JP2023505258A - Fgfr阻害剤としての三環式複素環 - Google Patents

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Abstract

本開示は、三環式複素環、及びFGFR酵素の阻害剤であり、がんなどのFGFR関連疾患の治療において有用であるその薬学的組成物に関する。TIFF2023505258000208.tif40164

Description

本開示は、三環式複素環、及び酵素FGFRの阻害剤であり、がんなどのFGFR関連疾患の治療において有用であるその薬学的組成物に関する。
線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)は、線維芽細胞増殖成長因子(FGF)リガンドに結合する受容体チロシンキナーゼである。リガンドに結合することができ、組織の発達、血管新生、創傷治癒、及び代謝調節を含む多くの生理学的プロセスの制御に関与する4つのFGFRタンパク質(FGFR1~4)がある。リガンドが結合すると、受容体は、二量体化及びリン酸化を受け、プロテインキナーゼ活性の刺激及び多くの細胞内ドッキングタンパク質の動員につながる。これらの相互作用は、細胞内における一連のシグナル伝達経路、例えば細胞の成長、増殖及び生存のために重要となる、Ras-MAPK、AKT-PI3K及びホスホリパーゼCなどの活性化を促進する(Eswarakumar et al.Cytokine&Growth Factor Reviews,2005,16,139-149で概説)。FGFリガンドもしくはFGFRの過剰発現、またはFGFRの変異の活性化によるこの経路の異常な活性化は、腫瘍の発生、進行、及び従来のがん治療への耐性につながる可能性がある。ヒトのがんでは、遺伝子増幅、染色体転座、及びリガンド非依存的な受容体の活性化につながる体細胞変異を含む遺伝的変化が記載されている(Knights and Cook,Pharmacology&Therapeutics,2010,125,105-117;Turner and Grose,Nature Reviews Cancer,2010,10,116-129で概説)。数千の腫瘍試料での大規模なDNA配列決定によって、多くのがんにおいて、FGFR遺伝子は変えられていることが明らかとなった(Helsten et al.Clin Cancer Res.2016,22,259-267)。これらの活性化変異の一部は、骨格異形成症候群を引き起こす生殖細胞変異と同一である(Gallo et al.Cytokine&Growth Factor Reviews 2015,26,425-449)。ヒトの疾患における異常なリガンド依存性シグナル伝達につながるメカニズムには、FGFの過剰発現と、より無差別なリガンド結合能力を持つ受容体につながるFGFRスプライシングの変化が含まれる。従ってFGFRを標的とする阻害剤の開発は、FGFまたはFGFR活性が上昇している疾患の臨床処置に有用であり得る。
FGF/FGFRが関与するがんの種類には、癌腫(例えば、膀胱、乳房、結腸直腸、子宮内膜、胃、頭頸部、腎臓、肺、卵巣、前立腺)、造血器悪性腫瘍(例えば、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、及び骨髄増殖性腫瘍)、ならびに他の新生物(例えば、膠芽腫、及び肉腫)が含まれるが、これらに限定されない。発癌性新生物における役割に加えて、FGFR活性化はまた、限定されないが、軟骨形成不全及び頭蓋骨癒合症症候群を含む骨格及び軟骨細胞障害に関係している。
がん治療のための新たな薬剤開発への継続的ニーズがあり、本明細書に記載されるFGFR阻害剤は、このニーズへの取り組みに有用である。
本開示は、式(I):
Figure 2023505258000002
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩を対象とし、式中、構成要素の変数は本明細書で定義される。
本開示はさらに、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物を対象とする。
本開示はさらに、FGFR酵素(例えば、FGFR3酵素)を阻害する方法であって、上記酵素を、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩に接触させることを含む方法を対象とする。
本開示はさらに、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与すること含む、FGFR酵素(例えば、FGFR3酵素)の異常な活性または発現に関連する疾患を治療する方法を対象とする。
本開示はさらに、FGFR酵素(例えば、FGFR3酵素)の異常な活性または発現に関連する疾患の治療にて使用するための式(I)の化合物を対象とする。
本開示はさらに、必要とする患者において、FGFR酵素(例えば、FGFR3酵素)またはその変異体によって媒介される疾患を治療する方法であって、前記患者に式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される組成物を投与する工程を含む方法を対象とする。
本開示はさらに、必要とする患者において、FGFR酵素(例えば、FGFR3酵素)またはその変異体によって媒介される疾患を治療する方法であって、本明細書に記載の別の治療法または治療薬と組み合わせて、式(I)の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または式(I)の化合物もしくはその薬学的に許容される塩を含む組成物を、前記患者に投与する工程を含む方法を対象とする。
本開示はさらに、治療に用いられる薬剤の調製における、式(I)の化合物の使用を対象とする。
化合物
一態様では、本開示は、式(I):
Figure 2023505258000003
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
環Aは芳香族であり、
YはNまたはCであり、
YがNのとき、XはCRである、または
YがCのとき、XはNRであり、
Figure 2023505258000004
は単結合または二重結合を表し、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9C(O)NRc9d9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、NRc7d7、NRc7(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7及びS(O)NRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4Rd4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8、SRa8、C(O)Rb8、C(O)NRc8d8、C(O)ORa8、NRc8d8、NRc8C(O)Rb8、NRc8C(O)ORa8、NRc8C(O)NRc8d8、NRc8S(O)Rb8、NRc8S(O)b8、NRc8S(O)NRc8d8、S(O)Rb8、S(O)NRc8d8、S(O)b8及びS(O)NRc8d8から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R50は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11及びS(O)NRc11d11から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc7及びRd7は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR40から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb7は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb8は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR30から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
別の態様では、本開示は、式(I):
Figure 2023505258000005
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
環Aは芳香族であり、
YはNまたはCであり、
YがNのとき、XはCRである、または
YがCのとき、XはNRであり、
Figure 2023505258000006
は単結合または二重結合を表し、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、NRc7d7、NRc7(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7及びS(O)NRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル基、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8、SRa8、C(O)Rb8、C(O)NRc8d8、C(O)ORa8、NRc8d8、NRc8C(O)Rb8、NRc8C(O)ORa8、NRc8S(O)Rb8、NRc8S(O)b8、NRc8S(O)NRc8d8、S(O)Rb8、S(O)NRc8d8、S(O)b8及びS(O)NRc8d8から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R50は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11及びS(O)NRc11d11から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc7及びRd7は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR40から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb7は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb8は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR30から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
環Aは芳香族であり、
YはNまたはCであり、
YがNのとき、XはCRである、または
YがCのとき、XはNRであり、
Figure 2023505258000007
は単結合または二重結合を表し、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
、R、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され;
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びNRc3C(O)Rb3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
各R50は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11及びNRc11d11から選択され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra7、Rc7、及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra9、Rc9、及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra11、Rc11、及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
環Aは芳香族であり、
YはNまたはCであり、
YがNのとき、XはCRである、または
YがCのとき、XはNRであり、
Figure 2023505258000008
は単結合または二重結合を表し、
Zは、NまたはCHであり、
Cyは、5~6員ヘテロアリールから選択され;各5~6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、及び独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
Cyは、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され;5~6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;フェニル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、Rは、それぞれHであり、
は、H、ハロ、CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シクロアルキル、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C3-7シクロアルキル、前記フェニル及び前記5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
は、C1-6アルキルであり、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル及びC3-7シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3及びS(O)b3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-7シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され;
各R20は、独立して、ハロ、C1-6アルキル及びORa2から選択され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
各Ra2は、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
環Aは芳香族であり、
YはNまたはCであり、
YがNのとき、XはCRである、または
YがCのとき、XはNRであり、
Figure 2023505258000009
は単結合または二重結合を表し、
Zは、NまたはCHであり、
Cyは、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され;各5~6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、及び独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;フェニル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
Cyは、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル及びC3-7シクロアルキルから選択され;5~6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、及び独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~10員ヘテロシクロアルキル及びC3-7シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、ORa9またはNRc9d9であり、
及びRは、それぞれHであり、
は、H、ハロ、CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シクロアルキル、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C3-7シクロアルキル、前記フェニル及び前記5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
は、C1-6アルキルであり、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、フェニル、4~6員ヘテロシクロアルキル及びC3-7シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、CN、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3、ORa3、C(O)NRc3d3、NRc3d3、NRc3C(O)NRc3d3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、フェニル及び4~6員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記フェニル及び前記4~6員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5、NRc5d5及び5~6員ヘテロアリールから選択され、
各R20は、独立して、ハロ、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びNRc2C(O)Rb2から選択され、C1-6アルキルは、任意でORa4で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
各Ra2は、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、5~6員ヘテロアリール及び4~6員ヘテロシクロアルキルから選択され;それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IA)もしくは式(IB):
Figure 2023505258000010
の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IA):
Figure 2023505258000011
の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IB):
Figure 2023505258000012
の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IA)の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、Nであり、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;4~10員ヘテロシクロアルキル及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9C(O)NRc9d9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R50は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11及びS(O)NRc11d11から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR30から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IA)の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、Nであり、
Cyは、5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
Cyは、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;4~10員ヘテロシクロアルキル及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で置換され、
、R、及びRはそれぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ及びCNから選択され、
は、H、D、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3及びNRc3d3から選択され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2及びNRc2d2から選択され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員、もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IA)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、Nであり、
Cyは、5~10員ヘテロアリールであり;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
は、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びS(O)Rb3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R50は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11及びNRc11d11から選択され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra9、Rc9、及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra11、Rc11、及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IB)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;4~10員ヘテロシクロアルキル及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9C(O)NRc9d9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、NRc7d7、NRc7(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7及びS(O)NRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8、SRa8、C(O)Rb8、C(O)NRc8d8、C(O)ORa8、NRc8d8、NRc8C(O)Rb8、NRc8C(O)ORa8、NRc8C(O)NRc8d8、NRc8S(O)Rb8、NRc8S(O)b8、NRc8S(O)NRc8d8、S(O)Rb8、S(O)NRc8d8、S(O)b8及びS(O)NRc8d8から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc7及びRd7は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR40から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb7は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb8は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR30から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IB)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
、R、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びNRc3C(O)Rb3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra7、Rc7、及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra9、Rc9、及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一態様では、本開示は、式(IB)の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Zは、NまたはCRであり、
Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
Cyは、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
は、独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
及びRは、それぞれ独立して、H、D及びC1-6アルキルから選択され、
は、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R12は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、5~6員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5及びNRc5d5から選択され、
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、NRc2d2及びNRc2C(O)Rb2から選択され;前記C1-6アルキルは、任意で、独立してR21から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R21から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各Ra3、Rc3、及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R12から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール、及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Rb5は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra7、Rc7、及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R40から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、
または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合しているN原子と共に、4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成する、化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
いくつかの実施形態では、XはCRであり、YはNである。
いくつかの実施形態では、XはNRであり、YはCである。
いくつかの実施形態では、Zは、Nである。
いくつかの実施形態では、Zは、CRである。
いくつかの実施形態では、Cyは、5~10員ヘテロアリールであり;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5~10員ヘテロアリールは、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、5~6員ヘテロアリールであり;各5~6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5~6員ヘテロアリールは、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換された5~10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換された5~6員ヘテロアリールである。
いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された5~10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された5~6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された6員ヘテロアリールである。
いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換された、5~10員ヘテロアリールまたはフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された、5~10員ヘテロアリールまたはフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換された、5~6員ヘテロアリールまたはフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された、5~6員ヘテロアリールまたはフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換されたフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つもしくは2つの置換基で置換された、ピラゾリルまたはピリジニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立して、R10から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換されたピラゾリルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立して、R10から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換されたピリジニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換された、ピラゾリル、ピリジニルまたはフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-アセトアミドクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-ヒドロキシシクロブチル)-1H-ピラゾール-4-イル、及び6-(4-アセチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イルから選択される。
いくつかの実施形態では、Cyは、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-アセトアミドクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-ヒドロキシシクロブチル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(4-アセチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル、1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(1-アミノシクロプロパン-1-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)アセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(オキサゾール-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-シアノアセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-3-フルオロベンジル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-(ジメチルカルバモイル)フェニル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(2-メトキシアセトアミド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(3,3-ジメチルウレイド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-アセチル-2-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(ジメチルカルバモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(N,N-ジメチルスルファモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(モルホリン-4-カルボニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-6-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-アセチル-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(1-(2-ヒドロキシアセチル)アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、5-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、4-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)フェニル)、1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-シアノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(シアノメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、及び1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イルから選択される。
いくつかの実施形態では、Cyは、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-アセトアミドクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-ヒドロキシシクロブチル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(4-アセチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル、1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(1-アミノシクロプロパン-1-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)アセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(オキサゾール-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-シアノアセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-3-フルオロベンジル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-(ジメチルカルバモイル)フェニル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(2-メトキシアセトアミド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(3,3-ジメチルウレイド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-アセチル-2-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(ジメチルカルバモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(N,N-ジメチルスルファモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(モルホリン-4-カルボニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-6-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-アセチル-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(1-(2-ヒドロキシアセチル)アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、5-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-シアノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(シアノメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、及び1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イルから選択される。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリール、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C6-10アリール、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-7シクロアルキル及び前記4~6員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリール、C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C6-10アリール、前記C3-7シクロアルキル及び前記4~6員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及びC3-10シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル及びC3-7シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各R10は、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC1-6アルキルから独立して選択される。いくつかの実施形態では、各R10は、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4~6員ヘテロシクロアルキルから独立して選択される。いくつかの実施形態では、各R10は、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換されたC3-7シクロアルキルから独立して選択される。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及びC3-7シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、C1-6アルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及びC3-7シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル、ピロリジニル、シクロヘキシル、シクロブチル及びピペラジニルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル、ピロリジニル、シクロヘキシル、及びシクロブチルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル及びピペラジニルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル、エチル、イソプロピル、2-メチルプロピル、ジフルオロメチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、フェニル、ピペラジニル(piperzinyl)、アザスピロ[3.5]ノナノイル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサノイル、アザビシクロ[4.1.0]ヘプタノイル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル及びピペリジニルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル、エチル、イソプロピル、2-メチルプロピル及びジフルオロメチルから選択され、メチル及びエチルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、メチル、エチル、イソプロピル、2-メチルプロピル及びジフルオロメチルから選択される。
いくつかの実施形態では、各R10は、独立して、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、フェニル、ピペラジニル(piperzinyl)、アザスピロ[3.5]ノナノイル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサノイル、アザビシクロ[4.1.0]ヘプタノイル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル及びピペリジニルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリール、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3及びS(O)b3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-7シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリール、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びS(O)から選択される。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3及びORa3から選択される。いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C(O)CH、C(O)OH、NHC(O)CH及びOHから選択される。
各R11は、独立して、C1-6アルキル、CN、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3、ORa3、C(O)NRc3d3、NRc3d3、NRc3C(O)NRc3d3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、フェニル及び4~6員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記フェニル及び前記4~6員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3、ORa3、C(O)NRc3d3、S(O)NRc3d3、NRc3d3、CN及びS(O)b3から選択される。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C(O)Rb3、C(O)ORa3、及びNRc3C(O)Rb3から選択される。いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、C(O)CH、C(O)OH、及びNHC(O)CHから選択される。
いくつかの実施形態では、各R11は、独立して、メチル、CN、OH、C(O)CH、C(O)OH、NHC(O)CH、C(O)CHOH、C(O)N(CH、NHC(O)CHOCH、NHC(O)N(CH、S(O)N(CH、N(CH、S(O)CH、2-シアノアセチル、モルホリン-4-カルボニル、モルホリニル、1-アミノシクロプロパン-1-カルボニル、(1H-イミダゾール-1-イル)アセチル、オキサゾール-4-カルボニル、4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル及び4-カルボキシ-3-フルオロフェニルから選択される。
いくつかの実施形態では、R11は、ORa3である。いくつかの実施形態では、R11は、OHである。
いくつかの実施形態では、各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択される。
いくつかの実施形態では、各R12は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、5~6員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5及びNRc5d5から選択される。
いくつかの実施形態では、Cyは、C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員ヘテロアリールから選択され;4~6員ヘテロシクロアルキル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~6員ヘテロアリール及び4~6員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員ヘテロアリールから選択され;4~6員ヘテロシクロアルキル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~6員ヘテロアリール及び4~6員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C3-7シクロアルキル、4~6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され;5~6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5~6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;フェニル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、フェニル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、Cyは、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、フェニル及び5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルまたはフラニルであり、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルまたはフラニルであり、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニル、フラニル、ピペリジニル、2-オキソ-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニルまたはシクロプロピルであり、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、Cyは、フェニル、フラニル、ピペリジニル、2-オキソ-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニルまたはシクロプロピルであり、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で任意に置換されているフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されているフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルのオルト位及び/またはパラ位が、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されているフェニルである。例えば、Cyは、フェニルのオルト位及びパラ位が、独立してR20から選択される2つの置換基で置換されているフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルのオルト位が、独立してR20から選択される1つまたは2つの置換基で置換されているフェニルである。例えば、Cyは、フェニルのオルト位が、独立してR20から選択される1つの置換基で置換されているフェニルである。例えば、Cyは、フェニルのオルト位が、独立してR20から選択される2つの置換基で置換されているフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、2-クロロフェニル、2,6-ジフルオロフェニル、2-クロロ-6-フルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2-フルオロ-6-メチルフェニル、2-クロロ-4-メトキシフェニル及び3-メチルフラン-2-イルから選択される。
いくつかの実施形態では、Cyは、2-クロロフェニル、2,6-ジフルオロフェニル、2-クロロ-6-フルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2-フルオロ-6-メチルフェニル、2-クロロ-4-メトキシフェニル、3-メチルフラン-2-イル、1-メチルピペリジン-4-イル、(1S,5R)-2-オキソ-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル、2,6-ジメチルフェニル、2-シアノ-6-フルオロフェニル、2-フルオロ-6-メトキシフェニル、2,3-ジメチルフェニル、4-(ヒドロキシメチル)-2-メチルフェニル、3-アクリルアミド-2,6-ジクロロフェニル、3-アクリルアミドフェニル、2-アクリルアミドフェニル及びシクロプロピルから選択される。
各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、NRc2C(O)Rb2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R20は、独立して、ハロ、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びNRc2C(O)Rb2から選択され、C1-6アルキルは、任意で、ORa4で置換されている。
いくつかの実施形態では、各R20は、独立して、ハロ、C1-6アルキル及びORa2から選択される。
いくつかの実施形態では、各R20は、独立して、クロロ、フルオロ、メチル及びメトキシから選択される。
いくつかの実施形態では、各R20は、独立して、CN、クロロ、フルオロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル及びアクリルアミドから選択される。
いくつかの実施形態では、各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択される。
いくつかの実施形態では、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択される。
いくつかの実施形態では、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択される。
いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rは、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、H、ORa9、またはNRc9d9である。いくつかの実施形態では、Rは、H、OH、またはN(CHである。
いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rは、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択される。
いくつかの実施形態では、RはHである。いくつかの実施形態では、Rは、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Rは、H、ハロ、CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-10シクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され、前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C3-10シクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Rは、H、ハロ、CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シクロアルキル、フェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C3-7シクロアルキル、前記フェニル及び前記5~6員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Rは、独立して、H、メチル、エチル、クロロ、CN、シクロプロピル、シクロペンテニル、プロペニル、フェニル、ピラゾリル、及びフラニルから選択され;前記メチル、前記エチル、前記シクロプロピル、前記シクロペンテニル、前記プロペニル、前記フェニル、前記ピラゾリル、及び前記フラニルは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Rは、H、メチル、エチル、クロロ、CN、シクロペント-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-1-イル、3,5-ジメトキシフェニル、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、フラン-2-イル、及びシクロプロピルから選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、H、メチル、エチル、イソプロピル、ヒドロキシメチル、1-ヒドロキシエチル、クロロ、ブロモ、CN、シクロペント-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-1-イル、3,5-ジメトキシフェニル、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、フラン-2-イル、及びシクロプロピルから選択される。
いくつかの実施形態では、各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択される。
いくつかの実施形態では、各R40は、独立して、C1-6アルキル及びORa8から選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、Rは、C1-6アルキルである。
いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、各R50は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11及びNRc11d11から選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、Hである。
いくつかの実施形態では、Rは、HまたはORa9である。いくつかの実施形態では、Rは、Hまたは(テトラヒドロフラン-3-イル)オキシである。
いくつかの実施形態では、各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換された4員、5員、または6員ヘテロシクロアルキル基を形成する。
いくつかの実施形態では、各Rb1は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Re1は独立して、H及びC1-6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各Rb2は、C2-6アルケニルである。
いくつかの実施形態では、各Rb2は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Re2は独立して、H及びC1-6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員ヘテロシクロアルキル基を形成する。いくつかの実施形態では、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、6員ヘテロシクロアルキル基を形成する。
いくつかの実施形態では、各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている。
いくつかの実施形態では、各Rb3は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール、及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb4は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb5は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb6は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb7は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb8は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択される。いくつかの実施形態では、各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb9は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb11は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、各Rb11は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される。
本明細書で提供されるのは、式IIa:
Figure 2023505258000013
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、X、Y、Z及びR10は本明細書において定義され、環Aは芳香族である。
本明細書で提供されるのは、式IIb:
Figure 2023505258000014
IIb
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、X、Y、Z及び各R20は本明細書において定義され、環Aは芳香族であり、nは0、1、2もしくは3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
本明細書で提供されるのは、式IIc:
Figure 2023505258000015
IIc
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、X、Y、Z、R10及び各R20は本明細書において定義され、環Aは芳香族であり、nは、0、1、2または3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
本明細書で提供されるのは、式IIIa:
Figure 2023505258000016
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、Z、R、及びR10は、本明細書において定義される。
本明細書で提供されるのは、式IIIb:
Figure 2023505258000017
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、Z、R、及び各R20は本明細書において定義され、nは0、1、2もしくは3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
本明細書で提供されるのは、式IIIc:
Figure 2023505258000018
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Z、R、R10、及び各R20は本明細書において定義され、nは0、1、2もしくは3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
本明細書で提供されるのは、式IVa:
Figure 2023505258000019
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、Z、R、及びR10は、本明細書において定義される。
本明細書で提供されるのは、式IVb:
Figure 2023505258000020
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Cy、Z、R、及び各R20は本明細書において定義され、nは0、1、2もしくは3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
本明細書で提供されるのは、式IVc:
Figure 2023505258000021
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、式中、Z、R、R10、及び各R20は本明細書において定義され、nは0、1、2もしくは3である。いくつかの実施形態では、nは、1または2である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるのは、2-(2-クロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(シクロペント-1-エン-1-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(E)-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(3,5-ジメトキシフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3,9-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(フラン-2-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-カルボニトリル、2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-エチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、3-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-9-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、9-(2-クロロフェニル)-8-シクロプロピル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン、9-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン、1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-カルボン酸、N-((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)アセトアミド、2-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、2-(2-クロロ-4-メトキシフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-メチルフラン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、3-(4-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロブタン-1-オール、及び1-(4-(5-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オンから選択される化合物、または前述のいずれかの薬学的に許容される塩である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるのは、3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(1-メチルピペリジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、(1S,5R)-8-(3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジメチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-3-フルオロ-2-(9-(1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)ベンゾニトリル、(S)-1-(3-(4-(2-(2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、2-(2,3-ジメチルフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(3-メチル-4-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)メタノール、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-オール、(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-10-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2,6-ジクロロフェニル)-N,N,3-トリメチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-アミン、N-(2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、N-(3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、N-(2-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、(1-アミノシクロプロピル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン、1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタン-1-オン、(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(オキサゾール-4-イル)メタノン、(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン、3-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロパンニトリル、4-((4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)メチル)-2-フルオロ安息香酸、4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルベンズアミド、N-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-2-メトキシアセトアミド、3-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-1,1-ジメチル尿素、1-(7-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)エタン-1-オン、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-オール、4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-1-メチルシクロヘキサン-1-カルボン酸、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-カルボキサミド、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-スルホンアミド、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、1-((3S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシエチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(6-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)エタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-3-イル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)フェニル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(9-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル、1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-2-オール、2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3
-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトニトリル、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール及び2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールから選択される化合物、または前述のいずれかの薬学的に許容される塩である。
明確にするために、別個の実施形態と関連して記載される、本開示のある特定の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて提供され得るとさらに理解される。逆に、簡潔にするために単一の実施形態で記載している本開示の様々な特徴は、別個にまたは任意の適切な部分組み合わせとして提供することもできる。
本明細書の様々な箇所で、本開示の化合物の代替物が群または範囲で開示される。本開示が、このような群及び範囲のメンバーのそれぞれ1つ1つの個別の部分的組み合わせを含むことが具体的に意図される。例えば、「C1-6アルキル」という用語は、メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、及びCアルキルを個別に開示することが具体的に意図される。
本明細書の様々な箇所で、各種のアリール環、ヘテロアリール環、シクロアルキル環及びヘテロシクロアルキル環について記載されている。特に指定のない限り、これらの環は、原子価が許容する限り任意の環員で、分子の残部に結合され得る。例えば、「ピリジン環」または「ピリジニル」という用語は、ピリジン-2-イル環、ピリジン-3-イル環またはピリジン-4-イル環を示し得る。
nが整数である「n員」という用語は、典型的には環形成原子の数がnである部分における環形成原子の数について記載している。例えば、ピペリジニルは、6員ヘテロシクロアルキル環の例であり、ピラゾリルは、5員ヘテロアリール環の例であり、ピリジルは、6員ヘテロアリール環の例であり、1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレンは、10員シクロアルキル基の例である。
変数が複数回出現する本開示の化合物の場合、各変数は、変数を定義する群から独立して選択される異なる部分であり得る。例えば、同一化合物に同時に存在する2つのR基を有する構造が記載される場合、2つのR基は、R基について定義した群から独立して選択される、異なる部分を示すことができる。
本明細書で使用される場合、「任意で置換される」という語句は、非置換または置換されていることを意味する。
「置換された」という用語は、形式的には、原子または原子の群が、別の基に結合した「置換基」として水素を置き換えることを意味する。「置換された」という用語は、特に指定のない限り、置換が許容される場合において、任意の置換レベル、例えばモノ-、ジ-、トリ-、テトラ-、またはペンタ-置換を示す。置換基は独立して選択され、置換は化学的に到達可能な任意の位置で行われてよい。所与の原子での置換は原子価によって制限されることが理解されるべきである。所与の原子での置換は、化学的に安定な分子をもたらすことが理解されるべきである。単一の二価の置換基、例えば、オキソは、2つの水素原子を置き換えることができる。
本明細書で使用する場合、i及びjが整数であり、化学基と組み合わせて用いられる、「Ci-j」という用語は、i-jという指定範囲を有する化学基における、炭素原子数の範囲を意味する。例えば、C1-6アルキルは、1、2、3、4、5または6つの炭素原子を有するアルキル基を示す。
本明細書で使用する場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルキル」という用語は、直鎖または分岐であり得る飽和炭化水素基を示す。アルキル基は、形式的には、化合物残部へのアルキル基の結合点によって置き換えられた1つのC-H結合を有するアルカンに相当する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つまたは1~3つの炭素原子を含有する。アルキル部分の例としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、2-メチル-1-ブチル、3-ペンチル、n-ヘキシル、1,2,2-トリメチルプロピル等の化学基が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、アルキル基は、メチル、エチルまたはプロピルである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語との組み合わせで用いられる「Ci-jアルキレン」という用語は、i-jつの炭素を有する、直鎖または分岐であり得る二価連結飽和炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態では、アルキレン基は、1~4つの炭素原子、または1~3つの炭素原子、または1~2つの炭素原子を含有する。アルキレン部分の例としては、メチレン、エチレン、1,1-エチレン、1,2-エチレン、1,3-プロピレン、1,2-プロピレン、1,1-プロピレン、イソプロピレンなどの化学基が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルケニル」という用語は、1つ以上の炭素-炭素二重結合を有するアルキル基に相当する直鎖または分岐炭化水素基を示す。アルケニル基は、形式的には、化合物残部へのアルケニル基の結合点によって置き換えられた1つのC-H結合を有するアルケンに相当する。いくつかの実施形態では、アルケニル部分は、2~6つ、または2~4つの炭素原子を含有する。例示的なアルケニル基としては、エテニル、n-プロペニル、イソプロペニル、n-ブテニル、sec-ブテニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルキニル」という用語は、1つ以上の炭素-炭素三重結合を有するアルキル基に相当する直鎖または分岐炭化水素基を示す。アルキニル基は、形式的には、1つのC-H結合がアルキル基の化合物の残部への結合点で置き換えられたアルキンに対応する。いくつかの実施形態では、アルキニル部分は、2~6つ、または2~4つの炭素原子を含有する。例示的なアルキニル基としては、エチニル、プロピン-1-イル、プロピン-2-イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「カルバモイル」及び「カルバミル」という用語は、式-C(O)NHの基を交換可能に示す。
本明細書で使用される場合、「カルボキシ」という用語は、式-C(O)OHの基を示す。
「シアノ」または「ニトリル」という用語は、式-C≡Nの基を指し、-CNとも表記され得る。
本明細書で使用される場合、「C1-3アルコキシ-C1-3アルキル」という用語は、式-(C1-3アルキレン)-O(C1-3アルコキシ)の基を示す。
本明細書で使用される場合、「C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ」という用語は、式-(C1-3アルコキシレン)-(C1-3アルコキシ)の基を示す。
本明細書で使用される場合、「HO-C1-3アルコキシ」という用語は、式-(C1-3アルコキシレン)-OHの基を示す。
本明細書で使用される場合、「HO-C1-3アルキル」という用語は、式-(C1-3アルキレン)-OHの基を示す。
本明細書で使用される場合、「シアノ-C1-3アルキル」という用語は、式-(C1-3アルキレン)-CNの基を示す。
本明細書で使用される場合、「HN-C1-3アルキル」という用語は、式-(C1-3アルキレン)-NHの基を示す。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルアミノ」という用語は、式-NH(アルキル)の基を示し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルコキシカルボニル」という用語は、式-C(O)O-アルキルの基を示し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルカルボニル」という用語は、式-C(O)-アルキルの基を示し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルカルボニルアミノ」という用語は、式-NHC(O)-アルキルの基を示し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルカルボニルオキシ」という用語は、式-OC(O)-アルキルの基を示し、式中、アルキル基は、n~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アミノカルボニルオキシ」という用語は、式-OC(O)NHの基を示す。
本明細書で使用する場合、「Cn-mアルキルアミノカルボニルオキシ」という用語は、式-OC(O)-NH-アルキルの基を示し、式中、アルキル基は、n~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルスルホニルアミノ」という用語は、式-NHS(O)-アルキルの基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アミノスルホニル」という用語は、式-S(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルアミノスルホニル」という用語は、式-S(O)NH(アルキル)の基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn-mアルキル)アミノスルホニル」という用語は、式-S(O)N(アルキル)の基を指し、式中、各アルキル基は、独立してn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アミノスルホニルアミノ」という用語は、式-NHS(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルアミノスルホニルアミノ」という用語は、式-NHS(O)NH(アルキル)の基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn-mアルキル)アミノスルホニルアミノ」という用語は、式-NHS(O)N(アルキル)の基を指し、式中、各アルキル基は、独立してn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アミノカルボニルアミノ」という用語は、式-NHC(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルアミノカルボニルアミノ」という用語は、式-NHC(O)NH(アルキル)の基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn-mアルキル)アミノカルボニルアミノ」という用語は、式-NHC(O)N(アルキル)の基を指し、式中、各アルキル基は、独立してn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルカルバミル」という用語は、式-C(O)-NH(アルキル)の基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn-m-アルキル)カルバミル」という用語は、式-C(O)N(アルキル)の基を指し、2つのアルキル基は、それぞれ、独立してn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「チオ」という用語は、式-SHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルチオ」という用語は、式-S-のアルキル基を指し、アルキル基は、n~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルスルフィニル」という用語は、式-S(O)-アルキルの基を指し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn-mアルキルスルホニル」という用語は、式-S(O)-アルキルの基を示し、式中、アルキル基はn~mつの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「ハロ」または「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む。いくつかの実施形態では、ハロは、FまたはClである。いくつかの実施形態では、ハロはFである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「ハロアルキル」という用語は、1つ以上の水素原子がハロゲン原子によって置き換えられたアルキル基を示し、水素原子は、同一のまたは異なり得るハロゲン原子置換基によって最大の原子価まで置き換えられ得る。いくつかの実施形態では、ハロゲン原子は、フルオロ原子である。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。ハロアルキル基の例としては、CF、C、CHF、CCl、CHCl、CCl等が挙げられる。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「アルコキシ」という用語は、式-O-アルキルの基を示す。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。例示的なアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n-プロポキシ及びイソプロポキシ)、t-ブトキシなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、アルコキシはメトキシである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「ハロアルコキシ」は、式-O-(ハロアルキル)の基を示す。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つ、1~4つ、または1~3つの炭素原子を有する。例示的なハロアルコキシ基は、-OCFである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「アミノ」は、NHを示す。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「アルキルアミノ」という用語は、式-NH(アルキル)の基を示す。いくつかの実施形態では、アルキルアミノ基は、1~6つまたは1~4つの炭素原子を有する。アルキルアミノ基の例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ(例えば、n-プロピルアミノ及びイソプロピルアミノ)などが挙げられる。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「アルキルチオ」という用語は、式-S-アルキルの基を示す。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~6つまたは1~4つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「シクロアルキル」という用語は、環化アルキル基及び環化アルケニル基をはじめとする、非芳香族環式炭化水素を示す。「Cn-mシクロアルキル」という用語は、n~m環員炭素原子を有するシクロアルキルを示す。シクロアルキル基は、単環系または多環系(例えば、2、3もしくは4つの縮合環、橋かけ環、またはスピロ環)を含む。またシクロアルキルの定義には、シクロアルキル環に縮合した(すなわち、それと共通の結合を有する)1つ以上の芳香環(例えば、アリール環またはヘテロアリール環)を有する部分が含まれ、例えばシクロペンタン、シクロヘキセン、シクロヘキサンなどのベンゾ誘導体、またはシクロペンタンもしくはシクロヘキサンのピリド誘導体などが挙げられる。縮合芳香環を含むシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合することができる。シクロアルキル基の環形成炭素原子は、オキソによって任意で置換され得る。シクロアルキル基には、シクロアルキリデンも含まれる。「シクロアルキル」という用語は、橋頭シクロアルキル基(例えば、アダマンタン-1-イルなどの、少なくとも1つの橋頭炭素を含有する非芳香族環式炭化水素部分)、及びスピロシクロアルキル基(例えば、スピロ[2.5]オクタンなどの、単一の炭素原子で縮合した少なくとも2つの環を含有する非芳香族炭化水素部分)をさらに含む。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、3~10環員、3~7環員、または3~6環員を有する。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、単環式または二環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、単環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、C3-7単環式シクロアルキル基である。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカレニル(norcarnyl)、テトラヒドロナフタレニル、オクタヒドロナフタレニル、インダニルなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「ヘテロシクロアルキル」という用語は、環構造の一部として1つ以上のアルケニレン基またはアルキニレン基を任意で含有し得、独立して窒素、硫黄、酸素及びリンから選択される少なくとも1つのへテロ原子環員を有し、また4~14環員、4~10環員、4~7環員または4~6環員を有する、非芳香族環または環系を示す。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、単環式4、5、6及び7員ヘテロシクロアルキル基が含まれる。ヘテロシクロアルキル基としては、単環系または多環系(例えば、2、3もしくは4つの縮合環、橋かけ環もしくはスピロ環)または、スピロ環系が挙げられ得る。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、独立して窒素、硫黄及び酸素から選択される1、2、3または4つのヘテロ原子を有する単環式または二環式基である。またヘテロシクロアルキルの定義には、非芳香族ヘテロシクロアルキル環に縮合した(すなわち、それと共通の結合を有する)1つ以上の芳香環(例えば、アリール環またはヘテロアリール環)を有する部分が含まれ、例えば、1,2,3,4-テトラヒドロキノリンなどが挙げられる。またヘテロシクロアルキル基には、橋頭ヘテロシクロアルキル基(例えば、アザアダマンタン-1-イルなどの、少なくとも1つの橋頭原子を含有するヘテロシクロアルキル部分)、及びスピロヘテロシクロアルキル基(例えば、[1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-N-イル]などの、単一の原子で縮合した少なくとも2つの環を含有するヘテロシクロアルキル部分)も含まれる。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、3~10つの環形成原子、4~10つの環形成原子、または3~8つの環形成原子を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、1~5つのヘテロ原子、1~4つのヘテロ原子、1~3つのヘテロ原子または1~2つのヘテロ原子を有する。ヘテロシクロアルキル基の環における炭素原子またはヘテロ原子は、酸化されてカルボニル、N-オキシドまたはスルホニル基(またはその他の酸化された結合)を形成することができ、あるいは窒素原子は四級化されることができる。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル部分は、C2-7単環式ヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、モルホリン環、ピロリジン環、ピペラジン環、ピペリジン環、ジヒドロピラン環、テトラヒドロピラン環、テトラヒドロピリジン、アゼチジン環またはテトラヒドロフラン環である。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキルは、炭素、及び独立してN、O及びSから選択される1、2または3つのヘテロ原子を有する、4~7員ヘテロシクロアルキル部分である。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキルは、炭素、ならびに、独立してN、O及びSから選択される1、2または3つのヘテロ原子を有する、4~10員ヘテロシクロアルキル部分である。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アリール」という用語は、単環式または多環式(例えば、2つの縮合環を有する)の芳香族炭化水素部分を示し、例えばフェニル、1-ナフチル、2-ナフチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、アリール基は、6~10つの炭素原子または6つ炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は単環式または二環式基である。いくつかの実施形態では、アリール基はフェニルである。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「ヘテロアリール」または「複素環式芳香族化合物」という用語は、独立して窒素、硫黄及び酸素から選択される1つ以上のへテロ原子環員を有する、単環式または多環式(例えば、2つまたは3つの縮合環を有する)の芳香族炭化水素部分を示す。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基は、独立して窒素、硫黄及び酸素から選択される1、2、3または4つのヘテロ原子を有する単環式または二環式基である。ヘテロアリール基の例としては、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル、チエニル、イミダゾリル、チアゾリル、インドリル、ピリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズチアゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、イソチアゾリル、プリニル、カルバゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリニル、ピロリル、アゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンズイソキサゾリル、イミダゾ[1,2-b]チアゾリル、ピリドンなどが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリール基の環における炭素原子またはヘテロ原子は、環の芳香族の性質が維持される条件で、酸化されてカルボニル、N-オキシドまたはスルホニル基(またはその他の酸化された結合)を形成することができ、あるいは窒素原子は四級化されることができる。一実施形態では、ヘテロアリール基は5~10員ヘテロアリール基である。別の実施形態では、ヘテロアリール基は5~6員ヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素、ならびに独立してN、O及びSから選択される1、2または3つのヘテロ原子を有する、5~6員ヘテロアリール部分である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素、ならびに独立してN、O及びSから選択される1、2または3つのヘテロ原子を有する、5~10員ヘテロアリール部分である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5~6つの環原子、ならびに独立して窒素、硫黄及び酸素から選択される1つまたは2つのへテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、5員ヘテロアリール部分の2つ以下のヘテロ原子がNである。
5員ヘテロアリール環は、5つの環原子を有するヘテロアリール基であり、1つ以上(例えば、1、2、または3つ)の環原子が、独立して、N、O、及びSから選択される。例示的な5員環ヘテロアリールには、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、1,2,3-トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、及び1,3,4-オキサジアゾリルが挙げられる。
6員ヘテロアリール環は、6つの環原子を有するヘテロアリール基であり、1つ以上(例えば、1、2、または3つ)の環原子が、独立して、N、O、及びSから選択される。例示的な6員環ヘテロアリールには、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニル、イソインドリル、及びピリダジニルが挙げられる。
「オキソ」という用語は、二価の置換基としての酸素原子を指し、炭素に結合する場合、カルボニル基を形成するか、または、ヘテロ原子に結合する場合、スルホキシドもしくはスルホン基、またはN-オキシド基を形成する。いくつかの実施形態では、複素環式基は、1または2つのオキソ(=O)置換基により任意に置換されてもよい。
環形成N原子に関する「酸化された」という用語は、環形成N-オキシドを示す。
環形成S原子に関する「酸化された」という用語は、環形成スルホニルまたは環形成スルフィニルを示す。
「芳香族」という用語は、芳香族の特徴(すなわち、nが整数である場合、(4n+2)非局在化π(pi)電子を有する)を有する1つ以上の多価不飽和環を有する炭素環または複素環を指す。
特定の場所で、定義または実施形態は、特定の環(例えば、アゼチジン環、ピリジン環など)を指す。特に指定のない限り、これらの環は、原子の価数が越えない条件で任意の環員に取り付けられ得る。例えば、アゼチジン環は、環の任意の位置で結合されてよく、これに対してアゼチジン-3-イル環は3位で結合される。
本明細書に記載される化合物は、非対称(例えば、1つ以上の立体中心を有する)であり得る。特に指定のない限り、エナンチオマー及びジアステレオマーなど、全ての立体異性体が意図される。非対称に置換された原子を含有する本開示の化合物は、光学的活性形態、またはラセミ形態で単離されることができる。光学的に不活性な出発材料から光学活性形態を調製する方法は、ラセミ混合物の分割または立体選択的合成によるものなど、当該技術分野において既知である。オレフィン、C=N二重結合等の多くの幾何異性体もまた、本開示に記載される化合物中に存在することができ、全てのそのような安定した異性体が本発明において企図される。本開示の化合物のシス及びトランスの幾何異性体が記載され、異性体の混合物として、または分離された異性体形態として単離され得る。
化合物のラセミ混合物の分割は、当技術分野で周知である方法によって実行され得る。例示的な方法としては、光学活性の塩形成有機酸であるキラル分割酸を用いた分別再結晶が挙げられる。部分再結晶化方法のための好適な分解剤は、例えば、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸、または様々な光学活性カンファースルホン酸のD形態及びL形態などの光学活性酸である。分別結晶法に適する他の分割剤としては、立体異性的に純粋な形態のメチルベンジルアミン(例えば、S型及びR型、またはジアステレオマー的に純粋な形態)、2-フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N-メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2-ジアミノシクロヘキサンなどが挙げられる。
ラセミ混合物の分割は、光学活性分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)が充填されたカラムでの溶出によって実施することもできる。好適な溶出溶媒組成物は、当業者によって決定され得る。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、(R)配置を有する。他の実施形態では、化合物は(S)配置を有する。複数のキラル中心を有する化合物では、特に明記しない限り、化合物中のキラル中心のそれぞれは、独立して、(R)または(S)であってよい。
本発明の化合物には、互変異性の形態も含まれる。互変異性形態は、隣接する二重結合と単結合の交換と、同時にプロトンが移動することによって得られる。互変異性形態には、同じ実験式及び総電荷を有する異性体のプロトン化状態であるプロトトロピック互変異性体が含まれる。例示的なプロトトロピック互変異性体としては、ケトン-エノール対、アミド-イミド酸対、ラクタム-ラクチム対、エナミン-イミン対、ならびにプロトンがヘテロ環系の2つ以上の位置を占めることができる環状形態、例えば、1H-及び3H-イミダゾール、1H-、2H-、及び4H-1,2,4-トリアゾール、1H-及び2H-イソインドール、ならびに1H-及び2H-ピラゾールが挙げられる。互変異性型は平衡状態であり得るか、または適切な置換によって1つの形態に立体的に固定され得る。
本開示の化合物には、中間体または最終化合物において発生する原子の全ての同位体も含まれ得る。同位体は、同じ原子番号であるが、異なる質量数を有する原子を含む。例えば、水素の同位体は、トリチウム及び重水素を含む。本開示の化合物の1つ以上の構成原子は、天然または非天然存在度の原子の同位体で置き換えまたは置換することができる。いくつかの実施形態では、化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含む。例えば、本開示の化合物における1つ以上の水素原子を、重水素で置き換えるか、または置換してもよい。いくつかの実施形態において、化合物は、2つ以上の重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12つの重水素原子を含む。有機化合物中に同位体を含めるための合成法は、当該技術分野では周知のものである(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton-Century-Crofts,1971、The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744-7765;The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R.Hanson,Royal Society of Chemistry,2011)。同位体標識化合物は、NMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイなどの様々な研究において使用することができる。
重水素などのより重い同位体での置換は、より大きな代謝安定性の結果として生じるある特定の治療利益、例えば、インビボでの半減期の増加または必要な投与量の減少をもたらす可能性があり、従って場合によっては、好ましい場合がある。(A.Kerekes et.al.J.Med.Chem.2011,54,201-210;R.Xu et.al.J.Label Compd.Radiopharm.2015,58,308-312参照)。
「化合物」という用語は、本明細書で使用される場合、図示される構造の全ての立体異性体、幾何異性体、互変異性体、及び同位体を含むことを意味する。この用語はまた、例えば、合成的、生物学的プロセス(例えば、代謝または酵素変換)、またはそれらの組み合わせによる調製方法に関係なく、本開示の化合物を指すことを意味する。
全ての化合物、及びその薬学的に許容される塩は、水及び溶媒などの他の物質と共に見出され得る(例えば、水和物及び溶媒和物)か、または単離され得る。固体状態である場合、本明細書に記載の化合物及びその塩は、様々な形態で発生し得、例えば、水和物を含む溶媒和物の形態をとり得る。化合物は、任意の固体状態、例えば多形体または溶媒和物であってよく、明確にそうでないと示されない限り、明細書における化合物及びその塩に関する言及は、化合物の任意の固体状態を含むとして理解されるべきである。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物またはその塩は、実質的に単離される。「実質的に単離されている」とは、エパカドスタット及びその塩が形成または検出された環境から化合物が少なくとも部分的に、または実質的に分離されていることを意味する。部分的な分離は、例えば本開示の化合物が濃縮された組成物を含み得る。実質的な分離には、本開示の化合物またはその塩の少なくとも約50重量%、少なくとも約60重量%、少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%、または少なくとも約99重量%を含有する組成物が含まれ得る。化合物及びそれらの塩を単離する方法は、当該技術分野において日常的なものである。
「薬学的に許容される」という語句は、適切な医学的判断の範囲内でヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適であり、過度の毒性、刺激、アレルギー応答、または他の問題もしくは合併症を伴うことなく、妥当な利益/リスク比に見合うような化合物、物質、組成物、及び/または剤形を指すために本明細書で用いられる。
本開示はまた、本明細書に記載される化合物の薬学的に許容される塩も含む。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、既存の酸または塩基部分をその塩形態に変換することによって親化合物が改変されている、開示される化合物の誘導体を示す。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の無機塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩などが挙げられる、これらに限定されない。本開示の薬学的に許容される塩には、例えば、非毒性の無機酸または有機酸から形成される親化合物の非毒性塩が含まれる。本開示の薬学的に許容される塩は、従来の化学的方法により、塩基性部分または酸性部分を含有する親化合物から合成することができる。一般に、そのような塩は、水中もしくは有機溶媒中、またはその2つの混合物中で、化学量論的量の適切な塩基または酸と、これらの化合物の遊離酸または塩基形態を反応させることにより調製することができ、一般に、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、もしくはブタノール)またはアセトニトリル(ACN)のような非水性培地が好ましい。好適な塩の一覧は、Remington’s Pharmaceutical Sciences,17th ed.,Mack Publishing Company,Easton,Pa.,1985,p.1418及びJournal of Pharmaceutical Science,66,2(1977)に見出され、その各々の全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本明細書において以下の略語が使用され得る:AcOH(酢酸);AcO(無水酢酸);aq.(水);atm.(ガス体(複数種含む));Boc(t-ブトキシカルボニル);br(広範);Cbz(カルボキシベンジル);calc.(計算された);d(ダブレット);dd(ダブルダブレット);DCM(ジクロロメタン);DEAD(ジエチルアゾジカルボキシレート);DIAD(N,N’-ジイソプロピルアジドジカルボキシレート);DIPEA(N,N-ジイソプロピルエチルアミン);DMF(N、N-ジメチルホルムアミド);Et(エチル);EtOAc(酢酸エチル);g(グラム);h(時間);HATU(N,N,N’,N’-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスファート);HCl(塩酸);HPLC(高速液体クロマトグラフィ);Hz(ヘルツ);J(結合定数);LCMS(液体クロマトグラフィ ― 質量分析);m(多重項);M(モル);mCPBA(3-クロロ過安息香酸);MgSO(硫酸マグネシウム);MS(質量分析);Me(メチル);MeCN(アセトニトリル);MeOH(メタノール);非分割空白-U+00A0mg(ミリグラム);min.(分);mL(ミリリットル);mmol(ミリモル);N(標準);NaHCO(重炭酸ナトリウム);NaOH(水酸化ナトリウム);NaSO(硫酸ナトリウム);NHCl(塩化アンモニウム);NHOH(水酸化アンモニウム);NI(N-ヨードスクシンイミド);nm(ナノモル);NMR(核磁気共鳴分光法);OTf(トリフルオロメタンスルホン酸塩);Pd(パラジウム);Ph(フェニル);pm(ピコモル);PMB(パラメトキシベンジル);POCl(塩化ホスホリル);RP-HPLC(逆相高速液体クロマトグラフィ);s(一重項);SEM(2-トリメチルシリルエトキシメチル);t(三重項または第三級);TBS(tert-ブチルジメチルシリル);tert(第三級);tt(トリプレットのトリプレット);t-Bu(tert-ブチル);TFA(トリフルオロ酢酸);THF(テトラヒドロフラン);μg(マイクログラム);μL(マイクロリットル);μm(マイクロモル);wt%(重量%)。
合成
当業者には理解されようが、本明細書に提供される化合物は、その塩及び立体異性体を含めて、既知の有機合成技法を用いて調製することができ、多数の可能な合成経路のうちのいずれかに従って合成することができる。
本開示の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者によって容易に選択され得る好適な溶媒中において実施され得る。好適な溶媒は、反応が実施される温度、例えば、溶媒の凍結温度から溶媒の沸騰温度の範囲であり得る温度で、出発物質(反応物)、中間体または生成物と実質的に非反応性であり得る。所与の反応は、1つの溶媒または2つ以上の溶媒の混合物中で実施され得る。特定の反応ステップに応じて、特定の反応ステップに好適な溶媒が当業者によって選択され得る。
本開示の化合物の調製は、様々な化学基の保護及び脱保護を含み得る。保護及び脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者により容易に決定され得る。保護基の化学的性質については、例えば、T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,3rd. Ed.,Wiley&Sons,Inc.,New York(1999)(その全体は参照により本明細書に援用される)中で見出され得る。
反応は、当該技術分野において既知の任意の好適な方法に従ってモニターされ得る。例えば、生成物形成は、分光手段、例えば、核磁気共鳴分光法(例えば、Hもしくは13C)、赤外分光法、分光光度法(例えば、紫外可視)、または質量分析などによって、またはクロマトグラフィ、例えば、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)もしくは薄層クロマトグラフィなどによってモニターされ得る。
本明細書で使用する「周囲温度」、「室温」及び「r.t.」という表現は、当技術分野で理解されており、概して、反応が行われる部屋の温度、例えば、約20℃~約30℃の温度に近い温度、例えば反応温度を指す。
式S-11の化合物は、スキーム1に概説されているような合成経路を介して調製され得る。市販の出発物質S-1は、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)(Tetrahedron 2002,58,9633-9695)で、または標準的なスティルクロスカップリング条件(例えば、パラジウム触媒の存在下)(ACS Catalysis 2015,5,3040-3053)で、または標準的な根岸クロスカップリング条件(例えば、パラジウム触媒の存在下)(ACS Catalysis 2016,6,1540-1552)で、付加物S-2、式中、Mはボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、Mは、B(OR)、Sn(アルキル)、Zn-Halなどである)へのカップリング反応を受けて、誘導体S-3を得ることができる。適切な条件下で化合物S-3のニトロ基を還元することによって、化合物S-4をもたらすことができる。化合物S-4は、N-ブロモスクシンイミド(NBS)などの適切な試薬を用いて、求電子芳香族置換(SAr)などのハロゲン化反応を受けて、化合物S-5(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を提供し得る。求核置換(S2)を介して、中間体S-5を試薬S-6のハロゲン化物で置換することによって、中間体S-7を生成する。化合物S-7は、パラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))、適切なリガンド(例えば、2’-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)-N,N-ジメチルビフェニル-2-アミン)、及び塩基(例えば、ナトリウムtert-ブトキシド)の存在下で、バックワルドハートウィグカップリング(Chem.Sci.2011,2,27-50)などのアミノ化反応を受けて、ジアミンS-8を得ることができる。化合物S-8は、適切なカップリング試薬(例えばHATU、BOPまたはPyBOP)を用いて式S-9のカルボン酸付加物とカップリングし、化合物S-10を得ることができる。最後に、酢酸などの好適な試薬の存在下、高温で化合物S-10を環化することにより、化合物S-11が生成する。
スキーム1
Figure 2023505258000022
代替的に、S-11の化合物は、スキーム2に概説されているような合成経路を介して調製され得る。付加物S-12(Halは、F、Cl、BrまたはIなどのハロゲン化物である)を用いた化合物S-8のアシル化により、中間体S-10が提供される。酢酸などの好適な試薬の存在下、高温で化合物S-10を環化することにより、化合物S-11が生成する。
スキーム2
Figure 2023505258000023
式S-21の化合物は、スキーム3に概説されているような合成経路を介して調製され得る。塩化ホスホリル(POCl)などの適切な試薬を用いて、高温で市販の化合物S-13を処理することにより、クロリド付加物S-14を提供することができる。
高温でのアンモニア水溶液を用いた求核置換を介して、化合物S-14の塩化物を置換してアミンS-15をもたらすことができる。次いで化合物S-15は、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)で、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、付加物S-2、式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、Mは、B(OR)、Sn(アルキル)、Zn-Halなどである)と選択的にカップリングされてS-16の誘導体を得ることができる。高温での、式S-17のカルボニル付加物との化合物S-16の縮合により(Halは、F、Cl、BrまたはIなどのハロゲン化物である)、化合物S-18を生成し得る。三環式化合物S-18は、N-ブロモスクシンイミド(NBS)などの適切な試薬を用いて、求電子芳香族置換(SAr)などのハロゲン化反応を受けて、化合物S-19(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を提供し得る。Rの導入は、化合物S-15から化合物S-16の調製について記載されているものと同様の条件を使用して、化合物S-19を付加物S-20とカップリングさせて化合物S-21を提供することによって達成され得る。
スキーム3
Figure 2023505258000024
代替的に、式S-21の化合物は、スキーム4に概説されているような合成経路を介して調製され得る。高温での、式S-17のカルボニル付加物との化合物S-15の縮合により(Halは、Cl、BrまたはIなどのハロゲン化物である)、化合物S-22を生成し得る。次いで化合物S-22は、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)で、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、付加物S-2、式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、Mは、B(OR)、Sn(アルキル)、Zn-Halなどである)と選択的にカップリングされて式S-18の誘導体を得ることができる。S-21の化合物は、続いて、S-18の化合物から、スキーム3に概説されているような合成経路を介して調製され得る。
スキーム4
Figure 2023505258000025
さらに、化合物S-21は、上記の工程を別の順序で使用することによって調製することができる。N-ヨードスクシンイミド(NIS)などの適切な試薬を用いて、最初に化合物S-22をハロゲン化することで、ジハロゲン化物中間体を生成することができ、この中間体は、上記のスキーム3に示されるようなS-18からS-21への合成順序に従って、付加物S-20との選択的なカップリングを受けることができる。上記のスキーム4に示されるような付加物S-2への同様のカップリング戦略に従って、化合物S-21を入手することもできる。
代替的に、S-21の化合物は、スキーム5に概説されているような合成経路を介して調製され得る。高温での、式S-23のカルボニル付加物との化合物S-15の縮合により(Halは、Cl、BrまたはIなどのハロゲン化物である)、化合物S-24を生成し得る。次いで化合物S-24は、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)で、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、付加物S-2、式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、Mは、B(OR)、Sn(アルキル)、Zn-Halなどである)と選択的にカップリングされてS-25の誘導体を得ることができる。化合物S-25は、N-ブロモスクシンイミド(NBS)などの適切な試薬を用いて、求電子芳香族置換(SAr)などのハロゲン化反応を受けて、化合物S-26(Halは、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を提供し得る。Rの導入は、化合物S-24から化合物S-25の調製について記載されているものと同様の条件を使用して、化合物S-26を付加物S-20とカップリングさせて化合物S-27を提供することによって達成され得る。化合物S-27は、N-ブロモスクシンイミド(NBS)などの適切な試薬を用いて、求電子芳香族置換(SAr)などの2回目のハロゲン化反応を受けて、化合物S-28(Halは、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を提供し得る。Cyの導入は、化合物S-24から化合物S-25の調製について記載されているものと同様の条件を使用して、化合物S-28を付加物S-29とカップリングさせて化合物S-21を提供することによって達成され得る。
スキーム5
Figure 2023505258000026
式S-33の化合物は、スキーム6に概説されているような合成経路を介して調製され得る。市販の出発物質S-30は、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)で、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、付加物S-2、式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、Mは、B(OR)、Sn(アルキル)、Zn-Halなどである)との選択的なカップリング反応を受けて誘導体S-31を得ることができる。化合物S-32は、スキーム3で、化合物S-14から化合物S-15を調製するために記載されるのと同様の条件を使用して、アンモニア水溶液を用いた化合物S-31の反応により調製することができる。次に、化合物S-33は、スキーム3に概説されるような合成経路を化合物S-16から開始して、化合物S-32から調製することができる。
スキーム6
Figure 2023505258000027
使用方法
本開示の化合物は、FGFR酵素の活性を阻害し得る。例えば、本開示の化合物は、細胞、個体、または患者に本開示の1つ以上の化合物の阻害量を投与することによって、酵素の阻害を必要とする細胞または個体または患者のFGFR酵素の活性を阻害するために使用することができる。本開示の化合物は、細胞、個体、または患者に本開示の1つ以上の化合物の阻害量を投与することによって、酵素の阻害を必要とする細胞または個体または患者のFGFR3酵素の活性を阻害するために使用することができる。
FGFR阻害剤として、本開示の化合物は、FGFR酵素またはFGFRリガンドの異常な発現または活性と関連する様々な疾患の治療に有用である。FGFRを阻害する化合物は、特に血管新生を阻害することによって、腫瘍の成長の防止またはアポトーシスの誘導の手段を提供するのに有用であろう。従って本開示の化合物は、がんなどの増殖性障害の治療または予防に有用であることが証明されることが予想される。特に、受容体型チロシンキナーゼの活性化変異体または受容体型チロシンキナーゼのアップレギュレーションを伴う腫瘍は、阻害剤に対して特に感受性が高い可能性がある。
特定の実施形態では、本開示は、それを必要とする患者のFGFR媒介性障害を治療するための方法を提供し、方法は、本開示による化合物またはその薬学的に許容される組成物を該患者に投与する工程を含む。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を使用して治療可能な疾患及び適応症には、血液癌、肉腫、肺癌、消化管癌、泌尿生殖器癌、肝臓癌、骨癌、神経系癌、婦人科癌、及び皮膚癌が含まれるが、これらに限定されない。
例示的な血液癌としては、リンパ腫及び白血病、例えば、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(再発性または難治性NHL及び再発性濾胞を含む)、ホジキンリンパ腫、骨髄増殖性疾患(例えば、原発性骨髄線維症(PMF)、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板増加性(ET)、8p11骨髄増殖症候群、骨髄異形成症候群(MDS)、T細胞急性リンパ芽球性リンパ腫(T-ALL)、多発性骨髄腫、皮膚T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、ヘアリー細胞白血病、辺縁帯リンパ腫、慢性骨髄性リンパ腫、ならびにバーキットリンパ腫が挙げられる。
例示的な肉腫としては、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫(rhabdomyosarcoma)、血管肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、粘液腫、横紋筋腫、横紋筋肉腫(rhabdosarcoma)、線維腫、脂肪腫、過誤腫、リンパ肉腫、平滑筋肉腫及び奇形腫が挙げられる。
例示的な肺癌としては、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞肺癌、気管支癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(気管支)癌、気管支腺腫、軟骨腫性過誤腫、中皮腫、小細胞及び非小細胞癌、気管支腺腫が挙げならびに胸膜肺芽腫が挙げられる。
例示的な消化管癌としては、食道のがん(扁平上皮細胞癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃のがん(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓のがん(膵外分泌癌、導管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸のがん(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポシ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸のがん(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫)、結腸直腸癌、胆嚢癌及び肛門癌挙げられる。
例示的な泌尿生殖路癌としては、腎臓のがん(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽細胞腫]、腎細胞癌)、膀胱癌及び尿道のがん(扁平上皮癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺のがん(腺癌、肉腫)、精巣のがん(精上皮腫、奇形腫、胎児性癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、腺腫様腫瘍、脂肪腫)ならびに尿路上皮癌のがんが挙げられる。
例示的な肝癌(liver cancer)としては、肝癌(hepatoma)(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、及び血管腫が挙げられる。
例示的な骨癌としては、例えば、骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫瘍脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨腫)、良性軟骨腫瘍、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫、及び巨細胞腫瘍が挙げられる。
例示的な神経系癌としては、頭蓋骨(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、膠芽腫、多形性膠芽腫、乏突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍、神経外胚葉腫瘍)、及び脊髄(神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫)のがん、神経芽細胞腫、レルミット・ダクロス病及び松果体部腫瘍が挙げられる。
例示的な婦人科癌としては、乳房のがん(腺管癌、小葉癌、乳房肉腫、トリプルネガティブ乳癌、HER2陽性乳癌、炎症性乳癌、乳頭状癌)、子宮のがん(子宮内膜癌)、子宮頸部のがん(子宮頸癌、前腫瘍子宮頸部異形成)、卵巣のがん(卵巣癌(漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、分類不能癌)、顆粒膜-莢膜細胞腫瘍、セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部のがん(扁平上皮癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣のがん(明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、及び卵管のがん(癌腫)が挙げられる。
例示的な皮膚癌としては、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポジ肉腫、メルケル細胞皮膚癌、ほくろ形成異常母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、及びケロイドが挙げられる。
例示的な頭頸部癌としては、膠芽腫、黒色腫、横紋筋肉腫、リンパ肉腫、骨肉腫、扁平上皮細胞癌、腺癌、口腔癌、喉頭癌、鼻咽頭癌、鼻腔及び副鼻腔癌、甲状腺及び副甲状腺癌、眼の腫瘍、唇及び口の腫瘍、ならびに扁平上皮の頭頸部癌が挙げられる。
本開示の化合物は、また、腫瘍転移の阻害に有用であり得る。
発癌性新生物に加えて、本開示の化合物は、軟骨形成不全、低軟骨形成症、小人症、タナトフォリック異形成症(TD)(臨床形態TD I及びTD II)、アペール症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン-ワイス症候群、ベーレ・スティーブンソン脳回状頭皮症候群、ファイファー症候群、及び頭蓋骨癒合症症候群を含むがこれらに限定されない、骨格及び軟骨細胞障害の治療に有用である。いくつかの実施形態では、本開示は、骨格及び軟骨細胞障害を患う患者を治療する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物は、アルツハイマー病、HIV、または結核を処置するために使用することができる。
本明細書で使用される場合、「8p11骨髄増殖性症候群」という用語は、好酸球増加症及びFGFR1の異常と関連する骨髄性/リンパ性新生物を指すことを意味する。
本明細書で使用する場合、用語「細胞」は、インビトロ、エクスビボまたは インビボである細胞を意味する。いくつかの実施形態では、エクスビボ細胞は、哺乳動物などの生物から切除された組織サンプルの一部であり得る。いくつかの実施形態では、インビトロ細胞は、細胞培養物中の細胞であり得る。いくつかの実施形態において、インビボ細胞は、哺乳動物などの生物に生息する細胞である。
本明細書で使用される場合、「接触させること」という用語は、インビトロ系またはインビボ系にて、示された部分を一緒にすることを指す。例えば、FGFR酵素を本明細書に記載の化合物と「接触させること」は、本明細書に記載の化合物を、FGFRを有するヒトなどの個体または患者に投与すること、ならびに、例えば、FGFR酵素を含む細胞調製物または精製された調製物を含むサンプルに本明細書に記載の化合物を導入することを含む。
本明細書で使用される場合、交換可能に使用される「個体」または「患者」という用語は、哺乳動物、好ましくは、マウス、ラット、他の齧歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、または霊長類を含む任意の動物、最も好ましくはヒトを指す。
本明細書で使用される場合、「治療上有効量」という語句は、研究者、獣医、医師、または他の臨床医が組織、系、動物、個体、またはヒトにおいて求めている生物学的または医薬的応答を引き出す、活性化合物または医薬品の量、例えば、本明細書にて開示する固体形態またはその塩のいずれかの量を示す。任意の個々の場合における適切な「有効な」量は、当業者に知られている技術を使用して決定することができる。
本明細書で使用される「薬学的に許容される」という語句は、過度の毒性、刺激、アレルギー反応、免疫原性、または他の問題もしくは合併症のないヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適な、安全な医学的判断の範囲内にあり、妥当な受益度/危険度の比に見合う、それらの化合物、材料、組成物、及び/または剤形を指す。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される担体または賦形剤」は、液体または固体の充填剤、希釈剤、溶媒、もしくはカプセル化材料などの、薬学的に許容される材料、組成物、またはビヒクルを指す。賦形剤または担体は、一般的に安全で無毒性であり、生物学的に望ましくないものでも他の点で望ましくないものでもなく、獣医学的用途ならびにヒトの医薬品用途に許容される賦形剤または担体を含む。一実施形態では、各構成成分は、本明細書に定義されるように「薬学的に許容される」。例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st ed.;Lippincott Williams & Wilkins:Philadelphia,Pa.,2005;Handbook of Pharmaceutical Excipients,6th ed.;Rowe et al.,Eds.;The Pharmaceutical Press and the American Pharmaceutical Association:2009;Handbook of Pharmaceutical Additives,3rd ed.;Ash and Ash Eds.;Gower Publishing Company:2007;Pharmaceutical Preformulation and Formulation,2nd ed.;Gibson Ed.;CRC Press LLC:Boca Raton,Fla.,2009参照。
本明細書で使用される場合、「治療する」または「治療」という用語は、疾患を阻害すること、例えば、疾患、状態、または障害の病理または総体症状を経験しているか、または呈している個体において、疾患、状態、または障害を阻害すること(すなわち、病理及び/または総体症状のさらなる発達を停止させること)、あるいは疾患を改善すること、例えば、疾患、状態、または障害の病理または総体症状を経験しているか、または呈している個体において、疾患、状態、または障害を改善すること(すなわち、病理及び/または総体症状を反転させること)、例えば、疾患の重症度を低減させることを指す。
明確にするために、別個の実施形態の文脈において説明される本開示のある特定の特徴を、単一の実施形態に組み合わせて提供することもできることが理解される(一方でこれらの実施形態は、多重従属形態で記述されるかのように組み合わされることが意図される)。逆に、簡潔にするために単一の実施形態で記載している本開示の様々な特徴は、別個にまたは任意の適切な部分組み合わせとして提供することもできる。
併用療法
1つ以上の追加の医薬品または処置方法、例えば、抗ウイルス剤、化学療法剤または他の抗がん剤、免疫増強剤、免疫抑制剤、放射線、抗腫瘍及び抗ウイルスワクチン、サイトカイン療法(例えば、IL2、GM-CSFなど)、及び/またはチロシンキナーゼ阻害剤は、FGFR関連の疾患、障害、もしくは状態、または本明細書に記載の疾患または状態の処置のための本明細書に記載の化合物と組み合わせて使用することができる。薬剤は、単一の剤形で本化合物と組み合わせることができ、または、薬剤は、別々の剤形として同時にまたは連続して投与することができる。
本明細書に記載される化合物は、複数のシグナル伝達経路によって影響を受けるがんなどの疾患の治療のための1つ以上の他のキナーゼ阻害剤と組み合わせて使用することができる。例えば、組み合わせには、がんの治療のための以下のキナーゼの1つ以上の阻害剤が含まれ得る:Akt1、Akt2、Akt3、TGF-βR、Pim、PKA、PKG、PKC、CaM-キナーゼ、ホスホリラーゼキナーゼ、MEKK、ERK、MAPK、mTOR、EGFR、HER2、HER3、HER4、INS-R、IGF-1R、IR-R、PDGFαR、PDGFβR、CSFIR、KIT、FLK-II、KDR/FLK-1、FLK-4、flt-1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、c-Met、Ron、Sea、TRKA、TRKB、TRKC、FLT3、VEGFR/Flt2、Flt4、EphA1、EphA2、EphA3、EphB2、EphB4、Tie2、Src、Fyn、Lck、Fgr、Btk、Fak、SYK、FRK、JAK、ABL、ALK及びB-Raf。さらに、本明細書に記載されるFGFR阻害剤の固体形態は、PI3K、Akt(Akt1、Akt2、及びAkt3を含む)、ならびにmTORキナーゼなどのPIK3/Akt/mTORシグナル伝達経路と関連したキナーゼの阻害剤と組み合わせることができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、疾患及び障害の治療のために、HPK1、SBLB、TUT4、A2A/A2B、CD47、CDK2、STING、ALK2、LIN28、ADAR1、MAT2a、RIOK1、HDAC8、WDR5、SMARCA2、及びDCLK1などの酵素またはタンパク質受容体の1つ以上の阻害剤と組み合わせて使用することができる。例示的な疾患及び障害としては、がん、感染症、炎症及び神経変性障害が挙げられる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、エピジェネティック調節因子を標的とする治療薬と組み合わせて使用することができる。エピジェネティック調節因子の例としては、ブロモドメイン阻害剤、ヒストンリジンメチルトランスフェラーゼ、ヒストンアルギニンメチルトランスフェラーゼ、ヒストン脱メチル化酵素、ヒストンデアセチラーゼ、ヒストンアセチラーゼ、及びDNAメチルトランスフェラーゼが挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ阻害剤としては、例えば、ボリノスタットが挙げられる。ヒストンデアセチラーゼ阻害剤としては、例えば、ボリノスタットが挙げられる。
がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本明細書に記載される化合物は、JAKキナーゼ阻害剤(ルキソリチニブ、追加のJAK1/2及びJAK1-選択的バリシチニブまたはINCB39110)、Pimキナーゼ阻害剤(例えば、LGH447、INCB053914及びSGI-1776)、Pimキナーゼ阻害剤(例えば、INCB53914)、PI3キナーゼ阻害剤(PI3K-δ選択的及び広域スペクトルPI3K阻害剤を含む)、(例えば、INCB50465及びINCB54707)、PI3K-γ阻害剤(PI3K-γ選択的阻害剤など)、MEK阻害剤、CSF1R阻害剤(例えば、PLX3397及びLY3022855)、TAM受容体チロシンキナーゼ阻害剤(Tyro-3、Axl、及びMer;例えば、INCB81776)、血管新生阻害剤、インターロイキン受容体阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、BRAF阻害剤、mTOR阻害剤、プロテアソーム阻害剤(ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ)、HDAC阻害剤(パノビノスタット、ボリノスタット)、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、デキサメタゾン、ブロモ及び特異的末端ファミリーメンバー阻害剤(例えば、ブロモドメイン阻害剤またはBET阻害剤、例えば、OTX015、CPI-0610、INCB54329またはINCB57643)、LSD1阻害剤(例えば、GSK2979552、INCB59872及びINCB60003)、アルギナーゼ阻害剤(例えば、INCB1158)、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ阻害剤(例えば、エパカドスタット、NLG919、またはBMS-986205)、PARP阻害剤(例えば、オラパリブ、またはルカパリブ)ならびにイブルチニブなどのBTK阻害剤を含む、標的化療法と組み合わせて使用することができる。さらに、がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本明細書に記載される化合物は、c-MET阻害剤(例えば、カプマチニブ)、抗CD19抗体(例えば、タファシタマブ)、ALK2阻害剤(例えば、INCB00928)、またはそれらの組み合わせ、などの標的治療と組み合わせて使用され得る。
がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本明細書に記載される化合物は、化学療法剤、核受容体のアゴニストもしくはアンタゴニスト、または他の抗増殖剤と組み合わせて使用され得る。本発明の化合物はまた、手術または放射線療法などの医学療法、例えば、γ-放射線、中性子線放射線療法、電子線放射線療法、陽子療法、近接照射療法、及び全身性放射活性同位体と組み合わせて使用され得る。
化学療法剤の例には、アバレリックス、アビラテロン、アファチニブ、アフリベルセプト、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、アルトレタミン、アミドックス、アムサクリン、アナストロゾール、アフィジコリン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アキシチニブ、アザシチジン、ベバシズマブ、ベキサロテン、バリシチニブ、ベンダムスチン、ビカルタミド、ブレオマイシン、ボルテゾミブ(bortezombi)、ボルテゾミブ、ブリバニブ、ブパルリシブ、静脈内用ブスルファン、経口用ブスルファン、カルステロン、イリノテカン、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セジラニブ、セツキシマブ、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、クリゾチニブ、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダコミチニブ、ダクチノマイシン、ダルテパリンナトリウム、ダサチニブ、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキン 、デニロイキンジフチトクス、デオキシコホルマイシン、デクスラゾキサン、ジドックス、ドセタキセル、ドキソルビシン、ドロロキサフィン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エクリズマブ、エンザルタミド、エピドフィロトキシン、エピルビシン、エポチロン、エルロチニブ、エストラムスチン、エトポシドリン酸塩、エトポシド、エクセメスタン、クエン酸フェンタニル、フィルグラスチム、フロクシウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガミシン、ゴセレリン酢酸塩、ヒステレリン酢酸塩、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イデラリシブ、イホスファミド、イマチニブメシラート、インターフェロンα2a、イリノテカン、ラパチニブジトシラート、レナリドマイド、レトロゾール、ロイコボリン、酢酸ロイプロリド、レバミゾール、ロナファルニブ、ロムスチン、メクロレタミン、メゲストロールアセテート、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、ミトラマイシン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、ナンドロロンフェンプロピオネート、ナベルビン、ネシツムマブ、ネララビン、ネラチニブ、ニロチニブ、ニルタミド、ニラパリブ、ノフェツモマブ、オセレリン、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロネート、パニツムマブ、パノビノスタット、パゾパニブ、ペガスパルガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ピララリシブ、ピポブロマン、プリカマイシン、ポナチニブ、ポルフィマー、プレドニゾン、プロカルバジン、キナクリン、ラニビズマブ、ラスブリケース、レゴラフェニブ、レロキサフィン、レブラミド、リツキシマブ、ルカパリブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブ、スニチニブマレアート、タモキシフェン、テガフール、テモゾロマイド、テニポシド、テストラクトン、テザシタビン、サリドマイド、チオグアニン、チオテパ、チピファルニブ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、トリアピン、トリミドックス、トリプトレリン、ウラシルマスタード、バルルビシン、バンデタニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ボリノスタット、ベリパリブ、タラゾパリブ、及びゾレドロン酸塩のいずれかが含まれる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせて使用することができる。例示的な免疫チェックポイント阻害剤としては、CD27、CD28、CD40、CD122、CD96、CD73、CD47、OX40、GITR、CSF1R、JAK、PI3Kδ、PI3Kγ、TAM、アルギナーゼ、CD137(4-1BBとしても知られる)、ICOS、A2AP、B7-H3、B7-H4、BTLA、CTLA-4、LAG3(例えば、INCAGN2385)、TIM3(例えば、INCB2390)、VISTA、PD-1、PD-L1、及びPD-L2などの免疫チェックポイント分子に対する阻害剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、CD27、CD28、CD40、ICOS、OX40(例えば、INCAGN1949)、GITR(例えば、INCAGN1876)、及びCD137から選択される刺激チェックポイント分子である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、A2AR、B7-H3、B7-H4、BTLA、CTLA-4、IDO、KIR、LAG3、PD-1、TIM3、及びVISTAから選択される阻害チェックポイント分子である。いくつかの実施形態において、本明細書で提供される化合物は、KIR阻害剤、TIGIT阻害剤、LAIR1阻害剤、CD160阻害剤、2B4阻害剤及びTGFRベータ阻害剤から選択される1つ以上の薬剤と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、小分子PD-L1阻害剤である。いくつかの実施形態では、小分子PD-L1阻害剤は、米国特許公開番号US 20170107216、US 20170145025、US 20170174671、US 20170174679、US 20170320875、US 20170342060、US 20170362253、及びUS 20180016260に記載されているPD-L1アッセイにおいて、1μM未満、100nM未満、10nM未満または1nM未満のIC50を有する。これらのそれぞれは、全ての目的のためにその全体が参照により組み込まれている。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-1の阻害剤、例えば、抗PD-1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、MGA012(レチファンリマブ)、ニボルマブ、ペムブロリズマブ(MK-3475としても知られる)、ピジリズマブ、SHR-1210、PDR001、イピルミマブ、またはAMP-224である。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブまたはペンブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体は、ペムブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体は、ニボルマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、MGA012(レチファンリマブ)である。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体はSHR-1210である。他の抗がん剤(複数可)には、4-1BBなどの抗体療法剤(例えば、ウレルマブ、ウトミルマブ)が含まれる。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、INCB086550と組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1の阻害剤、例えば、抗PD-L1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1モノクローナル抗体は、BMS-935559、MEDI4736、MPDL3280A(RG7446としても知られる)、またはMSB0010718Cである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1モノクローナル抗体は、MPDL3280AまたはMEDI4736である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CTLA-4の阻害剤、例えば、抗CTLA-4抗体である。いくつかの実施形態において、抗CTLA-4抗体は、イピリムマブ、トレメリムマブ、AGEN1884、またはCP-675,206である。
いくつかの実施形態において、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、LAG3の阻害剤、例えば、抗LAG3抗体である。いくつかの実施形態では、抗LAG3抗体は、BMS-986016、LAG525、またはINCAGN2385である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、TIM3の阻害剤、例えば、抗TIM3抗体である。いくつかの実施形態では、抗TIM3抗体は、INCAGN2390、MBG453、またはTSR-022である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、GITRの阻害剤、例えば、抗GITR抗体である。いくつかの実施形態では、抗GITR抗体は、TRX518、MK-4166、INCAGN1876、MK-1248、AMG228、BMS-986156、GWN323、またはMEDI1873である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、OX40のアゴニスト、例えば、OX40アゴニスト抗体またはOX40L融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、抗OX40抗体は、MEDI0562、MOXR-0916、PF-04518600、GSK3174998、またはBMS-986178である。いくつかの実施形態では、OX40L融合タンパク質はMEDI6383である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD20の阻害剤、例えば、抗CD20抗体である。いくつかの実施形態では、抗CD20抗体は、オビヌツズマブまたはリツキシマブである。
本開示の化合物は、二重特異性抗体と組み合わせて使用され得る。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体のドメインのうち1つは、PD-1、PD-L1、CTLA-4、GITR、OX40、TIM3、LAG3、CD137、ICOS、CD3またはTGFβ受容体を標的とする。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、1つ以上の代謝酵素阻害剤と組み合わせて使用され得る。いくつかの実施形態では、代謝酵素阻害剤は、IDO1、TDO、またはアルギナーゼの阻害剤である。IDO1阻害剤の例としては、エパカドスタット、NLG919、BMS-986205、PF-06840003、IOM2983、RG-70099及びLY338196が挙げられる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、がんなどの疾患の治療のための1種以上の薬剤と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、その薬剤は、アルキル化剤、プロテアソーム阻害剤、コルチコステロイド、または免疫調節剤である。アルキル化剤の例としては、シクロホスファミド(CY)、メルファラン(MEL)、及びベンダムスチンが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロテアソーム阻害剤はカルフィルゾミブである。いくつかの実施形態では、コルチコステロイドは、デキサメタゾン(DEX)である。いくつかの実施形態では、免疫調節剤は、レナリドミド(LEN)またはポマリドミド(POM)である。
本開示の化合物と組み合わせた使用が企図される好適な抗ウイルス剤は、ヌクレオシド及びヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(NRTI)、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)、プロテアーゼ阻害剤、及び他の抗ウイルス薬を含み得る。
適切なNRTIの例としては、ジドブジン(AZT);ジダノシン(ddl);ザルシタビン(ddC);スタブジン(d4T);ラミブジン(3TC);アバカビル(1592U89);アデホビルジピボキシル[ビス(POM)-PMEA];ロブカビル(BMS-180194);BCH-10652;エムトリシタビン[(-)-FTC];ベータ-L-FD4(ベータ-L-D4Cとも呼ばれ、ベータ-L-2’、3’-ジクレオキシ-5-フルオロ-シチデンと呼ばれる);DAPD、((-)-ベータ-D-2,6、-ジアミノ-プリンジオキソラン);及びロデノシン(FddA)が挙げられる。典型的な好適なNNRTIとしては、ネビラピン(BI-RG-587)、デラビルジン(BHAP、U-90152)、エファビレンツ(DMP-266)、PNU-142721、AG-1549、MKC-442(1-(エトキシメチル)-5-(1-メチルエチル)-6-(フェニルメチル)-(2,4(1H,3H)-ピリミジンジオン)、ならびに(+)カラノリドA(NSC-675451)及びBが挙げられる。典型的な好適なプロテアーゼ阻害剤としては、サキナビル(Ro 31-8959)、リトナビル(ABT-538)、インジナビル(MK-639)、ネルフィナビル(AG-1343)、アンプレナビル(141W94)、ラシナビル(BMS-234475)、DMP-450、BMS-2322623、ABT-378、及びAG-1 549が挙げられる。他の抗ウイルス剤としては、ヒドロキシ尿素、リバビリン、IL-2、IL-12、ペンタフシド、及びYissumプロジェクトNo.11607が挙げられる。
がんの治療のために本明細書に記載される化合物と組み合わせて使用するのに適した薬剤には、化学療法剤、標的がん療法、免疫療法、または放射線療法が含まれる。本明細書に記載される化合物は、乳癌及び他の腫瘍の治療に抗ホルモン剤と組み合わせて有効であり得る。適切な例は、タモキシフェン及びトレミフェンを含むがこれらに限定されない抗エストロゲン剤、レトロゾール、アナストロゾール、及びエキセメスタンを含むがこれらに限定されないアロマターゼ阻害剤、アドレノコルチコステロイド(例えば、プレドニソン)、プロゲスチン(例えば、酢酸メガストロール)、及びエストロゲン受容体アンタゴニスト(例えば、フルベストラント)である。前立腺癌及び他のがんの治療に使用される適切な抗ホルモン剤もまた、本明細書に記載される化合物と組み合わせることができる。これらには、フルタミド、ビカルタミド、及びニルタミドを含むがこれらに限定されない抗アンドロゲン、ロイプロリド、ゴセレリン、トリプトレリン、及びヒストレリンを含む黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)類似体、LHRHアンタゴニスト(例えば、デガレリクス)、アンドロゲン受容体遮断薬(例えば、エンザルタミド)、及びアンドロゲン産生を阻害する薬剤(例えば、アビラテロン)が含まれる。
本明細書に記載の化合物は、特に、標的療法に対して原発性または後天性の耐性を出現させている患者のために、膜受容体キナーゼに対する他の薬剤と組み合わせて、またはそれらと順番に組み合わせてもよい。これらの治療薬には、EGFR、Her2、VEGFR、c-Met、Ret、IGFR1に対する、またはFlt-3、及びBcr-AblやEML4-Alkなどのがん関連融合プロテインキナーゼに対する阻害剤または抗体が含まれる。EGFRに対する阻害剤には、ゲフィチニブ及びエルロチニブが含まれ、EGFR/Her2に対する阻害剤には、ダコミチニブ、アファチニブ、ラピチニブ及びネラチニブが含まれるが、これらに限定されない。EGFRに対する抗体には、セツキシマブ、パニツムマブ、及びネシツムマブが含まれるが、これらに限定されない。c-Metの阻害剤は、FGFR阻害剤と組み合わせて使用することができる。これらには、オナルツムズマブ、チバンチニブ、及びINC-280が含まれる。Abl(またはBcr-Abl)に対する薬剤には、イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、及びポナチニブが含まれ、Alk(またはEML4-ALK)に対する薬剤には、クリゾチニブが含まれる。
血管新生阻害剤は、FGFR阻害剤と組み合わせて、いくつかの腫瘍において有効であり得る。これらには、VEGFまたはVEGFRに対する抗体、またはVEGFRのキナーゼ阻害剤が含まれる。VEGFに対する抗体または他の治療用タンパク質には、ベバシズマブ及びアフリベルセプトが含まれる。VEGFRキナーゼ及び他の抗血管新生阻害剤の阻害剤には、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、セジラニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、ブリバニブ、及びバンデタニブが含まれるが、これらに限定されない。
細胞内シグナル伝達経路の活性化は、がんで頻繁に起こり、これらの経路の構成要素を標的とする薬剤は、有効性を高め、耐性を低下させるために受容体標的剤と組み合わされている。本明細書に記載される化合物と組み合わせることができる薬剤の例としては、PI3K-AKT-mTOR経路の阻害剤、Raf-MAPK経路の阻害剤、JAK-STAT経路の阻害剤、及びタンパク質シャペロンと細胞周期進行の阻害剤が挙げられる。
PI3キナーゼに対する薬剤には、トピララリシブ、イデラリシブ、ブパルリシブが含まれるが、これらに限定されない。ラパマイシン、シロリムス、テムシロリムス、及びエベロリムスなどのmTORの阻害剤は、FGFR阻害剤と組み合わせることができる。他の好適な例としては、ベムラフェニブ及びダブラフェニブ(Raf阻害剤)、ならびに、トラメチニブ、セルメチニブ、及びGDC-0973(MEK阻害剤)が挙げられるが、これらに限定されない。1つ以上のJAKの阻害剤(例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、トファシチニブ)、Hsp90の阻害剤(例えば、タネスピマイシン)、サイクリン依存性キナーゼの阻害剤(例えば、パルボシクリブ)、HDACの阻害剤(例えば、パノビノスタット)、PARPの阻害剤(例えば、オラパリブ)、及びプロテアソームの阻害剤(例えば、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ)は、本明細書に記載の化合物と組み合わせることもできる。いくつかの実施形態では、JAK阻害剤は、JAK2及びJAK3よりもJAK1について選択的である。
本明細書に記載される化合物と組み合わせて使用するための他の適切な薬剤には、肺癌及び他の固形腫瘍で使用される白金ベースのダブレット(シスプラチンまたはカルボプラチン+ゲムシタビン;シスプラチンまたはカルボプラチン+ドセタキセル;シスプラチンまたはカルボプラチン+パクリタキセル;シスプラチンまたはカルボプラチン+ペメトレキセド)、またはゲムシタビン+パクリタキセル結合粒子(アブラキサン(登録商標))などの化学療法併用が含まれる。
適切な化学療法剤または他の抗がん剤には、例えば、アルキル化剤(窒素マスタード、エチレンイミン誘導体、アルキルスルホネート、ニトロソ尿素及びトリアゼンを含むがこれらに限定されない)、例えば、ウラシルマスタード、クロルメチン、シクロホスファミド(シトキサン(商標))、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、及びテモゾロミドが含まれる。
本明細書に記載される化合物と組み合わせて使用するのに好適なその他の剤としては、ステロイド、例えば17アルファ-エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、及びメドロキシプロゲステロンアセタートが挙げられる。
本明細書に記載の化合物と組み合わせて使用するための他の好適な薬剤としては、任意に、カルムスチン(BCNU)及びシスプラチンなどの他の化学療法剤を伴うダカルバジン(DTIC);DTIC、BCNU、シスプラチン、及びタモキシフェンからなる「Dartmouthレジメン」;シスプラチン、ビンブラスチン、及びDTICの組み合わせ;またはテモゾロミドが挙げられる。本明細書に記載の化合物はまた、インターフェロンアルファ、インターロイキン2、及び腫瘍壊死因子(TNF)などのサイトカインを含む免疫療法薬と組み合わされてもよい。
適切な化学療法剤または他の抗がん剤には、例えば、代謝拮抗剤(葉酸拮抗薬、ピリミジン類似体、プリン類似体、及びアデノシンデアミナーゼ阻害剤を含むがこれらに限定されない)、例えば、メトトレキサート、5-フルオロウラシル、フロクスウリジン、シタラビン、6-メルカプトプリン、6-チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチン、及びゲムシタビンが含まれる。
適切な化学療法剤または他の抗がん剤には、さらに、例えば、特定の天然生成物ならびにそれらの誘導体(例えば、ビンカアルカロイド、抗腫瘍抗生物質、酵素、リンフォカイン及びエピポドフィロトキシン)、例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ara-C、パクリタキセル(タキソール(商標))、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシンC、エルアスパラギナーゼ、インターフェロン(特にIFN-a)、エトポシド及びテニポシドが挙げられる。
他の細胞毒性剤としては、ナベルビン、CPT-11、アナストロゾール、レトロゾール、カペシタビン、レロキサフィン、シクロホスファミド、イホスファミド、及びドロロキサフィンが挙げられる。
さらに適切なものは、エピドフィロトキシンなどの細胞毒性剤;抗腫瘍酵素;トポイソメラーゼ阻害剤;プロカルバジン;ミトキサントロン;シスプラチンやカルボプラチンなどの白金配位錯体;生物学的反応修飾因子;成長阻害剤;抗ホルモン治療薬;ロイコボリン;テガフール;及び造血成長因子である。
他の抗がん剤(複数可)には、トラスツズマブ(ハーセプチン)などの抗体治療薬、CTLA-4、4-1BB、PD-L1、及びPD-1抗体などの共刺激分子に対する抗体、またはサイトカイン(IL-10、TGF-βなど)に対する抗体が含まれる。
他の抗がん剤には、CCR2やCCR4などのケモカイン受容体に対する拮抗薬などの免疫細胞の遊走を阻止するものも含まれる。
他の抗がん剤としては、さらに免、疫系を増強するもの、例えばアジュバントまたは養子性T細胞移植も挙げられる。
抗がんワクチンには、樹状細胞、合成ペプチド、DNAワクチン、組換えウイルスが含まれる。いくつかの実施形態において、腫瘍ワクチンとしては、ヒトのがんに関与するウイルス、例えば、ヒトパピローマウイルス(HPV)、肝炎ウイルス(HBV及びHCV)ならびにカポジヘルペス肉腫ウイルス(KHSV)などに由来するタンパク質が挙げられる。使用され得る腫瘍ワクチンの非限定的な例としては、黒色腫抗原のペプチド、例えば、gp100、MAGE抗原、Trp-2、MARTI及び/またはチロシナーゼのペプチドなど、あるいはサイトカインGM-CSFを発現するようにトランスフェクトされた腫瘍細胞が挙げられる。
本開示の化合物は、造血起源の様々な腫瘍の処置のために骨髄移植と組み合わせて使用することができる。
これらの化学療法剤のほとんどを安全かつ有効に投与するための方法は、当業者らに既知である。加えて、それらの投与は、標準的な文献に記載される。例えば、化学療法剤の多くの投与は、「Physicians’ Desk Reference」(PDR、例えば、1996年版、Medical Economics Company,Montvale,NJ)に記載されており、その開示はその全体が記載されている場合と同様に参照によって本明細書に組み込まれる。
全体を通して提供されるように、追加の化合物、阻害剤、薬剤などは、単一のもしくは連続した剤形で本化合物と組み合わされ得るか、またはそれらは、別個の剤形として同時にもしくは連続して投与され得る。
医薬製剤及び剤形
医薬品として使用される場合、本明細書に記載される化合物は、本明細書に記載される1種以上の化合物と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体または賦形剤との組み合わせを指す薬学的組成物の形態で投与することができる。これらの組成物は、医薬分野で周知の様式で調製することができ、局所処置が所望されるか、または全身処置が所望されるか、及び処置対象となる領域に応じて、様々な経路によって投与することができる。投与は、局所(経眼、ならびに鼻腔内、膣内、及び直腸送達を含む経粘膜を含む)、肺(例えば、噴霧器によるものを含む粉末またはエアロゾルの吸入または吹送によって;気管内、鼻腔内、上皮、及び経皮)、眼球、経口、または非経口であり得る。眼球送達の方法は、局所投与(点眼)、結膜下、眼窩周囲もしくは硝子体内注射、または結膜嚢の中に外科的に配置されたバルーンカテーテルもしくは眼挿入物による導入を包含し得る。非経口投与としては、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内注射もしくは注入、頭蓋内、例えば髄腔内もしくは心室内投与が挙げられる。非経口投与は、単回ボーラス用量の形態であり得るか、または、例えば、連続灌流ポンプによるものであってもよい。局所投与のための薬学的組成物及び製剤としては、経皮パッチ、軟膏、ローション、クリーム、ゲル、ドロップ、坐薬、スプレー、液体、及び粉末が挙げられ得る。従来の薬学的担体、水性基剤、粉末基剤、または油性基剤、増粘剤などは、必須であるか、または望ましいことがある。
本開示はまた、活性成分としての、本明細書に記載される1種以上の化合物を、1種以上の薬学的に許容される担体または賦形剤と組み合わせて含有する、薬学的組成物を含む。本明細書に記載の組成物を作製する際に、典型的には、活性成分は賦形剤と混合され、賦形剤によって希釈されるか、または、例えば、カプセル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態のそのような担体に封入される。賦形剤が希釈剤として機能する場合、それは、活性成分のためのビヒクル、担体、または媒体として作用する固体、半固体、または液体の材料であり得る。従って組成物は、錠剤、丸剤、粉末、ロゼンジ、サシェ、カシェ、エリキシル、懸濁剤、エマルション、溶液、シロップ、エアロゾル(固体または液体媒体として)、例えば、10重量%までの活性化合物を含む軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル、坐剤、無菌注射用溶液、及び無菌包装粉末の形態であり得る。いくつかの実施形態では、組成物は、局所的投与に適する。
製剤を調製する際は、活性化合物は、他の成分と組み合わせる前に、適切な粒径を提供するために粉砕することができる。活性化合物が実質的に不溶性である場合、200メッシュ未満の粒径まで粉砕され得る。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒径は、粉砕によって調整されて、製剤中に実質的に均一な分布、例えば、約40メッシュをもたらすことができる。
本開示の化合物は、錠剤形成及び他の製剤タイプに適した粒経を得るために、湿式粉砕などの既知の粉砕手順を使用して粉砕され得る。本発明の化合物の細分化された(ナノ粒子)調製物は、当該技術分野において既知のプロセス(例えば、WO2002/000196参照)によって調製することができる。
適切な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、及びメチルセルロースが挙げられる。製剤には、タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱物油などの潤滑剤、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、メチルベンゾエート及びプロピルヒドロキシベンゾエートなどの保存剤、甘味料、ならびに香味料をさらに含み得る。本明細書に記載の組成物は、当該技術分野において既知の手順を用いることによって患者に投与した後に、活性成分の迅速、持続、または遅延放出を提供するように製剤化され得る。
いくつかの実施形態では、薬学的組成物は、ケイ酸化微結晶セルロース(SMCC)、及び少なくとも1つの本明細書に記載される化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、ケイ酸化微結晶性セルロースは、約98%の微結晶性セルロース及び約2%の二酸化ケイ素w/wを含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩、及び少なくとも1種の薬学的に許容される担体または賦形剤を含む、持続放出性組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びポリエチレンオキシドから選択される少なくとも1種の成分を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載される化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び微結晶セルロース、ラクトース一水和物、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶性セルロース、乳糖一水和物、及びポリエチレンオキシドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムまたは二酸化ケイ素をさらに含む。いくつかの実施形態では、微結晶性セルロースは、AvicelPH102(商標)である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、Fast-flo 316(商標)である。いくつかの実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K4M(例えば、Methocel K4 M Premier(商標))、及び/またはヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K100LV(例えば、Methocel K00LV(商標))である。いくつかの実施形態では、ポリエチレンオキシドは、ポリエチレンオキシドWSR 1105(例えば、Polyox WSR 1105(商標))である。
いくつかの実施形態では、湿式造粒プロセスを使用して組成物を生成する。いくつかの実施形態では、乾式造粒プロセスを使用して組成物を製造する。
組成物は、単位剤形に調製することができ、各投与量は、例えば、約5mg~約1000mg、約5mg~約100mg、約100mg~約500mg、または約10~約30mgの活性成分を含有する。いくつかの実施形態では、各投与量は、約10mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投与量は、約50mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投与量は、約25mgの活性成分を含む。「単位剤形」という用語は、ヒト対象及び他の哺乳動物に対する単位投与量(unitary dosage)として好適な物理的に個別の単位を指し、各単位が、好適な医薬的賦形剤に関連して所望の治療効果を生み出すように算出された既定量の活性材料を含有する。
薬学的組成物を製剤化するために使用される構成成分は、高純度のものであり、実質的に潜在的に有害な汚染物質を含まない(例えば、少なくとも国の食品グレード、一般には少なくとも分析グレード、より典型的には少なくとも医薬品グレード)。特にヒト消費の場合、組成物は、好ましくは米国食品医薬品局の適用規定において定義される優良製造規範の基準に従って製造または製剤化される。例えば、好適な製剤は、無菌及び/または実質的に等張性であり、及び/または全ての米国食品医薬品局の優良製造規範の規定を完全に順守し得る。
活性化合物は、広範な投与量範囲にわたって有効であり得るので、概ね、薬学的に有効な量で投与される。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、通常、治療される症状、選択した投与経路、実際に投与される化合物、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重症度などを含む関連状況に従って、医師によって決定されることが理解されよう。
本開示の化合物の治療投与量は、例えば、処置が施される特定の用途、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医師の判断に従って変化し得る。薬学的組成物中の本開示の化合物の割合または濃度は、投与量、化学的性質(例えば、疎水性)、及び投与経路を含めたいくつかの要因に応じて様々であり得る。例えば、本開示の化合物は、非経口投与の場合、約0.1~約10%w/vの化合物を含有する生理緩衝水溶液中で提供することができる。いくつかの典型的な用量の範囲は、1日当たり約1μg/kg体重~約1g/kg体重である。いくつかの実施形態では、用量の範囲は、1日当たり体重の約0.01mg/kg~約100mg/kgである。投与量は、疾患または障害の種類及び進行の程度、特定の患者の全体健康状態、選択された化合物の相対生体効能、賦形剤の製剤化、及びその投与経路などの変数に依存する可能性がある。有効用量は、インビトロまたは動物モデルの試験システムに由来する用量応答曲線から外挿することができる。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要な活性成分を薬学的賦形剤と混合して、本発明に記載される1種以上の化合物の均質な混合物を含有する、固体の前製剤組成物を形成する。これらの前製剤組成物が均質物として言及される場合、活性成分は、典型的には、組成物全体に均一に分散され、それにより、組成物は、錠剤、丸剤、及びカプセル剤などの等しく有効な単位剤形に容易に細分化することができる。次いで、この固体前製剤は、例えば、約0.1~約500mgの本開示の活性成分を含有する上述の種類の単位剤形に細分化される。
本開示の錠剤または丸剤は、長期作用の利点をもたらす剤形を提供するためにコーティングまたは別様に配合され得る。例えば、錠剤または丸剤は、内部用量及び外部用量の成分を含み得、後者は前者上のエンベロープの形態である。2つの成分は、胃における崩壊に抵抗し、かつその内部成分を無傷で十二指腸内まで通過させる、または放出を遅延させることができる、腸溶性の層によって分離することができる。多数のポリマー酸、ならびにシェラック、セチルアルコール、及び酢酸セルロースなどの物質とのポリマー酸の混合物を含む様々な物質は、そのような腸溶性層またはコーティングとして利用することができる。
本明細書に記載される化合物及び組成物が経口または注射による投与のために組み込まれ得る液体形態としては、水溶液、好適に風味付けされたシロップ、水性または油性懸濁液、及び綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、またはピーナッツ油などの食用油で風味付けされたエマルション、ならびにエリキシル剤及び類似の薬学的ビヒクルが挙げられる。
吸入または吹送のための組成物には、薬学的に許容される水性溶媒もしくは有機溶媒または混合物中の溶液及び懸濁液ならびに粉末が含まれる。液体または固体の組成物は、上記のような好適な薬学的に許容される賦形剤を含有し得る。いくつかの実施形態では、組成物は、局所または全身効果のために口または鼻呼吸経路により投与される。組成物は、不活性ガスの使用により噴霧され得る。噴霧された溶液は、噴霧デバイスから直接的に吸入され得るか、または噴霧デバイスは、フェイスマスクテント、もしくは断続的陽圧呼吸機器に装着され得る。溶液、懸濁液、または粉末の組成物は、適切な様式で製剤を送達するデバイスから経口的または鼻腔に投与され得る。
局所製剤は、1つ以上の従来の担体を含有し得る。いくつかの実施形態では、軟膏は、水、及び例えば、流動パラフィン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール、白色ワセリンなどから選択される1つ以上の疎水性担体を含有し得る。クリームの担体組成物は、水と、グリセロール及び1つ以上の他の構成成分、例えば、グリセリンモノステアリン酸塩、PEG-グリセリンモノステアリン酸塩、及びセチルステアリルアルコールとの組み合わせに基づき得る。ゲルは、イソプロピルアルコール及び水を使用して、好適に、例えばグリセロール、ヒドロキシエチルセルロース等の他の構成成分との組み合わせで製剤化され得る。いくつかの実施形態では、局所製剤は、少なくとも約0.1、少なくとも約0.25、少なくとも約0.5、少なくとも約1、少なくとも約2、または少なくとも約5重量%の本開示の化合物を含む。局所製剤は、例えば、乾癬または他の皮膚症状等の選択された適応症を治療するための指示書を任意選択で添付した100gのチューブ中に適切に包装され得る。
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与の方法などに応じて変化するであろう。治療的用途では、組成物は、疾患の症状及びその合併症を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、すでに疾患に罹患している患者に投与することができる。有効用量は、治療される疾患病態、ならびに疾患の重症度、患者の年齢、体重、及び一般状態などの因子に基づく担当医師の判断に依存する。
患者に投与される組成物は、上記の薬学的組成物の形態であり得る。これらの組成物は、従来の殺菌技法によって殺菌され得るか、または無菌ろ過されてもよい。水溶液は、そのままで使用するために包装するか、または凍結乾燥することができ、凍結乾燥調製物は、投与前に無菌水性担体と組み合わされる。化合物調製物のpHは、典型的には、3~11、より好ましくは5~9、最も好ましくは7~8であろう。ある特定の前述の賦形剤、担体、または安定剤の使用によって、薬学的塩の製剤が得られることは理解されよう。
本発明の化合物の治療量は、例えば、治療を行う特定の用途、化合物の投与方法、患者の健康及び症状ならびに処方する医師の判断に従って変動し得る。薬学的組成物中の化合物の比率または濃度は、投与量、化学的性質(例えば、疎水性)、及び投与経路を含むいくつかの要因に応じて変化し得る。例えば、本開示の化合物は、非経口投与の場合、約0.1~約10%w/vの化合物を含有する生理緩衝水溶液中で提供することができる。いくつかの典型的な用量の範囲は、1日当たり体重の約1μg/kg~約1g/kgである。いくつかの実施形態では、用量範囲は、1日当たり約0.01mg/kg体重~約100mg/kg体重である。投与量は、疾患または障害の種類及び進行の程度、特定の患者の全体健康状態、選択された化合物の相対生体効能、賦形剤の製剤化、及びその投与経路などの変数に依存する可能性がある。有効用量は、インビトロまたは動物モデルの試験システムに由来する用量応答曲線から外挿することができる。
本明細書に記載される化合物はまた、抗ウイルス剤、ワクチン、抗体、免疫増強剤、免疫抑制剤、抗炎症剤などのようなあらゆる医薬品を含み得る1つの以上のさらなる活性成分と組み合わせて製剤化することができる。
標識化合物及びアッセイ法
本開示の別の態様は、標識化合物の阻害結合によって、ヒトを含めた組織試料中でFGFR3タンパク質の位置を特定して、それを定量するため、及びFGFR3リガンドを特定するために、画像化技法のみならず、インビトロ及びインビボの両方でのアッセイにおいても有用であろう本開示の標識化合物(放射標識、蛍光標識等)に関する。本開示の化合物の原子のうちの1つ以上の置換もまた、差異化されたADME(吸着、分布、代謝、及び排泄)を生み出す上で有用であり得る。従って本開示は、かかる標識または置換化合物を含むFGFR結合アッセイを含む。
本開示は、本開示の同位体標識化合物をさらに含む。「同位体標識」または「放射性標識された」化合物は、1つ以上の原子が、自然界で通常見られる(すなわち、天然に存在する)原子量または質量数とは異なる原子量または質量数を有する原子に置き換えられた、すなわち置換された本開示の化合物である。本開示の化合物に組み込むことができる適当な放射性核種としては、これらに限定されるものではないが、H(重水素としてDとも記される)、H(トリチウムとしてTとも記される)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I、及び131Iが挙げられる。例えば、本開示の化合物中の1つ以上の水素原子を、重水素原子に置換することができる(例えば、-CD3で-CH3を置換するなど、必要に応じて式(I)のC1~6アルキル基の1つ以上の水素原子を重水素原子に置換することができる)。いくつかの実施形態では、式(I)のアルキル基が、全て重水素化され(perdeuterated)得る。
本明細書に提示される化合物の1つ以上の構成原子は、天然または非天然存在度の原子の同位体で置き換えまたは置換することができる。いくつかの実施形態では、化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含む。いくつかの実施形態において、化合物は、2つ以上の重水素原子を含む。いくつかの実施形態において、化合物は、1~2つ、1~3つ、1~4つ、1~5つ、または1~6つの重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物中の全ての水素原子を、重水素原子に置き換えられる、すなわち置換することができる。
有機化合物中に同位体を含めるための合成法は、当該技術分野では周知のものである(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton-Century-Crofts,1971、The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744-7765;The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R.Hanson,Royal Society of Chemistry,2011)。同位体標識化合物は、NMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイなどの様々な研究で使用することができる。
重水素などより重い同位体への置換は、代謝安定性がより高まることに由来するある特定の治療上の利点、例えば、インビボ半減期の延長または投薬必要量の減少など、をもたらすことができ、従って場合によっては、好ましくなり得る(例えば、A.Kerekes et.al.J. Med.Chem.2011,54,201-210;R.Xu et.al.J. Label Compd. Radiopharm.2015,58,308-312参照)。特に、1つ以上の代謝部位での置換は、1つ以上の治療上の利点をもたらす可能性がある。
当該放射標識化合物に組み込まれる放射性核種は、その放射標識化合物の特定の用途に依存する。例えば、インビトロアデノシン受容体標識及び競合アッセイの場合、H、14C、82Br、125I、131I、または35Sを組み込む化合物が有用であり得る。放射性画像化用途の場合、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Br、または77Brが有用であり得る。
「放射性標識」または「標識化合物」は、少なくとも1つの放射性核種を組み込んだ化合物であることが理解される。いくつかの実施形態では、放射性核種は、H、14C、125I、35S、及び82Brからなる群から選択される。
本開示は、放射性同位体を本開示の化合物に組み込むための合成方法をさらに含むことができる。有機化合物に放射性同位体を組み込むための合成方法は、当技術分野で周知であり、当業者は、開示の化合物に適用可能な方法を容易に認識するであろう。
本開示の標識化合物をスクリーニングアッセイで用いて、化合物を特定及び/または評価することができる。例えば、標識された新しく合成または同定された化合物(すなわち、試験化合物)は、FGFR3タンパク質との接触時のその濃度変化を、標識の追跡を通じてモニタリングすることによって、FGFR3タンパク質と結合するその能力について評価され得る。例えば、(標識された)試験化合物は、FGFR3タンパク質(すなわち、標準化合物)と結合することが知られている別の化合物の結合を低減するその能力について評価され得る。従ってFGFR3タンパク質への結合に関して標準化合物と競合する試験化合物の能力は、その結合親和性と直接相関している。逆に、他のいくつかのスクリーニングアッセイでは、標準化合物は、標識され、試験化合物は、標識されない。従って標識された標準化合物の濃度は、標準化合物及び試験化合物の間の競合を評価するためにモニタリングされ、したがって試験化合物の相対的結合親和性が確認される。
キット
本開示はまた、例えば、がん及び本明細書で言及されるその他の疾患などのFGFR関連疾患または障害の治療または予防において有用な、医薬キットも含み、これは、治療上有効量の本開示の化合物を含む薬学的組成物を収容する1つ以上の容器を含む。当業者には明らかなように、そのようなキットは、必要に応じて、例えば、1つ以上の薬学的に許容される担体を有する容器、追加の容器等の様々な従来の医薬キット構成要素のうちの1つ以上をさらに含むことができる。挿入物またはラベルのいずれかとして、投与される成分の量、投与のガイドライン、及び/または成分を混合するためのガイドラインを示す指示書も、キットに含めることができる。
本開示は、特定の例により、より詳細に説明されるであろう。以下の実施例は例示の目的のために提供され、いかなる様式でも本開示を限定するようには意図されない。当業者らは、本質的に同じ結果をもたらすように変更または修正され得る様々な重要ではないパラメータを容易に認識するであろう。実施例の化合物は、後述のように、FGFR3阻害剤であることが判明した。
本開示の化合物の実験手順を以下に提供する。調製された化合物の一部の分取LC-MS精製を、Watersの質量分別システムで実施した。これらのシステムを操作するための基本的な機器のセットアップ、プロトコル、及び制御ソフトウェアは、文献に詳細に説明されている。例えば、以下、“Two-Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC-MS”,K.Blom,J.Combi. Chem.,4,295(2002);“Optimizing Preparative LC-MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”,K.Blom,R.Sparks,J.Doughty,G.Everlof,T.Haque,A.Combs,J.Combi. Chem.,5,670(2003);及び“Preparative LC-MS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Combi. Chem.,6,874-883(2004)参照。分離された化合物は、典型的には、以下の条件下で純度分析のために分析液体クロマトグラフィ質量分析法(LCMS)にかけられた:機器:Agilent1100シリーズ、LC/MSD、カラム:Waters Sunfire(商標)C18 5μm、2.1×50mm、緩衝液:移動相A:水中0.025%のTFA、及び移動相B:アセトニトリル;流速2.0mL/分、3分間で2%~80%のBの勾配。
また、実施例に示されるMS検出器を有する逆相高速液体クロマトグラフィ(RP-HPLC)またはフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル)により、調製された化合物のいくつかを分取規模で分離した。典型的な分取逆相高速液体クロマトグラフィ(RP-HPLC)カラム条件は次のとおりである:
pH=2の精製:Waters Sunfire(商標)C18 5μm、19x100mmカラム、移動相A:水中の0.1%のTFA(トリフルオロ酢酸)及び移動相B:アセトニトリルで溶出させ、流速は、30mL/分であり、文献に記載の化合物固有の方法最適化プロトコルを使用して、分離勾配を各化合物について最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb. Chem.,6,874-883(2004)参照]。典型的には、30x100mmカラムで使用される流速は、60mL/分であった。
pH=10の精製: Waters XBridge C18 5μm、19x100mmカラム、移動相A:水中の0.15%のNHOH及び移動相B:アセトニトリルで溶出させ、流速は、30mL/分であり、文献に記載の化合物固有の方法最適化プロトコルを使用して、分離勾配を各化合物について最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874-883(2004)参照]。典型的には、30x100mmカラムで使用される流速は、60mL/分であった。
実施例1:2-(2-クロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000028
ステップ1:3-ブロモ-5-クロロ-1,6-ナフチリジン
Figure 2023505258000029
オキシ塩化リン(V)(41.4mL、444mmol)と、3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5(6H)-オン(5.0g、22.2mmol)との混合物を入れたフラスコを、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、反応混合物を真空で濃縮した。得られた残留物を飽和NaHCO水溶液で処理し、混合物をEtOAcで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空で蒸発させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。CBrClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=242.9/244.9;実測値243.0/244.9。
ステップ2:3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミン
Figure 2023505258000030
3-ブロモ-5-クロロ-1,6-ナフチリジン(2.68g、11.0mmol)、1,4-ジオキサン(9mL)、及び水酸化アンモニウム溶液(9mL)の混合物を密閉したマイクロ波用容器に入れ、Biotage Initator+マイクロウェーブ合成装置を使用して、150℃で3時間照射した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空で蒸発させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。CBrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=224.0/226.0;実測値224.2/226.2。
ステップ3:3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン
Figure 2023505258000031
1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(1.0g、4.91mmol)、3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミン(1.0g、4.46mmol)、XPhos Pd G2(351mg、0.45mmol)、及び炭酸ナトリウム(1.42g、13.4mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(20mL)及び水(2.0mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、1時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、直接ろ過し、ろ過ケークを水、エーテル及びヘキサンで洗浄し、その後一晩空気乾燥させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1212(M+H):m/zに対するLCMS計算値=226.1;実測値226.3。
ステップ4:2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000032
3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン(255mg、1.13mmol)、重炭酸ナトリウム(1.43g、1.70mmol)、2-ブロモ-1-(2-クロロフェニル)エタン-1-オン(214μL、1.47mmol)及び無水エタノール(3mL)の混合物を含有するバイアル瓶を、3時間、100℃に加熱した。室温まで冷却した後、溶媒を真空で蒸発させ、残っている残留物をろ過した。ろ過ケークをエーテルで洗浄し、その後一晩空気乾燥させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2015ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=360.1/362.1;実測値360.2/362.3。
ステップ5:3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000033
CHCl(7.5mL)中に、2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]-ナフチリジン(407mg、1.13mmol)を溶かした溶液に、0℃でN‐ブロモスクシンイミド(242mg、1.36mmol)を添加し、その後室温で10分間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させ、得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体(411mg、収率83%)として所望の生成物を得た。C2014BrClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=438.0/440.0/442.0;実測値438.0/439.9/442.0。
ステップ6:2-(2-クロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.023mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(0)(5.3mg、0.0046mmol)、及び炭酸カリウム(6.3mg、0.043mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)、水(150μL)及びトリメチルボロキシン(4.8μL、0.034mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、1.5時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2117ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=374.1/376.1;実測値374.3/376.3。
実施例2:2-(2-クロロフェニル)-3-(シクロペント-1-エン-1-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000034
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6のトリメチルボロキシンを2-(シクロペント-1-エン-1-イル)4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2521ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=426.1/428.1;実測値426.3/428.4。
実施例3:(E)-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000035
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6のトリメチルボロキシンをカリウム(E)-トリフルオロ(プロパ-1-エン-1-イル)ボレートに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2319ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=400.1/402.1;実測値400.3/402.4。
実施例4:2-(2-クロロフェニル)-3-(3,5-ジメトキシフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000036
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6のトリメチルボロキシンを2-(3,5-ジメトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2823ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=496.2/498.2;実測値496.1/498.1。
実施例5:2-(2-クロロフェニル)-3,9-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000037
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6のトリメチルボロキシンを1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2419ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=440.1/442.1;実測値440.4/442.3。
実施例6:2-(2-クロロフェニル)-3-(フラン-2-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000038
3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.023mmol、実施例1、ステップ5)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.6mg、0.0023mmol)との混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及びトリブチル(フラン-2-イル)スタナン(7.9μL、0.025mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、1時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2417ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=426.1/428.1;実測値426.2/428.1。
実施例7:2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-カルボニトリル
Figure 2023505258000039
3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例1、ステップ5)(20mg、0.046mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(2.1mg、2.3μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(2.5mg、4.5μmol)、亜鉛粉末(1.2mg、0.02mmol)、及びシアン化亜鉛(5.3mg、0.046mmol)の混合物を含有するマイクロ波用容器を排気し、窒素を3回充填し、続いてDMF(1mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、Biotage Initator+マイクロウェーブ合成装置を使用して、150℃で2時間照射した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2114ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=385.1/387.1;実測値385.1/387.1。
実施例8:2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000040
3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例1、ステップ5)(10mg、0.023mmol)、酢酸パラジウム(II)(1.0mg、4.6μmol)、カリウムシクロプロピルトリフルオロボレート(3.4mg、0.023mmol)、及びジ(1-アダマンチル)-n-ブチルホスフィン(2.0mg、5.7μmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及び水(100μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2319ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=400.1/402.1;実測値400.2/402.2。
実施例9:2-(2-クロロフェニル)-3-エチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000041
ステップ1:2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000042
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6のトリメチルボロキシンを4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロランに置き換えて調製したものである。C2217ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=386.1/388.1;実測値386.2/386.1。
ステップ2:2-(2-クロロフェニル)-3-エチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
無水エタノール(2mL)に、2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(13mg、0.034mmol)を溶かした溶液に、水酸化パラジウム炭素(20wt%、2.4mg、3.4μmol)を添加した。反応フラスコを、水素のバルーンに接続して排気し、3回充填した。反応混合物を、60℃で2時間撹拌した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CH2Clで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2219ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=388.1/390.1;実測値388.2/390.2。
実施例10:3-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000043
1,2-ジクロロエタン(500μL)に、2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例1、ステップ4)(10mg、0.028mmol)を溶かした溶液に、N-クロロスクシンイミド(4.5mg、0.033mmol)を添加し、その後、1時間、100℃に加熱した。溶媒を真空で蒸発させ、続いて残留物を、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2014Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=394.1/396.1;実測値394.3/396.3。
実施例11:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000044
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ4の2-ブロモ-1-(2-クロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-(2,6-ジフルオロフェニル)エタン-1-オンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2014(M+H):m/zに対するLCMS計算値=362.1;実測値362.2。
実施例12:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-9-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000045
ステップ1:3-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン
Figure 2023505258000046
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ3の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1,3-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。C1314(M+H):m/zに対するLCMS計算値=240.1;実測値240.1。
ステップ2:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-9-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ4の2-ブロモ-1-(2-クロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)エタン-1-オンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2116ClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=392.1/394.1;実測値392.2/394.2。
中間体1:3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5-アミン
Figure 2023505258000047
ステップ1:5-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン
Figure 2023505258000048
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ3の3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミンを、3,5-ジクロロピリド[3,4-b]ピラジンに置き換えて調製したものである。C11ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=246.1/248.1;実測値246.2/248.2。
ステップ2:3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5-アミン
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ2の3-ブロモ-5-クロロ-1,6-ナフチリジンを、5-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジンに置き換えて調製したものである。C1111(M+H):m/zに対するLCMS計算値=227.1;実測値227.2。
実施例13:9-(2-クロロフェニル)-8-シクロプロピル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン
Figure 2023505258000049
この化合物は、実施例1及び実施例8に記載される手順に従い、実施例1、ステップ4の3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミンを3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5-アミンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2218ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=401.1/403.1;実測値401.2/403.1。
実施例14:9-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン
Figure 2023505258000050
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ4の3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミンを3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5-アミンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C1913ClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=379.1/381.1;実測値379.2/381.1。
実施例15:1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000051
ステップ1:9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000052
3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミン(実施例1、ステップ2)(1.32g、5.89mmol)、重炭酸ナトリウム(742mg、8.84mmol)、2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オン(1.89g、7.07mmol)及びtert-ブタノール(8mL)の混合物を含有するマイクロ波用容器に、Biotage Initator+マイクロウェーブ合成装置を使用して、150℃で9時間照射した。室温へ冷却した後、固体をろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、橙色固体として所望の生成物を得た。C16BrCl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=391.9/393.9/395.9;実測値392.1/394.1/396.1。
ステップ2:2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000053
tert-ブチル3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(102mg、0.280mmol)、9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(100mg、0.254mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(29mg、0.025mmol)、及び炭酸カリウム(81.0mg、0.763mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(2mL)及び水(200μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た。続いて、精製した物質をCHCl(3mL)及びTFA(1mL)で希釈し、室温で1時間撹拌した。完了時に、揮発性物質を 真空で除去した。得られた生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2319Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=449.1/451.1;実測値449.3/451.3。
ステップ3:1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
CHCN(1mL)に溶かした溶液として、2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.022mmol)と、ジイソプロピルエチルアミン(19μL、0.111mmol)との混合物を含有するバイアル瓶に、塩化アセチル(3μL、0.049mmol)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。続いて反応混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2521ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=491.1/493.1;実測値491.1/493.1。
実施例16:(1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-カルボン酸
Figure 2023505258000054
ステップ1:2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000055
この化合物は、実施例1及び実施例8に記載される手順に従い、実施例1、ステップ3の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。C2831ClNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=516.2/518.2;実測値516.4/518.4。
ステップ2: 2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000056
CHCl(10mL)に溶かした溶液として、2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(1.39g、2.70mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、ジオキサン(10mL)に溶かした4MのHClを添加した。溶液を室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空で濃縮した。得られた残留物を飽和NaHCO水溶液で処理し、有機物質をEtOAc中に抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空で蒸発させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2217ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=386.1/388.1;実測値386.1/388.1。
ステップ3:(1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-カルボン酸
CHCN(1mL)に溶かした溶液として、2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(20mg、0.052mmol)と、炭酸セシウム(51mg、0.155mmol)との混合物を含有するバイアル瓶に、エチル(1S,4S)-4-((メチルスルホニル)オキシ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(19.5mg、0.078mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、CHCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物を、1,4-ジオキサン(1mL)及び2MのLiOH水溶液(1mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。続いて反応混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2927ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=512.2/514.2;実測値512.4/514.4。
実施例17: N-((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)アセトアミド
Figure 2023505258000057
ステップ1:tert-ブチル((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)カルバメート
Figure 2023505258000058
CHCN(1mL)に溶かした溶液として、2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(20mg、0.052mmol)と、炭酸セシウム(51mg、0.155mmol)との混合物を含有するバイアル瓶に、(1S,4S)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-シクロヘキシルメタンスルホナート(22.8mg、0.078mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、CHCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C3336ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=583.3/585.3;実測値583.4/585.4。
ステップ2:(1R,4R)-4-(4-(2--(2-クロロフェニル)3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-アミン
Figure 2023505258000059
tert-ブチル((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)カルバメート(30mg、0.052mmol)の混合物を、CHCl(1mL)に溶かした溶液として含有するバイアル瓶に、TFA(1mL)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2828ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=483.2/485.2;実測値483.2/485.2。
ステップ3:N-((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)アセトアミド
(1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-アミン(23mg、0.048mmol)と、ジイソプロピルエチルアミン(42μL、0.238mmol)との混合物を、CHCN(1mL)に溶かした溶液として含有するバイアル瓶に、塩化アセチル(5μL、0.071mmol)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。続いて反応混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C3030ClNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=525.2/527.2;実測値525.3/527.3。
実施例18:2-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000060
ステップ1:2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-ニトロキノキサリン
Figure 2023505258000061
1,4-ジオキサン(220mL)及び水(22mL)に溶かした、2-クロロ-7-ニトロキノキサリン(Combi-Blocks カタログ#QB-1085)(10g、48mmol)、XPhos Pd G2(3.6g、4.8mmol)、及び1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(12g、57mmol)の混合物を窒素でパージし、110℃で2時間撹拌した。続いて反応混合物を室温に冷却し、EtOAcを有するCeliteのプラグを通してろ過した。揮発性物質を減圧下で除去し、粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C1210(M+H):m/zに対するLCMS計算値=256.1;実測値256.1。
ステップ2:3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン
Figure 2023505258000062
2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-ニトロキノキサリン(12.2g、47.7mmol)を含有する圧力容器に、鉄粉末(13.3g、239mmol)及び塩化アンモニウム(15.3g、286mmol)を添加し、その後THF(80mL)、MeOH(80mL)及び水(80mL)を添加した。容器を密閉し、3時間、55℃に加熱した。続いて反応混合物を室温に冷却し、10%のMeOH/DCMを有するCeliteのプラグを通してろ過した。揮発性物質を減圧下で除去し、粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C1212(M+H):m/zに対するLCMS計算値=226.1;実測値226.3。
ステップ3:5-ブロモ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン
Figure 2023505258000063
DCM(190mL)に溶かした3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン(8.50g、37.7mmol)の混合物に、0℃にて、N‐ブロモスクシンイミド(6.72g、37.7mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温まで戻し、均質な溶液を得た。室温で30分撹拌した後、揮発性物質を減圧下で除去した。所望の生成物を、1%のトリエチルアミンを含有する0-100%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製した。C1211BrN (M+H):m/zに対するLCMS計算値=304.0;実測値304.0。
ステップ4:5-ブロモ-N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン
Figure 2023505258000064
DMF(56mL)に溶かした、5-ブロモ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン(3.4g、11mmol)の、0℃に冷却した溶液に、鉱油中60%の分散体としてのNaH(0.67g、17mmol)を添加した。溶液を0℃で1時間撹拌し、その時点でヨードメタン(0.42mL、6.8mmol)を滴下した。反応物を室温で2時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO水溶液で処理、有機物質を5%イソプロピルアルコール/DCMで抽出(3回)した。合わせた有機物質を水で洗浄(3回)して過剰なDMF除去し、続いて硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。所望の生成物を、1%のトリエチルアミンを含有する0-100%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィによって単離した。C1313BrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=318.0;実測値318.0。
ステップ5:N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン
Figure 2023505258000065
シュレンクフラスコに、t-BuDavePhos(0.86g、2.5mmol)、Pd(dba)(0.68g、0.74mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(1.4g、15mmol)、及び5-ブロモ-N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-6-アミン(2.4g、7.4mmol)を添加した。フラスコを排気し、窒素で充填し、ジオキサン(93mL、37.1mmol)に溶かしたアンモニア溶液をシリンジで添加した。次いで、反応混合物を85°Cで16時間撹拌した。続いて反応混合物を室温に冷却し、EtOAcを有するCeliteのプラグを通してろ過した。ろ液を濃縮し、所望の生成物を、0-10%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製した。C1315(M+H):m/zに対するLCMS計算値=255.1;実測値255.1。
ステップ6:2-フルオロ-6-メチル-N-(3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(メチルアミノ)キノキサリン-5-イル)ベンズアミド
Figure 2023505258000066
DCM(0.80mL)に溶かした2-フルオロ-6-メチル安息香酸(18mg、0.094mmol)の、あらかじめ撹拌した溶液に、HATU(66mg、0.17mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.030mL、0.17mmol)及びDCM(0.80mL)を含有する溶液を添加した。混合物を30分間撹拌した後、N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン(20mg、0.079mmol)を添加し、反応混合物を2時間撹拌した。完了時に、水を添加し、有機物質をDCMで抽出し、続いて硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C2120FNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=391.2;実測値391.1。
ステップ7:2-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
MeOH(1.0mL)に溶かした、2-フルオロ-6-メチル-N-(3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(メチルアミノ)-キノキサリン-5-イル)ベンズアミド(25mg、0.064mmol)の溶液に、メタンスルホン酸(0.03mL、0.39mmol)を添加した。反応混合物を2時間、80℃で加熱した。完了時に、反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2118FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=373.2;実測値373.1。
実施例19:2-(2-クロロ-4-メトキシフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000067
この化合物は、実施例18記載されているものと同様の手順を用いて、ステップ6の2-フルオロ-6-メチル安息香酸を、2-クロロ-4-メトキシ安息香酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2118ClNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=405.1;実測値405.2。
実施例20:3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-メチルフラン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000068
この化合物は、実施例18に記載されているものと同様の手順を用いて、ステップ6の2-フルオロ-6-メチル安息香酸を、3-メチルフラン-2-カルボン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C1917O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=345.1;実測値345.3。
実施例21:3-(4-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロブタン-1-オール
Figure 2023505258000069
ステップ1:N-メチル-3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン
Figure 2023505258000070
この化合物は、実施例15、ステップ1~ステップ5に記載されているものと同様の手順を用いて、ステップ1の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。C1827OSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=371.2;実測値371.2。
ステップ2:2-クロロ-6-フルオロ-N-(6-(メチルアミノ)-3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5-イル)ベンズアミド
Figure 2023505258000071
DCM(10mL)に溶かした、N-メチル-3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン(0.75g、2.01mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.53mL、3.02mmol)の、0℃に冷却した溶液に、2-クロロ-6-フルオロベンゾイル塩化物(0.29mL、2.22mmol)を滴下した。溶液を0℃で1時間撹拌し、その時点で、反応物を飽和NaHCO水溶液で処理し,及び有機物質を、DCMで抽出した。合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C2529ClFNSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=527.2;実測値527.1。
ステップ3:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000072
バイアル瓶に、2-クロロ-6-フルオロ-N-(6-(メチルアミノ)-3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)-メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5-イル)ベンズアミド(0.850g、2.01mmol)及び酢酸(8.0mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、反応混合物を4時間、120℃で加熱した。次いで反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。粗残留物をDCMに溶解し、飽和NaHCOを慎重に添加した。水相をDCMで抽出(3回)し、合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C2527ClFNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=509.2;実測値508.9。
ステップ4:2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000073
フラスコ中で、2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン(1.4g、2.8mmol)を、DCM(28mL)に溶解した。反応混合物に、ジオキサン(10mL、41mmol)に溶かした4N HClを添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた物質を0~10%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製した。C1913ClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=379.1;実測値379.1。
ステップ5:3-(4-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロブタン-1-オール
THF(1.0mL)に溶かした、2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン(40mg、0.11mmol)、3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロブタン-1-オール(70μL、0.32mmol)、及びトリフェニルホスフィン(55mg、0.21mmol)の混合物に、DIAD(62μL、0.32mmol)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、80℃で16時間撹拌した。完了時に、水を添加し、有機物をDCMで抽出した。合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。得られた残留物に、CHCN(1.0mL)及び6N HCl(0.20mL、1.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2319ClFNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=449.1;実測値449.1。
実施例22:1-(4-(5-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000074
ステップ1:5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-アミン
Figure 2023505258000075
この化合物は、実施例18、ステップ1~ステップ3に記載されているものと同様の手順を用いて、ステップ1の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンに置き換えて調製したものである。C13BrFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=319.0;実測値319.0。
ステップ2:N-(5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-イル)-2-クロロ-6-フルオロベンズアミド
Figure 2023505258000076
DCM(30mL)に溶かした、5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-アミン(1.9g、6.0mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.0mmol)の、0℃に冷却した溶液に、2-クロロ-6-フルオロベンゾイル塩化物(0.80mL、6.0mmol)を滴下した。溶液を0℃ で1時間撹拌し、その時点で、反応物を飽和NaHCOで処理し、有機物質をDCMで抽出した。合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。所望の生成物を、1%のトリエチルアミンを含有する0-100%EtOAc/ヘキサンで溶出させるカラムクロマトグラフィによって単離した。C2011BrClFO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=475.0;実測値475.0。
ステップ3:N-(5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-イル)-2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンズアミド
Figure 2023505258000077
DMF(10mL)に溶かした、N-(5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-イル)-2-クロロ-6-フルオロベンズアミド(1.2g、2.5mmol)の、0℃に冷却した溶液に、鉱油中60%の分散体としてのNaH(0.20g、5.1mmol)を添加した。溶液を0℃で10分間撹拌し、その時点でヨードメタン(0.31mL、5.1mmol)を滴下した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO水溶液で処理し、有機物質をEtOAcで抽出(3回)した。合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。所望の生成物を、1%のトリエチルアミンを含有する0-100%EtOAc/ヘキサンで溶出させるカラムクロマトグラフィによって単離した。C2113BrClFO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=489.0;実測値489.0。
ステップ4:tert-ブチル4-(5-(8-ブロモ-7-(2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンザミド)キノキサリン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000078
バイアル瓶に、N-(5-ブロモ-3-(6-フルオロピリジン-3-イル)キノキサリン-6-イル)-2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンズアミド(0.20g、0.41mmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(0.11g、0.61mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.21mL、1.23mmol)を、DMSO(2.0mL)に溶かして添加した。バイアル瓶を密閉し、反応混合物を16時間、100℃で加熱した。完了時に、反応混合物を水で希釈し、有機物質をEtOAcで抽出(3回)した。合わせた有機物質を硫酸マグネシウム(無水)上で乾燥させ、ろ過し、減圧下にて濃縮した。所望の生成物を、1%のトリエチルアミンを含有する0-100%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィによって単離した。C3030BrClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=655.1;実測値655.1。
ステップ5:tert-ブチル4-(5-(8-アミノ-7-(2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンザミド)キノキサリン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000079
バイアル瓶に、t-BuDavePhos(33mg、0.096mmol)、Pd(dba)(26mg、0.028mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(54mg、0.56mmol)、及びtert-ブチル4-(5-(8-ブロモ-7-(2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンザミド)キノキサリン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(190mg、0.28mmol)を添加した。バイアル瓶を排気し、窒素で充填し、ジオキサン(3.5mL、1.4mmol)に溶かしたアンモニア溶液をシリンジで添加した。次いで、反応混合物を16時間、85℃で加熱した。続いて反応混合物を室温に冷却し、EtOAcを有するCeliteのプラグを通してろ過した。ろ液を濃縮し、所望の生成物を、0~10%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィによって精製した。C3032ClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=592.2;実測値592.4。
ステップ6:1-(4-(5-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン
バイアル瓶に、tert-ブチル4-(5-(8-アミノ-7-(2-クロロ-6-フルオロ-N-メチルベンザミド)キノキサリン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、0.09mmol)及び酢酸(1.0mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、反応混合物を16時間、120℃で加熱した。続いて反応混合物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2724ClFNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=516.2;実測値516.4。
実施例23:3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(1-メチルピペリジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000080
ステップ1:1-メチル-N-(3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(メチルアミノ)キノキサリン-5-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2023505258000081
CHCl(0.5mL)に溶かした溶液として、N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン(20mg、0.079mmol、実施例18、ステップ5)の混合物を含有するバイアル瓶に、0℃にて、ジイソプロピルエチルアミン(34μL、0.197mmol)を添加し、続いて1-メチルピペリジン-4-カルボニルクロリド塩酸塩(16mg、0.079mmol)を添加した。溶液を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に温め、溶媒を真空で除去した。次いで、残留物をMeOHで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。C2026O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=380.2;実測値380.4。
ステップ2:3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(1-メチルピペリジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
AcOH(0.5mL)に溶かした溶液として、1-メチル-N-(3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(メチルアミノ)キノキサリン-5-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(5mg、0.013mmol)を含有するバイアル瓶を、16時間、120℃に加熱した。溶液を室温まで冷却し、次いでCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2024(M+H):m/zに対するLCMS計算値=362.2;実測値362.3。
実施例24:(1S,5R)-8-(3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-オン
Figure 2023505258000082
ステップ1:3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-オン
Figure 2023505258000083
THF(4mL)に溶かした溶液として、N-メチル-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノキサリン-5,6-ジアミン(実施例18、ステップ5、100mg、0.393mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、ジイソプロピルエチルアミン(103μL、0.590mmol)、続いて1,1’-カルボニルジイミダゾール(77mg、0.472mmol)を添加した。溶液を16時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C1413O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=281.1;実測値281.1。
ステップ2:2-クロロ-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン
Figure 2023505258000084
塩化ホスホリル(2mL、21.5mmol)に溶かした溶液として、3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-オン(110mg、0.392mmol)を含有するバイアル瓶を、1時間、100℃に加熱した。揮発性物質を真空で除去し、得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色泡沫として所望の生成物を得た(56mg、収率48%)。C1412ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=299.1/301.1;実測値299.2/301.2。
ステップ3:(1S,5R)-8-(3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-オン
t-BuOH(1mL)に溶かした溶液として、2-クロロ-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン(30mg、0.100mmol)を含有するマイクロ波用容器に、ジイソプロピルエチルアミン(53μL、0.301mmol)、続いて(1S,5R)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-オン(25mg、0.201mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、Biotage Initator+マイクロウェーブ合成装置を使用して、150℃で5時間照射した。混合物を室温まで冷却した後、混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2021O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=389.2;実測値389.3。
実施例25:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000085
ステップ1:9-ブロモイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000086
EtOH(77mL)に溶かした溶液として、3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミン(実施例1、ステップ2、4.32g、19.3mmol)の混合物を含有するフラスコに、重炭酸ナトリウム(3.24g、38.6mmol)、続いてクロロアセトアルデヒド(HO中50%、4.9mL、38.6mmol)を添加した。溶液を80°Cに加熱し、2時間撹拌した。室温まで冷却した後、揮発性物質を真空で除去した。粗物質をDCM中に溶解し、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄した。揮発性物質を減圧下で除去し、粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。C10BrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=248.0/250.0;実測値248.1/250.1。
ステップ2:9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000087
9-ブロモイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(1.1g、4.43mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール(1.51g、4.66mmol)、XPhos Pd G2(349mg、0.443mmol)、及びリン酸三カリウム(2.82g、13.3mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(14mL)及び水(3.5mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、30分間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗物質をBiotage Isoleraによって精製し、所望の生成物を得た。C1924OSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=366.2;実測値366.2。
ステップ3:3-ブロモ-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000088
CHCl(44mL)に溶かした溶液として、9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(1.62g、4.43mmol)を含有するフラスコに、NBS(947mg、5.32mmol)を添加し、室温で30分間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、得られた粗生成物をBiotage Isoleraによって精製し、所望の生成物を得た。C1923BrNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=444.1/446.1;実測値444.3/446.3。
ステップ4:3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000089
3-ブロモ-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(1.97g、4.43mmol)、XPhos Pd G2(349mg、0.443mmol)、及びリン酸三カリウム(2.82g、13.3mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(35mL)、水(9mL)及びトリメチルボロキシン(1.24mL、8.87mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、5時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗物質をBiotage Isoleraによって精製し、所望の生成物を得た(1.46g、収率87%)。続いて精製物質をCHCl(10mL)及びTFA(2mL)に溶解し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、その後MeOH(2mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(50mL)の撹拌溶液に添加した。得られた褐色固体の沈殿物をろ過し、収集し、その後減圧下にて一晩乾燥させた。C1412(M+H):m/zに対するLCMS計算値=250.1;実測値250.2。
ステップ5:tert-ブチル(S)-3-(4-(3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000090
MeCN(19mL)に溶かした溶液として、3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(964mg、3.87mmol)を含有するバイアル瓶に、炭酸セシウム(2.52g、7.73mmol)及びtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(1.54g、5.80mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、3時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、MeCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た(1.09g、収率67%)。C2327(M+H):m/zに対するLCMS計算値=419.2;実測値419.2。
ステップ6:tert-ブチル(S)-3-(4-(2-ブロモ-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000091
CHCl(26mL)に溶かした溶液として、tert-ブチル(S)-3-(4-(3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(222mg、0.530mmol)を含有するバイアル瓶に、NBS(113mg、0.637mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、80℃に加熱した。室温まで冷却した後、溶媒を真空で蒸発させた。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体として所望の生成物を得た(206mg、収率78%)。C2326BrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=497.1/499.1;実測値497.3/499.3。
ステップ7:(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000092
tert-ブチル(S)-3-(4-(2-ブロモ-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(20mg、0.040mmol)、(2-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(17mg、0.080mmol)、XPhos Pd G2(3mg、4.00μmol)、及びリン酸三カリウム(26mg、0.121mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及び水(250μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、3時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。続いて得られた粗生成物をCHCl(2mL)及びTFA(1mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、その後MeOH(1mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(5mL)の撹拌溶液に添加した。得られた沈殿物をろ過し、収集し、その後減圧下にて乾燥させた。C2521ClF(M+H):m/zに対するLCMS計算値=497.1/499.1;実測値497.3/499.3。
ステップ8:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
DMF(0.5mL)に溶かした溶液として、(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(20mg、0.040mmol)を含有するバイアル瓶に、2-ヒドロキシ酢酸(6mg、0.080mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(14μL、0.080mmol)及びHATU(23mg、0.060mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で水を加え、得られた固体をろ過により収集し、水で洗浄した。次いで、固体をCHCNを用いて溶解し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2723ClF (M+H):m/zに対するLCMS計算値=555.2;実測値555.3。
実施例26:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジメチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000093
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ7の(2-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸を、(2,6-ジメチルフェニル)ボロン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2829(M+H):m/zに対するLCMS計算値=481.2;実測値481.4。
実施例27:(S)-3-フルオロ-2-(9-(1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)ベンゾニトリル
Figure 2023505258000094
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ7の(2-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸を、(2-シアノ-6-フルオロフェニル)ボロン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2723FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=496.2;実測値496.3。
実施例28:(S)-1-(3-(4-(2-(2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000095
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ7の(2-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸を、(2-フルオロ-6-メトキシフェニル)ボロン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2726FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=501.2;実測値501.2。
中間体2: 2-ブロモ-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000096
この化合物は、実施例25、ステップ1~6に記載される手順に従い、ステップ2の4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールを、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C1513BrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=342.0/344.0;実測値342.0/344.0。
実施例29:2-(2,3-ジメチルフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000097
2-ブロモ-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(中間体2、10mg、0.029mmol)、(2,3-ジメチルフェニル)ボロン酸(9mg、0.058mmol)、XPhos Pd G2(2mg、2.9μmol)、及びリン酸三カリウム(19mg、0.088mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及び水(250μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2322(M+H):m/zに対するLCMS計算値=368.2;実測値368.2。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.34 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.98 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.64 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
実施例30:(3-メチル-4-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)メタノール
Figure 2023505258000098
この化合物は、実施例29に記載される手順に従い、(2,3-ジメチルフェニル)ボロン酸を、(4-(ヒドロキシメチル)-2-メチルフェニル)ボロン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2322O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=384.2;実測値384.3。
実施例31:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-オール
Figure 2023505258000099
ステップ1:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000100
2-ブロモ-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(中間体2、600mg、1.75mmol)、(2,6-ジクロロフェニル)ボロン酸(836mg、4.38mmol)、フッ化カリウム(336mg、5.79mmol)及びPd(dba)(321mg、0.351mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(16mL)、水(1.6mL)及びトリ-tert-ブチルホスフィン(トルエン中1.0M、700μL、0.7mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、1時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗物質をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体として所望の生成物を得た。C2116Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=408.1/410.1;実測値408.1/410.1。
ステップ2:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン7-オキシド
Figure 2023505258000101
CHCl(10mL)に溶かした溶液として、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(400mg、0.980mmol)を含有するバイアル瓶に、m-CPBA(220mg、0.980mmol)を添加し、室温で撹拌した。1時間後、第2のm-CPBA部分(220mg、0.980mmol)を添加し、1時間撹拌した。揮発性物質を真空で除去し、粗残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体として所望の生成物を得た(260mg、収率62.5%)。C2116ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=424.1/426.1;実測値424.0/426.1。
ステップ3:8-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン及び10-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000102
CHCl(2mL)に溶かした溶液として、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン7-オキシド(100mg、0.236mmol)を含有するバイアル瓶に、塩化ホスホリル(879μL、9.43mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。揮発性物質を真空で除去し、得られた残留物を飽和NaHCO水溶液で処理し、CHClで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空で蒸発させた。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体として所望の生成物を得た。C2115Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=442.0/444.0;実測値442.2/444.2。
ステップ4:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-オール
1,4-ジオキサン(0.5mL)に溶かした溶液として、8-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.023mmol)を含有するバイアル瓶に、水酸化リチウム(HO中2.0M、500μL、1.00mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2116ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=424.1/426.1;実測値424.0/426.1。
実施例32:(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-10-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000103
1,4-ジオキサン(1mL)に溶かした溶液として、10-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例31、ステップ3、15mg、0.034mmol)を含有するバイアル瓶に、炭酸セシウム(110mg、0.339mmol)及び(S)-テトラヒドロフラン-3-オール(27μL、0.339mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2522Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=494.1/496.1;実測値494.2/496.2。
実施例33:2-(2,6-ジクロロフェニル)-N,N,3-トリメチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-アミン
Figure 2023505258000104
DMSO(565μL)に溶かした溶液として、8-クロロ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例31、ステップ3、25mg、0.056mmol)を含有するバイアル瓶に、ジイソプロピルエチルアミン(15μL、0.085mmol)及びジメチルアミン(THF中2.0M、31μL、0.062mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2321Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=451.1/453.1;実測値451.1/453.2。
実施例34:N-(2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド
Figure 2023505258000105
ステップ1:(3-アミノ-2,6-ジクロロフェニル)ボロン酸
Figure 2023505258000106
メタノール(10mL)に溶かした溶液として、(2,6-ジクロロ-3-ニトロフェニル)ボロン酸(300mg、1.27mmol)及びパラジウム炭素(10wt%、2.4mg、3.4μmol)を含有するバイアル瓶を、水素のバルーンに接続して排気し、3回充填した。反応混合物を1時間を撹拌し、続いてCeliteに通してろ過し、メタノールで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。
ステップ2:2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)アニリン
Figure 2023505258000107
2-ブロモ-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(中間体2、20mg、0.058mmol)、(3-アミノ-2,6-ジクロロフェニル)ボロン酸(12mg、0.058mmol)、XPhos Pd G2(4.2mg、5.8μmol)、及びリン酸三カリウム(37mg、0.175mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及び水(250μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、1時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2117Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=423.1/425.1;実測値423.2/425.2。
ステップ3:N-(2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド
CHCl(1mL)に溶かした溶液として、2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)アニリン(25mg、0.058mmol)を含有するバイアル瓶に、ジイソプロピルエチルアミン(30μL、0.174mmol)及び塩化アクリロイル(6μL、0.075mmol)を添加した。バイアル瓶を室温で1時間撹拌した。揮発性物質を真空で除去した後、反応混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2419ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=477.1/479.1;実測値477.1/479.0。
実施例35:N-(3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド
Figure 2023505258000108
この化合物は、実施例34に記載される手順に従い、ステップ2の(3-アミノ-2,6-ジクロロフェニル)ボロン酸を、(3-アミノフェニル)ボロン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2421O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=409.2;実測値409.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 10.34 (s, 1H), 9.25 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.95 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 8.24 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.73 (dd, J = 8.1, 2.0 Hz, 1H), 7.61 - 7.55 (m, 1H), 7.52 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.50 - 7.43 (m, 1H), 6.50 (dd, J = 17.0, 10.1 Hz, 1H), 6.31 (dd, J = 17.0, 2.0 Hz, 1H), 5.81 (dd, J = 10.1, 2.0 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.75 (s, 3H)。
実施例36:N-(2-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド
Figure 2023505258000109
この化合物は、実施例34に記載される手順に従い、ステップ2の(3-アミノ-2,6-ジクロロフェニル)ボロン酸を、2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2421O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=409.2;実測値409.1。
実施例37:(1-アミノシクロプロピル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン
Figure 2023505258000110
ステップ1:2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000111
9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン (実施例15、ステップ1、1.0g、2.54mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール(866mg、2.67mmol)、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)-ジクロロパラジウム(II)(208mg、0.254mmol)、及びリン酸三カリウム(1.62g、7.63mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(13.5mL)及び水(3.5mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、30分間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた粗残留物をBiotage Isoleraによって精製し、所望の生成物を得た。C2526ClOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=510.1/512.1;実測値510.1/512.1。
ステップ2:3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000112
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ3の9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。C2525BrClOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=588.0/590.0/592.0;実測値588.2/590.2/592.2。
ステップ3:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000113
この化合物は、実施例1に記載される手順に従い、ステップ6の3-ブロモ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。C2628ClOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=524.1/526.1;実測値524.1/526.1。
ステップ4:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000114
CHCl(10mL)に溶かした溶液として、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(1.33g、2.54mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、TFA(3mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、真空で濃縮し、その後MeOH(2mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(50mL)の撹拌溶液に添加した。得られた黄褐色固体の沈殿物をろ過し、収集し、水で洗浄し、その後減圧下にて一晩乾燥させた。C2014Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=394.1/396.1;実測値394.0/396.0。
ステップ5:9-(1-(アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000115
2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(250mg、0.634mmol)、tert-ブチル3-((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン-1-カルボキシレート(319mg、1.27mmol)、炭酸セシウム(620mg、1.90mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、MeCN(6.3mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、MeCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄褐色固体として所望の生成物を得た。続いて精製物質をCHCl(3mL)及びTFA(1mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、その後MeOH(3mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(15mL)の撹拌溶液に添加した。得られた固体の沈殿物をろ過し、収集し、その後減圧下にて一晩乾燥させた。C2319Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=449.1/451.1;実測値449.1/451.1。
ステップ6:(1-アミノシクロプロピル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン
DMF(1mL)に溶かした溶液として、9-(1-(アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(50mg、0.111mmol)を含有するバイアル瓶に、1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロプロパン-1カルボン酸(34mg、0.167mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(39μL、0.223mmol)及びHATU(64mg、0.167mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で水を加え、得られた固体をろ過により収集し、水、続いてヘキサンで洗浄し、減圧下にて乾燥させた。次いで、固体をTFAを用いて溶解し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2724ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=532.1/534.1;実測値532.2/534.2。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.25 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.96 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.46 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.69 - 7.61 (m, 2H), 7.55 (dd, J = 8.9, 7.3 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.36 - 5.25 (m, 1H), 4.80 - 4.25 (m, 4H), 2.39 (s, 3H), 1.56 (m, 2H), 1.29 - 1.23 (m, 2H)。
実施例38:1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000116
この化合物は、実施例37に記載される手順に従い、ステップ6の1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロプロパン-1-カルボン酸を、2-(1H-イミダゾール-1-イル)酢酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2823ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=557.1/559.1;実測値557.2/559.3。
実施例39:(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(オキサゾール-4-イル)メタノン
Figure 2023505258000117
この化合物は、実施例37に記載される手順に従い、ステップ6の1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロプロパン-1カルボン酸を、オキサゾール-4-カルボン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2720Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=544.1/546.1;実測値544.1/546.3。
実施例40:(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン
Figure 2023505258000118
この化合物は、実施例37に記載される手順に従い、ステップ6の1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロプロパン-1-カルボン酸を、4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボン酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2928Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=576.2/578.2;実測値576.2/578.2。
実施例41:3-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロパンニトリル
Figure 2023505258000119
エタノール(200μL)に溶かした溶液として、9-(1-(アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例37、ステップ5、10mg、0.022mmol)を含有するバイアル瓶に、DBU(4μL、0.022mmol)及びエチル2-シアノアセテート(24μL、0.223mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、4時間、100℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、続いて混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2620ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=516.1/518.1;実測値516.2/518.1。
実施例42:4-((4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)メチル)-2-フルオロ安息香酸
Figure 2023505258000120
2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(20mg、0.053mmol、実施例55、ステップ2)、メチル4-(ブロモメチル)-2-フルオロ安息香酸(16mg、0.063mmol)、及び炭酸セシウム(34mg、0.105mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、MeCN(1mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、MeCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物を、続いて1,4-ジオキサン(1mL)及び水酸化リチウム溶液(HO中2M、0.5mL)に溶解し、1時間、50℃に加熱した。室温まで冷却した後、揮発性物質を真空で除去し、反応混合物をTFA及びCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2717ClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=532.1/534.1;実測値532.1/534.2。
実施例43:4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルベンズアミド
Figure 2023505258000121
2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(15mg、0.039mmol、実施例55、ステップ2)、4-ブロモ-N,N-ジメチルベンズアミド(16mg、0.063mmol)、炭酸セシウム(26mg、0.079mmol)、及びヨウ化銅(I)(2mg、7.9μmol)の混合物を含有するバイアル瓶を排気し、窒素を3回充填し、続いて1,4-ジオキサン(1mL)、及びトランス-N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(5mg、0.016mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、100℃に加熱した。室温へ冷却した後、混合物をCHCl(1mL)、水酸化アンモニウム溶液(1mL)で希釈し、10分間激しく撹拌した。その後、有機層を分離し、減圧下で濃縮した。続いて得られた残留物をCHCN及び水で希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2821ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=527.1/529.1;実測値527.3/529.3。
実施例44:N-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-2-メトキシアセトアミド
Figure 2023505258000122
ステップ1: (1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-アミン
Figure 2023505258000123
CHCN(1.3mL)に懸濁させた懸濁液として、2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(100mg、0.263mmol、実施例55、ステップ2)、及び炭酸セシウム(257mg、0.789mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、(1s,4s)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル4-メチルベンゼンスルホネート(97mg、0.263mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、ろ過し、CHCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体を得た。続いて精製物質をCHCl(3mL)及びTFA(1mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、その後MeOH(1mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(5mL)の撹拌溶液に添加した。得られた固体の沈殿物をろ過し、収集し、その後減圧下にて一晩乾燥させた。C2523Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=477.1/479.1;実測値477.2/479.3。
ステップ2:N-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-2-メトキシアセトアミド
DMF(0.5mL)に溶かした溶液として、(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-アミン(15mg、0.031mmol)を含有するバイアル瓶に、2-メトキシ酢酸(3μL、0.031mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(17μL、0.094mmol)及びHATU(1mg、0.047mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で水を加え、得られた固体をろ過により収集し、水で洗浄した。次いで、固体をCHCNを用いて溶解し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2827Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=549.2/551.2;実測値549.3/551.3。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.25 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.93 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.61 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 7.67 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.66 - 7.61 (m, 2H), 7.53 (dd, J = 8.8, 7.3 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.22 - 4.11 (m, 1H), 3.80 (s, 2H), 3.78 - 3.70 (m, 1H), 3.31 (s, 3H), 2.18 - 2.10 (m, 2H), 1.94 - 1.81 (m, 4H), 1.61 - 1.47 (m, 2H)。
実施例45:3-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-1,1-ジメチル尿素
Figure 2023505258000124
CHCN(1mL)に溶かした溶液として、(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-アミン(15mg、0.031mmol、実施例44、ステップ1)、及びジイソプロピルエチルアミン(27μL、0.157mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、ジメチルカルバモイルクロリド(6μL、0.063mmol)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。続いて反応混合物をCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2828ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=548.2/550.2;実測値548.3/550.3。
実施例46:1-(7-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000125
ステップ1:9-(1-(2-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000126
この化合物は、実施例44に記載される手順に従い、ステップ1の(1s,4s)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル4-メチルベンゼンスルホネートを、tert-ブチル7-(トシルオキシ)-2-アザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2725Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=503.2/505.1;実測値503.2/505.2。
ステップ2:1-(7-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)エタン-1-オン
この化合物は、実施例15に記載される手順に従い、ステップ3の2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、9-(1-(2-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2927ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=545.2/547.2;実測値545.2/547.2。
実施例47:2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000127
この化合物は、実施例37、ステップ1~3に記載される手順に従い、ステップ1の4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールを、1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2522ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=478.1/480.1;実測値478.3/480.4。
実施例48:(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-オール
Figure 2023505258000128
ステップ1:9-(1-((1r,4r)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000129
この化合物は、実施例37、ステップ1~3に記載される手順に従い、ステップ1の4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールを、1-((1r,4r)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。C3238ClOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=606.2/608.2;実測値606.3/608.3。
ステップ2:(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-オール
1,4-ジオキサン(1mL)に溶かした溶液として、9-(1-((1r,4r)-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(33mg、0.055mmol)を含有するバイアル瓶に、5N HCl(0.5mL)を添加した。溶液を室温で30分間撹拌し、次いでCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2624ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=492.1/494.1;実測値492.1/494.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.25 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.93 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.46 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.71 - 7.61 (m, 2H), 7.56 (dd, J = 8.9, 7.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.17 (tt, J = 11.5, 3.9 Hz, 1H), 3.56 - 3.44 (m, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.08 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 1.98 - 1.91 (m, 2H), 1.83 (qd, J = 13.0, 3.5 Hz, 2H), 1.44 - 1.31 (m, 2H)。
実施例49:4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-1-メチルシクロヘキサン-1-カルボン酸
Figure 2023505258000130
ステップ1:エチル1-メチル-4-(トシルオキシ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000131
ピリジン(27mL)に溶かした溶液として、エチル4-ヒドロキシ-1-メチルシクロヘキサン-1-カルボキシレート(5.05g、27.1mmol)を含有するバイアル瓶に、トシルクロリド(6.72g、35.2mmol)を添加し、16時間撹拌した。完了時に10%クエン酸水溶液を添加し、有機物質をEtOAcで抽出した。続いて、合わせた有機物質をHOを用いて3回逆抽出し、無水MgSO上で乾燥させ、ろ過し、真空で濃縮した。粗物質をさらに精製することなく続けて用いた。
ステップ2:4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-1-メチルシクロヘキサン-1-カルボン酸
2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(230mg、0.605mmol、実施例37、ステップ4)、エチル1-メチル-4-(トシルオキシ)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(412mg、1.21mmol)、及び炭酸セシウム(394mg、1.21mmol)の混合物を含有するバイアル瓶に、MeCN(2.4mL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、MeCNで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、白色固体を得た。この白色固体を1,4-ジオキサン(3mL)及び水酸化リチウム溶液(HO中2M、1.5mL)に溶解し、2時間、80℃に加熱した。室温まで冷却した後、揮発性物質を真空で除去し、反応混合物をTFA及びCHCNで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2826Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=534.1/536.1;実測値534.3/536.3。
実施例50:3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-カルボキサミド
Figure 2023505258000132
この化合物は、実施例15に記載される手順に従い、ステップ3の塩化アセチルを、ジメチルカルバモイルクロリドに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2624ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=520.1/522.1;実測値520.1/522.1。
実施例51:3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023505258000133
この化合物は、実施例15に記載される手順に従い、ステップ3の塩化アセチルを、N,N-ジメチルスルファモイルクロリドに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2524ClS(M+H):m/zに対するLCMS計算値=556.1/558.1;実測値556.1/558.1。
実施例52:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000134
ステップ1:(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000135
この化合物は、実施例37に記載される手順に従い、ステップ5のtert-ブチル3-((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン-1-カルボキシレートを、tert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2421Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=463.1/465.1;実測値463.0/465.0。
ステップ2:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
この化合物は、実施例15に記載される手順に従い、ステップ3の2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2623ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=505.1/507.1;実測値505.3/507.3。
実施例53:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000136
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ8の(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例52、ステップ1)に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2623Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=521.1/523.1;実測値521.1/523.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.26 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.95 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.72 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.46 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.69 - 7.63 (m, 2H), 7.56 (dd, J = 8.9, 7.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.05 (dt, J = 26.1, 5.2 Hz, 2H), 3.92 (dd, J = 11.1, 6.4 Hz, 1H), 3.81 (dt, J = 15.6, 4.9 Hz, 2H), 3.67 -3.50 (m, 3H), 2.50 - 2.42 (m, 1H), 2.39 (s, 4H)。
実施例54:1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000137
ステップ1:9-(1-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000138
DCE(2mL)に懸濁させた懸濁液として、酢酸銅(II)(55mg、0.304mmol)及び1,10-フェナントロリン一水和物(60mg、0.304mmol)を含有するバイアル瓶を密閉し、20分間、60℃に加熱した。異なるバイアル瓶に、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(100mg、0.254mmol、実施例37、ステップ4)、カリウム(3-(tert-ブトキシカルボニル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)トリフルオロボレート(73mg、0.254mmol)、及びリン酸三カリウム(162mg、0.761mmol)の混合物を入れた。銅-リガンド溶液を、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを含有するバイアル瓶に移し、続いてDCE(6mL)及び水(700μL)を添加した。バイアル瓶を密閉し、16時間、80℃に加熱した。混合物を室温まで冷却した後、Celiteを通してろ過し、CHClで洗浄し、その後、真空でろ液を濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体として所望の生成物を得た(98mg、収率67%)。続いて精製物質をCHCl(3mL)及びTFA(1mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、その後MeOH(1mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(5mL)の撹拌溶液に添加した。得られた固体の沈殿物をろ過し、収集し、その後減圧下にて一晩乾燥させた。C2521Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=475.1/477.1;実測値475.1/477.1。
ステップ2:1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ8の(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、9-(1-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2723Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=533.1/535.1;実測値533.2/535.2。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.27 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.97 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.81 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.47 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.31 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.70 - 7.63 (m, 2H), 7.56 (dd, J = 8.9, 7.3 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.22 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.13 - 4.02 (m, 2H), 3.96 (dd, J = 15.4, 1.9 Hz, 1H), 3.87 - 3.55 (m, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.37 - 2.26 (m, 1H), 1.70 - 1.62 (m, 1H), 1.07 (td, J = 5.5, 3.3 Hz, 1H)。
実施例55:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000139
ステップ1:3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン
Figure 2023505258000140
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ2の9-ブロモイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、3-ブロモ-1,6-ナフチリジン-5-アミン(実施例1、ステップ2)に置き換えて調製したものである。C1724OSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=342.2;実測値342.2。
ステップ2:2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000141
3-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン(2g、5.86mmol)、2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オン(1.7g、6.44mmol)、重炭酸ナトリウム(0.738g、8.79mmol)、及びtert-ブタノール(10mL)の混合物を含有するマイクロ波用バイアル瓶を、Biotage Initator+マイクロウェーブ合成装置を使用して、14時間、150℃で照射した。室温へ冷却した後、溶媒を真空で除去した。残りの残留物をCHClに懸濁し、ろ過し、ろ液を真空で濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た。続いて精製物質をCHCl(3mL)及びTFA(2mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。完了時に、揮発性物質を真空で除去した。得られた生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1912Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=380.0/382.0;実測値380.1/382.0。
ステップ3:tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000142
2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(2.5g、6.57mmol)、tert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(2.62g、9.86mmol)、炭酸セシウム(4.28g、13.15mmol)、及びアセトニトリル(33mL)を含有するバイアル瓶を80℃に加熱し、16時間撹拌した。その後、溶液を室温に冷却しろ過した。ろ液を真空で濃縮し、続いてBiotage Isoleraによって精製して褐色固体として所望の生成物を得た。C2827Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=549.2/551.2;実測値549.1/551.1。
ステップ4:tert-ブチル(S)-3-(4-(3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000143
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ3の9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2826BrCl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=627.1/629.0/631.0;実測値627.2/629.2/631.2。
ステップ5:tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000144
1,4-ジオキサン(6mL)に溶かした、tert-ブチル3-(4-(3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(800mg、1.27mmol)、リン酸三カリウム(540mg、2.55mmol)、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)-ジクロロパラジウム(II)(93mg、0.127mmol)、及び4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(432μL、2.55mmol)の溶液と、水(600μL)とを含有するバイアル瓶を、30秒間、窒素でパージし、3時間、80℃に加熱した。室温に冷却してすぐに、溶液をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た。C3029Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=575.2/577.2;実測値575.1/577.2。
ステップ6: (S)-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000145
バイアル瓶に、tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(600mg、1.04mmol)、THF(16mL)、水(5mL)及び四酸化オスミウム(HO中4wt%、409μL、0.052mmol)を添加し、続いて過ヨウ素酸ナトリウム(1.11g、5.21mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、完了してすぐに反応を飽和Na水溶液でクエンチし、EtOAc中に抽出した。合わせた有機層を真空で濃縮し、残留物をイソプロパノール(10mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。撹拌して反応物を室温までゆっくりと自然昇温させながら、NaBH(39mg、1.04mmol)を添加した。次に、反応物を0℃に冷却し、飽和NHCl水溶液を加えることによりクエンチした。揮発性物質を真空で除去し、得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、黄色固体を得た。この生成物をCHCl(3mL)及びTFA(1mL)中に取り入れ、室温で1時間撹拌した。揮発性物質を真空で除去し、得られた生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C2421ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=479.1/481.1;実測値479.1/481.1。
ステップ7:(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
(S)-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール(15mg、0.031mmol)を含有するバイアル瓶に、2-ヒドロキシ酢酸(3mg、0.031mmol)、DMF(0.5mL)及びDIPEA(11μL、0.063mmol)を添加した。この溶液を1分間撹拌し、その後HATU(18mg、0.047mmol)を添加して1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル/メタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2623Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=537.1/539.1;実測値537.1/539.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.28 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.98 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.73 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.68 - 7.62 (m, 2H), 7.55 (dd, J = 9.0, 7.2 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.05 (dt, J = 26.1, 5.5 Hz, 1H), 4.68 (s, 2H), 4.04 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 3.96 - 3.77 (m, 2H), 3.67 - 3.52 (m, 2H), 2.47 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 2.38 (d, J = 6.6 Hz, 1H)。
実施例56: (S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000146
この化合物は、実施例55に記載される手順に従い、ステップ7の2-ヒドロキシ酢酸を、酢酸に置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2623Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=521.1/523.1;実測値521.1/523.1。
実施例57:(S)-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン
Figure 2023505258000147
(S)-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール(10mg、0.021mmol、実施例55、ステップ6)を含有するバイアル瓶に、モルホリン-4-塩化カルボニル(3μL、0.025mmol)、DMF(0.5mL)及びジイソプロピルエチルアミン(5μL、0.025mmol)を添加し、1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル及びメタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2928Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=592.2/594.2;実測値592.2/594.1。
実施例58:1-((3S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシエチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000148
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(プロパ-1-エン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000149
tert-ブチル(S)-3-(4-(3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.318mmol、実施例55、ステップ6)、リン酸三カリウム(135mg、0.637mmol)、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)-ジクロロパラジウム(II)(23mg、0.032mmol)、及びイソプロペニルボロン酸ピナコールエステル(120μL、0.637mmol)の混合物を、1,4-ジオキサン(1.4mL)及び水(0.145mL)に懸濁した。反応バイアル瓶を窒素で30秒間パージし、密閉し、3時間、80℃に加熱した。室温に冷却してすぐに、反応混合物をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、真空で濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た。C3131Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=589.2/591.2;実測値589.2/591.2。
ステップ2:1-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((S)-ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)エタン-1-オール
Figure 2023505258000150
この化合物は、実施例55に記載される手順に従い、ステップ6のtert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレートを、tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(プロパ-1-エン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2523ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=493.1/495.1;実測値493.3/495.3。
ステップ3:1-((3S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシエチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ8の(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、1-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-((S)-ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)エタン-1-オールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2725Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=551.1/553.1;実測値551.2/553.2。
実施例59:1-(6-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000151
この化合物は、実施例54に記載される手順に従い、ステップ1のカリウム(3-(tert-ブトキシカルボニル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)トリフルオロボレートを、カリウム(3-(tert-ブトキシカルボニル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-6-イル)、トリフルオロボレートに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2825Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=547.1/549.1;実測値547.1/549.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.28 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.97 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.49 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.71 - 7.64 (m, 2H), 7.57 (dd, J = 8.9, 7.2 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.11 (t, J = 4.6 Hz, 2H), 3.89 (dd, J = 13.7, 5.4 Hz, 1H), 3.83 - 3.55 (m, 1H), 3.54 - 3.19 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.33 (s, 1H), 2.26 (s, 1H), 1.89 (s, 1H), 1.55 - 1.45 (m, 1H), 1.06 (d, J = 9.7 Hz, 1H)。
実施例60:1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000152
ステップ1:9-(1-(3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000153
この化合物は、実施例54に記載される手順に従い、ステップ1のカリウム(3-(tert-ブトキシカルボニル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)トリフルオロボレートを、カリウム(3-(tert-ブトキシカルボニル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)トリフルオロボレートに置き換えて調製したものである。C2623Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=489.1/491.1;実測値489.1/491。
ステップ2:1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)エタン-1-オン
9-(1-(3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(15mg、0.031mmol)を含有するバイアル瓶に、酢酸(2μL、0.031mmol)、DMF(0.5mL)及びDIPEA(11μL、0.061mmol)を添加した。これを1分間撹拌し、その後HATU(18mg、0.046mmol)を添加して1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル/メタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2825Cl(M+H)+:m/zに対するLCMS計算値=531.1/533.1;実測値531.2/533.1。
実施例61:1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000154
ステップ1:tert-ブチル3-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000155
THF(3.53mL)に溶かした亜鉛(0)粉末(173mg、2.65mmol)、1,2-ジブロモエタン(15μL、0.177mmol)、TMSCl(22μL、0.177mmol)を含有するバイアル瓶を30秒間、窒素でパージし、密閉し、15分間、60℃に加熱した。室温へ冷却した後、DMA(3.5mL)に溶かしたtert-ブチル3-ヨードアゼチジン-1-カルボキシレート(500mg、1.76mmol)の溶液を添加した。バイアル瓶を密閉し、さらに15分間、60℃に加熱した。続いて室温まで冷却してすぐに、2,5-ジブロモピリジン(439mg、1.85mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(72mg、0.088mmol)及びヨウ化銅(I)(17mg、0.088mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、4時間、80℃に加熱した。室温に冷却してすぐに、反応混合物をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。残留物をBiotage Isoleraによって精製し、tert-ブチル3-(5-ブロモピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート(400mg、1.277mmol)を得た。これを、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(104mg、0.128mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.649g、2.55mmol)、及び酢酸カリウム(307mg、3.19mmol)を含有するバイアル瓶に添加し、続いて1,4-ジオキサン(4mL)を添加した。溶液を窒素で30秒間パージし、続いて密封し、2時間、80°Cに加熱した。完了時に、揮発性物質を真空で除去し、次のステップに直接使用される所望の生成物を得た。観察される、対応するボロン酸、3-(5-ボロノピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボン酸、C12BN(M+H-tBu):m/zに対するLCMS計算値=223.1;実測値223.1。
ステップ2:tert-ブチル3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000156
この化合物は、実施例37に記載される手順に従い、ステップ1の4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾールを、tert-ブチル3-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2926Cl(M+H)+:m/zに対するLCMS計算値=546.1/548.1;実測値546.2/548.2。
ステップ3:tert-ブチル3-(5-(3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000157
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ3の9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、tert-ブチル3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2925BrCl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=624.1/626.1/628.1;実測値624.2/626.2/628.2。
ステップ4:9-(6-(アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000158
tert-ブチル3-(5-(3-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート(500mg、0.800mmol)、リン酸三カリウム(339mg、1.60mmol)、及びRuPhos Pd G2(62mg、0.080mmol)の混合物を、1,4-ジオキサン(3.6mL)及び水(0.360mL)に懸濁した。バイアル瓶を30秒間窒素でパージし、続いてトリメチルボロキシン(447μL、3.20mmol)を添加した。バイアル瓶を密閉し、2時間、80℃に加熱した。室温に冷却してすぐに、反応混合物をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製した。続いて精製物質をCHCl(4mL)及びTFA(1mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。完了時に、揮発性物質を真空で除去して、所望の生成物を得た。C2520Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=460.1/462.1;実測値460.1/462.1。
ステップ5:1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
9-(6-(アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.022mmol)を含有するバイアル瓶に、2-ヒドロキシ酢酸(2mg、0.022mmol)、DMF(0.5 mL)及びジイソプロピルエチルアミン(8μL、0.043mmol)を添加した。これを1分間撹拌し、その後HATU(13mg、0.033mmol)を添加して1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル及びメタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%NHOHを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2722Cl(M + H):m/zに対するLCMS計算値=518.1/520.1;実測値518.2/520.1。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.32 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.18 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.05 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.55 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 8.36 (dd, J = 8.1, 2.4 Hz, 1H), 7.69 - 7.62 (m, 2H), 7.59 - 7.50 (m, 2H), 7.47 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.94 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.58 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 4.40 (dd, J = 8.8, 5.3 Hz, 1H), 4.33 - 4.25 (m, 1H), 4.15 - 4.09 (m, 2H), 3.96 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H)。
実施例62:1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-3-イル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000159
ステップ1:9-(5-(アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000160
この化合物は、実施例61に記載される手順に従い、ステップ1の2,5-ジブロモピリジンを、3,5-ジブロモピリジンに置き換えて調製したものである。C2520Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=460.1/462.1;実測値460.1/462.0。
ステップ2:1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-3-イル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン
9-(5-(アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.022mmol)を含有するバイアル瓶に、酢酸(2μL、0.022mmol)、DMF(0.5 mL)及びジイソプロピルエチルアミン(8μL、0.043mmol)を添加した。これを1分間撹拌し、その後HATU(13mg、0.033mmol)を添加して1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル及びメタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%NHOHを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2722ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=502.1/504.1;実測値502.2/504.2。
実施例63:1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)フェニル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000161
ステップ1:tert-ブチル3-(4-クロロフェニル)アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000162
THF(7.06mL)に溶かした亜鉛(0)粉末(0.346g、5.30mmol)、1,2-ジブロモエタン(30μL、0.353mmol)、TMSCl(45μL、0.353mmol)を含有するバイアル瓶を、30秒間Nでパージし、密閉し、15分間、60℃に加熱した。その後、DMA(3.5mL)に溶かしたtert-ブチル3-ヨードアゼチジン-1-カルボキシレート(1g、3.53mmol)の溶液を添加した。この混合物を、さらに15分間、60℃で加熱し、その後室温まで冷却してすぐに、1-クロロ-4-ヨードベンゼン(0.842g、13.5mmol)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.144g、0.177mmol)、及びCuI(34mg、0.177mmol)を添加した。添加に続いて、反応を80℃に加熱し、4時間撹拌した。完了してすぐに、これDCMで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。残留物をBiotage Isoleraによって精製し、真空で濃縮した。C1011ClNO(M+H-t-Bu):m/zに対するLCMS計算値=212.0/214.0;実測値212.1/214.1。
ステップ2:tert-ブチル3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)アゼチジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000163
バイアル瓶に、1、4-ジオキサン(6ml)に溶かして、tert-ブチル3-(4-クロロフェニル)アゼチジン-1-カルボキシレート(0.5g、1.867mmol)、XPhos Pd G2(0.147g、0.187mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.711g、2.80mmol)、酢酸カリウム(0.448g、4.67mmol)を添加した。溶液を30秒間、Nでパージし、密閉し、2時間、80℃に加熱した。完了時に、揮発性物質を真空で除去 し、次のステップに直接使用される所望の生成物を得た。C1623BNO(M+H-t-Bu):m/zに対するLCMS計算値=304.2;実測値304.1。
ステップ3:9-(4-(アゼチジン-3-イル)フェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000164
この化合物は、実施例61に記載される手順に従い、ステップ2のtert-ブチル3-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-カルボキシレートを、tert-ブチル3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)アゼチジン-1-カルボキシレートに置き換えて調製したものである。C2621Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=459.1/461.1;459.1/461.1。
ステップ4:1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)フェニル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン
この化合物は、実施例62、ステップ2に記載される手順に従い、9-(5-(アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、9-(4-(アゼチジン-3-イル)フェニル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2823ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=501.1/503.1;実測値501.2/503.2。
実施例64:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
Figure 2023505258000165
ステップ1:(S)-(2-(2-クロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000166
この化合物は、実施例55に記載される手順に従い、ステップ2の2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-(2-クロロフェニル)エタン-1-オンに置き換えて調製したものである。C2422ClNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=445.2/447.2;実測値445.1/447.1。
ステップ2:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン
(S)-(2-(2-クロロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール(10mg、0.022mmol)を含有するバイアル瓶に、酢酸(2μL、0.022mmol)、DMF(0.5 mL)及びDIPEA(8μL、0.045mmol)を添加した。これを1分間撹拌し、その後HATU(13mg、0.034mmol)を添加して1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル/メタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2624ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=487.2/489.2;実測値487.1/489.2。
実施例65:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000167
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(プロパ-1-エン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000168
この化合物は、実施例55及び実施例58に記載される手順に従い、実施例55、ステップ2の2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-(2-クロロフェニル)エタン-1-オンに置き換えて調製したものである。C3132ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=555.2/557.2;実測値555.2/557.2。
ステップ2:(S)-2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000169
エタノール(540μL)に溶かした溶液として、tert-ブチル(S)-3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(プロパ-1-エン-2-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(60mg、0.108mmol)及び水酸化パラジウム(20wt%、12mg、0.017mmol)を含有するバイアル瓶を、1分間、水素ガスでパージし、水素ガスの雰囲気(バルーン圧力)下で18時間撹拌した。完了してすぐに、反応混合物をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。得られた残留物をCHCl(1mL)及びTFA(0.5mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。完了時に、揮発性物質を真空で除去して、所望の生成物を得た。C2626ClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=457.2/459.2;実測値457.4/459.4。
ステップ3:(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
この化合物は、実施例25に記載される手順に従い、ステップ8の(S)-2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンを、(S)-2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピル-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2828ClN(M+H)+:m/zに対するLCMS計算値=515.2/517.2;実測値515.3/517.3。
実施例66:(S)-1-(3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
Figure 2023505258000170
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023505258000171
この化合物は、実施例56、ステップ1~4に記載される手順に従い、ステップ2の2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)エタン-1-オンに置き換えて調製したものである。C2826BrClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=611.1/613;実測値611.2/613.3。
ステップ2:(S)-1-(3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン
tert-ブチル(S)-3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート(15mg、0.024mmol)を、CHCl(1mL)及びTFA(0.5mL)に溶解し、室温で1時間撹拌した。完了時に、揮発物質を真空で除去し、(S)-3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-9-(1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(10mg、0.022mmol)を得た。そこに、2-ヒドロキシ酢酸(1.7mg、0.022mmol)、DMF(0.5mL)及びジイソプロピルエチルアミン(8μL、0.043mmol)を添加した。反応混合物を1分間撹拌し、その後HATU(12.4mg、0.147mmol)を添加して、室温で1時間撹拌した。完了してすぐに、続いて反応混合物をアセトニトリル及びメタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2520BrClFN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=569.1/571.0;実測値569.2/571.2。
実施例67:2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000172
ステップ1:2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000173
この化合物は、実施例37及び実施例55に記載される手順に従い、実施例55、ステップ2の2-ブロモ-1-(2,6-ジクロロフェニル)エタン-1-オンを、2-ブロモ-1-シクロプロピルエタン-1-オンに置き換えて調製したものである。C1716(M+H):m/zに対するLCMS計算値=290.1;実測値290.1。
ステップ2:2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
アセトニトリル(0.346mL)に溶かした、2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(20mg、0.069mmol)、ヨウ化メチル(tert-ブチルジメチルエーテル中2M、38μL、0.076mmol)、炭酸セシウム(34mg、0.104mmol)の混合物を含有するバイアル瓶を40℃に加熱した。完了してすぐに、反応混合物をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、その後ろ液を真空で濃縮した。残留物をアセトニトリル及びメタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C1818(M+H)+:m/zに対するLCMS計算値=304.2;実測値304.1。
実施例68:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000174
ステップ1:9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ヨードイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000175
9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(実施例15、ステップ1、200mg、0.509mmol)、アセトニトリル(2mL)に溶かしたNIS(114mg、0.509mmol)を含有するバイアル瓶を、4時間、60℃で撹拌した。続いて溶液を室温まで冷却し、真空で濃縮し、Biotage Isoleraによって精製して、褐色固体として所望の生成物を得た。C16BrClIN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=517.8/519.8;実測値517.9/519.7。
ステップ2:9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン
Figure 2023505258000176
9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ヨードイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(150mg、0.289mmol)、リン酸三カリウム(123mg、0.578mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(33mg、0.029mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(49μL、0.289mmol)を含有するバイアル瓶を、1,4-ジオキサン(2mL)及び水(200μL)中で懸濁させた。これを窒素で30秒間パージし、2時間、70°Cに加熱した。室温に冷却してすぐに、溶液をCHClで希釈し、Celiteに通してろ過し、ろ液を真空で濃縮した。得られた残留物をBiotage Isoleraによって精製し、褐色固体として所望の生成物を得た。C1811BrCl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=418.0/419.9;実測値418.1/420.1。
ステップ3:(9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000177
バイアル瓶に、9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-ビニルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン(80mg、0.191mmol)、THF(3mL)、水(1mL)及び四酸化オスミウム(HO中4wt%、75μL、9.54μmol)を添加し、続いて過ヨウ素酸ナトリウム(204mg、0.954mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、完了してすぐに反応を飽和Na水溶液でクエンチし、EtOAc中に抽出した。合わせた有機層を真空で濃縮し、残留物をイソプロパノール(4mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。撹拌して反応物を室温までゆっくりと自然昇温させながら、NaBH(7.22mg、0.191mmol)を添加した。次に、反応物を0℃に冷却し、飽和NHCl水溶液を加えることによりクエンチした。揮発物質を真空で除去し、残留物を20:1のCHCl/MeOHに抽出した。得られた有機層を合わせ、真空で濃縮した。得られた生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1711BrClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=421.9/423.9;実測値421.9/424.0。
ステップ4:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
バイアル瓶に、(9-ブロモ-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール(20mg、0.047mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(10mg、0.047mmol)、リン酸三カリウム(30mg、0.142mmol)、及び(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム(II)(3mg、4.73μmol)を1,4-ジオキサン(1mL)及び水(100μL)に溶かして添加した。これを窒素で1分間パージし、密閉し、30分間、80℃に加熱した。完了してすぐに、反応混合物を室温まで冷却し、SiliaPrep SPEチオールカートリッジ(SPE-R51030B-06P)を通して洗浄し、アセトニトリル/メタノールで希釈し、prep-LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水のグラジエントで、60mL/分の流速で溶出)で精製した。標題化合物をTFA塩として単離した。C2116l2O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=424.1/426.1;実測値424.0/426.1。
実施例69:(9-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000178
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-シクロプロピル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2318ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=450.1/452.1;実測値450.1/452.0。
実施例70:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000179
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2420Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=480.1/482.1;実測値480.1/482.0。
実施例71:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000180
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-(オキセタン-3-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2318Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=466.1/468.1;実測値466.0/468.0。
実施例72:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000181
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、N,N-ジメチル-2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-アミンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2423ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=481.1/483.1;実測値481.1/483.1。
実施例73:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000182
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-イソプロピル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2320ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=452.1/454.1;実測値452.1/454.0。
実施例74:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000183
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2114ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=460.1/462.1;実測値460.0/462.0。
実施例75:3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル
Figure 2023505258000184
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリルに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2317ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=463.1/465.1;実測値463.1/465.0。
実施例76:1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-2-オール
Figure 2023505258000185
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、2-メチル-1-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパン-2-オールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2422Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=482.1/484.1;実測値482.1/484.0。
実施例77:2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトニトリル
Figure 2023505258000186
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトニトリルに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2215ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=449.1/451.1;実測値449.2/451.2。
実施例78:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール

Figure 2023505258000187
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-メチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2625ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=507.1/509.1;実測値507.3/509.2。
実施例79:2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オール
Figure 2023505258000188
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、2-メチル-2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパン-1-オールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2422Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=482.1/484.1;実測値482.3/484.3。
実施例80:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000189
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2320ClS(M+H):m/zに対するLCMS計算値=516.1/518.1;実測値516.1/518.1。
実施例81:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000190
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2215ClO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=492.1/494.1;実測値492.2/494.2。
実施例82:(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール
Figure 2023505258000191
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、4-(2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エチル)モルホリンに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2625Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=523.1/525.1;実測値523.2/525.2。
実施例83:2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オール
Figure 2023505258000192
この化合物は、実施例68に記載される手順に従い、ステップ4の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを、2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールに置き換えて調製したものである。標題化合物をTFA塩として単離した。C2218Cl(M+H):m/zに対するLCMS計算値=454.1/456.1;実測値454.2/456.2。
実施例A:FGFR酵素アッセイ
生成物形成を検出するために、FRET測定を使用して、ペプチドリン酸化を測定する酵素不連続アッセイで、例示の化合物の阻害剤効力を決定した。阻害剤をDMSOで連続希釈し、0.2μLの容量を384ウェルプレートのウェルに移した。アッセイ緩衝液(50mMのHEPES、10mMのMgCl、1mMのEGTA、0.01%のTween-20、5mMのDTT、pH7.5)に希釈した、リン酸化及び非リン酸化タンパク質を含む、5μL/ウェル容積のFGFRの酵素アイソフォーム(FGFR-1、FGFR-2、FGFR-3野生型、及び変異型アイソフォーム、FGFR-4)をプレートに添加し、周囲温度で5~15分間、阻害剤と共にプレインキュベートした。適切な対照(酵素ブランク及び阻害剤を含まない酵素)をプレートに入れた。アッセイ緩衝液中にビオチン化EQEDEPEGDYFEWLEペプチド基質(配列番号1)及びATPの両方を含有する5μL/ウェルの容量の添加によって、反応を開始させた。ペプチド基質の10μL/ウェルの反応濃度は、500nmであったが、ATP濃度はATPのKm付近または以下に維持した。一連の別々の実験において、ATP Km値を事前に決定した。反応プレートを25℃で1時間インキュベートし、5μL/ウェルのクエンチ溶液(50mMのTris、150mMのNaCl、0.5mg/mLのBSA、pH7.8;45mMのEDTA、600nMのスタウロスポリン、3.75nMのEu抗体PY20及び180nMのAPC-ストレプトアビジンのPerkin Elmer Lance試薬と共に)を添加することによって終わらせた。PheraStarプレートリーダー(BMG Labtech)機器でスキャンする前に、プレートを周囲温度で約10分間平衡化させた。
GraphPad prismまたはXLfitのいずれかを使用して、データを分析した。データを4パラメータロジスティック方程式にフィッティングして、可変Hill係数を伴うシグモイド用量反応曲線を生成することによって、IC50値を誘導した。Prismの方程式:Y=Bottom+(Top-Bottom)/(1+10^((LogIC50-X)*Hillスロープ))、XLfit方程式:Y=(A+((B-A)/(1+((X/C)^D))))(式中、Xは、阻害剤濃度の対数であり、Yは、応答である)。1μM以下のIC50を有する化合物は、活性と見なされる。
表1は、アッセイ緩衝液で希釈後、プレートに添加し、4時間プレインキュベートした本開示の化合物の、FGFR酵素アッセイにて測定した、IC50データを提供する。記号:「+」は、IC50が10nM未満であることを示し、「++」は、IC50が10nM以上、100nM未満であることを示し、「+++」は、IC50が100nM以上、400nM未満であることを示し、「++++」は、IC50が400nM以上であることを示す。
表1のデータは、野生型の非リン酸化FGFR3タンパク質で測定したものである。
Figure 2023505258000193
Figure 2023505258000194
Figure 2023505258000195
実施例B:発光生存率アッセイ
RT112細胞をATCC(Manassas、VA)から購入し、RPMI、10%のFBS(Gibco/Life Technologies)で維持する。細胞の生存率に対する試験化合物の効果を測定するために、50μLの濃度範囲の試験化合物の存在下または不存在下で、Greiner黒色96ウェルポリスチレン内に、RPMI、10%のFBS(5x10細胞/ウェル/50uL中)と共に細胞をプレーティングする。3日後、100ulのCellTiter-Glo試薬(Promega)を添加する。発光は、TopCount(PerkinElmer)で読み取る。GraphPad Prism5.0ソフトウェアを使用して、パーセント阻害の曲線、対、阻害剤濃度の対数をフィッティングすることにより、IC50の決定を実施する。
実施例C:pFGFR2及びpFGFR1,3機能細胞HTRFアッセイ
リン酸化線維芽細胞成長因子受容体2(FGFR2)を測定するために、KATOIII細胞(ヒト胃癌)をATCCから購入し、20%のFBS(Gibco/Life Technologies)を含むIscoveで維持する。pFGFR2アッセイでは、Corning96ウェル平底組織培養処理プレート中の5%のFBS及びIscove培地に、5x10細胞/ウェルで一晩、KATOIII細胞をプレーティングする。翌朝、0.5%のFBSを含む新しい培地50μLを、濃度範囲の試験化合物50μLの存在下または不存在下で、37℃、5%のCO2で1時間インキュベートする。細胞をPBSで洗浄し、標準的なプロテアーゼ阻害剤を含む細胞シグナル伝達溶解緩衝液を用いて室温で45分間溶解する。合計4μLのCis Bio抗ホスホ-YAP d2及びCis Bio抗ホスホ-YAPクリプテートを一緒に溶解物に添加し、(キットの指示に従って)十分に混合する。次に、16μLをGreiner白色384ウェルプレートに移し、4℃、暗所で一晩保存する。プレートを、Pherastarプレートリーダーで665nm及び620nmの波長で読み取る。IC50の決定は、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアを用いて、阻害剤濃度の対数に対して阻害剤の阻害パーセントの曲線を当てはめることによって行う。
リン酸化線維芽細胞成長因子受容体3(FGFR3)を測定するために、自社安定細胞株BAF3-TEL-FGFR1またはBAF3-TEL-FGFR3を、10%のFBS及び1ug/mlのピューロマイシンを含むRPMI(Gibco/Life Technologies)中で維持する。アッセイのために、1×10細胞/mlの、無血清及びピューロマイシン不含RPMI培地中の、12nlのBAF3-TEL-FGFR1またはBAF3-TEL-FGFR3細胞を、濃度範囲の20nlのドットの化合物をすでに含有するGreiner白色384プレートに添加する。プレートを室温で2分間穏やかに振盪(100rpm)して、よく混合し、37℃、5%のCO2で、単層中で2時間インキュベートする。4μL/ウェルの溶解緩衝液#3(Cis Bio)の1/25希釈物を標準プロテアーゼ阻害剤と共に添加し、室温で20分間、200rpmで振盪する。Cis Bio Tb-pFGFR Ab(10ng)及びd2-FGFR3(1ng)の合計4μLを一緒に溶解物に添加し、よく混合する。プレートを密封し、暗所、室温で一晩インキュベートする。プレートを、Pherastarプレートリーダーで665nm及び620nmの波長で読み取る。IC50の決定は、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアを用いて、阻害剤濃度の対数に対して阻害剤の阻害パーセントの曲線を当てはめることによって行う。
実施例D:pFGFR3機能的全血HTRFアッセイ
全血アッセイにおいてリン酸化線維芽細胞成長因子受容体3(FGFR3)を測定するために、自社安定細胞株BAF3-TEL-FGFR3を、10%のFBS及び1μg/mlのピューロマイシンを含むRPMI(Gibco/Life Technologies)中で維持する。アッセイでは、10%のFBS及びピューロマイシンを含まないRPMI培地中の100ul BAF3-TEL-FGFR3細胞(5×10細胞/ウェル)を、フィブロネクチンコーティングした96ウェル組織培養プレート(5ug/ml)に添加し、37℃、5%のCO2で一晩静置する。翌日、1200RPMの低速回転によって、血清を血液の上部から分離し、15分間、56℃でインキュベートすることによって熱不活性化する。70nMドットの化合物を濃度範囲であらかじめ点在させた96ウェルプレートに、30μLの冷却した血清を添加する。細胞プレートを培地で丁寧に洗浄し、プレートに全ての血液/化合物混合物を添加し、プレートを、2時間、37℃、5%のCO2でインキュベートする。ウェルの端に培地を添加してプレートからの血液を2回丁寧に洗浄し、続いてプレートから培地を廃棄し、プレートをしばらくペーパータオル上に置いて水気を切る。標準的なプロテアーゼ阻害剤と共に、70μL/ウェルの1x溶解緩衝液#1(Cis Bio)を添加し、30分間、室温で400rpmで振盪する。溶解後にプレートを5分間遠心沈降させ、384ウェル少容量プレート中に16uLの溶解物を移す。全体で4μLのCis Bio Tb-pFGFR Ab(10ng)及びd2-FGFR3(1ng)を共に溶解物に加え、よく混合する。プレートを密封し、暗所、室温で一晩インキュベートする。プレートを、Pherastarプレートリーダーで665nm及び620nmの波長で読み取る。IC50の決定は、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアを用いて、阻害剤濃度の対数に対して阻害剤の阻害パーセントの曲線を当てはめることによって行う。
実施例E:KATOIII全血pFGFR2α ELISAアッセイ
KATO III添加全血アッセイにおいてチロシン-リン酸化線維芽細胞成長因子受容体2アルファ(FGFR2α)を測定するために、KATOIII細胞をATCCから購入し、20%のFBS(Gibco/Life Technologies)を含むIscove培地で維持した。試験化合物のFGFR2α活性の阻害を測定するために、細胞を、Iscoveの0.2%FBS(5x10細胞/ml)で再懸濁する。続いて、50μLの細胞を、96ディープウェル 2mlポリプロピレンアッセイブロック(Costar)に、濃度範囲の試験化合物、及び300ulのヘパリン処理したヒト全血(Biological Specialty Corp、Colmar PA)の存在下または不存在下にて添加する。37℃で4時間のインキュベーション後、Qiagen EL緩衝液を使用して赤血球を溶解する。細胞可溶化物を、標準的なプロテアーゼ阻害剤カクテル(Calbiochem/EMD)及びPMSF(Sigma)を含有する溶解緩衝液(Cell Signaling)に、氷上で30分間再懸濁させる。溶解物を、標準的なV底プロピレン組織培養プレートに移し、-80℃で一晩凍結する。試料を、R & D Systems DuoSet IC Human Phospho-FGF R2αELISAで試験し、プレートを、波長補正を540として450nmに設定した、SpectraMax M5マイクロプレートを用いて測定する。IC50の決定は、GraphPad Prism 5.0ソフトウェアを用いて、阻害剤濃度の対数に対して阻害剤の阻害パーセントの曲線を当てはめることによって行う。
本明細書で説明されるものに加えて、本発明の様々な修正は、前述の説明から当業者には明らかとなろう。そのような修正は、添付の特許請求の範囲の範囲内にあることが意図される。本出願で引用された全ての特許、特許出願、及び刊行物を含む各参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (56)

  1. 式(I):
    Figure 2023505258000196
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
    YがNのとき、XはCRである、または
    YがCのとき、XはNRであり、
    Figure 2023505258000197
    は単結合または二重結合を表し、
    Zは、NまたはCRであり、
    Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9C(O)NRc9d9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7及びS(O)NRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R40は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8、SRa8、C(O)Rb8、C(O)NRc8d8、C(O)ORa8、NRc8d8、NRc8C(O)Rb8、NRc8C(O)ORa8、NRc8C(O)NRc8d8、NRc8S(O)Rb8、NRc8S(O)b8、NRc8S(O)NRc8d8、S(O)Rb8、S(O)NRc8d8、S(O)b8及びS(O)NRc8d8から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R50は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11及びS(O)NRc11d11から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR12から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR22から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc7及びRd7は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR40から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb7は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb8は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR30から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  2. 環Aは芳香族であり、
    YはNまたはCであり、
    YがNのとき、XはCRである、または
    YがCのとき、XはNRであり、
    Figure 2023505258000198
    は単結合または二重結合を表し、
    Zは、NまたはCRであり、
    Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    、R、R及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa9、SRa9、C(O)Rb9、C(O)NRc9d9、C(O)ORa9、NRc9d9、NRc9C(O)Rb9、NRc9C(O)ORa9、NRc9S(O)Rb9、NRc9S(O)b9、NRc9S(O)NRc9d9、S(O)Rb9、S(O)NRc9d9、S(O)b9及びS(O)NRc9d9から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7及びS(O)NRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R12は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリール、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R21は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、C6-10アリール-C1-3アルキレン、5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、前記5~10員ヘテロアリール、前記C3-10シクロアルキル-C1-3アルキレン、前記4~10員ヘテロシクロアルキル-C1-3アルキレン、前記C6-10アリール-C1-3アルキレン、及び前記5~10員ヘテロアリール-C1-3アルキレンは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R22は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6S(O)NRc6d6、S(O)b6及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R30は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10及びS(O)NRc10d10から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル基、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R40は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8、SRa8、C(O)Rb8、C(O)NRc8d8、C(O)ORa8、NRc8d8、NRc8C(O)Rb8、NRc8C(O)ORa8、NRc8S(O)Rb8、NRc8S(O)b8、NRc8S(O)NRc8d8、S(O)Rb8、S(O)NRc8d8、S(O)b8及びS(O)NRc8d8から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R50は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、4~7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11及びS(O)NRc11d11から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb1は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Re1は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Re2は、独立して、H、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra4、Rc4及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb4は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR22から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してRから選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb5は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra6、Rc6及びRd6は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb6は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra7、Rc7及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc7及びRd7は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR40から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb7は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra8、Rc8及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb8は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR30から選択される1、2もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb9は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR30から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra10、Rc10及びRd10は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb10は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra11、Rc11及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb11は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してRから選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rは、独立して、D、OH、NO、CN、ハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル-C1-2アルキレン、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-3アルコキシ-C1-3アルキル、C1-3アルコキシ-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルコキシ、HO-C1-3アルキル、シアノ-C1-3アルキル、HN-C1-3アルキル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、チオ、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニル、C1-6アルキルスルホニル、カルバミル、C1-6アルキルカルバミル、ジ(C1-6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミノ、C1-6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1-6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ及びジ(C1-6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. 式(IA):
    Figure 2023505258000199
    を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. 式(IB):
    Figure 2023505258000200
    を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. ZがNである、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. ZがCRである、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  7. Cyが5~10員ヘテロアリールであり、任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  8. Cyがピラゾリルまたはピリジニルであり、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  9. Cyがピラゾリル、ピリジニルまたはフェニルであり、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  10. Cyが、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-アセトアミドクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-ヒドロキシシクロブチル)-1H-ピラゾール-4-イル、及び6-(4-アセチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イルから選択される、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  11. Cyが、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-アセトアミドクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-ヒドロキシシクロブチル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(4-アセチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル、1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(1-アミノシクロプロパン-1-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)アセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(オキサゾール-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(2-シアノアセチル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-3-フルオロベンジル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-(ジメチルカルバモイル)フェニル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(2-メトキシアセトアミド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-(3,3-ジメチルウレイド)シクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-アセチル-2-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(4-カルボキシ-4-メチルシクロヘキシル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(ジメチルカルバモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(N,N-ジメチルスルファモイル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-(モルホリン-4-カルボニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-(2-ヒドロキシアセチル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-6-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(3-アセチル-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、6-(1-(2-ヒドロキシアセチル)アゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、5-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)ピリジン-3-イル、4-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)フェニル)、1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル、1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-シアノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(シアノメチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル、及び1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イルから選択される、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  12. 各R10が、独立して、C1-6アルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  13. 各R10が、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、フェニル、4~10員ヘテロシクロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  14. 各R10が、独立して、メチル、エチル、イソプロピル、2-メチルプロピル、ジフルオロメチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、フェニル、ピペラジニル(piperzinyl)、アゼチジニル、ピロリジニル、アザスピロ[3.5]ノナノイル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサノイル、アザビシクロ[4.1.0]ヘプタノイル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル及びピペリジニルから選択され、これらはそれぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  15. 各R11が、独立して、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3及びORa3から選択される、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  16. 各R11が、独立して、C1-6アルキル、CN、C(O)Rb3、C(O)ORa3、NRc3C(O)Rb3、ORa3、C(O)NRc3d3、NRc3d3、NRc3C(O)NRc3d3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、フェニル及び4~6員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記フェニル及び前記4~6員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  17. 各R11が、独立して、C(O)CH、C(O)OH、NHC(O)CH及びOHから選択される、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  18. 各R11が、独立して、メチル、CN、OH、C(O)CH、C(O)OH、NHC(O)CH、C(O)CHOH、C(O)N(CH、NHC(O)CHOCH、NHC(O)N(CH、S(O)N(CH、N(CH、S(O)CH、2-シアノアセチル、モルホリン-4-カルボニル、モルホリニル、1-アミノシクロプロパン-1-カルボニル、(1H-イミダゾール-1-イル)アセチル、オキサゾール-4-カルボニル、4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル及び4-カルボキシ-3-フルオロフェニルから選択される、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  19. Cyがフェニル及び5~6員ヘテロアリールから選択され、前記フェニル及び前記5~6員ヘテロアリールが、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換されている、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  20. Cyがフェニルまたはフラニルであり、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換されている、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  21. Cyが、2-クロロフェニル、2,6-ジフルオロフェニル、2-クロロ-6-フルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2-フルオロ-6-メチルフェニル、2-クロロ-4-メトキシフェニル及び3-メチルフラン-2-イルから選択される、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  22. Cyが、2-クロロフェニル、2,6-ジフルオロフェニル、2-クロロ-6-フルオロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2-フルオロ-6-メチルフェニル、2-クロロ-4-メトキシフェニル、3-メチルフラン-2-イル、1-メチルピペリジン-4-イル、(1S,5R)-2-オキソ-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル、2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル、2,6-ジメチルフェニル、2-シアノ-6-フルオロフェニル、2-フルオロ-6-メトキシフェニル、2,3-ジメチルフェニル、4-(ヒドロキシメチル)-2-メチルフェニル、3-アクリルアミド-2,6-ジクロロフェニル、3-アクリルアミドフェニル、2-アクリルアミドフェニル、及びシクロプロピルから選択される、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  23. 各R20が、独立して、ハロ、C1-6アルキル及びORa2から選択される、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  24. 各R20が、独立して、ハロ、CN、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びNRc2C(O)Rb2から選択され、前記C1-6アルキルが、任意でORa4で置換されている、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  25. 各R20が、独立して、クロロ、フルオロ、メチル及びメトキシから選択される、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  26. 各R20が、独立して、CN、クロロ、フルオロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル及びアクリルアミドから選択される、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  27. がHである、請求項1~26のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  28. が、H、ORa9またはNRc9d9である、請求項1~26のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  29. がHである、請求項1~28のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  30. がHである、請求項1~29のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  31. が、H、ハロ、CN、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-10シクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され、前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C3-10シクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~30のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  32. が、独立して、H、メチル、エチル、クロロ、CN、シクロプロピル、シクロペンテニル、プロペニル、フェニル、ピラゾリル、及びフラニルから選択され、前記メチル、前記エチル、前記シクロプロピル、前記シクロペンテニル、前記プロペニル、前記フェニル、前記ピラゾリル、及び前記フラニルが、それぞれ任意で、R40から選択される1つまたは2つの置換基で置換されている、請求項1~31のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  33. が、H、メチル、エチル、クロロ、CN、シクロペント-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-1-イル、3,5-ジメトキシフェニル、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、フラン-2-イル、及びシクロプロピルから選択される、請求項1~31のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  34. が、H、メチル、エチル、イソプロピル、ヒドロキシメチル、1-ヒドロキシエチル、クロロ、ブロモ、CN、シクロペント-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-1-イル、3,5-ジメトキシフェニル、1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル、フラン-2-イル、及びシクロプロピルから選択される、請求項1~31のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  35. 各R40が、独立して、C1-6アルキル及びORa8から選択される、請求項1~34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  36. がC1-6アルキルである、請求項1~35のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  37. がメチルである、請求項1~35のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  38. がHである、請求項1~38のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  39. がHまたはORa9である、請求項1~38のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  40. 式IIIaまたは式IVa:
    Figure 2023505258000201
    を有する、請求項1、2、5、6、12~26及び31~37のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  41. 式IIIbまたは式IVb:
    Figure 2023505258000202
    を有する、請求項1、2、5~18、23~26及び31~37のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  42. 式IIIcまたは式IVc:
    Figure 2023505258000203
    を有する、請求項1、2、5、6、12~18、23~26及び31~37のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  43. 式(IA):
    Figure 2023505258000204
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
    Zは、Nであり、
    Cyは、5~10員ヘテロアリールであり;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
    Cyは、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
    は、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR50から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びS(O)Rb3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され、
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4、及びNRc4d4から選択され、
    各R50は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11及びNRc11d11から選択され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra9、Rc9、及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra11、Rc11、及びRd11は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  44. 式(IA):
    Figure 2023505258000205
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
    Zは、Nであり、
    Cyは、5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    Cyは、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記4~10員ヘテロシクロアルキル及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリール及び4~10員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール、及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
    、R、及びRはそれぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ及びCNから選択され、
    は、H、D、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3及びNRc3d3から選択され、
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2及びNRc2d2から選択され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員、もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  45. 式(IB):
    Figure 2023505258000206
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
    Zは、NまたはCRであり、
    Cyは、5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意で酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及び前記Sは、任意に酸化され;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR20から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
    、R、R、及びRは、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
    は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3及びNRc3C(O)Rb3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R12は、独立して、C1-6アルキル、ハロ、D、CN、ORa5及びNRc5d5から選択され;
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、S(O)NRc2d2及びS(O)b2から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
    各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3もしくは4つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Ra2、Rc2及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-10シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-10シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra3、Rc3及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル及び前記C3-6シクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1、2、3または4つの置換基で置換され、
    各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra7、Rc7、及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra9、Rc9、及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  46. 式(IB):
    Figure 2023505258000207
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
    Zは、NまたはCRであり、
    Cyは、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリールから選択され;各5~10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;5~10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、任意でオキソで置換されてカルボニル基を形成し;前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR10から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    Cyは、C3-10シクロアルキル及びC6-10アリールから選択され;前記C3-10シクロアルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR20から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
    は、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
    及びRは、それぞれ独立して、H、D及びC1-6アルキルから選択され、
    は、それぞれ独立して、H、D、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa9及びNRc9d9から選択され、
    は、H、D、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、5~10員ヘテロアリール、ハロ、CN、ORa7及びNRc7d7から選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、前記C2-6アルキニル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR40から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    各R10は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール及び5~10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa1及びNRc1d1から選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、前記4~10員ヘテロシクロアルキル、前記C6-10アリール及び前記5~10員ヘテロアリールは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1、2または3つの置換基で置換され、
    各R11は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、4~10員ヘテロシクロアルキル、C6-10アリール、ハロ、D、CN、ORa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)NRc3d3、S(O)b3及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1-6アルキル及び前記C6-10アリールは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    各R12は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、5~6員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5及びNRc5d5から選択され、
    各R20は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、NRc2d2及びNRc2C(O)Rb2から選択され;前記C1-6アルキルは、任意で、独立してR21から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    各R21は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4及びNRc4d4から選択され、
    各R40は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa8及びNRc8d8から選択され、
    各Ra1、Rc1及びRd1は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-10シクロアルキル、及び前記4~10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R21から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
    各Rb2は、独立して、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C2-6アルケニル、及び前記C2-6アルキニルは、それぞれ任意で、独立してR21から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    各Ra3、Rc3、及びRd3は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R12から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換された4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb3は、独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、5~6員ヘテロアリール、及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1-6アルキル、前記C3-6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員ヘテロアリール、及び前記4~7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、独立してR12から選択される1つまたは2つの置換基で置換され、
    各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra5、Rc5、及びRd5は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Rb5は、独立して、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra7、Rc7、及びRd7は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され;前記C1-6アルキルは、独立して、R40から選択される1つまたは2つの置換基で任意に置換され、
    各Ra8、Rc8、及びRd8は、独立して、H、C1-6アルキル、及びC1-6ハロアルキルから選択され、
    各Ra9、Rc9及びRd9は、独立して、H、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル及び4~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc9及びRd9は、それらが結合している前記N原子と共に、4員、5員もしくは6員ヘテロシクロアルキル基を形成する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  47. 2-(2-クロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(シクロペント-1-エン-1-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(E)-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(プロパ-1-エン-1-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(3,5-ジメトキシフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3,9-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-(フラン-2-イル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-カルボニトリル、2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロフェニル)-3-エチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、3-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-9-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、9-(2-クロロフェニル)-8-シクロプロピル-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン、9-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1’,2’:1,2]ピリド[3,4-b]ピラジン、1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-カルボン酸、N-((1R,4R)-4-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-シクロプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)アセトアミド、2-(2-フルオロ-6-メチルフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、2-(2-クロロ-4-メトキシフェニル)-3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-メチルフラン-2-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、3-(4-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロブタン-1-オール、及び1-(4-(5-(2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-8-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オンから選択される、請求項1に記載の化合物、または前述のいずれかの薬学的に許容される塩。
  48. 3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(1-メチルピペリジン-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン、(1S,5R)-8-(3-メチル-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3H-イミダゾ[4,5-f]キノキサリン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)フェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジメチルフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-3-フルオロ-2-(9-(1-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)ベンゾニトリル、(S)-1-(3-(4-(2-(2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、2-(2,3-ジメチルフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(3-メチル-4-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)メタノール、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-オール、(S)-2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-10-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、2-(2,6-ジクロロフェニル)-N,N,3-トリメチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-8-アミン、N-(2,4-ジクロロ-3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、N-(3-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、N-(2-(3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-2-イル)フェニル)アクリルアミド、(1-アミノシクロプロピル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン、1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタン-1-オン、(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(オキサゾール-4-イル)メタノン、(4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)メタノン、3-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロパンニトリル、4-((4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)メチル)-2-フルオロ安息香酸、4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルベンズアミド、N-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-2-メトキシアセトアミド、3-((1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキシル)-1,1-ジメチル尿素、1-(7-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)エタン-1-オン、2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチル-9-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(1r,4r)-4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)シクロヘキサン-1-オール、4-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-1-メチルシクロヘキサン-1-カルボン酸、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-カルボキサミド、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-N,N-ジメチルピロリジン-1-スルホンアミド、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-(3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、1-((3S)-3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシエチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(6-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-3-イル)エタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-2-イル)アゼチジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)ピリジン-3-イル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン、1-(3-(5-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-メチルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)フェニル)アゼチジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(2-(2-クロロフェニル)-3-イソプロピルイミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、(S)-1-(3-(4-(3-ブロモ-2-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン、2-シクロプロピル-3-メチル-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(9-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジクロロフェニル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(テトラヒドロフラン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、3-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンニトリル、1-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-2-オール、2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1
    ,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)アセトニトリル、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-(メチルスルホニル)エチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール、(2-(2,6-ジクロロフェニル)-9-(1-(2-モルホリノエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-3-イル)メタノール及び2-(4-(2-(2,6-ジクロロフェニル)-3-(ヒドロキシメチル)イミダゾ[2,1-f][1,6]ナフチリジン-9-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールから選択される、請求項1に記載の化合物、または前述のいずれかの薬学的に許容される塩。
  49. 請求項1~48のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体もしくは賦形剤を含む、薬学的組成物。
  50. FGFR3酵素を阻害する方法であって、前記酵素を、請求項1~48のいずれか1項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項49に記載の組成物と接触させることを含む、前記方法。
  51. 患者のがんを治療する方法であって、治療有効量の請求項1~48のいずれか1項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項49に記載の組成物を前記患者に投与することを含む、前記方法。
  52. 患者のがんを治療する方法であって、治療有効量の請求項1~48のいずれか1項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項49に記載の組成物を、別の療法または治療薬と組み合わせて前記患者に投与することを含む、前記方法。
  53. 前記がんが、肝細胞癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌、胃癌、頭頸部癌、腎臓癌、肝臓癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、食道癌、胆嚢癌、膵臓癌、甲状腺癌、皮膚癌、白血病、多発性骨髄腫、慢性リンパ性リンパ腫、成人T細胞白血病、B細胞リンパ腫、急性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫または非ホジキンリンパ腫、ワルデンストレームマクログロブリン血症、有毛細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、膠芽腫、黒色腫、及び横紋肉腫から選択される、請求項51または52に記載の方法。
  54. 前記がんが、肝細胞癌、乳癌、膀胱癌、結腸直腸癌、黒色腫、中皮腫、肺癌、前立腺癌、膵臓癌、精巣癌、甲状腺癌、扁平上皮癌、膠芽腫、神経芽細胞腫、子宮癌、及び横紋肉腫から選択される、請求項51または52に記載の方法。
  55. 患者の骨格または軟骨細胞障害を治療する方法であって、治療有効量の請求項1~48のいずれか1項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項49に記載の組成物を前記患者に投与することを含む、前記方法。
  56. 前記骨格または軟骨細胞障害が、軟骨形成不全、低軟骨形成症、小人症、タナトフォリック異形成症(TD)、アペール症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン-ワイス症候群、ベーレ・スティーブンソン脳回状頭皮症候群、ファイファー症候群、及び頭蓋骨癒合症症候群から選択される、請求項55に記載の方法。
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