JP5238441B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5238441B2
JP5238441B2 JP2008258600A JP2008258600A JP5238441B2 JP 5238441 B2 JP5238441 B2 JP 5238441B2 JP 2008258600 A JP2008258600 A JP 2008258600A JP 2008258600 A JP2008258600 A JP 2008258600A JP 5238441 B2 JP5238441 B2 JP 5238441B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
steering
torque
absolute value
strt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008258600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010089538A (ja
Inventor
佳史 中村
憲雄 山崎
繁規 滝本
善通 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008258600A priority Critical patent/JP5238441B2/ja
Priority to US12/558,574 priority patent/US8655550B2/en
Publication of JP2010089538A publication Critical patent/JP2010089538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5238441B2 publication Critical patent/JP5238441B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/04Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to forces disturbing the intended course of the vehicle, e.g. forces acting transversely to the direction of vehicle travel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Description

この発明は、カント路における車体の流れを抑制可能な電動パワーステアリング装置に関するものである。
道路には、雨天時の安全走行を目的として路面に雨が溜まらないように路面に横勾配が設けられている場合がある。このような横勾配のある路面(以下、カント路という)を車両が走行しているときには、路面の低い方向へ車両が流されてしまう。以下、この現象を「車体流れ」と称す。
このように車体流れが起こるときに、車両を路面の低い方向へ流されないように直進させるには、運転者にステアリングホイールを介した修正操作が強いられるため、運転者の運転負荷が増大する。
そこで、運転者の運転負荷を低減しつつ車体流れを抑制する車体流れ抑制装置が開発されている。例えば、車体流れを検出したときには、車体流れが生じていないときよりも操舵アシスト量を増大補正する電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−168617号公報
ところで、電動パワーステアリング装置によって車体流れを抑制する制御方法として、車体流れが生じるときに、操舵トルクセンサで検出される操舵トルクに応じて操舵アシスト量に対する補正を行う制御方法が考えられている。
しかしながら、操舵トルクセンサにより検出される操舵トルクには、運転者が車体流れを抑制するためにステアリングホイールに付与したトルクと、運転者が車両を旋回するためにステアリングホイールに付与したトルクの両方が同時に検出されるため、単純に操舵トルクセンサにより検出された操舵トルクの大きさに応じて操舵アシスト量に対する補正を行うと、補正量の過不足が生じるという課題がある。
そこで、この発明は、車体流れを過不足なく適正に抑制することができる電動パワーステアリング装置を提供するものである。
この発明に係る電動パワーステアリング装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、操舵入力(例えば、後述する実施例における操舵トルク)に応じて電動アシストモータ(例えば、後述する実施例におけるアシストモータ31)による操舵アシスト量を制御するとともに、カント路走行中の操舵トルクに応じて前記操舵アシスト量を補正する車体流れ抑制制御を行う制御装置(例えば、後述する実施例における電子制御装置(ECU)10)を備えた電動パワーステアリング装置(例えば、後述する実施例における電動パワーステアリング装置1)であって、前記制御装置は、操舵角速度に基づいて推定操舵トルクを算出し、前記操舵トルクおよび前記推定操舵トルクに基づいて前記カント路を直進走行するためのカントトルクを算出し、前記カントトルクに基づいて前記操舵アシスト量に対する前記補正量を算出し、前記制御装置は、操舵角速度の絶対値が大きいほど前記操舵アシスト量に対する前記補正量を減少するように補正し、前記制御装置は、前記操舵角速度に基づいて前記推定操舵トルクを算出し、算出された前記推定操舵トルクの絶対値が前記操舵トルクの絶対値より大きい場合に、前記補正量を0にすることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
操舵角速度の大きさから運転者が車両の向きを変えようとする操舵意欲を推定することができるので、操舵角速度に応じて前記操舵アシスト量に対する補正量を補正することにより、操舵アシスト量に対する補正量を適正な値にすることができる。
また、操舵角速度の絶対値が大きいほど運転者が車両の向きを変えようとする操舵意欲が強いと推定することができるので、操舵角速度の絶対値が大きいほど前記操舵アシスト量に対する前記補正量を減少するように補正することにより、操舵アシスト量に対する補正量を適正な値にすることができる。
求項に係る発明は、請求項1に記載の発明において、直進クルーズ走行中か否かを判定する車両挙動判定部と、直進クルーズ操作中か否かを判定する運転操作判定部とを備え、前記車両挙動判定部は、車両の横加速度の絶対値が第1所定値未満で、且つ、前記車両のヨーレートの絶対値が第2所定値未満で、且つ、前記車両の前後加速度の絶対値が第3所定値未満である場合に、前記車両が直進クルーズ走行中であると判定し、前記制御装置は、前記車両挙動判定部により直進クルーズ走行中と判定され、且つ、前記運転操作判定部により直進クルーズ操作中と判定された場合に、前記車体流れ抑制制御を開始することを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
請求項1に係る発明によれば、操舵アシスト量に対する補正量を適正な値にすることができるので、車体流れを過不足なく適正に抑制することができる。
以下、この発明に係る電動パワーステアリング装置の実施例を図1から図6の図面を参照して説明する。
図1のブロック図に示すように、電動パワーステアリング装置1は、車両の左右方向加速度(以下、横加速度という)を検出する横加速度センサ(以下、横Gセンサと略す)2、車両の前後方向加速度(以下、前後加速度という)を検出する前後加速度センサ(以下、前後Gセンサと略す)3、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ4、車両のステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角センサ5、車両のアクセルのアクセル開度を検出するアクセル開度センサ6と、ステアリングシャフトに印加される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ7と、車両の速度(車速)を検出する車速センサ8と、操舵アシストトルクを発生させる電動アシストモータ(アシストモータ)31と、アシストモータ31を駆動するモータ駆動回路32と、電子制御装置(ECU)10と、を備えて構成されている。
横Gセンサ2、前後Gセンサ3、ヨーレートセンサ4、操舵角センサ5、アクセル開度センサ6、操舵トルクセンサ7、車速センサ8は、それぞれ検出値に応じた出力信号LG,AG,YAW,STR,THL,STRT,VをECU10に出力する。
この電動パワーステアリング装置1では、アシストモータ31により発生させたアシストトルクを、ステアリング機構のピニオン軸(図示略)に付与することにより、運転者の操舵力を補助する。
ECU10は、EPS基本制御部11、車両挙動判定部12、運転操作判定部13、直進クルーズ走行判定部14、カントトルク算出部15、補正量算出部16、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17を備えて構成されている。
EPS基本制御部11は、車速センサ8により検出された車速Vと、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTとに基づいて、アシストモータ31のEPS基本制御量(基本制御電流)EPS_Baseを算出する。EPS基本制御量EPS_Baseの算出方法は公知の電動パワーステアリング装置と同じであるので詳細説明は省略するが、概略、操舵トルクSTRTが大きくなるにしたがってEPS基本制御量EPS_Baseが大きくなり、車速Vが大きくなるにしたがってEPS基本制御量EPS_Baseが小さくなるように設定される。
車両挙動判定部12は、横Gセンサ2と前後Gセンサ3とヨーレートセンサ4の出力信号に基づいて、車両挙動を判定する。詳述すると、横Gセンサ2とヨーレートセンサ4の出力信号に基づいて車両の直進性を判定し、前後Gセンサ3の出力信号に基づいて車両がクルーズ走行中か否かを判定する。
詳述すると、横Gセンサ2により検出された横加速度LGの絶対値が所定値A(m/s)未満で、且つ、ヨーレートセンサ4により検出されたヨーレートYAWの絶対値が所定値B(rad/s)未満である場合には車両が直進走行中であると判定し、横加速度LGの絶対値が所定値A(m/s)以上、あるいは、ヨーレートYAWの絶対値が所定値B(rad/s)以上である場合には車両は直進走行中ではない判定する。
また、前後Gセンサ3により検出された前後加速度AGの絶対値が所定値C(m/s)未満である場合には車両がクルーズ走行中であると判定し、前後加速度AGの絶対値が所定値C(m/s)以上である場合には車両がクルーズ走行中ではないと判定する。
クルーズ走行中は、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いが低く、クルーズ走行中でないときは、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合い高いと言える。つまり、車両挙動判定部12では、前後Gセンサ3により検出される前後加速度に基づいて、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いを判定する。
そして、車両挙動判定部12は、横加速度LGの絶対値が所定値A(m/s)未満で、且つ、ヨーレートYAWの絶対値が所定値B(rad/s)未満で、且つ、前後加速度AGの絶対値が所定値C(m/s)未満である場合には、車両が直進クルーズ走行中(定常走行中)であると判定して、直進クルーズ走行中フラグVD_Fに「1」を立て、横加速度LGの絶対値が所定値A(m/s)以上であるか、または、ヨーレートセンサ4により検出されたヨーレートYAWの絶対値が所定値B(rad/s)以上であるか、または、前後Gセンサ3により検出された前後加速度AGの絶対値が所定値C(m/s)以上である場合には、車両が直進クルーズ走行中ではないと判定して、直進クルーズ走行中フラグVD_Fに「0」を立てる。そして、車両挙動判定部12は、直進クルーズ走行中フラグVD_F信号を直進クルーズ走行判定部14へ出力する。
図3に示すフローチャートは、車両挙動判定部12において実行される車両挙動判定処理ルーチンを示し、車両挙動判定処理ルーチンはECU10により繰り返し実行される。
まず、ステップS101において、横Gセンサ2により検出された横加速度LGの絶対値が所定値A(m/s)未満であるか否かを判定する。
ステップS101における判定結果が「YES」(|LG|<A)である場合には、ステップS102に進み、ヨーレートセンサ4により検出されたヨーレートYAWの絶対値が所定値B(rad/s)未満であるか否かを判定する。
ステップS102における判定結果が「YES」(|YAW|<B)である場合には、ステップS103に進み、前後Gセンサ3により検出された前後加速度AGの絶対値が所定値C(m/s)未満であるか否かを判定する。
ステップS103における判定結果が「YES」(|AG|<C)である場合には、ステップS104に進み、直進クルーズ走行中フラグVD_Fを「1」として、リターンする。
一方、ステップS101における判定結果が「NO」(|LG|≧A)である場合、および、ステップS102における判定結果が「NO」(|YAW|≧B)である場合、および、ステップS103における判定結果が「NO」(|AG|≧C)である場合には、ステップS105に進み、直進クルーズ走行中フラグVD_Fを「0」として、リターンする。
運転操作判定部13は、操舵角センサ5とアクセル開度センサ6の出力信号に基づいて、運転操作を判定する。詳述すると、操舵角センサ5の出力信号に基づいて直進操作中か否かを判定し、アクセル開度センサ6の出力信号に基づいてクルーズ操作中か否かを判定する。
詳述すると、操舵角センサ5により検出された操舵角STRの絶対値が所定値D(rad)未満である場合には直進操作中であると判定し、操舵角STRの絶対値が所定値D(rad)以上である場合には直進操作中ではないと判定する。
また、アクセル開度センサ6により検出されたアクセル開度THLが所定値F(rad)未満である場合にはクルーズ操作中であると判定し、アクセル開度THLが所定値F(rad)以上である場合にはクルーズ操作中ではないと判定する。
クルーズ操作中は、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いが低く、クルーズ操作中でないときは、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合い高いと言える。つまり、運転操作判定部13では、アクセル開度センサ6により検出されるアクセル開度に基づいて、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いを判定する。
なお、アクセル開度の時間的変化、すなわちアクセル開度速度に基づいて車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いを判定することも可能であり、アクセル開度速度が低い場合は運転者の活性度合いが低く、アクセル開度速度が高い場合は運転者の活性度合いが高いと判定することができる。
そして、運転操作判定部13は、操舵角STRの絶対値が所定値D(rad)未満で、且つ、アクセル開度THLが所定値F(rad)未満である場合には、直進クルーズ操作中であると判定して、直進クルーズ操作中フラグDV_Fに「1」を立て、操舵角STRの絶対値が所定値D(rad)以上であるか、または、アクセル開度THLが所定値F(rad)以上である場合には、直進クルーズ操作中ではないと判定して、直進クルーズ操作中フラグDV_Fに「0」を立てる。そして、運転操作判定部13は、直進クルーズ操作中フラグDV_F信号を直進クルーズ走行判定部14へ出力する。
図4に示すフローチャートは、運転操作判定部13において実行される運転操作判定処理ルーチンを示し、運転操作判定処理ルーチンはECU10により繰り返し実行される。
まず、ステップS201において、操舵角センサ5により検出された操舵角STRの絶対値が所定値D(rad)未満であるか否かを判定する。
ステップS201における判定結果が「YES」(|STR|<D)である場合には、ステップS202に進み、アクセル開度センサ6により検出されたアクセル開度THLが所定値F(rad)未満か否かを判定する。
ステップS202における判定結果が「YES」(THL<F)である場合には、ステップS203に進み、直進クルーズ操作中フラグDV_Fを「1」として、リターンする。
一方、ステップS201における判定結果が「NO」(|STR|≧D)である場合、および、ステップS202における判定結果が「NO」(THL≧F)である場合には、ステップS204に進み、直進クルーズ操作中フラグDV_Fを「0」として、リターンする。
直進クルーズ走行判定部14は、車両挙動判定部12から入力した直進クルーズ走行中フラグVD_F信号と、運転操作判定部13から入力した直進クルーズ操作中フラグDV_F信号とに基づいて、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17をON(制御開始)とするか、OFF(制御終了)とするかを判定する。
詳述すると、直進クルーズ走行中フラグVD_Fが「1」で、且つ、直進クルーズ操作中フラグDV_Fが「1」である場合には、車両は直進クルーズ走行中であり、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いが低いと判定し、車体流れ抑制制御の実行を運転者が欲していると判断して、制御開始終了フラグSTART_END_Fを「1」とし、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17をONとする。
一方、直進クルーズ走行中フラグVD_Fが「0」である場合には、車両が直進クルーズ走行中ではなく、直進クルーズ操作中フラグDV_Fが「0」である場合には、直進クルーズ操作中ではないので、いずれの場合も、車両の前後方向の運動に関する運転者の活性度合いが高いと判定し、車体流れ抑制制御の実行を運転者が欲していないと判断して、制御開始終了フラグSTART_END_Fを「0」とし、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17をOFFとする。
車両挙動判定部12と運転操作判定部13と直進クルーズ走行判定部14は、車体流れ抑制制御の開始および終了を判定する車体流れ抑制制御開始終了判定部18を構成する。
カントトルク算出部15は、操舵角センサ5と操舵トルクセンサ7の出力信号に基づいて、操舵トルクセンサ7で検出された操舵トルクのうち、カント路において車体流れに抗して車両を直進状態に保持するために使われるトルク(以下、カントトルクC_STRTと称す)を推定演算する。後述するように、カントトルクC_STRTは車体流れを抑制するための制御量(以下、車体流れ抑制制御量と称す)を算出する際の基礎となるものであり、カントトルクC_STRTが大きいほど車体流れ抑制制御量は大きい値に設定される。
図5に示すフローチャートに従ってカントトルクC_STRTの算出方法を説明する。図5に示すフローチャートは、カントトルク算出部15において実行されるカントトルク算出処理ルーチンを示し、カントトルク算出処理ルーチンはECU10により繰り返し実行される。
まず、ステップS301において、操舵角センサ5の出力信号を時間微分することにより操舵角速度を算出する。
次に、ステップS302に進み、ステップS301で算出した操舵角速度に所定のゲインを乗じ、その積を推定操舵トルクD_STRTとする。ここで、推定操舵トルクD_STRTとは、運転者が車両の向きを変えるためにステアリングホイールに付与したトルクの推定値である。直線カント路において車体流れに抗して車両を直進状態に保持するときは、操舵角は殆ど変化がなく一定である。したがって、操舵角が変化するときは、運転者が車両の向きを変えるためにステアリングホイールを操舵しているときであると考えられる。また、操舵角速度が大きいほど運転者が車両の向きを変えようとする操舵意欲が強いと推定することができる。
そこで、この電動パワーステアリング装置1では、操舵角速度に所定のゲインを乗じることでトルク換算を行い、換算されたトルク値を推定操舵トルクD_STRTとする。
ステップS302で推定操舵トルクD_STRTを算出した後、ステップS303に進み、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTの絶対値と、ステップS302で算出された推定操舵トルクD_STRTの絶対値とを比較し、前者が後者よりも大きいか否かを判定する。
ステップS303における判定結果が「NO」である場合、つまり、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTの絶対値が、ステップS302で算出された推定操舵トルクD_STRTの絶対値以下である場合(|STRT|≦|D_STRT|)には、ステップS304に進み、カントトルクC_STRTを0とする(C_STRT=0)。つまり、この場合には、運転者が車両の向きを変えようとする操舵意欲が極めて強く、このような場合に車体流れ抑制制御を行うと、却って運転者が操舵フィールに違和感を感じるので、車体流れ抑制制御が実質的に行われないようにするために、カントトルクC_STRTを0とするのである。
ステップS303における判定結果が「YES」である場合、つまり、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTの絶対値が、ステップS302で算出された推定操舵トルクD_STRTの絶対値よりも大きい場合(|STRT|>|D_STRT|)には、ステップS305に進み、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTが正の値(右旋回方向のトルク)か否かを判定する。
ステップS305における判定結果が「YES」である場合(STRT>0)には、ステップS306に進み、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTから、ステップS302で算出された推定操舵トルクD_STRTの絶対値を減算し、その差をカントトルクC_STRTとする(C_STRT=STRT−|D_STRT|)。
また、ステップS305における判定結果が「NO」である場合、つまり、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTが0以下である場合(STRT≦0)には、操舵トルクSTRTは左旋回方向のトルクであるので、ステップS307に進み、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTに、ステップS302で算出された推定操舵トルクD_STRTの絶対値を加算し、その和をカントトルクC_STRTとする(C_STRT=STRT+|D_STRT|)。
補正量算出部16は、カントトルク算出部15から出力されるカントトルクC_STRTに基づいて、例えば図6に示される補正量テーブルを参照して、補正量(補正電流)C_HOSEIを算出する。この補正量C_HOSEIが車体流れ抑制制御量となる。
カントトルク算出部15と補正量算出部16は、操舵角速度STRに応じてEPS基本制御量C_Baseに対する補正量C_HOSEIを補正する補正手段ということができる。
図6に示す補正量テーブルでは、横軸にカントトルクC_STRTの絶対値、縦軸に補正量C_HOSEIを取り、カントトルクC_STRTの絶対値が所定値までは補正量C_HOSEIは「0」であり、前記所定値以上になると、カントトルクC_STRTの絶対値が大きくなるにしたがって補正量C_HOSEIが徐々に大きくなるように設定されている。すなわち、カントトルクC_STRTの絶対値が大きいほど、車体流れ抑制制御のための補正量C_HOSEIが大きくなるように設定されている。
ここで、前述したように、カントトルクC_STRTは、基本的に、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTから推定操舵トルクD_STRTを差し引くことで、カント路において車体流れに抗して車両を直進状態に保持するために使われているトルクとして算出しているので、車体流れ抑制制御のための補正量C_HOSEIを過不足のない適正な値に設定することができる。
なお、操舵角速度が大きいほど推定操舵トルクD_STRTは大きくなり、推定操舵トルクD_STRTが大きいほどカントトルクC_STRTの絶対値が小さくなるので、操舵角速度が大きいほど補正量C_HOSEIは小さい値に設定されることとなる。
さらに、前述したように、操舵トルクセンサ7により検出された操舵トルクSTRTの絶対値が、推定操舵トルクD_STRTの絶対値以下である場合には、運転者が車両の向きを変えようとする操舵意欲が極めて強いと推定して、カントトルクC_STRTを0とし、車体流れ抑制制御が実質的に行われないようにするので、運転者が操舵フィールに違和感を感じることがない。
そして、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17がONのときには、加算器19において、EPS基本制御部11のEPS基本制御量EPS_Baseと補正量C_HOSEIとを加算してアシストモータ31の目標電流Ioを算出し(Io=EPS_Base+C_HOSEI)、この目標電流Ioをモータ駆動回路32へ出力する。
モータ駆動回路32では、アシストモータ31の実電流が前記目標電流Ioと一致するように、フィードバック制御が行われる。
また、車体流れ抑制制御ON/OFFスイッチ17がOFFのときには、加算器19には補正量C_HOSEIは入力されず、EPS基本制御部11のEPS基本制御量EPS_Baseだけが入力されるので、EPS基本制御量EPS_Baseがモータ駆動回路32へ出力される。つまり、この場合には、補正量C_HOSEIは「0」となる。
次に、この実施例における電動パワーステアリング装置1のアシストモータ制御を、図2のフローチャートに従って説明する。
図2のフローチャートに示す車体流れ抑制制御ルーチンは、ECU10によって一定時間毎に繰り返し実行される。
まず、ステップS01において、横Gセンサ2と前後Gセンサ3とヨーレートセンサ4の出力信号に基づいて、前述した車両挙動判定処理を実行し、直進クルーズ走行中フラグVD_Fを「1」または「0」に設定する。
次に、ステップS02に進み、操舵角センサ5とアクセル開度センサ6の出力信号に基づいて、前述した運転操作判定処理を実行し、直進クルーズ操作中フラグDV_Fを「1」または「0」に設定する。
次に、ステップS03に進み、直進クルーズ走行中フラグVD_Fと直進クルーズ操作中フラグDV_Fとを乗算して、その積を制御開始終了フラグSTART_END_Fとする(START_END_F=VD_F×DV_F)。
次に、ステップS04に進み、制御開始終了フラグSTART_END_Fが「1」か否かを判定する。
ステップS04における判定結果が「YES」(START_END_F=1)である場合には、ステップS05に進み、操舵トルクセンサ7の出力信号と操舵角センサ5の出力信号に基づいて、カントトルクC_STRTを算出する。
次に、ステップS06に進み、カントトルクC_STRTに基づいて補正量C_HOSEIを算出する。
次に、ステップS07に進み、EPS基本制御部11のEPS基本制御量C_Baseに補正量C_HOSEIを加算して、アシストモータ31に対する制御量(目標電流)Ioを算出する(Io=EPS_Base+C_HOSEI)。
一方、ステップS04における判定結果が「NO」(START_END_F=0)である場合には、ステップS08に進み、補正量C_HOSEIを「0」として、ステップS07に進む。この場合には、アシストモータ31に対する制御量(目標電流)IoはEPS基本制御量EPS_Baseに一致する(Io=EPS_Base)。
以上説明するように、この実施例の電動パワーステアリング装置1によれば、操舵角速度に応じてEPS基本制御量C_Baseに対する補正量C_HOSEIを補正しているので、EPS基本制御量C_Baseに対する補正量C_HOSEIを適正な値にすることができる。その結果、車体流れを過不足なく適正に抑制することができる。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、車体流れ抑制制御開始終了判定部18の構成は前述した実施例に限るものではない。
この発明に係る電動パワーステアリング装置の実施例におけるブロック図である。 前記実施例における電動パワーステアリング装置のアシストモータ制御のフローチャートである。 前記実施例において車両挙動判定処理を示すフローチャートである。 前記実施例において運転操作判定処理を示すフローチャートである。 前期実施例においてカントトルク算出処理を示すフローチャートである。 前記実施例において使用される補正量(車体流れ抑制制御量)テーブルの一例である。
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
5 操舵角センサ
7 操舵トルクセンサ
31 電動アシストモータ(アシストモータ)

Claims (2)

  1. 操舵入力に応じて電動アシストモータによる操舵アシスト量を制御するとともに、カント路走行中の操舵トルクに応じて前記操舵アシスト量を補正する車体流れ抑制制御を行う制御装置を備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御装置は、操舵角速度に基づいて推定操舵トルクを算出し、前記操舵トルクおよび前記推定操舵トルクに基づいて前記カント路を直進走行するためのカントトルクを算出し、前記カントトルクに基づいて前記操舵アシスト量に対する前記補正量を算出し、
    前記制御装置は、前記操舵角速度の絶対値が大きいほど前記操舵アシスト量に対する前記補正量を減少するように補正し、
    前記制御装置は、前記操舵角速度に基づいて前記推定操舵トルクを算出し、算出された前記推定操舵トルクの絶対値が前記操舵トルクの絶対値より大きい場合に、前記補正量を0にすることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 直進クルーズ走行中か否かを判定する車両挙動判定部と、直進クルーズ操作中か否かを判定する運転操作判定部とを備え、
    前記車両挙動判定部は、車両の横加速度の絶対値が第1所定値未満で、且つ、前記車両のヨーレートの絶対値が第2所定値未満で、且つ、前記車両の前後加速度の絶対値が第3所定値未満である場合に、前記車両が直進クルーズ走行中であると判定し、
    前記制御装置は、前記車両挙動判定部により直進クルーズ走行中と判定され、且つ、前記運転操作判定部により直進クルーズ操作中と判定された場合に、前記車体流れ抑制制御を開始することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
JP2008258600A 2008-10-03 2008-10-03 電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP5238441B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258600A JP5238441B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 電動パワーステアリング装置
US12/558,574 US8655550B2 (en) 2008-10-03 2009-09-14 Electric power steering system and method for controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258600A JP5238441B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010089538A JP2010089538A (ja) 2010-04-22
JP5238441B2 true JP5238441B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=42076408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008258600A Expired - Fee Related JP5238441B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 電動パワーステアリング装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8655550B2 (ja)
JP (1) JP5238441B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7200361B2 (ja) 2018-05-07 2023-01-06 カンデーロ カロリーナ 車両用のキックスタンド、及び当該キックスタンドを動作するための方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4603596B2 (ja) * 2008-05-16 2010-12-22 本田技研工業株式会社 車体流れ抑制装置
JP5735895B2 (ja) * 2011-10-04 2015-06-17 株式会社ジェイテクト 操舵支援装置
JP6391516B2 (ja) * 2015-03-27 2018-09-19 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
GB201513200D0 (en) * 2015-07-27 2015-09-09 Trw Ltd Control for electric power steering
DE102016004234A1 (de) * 2016-04-08 2017-10-12 Man Truck & Bus Ag Fahrzeug, insbesondere Nutzfahrzeug, sowie Verfahren zur Spurhaltung
JP6328841B1 (ja) * 2017-12-25 2018-05-23 株式会社ショーワ 制御装置、および、ステアリング装置
US11891136B2 (en) 2018-07-31 2024-02-06 Mitsubishi Electric Corporation Steering control device

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4419049C2 (de) * 1993-06-01 2002-10-31 Mitsubishi Motors Corp Steuersystem und -verfahren für eine Servolenkvorrichtung
JPH08263790A (ja) * 1995-03-23 1996-10-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵制御装置
US6185485B1 (en) * 1998-12-22 2001-02-06 Ford Global Technologies, Inc Relative vehicle platform having synchronized adaptive offset calibration for lateral accelerometer and steering angle sensor
JP3775120B2 (ja) * 1999-08-02 2006-05-17 日産自動車株式会社 車線追従装置
JP3353770B2 (ja) * 1999-08-19 2002-12-03 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置
US6425454B1 (en) * 2000-02-16 2002-07-30 Ford Global Technologies, Inc. Vehicle electric power assist steering system and method using velocity based torque estimation
DE60135188D1 (de) * 2000-06-29 2008-09-18 Trw Ltd Verbesserungen in Verbindung mit elektrischen Servolenksystemen
JP2002308132A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Toyota Motor Corp 車輌用電動式パワーステアリング装置
JP2003175850A (ja) * 2001-12-13 2003-06-24 Toyoda Mach Works Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
EP1348610B1 (en) * 2002-03-29 2008-01-30 Jtekt Corporation Vehicle control device with power steering device
CN100519300C (zh) * 2003-02-20 2009-07-29 日本精工株式会社 电动动力转向装置
JP4427964B2 (ja) * 2003-03-31 2010-03-10 株式会社アドヴィックス 車両の制御装置
JP4369198B2 (ja) * 2003-10-10 2009-11-18 株式会社ジェイテクト 車両用操舵制御装置
JP4120570B2 (ja) * 2003-11-21 2008-07-16 日産自動車株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2005324655A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用後輪操舵装置
JP4349309B2 (ja) * 2004-09-27 2009-10-21 日産自動車株式会社 車両用操舵制御装置
JP4293106B2 (ja) * 2004-10-14 2009-07-08 トヨタ自動車株式会社 電動式パワーステアリング装置用制御装置
JP4424181B2 (ja) * 2004-12-03 2010-03-03 日産自動車株式会社 車両用操舵制御装置
US20060278466A1 (en) * 2005-06-13 2006-12-14 Bo Cheng Electric power steering systems
JP4367402B2 (ja) * 2005-11-02 2009-11-18 トヨタ自動車株式会社 車両の操舵制御装置
JP4203062B2 (ja) * 2005-11-02 2008-12-24 三菱電機株式会社 車両用操舵装置
JP4593457B2 (ja) 2005-12-22 2010-12-08 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP4984598B2 (ja) * 2006-03-30 2012-07-25 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5093552B2 (ja) * 2006-05-09 2012-12-12 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7200361B2 (ja) 2018-05-07 2023-01-06 カンデーロ カロリーナ 車両用のキックスタンド、及び当該キックスタンドを動作するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010089538A (ja) 2010-04-22
US8655550B2 (en) 2014-02-18
US20100087988A1 (en) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5238441B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5109342B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4603593B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2017002570A1 (ja) パワーステアリング装置の制御装置及びパワーステアリング装置
US8423245B2 (en) Electric power steering control apparatus
JP5431745B2 (ja) 車両の運動制御装置
JP2015037932A (ja) 車両用操舵装置
JP2007186064A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5509341B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008149887A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5216851B2 (ja) 車体流れ抑制装置
JP2008174013A (ja) パワーステアリング機構の制御装置
JP4404693B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2007196833A (ja) 車両用操舵制御装置
JP4603595B2 (ja) 車体流れ抑制装置
JP2005088666A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5088032B2 (ja) 車両の制駆動制御装置及び制駆動制御方法
JP5038279B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5081728B2 (ja) 車両用電動パワーステアリング装置
JP5251028B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP2010095180A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6747400B2 (ja) 車両の速度制御装置
JP4410214B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4909937B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006168649A (ja) パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5238441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees