JP4506467B2 - 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4506467B2
JP4506467B2 JP2004568502A JP2004568502A JP4506467B2 JP 4506467 B2 JP4506467 B2 JP 4506467B2 JP 2004568502 A JP2004568502 A JP 2004568502A JP 2004568502 A JP2004568502 A JP 2004568502A JP 4506467 B2 JP4506467 B2 JP 4506467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
worm
worm shaft
bearing
electric power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004568502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006513906A (ja
Inventor
徹 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Publication of JP2006513906A publication Critical patent/JP2006513906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4506467B2 publication Critical patent/JP4506467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/021Shaft support structures, e.g. partition walls, bearing eyes, casing walls or covers with bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0409Electric motor acting on the steering column
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/021Shaft support structures, e.g. partition walls, bearing eyes, casing walls or covers with bearings
    • F16H2057/0213Support of worm gear shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/22Toothed members; Worms for transmissions with crossing shafts, especially worms, worm-gears
    • F16H55/24Special devices for taking up backlash
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/20834Hand wheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2186Gear casings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

この発明は、自動車の操舵装置に組み込み、電動モータを補助動力として利用する事により、運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る電動式パワーステアリング装置及びこれに組み込む電動式パワーステアリング装置用アシスト装置に関する。
操舵輪(フォークリフト等の特殊車両を除き、通常は前輪)に舵角を付与する際に運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る為の装置として、パワーステアリング装置が広く使用されている。又、この様なパワーステアリング装置で、補助動力源として電動モータを使用する電動式パワーステアリング装置も、近年普及し始めている。電動式パワーステアリング装置は、油圧式のパワーステアリング装置に比べて小型・軽量にでき、補助動力の大きさ(トルク)の制御が容易で、しかもエンジンの動力損失が少ない等の利点がある。図40は、この様な電動式パワーステアリング装置の、従来から知られている基本構成を略示している。
ステアリングホイール1の操作に基づいて回転するステアリングシャフト2の中間部には、このステアリングホイール1からこのステアリングシャフト2に加えられるトルクの方向と大きさとを検出するトルクセンサ3と、減速機4とを設けている。この減速機4の出力側は上記ステアリングシャフト2の中間部に結合し、同じく入力側は電動モータ5の回転軸に結合している。又、上記トルクセンサ3の検出信号は、車速を表す信号と共に、上記電動モータ5への通電を制御する為の制御器6に入力している。又、上記減速機4として従来から、大きなリード角を有し、動力の伝達方向に関して可逆性を有するウォーム減速機を、一般的に使用している。即ち、回転力受取部材であるウォームホイールを上記ステアリングシャフト2の中間部に固定すると共に、回転力付与部材であり上記電動モータ5の回転軸に結合固定したウォーム軸のウォームを、上記ウォームホイールと噛合させている。
操舵輪14に舵角を付与する為、上記ステアリングホイール1を操作し、上記ステアリングシャフト2が回転すると、上記トルクセンサ3がこのステアリングシャフト2の回転方向とトルクとを検出し、その検出値を表す信号を上記制御器6に送る。するとこの制御器6は、上記電動モータ5に通電して、上記減速機4を介して上記ステアリングシャフト2を、上記ステアリングホイール1に基づく回転方向と同方向に回転させる。この結果、上記ステアリングシャフト2の先端部(図40の下端部)は、上記ステアリングホイール1から付与された力に基づくトルクよりも大きなトルクで回転する。
この様なステアリングシャフト2の先端部の回転は、自在継手7、7及び中間シャフト8を介してステアリングギヤ9の入力軸10に伝達される。この入力軸10は、上記ステアリングギヤ9を構成するピニオン11を回転させ、ラック12を介してタイロッド13を押し引きし、操舵輪14に所望の舵角を付与する。上述した説明から明らかな通り、上記ステアリングシャフト2の先端部から自在継手7を介して中間シャフト8に伝達されるトルクは、上記ステアリングホイール1から上記ステアリングシャフト2の基端部(図40の上端部)に加えられるトルクよりも、上記電動モータ5から減速機4を介して加えられる補助動力分だけ大きい。従って、上記操舵輪14に舵角を付与する為に運転者が上記ステアリングホイール1を操作する為に要する力は、上記補助動力分だけ小さくて済む様になる。又、本発明に関連する先行技術文献を以下に示す。
国際公開第99/65758号パンフレット 国際公開第99/11502号パンフレット 特開平3−112784号公報 実開昭63−46281号公報 特開平11−43062号公報 国際公開第02/32741号パンフレット 特開2002−98198号公報 特開平10−281235号公報 特開2000−43739号公報 特開2002−21943号公報 特開2002−29434号公報 特開平9−30432号公報 特開2001−233224号公報 特開2001−233225号公報
上述した様な従来から一般的に使用されている電動式パワーステアリング装置の場合、電動モータ5とステアリングシャフト2との間に設ける減速機4として、ウォーム減速機を使用している。但し、このウォーム減速機には不可避のバックラッシュが存在する。又、このバックラッシュは、ウォーム軸と、ウォームホイールと、これら各部材を支持する為の軸受等の、上記ウォーム減速機の各構成部材の寸法誤差や、組み付け誤差が大きくなる程、大きくなる。この様に、大きなバックラッシュが存在すると、これらウォームホイールとウォームとの一部の歯面同士が強く衝合して、耳障りな歯打ち音が発生する可能性がある。
これに対して、上記ウォーム減速機の各構成部材を、寸法精度を考慮しつつ適切に組み合わせる事により、上記バックラッシュを小さくする事も考えられる。但し、この様にしてバックラッシュを小さくする場合には、寸法精度の管理や組立作業が面倒になり、コストの増大を招く原因となる。
本発明は、上記の様な事情に鑑みて、安価な構造で、上記噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を抑えるべく発明したものである。
本発明の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置は、以下の通りである。
(1) トルクセンサと、アシスト軸と、ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾力付与手段と、電動モータとを有する電動式パワーステアリング装置用アシスト装置に於いて、
第一〜第四の軸受を備え、
上記トルクセンサは、ステアリングシャフト又はピニオンの周囲に設けたものであり、上記アシスト軸は、このステアリングシャフトとピニオンとサブピニオンとのうちの何れかの部材であり、上記ウォームホイールは、この何れかの部材に嵌合固定したものであり、上記ウォーム軸は、このウォームホイールと噛合するウォームを設けたものであり、上記電動モータは、回転軸と、この回転軸の外径側に設けたロータと、このロータと径方向に対向する状態で設けられたステータとを備えたものであり、上記回転軸と上記ウォーム軸とを、歯面嵌合部又は弾性材を介して連結しており、
上記第一の軸受は、上記回転軸の両端部のうち、このウォーム軸と反対側の端部をケースの内側に支持する為のものであり、上記第二の軸受は、上記回転軸のうち、上記ウォーム軸とこの回転軸との連結部と、上記ロータとの間部分をケースの内側に支持する為のものであり、上記第三の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸側の端部を、ギヤハウジングの内側に、所定の範囲での上記ウォーム軸の傾斜を自在に支持する為のものであり、上記第四の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸と反対側の端部を、上記ギヤハウジングの内側に支持する為のものであり、且つ、上記第四の軸受を構成する外輪の外周面と上記ギヤハウジングの内面との間と、この第四の軸受を構成する内輪の内周面と上記ウォーム軸の外周面との間とのうちの何れかに径方向の隙間を設けており、
上記弾力付与手段は、1〜20N/mmの低いばね定数と、高いばね定数とに変化するばね定数を有する弾性材を備え、上記第四の軸受と上記ギヤハウジングの間と、この第四の軸受と上記ウォーム軸の間と、これらギヤハウジングとウォーム軸との間とのうちの少なくとも何れかに設けて、このウォーム軸に径方向の変位に応じた弾力を付与するものであり、且つ、上記電動モータの非駆動時に、上記低いばね定数の弾力により、上記ウォームと上記ウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させると共に、上記電動モータの最大出力での駆動時にこのウォーム軸にこのウォームホイールから加わる反力によりこのウォーム軸がこのウォームホイールから遠ざかる方向に変位した場合に、非駆動時に対し当該噛合部が上記ウォーム軸の径方向に変位した状態で、上記高いばね定数の弾力により上記ウォームとウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させるものである電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(2) 第二の軸受の内部と、この第二の軸受を構成する内輪と回転軸との嵌合部と、この第二の軸受を構成する外輪とケースの内面との嵌合部とに存在する径方向隙間の総和δ1を、第三の軸受の内部と、この第三の軸受を構成する外輪とギヤハウジングの内面との嵌合部と、この第三の軸受を構成する内輪とウォーム軸との嵌合部と、このウォーム軸と上記回転軸との連結部とに存在する径方向隙間の総和δ2よりも小さくした、上記(1)の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(3) 回転軸の一部で軸方向に関して第二の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、この回転軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx1とし、ウォーム軸の一部で軸方向に関して第三の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx2とし、上記回転軸の一部で、これらウォーム軸と回転軸との連結部部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸に対するこの回転軸の中心軸の、この連結部部分での径方向の変位量をx3とした場合に、x1<(x2+x3)である、上記(1)の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(4) 電動モータの駆動時に、ウォーム軸と回転軸とがなす角度を、この電動モータの非駆動時に、このウォーム軸と回転軸とがなす角度よりも小さくする、上記(1)〜(3)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(5) 電動モータの駆動時に、ウォーム軸の中心軸と回転軸の中心軸とがなす角度を10分以下とする、上記(1)〜(4)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(6) 第三の軸受を4点接触型の玉軸受とした、上記(1)〜(5)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(7) 第三、第四の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を構成する各玉に、20〜200Nの軸方向の予圧を付与した、上記(1)〜(6)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(8) ウォーム軸と回転軸との連結部を、軸方向に関して第三の軸受と一致する位置に設けた、上記(1)〜(7)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(9) ウォーム軸と回転軸との端部同士を、スプライン係合させると共に、当該スプライン係合部の径方向の隙間に基づくこれら両軸同士の芯ずれを、10〜200μmとした、上記(1)〜(8)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(10) ウォーム軸と回転軸との端部同士を、スプライン係合させると共に、この回転軸の端部を支持するケースと、このウォーム軸の端部を支持するギヤハウジングとのインロー部に存在する隙間に基づくこれらウォーム軸と回転軸との芯ずれを、当該スプライン係合部に存在する径方向の隙間に基づくこれら両軸同士の芯ずれよりも小さくした、上記(1)〜(9)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(11) ロータが永久磁石を、ステータがコイルを、それぞれ有するものであり、このステータの磁力をベクトル制御装置により切り換える、上記(1)〜(10)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(12) ウォーム軸の径方向の変位量に応じて電動モータの出力を制御する制御装置を設けた、上記(1)〜(11)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(13) ウォーム軸の一部で、軸方向に関して第二の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量を5〜200μmとした、上記(1)〜(12)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(14) 電動モータの駆動時に、ウォームホイールとウォーム軸との噛合部で作用する力に基づき第二の軸受が回転軸から受ける力を、この噛合部で作用する力に基づき第三の軸受が上記ウォーム軸から受ける力よりも小さくする、上記(1)〜(13)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(15) ウォーム軸と回転軸とのスプライン係合部の軸方向中央位置を、第二の軸受と第三の軸受との間の軸方向中央位置よりもこの第三の軸受側に位置させた、上記(1)〜(14)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(16) ウォーム軸に、第四の軸受を介する事なく、ギヤハウジングの内側に設けた弾力付与手段の弾力を付与した、上記(1)〜(3)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(17) 弾力付与手段が、ウォーム軸の周囲に設けた捩りコイルばねを備えたものである、上記(16)の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(18) 後端部にステアリングホイールを設けたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、上記(1)〜(17)のうちの何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置と、電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備えた電動式パワーステアリング装置。
(19) 第四の軸受を滑り軸受とした、上記(1)の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(20) ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この捩りコイルばねの各1巻きの線材の表面同士の間に、軸方向の隙間を設けた電動式パワーステアリング装置。
(21) ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの一部に、ウォーム軸をこの予圧パッドに設けた通孔に挿入する以前の状態で、この予圧パッドのギヤハウジング内での変位を規制する為の腕部を設けた電動式パワーステアリング装置。
(22) ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの外周面とこの捩りコイルばねとの接触部が円弧状であり、この予圧パッドの外周面でこの接触部から外れた部分の曲率半径を、この接触部の曲率半径よりも小さくした電動式パワーステアリング装置。
(23) ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの外周面の一部に、この予圧パッドの周囲からこの捩りコイルばねが脱落する事を防止する為の係止突部が設けられている電動式パワーステアリング装置。
(24) ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられた予圧パッドを備えたものであり、この予圧パッド又は軸受の一部に、この予圧パッド又は軸受の内側へのウォーム軸の挿入を案内する為のテーパ面が設けられており、このテーパ面の開口部の直径が、このウォーム軸の一部でこの開口部に挿入する部分の直径よりも0.5mm以上大きい電動式パワーステアリング装置。
(25) トルクセンサと、アシスト軸と、ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾力付与手段と、電動モータとを有する電動式パワーステアリング装置用アシスト装置に於いて、
第一〜第四の軸受を備え、
上記トルクセンサは、ステアリングシャフトの周囲に設けたものであり、上記アシスト軸は、このステアリングシャフトとピニオンとサブピニオンとのうちの何れかの部材であり、上記ウォームホイールは、この何れかの部材に嵌合固定したものであり、上記ウォーム軸は、このウォームホイールと噛合するウォームを設けたものであり、上記電動モータは、回転軸と、この回転軸の外径側に設けたロータと、このロータと径方向に対向する状態で設けられたステータとを備えたものであり、上記回転軸と上記ウォーム軸とを、歯面嵌合部又は弾性材を介して連結しており、
上記第一の軸受は、上記回転軸の両端部のうち、このウォーム軸と反対側の端部をケースの内側に支持する為のものであり、上記第二の軸受は、上記回転軸のうち、上記ウォーム軸とこの回転軸との連結部と、上記ロータとの間部分をケースの内側に支持する為のものであり、上記第三の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸側の端部を、ギヤハウジングの内側に、所定の範囲での上記ウォーム軸の傾斜を自在に且つ軸方向の変位を可能に支持する為のものであり、上記第四の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸と反対側の端部を、上記ギヤハウジングの内側に支持する為のものであり、且つ、上記第四の軸受を構成する内輪の内周面と上記ウォーム軸の外周面との間に径方向の隙間を設けており、
上記弾力付与手段は、低いばね定数と、高いばね定数とに変化するばね定数を有する弾性材を備え、上記第四の軸受と上記ウォーム軸との間に設けて、このウォーム軸に径方向の変位に応じた弾力を付与するものであり、且つ、上記電動モータの非駆動時に、上記低いばね定数の弾力により、上記ウォームと上記ウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させると共に、上記電動モータの駆動時にこのウォーム軸にこのウォームホイールから加わる反力によりこのウォーム軸がこのウォームホイールから遠ざかる方向に変位した場合に、非駆動時に対し当該噛合部が上記ウォーム軸の径方向に変位した状態で、上記高いばね定数の弾力により上記ウォームとウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させるものである電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(26) 第三の軸受を4点接触型の玉軸受とした、上記(25)の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(27) ウォーム軸と回転軸との連結部を、軸方向に関して第三の軸受と一致する位置に設けた、上記(25)〜(26)の何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(28) ウォーム軸に、第四の軸受を介する事なく、ギヤハウジングの内側に設けた弾力付与手段の弾力を付与した、上記(25)(27)の何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
(29) 弾力付与手段が、ウォーム軸の周囲に設けた捩りコイルばねを備えたものである、上記(25)〜(28)の何れかの電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。(30) 後端部にステアリングホイールを設けたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、上記(25)〜(29)の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置と、電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備えた電動式パワーステアリング装置。
上述の様な本発明の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置の場合、弾力付与手段により、ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する様にすれば、これらウォームホイールとウォーム軸との噛合部に予圧を付与する事ができ、安価な構造で、この噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を抑える事ができる。
図1〜5は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の電動式パワーステアリング装置は、後端部にステアリングホイール1を固定したステアリングシャフト2と、このステアリングシャフト2を挿通自在なステアリングコラム15と、このステアリングシャフト2に補助トルクを付与する為のアシスト装置16とを備える。
このうちのステアリングシャフト2は、アウターシャフト17と、インナーシャフト18とを、スプライン係合部により、回転力の伝達自在に、且つ軸方向に関する変位を可能に組み合わせて成る。又、本例の場合には、上記アウターシャフト17の前端部とインナーシャフト18の後端部とをスプライン係合させると共に、合成樹脂を介して結合している。従って、上記アウターシャフト17とインナーシャフト18とは、衝突時にはこの合成樹脂を破断させて、全長を縮める事ができる。
又、上記ステアリングシャフト2を挿通した筒状のステアリングコラム15は、アウターコラム19とインナーコラム20とをテレスコープ状に組み合わせて成り、軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。そして、上記インナーコラム20の前端部を、ギヤハウジング22の後端面に結合固定している。又、上記インナーシャフト18の前端部を、このギヤハウジング22の内側を通じて、このギヤハウジング22の前端面から突出させている。尚、本例の場合には、このインナーシャフト18が、請求項に記載したアシスト軸に相当する。
上記ステアリングコラム15は、その中間部を支持ブラケット24により、ダッシュボードの下面等、車体26の一部に支承している。又、この支持ブラケット24と車体26との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット24に前方に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット24が上記係止部から外れる様にしている。又、上記ギヤハウジング22の上端部も、上記車体26の一部に支承している。又、本例の場合には、チルト機構及びテレスコピック機構を設ける事により、前記ステアリングホイール1の前後位置及び高さ位置の調節を自在としている。この様なチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本発明の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
又、上記インナーシャフト18の前端部で、上記ギヤハウジング22の前端面から突出した部分は、自在継手7を介して、中間シャフト8の後端部に連結している。又、この中間シャフト8の前端部に、自在継手7を介して、ステアリングギヤ9の入力軸10を連結している。そして、この入力軸10に結合したピニオン11と、ラック12(図40参照)とを噛合させている。尚、上記各自在継手7、7に、地面から車輪を介して中間シャフト8に加わった振動が上記ステアリングホイール1に迄伝達されるのを防止する為の振動吸収装置を設ける事もできる。
又、前記アシスト装置16は、トルクセンサ3(図40参照)と、上記インナーシャフト18と、このインナーシャフト18の一部に外嵌固定したウォームホイール28と、ウォーム軸29と、電動モータ31と、請求項に記載した弾力付与手段に相当する捩りコイルばね30及び予圧パッド70とを備える。更に、上記アシスト装置16は、それぞれが第一〜第四の軸受である第一〜第四の玉軸受34〜37を備える。
上記トルクセンサ3は、前記ステアリングシャフト2の中間部の周囲に設けて、上記ステアリングホイール1からこのステアリングシャフト2に加えられるトルクの方向と大きさとを検出し、検出値を表す信号(検出信号)を、制御器6(図40参照)に送る為のものである。そして、この制御器6は、この検出信号に応じて、上記電動モータ31に駆動の為の信号を送り、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。
又、上記ウォームホイール28とウォーム軸29とは、前記ギヤハウジング22の内側に設けて、このウォームホイール28とこのウォーム軸29の中間部に設けたウォーム27とを噛合させている。又、上記電動モータ31は、このギヤハウジング22に結合固定したケース23と、このケース23の内周面に設けた、永久磁石製のステータ39と、このケース23の内側に設けた回転軸32と、この回転軸32の中間部にこのステータ39と対向する状態で設けたロータ38とを備える。
又、前記第一の玉軸受34は、上記ケース23を構成する底板部40の中心部に設けた凹孔41の内周面と、上記ウォーム軸29の基端部外周面との間に設けて、この凹孔41に対し上記回転軸32の基端部(図2、3の左端部)を回転自在に支持している。又、前記第二の玉軸受35は、上記ケース23の中間部内周面に設けた隔壁部42の内周面と、上記回転軸32の中間部外周面との間に設けて、この隔壁部42に対しこの回転軸32の中間部を回転自在に支持している。又、上記ロータ38は、この回転軸32の中間部に設けた、積層鋼板製のコア43の外周面の円周方向複数個所に設けたスロット44にコイル45を巻回して成る。又、上記回転軸32の先端寄り部分(図2、3の右端寄り部分)で、上記ロータ38と上記隔壁部42との間部分に、上記コイル45に通電する為のコンミテータ46を設けている。
一方、上記ケース23の内周面でこのコンミテータ46と対向する部分に、ブラシホルダ47を固定している。そして、このブラシホルダ47内にブラシ48を、上記ケース23の径方向の変位自在に収納している。このブラシ48は、このケース23の外周面に設けた図示しないカプラの端子と導通している。又、上記ブラシ48には、上記ブラシホルダ47内に支持したばね49により、上記ケース23の内径側に向いた弾力を付与している。従って、このブラシ48の内端面は、上記コンミテータ46の外周面と弾性的に摺接する。そして、このコンミテータ46と上記ブラシ48とにより、上記コイル45への励磁電流の向きを切り換える為のロータ位相検出器を構成している。
又、本例の場合には、前記ウォーム軸29の基端部(図2、4の左端部)内周面に設けた雌スプライン部50と、前記回転軸32の先端部に設けた雄スプライン部51とをスプライン係合させている。そして、これら両軸29、32の端部同士を、スプライン係合部33により連結している。この構成により、ウォーム軸29は、回転軸32と共に回転する。
又、前記第三の玉軸受36は、前記ギヤハウジング22の内側に、上記ウォーム軸29の基端部を、回転自在に支持する為のものである。この第三の玉軸受36は深溝型で、各玉81の転動面と、外輪57の内周面に設けた外輪軌道133及び内輪52の外周面に設けた内輪軌道134とを、各玉81毎に、それぞれ1点ずつで接触させている。又、この内輪52を、上記ウォーム軸29の基端寄り部分外周面で、軸方向に関して上記スプライン係合部33と一致する部分に外嵌している。そして、このスプライン係合部33の軸方向中央位置と第三の玉軸受36との軸方向中央位置とを、ほぼ一致させている。又、上記内輪52の内周面と上記ウォーム軸29の外周面との間に微小隙間を設ける事により、上記第三の玉軸受36に対する上記ウォーム軸29の所定の範囲での傾きを自在としている。又、この第三の玉軸受36を構成する内輪52の軸方向両端面と、このウォーム軸29の基端寄り部分外周面に設けた鍔部53の側面及びこのウォーム軸29の基端部に設けた雄ねじ部54に結合固定したナット55の内端面との間に、それぞれ複数枚ずつの皿ばね56、56を設けている。そして、上記鍔部53の側面とナット55の内端面(図2、4の左端面)との間で上記内輪52を、弾性的に挟持している。そして、上記第三の玉軸受36に対する上記ウォーム軸29の、軸方向に関する所定の範囲での変位を自在としている。又、本例の場合には、この第三の玉軸受36の内部にC3程度の、径方向の隙間を設けている。
又、この第三の玉軸受36を構成する外輪57を、前記ギヤハウジング22の一部に設けた支持孔59の内周面に内嵌固定している。又、この外輪57の軸方向一端面(図2、4の右端面)を、この支持孔59の内周面に設けた段部58に突き当てると共に、上記外輪57の軸方向他端面(図2、4の左端面)を、この内周面に係止した係止リング164(図4)により抑え付けている。
又、前記第四の玉軸受37は、上記ギヤハウジング22の内側に、上記ウォーム軸29の先端部(図2、4の右端部)を、回転自在に支持する為のものである。この第四の玉軸受37は深溝型で、各玉81の転動面と、外輪60の内周面に設けた外輪軌道及び内輪65の外周面に設けた内輪軌道とを、各玉81毎に、それぞれ1点ずつで接触させている。そして、上記第四の玉軸受37を構成する外輪60を、上記ギヤハウジング22の内側に固定した、断面L字形で全体を円環状に形成したホルダ61の片半部内周面に設けた大径部62に内嵌固定している。又、上記ウォーム軸29の先端寄り部分外周面で、前記ウォーム27から外れた部分に設けた大径部63にブッシュ64を外嵌している。このブッシュ64は、断面クランク形で全体を円筒状に形成している。そして、このブッシュ64の内側に、上記ウォーム軸29の先端部を緩く挿通すると共に、このブッシュ64の軸方向一端部(図2、4の右端部)に設けた内向鍔部66の外側面(図2、4の右側面)から、この先端部を突出させている。又、このブッシュ64の軸方向中間部に、上記第四の玉軸受37を構成する内輪65を外嵌固定している。又、この内輪65の軸方向一端面(図2、4の左端面)を、上記ブッシュ64の軸方向他端部(図2、4の左端部)に設けた外向鍔部67の内側面に突き当てている。又、本例の場合には、上記ブッシュ64の内周面と上記ウォーム軸29の大径部63の外周面との間に、微小隙間を設ける事により、このブッシュ64に対するこのウォーム軸29の所定の範囲での傾きを自在としている。
又、このウォーム軸29に設けた大径部63とこの大径部63よりも先端側に外れた部分に設けた小径部68との連続部である段差面69と、上記内向鍔部66の内側面との間に、微小隙間を設けている。又、上記ウォーム軸29の先端面とこの小径部68との連続部に、テーパ面143を設けている。
又、上記小径部68のうち、上記ブッシュ64に設けた内向鍔部66の外側面から突出した部分を、予圧パッド70の一部に挿入している。この予圧パッド70は、図5に詳示する様に、固体潤滑材を混入した合成樹脂により、円筒の外周面の径方向反対側2個所の片側部分を除去した如き形状に造っており、上記予圧パッド70の外周面の径方向反対側の2個所位置に平面部138、138と腕部139、139とを、それぞれ設けている。そして、前記ホルダ61の他端面(図2、4の右端面)と、前記ギヤハウジング22の一部に設けた凹孔72の底面との間に、上記予圧パッド70を設けている。又、この予圧パッド70の中心部に軸方向に貫通する通孔71を形成すると共に、この通孔71の内側に上記ウォーム軸29の小径部68を挿入自在としている。この通孔71の内周面は、上記ウォーム軸29の小径部68を支持する滑り軸受としての機能を有する。又、上記通孔71のうち、前記電動モータ31側の半部内周面を、開口端に向かう程直径が大きくなったテーパ面137としている。又、このテーパ面137の開口部の直径を、上記ウォーム軸29の先端部に設けた小径部68の直径よりも0.5mm以上大きくしている。
更に、上記予圧パッド70の周囲に、前記捩りコイルばね30を設けると共に、この捩りコイルばね30の両端部で、径方向反対側2個所位置に設けた1対の係止部73、73を、前記ホルダ61の他端面で径方向反対側2個所位置に軸方向に突出する状態で設けた1対の係止突部74、74の片側(図2、4、5の上側)に係止し、又は隙間を介して対向させている。又、これら各係止突部74、74の先端部を、上記凹孔72の底面の2個所位置に設けた図示しない孔部に内嵌している。従って、前記ギヤハウジング22に対するこれら各係止突部74、74の位置が所定の範囲に規制される。そして、上記予圧パッド70の外周面のうち、上記ウォームホイール28と反対側(図2、4、5の下側)に設けた第一部分円筒面140に、上記捩りコイルばね30の内周縁を押し付ける事により、上記ウォーム軸29の先端部に、上記予圧パッド70を介して、前記ウォームホイール28に向かう方向(図2、4、5の上方)の弾力を付与している。上記先端部にこの弾力を付与する事により、上記ウォーム軸29と、このウォームホイール28を外嵌固定した前記インナーシャフト18との中心軸同士の間の距離は縮まる。そして、このウォーム軸29のウォーム27とこのウォームホイール28との歯面同士を、予圧を付与した状態で当接させている。
又、本例の場合には、上記予圧パッド70の外周面と、この捩りコイルばね30の内周縁との当接部を円弧状とすると共に、この当接部の円弧方向長さを、この捩りコイルばね30の1巻きの長さに関して十分に小さくしている。又、上記予圧パッド70の外周面のうち、上記ウォームホイール28側(図2、4、5の上側)に設けた第二部分円筒面141の曲率半径を、上記第一部分円筒面140の曲率半径よりも小さくしている。
又、本例の場合には、上記予圧パッド70に設けた各腕部139、139の片側(図5の上側)を、上記各係止突部74、74の他側(図2、4、5の下側)に、微小隙間を介して対向させている。更に、この予圧パッド70の外周面に設けた第一部分円筒面140の軸方向端部に係止突部142を設けて、この予圧パッド70の周囲から上記捩りコイルばね30が外れる事を防止している。又、本例の場合には、この予圧パッド70の周囲にこの捩りコイルばね30を設けた状態で、この捩りコイルばね30を構成する各1巻きの線材の表面同士の間(線間)に、軸方向の隙間を設けている。
更に、上記捩りコイルばね30の弾力を前記ウォーム軸29に付与する事による、このウォーム軸29とウォームホイール28との噛合部での摩擦力の上昇に基づく上記インナーシャフト18のトルクの増大量を、0.4〜5Nmと規制している。具体的には、このトルクの増大量を0.4〜5Nmとした場合に、上記弾力を、次式で求められるFの大きさに規制する。
F=(TL1sin α)/(μcos γRτL2)−−−(1)
尚、この(1)式では、上記インナーシャフト18のトルクの増大量をTとし、上記噛合部での圧力角をαとし、同じく摩擦係数をμとし、同じく進み角をγとし、上記ウォーム軸29の噛合部でのピッチ円半径をRとし、この噛合部でのギヤ比をτとし、この噛合部と前記第三の玉軸受36との間の軸方向距離をL1とし、この第三の玉軸受36と前記第四の玉軸受37との間の軸方向距離をL2とする。又、本例の場合には、ウォームホイール28との噛合部での、上記弾力に基づく互いの押し付け力を、12.8〜160Nとしている。
又、本例の場合には、前記電動モータ31の定格出力での駆動時に、上記ウォーム軸29が、上記ウォームホイール28からの反力を受ける事により、このウォームホイール28から遠ざかった位置で、このウォームホイール28と噛合する。そして、上記電動モータ31の定格出力での駆動時に、この電動モータ31の回転軸32と上記ウォーム軸29とがなす角度を、この電動モータ31の非駆動時(出力0)でのこれら回転軸32とウォーム軸29とがなす角度よりも小さくしている。更に、本例の場合には、上記電動モータ31の定格出力での駆動時に、上記回転軸32とウォーム軸29とがなす角度を、0〜50分としている。又、好ましくは、この角度を、0〜10分とする。
又、本例の場合には、上記回転軸32の先端部に設けた雄スプライン部51と、上記ウォーム軸29の基端部に設けた雌スプライン部50とのスプライン係合部33の径方向の隙間の存在に基づく、これら両軸32、29同士の間の芯ずれを、10〜200μmとしている。更に、上記電動モータ31を構成するケース23の各構成部材同士のインロー部での隙間と、前記ギヤハウジング22とこのケース23とのインロー部での隙間との存在に基づく、上記回転軸32とウォーム軸29との間の芯ずれを、上記スプライン係合部33の径方向の隙間の存在に基づくこれら両軸32、29同士の間の芯ずれよりも小さくしている。
上述の様に、本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、トルクセンサ3と、アシスト軸であるインナーシャフト18と、ウォームホイール28と、ウォーム軸29と、弾力付与部材である捩りコイルばね30及び予圧パッド70と、電動モータ31とを有するアシスト装置16を備える。この為、本例の様に、この捩りコイルばね30により、上記ウォーム軸29に上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与する様にした場合には、これらウォームホイール28とウォーム軸29との噛合部に予圧を付与する事ができ、この噛合部での歯打ち音の発生を、安価に抑える事ができる。
又、本例の場合には、このウォーム軸29の先端部に、ギヤハウジング22の内側に設けた捩りコイルばね30の弾力を、第四の玉軸受37を介する事なく付与している。この為、この捩りコイルばね30を収納する凹孔72の内部空間の容積を小さくできる。これに対して、ウォーム軸29の先端部外周面に第四の玉軸受37を支持すると共に、ギヤハウジング22又はこのギヤハウジング22に結合した別の部材とこの第四の玉軸受37との間にコイルばねを設けて、このコイルばねにより上記ウォーム軸29に径方向の弾力を付与する事も考えられる。但し、この様な構造を採用した場合には、このウォーム軸29の外周面からの上記コイルばねの突出量が大きくなり、ギヤハウジング22が大型化する原因となる。本例の場合には、上記ウォーム軸29の先端部に、第四の玉軸受37を介する事なく、上記捩りコイルばね30の弾力を付与している為、この様な不都合が生じる事をなくせる。
又、本例の場合には、上記捩りコイルばね30により予圧パッド70に付与する弾力を、前述した所定の範囲に規制している。この為、上記電動モータ31の非駆動時に、上記ウォームホイール28とウォーム軸29との噛合部を構成する歯面同士を予圧を付与しつつ当接させたままとする事ができ、上記歯打ち音の発生を、より効果的に抑える事ができると共に、上記電動モータ31のトルクの増大量を、実用上問題ない程度に抑える事ができる。本発明者が行なった実験によれば、上記弾力を上記所定の範囲に規制する事により、歯打ち音が消えて、トルクの増大量が十分に小さくなった。又、本例の場合には、上記予圧パッド70の外周面と、この捩りコイルばね30の内周縁との当接部の円弧方向の長さを、この捩りコイルばねの1巻きの長さに関して十分に小さくしている。この為、この捩りコイルばね30から上記予圧パッド70に、上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を、効率良く付与できる。又、本例の場合には、この予圧パッド70の外周面のうち、上記ウォームホイール28側に設けた第二部分円筒面141の曲率半径(この部分の半径)を、このウォームホイール28と反対側に設けた第一部分円筒面140の曲率半径(この部分の半径)よりも小さくしている。この為、上記捩りコイルばね30の寸法誤差が大きくなったり、上記ウォーム軸29の変位によりこの捩りコイルばね30の直径が変化した場合でも、上記予圧パッド70の第一部分円筒面140に上記捩りコイルばね30を良好に当接させる事ができ、上記ウォーム軸29に所定の弾力を安定して付与できる。
尚、上記予圧パッド70の通孔71にその先端部を挿入したウォーム軸29は、電動モータ31の回転軸32やウォームホイール28の回転変動に伴って、前記第四の玉軸受37の径方向に変位する。そして、これに伴って、上記予圧パッド70が変位する際に、この予圧パッド70の周囲に設けた上記捩りコイルばね30が捻られると、これら両部材70、30同士の間での摩擦が増大する傾向となる。又、この摩擦の増大量は、上記予圧パッド70の変位方向により異なる。この様な摩擦の増大は、捩りコイルばね30によりウォーム軸29に付与する弾力が不適切に変化する原因となる為、好ましくない。これに対して、本例の場合には、上記予圧パッド70を、固体潤滑材を混入した合成樹脂製としている為、上記摩擦の増大を抑える事ができ、上記ウォーム軸29に所定の弾力を安定して付与できる。又、上記捩りコイルばね30を構成する各1巻きの線材の表面同士が軸方向に接触している場合には、この接触部で生じる摩擦も、上記捩りコイルばね30により上記ウォーム軸29に付与する弾力が不適切に変化する原因となる。これに対して、本例の場合には、上記各1巻の線材の表面同士の間に軸方向の隙間を設けている為、上記ウォーム軸29に所定の弾力を、より安定して付与できる。
尚、国際公開第99/65758号パンフレットに記載された電動式パワーステアリング装置の場合にも、本例の場合と同様に、弾性付与部材により、ウォーム軸に、ウォームホイールに向かう方向の弾力を付与している。但し、上記国際公開第99/65758号パンフレットに記載された構造の場合には、電動モータの回転軸の先端部を支持する転がり軸受と、ウォーム軸の基端部を支持する転がり軸受とを、単一の転がり軸受としている。この為、上記国際公開第99/65758号パンフレットに記載された構造の場合には、電動モータの非駆動時に電動モータの回転軸がこの電動モータのケース内に同心に支持されている場合でも、この電動モータの駆動時に、上記ウォーム軸が上記ウォームホイールから反力を受ける事により、このウォーム軸がこのウォームホイールから遠ざかる方向に上記転がり軸受に対し傾斜する。そして、これに伴って、上記回転軸もこの転がり軸受に対し傾斜し易くなる。この場合には、この回転軸の中間部に設けたロータとステータとの距離が変化して、上記電動モータの安定した出力を得る事が難しくなる。
これに対して、本例の場合には、前記回転軸32の両端部を支持する軸受である、第一、第二の玉軸受34、35と、ウォーム軸29の両端部を支持する軸受である、第三、第四の玉軸受36、37との4個の玉軸受34〜37の総てを、別部材としている。この為、本例の場合には、前記電動モータ31の駆動時に上記ウォーム軸29が第三の玉軸受36に対し傾斜するのにも拘らず、上記回転軸32がこの第三の玉軸受36に対し傾斜する事を防止でき、上記電動モータ31の安定した出力を得る事ができる。又、本例の場合には、この第三の玉軸受36の内部にC3程度の隙間を設けている為、この第三の玉軸受36に角隙間を容易に持たせる事ができ、上記ウォーム軸29を上記第三の玉軸受36に対し容易に傾斜させる事ができる。
更に、本例の場合には、上記電動モータ31の定格出力での駆動時に、上記ウォーム軸29が上記ウォームホイール28から遠ざかった場合での、この電動モータ31の回転軸32とこのウォーム軸29とがなす角度を、この電動モータ31の非駆動時でのこれら回転軸32とウォーム軸29とがなす角度よりも小さくしている。この為、本例の場合には、上記電動モータ31の駆動時に、この電動モータ31の出力を上記ウォーム軸29に円滑に伝達する事ができ、上記回転軸32とこのウォーム軸29とのスプライン係合部33で摩耗が増大するのを抑える事ができる。しかも、この回転軸32が振れ回り運動するのを防止できる為、上記電動モータ31の出力をより安定して得る事ができると共に、振動の発生を抑える事ができる。更に、本例の場合には、上記電動モータ31の定格出力での駆動時に、上記両軸32、29同士がなす角度を、0〜50分(好ましくは、0〜10分)と十分に小さくしている。この為、上記スプライン係合部33を構成する雄、雌各スプライン部50、51を良好に噛合させ、上記電動モータ31の出力を上記ウォーム軸29に、より円滑に伝達でき、しかも、この電動モータ31の回転軸32が振れ回り運動するのを、より効果的に防止できる。
又、本例の場合には、上記スプライン係合部33を、軸方向に関して上記第三の玉軸受36と一致する位置に設けている。この為、上記ウォーム軸29がこの第三の玉軸受36に対し傾斜するのにも拘らず、上記回転軸32の一部で、上記雄スプライン部51を形成した部分が径方向に変位する事を、より効果的に防止でき、上記電動モータ31の出力をより安定して得る事ができると共に、振動の発生をより抑える事ができる。
又、本例の場合には、上記スプライン係合部33の径方向の隙間の存在に基づく、上記ウォーム軸29と回転軸32との中心軸同士の間の芯ずれを、10〜200μmとしている。この為、上記ウォーム軸29が第三の玉軸受36に対し傾斜する事が、このウォーム軸29の雌スプライン部50と、上記回転軸32の雄スプライン部51とが干渉する事により妨げられる事を防止でき、しかも、上記ウォーム軸29の傾斜により上記スプライン係合部33で歯打ち音が発生する事を防止できる。
又、本例の場合には、上記ウォーム軸29の基端部と第三の玉軸受36との間に皿ばね56、56を設けると共に、この第三の玉軸受36に対するこのウォーム軸29の、軸方向の所定の範囲内での変位を可能としている。この為、この第三の玉軸受36自体のがたつきの影響を受けにくくしつつ、上記ウォーム軸29をこの第三の玉軸受36に対し適切に傾斜させ易くできる。
更に、本例の場合には、上記電動モータ31を構成するケース23の各構成部材同士のインロー部での隙間と、前記ギヤハウジング22とこのケース23との間のインロー部での隙間との存在に基づく、上記回転軸32とウォーム軸29との間の芯ずれを、上記スプライン係合部33の径方向の隙間の存在に基づくこれら両軸32、29同士の間の芯ずれよりも小さくしている。この為、これら両軸32、29が互いに偏心した状態でも、上記雄、雌各スプライン部50、51を互いに干渉させる事なく、これら両軸32、29を上記ケース23及びギヤハウジング22に組み付ける事ができ、上記回転軸32から上記ウォーム軸29へのトルク伝達を円滑に行なえる。しかも、上記電動モータ31の安定した出力を得る事ができる。
尚、前記捩りコイルばね30により上記ウォーム軸29に付与する弾力を、次の様に規制する事もできる。即ち、電動式パワーステアリング装置で前記ラック12とピニオン11との係合を外し、電動モータ31への通電を停止した状態で、上記インナーシャフト18を上記噛合部での摩擦力に抗して回転させる事により、このインナーシャフト18又はステアリングホイール1で検出されるトルク(検出トルク)を求める。そして、上記捩りコイルばね30を設けた場合での検出トルクから、この捩りコイルばね30を設けない場合での検出トルクを引いた値(トルク増大量)が0.4〜5Nmとなる様に、上記弾力を規制する。
又、本例の構造を組み立てる際に、上記ウォーム軸29の先端部を、前記ギヤハウジング22の内側に設けた予圧パッド70の通孔71の内側に挿入する必要がある。但し、この通孔71内へ上記先端部を挿入する以前の状態では、この予圧パッド70に捩りコイルばね30の弾力が付与される事により、この通孔71の中心軸が、前記第四の玉軸受37の中心軸に対し、ウォームホイール28側にずれている。そして、上記ウォーム軸29の先端寄り部分に設けた大径部63を上記第四の玉軸受37の内側に支持したブッシュ64の内側に挿入しつつ、この先端寄り部分に設けた小径部68を上記通孔71に挿入すると、この小径部68が上記予圧パッド70を、上記捩りコイルばね30の弾力に抗して上記ウォームホイール28の側に変位させる。この様にして、ウォーム軸29をギヤハウジング22に組み付けた状態では、上記小径部68に、上記捩りコイルばね30により、上記予圧パッド70を介して、上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力が付与される。この様に本例の場合には、上記ウォーム軸29をギヤハウジング22の内側に組み付けた後に、所定の弾力を付与する為の特別な調整を行なったり、弾性部材を組み付けると言った面倒な作業を行なう事なく、上記ウォーム軸29に所定の弾力を付与する事ができ、組立作業を容易に行なえる。しかも、本例の場合には、上記予圧パッド70に設けた通孔71の電動モータ31側の半部内周面に、開口端に向かう程直径が大きくなったテーパ面137を設けると共に、上記ウォーム軸29の先端面と小径部68との連続部にテーパ面143を設けている。この為、本例の場合には、この小径部68をこの通孔71の内側に挿入し易くできて、組立作業をより容易に行なえる。
又、上記捩りコイルばね30により、上記ウォーム軸29とウォームホイール28との噛合部での歯打ち音を抑える為には、所定値以上(例えば20N以上)の弾力を、このウォーム軸29に付与する必要がある。この為に、このウォーム軸29の先端部を上記ギヤハウジング22の内側に設けた予圧パッド70の通孔71の内側に挿入する以前の状態で、この予圧パッド70が上記ウォームホイール28側に大きく変位する傾向となる。但し、この変位が、(上記弾力を20N以上とした場合に4mm程度に)過大になると、上記通孔71の中心軸が、ギヤハウジング22へ上記ウォーム軸29を組み付けた状態でのこのウォーム軸29の中心軸に対しウォームホイール28側に大きくずれて、上記通孔71内にこのウォーム軸29の先端部を挿入する事が難しくなる。これに対して、本例の場合には、上記予圧パッド70の一部に1対の腕部139、139を設けると共に、これら各腕部139、139を、ホルダ61に設けた各係止突部74、74に対向させている。この為、上記弾力を所定値以上とするのにも拘らず、上記ウォーム軸29の先端部を上記予圧パッド70の通孔71の内側に挿入する以前の状態で、この通孔71が上記ウォームホイール28側に過大にずれる事を防止でき、組立作業をより容易に行なえる。例えば、上記1対の腕部139、139を設ける事により、上記予圧パッド70の上記ウォームホイール28側への変位を、0.5mm程度に小さく抑える事ができる。
又、本例の場合には、上記ピニオン11とラック12とを直接噛合させているが、本発明はこの様な構造に限定するものではない。例えば、ピニオン11の下端部を、このピニオン11と別体に設けたピニオンギヤの長孔内に、この長孔の長さ方向の変位を自在として係合させると共に、このピニオンギヤとラックとを噛合させ、車速に応じてステアリングシャフトの回転角度に対するラックの変位量の比を変化させる、所謂車速応動可変ギヤレシオ機構(VGS)を組み込んだ構造と、本例の構造とを組み合わせる事もできる。
又、本発明は、アシスト装置を構成するアシスト軸を、ステアリングシャフト2の一部とした構造に限定するものではない。例えば、図6に示す様に、ラック12と噛合させるピニオン11(図40参照)をアシスト軸とすると共に、このピニオン11の周辺部に電動モータ31を設ける事もできる。この様な図6に示した構造の場合には、トルクセンサ3(図40参照)を、ステアリングシャフト2の周囲ではなく、上記ピニオン11の周辺部に設ける事もできる。又、図7に示す様に、ラック12の一部で、ピニオン11との係合部から外れた位置に噛合させたサブピニオン75を、アシスト軸とする事もできる。この図7に示す構造の場合には、このサブピニオン75に固定したウォームホイールと、ウォーム軸29とを噛合させる。そして、このサブピニオン75の周辺部に電動モータ31を設ける。この様な図7に示した構造の場合にも、トルクセンサ3を、上記ピニオン11の周辺部に設ける事ができる。尚、図7に示した構造の場合には、中間シャフト8の中間部に、地面から車輪を介して上記ピニオン11に伝達された振動を、ステアリングホイール1に迄伝達されるのを防止する為の緩衝装置76を設けている。例えば、この緩衝装置76は、インナーシャフトとアウターシャフトとをテレスコープ状に組み合わせると共に、これら両シャフトの端部周面同士の間に弾性材を結合する事により構成する。
又、本例の場合には、電動モータ31を構成する、コイル45に送る励磁電流の方向を切り換える為のロータ位相検出器を、ブラシ48とコンミテータ46とにより構成している。但し、本発明は、この様な構造に限定するものではなく、図8に示す様に、ロータ位相検出器を、回転軸32に固定した永久磁石製のエンコーダ78と、ホールIC77とにより構成して、電動モータ31を、所謂ブラシレス構造とする事もできる。又、図8に示す構造の場合には、ステータ39aを、ケース23の内周面に固定した積層鋼板製のコア82と、このコア82の複数個所に巻回したコイル83、83とにより構成すると共に、ロータ38aを、上記回転軸32の中間部外周面に固定した永久磁石84、84により構成している。又、この様な構造を採用した場合に、上記ステータ39aに送る電流の大きさを増減を制御するベクトル制御装置を設ける事により、このステータ39aの磁力を切り換える事もできる。
又、本例の場合に於いて、好ましくは、前記第二の玉軸受35の内部と、この第二の玉軸受35を構成する内輪79と上記回転軸32との嵌合部と、この第二の玉軸受35を構成する外輪80と前記ケース23の内周面との嵌合部とに存在する径方向隙間の総和δ1を、前記第三の玉軸受36の内部と、この第三の玉軸受36を構成する外輪57とギヤハウジング22との嵌合部と、この第三の玉軸受36を構成する内輪52と前記ウォーム軸29との嵌合部と、前記スプライン係合部33とに存在する径方向隙間の総和δ2よりも小さくする(δ1<δ2)。この様に規制した場合には、上記ウォーム軸29の傾斜に拘らず、前記電動モータ31の出力を、より安定して得る事ができると共に、この電動モータ31の振動をより抑える事ができる。又、上記回転軸32の先端部とウォーム軸29の基端部との連結部に複数の係合部が存在する場合には、これら各係合部に存在する径方向の隙間と、上記第三の玉軸受36の内部と、この第三の玉軸受36を構成する外輪57とギヤハウジング22との嵌合部と、この第三の玉軸受36を構成する内輪52と上記ウォーム軸29との嵌合部とに存在する隙間の総和δ3よりも、上記総和δ1を小さくする(δ1<δ3)。
又、上記第二、第三の各玉軸受35、36の内部と上記各嵌合部との隙間の関係を規制しない代わりに、次の様な各変位量x1〜x3の関係を規制する事もできる。即ち、上記回転軸32の一部で軸方向に関して上記第二の玉軸受35と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、この回転軸32の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx1とし、上記ウォーム軸29の一部で軸方向に関して上記第三の玉軸受36と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、上記ウォーム軸29の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx2とし、上記回転軸32の一部でスプライン係合部33部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、上記ウォーム軸29の中心軸に対するこの回転軸32の中心軸の上記スプライン係合部33部分での径方向の変位量をx3とする。そして、この場合に、x1<(x2+x3)を満たす様にする。この様に各変位量x1〜x3の関係を規制した場合でも、上記ウォーム軸29の傾斜に拘らず、上記電動モータ31の出力をより安定して得る事ができると共に、この電動モータ31の振動をより抑える事ができる。又、より好ましくは、上記ウォーム軸29の一部で軸方向に関して上記第二の玉軸受35と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸29の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量を、5〜200μmの範囲内に規制する。この様に規制した場合には、上記ウォーム軸29に前記ウォームホイール28側から加わった振動を、上記電動モータ31の回転軸32に迄伝達される事を防止し易くできる。
又、より好ましくは、この電動モータ31の駆動時に、上記ウォームホイール28とウォーム軸29との噛合部で作用する力に基づき、上記第二の玉軸受35が上記回転軸32から受ける力を、この噛合部で作用する力に基づき、上記第三の玉軸受36が上記ウォーム軸29から受ける力よりも小さくする。又、本例の場合には、上記ウォーム軸29と回転軸32とのスプライン係合部33の軸方向中央位置を、上記第三の玉軸受36の軸方向中央位置とほぼ一致させている。これに対して、上記スプライン係合部33の軸方向中央位置を、この第三の玉軸受36の軸方向中央位置からずらせる事もできる。但し、この場合でも、上記スプライン係合部33の軸方向中央位置を、上記第二の玉軸受35と第三の玉軸受36との間の軸方向中央位置よりもこの第三の玉軸受36側に位置させる事が、上記ウォーム軸29の傾斜に拘らず、上記電動モータ31の出力を安定して得られる様にする為に好ましい。
又、本例の場合、弾力付与手段を構成する捩りコイルばね30及び予圧パッド70を、ギヤハウジング22とウォーム軸29の端部との間に設けている。但し、弾力付与手段は、この様な位置に設けた捩りコイルばね30及び予圧パッド70に限定するものではない。例えば、この弾力付与手段は、前記第四の玉軸受37を構成する外輪60とギヤハウジング22との間と、この第四の玉軸受37を構成する内輪65とウォーム軸29との間と、上記ギヤハウジング22とこのウォーム軸29との間とのうちの少なくとも一部に設けた、このウォーム軸29の径方向に関する変位に応じてこのウォーム軸29に径方向の弾力を付与するものであれば良い。
又、上記ウォーム軸29の両端部のうち、上記回転軸32と反対側の端部をギヤハウジング22の内側に支持する為の第四の軸受は、上記第四の玉軸受37以外の軸受とする事もできる。例えば、ウォーム軸29の先端寄り部分をこのギヤハウジング22に回転自在に支持すると共に、このウォーム軸29の径方向に関する所定の範囲での変位を自在とし、更に、第四の軸受の外輪とギヤハウジングとの嵌合部と、この第四の軸受の内輪とウォーム軸との嵌合部とのうちの少なくとも一部に径方向の隙間を有するものであれば、第四の軸受は、玉軸受に限らず円筒ころ軸受等の他の転がり軸受又は滑り軸受とする事もできる。
又、上記ウォーム軸29の両端部のうち、上記回転軸32側の端部を、上記ギヤハウジング22の内側に支持する為の第三の軸受は、このウォーム軸29の端部を、この第三の軸受に対する傾斜を自在に支持できるものであれば、第三の玉軸受36以外の軸受とする事もできる。
又、上記回転軸32の一部で、連結部であるスプライン係合部33と電動モータ31のロータ38との間部分をケース23の内側に支持する為の第二の軸受は、上記第三の軸受に対する上記ウォーム軸29の傾斜に拘らず、上記回転軸32の傾斜を防止できるものであれば、第二の玉軸受35以外の軸受とする事もできる。又、上記回転軸32の先端部とウォーム軸29の基端部とは、スプライン係合部33、セレーション係合部等の歯面嵌合部により連結した構造に限定するものではなく、これら先端部と基端部とを弾性材を介して連結する事もできる。
又、前記弾力付与手段を、1〜20N/mmの低いばね定数と、180N/mm以上(例えば360N/mm程度)の高いばね定数との、上記ウォーム軸29の径方向の変位に伴って、2段階に変化するばね定数を有する弾性材を備えたものとする事もできる。例えば、この様なばね定数として、図9に示す各種のものを使用できる。尚、この図9の横軸は、上記ウォーム軸29とウォームホイール28との噛合部での、このウォームホイール28の径方向に関するこのウォーム軸29の、電動モータ31の非駆動の場合に対する変位量を、縦軸は荷重を、それぞれ表している。又、図9に示した実線a、bはばね定数が低いものであり、破線c〜fはばね定数が高いものである。又、実線a、bは、それぞればね定数が1N/mm、20N/mmである。又、破線c〜fのうち、破線cは、上記ウォーム軸29が上記ウォームホイール28に、このウォームホイール28の歯の内径側部分で噛合している場合のばね定数で、180N/mmである。又、破線dは、ウォーム軸29がウォームホイール28に、このウォームホイール28の歯の外径側部分で噛合している場合のばね定数で、360N/mmである。又、破線e、fは、それぞれ20N/mmの低いばね定数と、上記変位量が0.5mmである部分で一致するものであり、340N/mmと、無限大のばね定数とである。
この様な2段階に変化するばね定数を有する弾力付与手段を使用する場合には、上記電動モータ31の回転軸32が非駆動時に、上記低いばね定数の弾力により、上記ウォーム軸29と上記ウォームホイール28との一部の歯面同士を予圧を付与した状態で当接できる。又、上記電動モータ31の最大出力での駆動時には、上記ウォーム軸29に上記ウォームホイール28から加わる反力によりこのウォーム軸29をこのウォームホイール28から遠ざかる方向に変位させて、高いばね定数の弾力と上記反力とが吊り合った位置で、上記ウォーム軸29を上記ウォームホイール28に噛合させる。この場合に、好ましくは、上記電動モータ31の最大出力での駆動時の噛合部の位置を、上記電動モータ31の非駆動時での噛合部の位置に対し、上記ウォーム軸29の径方向に関して0.1〜1.0mm変位した位置とする。
この様に少なくとも2段階に変化するばね定数を有する弾性材を使用する場合には、電動モータ31の駆動時に、上記ウォーム軸29と上記ウォームホイール28とを適切な位置で噛合させる事ができる為、適度の大きさのバックラッシュを設けつつ、これら両部材29、28を良好に噛合させる事ができる。この為、上記噛合部での摩擦に基づくトルク損失を小さく抑える事ができる。尚、この様に、2段階に切り換わるばね定数を有する弾性材を使用する場合に、上記ウォーム軸29の径方向の変位量に応じて上記電動モータ31の出力の大きさを制御する制御装置を設ける事もできる。
次に、本発明の発明者が、上記低いばね定数の弾力を上記ウォーム軸29に付与する事による上記噛合部での摩擦力の上昇に基づく、前記インナーシャフト18のトルクの増大量を、0.4〜5Nmと規制した場合に得られる効果を確認する為に行なった実験の結果に就いて説明する。実験は、互いに同じ諸元を有する5個の電動式パワーステアリング装置(NO.1〜5)を用いて、歯打ち音と、電動モータ31の応答性とを測定した。この様にして行なった実験の結果を、次の表1に示している。
Figure 0004506467
この表1で、○印は、歯打ち音を十分に小さくできたか、又は電動モータ31の応答性が良好であった事を、△印は、歯打ち音がやや大きくなったか、又は電動モータ31の応答性がやや不良であった事を、×印は、歯打ち音が耳障りになる程度に大きいか、又は電動モータ31の応答性が不良であった事を、それぞれ表している。上記表1に示した実験結果から明らかな様に、トルク増大量が0.4Nm未満である場合には、歯打ち音が大きくなった。逆に、このトルク増大量が5.0Nmを越える場合には、上記電動モータ31の応答性が悪化した。これに対して、上記トルク増大量が0.4〜5.0Nmである場合には、歯打ち音を小さくできると共に、電動モータ31の応答性を良好にできた。この様な実験結果から、上記トルク増大量を規制する事により得られる効果を確認できた。
次に、図10は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、上述した第1例の場合と異なり、ウォーム軸29の基端部(図10の左端部)外周面を、雄ねじ部54(図2、4参照)を形成しない段付の円筒面としている。又、この円筒面を外周面に有する筒部85の基端寄り部分に、抑え部材86を外嵌している。この抑え部材86は、全体を円筒状に形成したもので、基端部外周面に外向鍔部87を設けている。又、この抑え部材86の中間部内周面に、全周に亙り内径側に突出する内向鍔部88を形成している。そして、上記円筒面にこの抑え部材86を、この内向鍔部88の一端面(図10の右端面)をこの円筒面の中間部に設けた段差面89に突き当てつつ外嵌した状態で、上記筒部85の基端部をスピニングかしめ等により径方向にかしめ広げる事により、かしめ部90を形成している。そして、このかしめ部90により、上記抑え部材86の内向鍔部88の他端面(図10の左端面)を抑え付ける事により、上記筒部85にこの抑え部材86を結合固定している。
その他の構成及び作用に就いては、上述した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図11は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、上述の図10に示した第2例の構造で、ウォーム軸29の両端部のうち、電動モータ31側の基端部を支持する為の第三の玉軸受36aを、4点接触型としている。即ち、この第三の玉軸受36aを構成する外輪57の内周面に設けた外輪軌道133aと、内輪52の外周面に設けた内輪軌道134aとの断面形状を、それぞれ各玉81、81の転動面の曲率半径よりも大きな曲率半径を有する1対の円弧同士を中間部で連結して成る、所謂ゴシックアーチ状としている。そして、上記各玉81、81の転動面と、上記各外輪軌道133a及び内輪軌道134aとを、それぞれ上記各玉81、81毎に2点ずつで接触させている。
この様な本例の場合には、第三の玉軸受36aを4点接触型としている為、この第三の玉軸受36aの軸方向の剛性を高くできる。この為、この第三の玉軸受36aのがたつきを抑えて、異常振動の発生を抑える事ができる。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図10に示した第2例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図12は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、上述の図11に示した第3例の構造で、第三の玉軸受36aを構成する内輪52の内周面と、ウォーム軸29の基端部外周面との間で、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の円筒状部材135を、弾性的に挟持している。又、本例の場合には、上述した各例の場合と異なり、上記第三の玉軸受36aを構成する内輪52の軸方向両端面と、上記ウォーム軸29の基端寄り部分外周面に設けた鍔部53の片面(図12の左側面)及び抑え部材86の内端面(図12の右側面)との間に皿ばね56(図2、4等参照)を設けず、これら各部材52、53、86同士の間に、軸方向の隙間136、136を設けている。
この様な本例の場合も、上述した各例の場合と同様に、第三の玉軸受36aに対しウォーム軸29を、所定の範囲で傾斜させ易くできる。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図11に示した第3例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、上述の図11〜12に示した第3〜4例の場合と異なり、第三の玉軸受36aを、前述の図1〜5に示した第1例と同様に、一般的な深溝型の構造とすると共に、ウォーム軸29の両端部のうち、電動モータ31と反対側の先端部を支持する為の第四の玉軸受37(図2、4等参照)を4点接触型としたり、第三、第四の玉軸受36a、37の双方を4点接触型とする事もできる。
次に、図13〜14は、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、ギヤハウジング22の内側の一部に固定した円筒状のホルダ92の片半部(図13の右半部)内周面に、第四の玉軸受37を構成する外輪60を内嵌固定している。又、この第四の玉軸受37を構成する内輪65の内径側に固定した円筒状のスリーブ93の内周面に、ウォーム軸29の先端部に設けた小径部68の先端寄り部分を隙間を設けて内嵌している。又、上記ホルダ92の他半部(図13の左半部)に、ウォームホイール28側に不連続部を有する欠円筒状の保持部94を設けている。そして、この保持部94の一部でこのウォームホイール28と反対側に設けた平板部95の内面に、弾力付与手段である板ばね96の中間部を固定している。この板ばね96は、中間部にこの平板部95に結合する為の基部97を、両端部に上記ウォームホイール28側に開いた断面ハ字形の1対の抑え部98、98を、それぞれ設けている。上記板ばね96は、これら各抑え部98、98の先端部同士の間隔を縮める方向の弾力を有する。又、上記ウォーム軸29の小径部68の基端寄り部分に、第五の玉軸受99を構成する内輪100を外嵌固定すると共に、この第五の玉軸受99を構成する外輪101の外周面の2個所位置に、上記各抑え部98、98の片面の基端部を弾性的に押し付けている。
又、上記保持部94の一部で、これら各抑え部98、98の先端部と対向する2個所位置に、コ字形又はU字形の切り欠き102、102を形成すると共に、この切り欠き102、102の内側部分を上記第五の玉軸受99に向け曲げ形成する事により、1対の係止片103、103を設けている。そして、これら各係止片103、103の片面(図14の下側面)基端部に上記板ばね96の各抑え部98、98の片面(図14の上側面)先端部を、隙間を介して対向させている。
前記ウォーム軸29の先端部を前記第四の玉軸受37の内側に挿入する以前の状態では、上記各抑え部98、98の先端部同士の間隔が、図14に示した状態よりも縮まる。そして、これら各先端部が上記各係止片103、103に突き当たった状態で、上記各抑え部98、98の位置が規制される。この状態で、上記小径部68に上記第五の玉軸受99を支持した上記ウォーム軸29の先端部を、上記第四の玉軸受37の内側に挿入すると、上記各抑え部98、98の先端部同士の間隔が、上記第五の玉軸受99の外輪101により弾性的に押し広げられる。そして、上記ウォーム軸29の先端部を上記第四の玉軸受37の内側に挿入した状態で、上記ウォーム軸29に上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力が付与される。
この様な本例の場合も、上述した各例の場合と同様に、ウォームホイール28とウォーム軸29との噛合部での歯打ち音の発生を抑える事ができる。又、本例の場合も、このウォーム軸29に上記ウォームホイール28に向かう方向の所定の弾力を付与した状態で、このウォーム軸29をギヤハウジング22の内側に組み付ける作業を、容易に行なえる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図15は、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、円筒状に形成したホルダ92aの一端面(図15の左端面)の円周方向一部に、ウォーム軸29の長さ方向に長い係止板部104を突出形成している。又、この係止板部104の先端部に、断面略円弧状に形成した板ばね105の基端部(図15の左端部)を固定している。この板ばね105は、先端部(図15の右端部)をウォームホイール28に近付ける方向の弾力を有する。そして、この板ばね105の先端部を、第五の玉軸受99を構成する外輪101の外周面の円周方向一部に押し付けて、上記ウォーム軸29の先端部に上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。又、本例の場合には、上記係止板部104の長さ方向中間部に係止部106を設けて、この係止部106により上記板ばね105の長さ方向中間部の、上記ウォームホイール28側への変位を規制している。
上述の様に構成する本例の場合も、ウォーム軸29にウォームホイール28に向かう方向の所定の弾力を付与した状態で、このウォーム軸29をギヤハウジング22の内側に組み付ける作業を、容易に行なえる。又、本例の場合には、板ばね105のウォーム軸29の長さ方向に関する寸法を十分に大きくする事ができる為、この板ばね105のばね定数を小さくでき、安定した弾力を上記ウォーム軸29に付与する事ができる。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図13〜14に示した第5例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図16〜17は、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合には、前述の図1〜5に示した第1例で、ギヤハウジング22の内面の一部に設けた凹孔72の内周面の開口寄り部分に、第四の玉軸受37を構成する外輪60を、(別の部材を介する事なく)直接内嵌固定している。又、この凹孔72の軸方向中間部内周面に、その中心部に軸方向に貫通する通孔113を形成したホルダ107を内嵌固定している。又、このホルダ107の片面(図16の右側面)で、ウォームホイール28側の半部に半円柱状の係止突部108を、軸方向に突出する状態で形成している。この係止突部108のうち、上記ウォームホイール28と反対側(図16、17の下側)の側面の中間部に、軸方向全長に亙る凹溝109を形成している。又、上記凹孔72の内側で、上記係止突部108の側面と対向する位置に、半円柱状の予圧パッド110を配置している。この予圧パッド110のうち、上記係止突部108の凹溝109と対向する位置に、軸方向全長に亙る突条部111を形成している。そして、上記予圧パッド110と上記係止突部108とを、この係止突部108に設けた凹溝109の内側にこの予圧パッド110に設けた突条部111を配置した状態で組み合わせる事により、これら係止突部108と予圧パッド110とを組み合わせたものが円筒状となる様にしている。
又、この予圧パッド110の一部で上記突条部111を含む部分に、軸方向に貫通する通孔112を形成している。上記ウォーム軸29の先端部に設けた小径部68は、この通孔112と上記ホルダ107に設けた通孔113との内側に挿入自在である。
又、上記係止突部108と上記予圧パッド110との外周面に、断面C字形の板ばね114を外嵌している。この板ばね114は、直径を小さくする方向の弾力を有する。又、上記係止突部108の側面と予圧パッド110の側面とを密接させた状態では、この予圧パッド110に設けた通孔112の中心軸が、上記第四の玉軸受37の中心軸に対し、上記ウォームホイール28の側にずれる。そして、上記ウォーム軸29の先端部をこの予圧パッド110の通孔112に挿入した状態で、この先端部に、この予圧パッド110を介して、上記ウォームホイール28に向かう方向の板ばね114の弾力が付与される。尚、本例の場合には、上記係止突部108の部分円筒面の円周方向一端部と、この一端部と対向する上記予圧パッド110の部分円筒面の円周方向一端部とに軸方向全長に亙る突部115、116を、それぞれ形成している。そして、これら各突部115、116により、上記係止突部108及び予圧パッド110の周囲での上記板ばね114の回転を阻止している。
上述の様に構成する本例の場合も、ウォーム軸29にウォームホイール28に向かう方向の所定の弾力を付与した状態で、このウォーム軸29をギヤハウジング22の内側に組み付ける作業を、容易に行なえる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図13〜14に示した第5例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、係止突部108及び予圧パッド110の周囲での板ばね114の回転を阻止する為の突部は、図18に示す様に、この予圧パッド110の部分円筒面の中間部にのみ設けた突部116aとしたり、逆に、上記係止突部108の部分円筒面の中間部にのみ設けた突部とする事もできる。又、上記板ばね114の代わりに、C字形の線ばねを使用する事もできる。
次に、図19〜20は、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の場合には、上述の図16〜17に示した第7例で、ホルダ107に設けた係止突部108と予圧パッド110との外周面に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製で、内径側に向かう方向の弾力を有する円筒状部材117を外嵌している。そして、この円筒状部材117により、ウォーム軸29の先端部に、ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図16〜17に示した第7例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図21〜23は、本発明の実施の形態の第9例を示している。本例の場合には、前述の図16〜17に示した第7例の場合と異なり、ギヤハウジング22に設けた凹孔72の内周面に固定したホルダ107aの片面(図21の右側面)で、ウォームホイール28と反対側(図21〜23の下側)の円周方向一部に、係止突部108aを設けている。そして、上記凹孔72内に、この係止突部108aと対向する状態で設けた予圧パッド110aと、この係止突部108aとに、断面コ字形の板ばね118の両端部を結合している。この板ばね118は、この両端部同士の間隔を広げる方向の弾力を有する。そして、この板ばね118により、上記予圧パッド110aを介して、ウォーム軸29の先端部に上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。
即ち、本例の場合には、上記予圧パッド110aに設けた通孔112の内側にウォーム軸29の先端部を挿入しない状態で、図23に示す様に、この予圧パッド110aの側面一端部(図23の左端部)と上記係止突部108aの側面一端部(図23の左端部)との間隔が、上記板ばね118により弾性的に広がる様にしている。この状態では、上記予圧パッド110aに設けた通孔112の中心軸が、第四の玉軸受37の中心軸に対し、上記ウォームホイール28の側にずれる。そして、上記ウォーム軸29の先端部を、上記第四の玉軸受37の内側と、上記予圧パッド110aに設けた通孔112の内側とに、この予圧パッド110aを上記ウォームホイール28と反対側に変位させつつ挿入すると、上記ウォーム軸29の先端部に、上記板ばね118により、上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力が付与された状態となる。
上述の様に構成する本例の場合も、ウォーム軸29にウォームホイール28に向かう方向の所定の弾力を付与した状態で、このウォーム軸29をギヤハウジング22の内側に組み付ける作業を、容易に行なえる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図16〜17に示した第7例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図24は、本発明の実施の形態の第10例を示している。本例の場合には、前述の図16〜17に示した第7例で、ギヤハウジング22の一部でウォームホイール28と反対側に設けたねじ孔119にナット部材120を、このギヤハウジング22の外側から結合固定している。又、このナット部材120の先端面(図24の上端面)に凹孔121を形成すると共に、この凹孔121内に杆状の予圧パッド122の先半部(図24の下半部)を、軸方向の変位自在に内嵌している。又、この予圧パッド122の基端部(図24の上端部)に設けた、先端面を部分凸球面状とした頭部123の片側面(図24の下側面)と上記ナット部材120の先端面との間に、弾力付与手段であるコイルばね124を設けている。そして、ウォーム軸29の先端部外周面に設けた、部分凹球面状の凹部125に、上記頭部123を突き当てている。この構成により、このウォーム軸29の先端部に、上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図16〜17に示した第7例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図25〜26は、本発明の実施の形態の第11例を示している。本例の場合には、ウォーム軸29の一部で、ウォーム27よりも先端側に外れた部分を、軸方向長さが小さい軸部126としている。又、この軸部126の外周面を、段付でない単なる円筒面としている。又、ギヤハウジング22の一部に設けた凹孔72の内側にホルダ127を設けると共に、このホルダ127の先半部(図25の左半部)外周面に円筒状の弾性材128を結合固定している。又、この弾性材128の外周面と上記凹孔72の内周面との間に、微小隙間を設けている。そして、上記ホルダ127の先半部の内周面に、第四の玉軸受37を構成する外輪60を内嵌固定すると共に、この第四の玉軸受37を構成する内輪65を、上記軸部126に外嵌固定している。
又、上記ホルダ127の基半部(図25の右半部)に、上記第四の玉軸受37の中心軸に対し直交する方向に貫通する挿入孔129を形成している。そして、この挿入孔129に、上記ギヤハウジング22の一部に設けたねじ孔119にその基端部を結合固定した、ピン部材130の先半部を挿入している。そして、このピン部材130の長さ方向に関する、上記ホルダ127の所定の範囲での変位を自在としている。又、上記挿入孔129の中間部に設けた段部131と、このピン部材130の中間部に設けた段部132との間にコイルばね124を設ける事により、上記ホルダ127にウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。この構成により、上記ウォーム軸29の先端部に、このウォームホイール28に向かう方向の弾力が付与される。又、本例の場合には、上記ホルダ127の先半部外周面に固定した弾性材128が、電動モータ31(図1等参照)の駆動時に上記ウォーム軸29の変位を規制するストッパの役目を果たす。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図24に示した第10例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図27〜29は、本発明の実施の形態の第12例を示している。本例の場合には、前述の図1〜5に示した第1例の構造で、ウォーム軸29の先端寄り部分外周面に設けた大径部63と小径部68とを、テーパ面144により連続させている。又、この大径部63を内嵌する為のブッシュ64aは、中間部外周面に外向鍔部67aを形成している。又、ギヤハウジング22の凹孔72の内側に設けた予圧パッド70aの軸方向両側面の、それぞれ3個所位置に、軸方向に突出する突部146、146を形成している。又、上記ギヤハウジング22に結合固定したホルダ61のうち、上記予圧パッド70aと対向する片面に軸方向に突出する状態で設けた1対の係止突部74、74の一部で、この予圧パッド70aに設けた各平面部138、138と対向する部分に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材147、147を、それぞれ結合している。
上述の様に構成する本例の場合には、上記予圧パッド70aの軸方向両側面に複数の突部146、146を設けている為、これら各突部146、146によりこの予圧パッド70aの、上記凹孔72内での軸方向の変位を規制できる。更に、上記各突部146、146と相手面との接触面積を小さくできる為、当該接触部に作用する摩擦力を小さくして、上記凹孔72の底面の面方向に関する上記予圧パッド70aの変位を円滑に行なえる。特に、ギヤハウジング22の内部に存在するグリースの粘度は、低温時に大きくなるが、この様な低温時でも、当該接触部に作用する摩擦力を小さくでき、上記予圧パッド70aの変位を、常に円滑に行なえる。
又、本例の場合には、この予圧パッド70aの一部と、ホルダ61に設けた係止突部74、74との間に、弾性材147、147を設けている為、この予圧パッド70aが上記凹孔72内で回転する事を防止して、前記ウォーム軸29に安定した弾力を付与できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、上記予圧パッド70aの軸方向両側面に設ける突部146、146は、各側面毎に3個所設けたものに限定するものではなく、各側面毎に2個所以上設けたものであれば良い。
次に、図30は、本発明の実施の形態の第13例を示している。本例の場合には、前述の図1〜5に示した第1例で、第四の玉軸受37を構成する外輪60を、ギヤハウジング22に設けた凹孔72の内周面に直接内嵌固定している。そして、上記第四の玉軸受37を構成する内輪65の内側にウォーム軸29の先端部を、ブッシュ64bを介して内嵌支持している。このブッシュ64bは、ゴムの如きエラストマー等の弾性材により円筒状に造ったもので、内部の複数個所に空洞148、148を設けている。又、このブッシュ64bの一端部(図30の右端部)外周面に鍔部149を設けると共に、この鍔部149の片面を上記内輪65の端面に突き当てている。そして、上記ブッシュ64bにより、上記ウォーム軸29の先端部に、ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。
この様な本例の場合には、ブッシュ64bに設けた総ての空洞148、148が潰れない状態では、このブッシュ64bのばね定数は低くなるが、これら空洞148、148のうちの円周方向一部の空洞148、148が潰れると、このブッシュ64bのばね定数は高くなる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図31は、本発明の実施の形態の第14例を示している。本例の場合には、ギヤハウジング22の凹孔72内に設けた有底円筒状のホルダ150に、第四の玉軸受37を構成する外輪60を内嵌固定すると共に、この第四の玉軸受37を構成する内輪65に、ウォーム軸29の先端部を内嵌支持している。又、上記ギヤハウジング22の一部でウォームホイール28と反対側に設けたねじ孔119に、有底円筒状の支持部材151を結合固定している。この支持部材151は、外周面に上記ねじ孔119に螺合する為の雄ねじ部152を形成している。又、上記支持部材151の基端面(図31の下端面)の中心部に、その断面形状を多角形とした、スパナ等の工具を係合させる為の係合部153を設けている。そして、上記支持部材151の底面と上記ホルダ150の外周面の一部との間にコイルばね154を設ける事により、このホルダ150に、上記ウォームホイール28に向かう方向の所定の弾力を付与している。又、上記支持部材151の先端面(図31の上端面)と、上記ホルダ150の外周面の一部とを、隙間を介して対向させている。
この様な本例の場合には、上記ねじ孔119と上記支持部材151の雄ねじ部152との結合部の軸方向長さを変える事により、上記コイルばね154により上記ウォーム軸29の先端部に付与する弾力の大きさを、容易に調節できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図32は、本発明の実施の形態の第15例を示している。本例の場合には、上述の図31に示した第14例の構造で、ウォーム軸29の先端部に支持した第四の玉軸受37の外周面の一部に、支持部材151の内側に設けたコイルばね154の端部を、ホルダ150(図31参照)を介する事なく直接押し付けている。そして、このコイルばね154により上記ウォーム軸29の先端部に所定の弾力を付与している。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図31に示した第14例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図33は、本発明の実施の形態の第16例を示している。本例の場合には、上述の図32に示した第15例の構造で、ウォーム軸29の先端部に第四の軸受である、滑り軸受155を外嵌している。そして、この滑り軸受155の外周面の一部に、支持部材151の内側に設けたコイルばね154の端部を、直接押し付けている。又、本例の場合には、この支持部材151の先端面(図33の上端面)と上記滑り軸受155の外周面との間に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の衝撃緩和部材156を設けている。そして、この衝撃緩和部材156により、上記滑り軸受155から加わる衝撃を緩和できる様にしている。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図32に示した第15例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図34は、本発明の実施の形態の第17例を示している。本例の場合には、前述の図1〜5に示した第1例で、第四の玉軸受37の内径側に設けるブッシュ64の基端寄り部分(図34の左端寄り部分)外周面に、外向鍔部67aを設けている。そして、この外向鍔部67aの片側面(図34の左側面)と、ウォーム軸29に設けたウォーム27の片側面(図34の右側面)との間に、弾性材であるコイルばね91を設けて、上記第四の玉軸受37を構成する各玉81に、大きさが20〜200Nである、軸方向の予圧を付与している。又、本例の場合には、電動モータ31の非駆動時に対して、上記ウォーム軸29の中心軸上で、軸方向に関して上記第四の玉軸受37の軸方向中央位置と一致する位置xを、この第四の玉軸受37の径方向に1.0mm以下の範囲で変位自在としている。又、本例の場合には、上記第四の玉軸受37の径方向に関する上記コイルばね91の剛性を、この第四の玉軸受37の軸方向に関するこのコイルばね91の剛性よりも小さくしている。
上述の様に構成する本例の場合には、上記第四の玉軸受37のがたつきを抑えて、騒音及び振動を小さく抑える事ができる。又、本例の場合には、この第四の玉軸受37の径方向に関する上記コイルばね91の剛性を、この第四の玉軸受37の軸方向に関するこのコイルばね91の剛性よりも小さくしている。この為、上記ウォーム軸29の上記第三の玉軸受36に対する傾斜が上記コイルばね91の存在により妨げられる事を防止できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図35は、本発明の実施の形態の第18例を示している。本例の場合には、前述の図32に示した第15例で、第四の玉軸受37を構成する外輪60の軸方向一端面(図35の右端面)と、ギヤハウジング22に設けた凹孔72の底面との間にコイルばね91を設けて、このコイルばね91により上記第四の玉軸受37を構成する各玉81、81に、軸方向の予圧を付与している。尚、本例の場合には、ウォーム軸29の先端寄り部分の外周面に止め輪157を係止すると共に、この止め輪157の片面(図35の右側面)を、上記第四の玉軸受37を構成する内輪65の軸方向両端面のうち、上記コイルばね91と反対側の一端面(図35の左端面)に突き当てている。
この様な本例の場合も、上述の図34に示した第17例の場合と同様に、第四の玉軸受37のがたつきを抑えて、騒音及び振動を小さく抑える事ができる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図32に示した第15例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図36は、本発明の実施の形態の第19例を示している。本例の場合には、上述した各例の場合と異なり、ウォーム軸29aの基端寄り部分を、電動モータ31の回転軸32としている。即ち、これらウォーム軸29aと回転軸32とを一体の部材としている。又、本例の場合には、第二の玉軸受35及び第三の玉軸受36(図2等参照)を設けていない。そして、上記ウォーム軸29aの両端部を、第一の玉軸受34と第四の玉軸受37とにより、ギヤハウジング22の内側に支持している。又、この第一の玉軸受34に対する上記ウォーム軸29aの所定の範囲内での傾斜を自在としている。更に、本例の場合には、このウォーム軸29aのうち、ロータ38aとの結合部の軸方向一端(図36の右端)を0.05mmの範囲で、上記ウォーム軸29aとウォームホイール28との噛合部を0.15mmの範囲で、それぞれこのウォーム軸29aの径方向に関する変位を自在としている。又、本例の場合には、前述の図8で示した構造の場合と同様に、電動モータ31を、ブラシレス構造としている。
この様な本例の場合には、第二の玉軸受35及び第三の玉軸受36を省略できる為、小型化及び軽量化を図れる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜5に示した第1例及び図8に示した構造の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、本例の場合に於いて、上記ウォーム軸29aの先端寄り部分(図36の右端寄り部分)に筒状部材を外嵌固定すると共に、この筒状部材の外周面に、ウォームの各歯を形成する事もできる。又、電動モータ31の駆動時にこの電動モータ31のステータ39aの中心軸と上記回転軸32とがなす角度を、この電動モータ31の非駆動時にこのステータ39aの中心軸とこの回転軸32とがなす角度よりも小さくする事もできる。この様な構成を採用した場合には、上記電動モータ31の回転振動を抑える事ができる。
又、本例の場合には、第四の玉軸受37を構成する内輪65を外嵌固定したブッシュ64の内周面と、ウォーム軸29aの先端部外周面との間に隙間を設けているが、この内輪65の内周面とこの先端部外周面との間に、弾性材を直接挟持する事もできる。又、本例の場合には、ホールIC77とエンコーダ78とによりロータ38aの位相を検出する為のロータ位相検出器を構成しているが、前述の図1〜5に示した第1例の場合と同様に、ブラシ48とコンミテータ46とによりロータ位相検出器を構成する事もできる。
次に、図37は、本発明に関する参考例の第1例を示している。本参考例の場合には、ウォーム軸29aの先端部外周面を、ホルダ150に内嵌固定した第四の軸受である、滑り軸受155に内嵌支持している。又、本参考例の場合には、ギヤハウジング22の一部で上記ホルダ150の底面と対向する部分にねじ孔158を形成すると共に、このねじ孔158に蓋部材159を結合固定している。この蓋部材159は、外周面にこのねじ孔158に螺合する為の雄ねじ部160を形成している。そして、この蓋部材159の底面と上記ホルダ150の底面とを対向させている。又、上記ねじ孔158の内径を、上記ホルダ150の外径よりも大きくしている。
この様な本参考例の場合には、上記ねじ孔158を通じて、上記ホルダ150を、上記ギヤハウジング22の内側に組み付ける事ができる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図31に示した実施の形態の第14例及び上述の図36に示した実施の形態の第19例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、上記ウォーム軸29aの先端部を支持する為の第四の軸受は、図38に、本発明の参考例の第2例として示す様に、第四の玉軸受37とする事もできる。
次に、図39は、本発明の実施の形態の第20例を示している。本例の場合には、電動モータ31を構成するケース23の軸方向一端部(図39の右端部)に設けた通孔161の内側に、ウォーム軸29aの中間部を挿通している。又、この通孔161の内周面に、ギヤハウジング22へ組み付ける前の状態でのウォーム軸29aを支持する為の、金属製の保持環162と、弾性材製の支持ブッシュ163とを結合している。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図36に示した実施の形態の第19例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
又、上述の図36、38、39に示した実施の形態の第19、20例、並びに、参考例の第2例に於いても、前述の図34〜35に示した第17〜18例の場合と同様に、ウォーム軸29aの両端部を支持する為の第一、第四の玉軸受34、37同士の間や、ギヤハウジング22等の固定の部材とこれら各玉軸受34、37との間にコイルばね等の弾性材を設けて、この弾性材によりこれら各玉軸受34、37の各玉81に軸方向の予圧を付与する事もできる。又、上記ウォーム軸29aの基端部を支持する為の第一の玉軸受34を、前述の図11〜12に示した第3〜4例で使用した第三の玉軸受133aと同様に、4点接触型とする事もできる。この様な構成とした場合には、上記第一の玉軸受34の軸方向の剛性を高くして、異常振動の発生を抑える事ができる。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、安価な構造で、ウォームホイールとウォーム軸との噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を抑える事ができる。
本発明の実施の形態の第1例を、一部を切断して示す図。 一部を省略して示す、図1のA−A断面図。 図2の左半部の拡大断面図。 同じく右半部の拡大断面図。 図4のB−B断面図。 アシスト装置をピニオンの周辺部に設けた構造の1例を示す図。 アシスト装置をサブピニオンの周辺部に設けた構造の1例を示す図。 ブラシレス構造の電動モータの1例を示す、図3と同様の図。 各種のばね定数を示す線図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図4と同様の図。 同第3例を示す、図2のC部に相当する図。 同第4例を示す、図11と同様の図。 同第5例を示す、図4の右半部に相当する図。 図13のD−D断面図。 本発明の実施の形態の第6例を示す、図13と同様の図。 同第7例を示す、図13と同様の図。 図16のE−E断面図。 板ばねの回転を阻止する為の突部の位置を変えた構造の1例を示す、図17と同様の図。 本発明の実施の形態の第8例を示す、図4のF部に相当する図。 図19のG−G断面図。 本発明の実施の形態の第9例を示す、図13と同様の図。 図21のH−H断面図。 ウォーム軸の先端部を予圧パッドの通孔に挿入する以前の状態を示す、図22と同様の図。 本発明の実施の形態の第10例を示す、図13と同様の図。 同第11例を示す、図13と同様の図。 図25のI−I断面図。 本発明の実施の形態の第12例を示す、図13と同様の図。 図27から予圧パッドのみを取り出して示す拡大断面図。 図28の右方から見た図。 本発明の実施の形態の第13例を示す、図19と同様の図。 同第14例を示す、図19と同様の図。 同第15例を示す、図19と同様の図。 同第16例を示す、図19と同様の図。 同第17例を示す、図4と同様の図。 同第18例を示す、図19同様の図。 同第19例を示す、図2の下半部と同様の図。 本発明に関する参考例の第1例を示す、図19と同様の図。 第2例を示す、図19と同様の図。 本発明の実施の形態の第20例を示す、図4と同様の図。 本発明の対象となる電動式パワーステアリング装置の全体構造を示す略図。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 トルクセンサ
4 減速機
5 電動モータ
6 制御器
7 自在継手
8 中間シャフト
ステアリングギヤ
10 入力軸
11 ピニオン
12 ラック
13 タイロッド
14 操舵輪
15 ステアリングコラム
16 アシスト装置
17 アウターシャフト
18 インナーシャフト
19 アウターコラム
20 インナーコラム
21 スリーブ
22 ギヤハウジング
23 ケース
24 支持ブラケット
26 車体
27 ウォーム
28 ウォームホイール
29、29a ウォーム軸
30 振りコイルばね
31 電動モータ
32 回転軸
33 スプライン係合部
34 第一の玉軸受
35 第二の玉軸受
36、36a 第三の玉軸受
37 第四の玉軸受
38、38a ロータ
39、39a ステータ
40 底板部
41 凹孔
42 隔壁部
43 コア
44 スロット
45 コイル
46 コンミテータ
47 ブラシホルダ
48 ブラシ
49 ばね
50 雌スプライン部
51 雄スプライン部
52 内輪
53 鍔部
54 雄ねじ部
55 ナット
56 皿ばね
57 外輪
58 段部
59 支持孔
60 外輪
61 ホルダ
62 大径部
63 大径部
64、64a、64b ブッシュ
65 内輪
66 内向鍔部
67、67a 外向鍔部
68 小径部
69 段差面
70、70a 予圧パッド
71 通孔
72 凹孔
73 係止部
74 係止突部
75 サブピニオン
76 緩衝装置
77 ホールIC
78 エンコーダ
79 内輪
80 外輪
81 玉
82 コア
83 コイル
84 永久磁石
85 筒部
86 抑え部材
87 外向鍔部
88 内向鍔部
89 段差面
90 かしめ部
91 コイルばね
92、92a ホルダ
93 スリーブ
94 保持部
95 平板部
96 板ばね
97 基部
98 抑え部
99 第五の玉軸受
100 内輪
101 外輪
102 切り欠き
103 係止片
104 係止板部
105 板ばね
106 係止部
107、107a ホルダ
108、108a 係止突部
109 凹溝
110、110a 予圧パッド
111 突条部
112 通孔
113 通孔
114 板ばね
115 突部
116、116a 突部
117 円筒状部材
118 板ばね
119 ねじ孔
120 ナット部材
121 凹孔
122 予圧パッド
123 頭部
124 コイルばね
125 凹部
126 軸部
127 ホルダ
128 弾性材
129 挿入孔
130 ピン部材
131 段部
132 段部
133、133a 外輪軌道
134、134a 内輪軌道
135 円筒状部材
136 隙間
137 テーパ面
138 平面部
139 腕部
140 第一部分円筒面
141 第二部分円筒面
142 係止突部
143 テーパ面
144 テーパ面
146 突部
147 弾性材
148 空洞
149 鍔部
150 ホルダ
151 支持部材
152 雄ねじ部
153 係合部
154 コイルばね
155 滑り軸受
156 衝撃緩和部材
157 止め輪
158 ねじ孔
159 蓋部材
160 雄ねじ部
161 通孔
162 支持環
163 支持ブッシュ
164 係止リング

Claims (30)

  1. トルクセンサと、アシスト軸と、ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾力付与手段と、電動モータとを有する電動式パワーステアリング装置用アシスト装置に於いて、
    第一〜第四の軸受を備え、
    上記トルクセンサは、ステアリングシャフト又はピニオンの周囲に設けたものであり、上記アシスト軸は、このステアリングシャフトとピニオンとサブピニオンとのうちの何れかの部材であり、上記ウォームホイールは、この何れかの部材に嵌合固定したものであり、上記ウォーム軸は、このウォームホイールと噛合するウォームを設けたものであり、上記電動モータは、回転軸と、この回転軸の外径側に設けたロータと、このロータと径方向に対向する状態で設けられたステータとを備えたものであり、上記回転軸と上記ウォーム軸とを、歯面嵌合部又は弾性材を介して連結しており、
    上記第一の軸受は、上記回転軸の両端部のうち、このウォーム軸と反対側の端部をケースの内側に支持する為のものであり、上記第二の軸受は、上記回転軸のうち、上記ウォーム軸とこの回転軸との連結部と、上記ロータとの間部分をケースの内側に支持する為のものであり、上記第三の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸側の端部を、ギヤハウジングの内側に、所定の範囲での上記ウォーム軸の傾斜を自在に支持する為のものであり、上記第四の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸と反対側の端部を、上記ギヤハウジングの内側に支持する為のものであり、且つ、上記第四の軸受を構成する外輪の外周面と上記ギヤハウジングの内面との間と、この第四の軸受を構成する内輪の内周面と上記ウォーム軸の外周面との間とのうちの何れかに径方向の隙間を設けており、
    上記弾力付与手段は、1〜20N/mmの低いばね定数と、高いばね定数とに変化するばね定数を有する弾性材を備え、上記第四の軸受と上記ギヤハウジングの間と、この第四の軸受と上記ウォーム軸の間と、これらギヤハウジングとウォーム軸との間とのうちの少なくとも何れかに設けて、このウォーム軸に径方向の変位に応じた弾力を付与するものであり、且つ、上記電動モータの非駆動時に、上記低いばね定数の弾力により、上記ウォームと上記ウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させると共に、上記電動モータの最大出力での駆動時にこのウォーム軸にこのウォームホイールから加わる反力によりこのウォーム軸がこのウォームホイールから遠ざかる方向に変位した場合に、非駆動時に対し当該噛合部が上記ウォーム軸の径方向に変位した状態で、上記高いばね定数の弾力により上記ウォームとウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させるものである電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  2. 第二の軸受の内部と、この第二の軸受を構成する内輪と回転軸との嵌合部と、この第二の軸受を構成する外輪とケースの内面との嵌合部とに存在する径方向隙間の総和δ1 を、第三の軸受の内部と、この第三の軸受を構成する外輪とギヤハウジングの内面との嵌合部と、この第三の軸受を構成する内輪とウォーム軸との嵌合部と、このウォーム軸と上記回転軸との連結部とに存在する径方向隙間の総和δ2 よりも小さくした、請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  3. 回転軸の一部で軸方向に関して第二の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、この回転軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx1 とし、ウォーム軸の一部で軸方向に関して第三の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量をx2 とし、上記回転軸の一部で、これらウォーム軸と回転軸との連結部部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸に対するこの回転軸の中心軸の、この連結部部分での径方向の変位量をx3 とした場合に、x1 <(x2 +x3 )である、請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  4. 電動モータの駆動時に、ウォーム軸と回転軸とがなす角度を、この電動モータの非駆動時に、このウォーム軸と回転軸とがなす角度よりも小さくする、請求項1〜3の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  5. 電動モータの駆動時に、ウォーム軸の中心軸と回転軸の中心軸とがなす角度を10分以下とする、請求項1〜4の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  6. 第三の軸受を4点接触型の玉軸受とした、請求項1〜5の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  7. 第三、第四の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を構成する各玉に、20〜200Nの軸方向の予圧を付与した、請求項1〜6の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  8. ウォーム軸と回転軸との連結部を、軸方向に関して第三の軸受と一致する位置に設けた、請求項1〜7の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  9. ウォーム軸と回転軸との端部同士を、スプライン係合させると共に、当該スプライン係合部の径方向の隙間に基づくこれら両軸同士の芯ずれを、10〜200μmとした、請求項1〜8の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  10. ウォーム軸と回転軸との端部同士を、スプライン係合させると共に、この回転軸の端部を支持するケースと、このウォーム軸の端部を支持するギヤハウジングとのインロー部に存在する隙間に基づくこれらウォーム軸と回転軸との芯ずれを、当該スプライン係合部に存在する径方向の隙間に基づくこれら両軸同士の芯ずれよりも小さくした、請求項1〜9の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  11. ロータが永久磁石を、ステータがコイルを、それぞれ有するものであり、このステータの磁力をベクトル制御装置により切り換える、請求項1〜10の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  12. ウォーム軸の径方向の変位量に応じて電動モータの出力を制御する制御装置を設けた、請求項1〜11の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  13. ウォーム軸の一部で、軸方向に関して第二の軸受と一致する部分に20Nの大きさの力を径方向に加えた場合での、このウォーム軸の中心軸の当該作用点部分の径方向の変位量を5〜200μmとした、請求項1〜12の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  14. 電動モータの駆動時に、ウォームホイールとウォーム軸との噛合部で作用する力に基づき第二の軸受が回転軸から受ける力を、この噛合部で作用する力に基づき第三の軸受が上記ウォーム軸から受ける力よりも小さくする、請求項1〜13の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  15. ウォーム軸と回転軸とのスプライン係合部の軸方向中央位置を、第二の軸受と第三の軸受との間の軸方向中央位置よりもこの第三の軸受側に位置させた、請求項1〜14の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  16. ウォーム軸に、第四の軸受を介する事なく、ギヤハウジングの内側に設けた弾力付与手段の弾力を付与した、請求項1〜3の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  17. 弾力付与手段が、ウォーム軸の周囲に設けた捩りコイルばねを備えたものである、請求項16に記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  18. 後端部にステアリングホイールを設けたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、請求項1〜17の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置と、電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備えた電動式パワーステアリング装置。
  19. 第四の軸受を滑り軸受とした、請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  20. ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この捩りコイルばねの各1巻きの線材の表面同士の間に、軸方向の隙間を設けた電動式パワーステアリング装置。
  21. ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの一部に、ウォーム軸をこの予圧パッドに設けた通孔に挿入する以前の状態で、この予圧パッドのギヤハウジング内での変位を規制する為の腕部を設けた電動式パワーステアリング装置。
  22. ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの外周面とこの捩りコイルばねとの接触部が円弧状であり、この予圧パッドの外周面でこの接触部から外れた部分の曲率半径を、この接触部の曲率半径よりも小さくした電動式パワーステアリング装置。
  23. ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられ、その内側に上記ウォーム軸の先端部を挿入した予圧パッドと、上記ギヤハウジングの内側に固定された部材にその一部を係止した状態で、上記予圧パッドの外周面のうちでウォームホイールと反対側部分にその内周縁の一部を押し付けた、この予圧パッドの周囲に設けられた捩りコイルばねとであり、この予圧パッドの外周面の一部に、この予圧パッドの周囲からこの捩りコイルばねが脱落する事を防止する為の係止突部が設けられている電動式パワーステアリング装置。
  24. ステアリングホイールに加わる操舵トルクに応じた大きさで、電動モータの出力をウォーム減速機により減速する事により得られるトルクを、このステアリングシャフトに付与する電動式パワーステアリング装置に於いて、ウォーム軸の端部又はこの端部を支持する為の軸受に、弾力付与手段によりウォームホイールに向かう方向の弾力を付与しており、この弾力付与手段が、ギヤハウジングの内側に設けられた予圧パッドを備えたものであり、この予圧パッド又は軸受の一部に、この予圧パッド又は軸受の内側へのウォーム軸の挿入を案内する為のテーパ面が設けられており、このテーパ面の開口部の直径が、このウォーム軸の一部でこの開口部に挿入する部分の直径よりも0.5mm以上大きい電動式パワーステアリング装置。
  25. トルクセンサと、アシスト軸と、ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾力付与手段と、電動モータとを有する電動式パワーステアリング装置用アシスト装置に於いて、
    第一〜第四の軸受を備え、
    上記トルクセンサは、ステアリングシャフトの周囲に設けたものであり、上記アシスト軸は、このステアリングシャフトとピニオンとサブピニオンとのうちの何れかの部材であり、上記ウォームホイールは、この何れかの部材に嵌合固定したものであり、上記ウォーム軸は、このウォームホイールと噛合するウォームを設けたものであり、上記電動モータは、回転軸と、この回転軸の外径側に設けたロータと、このロータと径方向に対向する状態で設けられたステータとを備えたものであり、上記回転軸と上記ウォーム軸とを、歯面嵌合部又は弾性材を介して連結しており、
    上記第一の軸受は、上記回転軸の両端部のうち、このウォーム軸と反対側の端部をケースの内側に支持する為のものであり、上記第二の軸受は、上記回転軸のうち、上記ウォーム軸とこの回転軸との連結部と、上記ロータとの間部分をケースの内側に支持する為のものであり、上記第三の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸側の端部を、ギヤハウジングの内側に、所定の範囲での上記ウォーム軸の傾斜を自在に且つ軸方向の変位を可能に支持する為のものであり、上記第四の軸受は、上記ウォーム軸の両端部のうち、上記回転軸と反対側の端部を、上記ギヤハウジングの内側に支持する為のものであり、且つ、上記第四の軸受を構成する内輪の内周面と上記ウォーム軸の外周面との間に径方向の隙間を設けており、
    上記弾力付与手段は、低いばね定数と、高いばね定数とに変化するばね定数を有する弾性材を備え、上記第四の軸受と上記ウォーム軸との間に設けて、このウォーム軸に径方向の変位に応じた弾力を付与するものであり、且つ、上記電動モータの非駆動時に、上記低いばね定数の弾力により、上記ウォームと上記ウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させると共に、上記電動モータの駆動時にこのウォーム軸にこのウォームホイールから加わる反力によりこのウォーム軸がこのウォームホイールから遠ざかる方向に変位した場合に、非駆動時に対し当該噛合部が上記ウォーム軸の径方向に変位した状態で、上記高いばね定数の弾力により上記ウォームとウォームホイールとの一部の歯面に予圧を付与した状態で互いに当接させるものである電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  26. 第三の軸受を4点接触型の玉軸受とした、請求項25に記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  27. ウォーム軸と回転軸との連結部を、軸方向に関して第三の軸受と一致する位置に設けた、請求項25〜26の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  28. ウォーム軸に、第四の軸受を介する事なく、ギヤハウジングの内側に設けた弾力付与手段の弾力を付与した、請求項25〜27の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  29. 弾力付与手段が、ウォーム軸の周囲に設けた捩りコイルばねを備えたものである、請求項25〜28の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置。
  30. 後端部にステアリングホイールを設けたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、請求項25〜29の何れかに記載の電動式パワーステアリング装置用アシスト装置と、電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備えた電動式パワーステアリング装置。
JP2004568502A 2003-02-20 2003-06-05 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP4506467B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042287 2003-02-20
PCT/JP2003/007145 WO2004074071A2 (en) 2003-02-20 2003-06-05 Electric-powered power steering apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006513906A JP2006513906A (ja) 2006-04-27
JP4506467B2 true JP4506467B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=32866430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004568502A Expired - Fee Related JP4506467B2 (ja) 2003-02-20 2003-06-05 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置

Country Status (7)

Country Link
US (3) US7100734B2 (ja)
EP (1) EP1501715A2 (ja)
JP (1) JP4506467B2 (ja)
KR (1) KR20050095792A (ja)
CN (2) CN101113759A (ja)
AU (1) AU2003241184A1 (ja)
WO (1) WO2004074071A2 (ja)

Families Citing this family (101)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650819B2 (en) * 2002-05-21 2010-01-26 Bell Helicopter Textron Inc. Variable stiffness support
JP3951913B2 (ja) * 2002-12-24 2007-08-01 株式会社ジェイテクト 電動式パワーステアリング装置
KR20050095792A (ko) * 2003-02-20 2005-10-04 닛뽄 세이꼬 가부시기가이샤 전동식 파워 스티어링 장치 및 이를 위한 보조 장치
JP4716679B2 (ja) 2003-06-25 2011-07-06 日本精工株式会社 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
EP1564865A1 (de) * 2004-02-12 2005-08-17 Siemens Aktiengesellschaft Schenkelpolmaschine mit mindestens einer Polspule
JP4356485B2 (ja) * 2004-03-09 2009-11-04 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP4459083B2 (ja) * 2005-02-28 2010-04-28 本田技研工業株式会社 パワーステアリング装置付き車両
KR100621347B1 (ko) * 2005-09-20 2006-09-07 주식회사 만도 자동차의 전기식 동력 보조 조향 장치
KR100723732B1 (ko) * 2005-11-02 2007-05-30 주식회사 만도 웜 기어 유격 보상 장치를 구비한 전동식 동력 보조조향장치
US20070169580A1 (en) 2006-01-26 2007-07-26 Spincontrol Gearing Llc Worm-gear assembly having a pin raceway
JP4972334B2 (ja) * 2006-04-18 2012-07-11 ヤマハ発動機株式会社 クラッチ用アクチュエータ、エンジンユニットおよび鞍乗型車両
EP2013068B8 (en) * 2006-05-02 2013-08-21 TRW Limited Improvements in gear assemblies
GB0608577D0 (en) * 2006-05-02 2006-06-07 Trw Lucasvarity Electric Steer Improvements relating to electric power assisted steering systems
JP2007314122A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2007318972A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Jtekt Corp モータ及び電動パワーステアリング装置
JP5017927B2 (ja) * 2006-05-31 2012-09-05 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP4228237B2 (ja) * 2006-06-06 2009-02-25 トヨタ自動車株式会社 電動パワーステアリング装置
US8066093B2 (en) * 2006-07-12 2011-11-29 Hitachi, Ltd. Power steering system, speed reduction mechanism and bearing holder
KR100775448B1 (ko) * 2006-08-08 2007-11-12 델파이코리아 주식회사 에어백 장치
FR2908512B1 (fr) * 2006-11-15 2009-02-27 Skf Ab Dispositif de detection de couple transmis par un arbre.
KR100836923B1 (ko) * 2006-12-05 2008-06-11 현대자동차주식회사 웜 기어 장치
KR100867836B1 (ko) * 2006-12-10 2008-11-10 기아자동차주식회사 스티어링 휠과 스티어링 칼럼의 체결구조
JP2008168744A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Fuji Heavy Ind Ltd 左右独立操舵装置
JP2008174024A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
CA2633437A1 (en) 2007-06-04 2008-12-04 Hand Held Products, Inc. Indicia reading terminal processing plurality of frames of image data responsively to trigger signal activation
US7918398B2 (en) 2007-06-04 2011-04-05 Hand Held Products, Inc. Indicia reading terminal having multiple setting imaging lens
US7900743B2 (en) * 2007-06-22 2011-03-08 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Electric power steering system for vehicle and utility vehicle therewith
JP4483931B2 (ja) * 2007-11-08 2010-06-16 トヨタ自動車株式会社 ステアリング装置
EP2251243B1 (en) * 2008-02-12 2014-01-29 JTEKT Corporation Vehicle steering device
JP4623125B2 (ja) * 2008-04-07 2011-02-02 三菱電機株式会社 電動パワ−ステアリング用電動モ−タ装置および電動パワーステアリング装置
DE102008042477A1 (de) * 2008-09-30 2010-04-01 Zf Lenksysteme Gmbh Loslager für eine Schnecke in einem Lenkgetriebe
JP5238441B2 (ja) * 2008-10-03 2013-07-17 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5153590B2 (ja) * 2008-11-26 2013-02-27 株式会社日研工作所 ロータリテーブル装置
JP5233656B2 (ja) * 2008-12-22 2013-07-10 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5210218B2 (ja) * 2009-03-27 2013-06-12 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
GB0905294D0 (en) * 2009-03-27 2009-05-13 Trw Ltd Gearbox assembly for electric power steering systems
DE102009002940A1 (de) * 2009-05-08 2010-11-11 Zf Lenksysteme Gmbh Lagerung einer Schnecke in einem Lenkgetriebe
JP5471840B2 (ja) * 2009-06-25 2014-04-16 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
CN102072279A (zh) * 2009-11-20 2011-05-25 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 齿轮传动装置
CN102224058B (zh) * 2009-11-27 2015-08-19 日本精工株式会社 电动式动力转向装置
WO2011070826A1 (ja) * 2009-12-08 2011-06-16 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置の製造方法
JP2011127555A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Hitachi Automotive Systems Ltd アクチュエータ
CN102142756B (zh) * 2010-01-28 2013-11-06 株式会社电装 电动机
CN101799060A (zh) * 2010-03-08 2010-08-11 张家港金凯达机械有限公司 齿轮传动装置
DE102010029266A1 (de) * 2010-05-25 2011-12-01 Zf Lenksysteme Gmbh Kugelumlaufgetriebe
CN101826778B (zh) * 2010-05-25 2012-05-23 上海应用技术学院 带有扭矩传感器的电动机
JP5563910B2 (ja) * 2010-07-02 2014-07-30 株式会社ミツバ 減速機構付モータ
JP5564352B2 (ja) 2010-07-23 2014-07-30 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置
JP5644408B2 (ja) * 2010-11-18 2014-12-24 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
KR101298846B1 (ko) * 2011-01-05 2013-08-23 한국항공우주산업 주식회사 항공기용 토크 및 칩신호 통합처리장치
EP2479084B1 (en) * 2011-01-21 2014-09-17 Jtekt Corporation Electric power steering device
DE102011075496A1 (de) * 2011-05-09 2012-11-15 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Druckstück einer Zahnstangenlenkung
DE102011078257A1 (de) * 2011-06-29 2013-01-03 Robert Bosch Gmbh Getriebe-Antriebseinheit
KR101325072B1 (ko) * 2011-11-03 2013-11-05 남양공업주식회사 스티어링 컬럼
KR101371785B1 (ko) * 2011-12-08 2014-03-07 현대자동차주식회사 속도 감응형 파워 스티어링 시스템
JP5829133B2 (ja) * 2012-01-13 2015-12-09 日立オートモティブシステムズステアリング株式会社 パワーステアリング装置
CN103697146A (zh) * 2012-09-27 2014-04-02 苏州工业园区咖乐美电器有限公司 一种用于蜗杆变速器的电机固定结构
CN102904376B (zh) * 2012-10-09 2015-09-23 浙江胜华波电器股份有限公司 传动缓冲式刮水器电机及其传动缓冲件的设置安装方法
JP6149381B2 (ja) 2012-11-01 2017-06-21 日本精工株式会社 トルク伝達用継手及び電動式パワーステアリング装置
WO2014073526A1 (ja) 2012-11-06 2014-05-15 日本精工株式会社 トルク伝達用継手および電動式パワーステアリング装置
JP6052988B2 (ja) * 2012-12-26 2016-12-27 Kyb株式会社 パワーステアリング装置
JP5595537B2 (ja) * 2013-02-20 2014-09-24 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
US9859771B2 (en) * 2013-02-28 2018-01-02 Nidec Sankyo Corporation Motor device
KR101477906B1 (ko) * 2013-05-28 2014-12-30 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
KR101477907B1 (ko) * 2013-05-29 2014-12-30 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
CN103399976A (zh) * 2013-06-27 2013-11-20 长城汽车股份有限公司 车辆预载自动计算方法
JP6164477B2 (ja) * 2013-07-25 2017-07-19 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
KR20150017459A (ko) * 2013-08-07 2015-02-17 현대모비스 주식회사 안티 래틀 장치
DE102013222085A1 (de) * 2013-10-30 2015-04-30 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe
JP6075646B2 (ja) * 2014-03-17 2017-02-08 ソニー株式会社 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに電子機器
JP6129774B2 (ja) * 2014-03-24 2017-05-17 株式会社ショーワ パワーステアリング装置
JP2016016784A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社ジェイテクト ウォーム減速機およびそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP6358221B2 (ja) * 2014-11-21 2018-07-18 アイシン精機株式会社 ギア装置
JP6364343B2 (ja) * 2014-12-24 2018-07-25 株式会社ショーワ パワーステアリング装置およびその予圧調整方法
JP6333191B2 (ja) * 2015-02-13 2018-05-30 本田技研工業株式会社 チルトステアリング装置
GB201502825D0 (en) 2015-02-19 2015-04-08 Trw Ltd Gearbox for electric assisted steering apparatus
CN104763802A (zh) * 2015-04-07 2015-07-08 宜昌长机科技有限责任公司 一种可实现消隙阻尼自适应调整的双蜗杆副消隙装置
WO2016177432A1 (de) * 2015-05-07 2016-11-10 Robert Bosch Automotive Steering Gmbh Lageranordnung zur lagerung einer lenkwelle
WO2016181871A1 (ja) * 2015-05-13 2016-11-17 日本精工株式会社 ウォーム減速機
WO2017002393A1 (ja) * 2015-06-29 2017-01-05 日本精工株式会社 ウォーム減速機
GB201511826D0 (en) * 2015-07-06 2015-08-19 Trw Ltd A gearbox assembly for an electric power steering assembly
KR102384166B1 (ko) * 2015-12-24 2022-04-08 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP2017124715A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 株式会社ショーワ 操舵装置
JP6714845B2 (ja) * 2016-05-24 2020-07-01 株式会社ジェイテクト ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
DE102016211706B3 (de) * 2016-06-29 2017-12-14 Ford Global Technologies, Llc Getriebeeinheit für ein Kraftfahrzeug
KR102543624B1 (ko) * 2016-06-30 2023-06-19 에이치엘만도 주식회사 자동차의 감속기
GB201616486D0 (en) * 2016-09-28 2016-11-09 Trw Limited A gearbox assembly for an electric power steering apparatus
ES2894253T3 (es) * 2017-05-24 2022-02-14 Ims Gear Se & Co Kgaa Disposición de conexión de motor-engranaje, en particular, para su uso en vehículos
DE102017209563A1 (de) 2017-06-07 2018-12-13 Robert Bosch Gmbh Loslager, Lenkgetriebe und Lenksystem
CN111315634B (zh) * 2017-11-07 2022-07-29 欧尼贝耐电力股份公司 电动动力转向设备
KR101993295B1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-26 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
KR102020790B1 (ko) * 2018-01-31 2019-11-04 위월드 주식회사 백래시 조절구조를 갖는 웜기어 조립체 및 이를 구비하는 팝업 안테나
CN108488369B (zh) * 2018-03-27 2021-01-05 浙江吉利控股集团有限公司 间隙可调的转向管柱及汽车
KR102033558B1 (ko) * 2018-05-18 2019-10-17 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
CN108712012A (zh) * 2018-06-07 2018-10-26 阜阳卷烟材料厂 一种降低链条驱动电机更换频率的装置
CN108945090B (zh) * 2018-07-17 2020-05-19 北京汽车股份有限公司 电动助力转向系统异响的改善方法、装置及汽车
JP7358766B2 (ja) * 2019-04-15 2023-10-11 日本精工株式会社 ウォーム減速機
DE102019120260A1 (de) * 2019-07-26 2021-01-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Zahnradanordnung mit einem Axialfedermittel
KR20210054774A (ko) * 2019-11-06 2021-05-14 주식회사 만도 스티어 바이 와이어식 조향장치
DE102019217887A1 (de) * 2019-11-20 2021-05-20 Robert Bosch Gmbh Wellenverbindung zwischen einer Rotorwelle einer E-Maschine und einer Eingangswelle eines Getriebes
CN114435465A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 操纵技术Ip控股公司 带有限幅器衬套的悬臂式蜗轮组件

Family Cites Families (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3799236B2 (ja) * 2001-01-22 2006-07-19 株式会社ジェイテクト 電動式動力舵取装置
JPH07103356B2 (ja) 1986-04-11 1995-11-08 武田薬品工業株式会社 接着方法
JPH0736199Y2 (ja) * 1989-02-08 1995-08-16 松下電器産業株式会社 ウォームギヤ付モータ
JPH03112784A (ja) 1989-09-27 1991-05-14 Mazda Motor Corp 車両の後輪操舵装置
JP2566355Y2 (ja) * 1990-04-10 1998-03-25 日本精工株式会社 電動式パワーステアリング装置
JPH04133861A (ja) * 1990-09-25 1992-05-07 Honda Motor Co Ltd 車輌用操舵装置の制御方法
JPH059583A (ja) 1991-06-28 1993-01-19 Ntn Corp ステム部を強化した等速自在継手外輪
JPH0814266A (ja) 1994-06-30 1996-01-16 Ntn Corp 等速ジョイントの外輪
JPH0930432A (ja) 1995-07-20 1997-02-04 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JPH10148216A (ja) 1996-11-18 1998-06-02 Ntn Corp 等速自在継手
JP3622458B2 (ja) 1997-08-28 2005-02-23 日本精工株式会社 車輪支持用転がり軸受ユニット
JP3909908B2 (ja) 1997-04-03 2007-04-25 カヤバ工業株式会社 動力伝達装置
JP2999159B2 (ja) * 1997-05-29 2000-01-17 株式会社ミツバ パワーステアリング装置
JP3376869B2 (ja) * 1997-05-29 2003-02-10 日本精工株式会社 電動式パワーステアリング装置
GB2327652B (en) * 1997-05-29 2001-04-18 Nsk Ltd Electric power assisted steering apparatus
GB9718574D0 (en) 1997-09-03 1997-11-05 Lucas Ind Plc Improvements relating to gears
JP3932630B2 (ja) 1997-09-16 2007-06-20 日本精工株式会社 車輪用転がり軸受ユニット
JP3982093B2 (ja) 1998-02-16 2007-09-26 日本精工株式会社 車輪駆動用車軸ユニット
JPH11262204A (ja) * 1998-03-10 1999-09-24 Nippon Seiko Kk 電動パワーステアリング装置用の電動モータ
JP3716616B2 (ja) 1998-04-24 2005-11-16 日本精工株式会社 ウォーム減速機とウォーム減速機付リニアアクチュエータ
GB9812844D0 (en) * 1998-06-16 1998-08-12 Lucas Ind Plc Improvements relating to electrical power assisted steering
DE19827344C2 (de) * 1998-06-19 2001-09-20 Zahnradfabrik Friedrichshafen Elektrisch unterstützte Hilfskraftlenkung für Kraftfahrzeuge
JP3613693B2 (ja) * 1998-07-27 2005-01-26 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP3886278B2 (ja) * 1998-12-25 2007-02-28 カヤバ工業株式会社 電動パワステアリング装置
JP2002541011A (ja) * 1999-03-30 2002-12-03 ティッセンクルップ・プレスタ・アクチエンゲゼルシヤフト コンパクトな平歯車装置を備えた電動式パワーステアリング
JP4221825B2 (ja) * 1999-06-28 2009-02-12 株式会社ジェイテクト 電動式舵取装置
JP2001043739A (ja) 1999-07-30 2001-02-16 Oki Electric Ind Co Ltd 電 極
JP3841601B2 (ja) * 1999-11-19 2006-11-01 株式会社ジェイテクト 電動式舵取装置
JP3624309B2 (ja) 2000-02-21 2005-03-02 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP3624308B2 (ja) 2000-02-21 2005-03-02 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP3658682B2 (ja) 2000-03-27 2005-06-08 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP2001275325A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP3763347B2 (ja) 2000-07-19 2006-04-05 株式会社ジェイテクト 電動式舵取装置
JP3643950B2 (ja) 2000-05-10 2005-04-27 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP3658683B2 (ja) 2000-05-17 2005-06-08 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP2002037094A (ja) * 2000-05-18 2002-02-06 Koyo Seiko Co Ltd 電動式舵取装置
JP3653611B2 (ja) * 2000-05-18 2005-06-02 光洋精工株式会社 電動式舵取装置
JP2002021943A (ja) 2000-07-04 2002-01-23 Koyo Seiko Co Ltd 電動式舵取装置
JP2002067991A (ja) * 2000-09-04 2002-03-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP3747152B2 (ja) 2000-09-20 2006-02-22 光洋精工株式会社 ギヤ機構および電動パワーステアリング装置
DE10051306A1 (de) 2000-10-17 2002-04-18 Bosch Gmbh Robert Spielfreies Lenkgetriebe
JP3774624B2 (ja) * 2000-10-18 2006-05-17 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2002211418A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Koyo Seiko Co Ltd ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置
JP2002266890A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Koyo Seiko Co Ltd ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置
JP3888607B2 (ja) * 2001-03-05 2007-03-07 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP3982186B2 (ja) * 2001-03-05 2007-09-26 株式会社ジェイテクト ウオームギヤ装置及び当該ウオームギヤ装置を用いた電動式パワーステアリング装置
JP4654532B2 (ja) * 2001-04-25 2011-03-23 株式会社ジェイテクト ジョイント構造並びにそれを用いた減速機構及び操舵補助装置
JP2002340017A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Koyo Seiko Co Ltd ジョイント機構及びそれを用いた操舵補助装置
JP2003002217A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2003002218A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2003004105A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP4174197B2 (ja) 2001-07-06 2008-10-29 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置及びその制御方法
JP2003037094A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP4662322B2 (ja) 2001-09-21 2011-03-30 財団法人電力中央研究所 気体透過光を用いた電圧測定方法及び表面汚損の推定方法
AU2002349690A1 (en) 2001-12-03 2003-06-17 Nsk Ltd. Electric power steering device
KR20050095792A (ko) * 2003-02-20 2005-10-04 닛뽄 세이꼬 가부시기가이샤 전동식 파워 스티어링 장치 및 이를 위한 보조 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20040163879A1 (en) 2004-08-26
CN100519300C (zh) 2009-07-29
KR20050095792A (ko) 2005-10-04
EP1501715A2 (en) 2005-02-02
AU2003241184A1 (en) 2004-09-09
AU2003241184A8 (en) 2004-09-09
US20080217097A1 (en) 2008-09-11
CN1633375A (zh) 2005-06-29
US20060027417A1 (en) 2006-02-09
CN101113759A (zh) 2008-01-30
US7100734B2 (en) 2006-09-05
WO2004074071A2 (en) 2004-09-02
WO2004074071A3 (en) 2004-12-02
JP2006513906A (ja) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4506467B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置
JP4381024B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置
JP4716679B2 (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP4979801B2 (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
KR20180089691A (ko) 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
JP5263281B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006103391A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007203947A (ja) 電動式パワーステアリング装置用ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP2006103395A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5256958B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5321565B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007247790A (ja) ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP5310705B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004189039A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005067371A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4924283B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2014091375A (ja) 伝達比可変装置
JP2002340017A (ja) ジョイント機構及びそれを用いた操舵補助装置
KR20210092891A (ko) 자동차의 조향장치
JP2009061898A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2006103422A (ja) ラックアンドピニオン式ステアリング装置
JP2012040979A (ja) 電動式パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050502

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4506467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees