JP6788867B2 - 床材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、床材の製造方法に関する。
従来、雄実部と雌実部を有した床材の床下地への固着のやり方は、両実部のいずれか一方に木ねじやビス、ステープルなどの固定具を打つことでなされることが通例となっている。したがって、床材を床下地にしっかりと、かつ確実に固着するためには、実部に、固定具が打てないほどの硬質な節や、節が抜けて空洞となった節抜け部、打ち付けた固定具が弛むほどの空隙が存在しないことが必要とされる。
このような点を鑑みて、実部を基材自体の材料では構成せずに、均質な材料よりなる別部材で構成することが種々提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このような技術は、基材として節の多い針葉樹合板や空隙を有した木質繊維材を用いたものに特に有効である。
特許文献1に記載の技術は、基材の一方の面において、端部には凹段部を形成し、端部間の中央部には凹溝部を形成し、凹段部と凹溝部に別部材を装着貼り付けし、凹溝部に埋め込んだ別部材の幅方向の中央で基材を切断して複数の床元材を形成するものである。この床元材は両側端に別部材が配された実部形成前のものであり、それぞれの側端部を切削加工(切除)することで、一方には雄実部が形成され、他方には雌実部が形成された床材が製造される。よって、この文献技術によれば、別部材で構成された雄実部、雌実部を有した床材を簡易に形成することができる。
特開2006−37520号公報
ところで、上述したように、この種の床材を床下地に固定具止めする部位は雄実部、雌実部のうちの一方である。したがって、適正な固定具止めができる床材としては、いずれか一方の実部を固定具止め用実部として別部材で形成されていれば十分である。
しかしながら、上記文献の方法では、雄実部と雌実部の両方を別部材で形成しているため、必要以上の別部材が必要とされ、それらの装着貼り付け作業について多くの工数が必要とされる。また、一方のみの実部を形成するために基材の端部の凹段部に対して取りつける別部材と、両方の実部を形成するために凹溝部に対して取りつける別部材とでは当然に寸法が異なる。よって、床材を形成するために2種類の別部材を用意しなければならない。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、床下地に対してしっかりとした固定具止めをするための適切な実部を効率的に形成できる床材の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の床材の製造方法は、基材の短辺と長辺のそれぞれ1辺について、上下面のいずれか一方の角部を所定深さに切削して切り欠き凹所を形成し、前記切り欠き凹所に、その凹所空間の全体を埋めるように、かつ、面側において前記基材と略面一となるように形成した別部材を装着貼り付けし、前記基材の上面に、前記基材の上面全体と、装着貼り付けされた前記別部材の一部とを覆うように表面材を貼り付け、装着貼り付けされた前記別部材の一部を切除して固定具止め用実部を形成し、かつ、該固定具止め用実部とは反対側となる辺において前記基材の一部を切除して非固定具止め用実部を形成する手順とされており、前記別部材は、前記切り欠き凹所に装着貼り付けされた状態で前記基材の側端面より突出する寸法とされており、前記固定具止め用実部は雄実部とされ、前記基材の側端面より突出した前記別部材の部位における上面側の一部を切除し、かつ下面側を切除しないことで形成されることを特徴とする。
本発明の床材の製造方法によれば、上述した手順となっているため、床下地に対してしっかりとした固定具止めをするための適切な実部を効率的に形成することができる。
(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る床材の製造方法の手順を示す概略縦断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る床材の製造方法の手順を示す概略平面図である。 (a)(b)は、本発明の他の実施形態に係る床材の製造方法の手順の一部を示す概略縦断面図である。 (a)〜(d)は、本発明のさらに他の実施形態に係る床材の製造方法の手順を示す概略縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面をもとに説明する。まず、実施形態に共通する基本構成について概説する。
以下に示した種々の実施形態に係る床材の製造方法は、つぎのような手順となっている(図1〜図4参照)。
まず、基材10の短辺と長辺のそれぞれ1辺について、上下面のいずれか一方の角部11を所定深さに切削して切り欠き凹所12を形成する。
つぎに、切り欠き凹所12に、その凹所空間の全体を埋めるように、かつ、面側において基材10と略面一となるように形成した別部材20を装着貼り付けする。
その後、基材10の上面に表面材25を貼り付ける。
ついで、装着貼り付けされた別部材20の一部を切除して固定具止め用実部1を形成し、かつ、固定具止め用実部1とは反対側となる辺において基材10の一部を切除して非固定具止め用実部2を形成する。
ここで、基材10としては、無垢の木材、集成材、スギ、ヒノキ、カラマツ、トドマツなどの節の多い針葉樹合板、MDF(中密度繊維板)、HDF(高密度繊維板)、インシュレーションボード、OSB(配向性ストランドボード)などが挙げられる。また、基材10の厚みは9〜15mm程度である。
また、別部材20としては、木材、合板、パーティクルボード、MDF、HDFなどの木質ボードが挙げられる。別部材20としてはさらに、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PS(ポリスチレン)などの樹脂材料が用いられる。また、別部材20として、樹脂に木粉等のフィラーを添加したウッドプラスチック、樹脂に発泡剤を添加し成形した発泡樹脂材料などを用いることもできる。別部材20には、節や空隙などの欠点がなく材料が均質であるものが用いられることが望ましい。
つぎに、図1および図2に示した、床材の製造方法について詳細に説明する。なお、図1の各図は製造方法を床材の概略縦断面図で示したものであり、図2の各図は製造方法を床材の概略平面図で示したものである。なお、床材の仕上げの平面寸法は303mm×1818mmとされる。図1の各図は、図2のA−A線に対応した拡大概略縦断面図である。
この製造方法により製造される床材は、雄実部5が固定具止め用実部1とされる。つまり、雄実部5が別部材20で形成されている(図1(d)参照)。以下、手順に沿って説明する。
まず、基材10が加工される。加工される部位は、基材10の短辺と長辺のそれぞれ1辺の上面の角部11である(図1(a)および図2(a)参照)。この部位が下面側に所定の厚みを残して切削されて切り欠き凹所12が形成される。図1(a)および図2(a)では、切削部位(切り欠き凹所12)が2点鎖線で示してある。
この切り欠き凹所12に、その凹所空間の全体を埋めるように上記別部材20が装着貼り付けされる(図1(a)(b)および図2(a)(b)参照)。別部材20の厚さ寸法は切り欠き凹所12の深さ寸法と略同一とされる。つまり、上面側で基材10と別部材20とが略面一となるような厚さの別部材20が用いられればよい。また別部材20としては、別部材20を切り欠き凹所12に装着したときに基材10の側端面よりも突出するような幅寸法のものが必要とされる。この突出寸法が形成される雄実部5の突出寸法とされる。
別部材20は、切り欠き凹所12に酢酸ビニル樹脂、水性ビニルウレタン樹脂などよりなる木工用接着剤をビード状に塗布した後に取り付けられる。圧着、加温により固着されるようにしてもよい。
ついで、表層部の硬度向上や平滑性確保のために、基材10の上面に表面材25が接着剤で貼り付けられる(図1(c)および図2(b)(c)参照)。この表面材25としては、MDFやHDFなどの1mm〜3mm程度の薄厚ボードが用いられる。もちろん、その他種々の材料よりなる表面材25を用いてもよい。なお、表面材25の平面寸法は基材10の平面寸法と略同一とされる。
つぎに、雄実部5および雌実部6が加工形成される(図1(d)および図2(c)参照)。加工順はいずれが先であってもよい。
雄実部5の加工は、テノーナーあるいはモルダーにより別部材20の一部を切除することでなされる(図1(d)参照)。効率的な加工を実施するために、切除される部位は別部材20の上面側のみとし、下面側は切除されないようにすることが望ましい。こうして、固定具止め用実部5とされる雄実部1が形成される。
雌実部6の加工は、雄実部5とは反対側となる辺において基材10の一部を切除することでなされる(図1(d)参照)。こうして、非固定具止め用実部2とされる雌実部6が形成される。
また、雄実部5および雌実部6の形成とともに、上面側の面取り加工がなされればよい(図1(d)参照)。
このようにして、基材10の1組の対辺(図1では長辺を図示)について、固定具止め用実部1(雄実部5)および非固定具止め用実部2(雌実部6)が形成される。他の1組の対辺についても、図1(a)〜(d)の同様の手順で固定具止め用実部1(雄実部5)および非固定具止め用実部2(雌実部6)が形成される。
こうして形成された床材には表面仕上げがなされればよい。表面仕上げとしては、サンディング等による平滑化、突板や化粧シートなどの仕上げ材(不図示)の貼着がなされる。さらに塗装が施されるようにしてもよい。
以上のような製造方法により、長辺と短辺のそれぞれ1辺について別部材20よりなる雄実部5を有した床材が製造される。本床材においては、雄実部5は、床材を床下地に固定する際の、木ねじやステープルなどの固定具を打つ固定具止め用の実部とされる。この雄実部5が均質な材料よりなる別部材20で形成されているため、従来問題とされていた、節や空隙による固定具止めの障害を回避でき、その結果、床材を床下地にしっかりと強固に固着することができる。
また、本製造方法は、別部材20を非固定具止め用実部2とされる実部(本例では雌実部6)には取りつけないような手順となっているため、別部材20を節約することができ、別部材20の装着貼り付けの工数も少なくすることができる。ようするに、この製造方法によれば、固定具止めするための適切な実部を効率的に形成することができる。
雄実部5を固定具止め用実部1とした床材の製造方法としては、図3に示したものであってもよい。図3に示した床材の製造方法の手順は、図1、図2に示した実施形態とおおむね同じであるが、使用する材料の形状、寸法が異なっている。なお、図3の実施形態に係る床材の製造方法については、詳細な手順の図示および説明を省略する。
この製造方法では、図3(a)(b)に示すように、基材10の切り欠き凹所12の横方向の深さを図1のものと同一とした場合、基材10の側端面からの別部材20の突出寸法が図1のものよりもさらに大きくなるような幅寸法の大きな別部材20が用いられる。また、表面材25としては、別部材20側では基材10の側端面よりも突出するように貼り付けられる。
また、雄実部5は、表面材25の側端位置に合わせるように別部材20を切除することで形成される(図3(b)参照)。雌実部6は図1のものと同様、基材10を切除することで形成される。
このような別部材20を用いることで、図3(b)に示すように、床材の雄実部5側の側端面が基材10の側端面よりも寸法差L分、外方に位置することとなる。つまり、図3に示した床材の製造方法によれば、基材10の寸法よりも図3(b)における寸法差L分、大きな床材を形成することができる。
従来では、たとえば303mm×1818mmの床材を製造する場合、切削代を考慮して、945mm×1840mmの原板を3分割して製造していた。しかし、本製造方法で製造すれば、大きめの別部材20を用いることで全体寸法を大きくすることができるので、910mm×1820mmの基材10を用いても上記床材を製造することができる。つまり、本製造方法によれば、別部材20により寸法を稼ぐことができ、基材10の省材料化が可能となる。なお、図1に示した床材の製造方法であっても、雄実部5は別部材20で形成されているため、使用する原材料は製造する床材の寸法にくらべて小さいものであってよい。
以上に説明した床材の製造方法について効果を検証するために、つぎに示す2つの実施例と、従来方法である比較例と比較検査した。
(実施例1:図1、図2の実施形態に対応したもの)
基材10としては、針葉樹合板9mm厚、945mm×1840mmサイズの原材料をギャングソーにより3分割して313mm×1840mmサイズにしたものを用いた。
分割した材料(基材10)の長辺、短辺の各1辺の角部11をテノーナーの切削により、幅15mm、上面からの深さ5mmの切り欠き凹所12を形成した。
別部材20としては、節のほとんどないラワン合板を材料とした、幅25mm、厚さ5mmのものを用いた。
切り欠き凹所12へ酢酸ビニルエマルジョン接着剤をビード状に塗布し、別部材20を装着貼り付けし、一定時間の養生により接着固定した。
表層部には、2.7mm厚、313mm×1840mmサイズのMDFよりなる表面材25を上記と同様の接着剤で接着し、プレス複合し、さらにその上に、0.2mm厚のナラ単板よりなる表面仕上げ材(不図示)を接着した。
ついで、テノーナーにより、2辺の雄実部5、2辺の雌実部6を加工形成した。
最後に、生地研磨、生地着色、UV塗装仕上げを行った。
上記手順により、303mm×1818mmサイズの床材を作製した。
(実施例2)(図3の実施形態に対応したもの)
基材10としては、針葉樹合板9mm厚、910mm×1820mmサイズの原材料をギャングソーにより3分割して301mm×1820mmサイズにしたものを用いた。
分割した材料(基材10)の長辺、短辺の各1辺のテノーナーの切削により、幅15mm、上面からの深さ5mmの切り欠き凹所12を形成した。
別部材20としては、節のほとんどないラワン合板を材料とした、幅37mm、厚さ5mmのものを用いた。
切り欠き凹所12へ酢酸ビニルエマルジョン接着剤をビード状に塗布し、別部材20を装着貼り付けし、一定時間の養生により接着固定した。
表層部には、2.7mm厚、313mm×1840mmサイズのMDFよりなる表面材25を上記と同様の接着剤で接着し、プレス複合し、さらにその上に、0.2mm厚のナラ単板よりなる表面仕上げ材(不図示)を接着した。
ついで、テノーナーにより、2辺の雄実部5、2辺の雌実部5を加工形成した。
最後に、生地研磨、生地着色、UV塗装仕上げを行った。
上記手順により、303mm×1818mmサイズの床材を作製した。
(比較例:材料、手順について不図示)
針葉樹合板9mm厚、945mm×1840mmサイズの原板の表層に、2.7mm厚、945mm×1840mmサイズのMDFを木工用接着剤で接着し、つぎに、ギャングソーにより3分割して313mm×1840mmサイズにした。分割した材料に、0.2mm厚のナラ単板よりなる表面仕上げ材を接着し、テノーナーにより、2辺の雄実部、2辺の雌実部を加工形成した。最後に、生地研磨、生地着色、UV塗装仕上げを行った。
上記手順により、303mm×1818mmサイズの床材を作製した。
以上の3例を比較したところ、実施例1、2では、固定具止め用実部1である雄実部5には、別部材20が使用されているため節は表れなかった。そのため、雄実部5へのビス止め後にビスが浮くことはなかった。一方、比較例では、雄実部に針葉樹合板の節が表れた。節にビス打ちしたところ、割れが生じた。また、節のない箇所にビス打ちしたが、ビスの浮きが生じた。
つぎに、図4を参照して、雌実部6を固定具止め用実部1とした床材の製造方法について説明する。なお、本実施形態に係る床材の製造方法に関する平面図については、添付を省略する。
まず、基材10が加工される。加工される部位は、基材10の短辺と長辺のそれぞれ1辺の下面の角部11である(図4(a)参照)。この部位が上面側に所定の厚みを残して切削されて切り欠き凹所12が形成される。図4(a)には、切削部位(切り欠き凹所12)が2点鎖線で示してある。
この切り欠き凹所12に、その凹所空間の全体を埋めるように別部材20が装着貼り付けされる(図4(a)(b)参照)。別部材20の厚さ寸法は切り欠き凹所12の深さ寸法と略同一とされる。つまり、下面側で基材10と別部材20とが略面一となるような厚さの別部材20が用いられればよい。また別部材20の幅寸法は、別部材20を切り欠き凹所に装着したときに基材10の側端面よりも突出しない、側端面が略面一となる寸法とされる。したがって、この別部材20は図1で使用される別部材20にくらべて幅寸法が小さくてよい。
別部材20は、切り欠き凹所12に酢酸ビニル樹脂、水性ビニルウレタン樹脂などよりなる木工用接着剤をビード状に塗布した後に取り付けられる。圧着、加温により固着されるようにしてもよい。
ついで、表層部の硬度向上や平滑性確保のために、基材10の上面に表面材25が接着剤で貼り付けられる(図4(b)(c)参照)。この表面材25としては、MDFやHDFなどの1mm〜3mm程度の薄厚ボードが用いられる。もちろん、その他種々の材料よりなる表面材25を用いてもよい。なお、表面材25の平面寸法は、雄実部5の加工を考慮すれば雄実部25側には貼り付けが不要であるため、基材10の平面寸法よりも小さくてよい。
つぎに、雄実部5および雌実部6が加工形成される(図4(c)参照)。加工順はいずれが先であってもよい。
雌実部6の加工は、テノーナーあるいはモルダーにより別部材20の一部が切除されることでなされる(図4(d)参照)。こうして、固定具止め用実部1とされる雌実部6が形成される。
雄実部6の加工は、雌実部5とは反対側となる辺における基材10の一部を切除することでなされる(図4(d)参照)。こうして、非固定具止め用実部2とされる雄実部6が形成される。
また、雄実部5および雌実部6の形成とともに、上面側の面取り加工がなされればよい(図4(d)参照)。
このようにして、基材10の1組の対辺(図例では長辺)について、固定具止め用実部1(雌実部6)および非固定具止め用実部2(雄実部5)が形成される。他の1組の対辺についても、図4(a)〜(d)の同様の手順で固定具止め用実部1(雌実部6)および非固定具止め用実部2(雄実部5)が形成される。
こうして形成された床材には表面仕上げがなされればよい。表面仕上げとしては、サンディング等による平滑化、突板や化粧シートなどの仕上げ材の貼着がなされる。さらに塗装が施されるようにしてもよい。
以上のような製造方法により、長辺と短辺のそれぞれ1辺について別部材20よりなる雌実部6を有した床材が製造される。本床材においては、雌実部6は、床材を床下地に固定する際の、木ねじやステープルなどの固定具を打つ固定具止め用実部とされる。この雌実部6が均質な材料よりなる別部材20で形成されているため、床材を床下地にしっかりと強固に固着することができる。
また、この製造方法では、固定具止め用実部1である雌実部6のみに別部材20を用いればよいため、使用する別部材20を節約することができ、別部材20の装着貼り付けの工数も少なくすることができる。
なお、雌実部6を固定具止め用実部1とした床材を製造する方法では、図1のものと同一寸法の床材を製造する場合でも、大きな寸法の基材10が必要とされる。しかしながらその反面、図1のものにくらべて、使用する別部材20は幅寸法が小さなものでよく、別部材20については省材料化ができる。
10 基材
11 角部
12 切り欠き凹所
20 別部材
25 表面材
1 固定具止め用実部
2 非固定具止め用実部
5 雄実部
6 雌実部



Claims (1)

  1. 基材の短辺と長辺のそれぞれ1辺について、上下面のいずれか一方の角部を所定深さに切削して切り欠き凹所を形成し、
    前記切り欠き凹所に、その凹所空間の全体を埋めるように、かつ、面側において前記基材と略面一となるように形成した別部材を装着貼り付けし、
    前記基材の上面に、前記基材の上面全体と、装着貼り付けされた前記別部材の一部とを覆うように表面材を貼り付け、
    装着貼り付けされた前記別部材の一部を切除して固定具止め用実部を形成し、かつ、該固定具止め用実部とは反対側となる辺において前記基材の一部を切除して非固定具止め用実部を形成する手順とされており、
    前記別部材は、前記切り欠き凹所に装着貼り付けされた状態で前記基材の側端面より突出する寸法とされており、
    前記固定具止め用実部は雄実部とされ、前記基材の側端面より突出した前記別部材の部位における上面側の一部を切除し、かつ下面側を切除しないことで形成されることを特徴とする床材の製造方法。
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