JP4456365B2 - 化合物 - Google Patents

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Description

本発明はインドリジン類、その調製方法、これらの化合物を含有する医薬組成物、および、JNK活性の阻害によりモジュレートできる疾患状態の治療におけるその医薬としての使用に関する。これらの疾患状態には炎症性および増殖性の障害、ならびに、過剰なメタロプロテイナーゼ放出および/またはアポトーシスの結果として組織の変性が起こるものが包含される。
本発明は特にキナーゼ蛋白に対して阻害作用を有する新規なインドリジン誘導体に関する。このようなキナーゼ蛋白は特に以下の群、即ち、EGFR、Fak、FLK−1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGFR5、flt−1、IGF−1R、KDR、PDGFR、tie2、VEGFRに属する。即ち本発明のインドリジンは特にこのようなキナーゼ蛋白の阻害によりモジュレートしてよい疾患、特に固形腫瘍の予防または治療のために使用してよい。
サイトカイン、接着性分子および蛋白分解酵素を含む多くの蛋白が慢性の炎症性障害の病態に寄与している。炎症性の間、炎症性蛋白の転写および合成が亢進する。これは蛋白を転写およびその結果の合成を誘導する遺伝子に隣接するDNAの特異的領域に結合する転写因子と称される蛋白の幾つかのファミリーの活性化により達成される。
転写因子のJunファミリーは腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン(IL)−2、γ−インターフェロンおよびE−セレクチンを含む重要な前炎症性蛋白の転写の制御に関与している。
Junファミリーのメンバーは構成員はホモ二量体および他の転写因子とのヘテロ二量体を形成し、特にfosファミリーのメンバーとAP−1結合複合体を形成する。最近の研究によれば、c−JunはまたATF−2と複素環二量体を形成し、NF−κBのp50/p65サブユニットと相互作用を示すことができる。このような複合体は転写に関る前炎症性蛋白の遺伝子のプロモーターの上流のコンセンサス配列に結合する。
c−JunのN末端におけるセリン残基2個(Ser63、Ser73)上でのリン酸化により、トランスアクティベーションとして知られる過程である前炎症性蛋白の転写を誘導する能力が大きく増大する。細胞を種々のストレス(熱、UV、光、浸透圧等)および炎症性ストレスに曝露すると、c−Junのリン酸化は亢進する。AP−1部位はcJunのプロモーター領域内にあり、c−Junのリン酸化を亢進させるものと同様の刺激がこの転写因子の細胞内濃度も増大させる。これにより、c−Junおよび関連蛋白のホモまたはヘテロ二量体に結合するその上流のプロモーター内に部位を有する前炎症性サイトカインの発現が誘導される。
c−JunのN末端リン酸化およびトランスアクティベーションは、この活性を有することが判っている唯一の酵素であるc−JunN末端キナーゼ(JNK)の活性化の結果である。細胞を種々の炎症性刺激に曝露すると、JNKが活性化され核に移行し、そこでc−Junをリン酸化し、前炎症性遺伝子の発現を誘導する。炎症性物質と同様、多くの細胞ストレス(熱、UV、光、浸透圧等)がJNKを活性化させるため、この酵素ファミリーの別称はストレス活性化蛋白キナーゼ(stress-activated protein kinase,SAPK)である。JNKは炎症性刺激によるキナーゼカスケード(ストレス活性化蛋白キナーゼカスケード)のトリガーの後にリン酸化および活性化され、その最終段階は上流のMAPキナーゼ、キナーゼ類(MKK)4および/または7により触媒される。3種類の異なるJ
NK遺伝子、JNK−1、JNK−2およびJNK−3が存在する。JNK−1とJNK−2の双方のいずれか一方とJNK−3の2つからなる4つのスプライシング変異体が存在する。JNK−1およびJNK−2は広範に分布しているが、JNK−3は主に脳に局在している。
TNF並びに蛋白分解酵素および接着性分子を含む重要な前炎症性サイトカインの発現はAP−1部位またはこれらの遺伝子の上流のプロモーター内に存在するc−Junが結合する別のコンセンサス配列により調節される。TNFおよび他の前炎症性蛋白の放出を刺激するリポ多糖類(LPS)はJNK活性並びにc−Junのリン酸化と発現を増大させる。更に、LPSはc−JunのAP−1および前炎症性蛋白の完全な発現に必須であると考えられている他の部位への結合を増大させる。c−Junのリン酸化はまたTNFおよび他の前炎症性サイトカインによるシグナリングにおいて重要な役割を果たす。JNKの活性化、c−Junのリン酸化、標的遺伝子のプロモーター内のAP−1部位へのc−Junの結合、および、AP−1依存性転写活性もまたTNFその物により線維芽細胞のような特定の細胞型において誘導される。JNKはまた慢性関節リューマチのような疾患の病態に寄与するメタロプロテイナーゼの合成の調節においても重要である。JNK−3を欠失したノックアウトマウスは海馬ニューロンのアポトーシスの低下、および、グルタメート受容体アゴニストであるカイニン酸により誘発される痙攣の発生率の低下を示す。更にまた、c−Jun上のN末端リン酸化部位を欠失したノックアウトマウスは同様に、海馬ニューロンのアポトーシスおよびカイニン酸誘発痙攣に対して抵抗性である。従って、JNK−3およびc−Junのリン酸化は卒中のようなニューロン損傷が起こる障害においては大きな医学上の関心事である。更にまた、JNK阻害剤は異常なシグナリング、異常な蛋白プロセシング、生育因子の枯渇、浸透圧の変化、および、フリーラジカル生成の結果として生じるJNK活性化の結果としてニューロン損傷が起こるような他の疾患および障害においても有益である。これらにはアルツハイマー病、パーキンソン病およびハンチントン病並びに脳外傷および心臓手術または心臓発作が原因であるニューロンの損傷が包含される。
即ち、JNK活性の阻害およびc−Junリン酸化の抑制はTNFのような前炎症性サイトカインの放出およびそれへの応答、メタロプロテイナーゼの生産およびニューロンのアポトーシスを抑制するための極めて魅力的な標的である。JNKを阻害する化合物はTNFが主要な病理学的役割を果たす炎症性疾患、並びに過剰なメタロプロテイナーゼの放出およびアポトーシスの結果として組織の崩壊が生じる疾患の治療のために有用である。
TNFは腫瘍の出血性壊死を誘発する重要な前炎症性サイトカインであり、他の重要な生物学的活性も有する。TNFは、細胞のうち、特に活性化されたマクロファージ、活性化されたTリンパ球、ナチュラルキラー細胞、肥満細胞および好塩基球、線維芽細胞、内皮細胞および脳星状細胞により放出される。
TNFの主なインビボの作用は炎症性のものと異化性のものに大別される。これは内毒素ショック、関節および気道の炎症、免疫不全状態、同種移植片の拒絶反応および悪性疾患や寄生虫感染症にともなう悪液質の媒介物質とされている。敗血症の不良予後、移植片vs宿腫の疾患および成人呼吸困難症候群との高血清中TNF濃度との関連性、および、多くの他の免疫学的過程におけるその役割を鑑みると、この因子は全身炎症の重要な媒介物質であると見なされる。
TNFは好中球、好塩基球および内皮細胞をプライミングないしは活性化し、接着性分子のような組織を損傷させる媒介物質を放出する。線維芽細胞において、TNFは慢性関節リューマチにおいて関節の破壊に関与する酵素であるコラゲナーゼの生産を刺激する。TNFはまた単球、マクロファージおよびTリンパ球を活性化し、コロニー刺激因子およ
び他の前炎症性サイトカイン、例えばIL−1、IL−6、IL−8およびGM−CSFの生産を誘発し、これらは場合によりTNFの最終作用を媒介する。Tリンパ球、単球、マクロファージおよび関連の細胞を活性化させるTNFの能力はヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染の進行に関与している。これらの細胞がHIVに感染し、HIVの複製が起こるためには、細胞は活性化された状態に維持されなければならない。TNFのようなサイトカインは単球およびマクロファージにおいてHIVの複製を活性化させることが判っている。発熱、代謝性アシドーシス、低血圧および血管内凝固のような内毒素ショックの特徴は視床下部に対するTNFの作用を通じて、そして、血管内皮細胞の抗凝固活性の低下において、媒介されると考えられている。特定の疾患状態に伴う悪液質は蛋白の異化に対する間接的な作用を通じて媒介される。TNFはまた骨再吸収および急性期の蛋白合成を促進する。
TNF−アルファは肺の傷害および感染に伴う界面活性ホメオスタシスの異常に寄与する界面活性蛋白C遺伝子の転写を抑制し、ムチンの過剰分泌を誘導し、気道炎症中の好中球および好塩基球の収集を媒介する。TNF−アルファは線維芽細胞におけるコラーゲンの合成を抑制するが、多くの研究はこれをインビボでは前繊維様であると指摘している。即ち、TNF−アルファ生産の抑制により、本発明の化合物は喘息において生じる気道のリモデリングを抑制する潜在能力を有する。
筋細胞のアポトーシスは心筋梗塞および心不全において生じる。FasまたはTNFαのような局所的に生産されるサイトカインは筋細胞のアポトーシスに寄与すると考えられ、障害のある心筋においてアップレギュレートされる。更に、TNFαは心不全においては、リモデリングを刺激し収縮を抑制するその能力を通じて役割を果たすと考えられる。TNFアルファを抑制する方法は心不全および心筋梗塞において治療上有用であると考えられる。即ち、本発明の化合物は、TNFαの放出およびアポトーシスを抑制することにより、心筋梗塞および心不全の治療において潜在的有用性を有している。
本発明の記載はTNFそのものの生産に関連する疾患状態、および、TNFと組み合わせることによりモジュレートされる他のサイトカイン、例えばIL−1またはIL−6に関る(しかし限定はされない)疾患状態も含めたTNFに関連した疾患状態に関する。従って、IL−1の生産または作用がTNFに応答して悪化または分泌されるようなIL−1関連疾患状態は、TNFが関連する疾患状態と考えられる。TNF−アルファおよびTNF−ベータはまた、TNF−アルファ(カシェクチン)とTNF−ベータ(リンホトキシン)との間には緊密な構造上の相同性があり、これらの各々が同様の生物学的応答を誘導する能力を有し、同じ細胞受容体に結合するため、本明細書においては、特段の記載が無い限り「TNF」と総称する。
今回本発明者等は、価値ある薬学的特性、特にJNK、cJunのリン酸化を抑制する能力、およびその結果として炎症性および増殖性の障害の媒介に関与する蛋白(例えばTNF)の発現を抑制する作用を有するインドリジンの新しい群を発見した。
本発明は蛋白キナーゼを阻害することのできる特定の化合物に関する。
蛋白キナーゼは、細胞外媒介物質および環境の変化に応答して細胞の活性化、生育および分化を制御するシグナリング事象に関与している。一般的に、これらのキナーゼは幾つかの群、即ちセリンおよび/またはスレオニン残基を優先的にリン酸化するもの、および、チロシン残基を優先的にリン酸化するものとに分類される[S.K.Hanks and T.Hunter,FASEB.J., 1995,9,p.576-596]。セリン/スレオニンキナーゼには例えば蛋白キナーゼCイソフォーム[A.C.Newton,J.Biol.Chem., 1995,270,p.28495-28498]およびcdc2のようなサイクリン依存性キナーゼの群[J.Pines,Trends in Biochemical Sciences,1995,18.P195-197]が包含される。チロシンキナーゼには、膜横断通型生育因子受容体、例えば表皮生育因子受容体[S.Iwashita and M.Kobayashi,Cellular Signalling,1992,4,p.123-132]およびp56tck,p59fYn,ZAP−70およびcskキナーゼのようなシトゾル性の非受容体キナーゼ[C.Chan et al.,Ann.Rev.Immunol.,1994,12,p.555-592]が包含される。
不適切に高い蛋白キナーゼ活性は異常な細胞機能の結果として生じる多くの疾患に関与している。これは直接または間接的に、例えば突然変異、酵素の過剰発現または不適切な活性化に関連するキナーゼの適切な制御機序の障害により;または、キナーゼの上流または下流のシグナルの導入にも関与するサイトカインまたは生育因子の過剰または過少な生産により生じる。これらの例の全てにおいて、キナーゼの作用の選択的な阻害が有益な作用を有することが期待される。
I型インシュリン様生育因子受容体(IGF−I−R)は主にIGF−Iに、ただし、より低い親和性でIGF−IIおよびインスリンとも結合する膜貫通受容体チロシンキナーゼである。IGF−Iのその受容体への結合は受容体のオリゴマー化、チロシンキナーゼの活性化、分子間受容体自己リン酸化および細胞内基質(主要な基質はIRS1およびShc)のリン酸化をもたらす。リガンド活性化IGF−I−Rは正常細胞において突然変異誘発活性を誘導する。一方、IGF−I−Rは異常な生育においても重要な役割を果たす。
幾つかの臨床報告によれば、以下に記載するヒト腫瘍発症におけるIGF−I経路の重要性が協調されている。
− IGF−I−Rの過剰発現は種々の腫瘍(乳、結腸、肺、肉腫…)中に頻繁に検出され、攻撃的な表現型を伴っている場合が多い。
− 高い循環系中IGF1濃度は前立腺、肺および乳癌の危険性と高い相関性を有する。
更に、インビトロとインビボの形質転換された表現型の樹立および維持のためのIGF−I−Rの必要性は広範に報告されている[Baserga R,Exp.Cell.Res.,1999,253,p.1-6]。IGF−I−Rのキナーゼ活性は幾つかの癌原因物質:EGFR、PDGFR、SV40T抗原、活性化Ras、Rafおよびv−Srcの形質転換活性に必須である。正常な線維芽細胞中のIGF−I−Rの発現は新生物形成性の表現型を誘導し、これが次にインビボで腫瘍を形成する。IGF−I−Rの発現は足場非依存性の生育において重要な役割を果たす。IGF−I−Rはまた化学療法、放射線およびサイトカイン誘発のアポトーシスから細胞を保護することがわかっている。逆に、優性陰性IGF−I−R、3重らせん形成またはアンチセンス発現ベクターによる内因性IGF−I−Rの抑制は動物モデルにおいてインビトロの形質転換活性および腫瘍の生育を抑制することが判っている。
局所接着性キナーゼ(FAK)はインテグリン媒介シグナル伝達経路に関与する非受容体チロシンキナーゼである。FAKは局所的接触部位においてインテグリンと共局在し、そして、FAKの活性化およびそのチロシンリン酸化は多くの細胞型においてその細胞外リガンドに結合しているインテグリンに依存していることが判っている。幾つかの試験の結果は、癌の治療においてFAKの阻害剤が有用であるという仮説を裏付けている。例えば、Fak欠失細胞は化学走性シグナルに応答した遊走が乏しく、FAKC末端優性陰性コンストラクトの過剰発現は細胞の拡散並びに化学走性遊走をブロックし(Sieg et al.,J.Cell Science,1999,112,2677-2691;Richardson A.and Parsons T.,Cell,1997,97,221-231);そして、FAKアンチセンスオリゴヌクレオチドを投与された腫瘍細胞はその付着部を失い、アポトーシスを起こす(Xu et al.,Cell Growth Differ.1996,4,413-418)。FAKは前立腺、乳房、甲状腺、結腸、肺、脳および黒色腫の癌のような多くの腫瘍型において過剰発現されることが報告されている。更に、FAKの発現の水準は最も攻撃的な表現型を示す腫瘍と直接相関している。
即ち本発明の1つの目的はキナーゼ蛋白に対して阻害作用を有する新しいインドリジン誘導体である。
即ち本発明のインドリジン類はキナーゼ蛋白の阻害によりモジュレートされる疾患の予防または治療のために特に使用してよい。
このようなキナーゼ蛋白は特に以下の群、即ち、EGFR、Fak、FLK−1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGFR5、flt−1、IGF−1R、KDR、PDGFR、tie2、VEGFRに属する。
特にキナーゼ蛋白IGF1−Rを挙げることができる。
特にキナーゼ蛋白FAKを挙げることができる。
即ち、このようなキナーゼ蛋白の抑制または調節は多数の固形腫瘍の治療のための強力な新しい作用機序を与える。
即ち本発明は特に癌の治療のために特に用いてよいIGF−1R受容体の新しい阻害剤に関する。
即ち本発明は特に癌の治療のために特に用いてよいFAK受容体の新しい阻害剤に関する。
IGF−1R阻害剤としての本発明の生成物は特に以下の群、即ち癌、特に、乳癌、結腸癌、肺癌および前立腺癌から選択される疾患の治療または予防に使用してよい。
FAK阻害剤としての本発明の生成物は特に以下の群、即ち癌、特に、乳癌、結腸癌、肺癌および前立腺癌から選択される疾患の治療または予防に使用してよい。
即ち本発明の第1の特徴によれば、場合によりアルキル置換基1個またはそれ以上で飽和環中で更に置換されている、下記式(I):
Figure 0004456365
[式中、R1は水素、R4、−C(=Y)−NHR4、−SO2NHR4、−C(=Z1)−R4、−SO2−R4または−C(=Z1)−OR4であり;
2は水素、シアノ、ハロゲンまたは−C≡C−R5であり;
3は水素、アシル、アルコキシカルボニル、アルキル、アロイル、アリル、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、シクロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロアロイル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたは−C(=O)−NY12であり;
4はアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり、各々は場合により、アリール、シクロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R9、−C(=O)−NY34、−NY12、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−OR9、−N(R10)−SO2−R9または−Z28から選択される基1個またはそれ以上で置換されているか;または、R4はアリールまたはヘテロアリールであり、各々は場合によりアルキレンジオキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、アリール、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ニトロ、R7、−C(=O)−NY34、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−NY34、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY56、−N(R10)−C(=O)−OR9、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY56、−SO2−NY34および−Z212から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
5は水素またはアルキルであり;
6はアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールスルホニル、アロイル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロアロイルおよびヘテロシクロアルキルであり;
7はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり、各々は場合によりアリール、シクロアルキル、シアノ、ハロ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、−CHO(またはその5員、6員または7員の環状アセタール誘導体)、−C(=O)−NY12、−C(=O)−OR8、−NY34、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY34、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY34および−OR9から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
8は水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
9はアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり;
10は水素または低級アルキルであり;
11はアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであるか;または場合により−NY12で置換されたアルキルであり;
12はアリールまたはヘテロアリールであるか;またはアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり、各々は場合によりアリール、シクロアルキル、シアノ、ハロ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、−CHO(またはその5員、6員または7員の環状アセタール誘導体)、−C(=O)−NY12、−C(=O)−OR8、−NY12、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY34、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY34および−OR9から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
YはO、SまたはNCNであり;
1およびY2は相互に独立して水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであるか;または基−NY12はO、SまたはNR6から選択される別のヘテロ原子を場合により含んでいる5〜7員の環を形成し;
3およびY4は相互に独立して水素、アルケニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、または、アリール、ハロ、ヘテロアリール、ヒドロキシ、−C(=O)−NY56、−C(=O)−OR8、−NY56、−N(R6)−C(=O)−R9、−N(R6)−C(=O)−NY56、−N(R6)−SO2−R9、−N(R6)−SO2−NY56および−OR9から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されたアルキルであるか;または基−NY34は環状アミンを形成してよく;
5およびY6は相互に独立して水素、アルケニル、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであるか;または基−NY56は環状アミンを形成してよく;
ZはOまたはSであり;
1はOまたはSであり;
2はOまたはS(O)pであり;
nは0または整数1または2であり;
mは1または2であり;
pは1または2である]
の化合物、およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグ;が1種またはそれ以上の製薬上許容しうる担体または賦形剤と共に提供される。
上記において、そして本明細書を通じて、特段の記載が無い限り、以下の用語は以下に記載する意味を有するものとする。
「アシル」とはH−CO−またはアルキル−CO−またはシクロアルケニル−CO−またはシクロアルキル−CO−またはヘテロシクロアルキル−CO−基を意味し、ここでアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびヘテロシクロアルキル部分は本明細書に記載するとおりである。
「アシルアミノ」とはアシルが本明細書に定義するとおりであるアシル−NH−基を意味する。
「アルケニル」とは炭素原子−炭素原子2重結合を含む脂肪族の炭化水素基であり、鎖内に炭素原子約2〜約15個を有する直鎖または分枝鎖のものであってよい。好ましいアルケニル基は鎖内に炭素原子1〜約12個を有し;より好ましくは鎖内に炭素原子2〜約6個(例えば2〜4個)を有する。「分枝鎖」とは本明細書においてはメチル、エチルまたはプロピルのような低級アルキル基1個またはそれ以上が直鎖、ここでは直鎖のアルケニル鎖に結合していることを意味する。「低級アルケニル」とは直鎖または分枝鎖であってよい鎖内の炭素原子約2〜約4個を意味する。アルケニル基の例はエテニル、プロペニル、n−ブテニル、i−ブテニル、3−メチルブタン−2−エニル、n−ペンテニル、ヘプテニル、オクテニル、シクロヘキシルブテニルおよびデセニルである。
「アルコキシ」とはアルキル基が本明細書に定義するとおりであるアルキル−O−基を意味する。アルコキシ基の例はジフルオロメトキシ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシおよびヘプトキシを包含する。
「アルコキシカルボニル」とは、アルキル基が本明細書に定義するとおりであるアルキル−O−CO−基を意味する。アルコキシカルボニル基の例はメトキシ−およびエトキシカルボニルを包含する。
「アルキル」とは、特段の記載が無い限り、ハロゲン原子1個またはそれ以上で場合により置換された、鎖内に炭素原子約1〜約15個を有する直鎖または分枝鎖の脂肪族炭化水素基を意味する。特定のアルキル基は炭素原子1〜約6個を有する。1つの基または低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニル基の部分としての「低級アルキル」とは特段の記載が無い限り鎖内に炭素原子1〜約4個を有する直鎖または分枝鎖であってよい脂肪族の炭化水素基を意味する。アルキル基の例はメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、3−ペンチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルおよびドデシルを包含する。ハロゲン原子1個またはそれ以上で置換されたアルキル基の例はトリフルオロメチルを包含する。
「アルキレンジオキシ」とはアルキレンが前述の通り定義される−O−アルキレン−O−基を意味する。アルキレンジオキシ基の例はメチレンジオキシおよびエチレンジオキシ
を包含する。
「アルキルスルフィニル」とはアルキル基が前述のものであるアルキル−SO−基を意味する。好ましいアルキルスルフィニル基はアルキル基がC1-4アルキルであるものである。
「アルキルスルホニル」とはアルキル基が前述のものであるアルキル−SO2−基を意味する。好ましいアルキルスルホニル基はアルキル基がC1-4アルキルであるものである。
「アルキルスルホニルカルバモイル」とはアルキル基が前述のものであるアルキル−SO2−NH−C(=O)−基を意味する。好ましいアルキルスルホニルカルバモイル基はアルキル基がC1-4アルキルであるものである。
「アルキルチオ」とはアルキル基が前述のものであるアルキル−S−基を意味する。アルキルチオ基の例にはメチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオおよびヘプチルチオが包含される。
「アルキニル」とは炭素原子−炭素原子3重結合を含む脂肪族の炭化水素基を意味し、そして、鎖内に炭素原子約2〜約15個を有する直鎖または分枝鎖であってよい。好ましいアルキニル基は鎖内に炭素原子2〜約12個を有し;より好ましくは鎖内に炭素原子2〜約6個(例えば2〜4個)を有する。アルキニル基の例には、エチニル、プロピニル、n−ブチニル、i−ブチニル、3−メチルブタン−2−イニルおよびn−ペンチニルが包含される。
「アロイル」とはアリール基が本明細書に記載のとおり定義されるアリール−CO−基を意味する。アロイル基の例にはベンゾイルおよび1−および2−ナフトイルが包含される。
「アロイルアミノ」とはアロイルが前述の通り定義されるアロイル−NH−基である。
「アリール」とは、1つの基として、または基の部分として、(i)炭素原子約6〜約14個の場合により置換された単環または多環の芳香族炭素環部分、例えばフェニルまたはナフチル;または(ii)アリールおよびシクロアルキルまたはシクロアルケニル基が縮合して環状構造、例えばテトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニル環を形成する、場合により置換された部分飽和の多環の芳香族炭素環部分である。特段の記載が無い限り、アリール基は同じかまたは異なるアリール基置換基1個またはそれ以上で置換されていてよく、ここで「アリール基置換基」とは、例えば、アシル、アシルアミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキレンジオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アロイル、アロイルアミノ、アリール、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルオキシカルボニル、アリールアルキルチオ、アリールオキシ、アリールオキシカルボニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、アリールチオ、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヘテロアロイル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルオキシ、ヘテロアロイルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、−NY56、−CONY56、−SO2NY56、−NY5−C(=O)アルキル、−NY5SO2アルキルまたは場合によりアリール、ヘテロアリール、ヒドロキシまたは−NY56で置換されたアルキルが包含される。
「アリールアルキル」とはアリールおよびアルキル部分が前述のものであるアリール−アルキル基を意味する。好ましいアリールアルキル基はC1-4アルキル部分を含む。アリールアルキル基の例にはベンジル、2−フェネチルおよびナフタレンメチルが包含される。
「アリールアルキルオキシ」とはアリールアルキル基が前述のものであるアリールアルキル−O−基を意味する。アリールアルキルオキシ基の例にはベンジルオキシおよび1−または2−ナフタレンメトキシが包含される。
「アリールアルキルオキシカルボニル」とはアリールアルキル基が前述のものであるアリールアルキル−O−CO−基を意味する。アリールアルキルオキシカルボニル基の例にはベンジルオキシカルボニルが包含される。
「アリールアルキルチオ」とはアリールアルキル基が前述のものであるアリールアルキル−S−基を意味する。アリールアルキルチオ基の例にはベンジルチオが包含される。
「アリールオキシ」とはアリール基が前述のものであるアリール−O−基を意味する。アリールオキシ基の例にはフェノキシおよびナフトキシが包含され、これらは各々場合により置換されている。
「アリールオキシカルボニル」とはアリール基が前述のものであるアリール−O−CO−基を意味する。アリールオキシカルボニル基の例にはフェノキシカルボニルおよびナフトキシカルボニルが包含される。
「アリールスルフィニル」とはアリール基が前述のものであるアリール−SO−基を意味する。
「アリールスルホニル」とはアリール基が前述のものであるアリール−SO2−基を意味する。
「アリールスルホニルカルバモイル」とはアリール基が前述のものであるアリール−SO2−NH−C(=O)−基を意味する。
「アリールチオ」とはアリール基が前述のものであるアリール−S−基を意味する。アリールチオ基の例にはフェニルチオおよびナフチルチオが包含される。
「アザヘテロアリール」とは、上記定義した「アリール基置換基」1個またはそれ以上で場合により置換されている約5〜約10員の芳香族炭素環部分を指し、そして、環の構成員の1つが窒素であり、環の他の構成員が炭素、酸素、イオウおよび窒素から選択される。場合により置換されたアザヘテロアリール基の例には場合により置換されたベンズイミダゾリル、イミダゾリル、イソキノリニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、チアジアゾリル、チアゾリルおよびトリアゾリルが包含される。R3内の好ましいアザヘテロアリール基は場合により置換されたピリジルを包含する。
「環状アミン」とは環炭素原子の1つが窒素により置きかえられており、そして(i)O、S、SO2またはNY7(式中Y7は水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR9、または−SO2−R9である)から選択されるヘテロ原子含有基を更に含んでいてよく;そして(ii)別のアリール(例えばフェニル)、ヘテロアリール(例えばピリジル)、ヘテロシクロアルキルまたはシクロアルキル環と縮合して2環または3環の系を形成して良い、3〜8員の単環のシクロアルキル環系(ここでシクロアルキル基は前述のものである)を指す。環状アミンの例はピロリジン、ピペリジン、ピペラジニル、モルホリン、ピペラジン、インドリン、ピリンドリン、テトラヒドロキノリン等の基を包含する。
「シクロアルケニル」とは炭素−炭素2重結合を少なくとも1個有し、炭素原子約3〜
約10個を有する場合により置換されている非芳香族の単環または多環の環系を指す。単環のシクロアルケニル環の例はシクロブテニル、シクロペンテニルまたはシクロヘキセニルのようなC3-8シクロアルケニル環を包含する。
「シクロアルキル」とは炭素原子約3〜約10個を有する飽和の単環または2環の環系を指す。単環のシクロアルキル環の例はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルのようなC3-8シクロアルキル環を包含する。
「シクロアルキルアルキル」とはシクロアルキルおよびアルキル部分が前述のものであるシクロアルキル−アルキル−基を指す。単環のシクロアルキルアルキル基の例はシクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびシクロヘプチルメチルを包含する。
「ハロ」または「ハロゲン」とは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを指す。好ましくはフルオロおよびクロロである。
「ヘテロアロイル」とはヘテロアリール基が本明細書に記載したものであるヘテロアリール−CO−基を指す。基の例はピリジルカルボニルである。
「ヘテロアロイルアミノ」とはヘテロアリール部分が前述の通り定義されるヘテロアロイル−NH−基を指す。
「ヘテロアリール」とは、1つの基または基の部分として、(i)環の構成員の1つまたはそれ以上が炭素ではない元素、例えば窒素、酸素またはイオウである約5〜約10員の、場合により置換された芳香族単環または多環の有機性の部分(このような基の例はベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、フリル、イミダゾリル、インドリル、インドリジニル、イソキサゾリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、1,3,4−チアジアゾリル、チアゾリル、チエニルおよびトリアゾリル基を包含し、これらは特段の記載が無い限り上記したアリール基の置換基1個またはそれ以上で置換されているもの);(ii)ヘテロアリールおよびシクロアルキルまたはシクロアルケニル基が相互に縮合して環構造を形成する、場合により置換された部分飽和の多環のヘテロ炭素環部分(このような基の例は、ピリンダニル基を包含し、特段の記載が無い限り、これらは場合により上記した「アリール基の置換基」1個またはそれ以上で置換されているもの)を指す。場合により存在する置換基には特段の記載が無い限り上記定義した「アリール基置換基」の1個またはそれ以上が包含される。R1が場合により置換されたヘテロアリール基を含む場合は、これは前記定義した、場合により置換された「アザヘテロアリール」基を特に示してよい。
「ヘテロアリールアルキルオキシ」とはヘテロアリールアルキル基が前述のものであるヘテロアリールアルキル−O−基を指す。ヘテロアリールオキシ基の例は場合により置換されたピリジルメトキシである。
「ヘテロアリールオキシ」とはヘテロアリール基が前述のものであるヘテロアリール−O−基を指す。ヘテロアリールオキシ基の例には場合により置換されたピリジルオキシが包含される。
「ヘテロアリールスルフィニル」とはアリール基が前述のものであるヘテロアリール−SO−基を指す。
「ヘテロアリールスルホニル」とはアリール基が前述のものであるヘテロアリール−SO2−基を指す。
「ヘテロアリールスルホニルカルバモイル」とはヘテロアリール基が前述のものであるヘテロアリール−SO2−NH−C(=O)−基を指す。
「ヘテロアリールチオ」とはアリール基が前述のものであるヘテロアリール−S−基を指す。
「ヘテロシクロアルキル」とは(i)O、SおよびNY7(ここでY7は水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR9、−C(=O)−NY56または−SO2−R9である)から選択されるヘテロ原子またはヘテロ原子含有基1個またはそれ以上を含み、場合によりオキソで置換されている約3〜7員のシクロアルキル基;(ii)各々が場合により「アリール基置換基」1個またはそれ以上で置換されているアリール(またはヘテロアリール)環、および、O、SおよびNY7から選択されるヘテロ原子またはヘテロ原子含有基1個またはそれ以上を含み場合によりオキソにより置換されていてよい約3〜7員のシクロアルキル基が相互に縮合して環構造を形成している部分飽和の多環ヘテロ炭素環部分である。ヘテロシクロアルキル基は環炭素原子を介して、または、窒素原子1個またはそれ以上が存在する場合は環炭素または窒素原子を介して分子の残余に連結していてよい。ヘテロシクロアルキル基の例にはクロマニル、ジヒドロベンゾフラニル、インドリニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、パーヒドロピラニル、ピリドリニル、テトラヒドロキノリニルおよびテトラヒドロイソキノリニルが包含される。
「ヘテロシクロアルキルアルキル」とはヘテロシクロアルキルおよびアルキル部分が前述のものであるヘテロシクロアルキル−アルキル−基を指す。
「患者」とはヒトおよび他の哺乳類の両方を包含する。
「プロドラッグ」とは式(I)の化合物に代謝的手段により(例えば加水分解により)インビボで変換されることができる化合物を指す。例えばヒドロキシ基を含む式(I)の化合物のエステルはインビボで加水分解されて親分子になる。或いは、カルボキシ基を含む式(I)の化合物のエステルはインビボで加水分解されて親分子になる。
ヒドロキシ基を含む式(I)の化合物の適当なエステルは、例えば、酢酸エステル、クエン酸エステル、酒石酸エステル、マロン酸エステル、シュウ酸エステル、サリチル酸エステル、プロピオン酸エステル、コハク酸エステル、フマル酸エステル、マレイン酸エステル、メチレン−ビス−β−ヒドロキシナフトエ酸エステル、ゲンチシン酸エステル、イセチオン酸エステル、ジ−p−トルオイル酒石酸エステル、メタンスルホン酸エステル、エタンスルホン酸エステル、ベンゼンスルホン酸エステル、p−トルエンスルホン酸エステル、シクロヘキシルスルファミン酸エステルおよびキナ酸エステルである。
ヒドロキシ基を含む式(I)の化合物のエステルで特に有用なクラスは、Bundgaard et
al.,J.Med.Chem.,1989,32,p.2503-2507に記載のものから選択される酸部分から形成してよく、そして、アルキル基2個が連結するか、そして/または酸素原子に、または場合により置換された窒素原子、例えばアルキル化窒素原子に介在されているジアルキルアミノ−メチルベンゾエートのような置換された(アミノメチル)ベンゾエート、とりわけ、(モルホリノ−メチル)ベンゾエート、例えば3−または4−(モルホリノメチル)−ベンゾエートおよび(4−アルキルピペラジン−1−イル)ベンゾエート、例えば3−または4−(4−アルキルピペラジン−1−イル)ベンゾエートを包含する。
本発明の化合物の一部は塩基性であり、そのような化合物は遊離の塩基の形態で、または、製薬上許容しうるその酸付加塩の形態で有用である。
酸付加塩はより好都合な使用形態であり、実際に塩形態の使用は遊離の塩基形態の使用と同等である。酸付加塩を調製するために使用できる酸は、好ましくは遊離の塩基と組み
合わせられた場合に、製薬上許容しうる塩、即ち、そのアニオンが塩の薬学的用量において患者に非毒性であることにより、遊離の塩基に備わった有益な抑制作用がアニオンに由来する副作用により損なわれない塩を形成できるものを包含する。該塩基性化合物の製薬上許容しうる塩が好ましいが、全ての酸付加塩は、特定の塩そのものが中間体としてのみ所望である場合、例えば、塩を単に精製および同定の目的のために形成する場合、または、イオン交換法により製薬上許容しうる塩を調製する際の中間体として使用する場合であっても、遊離塩基の原料として有用である。本発明の範囲に含まれる製薬上許容しうる塩は無機酸および有機酸から誘導したものであり、ハロゲン化水素酸塩、例えば塩酸塩および臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、スルファミン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、マロン酸塩、シュウ酸塩、サリチル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、メチレン−ビス−b−ヒドロキシナフトエ酸塩、ゲンチシン酸塩、イセチオン酸塩、ジ−p−トルオイル酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、シクロヘキシルスルファミン酸塩およびキナ酸塩等を包含する。
本発明の化合物が酸性の部分で置換されている場合、塩基付加塩を形成して良く、これはより好都合な使用形態であり、実際、塩形態の使用は遊離酸の形態の使用と同等である。塩基付加塩の調製のために使用できる塩基は好ましくは、遊離の酸と組み合わせられた場合に、製薬上許容しうる塩、即ち、そのカチオンが塩の薬学的用量において患者に非毒性であることにより、遊離の塩基に備わった有益な抑制作用がカチオンに由来する副作用により損なわれない塩を形成できるものを包含する。アルカリおよびアルカリ土類金属から誘導したものを含む製薬上許容しうる塩は、本発明の範囲内においては、以下の塩基、即ち、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、アンモニア、エチレンジアミン、N−メチル−グルカミン、リジン、アルギニン、オルニチン、コリン、N,N′−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、プロカイン、N−ベンジルフェネチルアミン、ジエチルアミン、ピペラジン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、水酸化テトラメチルアンモニウム等より誘導したものを包含する。
それ自体活性化合物として有用であると同時に、本発明の化合物の塩は例えば、当該分野でよく知られた技術により塩と親化合物、副生成物および/または出発物質との間の溶解度の相違を利用した化合物の精製目的のために有用である。
上記式(I)について、以下に示すものが好ましいグルーピングである。
1は特に水素である。
1はまた特にR4、特にヘテロアリール、更にはベンゾチアゾリルまたはベンゾオキサゾリルである。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、これらは各々場合により置換されている。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4は場合により置換されたアリール、特に(i)インダニル、または(ii)ハロ、シアノ、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−Z212、R7、−NY34および−C(=O)−NY34から選択される基1個またはそれ以上で場合により置換されているフェニルである。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4は場合により置換されたヘテ
ロアリールである。場合により置換されたヘテロアリールの例にはベンズチアゾリル、フラニル、ピリジル、キノリニル、チアゾリルおよびチエニルが包含される。場合により存在する置換基にはヘテロアリールおよびR7が包含される。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4は場合により置換されたアルキルである。場合により存在する置換基にはアリール、ヘテロアリール、−C(=O)−OR8およびR7が包含される。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4は場合により置換されたシクロアルキルである。場合により置換されたシクロアルキルの例にはシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびノルボルニルを包含される。場合により存在する置換基はアリール、−C(=O)−OR8および−Z212を包含する。
1はまた特に−C(=Y)−NH−R4であり、ここでR4は場合により置換されたヘテロシクロアルキル、特にテトラヒドロピラニルであるか、場合により置換されたピペリジニルである。場合により存在する置換基にはR7、−C(=O)−R9、−C(=O)−OR8および−Z212が包含される。
1はまた特に−SO2−NHR4であり、ここでR4は場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニルである。場合により存在する置換基にはハロ、R7および−Z212が包含される。
1はまた特に−C(=Z1)−R4であり、ここでZ1はOであり、そして、R4は場合により置換されたアルキルである。場合により存在する置換基にはアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、−Z28、−C(=O)−R9および−C(=O)−NY34が包含される。
1はまた特に−C(=Z1)−R4であり、ここでZ1はOであり、そして、R4は場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニルである。場合により存在する置換基にはハロ、シアノ、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−Z212、R7、−NY34および−C(=O)−NY34から選択される基1個またはそれ以上が包含される。
1はまた特に−C(=Z1)−R4であり、ここでZ1はOであり、そして、R4は場合により置換されたヘテロアリールである。場合により置換されたヘテロアリールの例はイミダゾリル、フラニル、ピリジルおよびチエニルを包含する。場合により存在する置換基はヘテロアリールおよびR7を包含する。
1はまた特に−SO2−R4であり、ここでR4は場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニルである。場合により存在する置換基にはシアノ、ハロ、ヘテロアリール、R7および−Z212が包含される。
1はまた特に−SO2−R4であり、ここでR4は場合により置換されたヘテロアリールである。場合により置換されたヘテロアリールの例はイミダゾリル、フラニル、ピリジルおよびチエニルを包含する。場合により存在する置換基はヘテロアリールおよびR7を包含する。
1はまた特に−C(=Z1)−R4であり、ここでZ1はOであり、そして、R4はアルキル、特にt−ブチルである。
2はまた特にクロロである。
2はまた特にシアノである。
3はまた特に水素である。
3はまた特にアルキル、特にメチルまたはトリフルオロメチルである。
3はまた特にアリール、特にフェニルである。
3はまた特にヘテロアリール、特に場合により置換されたピリジル、とりわけ、場合により置換されたピリジン−3−イルである。
3はまた特にシクロアルキル、特にシクロプロピルである。
3はまた特にヘテロシクロアルキル、特にテトラヒドロピラニル、とりわけ、テトラヒドロピラン−4−イルまたは置換されたピペリジニル、特にメタンスルホニルピペリジン−4−イルである。
Yはまた特にOである。
Zはまた特にOである。
nはまた特に1である。
mはまた特に1である。
本発明は明細書に記載した特定の好ましいグルーピングの適切な組み合わせの全てを包含するものとする。
本発明の化合物の特に好ましいグループは、下記式(Ia):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3、R4およびYは前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシドおよびそのプロドラッグ;および、式(Ia)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(Ia)の化合物が好ましい。
3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである式(Ia)の化合物が好ましい。
4が、
(i)場合により置換されたアリール、特にインダニル、フェニルまたはハロ、シアノ、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−Z212、R7、−NY34および−C(=O)−NY34から選択される基1個またはそれ以上で置換されたフェニル[例えば、4−アセチルフェニル、4−(3−アミノ−ピロリジン−1−イル)フェニル、3−(3−アミノ−ピロリジン−1−イル)フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−カルボキシメチルフェニル、4−カルボキシメチルオキシフェニル、4−カルボキシフェニル、3−カルボキシフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル、4−シアノフェニル、3−シアノフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル、ジ−(2−メトキシエチル)アミノメチルフェニル、4−(3,5−ジトリフルオロメチル)フェニル、4−エトキシフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、3−エチルフェニル、3−エトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルメチルフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヨードフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−メタンスルホンアミドフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−(4−メチルピペラジニル)フェニル、3−(4−メチルピペラジニル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル、4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、3−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(N−メチルピペリジン−4−イルメチル)フェニル、4−(N−メチルピペリジン−4−カルボニル)フェニル、4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル、4−(2−(モルホリン−4−イル)エチルオキシ)フェニル、4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル、4−(モルホリン−4−エチルアミノカルボニル)フェニル、3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル、4−ニトロフェニル、4−(ピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−フェノキシフェニル、4−チオメチルフェニル、4−(3,4,5−トリメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、2,3,4−トリフルオロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニルおよび4‐トリフルオロメトキシフェニル]であるか;
(ii)場合により置換されたヘテロアリール[例えば、フラン−2−イル、5−メチル−チオフェン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、5−(ピリジン−2−イル)−チオフェン−2−イル)、キノリン−6−イル、チアゾール−2−イルおよび6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル]であるか;
(iii)場合により置換されたC1-4アルキル[例えば、エチル、イソプロピル、1−フェニルエチル、フェネチル、ベンジル、−CH2−CO2Et、−CH2−CH2−CO2Et、
Figure 0004456365
であるか;
(iv)場合により置換されたシクロアルキル[例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロプロピル、4−ヒドロキシシクロヘキサン−1−イル、ノルボルニル、4−フェニルシクロヘキサン−1−イルまたは2−フェニルシクロプロピル]であるか;または、
(v)場合により置換されたヘテロシクロアルキル[例えば、1−ベンゾイルピペリジン−4−イル、1−(1−エトキシカルボニルピペラジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル、3−(4‐フルオロフェニル)シクロブチル、1−イソプロポキシカルボニル−ピペリジン−4−イル、1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル、1−(2−メチルフェニル)スルホニルピペリジン−4−イル、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル、1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル、1−フェニルスルホニルピペリジン−4−イル、ピペリジン−4−イル、1,2,3,
4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルおよびテトラヒドロピラン−4−イル]である、式(Ia)の化合物が好ましい。
4が、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル
Figure 0004456365
4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル
Figure 0004456365
4−メタンスルホニルフェニル
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニル
Figure 0004456365
である、式(Ia)の化合物が特に好ましい。
YがOである式(Ia)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、式(Ia)において:
2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;R4が、(i)場合により置換されたアリール、特にインダニル、フェニルまたはハロ、シアノ、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−Z212、R7、−NY34および−C(=O)−NY34から選択される基1個またはそれ以上で置換されたフェニル(特に、4−アセチルフェニル、4−(3−アミノ−ピロリジン−1−イル)フェニル、3−(3−アミノ−ピロリジン−1−イル)フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−カルボキシメチルフェニル、4−カルボキシメチルオキシフェニル、4−カルボキシフェニル、3−カルボキシフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル、4−シアノフェニル、3−シアノフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル、ジ−(2−メトキシエチル)アミノメチルフェニル、4−(3,5−ジトリフルオロメチル)フェニル、4−エトキシフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、3−エトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルメチルフェニル、3−エチルフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヨードフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−メタンスルホンアミドフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−メトキシフェニ
ル、3−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−(4−メチルピペラジニル)フェニル、3−(4−メチルピペラジニル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル、4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル、3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、3−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(N−メチルピペリジン−4−イルメチル)フェニル、4−(N−メチルピペリジン−4−カルボニル)フェニル、4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル、4−(2−(モルホリン−4−イル)エチルオキシ)フェニル、4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル、4−(モルホリン−4−エチルアミノカルボニル)フェニル、3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル、4−ニトロフェニル、4−(ピペラジン−1−カルボニル)フェニル、4−フェノキシフェニル、4−チオメチルフェニル、4−(3,4,5−トリメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、2,3,4−トリフルオロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニルおよび4‐トリフルオロメトキシフェニル)であるか;(ii)場合により置換されたヘテロアリール[例えば、フラン−2−イル、5−メチル−チオフェン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、5−(ピリジン−2−イル)−チオフェン−2−イル)、キノリン−6−イル、チアゾール−2−イルおよび6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル]であるか;(iii)場合により置換されたC1-4アルキル[例えば、エチル、イソプロピル、1−フェニルエチル、フェネチル、ベンジル、−CH2−CO2Et、−CH2−CH2−CO2Et、
Figure 0004456365
であるか;(iv)場合により置換されたシクロアルキル[例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロプロピル、4−ヒドロキシシクロヘキサン−1−イル、ノルボルニル、4−フェニルシクロヘキサン−1−イルまたは2−フェニルシクロプロピル]であるか;または、(v)場合により置換されたヘテロシクロアルキル[例えば、1−ベンゾイルピペリジン−4−イル、1−(1−エトキシカルボニルピペラジン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル、3−(4‐フルオロフェニル)シクロブチル、1−イソプロポキシカルボニル−ピペリジン−4−イル、1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル、1−(2−メチルフェニル)スルホニルピペリジン−4−イル、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル、1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル、1−フェニルスルホニルピペリジン−4−イル、ピペリジン−4−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルおよびテトラヒドロピラン−4−イル]であり;そして、YはOであるもの;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明の化合物の特に好ましいグループは、R2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;R4が4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル
Figure 0004456365
4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル
Figure 0004456365
4−メタンスルホニルフェニル
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニル
Figure 0004456365
であり;YがOである、式(Ia)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明の化合物の別の特定のグループは、下記式(Ib):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3およびR4は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(Ib)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(Ib)の化合物が好ましい。
3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである式(Ib)の化合物が好ましい。
4が場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニル[例えばフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−フルオロフェニルおよび4−メトキシフェニル]である式(Ib)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、R2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロ
プロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;そして、R4が場合により置換されたフェニル[特にフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−フルオロメチルおよび4−メトキシフェニル]である式(Ib)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明の化合物の別の特定のグループは下記式(Ic):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3およびR4は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(Ic)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(Ic)の化合物が好ましい。
3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである式(Ic)の化合物が好ましい。
式(Ic)において、R4が、
(i)場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニル[例えば、4−トリフルオロメチルフェニル]であるか;または、
(ii)場合により置換されたヘテロアリール[例えば5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−イル]である、式(Ic)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、式(Ic)において、R2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;そしてR4が、(i)場合により置換されたフェニル[特に4−トリフルオロメチルフェニル]であるか;または、(ii)場合により置換されたヘテロアリール[特に5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−イル]である式(Ic)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明は特に前述の定義を有する一般式(I)の化合物であって、下記式(ICC):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3およびR4CはNHR4を示し、ここでR4は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(Ic)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグに関する。
本発明は特にR2がハロゲノ(Br、Cl、IまたはF)またはシアノである式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたアリール、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである上記定義の式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR3が場合により置換されたアリールである上記定義の式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR3がフェニルである上記定義の式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR4CがNHR4を示し、ここでR4はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、各々は場合により置換されている上記定義の式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR4CがNHR4を示し、ここでR4はアルキル、アリールまたはシクロアルキルであり、これらは全て場合により置換されている上記定義の式(ICC)の化合物に関する。
本発明は特にR2がハロゲノまたはシアノであり;R3が場合により置換されたアリール(特にフェニル)であり、そして、R4CがNHR4を示し、ここでR4はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、各々は場合により置換されている前記請求項に記載の式(ICC)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグに関する。
本発明は特にR2がクロロまたはシアノであり;R3がフェニルであり、そして、R4CがNHR4を示し、ここでR4はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル(特にヘキサヒドロピラン)、フェニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、フェニルまたはヘテロアリール(特にテトラヒドロキノリン)であり、各々は場合により置換されている上記定義の式(ICC)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグに関する。
本発明は特にR2がクロロまたはシアノであり;R3がフェニルであり、そして、R4は、
4CがNHR4を示し、ここでR4は場合により置換されたアルキル;それ自体が場合により置換されているフェニルで場合により置換されたシクロアルキル;ヘテロシクロアルキル;フェニルアルキル;シクロアルキルアルキル;ヘテロアリールアルキル;ヘテロシクロアルキルアルキル;ヘテロアリール;または、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたピペリジルおよびモルホリノから選択される置換基1個またはそれ以上で場合により置換されたフェニル;ハロゲン;遊離、塩化またはエステル化されたカルボキシ;場合により置換されたアルコキシ;場合により置換されたカルボニルである、上記定義の式(ICC)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグに関する。
本発明は特にR2がクロロまたはシアノであり;R3がフェニルであり、そして、R4は、
4CがNHR4を示し、ここでR4は遊離、塩化またはC1−4アルキルでエステル化されたカルボキシにより場合により置換されたアルキル;シクロアルキル(特にそれ自体場合により置換されているフェニルにより場合により置換されたシクロペンチルまたはシクロプロピル);ヘテロシクロアルキル(特にテトラヒドロピラン);フェニルアルキル;シクロアルキルアルキル(特にシクロペンチルアルキル);ヘテロアリールアルキル;ヘテロシクロアルキルアルキル;ヘテロアリール(特にフリル、ジヒドロイソキノリニル、ただし場合によりアルキルまたはヒドロキシアルキルにより置換されたもの);またはそれ自体ピペリジルにより場合により置換されたアルキル、あるアルキルピペリジルおよびモルホリノから選択される置換基1個またはそれ以上で場合により置換されたフェニル;ハロゲン;遊離、塩化またはエステル化されたカルボキシ;遊離、塩化またはエステル化されたカルボキシまたはモルホリノによりそれ自体場合により置換されているアルコキシ;アルキルピペラジニルカルボニル;アルキルピペリジルカルボニル;アルキルジアゼパンカルボニルである、上記定義の式(ICC)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグに関する。
本発明の化合物の別の特定のグループは、下記式(Id):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3およびR4は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(Id)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(Id)の化合物が好ましい。
3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである式(Id)の化合物が好ましい。
4が、
(i)場合により置換されたアリール、特に場合により置換されたフェニル(例えば4−クロロフェニル、4−シアノフェニル、4−フルオロフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、4‐ニトロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル)であるか;または、
(ii)場合により置換されたヘテロアリール(例えば5−(オキサゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル、ピリジン−4−イルおよび5−ピリジン−2−イルチオフェン−5−イル)である、式(Id)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、R2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;そしてR4が、(i)場合により置換されたフェニル(特に4−クロロフェニル、4−シアノフェニル、4−フルオロフェニル、4−メタンスルホニルフェニル、4−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、4‐ニトロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル)であるか;または、(ii)場合により置換されたヘテロアリール(特に5−(オキサゾール−3−イル)−チオフェン−2−イル、ピリジン−4−イルおよび5−ピリジン−2−イルチオフェン−5−イル)である式(Id)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明の化合物の別の特定のグループは、下記式(Ie):
Figure 0004456365
[式中、R2およびR3は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(Ie)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(Ie)の化合物が好ましい。
3がシクロプロピルである式(Ie)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、R2がクロロまたはシアノであり;そしてR3がシクロプロピルである式(Ie)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
本発明の化合物の別の特定のグループは、下記式(If):
Figure 0004456365
[式中、R2、R3およびR4は前述の通り定義される]の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、式(If)の化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
2がクロロまたはシアノである式(If)の化合物が好ましい。
3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルである式(If)の化合物が好ましい。
4が場合により置換されたヘテロアリール(例えばベンゾチアゾール−2−イルおよびベンゾオキサゾール−2−イル)である式(If)の化合物が好ましい。
本発明の化合物の好ましいグループは、R2がクロロまたはシアノであり;R3が水素、メチル、トリフルオロメチル、場合により置換されたフェニル(特にフェニル)、シクロプロピル、テトラヒドロピラン−4−イル、場合により置換されたピリジニル(特にピリジン−3−イルまたは4−メチル−ピリジン−3−イル)または1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルであり;そしてR4が場合により置換されたヘテロアリール(例えばベンゾチアゾール−2−イルおよびベンゾオキサゾール−2−イル)である式(If)の化合物;およびその相当するN−オキシド、そのプロドラッグ;および、このような化合物の製薬上許容しうる塩または溶媒和物(例えば水和物)およびそのN−オキシドおよびそのプロドラッグである。
式(I)の本発明の特定の化合物は表1に示す(i)フラグメントA1〜A118の1つの炭素原子(C*)、(ii)フラグメントA119〜128の1つのイオウ原子(S*)、または、(iii)フラグメントA129の水素原子(*H)を、表2に示すフラグメント(B1またはB2)の1つのジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン環の窒素原子(*N)に連結し、そして、表2に示すフラグメント(B1またはB2)の1つのジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン環の炭素原子(C*)を表3に示すフラグメント(C1〜C10)の1つの炭素原子(*C)に、または、水素原子(*H、フラグメント(C11))に連結することにより形成される化合物から選択される。
Figure 0004456365
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Figure 0004456365
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表1のフラグメントA1からA129の1つ、表2のフラグメントB1からB2の1つ、および表3のフラグメントC1からC11の1つを組み合わせたものとして表わされた本発明の式(I)の特定の化合物は、下記に例示される:
Figure 0004456365
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Figure 0004456365
Figure 0004456365
Figure 0004456365
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Figure 0004456365
Figure 0004456365
Figure 0004456365
Figure 0004456365
Figure 0004456365
即ち、例えば上記のリストにおいてA1−B1−C1で表わされる化合物は、表1のA1、表2のB1および表3のC1を組合わせたもの、即ち、
Figure 0004456365
であって、下記する実施例2(l)に記載されたものである。
本発明の特定の化合物は;
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド],実施例1(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−p−トリルアミド,実施例1(b);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フェニルアミド,実施例1(c);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド],実施例1(d);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],実施例1(e);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−エチルフェニル)アミド],実施例1(f);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド],実施例1(g);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例1(h);
(±)トランス−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例1(i);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド,実施例1(j);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−イソプロピルフェニル)アミド],実施例
1(k);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フルオロフェニル)アミド],実施例1(l);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド],実施例1(m);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド,実施例1(n);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例1(o);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド],実施例1(p);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド],実施例1(q);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ベンジルアミド],実施例1(r);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(3−アセチルフェニル)アミド]8−アミド,実施例1(s);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミド,実施例1(t);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],実施例1(u);
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]プロピオン酸エチルエステル,実施例1(v);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−エチルアミド,実施例1(w);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド,実施例1(x);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−イソプロピルアミド],実施例1(y);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジクロロフェニル)アミド],実施例1(z);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミド,実施例1(aa);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フェノキシフェニル)アミド],実施例1(ab);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],実施例1(ac
);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例1(ad);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−チオフェン−2−イルエチル)アミド],実施例1(ae);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−メトキシフェニル)アミド],実施例1(af);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例1(ag);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド],実施例1(ah);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,5−ジフルオロフェニル)アミド],実施例1(ai);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例1(aj);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミド],実施例1(ak);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド],実施例1(al);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例1(am);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ナフタレン−1−イルアミド,実施例1(an);
[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステル,実施例1(ao);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]アミド},実施例1(ap);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チオフェン−2−イルアミド,実施例1(aq);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[4−(トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例1(ar);
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例1(as);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド]
,実施例1(at);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,実施例2(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4,6−トリフルオロフェニル)アミド],実施例2(b);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド],実施例2(c);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド,実施例2(d);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,3,4−トリフルオロフェニル)アミド],実施例2(e);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例2(f);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド,実施例2(g);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チアゾール−2−イルアミド,実施例2(h);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],実施例2(i);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],実施例2(j);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)アミド],実施例2(k);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(l)
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(m);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(n);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(o);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド},実施例2(p);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カル
ボニル)フェニル]−アミド},実施例2(q);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(r);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]アミド},実施例2(s);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例2(t);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,実施例2(u);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド},実施例2(v);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,実施例2(w);
7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド,実施例3;
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例4(a);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例4(b);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド],実施例4(c);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例4(d);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],実施例4(e);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例4(f);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例4(g);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例5;
7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],実施例6;
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],実施例7(a);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド],実施例7(b);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例7(c);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例7(d);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例7(e);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド],実施例7(f);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−tert−ブチルアミド,実施例7(g);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],実施例7(h);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例7(i);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例7(j);
(±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例7(k);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,実施例8(a);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロプロピルアミド,実施例8(b);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド,実施例8(c);
(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−exo−ビシクロ[2.2.1.]ヘプタ−2−イルアミド,実施例8(d);
(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−endo−ビシクロ[2.2.1.]ヘプタ−2−イルアミド,実施例8(e);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],実施例8(f);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル
)フェニル]アミド},実施例8(g);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド},実施例8(h);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−イル−アセチル)−フェニル]−アミド},実施例8(i);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例8(j);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド,実施例8(k);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例8(l);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,実施例8(m);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],実施例8(n);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド},実施例8(o);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,実施例8(p);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例9(a);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド],実施例9(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例9(c);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],実施例9(d);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例9(e);
(±)トランス−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例9(f);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド],実施例9(g);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミ
ド],実施例9(h);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例9(i);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミド,実施例9(j);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド],実施例9(k);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例10(a);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],実施例10(b);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド},実施例10(c);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド},実施例10(d);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド},実施例10(e);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例10(f);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド],実施例10(g);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド,実施例10(h);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,実施例10(i);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メチルスルファニルフェニル)アミド],実施例10(j);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],実施例10(k);
{4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸エチルエステル,実施例10(l);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,実施例10(m)

7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド,実施例10(n);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例10(o);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド],実施例10(p);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド,実施例10(q);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド},実施例10(r);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,実施例10(s);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(1−ベンゾイルピペリジン−4−イル)アミド],実施例10(t);
7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例11(a);
7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド],実施例11(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例11(c);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例12(a);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例12(b);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例12(c);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例12(d);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例13;
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フ
ルオロフェニル)アミド],実施例14(a);
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ
−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド,実施例14(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例14(c);
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例15;
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例16(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例16(b);
(±)−トランス−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例16(c);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例16(d);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例17(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,実施例17(b);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例17(c);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド},実施例17(d);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例18(a);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例18(b);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例18(c);
(±)−トランス−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例18(d);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例19(a);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例19(b);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例19(c);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−イル)アミド],実施例20;
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例21(a);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例21(b);
(±)−トランス−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例21(c);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,実施例22(a);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド,実施例22(b);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例22(c);
4−{[8−カルバモイル−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,実施例22(d);
7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例23;
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例24(a);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例24(b);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],実施例24(c);
(±)−トランス−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],実施例24(d);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド],実施例24(e);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミ
ド,実施例25(a);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロ
ロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,実施例25(b);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],実施例25(c);
4−{[8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,実施例25(d);
7−シアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],実施例26;
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(b);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(c);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(d);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(e);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],実施例27(f);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(a);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(c);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(d);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(e);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(f);
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピ
ロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,実施例28(g);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−ヒドロキシフェニル)アミド],実施例29(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミド],実施例29(b);
7−クロロ−2−(3−シクロヘキシルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(a);
7−クロロ−2−(3−シクロペンチルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(b);
7−クロロ−2−フェノキシアセチル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(c);
7−クロロ−2−(モルホリン−4−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(d);
7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−イルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(e);
7−クロロ−2−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(f);
7−クロロ−2−(フラン−2−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(g);
7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(h);
7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例30(i);
7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(a);
7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(b);
2−ベンゼンスルホニル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(c);
7−クロロ−2−(4−クロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(d);
7−クロロ−2−(3−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(e);
7−クロロ−2−(4−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(f);
7−クロロ−2−(2−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(g);
7−クロロ−6−フェニル−2−(3−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(h);
7−クロロ−2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4
−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(i);
7−クロロ−2−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(j);
7−クロロ−2−(4−メタンスルホニルベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(k);
7−クロロ−2−[5−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−スルホニル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(l);
7−クロロ−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(m);
7−クロロ−2−(5−イソオキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(n);
7−クロロ−6−フェニル−2−(4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(o);
7−クロロ−2−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(p);
7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−3−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(q);
7−クロロ−6−フェニル−2−(ピリジン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(r);
7−クロロ−2−(4−メトキシベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(s);
7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例31(t);
7−シアノ−6−シクロプロピル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例32;
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例33;
7−クロロ−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例34(a);
7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例34(b);
7−クロロ−6−フェニル−2−フェニルスルファモイル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例35(a);
7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例35(b);
7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例35(c);
7−クロロ−2−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例35(d);
7−クロロ−2−メチルスルファモイル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例35(e);
8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸フェニルエステル,実施例37;
7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルチオカルバモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例38;
2−[(シアノイミノ)(4−メトキシフェニルアミノ)メチル]−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例39;
6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド],実施例40;
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−8−チオカルバモイル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸(4−フルオロフェニル)アミド,実施例41;
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド},実施例42;
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエチルカルバモイル)フェニル]アミド},実施例43;
7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩,実施例44(a);
7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩,実施例44(b);
2−ベンゾオキサゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]−ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例45(a);
2−ベンゾチアゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,実施例45(b)
および対応するN−オキサイド、そのプロドラッグおよびこのような化合物、そのN−オキサイドおよびそのプロドラッグの医薬として許容しうる塩並びに溶媒和物(例えば水和物)がある。
JNKの阻害のための本発明の好ましい式(Ia)の化合物は:
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド],(A38−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−p−トリルアミド,(A16−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(b);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フェニルアミド,(A57−B1−C1と表わされ
る化合物),実施例1(c);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド],(A37−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(d);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],(A50−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(e);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−エチルフェニル)アミド],(A18−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(f);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド],(A39−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(g);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A21−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(h);
(±)トランス−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],(A77−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(i);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド,(A64−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(j);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−イソプロピルフェニル)アミド],(A19−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(k);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド,(A12−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(n);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],(A47−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(o);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド],実施例1(q);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミド,(A76−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(t);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],(A30−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(u);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド,(A17−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(x);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジクロロフェニル)アミド],(A74−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(z);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フェノキシフェニル)アミド],(A34
−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ab);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],(A48−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ac);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A72−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ad);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,5−ジフルオロフェニル)アミド],(A75−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ai);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例1(aj);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミド],(A43−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ak);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],(A55−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(am);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チオフェン−2−イルアミド,(A65−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(aq);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[4−(トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(ar);
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,(A32−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(as);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド],(A73−B1−C1と表わされる化合物),実施例1(at);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,(A62−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド],(A71−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(c);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(f);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チアゾール−2−イルアミド,(A63−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(h);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],(A22−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(i);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)ア
ミド],(A23−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(j);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)アミド],(A83−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(k);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A1−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(l);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A6−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(m);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A9−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(n);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A8−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(o);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド},(A35−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(p);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]−アミド},(A2−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(q);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A10−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(r);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]アミド},(A44−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(s);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(t);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(u);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド},(A79−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(v);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,(A78−B1−C1と表わされる化合物),実施例2(w);
7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド,(A47−B1−C3と表わされる化合物),実施例3;
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)ア
ミド],(A55−B1−C6と表わされる化合物),実施例4(a);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例4(d);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],(A30−B1−C6と表わされる化合物),実施例4(e);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A21−B1−C6と表わされる化合物),実施例4(f);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B1−C6と表わされる化合物),実施例4(g);
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B1−C6と表わされる化合物),実施例5;
7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],(A50−B1−C7と表わされる化合物),実施例6;
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド],(A50−B2−C1と表わされる化合物),実施例7(a);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド],(A38−B2−C1と表わされる化合物),実施例7(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例7(d);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],(A55−B2−C1と表わされる化合物),実施例7(e);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],(A30−B2−C1と表わされる化合物),実施例7(h);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B2−C1と表わされる化合物),実施例7(i);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,(A61−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(a);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド],(A22−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(f);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド},(A25−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(g);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フ
ェニル]アミド},(A46−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(h);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−イル−アセチル)−フェニル]−アミド},(A15−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(i);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(j);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド,(A61−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(k);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(l);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(m);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],(A48−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(n);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,(A78−B2−C1と表わされる化合物),実施例8(p);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル,実施例9(c);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド],(A48−B2−C2と表わされる化合物),実施例9(d);
(±)トランス−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],(A77−B2−C2と表わされる化合物),実施例9(f);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド],(A73−B2−C2と表わされる化合物),実施例9(g);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B2−C2と表わされる化合物),実施例9(h);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A21−B2−C2と表わされる化合物),実施例9(i);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A1−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(a);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニ
ル)アミド],(A22−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(b);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド},(A25−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(c);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド},(A46−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(d);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド},(A4−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(e);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(f);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド],(A71−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(g);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド},(A35−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(h);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(i);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メチルスルファニルフェニル)アミド],(A56−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(j);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド],(A30−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(k);
{4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸エチルエステル,実施例10(l);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド,(A62−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(m);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド,(A12−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(n);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(o);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド,(A61−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(q);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,(A78−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(
s);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(1−ベンゾイルピペリジン−4−イル)アミド],(A84−B2−C2と表わされる化合物),実施例10(t);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],(A55−B2−C6と表わされる化合物),実施例12(b);
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B2−C6と表わされる化合物),実施例12(d);
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピぺリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],(A47−B2−C9と表わされる化合物),実施例12(a);
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B2−C6と表わされる化合物),実施例15;
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],(A47−B1−C2と表わされる化合物),実施例16(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B1−C2と表わされる化合物),実施例16(b);
(±)−トランス−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],(A77−B1−C2と表わされる化合物),実施例16(c);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B1−C2と表わされる化合物),実施例17(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B1−C2と表わされる化合物),実施例17(b);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B1−C2と表わされる化合物),実施例17(c);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド},(A2−B1−C2と表わされる化合物),実施例17(d);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B1−C11と表わされる化合物),実施例18(b);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},(A2−B1−C11と表わされる化合物),実施例19(a);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],(A47−B1−C4と表わされる化合物),実施例21(a);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A21−B1−C4と表わされる化合物),実施例21(b);
(±)−トランス−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],(A77−B1−C4と表わされる化合物),実施例21(c);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B1−C4と表わされる化合物),実施例22(a);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド,(A29−B1−C4と表わされる化合物),実施例22(b);
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B1−C4と表わされる化合物),実施例22(c);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A21−B2−C3と表わされる化合物),実施例24(a);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド],(A20−B2−C3と表わされる化合物),実施例24(b);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド],(A47−B2−C3と表わされる化合物),実施例24(c);
(±)−トランス−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド],(A77−B2−C3と表わされる化合物),実施例24(d);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド],(A66−B2−C3と表わされる化合物),実施例24(e);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド,(A60−B2−C3と表わされる化合物),実施例25(a);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド,(A58−B2−C3と表わされる化合物),実施例25(b);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド],(A29−B2−C3と表わされる化合物),実施例25(c);
4−{[8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル,(A78−B2−C3と表わされる化合物),実施例25(d);
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B2−C2と表わされる化合物),実施例27(a);
7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B1−C2と表わされる化合物),実施例27(b);
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B1−C11と表わされる化合物),実施例27(c);
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B2−C1と表わされる化合物),実施例27(d);
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B2−C4と表わされる化合物),実施例27(e);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド],(A59−B1−C1と表わされる化合物),実施例27(f);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B2−C1と表わされる化合物),実施例28(a);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B1−C2と表わされる化合物),実施例28(b);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B2−C2と表わされる化合物),実施例28(c);
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B1−C6と表わされる化合物),実施例28(d);
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B2−C9と表わされる化合物),実施例28(f);
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸,(A31−B1−C1と表わされる化合物),実施例28(g);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミド],(A42−B1−C1と表わされる化合物),実施例29(b);
7−クロロ−2−(4−メトキシベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド,(A123−B1−C1と表わされる化合物),実施例31(s);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド},(A4−B1−C1と表わされる化合物),実施例42;
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラ
ジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエチルカルバモイル)フェニル]アミド},(A11−B1−C1と表わされる化合物),実施例43;
7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩,(A129−B1−C2と表わされる化合物),実施例44(a);
7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩,(A129−B2−C2と表わされる化合物),実施例44(b)
および、対応するN−オキサイド、そのプロドラッグ並びにこのような化合物、そのN−オキサイド、およびそのプロドラッグの医薬として許容される塩、および溶媒和物(例えば水和物)である。
特にJNKの阻害のための本発明の好ましい式(Ia)の化合物は:
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド],実施例1(a);
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド},実施例2(l)
および、対応するN−オキサイド、そのプロドラッグ、並びにこのような化合物、そのN−オキサイド、およびそのプロドラッグの医薬として許容される塩、および溶媒和物(例えば水和物)である。
本発明は、殊に次の式(ICC)の化合物に関するものである:
[実施例1(aa)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミド
Figure 0004456365
[実施例1(ah)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(j)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド
Figure 0004456365
[実施例1(p)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(ao)]
[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステル
Figure 0004456365
[実施例8(c)]
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
Figure 0004456365
[実施例7(c)]
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例2(g)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
Figure 0004456365
[実施例64]
{4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−アミノ]−フェノキシ}−酢酸
Figure 0004456365
[実施例8(h)]
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
[実施例8(f)]
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,
8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例2(j)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例2(n)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
[実施例65]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−フェニル]−アミド}
Figure 0004456365
[実施例66]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(1−メチル−ピペリド−4−イル−メチル)−フェニル]−アミド}
Figure 0004456365
[実施例7(k)]
(±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(x)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド
Figure 0004456365
[実施例1(q)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(g)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(e)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例1(l)(67)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例28(b)]
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
[実施例1(al)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
[実施例2(m)]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)
フェニル]アミド}
Figure 0004456365
[実施例68]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド22−{[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル]−アミド}
Figure 0004456365
[実施例69]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,
8−ジカルボン酸8−アミド)2−{[3−(1−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−アミド}
Figure 0004456365
本発明は、従って殊に次の式(ICC)の化合物:
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミド
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド]
− [(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステル
− 7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
− 7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
− {4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−アミノ]−フェノキシ}−酢酸
− 7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}
− 7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−フェニル]−アミド}
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(1−メチル−ピペリド−4−イル−メチル)−フェニル]−アミド}
− (±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド]
− 4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル]−アミド}
− 7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(1−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−アミド}
および、対応するN−オキサイド、そのプロドラッグ並びにこのような化合物、そのN−オキサイドおよびプロドラッグの医薬として許容しうる塩および溶媒和物(例えば水和物)に関するものである。
GF1Rの抑制のための本発明の特に好ましい化合物は式(ICC)の上記化合物である。
本発明の化合物は有用な薬理学的活性を示し、従って、医薬組成物に配合し、特定の医学的障害に罹患した患者の治療に用いられる。即ち本発明は、別の特徴によれば、治療に使用するための本発明の化合物および本発明の化合物を含有する組成物を提供する。
本発明の範囲に含まれる化合物は文献記載の試験および後に記載するインビトロおよびインビボの操作法によれば腫瘍壊死因子(TNF)、特にTNF−アルファの生成の抑制剤であり、その試験結果はヒトおよび他の哺乳類における薬理学的活性と相関していると考えらえる。即ち、別の実施態様において、本発明は、TNF、特にTNF−アルファの阻害剤の投与により軽減できる症状に罹患した、またはその危険性のある患者の治療において使用するための本発明の化合物および本発明の化合物を含有する組成物を提供する。例えば本発明の化合物は、炎症、関節炎、慢性関節リューマチおよび他の関節症状、例えばリューマチ様脊椎炎、痛風性関節炎、外傷性関節炎、風疹関節炎、乾癬性関節炎および骨関節炎の治療においても有用である。更にまた、化合物は急性の滑膜炎、結核、アテローム性動脈硬化症、筋肉変性、悪液質、ライター症候群、内毒素血症、敗血症、敗血症ショック、内毒素ショック、グラム陰性敗血症、痛風、毒性ショック症候群、慢性肺炎症性疾患、例えば喘息および成人呼吸困難症候群、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨再吸収疾患、再灌流傷害、移植片vs宿主反応、同種移植片拒絶反応およびライ病の治療にも有用である。更にまた化合物は、感染症、例えばウィルス感染症、例えばHIV、サイトメガロウィルス(CMV)、インフルエンザ、アデノウィルスおよびヘルペス群のウィルス、寄生虫感染症、例えばマラリア、例えば大脳マラリア、および酵母およびカビの感染症、例えば真菌性髄膜炎;感染による発熱および筋肉痛;AIDS;AIDS関連合併症(ARC);感染症または悪性疾患に二次的な悪液質;後天性免疫不全症候群(AIDS)または癌に二次的な悪液質;ケロイドおよび瘢痕組織の形成;胸焼け;糖尿病;および炎症性腸疾患、例えばクローン病および潰瘍性結腸炎の治療にも有用である。本発明の化合物はまた多発性硬化症、髄膜炎および頭部外傷のようなTNFαの過剰発現が関与している脳の疾患または傷害の治療にも有用である。
本発明の化合物は他の前炎症性サイトカイン、IL−1、Il−2、Il−6およびIL−8の過剰生産およびE−セレクチンのような接着性分子の発現増大に関る疾患を抑制する際にも有用である。c−Junのリン酸化の抑制剤はまたプログラムされた細胞死(アポトーシス)が細胞の損失と組織の機能不全をもたらす疾患においても有用である。例えば、JNK経路は興奮性アミノ酸、生育因子の枯渇、異常な蛋白プロセシング、浸透圧およびフリーラジカル傷害により誘導されるニューロンの変性において重要な役割を果たす。従って阻害剤は急性の虚血(例えば卒中)に起因する神経学的傷害の治療において、そして、慢性神経変性性疾患、例えばアルツハイマー病、ハンチントン病、AIDS痴呆合併症、ニューロパシー性疼痛症候群、オリーブ橋小脳萎縮、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症において有用である。更に、JNK阻害剤は心臓手術および心拍停止、脳および脊髄の傷害、末梢神経傷害、糖尿病性ニューロパシーおよびニューロトキシンにより誘導されるニューロンの損傷の神経学的後発症の治療において有用である。
AP−1は細胞の増殖および癌遺伝子が細胞を形質転換する機序に関与しており、従って、本発明の化合物は癌および他の増殖性傷害、例えばアテローム性動脈硬化症の治療のために有用である。実際、JNK経路は特定の白血病および結腸直腸癌において高度に活性化される。
c−Junリン酸化およびAP−1の活性を増大させることにより、JNKは広範な種類の炎症性および増殖性の疾患において過剰生産されているメタロプロテイナーゼ(MMP)の放出の制御において重要である。MMPの過剰生産は悪性腫瘍、例えば結腸直腸癌、肺癌、乳癌、子宮頚癌および前立腺癌の生育および拡散において重要な役割を果たす。MMPの放出の増大は、関節炎、炎症性腸疾患、歯周病、移植片vs宿主反応および炎症性気道疾患、例えば慢性閉塞性肺疾患(COPD)のような疾患において起こる組織の崩壊とリモデリングに寄与する。即ち、JNK阻害剤はMMPの過剰な放出に関る炎症性および増殖性の疾患の治療のために有用である。
本発明の治療法の特定の実施態様は喘息の治療である。JNK経路はBリンパ球の抗CD40刺激により活性化され、そして、この細胞型の増殖および抗体、特にIgEの放出に関与しているとされる。本発明の化合物はヒト扁桃Bリンパ球からの抗CD40+IL−4誘導IgE放出を抑制する。即ち、これらはアレルギー性疾患、例えば、喘息、湿疹(アトピー性皮膚炎)および鼻炎の治療において有用である。
本発明の治療法の別の特定の実施態様は関節の炎症の治療である。
本発明の更に別の特徴によれば、本発明の化合物または本発明の化合物を含有する組成物の有効量をヒトまたは哺乳類の患者に投与することを包含する、TNF、特にTNF−アルファの投与により軽減できる症状、例えば前述した症状に罹患した、またはその危険性のある患者の治療のための本発明の方法が提供される。「有効量」とはTNFを阻害し、これにより所望の治療作用をもたらす本発明の化合物の量を指すものとする。
本明細書に記載する治療は予防的治療並びに確立された症状の治療を含むものとする。
上記した式(I)の生成物およびその酸との付加塩は、特に上記したそのキナーゼ阻害特性により、好都合な薬理学的性質を有する。
特定のキナーゼ蛋白は細胞周期の事象の開始、進展および終了の中枢的役割を有するため、このようなキナーゼを阻害する分子は癌で観察されるような望ましくない細胞増殖を制限することが可能であると考えられる。
本発明の生成物は特に腫瘍の治療に有用である。
即ち本発明の生成物は一般的に使用される抗腫瘍剤の治療作用を増大させることもできる。
これらの性質はその治療上の用途を正当化するものであり、本発明の要件は、特に、医薬品としての前記定義した式(I)の生成物であって、式(I)の該生成物はいずれかの可能なラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーの異性体型であるもの、および、式(I)の該生成物の、製薬上許容しうる無機および有機の酸との、または、製薬上許容しうる無機または有機の塩基との付加塩である。
即ち、本発明の1つの要件は、更には、医薬品としての、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(ICC)、(Id)、(Ie)、(If)により前記定義した生成物であって、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(ICC)、(Id)、(Ie)、(If)の該医薬品はいずれかの可能なラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーの異性体型であるもの、および、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(ICC)、(Id)、(Ie)、(If)の該医薬品の、製薬上許容しうる無機および有機の酸との、または、製薬上許容しうる無機または有機の塩基との付加塩である。
本発明はとりわけ、医薬品としての、式(ICC)により前記定義した生成物であって、式(ICC)の該医薬品はいずれかの可能なラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーの異性体型であるもの、および、式(ICC)の該医薬品の、製薬上許容しうる無機および有機の酸との、または、製薬上許容しうる無機または有機の塩基との付加塩に関する。
本発明はまた、活性成分として前記定義した式(I)の生成物の少なくとも1種、またはその医薬品の製薬上許容しうる塩、またはその医薬品のプロドラッグ、適宜、製薬上許容しうる支持体を含有する医薬組成物に関する。
本発明はまたその範囲内に製薬上許容しうる担体または賦形剤と組み合わせて本発明の化合物少なくとも1種を含む医薬組成物を包含する。
即ち本発明は上記定義した医薬品少なくとも1種を活性成分として含有する医薬組成物を包含する。このような本発明の医薬組成物はまた、適宜、他の抗有糸分裂医薬品、例えば、タキソール、シスプラチン、DNAインタカレーター等を活性成分として含有することができる。
本発明は、特にタキソイド、ビンカアルカロイドのような抗微小管剤系、シクロホスファミドのようなアルキル化剤系、シスプラチンのようなDNAインターカレーション剤、カンプトテシン誘導体、アントラサクリン類、例えばアドリアマイシンのようなトポイソメラーゼ相互作用剤系、5−フルオロウラシルおよび誘導体のような抗代謝剤系などの他の抗癌化学療法剤のより活性な成分を含有する前記定義した医薬組成物を包含する。
本発明の化合物は如何なる適当な方法で投与しても良い。実際は、本発明の化合物は、非経口、局所、直腸、経口または吸入により投与してよく、特に経口投与される。
本発明の組成物は製薬上許容しうるアジュバントまたは賦形剤1種またはそれ以上を用いて慣用的な方法に従って調製してよい。アジュバントは特に希釈剤、滅菌水性媒体、および、種々の非毒性の有機溶媒を包含する。組成物は錠剤、丸薬、顆粒、粉末、水性の溶液または懸濁液、注者用溶液、エリキシルまたはシロップの形態で提供してよく、そして、甘味料、フレーバー剤、着色料または安定化剤よりなる群から選択される物質1種またはそれ以上を含有することにより製薬上許容しうる製剤を得てよい。溶媒および溶媒中の活性物質の含有量の選択は一般的に活性化合物の溶解度および化学的特性、特定の投与方法および薬学的慣行において参照すべき条件に従って決定される。例えば錠剤を調製するためには、乳糖、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウムのような賦形剤および澱粉、アルギン酸および特定の珪酸塩複合体のような錠剤崩壊剤を、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクのような潤滑剤と組み合わせて使用してよい。カプセルを調製するためには、乳糖および高分子量のポリエチレングリコールを使用するのが好都合である。水性懸濁液を用いる場合は、それらは懸濁を促進する乳化剤を含有することができる。スクロース、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロールおよびクロロホルムまたはそれらの混合物のような希釈剤も使用してよい。
非経口投与のためには、植物油、例えばゴマ油、ピーナツ油またはオリーブ油、水およびプロピレングリコールのような水性−有機性の溶液、オレイン酸エチルのような注射可能な有機エステル中の本発明の生成物の乳液、懸濁液または溶液、並びに製薬上許容しうる塩の滅菌水溶液を使用する。本発明の生成物の塩の溶液は筋肉注射または皮下注射による投与のために特に有用である。純粋な蒸留水中の塩の溶液を含む水溶液は、そのpHを適宜調節し、適宜緩衝させ、そして十分な量のグルコースまたは塩化ナトリウムを用いて等張性を持たせ、そして加熱、照射またはミクロ濾過により滅菌する限り、静脈内投与に使用してよい。
局所投与のためには、本発明の化合物を含有するゲル(水系またはアルコール系)、クリームまたは軟膏を使用してよい。本発明の化合物はまた経皮バリアを通過する化合物の制御された放出を可能にするパッチにおいて適用するためのゲルまたはマトリックス基剤中に配合してもよい。
吸入による投与のためには、本発明の化合物をネブライザーまたは懸濁液または溶液のエアロゾル中で用いるための適当な担体中に溶解するか懸濁してよく、または、乾燥粉末吸入器で使用するための適当な固体担体に吸収または吸着させてよい。
直腸投与用の固体組成物は知られた方法で製剤され、本発明の化合物少なくとも1種を含有する坐剤を包含する。
本発明の組成物中の活性成分の比率は変化してよく、適当な用量が得られるような比率を構成するようにしなければならない。当然ながら、数単位の剤型を同時に投与してよい。使用する用量は医師により決定され、そして、所望の治療効果、投与経路および投与期間、および、患者の症状に応じたものとする。成人においては用量は一般的に、吸入の場合は約0.001〜約50、好ましくは約0.001〜約5mg/kg体重/日、経口投与の場合は約0.01〜約100、好ましくは約0.1〜70、より好ましくは0.5〜10mg/kg体重/日、静脈内投与の場合は約0.001〜約10、好ましくは0.01〜1mg/kg体重/日である。各々の特定の場合において、用量は治療すべき対象に固有の要因、例えば年齢、体重、全身状態および医薬品の薬効に影響する可能性のある他の特徴に応じて決定する。
本発明の化合物は所望の治療効果を得るために必要な頻度で投与してよい。患者の一部はより高用量または低用量に対して急速に応答し、より低い維持用量で十分である場合も
ある。また一部の患者では、各特定の患者の生理学的必要性に従って一日当たり1〜4投与の頻度で長期間投与することが必要な場合もある。一般的に、活性生成物は一日当たり1〜4回経口投与してよい。当然ながら、一部の患者では、一日当たり1回または2回以下の投与を処方される必要がある。
次に本発明の要件は、キナーゼ蛋白の活性を阻害することを意図した医薬品の調製のための上記定義した式(I)の生成物、これらの生成物の製薬上許容しうる塩の使用である。
本発明の要件はまた、キナーゼ蛋白の活性の脱調節を特徴とする疾患の治療または予防のための医薬品の調製のための上記定義した式(I)の生成物の使用に関する。
このような医薬品は特に哺乳類における疾患の治療または予防を意図していてよい。
本発明の要件はまた、キナーゼ蛋白がチロシンキナーゼ蛋白である上記定義した使用である。
本発明の要件はまた、キナーゼ蛋白が以下の群:
EGFR、Fak、FLK−1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGFR5、flt−1、IGF−1R、KDR、PDGFR、tie2、VEGFR
から選択される上記定義した使用である。
次に本発明の要件はキナーゼ蛋白がFAKである上記定義した使用である。
本発明の要件は特にキナーゼ蛋白がIGF−1Rである上記定義した使用である。
本発明の要件はまた、キナーゼ蛋白が細胞培養物である上記定義した使用である。
本発明の要件はまた、キナーゼ蛋白が哺乳類である上記定義した使用である。
本発明の要件は特に、以下の群、即ち、血管の増殖の疾患、腺維性疾患、「糸球体間質」細胞の増殖の障害、代謝障害、アレルギー、喘息、血栓症、神経系の疾患、網膜症、乾癬、慢性関節リューマチ、糖尿病、筋肉変性および癌から選択される疾患の治療または予防のための医薬品の調製のための上記定義した式(I)の生成物の使用である。
本発明の要件は、とりわけ、癌性疾患の治療のため、特に癌の治療を意図した医薬品の調製のための上記定義した式(I)の生成物の使用である。
これらの癌のうち、固形腫瘍の治療および細胞毒性剤に耐性の癌の治療が対象となる。
これらの癌のうち、乳癌、胃癌、卵巣癌、結腸癌、肺癌、脳癌、喉頭癌、リンパ系癌、膀胱および前立腺を含む泌尿器癌、骨癌および膵臓癌の治療、特に乳癌、結腸癌または肺癌の治療が対照となる。
本発明の要件はまた、癌の化学療法のための医薬品の調製のための上記定義した式(I)の生成物の使用である。
癌の化学療法を意図したこのような医薬品は単独または組み合わせて使用してよい。
本発明の生成物は特に、単独または化学療法または放射線療法と組み合わせて、或いは、例えば他の治療薬と組み合わせて投与してよい。
このような治療薬は一般的に使用されている抗腫瘍剤である。
知られたキナーゼ阻害剤の例として、ブチロラクトン、フラボピリドールおよび2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−6−ベンジルアミノ−9−メチルプリン、別名オロムチンが挙げられる。
次に本発明は、キナーゼ阻害剤としての上記定義した式(I)の生成物であって、式(I)の該生成物はいずれかの可能なラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーの異性体型であるもの、および、式(I)の該生成物の、製薬上許容しうる無機および有機の酸との、または、製薬上許容しうる無機または有機の塩基との付加塩である上記生成物に関する。
次に本発明はFAK阻害剤としての上記定義した式(I)の生成物に関する。
特に本発明はIGF1R阻害剤としての上記定義した式(I)の生成物に関する。
本発明はまたFAK阻害剤としての上記定義した式(I)の生成物に関する。
本発明は特にIGF1R阻害剤としての上記定義した式(ICC)の生成物に関する。
IGF1Rの抑制のための本発明の好ましいグループは式(ICC)の化合物であり、なかでも、以下の表に示す本発明の化合物が特に好ましい。
以下の表の化合物の調製は本発明の実験の部分において後述する通りであり、それぞれの相当する実施例番号は以下の表に記載する通りである。
式(I)の生成物である以下に記載する実施例は、本発明を説明するものであり、これを限定するものではない。
本発明の化合物は知られた方法の適用または適合により調製してよく、即ち、これまで使用されているか、または、文献記載の、例えばR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH publishers,1989に記載の方法を使用してよい。
以下に記載する反応において、反応性の官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオまたはカルボキシ基が最終生成物中に存在することが望ましい場合は、これらを保護することによりその反応への望ましくない関与を回避することが必要な場合がある。従来の保護基は標準的慣行に従って使用してよく、例えば、T.W.Greene and P.G.Wuts,“Protective Groups in Organic Chemistry”,John Wiley and Sons,1991を参照することができる。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−C(=O)−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と下記式(II):
4−N=C=O (II)
[式中、R4は前述の通り定義される]のイソシアネートとの反応により製造してよい。反応は好都合にはジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なってよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−C(=O)−である式(I)の化合物はまた、下記式(III):
4−NH2 (III)
[式中、R4は前述の通り定義される]の化合物をトリホスゲンと、ジクロロメタン中、約−70℃の温度で反応させ、その後、反応混合物をR2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物で処理することにより製造してもよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−C(=O)−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、下記式(IV):
4−C(=O)−N3 (IV)
[式中、R4は前述の通り定義される]の酸アジドとの反応をトルエンのような不活性溶媒中、約120℃の温度で行なうことにより製造してもよい。この操作法はR1がR4−NH−C(=O)−であり、R4がヘテロアリールである式(I)の化合物の製造のために特に適している。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−C(=S)−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、下記式(V):
4−N=C=S (V)
[式中、R4は前述の通り定義される]のイソチオシアネートとの反応により製造してよい。反応は好都合にはジクロロメタンのような不活性溶媒、概ね室温の温度で行なってよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−C(=NCN)−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、トリメチルアルミニウムとの反応をトルエンのような不活性溶媒中、室温で行ない、その後、下記式(VI)
4−NH−C(=NCN)−OPh (VI)
[式中、R4は前述の通り定義される]の化合物との反応を概ね室温〜約50℃の温度で行なうことにより製造してよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−C(=O)−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、下記式(VII):
4−C(=O)-X1 (VII)
[式中、R4は前述の通り定義され、X1はヒドロキシ基またはハロゲン、好ましくは塩素原子である]の化合物と、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物との反応により製造してよい。X1がヒドロキシである場合は、反応は標準的なペプチドカップリング操作法、例えば室温において、ジメチルホルムミド(またはテトラヒドロフラン)中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートおよびジイソプロピルエチルアミン(またはトリエチルアミン)の存在下のカップリングにより実施してよい。X1がハロゲン原子である場合は、アシル化反応はトリエチルアミンのような塩基を使用しながら、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なってよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−SO2−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、下記式(VIII):
4−SO2Cl (VIII)
[式中、R4は前述の通り定義される]の化合物との反応を、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在下、アセトニトリルのような不活性溶媒中、概ね室温〜約60℃の温度で行なうことにより製造してよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−NH−SO2−である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物と、下記式(IX):
4−NHSO2Cl (IX)
[式中、R4は前述の通り定義される]のスルファモイルフロリドとの反応を、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在下、アセトニトリルのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なうことにより製造してよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(
I)の化合物を、式R4−Xの化合物、ただしX2はハロゲン、好ましくは臭素または塩素原子であるものでアルキル化することにより製造してよい。アルキル化は好都合にはアルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸カリウム)またはアルカリ金属炭酸水素塩(例えば重炭酸ナトリウム)のような塩基の存在下、アルコール(例えばイソプロパノール)および水の混合物のような不活性溶媒中、概ね室温〜約80℃の温度で行なってよい。この反応はR4がベンゾオキサゾール−2−イルおよびベンゾチアゾール−2−イルである化合物の製造に特に適している。R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物のX2がハロゲンである式R4−Xの化合物によるアルキル化はまた、アルカリ金属水素化物(例えば水素化ナトリウム)の存在下、ジメチルホルムミドのような不活性溶媒中、概ね室温〜約100℃の温度で行なってもよい。
2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1が水素である式(I)の化合物は、R2、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)である式(I)の化合物とトリフルオロ酢酸との反応を、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なうことにより製造してよい。
3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2がクロロである式(I)の化合物は、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4−O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2が水素である式(I)の化合物とN−クロロスクシンイミドとの反応を、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なうことにより製造してよい。
3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2がクロロである式(I)の化合物はまた、下記式(X):
Figure 0004456365
[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と過酸化水素を水酸化ナトリウムの存在下メタノール中、約55℃の温度で反応させることにより製造してよい。
3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2が水素である式(I)の化合物はまた、下記式(XI):
Figure 0004456365
[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と過酸化水素を反応させる
ことにより同様に製造してよい。
3、Z、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR1がR4O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2がシアノである式(I)の化合物はまた、下記式(XII):
Figure 0004456365

[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と過酸化水素を水酸化ナトリウムの存在下に反応させることにより同様に製造してよい。
1、R2、R3、nおよびmが前述の通り定義され、そしてZがOである式(I)の化合物は、下記式(XIII):
Figure 0004456365
[式中、R1、R2、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と、塩化アンモニウムとの反応を、トリエチルアミン、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドおよび1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物の存在下に行なうことにより製造してよい。反応は好都合にはジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、約80℃の温度で行なう。
式I(f)で表されるR1がR4O−C(=O)−(式中、R4はt−ブチルである)でありR2がシアノであり、R3がアルキル、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ZがOであり、そしてnおよびmは共に1である式(I)の化合物は、スキーム1に示すとおり製造してよい。
Figure 0004456365
例えば、二塩酸ピペラジン−2−カルボン酸(XIV)を工程1において、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在下、式R3−C(=O)−O−C(=O)−R3(式中R3はアルキル、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである)の酸無水物で処理し、その後、クロロフマロニトリルと反応させる。次に得られたピロロ[1,2−a]ピラジン(XV)を工程2において、メタノール中炭酸カリウムで処理し、その後、ジメチルホルムミド中ジ−t−ブチルカーボネートと反応させる。次に式(XVI)の得られた化合物を工程3において前述の通り水酸化ナトリウムの存在下過酸化水素で処理する。この操作法はR3がトリフルオロメチルである式(If)の化合物の製造に特に適している。
本発明の化合物はまた本発明の他の化合物の相互変換により製造してもよい。
即ち、例えば、R1がカルボキシ基を含む式(I)の化合物は相当するエステルの加水分解により製造してよい。加水分解は好都合には、周囲温度〜約灌流温度の温度でジオキサン、テトラヒドロフランまたはメタノールのような有機溶媒を用いながら、水性/有機性溶媒混合物の存在下、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、またはアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸カリウムのような塩基を用いながら、アルカリ加水分解を行なうことにより実施してよい。エステルの加水分解はまた約50℃〜約80℃の温度で、ジオキサンまたはテトラヒドロフランのような有機溶媒を用いて、水性/不活性有機溶媒混合物の存在下、塩酸のような無機酸を用いた酸加水分解により行なってもよい。
1がカルボキシ基を含む式(I)の別の例の化合物は、標準的な反応条件を用いた相当するt−ブチルエステルのt−ブチル基の酸触媒除去、例えば、概ね室温におけるトリフルオロ酢酸との反応により、製造してよい。
1がカルボキシ基を含む式(I)の別の例の化合物は、相当するベンジルエステルの水素化により製造してよい。反応はギ酸アンモニウムおよび炭素のような不活性担体に担持された適当な金属触媒、例えばパラジウムの存在下、好ましくはメタノールまたはエタノールのような溶媒中、概ね灌流温度で行なってよい。或いは、反応は場合により炭素の
ような不活性担体に担持された適当な金属触媒、例えば白金またはパラジウムの存在下、好ましくはメタノールまたはエタノールのような溶媒中で行なってよい。
相互変換工程の別の例として、ZがSである式(I)の化合物は、ZがOである式(I)の相当する化合物と、4−メトキシフェニルチオノホスフィンスルフィド2量体との反応を、トルエンのような不活性溶媒中、約80℃の温度で行なうことにより製造してよい。
相互変換工程の別の例として、R1がヒドロキシで置換されたアリールまたはヘテロアリール基を含む式(I)の化合物は、R1がメトキシで置換されたアリールまたはヘテロアリール基を含む式(I)の相当する化合物と、三臭化ホウ素のようなルイス酸との反応を、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、約−70℃〜概ね室温の温度で行なうことにより製造してよい。
相互変換工程の別の例として、R1が−C(=O)NY34基を含む式(I)の化合物は、R1がカルボキシ基を含む式(I)の化合物と、下記式(XVII):
34NH (XVII)
[式中、Y3およびY4は前述の通り定義される]の化合物との反応により製造してよい。反応は好都合には塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドおよび1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下、ジメチルホルムミドのような不活性溶媒中、概ね室温〜約60℃の温度で行なう。或いは、カップリング反応は、室温で、ジメチルホルムミド(またはテトラヒドロフラン)中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートおよびジイソプロピルエチルアミン(またはトリエチルアミン)の存在下に行なってよい。
本発明の化合物は不斉中心を有する場合がある。そのような不斉中心は相互に独立してR配置またはS配置であることができる。当業者の知るとおり、本発明の特定の化合物は幾何異性も示す。本発明は上記した式(I)の化合物の個々の幾何異性体および立体異性体およびその混合物、例えばラセミ混合物を包含するものとする。このような異性体はその混合物から、知られた方法、例えば、クロマトグラフィー法および再結晶法を適用または適合させることにより分離してよく、或いは、その中間体の適切な異性体から個別に製造してよい。
本発明の更に別の特徴によれば、本発明の化合物の酸付加塩は知られた方法を適用または適合させることにより、適切な酸に遊離塩基を反応させて製造してよい。例えば、本発明の化合物の酸付加塩は、適切な酸を含有する水または水性アルコール溶液、または他の適当な溶媒中に遊離塩基を溶解し、溶液を蒸発させることにより塩を単離するか、または、有機溶媒中で遊離の塩基と酸を反応させ、その場合は塩を直接分離するかまたは溶液の濃縮により得ることにより、製造してよい。
本発明の化合物の酸負荷塩は知られた方法を適用または適合させることにより塩から再生することができる。例えば、本発明の親化合物は、アルカリ、例えば重炭酸ナトリウム水溶液またはアンモニア水で処理することによりその酸付加塩から再生することができる。
本発明の化合物は知られた方法を適用または適合させることにより、その塩基付加塩から再生することができる。例えば、本発明の親化合物は、酸、例えば塩酸で処理することによりその塩基付加塩から再生することができる。
本発明の化合物は溶媒和物(例えば水和物)として本発明の方法の間に好都合に製造ま
たは形成してよい。本発明の化合物の水和物は好都合には、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはメタノールのような有機溶媒を用いて、水性/有機性の溶媒混合物から再結晶することにより製造される。
本発明の更に別の特徴によれば、本発明の化合物の塩基付加塩は知られた方法を適用または適合させることにより、適切な塩基に遊離の酸を反応させることにより製造してよい。例えば、本発明の化合物の塩基付加塩は、適切な塩基を含有する水または水性アルコール溶液、または他の適当な溶媒中に遊離の酸を溶解し、溶液を蒸発させることにより塩を単離するか、または、有機溶媒中で遊離の酸と塩基を反応させ、その場合は塩を直接分離するかまたは溶液の濃縮により得ることにより、製造してよい。
出発物質および中間体は知られた方法、例えば参考実施例に記載した方法またはその自明の化学的等価法を適用または適合させることにより製造してよい。
3、nおよびmが前述の通り定義される式(X)の中間体は、下記方法:
(i)下記式(1):
Figure 0004456365
[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義され、R13は低級アルキルである]の化合物と、水酸化ナトリウムとの、エタノール中、室温での反応;次いで、
(ii)得られた下記式(2):
Figure 0004456365
[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義される]のナトリウム塩のp−トルエンスルホニルクロリドによる処理、次いで、概ね室温におけるジクロロメタンのような不活性溶媒中のトリエチルアミン存在下の2,3−ジクロロアクリロニトリルとの反応、
により製造してよい。
3、nおよびmが前述の通り定義される式(XI)の中間体は、R3、nおよびmが前述の通り定義される式(2)のナトリウム塩とp−トルエンスルホニルクロリドとの反応、次いで、トリエチルアミン存在下の2−クロロアクリロニトリルとの反応により、同様に製造してよい。
3、nおよびmが前述の通り定義される式(XII)の中間体は、R3、nおよびmが前述の通り定義される式(2)のナトリウム塩とp−トルエンスルホニルクロリドとの反応、次いで、トリエチルアミン存在下のクロロフマロニトリルとの反応により、同様に製造してよい。
nおよびmが前述の通り定義され、R3がアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、R13が低級アルキルである式(1)の化合物は、下記式(3):
Figure 0004456365
[式中、nおよびmは前述の通り定義され、R13は低級アルキルである]の化合物と、下記式(4):
3−C(=O)−X2 (4)
[式中、R3はアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、X2はヒドロキシ基または−O−C(=O)−R3基またはハロゲン、好ましくは塩素原子である]の化合物との反応により製造してよい。X2がヒドロキシ基である場合は、反応は、標準的なペプチドカップリング法、例えば、室温でジクロロメタンのような不活性溶媒中、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドおよび4−ジメチルアミノピリジンの存在下のカップリングを用いて行なってよい。X2がハロゲン原子である場合は、アシル化反応は概ね室温の温度でジクロロメタンのような不活性溶媒中、トリエチルアミンのような塩基を用いて行なってよい。
13、nおよびmが前述の通り定義される式(5)の化合物は、下記式(5):
Figure 0004456365
[式中、R13、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と、ジ−t−ブチルジカーボネートとの反応を、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在下、ジメチルホルムミドのような不活性溶媒中、概ね室温で行なうことにより製造してよい。R13がエチルであり、nおよびmは共に1である式(3)の化合物は、国際特許出願WO 96/31478の94頁工程Bに記載の通り製造してよい。
nおよびmが前述の通り定義され、R3が水素であり、R13が低級アルキルである式(1)の化合物は、R13、nおよびmが前述の通り定義される式(3)の化合物と、ギ酸ペンタフルオロフェニル、次いでN,N−ジメチルエチレンジアミンとの反応により製造してよい。反応は好都合にはジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なわれる。
3、nおよびmが前述の通り定義される式(XII)の中間体は、R3、nおよびmが前述の通り定義される式(XI)の中間体および相当する7−シアノ異性体の混合物と、クロロスルホニルイソシアネートとの反応をジクロロメタンのような不活性溶媒中約0℃の温度で行なうことにより製造してよい。
3、nおよびmが前述の通り定義される式(XII)の中間体はまた、下記式(6):
Figure 0004456365
[式中、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の酸と、2−クロロ−ブタン−2−エン−ジニトリルとの反応を、トリエチルアミンおよび無水酢酸の存在下、トルエンのような不活性溶媒中、約60℃の温度で行なうことにより製造してよい。
nおよびmが前述の通り定義され、R3がアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルである式(6)の酸は、下記式(7):
Figure 0004456365
の化合物と、R3がアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、X2がハロゲン、好ましくは塩素原子である式(4)の化合物との反応により製造してよい。アシル化反応は、トリエチルアミンのような塩基を使用しながら、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なってよい。
1、R3、nおよびmが前述の通り定義され、そしてR2がシアノである式(XIII)の中間体は、下記式(8):
Figure 0004456365
[式中、R1、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と、一酸化炭素との反応を、触媒、例えばビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、トリフェニルホスフィンおよびポリ(エチレングリコール)(平均分子量約4600、850g)の存在下に行なうことにより製造してよい。カップリング反応は好都合には約80℃の温度で4−メチルアニソールのような不活性溶媒中で行なう。
1、R3、nおよびmが前述の通り定義される式(8)の化合物は、下記式(9):
Figure 0004456365
[式中、R1、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と、N−ヨードスクシ
ンイミドとの反応を、ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で行なうことにより製造してよい。
1、R3、Z、nおよびmが前述の通り定義される式(9)の化合物は、(相当する8−シアノ異性体を用いながら)、下記式(10):
Figure 0004456365
[式中、R1、R3、nおよびmは前述の通り定義される]の化合物と、水酸化ナトリウムとの反応を、エタノール中、室温で行ない、次に、得られた酸を、p−トルエンスルホニルクロリド、その後、2−クロロアクリロニトリル、次にトリエチルアミンで、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、概ね室温の温度で処理することにより製造してよい。この反応はR1tBuO−C(=O)−である式(9)の化合物の製造に特に適している。
本発明は以下の説明のための実施例および参考実施例によりさらに例示するがこれにより限定されない。
[実施例1]
(a)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(7mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(70mg、参考実施例1)の攪拌懸濁液を乾燥トリエチルアミン(70μL)、その後、乾燥ジクロロメタン(3mL)中の4−メトキシフェニルイソシアネート(55mg)の溶液で処理した。室温でさらに4時間攪拌後、反応混合物をメタノール(0.5mL)で処理し、その後蒸発させた。残存物を最初ジクロロメタンと酢酸エチルの混合物(1:1、v/v)、その後酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド](44mg)を得た。融点246〜248℃。
元素分析値(C2221ClN43・1.2H2O)
測定値:C 59.13、H 5.21、N 12.43%
計算値:C 59.18、H 5.28、N 12.55%
(b)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−p−トリルアミド
Figure 0004456365
p−トリルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−p−トリルアミドを製造した。融点244〜246℃。MS:411[MH]+、409[MH]+
(c)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フェニルアミド
Figure 0004456365
フェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フェニルアミドを製造した。融点257〜259℃。
元素分析値(C2119ClN42
測定値:C 63.50、H 4.45、N 13.79%
計算値:C 63.88、H 4.85、N 14.19%
(d)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−(トリフルオロメトキシ)フェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド]を製造した。融点244〜246℃。
元素分析値(C2218ClF343
測定値:C 55.27、H 3.86、N 11.35%
計算値:C 55.18、H 3.79、N 11.70%
(e)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点248〜250℃
元素分析値(C2118ClFN42
測定値:C 60.91、H 3.97、N 13.59%
計算値:C 61.10、H 4.39、N 13.57%
(f)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−エチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−エチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−エチルフェニル)アミド]を製造した。融点256〜258℃。
元素分析値(C2323ClN42
測定値:C 65.02、H 5.50、N 13.05%
計算値:C 65.32、H 5.48、N 13.25%
(g)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−メトキシフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド]を製造した。融点217〜219℃。
元素分析値(C2221ClN43・0.5H2O)
測定値:C 61.22、H 5.01、N 12.75%
計算値:C 60.90、H 5.11、N 12.91%
(h)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点245〜246℃。
元素分析値(C2218ClF342・H2O)
測定値:C 54.80、H 3.98、N 11.39%
計算値:C 54.95、H 4.19、N 11.65%
(i)(±)−トランス−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点219〜221℃。
元素分析値(C2423ClN42
測定値:C 65.94、H 5.12、N 12.62%
計算値:C 66.28、H 5.33、N 12.88%
(j)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド
Figure 0004456365
2−フリルイソシアネート(SingletonとEdwards,JACS,1938,60,540の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミドを製造した。融点237〜238℃。
元素分析値(C1917ClN43・0.5H2O)
測定値:C 57.70、H 4.45、N 13.87%
計算値:C 57.95、H 4.61、N 14.23%
(k)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−イソプロピルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−イソプロピルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−イソプロピルフェニル)アミド]を製造した。融点>250℃。MS:439[MH]+、437[MH]+
(l)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点199〜200℃。
元素分析値(C2118ClFN42
測定値:C 60.99、H 4.00、N 13.21%
計算値:C 61.10、H 4.39、N 13.57%
(m)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2−クロロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド]を製造した。融点223〜224℃。
元素分析値(C2118Cl242
測定値:C 58.96、H 4.13、N 12.85%
計算値:C 58.75、H 4.23、N 13.05%
(n)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド
Figure 0004456365
4−アセチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミドを製造した。融点250〜252℃。
元素分析値(C2321ClN43
測定値:C 62.92、H 5.14、N 12.55%
計算値:C 63.23、H 4.84、N 12.82%
(o)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[
1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点258〜262℃。MS:415[MH]+、413[MH]+
(p)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2,6−ジフルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点196〜198℃。MS:433[MH]+、431[MH]+
(q)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−クロロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド]を製造した。融点208〜212℃。
元素分析値(C2118Cl242
測定値:C 58.43、H 3.84、N 12.75%
計算値:C 58.75、H 4.23、N 13.05%
(r)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ベンジルアミド
Figure 0004456365
ベンジルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ベンジルアミドを製造した。融点191〜
192℃。
元素分析値(C2221ClN42
測定値:C 64.86、H 4.91、N 13.55%
計算値:C 64.62、H 5.18、N 13.70%
(s)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(3−アセチルフェニル)アミド]8−アミド
Figure 0004456365
3−アセチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(3−アセチルフェニル)アミド]8−アミドを製造した。融点215〜217℃。MS:439[MH]+、437[MH]+
(t)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミド
Figure 0004456365
シクロヘキシルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミドを製造した。融点121〜125℃。
元素分析値(C2125ClN42・0.75H2O)
測定値:C 60.72、H 6.22、N 13.13%
計算値:C 60.86、H 6.45、N 13.52%
(u)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−シアノフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,
2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点246〜248℃。MS:422[MH]+、420[MH]+
(v)3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]プロピオン酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル3−イソシアナトプロピオネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]プロピオン酸エチルエステルを製造した。融点50〜60℃。1H NMR [(CD3)2SO)]: δ 7.53-7.35 (m, 5H), 7.32-7.18 (bs, 1H), 6.82 (t, 1H), 6.79-6.69 (bs, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.01 (q, 2H), 3.72 (t, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.24 (q, 2H), 2.42 (t, 2H)および1.13 (t, 3H)。
(w)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−エチルアミド
Figure 0004456365
エチルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−エチルアミドを製造した。融点115〜120℃。MS:349[MH]+、347[MH]+
(x)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド
Figure 0004456365
m−トリルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]
ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミドを製造した。融点216〜219℃。
元素分析値(C2221ClN42
測定値:C 64.30、H 5.18、N 13.56%
計算値:C 64.62、H 5.18、N 13.70%
(y)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−イソプロピルアミド
Figure 0004456365
イソプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−イソプロピルアミドを製造した。融点214〜217℃。
元素分析値(C1821ClN42
測定値:C 59.77、H 5.94、N 15.15%
計算値:C 59.91、H 5.87、N 15.53%
(z)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジクロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3,4−ジクロロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジクロロフェニル)アミド]を製造した。融点233〜234℃。
元素分析値(C2117Cl342
測定値:C 54.58、H 3.46、N 11.83%
計算値:C 54.39、H 3.69、N 12.08%
(aa)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミド
Figure 0004456365
シクロペンチルメチルイソシアネート(参考実施例42)を使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミドを製造した。融点151〜153℃。MS:403[MH]+、401[MH]+
(ab)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フェノキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−フェノキシフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フェノキシフェニル)アミド]を製造した。融点221〜222℃。MS:489[MH]+、487[MH]+
(ac)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−クロロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]を製造した。融点234〜238℃。MS:431[MH]+、429[MH]+
(ad)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフ
ェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点237〜238℃。
元素分析値(C2217Cl2342
測定値:C 53.12、H 3.66、N 11.25%
計算値:C 53.14、H 3.45、N 11.27%
(ae)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−チオフェン−2−イルエチル)アミド]
Figure 0004456365
2−(チオフェン−2−イル)エチルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−チオフェン−2−イルエチル)アミド]を製造した。融点165〜168℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.53-7.20 (m, 7H), 6.92 (t, 1H), 6.89 (dd, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.80-6.67 (bs, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.72 (t, 2H), 3.61 (t, 2H), 3.24 (q, 2H)および2.91 (t,
2H)。
(af)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2−メトキシフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−メトキシフェニル)アミド]を製造した。融点203〜204℃。
元素分析値(C2221ClN43
測定値:C 62.50、H 5.03、N 13.13%
計算値:C 62.19、H 4.98、N 13.19%
(ag)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点256〜257℃。
元素分析値(C2317ClF642
測定値:C 51.76、H 3.07、N 10.61%
計算値:C 52.04、H 3.23、N 10.55%
(ah)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2,4−ジフルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点208〜210℃。
元素分析値(C2117ClF242
測定値:C 58.58、H 3.63、N 12.57%
計算値:C 58.54、H 3.98、N 13.00%
(ai)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,5−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2,5−ジフルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,5−ジフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点204〜205℃。MS:433[MH]+、431[MH]+
(aj)4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点260〜262℃。
元素分析値(C2423ClN44
測定値:C 61.58、H 4.74、N 11.68%
計算値:C 61.74、H 4.97、N 12.00%
(ak)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−ベンゾイルオキシフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ベンジルオキシフェニル)アミド]を製造した。融点224〜226℃。
元素分析値(C2825ClN43
測定値:C 67.55、H 5.03、N 11.15%
計算値:C 67.13、H 5.03、N 11.18%
(al)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点184〜186℃。
元素分析値(C2023ClN43・0.3H2O)
測定値:C 58.91、H 6.10、N 13.62%
計算値:C 58.84、H 5.83、N 13.72%
(am)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−メタンスルホニルフェニルイソシアネート(Rasmussen et.Al,J.Med.Chem.1978,21,1044の操作法に従って製造)を使用する以外は実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]を製造した。融点270〜272℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.32 (s, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.72 (d, 2H), 7.56-7.40 (m, 5H), 7.40-7.30 (bs, 1H), 6.92-6.76 (bs, 1H), 4.98 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.82 (t, 2H)および3.16 (s, 3H)。
(an)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ナフタレン−1−イルアミド
Figure 0004456365
1−ナフチルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ナフタレン−1−イルアミドを製造した。融点237〜238℃。
元素分析値(C2521ClN42
測定値:C 67.18、H 4.41、N 12.56%
計算値:C 67.49、H 4.76、N 12.59%
(ao)[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチルイソシアナトアセテートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステルを製造した。融点94〜97℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.56-7.39 (m, 5H), 7.38-7.27 (bs, 1H), 7.26 (t, 1H), 6.88-6.73 (bs, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.08 (q, 2H), 3.80 (t, 2H), 3.76 (d, 2H), 3.68 (t, 2H)および1.18 (t, 3H)。
(ap)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(6−メチル−2−ベンゾチアゾリル)フェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(6−メチルベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]アミド}を製造した。融点272〜273℃。MS:544[MH]+、542[MH]+
(aq)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チオフェン−2−イルアミド
Figure 0004456365
2−チエニルイソシアネート(WO 95/18143、製造例JJに記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チオフェン−2−イルアミドを製造した。融点257〜259℃。MS:403[MH]+、401[MH]+
(ar)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[4−(トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[4−(トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点249〜252℃。MS:465[MH]+、463[MH]+
(as)3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−3−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点126〜128℃
元素分析値(C2423ClN44・0.70H2O)
測定値:C 60.19、H 5.02、N 11.41%
計算値:C 60.11、H 5.13、N 11.68%
(at)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−クロロ−4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例1(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点238〜240℃。MS:449[MH]+、447[MH]+
[実施例2]
(a)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(3mL)中のトリホスゲン(40mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(3mL)中の3−アミノピリジン(34mg)およびトリエチルアミン(25μL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。得られた反応混合物を−70℃でさらに45分間攪拌し、その後温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(3mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)およびトリエチルアミン(72μL)の溶液で滴下処理した。得られた反応混合物を2時間かけて室温に戻し、その後水で処理した。有機相を分離し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、その後蒸発させた。得られた残存物をメタノールとジクロロメタンの混合物(1:19、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド(45mg)を得た。融点261〜263℃。
元素分析値(C2018ClN52
測定値:C 60.39、H 4.58、N 17.32%
計算値:C 60.69、H 4.58、N 17.69%
(b)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジ
ン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4,6−トリフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2,4,6−トリフルオロアニリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4,6−トリフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点225〜226℃。MS:451[MH]+、449[MH]+
(c)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3,4−ジフルオロアニリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点255〜257℃。
元素分析値(C2117ClF242
測定値:C 58.57、H 3.78、N 12.76%
計算値:C 58.54、H 3.98、N 13.00%
(d)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド
Figure 0004456365
4−アミノピリジンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミドを製造した。融点145〜150℃。MS:398[MH]+、396[MH]+
(e)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,3,4−トリフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
2,3,4−トリフルオロアニリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,3,4−トリフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点235〜236℃。
元素分析値(C2116ClF342
測定値:C 56.25、H 3.26、N 12.17%
計算値:C 56.20、H 3.59、N 12.48%
(f)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点241〜243℃。
元素分析値(C2218ClN52・1.6H2O)
測定値:C 58.78、H 4.70、N 15.82%
計算値:C 58.89、H 4.76、N 15.60%
(g)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
Figure 0004456365
シクロペンチルアミンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラ
ジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミドを製造した。融点207〜209℃。
元素分析値(C2023ClN42・0.5H2O)
測定値:C 60.80、H 5.99、N 13.89%
計算値:C 60.68、H 6.11、N 14.15%
(h)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チアゾール−2−イルアミド
Figure 0004456365
2−アミノチアゾールを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−チアゾール−2−イルアミドを製造した。融点188〜190℃。MS:404[MH]+、402[MH]+
(i)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−モルホリン−4−イルメチルフェニルアミン(参考実施例47)を使用し、0℃で反応を行い、反応混合物を0.5M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]を製造した。融点208〜210℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.81 (s, 1H), 7.55-7.37 (m, 7H), 7.36-7.28 (bs, 1H), 7.17 (d, 2H), 6.90-6.75 (bs, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (t, 2H), 3.56 (t, 4H), 3.37 (s, 2H)および2.40-2.24 (brs, 4H)。
(j)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−モルホリン−4−イルメチルフェニルアミン(参考実施例52)を使用し、反応混合物を0.5M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]を製造した。融点126〜128℃。
元素分析値(C2628ClN53・0.5H2O)
測定値:C 62.11、H 5.58、N 13.81%
計算値:C 62.08、H 5.81、N 13.92%
(k)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−モルホリノアニリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)アミド]を製造した。融点248〜250℃。
元素分析値(C2526ClN53・H2
測定値:C 60.10、H 5.45、N 13.95%
計算値:C 60.30、H 5.67、N 14.06%
(l)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノベンゾイル)−4−メチルピペラジン(参考実施例48)を使用し、
反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチングする以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点218〜220℃。
元素分析値(C2729ClN63・1.5H2O)
測定値:C 59.28、H 5.58、N 14.98%
計算値:C 59.17、H 5.89、N 15.33%
(m)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(3−アミノベンゾイル)−4−メチルピペラジン(参考実施例52c)を使用し、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチングする以外は、上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点250〜252℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.96 (s, 1H), 7.56-7.39 (m, 7H), 7.38-7.28 (bsおよびtの重複, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.89-6.77 (bs, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.88 (t, 2H), 3.80 (t, 2H), 3.69-3.25 (2bsの重複, 4H)および2.44-2.15 (2bsおよびsの重複, 7H)。
(n)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノベンゾイル)−4−メチル−[1,4]ジアゼパン(参考実施例52d)を使用し、反応を0℃で行い、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチングする以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点145〜155℃。MS:535[MH]+、537[MH]+
(o)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(3−アミノベンゾイル)−4−メチル−[1,4]ジアゼパン(参考実施例52e)を使用し、反応を0℃で行い、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチングする以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点145〜150℃。
元素分析値(C2831ClN63・0.2H2O)
測定値:C 62.36、H 6.00、N 15.22%
計算値:C 62.44、H 5.88、N 15.60%
(p)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミン(参考実施例52g)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド}を製造した。融点194℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.84 (s, 1H), 7.55-7.41 (m, 7H), 7.39-7.27 (bs, 1H), 7.20 (t, 2H), 7.00 (dd, 2H), 6.93 (d, 2H), 6.89-6.77 (bs, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.87 (t, 2H)および3.80 (t, 2H)。
(q)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]−アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピルピペラジン(参考実施例52h)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]−アミド}を製造した。融点206〜207℃。MS:551[MH]+、449[MH]+
(r)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン(参考実施例52i)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点136〜138℃。MS:565[MH]+、563[MH]+
(s)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−フェニルアミン(Wyatt et.Al,J.Med.Chem.1995 38,1657の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]アミド}を製造した。融点143〜145℃。MS:498[MH]+、496[MH]+
(t)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点241〜243℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.54-7.40 (m, 5H), 7.35-7.23 (bs, 1H),
7.22-7.08 (m, 4H), 6.94 (d, 1H), 6.86-6.70 (bs, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.50-4.37 (m, 1H), 3.78 (t, 2H), 3.65 (t, 2H), 3.13 (dd, 2H)および2.84 (dd, 2H)。
(u)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
6−アミノキノリンを使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミドを製造した。融点236〜238℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.20 (s, 1H), 8.74 (dd, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.85 (dd, 1H), 7.56-7.27 (mおよびbsの重複, 7H), 6.93-6.76 (bs, 1H), 5.01 (s, 2H), 3.92 (t, 2H)および3.87 (t, 2H)。
(v)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド}
Figure 0004456365
(4−アミノ−ピペリジン−1−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例59)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド}を製造した。融点135〜138℃(分解)。MS:539[MNa]+、537[MNa]+
(w)4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
Figure 0004456365
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例60)を使用する以外は上記実施例2(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステルを製造した。融点166〜167℃。MS:512[MNa]+、510[MNa]+
[実施例3]
7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(3mL)中の7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(36mg、参考実施例1a)の攪拌懸濁液を乾燥トリエチルアミン(40μL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(14mg)の溶液で処理した。室温でさらに4時間攪拌後、反応混合物をメタノール(0.5mL)で処理し、その後溶媒を減圧下に除去した。残存物をジエチルエーテルおよびメタノールで磨砕し、白色固体として7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](23mg)を得た。融点266〜267℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.87 (s, 1H), 7.44 (dd, 2H), 7.30-7.16 (bs, 1H), 7.09 (t, 2H), 6.79-6.68 (bs, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.00 (t, 2H), 3.93 (dd, 2H), 3.84 (t, 2H), 3.39 (t, 2H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.19-2.05 (m, 2H)および1.56 (d, 2H)。
[実施例4]
(a)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(11mL)中の7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(110mg、参考実施例1b)の攪拌懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.89mL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−メタンスルホニルフェニルイソシアネート(43mg、Rasmussen et.Al,J.Med.Chem.1978,21,1044の操作法に従って製造)の溶液で処理した。室温でさらに1時間攪拌後、反応混合物をその後濾過した。収集した固体をジクロロメタンで洗浄し、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]を得た。融点268〜270℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.30 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.60 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.76 (d, 2H), 7.68 (d, 2H), 7.50 (dd, 1H), 7.42-7.28 (bs, 1H), 6.92-6.74 (bs, 1H), 4.96 (s, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.80 (t, 2H)および3.12 (s, 3H)。
(b)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]を製造する。融点253〜255℃。
元素分析値(C2017ClFN52
測定値:C 57.90、H 3.85、N 16.90%
計算値:C 58.05、H 4.14、N 16.92%
(c)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点253〜255℃。
元素分析値(C1922ClN53
測定値:C 56.04、H 5.54、N 16.98%
計算値:C 56.51、H 5.49、N 17.34%
(d)4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点252〜256℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.23 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.63 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.87 (d, 2H), 7.62 (d, 2H), 7.54 (dd, 1H), 7.44-7.31 (bs, 1H), 6.93-6.79 (bs, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.27 (q, 2H), 3.93 (t, 2H), 3.84 (t, 2H)および1.31 (t, 3H)。
(e)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−シアノフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−
ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点242〜246℃。
元素分析値(C2117ClN62・1.1H2O)
測定値:C 57.34、H 4.21、N 18.70%
計算値:C 57.24、H 4.39、N 19.07%
(f)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点207〜209℃。MS:466[MH]+、464[MH]+
(g)7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例4(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点273〜274℃。MS:466[MH]+、464[MH]+
[実施例5]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中のトリホスゲン(90mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(10mL)中の4−シアノアニリン(107mg)およびトリエチルアミン(0.14mL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに3時間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、反応混合物を乾燥ジクロロメタン(20mL)中の7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(355mg、参考実施例1b)およびトリエチルアミン(0.28mL)の懸濁液で処理した。反応混合物をその後室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、収集した固体を水およびジエチルエーテルで洗浄し、白色固体(103mg)として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を得た。融点271〜274℃。
元素分析値(C2117ClN62・0.25H2O)
測定値:C 59.24、H 4.04、N 19.60%
計算値:C 59.30、H 4.15、N 19.76%
[実施例6]
7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−クロロ−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(87mg、参考実施例1c)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.10mL)で処理した。室温でさらに10分間攪拌後、反応混合物を乾燥ジクロロメタン(1mL)中の3−フルオロフェニルイソシアネート(34mg)の溶液で処理し、さらに2時間攪拌を続けた。反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタンで洗浄し、その後水で磨砕し、水で洗浄し、白色固体として7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]を得た。融点229〜231℃。
元素分析値(C1616ClFN42・H2O)
測定値:C 52.09、H 4.41、N 14.96%
計算値:C 52.11、H 4.92、N 15.19%
[実施例7]
(a)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(15mL)中の7−シアノ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(217mg、参考実施例17)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.24mL)で処理した。室温でさらに10分間攪拌後、反応混合物を乾燥ジクロロメタン(2mL)中の3−フルオロフェニルイソシアネート(78mg)の溶液で処理し、さらに2時間攪拌を続けた。反応混合物を蒸発させ、その後残存物を水で処理した。不溶性の物質を収集し、ジエチルエーテルおよび酢酸エチルで洗浄し、その後工業用メチルアルコールから再結晶化させ、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド](180mg)を得た。融点219〜220℃。
元素分析値(C2218FN52・0.25MeOH)
測定値:C 64.86、H 4.32、N 17.07、F 4.61%
計算値:C 64.94、H 4.66、N 17.01、F 4.62%
(b)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−メトキシフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド]を製造した。融点229〜231℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.66 (s, 1H), 7.62-7.50 (m, 5H), 7.50-7.40 (bs, 1H), 7.34 (d, 2H), 7.10-6.92 (bs, 1H), 6.84 (d, 2H), 4.94 (s, 2H), 4.00 (t, 2H), 3.80 (t, 2H)および3.71 (s, 3H)。
(c)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点222〜223℃。
元素分析値(C2218FN52
測定値:C 65.10、H 4.46、N 17.38%
計算値:C 65.50、H 4.50、N 17.36%
(d)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点265〜267℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.21 (s. 1H), 7.87 (d, 2H), 7.70-7.37 (m, 8H), 7.17-6.95 (bs, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.27 (q, 2H), 4.04 (t, 2H), 3.85 (t, 2H) および 1.31 (t, 3H)
(e)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−メタンスルホニル−フェニルイソシアネート(Rasmussen et.Al,J.Med.Chem.1978,21,1044の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]を製造した。融点260〜262℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.31 (s,
1H), 7.81 (d, 2H), 7.72 (d, 2H), 7.62-7.50 (m, 5H), 7.42-7.50 (bs, 1H), 7.15-6.96 (bs, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.05 (t, 2H), 3.84 (t, 2H)および3.14 (s, 3H)。
(f)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(国際特許出願番号WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点219〜221℃。
元素分析値(C212353・0.5H2O)
測定値:C 62.40、H 6.12、N17.41%
計算値:C 62.67、H 6.01、N17.40%
(g)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−t−ブチルアミド
Figure 0004456365
t−ブチルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−t−ブチルアミドを製造した。融点204〜206℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.56-7.42 (m, 5H), 7.42-7.26 (bs, 1H), 7.06-6.86 (bs, 1H), 6.06 (s, 1H), 4.72 (s, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.60 (t, 2H)および1.24 (s, 9H)。
(h)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−シアノフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点253〜255℃。
元素分析値(C231862・0.3H2O)
測定値:C 66.57、H 4.60、N19.96%
計算値:C 66.43、H 4.51、N20.21%
(i)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点254〜256℃。1H NMR [(CD3)2SO]:
δ 9.21 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.67-7.34 (m, 8H), 7.19-6.98 (bs, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.04 (t, 2H)および3.84 (t, 2H)。
(j)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点216〜218℃。1H NMR [(CD3)2SO]:
δ 9.16 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.62-7.37 (m, 7H), 7.31 (d, 1H), 7.23-6.95 (bs, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.04 (t, 2H)および3.84 (t, 2H)。
(k)(±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例7(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン
酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点168〜170℃。MS:448[MNa]+
[実施例8]
(a)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(4mL)中のトリホスゲン(60mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(4mL)中の3−アミノピリジン(51mg)およびトリエチルアミン(38μL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに1時間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、反応混合物を乾燥ジクロロメタン(4mL)中の7−シアノ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(147mg、参考実施例17)およびトリエチルアミン(0.11mL)の懸濁液で少しずつ処理した。反応混合物を3時間かけて室温に戻し、その後1夜放置した。反応混合物をメタノール(3mL)で処理し、蒸発させた。残存物をメタノールとジクロロメタンの混合物(1:19、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付した。得られたワックス状の固体をメタノール水溶液から再結晶化させ、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド(72mg)を得た。融点264〜266℃。
元素分析値(C211862・1.7H2O)
測定値:C 60.70、H 5.15、N20.19%
計算値:C 60.48、H 5.17、N20.15%
(b)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロプロピルアミド
Figure 0004456365
シクロプロピルアミンを使用し、0℃で反応を行う以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロプロピルアミドを製造した。融点144〜146℃。
元素分析値(C191952・1.3H2O)
測定値:C 61.00、H 5.90、N18.48%
計算値:C 61.21、H 5.84、N18.78%
(c)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
Figure 0004456365
シクロペンチルアミンを使用し、反応を0℃で行う以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミドを製造した。融点158〜160℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.55-7.45 (m, 5H), 7.45-7.28
(bs, 1H), 7.10-6.80 (bs, 1H), 6.53 (d, 1H), 4.79 (s, 2H), 3.99-3.87 (m, 3H), 3.66 (t, 2H), 1.87-1.75 (m, 2H), 1.71-1.58 (m, 2H)および1.54-1.35 (m, 4H)。
(d)(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−エキソ−ビシクロ[2.2.1.]ヘプタン−2−イルアミド
Figure 0004456365
(±)−エキソ−2−アミノノルボルナンを使用し、反応を0℃で行う以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−エキソ−ビシクロ[2.2.1.]ヘプタン−2−イルアミドを製造した。融点158〜160℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.55-7.45 (m, 5H), 7.30-7.43 (bs, 1H), 7.00-6.90 (bs, 1H), 6.30 (d, 1H), 4.74 (q, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.64-3.58 (m, 2H), 3.43-3.36 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 2.05 (m, 1H)および1.55-0.97 (m, 8H)。
(e)(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド−2−エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアミド
Figure 0004456365
(±)−エンド−2−アミノ−ノルボルナンを使用し、反応を0℃で行う以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として(±)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド−2−エンド−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアミドを製造した。融点191〜192℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.56-7.43 (m, 5H), 7.43-7.27 (bs, 1H), 7.05-6.86 (bs, 1H), 6.45 (d, 1H), 4.76 (s, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.79 (m, 1H), 3.64 (t, 2H), 2.23 (m, 1H), 2.08 (m, 1H)および1.83-1.73 (m, 1H), 1.59-1.50 (m, 1H), 1.46-1.15 (m, 5H)および0.99-0.91 (m, 1H)。
(f)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−モルホリン−4−イルメチル−フェニルアミン(参考実施例47)を使用し、反応を0℃で行い、反応混合物を0.5M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]を製造した。融点145〜160℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.78 (s, 1H), 7.62-7.30 (m, 8H), 7.23-7.10 (bd, 2H), 7.09-6.94 (bs, 1H), 4.92 (s, 2H), 3.98 (t, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.61-3.52 (bs, 4H), 3.34 (s, 2H)および2.39-2.18 (bs, 4H)。
(g)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニルアミン(参考実施例50)を使用し、反応を0℃で行い、0.5M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド}を製造した。融点>200℃(分解)。MS:498[MH]+
(h)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニルアミン(参考実施例52a)を使用し、反応を0℃で行い、反応混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}を製造した。融点169〜171℃。MS:515[MH]+
(i)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−イル−アセチル)−フェニル]−アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノフェニル)−2−モルホリン−4−イルエタノン(参考実施例52f)を使用し、反応を0℃で行い、反応混合物を0.5M炭酸ナトリウム水溶液でクエンチングしてpH9とする以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、黄色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−イル−アセチル)−フェニル]−アミド}を製造した。融点、軟化温度150〜170℃。
元素分析値(C282864・0.7H2O)
測定値:C 63.80、H 5.89、N 16.30%
計算値:C 64.04、H 5.64、N 16.00%
(j)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した
。融点168〜170℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.31 (s, 1H), 7.72 (d, 2H), 7.68 (d, 2H), 7.62-7.41 (m, 6H), 7.18-6.96 (bs, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.04 (t, 2H)および3.84 (t, 2H)。
(k)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド
Figure 0004456365
4−アミノピリジンを使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミドを製造した。融点245〜247℃。MS:387[MH]+
(l)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点273〜275℃。
元素分析値(C252354・0.5H2O)
測定値:C 69.34、H 5.36、N 16.29%
計算値:C 69.11、H 5.57、N 16.12%
(m)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
6−アミノキノリンを使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミドを製造した。融点2
69〜270℃。MS:437[MH]+
(n)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−クロロアニリンを使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]を製造した。融点252〜254℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.95 (s, 1H), 7.62-7.39 (m, 8H), 7.31 (d, 2H), 7.17-6.96 (bs, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.01 (t, 2H)および3.81 (t, 2H)。
(o)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド}
Figure 0004456365
(4−アミノ−ピペリジン−1−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例59)を使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[1−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−4−イル]アミド}を製造した。融点170℃(分解)。MS:528[MNa]+
(p)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
Figure 0004456365
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸(
参考実施例60)を使用する以外は上記実施例8(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステルを製造した。融点172〜174℃。MS:479[MH]+
[実施例9]
(a)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(15mL)中の7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[200mg、実施例44(b)]の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.24mL)、その後乾燥ジクロロメタン(2mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(80mg)の溶液で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物を1夜放置し、その後蒸発させた。残存物をジクロロメタンとメタノールの混合物(9:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](130mg)を得た。融点232〜234℃。
元素分析値(C1918FN52
測定値:C 61.85、H 4.61、N 18.87%
計算値:C 62.11、H 4.94、N 19.07%
(b)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(国際特許出願番号WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点151〜153℃。MS:358[MH]+
(c)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点262〜264℃。
元素分析値(C222354
測定値:C 62.91、H 5.90、N 16.75%
計算値:C 62.70、H 5.50、N 16.62%
(d)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−クロロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−クロロフェニル)アミド]を製造した。融点254〜257℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.97 (s, 1H), 7.49 (d, 2H), 7.40-7.20 (dおよびbsの重複, 3H), 6.90-6.72 (bs, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 1.93-1.84 (m, 1H), 1.03-0.96 (m, 2H)および0.88-0.78 (m, 2H)。
(e)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−メタンスルホニルフェニルイソシアネート(Rasmussen et.Al.J.Med.Chem.1978,21,1044の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]を製造した。融点272〜274℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.33 (s, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.70 (d, 2H), 7.45-7.15 (bs, 1H), 7.02-6.71 (bs, 1H), 4.86 (s, 2H), 4.10 (t, 2H), 3.92 (t, 2H), 3.15 (s, 3H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.05-0.92 (m, 2H)および0.91-0.77 (m, 2H)。
(f)(±)−トランス−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点136〜138℃。MS:390[MH]+
(g)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−クロロ−4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点210〜211℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.03 (s, 1H), 7.72 (dd, 1H), 7.44-7.37 (m, 1H), 7.36-7.16 (bsおよびtの重複, 2H), 6.99-6.70 (bs, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.09 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 1.93-1.84 (m, 1H), 1.05-0.93 (m, 2H)および0.91-0.79 (m, 2H)。
(h)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ト
リフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点247〜248℃。
元素分析値(C2018352
測定値:C 57.98、H 4.17、N 16.96%
計算値:C 57.55、H 4.35、N 16.78%
(i)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点244〜246℃。
元素分析値(C2018352
測定値:C 57.46、H 4.44、N 16.76%
計算値:C 57.55、H 4.35、N 16.78%
(j)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミド
Figure 0004456365
シクロヘキシルイソシアネートを使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロヘキシルアミドを製造した。融点215〜217℃。MS:356[MH]+
(k)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド]
Figure 0004456365
トルエン中の2−イソシアノト−5−メチルチオフェン0.3M溶液(参考実施例57)を使用する以外は上記実施例9(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド]を製造した。融点238〜244℃(分解)。MS:392[MNa]+
[実施例10]
(a)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(10mL)中のトリホスゲン(59mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に0℃で、温度を5℃未満に保持しながら、ジクロロメタン(12mL)中の1−(4−アミノベンゾイル)−4−メチルピペラジン(121mg、参考実施例48)およびトリエチルアミン(0.29mL)の溶液で5分間かけて滴下処理した。0℃でさらに5分間攪拌後、温度を5℃未満に保持しながら、混合物を7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[172mg、実施例44(b)]で少しずつ処理した。得られた反応混合物を3時間かけて室温に戻し、その後1夜放置した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)で処理し、その後層を分離し、水層をさらにジクロロメタン(25mL)で2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物をジクロロメタン、その後メタノールとジクロロメタンの混合物(1:19、v/v)、そしてその後メタノールとジクロロメタンの混合物(1:9、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}(170mg)を得た。融点150〜156℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.05 (s, 1H), 7.51 (d, 2H), 7.39-7.23 (dおよびbsの重複, 3H), 6.92-6.72 (bs, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.10 (t, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.64-3.28 (bs, 4H), 2.38-2.20 (bs, 4H), 2.19 (s, 3H), 1.92-1.85 (m, 1H), 1.03-0.97 (m, 2H)および0.88-0.82 (m, 2H)。
(b)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−モルホリン−4−イルメチルフェニルアミン(参考実施例47)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]を製造した。融点1
95〜197℃。
元素分析値(C242863・0.4H2O)
測定値:C 63.54、H 6.32、N 18.20%
計算値:C 63.25、H 6.37、N 18.44%
(c)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニルアミン(参考実施例50)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]アミド}を製造した。融点>200℃(分解)。MS:462[MH]+
(d)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニルアミン(参考実施例52a)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}を製造した。融点186〜187℃。
元素分析値(C253064・0.5H2O)
測定値:C 61.80、H 6.25、N 17.20%
計算値:C 61.59、H 6.41、N 17.24%
(e)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
(4−アミノフェニル)モルホリン−4−イルメタノン(参考実施例52b)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド}を製造した。融点230〜232℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.01 (s, 1H), 7.48 (d, 2H), 7.38-7.12 (dおよびbsの重複, 3H), 6.86-6.68 (bs, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.06 (t, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.69-3.30 (2×bsの重複, 8H), 1.90-1.80 (m, 1H), 1.01-0.93 (m, 2H)および0.86-0.78 (m, 2H)。
(f)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点262〜263℃。
元素分析値(C201862・0.2H2O)
測定値:C 63.30、H 4.91、N 22.05%
計算値:C 63.55、H 4.91、N 22.23%
(g)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3,4−ジフルオロアニリンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3,4−ジフルオロフェニル)アミド]を製造した。融点208〜210℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.05 (s, 1H), 7.63-7.17 (m, 4H), 6.99-6.71 (bs, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.09 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 1.92-1.84 (m, 1H), 1.04-0.92 (m, 2H)および0.90-0.79 (m, 2H)。
(h)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド
Figure 0004456365
4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミン(参考実施例52g)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]アミド}を製造した。融点191〜193℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.87 (s, 1H), 7.45 (d, 2H), 7.38-7.24 (bs, 1H), 7.20 (t, 2H), 7.00 (dd, 2H), 6.94 (d, 2H), 6.90-6.73 (bs, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.04-0.95 (m, 2H)および0.89-0.81 (m, 2H)。
(i)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
6−アミノキノリンを使用する以外は実施例10(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミドを製造した。融点269〜279℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.23 (s, 1H), 8.75 (dd, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.85 (dd, 1H), 7.45 (dd, 1H), 7.41-7.15 (bs, 1H), 6.95-6.75 (bs, 1H), 4.90 (s, 2H), 4.13 (t, 2H), 3.95 (t, 2H), 1.95-1.85 (m, 1H), 1.06-0.96 (m, 2H)および0.92-0.78 (m, 2H)。
(j)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メチルスルファニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−(メチルメルカプト)アニリンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピ
ロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メチルスルァニルフェニル)アミド]を製造した。融点215〜217℃。MS:396[MH]+
(k)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点285〜287℃。MS:375[MH]+
(l){4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸エチルエステル
Figure 0004456365
4−アミノフェニル酢酸エチルエステルを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として{4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸エチルエステルを製造した。融点263〜264℃。MS:436[MH]+
(m)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミド
Figure 0004456365
3−アミノピリジンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−3−イルアミドを製造した。融点256〜260℃。MS:351[MH]+
(n)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミド
Figure 0004456365
4−アミノアセトフェノンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−[(4−アセチルフェニル)アミド]8−アミドを製造した。融点266〜268℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.23 (s, 1H), 7.88 (d, 2H), 7.60 (d, 2H), 7.47-7.12 (bs, 1H), 6.99-6.69 (bs, 1H), 4.86 (s, 2H), 4.10 (t, 2H), 3.91 (t, 2H), 2.50 (s, 3H), 1.93-1.84 (m, 1H), 1.05-0.93 (m, 2H)および0.91-0.79 (m, 2H)。
(o)7−シアノ−6−シアノプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シアノプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点219〜221℃。
元素分析値(C222352
測定値:C 67.50、H 5.94、N 17.92%
計算値:C 67.85、H 5.95、N 17.98%
(p)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−(トリフルオロメトキシ)アニリンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメトキシフェニル)アミド]を製造した。融点234〜236℃。MS:434[MH]+
(q)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミド
Figure 0004456365
4−アミノピリジンを使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−ピリジン−4−イルアミドを製造した。MS:351[MH]+
(r)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド}
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピルピペラジン(参考実施例52h)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド}を製造した。融点174〜179℃(分解)。MS:504[MH]+
(s)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
Figure 0004456365
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例60)を使用する以外上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステルを製造した。融点181〜182℃。MS:465[MNa]+
(t)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(1−ベンゾイルピペリジン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
(4−アミノ−ピペリジン−1−イル)−フェニル−メタノン、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例61)を使用する以外は上記実施例10(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(1−ベンゾイルピペリジン−4−イル)アミド]を製造した。融点227〜228℃。MS:461[MH]+
[実施例11]
(a)7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(10mL)中の7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(200mg、参考実施例6a)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.22mL)、その後乾燥ジクロロメタン(10mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(44mg)の溶液で処理した。室温で1夜攪拌後、反応混合物を蒸発させた。残存物を酢酸エチルとメタノールの混合物(99:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテルで摩砕後白色固体として7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](78mg)を得た。融点210〜214℃。MS:419[MH]+
(b)7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例11(a)と同様に操作して、白
色固体として7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点136〜146℃。MS:409[MH]+
(c)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例11(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点265〜266℃。MS:473[MH]+
[実施例12]
(a)7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(30mL)中の7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(244mg、参考実施例6b)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.34mL)、その後乾燥ジクロロメタン(2mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(92mg)の溶液で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物を濾過した。収集した固体をメタノール、その後ジエチルエーテル、その後水、そしてその後ジエチルエーテルで洗浄し、白色固体として7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2[(4−フルオロフェニル)アミド](105mg)を得た。融点275〜279℃。
元素分析値(C2117FN62・0.5H2O)
測定値:C 61.03、H 4.20、N 20.01%
計算値:C 61.01、H 4.39、N 20.33%
(b)7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−メタンスルホニル−フェニルイソシアネート(Rasmussen et.Al,J.Med.Chem.1978,21,1044の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例12(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メタンスルホニルフェニル)アミド]を製造した。融点289〜294℃。
元素分析値(C222064S・0.75H2O)
測定値:C 55.00、H 4.15、N 17.42%
計算値:C 55.28、H 4.53、N 17.58%
(c)7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例12(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点233〜235℃。MS:455[MH]+
(d)7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例12(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点290〜292℃。
元素分析値(C2217362・0.50H2O)
測定値:C 57.01、H 3.86、N 18.06%
計算値:C 57.02、H 3.91、N 18.13%
[実施例13]
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中のトリホスゲン(92mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(10mL)中の4−シアノアニリン(110mg)およびトリエチルアミン(0.14mL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに3.5時間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、混合物を乾燥ジクロロメタン(20mL)中の7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ「1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(355mg、参考実施例6b)およびトリエチルアミン(0.28mL)の懸濁液で処理した。その後反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、収集した固体を水、その後ジエチルエーテルで洗浄し、白色固体(83mg)として7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を得た。融点291〜296℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.28 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.70-7.62 (m, 4H), 7.58 (dd, 1H), 7.54-7.32 (bs, 1H), 7.15-7.00 (bs, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.03 (t, 2H)および3.82 (t, 2H)。
[実施例14]
(a)7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(10mL)中の7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(130mg、参考実施例11)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.11mL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(35mg)の溶液で処理した。室温でさらに3時間攪拌後、反応混合物を濾過した。収集した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、その後50℃で乾燥し、白色固体として7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](109mg)を得た。融点177〜180℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.88 (s, 1H), 7.44 (q, 2H), 7.42-7.25 (bs, 1H), 7.09 (t, 2H), 7.03-6.83 (bs, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.06 (t, 2H), 3.87 (t, 2H), 3.69 (d, 2H), 3.03-2.94 (m, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.87-2.76 (m, 2H)および2.02-1.89 (m, 4H)。
(b)7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
Figure 0004456365
4−テトラヒドロピラニルイソシアネート(WO 96/27588、中間体26に記載の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例14(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]を製造した。融点183〜185℃。MS:479[MH]+
(c)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル
Figure 0004456365
エチル−4−イソシアナトベンゾエートを使用する以外は上記実施例14(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステルを製造した。融点227〜240℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.23 (s, 1H), 7.87 (d, 2H), 7.60 (d, 2H), 7.46-7.21 (bs, 1H), 7.07-6.82 (bs, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.27 (q, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.69 (d, 2H), 3.03-2.94 (m, 1H), 2.91 (s, 3H), 2.85-2.75 (m, 2H), 2.02-1.88 (m, 4H)および1.31 (t, 3H)。
[実施例15]
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(30mL)中のトリホスゲン(350mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(30mL)中の4−シアノアニリン(367mg)およびトリエチルアミン(0.5mL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに2時間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、反応混合物を乾燥ジクロロメタン(30mL)中の7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(1.00g、参考実施例11)およびトリエチルアミン(0.75mL)の懸濁液で処理した。−70℃でさらに5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後1夜放置した。反応混合物を濾過し、固体を収集して、白色固体として7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド](150mg)を得た。融点218〜221℃。MS:518[MNa]+
[実施例16]
(a)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(8mL)中の7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[54mg、実施例44(a)]の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(64μL)、その後乾燥ジクロロメタン(4mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(21mg)の溶液で処理した。室温でさらに7時間攪拌後、反応混合物を1夜放置した。その後反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタンで洗浄し、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](43mg)を得た。融点230〜231℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.85(s, 1H), 7.44 (dd, 2H), 7.27-7.12 (bs, 1H), 7.08 (t, 2H), 6.76-6.55 (bs, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.02 (t, 2H), 3.86 (t, 2H), 1.67-1.58 (m, 1H), 0.98-0.84 (m, 2H)および0.78-0.63 (m, 2H)。
(b)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例16(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点247〜250℃。MS:429[MH]+、427[MH]+
(c)(±)−トランス−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例16(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点230〜232℃。MS:401[MH]+、399[MH]+
(d)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例16(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点245℃(分解)。MS:429[MH]+、427[MH]+
[実施例17]
(a)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(2mL)中のトリホスゲン(92mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(3mL)中の4−シアノアニリン(103mg)およびトリエチルアミン(0.13mL)の溶液で30分間かけて滴下処理した。−70℃でさらに20分間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、混合物を乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[220mg、実施例44(a)]およびトリエチルアミン(0.17mL)の懸濁液で処理した。その後反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタン(10mL)、その後水(3mL)、そしてその後ペンタン(5mL)で2回洗浄し、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド](110mg)を得た。融点196〜198℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.31 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.65 (d, 2H), 7.29-7.13 (bs, 1H), 6.74-6.59 (bs, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.04 (t, 2H), 3.89 (t, 2H), 1.67-1.58 (m, 1H), 0.97-0.85 (m, 2H)および0.76-0.64 (m, 2H)。
(b)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
6−アミノキノリンを使用する以外は上記実施例17(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミドを製造した。融点248℃(分解)。MS:412[MH]+、410[MH]+
(c)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例17(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造
した。融点246〜248℃。MS:399[MH]+、401[MH]+
(d)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド}
Figure 0004456365
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピルピペラジン(158mg、参考実施例52h)を使用する以外は同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]アミド}を製造した。融点245〜247℃(分解)。MS:515[MH]+、513[MH]+
[実施例18]
(a)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(10mL)中の7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例24)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(92μL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(42mg)の溶液で処理した。室温でさらに4時間攪拌後、反応混合物を1夜放置した。その後、反応混合物を濾過し、収集した固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](64mg)を得た。融点229〜231℃。1H NMR [(CD3)2SO]:δ 8.86 (s, 1H), 7.44 (dd, 2H), 7.33-7.18 (bs, 1H), 7.08 (t, 2H), 6.97 (s, 1H), 6.75-6.58 (bs, 1H), 4.83 (s, 2H), 3.98 (t, 2H)および3.82 (t, 2H)。
(b)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例18(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を得た。融点247℃。MS:389[MH]+、387[MH]+
(c)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例18(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点228〜230℃。MS:389[MH]+、387[MH]+
(d)(±)−トランス−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例18(a)と同様に操作して、黄色固体として(±)−トランス−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点141℃(分解)。MS:361[MH]+、359[MH]+
[実施例19]
(a)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(2mL)中のトリホスゲン(65mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(2mL)中の1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピルピペラジン(158mg、参考実施例
52h)およびトリエチルアミン(0.18mL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに45分間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、混合物を乾燥ジクロロメタン(10mL)中の7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(200mg、参考実施例24)およびトリエチルアミン(0.27mL)の懸濁液で処理した。−70℃でさらに2時間攪拌後、反応混合物をその後室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、固体を収集し、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−イソプロピルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}(171mg)を得た。融点249〜256℃。MS:475[MH]+、473[MH]+
(b)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例19(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点223〜224℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.30-7.08 (m, 5H), 6.94 (d, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.75-6.52 (brs, 1H), 4.70 (s, 2H), 4.45-4.34 (m, 1H), 3.88 (t, 2H), 3.65 (t, 2H), 3.12 (dd, 2H)および2.82 (dd, 2H)。
(c)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例19(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点256〜258℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.31 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.64 (d, 2H), 7.34-7.17 (bs, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.75-6.57 (bs, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.00 (t, 2H)および3.85 (t, 2H)。
[実施例20]
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−イル)アミド]
Figure 0004456365
トルエン(10mL)中の7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(275mg、参考実施例24)の懸濁液をトリエチルアミン(0.26mL)、その後5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボニルアジド(201mg、参考実施例58)で処理した。120℃で1.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、48時間放置した。溶媒を減圧下に除去し、その後残存物を水と酢酸エチルで処理した。有機相を分離し、その後硫酸ナトリウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチル、その後酢酸エチルとメタノールの混合物(9:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、茶色固体を得た。茶色固体をジエチルエーテルで磨砕し、黄茶色固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−イル)アミド](80mg)を得た。融点249〜250℃。MS:426[MNa]+、424[MNa]+
[実施例21]
(a)7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(239mg、参考実施例28)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.52mL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(71mg)の溶液で処理した。室温でさらに3時間攪拌後、反応混合物を1夜放置した。その後反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタンで洗浄し、白色固体として7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド](114mg)を得た。融点235〜238℃(分解)。MS:430[MH]+、428[MH]+
(b)7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−
ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例21(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点227〜230℃(分解)。MS:480[MH]+、478[MH]+
(c)(±)−トランス−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例21(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点188℃(分解)。MS:452[MH]+、450[MH]+
[実施例22]
(a)7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(2mL)中のトリホスゲン(78mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(2mL)中の6−アミノキノリン(83mg)およびトリエチルアミン(0.10mL)の溶液で30分
間かけて滴下処理した。−70℃でさらに15分間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、混合物を乾燥ジクロロメタン(4mL)中の7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(210mg、参考実施例28)およびトリエチルアミン(0.35mL)の懸濁液で処理した。その後反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタン、その後ペンタンで洗浄し、黄色固体として7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド(23mg)を得た。融点221〜222℃。MS:463[MH]+、461[MH]+
(b)7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例22(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点253〜254℃(分解)。MS:437[MH]+、435[MH]+
(c)7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例22(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点150〜153℃(分解)。MS:452[MH]+、450[MH]+
(d)4−{[8−カルバモイル−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
Figure 0004456365
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例60)を使用する以外は上記実施例22(a)と同様にして、白色固体として4−{[8−カルバモイル−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステルを製造した。融点222〜233℃。MS:505[MH]+、503[MH]+
[実施例23]
7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(90mL)中の7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(340mg、参考実施例33)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.3mL)、その後乾燥ジクロロメタン中の4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(124mg)の溶液で処理した。室温でさらに2時間攪拌後、反応混合物を1夜放置した。その後反応混合物を蒸発させ、残存物をジクロロメタン(200mL)で処理し、水(5mL)で3回洗浄した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとメタノールの混合物(9:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、オフホワイトの固体として7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド](40mg)を得た。融点285〜286℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.30 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.79 (d, 2H), 7.70 (d, 2H), 7.65-7.00 (2bsおよびdの重複, 3H), 5.04 (s, 2H), 4.11 (t, 2H), 3.92 (t, 2H)および2.63 (s, 3H)。
[実施例24]
(a)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(180mg、参考実施例36)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.19mL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(90mg)の溶液で処理した。室温でさらに1時間攪拌後、反応混合物を48時間放置した。その後反応混合物をさらに乾燥ジクロロメタン(1mL)中の3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(90mg)の溶液で処理した。さらに室温で15分間攪拌後、反応混合物を蒸発させた。残存物をジクロロメタンとメタノールの混合物(19:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミド](172mg)を得た。融点200〜202℃(分解)。MS:462[MH]+
(b)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例24(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]を製造した。融点287〜291℃(分解)。MS:462[MH]+
(c)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−フルオロフェニルイソシアネートを使用する以外は上記実施例24(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]を製造した。融点267〜268℃(分解)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.87 (s, 1H), 7.51-7.20 (bsおよびddの重複, 3H), 7.09 (t, 2H), 7.04-6.80 (bs, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.07 (t, 2H), 3.96 (dd, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.40 (t, 2H), 3.16-3.04 (m, 1H), 2.05-1.90 (m, 2H)および1.80-1.65 (d, 2H)。
(d)(±)−トランス−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
Figure 0004456365
(±)−トランス−2−フェニルシクロプロピルイソシアネートを使用する以外は上記実施例24(a)と同様に操作して、白色固体として(±)−トランス−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]を製造した。融点150℃(分解)。MS:456[MNa]+
(e)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド]
Figure 0004456365
トルエン中の2−イソシアノト−5−メチルチオフェン0.3M溶液(参考実施例57)を使用する以外は上記実施例24(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(5−メチルチオフェン−2−イル)アミド]を製造した。融点159〜161℃。MS:414[MH]+
[実施例25]
(a)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(11mL)中のトリホスゲン(80mg)の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、温度を−65℃未満に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(11mL)中の6−アミノキノリン(100mg)およびトリエチルアミン(0.5mL)の溶液で1時間かけて滴下処理した。−70℃でさらに1時間攪拌後、温度を−65℃未満に保持しながら、混合物を乾燥ジクロロメタン(11mL)中の7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(200mg、参考実施例36)およびトリエチルアミン(0.16mL)の懸濁液で処理した。その後反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を濾過し、収集した固体をジクロロメタンで洗浄した。固体をジクロロメタンとメタノールの混合物(9:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、オフホワイトの固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−キノリン−6−イルアミド(161mg)を得た。融点296〜298℃(分解)。MS:445[MH]+
(b)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミド
Figure 0004456365
塩酸2−インダンアミンを使用する以外は上記実施例25(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−インダン−2−イルアミドを製造した。融点262〜264℃(分解)。MS:434[MH]+
(c)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]
Figure 0004456365
4−シアノアニリンを使用する以外は上記実施例25(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−シアノフェニル)アミド]を製造した。融点289〜293℃(分解)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.30 (s, 1H), 7.71 (d, 2H), 7.67(d, 2H), 7.50-7.20 (bs, 1H), 7.10-6.80 (bs, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.10 (t, 2H), 3.95 (dd, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.40 (t, 2H), 3.16-3.03 (m, 1H), 2.04-1.90 (m, 2H)および1.80-1.65 (d, 2H)。
(d)4−{[8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
Figure 0004456365
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸塩(参考実施例60)を使用する以外は上記実施例25(a)と同様に操作して、白色固体として4−{[8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステルを製造した。融点124〜126℃。MS:509[MNa]+
[実施例26]
7−シアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−シアノ−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(289mg、参考実施例39)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.47mL)、その後乾燥ジクロロメタン(1mL)中の4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(1
38mg)の溶液で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物を濾過した。収集した固体をジクロロメタンで洗浄し、白色固体として7−シアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド](196mg)を得た。融点243〜246℃(分解)。MS:446[MH]+
[実施例27]
(a)7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
トルエン(15mL)中の7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[224mg、実施例44(b)]の懸濁液をトリエチルアミン(0.20mL)、その後トルエン中の2−トリフルオロメチルピリジン−4−カルボニルアジド0.3M溶液(7.00mL、参考実施例56)で処理した。120℃で4.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、蒸発させた。残存物を水および酢酸エチルで処理した。有機相を分離し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(2:1、v/v)、その後酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド](164mg)を得た。融点149〜153℃。MS:419[MH]+
(b)7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[実施例44(a)]を使用する以外は上記実施例27(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]を製造した。融点265〜267℃。MS:430[MH]+、428[MH]+
(c)7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(参考実施例24)を使用する以外は上記実施例27(a)と同様に操作して、オフホワイトの固体として7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド](62mg)を製造した。融点279〜281℃。MS:390[MH]+、388[MH]+
(d)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
7−シアノ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(参考実施例17)を使用する以外は上記実施例27(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]を製造した。融点162〜165℃。MS:455[MH]+
(e)7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(参考実施例36)を使用する以外は上記実施例27(a)と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]を製造した。融点277〜279℃。MS:463[MH]+
(f)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]
Figure 0004456365
7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(参考実施例1)を使用する以外は上記実施例27(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)アミド]を製造した。融点263〜265℃。
元素分析値(C2117ClF352
測定値:C 53.99、H 3.61、N 14.77%
計算値:C 54.38、H 3.69、N 15.10%
[実施例28]
(a)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
エタノール(14mL)中の4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(202mg、実施例7(d))の攪拌溶液を水酸化ナトリウム1M水溶液(14mL)で処理した。60℃で4時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後、エタノールの大部分を減圧下に除去した。水性残存物を酢酸エチルで洗浄し、その後濃塩酸で処理してpH2に酸性化し、濾過した。収集した固体を水で洗浄し、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸(148mg)を得た。融点286〜288℃。
元素分析値(C231954・0.5H2O)
測定値:C 63.09、H 4.29、N 15.54%
計算値:C 63.00、H 4.60、N 15.98%
(b)4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例1(aj))を使用する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点281〜283℃。
元素分析値(C2219ClN44
測定値:C 60.00、H 4.41、N 12.55%
計算値:C 60.21、H 4.36、N 12.77%
(c)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例9(c))を使用する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点279〜280℃。
元素分析値(C201954・0.75H2O)
測定値:C 59.05、H 4.87、N 16.80%
計算値:C 58.99、H 5.14、N 17.20%
(d)4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例4(d))を使用し、飽和リン酸2水素ナトリウム水溶液で酸性化する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点222〜223℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.18 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.67 (d, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.80 (d, 2H), 7.66 (dd, 1H), 7.55 (d, 2H), 7.43-7.26 (bs, 1H), 6.93-6.74 (bs, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.91 (t, 2H)および3.80 (t, 2H)。
(e)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例11(c))を使用し、飽和リン酸2水素ナトリウム水溶液で酸性化する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点295〜298℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.12 (s, 1H), 8.59 (d, 1H), 7.80 (dおよびdの重複, 3H), 7.54 (d, 2H), 7.49-7.30 (bsおよびddの重複, 2H), 7.21-6.95 (bs, 1H), 5.02 (d, 1H), 4.85 (d, 1H), 3.94-3.58 (m, 4H)および2.35 (s, 3H)。
(f)4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例14(c))を使用する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点285℃。
元素分析値(C232666S)
測定値:C 53.37、H 5.14、N 15.90%
計算値:C 53.69、H 5.09、N 16.33%
(g)3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
Figure 0004456365
3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸エチルエステル(実施例1(as))を使用する以外は上記実施例28(a)と同様に操作して、白色固体として3−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸を製造した。融点263〜265℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.03 (s, 1H), 8.09 (t, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.56-7.41 (m, 6H), 7.39-7.27 (tおよびbsの重複, 2H), 6.89-6.75 (bs, 1H), 4.97 (s, 2H), 3.88 (t, 2H)および3.82 (t, 2H)。
[実施例29]
(a)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−ヒドロキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(1mL)中の7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−メトキシフェニル)アミド](21mg、実施例1(af))の攪拌溶液を窒素ブランケット下に−70℃で、ジクロロメタン中の3臭化ボロン1M溶液(0.17mL)で滴下処理した。反応混合物を1.5時間かけて室温に戻し、その後水(5mL)および1M塩酸(2mL)、その後酢酸エチル(15mL)で処理した。有機相を分離し、水相をさらに酢酸エチル(15mL)で2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させて、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−ヒドロキシフェニル)アミド](20mg)を得た。融点176〜180℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.54 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.50-7.36 (m, 6H), 7.31-7.24 (bs, 1H), 6.87 (t, 1H), 6.82-6.75 (dおよびbsの重複, 2H), 6.72 (t, 1H), 4.91 (s, 2H), 3.85 (t, 2H)および3.77 (t, 2H)。
(b)7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド](実施例1(a))を使用する以外は上記実施例29(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミド]を製造した。融点193〜195℃。MS:413[MH]+、411[MH]+
[実施例30]
(a)7−クロロ−2−(3−シクロヘキシルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(10mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸8−アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.11mL)、その後乾燥ジクロロメタン(5mL)中の塩化3−シクロヘキシルプロピオニル(45mg)の溶液で処理した。室温で1夜攪拌後、反応混合物を水で洗浄し、その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をメタノールとジクロロメタンの混合物(1:19、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−2−(3−シクロヘキシルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(80mg)を得た。融点181〜182℃。MS:416[MH]+、414[MH]+
(b)7−クロロ−2−(3−シクロペンチルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化シクロペンチルプロピオニルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作
して、白色固体として7−クロロ−2−(3−シクロペンチルプロピオニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点172〜174℃。
元素分析値(C2226ClN32
測定値:C 66.11、H 6.69、N 10.47%
計算値:C 66.07、H 6.55、N 10.51%
(c)7−クロロ−2−フェノキシアセチル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化フェノキシアセチルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−フェノキシアセチル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点169〜170℃。MS:412[MH]+、410[MH]+
(d)7−クロロ−2−(モルホリン−4−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−モルホリンカルボニルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(モルホリン−4−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点219〜220℃。MS:391[MH]+、389[MH]+
(e)7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−イルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化2−チオフェニルアセチルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−イルアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製
造した。融点225〜229℃。MS:402[MH]+、400[MH]+
(f)7−クロロ−2−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−メトキシフェニルアセチルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−[(4−メトキシフェニル)アセチル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点146〜148℃。MS:426[MH]+、424[MH]+
(g)7−クロロ−2−(フラン−2−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化2−フロイルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(フラン−2−カルボニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点238〜239℃。MS:372[MH]+、370[MH]+
(h)7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化2−チオフェンカルボニルを使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点236〜238℃。
元素分析値(C1916ClN32S)
測定値:C 59.18、H 3.82、N 10.61%
計算値:C 59.14、H 4.18、N 10.89%
(i)7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボニル(参考実施例43)を使用する以外は上記実施例30(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点232℃。MS:465[MH]+、463[MH]+
[実施例31]
(a)7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥アセトニトリル(15mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.11mL)、その後塩化2−チオフェンスルホニル(52mg)で処理した。60℃で7時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後1夜放置した。減圧下に溶媒を除去し、その後残存物を水およびジクロロメタンで処理した。有機相を分離し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をメタノールとジクロロメタンの混合物(1:19、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(チオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(100mg)を得た。融点240〜242℃。
元素分析値(C1816ClN332
測定値:C 50.95、H 4.06、N 9.98%
計算値:C 51.24、H 3.82、N 9.96%
(b)7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−トルエンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点188〜190℃。MS:432[MH]+、430[MH]+
(c)2−ベンゼンスルホニル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化ベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として2−ベンゼンスルホニル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点250〜252℃。
元素分析値(C2018ClN33S)
測定値:C 57.37、H 4.22、N 9.93%
計算値:C 57.76、H 4.36、N 10.10%
(d)7−クロロ−2−(4−クロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−クロロベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−クロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点123〜125℃。
元素分析値(C2017Cl233S)
測定値:C 53.17、H 3.57、N 8.91%
計算値:C 53.34、H 3.80、N 9.33%
(e)7−クロロ−2−(3−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,
4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化3−シアノベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(3−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点243〜245℃。MS:443[MH]+、441[MH]+
(f)7−クロロ−2−(4−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−シアノベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−シアノベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点205〜206℃。MS:443[MH]+、441[MH]+
(g)7−クロロ−2−(2−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化2−フルオロベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(2−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点239〜240℃。MS:436[MH]+、434[MH]+
(h)7−クロロ−6−フェニル−2−(3−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化3−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(3−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点158〜159℃。
元素分析値(C2117ClF333S・0.75H2O)
測定値:C 50.58、H 3.70、N 8.38%
計算値:C 50.71、H 3.75、N 8.45%
(i)7−クロロ−2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−フルオロベンゼン−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点177〜178℃。MS:436[MH]+、434[MH]+
(j)7−クロロ−2−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−ニトロベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−ニトロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点203〜205℃。
元素分析値(C2017ClN45S)
測定値:C 51.97、H 3.66、N 11.84%
計算値:C 52.12、H 3.72、N 12.16%
(k)7−クロロ−2−(4−メタンスルホニルベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−メチルスルホニル−ベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−メタンスルホニルベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点258〜259℃。MS:496[MH]+、494[MH]+
(l)7−クロロ−2−[5−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−スルホニル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化2−[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−イル]チオフェン−5−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−[5−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−スルホニル]−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点159〜161℃。
元素分析値(C2319ClF3532・0.75H2O)
測定値:C 47.57、H 3.83、N 11.52%
計算値:C 47.34、H 3.54、N 12.00%
(m)7−クロロ−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化1−メチルイミダゾール−4−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点260〜263℃。MS:422[MH]+、420[MH]+
(n)7−クロロ−2−(5−イソキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化5−(イソキサゾール−3−イル)チオフェン−2−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(5−イソキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点186〜190℃。MS:491[MH]+、489[MH]+
(o)7−クロロ−6−フェニル−2−(4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点202〜203℃。MS:486[MH]+、484[MH]+
(p)7−クロロ−2−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化3,4−ジクロロベンゼン−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点192〜193℃。
元素分析値(C2016Cl333S)
測定値:C 49.37、H 3.31、N 8.49%
計算値:C 49.55、H 3.33、N 8.67%
(q)7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−3−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化3−トルエンスルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(トルエン−3−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点165〜167℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.57-7.26 (m, 10H), 6.82-6.72 (bs, 1H), 4.53 (s, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.47 (t, 2H)および2.35 (s, 3H)。
(r)7−クロロ−6−フェニル−2−(ピリジン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−ピリジルスルホニル(TalikおよびPlazek, Acta. Pol. Pharm., 1955, 12, 5の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(ピリジン−4−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点202〜204℃。
元素分析値(C1917ClN43S・0.5H2O)
測定値:C 53.19、H 3.84、N 12.90%
計算値:C 53.58、H 4.23、N 13.16%
(s)7−クロロ−2−(4−メトキシベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−メトキシベンゼン−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−メトキシベンゼンスルホニル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点194〜195℃。MS:448[MH]+、446[MH]+
(t)7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−スルホニルを使用する以外は上記実施例31(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点222〜224℃。
元素分析値(C2319ClN432・0.5H2O)
測定値:C 54.47、H 3.64、N 10.85%
計算値:C 54.38、H 3.97、N 11.03%
[実施例32]
7−シアノ−6−シクロプロピル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥アセトニトリル(50mL)中の7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−
テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩[200mg、実施例44(b)]を、乾燥トリエチルアミン(0.16mL)、その後塩化4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニル(142mg)で処理した。60℃で2.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、蒸発させた。残存物を酢酸エチル(40mL)および水(40ml)で処理した。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(1:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを得た。融点253〜256℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.00 (d, 2H), 7.84 (d, 2H), 6.50-6.17 (bs, 1H), 5.71-5.29 (bs, 1H), 4.64 (s, 2H), 4.13 (t, 2H), 3.62 (t, 2H), 1.72-1.60 (m, 1H), 1.15-1.01 (m, 2H)および0.98-0.85 (m, 2H)。
[実施例33]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥アセトニトリル(50mL)中の7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(162mg、参考実施例1b)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.19mL)、その後塩化4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル(82mg)で処理した。60℃で2.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、蒸発させた。残存物を酢酸エチル(40mL)および水(40mL)で処理した。有機相を分離し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(4:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(61mg)を得た。融点205〜206℃。
元素分析値(C2016ClF343S・0.9H2O)
測定値:C 47.90、H 3.22、N 10.96%
計算値:C 47.94、H 3.58、N 11.18%
[実施例34]
(a)7−クロロ−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥アセトニトリル(13mL)中の7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(156mg、参考実施例24)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.28mL)、その後塩化5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−スルホニル(127mg)で処理した。60℃で4時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−2−(5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(51mg)を得た。融点213〜214℃。
元素分析値(C1715ClN432
測定値:C 47.99、H 3.44、N 12.97%
計算値:C 48.28、H 3.58、N 13.25%
(b)7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−トリフルオロ−メチルベンゼンスルホニルを使用する以外は上記実施例34(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点159〜160℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.09-7.98 (m, 4H), 7.39-7.18 (bs, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.76-6.57 (bs, 1H), 4.49 (s, 2H), 3.97 (t, 2H)および3.60 (t, 2H)。
[実施例35]
(a)7−クロロ−6−フェニル−2−フェニルスルファモイル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥アセトニトリル(5mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.20mL)、その後塩化フェニルスルファモイル(100mg、参考実施例44)で処理した。室温でさらに1時間攪拌後、反応混合物を蒸発させ、その後残存物を水およびジクロロメタンで処理した。有機相を分離し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとジクロロメタンの混合物(1:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−2−フェニルスルファモイル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(85mg)を得た。融点207〜208℃。
元素分析値(C2019ClN43S)
測定値:C 55.44、H 4.34、N 12.78%
計算値:C 55.75、H 4.44、N 13.00%
(b)7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−メトキシフェニル−スルファモイル(参考実施例44a)を使用する以外は上記実施例35(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点152〜154℃。MS:463[MH]+、461[MH]+
(c)7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−トリフルオロメチル−フェニルスルファモイル(参考実施例44b)を使用する以外は上記実施例35(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点209〜211℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 10.74 (s, 1H), 7.60 (d, 2H), 7.50-7.22 (m, 8H), 6.68 (s, 1H), 4.68 (s, 2H), 3.71 (t, 2H)および3.58 (t, 2H)。
(d)7−クロロ−2−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化4−フルオロフェニル−スルファモイル(参考実施例44c)を使用する以外は上記実施例35(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−(4−フルオロフェニルスルファモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点183〜185℃。1H NMR [(CD3
)2SO]: δ 10.21 (s, 1H), 7.53-7.28 (m, 6H), 7.22-7.08 (m, 4H), 6.77 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.69 (t, 2H)および3.53 (t, 2H)。
(e)7−クロロ−2−メチルスルファモイル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
塩化メチルスルファモイル(Matier et. al, J.Med.Chem. 1972, 15, 538の操作法に従って製造)を使用する以外は上記実施例35(a)と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−2−メチルスルファモイル−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドを製造した。融点193〜196℃。MS:371[MH]+、369[MH]+
[実施例37]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸フェニルエステル
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)の懸濁液を乾燥トリエチルアミン(0.11mL)で処理した。その後得られた溶液を−40℃に冷却し、温度を−40℃に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(5mL)中のフェニルクロロホルメート(32μL、再蒸留)の溶液で処理した。−40℃でさらに30分間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後水(20mL)で3回洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後溶媒を減圧下に除去した。残存物をペンタンと酢酸エチルの混合物(9:11、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸フェニルエステル(40mg)を得た。融点196〜198℃。
元素分析値(C2118ClN33
測定値:C 63.52、H 4.45、N 10.31%
計算値:C 63.72、H 4.58、N 10.62%
[実施例38]
7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルチオカルバモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(5mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(50mg、参考実施例1)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(54μL)、その後乾燥ジクロロメタン(5mL)中の4−メトキシフェニルイソチオシアネート(18μL)の溶液で処理した。室温でさらに3時間攪拌後、反応混合物をさらにジクロロメタン(10mL)で処理し、その後水(5mL)で3回洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をペンタンと酢酸エチルの混合物(1:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として7−クロロ−2−(4−メトキシフェニルチオカルバモイル)−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(40mg)を得た。融点176〜178℃。MS:443[MH]+、441[MH]+
[実施例39]
2−[(シアノイミノ)(4−メトキシフェニルアミノ)メチル]−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(2mL)中の7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(100mg、参考実施例1)の懸濁液を、窒素ブランケット下に、乾燥トリエチルアミン(35μL)、その後トルエン(0.30mL)中のトリメチルアルミニウム2M溶液で滴下処理した。室温でさらに30分間攪拌後、反応混合物をN−4−メトキシフェニル−N′−シアノ−O−フェニルイソ尿素(64mg、参考実施例46)で処理し、その後さらに室温で3時間攪拌した。その後反応混合物を50℃で1夜加熱し、その後室温に戻した。反応混合物をさらにジクロロメタンで処理し、その後炭酸ナトリウム0.5M水溶液で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をペンタンと酢酸エチルの混合物(1:1、v/v)、その後酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として2−[(シアノイミノ)(4−メトキシフェニルアミノ)メチル]−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(10mg)を得た。融点170℃。MS:451[MH]+、449[MH]+
[実施例40]
6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド]
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(7mL)中の6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(107mg、参考実施例21)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.13mL)、その後乾燥ジクロロメタン(3mL)中の4−メトキシフェニルイソシアネート(49mg)の溶液で処理した。室温でさらに4時間攪拌後、反応混合物をその後1夜放置し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(1:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、淡黄色固体として6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−メトキシフェニル)アミド](40mg)を得た。融点170〜173℃。MS:391[MH]+
[実施例41]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−8−チオカルバモイル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸(4−フルオロフェニル)アミド
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(25mL)中の7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−チオカルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(283mg、参考実施例22)の懸濁液を、乾燥トリエチルアミン(0.32mL)、その後乾燥ジクロロメタン(3mL)中の4−フルオロフェニルイソシアネート(67mg)の溶液で処理した。室温で1夜攪拌後、反応混合物を濃アンモニア(5滴)で処理し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテルで磨砕し、ジクロロメタンとジエチルエーテルの混合物から再結晶させた後、オフホワイトの固体として7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−8−チオカルバモイル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸(4−フルオロフェニル)アミド(15mg)を得た。融点214〜216℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.69 (s, 1H), 8.84 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.63 (d. 1H), 7.93 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.45 (dd, 2H), 7.10 (t, 2H), 4.96 (s, 2H), 3.93 (t, 2H)および3.82 (t, 2H)。
[実施例42]
7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
乾燥ジメチルホルムアミド(4mL)中の4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸(59mg、実施例28(b))の激しく攪拌された溶液を、乾燥トリエチルアミン(37μL)、その後塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(26mg)および1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール水和物(18mg)で処理した。室温でさらに15分間攪拌後、反応混合物をモルホリン(12μL)で処理した。その後反応混合物を60℃で3時間加熱し、室温に戻し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチル(20mL)および水(5mL)で処理した。有機相を分離し、水酸化ナトリウム水溶液(10mL、1M)、その後水(5mL)で3回、その後塩水(5mL)で洗浄し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物をペンタンで磨砕し、白色固体として7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル]アミド}を得た。融点180〜182℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.00 (s, 1H), 7.55-7.22 (m, 10H), 6.89-6.71 (bs, 1H), 4.93 (s, 2H), 3.85 (t, 2H), 3.77 (t, 2H)および3.67-3.30 (m, 8H)。
[実施例43]
7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエチルカルバモイル)フェニル]アミド}
Figure 0004456365
乾燥ジメチルホルムアミド(15mL)中の4−[(8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸(131mg、実施例28(c))の激しく攪拌した溶液を、乾燥トリエチルアミン(93μL)、その後塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(64mg)および1−ヒドロキシベンゾ−トリアゾール水和物(45mg)で処理した。室温でさらに15分間攪拌後、反応混合物を4−(2−アミノエチル)モルホリン(44μL)で処理した。その後反応混合物を50℃で2時間加熱し、室温に戻し、その後蒸発させた。残存物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で磨砕した。その後不溶性の物質をアセトニトリルから再結晶化させ、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエチルカルバモイル)フェニル]アミド}を得た。融点197〜199℃。
元素分析値(C263174・0.75H2O)
測定値:C 60.09、H 5.99、N 18.91%
計算値:C 60.16、H 6.31、N 18.89%
[実施例44]
(a)7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
Figure 0004456365
乾燥ジクロロメタン(2ml)中の8−カルバモイル−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(100mg、参考実施例25)の攪拌溶液をトリフルオロ酢酸(1ml)で処理した。室温で18時間攪拌後、反応混合物を蒸発させ、得られた油状物をトルエンで共沸し、その後ジエチルエーテルで磨砕して、白色固体として7−クロロ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(42mg)を得た。融点237〜239℃。MS:242[MH]+、240[MH]+
(b)7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
Figure 0004456365
8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.73g、参考実施例7)を使用する以外は実施例44(a)に記載と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(3.52g)を製造した。融点195〜197℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.65-9.37 (bs, 2H), 7.56-7.26 (bs, 1H), 7.16-6.84 (brs, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.20 (t, 2H), 3.60 (t, 2H), 1.97-1.88 (m, 1H), 1.08-1.01 (m, 2H)および0.84-0.79 (m, 2H)。
[実施例45]
(a)2−ベンゾオキサゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
イソプロパノール(1.75ml)および水(0.25ml)中の重炭酸ナトリウム(76mg)および7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(117mg、参考実施例1)の混合物を還流温度で30分間加熱し、その後イソプロパノール(0.125ml)中の2−クロロベンゾオキサゾール(47mg)の溶液で処理した。還流温度でさらに5時間加熱後、反応混合物を室温に戻し、その後水(2.5ml)で処理した。得られた固体を濾過し、その後乾燥してオフホワイトの固体として2−ベンゾオキサゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(94mg)を得た。MS:393[MH]+
(b)2−ベンゾチアゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド
Figure 0004456365
2−クロロベンゾチアゾールを使用し、粗生成物をメタノールから再結晶化させる以外は実施例45(a)に記載と同様に操作して、白色固体として2−ベンゾチアゾール−2−イル−7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミド(40mg)を製造した。MS:409[MH]+
[参考実施例1]
7−クロロ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
ジクロロメタン(60mL)中の8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(2.75g、参考実施例2)の溶液をトリフルオロ酢酸(5.64mL)で処理した。室温でさらに3時間攪拌後、反応混合物をさらにトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理し、その後さらに1時間攪拌した。反応混合物を蒸発させ、得られた油状物をトルエンで共沸し、その後ジエチルエーテルで磨砕して、白色固体として標題化合物(2.61g)を得た。融点205〜208℃。
元素分析値(C1615ClF333
測定値:C 49.32、H 3.88、N 10.78%
計算値:C 49.30、H 3.88、N 10.78%
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例1a]
7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロ
ロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(36mg)、白色固体
8−カルバモイル−7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(44mg、参考実施例2a)を使用。
[参考実施例1b]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(299mg)、白色固体、融点194〜196℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.44-9.24 (bs, 2H), 8.66 (d, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.53-7.48 (bs, 1H), 7.00-6.82 (bs, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.00 (t, 2H)および3.51 (t, 2H)。
8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(214mg、参考実施例2b)を使用。
[参考実施例1c]
7−クロロ−6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(87mg)、白色固体
8−カルバモイル−7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(78mg、参考実施例2c)を使用。
[参考実施例2]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
ジクロロメタン(300mL)中の8−カルバモイル−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(8.0g、参考実施例3)の溶液をN−クロロスクシンイミド(3.12g)で処理した。室温でさらに16時間攪拌後、反応混合物を水(50mL)で4回、その後塩水(50mL)で1回洗浄した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(3:7、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として標題化合物(4.3g)を得た。融点183〜185℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.52-7.40 (m, 5H), 7.30 (bs, 1H), 6.80 (bs, 1H), 4.81 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.66 (t, 2H), 1.43 (s, 9H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例2a]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(55mg)、白色固体、融点229〜230℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 6.80-6.62 (bs, 1H), 5.50-5.34 (bs, 1H), 4.92 (s, 2H), 4.09 (dd, 2H), 3.91 (t, 2H), 3.83 (t, 2H), 3.47 (t, 2H), 3.02-2.93 (m, 1H), 2.35-2.22 (m, 2H), 1.50 (s, 9H)およびH2O吸収によりマスクされた2H。
50℃でアセトニトリル(25mL)中の8−カルバモイル−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(620mg、参考実施例3a)を使用。
[参考実施例2b]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピ
ロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(247mg)、白色固体、MS:379[MH]+、377[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.68 (s, 1H), 8.64 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.52 (dd, 1H), 7.40-7.26 (bs, 1H), 6.88-6.76 (bs, 1H), 4.80 (s, 2H), 3.84 (t, 2H), 3.68 (t, 2H)および1.44 (s, 9H)。
50℃でアセトニトリル(36mL)中の8−カルバモイル−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(962mg、参考実施例3b)を使用。
[参考実施例2c]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(83mg)、白色固体、Rf 0.08(シクロヘキサン:酢酸エチル 2:1)。1H NMR [(CDCl3] δ 6.75-6.65 (bs, 1H), 5.59-5.49 (bs, 1H), 4.91 (s, 2H), 3.86-3.78 (m, 4H), 2.18 (s, 3H), 1.49 (s, 9H)。
8−カルバモイル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(550mg、参考実施例3c)を使用。
[参考実施例3]
8−カルバモイル−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
メタノール(200mL)中の8−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.87g、参考実施例4(a))の溶液を水酸化ナトリウム10M水溶液(10.45mL)、その後過酸化水素27.5%w/w水溶液(0.74mL)で処理した。50℃で0.75時間攪拌後、反応混合物をさらに過酸化水素27.5%w/w水溶液(0.74mL)で処理した。さらに50℃で2時間攪拌後、その後反応混合物をさらに過酸化水素27.5%w/w水溶液(0.74mL)で処理した。さらに50℃で1.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)で処理した。室温で15分間攪拌後、反応混合物を蒸発させ、その後酢酸エチル(650mL)および水(150mL)で処理した。有機相を分離し、水(150mL)で洗浄し、その後硫酸ナトリウムで乾燥した。その後有機相を蒸発させ、白色固体として標題化合物(4.06g)を得た。融点208〜210℃。MS:342[MH]+
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例3a]
8−カルバモイル−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(2.30g)、白色固体、融点247〜248℃。
元素分析値(C182734
測定値:C 62.06、H 7.87、N 11.92%
計算値:C 61.87、H 7.79、N 12.02%
8−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.00g、参考実施例4a)を使用。
[参考実施例3b]
8−カルバモイル−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(4.60g)、白色固体、MS:343[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.68 (s, 1H), 8.52 (d, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H), 7.40-7.32 (bs, 1H), 6.86-6.76 (bs, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.02 (t, 2H), 3.68 (t, 2H)および1.44 (s, 9H)。
8−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(6.64g、参考実施例4b(a))を使用。
[参考実施例3c]
8−カルバモイル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(570mg)、白色固体、MS:280[MH]+1H NMR [(CDCl3]: δ 6.01 (s, 1H), 5.62 (bs, 2H), 4.90 (s, 2H), 3.85-3.78 (m, 4H), 2.18 (s, 3H), 1.48 (s, 9H)。
8−シアノ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(820mg、参考実施例4c)を使用。
[参考実施例4]
(a)8−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
エタノール中の4−ベンゾイルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(22.25g、参考実施例5)の溶液を水酸化ナトリウム10M水溶液(6.71mL)で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物を蒸発させ、残存物をトルエンで共沸し、得られた淡黄色固体(21.95g)をその後ジクロロメタン(350mL)に溶解し、塩化p−トルエンスルホニル(12.79g)で処理した。さらに10分間攪拌後、反応混合物を2−クロロアクリロニトリル(4.87mL)、その後トリエチルアミン(8.5mL)で処理した。さらに45分間攪拌後、反応混合物をさらにトリエチルアミン(8.5mL)で処理し、さらに60時間攪拌を続けた。その後反応混合物を水(160mL)で処理し、層を分離し、水相をさらに3回ジクロロメタン(160mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(1:9、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付した。最初に溶離した物質を収集し、白色固体として標題化合物(5.30g)を得た。融点124〜146℃。
元素分析値(C192132
測定値:C 70.65、H 6.63、N 12.81%
計算値:C 70.57、H 6.55、N 12.99%
2番目に溶離した物質は以下の通りである。
(b)7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(5.94g)、黄色固体、融点109〜111℃。MS:324[MH]+
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例4a]
8−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(8.72g)、黄色固体、融点144〜146℃。MS:332[MH]+
4−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(19.05g、参考実施例5a)を使用。
[参考実施例4b]
(a)8−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.75g)、白色固体、Rf 0.16(酢酸エチル)。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.68-8.60 (m, 2H), 7.68 (d, 1H), 7.40 (dd, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.84 (s, 2H), 3.96 (t, 2H), 3.80 (t, 2H), 1.52 (s, 9H)
および
(b)7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(994mg)、茶色固体、Rf 0.23(酢酸エチル)。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.76-8.64 (m, 2H), 7.84 (d, 2H), 7.46 (dd, 1H), 6.36 (s, 1H), 4.68 (s, 2H), 3.96 (t, 2H), 3.78 (t, 2H)および1.50 (s, 9H)。
4−(ピリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(8.17g、参考実施例5b)を使用。
[参考実施例4c]
8−シアノ−6−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(850mg)、琥珀色ガム状物、Rf 0.14(シクロヘキサン:酢酸エチル、3:1)。1H NMR [(CDCl3]: δ 6.12 (s, 1H), 4.70 (s, 2H), 3.85-3.78 (m, 4H), 2.17 (s, 3H)および1.51 (s, 9H)。
4−アセチルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(2.77g、参考実施例5c)を使用。
[参考実施例5]
4−ベンゾイルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル
乾燥ジクロロメタン(50mL)中のピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(1.84g、WO 96/31478工程B94ページに記載の操作法に従って製造)の溶液をトリエチルアミン(1.1mL)、その後塩化ベンゾイル(0.91mL)で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物をさらにジクロロメタン(150mL)で処理し、その後飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で2回、塩水(50mL)で2回洗浄した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させて、橙色油状物として標題化合物(2.58g)を得た。MS:363[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.50-7.34 (m, 5H), 5.20-5.00 (s, 1H), 4.44-4.36 (m, 1H), 4.21-4.13 (m, 2H), 3.87-3.78 (m, 1H), 3.73-3.69 (bs, 1H), 3.30-3.20 (m, 2H), 2.98-2.90 (m, 1H), 1.45-1.38 (s, 9H)および1.27-1.20 (m, 3H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例5a]
4−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(3.71g)、橙色油状物、MS:371[MH]+1H NMR [(CDCl3]: δ 5.20-5.16 (m, 1H), 4.61 (d, 1H), 4.29-4.09 (m, 4H), 4.08-3.97 (m, 2H), 3.79-3.70 (m, 1H), 3.62-3.36 (m, 3H), 3.03 (dd, 1H), 2.84-2.78 (m,
1H), 2.04-1.54 (m, 4H), 1.45 (s, 9H)および1.28 (t, 3H)。
塩化テトラヒドロピラン−4−カルボニル(3.18g、GibsonおよびJohnson J. Chem. Soc., 1930,2525の操作法に従って製造)を使用。
[参考実施例5b]
4−(ピリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(65.5g)、橙色油状物、Rf 0.20(酢酸エチル)。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.74-8.64 (m, 2H), 7.82-7.72 (m, 1H), 7.42-7.28 (m, 1H), 5.28 (s, 1H), 4.80-2.64 (m, 8H), 1.44 (s, 9H)および1.26 (t, 3H)。
塩酸塩化ピリジン−3−カルボニル(53.8g)を使用。
[参考実施例5c]
4−アセチルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(2.97g)、黄色油状物、Rf 0.05(塩化メチレン:メタノール、99:1
)。MS:301[MH]+
塩化アセチル(1.88g)を使用。
[参考実施例6a]
7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(327mg、参考実施例7a)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、白色固体として7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(438mg)を製造した。MS:282[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.50-9.27 (brs, 2H), 8.69 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.62-7.42 (bs, 1H), 7.48 (dd, 1H), 7.35-7.11 (bs, 1H), 4.63 (d, 1H), 4.56 (d, 1H), 3.95-3.86 (m, 1H), 3.85-3.77 (m, 1H), 3.63-3.47 (m, 2H)および2.39 (s, 3H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例6b]
7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩(438mg)、白色固体、MS:268[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.74-9.40 (bs, 2H), 8.95-8.65 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.80-7.15 (2×bsおよびddの重複, 3H), 4.61 (s, 2H), 4.17 (t, 2H)および3.55 (t, 2H)。
8−カルバモイル−7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.0g、参考実施例7b)を使用。
[参考実施例7]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7,8−ジシアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(4.97g、参考実施例8)を使用し、反応を室温で行う以外は、参考実施例3に記載と同様に操作して、白色固体として8−カルバモイル−7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.22g)を製造した、融点221〜222℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.35-7.15 (bs, 1H), 6.95-6.65 (bs, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.02 (t, 2H), 3.74 (t, 2H), 1.90-1.82 (m, 1H), 1.43 (s, 9H), 1.02-0.96 (m, 2H)および0.85-0.80 (m, 2H)。
[参考実施例7a]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7,8−ジシアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(2.00g、参考実施例8a)を使用する以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、白色固体として標題化合物(987mg)を製造した。MS:382[MH]+1H NMR [(CDCl3]: δ 8.65 (d,
1H), 7.55 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 6.50-6.19 (bs, 1H), 5.70-5.32 (bs, 1H), 5.01 (s, 2H), 3.77 (t, 2H), 3.69-3.55 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)および1.47 (s, 9H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例7b]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(790mg)、白色固体、融点196〜200℃。
元素分析値(C192153
測定値:C 62.44、H 5.92、N 18.68%
計算値:C 62.11、H 5.76、N 19.06%
7,8−ジシアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(2.43g、参考実施例8b)を使用。
[参考実施例8]
7,8−ジシアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
乾燥アセトニトリル(370mL)中の8−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルの混合物(6.67g、参考実施例9)の攪拌溶液を、窒素ブランケット下に0℃で、温度を5℃未満に保持しながら、クロロスルホニルイソシアネート(2.75mL)で滴下処理した。5℃未満でさらに2.5時間攪拌後、反応混合物をジメチルホルムアミド(18.5mL)で処理し、室温に戻し、その後さらに1時間攪拌した。その後反応混合物をトリエチルアミン(21.7mL)で処理し、さらに1時間攪拌し、その後1夜放置した。反応混合物を蒸発させ、残存物をジクロロメタン(200mL)および水(80mL)で処理した。有機相を分離し、さらに水(80mL)で洗浄し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(2:3、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物として標題化合物(4.97g)を得た。Rf 0.29(酢酸エチル:ペンタン、2:3)。1H NMR [(CDCl3]: δ 4.70 (s, 2H), 4.03 (t, 2H), 3.87 (t, 2H) 1.73-1.65 (m, 1H), 1.51 (s, 9H), 1.14-1.07 (m, 2H)および0.99-0.93 (m, 2H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例8a]
7,8−ジシアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(2.00g)、白色固体、MS:364[MH]+1H NMR [(CDCl3]: δ 8.67 (d, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.27 (dd, 1H), 4.79 (s, 2H), 3.78 (t, 2H), 3.71-3.58 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)および1.48 (s, 9H)。
8−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルの混合物(9.29g、参考実施例9a)を使用。
[参考実施例8b]
7,8−ジシアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(4.89g)、白色固体、融点195〜197℃。
元素分析値(C191952
測定値:C 65.37、H 5.54、N 20.06%
計算値:C 65.32、H 5.48、N 20.04%
8−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルの混合物(18.1g、参考実施例4b)を使用。
[参考実施例9]
8−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
4−シクロプロパンカルボニルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(33.17g、参考実施例10)を使用する以外は参考実施例4に記載と同様に操作して、黄色油状物(5.29g)として標題化合物の10.4:1混合物を製造した。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例9a]
8−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−(2−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル、黄色油状物(10.52g)、比率5:4。
4−(2−メチルピリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(17.93g、参考実施例10a)を使用。
[参考実施例10]
4−シクロプロパンカルボニルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル
塩化シクロプロパンカルボニル(24.44g)を使用する以外は参考実施例5に記載と同様に操作して、黄色油状物として標題化合物(68.1g)を製造した。Rf 0.73(Et2O)。MS:327[MH]+
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例10a]
4−(2−メチルピペリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル
塩化2−メチルニコチノイル(36.50g)を使用。
[参考実施例11]
7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(317mg、参考実施例12)を使用する以外は参考実施例1の記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(352mg)を製造した。融点208〜210℃。MS:352[MH]+
[参考実施例12]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
工業用メタノール(100mL)中の6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−
4−イル)−8−カルバモイル−7−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(600mg、参考実施例13)の攪拌溶液を5%Pd/C(100mg)で処理し、その後水素ブランケット下に置いた。室温でさらに7時間攪拌後、反応混合物を1夜放置した。反応混合物をセライトを通して濾過し、その後蒸発させて、ガラス状物(411mg)を得た。ガラス状物の少量(268mg)を乾燥アセトニトリル(20mL)中に懸濁させ、窒素ブランケット下に乾燥トリエチルアミン(200μL)、その後アセトニトリル(1mL)中の塩化メタンスルホニル(58μL)の溶液で処理した。40℃で3時間攪拌後、反応混合物をさらにアセトニトリル(1mL)中の塩化メタンスルホニル(10μL)の溶液で処理し、40℃でさらに1時間攪拌を続けた。その後反応混合物を室温に戻し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとメタノールの混合物(19:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として標題化合物(260mg)を得た。融点220℃。
元素分析値(C202955S)
測定値:C 53.16、H 6.90、N 15.22%
計算値:C 53.20、H 6.47、N 15.51%
[参考実施例13]
6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−8−カルバモイル−7−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−7,8−ジシアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(4.71g、参考実施例14)を使用する以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、白色固体として標題化合物(1.23g)を製造した。融点90℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 7.41-7.30 (m, 5H), 6.52-6.34 (bs, 1H), 5.60-5.40 (bs, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.50-4.28 (bs, 2H), 3.91 (t, 2H), 3.85 (t, 2H), 2.96-2.72 (m, 3H), 2.17-1.96 (brs, 2H), 1.82 (d, 2H)および1.49 (s, 9H)。
[参考実施例14]
6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−7,8−ジシアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−8−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−7−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルの混合物(5.00g、参考実施例15)を使用する以外は参考実施例8に記載と同様に操作して、黄色油状物として標題化合物(4.71g)を得た。MS:490[MH]+1H NMR [(CDCl3]: δ 7.42-7.30 (m, 5H), 5.15 (s, 2H), 4.71 (s, 2H), 4.50-4.28 (bs, 2H), 3.92 (t, 2H), 3.86 (t, 2H), 2.93-2.72 (m, 3H), 2.20-1.93 (bs, 2H), 1.80 (d, 2H)および1.51 (s, 9H)。
[参考実施例15]
6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−8−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび6−(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−イル)−7−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
4−[(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(25.02g、参考実施例16)を使用する以外は参考実施例4に記載と同様に操作して、黄色油状物(14.44g)として標題化合物の3:2混合物を製造した。
[参考実施例16]
4−[(1−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル
塩化[1−(カルボベンゾキシ)−4−ピペラジン]カルボニル(12.31g、Gueremy et. al. J .Med. Chem. 1980, 23, 1306の操作法に従って製造)を使用する以外は参考実施例5に記載と同様に操作して、黄色油状物として標題化合物(14.85g)を製造した。Rf 0.54(酢酸エチル)。1H NMR [(CDCl3]: δ 7.39-7.28 (m, 5H), 5.17 (d, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.61 (d, 1H), 4.29-4.06 (m, 5H), 3.72 (d, 1H), 3.60-3.45 (bs,
1H), 3.04 (d, 1H), 2.97-2.67 (m, 4H), 1.88-1.59 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)および1.27
(t, 3H)。
[参考実施例17]
7−シアノ−6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.80g、参考実施例18)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、クリーム色固体として、標題化合物(1.80g)を製造した。融点171〜176℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.70-9.40 (bs, 2H), 7.77-7.46 (m, 6H), 7.27-7.06 (bs, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.07 (t, 2H)および 3.50 (t, 2H)。
[参考実施例18]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
乾燥ジメチルホルムアミド(120mL)中のトリエチルアミン(3.34mL)、塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボ−ジイミド(2.30g)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1.62g)の攪拌溶液を7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−t−ブチルエステル(4.40g、参考実施例19)で処理した。室温でさらに15分間攪拌後、反応混合物を塩化アンモニウム(1.28g)で処理し、その後80℃で5時間加熱した。反応混合物を室温に戻し、その後蒸発させた。残存物を水および酢酸エチルで処理した。有機相を分離し、水酸化ナトリウム1M水溶液(20mL)、その後水(20mL)で洗浄した。その後有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させて茶色ガム状物を得た。ガム状物をジエチルエーテルで磨砕して、白色固体として標題化合物(3.80g)を得た。融点214〜215℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.59-7.50 (m, 5H), 7.41-7.27 (bs, 1H), 7.08-6.93 (bs, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.92 (t, 2H), 3.62 (t, 2H)および1.40 (s, 9H)。
[参考実施例19]
7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸2−t−ブチルエステル
塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(425mg)、トリフェニルホスフィン(425mg)、4−メチルアニソール(125mL)およびポリ(エチレングリコール)(平均分子量約4600、850g)の機械攪拌された混合物を7−シアノ−8−ヨード−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸2−t−ブチルエステル(7.5g、参考実施例20)で処理し、その後一酸化炭素ブランケット下に置いた。反応混合物を80℃に加熱し、その後、温度を80℃に保持しながら、水(125mL)中の水酸化ナトリウム(10.6g)の溶液で30分間かけて滴下処理した。80℃でさらに6時間激しく攪拌した後、反応混合物を室温に戻し、その後1夜放置した。反応混合物をジエチルエーテルで処理し、層を分離し、塩基性の水性画分をセライトを通して濾過した。濾液を濃塩酸でpH1に酸性化し、その後酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をジエチルエーテルで磨砕し、オフホワイトの固体として標題化合物(4.40g)を得た。融点212〜215℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.62-7.50 (m, 5H), 4.83 (s, 2H), 3.95 (t, 2H), 3.68 (t, 2H)および1.45 (s, 9H)。
[参考実施例20]
7−シアノ−8−ヨード−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸2−t−ブチルエステル
乾燥ジメチルホルムアミド(80mL)中の7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸−t−ブチルエステル(8.6g、参考実施例4(b))の溶液をN−ヨードスクシンアミド(6.07g)で10分間かけて処理した。室温でさらに4時間攪拌後、反応混合物を水および酢酸エチルで処理した。有機相を分離し、さらに水で洗浄し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をジエチルエーテルで磨砕し、淡黄褐色固体として標題化合物(7.50g)を得た。融点174〜178℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.58-7.48 (m, 5H), 4.43 (s, 2H), 3.97 (t, 2H), 3.65 (t, 2H)および1.46 (s, 9H)。
[参考実施例21]
6−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(400mg、参考実施例3)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、淡黄色固体として標題化合物(390mg)を製造した。融点206〜209℃。MS:242[MH]+
[参考実施例22]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボチオイック酸アミドトリフルオロ酢酸塩
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−8−チオカルバモイル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(112mg、参考実施例23)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、淡黄色固体として標題化合物(175mg)を得た。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.84 (s, 1H), 9.42-9.20 (bs, 2H), 8.94 (s, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.66 (d, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.62 (dd, 1H), 4.63 (s, 2H), 4.02 (t, 2H)および3.56 (t, 2H)。
[参考実施例23]
7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−8−チオカルバモイル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
トルエン(25mL)中の8−カルバモイル−7−クロロ−6−ピリジン−3−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(486mg、参考実施例2b)の攪拌懸濁液を4−メトキシフェニルチオノホスフィンスルフィド2量体(513mg)で処理した。80℃で2時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後蒸発させた。残存物をジクロロメタン、その後メタノールとジクロロメタンの混合物(1:99、v/v)、その後メタノールとジクロロメタンの混合物(1:49、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、オフホワイトの固体として標題化合物(129mg)を得た。融点220〜221℃。
元素分析値(C1821ClN42S)
測定値:C 54.79、H 5.10、N 13.86%
計算値:C 55.03、H 5.39、N 14.26%
[参考実施例24]
7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.96g、参考実施例25a)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、白色固体として7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩(3.31g)を製造した。融点227〜228℃。MS:202[MH]+、200[MH]+
[参考実施例25]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7−クロロ−8−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(5.39g、参考実施例26)を使用する以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、白色固体として標題化合物(4.91g)を製造した。融点102〜104℃。MS:342[MH]+、340[MH]+
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例25a]
8−カルバモイル−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(4.74g)、白色固体、融点168〜170℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 6.85-6.54 (bsおよびsの重複, 2H), 5.90-5.50 (bs, 1H), 4.91 (s, 2H), 3.90 (t, 2H), 3.81 (t, 2H)および1.48 (s, 9H)。
7−クロロ−8−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(5.02g、参考実施例26a)を使用。
[参考実施例26]
7−クロロ−8−シアノ−6−シクロプロピル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
4−シクロプロパンカルボニルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(142g、参考実施例10)を使用し、2−クロロアクリロニトリルの代わりに2,3−ジクロロアクリロニトリルにする以外は参考実施例4に記載と同様に操作して、白色固体として標題化合物(7.65g)を製造した。融点132〜134℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 4.66 (s, 2H), 3.97 (t, 2H), 3.82 (t, 2H), 1.58-1.44 (mおよびsの重複, 10H), 1.05-0.90 (m, 2H)および0.85-0.70 (m, 2H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例26a]
7−クロロ−8−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(6.28g)、オフホワイトの固体、融点118〜120℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 6.57 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.91 (t, 2H), 3.82 (t, 2H)および1.49 (s, 9H)。
4−ホルミルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(13.50g、参考実施例27)を使用。
[参考実施例27]
4−ホルミルピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエス
テル
乾燥ジクロロメタン(400mL)中のピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(38.22g、WO 96/31478工程B94ページに記載の操作法に従って製造)の溶液をペンタフルオロフェニルホルメート(43.32g、Kisfaludy および Otvos, Synthesis, 1987, 510の操作法に従って製造)で処理した。室温で1夜攪拌後、反応混合物をN,N−ジメチル−エチレンジアミン(32.5mL)で処理し、さらに1.5時間攪拌を続けた。その後反応混合物を1M塩酸(400mL)、その後飽和炭酸水素ナトリウム溶液(400mL)、その後水(400mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物をジエチルエーテルとペンタンの混合物で磨砕し、オフホワイトの固体として標題化合物(27.21g)を得た。MS:309[MNa]+
[参考実施例28]
7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.60g、参考実施例29)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(1.99g)を製造した。MS:293[MH]+、291[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.66-9.28 (bs, 2H), 8.64 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.60-7.40 (bs,1H), 7.08-6.82 (bs, 1H), 4.60 (s, 2H), 4.01 (t, 2H), 3.56 (t, 2H)および2.62 (s, 3H)。
[参考実施例29]
8−カルバモイル−7−クロロ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
8−カルバモイル−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.47g、参考実施例30(a))を使用し、反応をアセトニトリル(400mL)中に50℃で行う以外は参考実施例2に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(1.60g)を製造した。Rf 0.29(酢酸エチル)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.52 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.37-7.25 (bs, 1H), 6.91-6.74 (bs, 1H), 4.80 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.66 (t, 2H), 2.52 (s, 3H)および1.43 (s, 9H)。
[参考実施例30]
(a)8−カルバモイル−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
メタノール(538mL)中の8−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルの2:3混合物(18.30g、参考実施例31)の溶液を10℃で水(4mL)中の水酸化ナトリウム(21.35g)の溶液で滴下処理した。その後反応混合物を過酸化水素27.5%w/w水溶液(9mL)で処理した。50℃で2時間攪拌後、反応混合物を室温に戻した。収集した不溶性の物質を酢酸エチルで洗浄し、白色固体として標題化合物(3.47g)を得た。Rf 0.09(酢酸エチル)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.51 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.40-7.25 (bsおよびdの重複, 2H), 6.85-6.74 (bsおよびsの重複, 2H), 4.83 (s, 2H), 3.98 (t, 2H), 3.66 (t, 2H), 2.50 (s, 3H)および1.44 (s, 9H)。
その後、濾液を酢酸エチル(100mL)で4回抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシ
ウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付した。
最初に溶離した物質は以下の通りである。
(b)7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.43g)、白色固体、Rf 0.39(酢酸エチル)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.60 (s, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.43 (d, 1H), 6.52 (s, 1H), 4.60 (s, 2H), 4.00 (t, 2H), 3.66 (t, 2H), 2.54 (s, 3H)および1.44 (s, 9H)。
2番目の溶離で標題化合物(1.73g)をさらに得た。
[参考実施例31]
8−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステルおよび7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
4−(4−メチルピリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(41.0g、参考実施例32)を使用する以外は参考実施例4に記載と同様に操作して、明黄色ガム状物(19.30g)として標題化合物の2:3混合物を製造した。
[参考実施例32]
4−(4−メチルピリジン−3−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル
乾燥ジクロロメタン(400mL)中の6−メチルニコチン酸(29g)の攪拌懸濁液をピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(57.58g、WO 96/31478工程B94ページに記載の操作法に従って製造)、その後塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(40.7g)で処理した。室温でさらに1時間攪拌後、反応混合物を4−ジメチルアミノピリジン(3.00g)で処理し、1夜攪拌を続けた。その後さらに反応混合物をジメチルアミノピリジン(1.00g)で処理した。さらに7時間攪拌後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、その後水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(2:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、黄色油状物として標題化合物(54.0g)を得た。Rf 0.31(酢酸エチル)。
[参考実施例33]
7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドビストリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(310mg、参考実施例34)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(340mg)を製造した。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.72-9.23 (bs, 2H), 8.63 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.62-7.15 (2 bsおよびdの重複, 3H), 4.60 (s, 2H), 4.14 (t, 2H), 3.52 (t, 2H)および2.60 (s, 3H)。
[参考実施例34]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7,8−ジシアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−
ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.60g、参考実施例35)を使用し、反応を室温で行う以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(310mg)を製造した。Rf 0.22(酢酸エチル)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.62 (s, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.52-7.32 (bsおよびdの重複, 2H), 7.18-7.00 (bs, 1H), 4.80 (s, 2H), 3.98 (t, 2H), 3.67 (t, 2H), 2.55 (s, 3H)および1.44 (s, 9H)。
[参考実施例35]
7,8−ジシアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7−シアノ−6−(4−メチルピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(3.40g、参考実施例30(b))を使用する以外は参考実施例8に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(1.60g)を製造した。MS:364[MH]+1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.64 (s, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.49 (d, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.00 (t, 2H), 3.69 (t, 2H), 2.56 (s, 3H)および1.44 (s, 9H)。
[参考実施例36]
7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.43g、参考実施例37)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(1.46g)を製造した。融点237〜242℃。MS:275[MH]+
[参考実施例37]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7,8−ジシアノ−6−テトラヒドロピラン−4−イル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(1.91g、参考実施例38)を使用し、反応を室温で行う以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(1.45g)を製造した。融点212〜221℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.45-7.16 (bs, 1H), 7.07-6.78 (bs, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.01 (t, 2H), 3.94 (dd, 2H), 3.71 (t, 2H), 3.40 (t, 2H), 3.14-3.01 (m, 1H), 2.03-1.88 (m, 2H), 1.71 (d, 2H)および1.42 (s, 9H)
[参考実施例38]
7,8−ジシアノ−6−(テトラヒドロピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
方法A:4−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(28.51g、参考実施例5a)を使用し、2−クロロアクリロニトリルの代わりにクロロマレイン酸ジニトリル(10.22g、Morgan et.al. Eur. J.Med. Chem. 1997,32, 21の操作法に従って製造)にする以外は参考実施例4に記載と同様に操作して、茶色ガム状物として標題化合物(2.80g)を製造した。Rf 0.60(ジクロロメタン:メタノール、19:1)。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 4.64 (s, 2H), 4.08 (t, 2H), 3.94 (dd, 2H), 3.75 (t, 2H), 3.40 (t, 2H), 3.20-3.05 (m, 1H), 1.93-1.67 (m, 4H)および1.43 (s, 9H)。
方法B:トルエン(200ml)中の4−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)−ピ
ペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル(31.2g、参考実施例62)、トリエチルアミン(46g)および無水酢酸(14g)の混合物を60℃で15分間加熱し、その後、温度を55〜60℃で保持しながら、トルエン(100ml)中の2−クロロブタン−2−エン−ジニトリル(23g)でシリンジポンプを介して1時間かけて処理した。反応混合物をさらに15分間攪拌し、その後室温に戻し、その後重炭酸ナトリウム水溶液(100ml)、水(700ml)および酢酸エチル(700ml)の間に分配した。有機相を分離し、その後水で洗浄し、その後減圧下に蒸発させた。残存物をジクロロメタンとメタノールの混合物(98.5:1.5、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、褐色固体として標題化合物(25.8g)を得た。
[参考実施例39]
7−シアノ−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−8−カルボン酸アミドトリフルオロ酢酸塩
8−カルバモイル−7−シアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(240mg、参考実施例40)を使用する以外は参考実施例1に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(249mg)を製造した。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 9.63-9.07 (bs, 2H), 7.74-7.40 (2bsの重複, 2H), 4.53 (s, 2H), 4.27 (t, 2H)および3.60 (t, 2H)。
[参考実施例40]
8−カルバモイル−7−シアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
7,8−ジシアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(376mg、参考実施例41)を使用し、反応を室温で行う以外は参考実施例3に記載と同様に操作して、オフホワイトの固体として標題化合物(200mg)を製造した。Rf 0.32(酢酸エチル:ペンタン 1:1)。MS:359[MH]+
[参考実施例41]
7,8−ジシアノ−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸t−ブチルエステル
N−メチル−ピロリジノン(150mL)中の二塩酸ピペラジン−2−カルボン酸(12.03g)の懸濁液をトリエチルアミン(16.45mL)および無水トリフルオロ酢酸(41.70mL)で処理した。室温で1時間攪拌後、反応混合物をクロロマレイン酸ジニトリル(7.38g、Morgan et. al. Eur. J. Med. Chem. 1997, 32, 21の操作法に従って製造)で処理し、その後70℃で19時間加熱した。反応混合物を室温に戻し、その後蒸発させた。残存物をジクロロメタン(100mL)および水(100mL)で処理した。有機相を分離し、水相をジクロロメタン(100mL)でさらに2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(1:4、v/v)、その後酢酸エチルとペンタンの混合物(1:1、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、オフホワイトの固体(7.93g)を得た。その後メタノール(200mL)中のオフホワイトの固体(7.93g)の溶液を水(20mL)中の炭酸カリウム(6.50g)の溶液で処理した。室温で1時間攪拌後、反応混合物を濾過し、濾液を蒸発させた。残存物を水(50mL)およびジクロロメタン(100mL)で処理した。有機相を分離し、水相をジクロロメタン(100mL)でさらに5回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。その後ジメチルホルムアミド(120mL)中の残存物をジ−t−ブチルジカーボネート(4.70g)およびトリエチルアミン(2.78mL)で処理した。室温で4時間攪拌後、反応混合物を48時間放置し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルとペンタンの混合物(1:4、v/v)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、得られたオフホワイトの固体をジエチルエーテルとペンタンの混合物で磨砕して、白色固体として標題化合物(376mg)を得た。1H NMR [(CDCl3]: δ 4.80 (s, 2H), 4.14 (t, 2H), 3.92 (t, 2H)および1.50 (s, 9H)。
[参考実施例42]
シクロペンチルメチルイソシアネート
乾燥アセトニトリル(10mL)中の塩化シクロペンチルアセチル(1.00g)の溶液を、窒素ブランケット下に、アジ化ナトリウム(488mg)で処理した。還流下に1.5時間攪拌し、反応混合物を室温に戻し、その後1夜放置した。その後反応混合物を濾過し、濾液を室温で蒸発させて、淡黄色油状物として得られた標題化合物(0.50g)を、さらに精製することなく使用した。
[参考実施例43]
塩化5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボニル
乾燥トルエン(10mL)中の5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボン酸(48mg)の懸濁液を塩化チオニル(269μL)で処理した。100℃で2.5時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後蒸発させた。残存物をトルエンと共沸し、得られた標題化合物(61mg)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例44]
塩化フェニルスルファモイル
乾燥トルエン(5mL)中のナトリウムフェニルスルファメート(200mg、Audrieth および Sveda, J. Org. Chem., 1944,9,89の操作法に従って製造)の懸濁液を、窒素ブランケット下にPCl5(267mg)で処理した。80℃で20時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、その後蒸発させて茶色油状物として得られた標題化合物(100mg)をさらに精製することなく使用した。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例44a]
塩化4−メトキシフェニルスルファモイル(47mg)、黄色油状物
ナトリウム4−メトキシフェニルスルファメート(72mg、参考実施例45)を使用。
[参考実施例44b]
塩化4−(トリフルオロメチル)フェニルスルファモイル(200mg)、黄色油状物
ナトリウム4−(トリフルオロメチル)フェニルスルファメート(260mg、参考実施例45aを使用。
[参考実施例44c]
塩化4−フルオロフェニルスルファモイル(26mg)、黄色油状物
ナトリウム4−フルオロフェニルスルファメート(82mg、参考実施例45b)を使用。
[参考実施例45]
ナトリウム4−メトキシフェニルスルファメート
乾燥ジクロロメタン(100mL)中の4−メトキシアニリン(13.95g)の攪拌溶液をクロロスルホン酸(3.33mL)で滴下処理した。室温でさらに1時間攪拌後、反応混合物を濾過した。不溶性の物質を水(250ml)中の炭酸ナトリウム(7.95g)の溶液で処理した。水溶液をジエチルエーテル(50mL)で洗浄し、その後蒸発させた。残存物をエタノールで磨砕し、その後不溶性の物質をエタノール/水(95:5)から再結晶化させ、標題化合物(3.30g)を得た。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例45a]
ナトリウム4−(トリフルオロメチル)フェニルスルファメート(260mg)、白色固体
4−(トリフルオロメチル)アニリン(2mL)を使用。
[参考実施例45b]
ナトリウム4−フルオロフェニルスルファメート(82mg)、白色固体
4−フルオロアニリン(14mL)を使用。
[参考実施例46]
N−4−メトキシフェニル−N′−シアノ−O−フェニルイソ尿素
イソプロパノール(10mL)中のジフェニルシアンカルボンイミデート(1g)のスラリーを4−メトキシアニリン(517mg)で処理した。室温でさらに2.5時間攪拌後、反応混合物を濾過した。不溶性の物質をイソプロパノールで洗浄し、白色固体として得られた標題化合物(778mg)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例47]
4−モルホリン−4−イルメチルフェニルアミン
水(4.15mL)中の4−(4−ニトロベンジル)モルホリン(500mg)(Leffler および Volwiler, JACS, 1938, 60, 896に記載の変法に従って製造)の攪拌懸濁液を氷酢酸(0.5mL)で処理した。反応混合物を穏やかに還流下で加熱し、その後鉄粉(500mg)で10分間かけて処理した。還流下にさらに10分間攪拌し、反応混合物を室温に戻した。反応混合物を水(10mL)で処理し、その後水酸化ナトリウム4M水溶液でpH12に塩基性化した。水相をジエチルエーテル(1×40mL、2×10mL)で3回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させて、白色固体として標題化合物(370mg)を得た。融点96〜97℃。MS:193[MH]+
[参考実施例48]
1−(4−アミノベンゾイル)−4−メチルピペラジン
鉄粉(30.0g)と濃塩酸(1.5mL)の混合物を振とうし、高真空下に70℃で1時間乾燥した。その後活性化鉄粉を室温に戻した。トルエン(75mL)中の1−メチル−4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン(15.0g、参考実施例49)の溶液を活性化鉄粉で処理した。反応混合物を125℃に加熱し、1.25時間かけて水(7.5mL)で滴下処理した。さらに45分間攪拌を続けた。60℃に冷却後、反応混合物をさらにトルエン(75mL)およびジクロロメタン(75mL)で処理し、その後室温に戻した。反応混合物を炭酸カリウム(5.0g)で処理し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後少量となるまで蒸発させ、ペンタン(120mL)で処理した。収集した不溶性の物質をペンタンで洗浄し、淡クリーム色結晶性固体として標題化合物(11.9g)を得た。融点149〜150℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 7.26 (d, 2H), 6.65 (d, 2H), 3.99-3.82 (bs, 2H), 3.81-3.54 (bs, 4H), 2.52-2.37 (brs, 4H)および2.33 (s, 3H)。
[参考実施例49]
1−メチル−4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン
乾燥ジクロロメタン(132mL)中の1−メチルピペラジン(14.6mL)およびトリエチルアミン(19.2mL)の攪拌溶液を10℃で、温度を15℃未満に保持しながら、塩化4−ニトロベンゾイル(23.2g)で少しずつ処理した。10℃でさらに1時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、水(100mL)で処理した。その後有機相を分離し、水相をさらにジクロロメタン(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を炭酸ナトリウム0.5M水溶液(100mL)、その後塩水(100mL)で洗浄し、少量になるまで蒸発さ
せ、石油エーテル(80〜100℃)(100mL)で処理した。さらに溶媒を除去し、磨砕した後、収集した不溶性の物質を石油エーテル(40〜60℃)で洗浄し、淡橙色結晶性固体として標題化合物(30,4g)を得た。融点100〜101℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.29 (d, 2H), 7.59 (d, 2H), 3.94-3.71 (bs, 2H), 3.52-3.29 (bs, 2H)および2.58-2.30 (2×brsおよびsの重複, 7H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例49a]
モルホリン−4−イル(4−ニトロフェニル)メタノン(3.84g)、白色固体、融点101〜103℃。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.24 (d, 2H), 7.65 (d, 2H), 3.72-3.39 (2
bsの重複, 6H)および3.35-3.14 (bs, 2H)。
モルホリン(1.74mL)を使用。
[参考実施例49b]
1−メチル−4−(3−ニトロベンゾイル)ピペラジン(860mg)、白色固体。1H NMR
[(CDCl3]: δ 8.34-8.27 (sおよびdの重複, 2H), 7.76 (d, 1H), 7.64 (t, 1H), 4.15-3.30 (2×bsの重複, 4H)および2.84-2.37 (2×bsおよびsの重複, 7H)。
塩化3−ニトロベンゾイル(1.0g)を使用。
[参考実施例49c]
1−イソプロピル−4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン(1.00g)、黄色固体。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.28 (d, 2H), 7.66 (d, 2H), 3.67-3.57 (bs, 2H), 3.28-3.18 (bs, 2H), 2.75-2.65 (m, 1H), 2.56-2.47 (bs, 2H), 2.45-2.35 (bs, 2H)および0.97 (d, 6H). MS: 278 [MH]+
1−イソプロピルピペラジン(800mg、Renau et. al, J. Med. Chem. 1996, 39, 729の操作法に従って製造)を使用。
[参考実施例49d]
1−イソプロピル−4−(4−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン(1.00g)、明黄色油状物、Rf 0.25(メタノール:酢酸エチル、1:9)。MS:292[MH]+
1−イソプロピル[1,4]ジアゼパン(1.00g、Renau et. al, J. Med. Chem. 1996,39, 729に記載の方法を適用して製造)を使用。
[参考実施例50]
4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニルアミン
6M塩酸(38.0mL)およびN−(4−メチルピペラジン−1−イルメチルフェニル)アセトアミド(3.80g、参考実施例51)の混合物を95℃で2時間加熱し、その後室温に戻し、1夜放置した。反応混合物を蒸発させ、残存物を水酸化ナトリウム4M水溶液(15mL)とジエチルエーテル(200mL)で処理した。有機相を分離し、水相をジエチルエーテル(50mL)でさらに2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させて、淡黄色結晶性固体として標題化合物(3.01g)を得た。融点97〜99℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 7.05 (d, 2H), 6.60 (d, 2H), 3.68-3.50 (bs, 2H), 3.37 (s, 2H), 2.63-2.29 (bs, 8H)および2.26 (s, 3H)。
[参考実施例51]
N−(4−メチルピペラジン−1−イルメチルフェニル)アセトアミド
ギ酸(3.77mL)の攪拌溶液を−10℃で、温度を−10℃に保持しながら、1−メチルピペラジン(11.10mL)で滴下処理した。その後反応混合物を室温に戻し、4−アセトアミドベンズアルデヒド(4.08g)で処理した。130℃で15分間攪拌後、
温度を155℃まで上昇させ、2.5時間攪拌を続けた。反応混合物を室温に戻し、ジイソプロピルエーテル(50mL)で処理した。不溶性の物質をジエチルエーテルで洗浄し、淡黄褐色結晶性固体として標題化合物(3.98g)を得た。融点106〜108℃。MS:248[MH]+
[参考実施例52]
3−モルホリン−4−イルメチルフェニルアミン
エタノール(25mL)中の4−(3−ニトロベンジル)モルホリン(1.0g、参考実施例33)の攪拌溶液を5%Pd/C(15mg)で処理し、その後水素ブランケット下に置いた。室温でさらに2時間攪拌後、反応混合物をセライトを通して濾過し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、明茶色油状物として標題化合物(700mg)を得た。Rf 0.08(酢酸エチル)1H NMR [(CDCl3]: δ 7.09 (t, 1H), 6.73-6.67 (m, 2H), 6.58 (d, 1H), 3.84-3.45 (tおよびbsの重複, 6H), 3.41 (s, 2H)および2.45 (t, 4H)。
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例52a]
4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニルアミン(610mg)、白色固体、融点55〜56℃。MS:223[MH]+
4−(2−(4−ニトロフェノキシ)エチル)モルホリン(1.13g、Kaye et. al., JOC, 1951, 16, 1421に記載の変法に従って製造)を使用。
[参考実施例52b]
(4−アミノフェニル)モルホリン−4−イルメタノン(0.99g)、白色固体、融点133〜136℃。MS:207[MH]+
モルホリン−4−イル(4−ニトロフェニル)メタノン(1.18g、参考実施例49a)を使用。
[参考実施例52c]
1−(3−アミノベンゾイル)−4−メチルピペラジン(625mg)、オフホワイトの固体、融点112〜114℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 7.16 (t, 1H), 6.75-6.68 (m, 3H), 3.96-3.37 (2×bsの重複, 6H)および2.66-2.25 (2×bsおよびsの重複, 7H)。
1−メチル−4−(3−ニトロベンゾイル)ピペラジン(800mg、参考実施例49b)を使用。
[参考実施例52d]
1−(4−アミノベンゾイル)−4−メチル[1,4]ジアゼパン(1.01g)、白色固体、融点153〜156℃。MS:234[MH]+
1−メチル−4−(4−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン(1.26g、参考実施例54)を使用。
[参考実施例52e]
1−(3−アミノベンゾイル)−4−メチル[1,4]ジアゼパン(1.15g)、白色固体、融点91〜93℃。MS:234[MH]+
1−メチル−4−(3−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン(1.5g、参考実施例54a)を使用。
[参考実施例52f]
1−(4−アミノフェニル)−2−モルホリン−4−イルエタノン(462mg)、黄色固体、融点78〜80℃。MS:221[MH]+
2−モルホリン−4−イル−1−(4−ニトロフェニル)エタノン(700mg、参考実施例55)を使用。
[参考実施例52g]
4−(4−フルオロフェノキシ)フェニルアミン(727mg)、オフホワイトの固体、融点62〜64℃。MS:204[MH]+
4−フルオロ−4′−ニトロジフェニルエーテル(1.00g、Rarick et. al, JACS, 1933, 55, 1289の操作法に従って製造)を使用。
[参考実施例52h]
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピルピペラジン(320mg)、黄色油状物。1H NMR [(CD3)2SO]: δ 7.10 (d, 2H), 6.53 (d, 2H), 5.50 (s, 2H), 3.45 (t, 4H), 2.72-2.60 (m, 1H), 2.41 (t, 4H)および0.96 (d, 6H)。MS: 248 [MH]+
1−イソプロピル−4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン(500mg、参考実施例49c)を使用。
[参考実施例52i]
1−(4−アミノベンゾイル)−4−イソプロピル[1,4]ジアゼパン(250mg)、明黄色固体、Rf 0.11(メタノール:酢酸エチル 1:9)。MS:262[MH]+
1−イソプロピル−4−(4−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン(1.00g、参考実施例49d)を使用。
[参考実施例53]
4−(3−ニトロベンジル)モルホリン
トルエン(10mL)中のモルホリン(4.75mL)の溶液を5℃でトルエン(10mL)中の塩化3−ニトロベンジル(4.29g)の溶液で処理した。85℃で2時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。反応混合物をジエチルエーテル(100mL)で処理し、その後水(50mL)で3回、その後塩水(50mL)で3回洗浄し、硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物を酢酸エチルを溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し、白色固体として標題化合物(2.86g)を得た。融点48〜50℃。1H NMR [(CDCl3]: δ 8.24 (s, 1H), 8.13 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.50 (t, 1H), 3.74 (t, 4H), 3.60 (s, 2H)および2.48 (s, 4H)。
[参考実施例54]
1−メチル−4−(4−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン
乾燥ジクロロメタン(30mL)中の1−メチル−[1,4]ジアゼパン(2.19mL)の攪拌溶液を乾燥ジクロロメタン(30mL)中の塩化4−ニトロベンゾイル(3.6g)の溶液で10分間かけて滴下処理した。室温でさらに10分間攪拌後、反応混合物をトリエチルアミン(2.8mL)で処理し、その後さらに3時間攪拌した。その後反応混合物を水(10mL)で処理し、有機相を分離し、さらに水酸化ナトリウム2M水溶液(20mL)で2回、その後水(15mL)で4回洗浄した。その後有機相を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させて茶色油状物として標題化合物(4.4g)を得た。Rf 0.64(ジクロロメタン:メタノール、4:1)。MS:264[MH]+
同様にして以下の物質を製造した。
[参考実施例54a]
1−メチル−4−(3−ニトロベンゾイル)[1,4]ジアゼパン(4.2g)、酢酸エチルおよびメタノールおよびトリエチルアミンの混合物(43:5:2、v/v/)を溶離剤とするシリカ上のカラムクロマトグラフィーによる精製後、橙色油状物、Rf 0.52(ジクロロメタン:メタノール:トリエチルアミン、40:10:1)。MS:264[
MH]+
塩化3−ニトロベンゾイル(3.5g)を使用。
[参考実施例55]
2−モルホリン−4−イル−1−(4−ニトロフェニル)エタノン
乾燥テトラヒドロフラン(60mL)中の2−ブロモ−4′−ニトロアセトフェノン(4.0g)の攪拌溶液をモルホリン(2.84mL)で処理した。室温でさらに30分間攪拌後、反応混合物を水(100mL)および酢酸エチル(100mL)で処理した。有機相を分離し、塩水(100mL)で洗浄し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。残存物をジエチルエーテルで磨砕し、黄色固体として標題化合物(2.72g)を得た。Rf 0.60(ジクロロメタン:メタノール:トリエチルアミン、85:10:5)1H NMR [(CD3)2SO]: δ 8.32 (d, 2H), 8.20 (d, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.58 (t, 4H)および2.48 (t, 4H)。
[参考実施例56]
2−トリフルオロメチルピリジン−4−カルボニルアジド
トルエン(130mL)中の6−トリフルオロメチルニコチン酸(2.90g)の懸濁液をジフェニルホスホリルアジド(3.30mL)、その後トリエチルアミン(2.30mL)で処理した。室温で3.5時間攪拌後、反応混合物を水(80mL)で処理した。有機相を分離し、水相をさらに酢酸エチル(40mL)で3回抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、その後室温で減圧下に蒸発させ、トルエン中の0.3M溶液として得られた標題化合物をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例57]
2−イソシアノト−5−メチルチオフェン
トルエン(3mL)中の5−メチルチオフェン−2−カルボニルアジド(167mg、Binder et. al, Synthesis 1977, 225の操作法に従って製造)の溶液を窒素気流下に100℃で1時間加熱した。その後反応混合物を室温に戻し、トルエン中の0.3M溶液として得られた標題化合物をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例58]
5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボニルアジド
アセトン(3mL)中の塩化5−(ピリジン−2−イル)チオフェン−2−カルボニル(254mg、参考実施例43)の溶液を水とアセトン混合物(3.5mL、1:6、v/v)中のアジ化ナトリウム(128mg)の溶液で処理した。室温でさらに75分間攪拌後、反応混合物を水(4mL)で処理した。不溶性の物質を収集し、水で洗浄して白色固体として得られた標題化合物(217mg)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例59]
(4−アミノ−ピペリジン−1−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン、トリフルオロ酢酸塩
乾燥ジクロロメタン(20mL)中のジホスゲン(0.99g)の溶液を、窒素ブランケット下に0℃で、温度を0℃に保持しながら、モルホリン(0.87mL)、その後トリエチルアミン(3.48mL)で滴下処理した。得られた反応混合物を0℃でさらに30分間攪拌し、その後、温度を0℃に保持しながら、乾燥ジクロロメタン(20mL)中の4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(2.0g、WO 94/10146工程j27ページに記載の変法に従って製造)の溶液で滴下処理した。0℃でさらに1時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、1夜放置した。その後反応混合物を水(50mL)で処理し、有機相を分離した。その後水相をジクロロメタン(75mL)で2回抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。その後乾燥ジクロロメタン(170mL)中の残存物の溶液をトリフルオロ酢酸(10.37mL)で処理した。室温でさらに7時間攪拌後、反応混合物を1夜放置し、その後蒸発させて茶色油状物として得られた標題化合物(2.99g)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例60]
4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、トリフルオロ酢酸塩
乾燥ジクロロメタン(150mL)中の4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(5.0g、WO 94/10146工程j27ページに記載の変法に従って製造)の溶液をトリエチルアミン(6.46mL)、その後イソプロピルクロロホルメート(24.9mL)で処理した。室温でさらに6時間攪拌後、反応混合物を48時間放置した。その後反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)で3回、その後水(50mL)で3回洗浄し、その後硫酸マグネシウム上に乾燥し、蒸発させた。その後乾燥ジクロロメタン(30mL)中の残存物の溶液をトリフルオロ酢酸(10.8mL)で処理した。室温でさらに5時間攪拌後、反応混合物を蒸発させ、無色の油状物として得られた標題化合物(5.36g)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例61]
(4−アミノ−ピペリジン−1−イル)−フェニル−メタノン、トリフルオロ酢酸塩
乾燥ジクロロメタン(150mL)中の4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(2.0g、WO 94/10146工程j27ページに記載の変法に従って製造)の溶液をトリエチルアミン(2.78mL)、その後塩化ベンゾイル(1.48mL)で処理した。室温で3.5時間攪拌後、反応混合物を水(50mL)で1回、その後飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)で1回洗浄し、その後硫酸ナトリウム上に乾燥し、その後蒸発させた。残存物をジエチルエーテルで磨砕し、不溶性の白色固体をジクロロメタン(50mL)に溶解した。その後溶液をトリフルオロ酢酸(5.9mL)で処理し、室温で2時間攪拌後、その後室温で1夜放置後、混合物を蒸発させ、無色の油状物として得られた標題化合物(2.00g)をさらに精製することなく使用した。
[参考実施例62]
4−(テトラヒドロピラン−4−カルボニル)−ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル
塩化テトラヒドロピラン−4−カルボニルをジクロロメタン(2000ml)中のピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル(123g、参考実施例63)およびトリエチルアミン(150g)の混合物に0.45時間かけて滴加した。室温で3日間攪拌後、反応混合物を水(1500ml)で処理し、その後塩酸(37%)を添加してpH2に酸性化した。有機相を分離し、その後塩化ナトリウム水溶液(1%)で洗浄し、その後減圧下に蒸発させ、得られた黄色泡状物(157g)をジエチルエーテルから、その後酢酸エチルから再結晶化させ、白色固体として標題化合物(67.9g)を得た。
[参考実施例63]
ピペラジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル
ジオキサン(1000ml)および水(500ml)中の二塩酸ピペラジン−2−カルボン酸の混合物を10〜15℃で15分間かけて水酸化ナトリウム水溶液(50%)で処理し、pHを9.1に調整した。その後温度を5℃にpHを約8.8に保持しながら、混合物をt−ブチルジカーボネート(114.6g)で少しずつ(0.1当量ずつ)1時間かけて処理した。室温で1夜攪拌後、反応混合物を10℃に冷却し、その後塩酸(37%)を添加して混合物のpHを2に調整し、その後混合物を減圧下に40℃で濃縮した。得られた固体をメタノール(1500ml)で処理し、この混合物を還流温度で加熱し、その後濾過して不溶性の無機物を除去した。濾液を蒸発させ、オフホワイトの固体として標題化合物(126g)を得た。MS:231[MH]+
適切な置換基を用いて本発明の実施例に関して上記した通り、実施例64、65、66、67、68および69の化合物を製造した。
インビトロおよびインビボの試験法
I)IGF1Rインビトロ試験法
1. IGF1Rに対する化合物の阻害作用
IGF1Rに対する化合物の阻害作用、即ち自己リン酸化活性を時間分解蛍光分析により測定した。
ヒトIGF1Rの原形質ドメインはpFastBac−GSTタグバキュロウィルス発現ベクター内にグルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)融合物としてクローニングしてある。蛋白はSF21細胞内で発現され、約80%の相同性まで精製されている。
キナーゼ活性は5mM MnCl2、50mM NaCl、3%グリセロール、0.025% Tween 20、120μMアデノシントリホスフェートを含有する50mM Hepes、pH7.5中で測定した。酵素反応は0.4M KF、133mM EDTA、XL665標識抗GST抗体を含むBSA 0.1%、およびユーロピウムクリプテート(Eu−K)コンジュゲート抗ホスホチロシン抗体を含有する100mM Hepes緩衝液、pH7.0を添加することにより終了した。2種の蛍光団、XL−665およびEu−Kの特徴はG. Mathis et al., Anticancer Research, 1997, 17, p.3011−3014に記載されている。IGF1R酵素が自己リン酸化する場合のみに発生するXL−665の特異的な長時間シグナルをVictorアナライザー(Perkin-elmer)上で測定した。本発明の化合物によるIGF1Rキナーゼ活性の阻害は被験化合物非存在下に観察される対照活性の%抑制として表示した。
2. [14C]チミジン取り込みにより測定するヒト乳癌MCF−7細胞の増殖/生存性
2.1 細胞培養、MCF−7細胞の標識および試験の性能
MCF−7細胞に対する分子の抗増殖作用をIGF1誘導細胞増殖後72時間に[14C]チミジン取り込みにより評価した。
MCF−7細胞を第1日に37℃5%CO2条件下Cytostar96穴プレート(Amersham)中ウェル当たり25,000個となるように播種し、10%FCS添加EMEM培地中1夜放置することにより細胞を付着させた。第2日に、培地をEMEM/HamF12、50/50に交換することにより、24時間細胞を枯渇させた。第3日、細胞の培地を1%ピルビン酸ナトリウム、ストレプトマイシンおよび50ng/ml終濃度のIGF1を含有する新しいEMEMに交換した。次に、[14C]チミジン0.1μCiおよび化合物3μLを終用量213μlとなるように添加した。細胞を72時間37℃5%CO2条件下にインキュベートした。IGF1誘導増殖後72時間に放射能を計数することにより[14C]チミジンの取り込みを定量した(Microbeta trilux counter、Perkin-elmer)。IC50の測定は10段階の漸増濃度で2連で行なった。
2.2 結果の計算
(i)2連の各セットの平均±s.e.m.を計算した。
(ii)最大応答シグナル値は、化合物非存在下のIGF1により刺激された細胞を含む陽性対照ウェルから計算した。
(iii)最小応答シグナル値は化合物非存在下のIGF1による刺激を受けない細胞を含む対照ウェルから計算した。
(iv)これらの数値をそれそれ最大(100%)値および最小(0%)値として用い、データを規格化して最大応答の%として表示した。
(v)10点の用量応答曲線をプロットし、化合物のIC50(特異的シグナルの50%低下をもたらす薬剤の濃度)を非直線回帰分析により計算した。
3. IGF1刺激後のMCF7細胞株におけるIGF1R自己リン酸化
3.1 細胞培養および試験の性能
細胞におけるIGF1誘導IGF1R自己リン酸化をELISA法により評価した。MCF−7細胞を6穴プレートにウェル当たり600000個播種し、10%血清中1夜放置し、次に24時間血清枯渇させた。IGF1刺激1時間前に化合物を培地に添加した。IGF1刺激10分後、細胞をHepes 50mM pH7.6、Triton X100 1%、オルトバナデート2mM、蛋白阻害剤で細胞溶解した。細胞溶解物を抗IGF1R抗体を予備コーティングした96穴プレート上でインキュベートし、その後パーオキシダーゼ酵素にカップリングした抗ホスホチロシン抗体と共にインキュベートした。パーオキシダーゼ活性値(発光基質を用いてODにより測定)は受容体のリン酸化状態を反映するものである。
3.2 結果の計算
(i)2連の各セットの平均±s.e.m.を計算した。
(ii)最大応答シグナル値は、化合物非存在下のIGF1により刺激された細胞の細胞溶解物を含む陽性対照ウェルから計算した。
(iii)最小応答シグナル値は化合物非存在下の未刺激の細胞の細胞溶解物を含む対照ウェルから計算した。
(iv)これらの数値をそれぞれ最大(100%)値および最小(0%)値として用い、データを規格化して最大応答の%として表示した。
(v)用量応答曲線をプロットし、化合物のIC50(OD測定値の50%低下をもたらす薬剤の濃度)を計算した。
II)FAKのインビトロ試験法
1. FAKに対する化合物の阻害作用
Fakキナーゼに対する化合物の阻害作用、即ち自己リン酸化試験を時間分解蛍光分析により測定した。
ヒト酵素の完全長cDNAはpFastBac HTcバキュロウィルス発現ベクター内にクローニングしてある。蛋白を発現させ、約70%の相同性まで精製されている。
キナーゼ活性は10mM MgCl2、100μM Na3VO4、15μMアデノシントリホスフェートを含有する50mM Hepes、pH7.2中で測定した。酵素反応は0.4M KF、133mM EDTA、XL665標識抗6His抗体を含むBSA 0.1%(FakをHisタグする)、およびユーロピウムクリプテート(Eu−K)コンジュゲートモノクローナルチロシンホスホ特異的抗体を含有するHepes緩衝液、pH7.0を添加することにより終了した。2種の蛍光団、XL−665およびEu−Kの特徴はG. Mathis et al., Anticancer Research, 1997, 17, p.3011-3014に記載されている。Fak酵素が自己リン酸化する場合のみに発生するXL−665の特異的な長時間シグナルをPackard Discovery Microplateアナライザー上で測定した。本発明の化合物によるFak活性の阻害は被験化合物非存在下に観察される対照活性の%抑制として表示した。
2. フィブロネクチンマトリックス上のヒト頸部Hela細胞の遊走
2.1 細胞培養および試験の性能
Hela細胞(100,000個)をDiIC12(Interchimカタログ番号D−383)で2時間37℃5%CO2条件下に染色し、30分間37℃5%CO2条件下で漸増濃度の化合物で前処理した。次にこれらを化合物存在下で8μmの24穴化学遊走Boydenチャンバー(Becton Dickinson Falcon HTS FluoroBlockインサートシステム、カタログ番号351158)の上面に適用し、37℃5%CO2条件下で24時間基礎DMEM培地中で化学誘引物質としてのフィブロネクチン(10μg/ml)を含有する下部チャンバーに遊走させた。細胞の遊走は蛍光測定により定量した。試験は3連のウェルで行なった。
2.2 結果の計算
(i)3連のウェルの各セットの平均±s.e.m.を計算した。
(ii)最大応答は、フィブロネクチン上で遊走できた化合物非存在下の細胞を含有する陽性対照ウェルであった。
(iii)最小応答は、化学誘引物質の非存在下の基礎培地上で遊走できた化合物非存在下の細胞を含有する対照ウェルであった。
(iv)これらの数値をそれそれ最大(100%)値および最小(0%)値として用い、データを規格化して最大応答の%として表示した。
(v)用量応答曲線をプロットし、化合物のIC50(細胞遊走の50%低下をもたらす薬剤の濃度)を計算した。
III)1. インビトロの酵素試験
1.1 JNK酵素試験
1.1.1 [33P]−ATP法
[γ−33P]ATPからGST−c−Jun基質へのγ−ホスフェートの取り込みを測定する濾過試験においてJNK1活性を抑制する化合物の能力を試験した。化合物(0.001μM〜30μM)を96穴ホスホセルロースマイクロタイタープレート(Millipore, MAPH NOB 10)中30分間GST−c−Jun(0.5μM)、JNK1(0.1μM)および[γ−33P]ATP(6μM)と共にインキュベートした後、リン酸(1%)を添加してインキュベートを停止した。プレートを更に5分間室温でインキュベートした後、真空を適用して試験混合物をフィルター通過させた。次にフィルターをリン酸(1%)100μlで5回洗浄し、ティシュペーパー上にブロット乾燥し、Milliporeアダプターカセット中で完全に乾燥させた。Microscintシンチラント(Packard)25μLを各ウェルに添加し、プレートをプレートシーラーで密封した。c−Junへの[33P]−ATPの取り込みをPackard Topcount上で測定した。
1.1.2 ホモジニアス時間分解蛍光法
試験はホモジニアス時間分解蛍光(HTRF)法に基づいており、これはユーロピウムクリプテートドナーとXL665アクセプターとの間の非放射線エネルギー転移を利用している。GST−ATF2基質をJNK3酵素と共にインキュベートし、ATPの添加により酵素反応を開始させる。XL665標識抗GST抗体およびクリプテート標識抗ホスホATF2抗体の混合物を添加して基質のリン酸化の程度を測定する。XL665標識抗GST抗体/リン酸化GST−ATF2複合体とクリプテート標識抗ホスホATF2抗体との間の相互作用により、クリプテートからXL665への共鳴エネルギーの転移が起こり、これは基質のリン酸化と比例している。蛍光の発光はLJL Acquestを用いて665nmおよび620nmで読み取り、2つの値の比率を記録する。活性な化合物はJNK3の酵素活性を阻害し、これは665nm/620nm比の低下により反映される。酵素反応は384ウェルのフォーマットで15μlの終容量中で行なう。各ウェルには1.75μg/ml JNK3、25mM Hepes(pH7.4)、100μM塩化マグネシウム、0.05%Triton−X−100、10mM DTT、5%グリセロール、18.2μM ATPおよび96nM GST−ATF2基質を含有させる。使用する酵素はAventis Core Biotech, Vitry, Franceにより酵素中生成されたヒト(His)6−JNK3α2(バッチ番号HUM414、0.685mg/ml)とした。酵素は見かけの分子量56,600Daを有していた。37℃で30分間インキュベートした後、24μLの2.5μg/ml抗GST−XLおよび0.10μg/ml抗ホスホATF2クリプテート抗体を添加し、プレートを更に2時間室温でインキュベートする。GST−ATF2はAventis Core Biotech, Vitry, France(バッチ番号JCE3224、1.1mg/ml)によりE.coli中(分子量38,867Da)生産させた。抗体は以下のもの、即ち、抗ホスホATF2クリプテート抗体、ロット番号004、310μg/ml;抗GST−XL665抗体、ロット番号012、250μg/mlをCIS Bioより入手した。
HTRFの読み取りはLJL Acquestリーダーにより行なった。化合物の阻害活性を測定する必要がある場合は、被験化合物の所望の濃度を酵素反応に含まれるようにする(通常は10-4〜10-9M)。被験化合物の力価はActivity Base Software(IDBS Ltd)を用いた非直線回帰分析により求めたそのIC50値により表される。
2. cJunリン酸化試験
既に報告されている方法(Hazzalin et al., 1996)を用いて転写因子c−Junのリン酸化を抑制する化合物の能力を試験した。2個のセリン残基(Ser63およびSer73)上でのリン酸化によりポリアクリルアミドゲル上の電気泳動の移動性が低下する。即ち、非リン酸化およびリン酸化c−Jun核種は異なる態様で遊走し、これはポリアクリルアミドゲル電気泳動の後に抗c−Jun特異的抗体を用いたウエスタンブロットにより検出することができる。
10%(v/v)ウシ胎児血清(FCS)を含有するダルベッコの変性イーグル培地(DMEM)中に生育させたC3H10T1/2マウス線維芽細胞上で化合物を試験した。コンフルエントとなった細胞は0.5%を含むDMEM中18〜24時間インキュベートすることにより活動停止させた。血清枯渇C3H10T1/2細胞に30分間化合物(0.01〜10μM)または溶媒(ジメチルスルホキシド)を前投与し、その後更に30分間アニソマイシン(50ng/ml)で刺激した。全細胞抽出液を調製し、15%ポリアクリルアミドゲル(SDS非含有)上で分割した。非リン酸化およびリン酸化されたc−Junをウエスタンブロットおよび抗ホスホc−Jun抗体(Santa Cruz)を用いた増強化学ルミネセンスにより検出した。
3. 3T3線維芽細胞における細胞JNK阻害の測定
線維芽細胞系統(3T3細胞)をAmerican Type Tissue Collectionより入手し、供給元の指示書に従って単層培養した。実験の当日、細胞培養インキュベーター中で2時間15ng/mlアニソマイシンに細胞を曝露することによりJNK経路を活性化させた。被験化合物は1時間所定の濃度(1nM〜30μM)で予備インキュベートした後にアニソマイシンを添加することにより試験した。培地を吸引し、細胞の単層を電気泳動試料添加緩衝液中に可溶化することにより反応を停止させた。
各試料の一部(7.5〜15μl)をNovexポリアクリルアミドトリスグリシン4−12%グラジエントゲル(#EC60355)上に適用した。ゲルを1〜1.5時間150〜200Vで、最も小さい分子量マーカーがゲルから出るまで泳動した。目的の蛋白(c−Jun)は約39kDaで遊走する。最大電圧および電流設定200mAまで1時間、Hoefferセミドライ転移プロトコルを用いてPVDF膜(Imobilon P、Fisher Scientific、カタログ番号1PVH15150)に蛋白を転移させた。転移後、膜を5分間1%ツイーン含有トリス緩衝食塩水(TBS)で洗浄した。ブロック緩衝液(5%Carnationノンファット乾燥乳1%ツイーン20−TBS)中室温で1時間膜をブロッキングした。次にブロック緩衝液を除去しブロットを一次抗体(Santa Cruz Biotechnology #sc-822)1:2000希釈液(ブロック緩衝液で希釈)と共に1夜4℃でインキュベートした。この一次抗体はヒト由来のc−Junのアミノ酸56〜69に相当するペプチドに対するマウスモノクローナル抗体である。一次抗体インキュベートの後、膜を1%ツイーン含有TBSで30分間室温で2回洗浄した。次に膜をブロック緩衝液で1:10000希釈した2次抗体(Cell Signalingのヤギ抗マウスIgG#7076)と共に1時間インキュベートした。膜を1%ツイーン含有TBSで各30分間2回洗浄した。次にブロットを5分間1:1希釈のPierce Super Signal West Femtoルミノール/エンハンサー溶液(Pierce#1856189 および #1856190)を用いて展開した。過剰な溶液を除去し;膜を2つの透明体間に入れ、フィルムに露光して現像した。
4. ヒト単球によるTNF−アルファ放出に対するインビトロの抑制作用
ヒト末梢血単球(PBM)によるTNF−アルファの生産に対する化合物の作用は以下の通り調べられる。
4.1 ヒト末梢血単球の調製
健常者ドナーの新鮮血をクエン酸ナトリウム(3.8%w/v)と混合(4:1、v/v)した。単核細胞は製造元の指示書に従ってHistopaque-1077(Sigma Diagnostic)上の血液の遠心分離により調製した。富単核細胞画分を洗浄し、デオキシリボヌクレアーゼ(37.5U/ml)およびヒト血清アルブミン(0.3%)を添加したHank平衡塩溶液(HBSS)中に再懸濁した。示差(サイトスピン)細胞計数単核細胞画分は日常的に70〜80%の単球を含有していた。
単核白血球画分の細胞を遠心分離(200g、10分、20℃)し、ウシ胎児血清(FCS)(1%)、ペニシリン(50U/ml)およびストレプトマイシン(50μg/ml)を含有するRPMI 1640中に106個/mlの細胞密度で再懸濁し、96穴プレートに付着させた。90分間インキュベート(5%CO2、37℃)した後、非付着細胞を含む培地を除去し、細胞を新鮮な培地で1回洗浄した。
4.2 単球TNF−アルファ放出の測定
培地中の付着細胞を、化合物または溶媒(0.1%ジメチルスルホキシド)を含有する新鮮な培地と共に1時間(5%CO2、37℃)インキュベートした。化合物は3×10-9M〜3×10-6Mの濃度範囲で試験した。次にLPS(10ng/ml)を細胞に添加し、更に18時間インキュベートを継続した。細胞上澄みを96穴、0.22μm濾過プレートに移し、−20℃で保存した。
細胞上澄み中のTNF−アルファの濃度はサンドイッチELISAにより定量した。慨すれば、ELISAプレートを重炭酸塩緩衝液(pH9.9)中マウス抗ヒトTNF−アルファ抗体2μg/mlで共に1夜コーティングした。洗浄緩衝液(PBS中0.05%(v/v)ツイーン)でウェルを洗浄し、未占有部位をブロッキング(1%BSA)した後、単球の上澄み試料またはヒト組み換えTNF−アルファ標準物質を真空濾過してELISAプレートの相当するウェルに入れた。ビオチニル化ウサギポリクローナル抗ヒトTNF−アルファ抗体(3μg/ml)を二次抗体として用い、ストレプトアビジン−セイヨウワサビパーオキシダーゼを検出抗体として使用した。パーオキシダーゼの基質は過酸化水素存在下の3,3′,5,5′−テトラメチルベンジジン(TMB)とした。
対照試料およびLPS刺激単球インキュベート物の上澄み中のTNF−アルファ濃度は、Multicalcソフトウエアプログラム(Wallac UK., Ltd)を用いた直線回帰によりフィットさせた標準(両対数)曲線(0.125〜16ng/ml)から内挿することにより計算した。
5. LPS惹起マウスにおける血清中TNF−アルファ濃度に対する化合物の阻害作用
5.1 動物の投与およびネズミTNF−アルファの測定
5匹またはそれ以上の群とした雌性Balb/cマウス(6〜8週齢、体重20〜22g、Charles River U.K.)に1.5%(w/v)カルボキシメチルセルロース中に懸濁した化合物(1〜100mg/kg)を経口投与し、次に最低30分の後にLPS30mgを腹腔内投与して惹起する。90分後、供試動物を二酸化炭素窒息死させ、心臓穿刺により出血させる。血液を4℃で凝固させ、遠心分離(12000g、5分間)し、血清を採取してTNF−アルファの分析に供する。TNF−アルファ濃度はGenzymeより購入した市販のネズミTNF−アルファELISAキット(カタログ番号1509.00)を用いて製造元の推奨に従って測定する。TNF−アルファの値は組み換えネズミTNF−アルファ標準曲線から計算する。
6. ヒト扁桃B−リンパ球からのIgE放出に対する抑制作用
6.1 ヒトB−リンパ球の単離
地域の病院で通常の扁桃切除術を施行された患者からヒト扁桃を採取した。これを切開し、Histopaque上で上昇密度遠心分離を行なうことにより単核細胞を単離した。単離した細胞は70〜80%Bリンパ球、20〜30%Tリンパ球、そして、<2%がNK細胞であった。ヒツジ赤血球でロゼッティングすることによりTリンパ球を枯渇させ、残存する細胞集団を>98%純粋B細胞とした。
6.2 Bリンパ球インキュベーションおよびIgEの測定
Bリンパ球を1×105個/ウェルの細胞密度で培養し、37℃で7日間インターロイキン(IL)−4(200U/ml)および抗CD40(0.5μg/ml)と共に200μL IMDM/10%FCS中に再懸濁した。インキュベーション試料を除去し、遠心分離(1000g、5分)により細胞破砕物を除去し、上澄み中のIgEをサンドイッチELISAで測定した。
6.3 IgEの検出
マイクロタイタープレート(Costar EIA/RIA)を炭酸塩緩衝液(pH9.6)中抗IgE(クローン577C1)5μg/mlで4℃で1夜コーティングした。次にプレートを洗浄(PBS/0.1%ツイーン)し、その後、PBS/3%BSA(200μl/ウェル)で室温で30分間ブロッキングした。洗浄後、IgE標準物質(0〜1000IU/ml:1IUは2.4ng/ml IgEと同等)および細胞培養上澄み(1:10希釈)を添加した(100μl/ウェル、1.5時間、37℃)。次に二次抗体(アルカリホスファターゼコンジュゲートヤギ抗ヒトIgE)を添加(1:500)し、37℃で1時間インキュベートした(100μl/ウェル)。最終洗浄の後、基質溶液(p−ニトロフェニルホスフェート)を添加(100μl/ウェル:1mg/ml)し、室温で30分間インキュベートした。最後に3M NaOHを添加して反応を停止し、Labsystems Multiskan MCC/340プレートリーダーを用いて405nmで吸光度を読み取った。
7. 小脳顆粒細胞中の細胞毒性に対するJNK阻害剤の作用
最近の研究結果(Dev. Br. Res.112, 245-253, 1999)によれば、PI3K−Aktシグナリング経路の活性化はJNKの活性化およびc−Junの発現の抑制により小脳顆粒細胞におけるニューロン死を抑制することが示唆されている。LY294002はPI13Kの可逆的阻害剤であり、JNKを活性化させ、その後の細胞死をもたらす。本発明者等は、小脳顆粒細胞標品におけるLY294002誘導細胞死から保護するJNK阻害剤の能力を調べた。
一次小脳細胞培養物を7日齢のSprague-Dawleyラットから調製した。小脳を慎重に採取し、髄膜を切除し、5〜7分割した。VERSENEで消化(5分間、37℃)した後組織を穏やかに機械的に解離させた。細胞をウェル当たり最終細胞密度105個となるようにポリ−D−リジン(Becton-Dickinson)を予備コーティングした96穴のプレート上に播種した。培養物を5%CO2の湿潤雰囲気下37℃に維持し、抗有糸分裂剤(10μMシトシンアラビノシド)の存在下5%ウシ胎児血清、5%ウマ血清および30mM塩化カリウムを添加したDMEM培地中の培養第9日の後に使用した。薬剤は24時間所定濃度で培養物に直接添加した。ニューロン死はMosmannまたはMTT試験の比色測定法により定量的に試験した(1983, J. Immunol. Methods, 65, 55-63)。各条件は6連または3連で試験し、得られた平均値を一元ANOVA、次いでDunnettの多重比較試験により統計学的に分析した。
PI3Kの阻害剤であるLY294002は高濃度でカリウムを含有する培地中で培養されたラット小脳顆粒神経細胞に添加されるとニューロン死を誘導した(図1)。LY294002誘導細胞死は8日間またはそれ以上培養物中に維持された細胞においてはより再現性が高かった。LY294002誘導毒性に対する用量応答は培養された小脳顆粒細胞にLY294002を3〜100μM添加することにより調べた(図1)。実施例9(a)の神経保護作用を観察するためには、小脳顆粒細胞は培養9日の後に使用しなければならない。このことは出生後の発達の間のJNKの発現の増大と合致している。実施例9(a)は7μMのIC50でLY294002(30μM)誘導毒性に対する用量依存的保護をもたらしている(図2)。
図1および2のグラフは、典型的な実験を示す。各点は6個の異なるウェルの平均である。対照は緩衝液のみを添加された細胞に相当する。
8. インビボのJNK阻害の測定
雄性Wistarラットを実験開始時まで個体別に飼育し、その後は12時間の照明消灯周期で5匹ずつの群で飼育した。水と飼料は自由摂取させた。全ての実験手順は認可された研究室用動物実験プロトコルにより実施した。薬剤または溶媒はカイニン酸(滅菌水中10g/kg、腹腔内)の投与の前、後、または前後ともに、種々の時点で皮下、腹腔内または静脈内投与できる。特定の場合ににおいては、薬剤はカニューレを用いて脳に直接投与し、左側脳室内に移植した。痙攣の強度に関して動物を観察して評点し、その後種々の時点で安楽死させ、総およびリン酸化されたc−Junの量を評価する。
この方法はマウスでも実施することができる。雄性C57BL/6マウス(20〜25g)をCharles River Laboratoriesから購入した。全マウスとも12時間の照明消灯周期で5匹ずつの群で飼育した。実験開始日までは水と飼料は自由摂取させた。全ての実験手順は認可された研究室用動物実験プロトコルにより実施した。カイニン酸は水に溶解し、30mg/kgで腹腔内注射する。化合物または溶媒はカイニン酸の投与の前、後、または前後ともに、皮下、腹腔内、静脈内または脳室内に投与できる。痙攣の強度に関して動物を観察して評点し、次に、カイニン酸投与後種々の時点で安楽死させ、総およびリン酸化されたc−Junの量を評価する。
安楽死後、海馬を迅速に摘出し、計量し、ドライアイス上で急速凍結する。次に海馬をラットに付いてはml当たり乾燥重量120mg、マウスでは60mg/mlとなる組織濃度で、50mMトリスpH7.4、1%ツイーン20+プロテアーゼ阻害剤カクテル(Boehringer)を用いながら、超音波処理により海馬を破壊する。次に試料を30分間氷上でインキュベートし、次に4℃で30分間13,500rpmで遠心分離する。試料を合わせ(ラットで60mg、マウスで30mg)、試料当たり500μlの総容量とする。1夜5μgマウス抗c−Jun(Becton Dickinson)および蛋白Aセファロース(Amersham)で総c−Junを免疫沈降する。同様に、リン酸化されたc−Junを1夜5μgマウス抗ホスホ(セリン63)c−Jun(Santa Cruz)および蛋白Aセファロース(Amersham)で1夜免疫沈降する。翌日、試料を20mM HEPES pH7.4、2mM塩化マグネシウム、1mM EDTAで3回洗浄する。次に試料を70℃で10分間加熱することにより4X NuPAGE LDS試料緩衝液(Invitrogen)中で変性する。次に試料を1時間200ボルトでMOPS緩衝液中10%トリスBis NuPAGEゲル上で電気泳動することにより分割する。次に蛋白を1.5時間トリス−グリシン−メタノール中、PVDF膜上に転移させる。膜をPBS中5%乳、0.5%ツイーン20で1時間ブロッキングし、その後、1:1000の抗c−Jun抗体(Cell Signaling Technologies)と共に4℃で1夜インキュベートする。ブロットをPBS−ツイーンで3回洗浄し、1:10000の抗ウサギHPRと共に1時間インキュベートする。最後にブロットをPBS−ツイーンで3回洗浄し、West Femto Maximum Luminol試薬を用いて現像する。像はKodak Image Station(NEN)上に捕獲して分析する。
9. 局所脳虚血のモデル
ラット(Charles River)を使用前3日、ケージ当たり3匹で水および飼料を自由摂取
させる。全外科的処置は無菌条件下に滅菌機器を用いて実施する。体重250〜350gのラットを先ず5%(vv-1)イソフルラン、30%(vv-1)酸素および70%(vv-1)酸化窒素で麻酔し、鼻コーンを用いて1〜2%イソフランで維持した。動物の下部に加熱パッドを置いて体温を37℃に維持し、直腸検温プローブを用いて処置中を通して温度をモニタリングした(BAT-10、温度計、Physitemp,Clifton,USA)。
9.1 凝固による永久中大脳動脈閉塞(MCAo)
永久MCAoの本モデルはTamura et al(1981)により報告された変法に基づいて実施する。ラットを手術用顕微鏡下に側臥位に置く。約3mmの長さの曲線垂直切開を動物の右眼窩と外耳道の間で行なう。側頭筋を反曲させ開頭できるように、開頭部は歯科用ドリルを用いて卵円孔から前3mm後1mmとした。硬膜を切開し、右中大脳動脈(MCA)を露出させ、精密ピンセットを用いた二極電気凝固法により嗅索に約2mmの部分で凝固させる(Vetroson, V-10二極電気手術ユニット、Summit Hill Laboratories, Navesink, NJ, USA)。凝固の後、動脈を切断して再疎通を防止する。開頭部は骨ワックスで被覆し、筋肉を戻し、切開創を縫合する。
9.2 管腔内フィラメントによる一過性局所大脳虚血のモデル
MCAoの一過性モデルはBelayev等(1996)により報告された方法に基づいて実施する。ラットを上記した通り麻酔する。右総内外頚動脈を5−0絹縫合糸で単離する(Deknatel, Fall River, MA 02720, USA)。外科的処置中は右総動脈の圧力は2〜4分ごとに解放して再灌流させる。右上甲状腺動脈を単離して焼灼し、その間外頚動脈は5−0絹縫合糸で遠位結紮する。別の5−0絹縫合糸を外頚動脈の基部に緩く絞める。後頭動脈を単離し、5−0絹縫合糸2本で結紮し、焼灼する。内頚動脈および翼突口蓋動脈を単離し、内頚動脈の分岐部下約1mmで翼突口蓋動脈を5−0絹縫合糸で結紮する。総頚動脈および外頚動脈を固定しながら、内頚動脈上に動脈瘤クリップを置く。外頚動脈の遠位端部で小切開部を作る。次にポリ−L−リジンでコーティングされた約30mmの長さの3−0または4−0ナイロン縫合糸(Sigma St.Louis, MO63178, USA)を外頚動脈に挿入し、総頚動脈まで伸展させる。外頚動脈周囲に緩く締めた5−0絹縫合糸をこの時点でモノフィラメント周囲に穏やかに絞めつける。フィラメントを有する外頚動脈の残りの部分を回転させて内頚動脈の管腔内にモノフィラメントが挿入されるようにする。内頚動脈の管腔内にモノフィラメントが18〜22mm挿入された後(動物の体重による)、MCAへの血流を遮断する。次に頸部の切開部を断続縫合により5−0絹縫合糸で閉鎖する。温度プローブを除去し、麻酔を中断した後、動物を覚醒させる。MCAoの2時間後、ラットを最初に用いたものと同じ麻酔剤の組み合わせて再度麻酔し、鼻コーン内に戻した。頸部の切開部を再度開口させて外頚動脈および総頚動脈を前述の通り露出させる。血流の再開は外頚動脈から管腔内モノフィラメントを完全に引き出し、外頚動脈周囲に縫合糸を絞めつけることにより達成される。次に切開部を前述の通り断続縫合により5−0絹縫合糸で閉鎖する。ラットを麻酔から覚醒させ、ケージに戻す。
9.3 管腔内フィラメントを用いた永久局所大脳虚血のモデル
当初はLonga et al(1989)により報告され、Belayev et al(1996)により変更された永久MCAoの本モデルは一過性MCAoに関する上記のものと手法においては同様である。相違点は、MCAを閉塞するために内頚動脈にモノフィラメントを挿入した後に、動物を縫合して覚醒させる点である。フィラメントは摘出せず、動物はMCAo後24時間に屠殺する。
梗塞容量の測定
動物を5分間イソフルオラン麻酔下(70%N2Oおよび30%O2中5%)に安楽死させる。断首の後、脳を迅速に摘出し、ラット脳マトリックス(RBM 4000C, ASI Instruments)を用いて7個の2mm冠状切片とし、塩化2,3,5−トリフェニルテトラゾリウムで染色し、次に緩衝ホルマリン中に固定する。MCID Imagingソフトウエア(MCID M5+, Imaging Research, Inc.)を用いてデジタル画像として電子的に切片を個別に捕獲する。デジタル画像の梗塞領域をAISソフトウエア(Analytic Imaging Software, Imaging Research Inc.)を用いて計算する。直接梗塞容量(mm3)または間接容量(%梗塞)の双方として容量分析のために脳当たり7切片領域を合計し、同側性半球における浮腫の形成を相殺する(Swanson et al., 1990)。
LY294002の神経毒性作用を示すグラフである。 LY294002誘導毒性に対する実施例9(a)の保護作用を示すグラフである。

Claims (14)

  1. 記一般式(I):
    Figure 0004456365
    の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
    上記式I中、R1は水素、R4、−C(=Y)−NHR4、−SO2NHR4、−C(=Z1)−R4、−SO2−R4または−C(=Z1)−OR4であり;
    2は水素、シアノ、ハロゲンまたは−C≡C−R5であり;
    3は水素、アシル、アルコキシカルボニル、アルキル、アロイル、アリール、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、シクロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロアロイル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたは−C(=O)−NY12であり;
    4はアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクロアルキルであり、各々は場合により、アリール、シクロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R9、−C(=O)−NY34、−NY12、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−OR9、−N(R10)−SO2−R9または−Z28から選択される基1個またはそれ以上で置換されているか;または、R4はアリールまたはヘテロアリールであり、各々は場合によりアルキレンジオキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、アリール、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ニトロ、R7、−C(=O)−NY34、−C(=O)−OR8、−C(=O)−R11、−NY34、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY56、−N(R10)−C(=O)−OR9、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY56、−SO2−NY34および−Z212から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
    5は水素またはアルキルであり;
    6はアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールスルホニル、アロイル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロアロイルおよびヘテロシクロアルキルであり;
    7はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり、各々は場合によりアリール、シクロアルキル、シアノ、ハロ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、−CHO(またはその5員、6員または7員の環状アセタール誘導体)、−C(=O)−NY12、−C(=O)−OR8、−NY34、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY34、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY34および−OR9から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
    8は水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
    9はアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり;
    10は水素または低級アルキルであり;
    11はアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであるか;または場合により−NY12で置換されたアルキルであり;
    12はアリールまたはヘテロアリールであるか;またはアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルであり、各々は場合によりアリール、シクロアルキル、シアノ、ハロ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、−CHO(またはその5員、6員または7員の環状アセタール誘導体)、−C(=O)−NY12、−C(=O)−OR8、−NY12、−N(R10)−C(=O)−R9、−N(R10)−C(=O)−NY34、−N(R10)−SO2−R9、−N(R10)−SO2−NY34および−OR9から選択される置換基1個またはそれ以上で置換されており;
    YはO、SまたはNCNであり;
    1およびY2は相互に独立して水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであるか;または基−NY12はO、SまたはNR6から選択される別のヘテロ原子を場合により含んでいる5〜7員の環を形成し;
    3およびY4は独立して水素、アルケニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、または、アリール、ハロ、ヘテロアリール、ヒドロキシ、−C(=O)−NY56、−C(=O)−OR8、−NY56、−N(R6)−C(=O)−R9、−N(R6)−C(=O)−NY56、−N(R6)−SO2−R9、−N(R6)−SO2−NY56および−OR9から選択される基1個またはそれ以上で場合により置換されたアルキルであるか;または基−NY34は環状アミンを形成してよく;
    5およびY6は独立して水素、アルケニル、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであるか;または基−NY56は環状アミンを形成してよく;
    ZはOまたはSであり;
    1はOまたはSであり;
    2はOまたはS(O)pであり;
    nはであり;
    mは1であり;
    pは1または2である。
  2. 下記式(Ia):
    Figure 0004456365
    [式中、R2、R3、R4およびYは請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、
    請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  3. 下記式(Ib):
    Figure 0004456365
    [式中、R2、R3およびR4は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  4. 下記式(Ic):
    Figure 0004456365
    [式中、R2、R3およびR4は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  5. 下記式(ICC):
    Figure 0004456365
    [式中、R2およびR3は請求項1に記載の定義を有し、そしてR4CはNHR4を示し、ここでR4は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  6. 下記式(Id):
    Figure 0004456365
    [式中、R2、R3およびR4は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  7. 下記式(Ie):
    Figure 0004456365
    [式中、R2およびR3は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  8. 下記式(If):
    Figure 0004456365
    [式中、R2、R3およびR4は請求項1に記載の通り定義される]の化合物である、請求項1に記載の一般式(I)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  9. 下記物質:
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルメチルアミド
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−フラン−2−イルアミド
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2,6−ジフルオロフェニル)アミド]
    [(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]酢酸エチルエステル
    7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
    7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−フルオロフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−シクロペンチルアミド
    {4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−アミノ]−フェノキシ}−酢酸
    7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]アミド}
    7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−モルホリン−4−イルメチルフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−フェニル]−アミド}
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[4−(1−メチル−ピペリド−4−イル−メチル)−フェニル]−アミド}
    (±)−トランス−7−シアノ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−フェニルシクロプロピル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−m−トリルアミド
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−クロロフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−メトキシフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(3−フルオロフェニル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(2−クロロフェニル)アミド]
    4−[(8−カルバモイル−7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)アミノ]安息香酸
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−[(テトラヒドロピラン−4−イル)アミド]
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル]アミド}
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル]−アミド}または
    7−クロロ−6−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2,8−ジカルボン酸8−アミド2−{[3−(1−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−アミド}
    である、請求項に記載の式(ICC)の化合物、またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物
  10. 活性成分としての請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物、またはその化合物の製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物の少なくとも1種おび製薬上許容しうる担体を含有する医薬組成物。
  11. 癌疾患の治療のための医薬品の調製のための請求項1〜9のいずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物の使用。
  12. 細胞毒性剤に対して耐性の癌の治療を意図した医薬品の調製のための請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物の使用。
  13. 乳癌、胃癌、卵巣癌、結腸癌、肺癌、脳癌、喉頭癌、リンパ系癌、膀胱および前立腺を含む泌尿器癌、骨癌または膵臓癌の治療を意図した医薬品の調製のための、請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物の使用。
  14. アルツハイマー病、パーキンソン病、脳外傷、または心臓手術若しくは心臓発作が原因であるニューロンの損傷の治療を意図した医薬品の調製のための、請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容しうる塩若しくはその溶媒和物の使用。
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