JP2017527517A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ガラス容器であって、
   外面及び該外面に対向する内面を有するガラス本体であって、前記外面及び前記内面が、それぞれ曲率半径を有し、
   前記ガラス本体の前記外面が、該外面から最大初期欠陥深さＡ_ｉで前記ガラス本体の厚さに延びる欠陥集団を含む、ガラス本体を備え、
   前記ガラス本体の前記外面が、該外面に存在する、前記欠陥集団の前記最大初期欠陥深さＡ_ｉ の２５％以下の深さまでエッチングされ、
   一軸圧縮荷重下において、前記外面の少なくとも一部が張力状態にあり、前記ガラス容器の一軸圧縮強度が、欠陥のないガラス容器の一軸圧縮強度の９０％以上であることを特徴とするガラス容器。
2. 前記ガラス容器の一軸圧縮強度が、欠陥のないガラス容器の一軸圧縮強度の９５％以上であることを特徴とする、請求項１記載のガラス容器。
3. 前記ガラス容器の破壊確率が、欠陥のないガラス容器の算出された破壊確率の１０％以内であることを特徴とする、請求項１又は２記載のガラス容器。
4. 前記ガラス容器の前記外面が、該外面に存在する、前記欠陥集団の前記最大初期欠陥深さＡ_ｉ の５％以上の深さまでエッチングされることを特徴とする、請求項１〜３いずれか1項記載のガラス容器。
5. ガラス容器の信頼性を向上させる方法であって、
   外面、該外面に対向する内面、前記外面から前記内面に延びる初期厚Ｔ_ｉ、及び前記外面から前記初期厚Ｔ_ｉに延びる、最大初期欠陥深さＡ_ｉの欠陥集団を有するガラス容器を用意するステップと、
   前記ガラス容器の少なくとも前記外面に化学処理を施すことによって、前記ガラス容器の前記外面及び前記欠陥集団内の各々の欠陥の近傍から、ガラス材料を一定の割合で選択的に除去するステップであって、前記化学処理が、該化学処理後、
   前記最大初期欠陥深さＡ_ｉを有する欠陥が、前記ガラス容器に残り、前記欠陥の先端に、前記化学処理前の前記欠陥の前記先端の初期応力集中係数Ｋｔ_ｉより小さい、処理後応力集中係数Ｋｔ_ｐｐを有し、
   前記欠陥集団が、実質的にＡ_ｉに等しい最大処理後欠陥深さＡ_ｐｐを有し、
   前記ガラス容器の処理後厚Ｔ_ｐｐが、初期厚Ｔ_ｉより薄く、
   |Ｔ_ｐｐ−Ｔ_ｉ|が、|Ａ_ｐｐ−Ａ_ｉ|に実質的に等しくなる
   温度及び時間で施される、ステップと、
   を有することを特徴とする方法。
6. 前記外面及び内面が、それぞれ曲率半径を有することを特徴とする、請求項５記載の方法。
7. 前記ガラス容器の前記外面をエッチング溶液に接触させることによって、前記ガラス容器が化学的に処理され、前記エッチング溶液が、０．５Ｍ〜３．０Ｍの第１のモル濃度を有するフッ化水素酸と、前記第１のモル濃度の３〜６倍の第２のモル濃度を有する少なくとも１種の鉱酸との混合物を含み、
   前記エッチング溶液が、ゲル層を生成せずに、ガラス材料を前記ガラス容器の前記外面、及び前記欠陥集団内の各々の欠陥の近傍から均一に除去する
   ことを特徴とする、請求項５又は６記載の方法。
8. 前記ガラス容器の前記外面を、９０分以上、３６０分以下の処理時間、エッチング溶液に接触させることによって、前記ガラス容器が化学的に処理されることを特徴とする、請求項５〜７いずれか１項記載の方法。
9. 前記ガラス容器が、化学処理前に初期破壊確率Ｐ_ｉを有し、前記ガラス容器が化学的に処理された後、エッチング後破壊確率Ｐ_ｐｐを有し、Ｐ_ｐｐがＰ_ｉより小さいことを特徴とする、請求項５〜８いずれか１項記載の方法。
10. 前記欠陥集団内の各々の欠陥が、化学処理前に、前記欠陥の先端に初期曲率半径ｒ_ｉを有し、化学処理後に、前記欠陥の前記先端にエッチング後曲率半径ｒ_ｐｐを有し、ｒ_ｉ≦ｒ_ｐｐであることを特徴とする、請求項５〜９いずれか１項記載の方法。