm以上1.5mm
以下の範囲にある、というものである。
【0029】上記の構成の場合、上記範囲に化粧目地溝
の形態を限定しているので、木質化粧床材としての好適
な諸性質を維持しつつ、外観の良い木質化粧床材を提供
することができる。すなわち、溝底部の溝幅が0.3m
m未満となると、略平坦な底面の存在による化粧目地溝
の深み感・強調感が乏しくなり、また、切削加工が困難
になって生産性が低下するため好ましくない。他方、溝
底部の溝幅が1.0mmより大きくなると、溝が開きす
ぎになって歩行時に足裏に違和感を与え易くなるととも
に、外観的にも好ましくない。また、溝開口幅が2.0
mm未満となるとソフトなデザイン感を与え難くなるの
で外観上好ましくない。他方、溝開口幅が5.0mmを
超えると歩行感が悪くなる(足裏に違和感を与える)と
ともにのっぺりとした装飾性の低い外観となり好ましく
ない。さらに、溝の深さは0.4mm未満となると、化
粧目地溝が目立たなくなって装飾性が低下するので好ま
しくない。他方、溝の深さが1.5mm以上と深くなり
すぎても床板としては、違和感を生じたり、掃除が困難
となったり、床としての強度が低下したりすることがあ
るので好ましくない。
【0030】請求項9に係る発明は、互いの側面が突き
合わされる複数の床材からなり、前記各床材は、請求項
1乃至請求項8のいずれか一に記載された木質化粧床材
よりなり、前記相隣る床材の相対する上縁は角が落とさ
れて外膨らみ曲面形状の丸みが付けられ、前記両床材の
少なくとも一方には、前記丸み部分と、該部分よりも下
側の相手側床材に当接する突き合わせ面との間に略平坦
な段部が形成されていることを特徴とする木質化粧床材
の組合せ、というものである。
【0031】上記の構成の場合、木質化粧床板同士を連
結した際に、その連結部に木質化粧床材表面に設けられ
た化粧目地溝と同じ形状の目地溝が形成される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、木質基板の少なくとも表面層が比重0.6以上
0.9以下の木質繊維板によって構成され、該木質繊維
板の表面に表面化粧層が形成され、該表面化粧層の表面
に開口する化粧目地溝が、略平坦に形成された底面と、
該底面より立ち上がった外膨らみ曲面形状の相対する側
面とを備えるよう切削によって形成されているから、ソ
フトなデザイン感や歩行感を確保しながら、当該化粧目
地溝に深み感と強調感を与えることができ、木質化粧床
板の装飾性の向上に有利になるとともに、木質化粧床材
の品質の向上及び生産性の向上にも有利になり、しか
も、床材表面に適度な硬度が付与され、床表面の傷付き
防止に有利になる。
【0033】請求項2の発明によると、前記化粧目地溝
の相対する側面が、略平坦な底面から略垂直に立ち上が
った相対する下側垂直部と、該下側垂直部に続いて溝幅
が開口部に行くに従って漸次拡大するように外膨らみの
曲面形状に形成された相対する上側曲面部とによって構
成されているから、ソフトなデザイン感や歩行感を確保
しながら、当該化粧目地溝の深み感がさらに得られる。
【0034】請求項3の発明によると、前記化粧目地溝
の底面が前記木質繊維板層に位置するから、化粧目地溝
の側面や底面は粗面やささくれ面とならず、平滑な面に
形成することが容易になり、品質及び外観を良好なもの
にするうえで有利になる。
【0035】請求項4の発明によると、前記木質基板
が、板状基材表面に前記木質繊維板を接着一体化したも
のであり、該木質繊維板の厚さが1.0mm以上2.5
mm以下であるから、化粧目地溝をその底面が木質化粧
板の部分に位置するように形成することが容易になると
ともに、床材の反り防止に有利になる。
【0036】請求項5の発明によると、前記木質繊維板
の化粧目地溝の底面及び相対する側面が合成樹脂による
耐水強化層によって構成されているから、木質繊維板の
化粧目地溝部分を強化しながら、防水性を高めることが
でき、木質繊維板の水による膨潤や、木質繊維板の抽出
成分の滲みが防止され、品質及び外観の向上に有利にな
る。
【0037】請求項6の発明によると、前記表面化粧層
が突板によって形成され、前記化粧目地溝の底面が前記
突板内に位置するから、水、その他の液体や熱等によっ
て表面化粧層が局部的に剥離することが防止され、床板
の耐久性の向上に有利になるとともに、外観も良好なも
のになる。
【0038】請求項7の発明によると、前記表面化粧層
が、合成樹脂液が含浸し硬化してなる合成樹脂強化突板
によって形成されているから、床表面の耐摩耗性や耐汚
染性を向上させるうえで有利になるとともに、防水性に
も有利になる。
【0039】請求項8の発明によると、前記化粧目地溝
は、溝底部の溝幅が0.3mm以上1.0mmの範囲に
あり、溝開口幅が2.0mm以上5.0mm以下の範囲
にあり、溝深さが0.4mm以上1.5mm以下の範囲
にあるから、木質化粧床材としての好適な諸性質を維持
しつつ、外観の良い木質化粧床材を提供することができ
る。
【0040】請求項9の発明によると、互いの側面が突
き合わされる床材が請求項1乃至請求項8のいずれか一
に記載された木質化粧床材よりなり、相隣る床材の相対
する上縁は角が落とされて外膨らみ曲面形状の丸みが付
けられ、該両床材の少なくとも一方には、前記丸み部分
と突き合わせ面との間に略平坦な段部が形成されている
から、木質化粧床板同士を連結した際に、その連結部に
木質化粧床材表面に設けられた化粧目地溝と同じ形状の
目地溝が形成され、床材同士が連結されていることが外
観上判別し難いものになり、外観の向上に有利になる。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
に係る木質化粧床材Aの平面図であり、同図において、
1は木質化粧床材Aの表面に形成された縦横に延びる化
粧目地溝、4は表面化粧層である。図2に示すように、
この木質化粧床板Aは、合板による板状基材2の表面に
木質繊維板3を接着して構成される木質基板を備えてお
り、この木質基板の木質繊維板3側の表面には突板が接
着されて表面化粧層4が形成されている。また、表面化
粧層4表面には、木質化粧床板Aの長手方向に平行な1
本以上の化粧目地溝1が設けられている。
【0042】さらに、板状基材は、複数の木質化粧床材
A同士を連結することができるように、一方の側面には
雄実部5を備え、他方の側面には雌実部6を備えてい
る。そして、複数の木質化粧床材A同士を連結したとき
に、その連結部に、前記の表面化粧層4の表面に設けら
れた化粧目地溝1と同一の溝が形成されるように雄実部
5側の上縁部7及び雌実部6側の上縁部8は面取り加工
がなされている。
【0043】前記木質繊維板3は、比重0.6〜0.
9、厚さが1.0〜2.5mm(板状基材2の1/3 〜1/
5 程度の厚さ)のものであり、前記接着加工前に、材料
全体を不飽和ポリエステル系樹脂液、ウレタン系樹脂液
等の合成樹脂液に浸漬して含浸させたり、上記合成樹脂
液を材料面に塗布して材料内に浸透含浸させ、硬化させ
る処理を施すことが好ましい。前記表面化粧層4を構成
する突板は、厚さ0.2〜3mmのものであり、前記接
着加工前に、材料全体を不飽和ポリエステル系樹脂液、
ウレタン系樹脂液等の合成樹脂液に浸漬・含浸させた
り、上記合成樹脂液を突板に塗布して突板内に浸透含浸
させ、硬化させる処理を施すことが好適である。前記木
質繊維板3として、例えば厚さ1.3mm、比重0.7
8の中密度繊維板(MDF)を用いるとき、前記突板と
して0.4mmのものを用いるようにすればよい。
【0044】図3は、木質化粧床板Aの長手方向に垂直
な断面における化粧目地溝1の拡大図を示す。この化粧
目地溝1は、略平坦に形成された底面12と、該底面1
2から開口部に行くに従って溝幅が漸次拡大するように
外膨らみの曲面に形成された相対する側面11,11と
を備える。そして、側面11の一部と底面12は、木質
繊維板3の層に位置している。また、表面化粧層4の表
面及び化粧目地溝1の内面には例えばウレタン系合成樹
脂透明塗料による塗装が連続して施されて塗膜13が形
成されている。
【0045】前記化粧目地溝1は、底面12の幅が0.
3〜1.0mm、溝上端の開口幅が2.0〜5.0m
m、溝深さが0.4〜1.5mmであり、例えば、底面
12の幅が0.8mm、溝上端の開口幅が2.5mm、
溝の深さが0.7mmになるよう切削加工される。
【0046】前記化粧目地溝1の切削加工には、組み合
わせカッター、鋸、ルーター等の切削具が用いられる。
図4は切削加工例を示すものであり、上記塗装を施す前
にカッター14によって表面化粧層4の表面から木質繊
維板3に達する溝を形成し、その後、必要に応じてサン
ディング等により表面平滑処理が施されて塗装がなされ
る。
【0047】また、雌実部5の上縁部8には、図5に示
すように、表面化粧層4の上面より円弧状の曲線を描い
て下降傾斜した外膨らみ曲面形状の丸み15が付けら
れ、さらに隣の木質化粧床材Aの側端面と当接する突き
合わせ面16と、丸み15との間に略平坦な段部17が
形成されている。丸み15は前記化粧目地溝1の側面1
1と同じ形状であり、段部17は前記化粧目地溝1の底
面12と同じ幅に形成されている。一方、図6に示すよ
うに、雄実部5の上縁部7には前記化粧目地溝1の側面
11と同じ形状となるように表面化粧層4の上面より円
弧状の曲線を描いて下降傾斜した外膨らみ曲面形状の丸
み15が形成され、該丸み15の下端が隣の木質化粧床
材Aの側端面と当接する突き合わせ面16に続いてい
て、段部は形成されていない。
【0048】上記雌実部6側の丸み15及び段部17
は、図7に示すように丸み15及び段部17を切削加工
するためのカッター18と、段部17の縁を切削加工す
るカッター19とを組合せて形成することができる。
【0049】従って、図8に示すように、木質化粧床材
Aの雄実部5と隣の木質化粧床材Aの雌実部6とを連結
すると、当該連結部に表面化粧層4の表面に形成された
化粧目地溝1と同じような化粧目地溝10が前記丸み1
5,15及び段部17によって形成されることになる。
【0050】また、本実施形態に用いられる薄い中密度
木質繊維板(例えば厚さ1.3mm程度のもの)を安定
して製造することは一般には難しいが、分割方式によっ
て、そのような薄い木質繊維板を得ることができる。す
なわち、それは、必要厚さの2倍以上の厚みのある木質
繊維板を製造してこれを板面と平行に二分割し、これを
合板等の板状基材2の表面に接着した後、必要に応じて
所要の厚みとなるまで表面をサンディングして薄い木質
繊維板3の層を形成する、というものである。例えば、
厚さ3mmの木質繊維板を厚さ1.5mmとなるように
二分割し、サンディングによってその厚さ1.3mmと
することになる。
【0051】なお、分割前の木質繊維板は、表面層及び
裏面層の密度が芯層(内部)よりも高くなっていること
が多いから、分割された木質繊維板は、分割面の密度が
反対側の面の密度よりも低くなっている場合がある。こ
の場合、原則的にはいずれの面を板状基材2に接着して
もよいが、密度の高い側が表になるようにすれば(すな
わち、密度の低い側が接着面になるようにすれば)、表
面の硬い木質基板を得ることができ、床材としては有利
になる。
【0052】以上のように、前記木質化粧床材Aの表面
に形成された化粧目地溝1は、外膨らみの曲面形状を有
する側面11と略平坦な底面12とによって構成されて
いるから、ソフトなデザイン感や歩行感が得られるとと
もに、深み感ないしは強調感が得られ、木質化粧床板A
の装飾性を向上させる。また、表面化粧層4の直下に
は、中密度の木質繊維板3が存在しているので、床表面
に適度な硬度が付与され、落下物等による傷ないしは凹
みを生じ難い。しかも、この木質繊維板3の厚さは板状
基材2の1/4 〜1/5 程度の薄いものであるため、該板状
基材2への接着によって反りを生ずることがない。
【0053】また、木質繊維板3及び表面化粧層(突
板)4は、ウレタン系樹脂液の含浸処理が施されている
ので、化粧目地溝1の部位の防水性が高くなっていると
ともに、木質繊維板3の抽出成分が滲みとなって現出し
たり、膨潤して外観が悪くなったりすることがない。
【0054】また、化粧目地溝1は略平坦な底面を有す
る構成であるから、切削具の先端を鋭利にする必要がな
く、従って、加工時における刃先の損傷が少なくなる。
しかも、この化粧目地溝1の側面11の一部及び底面1
2は、木繊維がランダムに配向した緻密で均質性の高い
木質繊維板3によって構成されているため、切削によっ
て粗面やささくれ面とならず、平滑で良好な表面加工状
態とすることができ、加工性ないしは生産性が良い。
【0055】しかも、木質化粧床材A,A同士の連結部
には、表面化粧層4表面の化粧目地溝1と同様の化粧目
地溝10が形成されるから、木質化粧床材A,A同士の
連結を認識し難い。
【0056】(実施形態2)図9は実施形態2に係る木
質化粧床板Bを長手方向に垂直な断面で示すものであ
る。本形態は、化粧目地溝1の側面11が、平坦な底面
12より垂直に立ち上がった相対する下側垂直部11
a,11aと、該下側垂直部11a,11aに続いて溝
幅が開口部に行くに従って漸次拡大するように外膨らみ
の曲面形状に形成された相対する上側曲面部11b,1
1bとによって構成されている点に特徴があり、他は実
施形態1と実質的には同じである。
【0057】従って、本形態の場合は、相対する上側曲
面部11b,11bによってソフトなデザイン感や歩行
感を確保しながら、相対する下側垂直部11a,11a
によって平坦な底面12の存在が強調され、且つ当該化
粧目地溝1の深み感がさらに得られる。
【0058】(実施形態3)図10は実施形態3に係る
木質化粧床板Cを長手方向に垂直な断面で示すものであ
る。本形態は、木質基板が木質繊維板3の単独で構成さ
れている点に特徴があり、他の構成は実施形態1又は実
施形態2と実質的には同じであり、同様の効果が得られ
る。但し、その化粧目地溝1は側面に下側垂直部のない
実施形態1のものと同様に形成するようにしてもよい。
【0059】(実施形態4)図11は実施形態4に係る
木質化粧床板Dを長手方向に垂直な断面で示すものであ
る。本形態は、表面化粧層4を厚い突板によって形成
し、化粧目地溝1の底面が表面化粧層4に位置している
ことを特徴とするものであり、他の構成は実施形態1又
は実施形態2と実質的には同じである。但し、その化粧
目地溝1は側面に下側垂直部のない実施形態1のものと
同様に形成するようにしてもよい。
【0060】従って、本形態の場合は化粧目地溝1の側
面及び底面の全てが同じ材料(突板)によって構成され
ているから、一体感ないしは高級感が得られる。
【0061】(実施形態5)図12は実施形態5に係る
木質化粧床板Eを長手方向に垂直な断面で示すものであ
る。本形態は、木質基板が合板等による板状基材2と、
該板状基材2の表裏両面に接着された木質繊維板3,3
とによって構成された点に特徴があり、他の構成は実施
形態4と実質的には同じである。但し、その化粧目地溝
1は側面に下側垂直部のない実施形態1のものと同様に
形成するようにしてもよい。
【0062】表裏の木質繊維板3,3は、上述の分割方
式によって得られた厚さ1.5mm程度のものであり、
その密度が高い硬質面が表面又は裏面となるように板状
基材2に接着されている。
【0063】従って、本形態の場合は、表裏の木質繊維
板3,3によって木質化粧床材Eの反りが相殺され、平
坦性を確実に得ることができるとともに、表面の硬度が
高くなるから、落下物等による凹みの発生を防止するう
えでも有利になる。
【0064】(実施形態6)図13は実施形態6に係る
木質化粧床板Fを長手方向に垂直な断面で示すものであ
る。本形態は、木質基板の板状基材2がその底面に開口
する複数の切り溝21を備えているとともに、該底面に
クッション材22が接着されている点に特徴があり、前
記複数の切り溝21は、床材幅方向に間隔をおいて床材
長手方向に延びている。他の構成は実施形態1又は実施
形態2と実質的には同じである。但し、その化粧目地溝
1は側面に下側垂直部のない実施形態1のものと同様に
形成するようにしてもよい。
【0065】従って、本形態の場合は、床材表面の硬度
を木質繊維板3によって確保しながら、床材全体をクッ
ション性のあるものにすることができる。なお、上記切
り溝21及びクッション材22のうちのいずれか一方の
みを設ける場合もある。
【0066】(その他)上記実施形態5では板状基材2
の裏面に木質繊維板3を接着して床材の反りを確実に抑
えるようにしたが、板状基材2の表面に木質繊維板3を
接着する場合には、裏面に木質裏打ち単板を接着するよ
うにしてもよい。
【0067】板状基材としては、合板の他、単板積層材
(LVL)、単板積層板(LVB)、パーティクルボー
ド、ストランドボード、集積材等を用いることができ、
特に限定されるものではない。
【0068】また、表面化粧層4としては、突板の他、
木目模様等を印刷した化粧紙、メラミン樹脂等の合成樹
脂を含浸させた化粧紙、木質基板表面へのダイレクト印
刷層等を採用することができ、特に限定されるものでは
ない。突板を用いる場合、合成樹脂液を含浸・硬化させ
たものが好ましいが、そのような処理を施さないもので
あってもよい。
【0069】表面化粧層4だけでは床材としての表面保
護性が十分でない場合、表面化粧層4や化粧目地溝1の
内面に、透明あるいは着色半透明性の合成樹脂系塗料を
一回ないしは複数回塗布して表面保護層を設けてもよ
い。このような合成樹脂系塗料としては、ウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、アミノ
アルキッド樹脂等を挙げることができ、特に限定される
ものではない。
【0070】また、寄せ木調の床材の場合には、寄せ木
のピース同士の継ぎ目を表現する部分に化粧目地溝1を
設けてもよい。さらに、木質化粧床板表面に形成される
化粧目地溝1の数は特に限定されるものでなく、木質化
粧床板の大きさにあわせて適宜設けられるものである。
また、化粧目地溝1は床板表面に直線的に設けられるも
のに限られず、ジグザグ模様や波形模様を形成するもの
であってもよく、特に限定されるものではない。
【0071】また、木質基板の化粧目地溝1を形成する
部分に合成樹脂液を含浸・硬化させる方法としては、木
質繊維板3や突板を事前に合成樹脂液へ浸漬含浸・硬化
させておく方法のほか、化粧目地溝1を形成した後に該
化粧目地溝部分から合成樹脂液を含浸・硬化させる方法
を採用することもできる。その合成樹脂としてはウレタ
ン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂以外のものであっ
てもよい。
【0072】そして、複数の木質化粧床材を連結する方
法としては、雄実部と雌実部とに限定されるものではな
く、単なる突き合わせであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る木質化粧床材Aの平面図。
【図2】同木質化粧床材Aを一部断面にして示す斜視
図。
【図3】同木質化粧床材Aの一部の拡大断面図。
【図4】同形態の化粧目地溝の切削加工状態を示す断面
図。
【図5】同形態の雄実部上側の面取り部を示す断面図。
【図6】同形態の雌実部上側の面取り部を示す断面図。
【図7】同形態の雄実部上側の面取り加工状態を示す断
面図。
【図8】同形態の相隣る木質化粧床材同士の連結部を示
す断面図。
【図9】実施形態2に係る木質化粧床材Bの一部を示す
断面図。
【図10】実施形態3に係る木質化粧床材Cの一部を示
す断面図。
【図11】実施形態4に係る木質化粧床材Dの一部を示
す断面図。
【図12】実施形態5に係る木質化粧床材Eの一部を示
す断面図。
【図13】実施形態6に係る木質化粧床材Fの一部を示
す断面図。
【図14】従来例を示す断面図。
【図15】別の従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 化粧目地溝 2 板状基材 3 木質繊維板 4 表面化粧層 5 雄実部 6 雌実部 7 雄実部側上縁部 8 雌実部側上縁部 11 側面 11a 下側垂直部 11b 上側曲面部
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Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質基板の表面に表面化粧層が設けられ
    且つ該表面化粧層の表面に開口した切削加工による化粧
    目地溝を有する木質化粧床材であって、 前記木質基板は、少なくとも表面層が比重0.6以上
    0.9以下の木質繊維板によって構成され、 前記化粧目地溝は、略平坦に形成された底面と、該底面
    から開口部に行くに従って溝幅が漸次拡大するように外
    膨らみ曲面に形成された相対する側面とを備えるよう切
    削によって形成されていることを特徴とする木質化粧床
    材。
  2. 【請求項2】 木質基板の表面に表面化粧層が設けられ
    且つ該表面化粧層の表面に開口した切削加工による化粧
    目地溝を有する木質化粧床材であって、 前記木質基板は、少なくとも表面層が比重0.6以上
    0.9以下の木質繊維板によって構成され、 前記化粧目地溝は、略平坦に形成された底面と、該底面
    より立ち上がった相対する側面とを備えるよう切削によ
    って形成され、 前記相対する側面は、前記底面から略垂直に立ち上がっ
    た相対する下側垂直部と、該下側垂直部に続いて溝幅が
    開口部に行くに従って漸次拡大するように外膨らみの曲
    面形状に形成された相対する上側曲面部とによって構成
    されていることを特徴とする木質化粧床材。
  3. 【請求項3】 前記化粧目地溝の底面が、前記木質繊維
    板層に位置することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の木質化粧床材。
  4. 【請求項4】 前記木質基板が、板状基材表面に前記木
    質繊維板を接着一体化したものであり、該木質繊維板の
    厚さが1.0mm以上2.5mm以下であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の木質
    化粧床材。
  5. 【請求項5】 前記木質繊維板の少なくとも前記化粧目
    地溝が形成された部位には合成樹脂液が含浸し硬化して
    なる耐水強化層が形成され、前記化粧目地溝の底面及び
    相対する側面が前記耐水強化層によって構成されている
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の木質化粧
    床材。
  6. 【請求項6】 前記表面化粧層が突板によって形成さ
    れ、前記化粧目地溝の底面が前記突板内に位置すること
    を特徴とする請求項1記載の木質化粧床材。
  7. 【請求項7】 前記表面化粧層が、合成樹脂液が含浸し
    硬化してなる合成樹脂強化突板によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に
    記載の木質化粧床材。
  8. 【請求項8】 前記化粧目地溝は、溝底部の溝幅が0.
    3mm以上1.0mmの範囲にあり、溝開口幅が2.0
    mm以上5.0mm以下の範囲にあり、溝深さが0.4
    mm以上1.5mm以下の範囲にあることを特徴とする
    請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の木質化粧床
    材。
  9. 【請求項9】 互いの側面が突き合わされる複数の床材
    からなり、 前記各床材は、請求項1乃至請求項8のいずれか一に記
    載された木質化粧床材よりなり、 前記相隣る床材の相対する上縁は角が落とされて外膨ら
    み曲面形状の丸みが付けられ、 前記両床材の少なくとも一方には、前記丸み部分と、該
    部分よりも下側の相手側床材に当接する突き合わせ面と
    の間に略平坦な段部が形成されていることを特徴とする
    木質化粧床材の組合せ。
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