JP2023522202A - 融合三環式kras阻害剤 - Google Patents

融合三環式kras阻害剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2023522202A
JP2023522202A JP2022562815A JP2022562815A JP2023522202A JP 2023522202 A JP2023522202 A JP 2023522202A JP 2022562815 A JP2022562815 A JP 2022562815A JP 2022562815 A JP2022562815 A JP 2022562815A JP 2023522202 A JP2023522202 A JP 2023522202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
independently selected
alkyl
membered heterocycloalkyl
cycloalkyl
alkylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022562815A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021211864A5 (ja
Inventor
ジュー,ウェンユー
ワン,シャオジャオ
シュバーツバート,アルテム
ヤオ,ウェンチン
チィ,チャオ
ポリカルポ,ロッコ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Incyte Corp
Original Assignee
Incyte Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Incyte Corp filed Critical Incyte Corp
Publication of JP2023522202A publication Critical patent/JP2023522202A/ja
Publication of JPWO2021211864A5 publication Critical patent/JPWO2021211864A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

式Iの化合物、KRAS活性を阻害する化合物の使用方法、及びそのような化合物を含む医薬組成物を開示する。この化合物は、がんなどのKRAS活性と関連する疾患または障害の治療、予防、または改善に有用である。

Description

関連出願
本出願は、2020年4月16日に出願された米国特許仮出願第63/011,089号及び2021年2月8日に出願された米国特許仮出願第63/146,899号に関連するものであり、それぞれの内容が全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、化合物ならびにそれらの組成物及び使用方法を提供する。化合物は、KRAS活性を調節し、がんを含む様々な疾患の治療に有用である。
Rasタンパク質は低分子GTPaseのファミリーの一部であり、これらのファミリーは、成長因子及び様々な細胞外刺激によって活性化される。Rasファミリーは、細胞内シグナル伝達経路を調節し、この経路は、細胞の成長、遊走、生存及び分化に関与する。細胞膜においてRASタンパク質が活性化されると、重要なエフェクターが結合し、RAF及びPI3Kキナーゼ経路を含む細胞内での細胞内シグナル伝達経路のカスケードが開始される。RASにおける体細胞変異は、無制御の細胞成長及び悪性形質転換をもたらす場合があり、同時にRASタンパク質の活性化は、正常細胞においてしっかりと調節されている(Simanshu,D.et al.Cell 170.1(2017):17-33)。
Rasファミリーは、KRAS、NRAS及びHRASの3つのメンバーから構成される。RAS変異がんはヒトのがんの約25%を占める。KRASは、全てのRAS変異の85%を占める最も高い頻度で変異したアイソフォームであり、一方、NRAS及びHRASはそれぞれ、全てのRAS変異がんの12%及び3%に認められる変異である(Simanshu,D.et al.Cell 170.1(2017):17-33)。KRAS変異は、上位3つの最も致命的なタイプである膵臓(97%)、直腸結腸(44%)、及び肺(30%)のがんの中で広く認められる(Cox,A.D.et al.Nat Rev Drug Discov(2014)13:828-51)。RAS変異の大部分は、アミノ酸残基12、13、及び61において発生する。特定の変異の頻度はRAS遺伝子アイソフォーム間で異なり、同時にG12及びQ61変異はそれぞれKRAS及びNRASにおいて優勢であり、G12、G13及びQ61変異は、HRASにおいて最も頻繁に生じる。さらに、RASアイソフォームにおける変異のスペクトルは、がんのタイプ間で異なる。例えば、KRAS G12D変異は、膵臓癌(51%)、続いて直腸結腸腺癌(45%)及び肺癌(17%)において優位を占め、同時にKRAS G12V変異は、膵臓癌(30%)、続いて直腸結腸腺癌(27%)及び肺腺癌(23%)と関連する(Cox,A.D.et al.Nat Rev Drug Discov(2014)13:828-51)。対照的に、KRAS G12C変異は、非小細胞肺癌(NSCLC)において優位を占め、肺腺癌の11~16%ならびに膵臓
及び直腸結腸腺癌の2~5%を占める(Cox,A.D.et al.Nat.Rev.Drug Discov.(2014)13:828-51)。数百のがん細胞株にわたるゲノム研究は、KRAS変異を含むがん細胞が、細胞成長及び生存のためのKRAS機能に高度に依存していることを実証している(McDonald,R.et al.Cell 170(2017):577-592)。発癌ドライバーとしての変異KRASの役割は、変異KRASが、動物モデルにおける最初の腫瘍の発症及び維持に必要とされることを示す広範なin vivo実験でのエビデンスによってさらに裏付けられている(Cox,A.D.et al.Nat Rev Drug Discov(2014)13:828-51)。
総合すると、これらの発見は、KRAS変異がヒトのがんにおいて重要な役割を果たしていることを示唆し;したがって、変異KRASを標的とする阻害剤の開発は、KRAS変異によって特徴付けられる疾患の臨床的処置において有用な場合がある。
本開示は、とりわけ、式Iの化合物:
Figure 2023522202000001
またはその薬学的に許容される塩(式中、構成可変要素は本明細書に定義する通りである)を提供する。
本開示はさらに、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1種の薬学的に許容される担体または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
本開示はさらに、KRAS活性を阻害する方法であって、個体に、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。本開示はまた、治療法に使用するための医薬品の製造における本明細書に記載の化合物の使用を提供する。本開示はまた、治療法に使用するための本明細書に記載の化合物を提供する。
本開示はさらに、患者における疾患または障害を治療する方法であって、患者に、治療有効量の本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。
化合物
一態様において、本明細書は、式Iの化合物:
Figure 2023522202000002
またはその薬学的に許容される塩
(式中、

Figure 2023522202000003
は、独立して単結合または二重結合を表し;
XはNまたはCRであり;
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、S(O)NRc1d1、及びBRh1i1から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)Rb2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、S(O)NRc2d2、及びBRh2i2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、C(=NRe3)Rb3、C(=NORa3)Rb3、C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)Rb3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、S(O)NRc3d3、及びBRh3i3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000004
が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、S(O)NRc4d4、及びBRh4i4から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、C(=NRe5)Rb5、C(=NORa5)Rb5、C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)Rb5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、S(O)NRc5d5、及びBRh5i5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000005
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000006
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、C(=NRe6)Rb6、C(=NORa6)Rb6、C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)Rb6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、S(O)NRc6d6、及びBRh6i6から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、C(=NRe7)Rb7、C(=NORa7)Rb7、C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)Rb7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7、S(O)NRc7d7、及びBRh7i7から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~14員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、C(=NRe10)Rb10、C(=NORa10)Rb10、C(=NRe10)NRc10d10、NRc10C(=NRe10)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10、S(O)NRc10d10、及びBRh10i10から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R11は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11、S(O)NRc11d11、及びBRh11i11から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R12は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa12、SRa12、C(O)Rb12、C(O)NRc12d12、C(O)ORa12、OC(O)Rb12、OC(O)NRc12d12、NRc12d12、NRc12C(O)Rb12、NRc12C(O)ORa12、NRc12C(O)NRc12d12、NRc12S(O)Rb12、NRc12S(O)b12、NRc12S(O)NRc12d12、S(O)Rb12、S(O)NRc12d12、S(O)b12、S(O)NRc12d12、及びBRh12i12から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、C(=NRe20)Rb20、C(=NORa20)Rb20、C(=NRe20)NRc20d20、NRc20C(=NRe20)NRc20d20、NRc20S(O)Rb20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)Rb20、S(O)NRc20d20、S(O)b20、S(O)NRc20d20、及びBRh20i20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)Rb21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)Rb21、S(O)NRc21d21、S(O)b21、S(O)NRc21d21、及びBRh21i21から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)Rb22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)Rb22、S(O)NRc22d22、S(O)b22、S(O)NRc22d22、及びBRh22i22から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R23は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa23、SRa23、C(O)Rb23、C(O)NRc23d23、C(O)ORa23、OC(O)Rb23、OC(O)NRc23d23、NRc23d23、NRc23C(O)Rb23、NRc23C(O)ORa23、NRc23C(O)NRc23d23、NRc23S(O)Rb23、NRc23S(O)b23、NRc23S(O)NRc23d23、S(O)Rb23、S(O)NRc23d23、S(O)b23、S(O)NRc23d23、及びBRh23i23から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R24は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa24、SRa24、C(O)Rb24、C(O)NRc24d24、C(O)ORa24、OC(O)Rb24、OC(O)NRc24d24、NRc24d24、NRc24C(O)Rb24、NRc24C(O)ORa24、NRc24C(O)NRc24d24、NRc24S(O)Rb24、NRc24S(O)b24、NRc24S(O)NRc24d24、S(O)Rb24、S(O)NRc24d24、S(O)b24、S(O)NRc24d24、及びBRh24i24から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)Rb30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)Rb30、S(O)NRc30d30、S(O)b30、S(O)NRc30d30、及びBRh30i30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)Rb31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)Rb31、S(O)NRc31d31、S(O)b31、S(O)NRc31d31、及びBRh31i31から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R32は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)Rb32、NRc32S(O)b32、NRc32S(O)NRc32d32、S(O)Rb32、S(O)NRc32d32、S(O)b32、S(O)NRc32d32、及びBRh32i32から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)Rb50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)Rb50、S(O)NRc50d50、S(O)b50、S(O)NRc50d50、及びBRh50i50から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R51は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、SRa51、C(O)Rb51、C(O)NRc51d51、C(O)ORa51、OC(O)Rb51、OC(O)NRc51d51、NRc51d51、NRc51C(O)Rb51、NRc51C(O)ORa51、NRc51C(O)NRc51d51、NRc51S(O)Rb51、NRc51S(O)b51、NRc51S(O)NRc51d51、S(O)Rb51、S(O)NRc51d51、S(O)b51、S(O)NRc51d51、及びBRh51i51から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R52は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa52、SRa52、C(O)Rb52、C(O)NRc52d52、C(O)ORa52、OC(O)Rb52、OC(O)NRc52d52、NRc52d52、NRc52C(O)Rb52、NRc52C(O)ORa52、NRc52C(O)NRc52d52、NRc52S(O)Rb52、NRc52S(O)b52、NRc52S(O)NRc52d52、S(O)Rb52、S(O)NRc52d52、S(O)b52、S(O)NRc52d52、及びBRh52i52から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)Rb60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)Rb60、S(O)NRc60d60、S(O)b60、S(O)NRc60d60、及びBRh60i60から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R70は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)Rb70、NRc70S(O)b70、NRc70S(O)NRc70d70、S(O)Rb70、S(O)NRc70d70、S(O)b70、S(O)NRc70d70、及びBRh70i70から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R71は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa71、SRa71、C(O)Rb71、C(O)NRc71d71、C(O)ORa71、OC(O)Rb71、OC(O)NRc71d71、NRc71d71、NRc71C(O)Rb71、NRc71C(O)ORa71、NRc71C(O)NRc71d71、NRc71S(O)Rb71、NRc71S(O)b71、NRc71S(O)NRc71d71、S(O)Rb71、S(O)NRc71d71、S(O)b71、S(O)NRc71d71、及びBRh71i71から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R72は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa72、SRa72、C(O)Rb72、C(O)NRc72d72、C(O)ORa72、OC(O)Rb72、OC(O)NRc72d72、NRc72d72、NRc72C(O)Rb72、NRc72C(O)ORa72、NRc72C(O)NRc72d72、NRc72S(O)Rb72、NRc72S(O)b72、NRc72S(O)NRc72d72、S(O)Rb72、S(O)NRc72d72、S(O)b72、S(O)NRc72d72、及びBRh72i72から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
a1、Rb1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc1及びRd1は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h1及びRi1はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh1及びRi1は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re2は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h2及びRi2はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh2及びRi2は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re3は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h3及びRi3はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh3及びRi3は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a4、Rb4、Rc4、及びRd4はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc4及びRd4は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h4及びRi4はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh4及びRi4は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re5は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h5及びRi5はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh5及びRi5は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re6は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h6及びRi6はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh6及びRi6は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re7は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h7及びRi7はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh7及びRi7は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re10は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h10及びRi10はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh10及びRi10は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a11、Rb11、Rc11、及びRd11はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc11及びRd11は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R12から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h11及びRi11はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh11及びRi11は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a12、Rb12、Rc12、及びRd12はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h12及びRi12はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh12及びRi12は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re20は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h20及びRi20はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh20及びRi20は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h21及びRi21はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh21及びRi21は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h22及びRi22はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh22及びRi22は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a23、Rb23、Rc23、及びRd23はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc23及びRd23は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R24から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h23及びRi23はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh23及びRi23は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a24、Rb24、Rc24、及びRd24はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h24及びRi24はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh24及びRi24は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h30及びRi30はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh30及びRi30は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h31及びRi31はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh31及びRi31は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a32、Rb32、Rc32、及びRd32はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h32及びRi32はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh32及びRi32は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R51から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h50及びRi50はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh50及びRi50は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a51、Rb51、Rc51、及びRd51はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc51及びRd51は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h51及びRi51はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh51及びRi51は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a52、Rb52、Rc52、及びRd52はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h52及びRi52はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh52及びRi52は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h60及びRi60はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh60及びRi60は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a70、Rb70、Rc70、及びRd70はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc70及びRd70は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h70及びRi70はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh70及びRi70は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a71、Rb71、Rc71、及びRd71はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc71及びRd71は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R72から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h71及びRi71はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh71及びRi71は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a72、Rb72、Rc72、及びRd72はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h72及びRi72はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh72及びRi72は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Rは、D、OH、NO、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~2アルキレン、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、チオ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルフィニル、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1~6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択され;
ただし、
Figure 2023522202000007
が二重結合であり、YがNである場合、Cyは、3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル以外のものである)を提供する。
別の態様において、本明細書は、式Iの化合物:
Figure 2023522202000008
またはその薬学的に許容される塩
(式中、

Figure 2023522202000009
は、独立して単結合または二重結合を表し;
XはNまたはCRであり;
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、S(O)NRc1d1、及びBRh1i1から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)Rb2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、S(O)NRc2d2、及びBRh2i2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、C(=NRe3)Rb3、C(=NORa3)Rb3、C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)Rb3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、S(O)NRc3d3、及びBRh3i3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000010
が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、S(O)NRc4d4、及びBRh4i4から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、C(=NRe5)Rb5、C(=NORa5)Rb5、C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)Rb5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、S(O)NRc5d5、及びBRh5i5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000011
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000012
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、C(=NRe6)Rb6、C(=NORa6)Rb6、C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)Rb6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、S(O)NRc6d6、及びBRh6i6から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、C(=NRe7)Rb7、C(=NORa7)Rb7、C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)Rb7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7、S(O)NRc7d7、及びBRh7i7から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~14員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、C(=NRe10)Rb10、C(=NORa10)Rb10、C(=NRe10)NRc10d10、NRc10C(=NRe10)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10、S(O)NRc10d10、及びBRh10i10から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R11は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11、S(O)NRc11d11、及びBRh11i11から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R12は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa12、SRa12、C(O)Rb12、C(O)NRc12d12、C(O)ORa12、OC(O)Rb12、OC(O)NRc12d12、NRc12d12、NRc12C(O)Rb12、NRc12C(O)ORa12、NRc12C(O)NRc12d12、NRc12S(O)Rb12、NRc12S(O)b12、NRc12S(O)NRc12d12、S(O)Rb12、S(O)NRc12d12、S(O)b12、S(O)NRc12d12、及びBRh12i12から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、C(=NRe20)Rb20、C(=NORa20)Rb20、C(=NRe20)NRc20d20、NRc20C(=NRe20)NRc20d20、NRc20S(O)Rb20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)Rb20、S(O)NRc20d20、S(O)b20、S(O)NRc20d20、及びBRh20i20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)Rb21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)Rb21、S(O)NRc21d21、S(O)b21、S(O)NRc21d21、及びBRh21i21から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)Rb22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)Rb22、S(O)NRc22d22、S(O)b22、S(O)NRc22d22、及びBRh22i22から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R23は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa23、SRa23、C(O)Rb23、C(O)NRc23d23、C(O)ORa23、OC(O)Rb23、OC(O)NRc23d23、NRc23d23、NRc23C(O)Rb23、NRc23C(O)ORa23、NRc23C(O)NRc23d23、NRc23S(O)Rb23、NRc23S(O)b23、NRc23S(O)NRc23d23、S(O)Rb23、S(O)NRc23d23、S(O)b23、S(O)NRc23d23、及びBRh23i23から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R24は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa24、SRa24、C(O)Rb24、C(O)NRc24d24、C(O)ORa24、OC(O)Rb24、OC(O)NRc24d24、NRc24d24、NRc24C(O)Rb24、NRc24C(O)ORa24、NRc24C(O)NRc24d24、NRc24S(O)Rb24、NRc24S(O)b24、NRc24S(O)NRc24d24、S(O)Rb24、S(O)NRc24d24、S(O)b24、S(O)NRc24d24、及びBRh24i24から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)Rb30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)Rb30、S(O)NRc30d30、S(O)b30、S(O)NRc30d30、及びBRh30i30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)Rb31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)Rb31、S(O)NRc31d31、S(O)b31、S(O)NRc31d31、及びBRh31i31から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R32は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)Rb32、NRc32S(O)b32、NRc32S(O)NRc32d32、S(O)Rb32、S(O)NRc32d32、S(O)b32、S(O)NRc32d32、及びBRh32i32から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)Rb50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)Rb50、S(O)NRc50d50、S(O)b50、S(O)NRc50d50、及びBRh50i50から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R51は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、SRa51、C(O)Rb51、C(O)NRc51d51、C(O)ORa51、OC(O)Rb51、OC(O)NRc51d51、NRc51d51、NRc51C(O)Rb51、NRc51C(O)ORa51、NRc51C(O)NRc51d51、NRc51S(O)Rb51、NRc51S(O)b51、NRc51S(O)NRc51d51、S(O)Rb51、S(O)NRc51d51、S(O)b51、S(O)NRc51d51、及びBRh51i51から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R52は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa52、SRa52、C(O)Rb52、C(O)NRc52d52、C(O)ORa52、OC(O)Rb52、OC(O)NRc52d52、NRc52d52、NRc52C(O)Rb52、NRc52C(O)ORa52、NRc52C(O)NRc52d52、NRc52S(O)Rb52、NRc52S(O)b52、NRc52S(O)NRc52d52、S(O)Rb52、S(O)NRc52d52、S(O)b52、S(O)NRc52d52、及びBRh52i52から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)Rb60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)Rb60、S(O)NRc60d60、S(O)b60、S(O)NRc60d60、及びBRh60i60から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R61は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa61、SRa61、C(O)Rb61、C(O)NRc61d61、C(O)ORa61、OC(O)Rb61、OC(O)NRc61d61、NRc61d61、NRc61C(O)Rb61、NRc61C(O)ORa61、NRc61C(O)NRc61d61、NRc61S(O)Rb61、NRc61S(O)b61、NRc61S(O)NRc61d61、S(O)Rb61、S(O)NRc61d61、S(O)b61、S(O)NRc61d61、及びBRh61i61から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R62から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R62は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa62、SRa62、C(O)Rb62、C(O)NRc62d62、C(O)ORa62、OC(O)Rb62、OC(O)NRc62d62、NRc62d62、NRc62C(O)Rb62、NRc62C(O)ORa62、NRc62C(O)NRc62d62、NRc62S(O)Rb62、NRc62S(O)b62、NRc62S(O)NRc62d62、S(O)Rb62、S(O)NRc62d62、S(O)b62、S(O)NRc62d62、及びBRh62i62から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R70は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)Rb70、NRc70S(O)b70、NRc70S(O)NRc70d70、S(O)Rb70、S(O)NRc70d70、S(O)b70、S(O)NRc70d70、及びBRh70i70から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R71は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa71、SRa71、C(O)Rb71、C(O)NRc71d71、C(O)ORa71、OC(O)Rb71、OC(O)NRc71d71、NRc71d71、NRc71C(O)Rb71、NRc71C(O)ORa71、NRc71C(O)NRc71d71、NRc71S(O)Rb71、NRc71S(O)b71、NRc71S(O)NRc71d71、S(O)Rb71、S(O)NRc71d71、S(O)b71、S(O)NRc71d71、及びBRh71i71から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R72は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa72、SRa72、C(O)Rb72、C(O)NRc72d72、C(O)ORa72、OC(O)Rb72、OC(O)NRc72d72、NRc72d72、NRc72C(O)Rb72、NRc72C(O)ORa72、NRc72C(O)NRc72d72、NRc72S(O)Rb72、NRc72S(O)b72、NRc72S(O)NRc72d72、S(O)Rb72、S(O)NRc72d72、S(O)b72、S(O)NRc72d72、及びBRh72i72から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
a1、Rb1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc1及びRd1は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h1及びRi1はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh1及びRi1は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re2は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h2及びRi2はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh2及びRi2は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re3は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h3及びRi3はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh3及びRi3は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a4、Rb4、Rc4、及びRd4はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc4及びRd4は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h4及びRi4はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh4及びRi4は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re5は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h5及びRi5はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh5及びRi5は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re6は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h6及びRi6はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh6及びRi6は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re7は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h7及びRi7はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh7及びRi7は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re10は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h10及びRi10はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh10及びRi10は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a11、Rb11、Rc11、及びRd11はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc11及びRd11は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R12から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h11及びRi11はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh11及びRi11は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a12、Rb12、Rc12、及びRd12はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h12及びRi12はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh12及びRi12は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re20は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h20及びRi20はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh20及びRi20は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h21及びRi21はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh21及びRi21は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h22及びRi22はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh22及びRi22は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a23、Rb23、Rc23、及びRd23はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc23及びRd23は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R24から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h23及びRi23はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh23及びRi23は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a24、Rb24、Rc24、及びRd24はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h24及びRi24はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh24及びRi24は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h30及びRi30はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh30及びRi30は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h31及びRi31はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh31及びRi31は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a32、Rb32、Rc32、及びRd32はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h32及びRi32はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh32及びRi32は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R51から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h50及びRi50はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh50及びRi50は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a51、Rb51、Rc51、及びRd51はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc51及びRd51は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h51及びRi51はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh51及びRi51は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a52、Rb52、Rc52、及びRd52はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h52及びRi52はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh52及びRi52は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h60及びRi60はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh60及びRi60は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a61、Rb61、Rc61、及びRd61はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R62から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc61及びRd61は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R62から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h61及びRi61はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh61及びRi61は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a62、Rb62、Rc62、及びRd62はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc62及びRd62は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h62及びRi62はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh62及びRi62は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a70、Rb70、Rc70、及びRd70はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc70及びRd70は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h70及びRi70はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh70及びRi70は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a71、Rb71、Rc71、及びRd71はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc71及びRd71は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R72から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h71及びRi71はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh71及びRi71は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a72、Rb72、Rc72、及びRd72はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
h72及びRi72はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh72及びRi72は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Rは、D、OH、NO、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~2アルキレン、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、チオ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルフィニル、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1~6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択され;
ただし、
Figure 2023522202000013
が二重結合であり、YがNである場合、Cyは、3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル以外のものである)を提供する。
式Iまたはその薬学的に許容される塩の一実施形態では、

Figure 2023522202000014
は、独立して単結合または二重結合を表し;
XはNまたはCRであり;
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、S(O)NRc1d1、及びBRh1i1から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)Rb2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、S(O)NRc2d2、及びBRh2i2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、C(=NRe3)Rb3、C(=NORa3)Rb3、C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)Rb3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、S(O)NRc3d3、及びBRh3i3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000015
が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、S(O)NRc4d4、及びBRh4i4から選択され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、C(=NRe5)Rb5、C(=NORa5)Rb5、C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)Rb5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、S(O)NRc5d5、及びBRh5i5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000016
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000017
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、C(=NRe6)Rb6、C(=NORa6)Rb6、C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)Rb6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、S(O)NRc6d6、及びBRh6i6から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、C(=NRe7)Rb7、C(=NORa7)Rb7、C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)Rb7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7、S(O)NRc7d7、及びBRh7i7から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~14員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、C(=NRe10)Rb10、C(=NORa10)Rb10、C(=NRe10)NRc10d10、NRc10C(=NRe10)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10、S(O)NRc10d10、及びBRh10i10から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R11は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11、S(O)NRc11d11、及びBRh11i11から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、C(=NRe20)Rb20、C(=NORa20)Rb20、C(=NRe20)NRc20d20、NRc20C(=NRe20)NRc20d20、NRc20S(O)Rb20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)Rb20、S(O)NRc20d20、S(O)b20、S(O)NRc20d20、及びBRh20i20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)Rb21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)Rb21、S(O)NRc21d21、S(O)b21、S(O)NRc21d21、及びBRh21i21から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)Rb22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)Rb22、S(O)NRc22d22、S(O)b22、S(O)NRc22d22、及びBRh22i22から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R23は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa23、SRa23、C(O)Rb23、C(O)NRc23d23、C(O)ORa23、OC(O)Rb23、OC(O)NRc23d23、NRc23d23、NRc23C(O)Rb23、NRc23C(O)ORa23、NRc23C(O)NRc23d23、NRc23S(O)Rb23、NRc23S(O)b23、NRc23S(O)NRc23d23、S(O)Rb23、S(O)NRc23d23、S(O)b23、S(O)NRc23d23、及びBRh23i23から独立して選択され、
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)Rb30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)Rb30、S(O)NRc30d30、S(O)b30、S(O)NRc30d30、及びBRh30i30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)Rb31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)Rb31、S(O)NRc31d31、S(O)b31、S(O)NRc31d31、及びBRh31i31から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R32は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)Rb32、NRc32S(O)b32、NRc32S(O)NRc32d32、S(O)Rb32、S(O)NRc32d32、S(O)b32、S(O)NRc32d32、及びBRh32i32から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)Rb50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)Rb50、S(O)NRc50d50、S(O)b50、S(O)NRc50d50、及びBRh50i50から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R51は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、SRa51、C(O)Rb51、C(O)NRc51d51、C(O)ORa51、OC(O)Rb51、OC(O)NRc51d51、NRc51d51、NRc51C(O)Rb51、NRc51C(O)ORa51、NRc51C(O)NRc51d51、NRc51S(O)Rb51、NRc51S(O)b51、NRc51S(O)NRc51d51、S(O)Rb51、S(O)NRc51d51、S(O)b51、S(O)NRc51d51、及びBRh51i51から独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)Rb60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)Rb60、S(O)NRc60d60、S(O)b60、S(O)NRc60d60、及びBRh60i60から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R61は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa61、SRa61、C(O)Rb61、C(O)NRc61d61、C(O)ORa61、OC(O)Rb61、OC(O)NRc61d61、NRc61d61、NRc61C(O)Rb61、NRc61C(O)ORa61、NRc61C(O)NRc61d61、NRc61S(O)Rb61、NRc61S(O)b61、NRc61S(O)NRc61d61、S(O)Rb61、S(O)NRc61d61、S(O)b61、S(O)NRc61d61、及びBRh61i61から独立して選択され;
各R70は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)Rb70、NRc70S(O)b70、NRc70S(O)NRc70d70、S(O)Rb70、S(O)NRc70d70、S(O)b70、S(O)NRc70d70、及びBRh70i70から独立して選択され;
a1、Rb1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc1及びRd1は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h1及びRi1はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh1及びRi1は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re2は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h2及びRi2はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh2及びRi2は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re3は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h3及びRi3はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh3及びRi3は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a4、Rb4、Rc4、及びRd4はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc4及びRd4は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h4及びRi4はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh4及びRi4は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re5は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h5及びRi5はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh5及びRi5は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re6は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h6及びRi6はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh6及びRi6は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re7は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h7及びRi7はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh7及びRi7は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re10は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h10及びRi10はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh10及びRi10は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a11、Rb11、Rc11、及びRd11はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc11及びRd11は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h11及びRi11はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh11及びRi11は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Re20は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
h20及びRi20はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh20及びRi20は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されているN原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h21及びRi21はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh21及びRi21は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h22及びRi22はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh22及びRi22は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a23、Rb23、Rc23、及びRd23はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc23及びRd23は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h23及びRi23はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh23及びRi23は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h30及びRi30はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh30及びRi30は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h31及びRi31はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh31及びRi31は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a32、Rb32、Rc32、及びRd32はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
h32及びRi32はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh32及びRi32は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R51から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h50及びRi50はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh50及びRi50は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a51、Rb51、Rc51、及びRd51はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc51及びRd51は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h51及びRi51はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh51及びRi51は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h60及びRi60はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh60及びRi60は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a61、Rb61、Rc61、及びRd61はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc61及びRd61は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h61及びRi61はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh61及びRi61は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a70、Rb70、Rc70、及びRd70はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc70及びRd70は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
h70及びRi70はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh70及びRi70は、それらが結合されているB原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
各Rは、D、OH、NO、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~2アルキレン、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、チオ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルフィニル、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1~6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される。
別の実施形態では、式Iの化合物は、式Iaの化合物:
Figure 2023522202000018
またはその薬学的に許容される塩であり、
式中、
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)b5、及びS(O)NRc5d5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000019
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000020
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)b7、及びS(O)NRc7d7から選択され、
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~14員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)b10、及びS(O)NRc10d10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)b20、及びS(O)NRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)b21、及びS(O)NRc21d21から独立して選択され;
各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)b22、及びS(O)NRc22d22から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)b30、及びS(O)NRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)b31、及びS(O)NRc31d31から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)b50、及びS(O)NRc50d50から独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)b60、及びS(O)NRc60d60から独立して選択され;
a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成する。
式Iaまたはその薬学的に許容される塩の一実施形態では、
YはNまたはCであり;
は、H、D、及びC1~6アルキルから選択され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、及びNRc2d2から選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORf3、及びNRc3j3から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)NRc5d5、及びNRc5d5から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000021
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000022
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa6、及びNRc6d6から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Cyは、4~10員のヘテロシクロアルキルから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、4~10員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、及びNRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
各R22は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、及びNRc22d22から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、C(O)NRc30d30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択され;
a2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各Rc3は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
a21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されているN原子と一緒になって、4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成する。
式Iaまたはその薬学的に許容される塩の別の実施形態では、
YはNまたはCであり;
はHであり;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORf3、及びNRc3j3から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、及び4~10員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Figure 2023522202000023
が二重結合であり、YがNである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、及びNRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、C(O)NRc30d30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
各Rc3は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
a21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される。
一実施形態では、
Figure 2023522202000024
は、単結合または二重結合を表し;
XはNまたはCRであり;
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)b1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、NRc2S(O)b2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)b3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000025
が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
は、H、D、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、Rから独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)b5、S(O)b5、及びS(O)NRc5d5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000026
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000027
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)b6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)b7、S(O)b7、及びS(O)NRc7d7から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、4~14員のヘテロシクロアルキルであり、4~14員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、4~14員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)b10、S(O)b10、及びS(O)NRc10d10から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R11は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)b11、S(O)b11、及びS(O)NRc11d11から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、NRc20S(O)b20、S(O)b20、及びS(O)NRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)b21、S(O)b21、及びS(O)NRc21d21から独立して選択され;
各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)b22、S(O)b22、及びS(O)NRc22d22から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)b30、S(O)b30、及びS(O)NRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)b31、S(O)b31、及びS(O)NRc31d31から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R32は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)b32、S(O)b32、及びS(O)NRc32d32から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)b50、S(O)b50、及びS(O)NRc50d50から独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)b60、S(O)b60、及びS(O)NRc60d60から独立して選択され;
各R70は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)b70、S(O)b70、及びS(O)NRc70d70から独立して選択され;
a1、Rb1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a11、Rb11、Rc11、及びRd11はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a32、Rb32、Rc32、及びRd32はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a70、Rb70、Rc70、及びRd70はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
各Rは、D、OH、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3 HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される。
式Iまたはその薬学的に許容される塩の一実施形態では、
Figure 2023522202000028
は、単結合または二重結合を表し;
XはNまたはCRであり;
YはNまたはCであり;
は、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、及びNRc2d2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORf3、及びNRc3j3から選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、及びDから選択され、上記C1~6アルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000029
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000030
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、上記C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Cyは、4~14員のヘテロシクロアルキルであり、4~14員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、4~14員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、及びNRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
各R22は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、及びNRc22d22から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択され;
a2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
各Rc3は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される。
式Iまたはその薬学的に許容される塩の別の実施形態では、
Figure 2023522202000031
は、単結合または二重結合を表し;
XはCRであり;
YはNまたはCであり;
はHであり;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ORf3、及びNRc3j3から選択され、上記C1~6アルキル及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及びDから選択され、上記C1~6アルキル、フェニル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000032
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000033
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、D、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R60から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、ハロから選択され;
Cyは、4~8員のヘテロシクロアルキルであり、4~8員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~8員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びC(O)Rb20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
各R22は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、及びNRc22d22から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択され;
各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択され;
各Rc3は、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される。
別の実施形態では、式Iの化合物は、式IIの化合物:
Figure 2023522202000034
またはその薬学的に許容される塩である。
さらに別の実施形態では、
は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa1、及びNRc1d1から選択され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、及びNRc2d2から選択され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORf3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、及びS(O)b3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、及びS(O)b5から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa7、及びNRc7d7から選択され;
Cyは、4~10員のヘテロシクロアルキルであり、4~10員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、4~10員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、及びS(O)b10から独立して選択され;
各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、及びS(O)b20から独立して選択され;
各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、及びS(O)b30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択され;
a1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R30から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1または2個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R50から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換されるか;
あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されているN原子と一緒になって、R31から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
a31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
a50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される。
なおも別の実施形態では、
は、H、D、及びC1~3アルキルから選択され;
は、H、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
CyはC6~10アリールであり、C6~10アリールは任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~3アルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、及びDから選択され、上記C1~3アルキル及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、C1~3アルキル、及びDから選択され;
は、H、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R10は、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びORa10から独立して選択され;
各R20は、C1~3アルキル、D、及びC(O)Rb20から独立して選択され;
各R30は、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され;
各Ra10は、H及びC1~3アルキルから独立して選択され;
各Rb20は、H、C1~3アルキル、及びC2~3アルケニルから独立して選択され;
a30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~3アルキル、及びC1~3ハロアルキルから独立して選択される。
一実施形態では、
XはCRであり;
は、Hから選択され;
は、H、C1~3ハロアルキル、及びハロから選択され;
Cyは、C10アリールであり、C10アリールは任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H及び4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、上記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
はHであり;
Figure 2023522202000035
は二重結合であり、YはNであり、R及びRは存在せず;
は、Hまたはハロから選択され;
Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R10は、ORa10から独立して選択され;
各R20は、C(O)Rb20から独立して選択され;
各R30は、NRc30d30から独立して選択され;
各Ra10は、H及びC1~3アルキルから独立して選択され;
各Rb20は、C1~3アルキルまたはC2~4アルケニルであり;
c30及びRd30はそれぞれ、C1~3アルキルから独立して選択される。
式Iまたはその薬学的に許容される塩の別の実施形態では、
Figure 2023522202000036
は、単結合または二重結合を表し;
Xは、CHまたはC-ハロであり;
YはNまたはCであり;
はHであり;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、D、CN、OH、O(C1~6アルキル)、NH、NH(C1~6アルキル)、及びN(C1~6アルキル)から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、OH、ハロ、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキル、及びO(C1~6アルキル)から選択され、上記C1~6アルキル及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H、フェニル、及び5~6員のヘテロアリールから選択され、上記フェニル及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、C1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Figure 2023522202000037
が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
Figure 2023522202000038
が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、上記C1~6アルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、C1~6アルキル、C(O)N(C1~6アルキル)、及びC(O)OC1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
Cyは、4~8員のヘテロシクロアルキルであり、4~8員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~8員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、C1~6アルキル-CN及びC(O)Rb20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各R30は、C1~6アルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、ハロ、及びN(C1~6アルキル)から独立して選択され、上記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、C1~6アルキルから独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
各Rb20は、C2~6アルケニル及びC2~6アルキニルから独立して選択され、上記C2~6アルケニル及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、C1~6アルキル、C1~6アルキルO(C1~6アルキル)、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びC1~6アルキル-N(C1~6アルキル)から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、式Iの化合物は、式IIIの化合物:
Figure 2023522202000039
またはその薬学的に許容される塩である。
さらに別の実施形態では、式Iの化合物は、式IVの化合物:
Figure 2023522202000040
またはその薬学的に許容される塩である。
なおも別の実施形態では、式Iの化合物は、式Vの化合物:

Figure 2023522202000041
またはその薬学的に許容される塩である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式VIの化合物:
Figure 2023522202000042
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態では、式Iの化合物は、式VIIの化合物:
Figure 2023522202000043
またはその薬学的に許容される塩である。
さらに別の実施形態では、XはCRである。なおも別の実施形態では、XはNである。
一実施形態では、
Figure 2023522202000044
は二重結合であり、YはNであり、R及びRは存在しない。別の実施形態では、
Figure 2023522202000045
は単結合であり、YRは、C=Oである。一実施形態では、
Figure 2023522202000046
は二重結合であり、YはCであり、Rは存在しない。
さらに別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、ORa1、及びNRc1d1から選択される。さらに別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、H、D、及びC1~3アルキルから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、及びNRc2d2から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rは、C1~6アルキル及びハロから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
一実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、ORa1、及びNRc1d1から選択される。別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、及びハロから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択される。一実施形態では、Rは、H、D、C1~2アルキル、C1~2ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択される。さらに別の実施形態では、Rは、ハロである。別の実施形態では、Rは、クロロである。
一実施形態では、各R22は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、及びNRc22d22から独立して選択される。一実施形態では、各R22は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから独立して選択される。一実施形態では、R22は、CNである。
なおも別の実施形態では、Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
一実施形態では、Cyは、R10から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換されるC6~10アリールである。別の実施形態では、Cyは、R10から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換されるC6~10アリールである。さらに別の実施形態では、Cyは、任意選択的にR10で1回置換されているC6~10アリールである。さらに別の実施形態では、Cyは、任意選択的にR10で1回置換されているナフタレニルである。さらに別の実施形態では、Cyは、3-ヒドロキシ-ナフタレン-1-イルである。
一実施形態では、Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される。さらに別の実施形態では、Cyは、R10から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換されるナフタレニル及び1H-インダゾリルから選択される。
さらに別の実施形態では、Cyは、5~10員のヘテロアリールであり、ただし、Cyは、3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル以外である。別の実施形態では、Cyは、3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル以外である。
さらに別の実施形態では、各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、及びC2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
なおも別の実施形態では、各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択される。別の実施形態では、各R10は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びORa10から独立して選択される。一実施形態では、各R10は、C1~6アルキル、ハロ、及びORa10から独立して選択される。別の実施形態では、各R10は、メチル、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル、及びヒドロキシルから独立して選択される。別の実施形態では、各R10は、メチル、フルオロ、及びヒドロキシルから独立して選択される。
一実施形態では、各R10は、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びORa10から独立して選択される。一実施形態では、各R10は、ハロ及びORa10から独立して選択される。一実施形態では、各R10は、ハロ及びOHから独立して選択される。一実施形態では、R10は、OHである。
なおも別の実施形態では、各R11は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa11、及びNRc11d11から独立して選択される。
なおも別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、ORf3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、及びNRc3j3から選択され、上記C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
一実施形態では、Rは、H、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、及びORf3から選択され、上記C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。一実施形態では、Rは、H、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及びORf3から選択され、上記4~10員のヘテロシクロアルキル及びC6~10アリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、Rは、Hまたは4~7員のヘテロシクロアルキルであり、上記4~7員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。さらに別の実施形態では、Rは、4~7員のヘテロシクロアルキルであり、上記4~7員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。なおも別の実施形態では、Rは、4員ヘテロシクロアルキルであり、R30から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換される。
別の実施形態では、Rは、H、4~6員のヘテロシクロアルキル、及びORf3から選択され、上記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。一実施形態では、Rは、4員ヘテロシクロアルキルであり、任意選択的にR30で1回置換される。別の実施形態では、Rは、H及び3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イルから選択される。別の実施形態では、Rは、H、3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル、及び-(S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシから選択される。別の実施形態では、Rは、3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イルである。なおも別の実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換される。一実施形態では、各R30は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記C1~6アルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、R30は、NRc30d30である。さらに別の実施形態では、R30は、NRc30d30であり、Rc30及びRd30はそれぞれ独立してC1~3アルキルである。
別の実施形態では、各R30は、4~10員のヘテロシクロアルキル、5~10員のヘテロアリール、ハロ、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、上記4~10員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
なおも別の実施形態では、各R31は、C1~6アルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択される。一実施形態では、各R31は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択される。一実施形態では、各R31は、独立してC1~6アルキルである。別の実施形態では、各R31は、独立してメチルである。
別の実施形態では、Ra3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rf3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
さらに別の実施形態では、各Ra3は、独立してC1~6アルキルであり、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1個の置換基で置換される。なおも別の実施形態では、各Ra3は、独立してメチルであり、上記メチルは、R30から独立して選択される1個の置換基で置換される。
別の実施形態では、各Rf3は、独立してC1~6アルキルであり、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1個の置換基で置換される。なおも別の実施形態では、各Rf3は、独立してメチルであり、上記メチルは、R30から独立して選択される1個の置換基で置換される。
一実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)b4、S(O)b4、及びS(O)NRc4d4から選択される。別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、及びOC(O)Rb4から選択される。なおも別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、NRc5d5、及びNRc5C(O)Rb5から選択される。別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、D、CN、及びハロから選択される。さらに別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、D、CN、及びハロから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、HまたはC1~3アルキルである。別の実施形態では、Rは、Hである。
一実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、及びDから選択され、上記C1~6アルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及びDから選択され、上記C1~6アルキル、フェニル、及び5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
一実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)NRc5d5、及びNRc5d5から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa5、及びC(O)NRc5d5から選択され、上記C1~6アルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される。
別の実施形態では、各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択される。一実施形態では、各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択される。一実施形態では、各R50は、C1~6アルキルである。
一実施形態では、各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択される。別の実施形態では、各R50は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択される。
一実施形態では、各R51は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、及びNRc51d51から独立して選択される。別の実施形態では、各R51は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択される。
一実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択される。別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ORa6、及びNRc6d6から選択される。別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから選択される。
一実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、上記C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、及び4~6員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換される。別の実施形態では、Rは、H、D、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R60から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
さらに別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa6、及びNRc6d6から選択され、上記C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される。
一実施形態では、各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択される。別の実施形態では、各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、CN、C(O)NRc60d60、及びC(O)ORa60から独立して選択される。
一実施形態では、各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択される。別の実施形態では、各R60は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C6~10アリール、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択される。
さらに別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)b7、及びS(O)NRc7d7から選択される。なおも別の実施形態では、Rは、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、及びハロから選択される。一実施形態では、Rは、H、D、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、CN、及びハロから選択される。なおも別の実施形態では、Rは、ハロである。なおも別の実施形態では、Rは、フルオロである。
一実施形態では、Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、Cyは、C3~6シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、4~10員のヘテロシクロアルキル及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、N及びSは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、C3~6シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、Cyは、4~10員のヘテロシクロアルキルであり、4~10員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~10員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
さらに別の実施形態では、Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは、任意選択的にR20で1回置換される。
さらに別の実施形態では、Cyは、4-(ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、3-(ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、3-アゼチジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、及び3-ピロリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンから選択される。なおも別の実施形態では、Cyは、4-(ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンである。一実施形態では、Cyは、3-(ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンである。別の実施形態では、Cyは、3-(アゼチジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンである。さらに別の実施形態では、Cyは、3-(ピロリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンである。
一実施形態では、Cyは、1または2個のR20で任意選択的に置換される4~6員のヘテロシクロアルキルである。さらに別の実施形態では、R20は、C(O)Rb20である。
一実施形態では、Cyは、
Figure 2023522202000047
から選択される。
別の実施形態では、Cyは、Cy-aである。さらに別の実施形態では、Cyは、Cy-bである。なおも別の実施形態では、Cyは、Cy-cである。一実施形態では、Cyは、Cy-dである。
さらに別の実施形態では、Cyは、
Figure 2023522202000048
から選択され、
式中、nは、0、1、または2である。
一実施形態では、Cyは、Cy-a1である。別の実施形態では、Cyは、Cy-b1である。さらに別の実施形態では、Cyは、Cy-c1である。なおも別の実施形態では、Cyは、Cy-d1である。一実施形態では、Cyは、Cy-eである。
一実施形態では、nは0である。別の実施形態では、nは1である。さらに別の実施形態では、nは2である。
一実施形態では、各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)b20、及びS(O)NRc20d20から独立して選択される。
さらに別の実施形態では、各R20は、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、及びC(O)ORa20から独立して選択される。なおも別の実施形態では、各R20は、C(O)Rb20である。
一実施形態では、各R20は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、及びNRc20d20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換される。
一実施形態では、各R20は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びC(O)Rb20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。一実施形態では、各R20は、C1~6アルキル、CN、及びC(O)Rb20から独立して選択され、上記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換される。
別の実施形態では、各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択される。別の実施形態では、各R21は、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びORa21から独立して選択される。別の実施形態では、R21は、CNである。
別の実施形態では、各Rは、D、OH、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、及びジ(C1~6アルキル)カルバミルから独立して選択される。
式Iaまたはその薬学的に許容される塩の一実施形態では、
YはNまたはCであり;
はHであり;
は、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、及びハロから選択され、アルキルは、任意選択的にCNで1回置換され;
Cyは、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、6~10員のヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、OH、ハロ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、及びCNから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、ハロ、及びOC1~6アルキルから選択され、上記OC1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、及び4~10員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、N(C1~6アルキル)、C1~6アルキル、及び任意選択的にC1~6アルキルで置換される4~6員のヘテロシクロアルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
は、H、C1~6アルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、C1~6ハロアルキル、ハロ、C(O)NH(C1~6アルキル)、及び4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアルキルは任意選択的に、C1~6アルキル、OH、C6~10アリール、及びN(C1~6アルキル)から選択される1または2個の置換基で置換され;
YがNである場合、Rは存在せず;
は、H、C1~6アルキル、5~6員のヘテロアリール、及びC1~6ハロアルキルから選択され、アルキル及びヘテロアリールは任意選択的に、C1~6アルキル、C(O)OC1~6アルキル、C(O)N(C1~6アルキル)、C6~10アリール、及びC(O)(4~6員ヘテロシクロアルキル)から選択される1または2個の置換基で置換され;
は、H及びハロから選択され;
Cyは、4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、C(O)C2~6アルケニル、C(O)C2~6アルキニル、C1~6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され、アルケニル及びアルキルは任意選択的に、CN、N(C1~6アルキル)、OC1~6アルキル、及びハロから選択される置換基で1回または2回置換される。
一実施形態では、式Iの化合物は、
1-(4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]-キノリン-1-イル)-ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンもしくは
1-(4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態では、式Iの化合物は、
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(イソキノリン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-2-プロピル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-フェニル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(ピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-3-(2-メチルオキサゾール-5-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(2-メチルチアゾール-5-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;及び
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
またはその薬学的に許容される塩から選択される。
さらに別の実施形態では、式Iの化合物は、
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(2-ベンジル-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-3-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-N-(2-ヒドロキシエチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド;
N-ベンジル-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド;
3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-4-エトキシ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド;
3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-3-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル;
3-(2-(3-(アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロピル)-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;及び
2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
別の態様において、本明細書は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
一態様において、本明細書は、G12C変異を有するKRASタンパク質を阻害する方法であって、本開示の化合物をKRASと接触させることを含む上記方法を提供する。
別の態様において、本明細書は、G12D変異を有するKRASタンパク質を阻害する方法であって、本開示の化合物をKRASと接触させることを含む上記方法を提供する。
さらに別の態様において、本明細書は、G12V変異を有するKRASタンパク質を阻害する方法であって、本開示の化合物をKRASと接触させることを含む上記方法を提供する。
一実施形態では、本明細書の式の化合物は、その式の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
明確にするために個別の実施形態の文脈において記載される本発明のある特定の特徴も、単一の実施形態として組み合わせて提供される場合があることがさらに認識される(同時に、実施形態は、複合的な従属形式で記載されているかのように組み合わされることを意図する)。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において記載される様々な本発明の特徴も、個別にまたは任意の好適なサブコンビネーションで提供される場合がある。したがって、式Iの化合物の実施形態として記載される特徴は、任意の好適な組合せで組み合わせてもよいと考えられる。
本明細書における様々な箇所において、化合物のある特定の特徴は、群または範囲で開示される。そのような開示には、そのような群及び範囲のメンバーのありとあらゆる個々のサブコンビネーションが含まれることが特に意図される。例えば、「C1~6アルキル」という用語は、(限定するものではないが)メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル及びCアルキルを個々に開示することを特に意図する。
「n員」という用語は、nが整数である場合、典型的には、環形成原子の数がn個である部分における環形成原子の数を表す。例えば、ピペリジニルは6員ヘテロシクロアルキル環の例であり、ピラゾリルは5員ヘテロアリール環の例であり、ピリジルは6員ヘテロアリール環の例であり、1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタレンは10員シクロアルキル基の例である。
本明細書における様々な箇所において、二価の連結基を定義する可変文字が記載されている場合がある。各連結置換基は連結置換基の順方向と逆方向の両方の形態を含むことが特に意図される。例えば、-NR(CR’R’’)-は、-NR(CR’R’’)-と-(CR’R’’)NR-の両方を含み、各形態を個々に開示することを意図する。構造が連結基を必要とする場合、その基に関して列挙されたマーカッシュ可変文字が連結基であると理解される。例えば、構造が連結基を必要とし、その可変基に関するマーカッシュ基の定義に「アルキル」または「アリール」が列挙される場合、「アルキル」または「アリール」はそれぞれ、連結アルキレン基またはアリーレン基を表すことを理解されたい。
「置換された」という用語は、原子または原子団が、別の基に結合した「置換基」として水素と形式上置き換わることを意味する。「置換された」という用語は、別段指示がない限り、そのような置換が可能な場合のあらゆるレベルの置換、例えば、モノ-、ジ-、トリ-、テトラ-またはペンタ-置換を指す。置換基は独立して選択され、置換は、任意の化学的にアクセス可能な位置に存在してもよい。所与の原子における置換は、原子価によって制限されることは理解されるべきである。所与の原子における置換は、化学的に安定な分子をもたらすことは理解されるべきである。「任意選択的に置換される」という句は、非置換のまたは置換されることを意味する。「置換された」という用語は、水素原子が除去され、置換基によって置き換えられたことを意味する。単一の二価の置換基、例えばオキソは、2つの水素原子で置き換えることができる。
「Cn~m」という用語は両端を含む範囲を示し、ここで、n及びmは整数であり、炭素の数を示す。例としては、C1~4、C1~6などがある。
「アルキル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、直鎖状であっても分岐状であってもよい飽和炭化水素基を指す。「Cn~mアルキル」という用語は、nからm個の炭素原子を有するアルキル基を指す。アルキル基は、1つのC-H結合が、化合物の残りの部分へのアルキル基の結合点で置き換えられたアルカンに形式上対応する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1から6個の炭素原子、1から4個の炭素原子、1から3個の炭素原子、または1から2個の炭素原子を含む。アルキル部分の例としては、これらに限定されるものではないが、化学基、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、tert-ブチル、イソブチル、sec-ブチル;高次ホモログ、例えば、2-メチル-1-ブチル、n-ペンチル、3-ペンチル、n-ヘキシル、1,2,2-トリメチルプロピルなどがある。
「アルケニル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、1つまたは複数の二重炭素-炭素結合を有するアルキル基に対応する直鎖状または分岐状炭化水素基を指す。アルケニル基は、1つのC-H結合が、化合物の残りの部分へのアルケニル基の結合点で置き換えられたアルケンに形式上対応する。「Cn-mアルケニル」という用語は、nからm個の炭素を有するアルケニル基を指す。いくつかの実施形態では、アルケニル部分は、2から6個、2から4個、または2から3個の炭素原子を含む。アルケニル基の例としては、これらに限定されるものではないが、エテニル、n-プロペニル、イソプロペニル、n-ブテニル、sec-ブテニルなどがある。
「アルキニル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、1つまたは複数の三重炭素-炭素結合を有するアルキル基に対応する直鎖状または分岐状炭化水素基を指す。アルキニル基は、1つのC-H結合が、化合物の残りの部分へのアルキル基の結合点で置き換えられたアルキンに形式上対応する。「Cn~mアルキニル」という用語は、nからm個の炭素を有するアルキニル基を指す。アルキニル基の例としては、これらに限定されるものではないが、エチニル、プロピン-1-イル、プロピン-2-イルなどがある。いくつかの実施形態では、アルキニル部分は、2から6個、2から4個、または2から3個の炭素原子を含む。
「アルキレン」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、二価のアルキル連結基を指す。アルキレン基は、2つのC-H結合が、化合物の残りの部分へのアルキレン基の結合点で置き換えられたアルカンに形式上対応する。「Cn-mアルキレン」という用語は、nからm個の炭素原子を有するアルキレン基を指す。アルキレン基の例としては、これらに限定されるものではないが、エタン-1,2-ジイル、エタン-1,1-ジイル、プロパン-1,3-ジイル、プロパン-1,2-ジイル、プロパン-1,1-ジイル、ブタン-1,4-ジイル、ブタン-1,3-ジイル、ブタン-1,2-ジイル、2-メチル-プロパン-1,3-ジイルなどがある。
「アルコキシ」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、式-O-アルキルの基を指し、ここで、アルキル基は上記で定義されたとおりである。「Cn~mアルコキシ」という用語はアルコキシ基を指し、そのアルキル基はnからm個の炭素を有する。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n-プロポキシ及びイソプロポキシ)、t-ブトキシなどがある、いくつかの実施形態では、アルキル基は1から6個、1から4個、または1から3個の炭素原子を有する。「Cn~mジアルコキシ」という用語は、式-O-(Cn~mアルキル)-O-の連結基を指し、そのアルキル基はnからm個の炭素を有する。ジアルキルオキシ基の例としては、-OCHCHO-及びOCHCHCHO-がある。いくつかの実施形態では、Cn~mジアルコキシ基の2つのO原子は、同じB原子に結合して、5または6員ヘテロシクロアルキル基を形成していてもよい。
「アルキルチオ」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、式-S-アルキルの基を指し、ここで、アルキル基は上記で定義されたとおりである。
「アミノ」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、式-NHの基を指し、ここで、水素原子は、本明細書において記載される置換基で置換されていてもよい。例えば、「アルキルアミノ」は、-NH(アルキル)及び-N(アルキル)を指していてもよい。
「カルボニル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、-C(=O)-基を指し、これはまた、C(O)として記載することができる。
「シアノ」または「ニトリル」という用語は、式-C≡Nの基を指し、これはまた、-CNとして記載することができる。
「カルバミル」という用語は、本明細書において使用される場合、-NHC(O)O-または-OC(O)NH-基を指し、ここで、炭素原子は、1つの酸素原子に二重に結合し、窒素及び第2の酸素原子に単一で結合している。
「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて使用され、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを指す。いくつかの実施形態では、「ハロ」は、F、Cl、またはBrから選択されるハロゲン原子を指す。いくつかの実施形態では、ハロ基はFである。
「ハロアルキル」という用語は、本明細書において使用される場合、水素原子のうちの1つまたは複数がハロゲン原子によって置き換えられているアルキル基を指す。「Cn~mハロアルキル」という用語は、nからm個の炭素原子及び少なくとも1個から{2(nからm)+1}個までのハロゲン原子を有するCn~mアルキル基を指し、これらのハロゲン原子は同じであっても異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、ハロゲン原子はフルオロ原子である。いくつかの実施形態では、ハロアルキル基は1から6個または1から4個の炭素原子を有する。ハロアルキル基の例としては、CF、C、CHF、CHF、CCl、CHCl、CClなどがある。いくつかの実施形態では、ハロアルキル基はフルオロアルキル基である。
「ハロアルコキシ」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、式-O-ハロアルキル基を指し、ここで、ハロアルキル基は上記で定義されたとおりである。「Cn~mハロアルコキシ」という用語はハロアルコキシ基を指し、そのハロアルキル基はnからm個の炭素を有する。ハロアルコキシ基の例としては、トリフルオロメトキシなどがある。いくつかの実施形態では、ハロアルコキシ基は1から6個、1から4個、または1から3個の炭素原子を有する。
「オキソ」または「オキシ」という用語は、二価置換基としての酸素原子を指し、炭素に結合する場合はカルボニル基を形成するか、またはヘテロ原子に結合してスルホキシドもしくはスルホン基、もしくはN酸化物基を形成する。いくつかの実施形態では、複素環式基は、任意選択的に1または2個のオキソ(=O)置換基によって置換されていてもよい。
「スルホニル」という用語は、硫黄原子が2つの酸素原子に二重に結合している-SO-基を指す。
「スルフィニル」という用語は、硫黄原子が1つの酸素原子に二重結合している-SO-基を指す。
環形成N原子に関連する「酸化された」という用語は、環形成N酸化物を指す。
環形成S原子に関連する「酸化された」という用語は、環形成スルホニルまたは環形成スルフィニルを指す。
「芳香族」という用語は、芳香族特性を有する1つまたは複数の多価不飽和環を有する(すなわち、nが整数である場合、(4n+2)の非局在化されたπ(パイ)電子を有する)カルボサイクルまたはヘテロサイクルを指す。
「アリール」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、単環式または多環式であってもよい(例えば、2つの縮合環を有する)芳香族炭化水素基を指す。「Cn~mアリール」という用語は、nからm個の環炭素原子を有するアリール基を指す。アリール基としては、例えば、フェニル、ナフチルなどがある。いくつかの実施形態では、アリール基は6から約10個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は6個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は10個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基はフェニルである。いくつかの実施形態では、アリール基はナフチルである。
「ヘテロアリール」または「ヘテロ芳香族」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、硫黄、酸素及び窒素から選択される少なくとも1つのヘテロ原子環員を有する単環式または多環式芳香族ヘテロサイクルを指す。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール環は、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール部分における任意の環形成NはN酸化物であってもよい。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5~14個の環原子を有し、炭素原子と、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子環員とを含む。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5~10個の環原子を有し、炭素原子と、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子環員とを含む。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5~6個の環原子と、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子環員とを有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5員または6員ヘテロアリール環である。他の実施形態では、ヘテロアリールは、8員、9員または10員縮合二環式ヘテロアリール環である。ヘテロアリール基の例としては、これらに限定されるものではないが、ピリジニル(ピリジル)、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、ピラゾリル、アゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル(1,2-、1,3-、1,4-、1,5-、1,6-、1,7-、1,8-、2,3-及び2,6-ナフチリジンを含む)、インドリル、イソインドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンズイソオキサゾリル、イミダゾ[1,2-b]チアゾリル、プリニルなどがある。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基はピリドン(例えば、2-ピリドン)である。
5員ヘテロアリール環は、5つの環原子を有するヘテロアリール基であり、ここで、1つまたは複数の(例えば、1、2または3個の)環原子は、N、O及びSから独立して選択される。例示的な5員環ヘテロアリールとしては、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3-トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル及び1,3,4-オキサジアゾリルがある。
6員ヘテロアリール環は、6つの環原子を有するヘテロアリール基であり、ここで、1つまたは複数の(例えば、1、2または3個の)環原子は、N、O及びSから独立して選択される。例示的な6員環ヘテロアリールは、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニル、イソインドリル、及びピリダジニルである。
「シクロアルキル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、環化アルキル及びアルケニル基を含む非芳香族炭化水素環系(単環式、二環式または多環式)を指す。「Cn~mシクロアルキル」という用語は、nからm個の環員炭素原子を有するシクロアルキルを指す。シクロアルキル基は、単環式または多環式(例えば、2、3または4個の縮合環を有する)基及びスピロサイクルを含んでいてもよい。シクロアルキル基は、3、4、5、6または7つの環形成炭素(C3~7)を有していてもよい。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、3から6つの環員、3から5つの環員、または3から4つの環員を有する。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は単環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は単環式または二環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基はC3~6単環式シクロアルキル基である。任意選択的に、シクロアルキル基の環形成炭素原子は、酸化されてオキソまたはスルフィド基を形成していてもよい。シクロアルキル基はシクロアルキリデンも含む。いくつかの実施形態では、シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。シクロアルキル環、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサンなどのベンゾまたはチエニル誘導体に縮合された(すなわち、これらと共通の結合を有する)1つまたは複数の芳香環を有する部分も、シクロアルキルの定義に含まれる。縮合芳香環を含むシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合していてもよい。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカルニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.1.1]ヘキサニルなどがある。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられ、任意選択的に、環構造の一部として1つまたは複数のアルケニレン基を含んでいてもよく、窒素、硫黄、酸素及びリンから独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子環員を有し、4~10個の環員、4~7個の環員、または4~6個の環員を有する非芳香環または環系を指す。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、単環式4、5、6及び7員ヘテロシクロアルキル基が含まれる。ヘテロシクロアルキル基は、単環式もしくは二環式(例えば、2つの縮合または橋掛け環を有する)またはスピロ環式環系を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、窒素、硫黄及び酸素から独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を有する単環式基である。ヘテロシクロアルキル基の環形成炭素原子及びヘテロ原子は任意選択的に酸化されて、オキソもしくはスルフィド基もしくは他の酸化された結合(例えば、C(O)、S(O)、C(S)またはS(O)、N酸化物など)を形成してもよいか、または窒素原子が四級化されていてもよい。ヘテロシクロアルキル基は、環形成炭素原子または環形成ヘテロ原子を介して結合していてもよい。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、0から3つの二重結合を含む。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、0から2つの二重結合を含む。ヘテロシクロアルキルの定義には、ヘテロシクロアルキル環に縮合された(すなわち、共通の結合を有する)1つまたは複数の芳香環を有する部分、例えば、ピペリジン、モルホリン、アゼピンのベンゾまたはチエニル誘導体なども含まれる。縮合芳香環を含むヘテロシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合していてもよい。ヘテロシクロアルキル基の例としては、2,5-ジアゾビシクロ[2.2.1]ヘプタニル;ピロリジニル;ヘキサヒドロピロロ[3,4-b]ピロール-1(2H)-イル;1,6-ジヒドロピリジニル;モルホリニル;アゼチジニル;ピペラジニル;及び4,7-ジアザスピロ[2.5]オクタン-7-イルがある。
ある特定の箇所において、定義または実施形態は、特定の環(例えば、アゼチジン環、ピリジン環など)を指す。別段指示がない限り、これらの環はいずれの環員にも結合していてもよく、ただし、原子の原子価を越えない。例えば、アゼチジン環は、環の任意の位置において結合してもよく、一方、アゼチジン-3-イル環は3-位において結合している。
本明細書において記載される化合物は不斉であってもよい(例えば、1つまたは複数の立体中心を有する)。全ての立体異性体、例えば、エナンチオマー及びジアステレオマーが、別段指示がない限り意図される。非対称的に置換された炭素原子を含む本発明の化合物は、光学的活性形態またはラセミ形態で単離することができる。光学的に不活性な出発材料から光学的活性形態を調製する方法は、当技術分野において既知であり、例えば、ラセミ混合物の分解によるものまたは立体選択的な合成によるものである。C=N二重結合などのオレフィンの多くの幾何異性体も本明細書において記載される化合物に存在する場合があり、全てのそのような安定な異性体が本発明において検討される。本発明の化合物のシス及びトランス幾何異性体が記載されており、異性体の混合物としてまたは分離された異性体形態として単離することができる。
化合物のラセミ混合物の分解は、当技術分野において既知の多くの方法のいずれかによって行うことができる。1つの方法としては、光学活性な塩形成有機酸であるキラル分割酸を使用した分別再結晶がある。分別再結晶法に好適な分割剤は、例えば、光学活性酸、例えば、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸または様々な光学活性カンファースルホン酸、例えばβ-カンファースルホン酸のD及びL形態である。分別結晶化法に好適な他の分割剤としては、α-メチル-ベンジルアミン(例えば、S及びR形態、またはジアステレオマー的に純粋な形態)、2-フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N-メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2-ジアミノシクロヘキサンなどの立体異性体的に純粋な形態がある。
ラセミ混合物の分解は、光学活性分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)が充填されたカラムで溶出することによって行ってもよい。好適な溶出溶媒の組成は当業者であれば判定することができる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は(R)立体配置を有する。他の実施形態では、化合物は(S)立体配置を有する。1つを超えるキラル中心を有する化合物では、化合物における各キラル中心は、別段指示がない限り独立して(R)または(S)であってもよい。
本発明の化合物は互変異性体も含む。互変異性体は、プロトンの移動とともに単結合と隣接する二重結合とが交換されることに由来する。互変異性体は、同じ実験式及び総電荷を有する異性体プロトン化状態であるプロトトロピック互変異性体を含む。プロトトロピック互変異性体の例としては、ケトン-エノール対、アミド-イミド酸対、ラクタム-ラクチム対、エナミン-イミン対、及びプロトンが複素環式系の2つ以上の位置を占めることができる環状形態、例えば、1H-及び3H-イミダゾール、1H-、2H-及び4H-1,2,4-トリアゾール、1H-及び2H-イソインドールならびに1H-及び2H-ピラゾールがある。互変異性体は平衡状態であっても、適切な置換によって1つの形態に立体的に固定されていてもよい。
本発明の化合物はまた、中間体または最終化合物において発生する原子の全ての同位体を含んでいてもよい。同位体は、同じ原子番号であるが異なる質量数を有する原子を含む。例えば、水素の同位体としては、トリチウム及びジュウテリウムがある。本発明の化合物の1つまたは複数の構成原子は、天然のまたは非天然の存在比で原子同位体で置き換えられていても置換されていてもよい。いくつかの実施形態では、化合物は少なくとも1つのジュウテリウム原子を含む。例えば、本開示の化合物における1つまたは複数の水素原子は、ジュウテリウムで置き換えられても置換されていてもよい。いくつかの実施形態では、化合物は、2つ以上のジュウテリウム原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12個のジュウテリウム原子を含む。有機化合物が同位体を含むための合成法は当技術分野において既知である(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton-Century-Crofts,1971;The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744-7765;The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R.Hanson,Royal Society of Chemistry,2011)。同位体標識された化合物は、様々な研究、例えばNMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイにおいて使用することができる。
より重い同位体、例えばジュウテリウムでの置換は、優れた代謝安定性、例えば、in vivo半減期の増加または必要な投薬量の減少に起因するある特定の治療的利点をもたらす場合があり、したがって、状況によっては好ましい場合がある(A.Kerekes et.al.J.Med.Chem.2011,54,201-210;R.Xu et.al.J.Label Compd.Radiopharm.2015,58,308-312)。
「化合物」という用語は、本明細書において使用される場合、図示される構造の全ての立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び同位体を含むことを意味する。その用語はまた、どのように調製したか、例えば、合成的か、生物学的プロセス(例えば、代謝または酵素変換)を介してか、またはこれらの組合せかにかかわらず本発明の化合物を指すことを意味する。
全ての化合物、及びそれらの薬学的に許容される塩は、他の物質、例えば、水及び溶媒とともに見い出すことができるか(例えば、水和物及び溶媒和物)または単離することができる。固体状態である場合、本明細書において記載される化合物及びこれらの塩は、様々な形態で生じる場合があり、例えば、水和物を含む溶媒和物の形態をとる場合がある。化合物は、任意の固体状態の形態、例えば、多形または溶媒和物であってもよく、したがって特に明記しない限り、本明細書において化合物及びこれらの塩に対する言及は、化合物のいずれの固体状態の形態も包含すると理解するべきである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物またはその塩は、実質的に単離される。「実質的に単離された」とは、化合物が、それが形成または検出された環境から少なくとも部分的にまたは実質的に分離されることを意味する。部分的な分離には、例えば、本発明の化合物が豊富な組成物が含まれる場合がある。実質的な分離は、本発明の化合物またはその塩の、少なくとも約50質量%、少なくとも約60質量%、少なくとも約70質量%、少なくとも約80質量%、少なくとも約90質量%、少なくとも約95質量%、少なくとも約97質量%、または少なくとも約99質量%を含む組成物を含んでいてもよい。
「薬学的に許容される」という句は、本明細書において、健全な医学的判断の範囲内で、ヒト及び動物の組織との接触に使用するのに好適であり、過度な毒性、刺激、アレルギー応答、または他の問題もしくは合併症がなく、妥当な利点/リスク比に見合った化合物、材料、組成物及び/または投薬形態を指すために用いられる。
「周囲温度」及び「室温」という表現は、本明細書において使用される場合、当技術分野において理解され、温度、例えば反応温度を一般的に指し、それは、反応が行われる部屋の温度、例えば、約20℃から約30℃の温度に関するものである。
本発明は、本明細書において記載される化合物の薬学的に許容される塩も含む。「薬学的に許容される塩」という用語は、親化合物が既存の酸または塩基部分をその塩形態に変換されることによって改変された開示される化合物の誘導体を指す。薬学的に許容される塩の例としては、これらに限定されるものではないが、塩基性残基の無機または有機酸塩、例えばアミン;酸性残基のアルカリまたは有機塩、例えばカルボン酸;などがある。本発明の薬学的に許容される塩としては、例えば、非毒性の無機または有機酸から形成された親化合物の非毒性塩がある。本発明の薬学的に許容される塩は、従来の化学的方法によって塩基性または酸性部分を含む親化合物から合成してもよい。一般的に、そのような塩は、水もしくは有機溶媒またはその2つの混合物中で、これらの化合物の遊離酸または塩基形態と化学量論量の適切な塩基または酸とを反応させることによって調製することができ;一般的に、非水性媒体、例えば、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはブタノール)またはアセトニトリル(MeCN)が好ましい。好適な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences 17th Ed.,(Mack Publishing Company,Easton,1985),p.1418、Berge et al.,J.Pharm.Sci.,1977,66(1),1-19、及びStahl et al.,Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,(Wiley,2002)で認められる。いくつかの実施形態では、本明細書において記載される化合物としては、N酸化物形態がある。
合成
その塩を含む本発明の化合物は、既知の有機合成技術を使用して調製することができ、多くの可能な合成経路、例えば、以下のスキームにおけるもののいずれかに従って合成してもよい。
本発明の化合物を調製するための反応は好適な溶媒中で行うことができ、有機合成の当業者によって容易に選択することができる。好適な溶媒は、反応が行われる温度で、出発材料(反応物)、中間体または生成物と実質的に非反応性のものとすることができ、その温度は、例えば、溶媒の凍結温度から溶媒の沸騰温度までの範囲とすることができる。所与の反応は、1つの溶媒または1つを超える溶媒の混合物中で行うことができる。特定の反応工程に応じて、特定の反応工程に好適な溶媒は当業者であれば選択することができる。
本明細書で提供される化合物の調製は、様々な化学基の保護及び脱保護を伴う場合がある。保護及び脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者であれば容易に判定することができる。保護基の化学的性質は、例えば、Kocienski,Protecting Groups,(Thieme,2007);Robertson,Protecting Group Chemistry,(Oxford University Press,2000);Smith et al.,March’s Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,6th Ed.(Wiley,2007);Peturssion et al.,“Protecting Groups in Carbohydrate Chemistry,” J.Chem.Educ.,1997,74(11),1297;及びWuts et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,4th Ed.,(Wiley,2006)に記載されている。
反応は、当技術分野において既知の任意の好適な方法に従ってモニタリングしてもよい。例えば、生成物の形成は、分光学的手段、例えば、核磁気共鳴分光法(例えば、Hまたは13C)、赤外分光法、分光光度法(例えば、UV-可視)、質量分析法によって、またはクロマトグラフィー法、例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC)もしくは薄層クロマトグラフィー(TLC)によってモニタリングしてもよい。
以下のスキームは、本開示の化合物の調製に関連する一般的なガイダンスを提供する。当業者であれば、スキームに示す調製は、本明細書で提供される様々な化合物を調製するための有機化学の一般的な知識を使用して改変または最適化することができることを理解するであろう。
スキーム1
Figure 2023522202000049
式1-12の化合物は、スキーム1で概説される合成経路を介して調製することができる。N-クロロスクシンイミド(NCS)などの適切な試薬を用いた、市販の出発材料1-1のハロゲン化によって、中間体1-2(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を得る。次いで、中間体1-2と2-(エトキシメチレン)マロン酸ジエチル(1-3)との縮合により中間体1-4を調製し、続いて適切な高沸点溶媒(例えば、PhO)中で加熱することにより環化してキノロン1-5を生成することができる。中間体1-5をPOClにより処理し、中間体1-6を得る。還元試薬(DIBALなど)によるエチルエステルの還元と、それに続くデス-マーチンペルヨージナンなどの適切な試薬によるアルコールの酸化により、中間体1-7を得る。ヒドラジン1-8(PGは、Bocなどの適切な保護基である)との環化反応により、三環式付加物1-9を得る。次に、標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)で、Mがボロン酸、ボロン酸エステル、または適切に置換された金属である[例えば、MはB(OR)、Sn(アルキル)、またはZn-Halである]式1-10の付加物と1-9とをカップリングすることにより化合物1-11を調製することができる。1-11の保護基の除去に続いて、得られた付加物の官能化(酸塩化物、例えば塩化アクリロイルとのカップリングなど)により、目的生成物1-12を得る。
スキーム2
Figure 2023522202000050
式2-13の化合物は、スキーム2で概説される合成経路を介して調製することができる。N-クロロスクシンイミド(NCS)などの適切な試薬を用いた、市販の出発材料2-1のハロゲン化によって、中間体2-2(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を得る。2-2を2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(2-3)などの試薬で処理することにより、化合物2-4を調製することができる。中間体2-4に(熱条件下のポリリン酸中で)環化反応を行い、化合物2-5を得て、これを適切な試薬(例えば、POCl)で処理すると、化合物2-6を得ることができる。中間体2-6を適切な試薬(例えば、THF中のLDA、次にDMF)で処理すると、化合物2-7を生成することができる。中間体2-7とヒドラジン2-8(PGは、Bocなどの適切な保護基である)との縮合を実施すると、化合物2-9を生成することができる。次いで、SAr反応またはカップリング反応などの好適な変換を介して、2-10のR基を導入することができる。中間体2-10に、最初に保護基PGの脱保護、続いて得られたアミンの官能化(酸塩化物、例えば塩化アクリロイルとのカップリングなど)を行うと、化合物2-11を得ることができる。標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)での、Mがボロン酸、ボロン酸エステル、または適切に置換された金属である[例えば、MはB(OR)、Sn(アルキル)、またはZn-Halである]式2-12の付加物と2-11とのクロスカップリング反応により、目的生成物2-13を調製することができる。上述の化学反応の順序を必要に応じて再編成して、異なる類似体の調製に適合させてもよい。
スキーム3
Figure 2023522202000051
式3-16の化合物は、スキーム3で概説される合成経路を介して調製することができる。市販の出発材料3-1をエタノール中のHSOでエステル化する。N-クロロスクシンイミド(NCS)などの適切な試薬を用いた、化合物3-2のハロゲン化によって、中間体3-3(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を得る。3-3をエチルマロニルクロリド(3-4)などの試薬で処理することにより、化合物3-5を調製することができる。中間体3-5に環化反応(エタノール中のナトリウムエトキシドなど)を行い、化合物3-6を得て、これを適切な試薬(例えば、POCl)で処理すると、化合物3-7を得ることができる。中間体3-7とアミン3-8(PGは、Bocなどの適切な保護基である)との縮合を実施すると、化合物3-9を生成することができる。還元試薬(DIBALなど)によるエステルの還元と、それに続く酸化試薬(デス-マーチンペルヨージナンなど)による中間体の酸化により、アルデヒド3-10を得る。中間体3-10をヒドロキシルアミン塩酸塩及びピリジンで処理し、化合物3-11を得る。中間体3-11に環化反応(メタンスルホニルクロリド、DCM中のアミノピリジンなど)を行うと、化合物3-12を得ることができる。次いで、SAr反応またはカップリング反応などの好適な変換を介して、3-13のR基を導入することができる。中間体3-13に、最初に保護基PGの脱保護、続いて得られたアミンの官能化(酸塩化物、例えば塩化アクリロイルとのカップリングなど)を行うと、化合物3-14を得ることができる。標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)での、Mがボロン酸、ボロン酸エステル、または適切に置換された金属である[例えば、MはB(OR)、Sn(アルキル)、またはZn-Halである]式3-15の付加物と3-14とのクロスカップリング反応により、目的生成物3-16を調製することができる。上述の化学反応の順序を必要に応じて再編成して、異なる類似体の調製に適合させてもよい。
スキーム4
Figure 2023522202000052
式4-6の化合物は、スキーム4で概説される合成経路を介して調製することができる。SAr反応またはカップリング反応などの好適な変換を介して、中間体3-10を化合物4-1に変換する。THF中の(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド及びカリウムtert-ブトキシドとアルデヒド4-1とのウィッティヒ反応により、化合物4-2を得る。中間体4-2に環化反応(DCM中のTFAなど)を行うと、化合物4-3を得ることができる。標準的な鈴木クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒及び好適な塩基の存在下)、または標準的なスティルクロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)、または標準的な根岸クロスカップリング条件下(例えば、パラジウム触媒の存在下)での、Mがボロン酸、ボロン酸エステル、または適切に置換された金属である[例えば、MはB(OR)、Sn(アルキル)、またはZn-Halである]式4-4の付加物と4-3とのクロスカップリング反応により、中間体4-5を調製することができる。化合物4-5に、最初に保護基PGの脱保護、続いて得られたアミンの官能化(酸塩化物、例えば塩化アクリロイルとのカップリングなど)を行うと、化合物4-6を得ることができる。上述の化学反応の順序を必要に応じて再編成して、異なる類似体の調製に適合させてもよい。
スキーム5
Figure 2023522202000053
式5-18の化合物は、スキーム5で概説される合成経路を介して調製することができる。N-クロロ-スクシンイミド(NCS)などの適切な試薬を用いた、出発材料5-1のハロゲン化によって、中間体5-2(Halは、F、Cl、Br、またはIなどのハロゲン化物である)を得る。5-2をトリホスゲンなどの試薬で処理することにより、化合物5-3を調製することができる。次いで、中間体5-3をエステル5-4と反応させてニトロ化合物5-5を得て、これを適切な試薬(例えば、POCl)で処理すると、化合物5-6を得ることができる。中間体5-6とアミン5-7(PGは、Bocなどの適切な保護基である)とのSAr反応を実施すると、化合物5-8を生成することができる。次いで、SAr反応またはカップリング反応などの好適な変換を介して、5-9のR基を導入することができる。アミノ基の保護により中間体5-10を得て、これを還元剤(例えば、酢酸中のFe)の存在下で還元すると、5-11を得ることができる。任意選択的に、5-11のハロゲン(Hal)を、遷移金属介在カップリングまたは他の好適な方法を介してRに変換すると、5-12を得ることができる。5-12のアミノ基のジアゾ化及び還元により、中間体5-13を得た後、保護基(PG)の除去により、5-14を得る。5-14のブロモのカップリングにより、5-15を得て、これをハロゲン化すると、中間体5-16を得ることができる。薗頭カップリングにより5-17を得た後、環化及び脱保護により、式5-18の化合物を得る。
スキーム6
Figure 2023522202000054

式6-6の化合物は、スキーム6で概説される合成経路を介して調製することができる。5-16とM(B、Sn、Si、Zn)置換ビニルエーテル6-1とのカップリングにより、中間体6-2を得て、これを酸性条件下(例えば、TFA)で処理し、6-3を得る。6-3のハロゲン化により、6-4を得て、これをカップリングまたは他の好適な変換を介して誘導体6-5に変換することができる。次いで、6-5の脱保護により、式6-6の化合物を得る。
KRASタンパク質
Rasファミリーは、KRAS、NRAS及びHRASの3つのメンバーから構成される。RAS変異がんはヒトのがんの約25%を占める。KRASは、ヒトのがんにおいて最も高い頻度で変異したアイソフォームであり:全てのRAS変異の85%はKRAS、12%はNRAS、及び3%はHRASである(Simanshu,D.et al.Cell 170.1(2017):17-33)。KRAS変異は、上位3つの最も致命的ながんのタイプである膵臓(97%)、直腸結腸(44%)、及び肺(30%)の中で広く認められる(Cox,A.D.et al.Nat Rev Drug Discov(2014)13:828-51)。RAS変異の大部分は、アミノ酸残基/コドン12、13、及び61において発生し;コドン12の変異は、KRASにおいて最も頻繁に生じる。特定の変異の頻度はRAS遺伝子間で異なり、G12D変異はKRASにおいて最も優勢であり、一方Q61R及びG12R変異は、NRAS及びHRASにおいて最も頻繁に生じる。さらに、RASアイソフォームにおける変異のスペクトルは、がんのタイプ間で異なる。例えば、KRAS G12D変異は、膵臓癌(51%)、続いて直腸結腸腺癌(45%)及び肺癌(17%)において優位を占める(Cox,A.D.et al.Nat Rev Drug Discov(2014)13:828-51)。対照的に、KRAS G12C変異は非小細胞肺癌(NSCLC)(変異KRASのほぼ半分はG12Cである)において優位を占め、肺腺癌の11~16%ならびに膵臓及び直腸結腸腺癌の2~5%をそれぞれ占める(Cox,A.D.et al.Nat.Rev.Drug Discov.(2014)13:828-51a)。数百のがん細胞株にわたる数千の遺伝子をノックダウンするshRNAを使用して、ゲノム研究は、KRAS変異を示すがん細胞が、細胞を成長させるためのKRAS機能に高度に依存することを実証している(McDonald,R.et al.Cell 170(2017):577-592)。総合すると、これらの発見は、KRAS変異がヒトのがんにおいて重要な役割を果たしていることを示唆し、したがって、変異KRASを標的とする阻害剤の開発は、KRAS変異によって特徴付けられる疾患の臨床的処置において有用な場合がある。
使用方法
G12C、G12V及びG12D変異を含むKRASが関与するがんのタイプとしては、これらに限定されるものではないが、腺癌(例えば、膵臓、直腸結腸、肺、膀胱、胃、食道、乳房、頭頸部、頸部皮膚、甲状腺);造血器悪性腫瘍(例えば、骨髄増殖性新生物(MPN)、骨髄異形成症候群(MDS)、慢性及び若年性骨髄単球性白血病(CMML及びJMML)、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)及び多発性骨髄腫(MM));及び他の新生物(例えば、膠芽細胞腫及び肉腫)がある。さらに、KRAS変異は、抗EGFR治療法に対する獲得抵抗性が認められている(Knickelbein,K.et al.Genes & Cancer,(2015):4-12)。KRAS変異は、免疫学的及び炎症性障害(Fernandez-Medarde,A.et al.Genes & Cancer,(2011):344-358)、例えば、KRASまたはNRASの体細胞変異によって引き起こされるRas関連リンパ増殖性障害(RALD)または若年性骨髄単球性白血病(JMML)において認められている。
本開示の化合物は、KRASタンパク質の活性を阻害することができる。例えば、本開示の化合物は、細胞、個体、または患者に、阻害量の1つまたは複数の本開示の化合物を投与することによって、酵素の阻害を必要とする細胞または個体もしくは患者におけるKRASの活性を阻害するために使用することができる。
KRAS阻害剤として、本開示の化合物は、KRASの異常な発現または活性と関連する様々な疾患の治療において有用である。KRASを阻害する化合物は、腫瘍における成長またはアポトーシス誘発を阻止する手段を提供することにおいて、または血管新生を阻害することによって有用であろう。その結果、本開示の化合物は、増殖性障害、例えば、癌の治療または阻止における有用性を証明されることになることが予想される。特に、受容体型チロシンキナーゼの活性化変異体または受容体型チロシンキナーゼの上方調節を伴う腫瘍は、阻害剤に対して特に感受性が高い場合がある。
一態様において、KRAS活性を阻害する方法であって、本開示の化合物をKRASと接触させる工程を含む方法が本明細書において提供される。ある実施形態では、接触させる工程は、患者に化合物を投与する工程を含む。
別の態様において、本明細書は、KRAS相互作用の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の、本明細書に開示される式のいずれかの化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む上記方法を提供する。
一実施形態では、疾患または障害は、免疫障害または炎症性障害である。
別の実施形態では、免疫障害または炎症性障害は、KRASの体細胞突然変異を原因とするRas関連リンパ増殖性障害及び若年性骨髄単球性白血病である。
一態様において、本明細書は、G12C変異を有するKRASタンパク質の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の、本明細書に開示される式のいずれかの化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む上記方法を提供する。
さらに別の態様において、本明細書は、患者におけるがんの治療方法であって、治療有効量の、本明細書に開示されるいずれか1つの化合物またはその薬学的に許容される塩を患者に投与することを含む上記方法を提供する。
一実施形態では、がんは、癌腫、血液癌、肉腫、及び膠芽腫から選択される。
別の実施形態では、血液癌は、骨髄増殖性新生物、骨髄異形成症候群、慢性及び若年性骨髄単球性白血病、急性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、及び多発性骨髄腫から選択される。
さらに別の実施形態では、癌腫は、膵臓癌、大腸癌、肺癌、膀胱癌、胃癌、食道癌、乳癌、頭頸部癌、子宮頚癌、皮膚癌、及び甲状腺癌から選択される。
なおも別の態様において、本明細書は、G12C変異を有するKRASタンパク質の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の、本明細書に開示される式のいずれかの化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む上記方法を提供する。
別の態様において、本明細書は、治療有効量の本明細書に開示される化合物を患者に投与することを含む、それを必要とする患者におけるがんの治療方法を提供し、当該がんが、G12C変異を有するKRASタンパク質との相互作用を特徴とする。
別の態様において、本明細書は、それを必要とする患者における、KRAS相互作用またはその変異体の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、本明細書に開示される化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または本明細書に開示される化合物もしくはその薬学的に許容される塩を含む組成物を、本明細書に開示される別の治療法または治療薬と組み合わせて患者に投与する工程を含む方法を提供する。
一実施形態では、がんは、血液癌、肉腫、肺癌、消化管癌、泌尿生殖器癌、肝臓癌、骨癌、神経系癌、婦人科癌、及び皮膚癌から選択される。
別の実施形態では、肺癌は、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞肺癌、気管支原性癌腫、扁平上皮細胞気管支原性癌腫、未分化小細胞気管支原性癌腫、未分化大細胞気管支原性癌腫、腺癌、気管支原性癌腫、肺胞癌腫、細気管支癌腫、気管支腺腫、軟骨腫性過誤腫、中皮腫、乳頭状及び非乳頭状癌腫、気管支腺腫、及び胸膜肺芽細胞腫から選択される。
さらに別の実施形態では、肺癌は非小細胞肺癌(NSCLC)である。さらに別の実施形態では、肺癌は腺癌である。
一実施形態では、消化管癌は、食道扁平上皮細胞癌腫、食道腺癌、食道平滑筋肉腫、食道リンパ腫、胃癌腫、胃リンパ腫、胃平滑筋肉腫、外分泌膵臓癌腫、膵管腺癌、膵臓インスリノーマ、膵臓グルカゴノーマ、膵臓ガストリノーマ、膵臓カルチノイド腫瘍、膵臓ビポーマ、小腸腺癌、小腸リンパ腫、小腸カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、小腸平滑筋腫、小腸血管腫、小腸脂肪腫、小腸神経繊維腫、小腸線維腫、大腸腺癌、大腸管状腺腫、大腸絨毛腺腫、大腸過誤腫、大腸平滑筋腫、直腸結腸癌、胆嚢癌、及び肛門癌から選択される。
一実施形態では、消化管癌は直腸結腸癌である。
別の実施形態では、がんは癌腫である。さらに別の実施形態では、癌腫は、膵臓癌腫、直腸結腸癌腫、肺癌腫、膀胱癌腫、胃癌腫、食道癌腫、乳癌腫、頭頸部癌腫、頸部皮膚癌腫、及び甲状腺癌腫から選択される。
さらに別の実施形態では、がんは造血悪性腫瘍である。一実施形態では、造血悪性腫瘍は、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、及び骨髄増殖性新生物から選択される。
別の実施形態では、がんは新生物である。さらに別の実施形態では、新生物は、膠芽細胞腫または肉腫である。
ある特定の実施形態では、本開示は、それを必要とする患者におけるKRAS介在性障害を治療するための方法であって、上記患者に、本発明による化合物またはその薬学的に許容される組成物を投与する工程を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を使用して処置可能な疾患及び適応症としては、これらに限定されるものではないが、血液癌、肉腫、肺癌、消化管癌、泌尿生殖器癌、肝臓癌、骨癌、神経系癌、婦人科癌、及び皮膚癌がある。
例示的な血液癌としては、リンパ腫及び白血病、例えば、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球細胞白血病(APL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(再発性または難治性NHL及び再発性濾胞を含む)、ホジキンリンパ腫、骨髄増殖性疾患(例えば、原発性骨髄線維症(PMF)、真性多血症(PV)、本態性血小板増加症(ET)、8p11骨髄増殖性症候群、骨髄異形成症候群(MDS)、T細胞急性リンパ芽球性リンパ腫(T-ALL)、多発性骨髄腫、皮膚T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、ワルデンストレームマクログルブリン血症、毛様細胞リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、慢性骨髄性リンパ腫及びバーキットリンパ腫がある。
例示的な肉腫としては、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、血管肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、粘液腫、横紋筋腫、横紋筋肉腫、線維腫、脂肪腫、過誤腫(harmatoma)、リンパ肉腫、平滑筋肉腫、及び奇形腫がある。
例示的な肺癌としては、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞肺癌、気管支原性癌腫(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(細気管支)癌腫、気管支腺腫、軟骨腫性過誤腫、中皮腫、乳頭状及び非乳頭状癌腫、気管支腺腫及び胸膜肺芽細胞腫がある。
例示的な消化管癌としては、食道癌(扁平上皮細胞癌腫、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃癌(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓癌(外分泌膵臓癌腫、腺管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸癌(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経繊維腫、線維腫)、大腸癌(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫)、直腸結腸癌、胆嚢癌及び肛門癌のがんがある。
例示的な泌尿生殖器癌としては、腎臓癌腫(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽細胞腫]、腎細胞癌腫)、膀胱及び尿道癌腫(扁平上皮細胞癌腫、移行細胞癌腫、腺癌)、前立腺癌腫(腺癌、肉腫)、精巣癌腫(セミノーマ、奇形腫、胚性癌腫、奇形癌腫、絨毛癌腫、肉腫、間質細胞癌腫、線維腫、線維腺腫、腺腫様腫瘍、脂肪腫)及び尿路上皮癌腫のがんがある。
例示的な肝臓癌としては、肝癌(肝細胞癌腫)、胆管癌腫、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、及び血管腫がある。
例示的な骨癌としては、例えば、骨形成肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性繊維性組織球種、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網細胞肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫瘍脊索腫、骨軟骨性骨腫(osteochronfroma)(骨軟骨性外骨腫)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫、及び巨細胞腫瘍がある。
例示的な神経系癌としては、頭蓋骨(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫)、脳(星状細胞腫、中胚葉腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、膠芽腫、多形性膠芽腫、希突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍、神経外胚葉性腫瘍)、及び脊髄(神経繊維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫)、神経芽細胞腫、レルミットデュクロ疾患及び松果体腫瘍のがんがある。
例示的な婦人科癌としては、乳房(腺管癌腫、小葉癌腫、乳房肉腫、トリプルネガティブ乳癌、HER2陽性乳癌、炎症性乳癌、乳頭癌腫)、子宮(子宮内膜癌腫)、子宮頚
部(子宮頸癌腫、腫瘍前子宮頸部異形成)、卵巣(卵巣癌腫(漿液性嚢胞腺癌腫、粘液性嚢胞腺癌腫、未分類癌腫)、顆粒膜細胞腫瘍、セルトリライディッヒ細胞腫瘍、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮細胞癌腫、上皮内癌腫、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫、ボトリオイド肉腫(胚性横紋筋肉腫)、及び卵管(癌腫)のがんがある。
例示的な皮膚癌としては、黒色腫、基底細胞癌腫、扁平上皮細胞癌腫、カポジ肉腫、メルケル細胞皮膚がん、異形成母斑(moles dysplastic nevi)、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、及びケロイドがある。
例示的な頭頸部癌としては、膠芽腫、黒色腫、横紋筋肉腫、リンパ肉腫、骨肉腫、扁平上皮細胞腺癌、腺癌、口腔癌、喉頭癌、鼻咽頭癌、鼻腔及び副鼻腔癌、甲状腺及び副甲状腺癌、眼の腫瘍、唇及び口の腫瘍、ならびに扁平頭頸部癌がある。
本開示の化合物は、腫瘍転移の阻害においても有用な場合がある。
発癌性新生物に加えて、本発明の化合物は、これらに限定されないが、軟骨無形成症、低軟骨形成症、小人症、致死性骨異形成症(TD)(TDI及びTDII臨床型)、アペール症候群、クルーゾン症候群、ジャクソンワイス症候群、ベアスティーブンソン皮膚回旋症候群、ファイファー症候群、及び頭蓋骨癒合症症候群を含む骨格及び軟骨細胞障害の治療において有用である。いくつかの実施形態では、本開示は、骨格及び軟骨細胞障害に罹患した患者を治療するための方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本明細書において記載される化合物は、アルツハイマー疾患、HIV、または結核を治療するために使用することができる。
本明細書において使用される場合、「8p11骨髄増殖性症候群」という用語は、好酸球過多症及びFGFR1異常と関連する骨髄性/リンパ性新生物を指すことを意味する。
本明細書において使用される場合、「細胞」という用語は、in vitro、ex vivoまたはin vivoで存在する細胞を指すことを意味する。いくつかの実施形態では、ex vivo細胞は、生物、例えば、哺乳動物から切除された組織試料の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、in vitro細胞は、細胞培養物中の細胞であってもよい。いくつかの実施形態では、in vivo細胞は、生物、例えば、哺乳動物内で生存している細胞である。
本明細書において使用される場合、「接触させること」という用語は、in vitro系またはin vivo系において示された部分を一緒にすることを指す。例えば、KRASを本明細書において記載される化合物と「接触させること」は、KRASを有する個体または患者、例えばヒトに、本明細書において記載される化合物を投与すること、ならびに例えば、KRASを含む細胞調製物または精製調製物を含む試料を、本明細書において記載される化合物に導入することを含む。
本明細書において使用される場合、「個体」、「対象」、または「患者」という用語は区別せずに使用され、哺乳動物、好ましくはマウス、ラット、他の齧歯動物、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、または霊長目、最も好ましくはヒトを含む任意の動物を指す。
本明細書において使用される場合、「治療有効量」という句は、研究者、獣医師、医師または他の臨床医に求められる、組織、系、動物、個体またはヒトにける生物学的または医薬的な応答を引き起こす活性化合物または医薬薬剤の量、例えば本明細書において開示される固体形態またはその塩のいずれかの量を指す。個々の場合における適切な「有効」量は、当業者に既知の技術を使用して判定してもよい。
「薬学的に許容される」という句は、健全な医学的判断の範囲内で、ヒト及び動物の組織との接触に使用するのに好適であり、過度な毒性、刺激、アレルギー応答、免疫原性または他の問題もしくは合併症がなく、妥当な利点/リスク比に見合った化合物、材料、組成物、及び/または投薬形態を指すために本明細書において使用される。
本明細書において使用される場合、「薬学的に許容される担体または賦形剤」という句は、薬学的に許容される材料、組成物、またはビヒクル、例えば、液体または固体のフィラー、希釈剤、溶媒、またはカプセル化材料を指す。賦形剤または担体は、一般的に、安全で非毒性であり、生物学的に別段不所望なものではなく、獣医学的用途ならびにヒト医薬用途に許容される賦形剤または担体を含む。一実施形態では、各成分は、本明細書において定義されるような「薬学的に許容される」ものである。例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st ed.;Lippincott Williams & Wilkins:Philadelphia,Pa.,2005;Handbook of Pharmaceutical Excipients,6th ed.;Rowe et al.,Eds.;The Pharmaceutical Press and the American Pharmaceutical Association:2009;Handbook of Pharmaceutical Additives,3rd ed.;Ash and Ash Eds.;Gower Publishing Company:2007;Pharmaceutical Preformulation and Formulation,2nd ed.;Gibson Ed.;CRC Press LLC:Boca Raton,Fla.,2009を参照のこと。
本明細書において使用される場合、「治療すること」または「治療」という用語は、疾患を阻害すること;例えば、疾患、状態、もしくは障害の病状もしくは症候を経験しているかもしくは示している個体における疾患、状態、もしくは障害を阻害すること(すなわち、病状及び/または症候の更なる進行を停止させること)、または疾患を改善すること;例えば、疾患、状態、もしくは障害の病状もしくは症候を経験しているかもしくは示している個体における疾患、状態、もしくは障害を改善すること(すなわち、病状及び/または症候を逆転させること)、例えば、疾患の重症度を低下させることを指す。
「阻止する」、「阻止すること」、または「阻止」という用語は、本明細書において使用される場合、予防される状況、疾患または障害と関連するかまたはこれらによって引き起こされる少なくとも1つの症状を阻止することを含む。
明確にするために個別の実施形態の文脈において記載される本発明のある特定の特徴も、単一の実施形態として組み合わせて提供される場合があることが認識される(同時に、実施形態は、複合的な従属形式で記載されているかのように組み合わされることを意図する)。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において記載される様々な本発明の特徴も、個別にまたは任意の好適なサブコンビネーションで提供される場合がある。
併用療法
I.がん療法
がん細胞の成長及び生存は、複数のシグナル伝達経路の不全によって影響される可能性がある。したがって、活性を調節する標的について異なった選択性を示す、異なる酵素/タンパク質/受容体の阻害剤を組み合わせることは、そのような病態の治療に有用である。複数のシグナル伝達経路(または所与のシグナル伝達経路に関与する複数の生物学的分子)を標的とすることで、細胞集団に生じる薬物耐性の可能性を低減する、及び/または治療の毒性を緩和することができる。
1種以上の追加の医薬品、例えば、化学療法剤、抗炎症薬、ステロイド、免疫抑制剤、免疫腫瘍薬、代謝酵素阻害剤、ケモカイン受容体阻害剤、及びホスファターゼ阻害剤など、ならびに標的療法、例えば、Bcr-Abl、Flt-3、EGFR、HER2、JAK、c-MET、VEGFR、PDGFR、c-Kit、IGF-1R、RAF、FAK、及びCDK4/6キナーゼ阻害剤、例えば、WO2006/056399に記載のものなどを本開示の化合物と併用して、CDK2関連の疾患、障害、または病態を治療することができる。治療用抗体などの他の薬剤を本開示の化合物と併用して、CDK2関連の疾患、障害、または病態を治療することができる。1種以上の追加の医薬品を同時にまたは連続して患者に投与することができる。
いくつかの実施形態では、CDK2阻害剤は、BCL2阻害剤またはCDK4/6阻害剤と組み合わせて投与または使用される。
本明細書に開示される化合物は、がんなどの疾患及び本明細書に記載の他の疾患または障害の治療のために、1種以上の他の酵素/タンパク質/受容体の阻害剤療法と併用することができる。併用療法で治療可能な疾患及び適応症の例として、本明細書に記載されているものが挙げられる。がんの例として、固形腫瘍、及び液性腫瘍、血液癌などの非固形腫瘍が挙げられる。感染症の例として、ウイルス感染症、細菌感染症、真菌感染症、または寄生虫感染症が挙げられる。例えば、本開示の化合物は、がんの治療のために、以下のキナーゼの1種以上の阻害剤と併用することができる:Akt1、Akt2、Akt3、BCL2、CDK4/6、TGF-βR、PKA、PKG、PKC、CaMキナーゼ、ホスホリラーゼキナーゼ、MEKK、ERK、MAPK、mTOR、EGFR、HER2、HER3、HER4、INS-R、IDH2、IGF-1R、IR-R、PDGFαR、PDGFβR、PI3K(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、及び多重または選択的)、CSF1R、KIT、FLK-II、KDR/FLK-1、FLK-4、flt-1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、c-Met、PARP、Ron、Sea、TRKA、TRKB、TRKC、TAMキナーゼ(Axl、Mer、Tyro3)、FLT3、VEGFR/Flt2、Flt4、EphA1、EphA2、EphA3、EphB2、EphB4、Tie2、Src、Fyn、Lck、Fgr、Btk、Fak、SYK、FRK、JAK、ABL、ALK、及びB-Raf。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、がんまたは感染症の治療のために、以下の1種以上の阻害剤と組み合わせることができる。がん及び感染症の治療のために、本開示の化合物と組み合わせることができる阻害剤の非限定的な例として、FGFR阻害剤(FGFR1、FGFR2、FGFR3、またはFGFR4、例えば、ペミガチニブ(INCB54828)、INCB62079)、EGFR阻害剤(別称、ErB-1またはHER-1;例えば、エルロチニブ、ゲフィチニブ、バンデタニブ、オルシメルチニブ、セツキシマブ、ネシツムマブ、またはパニツムマブ)、VEGFR阻害剤もしくは経路遮断薬(例えば、ベバシズマブ、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、レゴラフェニブ、ポナチニブ、カボザンチニブ、バンデタニブ、ラムシルマブ、レンバチニブ、ziv-アフリベルセプト)、PARP阻害剤(例えば、オラパリブ、ルカパリブ、ベリパリブ、またはニラパリブ)、JAK阻害剤(JAK1及び/またはJAK2、例えばルキソリチニブまたはバリシチニブ;またはJAK1、例えばイタシチニブ(INCB39110)、INCB052793、またはINCB054707)、IDO阻害剤(例えば、エパカドスタット、NLG919、またはBMS-986205、MK7162)、LSD1阻害剤(例えば、GSK2979552、INCB59872、及びINCB60003)、TDO阻害剤、PI3K-デルタ阻害剤(例えば、パルサクリシブ(INCB50465)またはINCB50797)、PI3K-ガンマ選択的阻害剤などのPI3K-ガンマ阻害剤、Pim阻害剤(例えば、INCB53914)、CSF1R阻害剤、TAM受容体チロシンキナーゼ(Tyro-3、Axl、及びMer;例えば、INCB081776)、アデノシン受容体アンタゴニスト(例えば、A2a/A2b受容体アンタゴニスト)、HPK1阻害剤、ケモカイン受容体阻害剤(例えば、CCR2またはCCR5阻害剤)、SHP1/2ホスファターゼ阻害剤、HDAC8阻害剤などのヒストンデアセチラーゼ阻害剤(HDAC)、血管形成阻害剤、インターロイキン受容体阻害剤、bromo and extra terminalファミリーメンバー阻害剤(例えば、INCB54329及びINCB57643などの、ブロモドメイン阻害剤またはBET阻害剤)、c-MET阻害剤(例えば、カプマチニブ)、抗CD19抗体(例えば、タファシタマブ)、ALK2阻害剤(例えば、INCB00928);またはそれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物または塩は、PI3Kδ阻害剤とともに投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物または塩は、JAK阻害剤とともに投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物または塩は、JAK1またはJAK2阻害剤(例えば、バリシチニブまたはルキソリチニブ)とともに投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物または塩は、JAK1阻害剤とともに投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物または塩は、JAK2よりも選択的であるJAK1阻害剤とともに投与される。
加えて、がん及び他の増殖性疾患を治療するために、本明細書に記載の化合物を標的療法、例えば、c-MET阻害剤(例えば、カプマチニブ)、抗CD19抗体(例えば、タファシタマブ)、ALK2阻害剤(例えば、INCB00928)、またはそれらの組み合わせなどと併用することができる。
併用療法に使用される抗体の例として、トラスツズマブ(例えば、抗HER2)、ラニビズマブ(例えば、抗VEGF-A)、ベバシズマブ(アバスチン(商標)、例えば、抗VEGF)、パニツムマブ(例えば、抗EGFR)、セツキシマブ(例えば、抗EGFR)、リツキサン(例えば、抗CD20)、及びc-METに対する抗体が挙げられるが、これらに限定されない。
以下の薬剤のうち1種以上を本開示の化合物と併用することができ、これを非限定的な一覧として提示する:細胞静止剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5-フルオロウラシル、メトトレキサート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH 66336、R115777、L778,123、BMS 214662、IRESSA(商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(商標)(エルロチニブ)、EGFRに対する抗体、イントロン、ara-C、アドリアマイシン、cytoxan、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6-メルカプトプリン、6-チオグアニン、フルダラビンリン酸エステル、オキサリプラチン、ロイコボリン(leucovirin)、ELOXATIN(商標)(オキサリプラチン)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン-C、L-アスパラギナーゼ、テニポシド17.アルファ-エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、リュープロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルビン、アナストロゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、HERCEPTIN(商標)(トラスツズマブ)、BEXXAR(商標)(トシツモマブ)、VELCADE(商標)(ボルテゾミブ)、ZEVALIN(商標)(イブリツモマブチウキセタン)、TRISENOX(商標)(三酸化ヒ素)、XELODA(商標)(カペシタビン)、ビノレルビン、ポルフィマー、ERBITUX(商標)(セツキシマブ)、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、イホスファミド、リツキシマブ、C225(セツキシマブ)、Campath(アレムツズマブ)、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコリン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3-AP、及びMDL-101,731。
本開示の化合物はさらに、例えば化学療法、放射線療法、腫瘍標的療法、アジュバント療法、免疫療法、または外科手術による、他のがん治療方法と併用することができる。免疫療法の例として、サイトカイン治療(例えば、インターフェロン、GM-CSF、G-CSF、IL-2)、CRS-207免疫療法、がんワクチン、モノクローナル抗体、二重特異性または多重特異性抗体、抗体薬物複合体、T細胞養子移入、Toll受容体アゴニスト、RIG-Iアゴニスト、腫瘍溶解性ウイルス療法、及びサリドマイドまたはJAK1/2阻害剤、PI3Kδ阻害剤を含む免疫調節性小分子などが挙げられる。化合物は、化学療法剤などの1種以上の抗がん剤と組み合わせて投与することができる。化学療法剤の例として、アバレリクス、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、アルトレタミン、アナストロゾール、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アザシチジン、ベバシズマブ、ベキサロテン、バリシチニブ、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ブスルファン静注、ブスルファン経口、カルステロン、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セツキシマブ、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダルテパリンナトリウム、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デニロイキン、デニロイキンジフチトクス、デクスラゾキサン、ドセタキセル、ドキソルビシン、ドロスタノロンプロピオン酸エステル、エクリズマブ、エピルビシン、エルロチニブ、エストラムスチン、リン酸エトポシド、エトポシド、エキセメスタン、フェンタニルクエン酸塩、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、ゴセレリン酢酸塩、酢酸ヒストレリン、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブメシル酸塩、インターフェロンアルファ2a、イリノテカン、ラパチニブトシル酸塩水和物、レナリドミド、レトロゾール、ロイコボリン、リュープロレリン酢酸塩、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、酢酸メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、ナンドロロンフェンプロピオネート(nandrolone phenpropionate)、ネララビン、ノフェツモマブ、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロン酸、パニツムマブ、ペグアスパラガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ピポブロマン、プリカマイシン、プロカルバジン、キナクリン、ラスブリカーゼ、リツキシマブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブ、マレイン酸スニチニブ、タモキシフェン、テモゾロミド、テニポシド、テストラクトン、サリドマイド、チオグアニン、チオテパ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、ウラシルマスタード、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ボリノスタット、及びゾレドロネートのいずれかが挙げられる。
化学療法剤の追加の例として、プロテオソーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブ)、サリドマイド、レブリミド、及びメルファラン、ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、エトポシド、カルムスチンなどのDNA損傷剤が挙げられる。
ステロイドの例として、デキサメタゾンまたはプレドニゾンなどの副腎皮質ステロイドが挙げられる。
Bcr-Abl阻害剤の例として、イマチニブメシル酸塩(GLEEVAC(商標))、ニロチニブ、ダサチニブ、ボスチニブ、及びポナチニブ、ならびに薬学的に許容される塩が挙げられる。他の好適なBcr-Abl阻害剤の例として、米国特許第5,521,184号、WO04/005281、及び米国出願第60/578,491号に開示される属及び種の化合物、ならびにその薬学的に許容される塩が挙げられる。
好適なFlt-3阻害剤の例として、ミドスタウリン、レスタウルチニブ、リニファニブ、スニチニブ、スニチニブ、マレイン酸塩、ソラフェニブ、キザルチニブ、クレノラニブ、パクリチニブ、タンズチニブ、PLX3397、及びASP2215、ならびにそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。他の好適なFlt-3阻害剤の例として、WO03/037347、WO03/099771、及びWO04/046120に開示される化合物及びその薬学的に許容される塩が挙げられる。
好適なRAF阻害剤の例として、ダブラフェニブ、ソラフェニブ、及びベムラフェニブ、ならびにそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。他の好適なRAF阻害剤の例として、WO00/09495及びWO05/028444に開示される化合物及びその薬学的に許容される塩が挙げられる。
好適なFAK阻害剤の例として、VS-4718、VS-5095、VS-6062、VS-6063、BI853520、及びGSK2256098、ならびにそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。他の好適なFAK阻害剤の例として、WO04/080980、WO04/056786、WO03/024967、WO01/064655、WO00/053595、及びWO01/014402に開示される化合物及びその薬学的に許容される塩が挙げられる。
好適なCDK4/6阻害剤の例として、パルボシクリブ、リボシクリブ、トリラシクリブ、レロシクリブ、及びアベマシクリブ、ならびにそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。他の好適なCDK4/6阻害剤の例として、WO09/085185、WO12/129344、WO11/101409、WO03/062236、WO10/075074、及びWO12/061156に開示される化合物及びその薬学的に許容される塩が挙げられる。
いくつかの実施形態では、特にイマチニブまたは他のキナーゼ阻害剤に抵抗性である患者を治療するために、本開示の化合物を、イマチニブを含む1種以上の他のキナーゼ阻害剤と併用することができる。
いくつかの実施形態では、がんの治療において本開示の化合物を化学療法剤と併用することができ、かつ化学療法剤単独に対する応答と比較して、化学療法剤の毒性効果を悪化させることなく、治療応答を改善することができる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物を本明細書に示す化学療法剤と併用することができる。例えば、多発性骨髄腫の治療に使用される追加の医薬品には、メルファラン、メルファラン+プレドニゾン[MP]、ドキソルビシン、デキサメタゾン、及びベルケイド(ボルテゾミブ)を含み得るが、これらに限定されない。多発性骨髄腫の治療に使用されるさらなる追加の薬剤として、Bcr-Abl、Flt-3、RAF、及びFAKキナーゼ阻害剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、薬剤は、アルキル化剤、プロテアソーム阻害剤、副腎皮質ステロイド、または免疫調節剤である。アルキル化剤の例としては、シクロホスファミド(CY)、メルファラン(MEL)、及びベンダムスチンが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロテアソーム阻害剤はカルフィルゾミブである。いくつかの実施形態では、副腎皮質ステロイドはデキサメタゾン(DEX)である。いくつかの実施形態では、免疫調節剤は、レナリドミド(LEN)またはポマリドミド(POM)である。本開示のCDK2阻害剤と追加薬剤との併用の望ましい結果は、相加効果または相乗効果である。
薬剤は本発明の化合物と合剤にして単一剤形または持続性剤形にすることも、各薬剤を個別の剤形として同時投与または連続投与することもできる。
本開示の化合物は、感染症の治療のために、1種以上の他の阻害剤または1種以上の療法と併用することができる。感染症の例として、ウイルス感染症、細菌感染症、真菌感染症、または寄生虫感染症が挙げられる。
いくつかの実施形態では、デキサメタゾンなどの副腎皮質ステロイドが本開示の化合物と組み合わせて患者に投与される。その場合、デキサメタゾンは連続投与ではなく間欠投与される。
式(I)もしくは本明細書に記載のいずれかの式の化合物、特許請求の範囲のいずれかに列挙され、本明細書に記載される化合物、またはそれらの塩を、がん細胞、精製された腫瘍抗原(組換えタンパク質、ペプチド、及び炭水化物分子を含む)、細胞、及び免疫刺激サイトカインをコードする遺伝子をトランスフェクトした細胞などの別の免疫原性作用物質と組み合わせることができる。使用できる腫瘍ワクチンの非限定的な例として、黒色腫抗原、例えばgp100、MAGE抗原、Trp-2、MARTI、及び/またはチロシナーゼのペプチド、またはサイトカインGM-CSFを発現するトランスフェクト腫瘍細胞が挙げられる。
がん治療のために、式(I)もしくは本明細書に記載のいずれかの式の化合物、特許請求の範囲のいずれかに列挙され、本明細書に記載される化合物、またはそれらの塩をワクチン接種プロトコルと併用することができる。いくつかの実施形態では、腫瘍細胞が形質導入され、GM-CSFを発現する。いくつかの実施形態では、腫瘍ワクチンとして、ヒトパピローマウイルス(HPV)、肝炎ウイルス(HBV及びHCV)、及びカポジ病ヘルペス肉腫ウイルス(KHSV)などの、ヒトがんに関与するウイルス由来のタンパク質が挙げられる。いくつかの実施形態では、腫瘍組織自体から単離された熱ショックタンパク質などの腫瘍特異的抗原と本開示の化合物を併用することができる。いくつかの実施形態では、式(I)もしくは本明細書に記載のいずれかの式の化合物、特許請求の範囲のいずれかに列挙され、本明細書に記載される化合物、またはそれらの塩を樹状細胞免疫療法と組み合わせると、強力な抗腫瘍応答を活性化することができる。
Feアルファ受容体またはFeガンマ受容体発現エフェクター細胞を腫瘍細胞に標的化する二重特異性大環状ペプチドと、本開示の化合物を併用することができる。本開示の化合物は、宿主免疫応答性を活性化する大環状ペプチドと組み合わせることもできる。
いくつかのさらなる実施形態では、本開示の化合物と他の治療薬との合剤を、骨髄移植または幹細胞移植の前、移植時、及び/または移植後に患者に投与することができる。造血起源の様々な腫瘍の治療のために、本開示の化合物を骨髄移植と併用することができる。
式(I)もしくは本明細書に記載のいずれかの式の化合物、特許請求の範囲のいずれかに列挙され、本明細書に記載される化合物、またはそれらの塩をワクチンと併用し、病原体、毒素、及び自己抗原に対する免疫応答を刺激することができる。この治療手法が特に有用であり得る病原体の例として、現在有効なワクチンが存在しない病原体、または従来のワクチンが完全に有効であるとはいえない病原体が挙げられる。このような病原体として、HIV、肝炎(A型、B型、C型)、インフルエンザ、ヘルペス、ジアルジア、マラリア、リーシュマニア、Staphylococcus aureus、Pseudomonas Aeruginosaが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法によって治療可能である感染症を引き起こすウイルスとして、ヒトパピローマウイルス、インフルエンザ、A型、B型、C型またはD型肝炎ウイルス、アデノウイルス、ポックスウイルス、単純ヘルペスウイルス、ヒトサイトメガロウイルス、重症急性呼吸器症候群ウイルス、エボラウイルス、麻疹ウイルス、ヘルペスウイルス(例えば、VZV、HSV-1、HAV-6、HSV-II、及びCMV、エプスタインバーウイルス)、フラビウイルス、エコーウイルス、ライノウイルス、コクサッキーウイルス、コロナウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、ムンプスウイルス、ロタウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、パルボウイルス、ワクシニアウイルス、HTLVウイルス、デングウイルス、パピローマウイルス、軟疣ウイルス、ポリオウイルス、狂犬病ウイルス、JCウイルス、及びアルボウイルス脳炎ウイルスが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法によって治療可能である感染症を引き起こす病原菌として、クラミジア、リケッチア細菌、マイコバクテリア、ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、髄膜炎菌及びコノコッカス、クレブシエラ菌、プロテウス菌、セラチア菌、シュードモナス菌、レジオネラ菌、ジフテリア菌、サルモネラ菌、桿菌、コレラ菌、破傷風菌、ボツリヌス菌、炭疽菌、ペスト、レプトスピラ菌、ならびにライム病菌が挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法によって治療可能である感染症を引き起こす病原真菌として、Candida(albicans、krusei、glabrata、tropicalisなど)、Cryptococcus neoformans、Aspergillus(fumigatus、nigerなど)、Genus Mucorales(mucor、absidia、rhizophus)、Sporothrix schenkii、Blastomyces dermatitidis、Paracoccidioides brasiliensis、Coccidioides immitis、及びHistoplasma capsulatumが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の方法によって治療可能である感染症を引き起こす病原寄生虫として、Entamoeba histolytica、Balantidium coli、Naegleriafowleri、Acanthamoeba sp.、Giardia lambia、Cryptosporidium sp.、Pneumocystis carinii、Plasmodium vivax、Babesia microti、Trypanosoma brucei、Trypanosoma cruzi、Leishmania donovani、Toxoplasma gondi、及びNippostrongylus brasiliensisが挙げられるが、これらに限定されない。
複数の医薬が患者に投与される場合、それらは同時に、個別に、連続して、または組み合わせて投与することができる(例えば、2種以上の薬剤に関する)。
このような大半の化学療法剤を安全かつ効果的に投与するための方法は当業者に公知である。加えて、それらの投与は標準的な文献に記載されている。例えば、多くの化学療法剤の投与が「Physicians’ Desk Reference」(PDR、例えば、1996 edition,Medical Economics Company,Montvale,NJ)に記載されており、その開示内容は完全に記載されているものとして参照により本明細書に組み込まれる。
II.免疫チェックポイント療法
がんまたは感染症などの疾患の治療のために、本開示の化合物を1種以上の免疫チェックポイント阻害剤と併用することができる。免疫チェックポイント阻害剤の例として、CBL-B、CD20、CD28、CD40、CD70、CD122、CD96、CD73、CD47、CDK2、GITR、CSF1R、JAK、PI3Kデルタ、PI3Kガンマ、TAM、アルギナーゼ、HPK1、CD137(別称4-1BB)、ICOS、A2AR、B7-H3、B7-H4、BTLA、CTLA-4、LAG3、TIM3、TLR(TLR7/8)、TIGIT、CD112R、VISTA、PD-1、PD-L1、及びPD-L2などの免疫チェックポイント分子に対する阻害剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、CD27、CD28、CD40、ICOS、OX40、GITR、及びCD137から選択される刺激性チェックポイント分子である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、A2AR、B7-H3、B7-H4、BTLA、CTLA-4、IDO、KIR、LAG3、PD-1、TIM3、TIGIT、及びVISTAから選択される抑制性チェックポイント分子である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される化合物は、KIR阻害剤、TIGIT阻害剤、LAIR1阻害剤、CD160阻害剤、2B4阻害剤、及びTGFRベータ阻害剤から選択される1種以上の薬剤と併用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される化合物は、免疫チェックポイント分子、例えば、OX40、CD27、GITR、及びCD137(別称4-1BB)の1種以上のアゴニストと併用することができる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、抗PD1抗体、抗PD-L1抗体、または抗CTLA-4抗体である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-1またはPD-L1の阻害剤、例えば、抗PD-1または抗PD-L1のモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体は、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、アベルマブ、セミプリマブ、アテゾリズマブ、アベルマブ、チスレリズマブ、スパルタリズマブ(PDR001)、セトレリマブ(JNJ-63723283)、トリパリマブ(JS001)、カムレリズマブ(SHR-1210)、シンチリマブ(IBI308)、AB122(GLS-010)、AMP-224、AMP-514/MEDI-0680、BMS936559、JTX-4014、BGB-108、SHR-1210、MEDI4736、FAZ053、BCD-100、KN035、CS1001、BAT1306、LZM009、AK105、HLX10、SHR-1316、CBT-502(TQB2450)、A167(KL-A167)、STI-A101(ZKAB001)、CK-301、BGB-A333、MSB-2311、HLX20、TSR-042、またはLY3300054である。いくつかの実施形態では、PD-1またはPD-L1の阻害剤は、米国特許第7,488,802号、同第7,943,743号、同第8,008,449号、同第8,168,757号、同第8,217,149号、もしくは同第10,308,644号;米国公開第2017/0145025号、同第2017/0174671号、同第2017/0174679号、同第2017/0320875号、同第2017/0342060号、同第2017/0362253号、同第2018/0016260号、同第2018/0057486号、同第2018/0177784号、同第2018/0177870号、同第2018/0179179号、同第2018/0179201号、同第2018/0179202号、同第2018/0273519号、同第2019/0040082号、同第2019/0062345号、同第2019/0071439号、同第2019/0127467号、同第2019/0144439号、同第2019/0202824号、同第2019/0225601号、同第2019/0300524号、もしくは同第2019/0345170号;またはPCT公開第WO03042402号、同第WO2008156712号、同第WO2010089411号、同第WO2010036959号、同第WO2011066342号、同第WO2011159877号、同第WO2011082400号、もしくは同第WO2011161699号に開示されるものであり、これらの出願はそれぞれ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、PD-L1の阻害剤はINCB086550である。
いくつかの実施形態では、抗体は抗PD-1抗体、例えば抗PD-1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体は、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、セミプリマブ、スパルタリズマブ、カムレリズマブ、セトレリマブ、トリパリマブ、シンチリマブ、AB122、AMP-224、JTX-4014、BGB-108、BCD-100、BAT1306、LZM009、AK105、HLX10、またはTSR-042である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体は、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、セミプリマブ、スパルタリズマブ、カムレリズマブ、セトレリマブ、トリパリマブ、またはシンチリマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はペムブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はニボルマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はセミプリマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はスパルタリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はカムレリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はセトレリマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はトリパリマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はシンチリマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はAB122である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はAMP-224である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はJTX-4014である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はBGB-108である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はBCD-100である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はBAT1306である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はLZM009である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はAK105である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はHLX10である。いくつかの実施形態では、抗PD-1抗体はTSR-042である。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体は、ニボルマブまたはペムブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-1モノクローナル抗体はMGA012(INCMGA0012;レチファンリマブ)である。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体はSHR-1210である。他の抗がん剤(複数可)として、4-1BB(例えば、ウレルマブ、ウトミルマブ)などの抗体治療薬が挙げられる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1の阻害剤、例えば、抗PD-L1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1モノクローナル抗体は、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、チスレリズマブ、BMS-935559、MEDI4736、アテゾリズマブ(MPDL3280A;別称RG7446)、アベルマブ(MSB0010718C)、FAZ053、KN035、CS1001、SHR-1316、CBT-502、A167、STI-A101、CK-301、BGB-A333、MSB-2311、HLX20、またはLY3300054である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体は、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、またはチスレリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はアテゾリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はアベルマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はデュルバルマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はチスレリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はBMS-935559である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はMEDI4736である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はFAZ053である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はKN035である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はCS1001である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はSHR-1316である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はCBT-502である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はA167である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はSTI-A101である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はCK-301である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はBGB-A333である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はMSB-2311である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はHLX20である。いくつかの実施形態では、抗PD-L1抗体はLY3300054である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1に結合する小分子、またはその薬学的に許容される塩である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-L1に結合し、内部移行する小分子、またはその薬学的に許容される塩である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、US2018/0179201、US2018/0179197、US2018/0179179、US2018/0179202、US2018/0177784、US2018/0177870、米国特許出願第16/369,654号(2019年3月29日出願)、及び米国特許出願第62/688,164号のものから選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、これらの出願はそれぞれ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、KIR、TIGIT、LAIR1、CD160、2B4、及びTGFRベータの阻害剤である。
いくつかの実施形態では、阻害剤はMCLA-145である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CTLA-4の阻害剤、例えば、抗CTLA-4抗体である。いくつかの実施形態では、抗CTLA-4抗体は、イピリムマブ、トレメリムマブ、AGEN1884、またはCP-675,206である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、LAG3の阻害剤、例えば、抗LAG3抗体である。いくつかの実施形態では、抗LAG3抗体は、BMS-986016、LAG525、INCAGN2385、またはエフチラギモドアルファ(IMP321)である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD73の阻害剤である。いくつかの実施形態では、CD73の阻害剤はオレクルマブである。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、TIGITの阻害剤である。いくつかの実施形態では、TIGITの阻害剤はOMP-31M32である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、VISTAの阻害剤である。いくつかの実施形態では、VISTAの阻害剤は、JNJ-61610588またはCA-170である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、B7-H3の阻害剤である。いくつかの実施形態では、B7-H3の阻害剤は、エノブリツズマブ、MGD009、または8H9である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、KIRの阻害剤である。いくつかの実施形態では、KIRの阻害剤は、リリルマブまたはIPH4102である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、A2aRの阻害剤である。いくつかの実施形態では、A2aRの阻害剤は、CPI-444である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、TGF-ベータの阻害剤である。いくつかの実施形態では、TGF-ベータの阻害剤は、トラベデルセン、ガルセルチニブ、またはM7824である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PI3K-ガンマの阻害剤である。いくつかの実施形態では、PI3K-ガンマの阻害剤は、IPI-549である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD47の阻害剤である。いくつかの実施形態では、CD47の阻害剤は、Hu5F9-G4またはTTI-621である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD73の阻害剤である。いくつかの実施形態では、CD73の阻害剤は、MEDI9447である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD70の阻害剤である。いくつかの実施形態では、CD70の阻害剤は、クサツズマブまたはBMS-936561である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、TIM3の阻害剤、例えば、抗TIM3抗体である。いくつかの実施形態では、抗TIM3抗体は、INCAGN2390、MBG453、またはTSR-022である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD20の阻害剤、例えば、抗CD20抗体である。いくつかの実施形態では、抗CD20抗体は、オビヌツズマブまたはリツキシマブである。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、OX40、CD27、CD28、GITR、ICOS、CD40、TLR7/8、及びCD137(別称4-1BB)のアゴニストである。
いくつかの実施形態では、CD137のアゴニストは、ウレルマブである。いくつかの実施形態では、CD137のアゴニストは、ウトミルマブである。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、GITRの阻害剤である。いくつかの実施形態では、GITRのアゴニストは、TRX518、MK-4166、INCAGN1876、MK-1248、AMG228、BMS-986156、GWN323、MEDI1873、またはMEDI6469である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、OX40のアゴニスト、例えば、OX40アゴニスト抗体またはOX40L融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、抗OX40抗体は、INCAGN01949、MEDI0562(タボリマブ)、MOXR-0916、PF-04518600、GSK3174998、BMS-986178、または9B12である。いくつかの実施形態では、OX40L融合タンパク質は、MEDI6383である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、CD40のアゴニストである。いくつかの実施形態では、CD40のアゴニストは、CP-870893、ADC-1013、CDX-1140、SEA-CD40、RO7009789、JNJ-64457107、APX-005M、またはChiLob7/4である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、ICOSのアゴニストである。いくつかの実施形態では、ICOSのアゴニストは、GSK-3359609、JTX-2011、またはMEDI-570である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、CD28のアゴニストである。いくつかの実施形態では、CD28のアゴニストは、セラリズマブである。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、CD27のアゴニストである。いくつかの実施形態では、CD27のアゴニストは、バルリルマブである。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子のアゴニストは、TLR7/8のアゴニストである。いくつかの実施形態では、TLR7/8のアゴニストは、MEDI9197である。
本開示の化合物を二重特異性抗体と併用することができる。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体のドメインのうち1つは、PD-1、PD-L1、CTLA-4、GITR、OX40、TIM3、LAG3、CD137、ICOS、CD3、またはTGFβ受容体を標的とする。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体は、PD-1及びPD-L1に結合する。いくつかの実施形態では、PD-1及びPD-L1に結合する二重特異性抗体は、MCLA-136である。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体は、PD-L1及びCTLA-4に結合する。いくつかの実施形態では、PD-L1及びCTLA-4に結合する二重特異性抗体は、AK104である。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を1種以上の代謝酵素阻害剤と併用することができる。いくつかの実施形態では、代謝酵素阻害剤は、IDO1、TDO、またはアルギナーゼの阻害剤である。IDO1阻害剤の例として、エパカドスタット、NLG919、BMS-986205、PF-06840003、IOM2983、RG-70099、及びLY338196が挙げられる。アルギナーゼ阻害剤の阻害剤として、INCB1158が挙げられる。
全体を通して示されるように、追加の化合物、阻害剤、薬剤などは本発明の化合物と合剤にして単一剤形または持続性剤形にすることも、個別の剤形として同時投与または連続投与することもできる。
製剤、剤形、及び投与
医薬品として用いた場合、本開示の化合物は、医薬組成物の形態で投与してもよい。したがって、本開示は、本明細書において記載される式I、II、または全ての式の化合物、請求項のいずれかに挙げられ本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩、またはこれらの実施形態のいずれか、ならびに少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む組成物を提供する。これらの組成物は、医薬分野の当業者に周知の様式で調製することができ、示された治療が局在的か全身的かに応じて、治療されることになる領域に応じて、様々な経路によって投与してもよい。投与は、局所(経皮、表皮、眼、ならびに鼻腔内、膣内及び直腸内を含む粘膜送達を含む)、経肺(例えば、粉末剤またはエアロゾル剤を吸入または吹入することによって、ネブライザーによるものを含む;気管内または鼻腔内)、または経口もしくは非経口であってもよい。非経口投与としては、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、筋肉内の注射または注入;または頭蓋内、例えば、くも膜下腔内または脳室内投与がある。非経口投与は、単一のボーラス用量の形態であっても、例えば、連続的な灌流ポンプによるものであってもよい。局所投与のための医薬組成物及び製剤としては、経皮パッチ剤、軟膏剤、ローション剤、クリーム剤、ゲル剤、滴剤、坐剤、スプレー剤、液剤及び粉末剤があり得る。従来の医薬担体、水性、粉末または油性基剤、増粘剤などが必要なまたは望ましい場合がある。
本発明は、1つまたは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤と組み合わせて、活性成分として本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物も含む。いくつかの実施形態では、組成物は、局所投与に好適である。本発明の組成物の作製では、活性成分は、典型的には、賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、または例えば、カプセル、分包、紙、または他の容器の形態で担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として機能する場合、それは、活性成分のためのビヒクル、担体または媒体として作用する、固体、半固体、または液体材料であってもよい。したがって、組成物は、錠剤、ピル剤、粉末剤、トローチ剤、分包剤、オブラート剤、エリキシル剤、懸濁剤、エマルション剤、溶液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体としてまたは液体媒体中)、例えば最大10質量%の活性化合物を含む軟膏剤、ソフト及びハードゼラチンカプセル剤、坐剤、無菌注射用溶液及び無菌包装粉末剤の形態であってもよい。
製剤の調製では、活性化合物は、ミル粉砕して、適切な粒径を提供してから、他の成分と合わせてもよい。活性化合物が実質的に不溶性である場合、200メッシュ未満の粒径にミル粉砕してもよい。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒径は、ミル粉砕して製剤に実質的に均一な分布、例えば、約40メッシュを提供することによって調整してもよい。
本発明の化合物は、既知のミル粉砕手順、例えば湿潤ミル粉砕を使用してミル粉砕して、錠剤形成及び他の製剤タイプに適切な粒径を得てもよい。本発明の化合物の微粉化(ナノ粒子)調製物は、当技術分野において既知のプロセスによって調製してもよく、例えば、WO2002/000196を参照されたい。
好適な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ及びメチルセルロースがある。製剤は、滑沢剤、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱油;湿潤剤;乳化及び懸濁化剤;保存剤、例えば、メチル-及びプロピルヒドロキシ-ベンゾエート;甘味剤;及び香味剤をさらに含んでいてもよい。本発明の組成物は、当技術分野において既知の手順を用いることによって、患者に投与後、活性成分の迅速、持続または遅延放出を提供するように製剤化されていてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ケイ化微結晶セルロース(SMCC)、及び少なくとも1つの本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、ケイ化微結晶セルロースは、約98w/w%の微結晶セルロース及び約2w/w%の二酸化ケイ素を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1つの本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む持続放出組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1つの本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩、及び微結晶セルロース、ラクトース一水和物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びポリエチレンオキシドから選択される少なくとも1つの成分を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1つの本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶セルロース、ラクトース一水和物及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1つの本明細書において記載される化合物またはその薬学的に許容される塩、及び微結晶セルロース、ラクトース一水和物及びポリエチレンオキシドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムまたは二酸化ケイ素をさらに含む。いくつかの実施形態では、微結晶セルロースはAvicel PH102(商標)である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物はFast-flo316(商標)である。いくつかの実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K4M(例えば、Methocel K4 M Premier(商標))及び/またはヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K100LV(例えば、Methocel K00LV(商標))である。いくつかの実施形態では、ポリエチレンオキシドはポリエチレンオキシドWSR 1105(例えば、Polyox WSR 1105(商標))である。
いくつかの実施形態では、湿式造粒プロセスを使用して組成物を生成する。いくつかの実施形態では、乾式造粒プロセスを使用して組成物を生成する。
組成物は、単位投薬形態に製剤化されていてもよく、各投薬量は、約5から約1,000mg(1g)、より一般的には約100mgから約500mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投薬量は約10mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投薬量は約50mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投薬量は約25mgの活性成分を含む。「単位投薬形態」という用語は、ヒト対象及び他の哺乳動物に単位投薬量として好適な物理的に個別の単位を指し、各単位は、好適な医薬賦形剤と関連して所望の治療効果を生成するように計算された所定の量の活性材料を含む。
医薬組成物を製剤化するために使用される構成要素は、純度が高いものであり、潜在的に有害な混入物質を実質的に含まない(例えば、少なくともNational Foodグレード、一般的に少なくとも分析グレード、より典型的には、少なくとも医薬グレード)。特にヒトの消費に関しては、組成物は、好ましくは米国食品医薬品局の適用可能な規制で定義されるGood Manufacturing Practice規制の下で製造されるまたは製剤化される。例えば、好適な製剤は、無菌及び/または実質的に等張であってもよく、及び/または米国食品医薬品局の全てのGood Manufacturing Practice規制に完全に準拠していてもよい。
活性化合物は、広い投薬量範囲にわたって有効な場合があり、治療有効量で一般的に投与される。しかし、実際に投与される化合物の量は、治療されることになる状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重症度などを含む適切な状況に従って、医師によって通常判定されるであろうことは理解されるであろう。
本発明の化合物の治療投薬量は、例えば、治療が行われる特定の使用、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医の判断に従って変更してもよい。医薬組成物中の本発明の化合物の割合または濃度は、投薬量、化学的特性(例えば、疎水性)、及び投与経路を含む多数の因子に応じて変更してもよい。例えば、本発明の化合物は、非経口投与用に約0.1から約10%w/vの化合物を含む生理学的緩衝水溶液で提供してもよい。いくつかの典型的な用量範囲は、1日あたり約1μg/kgから約1g/kg体重である。いくつかの実施形態では、用量範囲は、1日あたり約0.01mg/kgから約100mg/kg体重である。投薬量は、可変のもの、例えば、疾患または障害の進行のタイプ及び程度、特定の患者の健康状態全般、選択された化合物の相対的な生物学的有効性、賦形剤の製剤化、及びその投与経路に依存する可能性が高い。有効用量は、in vitroまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線から推定してもよい。
固体組成物、例えば、錠剤の調製に関しては、主要な活性成分を医薬賦形剤と混合して、本発明の化合物の均質混合物を含む固体の予備製剤化組成物を形成する。これらの予備製剤化組成物が均質と称される場合、活性成分は、典型的には、組成物全体にわたって均一に分散されており、その結果、組成物は、有効単位投薬形態、例えば、錠剤、ピル剤及びカプセル剤に容易に同等に小分けすることができる。そうして、この固体の予備製剤を、例えば約0.1から約1000mgの本発明の活性成分を含む上述のタイプの単位投薬形態に小分けする。
本発明の錠剤またはピル剤は、コーティングしても、そうでなければ長期作用の利点をもたらす投薬形態を提供するように配合してもよい。例えば、錠剤または丸剤は、内部投薬及び外部投薬構成要素を含んでいてもよく、後者は、前者を覆う被覆物の形態である。2つの構成要素は、胃内での崩壊に抵抗するように機能し、内部成分が完全な状態で十二指腸を通過するかまたは遅延性の放出を可能にする腸溶層によって分離してもよい。様々な材料を、そのような腸溶層またはコーティングのために使用してもよく、そのような材料としては、多数のポリマー酸、ならびにポリマー酸と、材料、例えば、シェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロースとの混合物がある。
本発明の化合物及び組成物が経口でのまたは注射による投与のために組み込まれてもよい液体形態としては、水性溶液剤、好適な風味のシロップ剤、水性または油性懸濁剤、及び食用油、例えば綿実油、ゴマ油、ココナツ油、または落花生油で風味付けされたエマルション剤、ならびにエリキシル剤、ならびに類似の医薬ビヒクルがある。
吸入または吹入するための組成物としては、薬学的に許容される、水性もしくは有機溶媒またはその混合物中の溶液剤及び懸濁剤、ならびに粉末剤がある。液体または固体組成物は、上述の好適な薬学的に許容される賦形剤を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、組成物は、局在的または全身性効果のための経口または経鼻呼吸経路によって投与される。組成物は、不活性ガスを使用することによって噴霧してもよい。噴霧する溶液剤は、噴霧デバイスから直接呼吸してもよく、噴霧デバイスは、フェイスマスク、テント、または間欠的な陽圧呼吸機に結合してもよい。溶液、懸濁、または粉末組成物は、適切な様式で製剤を送達するデバイスから経口または経鼻投与してもよい。
局所製剤は、1つまたは複数の従来の担体を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、軟膏剤は、水と、例えば、液体パラフィン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール、白色ワセリンなどから選択される1つまたは複数の疎水性担体とを含んでいてもよい。クリームの担体組成物は、グリセロール及び1つまたは複数の他の構成要素、例えば、グリセリンモノステアレート、PEG-グリセリンモノステアレート及びセチルステアリルアルコールと組み合わせた水をベースにしてもよい。ゲル剤は、イソプロピルアルコール及び水を使用して、他の構成要素、例えば、グリセロール、ヒドロキシエチルセルロースなどと好適に組み合わせて製剤化してもよい。いくつかの実施形態では、局所製剤は、少なくとも約0.1、少なくとも約0.25、少なくとも約0.5、少なくとも約1、少なくとも約2、または少なくとも約5wt%の本発明の化合物を含む。局所製剤は、選択された適応症、例えば、乾癬または他の皮膚状態を治療するための使用説明書と任意選択的に関連する、例えば100gのチューブに好適に包装してもよい。
患者に投与される化合物または組成物の量は、何を投与するか、投与の目的、例えば予防法または治療法、患者の状況、投与様式などに応じて変更されることになる。治療的適用では、組成物は、疾患及びその合併症の症状を治癒するかまたは少なくとも部分的に停止させるのに十分な量で疾患にすでに罹患した患者に投与してもよい。有効用量は、治療される疾患状態に依存することになり、ならびに要因、例えば疾患の重症度、患者の年齢、体重及び一般的な状態などに応じた担当臨床医の判断によるものである。
患者に投与される組成物は、上述の医薬組成物の形態であってもよい。これらの組成物は、従来の無菌技術によって無菌にしても、無菌濾過してもよい。水溶液は、そのままで使用するために包装しても凍結乾燥してもよく、凍結乾燥された調製物は、無菌水性担体と合わせてから投与される。化合物調製物のpHは、典型的には、3から11の間、より好ましくは5から9の間及び最も好ましくは7から8の間であろう。前述の賦形剤、担体または安定化剤のある特定の使用は、薬学的な塩の形成をもたらすであろうことは理解されるであろう。
本発明の化合物の治療投薬量は、例えば、治療が行われる特定の使用、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医の判断に従って変更してもよい。医薬組成物中の本発明の化合物の割合または濃度は、投薬量、化学的特性(例えば、疎水性)、及び投与経路を含む多数の因子に応じて変更してもよい。例えば、本発明の化合物は、非経口投与用に約0.1から約10%w/vの化合物を含む生理学的緩衝水溶液で提供してもよい。いくつかの典型的な用量範囲は、1日あたり約1μg/kgから約1g/kg体重である。いくつかの実施形態では、用量範囲は、1日あたり約0.01mg/kgから約100mg/kg体重である。投薬量は、可変のもの、例えば、疾患または障害の進行のタイプ及び程度、特定の患者の健康状態全般、選択された化合物の相対的な生物学的有効性、賦形剤の製剤化、及びその投与経路に依存する可能性が高い。有効用量は、in vitroまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線から推定してもよい。
標識化合物及びアッセイ方法
本発明の別の態様は、ヒトを含む組織試料中のKRASタンパク質を局在化し、定量化するための、及び標識された化合物の結合を阻害することによってKRASリガンドを同定するための、in vitroとin vivoの両方でイメージング技術だけではなくアッセイにも有用であることになる本開示の標識(放射標識、蛍光標識など)された化合物に関する。本開示の化合物の原子のうちの1つまたは複数の置換も特殊なADME(吸着、分布、代謝及び排泄)の生成において有用な場合がある。したがって、本発明は、そのような標識されたまたは置換された化合物を含むKRAS結合アッセイを含む。
本開示は、同位体標識された本開示の化合物をさらに含む。「同位体」または「放射標識」化合物は、1つまたは複数の原子が、自然界で典型的には認められる(すなわち、天然発生の)原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられたかまたは置換された本開示の化合物である。好適な本開示の化合物中に組み込まれていてもよい放射性核種としては、これらに限定されるものではないがH(ジュウテリウムに対してDとも表記される)、H(トリチウムに対してとも表記されるT)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I及び131Iがある。例えば、本開示の化合物中の1つまたは複数の水素原子は、ジュウテリウム原子によって置き換えられていてもよい(例えば、本明細書において提供される式I、II、または任意の式のC1~6アルキル基の1つまたは複数の水素原子は、ジュウテリウム原子で任意選択的に置換されていてもよく、例えば-CDは-CHに対して置換されている)。いくつかの実施形態では、本明細書において提供される式I、II、または任意の式のアルキル基は過重水素化されていてもよい。
本明細書において提示される化合物の1つまたは複数の構成原子は、天然のまたは非天然の存在比で原子同位体で置き換えられても置換されていてもよい。いくつかの実施形態では、化合物は少なくとも1つのジュウテリウム原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物は2つ以上のジュウテリウム原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物は、1~2個、1~3個、1~4個、1~5個、または1~6個のジュウテリウム原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物における水素原子の全ては、ジュウテリウム原子によって置き換えられても置換されていてもよい。
同位体を有機化合物中に含ませるための合成法は、当技術分野において既知である(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton-Century-Crofts,1971;The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744-7765;The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R.Hanson,Royal Society of Chemistry,2011)。同位体標識された化合物は、様々な研究、例えば、NMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイにおいて使用してもよい。
より重い同位体、例えばジュウテリウムでの置換は、優れた代謝安定性、例えば、in vivo半減期の増加または必要な投薬量の減少に起因するある特定の治療的利点をもたらす場合があり、したがって、状況によっては好ましい場合がある。(例えば、A.Kerekes et.al.J.Med.Chem.2011,54,201-210;R.Xu et.al.J.Label Compd.Radiopharm.2015,58,308-312を参照のこと)。特に、1つまたは複数の代謝部位における置換は、治療的利点のうちの1つまたは複数をもたらす場合がある。
本放射標識化合物に組み込まれた放射性核種は、その放射標識化合物の特定の適用に依存することになる。例えば、in vitroアデノシン受容体標識及び競合アッセイに関しては、H、14C、82Br、125I、131Iまたは35Sが組み込まれた化合物が有用な場合がある。放射線イメージングの適用に関しては、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Brまたは77Brが有用な場合がある。
「放射標識」または「標識化合物」は、少なくとも1つの放射性核種が組み込まれている化合物であることを理解されたい。いくつかの実施形態では、放射性核種は、H、14C、125I、35S及び82Brから選択される。
本開示は、放射性同位体を本開示の化合物中に組み込むための合成法をさらに含む場合がある。放射性同位体を有機化合物中に組み込むための合成法は当技術分野において周知であり、当業者であれば、本開示の化合物に適用可能な方法を容易に認識するであろう。
標識された本発明の化合物は、化合物を同定及び/または評価するためのスクリーニングアッセイにおいて使用してもよい。例えば、新たに合成されまたは同定され、標識された化合物(すなわち、被検化合物)は、標識の追跡を介してKRASと接触させる場合、その濃度変化をモニタリングすることによってKRASタンパク質に結合するその能力に関して評価することができる。例えば、被検化合物(標識された)は、KRASタンパク質に結合することが既知である別の化合物(すなわち、標準化合物)の結合を低下させるその能力に関して評価することができる。したがって、KRASタンパク質への直接結合に関する標準化合物と競合する被検化合物の能力はその結合親和性と相関する。逆に、いくつかの他のスクリーニングアッセイでは、標準化合物は標識されており、被検化合物は標識されていない。したがって、標識された標準化合物の濃度は、標準化合物と被検化合物との間の競合を評価するためにモニタリングし、その結果、被検化合物の相対的な結合親和性が確認される。
キット
本開示は、例えば、KRASの活性と関連する疾患または障害、例えばがんまたは感染症の治療または阻止において有用な医薬キットも含み、これは、治療有効量の式I、IIまたはこれらの実施形態のいずれかの化合物を含む医薬組成物を含む1つまたは複数の容器を含む。そのようなキットは、当業者であれば容易に明らかであろうように、様々な従来の医薬キット構成要素のうちの1つまたは複数、例えば、1つまたは複数の薬学的に許容される担体を含む容器、追加の容器などをさらに含んでいてもよい。投与されることになる構成要素の量を示す挿入物もしくはラベルのいずれかとしての取扱説明書、投与のためのガイドライン、及び/または構成要素を混合するためのガイドラインもキットに含まれていてもよい。
本発明は、特定の例によってより詳細に記載されることになる。以下の例は例示の目的として提供されており、決して発明の限定を意図するものではない。当業者であれば、実質的に同じ結果を得るために変更または改変してもよい様々な重要性の低いパラメータを容易に認識するであろう。例の化合物は、本明細書において記載される少なくとも1つのアッセイに従ってKRASの活性を阻害することが認められている。
本発明の化合物のための実験手順を以下に提供する。調製された一部の化合物の分取LC-MS精製は、Watersの質量指向型画分システムで行った。これらのシステムの動作に関する基本的な装置設定、プロトコル、及び制御ソフトウェアは文献に詳細に説明されている。例えば、“Two-Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC-MS",K.Blom,J.Combi.Chem.,4,295(2002);“Optimizing Preparative LC-MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”,K.Blom,R.Sparks,J.Doughty,G.Everlof,T.Haque,A.Combs,J.Combi.Chem.,5,670(2003);及び“Preparative LC-MS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Combi.Chem.,6,874-883(2004)を参照されたい。分離された化合物には、典型的には、分析液体クロマトグラフィー質量分析法(LCMS)を行って純度を確認した。
分離された化合物は、典型的には、分析液体クロマトグラフィー質量分析法(LCMS)を行って、以下の条件下で純度を確認した:機器;Agilent 1100シリーズ、LC/MSD、カラム:Waters Sunfire(商標)C18粒径5μm、2.1×5.0mm、緩衝液:移動相A:水中の0.025%TFA及び移動相B:アセトニトリル;勾配Bの2%から80%、流速2.0mL/分で3分。
調製された化合物の一部はまた、実施例で示されるように、MS検出器またはフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)を備えた逆相高速液体クロマトグラフィー(RP-HPLC)によって分取スケールで分離した。典型的な分取逆相高速液体クロマトグラフィー(RP-HPLC)のカラム条件は以下のとおりである:
pH=2精製:Waters Sunfire(商標)C18粒径5μm、19×100mmカラム、移動相A:水中の0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)及び移動相B:アセトニトリルで溶出する;流速は30mL/分であり、分離勾配は、文献に記載されているように化合物の個別の方法最適化プロトコルを使用して各化合物に関して最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874-883(2004)を参照のこと]。典型的には、30×100mmのカラムで使用される流速は60mL/分であった。
pH=10精製:Waters XBridge C18粒径5μm、19×100mmカラム、移動相A:水中の0.15% NHOH及び移動相B:アセトニトリルで溶出する;流速は30mL/分であり、分離勾配は、文献に記載されているように化合物の個別の方法最適化プロトコルを使用して各化合物に関して最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874-883(2004)を参照のこと]。典型的には、30×100mmのカラムで使用される流速は60mL/分であった。
以下の略語が本明細書において使用される場合がある:AcOH(酢酸);AcO(酢酸無水物);aq.(水溶液);atm.(雰囲気);Boc(t-ブトキシカルボニル);br(ブロード);Cbz(カルボキシベンジル);calc.(計算値);d(ダブレット);dd(ダブレットのダブレット);DBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン);DCM(ジクロロメタン);DIAD(N,N’-ジイソプロピルアジドジカルボキシレート);DIEA(N,N-ジイソプロピルエチルアミン);DIBAL-H(水素化ジイソブチルアルミニウム);DMF(N,N-ジメチルホルムアミド);EtOH(エタノール);EtOAc(酢酸エチル);FCC(フラッシュカラムクロマトグラフィー);g(グラム);h(時間);HATU(N,N,N’,N’-テトラメチル-O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート);HCl(塩酸);HPLC(高速液体クロマトグラフィー);Hz(ヘルツ);J(カップリング定数);LCMS(液体クロマトグラフィー-質量分析法);LDA(リチウムジイソプロピルアミド);m(マルチプレット);M(モル濃度);mCPBA(3-クロロペルオキシ安息香酸);MS(質量分析法);Me(メチル);MeCN(アセトニトリル);MeOH(メタノール);mg(ミリグラム);min.(分);mL(ミリリットル);mmol(ミリモル);N(ノルマル);NCS(N-クロロスクシンイミド);NEt3(トリエチルアミン);nM(ナノモル濃度);NMP(N-メチルピロリドン);NMR(核磁気共鳴分光法);OTf(トリフルオロメタンスルホネート);Ph(フェニル);pM(ピコモル濃度);PPT(沈殿物);RP-HPLC(逆相高速液体クロマトグラフィー);r.t.(室温)、s(シングレット);t(トリプレットまたは第三級);TBS(tert-ブチルジメチルシリル);tert(第三級);tt(トリプレットのトリプレット);TFA(トリフルオロ酢酸);THF(テトラヒドロフラン);μg(マイクログラム);μL(マイクロリットル);μM(マイクロモル濃度);wt%(質量パーセント)。ブラインは飽和塩化ナトリウム水溶液である。in vacuoは真空下である。
本開示の化合物は、遊離塩基または薬学的塩の形態で単離することができる。本明細書で提供される実施例において、化合物は、対応するTFA塩として単離される。
実施例1.1-(4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(2-フルオロ-6-ヒドロキシフェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
Figure 2023522202000055
ステップ1:3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロアニリン
Figure 2023522202000056
3-ブロモ-2-フルオロアニリン(46.8g、246mmol)のDMF(246ml)溶液に、NCS(34.5g、259mmol)を少しずつ加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を氷水(400mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水(2回)、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラム(ヘキサン中0~30%酢酸エチル)で精製し、目的生成物を茶褐色の油状物として得て、これを静置して固化した(38g、69%)。CBrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=223.9, 225.9;実測値223.9, 225.9.
ステップ2:7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000057
3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロアニリン(6.03g、26.9mmol)、2-(エトキシメチレン)マロン酸ジエチル(6.39g、29.6mmol)、及びEtOH(54ml)の混合物を80℃で16時間撹拌した。混合物を室温まで冷却した。反応混合物を濃縮し、残渣をヘプタンで希釈し、室温で20分間撹拌した。それまでに溶液から固体が沈殿していた。固体を濾取し、ヘプタンで洗浄し、真空乾燥して固体を得た。2-(((3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ)メチレン)マロン酸ジエチル(9.8g、24.83mmol)を入れた丸底フラスコに、フェニルエーテル(43mL)を加えた。得られた溶液を230℃で10時間撹拌した。反応物を撹拌しながら40℃に冷却した。得られた固体を濾取し、ジエチルエーテル(3×50mL)で洗浄し、真空乾燥して、粗生成物7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸エチル(6.46g、69%)をベージュ色の固体として得て、これを精製せずに使用した。C12BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=347.9, 349.9;実測値347.9, 349.9.
ステップ3:7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000058
7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸エチル(6.46g、18.53mmol)を入れた丸底フラスコに、POCl(34.5ml、371mmol)を加えた。得られた混合物を110℃で4時間加熱した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で蒸発させた。残渣をDCMに溶解し、氷水に注ぎ入れ、飽和NaHCOで中和した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して目的生成物(5.8g、85%)を得た。C12BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=365.9, 367.9;実測値365.9, 367.9.
ステップ4.(7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-イル)メタノール
Figure 2023522202000059
DCM(7.77ml、7.77mmol)中1.0MのDIBAL-Hを、室温でCH2Cl2(14.88ml)中の7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル(0.95g、2.59mmol)に加えた。混合物を0℃で一晩撹拌した。1.0M NaOH溶液を反応混合物に添加し、得られた沈殿物を濾過した。水層をDCMで抽出した。合一した有機層をブラインで洗浄し、乾燥、蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~30%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物(0.60g、71%)を得た。C10BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=323.9, 325.9;実測値323.9, 325.9.
ステップ5:7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルバルデヒド
Figure 2023522202000060
(7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-イル)メタノール(340mg、1.046mmol)のDCM(6ml)溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(533mg、1.256mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をDCMと飽和NaHCO溶液で希釈し、10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~30%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物(0.20g、59.2%)を得た。C10BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=321.9, 323.9;実測値321.7, 323.7.
ステップ6.7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン
Figure 2023522202000061
7-ブロモ-4,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルバルデヒド(51mg、0.158mmol)、4-ヒドラジニルピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(40.8mg、0.190mmol)、及び1,1,1,3,3,,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール(1.0ml)をマイクロ波バイアルに入れた。バイアルを90℃で20分間、150℃で40分間加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(pH2)で精製し、目的生成物を得た(36mg、59%)。C1514BrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=383.0, 385.0;実測値383.0, 385.0.
ステップ7.1-(4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
Figure 2023522202000062
7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン(36mg、0.094mmol)のDCM(1.0ml)溶液に、DIEA(32.8μl、0.188mmol)、続いて1.0M塩化アクリロイル(113μl、0.113mmol)を添加した。0℃で1時間撹拌した後、溶媒を除去し、残渣をメタノールで希釈し、分取LCMS(pH2のアセトニトリル/水+TFA)で精製して、目的生成物を得た(25mg、61%)。C1816BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=437.0, 439.0;実測値437.1, 439.1.
ステップ8.1-(4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
Figure 2023522202000063
1-(4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(10mg、0.023mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ナフタレン-2-オール(12.34mg、0.046mmol)、テトラキス(2.64mg、2.285μmol)、及び炭酸ナトリウム(6.05mg、0.057mmol)の混合物を1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.200mL)中にて90℃で2時間撹拌した。残渣をメタノール及び1N HClに溶解し、分取LCMS(pH2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、目的生成物を白色の固体として得た(3.2mg、30%)。C2823ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=501.1;実測値501.1.
実施例2.1-(4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
Figure 2023522202000064
ステップ1:3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロアニリン
Figure 2023522202000065
3-ブロモ-2-フルオロアニリン(46.8g、246mmol)のDMF(246ml)溶液に、NCS(34.5g、259mmol)を少しずつ加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を氷水(400mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水(2回)、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラム(ヘキサン中0~30%酢酸エチル)で精製し、目的生成物を茶褐色の油状物として得て、これを静置して固化した(38g、69%)。CBrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=223.9, 225.9;実測値223.9, 225.9.
ステップ2:7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロキノリン-2,4-ジオール
Figure 2023522202000066
3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロアニリン(1.25g、5.57mmol)及び2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(0.803g、5.57mmol)を含有する混合物を80℃で2時間撹拌した。2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(0.803g、5.57mmol)及び1,4-ジオキサン(4ml)を添加した。80℃でさらに2時間撹拌した後、混合物を23℃に冷却し、次いで酢酸エチル(100mL)を添加した。混合物を1.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(100mL)で抽出した。塩基性水層を酢酸エチル(50mL)で洗浄した。洗浄層を6Mの塩化水素水溶液でpH2にした。酸性水溶液を酢酸エチル(3×60mL)で抽出した。有機層を合一し、合一した溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥させた溶液を濾過し、濾液を濃縮して、表題化合物を白色の固体として得た。
3-((3-ブロモ-4-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ)-3-オキソプロパン酸(1.61g、5.19mmol)及びポリリン酸(30g)を含有する混合物を100℃に加熱した。2時間後、混合物を23℃に冷却した後、氷水(200mL)に注ぎ入れて、固体を形成した。混合物を一晩撹拌した後、濾過した。フィルターケーキを回収して表題化合物(1.16g、71%)をベージュ色の固体として得て、これを精製せずに使用した。CBrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=291.9, 293.9;実測値291.8, 293.8.
ステップ3:7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン
Figure 2023522202000067
POCl(9.94ml、107mmol)を、室温でトルエン(60ml)中の7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロキノリン-2,4-ジオール(5.2g、17.78mmol)に添加した。混合物を撹拌しながら110℃で2.5時間加熱した。溶媒を蒸発除去した。トルエン(15mL)を添加し、溶媒を蒸発させた。残渣をDCM(100mL)に溶解し、氷冷した飽和NaHCO3(150mL)に注ぎ入れた。混合物をDCM(2回)で抽出した。合一した有機層をブラインで洗浄し、乾燥、蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0~35%DCMの勾配で溶出)で精製して、表題化合物を白色の固体として得た(2.4g、41.0%)。CBrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=327.8, 329.8, 331.8;実測値327.8, 329.7, 331.8.
ステップ4:7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルバルデヒド
Figure 2023522202000068
7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン(1.45g、4.40mmol)をTHF(44mL)に撹拌した溶液を-78℃に冷却し、これに2.00MのLDA(2.42ml、4.84mmol)を窒素雰囲気下で滴下し、30分間撹拌した後、DMF(1.704ml、22.01mmol)を添加した。反応混合物を-78℃で3時間撹拌し、室温まで温め、飽和NHCl溶液でクエンチし、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合一した有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、溶媒を蒸発させて残渣を得て、これをクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘキサン)にかけて、表題化合物を黄色の固体として得た(0.7g、45%)。C10BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=355.8, 357.8, 359.8;実測値355.9, 357.9, 359.9.
ステップ5:1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン
Figure 2023522202000069
7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルバルデヒド(81mg、0.227mmol)及び4-ヒドラジニルピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル塩酸塩(57.1mg、0.227mmol)、2-プロパノール(1ml)をマイクロ波バイアルに入れた。バイアルを90℃で20分間、140℃で40分間加熱した。反応バイアルに、N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン二塩酸塩(58.8mg、0.340mmol)及びDIEA(39.6μl、0.227mmol)を入れた。マイクロ波処理装置内でバイアルを150℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後、TFA(0.5mL)を添加し、1時間撹拌した。LCMSは、SMの完全な変換を示した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(pH2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、化合物Cを得た(36mg、38.0%)。C2024BrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=481.1, 483.1;実測値481.1, 483.1.
ステップ6:1-(4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
Figure 2023522202000070
1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン(46mg、0.095mmol)のDCM(1.0ml)溶液の反応バイアルに、DIEA(33.4μl,0.191mmol)、続いて1.0Mの塩化アクリロイル(115μl、0.115mmol)を加えた。0℃で1時間撹拌した後、溶媒を除去し、残渣をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して、目的生成物を得た(15mg、29%)。C2326BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=535.1, 537.1;実測値535.1, 537.1.
ステップ7:1-(4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン
1-(4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(15mg、0.028mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ナフタレン-2-オール(15.12mg、0.056mmol)、テトラキス(3.23mg、2.80μmol)、及び炭酸ナトリウム(7.42mg、0.070mmol)の混合物を1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.200mL)中にて90℃で2時間撹拌した。残渣をメタノール及び1N HClに溶解し、分取LCMS(pH2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、表題化合物を白色の固体として得た(5.0mg、30%)。C3333ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=599.1;実測値599.3.
実施例3a及び実施例3b.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000071
ステップ1:2-アミノ-4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ安息香酸メチル
Figure 2023522202000072
硫酸(7.76ml、146mmol)を2-アミノ-4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ安息香酸(19.5g、72.8mmol)のMeOH(146ml)溶液に室温でゆっくり添加した。得られた混合物を一晩、80℃に加熱した。次いで、混合物を室温に冷却し、飽和NaHCOにゆっくり注ぎ入れた。混合物を室温で30分間撹拌した後、EtOAcで抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過、濃縮し、さらに精製せずに次のステップで使用した。CBrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=281.9, 283.9;実測値281.9, 283.9.
ステップ2:7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-4-ヒドロキシ-2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000073
3-クロロ-3-オキソプロパン酸エチル(9.60ml、75.0mmol)を、2-アミノ-4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ安息香酸メチル(19.25g、68.1mmol)とTEA(14.25ml、102mmol)のDCM(150mL)溶液に室温で滴下した。1時間撹拌した後、追加の3-クロロ-3-オキソプロパン酸エチル(1.745ml、13.63mmol)を添加した。さらに1時間撹拌した後、反応物を水でクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過した後、濃縮した。濃縮残渣をEtOH(150ml)に再溶解し、エタノール中のナトリウムエトキシド(53.4ml、143mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水(1L)に注ぎ入れ、pH約3に酸性化した。得られた沈殿物を濾取して、目的生成物(18.39g、74.0%)を得た。C12BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=363.9, 365.9;実測値363.9, 365.9.
ステップ3:7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000074
7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-2,4-ジヒドロキシキノリン-3-カルボン酸エチル(2.0g、5.49mmol)をPOCl(10.2ml、110mmol)に溶解し、DIEA(1.92ml、10.97mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、急速撹拌氷水(約250mL)にゆっくり注ぎ入れることにより反応をクエンチし、30分間撹拌した後、固体を濾取して、目的生成物を茶褐色の固体として得た(1.66g、75%)。C12BrClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=399.9, 401.9, 403.9;実測値399.9, 401.9, 403.9.
ステップ4.(R)-6-シアノ-5-ヒドロキシ-3-オキソヘキサン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000075
2.0M LDA(100ml、200mmol)の無水THF(223ml)溶液を1時間、-78℃に冷却した後、酢酸tert-ブチル(26.9ml、200mmol)を撹拌しながら20分かけて滴下した。さらに40分間、-78℃に維持した後、(R)-4-シアノ-3-ヒドロキシ酪酸エチル(10.5g、66.8mmol)の溶液を滴下した。混合物を-40℃で4時間撹拌させた後、pHを約6に保ちながら、適量のHCl(2M)を混合物に添加した。このクエンチ中、混合物の温度を-10℃に維持した。完了時に、混合物の温度を0℃に冷却した。混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合一した有機層をNaHCO(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥、蒸発させ、物質を黄色の油状物として得た(15.0g、99%)。
ステップ5.(2S,4R)-2-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000076
(R)-6-シアノ-5-ヒドロキシ-3-オキソヘキサン酸tert-ブチル(15.0g、66.0mmol)の酢酸(110ml)溶液を酸化白金(IV)水和物(0.868g、3.30mmol)で処理した。Parrボトルを排気し、Hを3回充填し、H雰囲気下(45psi、4回充填)、22℃で3時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を濃縮して、シス:トランスのジアステレオマー比が約9:1の生成物を得た。残渣をメタノール(100mL)に溶解した後、Boc無水物(15.3ml、66.0mmol)、炭酸ナトリウム(13.99g、132mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムで精製して、目的生成物を得た(11.7g、56%)。C1629NNaO (M+Na)に対するLCMS(生成物+Na)計算値:m/z=338.2;実測値338.2.
ステップ6.(2S,4S)-4-アジド-2-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000077
0℃の(2S,4R)-2-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.10g、6.66mmol)のDCM(33ml)溶液に、Ms-Cl(0.67mL、8.66mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応物を水で希釈し、有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をDMFに溶解し、アジ化ナトリウム(1.3g、20mmol)を添加し、反応混合物を70℃で5時間加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAcと水で希釈した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムで精製して、目的生成物を得た(1.90g、84%)。(生成物Boc)C1121 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=241.2;実測値241.2.
ステップ7.(2S,4S)-4-アジド-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000078
-78℃の(2S,4S)-4-アジド-2-(2-(tert-ブトキシ)-2-オキソエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(21.4g、62.9mmol)のDCM(400ml)溶液に、DCM中の1.0M DIBAL-H(113ml、113mmol)を添加した。得られた混合物を-78℃で2時間撹拌した。-78℃で反応物をメタノール(38.1ml、943mmol)でクエンチした。ロッシェル塩水溶液(ロッシェル塩126g(6wt)と水300mLから調製)を10℃以下の溶液に添加した。二相混合物を15~25℃で1時間以上激しく撹拌し、分離して有機層を得た。二相混合物を分離した。有機層をNaCl水溶液(2回)により15~25℃で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過、濃縮し、そのまま使用した。残渣をメタノール(300mL)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(1.43g、37.7mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物を水でクエンチし、メタノールを減圧下で蒸発させた。反応混合物を酢酸エチル(2回)で抽出し、有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~50%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物を無色の油状物として得た(14.8g、87%)。(生成物Boc)C15O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=171.1;実測値171.1.
ステップ8.(2S,4S)-4-アジド-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000079
(2S,4S)-4-アジド-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4.0g、14.80mmol)のDMF(74.0ml)溶液に、イミダゾール(1.51g、22.2mmol)及びTBS-Cl(2.90g、19.24mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で1時間15分間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水で希釈した。有機層を水(2回)、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~20%)で精製して、目的生成物を無色の油状物として得た。(5.30g、93%)。(生成物Boc)C1329OSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=285.2;実測値285.2.
ステップ9.(2S,4S)-4-アミノ-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000080
(2S,4S)-4-アジド-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(5.30g、13.78mmol)のメタノール(70ml)溶液に、10%パラジウム担持炭素(1.47g、1.38mmol)を添加した。反応混合物を真空下で排気し、Hを充填し、室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、目的生成物を得た(4.5g、91%)。(生成物Boc)C1331OSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=259.2;実測値259.2.
ステップ10.7-ブロモ-4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000081
7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル(8.7g、21.7mmol)のDMF(80ml)溶液に、(2S,4S)-4-アミノ-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(9.33g、26.0mmol)及びDIEA(7.6ml、43.3mmol)を添加した。得られた混合物を65℃で5時間撹拌した。室温に冷却後、酢酸エチル及び水を添加した。有機層を水(2回)及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0%~25%で溶出)で精製して、目的生成物を泡状物として得た(14.6g、93%)。C3044BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=722.2, 724.2;実測値722.2, 724.2.
ステップ11.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000082
7-ブロモ-4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ-2,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル(14.6g、20.18mmol)のトルエン(200ml)溶液に、-78℃でDCM中の1.0M DIBAL-H(60.5ml、60.5mmol)を添加した。得られた混合物を-78℃で40分間撹拌し、1時間20分、0℃に温め、メタノール(6.8ml、167mmol)でクエンチした。ロッシェル塩水溶液(ロッシェル塩88g(6wt)と水200mLから調製)を10℃以下の溶液に添加した。二相混合物を15~25℃で1時間以上激しく撹拌し、分離して有機層を得た。二相混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をそのまま使用した。C2842BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=680.1, 682.1;実測値680.1, 682.1.
ステップ12.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000083
(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(13.0g、19.07mmol)のDCM(150ml)及びアセトニトリル(50ml)溶液に、IBX(16.02g、57.2mmol)及び酢酸(3.28ml、57.2mmol)を添加した。得られた反応混合物を35℃で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣をEtOAcでトリチュレーションし、得られた沈殿物を濾取し、真空乾燥して目的生成物を淡黄色の固体として得た(9.4g、2段階で73%)。C2840BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=678.1, 680.1;実測値678.1, 680.1.
ステップ13.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000084
(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(7.67g、11.29mmol)、DCM(56ml)、及びEtOH(56ml)の混合物に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(2.35g、33.9mmol)及びピリジン(2.8ml、34.4mmol)を添加した。反応混合物を40℃で16時間撹拌した。別分量のピリジン(2.8ml、34.4mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(2.35g、33.9mmol)を加え、4時間撹拌した。溶媒を真空蒸発させた。DCM及び水による残渣。水層をDCMで抽出した。合一した有機層をCuSO水溶液、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。残渣をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーで精製して、目的生成物を得た(4.5g、57%)。C2841BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=693.1, 695.1;実測値693.1, 695.1.
ステップ14.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4,8-ジクロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000085
(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(4.53g、6.52mmol)のCHCl(75mL)溶液に、2-アミノピリジン(0.798g、8.48mmol)及びMs-Cl(0.610ml、7.83mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで一晩温めた。反応物を水で希釈した。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~40%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物を得た(1.80g、41%)。C2839BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=675.1, 677.1;実測値675.1, 677.1.
ステップ15.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000086
ナトリウムチオメトキシド(0.56g、8.00mmol)を、MeOH(26ml)/DCM(26ml)中の(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4,8-ジクロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)-オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.80g、2.67mmol)の混合物に添加した後、室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NHClで希釈し、EtOAcで抽出した。合一した有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーで精製して、目的生成物を得た(1.75g、95%)。C2942BrClFNSSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=687.2, 689.2;実測値687.2, 689.2.
ステップ16.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000087
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.96g、2.84mmol)のTHF(28mL)溶液に、THF中の1.0M TBAF(4.27ml、4.27mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を水及び酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をそのまま使用した。C2328BrClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=573.1, 575.1;実測値573.1, 575.1.
ステップ17.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000088
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.50g、0.871mmol)のDCM(8mL)溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(0.406g、0.958mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。反応フラスコに飽和NaHCOを加え、10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をTHF(10mL)に溶解し、反応フラスコにアンモニウムヒドロキシド(1.96ml、14.11mmol)、続いてヨウ素(0.243g、0.958mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルと飽和NaS溶液で希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、目的生成物を得た(0.40g、80%)。C2325BrClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=568.1, 570.1;実測値568.1, 570.1.
ステップ18.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000089
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(401mg、0.705mmol)、6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール(319mg、0.846mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(122mg、0.106mmol)、炭酸ナトリウム(299mg、2.82mmol)、及び5:1のジオキサン/水(6ml)を充填したバイアルを105℃で一晩加熱した。混合物をブラインとEtOAcで希釈した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製して、目的生成物を得た(0.39g、75%)。C3639ClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=738.2;実測値738.2.
ステップ19.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000090
0℃の(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.73g、0.988mmol)のDCM(10ml)溶液に、m-CPBA(0.196g、1.136mmol)を添加した。この温度で反応混合物を20分間撹拌した。飽和Naを添加して反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、濾過し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物をアセトニトリル(8ml)及びトリエチルアミン(0.561ml、4.03mmol)に溶解し、反応バイアルにN,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン二塩酸塩(0.261g、1.511mmol)を加え、得られた混合物を70℃で2時間撹拌した。粗生成物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(MeOH中0~20%DCMの勾配で溶出)で精製して、目的生成物を得た(0.61g、77%)。C4047ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=790.3;実測値790.3.
ステップ20.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000091
(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.61g、0.771mmol)のDCM(5mL)溶液に、TFA(4.8ml、61.7mmol)を添加した。0.5時間撹拌した後、溶媒を真空除去し、残渣を分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、目的生成物を2つのピークとして得た(0.40g、85%)。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3031ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=606.2;実測値606.2
ジアステレオマー2.ピーク2.C3031ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=606.2;実測値606.2
ステップ21.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(131mg、0.157mmol)のDCM(1.570ml)溶液に、DCM(165μl、0.165mmol)及びDIEA(110μl、0.628mmol)中の1.0M塩化アクリロイルを添加した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例3a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3333ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値m/z= 660.2;実測値660.2.H NMR (600 MHz, DMSO-d) δ 13.30 (s, 1H), 10.39 (s, 1H), 8.37 (s, 2H), 7.84 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.94 (m, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.79 (m, 1H), 5.67 (m, 1H), 5.27 (m, 0.5H), 4.93 (s, 0.5 H), 4.68 (m, 5H), 4.32 (m, 1H), 4.26 -3.70 (m, 2H), 3.46 (m, 1H), 3.26 - 3.20 (m, 1H), 2.88 (s, 6H), 2.29 (s, 1H), 2.25 (m, 2H), 2.19 (s, 3H).
実施例3b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3333ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値m/z=660.2;実測値660.2.
実施例4a及び実施例4b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000092
ステップ1.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩(2.084mg、0.013mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのピーク2)(7mg、8.39μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(5.10mg、0.013mmol)及びDIEA(5.86μl、0.034mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例4a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3640ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=717.3;実測値717.3.
実施例4b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3640ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=717.3;実測値717.3.
実施例5a及び実施例5b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000093
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。
実施例5a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3537ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=704.2;実測値704.2.H-NMR (DMSO-d中500MHz) δ 8.38 (s, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 6.75 (s, 2H), 5.68 (s, 0.5H), 5.27 (s, 0.5H), 4.68 - 4.52 (m, 4H), 4.33 (s, 1H), 4.11 (s, 2H), 3.76 - 3.56 (m, 3H), 3.50 - 3.37 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.22-3.12 (m, 1H), 2.88 (s, 6H), 2.27-2.10 (m, 4H), 2.19 (s, 3H).
実施例5b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3537ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=704.2;実測値704.2.
実施例6a及び実施例6b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000094
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。
実施例6a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3434ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=692.2;実測値692.2.
実施例6b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3434ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=692.2;実測値692.2.
実施例7a及び実施例7b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000095
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。
実施例7a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3433ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=710.2;実測値710.2.
実施例7b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3433ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=710.2;実測値710.2.
実施例8a及び実施例8b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000096
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。
実施例8a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3332ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=678.2;実測値678.2.H NMR (500 MHz, DMSO-d) δ 10.33 (s, 1H), 8.36 (m, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 5.71 (m, 1H), 5.35 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 5.30 (m, 1H), 5.13 (m, 1H), 4.68 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 4.59 (m, 2H), 4.34 (s, 1H), 4.20-3.54 (m, 3H), 3.27 (m, 1H), 2.89 (s, 6H), 2.37 - 2.30 (m, 4H), 2.21 (s, 3H).
実施例8b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3332ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=678.2;実測値678.2.
実施例9a及び実施例9b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000097
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。
実施例9a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3433ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.2;実測値672.2.H-NMR (DMSO-d中500MHz) δ 10.47 (s, 1H), 8.38, (s, 1H), 8.36 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.53 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.68 (m, 1H), 5.13 (m, 1H), 4.67 -4.33 (m, 6H), 3.74-3.22 (m, 4H), 2.88 (s, 6H), 2.32 - 2.06 (m, 10H).
実施例9b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3433ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.2;実測値672.2.
実施例10a及び実施例10b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000098
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000099
この化合物は、N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン二塩酸塩をN,N,3-トリメチルアゼチジン-3-アミン塩酸塩に置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ19に記載の手順に従い調製した。C4149ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=804.3;実測値804.3.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000100
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。C3133ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=620.2;実測値620.0.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩(2.084mg、0.013mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(7mg、8.25μmol)(前ステップのピーク2)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(5.1mg、0.013mmol)及びDIEA(5.9μl、0.034mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例10a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3742ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=731.3;実測値731.3.
実施例10b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3742ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=731.3;実測値731.3.
実施例11a及び実施例11b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000101
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例10a及び実施例10bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例11a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3535ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=686.2;実測値686.2.
実施例11b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3535ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=686.2;実測値686.2.
実施例12a及び実施例12b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000102
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例10a及び実施例10bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例12a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3639ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=718.2;実測値718.2.H NMR (600 MHz, DMSO-d) δ 8.36 (m, 2H), 7.84 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.81 - 6.69 (m, 2H), 5.68 (s, 1H), 5.27 (s, 0.5H), 4.89 (s, 0.5H), 4.68-4.20 (m, 5H), 4.10 (d, J = 2.7 Hz, 2H), 3.71- 3.44 (m, 1H), 3.33 (s, 3H), 3.29 - 3.18 (m, 2H), 2.82 (s, 6H), 2.27 (m, 3H), 2.19 (s, 3H), 2.18 - 2.13 (m, 1H), 1.68 (s, 3H).
実施例12b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3639ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=718.2;実測値718.2.
実施例13a及び実施例13b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000103
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例10a及び実施例10bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例13a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3536ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=706.2;実測値706.2.
実施例13b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3536ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=706.2;実測値706.2.
実施例14a及び実施例14b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000104
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例10a及び実施例10bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例14a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3535ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=724.2;実測値724.2.
実施例14b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3535ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=724.2;実測値724.2.
実施例15a及び実施例15b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000105
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例10a及び実施例10bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例15a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3434ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=692.2;実測値692.2.
実施例15b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3434ClO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=692.2;実測値692.2.
実施例16a及び実施例16b.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000106
この化合物は、1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例2のステップ6に記載の手順に従い調製した。
実施例16a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3435ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=674.2;実測値674.2.
実施例16b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3435ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=674.2;実測値674.2.
実施例17a及び実施例17b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000107
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000108
(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(189mg、0.256mmol)のDCM(2.5ml)溶液に、m-CPBA(50.8mg、0.294mmol)を0℃で添加した後、この温度で反応物を20分間撹拌した。飽和Naを添加して反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、濾過し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物をTHF(2mL)に溶解し、反応バイアルに(S)-(1-メチルピロリジン-2-イル)メタノール(58.6mg、0.509mmol)、続いてナトリウムtert-ブトキシド(98mg、1.018mmol)を加えた後、反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空除去した。粗生成物をさらに精製せずに次のステップで使用した。C4148ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=805.3;実測値805.3.
ステップ2:2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000109
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。C3132ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=621.2;実測値621.0.
ステップ3:2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩(2.1mg、0.013mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(6.5mg、7.65μmol)(前ステップのピーク2)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(5.1mg、0.013mmol)及びDIEA(5.9μl、0.034mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製した後、再度、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.15%NHOH含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例17a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3741ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=732.3;実測値732.2.
実施例17b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3741ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=732.3;実測値732.2.
実施例18a及び実施例18b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000110
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例17a及び実施例17bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例18a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3534ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=687.2;実測値687.2.
実施例18b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3534ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=687.2;実測値687.2.
実施例19a及び実施例19b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000111
この化合物は、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例17a及び実施例17bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例19a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3638ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=719.2;実測値719.2.
実施例19b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3638ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=719.2;実測値719.2.
実施例20a及び実施例20b.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000112
この化合物は、1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例2のステップ6に記載の手順に従い調製した。
実施例20a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3434ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=675.2;実測値675.2.
実施例20b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3434ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=675.2;実測値675.2.
実施例21a及び実施例21b.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000113
ステップ1.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000114
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ18に記載の手順に従い調製した。C2736BrClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=625.2, 627.2;実測値625.2, 627.2.
ステップ2.(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000115
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(251mg、0.401mmol)、(5-フルオロキノリン-8-イル)ボロン酸(115mg、0.601mmol)、テトラキス(46.3mg、0.040mmol)、及び炭酸ナトリウム(106mg、1.002mmol)の、1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.200mL)中の混合物を90℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、目的生成物を得た(278mg、100%)。C3641ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=692.3;実測値692.3.
ステップ3.(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000116
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ17に記載の手順に従い調製した。C3638ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=687.3;実測値687.3.
ステップ4:2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000117
(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(210mg、0.306mmol)のDCM(1.0mL)溶液にTFA(706μl、9.17mmol)を添加した。1時間の撹拌後、溶媒を真空除去した。粗生成物をさらに精製せずに次のステップで使用した。C3130ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=587.2;実測値587.2.
ステップ5:2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(11mg、0.013mmol)のDCM(1.0ml)溶液の反応バイアルに、DIEA(9.4μl、0.054mmol)、続いて0.25Mの塩化アクリロイル(54.0μl、0.013mmol)を加えた。0℃で1時間撹拌した後、溶媒を除去した。残渣をメタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1及びジアステレオマー2を得た。
実施例21a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3432ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=641.2;実測値641.2.
実施例21b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3432ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=641.2;実測値641.2.
実施例22.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(イソキノリン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000118
ステップ1.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000119
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ19に記載の手順に従い調製した。C2733BrClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=620.2, 622.2;実測値620.2, 622.2.
ステップ2:2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000120
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(17mg、0.027mmol)のCHCl(0.3ml)溶液にTFA(84μl、1.095mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空除去した。粗生成物をDCM(1.0ml)に溶解した。反応バイアルに、DIEA(9.4μl、0.054mmol)、続いて0.25Mの塩化アクリロイル(131μl、0.033mmol)を加えた。0℃で1時間撹拌した後、溶媒を除去し、残渣をメタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的生成物を得た(10mg、63.5%)。C2527BrClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=574.1;実測値574.1.
ステップ3.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(イソキノリン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル(10mg、0.017mmol)、イソキノリン-4-イルボロン酸(6.0mg、0.035mmol)、テトラキス(2.0mg、1.739μmol)、及び炭酸ナトリウム(4.6mg、0.043mmol)の、1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.2mL)中の混合物を90℃で2時間撹拌した。残渣をメタノール及び1N HClに溶解し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、目的生成物を白色の固体として得た(4mg、37%)。C3433ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=623.2;実測値623.2.
実施例23.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000121
ステップ1.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000122
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(90mg、0.145mmol)、(2-クロロ-3-メチルフェニル)ボロン酸(37.0mg、0.217mmol)、テトラキス(16.8mg、0.014mmol)、及び炭酸ナトリウム(38.4mg、0.362mmol)の、1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.200mL)中の混合物を90℃で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水で希釈し、有機層を分離し、濃縮した。残渣を1:1のDCM/TFA(1mL)に溶解し、1時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)により精製し、目的生成物を得た(42mg、43.5%)。C2931ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=566.2;実測値566.2.
ステップ2.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
この化合物は、1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例2のステップ6に記載の手順に従い調製した。C3233ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=620.2;実測値620.2.
実施例24.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000123
この化合物は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例4a及び実施例4bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C3540ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=677.3;実測値677.3.
実施例25a及び実施例25b.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000124
ステップ1:2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000125
この化合物は、(2-クロロ-3-メチルフェニル)ボロン酸を(2,3-ジクロロフェニル)ボロン酸に置き換えて、実施例23のステップ1に記載の手順に従い調製した。C2828ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=586.1, 588.1;実測値586.1, 588.1.
ステップ2.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
この化合物は、1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例2のステップ6に記載の手順に従い調製した。
実施例25a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3130ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=640.2, 642.2;実測値640.2, 642.2.
実施例25b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3130ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=640.2, 642.2;実測値640.2, 642.2.
実施例26a及び実施例26b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000126
この化合物は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換えて、実施例9a及び実施例9bに記載の手順に従い調製した。
実施例26a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3230ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=652.2, 654.2;実測値652.2, 654.2.
実施例26b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3230ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=652.2, 654.2;実測値652.2, 654.2.
実施例27.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000127
ステップ1.(2S,4S)-4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000128
(2S,4S)-4-アジド-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.87g、6.92mmol)のメタノール(35ml)溶液に、10%パラジウム担持炭素(0.736g、0.692mmol)を添加した。反応混合物を真空下で排気し、Hを充填し、室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、目的生成物を得た(1.6g、95%)。(生成物Boc)C17O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=145.1;実測値145.1.
ステップ2.2-アミノ-3-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸メチル
Figure 2023522202000129
2-アミノ-4-ブロモ-3-フルオロ安息香酸メチル(349mg、1.407mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(429mg、1.688mmol)、ジクロロ[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(115mg、0.141mmol)、及び無水酢酸カリウム塩(304mg、3.10mmol)の混合物に窒素を充填し、100℃で4時間撹拌した。混合物をセライトパッドに通して濾過し、DCMで洗浄した。濾液を濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、目的生成物を得た(0.40g、96%)。C1420BFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=296.1;実測値296.1.
ステップ3.3-アミノ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル
Figure 2023522202000130
1-ブロモ-3-メチル-2-(トリフルオロメチル)ベンゼン(280mg、1.171mmol)、2-アミノ-3-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸メチル(380mg、1.289mmol)、テトラキス(135mg、0.117mmol)、及び重炭酸ナトリウム(197mg、2.343mmol)の、1,4-ジオキサン(8.0mL)/水(1.6mL)中の混合物を90℃で6時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で希釈した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、さらに精製せずに次のステップでそのまま使用した。C1614NO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=328.1;実測値328.1.
ステップ4.3-アミノ-6-クロロ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル
Figure 2023522202000131
3-アミノ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル(380mg、1.161mmol)のDMF(3.9ml)溶液に、NCS(171mg、1.277mmol)を室温で添加した。混合物を室温で10分間撹拌した。反応混合物を水とDCMで希釈した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、さらに精製せずに次のステップでそのまま使用した。C1613ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=362.1;実測値362.1.
ステップ5.6-クロロ-3-(3-エトキシ-3-オキソプロパンアミド)-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル
Figure 2023522202000132
3-クロロ-3-オキソプロパン酸エチル(0.178ml、1.393mmol)を、3-アミノ-6-クロロ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル(0.420g、1.161mmol)とTEA(0.194ml、1.393mmol)のDCM(10mL)溶液に室温で滴下した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。反応物を水とDCMで希釈した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、目的生成物を得た(0.32g、3段階で58%)。C2119ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=476.1;実測値476.1.
ステップ6.2,4,6-トリクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000133
EtOH中の21%ナトリウムエトキシド(0.741ml、1.986mmol)を、6-クロロ-3-(3-エトキシ-3-オキソプロパンアミド)-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチル(0.315g、0.662mmol)のEtOH(4mL)溶液に滴下した。添加工程中に沈殿物が出現した。反応物を室温で30分間撹拌した。溶媒を真空除去し、粗生成物をさらに精製せずに次のステップで使用した。
前ステップから得た粗生成物をPOCl(1.24mL、13.3mmol)に溶解し、DIEA(0.23ml、1.33mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。PhMeとの共沸(3回)によりPOClを除去し、残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン中EtOAc、0~20%勾配)で精製して、生成物を白色の固体として得た(184mg、58%)。C2013ClNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=480.0, 482.0;実測値480.0, 482.0.
ステップ7.4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000134
2,4,6-トリクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-キノリン-3-カルボン酸エチル(1.04g、2.164mmol)のDMF(15ml)溶液に、(2S,4S)-4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.634g、2.60mmol)及びDIEA(0.76ml、4.33mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。室温に冷却後、酢酸エチル及び水を添加した。有機層を水(2回)及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0%~25%で溶出)で精製して、目的生成物を泡状物として得た(1.48g、99%)。C3236Cl (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=688.2;実測値688.2.
ステップ8.4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000135
4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチル(101mg、0.147mmol)のDMF(0.73ml)溶液に、イミダゾール(15mg、0.220mmol)及びTBS-Cl(28.7mg、0.191mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で1時間15分間撹拌した。反応物をEtOAcと水で希釈した。有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0%~25%で溶出)で精製して、目的生成物を泡状物として得た(110mg、93%)。C3850ClSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=802.3;実測値802.3.
ステップ9.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000136
4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチル(0.95g、1.183mmol)のトルエン(6.0ml)溶液に、-78℃でDCM中の1.0M DIBAL-H(4.14ml、4.14mmol)を添加した。得られた混合物を-78℃で40分間撹拌し、1時間20分、0℃に温め、メタノール(0.5ml)でクエンチした。ロッシェル塩水溶液(ロッシェル塩4.8gと水30mLから調製)を10℃以下の溶液に添加した。二相混合物を1時間以上激しく撹拌し、分離して有機層を得た。有機層をNaCl水溶液(2回)により洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過、濃縮し、そのまま使用した。C3648ClSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=760.3;実測値760.3.
ステップ10.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000137
(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.90g、1.183mmol)のDCM(11.8ml)溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(0.60g、1.42mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌し、反応フラスコに飽和NaHCOを加え、10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0%~25%で溶出)で精製して、目的生成物を泡状物として得た(741mg、83%)。C3646ClSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=758.3;実測値758.3.
ステップ11.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル

Figure 2023522202000138
(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(741mg、0.977mmol)、DCM(9.77ml)、及びEtOH(9.77ml)の混合物に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(231mg、3.32mmol)及びピリジン(276μl、3.42mmol)を添加した。得られた混合物を40℃で16時間撹拌した。溶媒を真空蒸発させた。残渣をEtOAcに溶解し、水、ブラインで洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空蒸発させた。粗混合物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーで精製した(0.46g、61%)。C3647ClSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=773.3;実測値773.3.
ステップ12.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(4,8-ジクロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000139
(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(462mg、0.597mmol)、CHCl(1.5mL)、及び2-アミノピリジン(112mg、1.194mmol)の混合物に、Ms-Cl(93μl、1.194mmol)を0℃で添加した。0℃で2時間撹拌した後、混合物を室温まで一晩温めた。反応混合物を水とDCMで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィーで精製した(157mg、35%)。C3645ClSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=755.3;実測値755.3.
ステップ13.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000140
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4,8-ジクロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(4,8-ジクロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ15に記載の手順に従い調製した。C3748ClFSSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=767.3;実測値767.4.
ステップ14.(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000141
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ16に記載の手順に従い調製した。C3134ClFS (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=653.2;実測値653.2.
ステップ15.(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000142
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ17に記載の手順に従い調製した。C3131ClFS (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=648.2;実測値648.2.
ステップ16.(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000143
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ19に記載の手順に従い調製した。C3539ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=700.3;実測値700.3.
ステップ17.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000144
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。C3031ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=600.2;実測値600.2.
ステップ18.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換え、実施例2のステップ6に記載の手順に従って、この化合物を調製し、生成物をジアステレオマーの混合物として得た。C3333ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=654.2;実測値654.2.
実施例28.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000145
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000146
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例17a及び実施例17bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C3640ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=715.3;実測値715.3.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000147
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。C3132ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=615.2;実測値615.2.
ステップ3.2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
1-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-6ピラゾロ[4,3c]キノリン-4-イル)-N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミンを2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルに置き換え、実施例2のステップ6に記載の手順に従って、この化合物を調製し、生成物をジアステレオマーの混合物として得た。C3434ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=669.2;実測値669.2.
実施例29.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル
Figure 2023522202000148
ステップ1.2-アミノ-4-ブロモ-3-フルオロ-5-ヨード安息香酸
Figure 2023522202000149
1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(21.15g、94mmol)を2-アミノ-4-ブロモ-3-フルオロ安息香酸(20g、85mmol)のDMF(200ml)溶液に添加した後、反応物を80℃で3時間撹拌した。混合物を氷水で冷却した後、水(500mL)を添加し、沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、目的生成物を固体として得た。
ステップ2.7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン
Figure 2023522202000150
トリホスゲン(9.07g、30.6mmol)を2-アミノ-4-ブロモ-3-フルオロ-5-ヨード安息香酸(22g、61.1mmol)のジオキサン(200ml)溶液に添加した後、反応物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷水で冷却した後、濾過した。この固体を酢酸エチルで洗浄して、目的生成物を固体として得た。
ステップ3.7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン-2,4-ジオール
Figure 2023522202000151
DIPEA(25.5ml、146mmol)を2-ニトロ酢酸エチル(16.33ml、146mmol)と7-ブロモ-8-フルオロ-6-メチル-2H-ベンゾ[d][1,3]オキサジン-2,4(1H)-ジオン(20g、73.0mmol)のトルエン(200ml)溶液に室温で添加し、反応物を95℃で3時間撹拌した。反応物を冷却した後、濾過し、次いで少量のヘキサンで洗浄して、目的生成物を得た。
ステップ4.7-ブロモ-2,4-ジクロロ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン
Figure 2023522202000152
DIPEA(8.14ml、46.6mmol)を、POCl(10.86ml、117mmol)中の7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン-2,4-ジオール(10g、23.31mmol)の混合物に添加した後、反応物を100℃で2時間撹拌した。溶媒を真空除去した後、トルエンと3回共沸させ、粗物質を得て、これをフラッシュカラムで精製した。
ステップ5.5-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000153
7-ブロモ-2,4-ジクロロ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン(15g、32.2mmol)と5-アミノ-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(6.38g、32.2mmol)のNMP(100ml)溶液に、DIPEA(8.44ml、48.3mmol)を添加し、反応混合物を1時間、60℃に加熱した。水(100mL)を添加し、懸濁液を15分間撹拌した。固体を濾過し、水ですすぎ、風乾して、表題化合物を得た(19.9g、98%)。C1919BrClFIN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=626.9;実測値626.9.
ステップ6.5-((7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000154
0℃の水素化ナトリウム(2.54g、63.4mmol)のTHF(200mL)懸濁液に、(S)-(1-メチルピロリジン-2-イル)メタノール(9.43ml、79.0mmol)を添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。5-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-6-ヨード-3-ニトロキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(19.9g、31.7mmol)を固体のまま少しずつ15分かけて添加し、反応混合物を室温まで温めた。反応混合物を飽和NHClとEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C2531BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値=706.1;実測値706.2.
ステップ7.5-((7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロキノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000155
5-((7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(22g、31.1mmol)のTHF(200ml)溶液に、トリエチルアミン(10.9ml、78mmol)、DMAP(0.38g、3.11mmol)、及び二炭酸ジ-tert-ブチル(13.6g、62.3mmol)を室温で順次添加した。3時間後、反応混合物をEtOAcで希釈した後、飽和NaHCO及びブラインで洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C3039BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値=806.1;実測値806.2.
ステップ8.5-((3-アミノ-7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000156
メカニカルスターラーを取り付けた1Lの三口フラスコに、5-((7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロキノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(25g、31.0mmol)、続いてMeOH(75ml)、水(75ml)、及びTHF(75ml)を入れた。鉄(8.66g、155mmol)及び塩化アンモニウム(8.29g、155mmol)を加え、反応混合物を70℃で6時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライトパッドに通して濾過した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C3041BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値=776.1;実測値776.2.
ステップ9.5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-((E)-2-シアノビニル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000157
5-((3-アミノ-7-ブロモ-8-フルオロ-6-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(5g、6.44mmol)、PdOAc(0.15g、0.64mmol)、及びトリ-o-トリルホスフィン(0.39g、1.29mmol)の混合物をDMF(50ml)に溶解した。TEA(1.80ml、12.88mmol)及びアクリロニトリル(0.85ml、12.9mmol)を反応混合物に一度に添加した。ヘッドスペースを窒素でパージし、反応混合物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C3343BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=701.2;実測値701.3.
ステップ10.5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000158
5-((3-アミノ-7-ブロモ-2-シアノビニル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(4.5g、6.4mmol)をTHF(50ml)に溶解し、0℃に冷却した。リチウムトリエチルボロヒドリド(1M/THF、12.9ml、12.9mmol)を添加漏斗によって滴下し、この温度で反応混合物を20分間撹拌した。MeOH及び水を0℃で滴下した後、反応混合物を室温まで温め、15分間撹拌した。生成物をEtOAcで抽出した。合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C3345BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=703.3;実測値703.3.
ステップ11.5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000159
5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(4.8g、6.8mmol)の、AcOH(70ml)及びTHF(20ml)溶液に、0℃で亜硝酸tert-ブチル(4.06ml、34.1mmol)を添加した。反応物を室温まで温め、1時間撹拌した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C3344BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=688.2;実測値688.4.
ステップ12.3-(4-((2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)アミノ)-7-ブロモ-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-6-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000160
DCM(60mL)中の5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(4.7g、6.8mmol)の混合物に、TFA(30ml、389mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、生成物を精製せずに使用した。C2328BrFNO (M+H)に対するLC-MS計算値=488.1;実測値488.1.
ステップ13.5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000161
3-(4-((2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)アミノ)-7-ブロモ-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-6-イル)プロパンニトリル(3.3g、6.8mmol)をDCM(60ml)に懸濁し、トリエチルアミン(4.8ml、34.1mmol)を添加して赤色の溶液を得た。Boc無水物(1.49g、6.83mmol)のDCM(10mL)溶液を添加し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応物を飽和NaHCOでクエンチし、DCMで2回抽出した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~10~30%MeOH/DCM)により精製して、表題化合物を得た(1.6g、5段階で40%)。C2836BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=588.2;実測値588.3.
ステップ14.5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000162
5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(523mg、0.89mmol)、2-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(335mg、1.07mmol)、Pd(PPh(51.3mg、0.04mmol)、及び炭酸ナトリウム(283mg、2.67mmol)のジオキサン(6ml)及び水(1.5ml)溶液にNを吹き込み、2時間、100℃に加熱した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~10~30%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物(253mg、41%)をベージュ色の固体として得た。C4047FN (M+H)に対するLC-MS計算値=696.4;実測値696.5.
ステップ15.5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000163
5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)-ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(194mg、0.28mmol)のDCM(6mL)溶液に、トリフルオロ酢酸銀(92mg、0.42mmol)を添加し、反応混合物を0℃に冷却した。一塩化ヨウ素(1M/THF、0.28mL、0.28mmol)を添加し、この温度で30分間撹拌を続けた。反応物を飽和Naでクエンチし、EtOAcと水で希釈した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10~30%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物(176mg、77%)をベージュ色の固体として得た。C4046FIN (M+H)に対するLC-MS計算値=822.2;実測値822.4.
ステップ16.5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000164
5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(33mg、0.040mmol)、ペンタ-4-イン酸メチル(15μl、0.12mmol)、Pd(PPh(2.3mg、2.0μmol)、及びヨウ化銅(I)(3.8mg、0.02mmol)の、THF(2ml)中の混合物に、トリエチルアミン(0.11mL、0.80mmol)を添加し、反応混合物を80℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物(32mg、定量)を黄色の油状物として得た。C4653FN (M+H)に対するLC-MS計算値=806.4;実測値806.5.
ステップ17.5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000165
5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(32mg、0.04mmol)を入れた40mL反応バイアルに、1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル-イミダゾール-2-イリデン)金(I)クロリド(4.9mg、7.9μmol)及びヘキサフルオロアンチモン酸銀(2.7mg、7.9μmol)を加えた。バイアルを排気し、窒素を充填し、THF(3ml)を添加した。反応混合物を1時間、70℃に加熱した後、冷却し、SiliaPrepカートリッジチオールに通して濾過した。溶液を濃縮し、生成物を精製せずに使用した。C4653FN (M+H)に対するLC-MS計算値=806.4;実測値806.5.
ステップ18.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル
5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(32mg、0.04mmol)をDCM(2mL)に溶解し、TFA(1.5mL)で処理した。反応混合物を1時間撹拌し、濃縮し、分取HPLCで精製して、表題化合物を得た(ピーク1:8mg、31%)。C3941FN (M+H)に対するLC-MS計算値=662.3;実測値662.3.
以下の表の化合物は、ステップ16に適切なアルキンを利用して、実施例29に記載した手順に従い合成した。
Figure 2023522202000166
Figure 2023522202000167
実施例33.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000168
ステップ1.5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000169
5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.08g、1.54mmol)及びヨウ化カリウム(1.27g、7.67mmol)の、プロピオン酸(10ml)及び水(2.5ml)溶液に、-10℃で亜硝酸tert-ブチル(0.91ml、7.67mmol)を添加し、反応混合物を-10℃で1.5時間撹拌した。反応物を飽和Naでクエンチし、EtOAcで抽出した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~5~15%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物(665mg、53%)を茶褐色の固体として得た。C3343BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値=814.1;実測値814.2.
ステップ2.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-7-ブロモ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000170
5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(300mg、0.37mmol)、(E)-2-(2-エトキシビニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(109mg、0.55mmol)、Pd(PPh(42.6mg、0.04mmol)、及び炭酸ナトリウム(117mg、1.11mmol)の、ジオキサン(3ml)及び水(1ml)中の混合物にNを吹き込み、1時間、80℃に加熱した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。
残渣をDCM(3mL)に溶解し、TFA(2mL)で処理した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C2528BrFNO (M+H)に対するLC-MS計算値=512.1;実測値512.3.
ステップ3.5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000171
2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-7-ブロモ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル(189mg、0.37mmol)のTHF(4ml)及び水(1mL)溶液に、二炭酸ジ-tert-ブチル(121mg、0.55mmol)及び重炭酸ナトリウム(155mg、1.844mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、飽和NaHCOでクエンチした。生成物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物を得た(207mg、3段階で92%)。C3036BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=612.2;実測値612.3.
ステップ4.5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000172
5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(207mg、0.34mmol)、2-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(159mg、0.51mmol)、クロロ[(トリ-tert-ブチルホスフィン)-2-(2-アミノビフェニル)]パラジウム(II)(17.4mg、0.03mmol)、及び二塩基性リン酸カリウム(177mg、1.01mmol)の、THF(3ml)及び水(1ml)溶液にNを吹き込み、一晩、70℃に加熱した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~25%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物(76mg、31%)を淡黄色の固体として得た。C4247FN (M+H)に対するLC-MS計算値=720.4;実測値720.5.
ステップ5.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(11mg、16μmol)をDCM(1.5m)及びTFA(1.5ml)中で1時間撹拌し、濃縮した。残渣を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。C3535FN (M+H)に対するLC-MS計算値=576.3;実測値576.4.
実施例34.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-フェニル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000173
ステップ1.5-(3-クロロ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000174
5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(76mg、0.11mmol、実施例35、ステップ4)のDMF(3ml)溶液に、NCS(14.8mg、0.11mmol)及び酢酸(30μl、0.5mmol)を添加した。反応混合物を一晩45℃に加熱した。さらにNCS(14.8mg、0.11mmol)及び酢酸(30μl、0.5mmol)を添加し、20分間、加熱を続けた。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を飽和NaHCO及びブラインで洗浄した。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C4246ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値=754.3;実測値754.3.
ステップ2.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-フェニル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
フェニルボロン酸(4.9mg、0.04mmol)、XPhos Pd G2(2.1mg、2.7μmol)、及び炭酸ナトリウム(4.2mg、0.04mmol)の混合物に、5-(3-クロロ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(10mg、0.01mmol)のジオキサン(1ml)溶液を添加した。水(0.3ml)を添加し、反応混合物にNを吹き込んだ後、1時間、95℃に加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、siliaprepカートリッジチオールに通して濾過し、濃縮した。残渣をDCM(1.5ml)及びTFA(1.5ml)中で1時間撹拌し、濃縮した。残渣を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。C4139FN (M+H)に対するLC-MS計算値=652.3;実測値652.5.
以下の表の化合物は、ステップ2に適切なボロネートまたはボロン酸を利用して、実施例33に記載した手順に従い合成した。
Figure 2023522202000175
Figure 2023522202000176
以下の表の化合物は、ステップ16に適切なアルキンを利用して、実施例29に記載した手順に従い合成した。
Figure 2023522202000177
Figure 2023522202000178
以下の表の化合物は、ステップ2に適切なボロネートまたはボロン酸を利用して、実施例33に記載した手順に従い合成した。
Figure 2023522202000179
Figure 2023522202000180
実施例43.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-3-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000181
5-(3-クロロ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(実施例34、ステップ1)をDCM(2mL)及びTFA(1mL)中で1時間撹拌し、濃縮した。残渣を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。C3534ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値=610.2;実測値610.4.
実施例44.1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-N-(2-ヒドロキシエチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド
Figure 2023522202000182
ステップ1.5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-3-ヨード-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000183
5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(258mg、0.36mmol、実施例33、ステップ4)及びトリフルオロ酢酸銀(119mg、0.54mmol)のTHF(5ml)中の混合物に、0℃で一塩化ヨウ素(0.38ml、0.38mmol)を添加し、この温度で反応混合物を30分間撹拌した。反応物を飽和Naでクエンチし、EtOAcで希釈した。懸濁液をセライトパッドに通して濾過した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOH/DCM)で精製して、表題化合物を得た(302mg、定量)。C4246FIN (M+H)に対するLC-MS計算値=846.2;実測値846.1.
ステップ2.1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボン酸2-(トリメチルシリル)エチル
Figure 2023522202000184
5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-3-ヨード-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(137mg、0.08mmol)とPdCl(dppf)-CHCl付加物(6.6mg、8.1μmol)のDMF(2.5ml)溶液に、2-(トリメチルシリル)エタン-1-オール(0.5ml、3.5mmol)及びトリエチルアミン(0.23ml、1.62mmol)を添加した。この溶液にCOを5分間吹き込み、反応混合物をCOバルーン下、2時間、90℃に加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、siliaprepカートリッジチオールに通して濾過した。濾液を水及びブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C4859FNSi (M+H)に対するLC-MS計算値=864.4;実測値864.4.
ステップ3.1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボン酸
Figure 2023522202000185
1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボン酸2-(トリメチルシリル)エチル(72mg、0.08mmol)のTHF(5ml)溶液に、TBAF(1M/THF、0.25mL、0.25mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応物を飽和NHClでクエンチし、EtOAcで2回抽出した。層を分離し、有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を精製せずに使用した。C4347FN (M+H)に対するLC-MS計算値=764.3;実測値764.5.
ステップ4.1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-N-(2-ヒドロキシエチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド
1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボン酸(12mg、0.02mmol)とHATU(9.0mg、0.02mmol)のDMF(2ml)溶液に、過剰の2-アミノエタノール、続いてDIPEA(27μl、0.16mmol)を添加した。反応物を30分間撹拌し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。C4552FN (M+H)に対するLC-MS計算値=807.4;実測値807.3.
残渣をDCM(2mL)及びTFA(1mL)中で30分間撹拌し、濃縮し、生成物を分取HPLCで精製した。C3840FN (M+H)に対するLC-MS計算値=663.3;実測値663.4.
実施例45.N-ベンジル-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド
Figure 2023522202000186
この化合物は、ステップ4で2-アミノエタノールの代わりにベンジルアミンを利用して、実施例44に記載の手順に従い調製した。C4342FN (M+H)に対するLC-MS計算値=709.3;実測値709.2.
実施例46.3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000187
1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボン酸(13mg、17μmol、実施例44、ステップ3)のTHF(2ml)溶液に、塩化オキサリル(2M/DCM、100μl、0.20mmol)及び1滴のDMFを添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(64mg、1.7mmol)及び数滴のイソプロパノールで処理した。完了したら、MeOH及び水の連続添加により、過剰なNaBHを慎重にクエンチした。次に、反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。
残渣をDCM(2mL)及びTFA(1mL)中で30分間撹拌し、濃縮した。生成物を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。C3637FN (M+H)に対するLC-MS計算値=606.3;実測値606.4.
実施例47a及び実施例47b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000188
ステップ1:(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-2-(メチルチオ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000189
(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.06g、1.56mmol)のMeOH(15.6mL)/DCM(15.6mL)溶液にナトリウムチオメトキシド(0.33g、4.68mmol)を添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応溶液を飽和NHClで希釈し、EtOAcで抽出した。合一した有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラム(ヘキサン中0~20%EtOAcの勾配で溶出)により精製して、目的生成物を白色の固体として得た(0.85g、79%)。C2943BrClFNSSi (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=690.2, 692.2;実測値690.2, 692.2.
ステップ2.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000190
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-2-(メチルチオ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例17a及び実施例17bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C3452BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=757.3, 759.3;実測値757.4, 759.4.
ステップ3.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-((E)-2-メトキシビニル)-2-(((R)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000191
(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(1.222g、3.57mmol)のトルエン(10mL)溶液に、窒素雰囲気下、室温でTHF(3.57ml、3.57mmol)中の1.0Mカリウムtert-ブトキシドを添加した。30分間の撹拌後、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-2-(((R)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.04g、1.372mmol)のTHF(10mL)溶液を反応フラスコにカニューレ移送した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。1N HClで反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈した。水層を酢酸エチルで1回抽出した。合一した有機溶液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~40%の勾配で溶出)で精製して、生成物を白色の固体として得た(1.07g、99%)。C3656BrClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=785.3, 787.3;実測値785.4, 787.4.
ステップ4.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000192
(2S,4S)-4-((7-ブロモ-6-クロロ-8-フルオロ-3-((E)-2-メトキシビニル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.0g、2.54mmol)、TFA(5.88ml、76mmol)、及びCHCl(15ml)をフラスコに入れた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空除去した。残渣をメタノールに溶解し、Boc無水物(0.886ml、3.82mmol)及びTEA(1.42ml、10.17mmol)を添加し、2時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をシリカゲルカラムで精製して、目的生成物を得た(1.6g、98%)。C2938BrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=639.2, 641.2;実測値639.3, 641.3.
ステップ5.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000193
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ17に記載の手順に従い調製した。C2935BrClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=634.2, 636.2;実測値634.3, 636.3.
ステップ6.5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール
Figure 2023522202000194
4,4,5,5,4’,4’,5’,5’-オクタメチル-[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](0.704g、2.77mmol)、酢酸カリウム(0.378g、3.85mmol)、4-ブロモ-5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール(0.476g、1.539mmol)、及びPdCl(dppf)(0.113g、0.154mmol)を1,4-ジオキサン(4.0mL)中で混合した。反応混合物をNで脱気した。混合物を105℃で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、生成物をシリカゲルカラム(ヘキサン中0~20%酢酸エチルの勾配で溶出)で精製して、目的生成物を無色の油状物として得た(0.47g、86%)。C2030BN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=357.2;実測値357.2.
ステップ7.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000195
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(210mg、0.331mmol)、5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール(141mg、0.397mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(57.3mg、0.050mmol)、及び重炭酸ナトリウム(69.5mg、0.827mmol)、5:1のジオキサン/水(5ml)を充填したマイクロ波バイアルをN雰囲気下、105℃で一晩加熱した。混合物をブライン/EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~30%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物を得た(135mg、68%)。C4352ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=784.4;実測値784.5.
ステップ8.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000196
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。C3336ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=600.3;実測値600.4.
ステップ9.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸(2.4mg、0.020mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(14mg、0.017mmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(8.4mg、0.022mmol)及びDIEA(14.8μl、0.085mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、目的生成物を2つのピークとして得た。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3842ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=698.3;実測値698.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3842ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=698.3;実測値698.4.
実施例48.3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-4-エトキシ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド
Figure 2023522202000197
ステップ1.(1R,4R,5S)-5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-メトキシキノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000198
この化合物は、(S)-(1-メチルピロリジン-2-イル)メタノールをMeOHに置き換えて、実施例29に記載の手順に従い調製した。C2836BrFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=620.2;実測値620.2.
ステップ2.(1R,4R,5S)-5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-メトキシキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000199
(1R,4R,5S)-5-((3-アミノ-7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-メトキシキノリン-4-イル)(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(4g、6.45mmol)の、AcOH(70ml)及びTHF(20ml)溶液に、-10℃でヨウ化カリウム(3.21g、19.34mmol)及び亜硝酸tert-ブチル(2.3ml、19.34mmol)を添加した。同じ温度で反応物を1時間撹拌した。反応混合物を飽和Naでクエンチし、水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をTFA(10mL)及びDCM(10mL)に溶解し、1時間の撹拌後、溶媒を除去した。粗物質をDCMに溶解し、TEA(1.797ml、12.89mmol)及びBocO(2.1g、9.67mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌した後、水で希釈し、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を得た。C2326BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値=631.0;実測値631.0.
ステップ3.(1R,4R,5S)-5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-メトキシ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000200
(1R,4R,5S)-5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-メトキシキノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.5g、2.376mmol)、ペンタ-4-イン酸メチル(0.592ml、4.75mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.166g、0.238mmol)、及びヨウ化銅(I)(0.091g、0.475mmol)の、THF(2ml)中の混合物に、トリエチルアミン(1.6ml、11.88mmol)を添加し、反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色の油状物として得た。C2933BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=615.2;実測値615.2.
ステップ4.(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000201
(1R,4R,5R)-5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-メトキシ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(800mg、1.3mmol)を入れた40mL反応バイアルに、クロロ(トリフェニルホスフィン)金(I)(32.1mg、0.065mmol)及びヘキサフルオロアンチモン酸銀(44.7mg、0.130mmol)を加えた。バイアルを排気し、窒素を充填し、THF(3ml)を添加した。反応混合物を1時間、70℃に加熱した後、冷却し、siliaprepカートリッジチオールに通して濾過した。溶液を濃縮し、生成物を精製せずに使用した。C2933BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=615.1;実測値615.1.
ステップ5.(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000202
THF(1mL)、MeOH(1mL)、及び水(1mL)中の(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.325mmol)を入れた40mL反応バイアルに、LiOH(38.9mg、1.625mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、1N HClでクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSOで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣をTHFに溶解した。この溶液に、ジメチルアミン(0.325mL、0.650mmol)、HATU(185mg、0.487mmol)、及びDIEA(85μl、0.487mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した後、水で希釈した。混合物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSOで乾燥させた。溶液を濃縮し、生成物を精製せずに使用した。C3036BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=628.2;実測値628.2.
ステップ6.(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-4-ヒドロキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000203
(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(150mg、0.239mmol)のEtOH(1mL)溶液に、40%HBr(0.5mL)を添加した。混合物を30分間、70℃に加熱した後、4N NaOHでクエンチした。重炭酸ナトリウム(200mg、2.386mmol)及びBocO(104mg、0.477mmol)を混合物に添加し、2時間撹拌した。次いで、混合物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSOで乾燥させた。溶液を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色の油状物として得た。C2934BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=614.2;実測値614.2.
ステップ7.(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-4-エトキシ-6-フルオロ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000204
(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-6-フルオロ-4-ヒドロキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(40mg、0.065mmol)のDMF(1mL)溶液に、CsCO(42.4mg、0.130mmol)及びヨウ化エチル(10.52μl、0.130mmol)を添加した。混合物を12時間、100℃に加熱した後、水で希釈した。次いで、混合物をEtOAcで抽出し、有機層をMgSOで乾燥させた。溶液を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を得た。C3138BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=642.2;実測値642.2.
ステップ8.3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-4-エトキシ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド
(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-2-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル)-4-エトキシ-6-フルオロ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(30.0mg、0.047mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ナフタレン-2-オール(12.61mg、0.047mmol)、Pd(PPh(5.40mg、4.67μmol)、炭酸ナトリウム(9.90mg、0.093mmol)の、ジオキサン(2ml)及び水(0.5ml)溶液にNを吹き込み、2時間、100℃に加熱した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をTFAに溶解し、MeOHで希釈した後、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、目的生成物をTFA塩として得た。C3637FN (M+H)に対するLC-MS計算値=606.3;実測値606.3.
実施例49.3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-3-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル
Figure 2023522202000205
ステップ1.(1R,4R,5S)-5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000206
(1R,4R,5S)-5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(30mg、0.048mmol、実施例48より)、2-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(22.49mg、0.072mmol)、Pd(PPh(5.40mg、4.67μmol)、炭酸ナトリウム(9.90mg、0.093mmol)の、ジオキサン(2ml)及び水(0.5ml)溶液にNを吹き込み、2時間、100℃に加熱した。反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、次のステップでそのまま使用した。C4144FN (M+H)に対するLC-MS計算値=723.3;実測値723.3.
ステップ2.(1R,4R,5S)-5-(3-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000207
(1R,4R,5S)-5-(8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(29.4mg、0.040mmol)のDMF(1mL)溶液にNBS(7.12mg、0.040mmol)を添加した。次いで、反応混合物を水とEtOAcとに分配し、層を分離させた。水層をEtOAcで抽出し、合一した有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、次のステップでそのまま使用した。C4143BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値=801.2;実測値801.2.
ステップ3.3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-3-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル
(1R,4R,5S)-5-(3-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-4-メトキシ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(9.67mg、0.012mmol)、N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン(2.417mg、0.024mmol)、CsCO(7.86mg、0.024mmol)、及びRuphos PdG2(2.79mg、3.62μmol)のジオキサン(0.5ml)溶液にNを吹き込み、12時間、100℃に加熱した。TFA(1mL)を反応物に加え、これをMeOHで希釈した後、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、目的生成物をTFA塩として得た。C3942FN (M+H)に対するLC-MS計算値=677.3;実測値677.3.
実施例50.3-(2-(3-(アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロピル)-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
Figure 2023522202000208
ステップ1.5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000209
0℃の酢酸(4.25mL)及びDCM(10mL)に撹拌した5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(実施例29、ステップ13、4.36g、7.41mmol)及びトリフルオロ酢酸銀(2.455g、11.11mmol)溶液に、一塩化ヨウ素(DCM中1M溶液、7.41mL)を3分間かけて滴下した。混合物を20分間撹拌した後、チオ硫酸ナトリウム飽和溶液でクエンチした。混合物をDCMで抽出した後、自動FCC(DCM中0~50%IPA)で精製して、表題化合物を固体として得た(1.89g、2.65mmol、36%)。C2835BrFIN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=714.1;実測値714.2.
ステップ2.5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000210
5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-ヨード-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.43g、2.00mmol)、ペンタ-4-イン酸メチル(0.673g、6.00mmol)、CuI(0.076g、0.40mmol)、及びPd(PPh(0.231g、0.20mmol)を入れたバイアルに、THF(15mL)及びDIPEA(3.50mL、20.02mmol)を加えた。混合物に窒素を吹き込み、密封し、1時間、70℃に加熱した。揮発性物質を真空除去し、残渣を自動FCC(DCM中0~40%IPA)で精製して、表題化合物を固体として得た(600mg、43%)。C3442BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=698.2;実測値698.3.
ステップ3.5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000211
5-((6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)-7-(3-(メトキシメトキシ)ナフタレン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチルを5-((7-ブロモ-6-(2-シアノエチル)-8-フルオロ-3-(5-メトキシ-5-オキソペンタ-1-イン-1-イル)-2-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)キノリン-4-イル)アミノ)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例29、ステップ17に詳述したプロトコルを使用して、表題化合物を調製した。C3442BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=698.2;実測値698.2.
ステップ3.3-(1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸
Figure 2023522202000212
5-(7-ブロモ-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-2-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-2-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.286mmol)を入れたバイアルに、KPO(243mg、1.145mmol)、Pd(PPh(33.1mg、0.029mmol)、及び2-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(156mg、0.573mmol)、続いて1,4-ジオキサン(0.5mL)、THF(0.5mL)、及び水(0.5mL)を加えた。窒素下でバイアルに蓋をし、95℃で5時間撹拌した。その後、混合物を冷却し、SiliaPrepチオールカートリッジに通して濾過した。溶出液を水(0.5mL)、THF(0.5mL)、及びLiOH(68mg)で処理した後、室温で3時間撹拌した。その後、混合物を10%AcOH溶液でpH5にし、分取HPLC(XBridge C18カラム、0.1%v/vTFA含有アセトニトリル/水の勾配)で精製した。目的化合物を含有する画分を合一し、回転蒸発させて、表題化合物をTFA塩として得た(138mg、0.184mmol、64%)。C4346 (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=750.3;実測値750.4.
ステップ4.3-(2-(3-(アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロピル)-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル
3-(1-(2-(tert-ブトキシカルボニル)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸(20mg、0.027mmol)を入れたバイアルに、PyBOP(21mg、0.040mmol)、続いてアゼチジン(4.6mg、0.080mmol)を加えた。DCM(1mL)、続いてDIPEA(0.046mL、0.267mmol)を添加し、混合物を室温で20分間撹拌した。この時点で水(1.5mL)を添加し、混合物をDCM(3×1.5mL)で抽出した。合一した有機抽出物を飽和NaCl溶液で洗浄した後、MgSOで乾燥させた。揮発性物質を真空除去し、残渣をTFA(0.5mL)で処理した。30分後、反応混合物をアセトニトリルで希釈し、分取HPLC(XBridge C18カラム、0.1%v/vTFA含有アセトニトリル/水の勾配)で精製した。目的化合物を含有する画分を合一し、凍結乾燥して、表題化合物をTFA塩として得た(11mg回収)。C4143 (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=689.3;実測値689.3.
実施例51a及び実施例51b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000213
ステップ1:7-ブロモ-2,4-ジクロロ-8-フルオロ-6-ヨードキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000214
表題化合物は、ステップ1に2-アミノ-4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ安息香酸の代わりに2-アミノ-4-ブロモ-3-フルオロ-5-ヨード安息香酸を利用して、実施例3a及び3bのステップ1~3に記載の手順に従い合成した。C12BrClFINO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=491.80, 493.80;実測値491.80, 493.80.
ステップ2.7-ブロモ-4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-クロロ-8-フルオロ-6-ヨードキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000215
この化合物は、7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチルを7-ブロモ-2,4-ジクロロ-8-フルオロ-6-ヨードキノリン-3-カルボン酸エチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ10に記載の手順に従い調製した。C3044BrClFINSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=814.1, 816.1;実測値814.1, 816.2.
ステップ3.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000216
この化合物は、7-ブロモ-4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ-2,6-ジクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチルを7-ブロモ-4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-クロロ-8-フルオロ-6-ヨードキノリン-3-カルボン酸エチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ11に記載の手順に従い調製した。C2842BrClFINSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=772.1, 774.1;実測値772.1, 774.1.
ステップ4.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000217
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ12に記載の手順に従い調製した。C2840BrClFINSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=770.1, 772.1;実測値770.1, 772.1.
ステップ5.(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000218
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-ホルミル-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ13に記載の手順に従い調製した。C2841BrClFINSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=785.1, 787.1;実測値785.2, 787.2.
ステップ6.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4-クロロ-6-フルオロ-8-ヨード-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000219
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2-クロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-6-ヨードキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ14に記載の手順に従い調製した。C2839BrClFINSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=767.1, 769.1;実測値767.1, 769.1.
ステップ7.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000220
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4,8-ジクロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4-クロロ-6-フルオロ-8-ヨード-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ15に記載の手順に従い調製した。C2942BrFINSSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=779.1, 781.1;実測値779.1, 781.1.
ステップ8.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000221
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ16に記載の手順に従い調製した。C2328BrFINS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=665.0, 667.0;実測値665.1, 667.1.
ステップ9.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000222
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ17に記載の手順に従い調製した。C2325BrFINS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=660.0, 662.0;実測値660.0, 662.0.
ステップ10.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000223
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-ヨード-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.75g、4.16mmol)の1,4-ジオキサン(36ml)溶液に、水(6.0ml)、メチルボロン酸(1.496g、24.99mmol)、KCO(1.151g、8.33mmol)、及びPd(PPhCl(0.292g、0.416mmol)を室温で添加した。反応混合物をN雰囲気下、90℃で10時間撹拌した。反応が完了した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、濃縮した後、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して、化合物(1.9g、83%)を白色の固体として得た。C2428BrFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=548.1, 550.1;実測値548.2, 550.2.
ステップ11.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000224
m-CPBA(57.9mg、0.335mmol)を、0℃の(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(160mg、0.292mmol)のCH2Cl2(2.92ml)溶液に添加した後、この温度で反応物を20分間撹拌した。飽和Naを添加して反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、濾過し、乾燥させ、濃縮した。THF中の1.0M LiHMDS(753μl、0.753mmol)を(S)-(1-メチルピロリジン-2-イル)メタノール(87mg、0.753mmol)のTHF(1mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルスルフィニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(170mg、0.301mmol)のTHF(2.0ml)溶液を反応バイアルに加えた後、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で希釈した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(DCM中0~20%メタノールの勾配で溶出)により精製して、目的生成物を黄色の泡状物として得た(185mg、100%)。C2937BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=615.2, 617.2;実測値615.3, 617.3.
ステップ12.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(8-シアノナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000225
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(185mg、0.301mmol)、8-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-ナフトニトリル(92mg、0.331mmol)、SPhos Pd G4(23.87mg、0.030mmol)、及びリン酸三カリウム水和物(152mg、0.661mmol)の、1,4-ジオキサン(2.0mL)/水(0.400mL)中の混合物をN雰囲気下、80℃で2時間撹拌した。溶液を酢酸エチルと水で希釈した。有機層を濃縮し、残渣を分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%NH4OH含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)により精製し、目的生成物を2つのピークとして得た(120mg、58%)。
ジアステレオマー1.ピーク1.C4043FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=688.3;実測値688.3.
ジアステレオマー2.ピーク2.C4043FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=688.3;実測値688.3.
ステップ13.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000226
前ステップから得た2つのジアステレオマーを1:1のDCM/TFA(2mL)で40分間処理した。揮発性物質を真空除去し、残渣を次のステップでそのまま使用した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3535FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=588.3;実測値588.3.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3535FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=588.3;実測値588.3.
ステップ14.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.92mg、8.83μmol)及び8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(6.0mg、7.36μmol)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.5mg、9.19μmol)及びDIEA(6.4μl、0.037mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)を使用して同様の方法で調製した。
実施例51a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3938 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=674.3;実測値674.3.
実施例51b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3938 (M+H)++に対するLCMS計算値:m/z=674.3;実測値674.3.
実施例52a及び実施例52b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000227
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例51a及び実施例51bのステップ14に記載の手順に従い調製した。
実施例52a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3836 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=660.3;実測値660.4.
実施例52b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3836 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=660.3;実測値660.4.
実施例53a及び実施例53b.8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000228
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例51a及び実施例51bのステップ14に記載の手順に従い調製した。
実施例53a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3937FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=654.3;実測値654.3.
実施例53b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3937FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=654.3;実測値654.3.
実施例54a及び実施例54b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000229
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例51a及び実施例51bのステップ14に記載の手順に従い調製した。
実施例54a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4041FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=686.3;実測値686.4.
実施例54b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4041FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=686.3;実測値686.4.
実施例55a及び実施例55b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000230
ステップ1.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000231
この化合物は、(S)-(1-メチルピロリジン-2-イル)メタノールを(S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エタン-1-オールに置き換えて、実施例51a及び実施例51bのステップ11に記載の手順に従い調製した。C3039BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=629.2, 631.2;実測値629.3, 631.3.
ステップ2.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(8-シアノナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000232
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(150mg、0.238mmol)、8-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-ナフトニトリル(86mg、0.310mmol)、SPhos Pd G4(18.9mg、0.024mmol)、及びリン酸三カリウム水和物(121mg、0.524mmol)の、1,4-ジオキサン(2.0mL)/水(0.400mL)中の混合物を80℃で2時間撹拌した。溶液を酢酸エチルと水で希釈した。有機層を濃縮し、残渣を分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)により精製し、目的生成物を2つのピークとして得た(105mg、63%)。
ジアステレオマー1.ピーク1.C4145FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=702.4;実測値702.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C4145FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=702.4;実測値702.4.
ステップ3.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000233
前ステップから得た2つのジアステレオマーを1:1のDCM/TFA(2mL)で40分間処理した。揮発性物質を真空除去し、残渣を次のステップでそのまま使用した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3637FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=602.3;実測値602.3.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3637FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=602.3;実測値602.3.
ステップ4.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.90mg、8.68μmol)と8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(6.0mg、7.23μmol)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.4mg、9.04μmol)及びDIEA(6.3μl、0.036mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)を使用して同様の方法で合成した。
実施例55a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4040 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=688.3;実測値688.3.
実施例55b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4040 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=688.3;実測値688.3.
実施例56a及び実施例56b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000234
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例55a及び実施例55bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例56a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3938 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=674.3;実測値674.3.
実施例56b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3938 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=674.3;実測値674.3.
実施例57a及び実施例57b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000235
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例55a及び実施例55bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例57a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4143FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=700.3;実測値700.3.
実施例57b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4143FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=700.3;実測値700.3.
実施例58a及び実施例58b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000236
ステップ1.(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000237
m-CPBA(100mg、0.577mmol)を、0℃の(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(275mg、0.501mmol)のDCM(5.0mL)溶液に添加した後、この温度で反応物を20分間撹拌した。飽和Naを添加して反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をアセトニトリル(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(287μl、2.062mmol)及びN,N,3-トリメチルアゼチジン-3-アミン塩酸塩(116mg、0.773mmol)を添加した後、80℃で2時間撹拌した。揮発性物質を減圧蒸発させ、残渣をシリカゲルカラム(MeOH中0~15%CHClの勾配で溶出)で精製して、目的生成物を黄色の泡状物として得た(300mg、95%)。C2938BrFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=614.2, 616.2;実測値614.3, 616.3.
ステップ2.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(8-シアノナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000238
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(165mg、0.268mmol)、8-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-ナフトニトリル(112mg、0.403mmol)、SPhos Pd G4(21.3mg、0.027mmol)、及びリン酸三カリウム水和物(136mg、0.591mmol)の、1,4-ジオキサン(2.0mL)/水(0.400mL)中の混合物を窒素雰囲気下、80℃で2時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルと水で希釈した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラムにより精製して、目的生成物を得た(185mg、100%)。C4044FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=687.4;実測値687.5.
ステップ3.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000239
DCM(1ml)中の(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(8-シアノナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(184mg、0.268mmol)をTFA(826μl、10.72mmol)で40分間処理した。揮発性物質を真空除去した。残渣をアセトニトリルに溶解し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)で精製して、2つのピークを得た(80mg、51%)。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3536FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=587.3;実測値587.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3536FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=587.3;実測値587.4.
ステップ4.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.95mg、9.13μmol)と8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(6.2mg、7.61μmol)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.76mg、9.89μmol)及びDIEA(6.7μl、0.038mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例58a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3939O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=673.3;実測値673.3.H NMR (600 MHz, DMSO-d) δ 8.50 - 8.46 (m, 1H), 8.32 - 8.25 (m, 2H), 8.14 - 8.08 (m, 2H), 7.77 - 7.72 (m, 2H), 7.61 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.83 (m, 2H), 5.75 (m, 1H), 5.24 (m, 1H), 5.20 (s, 1H), 5.12 (s, 1H), 4.72 (m, 2H), 4.28 (m, 2H), 3.64 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.81 (s, 6H), 2.32 - 2.21 (m, 3H), 2.16 (s, 3H), 2.03 (m, 1H), 1.69 (s, 3H).
実施例58b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3939O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=673.3;実測値673.3.
実施例59a及び実施例59b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000240
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例59a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3837O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=659.3;実測値659.4.H NMR (500 MHz, DMSO-d) δ 8.45 (m, 1H), 8.29 - 8.22 (m, 2H), 8.10 - 8.03 (m, 2H), 7.87 - 7.80 (m, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.58 (m, 1H), 5.81 - 5.73 (m, 1H), 5.38 - 5.30 (m, 2H), 4.61 (m, 2H), 4.38 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 4.32 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 3.51 - 3.44 (m, 5H), 2.82 (s, 6H), 2.34 (s, 1H), 2.26 (m, 1H), 2.19 (s, 3H), 1.72 (s, 3H).
実施例59b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3837O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=659.3;実測値659.4.
実施例60a及び実施例60b.8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000241
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例60a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3938FNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=653.3;実測値653.3.
実施例60b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3938FNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=653.3;実測値653.3.
実施例61a及び実施例61b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000242
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例61a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4042FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=685.3;実測値685.4.
実施例61b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4042FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=685.3;実測値685.4.
実施例62a及び実施例62b.8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル
Figure 2023522202000243
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例62a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4145FNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=698.4;実測値698.5.
実施例62b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4145FNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=698.4;実測値698.5.
実施例63.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000244
ステップ1.2-アミノ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-3-フルオロ安息香酸メチル
Figure 2023522202000245
表題化合物は、1-ブロモ-3-メチル-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンの代わりに1-ブロモ-8-クロロナフタレンを利用して、実施例27のステップ3に記載の手順に従い合成した。C1814ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=330.1;実測値330.1.
ステップ2.2-アミノ-5-クロロ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-3-フルオロ安息香酸メチル
Figure 2023522202000246
表題化合物は、3-アミノ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチルの代わりに2-アミノ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-3-フルオロ安息香酸メチルを利用して、実施例27のステップ4に記載の手順に従い合成した。C1813ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=364.0;実測値364.0.
ステップ3.5-クロロ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-2-(3-エトキシ-3-オキソプロパンアミド)-3-フルオロ安息香酸メチル
Figure 2023522202000247
この化合物は、3-アミノ-6-クロロ-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチルを2-アミノ-5-クロロ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-3-フルオロ安息香酸メチルに置き換えて、実施例27のステップ5に記載の手順に従い調製した。C2319ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=478.1;実測値478.1.
ステップ4.2,4,6-トリクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000248
この化合物は、6-クロロ-3-(3-エトキシ-3-オキソプロパンアミド)-2-フルオロ-3’-メチル-2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-4-カルボン酸メチルを5-クロロ-4-(8-クロロナフタレン-1-イル)-2-(3-エトキシ-3-オキソプロパンアミド)-3-フルオロ安息香酸メチルに置き換えて、実施例27のステップ6に記載の手順に従い調製した。C2213Cl4FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=482.0, 484.0;実測値482.0, 484.0.
ステップ5.4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチル
Figure 2023522202000249
この化合物は、7-ブロモ-2,4,6-トリクロロ-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチルを2,4,6-トリクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ10に記載の手順に従い調製した。C4050ClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=804.3, 806.3;実測値804.3, 806.3.
ステップ6.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000250
この化合物は、4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン-3-カルボン酸エチルを4-(((2S,4S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロキノリン-3-カルボン酸エチルに置き換えて、実施例27のステップ9に記載の手順に従い調製した。C3848ClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=762.2, 764.2;実測値762.2, 764.2.
ステップ7.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000251
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ12に記載の手順に従い調製した。C3846ClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=760.2, 762.2;実測値760.3, 762.3.
ステップ8.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000252
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-ホルミルキノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ13に記載の手順に従い調製した。C3847ClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=775.2, 777.2;実測値775.3, 777.3.
ステップ9.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(4,8-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000253
この化合物は、(2S,4S)-4-((7-ブロモ-2,6-ジクロロ-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-((2,6-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-8-フルオロ-3-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)キノリン-4-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ14に記載の手順に従い調製した。C3845ClFNSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=757.2, 759.2;実測値757.3, 759.3.
ステップ10.(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000254
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-4,8-ジクロロ-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(4,8-ジクロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ15に記載の手順に従い調製した。C3948ClFNSSi (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=769.3, 771.3;実測値769.3, 771.3.
ステップ11.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000255
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ16に記載の手順に従い調製した。C3334ClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=655.2, 657.2;実測値655.3, 657.2
ステップ12.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000256
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ17に記載の手順に従い調製した。C3331ClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=650.2, 652.2;実測値650.2, 652.3
ステップ13.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000257
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C3841ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=716.3, 718.3;実測値716.3, 718.3.
ステップ14.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000258
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例21a及び実施例21bのステップ4に記載の手順に従い調製した。C3333ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=616.2, 618.2;実測値616.3, 618.3.
ステップ15.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩(3.3mg、0.020mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(14mg、0.017mmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(8.2mg、0.022mmol)及びDIEA(14.5μl、0.083mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的生成物を得た(7.0mg、58%)。C3942ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=727.3, 729.3;実測値727.4, 729.3.
実施例64a及び実施例64b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000259
ステップ1.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000260
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(465mg、0.848mmol)、5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール(362mg、1.017mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(147mg、0.127mmol)、及び重炭酸ナトリウム(178mg、2.12mmol)を5:1のジオキサン:水(6ml)中、105℃で一晩加熱した。混合物をブライン/EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、フラッシュクロマトグラフィーで精製した(480mg、81%)。C3845FNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=698.3;実測値698.4.
ステップ2.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000261
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C4355FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=764.4;実測値764.5.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000262
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3339FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=580.3;実測値580.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3339FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=580.3;実測値580.4.
ステップ4.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.96mg、9.21μmol)と2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)(6.2mg、7.68μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.8mg、9.98μmol)及びDIEA(6.70μl、0.038mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例64a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3742O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
実施例64b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3742O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
実施例65a及び実施例65b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000263
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例64a及び実施例64bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例65a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3945FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=678.4;実測値678.4.
実施例65b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3945FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=678.4;実測値678.4.
実施例66a及び実施例66b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000264
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例64a及び実施例64bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例66a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3948FN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=691.4;実測値691.5.
実施例66b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3948FN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=691.4;実測値691.5.
実施例67a及び実施例67b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000265
ステップ1.(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000266
m-CPBA(131mg、0.757mmol)を、0℃の(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(240mg、0.34mmol)のDCM(3.5mL)溶液に添加した後、この温度で反応物を20分間撹拌した。飽和Naを添加して反応をクエンチし、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、濾過し、乾燥させ、濃縮し、粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
THF中の1.0M LiHMDS(770μl、0.770mmol)を(S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エタン-1-オール(100mg、0.770mmol)のTHF(1mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した。(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルスルフィニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(250mg、0.350mmol)のTHF(2.0ml)溶液を反応バイアルに加えた後、60℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で希釈した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(DCM中0~20%メタノールの勾配で溶出)により精製して、目的生成物を黄色の泡状物として得た(105mg、39%)。C4455FN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=779.4;実測値779.5.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000267
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3440FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=595.3;実測値595.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3440FNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=595.3;実測値595.4.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.91mg、8.75μmol)と2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(6.0mg、7.3μmol)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.6mg、9.5μmol)及びDIEA(6.4μl、0.036mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)を使用して同様の方法で合成した。
実施例67a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3843 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=681.3;実測値681.4.
実施例67b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3843 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=681.3;実測値681.4.
実施例68a及び実施例68b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000268
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例67a及び実施例67bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例68a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3741 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=667.3;実測値667.4.
実施例68b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3741 (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=667.3;実測値667.4.
実施例69a及び実施例69b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000269
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例67a及び実施例67bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例69a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3842FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=661.3;実測値661.4.
実施例69b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3842FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=661.3;実測値661.4.
実施例70a及び実施例70b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000270
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例67a及び実施例67bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例70a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3946FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=693.4;実測値693.5.
実施例70b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3946FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=693.4;実測値693.5.
実施例71a及び実施例71b.2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000271
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例67a及び実施例67bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例71a.ジアステレオマー1.ピーク1.C4049FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=706.4;実測値706.4.
実施例71b.ジアステレオマー2.ピーク2.C4049FN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=706.4;実測値706.4.
実施例72a及び実施例72b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000272
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000273
(2S,4S)-4-(7-ブロモ-8-クロロ-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.05g、1.846mmol)、5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インダゾール(0.921g、2.58mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.320g、0.277mmol)、炭酸ナトリウム(0.782g、7.38mmol)、及び5:1のジオキサン:水(12ml)を充填したマイクロ波バイアルをN雰囲気下、105℃で一晩加熱した。混合物をブライン/EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル0~30%の勾配で溶出)で精製して、目的生成物を得た(1.3g、98%)。C3742ClFNS (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=718.3;実測値718.4.
ステップ2.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000274
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例21a及び実施例21bのステップ19に記載の手順に従い調製した。C4150ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=770.4;実測値770.5.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000275
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3134ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=586.3;実測値586.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3134ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=586.3;実測値586.4.
ステップ4.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(0.951mg、9.14μmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)(6.2mg、7.62μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.8mg、9.90μmol)及びDIEA(6.7μl、0.038mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例72a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3537ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.3;実測値672.3.
実施例72b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3537ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.3;実測値672.3.
実施例73a及び実施例73b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000276
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例72a及び実施例72bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例73a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3435ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=658.3;実測値658.4.H NMR (500 MHz, DMSO-d) δ 8.32 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 5.83 - 5.62 (m, 1H), 5.52 - 5.26 (m, 2H), 4.99 (s, 1H), 4.78 - 4.65 (m, 1H), 4.57 (m, 1H), 4.29 (s, 1H), 4.14 - 3.34 (m, 5H), 3.26 (m, 1H), 2.85 (s, 6H), 2.46 (s, 3H), 2.40 - 2.21 (m, 4H), 2.10 (s, 3H).
実施例73b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3435ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=658.3;実測値658.4.
実施例74a及び実施例74b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000277
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例72a及び実施例72bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例74a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3536ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=652.3;実測値652.3.
実施例74b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3536ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=652.3;実測値652.3.
実施例75a及び実施例75b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000278
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例72a及び実施例72bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例75a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3640ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=684.3;実測値684.3.
実施例75b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3640ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=684.3;実測値684.3.
実施例76a及び実施例76b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000279
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、施例72a及び実施例72bのステップ4に記載の手順に従い調製した。
実施例76a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3743ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=697.3;実測値697.4.
実施例76b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3743ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=697.3;実測値697.4.
実施例77a及び実施例77b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000280
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000281
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例17a及び実施例17bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C4251ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=785.4;実測値785.4.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000282
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3235ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=601.3;実測値601.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3235ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=601.3;実測値601.4.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
2-フルオロアクリル酸(0.81mg、8.97μmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)(6.2mg、7.48μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(3.7mg、9.7μmol)及びDIEA(6.5μl、0.037mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例77a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3536ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=673.3;実測値673.3.H NMR (500 MHz, DMSO-d) δ 8.50 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 5.76 (m, 1H), 5.37 - 5.28 (m, 2H), 5.01 (m, 1H), 4.85 (m, 2H), 4.28 (m, 1H), 3.92 (m, 1H), 3.70-3.52 (2H), 3.48 (m, 1H), 3.33 - 3.21 (m, 2H), 3.02 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.39 - 2.27 (m, 5H), 2.11 (s, 3H), 2.05 (m, 3H).
実施例77b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3536ClF (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=673.3;実測値673.3.
実施例78a及び実施例78b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000283
この化合物は、2-フルオロアクリル酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例77a及び実施例77bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例78a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3637ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=667.3;実測値667.3.
実施例78b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3637ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=667.3;実測値667.3.
実施例79a及び実施例79b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000284
この化合物は、2-フルオロアクリル酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例77a及び実施例77bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例79a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3741ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=699.3;実測値699.3.
実施例79b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3741ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=699.3;実測値699.3.
実施例80a及び実施例80b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000285
この化合物は、2-フルオロアクリル酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例77a及び実施例77bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例80a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3844ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=712.3;実測値712.4.
実施例80b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3844ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=712.3;実測値712.4.
実施例81a及び実施例81b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000286
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000287
この化合物は、(2S,4S)-4-(7-ブロモ-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例58a及び実施例58bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C4252ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=784.4;実測値784.5.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000288
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例3a及び実施例3bのステップ20に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3236ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=600.3;実測値600.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3236ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=600.3;実測値600.4.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
2-フルオロアクリル酸(0.91mg、10.1μmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー2ピーク2)(7.0mg、8.5μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(4.0mg、10.6μmol)及びDIEA(5.9μl、0.034mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的ジアステレオマー1を得た。
ジアステレオマー2は、2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(前ステップのジアステレオマー1ピーク1)を使用して同様の方法で合成した。
実施例81a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3537ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.3;実測値672.4.H NMR (600 MHz, DMSO-d) δ 8.34 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 5.71 (m, 1H), 5.39 (m, 2H), 5.35-3.50 (m, 8H), 3.28 (m, 1H), 2.82 (s, 6H), 2.47 (s, 3H), 2.31 (m, 4H), 2.06 (s, 3H), 1.68 (s, 3H).
実施例81b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3537ClFO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=672.3;実測値672.4.
実施例82a及び実施例82b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000289
この化合物は、2-フルオロアクリル酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実実施例81a及び実施例81bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例82a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3638ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
実施例82b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3638ClFNO (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
実施例83a及び実施例83b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000290
この化合物は、2-フルオロアクリル酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例81a及び実施例81bのステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例83a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3742ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=698.3;実測値698.4.H NMR (600 MHz, DMSO-d) δ 8.35 (m, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 6.78 - 6.71 (m, 2H), 5.68 (m, 1H), 5.27 (s, 0.5H), 4.89 (s, 0.5H), 4.68-4.20 (m, 5H), 4.10 (m, 2H), 3.71- 3.44 (m, 1H), 3.33 (s, 3H), 3.29 - 3.18 (m, 2H), 2.82 (s, 6H), 2.47 (s, 3H), 2.27 (m, 3H), 2.18 (s, 3H), 2.18 - 2.13 (m, 1H), 1.68 (s, 3H).
実施例83b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3742ClFN (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=698.3;実測値698.4.
実施例84a及び実施例84b.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000291
この化合物は、2-フルオロアクリル酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例81a及び実施例81b.のステップ3に記載の手順に従い調製した。
実施例84a.ジアステレオマー1.ピーク1.C3845ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=711.3;実測値711.4.
実施例84b.ジアステレオマー2.ピーク2.C3845ClFN10O (M+H)に対するLCMS計算値:m/z=711.3;実測値711.4.
実施例85.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000292
ステップ1.(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2023522202000293
この化合物は、(2S,4S)-2-(シアノメチル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例67a及び実施例67bのステップ1に記載の手順に従い調製した。C3942ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=731.3, 733.3;実測値731.4, 733.4.
ステップ2.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000294
この化合物は、(2S,4S)-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを(2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルに置き換えて、実施例21a及び実施例21bのステップ4に記載の手順に従い調製した。C3434ClFNO (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=631.2, 633.2;実測値631.3, 633.3.
ステップ3.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸(1.2mg、0.011mmol)と2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(8.0mg、9.31μmol)のDMF(1.0ml)溶液に、HATU(4.4mg、0.012mmol)及びDIEA(8.2μl、0.047mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をメタノール及び1N HCl(0.1mL)で希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、0.1%TFA含有アセトニトリル/水の勾配で溶出、流速60mL/分)を使用して精製し、目的生成物を得た(2.0mg、30%)。C3837Cl (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=717.2, 719.2;実測値717.2, 719.2.
実施例86.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000295
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を2-フルオロアクリル酸に置き換えて、実施例85のステップ3に記載の手順に従い調製した。C3735Cl (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=703.2, 705.2;実測値703.2, 705.2.
実施例87.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000296
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例85のステップ3に記載の手順に従い調製した。C3836ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=697.2, 699.2;実測値697.2, 699.2.
実施例88.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000297
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸に置き換えて、実施例85のステップ3に記載の手順に従い調製した。C3940ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=729.2, 731.2;実測値729.2, 731.2.
実施例89.2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000298
この化合物は、(E)-4-フルオロブタ-2-エン酸を(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸塩酸塩に置き換えて、実施例85のステップ3に記載の手順に従い調製した。C4043ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=742.3, 744.3;実測値742.3, 744.3.
実施例90a及び実施例90b.2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル
Figure 2023522202000299
この化合物は、(E)-4-メトキシブタ-2-エン酸をブタ-2-イン酸に置き換えて、実施例47a及び実施例47bのステップ9に記載の手順に従い調製した。
ジアステレオマー1.ピーク1.C3738ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
ジアステレオマー2.ピーク2.C3738ClFN (M+H)に対するLC-MS計算値:m/z=666.3;実測値666.4.
実施例A.GDP-GTP交換アッセイ。
例示された化合物の阻害剤の効力を、蛍光ベースのグアニンヌクレオチド交換アッセイで判定し、これは、SOS1(グアニンヌクレオチド交換因子)の存在下でKRASの活性状態を生成するためのGppNHp(非加水分解性GTP類似体)に対するボディピー-GDP(蛍光標識GDP)の交換を測定するものであった。阻害剤をDMSO中で連続希釈し、0.1μLの容量を、黒色の低容量の384ウェルプレートのウェルに移動させた。アッセイ緩衝液(25mM Hepes pH7.5、50mM NaCl、10mM MgCl2及び0.01% Brij-35)で5nMに希釈したボディピーロードKRAS G12Cの5μL/ウェルの容量を、プレートに添加し、周囲温度で2時間阻害剤とプレインキュベートした。適切な対照(阻害剤を含まないかまたはG12C阻害剤(AMG-510)を含む酵素)がプレートに含まれていた。交換を、アッセイ緩衝液中に1mM GppNHp及び300nM SOS1を含む5μL/ウェルの容量を添加することによって開始した。ボディピーロードKRAS G12C、GppNHp、及びSOS1の10μL/ウェルの反応濃度はそれぞれ、2.5nM、500uM、及び150nMであった。反応プレートを周囲温度で2時間インキュベートし、この2時間は、阻害剤非存在下でGDP-GTP交換が完了することが推測される時間であった。KRAS G12D及びG12V変異体に関しては、類似のグアニンヌクレオチド交換アッセイを使用し、ボディピーロードKRASタンパク質に関しては2.5nMを最終濃度とし、G12D及びG12Vに関してはGppNHp-SOS1混合物を添加後それぞれ4時間及び3時間インキュベートした。G12D変異体に選択的に結合することが記載されている環式ペプチド(Sakamoto et al.,BBRC 484.3(2017),605-611)または結合が確認された内部化合物を、アッセイプレートにおいて陽性対照として使用した。蛍光強度を、485nmで励起し520nmで放出するPheraStarプレートリーダー機器(BMG Labtech)で測定した。
GraphPadプリズムまたはXLfitのいずれかを使用してデータを分析した。IC50値は、データを、可変Hill係数を有するシグモイド用量反応曲線値を生成する4パラメーターロジスティック式にフィッティングさせることによって導き出した。プリズム式:Y=底値+(頂点-底値)/(1+10^((LogIC50-X)*ヒル勾配));XL適合式:Y=(A+((B-A)/(1+((X/C)^D))))、ここで、Xは阻害剤濃度の対数であり、Yは応答である。
KRAS_G12C交換アッセイのIC50データ及びKRAS_G12C pERKアッセイのIC50データを以下の表1に提供する。記号「†」はIC50≦100nMを示し、「††」はIC50が>100nMであるが、≦1μMであることを示し;「†††」はIC50が>1μMであるが、≦5μMであることを示す。「NA」はIC50が得られなかったことを示す。
Figure 2023522202000300
Figure 2023522202000301
Figure 2023522202000302
KRAS_G12D及びG12V交換アッセイのIC50データを以下の表2に提供する。記号「†」はIC50≦100nMを示し、「††」はIC50が>100nMであるが、≦1μMであることを示し;「†††」はIC50が>1μMであるが、≦5μMであることを示し、「††††」はIC50が>5μMであるが、≦10μMであることを示す。「NA」はIC50が得られなかったことを示す。
Figure 2023522202000303
実施例B:発光生存率アッセイ
MIA PaCa-2(KRAS G12C;ATCC(登録商標)CRL-1420)、A427(KRAS G12D;ATCC(登録商標)HTB53)及びNCI-H838(KRAS WT;ATCC(登録商標)CRL-5844)細胞を、10%FBS(Gibco/Life Technologies)が補充されたRPMI 1640培地中で培養する。細胞を、底が黒色で透明な96ウェルGreiner組織培養プレート中に播種し(5×10細胞/ウェル/50μL)、37℃、5%COで一晩培養する。一晩培養後、1ウェルあたり50μLの連続希釈された被検化合物(最終濃度の2倍)をプレートに添加し、3日間インキュベートする。アッセイの最後に、CellTiter-Glo試薬(Promega)100μL/ウェルを添加する。TopCount(PerkinElmer)を用いて発光を15分後に読み取る。IC50の判定は、GraphPadプリズム7ソフトウェアを使用して、パーセント阻害対阻害剤濃度の対数の曲線をフィッティングさせることによって行う。
実施例C:細胞pERK HTRFアッセイ
MIA PaCa-2(KRAS G12C;ATCC(登録商標)CRL-1420)、A427(KRAS G12D;ATCC(登録商標)HTB53)、HPAF-II(KRAS G12D;ATCC(登録商標)CRL-1997)及びNCI-H838(KRAS WT;ATCC(登録商標)CRL-5844)細胞をATCCから購入し、10%FBS(Gibco/Life Technologies)が補充されたRPMI 1640培地中で維持する。細胞を、Greiner 384ウェルの低容量の平らな底面の組織培養処理白色プレート中に、1ウェル(8μL)あたり5000細胞でプレーティングし、37℃、5%COで一晩インキュベートする。翌朝、被検化合物原液を、培地で最終濃度の3倍に希釈し、4μLを細胞に添加する。プレートを、室温で30秒間(250rpm)穏やかに回転させることによって混合する。細胞をKRAS G12C及びG12D化合物と37℃、5%COでそれぞれ4時間または2時間
インキュベートする。
ブロッキング試薬(1:25)(Cisbio)を含む4倍の溶解緩衝液4μLを各ウェルに添加し、プレートを、室温で30分間徐々に回転させる(300rpm)。1ウェルあたり4μLのCisbio抗Phospho-ERK1/2d2を抗Phospho-ERK1/2クリプテート(1:1)と混合し、各ウェルに添加し、回転することによって混合し、暗所、室温で一晩インキュベートする。プレートを、665nm及び620nmの波長においてPherastarプレートリーダーで読み取る。IC50判定を、GraphPadプリズム7ソフトウェアを使用して阻害剤パーセント阻害対阻害剤濃度の対数の曲線をフィッティングすることによって行う。
実施例D:全血pERK1/2 HTRFアッセイ
MIA PaCa-2細胞(KRAS G12C;ATCC(登録商標)CRL-1420)及びHPAF-II(KRAS G12D;ATCC(登録商標)CRL-1997)を、10%FBS(Gibco/Life Technologies)を含むRPMI 1640中で維持する。細胞を、96ウェル組織培養プレート(Corning、#3596)中に1ウェルあたり25000細胞で培地100μL中に播種し、37℃、5%COで2日間培養し、その結果、アッセイ開始時におよそ80%のコンフルエントになるようにする。全血を、96ウェルプレート中の化合物(DMSO中で調整した)の1μLドットに添加し、上下にピペッティングすることによって徐々に混合し、その結果、血液中の化合物の濃度が所望の濃度の1倍となるようにする。培地を細胞から吸引し、G12CまたはG12D化合物を含む1ウェルあたり50μLの全血を添加し、37℃、5%COでそれぞれ4または2時間インキュベートする。血液を廃棄後、プレートを、PBSをウェルの側面に添加することによって優しく2回洗浄し、PBSをプレートからペーパータオルに廃棄し、プレートをタッピングして水気を十分に切る。次いで、ブロッキング試薬(1:25)(Cisbio)を含む1倍の溶解緩衝液#1(Cisbio)50μL/ウェルを添加し、振とう(250rpm)しながら室温で30分間インキュベートする。溶解後、溶解物16μLを、Assist Plus(Integra Biosciences,NH)を使用して384ウェルGreiner小容量白色プレート中に移す。抗Phospho-ERK1/2d2と抗Phospho-ERK1/2クリプテート(Cisbio)との1:1の混合物4μLを、Assist Plusを使用してウェルに添加し、暗所、室温で一晩インキュベートする。プレートを、665nm及び620nmの波長においてPherastarプレートリーダーで読み取る。IC50判定を、GraphPadプリズム7ソフトウェアを使用して阻害剤パーセント阻害対阻害剤濃度の対数の曲線をフィッティングすることによって行う。
実施例E:Ras活性化Elisa
96ウェルRas活性化ELISAキット(Cell Biolabs Inc;#STA441)は、96ウェルプレートに結合したRaf1 RBD(Rho結合ドメイン)を使用して細胞溶解物からRasの活性形態を選択的にプルダウンする。次いで、捕捉したGTP-Rasをpan-Ras抗体及びHRPコンジュゲート二次抗体によって検出する。
MIA PaCa-2細胞(KRAS G12C;ATCC(登録商標)CRL-1420)及びHPAF-II(KRAS G12D;ATCC(登録商標)CRL-1997)を、10%FBS(Gibco/Life Technologies)を含むRPMI 1640中で維持する。細胞を、96ウェル組織培養プレート(Corning、#3596)中に1ウェルあたり25000細胞で培地100μL中に播種し、37℃、5%COで2日間培養し、その結果、アッセイ開始時におよそ80%のコンフルエントになるようにする。細胞を化合物で37℃、5%COで2時間または一晩のいずれかで処理する。採取時に、細胞をPBSで洗浄し、水気を十分に切り、次いで、Halt Protease及びホスファターゼ阻害剤(1:100)を添加し、1倍の溶解緩衝液(キットによって提供される)50μLで氷上で1時間溶解する。
Raf-1 RBDを、アッセイ希釈剤(キットにおいて提供される)中で1:500に希釈し、希釈したRaf-1 RBD100μLを、Raf-1 RBD捕捉プレートの各ウェルに添加する。プレートをプレート密封フィルムで覆い、室温で1時間オービタルシェーカーでインキュベートする。プレートを、各洗浄の間に十分吸引しながら、1ウェルあたり1倍の洗浄緩衝液250μLで3回洗浄する。Ras溶解物試料(10~100μg)50μLを1ウェルあたり2回繰り返して添加する。「細胞溶解物なし」の対照を2つのウェル中に添加して、バックグラウンドを判定する。アッセイ希釈剤50μLを全てのウェルに、各ウェルにただちに添加し、プレートを室温で1時間オービタルシェーカーでインキュベートする。プレートを、各洗浄の間に十分吸引しながら、1ウェルあたり1倍の洗浄緩衝液250μLで5回洗浄する。希釈した抗pan-Ras抗体100μLを各ウェルに添加し、プレートを室温で1時間オービタルシェーカーでインキュベートする。プレートを前述のように5回洗浄する。希釈した二次抗体、HRPコンジュゲート100μLを各ウェルに添加し、プレートを、室温で1時間オービタルシェーカーでインキュベートする。プレートを前述のように5回洗浄し、水気を十分に切る。化学発光試薬(キットにおいて提供される)100μLを、ブランクウェルを含む各ウェルに添加する。プレートを、室温で5分間オービタルシェーカーでインキュベートしてから、各マイクロウェルの発光をプレート照度計で読み取る。%阻害を、「溶解物対照なし」のバックグラウンドレベルを全ての値から減算した後に、DMSO対照ウェルに対して計算する。IC50判定を、GraphPadプリズム7ソフトウェアを使用して阻害剤パーセント阻害対阻害剤濃度の対数の曲線をフィッティングすることによって行う。
実施例F:RAS-RAF及びPI3K-AKT経路の阻害
化合物の細胞効力を、KRAS下流エフェクター細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)、リボソームS6キナーゼ(RSK)、AKT(プロテインキナーゼBとしても知られている、PKB)及び下流基質S6リボソームタンパク質のリン酸化を測定することによって判定した。
リン酸化された細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)、リボソームS6キナーゼ(RSK)、AKT及びS6リボソームタンパク質を測定するために、細胞(生成された細胞株及びデータのタイプに関する詳細は、表4でさらに詳述する)を、Corning 96ウェル組織培養処理プレート中の、10%FBSを4×10細胞/ウェルで含むRPMI培地中で一晩播種した。翌日、細胞を、濃度範囲の被検化合物の存在下または非存在下で37°C、5%COで4時間インキュベートした。細胞をPBSで洗浄し、プロテアーゼ及びホスファターゼ阻害剤を含む1倍の溶解緩衝液(Cisbio)で溶解した。全タンパク質溶解物10μgに、SDS-PAGE及び免疫ブロット分析を行い、以下の抗体を使用した:リン-ERK1/2-Thr202/Tyr204(#9101L)、全-ERK1/2(#9102L)、リン光体-AKT-Ser473(#4060L)、リン-p90RSK-Ser380(#11989S)及びリン-S6リボソームタンパク質-Ser235/Ser236(#2211S)はCell Signaling Technologies(Danvers,MA)製である。
Figure 2023522202000304
実施例G:In vivo有効性試験
Mia-Paca-2ヒト膵臓癌細胞をAmerican Type Culture Collectionから得、10%FBSが補充されたRPMI培地中で維持した。有効性研究実験に関しては、5×10Mia-Paca-2細胞を6から8週齢のBALB/cヌードマウス(Charles River Laboratories,Wilmington,MA,USA)の右後側腹部に皮下接種した。腫瘍体積がおよそ150~250mm3であった場合、マウスを腫瘍体積ごとに無作為化し、化合物を経口で投与した。腫瘍体積を、式(L×W)/2を使用して計算し、ここで、L及びWはそれぞれ、長さ及び幅の寸法を指す。腫瘍成長阻害を、式(1-(V/V))×100を使用して計算し、ここで、Vは、処置最終日の処置群の腫瘍体積であり、Vは処置最終日の対照群の腫瘍体積である。ダネットの多重比較試験を用いた二元配置分散分析を使用して、処置群間の統計的差異を判定する(GraphPadプリズム)。マウスを、1ケージあたり10~12匹の動物で飼育し、食事を豊富に与え、12時間の明/暗サイクルに曝露させた。腫瘍体積が限界(体重の10%)を超えたマウスを、CO吸入によって安楽死させた。動物を、Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care,Internationalによって完全に認定を受けたバリア施設中で維持した。手順の全てを、US Public Service Policy on Human Care and Use of Laboratory Animals and with Incyte Animal Care and Use Committee Guidelinesに従って行った。
本明細書において記載されるものに加えて本発明の様々な改変は、前述の説明から当業者であれば明らかであろう。そのような改変はまた、添付の特許請求の範囲の範囲内に入ることが意図される。限定するものではないが、本出願において挙げられる全ての特許、特許出願、及び刊行物を含む各参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする。

Claims (56)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2023522202000305
    またはその薬学的に許容される塩
    (式中、

    Figure 2023522202000306
    は、独立して単結合または二重結合を表し;
    XはNまたはCRであり;
    YはNまたはCであり;
    は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、S(O)NRc1d1、及びBRh1i1から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)Rb2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、S(O)NRc2d2、及びBRh2i2から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~10員のヘテロシクロアルキル及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、C(=NRe3)Rb3、C(=NORa3)Rb3、C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)Rb3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、S(O)NRc3d3、及びBRh3i3から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000307
    が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
    は、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、S(O)NRc4d4、及びBRh4i4から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記4~6員のヘテロシクロアルキル、前記フェニル、及び前記5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、C(=NRe5)Rb5、C(=NORa5)Rb5、C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)Rb5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、S(O)NRc5d5、及びBRh5i5から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000308
    が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
    Figure 2023522202000309
    が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、C(=NRe6)Rb6、C(=NORa6)Rb6、C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)Rb6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、S(O)NRc6d6、及びBRh6i6から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、C(=NRe7)Rb7、C(=NORa7)Rb7、C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)Rb7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7、S(O)NRc7d7、及びBRh7i7から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~14員のヘテロシクロアルキル及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~14員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、C(=NRe10)Rb10、C(=NORa10)Rb10、C(=NRe10)NRc10d10、NRc10C(=NRe10)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10、S(O)NRc10d10、及びBRh10i10から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R11は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11、S(O)NRc11d11、及びBRh11i11から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R12は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa12、SRa12、C(O)Rb12、C(O)NRc12d12、C(O)ORa12、OC(O)Rb12、OC(O)NRc12d12、NRc12d12、NRc12C(O)Rb12、NRc12C(O)ORa12、NRc12C(O)NRc12d12、NRc12S(O)Rb12、NRc12S(O)b12、NRc12S(O)NRc12d12、S(O)Rb12、S(O)NRc12d12、S(O)b12、S(O)NRc12d12、及びBRh12i12から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、C(=NRe20)Rb20、C(=NORa20)Rb20、C(=NRe20)NRc20d20、NRc20C(=NRe20)NRc20d20、NRc20S(O)Rb20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)Rb20、S(O)NRc20d20、S(O)b20、S(O)NRc20d20、及びBRh20i20から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)Rb21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)Rb21、S(O)NRc21d21、S(O)b21、S(O)NRc21d21、及びBRh21i21から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)Rb22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)Rb22、S(O)NRc22d22、S(O)b22、S(O)NRc22d22、及びBRh22i22から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R23は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa23、SRa23、C(O)Rb23、C(O)NRc23d23、C(O)ORa23、OC(O)Rb23、OC(O)NRc23d23、NRc23d23、NRc23C(O)Rb23、NRc23C(O)ORa23、NRc23C(O)NRc23d23、NRc23S(O)Rb23、NRc23S(O)b23、NRc23S(O)NRc23d23、S(O)Rb23、S(O)NRc23d23、S(O)b23、S(O)NRc23d23、及びBRh23i23から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R24は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa24、SRa24、C(O)Rb24、C(O)NRc24d24、C(O)ORa24、OC(O)Rb24、OC(O)NRc24d24、NRc24d24、NRc24C(O)Rb24、NRc24C(O)ORa24、NRc24C(O)NRc24d24、NRc24S(O)Rb24、NRc24S(O)b24、NRc24S(O)NRc24d24、S(O)Rb24、S(O)NRc24d24、S(O)b24、S(O)NRc24d24、及びBRh24i24から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)Rb30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)Rb30、S(O)NRc30d30、S(O)b30、S(O)NRc30d30、及びBRh30i30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)Rb31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)Rb31、S(O)NRc31d31、S(O)b31、S(O)NRc31d31、及びBRh31i31から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R32は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)Rb32、NRc32S(O)b32、NRc32S(O)NRc32d32、S(O)Rb32、S(O)NRc32d32、S(O)b32、S(O)NRc32d32、及びBRh32i32から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)Rb50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)Rb50、S(O)NRc50d50、S(O)b50、S(O)NRc50d50、及びBRh50i50から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R51は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、SRa51、C(O)Rb51、C(O)NRc51d51、C(O)ORa51、OC(O)Rb51、OC(O)NRc51d51、NRc51d51、NRc51C(O)Rb51、NRc51C(O)ORa51、NRc51C(O)NRc51d51、NRc51S(O)Rb51、NRc51S(O)b51、NRc51S(O)NRc51d51、S(O)Rb51、S(O)NRc51d51、S(O)b51、S(O)NRc51d51、及びBRh51i51から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R52は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa52、SRa52、C(O)Rb52、C(O)NRc52d52、C(O)ORa52、OC(O)Rb52、OC(O)NRc52d52、NRc52d52、NRc52C(O)Rb52、NRc52C(O)ORa52、NRc52C(O)NRc52d52、NRc52S(O)Rb52、NRc52S(O)b52、NRc52S(O)NRc52d52、S(O)Rb52、S(O)NRc52d52、S(O)b52、S(O)NRc52d52、及びBRh52i52から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)Rb60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)Rb60、S(O)NRc60d60、S(O)b60、S(O)NRc60d60、及びBRh60i60から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R61は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa61、SRa61、C(O)Rb61、C(O)NRc61d61、C(O)ORa61、OC(O)Rb61、OC(O)NRc61d61、NRc61d61、NRc61C(O)Rb61、NRc61C(O)ORa61、NRc61C(O)NRc61d61、NRc61S(O)Rb61、NRc61S(O)b61、NRc61S(O)NRc61d61、S(O)Rb61、S(O)NRc61d61、S(O)b61、S(O)NRc61d61、及びBRh61i61から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R62から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R62は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa62、SRa62、C(O)Rb62、C(O)NRc62d62、C(O)ORa62、OC(O)Rb62、OC(O)NRc62d62、NRc62d62、NRc62C(O)Rb62、NRc62C(O)ORa62、NRc62C(O)NRc62d62、NRc62S(O)Rb62、NRc62S(O)b62、NRc62S(O)NRc62d62、S(O)Rb62、S(O)NRc62d62、S(O)b62、S(O)NRc62d62、及びBRh62i62から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R70は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)Rb70、NRc70S(O)b70、NRc70S(O)NRc70d70、S(O)Rb70、S(O)NRc70d70、S(O)b70、S(O)NRc70d70、及びBRh70i70から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R71は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa71、SRa71、C(O)Rb71、C(O)NRc71d71、C(O)ORa71、OC(O)Rb71、OC(O)NRc71d71、NRc71d71、NRc71C(O)Rb71、NRc71C(O)ORa71、NRc71C(O)NRc71d71、NRc71S(O)Rb71、NRc71S(O)b71、NRc71S(O)NRc71d71、S(O)Rb71、S(O)NRc71d71、S(O)b71、S(O)NRc71d71、及びBRh71i71から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R72は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa72、SRa72、C(O)Rb72、C(O)NRc72d72、C(O)ORa72、OC(O)Rb72、OC(O)NRc72d72、NRc72d72、NRc72C(O)Rb72、NRc72C(O)ORa72、NRc72C(O)NRc72d72、NRc72S(O)Rb72、NRc72S(O)b72、NRc72S(O)NRc72d72、S(O)Rb72、S(O)NRc72d72、S(O)b72、S(O)NRc72d72、及びBRh72i72から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    a1、Rb1、Rc1、及びRd1はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc1及びRd1は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h1及びRi1はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh1及びRi1は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re2は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h2及びRi2はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh2及びRi2は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re3は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h3及びRi3はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh3及びRi3は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a4、Rb4、Rc4、及びRd4はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc4及びRd4は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h4及びRi4はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh4及びRi4は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re5は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h5及びRi5はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh5及びRi5は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re6は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h6及びRi6はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh6及びRi6は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re7は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h7及びRi7はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh7及びRi7は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re10は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h10及びRi10はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh10及びRi10は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a11、Rb11、Rc11、及びRd11はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R12から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc11及びRd11は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R12から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h11及びRi11はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh11及びRi11は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a12、Rb12、Rc12、及びRd12はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    h12及びRi12はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh12及びRi12は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re20は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h20及びRi20はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh20及びRi20は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h21及びRi21はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh21及びRi21は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h22及びRi22はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh22及びRi22は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a23、Rb23、Rc23、及びRd23はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R24から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc23及びRd23は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R24から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h23及びRi23はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh23及びRi23は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a24、Rb24、Rc24、及びRd24はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    h24及びRi24はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh24及びRi24は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h30及びRi30はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh30及びRi30は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h31及びRi31はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh31及びRi31は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a32、Rb32、Rc32、及びRd32はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    h32及びRi32はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh32及びRi32は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R51から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h50及びRi50はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh50及びRi50は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a51、Rb51、Rc51、及びRd51はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc51及びRd51は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R52から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h51及びRi51はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh51及びRi51は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a52、Rb52、Rc52、及びRd52はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    h52及びRi52はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか;あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh52及びRi52は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h60及びRi60はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh60及びRi60は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a61、Rb61、Rc61、及びRd61はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R62から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc61及びRd61は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R62から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h61及びRi61はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh61及びRi61は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a62、Rb62、Rc62、及びRd62はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc62及びRd62は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h62及びRi62はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh62及びRi62は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a70、Rb70、Rc70、及びRd70はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc70及びRd70は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R71から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h70及びRi70はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh70及びRi70は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a71、Rb71、Rc71、及びRd71はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R72から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc71及びRd71は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R72から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h71及びRi71はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh71及びRi71は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a72、Rb72、Rc72、及びRd72はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    h72及びRi72はそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh72及びRi72は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Rは、D、OH、NO、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~2アルキレン、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、チオ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルフィニル、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1~6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択され;
    ただし、
    Figure 2023522202000310
    が二重結合であり、YがNである場合、Cyは、3,5-ジメチルイソオキサゾール4-イル以外のものである)。

  2. Figure 2023522202000311
    が、独立して単結合または二重結合を表し;
    XがNまたはCRであり;
    YがNまたはCであり;
    が、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、S(O)NRc1d1、及びBRh1i1から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)Rb2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、S(O)NRc2d2、及びBRh2i2から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Cyが、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~10員のヘテロシクロアルキル及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、C(=NRe3)Rb3、C(=NORa3)Rb3、C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)NRc3d3、NRc3C(=NRe3)Rb3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、S(O)NRc3d3、及びBRh3i3から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000312
    が単結合であり、YがCである場合、YRは、C=O及びC=Sから選択され;
    が、H、D、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、OC(O)Rb4、OC(O)NRc4d4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4C(O)NRc4d4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、S(O)NRc4d4、及びBRh4i4から選択され;
    が、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、C(=NRe5)Rb5、C(=NORa5)Rb5、C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)NRc5d5、NRc5C(=NRe5)Rb5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、S(O)NRc5d5、及びBRh5i5から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000313
    が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
    Figure 2023522202000314
    が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
    が、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、C(=NRe6)Rb6、C(=NORa6)Rb6、C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)NRc6d6、NRc6C(=NRe6)Rb6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、S(O)NRc6d6、及びBRh6i6から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、C(=NRe7)Rb7、C(=NORa7)Rb7、C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)NRc7d7、NRc7C(=NRe7)Rb7、NRc7S(O)Rb7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)Rb7、S(O)NRc7d7、S(O)b7、S(O)NRc7d7、及びBRh7i7から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Cyが、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~14員のヘテロシクロアルキル及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~14員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R10が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、C(=NRe10)Rb10、C(=NORa10)Rb10、C(=NRe10)NRc10d10、NRc10C(=NRe10)NRc10d10、NRc10S(O)Rb10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)Rb10、S(O)NRc10d10、S(O)b10、S(O)NRc10d10、及びBRh10i10から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R11が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa11、SRa11、C(O)Rb11、C(O)NRc11d11、C(O)ORa11、OC(O)Rb11、OC(O)NRc11d11、NRc11d11、NRc11C(O)Rb11、NRc11C(O)ORa11、NRc11C(O)NRc11d11、NRc11S(O)Rb11、NRc11S(O)b11、NRc11S(O)NRc11d11、S(O)Rb11、S(O)NRc11d11、S(O)b11、S(O)NRc11d11、及びBRh11i11から独立して選択され;
    各R20が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、C(=NRe20)Rb20、C(=NORa20)Rb20、C(=NRe20)NRc20d20、NRc20C(=NRe20)NRc20d20、NRc20S(O)Rb20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)Rb20、S(O)NRc20d20、S(O)b20、S(O)NRc20d20、及びBRh20i20から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R21が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)Rb21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)Rb21、S(O)NRc21d21、S(O)b21、S(O)NRc21d21、及びBRh21i21から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R22が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)Rb22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)Rb22、S(O)NRc22d22、S(O)b22、S(O)NRc22d22、及びBRh22i22から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R23が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa23、SRa23、C(O)Rb23、C(O)NRc23d23、C(O)ORa23、OC(O)Rb23、OC(O)NRc23d23、NRc23d23、NRc23C(O)Rb23、NRc23C(O)ORa23、NRc23C(O)NRc23d23、NRc23S(O)Rb23、NRc23S(O)b23、NRc23S(O)NRc23d23、S(O)Rb23、S(O)NRc23d23、S(O)b23、S(O)NRc23d23、及びBRh23i23から独立して選択され;
    各R30が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)Rb30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)Rb30、S(O)NRc30d30、S(O)b30、S(O)NRc30d30、及びBRh30i30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R31が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)Rb31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)Rb31、S(O)NRc31d31、S(O)b31、S(O)NRc31d31、及びBRh31i31から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R32が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa32、SRa32、C(O)Rb32、C(O)NRc32d32、C(O)ORa32、OC(O)Rb32、OC(O)NRc32d32、NRc32d32、NRc32C(O)Rb32、NRc32C(O)ORa32、NRc32C(O)NRc32d32、NRc32S(O)Rb32、NRc32S(O)b32、NRc32S(O)NRc32d32、S(O)Rb32、S(O)NRc32d32、S(O)b32、S(O)NRc32d32、及びBRh32i32から独立して選択され;
    各R50が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)Rb50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)Rb50、S(O)NRc50d50、S(O)b50、S(O)NRc50d50、及びBRh50i50から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R51が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C6~10アリール、5~6員のヘテロアリール、4~7員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa51、SRa51、C(O)Rb51、C(O)NRc51d51、C(O)ORa51、OC(O)Rb51、OC(O)NRc51d51、NRc51d51、NRc51C(O)Rb51、NRc51C(O)ORa51、NRc51C(O)NRc51d51、NRc51S(O)Rb51、NRc51S(O)b51、NRc51S(O)NRc51d51、S(O)Rb51、S(O)NRc51d51、S(O)b51、S(O)NRc51d51、及びBRh51i51から独立して選択され;
    各R60が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)Rb60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)Rb60、S(O)NRc60d60、S(O)b60、S(O)NRc60d60、及びBRh60i60から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R61が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa61、SRa61、C(O)Rb61、C(O)NRc61d61、C(O)ORa61、OC(O)Rb61、OC(O)NRc61d61、NRc61d61、NRc61C(O)Rb61、NRc61C(O)ORa61、NRc61C(O)NRc61d61、NRc61S(O)Rb61、NRc61S(O)b61、NRc61S(O)NRc61d61、S(O)Rb61、S(O)NRc61d61、S(O)b61、S(O)NRc61d61、及びBRh61i61から独立して選択され;
    各R70が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa70、SRa70、C(O)Rb70、C(O)NRc70d70、C(O)ORa70、OC(O)Rb70、OC(O)NRc70d70、NRc70d70、NRc70C(O)Rb70、NRc70C(O)ORa70、NRc70C(O)NRc70d70、NRc70S(O)Rb70、NRc70S(O)b70、NRc70S(O)NRc70d70、S(O)Rb70、S(O)NRc70d70、S(O)b70、S(O)NRc70d70、及びBRh70i70から独立して選択され;
    a1、Rb1、Rc1、及びRd1がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc1及びRd1が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h1及びRi1がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh1及びRi1は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a2、Rb2、Rc2、及びRd2がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re2が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h2及びRi2がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh2及びRi2は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a3、Rb3、Rc3、及びRd3がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re3は、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    f3及びRj3がそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h3及びRi3がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh3及びRi3は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a4、Rb4、Rc4、及びRd4がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc4及びRd4は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h4及びRi4がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh4及びRi4は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a5、Rb5、Rc5、及びRd5がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re5が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h5及びRi5がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh5及びRi5が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a6、Rb6、Rc6、及びRd6がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re6が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h6及びRi6がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh6及びRi6が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a7、Rb7、Rc7、及びRd7がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R70から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re7が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h7及びRi7がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh7及びRi7が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a10、Rb10、Rc10、及びRd10がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R11から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re10が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h10及びRi10がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh10及びRi10が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a11、Rb11、Rc11、及びRd11がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc11及びRd11が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h11及びRi11がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh11及びRi11が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a20、Rb20、Rc20、及びRd20がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Re20が、H、CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルホニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルから独立して選択され;
    h20及びRi20がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh20及びRi20が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a21、Rb21、Rc21、及びRd21がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、Rから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、Rから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h21及びRi21がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh21及びRi21が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a22、Rb22、Rc22、及びRd22がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R23から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h22及びRi22がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh22及びRi22が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a23、Rb23、Rc23、及びRd23がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc23及びRd23が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h23及びRi23がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh23及びRi23は、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a30、Rb30、Rc30、及びRd30がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h30及びRi30がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh30及びRi30が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a31、Rb31、Rc31、及びRd31がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~6シクロアルキル、前記フェニル、前記5~6員のヘテロアリール、及び前記4~7員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R32から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R32から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h31及びRi31がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh31及びRi31が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a32、Rb32、Rc32、及びRd32がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    h32及びRi32がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh32及びRi32が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a50、Rb50、Rc50、及びRd50がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R51から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R51から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h50及びRi50がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh50及びRi50が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a51、Rb51、Rc51、及びRd51がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc51及びRd51が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h51及びRi51がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh51及びRi51が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a60、Rb60、Rc60、及びRd60がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R61から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h60及びRi60がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh60及びRi60が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a61、Rb61、Rc61、及びRd61がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc61及びRd61が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h61及びRi61がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh61及びRi61が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a70、Rb70、Rc70、及びRd70がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc70及びRd70が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    h70及びRi70がそれぞれ、OH、C1~6アルコキシ、及びC1~6ハロアルコキシから独立して選択されるか、あるいは、同じB原子に結合されている任意のRh70及びRi70が、それらが結合されている前記B原子と一緒になって、C1~6アルキル及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される5または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    各Rが、D、OH、NO、CN、ハロ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル-C1~2アルキレン、C1~6アルコキシ、C1~6ハロアルコキシ、C1~3アルコキシ-C1~3アルキル、C1~3アルコキシ-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルコキシ、HO-C1~3アルキル、シアノ-C1~3アルキル、HN-C1~3アルキル、アミノ、C1~6アルキルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノ、チオ、C1~6アルキルチオ、C1~6アルキルスルフィニル、C1~6アルキルスルホニル、カルバミル、C1~6アルキルカルバミル、ジ(C1~6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルボニルアミノ、C1~6アルコキシカルボニルアミノ、C1~6アルキルカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルオキシ、C1~6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1~6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1~6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1~6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1~6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1~6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. 前記式Iの化合物が、式Iaの化合物:
    Figure 2023522202000315
    またはその薬学的に許容される塩
    (式中、
    YはNまたはCであり;
    は、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから選択され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Cyは、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び6~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~10員のヘテロシクロアルキル及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリール及び4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORf3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、OC(O)Rb3、OC(O)NRc3d3、NRc3j3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3C(O)NRc3d3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、OC(O)Rb5、OC(O)NRc5d5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5C(O)NRc5d5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)b5、及びS(O)NRc5d5から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000316
    が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
    Figure 2023522202000317
    が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、OC(O)Rb6、OC(O)NRc6d6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6C(O)NRc6d6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    は、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa7、SRa7、C(O)Rb7、C(O)NRc7d7、C(O)ORa7、OC(O)Rb7、OC(O)NRc7d7、NRc7d7、NRc7C(O)Rb7、NRc7C(O)ORa7、NRc7C(O)NRc7d7、NRc7S(O)b7、NRc7S(O)NRc7d7、S(O)b7、及びS(O)NRc7d7から選択され;
    Cyは、C3~10シクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから選択され、前記4~14員のヘテロシクロアルキル及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、5~10員のヘテロアリール及び4~14員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C3~10シクロアルキル、前記4~14員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R10は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa10、SRa10、C(O)Rb10、C(O)NRc10d10、C(O)ORa10、OC(O)Rb10、OC(O)NRc10d10、NRc10d10、NRc10C(O)Rb10、NRc10C(O)ORa10、NRc10C(O)NRc10d10、NRc10S(O)b10、NRc10S(O)NRc10d10、S(O)b10、及びS(O)NRc10d10から独立して選択され;
    各R20は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa20、SRa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、C(O)ORa20、OC(O)Rb20、OC(O)NRc20d20、NRc20d20、NRc20C(O)Rb20、NRc20C(O)ORa20、NRc20C(O)NRc20d20、NRc20S(O)b20、NRc20S(O)NRc20d20、S(O)b20、及びS(O)NRc20d20から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R21は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa21、SRa21、C(O)Rb21、C(O)NRc21d21、C(O)ORa21、OC(O)Rb21、OC(O)NRc21d21、NRc21d21、NRc21C(O)Rb21、NRc21C(O)ORa21、NRc21C(O)NRc21d21、NRc21S(O)b21、NRc21S(O)NRc21d21、S(O)b21、及びS(O)NRc21d21から独立して選択され;
    各R22は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa22、SRa22、C(O)Rb22、C(O)NRc22d22、C(O)ORa22、OC(O)Rb22、OC(O)NRc22d22、NRc22d22、NRc22C(O)Rb22、NRc22C(O)ORa22、NRc22C(O)NRc22d22、NRc22S(O)b22、NRc22S(O)NRc22d22、S(O)b22、及びS(O)NRc22d22から独立して選択され;
    各R30は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa30、SRa30、C(O)Rb30、C(O)NRc30d30、C(O)ORa30、OC(O)Rb30、OC(O)NRc30d30、NRc30d30、NRc30C(O)Rb30、NRc30C(O)ORa30、NRc30C(O)NRc30d30、NRc30S(O)b30、NRc30S(O)NRc30d30、S(O)b30、及びS(O)NRc30d30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、前記5~10員のヘテロアリール、前記C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、前記4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、前記C6~10アリール-C1~3アルキレン、及び前記5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレンはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
    各R31は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa31、SRa31、C(O)Rb31、C(O)NRc31d31、C(O)ORa31、OC(O)Rb31、OC(O)NRc31d31、NRc31d31、NRc31C(O)Rb31、NRc31C(O)ORa31、NRc31C(O)NRc31d31、NRc31S(O)b31、NRc31S(O)NRc31d31、S(O)b31、及びS(O)NRc31d31から独立して選択され;
    各R50は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa50、SRa50、C(O)Rb50、C(O)NRc50d50、C(O)ORa50、OC(O)Rb50、OC(O)NRc50d50、NRc50d50、NRc50C(O)Rb50、NRc50C(O)ORa50、NRc50C(O)NRc50d50、NRc50S(O)b50、NRc50S(O)NRc50d50、S(O)b50、及びS(O)NRc50d50から独立して選択され;
    各R60は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、C3~10シクロアルキル-C1~3アルキレン、4~10員のヘテロシクロアルキル-C1~3アルキレン、C6~10アリール-C1~3アルキレン、5~10員のヘテロアリール-C1~3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa60、SRa60、C(O)Rb60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、OC(O)Rb60、OC(O)NRc60d60、NRc60d60、NRc60C(O)Rb60、NRc60C(O)ORa60、NRc60C(O)NRc60d60、NRc60S(O)b60、NRc60S(O)NRc60d60、S(O)b60、及びS(O)NRc60d60から独立して選択され;
    a2、Rb2、Rc2、及びRd2はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc2及びRd2は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R22から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a3、Rb3、Rc3、及びRd3はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRd3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    f3及びRj3はそれぞれ、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a5、Rb5、Rc5、及びRd5はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a6、Rb6、Rc6、及びRd6はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a7、Rb7、Rc7、及びRd7はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc7及びRd7は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a10、Rb10、Rc10、及びRd10はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc10及びRd10は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a20、Rb20、Rc20、及びRd20はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc20及びRd20は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R21から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a21、Rb21、Rc21、及びRd21はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc21及びRd21は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a22、Rb22、Rc22、及びRd22はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc22及びRd22は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a30、Rb30、Rc30、及びRd30はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で任意選択的に置換される4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a31、Rb31、Rc31、及びRd31はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、5~6員のヘテロアリール、及び4~7員のヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc31及びRd31は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a50、Rb50、Rc50、及びRd50はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a60、Rb60、Rc60、及びRd60はそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60は、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成する)である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. YがNまたはCであり;
    が、H、D、及びC1~6アルキルから選択され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa2、及びNRc2d2から選択され、前記C1~6アルキルが任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    Cyが、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、前記6~10員のヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C6~10アリール及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORf3、及びNRc3j3から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)NRc5d5、及びNRc5d5から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    Figure 2023522202000318
    が二重結合であり、YがNである場合、R及びRは存在せず;
    Figure 2023522202000319
    が二重結合であり、YがCである場合、Rは存在せず;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa6、及びNRc6d6から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
    Cyが、4~10員のヘテロシクロアルキルから選択され、前記4~10員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記4~10員のヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記4~10員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    各R10が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
    各R20が、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、及びNRc20d20から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    各R21が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
    各R22が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa22、及びNRc22d22から独立して選択され;
    各R30が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、C(O)NRc30d30、及びNRc30d30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    各R31が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
    各R50が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択され;
    各R60が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択され;
    a2、Rc2、及びRd2がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    各Rc3が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    f3及びRj3がそれぞれ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a5、Rc5、及びRd5がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc5及びRd5が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a6、Rc6、及びRd6がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc6及びRd6が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a10、Rc10、及びRd10がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a20、Rb20、Rc20、及びRd20がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    a21、Rc21、及びRd21がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a22、Rc22、及びRd22がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a30、Rc30、及びRd30がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a31、Rc31、及びRd31がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a50、Rc50、及びRd50がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc50及びRd50が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a60、Rc60、及びRd60がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc60及びRd60が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成する、請求項3に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. YがNまたはCであり;
    がHであり;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
    Cyが、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、前記6~10員のヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、前記C6~10アリール及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORf3、及びNRc3j3から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、及び前記4~10員のヘテロシクロアルキルはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
    Figure 2023522202000320
    が二重結合であり、YがNである場合、Rは存在せず;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
    が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され;
    Cyが、4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    各R10が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa10、及びNRc10d10から独立して選択され;
    各R20が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa20、C(O)Rb20、C(O)NRc20d20、及びNRc20d20から独立して選択され、前記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    各R21が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択され;
    各R30が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、C(O)NRc30d30、及びNRc30d30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    各R31が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa31、及びNRc31d31から独立して選択され;
    各Rc3が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    f3及びRj3がそれぞれ、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc3及びRj3が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R30から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a10、Rc10、及びRd10がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a20、Rb20、Rc20、及びRd20がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、及び前記C2~6アルキニルはそれぞれ任意選択的に、R21から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換され;
    a21、Rc21、及びRd21がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択され;
    a30、Rc30、及びRd30がそれぞれ、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及び5~10員のヘテロアリールから独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記C2~6アルケニル、前記C2~6アルキニル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されるか;
    あるいは、同じN原子に結合されている任意のRc30及びRd30が、それらが結合されている前記N原子と一緒になって、R31から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意選択的に置換される4、5、または6員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
    a31、Rc31、及びRd31がそれぞれ、H、C1~6アルキル、及びC1~6ハロアルキルから独立して選択される、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. 前記式Iの化合物が、式IIの化合物:
    Figure 2023522202000321
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  7. XがCRであり;
    が、Hから選択され;
    が、H、C1~3ハロアルキル、及びハロから選択され;
    Cyが、C10アリールであり、前記C10アリールは任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    が、H及び4~6員のヘテロシクロアルキルから選択され、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    がHであり;
    Figure 2023522202000322
    が二重結合であり、YがNであり、R及びRが存在せず;
    が、Hまたはハロから選択され;
    Cyが、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換され;
    各R10が、ORa10から独立して選択され;
    各R20が、C(O)Rb20から独立して選択され;
    各R30が、NRc30d30から独立して選択され;
    各Ra10が、H及びC1~3アルキルから独立して選択され;
    各Rb20が、C1~3アルキルまたはC2~4アルケニルであり;
    c30及びRd30がそれぞれ、C1~3アルキルから独立して選択される、請求項1~3に記載のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 前記式Iの化合物が、式IIIの化合物:
    Figure 2023522202000323
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  9. 前記式Iの化合物が、式IVの化合物:
    Figure 2023522202000324
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  10. 前記式Iの化合物が、式Vの化合物:
    Figure 2023522202000325
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  11. 前記式Iの化合物が、式VIの化合物:
    Figure 2023522202000326
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 前記式Iの化合物が、式VIIの化合物:
    Figure 2023522202000327
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1または2に記載の化合物。
  13. XがCRである、請求項1に記載の化合物。
  14. XがNである、請求項1に記載の化合物。
  15. Figure 2023522202000328
    が二重結合であり、YがNであり、R及びRが存在しない、請求項1、13、及び14のいずれか1項に記載の化合物。
  16. Figure 2023522202000329
    が二重結合であり、YがCであり、Rが存在しない、請求項1、13、及び14のいずれか1項に記載の化合物。
  17. が、H、D、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、ORa1、及びNRc1d1から選択される、請求項1、2、及び6~16に記載のいずれか1項に記載の化合物。
  18. がHである、請求項1~17のいずれか1項に記載の化合物。
  19. が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから選択され、前記C1~6アルキルは任意選択的に、R22から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1、2、及び6~18のいずれか1項に記載の化合物。
  20. 各R22が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、及びCNから独立して選択される、請求項1、2、及び6~19に記載のいずれか1項に記載の化合物。
  21. がハロである、請求項1~20のいずれか1項に記載の化合物。
  22. Cyが、C6~10アリール及び6~10員のヘテロアリールから選択され、前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN、O、及びSから独立して選択される1、2、3、または4個の環形成ヘテロ原子を有し、前記N及び前記Sは任意選択的に酸化され、6~10員のヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソによって任意選択的に置換されてカルボニル基を形成し、前記C6~10アリール及び前記6~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R10から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~21のいずれか1項に記載の化合物。
  23. Cyが、R10から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換されるC6~10アリールである、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物。
  24. Cyが、R10から独立して選択される1または2個の置換基で任意選択的に置換される6~10員のヘテロアリールである、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物。
  25. 10が、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びORa10から選択される、請求項1~22のいずれか1項に記載の化合物。
  26. が、H、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、及びORf3から選択され、前記4~10員のヘテロシクロアルキル及び前記C6~10アリールはそれぞれ任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~4及び6~25のいずれか1項に記載の化合物。
  27. が、H、4~6員のヘテロシクロアルキル、及びORf3から選択され、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R30から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~26のいずれか1項に記載の化合物。
  28. 各R30が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、4~6員のヘテロシクロアルキル、5~6員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa30、及びNRc30d30から独立して選択され、前記C1~6アルキル、前記4~6員のヘテロシクロアルキル、及び前記5~6員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R31から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~27のいずれか1項に記載の化合物。
  29. 各R31が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、及びCNから独立して選択される、請求項1~28のいずれか1項に記載の化合物。
  30. が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa5、C(O)NRc5d5、及びNRc5d5から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R50から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される、請求項1~29のいずれか1項に記載の化合物。
  31. がHである、請求項1~30のいずれか1項に記載の化合物。
  32. 各R50が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa50、及びNRc50d50から独立して選択される、請求項1~31のいずれか1項に記載の化合物。
  33. が、H、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa6、及びNRc6d6から選択され、前記C1~6アルキル、前記C3~10シクロアルキル、前記4~10員のヘテロシクロアルキル、前記C6~10アリール、及び前記5~10員のヘテロアリールはそれぞれ任意選択的に、R60から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換される、請求項1~32のいずれか1項に記載の化合物。
  34. 各R60が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、4~10員のヘテロシクロアルキル、C6~10アリール、5~10員のヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa60、C(O)NRc60d60、C(O)ORa60、及びNRc60d60から独立して選択される、請求項1~33のいずれか1項に記載の化合物。
  35. が、H、C1~3アルキル、C1~3ハロアルキル、及びハロから選択される、請求項1~34のいずれか1項に記載の化合物。
  36. がハロである、請求項1~35のいずれか1項に記載の化合物。
  37. Cyが、4~6員のヘテロシクロアルキルであり、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびにN及びOから独立して選択される1または2個の環形成ヘテロ原子を有し、前記4~6員のヘテロシクロアルキルは任意選択的に、R20から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~36のいずれか1項に記載の化合物。
  38. Cyが、
    Figure 2023522202000330
    (式中、nは、0、1、または2である)
    から選択される、請求項1~37のいずれか1項に記載の化合物。
  39. Cyが、Cy-a1である、請求項38に記載の化合物。
  40. Cyが、Cy-eである、請求項38に記載の化合物。
  41. 各R20が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びC(O)Rb20から独立して選択され、前記C1~6アルキルは任意選択的に、R21から独立して選択される1または2個の置換基で置換される、請求項1~40のいずれか1項に記載の化合物。
  42. 各R21が、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa21、及びNRc21d21から独立して選択される、請求項1~41のいずれか1項に記載の化合物。
  43. 前記式Iの化合物が、
    1-(4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]-キノリン-1-イル)-ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、もしくは
    1-(4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン、
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物。
  44. 前記式Iの化合物が、
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4,4-ジフルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(6-クロロ-5-メチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(5-フルオロキノリン-8-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(イソキノリン-4-イル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(2-クロロ-3-メチルフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(2,3-ジクロロフェニル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-アクリロイル-4-(8-クロロ-6-フルオロ-7-(3-メチル-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-2-プロピル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-フェニル-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(ピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-3-(2-メチルオキサゾール-5-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(2-メチルチアゾール-5-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;及び
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物。
  45. 前記式Iの化合物が、
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(2-ベンジル-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-3-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-3-クロロ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-N-(2-ヒドロキシエチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド;
    N-ベンジル-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-3-カルボキサミド;
    3-(1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-3-(ヒドロキシメチル)-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-4-エトキシ-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)-N,N-ジメチルプロパンアミド;
    3-(1-((1R,4R,5S)-2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-8-(2-シアノエチル)-3-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-7-(3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-4-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-2-イル)プロパン酸メチル;
    3-(2-(3-(アゼチジン-1-イル)-3-オキソプロピル)-1-(2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン-5-イル)-6-フルオロ-7-(7-フルオロナフタレン-1-イル)-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-8-イル)プロパンニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-2-(シアノメチル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    8-(1-((2S,4S)-2-(シアノメチル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-7-イル)-1-ナフトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-8-メチル-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-8-メチル-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-4-(3-(ジメチルアミノ)-3-メチルアゼチジン-1-イル)-6-フルオロ-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-フルオロブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-メトキシブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    2-((2S,4S)-4-(8-クロロ-7-(8-クロロナフタレン-1-イル)-6-フルオロ-4-((S)-1-((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)エトキシ)-1H-ピラゾロ[4,3-c]キノリン-1-イル)-1-((E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;及び
    2-((2S,4S)-1-(ブタ-2-イノイル)-4-(8-クロロ-7-(5,6-ジメチル-1H-インダゾール-4-イル)-6-フルオロ-4-(((S)-1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)-1H-ピロロ[3,2-c]キノリン-1-イル)ピペリジン-2-イル)アセトニトリル;
    またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物。
  46. 請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1種の薬学的に許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
  47. 請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物または請求項46に記載の組成物をKRASと接触させることを含む、KRAS活性を阻害する方法。
  48. 前記接触が、前記化合物を患者に投与することを含む、請求項47に記載の方法。
  49. KRAS相互作用の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の、請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物または請求項46に記載の組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、前記方法。
  50. 前記疾患または前記障害が、免疫障害または炎症性障害である、請求項49に記載の方法。
  51. 前記免疫障害または前記炎症性障害が、KRASの体細胞突然変異を原因とするRas関連リンパ増殖性障害及び若年性骨髄単球性白血病である、請求項50に記載の方法。
  52. 患者におけるがんの治療方法であって、治療有効量の、請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物または請求項46に記載の組成物を前記患者に投与することを含む、前記方法。
  53. 前記がんが、癌腫、血液癌、肉腫、及び膠芽腫から選択される、請求項52に記載の方法。
  54. 前記血液癌が、骨髄増殖性新生物、骨髄異形成症候群、慢性及び若年性骨髄単球性白血病、急性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、及び多発性骨髄腫から選択される、請求項53に記載の方法。
  55. 前記癌腫が、膵臓癌、結腸直腸癌、肺癌、膀胱癌、胃癌、食道癌、乳癌、頭頸部癌、子宮頚癌、皮膚癌、及び甲状腺癌から選択される、請求項53に記載の方法。
  56. G12C変異を有するKRASタンパク質の阻害と関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の、請求項1~45のいずれか1項に記載の化合物または請求項46に記載の組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、前記方法。
JP2022562815A 2020-04-16 2021-04-15 融合三環式kras阻害剤 Pending JP2023522202A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063011089P 2020-04-16 2020-04-16
US63/011,089 2020-04-16
US202163146899P 2021-02-08 2021-02-08
US63/146,899 2021-02-08
PCT/US2021/027513 WO2021211864A1 (en) 2020-04-16 2021-04-15 Fused tricyclic kras inhibitors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023522202A true JP2023522202A (ja) 2023-05-29
JPWO2021211864A5 JPWO2021211864A5 (ja) 2024-04-10

Family

ID=75870725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022562815A Pending JP2023522202A (ja) 2020-04-16 2021-04-15 融合三環式kras阻害剤

Country Status (16)

Country Link
US (1) US20210355121A1 (ja)
EP (1) EP4135844A1 (ja)
JP (1) JP2023522202A (ja)
CN (1) CN115702025A (ja)
AU (1) AU2021254794A1 (ja)
BR (1) BR112022020841A2 (ja)
CA (1) CA3179692A1 (ja)
CL (2) CL2022002828A1 (ja)
CO (1) CO2022016377A2 (ja)
CR (1) CR20220584A (ja)
EC (1) ECSP22087539A (ja)
IL (1) IL297165A (ja)
MX (1) MX2022012780A (ja)
PE (1) PE20230825A1 (ja)
TW (1) TW202204355A (ja)
WO (1) WO2021211864A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019217307A1 (en) 2018-05-07 2019-11-14 Mirati Therapeutics, Inc. Kras g12c inhibitors
WO2020146613A1 (en) 2019-01-10 2020-07-16 Mirati Therapeutics, Inc. Kras g12c inhibitors
US11453683B1 (en) 2019-08-29 2022-09-27 Mirati Therapeutics, Inc. KRas G12D inhibitors
KR20220091480A (ko) 2019-09-24 2022-06-30 미라티 테라퓨틱스, 인크. 병용 요법
BR112022012106A2 (pt) 2019-12-20 2022-09-20 Mirati Therapeutics Inc Inibidores de sos1
US11530218B2 (en) 2020-01-20 2022-12-20 Incyte Corporation Spiro compounds as inhibitors of KRAS
US11739102B2 (en) 2020-05-13 2023-08-29 Incyte Corporation Fused pyrimidine compounds as KRAS inhibitors
WO2022047093A1 (en) 2020-08-28 2022-03-03 Incyte Corporation Vinyl imidazole compounds as inhibitors of kras
US11767320B2 (en) 2020-10-02 2023-09-26 Incyte Corporation Bicyclic dione compounds as inhibitors of KRAS
US20230107642A1 (en) 2020-12-18 2023-04-06 Erasca, Inc. Tricyclic pyridones and pyrimidones
AR125782A1 (es) 2021-05-05 2023-08-16 Revolution Medicines Inc Inhibidores de ras
AU2022268962A1 (en) 2021-05-05 2023-12-14 Revolution Medicines, Inc. Ras inhibitors for the treatment of cancer
CA3234375A1 (en) * 2021-10-01 2023-04-06 Incyte Corporation Pyrazoloquinoline kras inhibitors
WO2023064857A1 (en) * 2021-10-14 2023-04-20 Incyte Corporation Quinoline compounds as inhibitors of kras
AU2022389961A1 (en) 2021-11-22 2024-06-06 Incyte Corporation Combination therapy comprising an fgfr inhibitor and a kras inhibitor
WO2023114954A1 (en) 2021-12-17 2023-06-22 Genzyme Corporation Pyrazolopyrazine compounds as shp2 inhibitors
CN115317490A (zh) * 2021-12-24 2022-11-11 南通大学附属医院 化合物bml-275在制备改善鼻咽癌预后的药物中的应用
CN114394967B (zh) * 2022-01-28 2023-12-15 宁夏农林科学院农业资源与环境研究所(宁夏土壤与植物营养重点实验室) 一种2-吡唑苯胺与1,3-二羰基化合物合成吡唑并喹啉衍生物的方法
EP4227307A1 (en) 2022-02-11 2023-08-16 Genzyme Corporation Pyrazolopyrazine compounds as shp2 inhibitors
WO2023172940A1 (en) 2022-03-08 2023-09-14 Revolution Medicines, Inc. Methods for treating immune refractory lung cancer
WO2023240263A1 (en) 2022-06-10 2023-12-14 Revolution Medicines, Inc. Macrocyclic ras inhibitors
WO2024015731A1 (en) * 2022-07-11 2024-01-18 Incyte Corporation Fused tricyclic compounds as inhibitors of kras g12v mutants

Family Cites Families (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5521184A (en) 1992-04-03 1996-05-28 Ciba-Geigy Corporation Pyrimidine derivatives and processes for the preparation thereof
ATE459616T1 (de) 1998-08-11 2010-03-15 Novartis Ag Isochinoline derivate mit angiogenesis-hemmender wirkung
US6133031A (en) 1999-08-19 2000-10-17 Isis Pharmaceuticals Inc. Antisense inhibition of focal adhesion kinase expression
GB9905075D0 (en) 1999-03-06 1999-04-28 Zeneca Ltd Chemical compounds
GB0004890D0 (en) 2000-03-01 2000-04-19 Astrazeneca Uk Ltd Chemical compounds
IL153231A0 (en) 2000-06-28 2003-07-06 Smithkline Beecham Plc Wet milling process
IL160915A0 (en) 2001-09-19 2004-08-31 Aventis Pharma Sa Indolizines inhibiting kinase proteins
RU2337692C3 (ru) 2001-10-30 2020-11-09 Новартис Аг Производные стауроспорина в качестве ингибиторов активности рецепторной тирозинкиназы flt3
WO2003042402A2 (en) 2001-11-13 2003-05-22 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. Agents that modulate immune cell activation and methods of use thereof
DK1470124T3 (da) 2002-01-22 2006-04-18 Warner Lambert Co 2-(Pyridin-2-yl amino)-pyrido[2,3]pyrimidin-7-oner
TW200406374A (en) 2002-05-29 2004-05-01 Novartis Ag Diaryl urea derivatives useful for the treatment of protein kinase dependent diseases
GB0215676D0 (en) 2002-07-05 2002-08-14 Novartis Ag Organic compounds
AR042052A1 (es) 2002-11-15 2005-06-08 Vertex Pharma Diaminotriazoles utiles como inhibidores de proteinquinasas
UA80767C2 (en) 2002-12-20 2007-10-25 Pfizer Prod Inc Pyrimidine derivatives for the treatment of abnormal cell growth
WO2004056875A1 (en) 2002-12-23 2004-07-08 Wyeth Antibodies against pd-1 and uses therefor
GB0305929D0 (en) 2003-03-14 2003-04-23 Novartis Ag Organic compounds
AR045944A1 (es) 2003-09-24 2005-11-16 Novartis Ag Derivados de isoquinolina 1.4-disustituidas
EP1885352A2 (en) 2004-11-24 2008-02-13 Novartis AG Combinations comprising jak inhibitors and at least one of bcr-abl, flt-3, fak or raf kinase inhibitors
EP3530736A3 (en) 2005-05-09 2019-11-06 ONO Pharmaceutical Co., Ltd. Human monoclonal antibodies to programmed death 1 (pd-1) and methods for treating cancer using anti-pd-1 antibodies alone or in combination with other immunotherapeutics
SI1907424T1 (sl) 2005-07-01 2015-12-31 E. R. Squibb & Sons, L.L.C. Humana monoklonska protitelesa proti programiranem smrtnem ligandu 1 (PD-L1)
AU2008266951B2 (en) 2007-06-18 2013-12-12 Merck Sharp & Dohme B.V. Antibodies to human programmed death receptor PD-1
WO2009085185A1 (en) 2007-12-19 2009-07-09 Amgen Inc. Fused pyridine, pyrimidine and triazine compounds as cell cycle inhibitors
US8168757B2 (en) 2008-03-12 2012-05-01 Merck Sharp & Dohme Corp. PD-1 binding proteins
DK2342226T3 (en) 2008-09-26 2016-09-26 Dana Farber Cancer Inst Inc HUMAN ANTI-PD-1, PD-L1 AND PD-L2 ANTIBODIES AND APPLICATIONS THEREOF
CN108997498A (zh) 2008-12-09 2018-12-14 霍夫曼-拉罗奇有限公司 抗-pd-l1抗体及它们用于增强t细胞功能的用途
JO2885B1 (en) 2008-12-22 2015-03-15 ايلي ليلي اند كومباني Protein kinase inhibitors
JP5844159B2 (ja) 2009-02-09 2016-01-13 ユニヴェルシテ デクス−マルセイユUniversite D’Aix−Marseille Pd−1抗体およびpd−l1抗体ならびにその使用
GB0919423D0 (en) * 2009-11-05 2009-12-23 Glaxosmithkline Llc Novel compounds
EP2504028A4 (en) 2009-11-24 2014-04-09 Amplimmune Inc SIMULTANEOUS INHIBITION OF PD-L1 / PD-L2
WO2011082400A2 (en) 2010-01-04 2011-07-07 President And Fellows Of Harvard College Modulators of immunoinhibitory receptor pd-1, and methods of use thereof
UY33227A (es) 2010-02-19 2011-09-30 Novartis Ag Compuestos de pirrolopirimidina como inhibidores de la cdk4/6
US9163087B2 (en) 2010-06-18 2015-10-20 The Brigham And Women's Hospital, Inc. Bi-specific antibodies against TIM-3 and PD-1 for immunotherapy in chronic immune conditions
US8907053B2 (en) 2010-06-25 2014-12-09 Aurigene Discovery Technologies Limited Immunosuppression modulating compounds
KR101929593B1 (ko) 2010-10-25 2018-12-14 쥐원 쎄라퓨틱스, 인크. Cdk 억제제
CN102655637A (zh) * 2011-03-01 2012-09-05 中兴通讯股份有限公司 一种移动通信系统和组网方法
ES2620521T3 (es) 2011-03-23 2017-06-28 Amgen Inc. Inhibidores duales tricíclicos condensados de CDK 4/6 y FLT3
HUE028555T2 (en) * 2011-10-07 2016-12-28 Eisai R&D Man Co Ltd Pyrazolinquinoline Derivatives as PDE9 Inhibitors
AU2016244017B2 (en) * 2015-04-03 2020-07-23 Nant Holdings Ip, Llc Compositions and methods of targeting mutant K-ras
WO2016199943A1 (en) * 2015-06-11 2016-12-15 Takeda Pharmaceutical Company Limited Heterocyclic compounds
IL297090A (en) 2015-07-30 2022-12-01 Macrogenics Inc Molecules that bind pd-1 and methods of using them
US20170107216A1 (en) 2015-10-19 2017-04-20 Incyte Corporation Heterocyclic compounds as immunomodulators
CA3005089A1 (en) * 2015-11-16 2017-05-26 Araxes Pharma Llc 2-substituted quinazoline compounds comprising a substituted heterocyclic group and methods of use thereof
AU2016358100B2 (en) 2015-11-19 2021-05-27 Incyte Corporation Heterocyclic compounds as immunomodulators
WO2017106634A1 (en) 2015-12-17 2017-06-22 Incyte Corporation N-phenyl-pyridine-2-carboxamide derivatives and their use as pd-1/pd-l1 protein/protein interaction modulators
DK3394033T3 (da) 2015-12-22 2021-01-04 Incyte Corp Heterocykliske forbindelser som immunmodulatorer
MA44860A (fr) 2016-05-06 2019-03-13 Incyte Holdings Corp Composés hétérocycliques utilisés comme immunomodulateurs
US20170342060A1 (en) 2016-05-26 2017-11-30 Incyte Corporation Heterocyclic compounds as immunomodulators
BR112018076534A2 (pt) 2016-06-20 2019-04-02 Incyte Corporation compostos heterocíclicos como imunomoduladores
ES2930092T3 (es) 2016-07-14 2022-12-07 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
EP3504198B1 (en) 2016-08-29 2023-01-25 Incyte Corporation Heterocyclic compounds as immunomodulators
MY197501A (en) 2016-12-22 2023-06-19 Incyte Corp Tetrahydro imidazo[4,5-c]pyridine derivatives as pd-l1 internalization inducers
EP3558985B1 (en) 2016-12-22 2022-09-07 Incyte Corporation Benzooxazole derivatives as immunomodulators
EP3558963B1 (en) 2016-12-22 2022-03-23 Incyte Corporation Bicyclic heteroaromatic compounds as immunomodulators
MA47120A (fr) 2016-12-22 2021-04-28 Incyte Corp Dérivés pyridine utilisés en tant qu'immunomodulateurs
EP3558989B1 (en) 2016-12-22 2021-04-14 Incyte Corporation Triazolo[1,5-a]pyridine derivatives as immunomodulators
WO2018119263A1 (en) 2016-12-22 2018-06-28 Incyte Corporation Heterocyclic compounds derivatives as pd-l1 internalization inducers
CR20200520A (es) 2018-03-30 2021-03-09 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
MX2020011234A (es) * 2018-04-25 2020-11-11 Innate Tumor Immunity Inc Moduladores de receptor similar al dominio de oligomerizacion de union a nucleotidos que contiene dominio de pirina 3 (nlrp3).
EP3790877B1 (en) 2018-05-11 2023-03-01 Incyte Corporation Tetrahydro-imidazo[4,5-c]pyridine derivatives as pd-l1 immunomodulators
KR20210046023A (ko) * 2018-08-16 2021-04-27 인네이트 튜머 이뮤니티, 인코포레이티드 이미다조[4,5-c]퀴놀린 유래 NLRP3-조정제

Also Published As

Publication number Publication date
CN115702025A (zh) 2023-02-14
CL2023002090A1 (es) 2023-12-15
MX2022012780A (es) 2023-01-18
CR20220584A (es) 2023-02-15
PE20230825A1 (es) 2023-05-19
BR112022020841A2 (pt) 2023-05-02
ECSP22087539A (es) 2023-01-31
TW202204355A (zh) 2022-02-01
CL2022002828A1 (es) 2023-03-31
CA3179692A1 (en) 2021-10-21
CO2022016377A2 (es) 2023-02-27
US20210355121A1 (en) 2021-11-18
EP4135844A1 (en) 2023-02-22
WO2021211864A1 (en) 2021-10-21
IL297165A (en) 2022-12-01
AU2021254794A1 (en) 2022-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023522202A (ja) 融合三環式kras阻害剤
JP7303108B2 (ja) 免疫調節剤としての二環式複素芳香環化合物
JP7101678B2 (ja) 免疫調節剤としての複素環式化合物
KR20220125287A (ko) Kras 억제제로서 트리사이클릭 화합물
US11767320B2 (en) Bicyclic dione compounds as inhibitors of KRAS
KR20200133747A (ko) 암을 치료하기 위한 hpk1 억제제로서의 n-(페닐)-2-(페닐)피리미딘-4-카복스아미드 유도체 및 관련 화합물
US11999752B2 (en) Vinyl imidazole compounds as inhibitors of KRAS
WO2023034290A1 (en) Naphthyridine compounds as inhibitors of kras
US11939328B2 (en) Quinoline compounds as inhibitors of KRAS
EP4367117A1 (en) Tricyclic compounds as inhibitors of kras
EP4370515A1 (en) Tricyclic compounds as inhibitors of kras
US20220389033A1 (en) Hetero-bicyclic inhibitors of kras
US12030883B2 (en) Hetero-tricyclic compounds as inhibitors of KRAS
TW202320765A (zh) 作為kras抑制劑的雜三環化合物
EP4396187A1 (en) Naphthyridine compounds as inhibitors of kras
TW202330521A (zh) 吡唑并喹啉kras抑制劑
CN117881680A (zh) 作为kras抑制剂的三环化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240328