JP4293106B2 - 電動式パワーステアリング装置用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の電動式パワーステアリング装置に係り、更に詳細には操舵輪が駆動輪である車輌の電動式パワーステアリング装置用制御装置に係る。
自動車等の車輌に於いて、操舵アシストトルクを付与することにより運転者の操舵負担を軽減する電動式パワーステアリング装置用制御装置の一つとして、例えば下記の特許文献1に記載されている如く、操舵輪の駆動力が大きいほど車輌のヨーレート及び操舵角速度に基づいて設定される操舵反力トルクを大きくするよう構成された電動式パワーステアリング装置用制御装置が従来より知られている。
かかる電動式パワーステアリング装置用制御装置によれば、定常走行域に於ける操舵反力トルクを大きくすることなく発進加速時等に於ける操舵反力トルクを大きくし、これにより左右輪の駆動力差によるトルクステアに起因する車輌の挙動悪化を抑制することができ、車輌の直進走行性及び車輌の走行安定性を向上させることができる。
特開平8−104249号公報
一般に、車輌が路面の摩擦係数が高い路面にて急発進、加速するような状況に於いては、駆動輪に高い駆動力が作用するため、操舵輪が駆動輪である車輌の場合には、駆動系、特にディファレンシャルギヤ装置等に於ける摩擦力が大きくなり、そのため操舵操作を滑らかに行うことができなくなる場合がある。特にこの問題は、車輌の駆動源が内燃機関と電動機とよりなるハイブリッドシステムの如く高い駆動力を発生可能な駆動源である車輌が発進加速する状況に於いて、運転者により切り戻し操舵が行われる場合に顕著である。
尚上記問題は左右輪の駆動力差が大きいことが原因ではなく、駆動輪である操舵輪に高い駆動力が作用し駆動系に於ける摩擦力が大きくなることが原因であるので、上述の特許文献1に記載された電動式パワーステアリング装置用制御装置により上記問題を解消することはできない。
本発明は、操舵輪が駆動輪である車輌に適用された電動式パワーステアリング装置及びその制御に於ける上述の如き技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、駆動輪である操舵輪に高い駆動力が作用し駆動系に於ける摩擦力が大きくなることに着目することにより、操舵輪に高い駆動力が作用する状況に於いても操舵操作を滑らかに行い得るようにすることである。
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち操舵輪が駆動輪である車輌に適用され、少なくとも操舵トルクに基づいて電動式パワーステアリング装置による操舵アシストトルクを制御する電動式パワーステアリング装置用制御装置にして、前記操舵輪の駆動力を求める手段と、前記操舵輪の駆動力に応じて前記操舵輪の駆動力が大きいときには前記操舵輪の駆動力が小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう前記操舵アシストトルクを補正する操舵アシストトルク補正手段とを有することを特徴とする電動式パワーステアリング装置用制御装置によって達成される。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記の構成に於いて、前記操舵アシストトルク補正手段は運転者の操舵が切り戻し操舵であるか否かを判定する手段を有し、運転者の操舵が切り戻し操舵であるときに前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう構成される(請求項の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記の構成に於いて、前記操舵アシストトルク補正手段は操舵角の大きさが大きいときには操舵角の大きさが小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう構成される(請求項の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記の構成に於いて、前記操舵アシストトルク補正手段は操舵角速度の大きさが大きいときには操舵角速度の大きさが小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう構成される(請求項の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記の構成に於いて、前記操舵アシストトルク補正手段は車速が低いときには車速が高いときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう構成される(請求項の構成)。
上記請求項1の構成によれば、操舵輪の駆動力が求められ、操舵輪の駆動力に応じて前記操舵輪の駆動力が大きいときには前記操舵輪の駆動力が小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう操舵アシストトルクが補正されるので、駆動系に於ける摩擦力に応じて駆動系に於ける摩擦力が高いときには駆動系に於ける摩擦力が低いときに比して確実に操舵アシストトルクを大きくするよう操舵アシストトルクを補正することができ、これにより駆動系に於ける摩擦力に起因して操舵操作を滑らかに行うことができなくなることを効果的に防止することができる。
また上記請求項の構成によれば、運転者の操舵が切り戻し操舵であるか否かが判定され、運転者の操舵が切り戻し操舵であるときに操舵アシストトルクの大きさが大きくされるので、操舵輪の駆動力が非常に大きく、操舵輪に作用するセルフアライニングトルクにより操舵輪を効果的に切り戻し方向へ転舵することができない状況に於いても、駆動系に於ける摩擦力に起因して切り戻し操舵操作を滑らかに行うことができなくなることを確実に防止することができる。
また上記請求項の構成によれば、操舵角の大きさが大きいときには操舵角の大きさが小さいときに比して操舵アシストトルクの大きさが大きくされるので、中立位置よりの操舵操作量が大きい状況に於いて大きく切り戻し操舵する際の操舵操作を滑らかに行うことができるようになる。
また上記請求項の構成によれば、操舵角速度の大きさが大きいときには操舵角速度の大きさが小さいときに比して操舵アシストトルクの大きさが大きくされるので、操舵角速度の大きさが大きいときには操舵角速度の大きさが小さいときに比して確実に操舵アシストトルクを大きくすることができ、これにより運転者が急速な操舵を行った場合には大きい操舵アシストトルクが発生され、操舵輪が急速に転舵されるので、運転者の操舵フィーリングを向上させることができる。
また上記請求項の構成によれば、車速が低いときには車速が高いときに比して操舵アシストトルクの大きさが大きくされるので、操舵輪に作用する駆動力が大きくなり易い低車速域に於いて確実に操舵アシストトルクを大きくし、逆に操舵輪に作用する駆動力が大きくなり難い高車速域に於いて操舵アシストトルクが過大になることを効果的に防止することができる。
[課題解決手段の好ましい態様]
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至の構成に於いて、操舵輪の駆動力は左右の操舵輪の駆動力の平均値又はそれらの高い方の値であるよう構成される(好ましい態様1)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至の構成に於いて、操舵輪の駆動力は車輌の駆動源より駆動系を経て左右の操舵輪へ駆動に与えられる駆動力であるよう構成される(好ましい態様2)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は少なくとも操舵トルクに基づいて基本的なアシストトルクを演算し、少なくとも操舵輪の駆動力に基づいて操舵助勢トルクを演算し、基本的なアシストトルクと操舵助勢トルクとの和を操舵アシストトルクとすることにより操舵アシストトルクを補正するよう構成される(好ましい態様3)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は運転者の操舵が切り戻し操舵であるか否かを判定し、運転者の操舵が切り戻し操舵であるときに操舵助勢トルクを演算するよう構成される(好ましい態様4)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は少なくとも操舵トルクに基づいて基本的なアシストトルクを演算し、少なくとも操舵輪の駆動力に基づいて操舵助勢トルクを演算し、少なくとも操舵角速度に基づいて操舵角速度に基づく補正トルクを演算し、基本的なアシストトルクと操舵助勢トルクと補正トルクとの和を操舵アシストトルクとすることにより操舵アシストトルクを補正するよう構成される(好ましい態様5)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様5の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は運転者の操舵が切り戻し操舵であるか否かを判定し、運転者の操舵が切り戻し操舵であるときに操舵助勢トルク及び補正トルクを演算するよう構成される(好ましい態様6)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3乃至6の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は操舵輪の駆動力が大きいときには操舵輪の駆動力が小さいときに比して操舵助勢トルクの大きさを大きくするよう構成される(好ましい態様7)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3乃至7の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は操舵角の大きさが大きいときには操舵角の大きさが小さいときに比して操舵助勢トルクの大きさを大きくするよう構成される(好ましい態様8)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様5乃至8の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は操舵角速度の大きさが大きいときには操舵角速度の大きさが小さいときに比して補正トルクの大きさを大きくするよう構成される(好ましい態様9)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3乃至9の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は車速が低いときには車速が高いときに比して操舵助勢トルクの大きさを大きくするよう構成される(好ましい態様10)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様5乃至8の構成に於いて、操舵アシストトルク補正手段は車速が低いときには車速が高いときに比して補正トルクの大きさを大きくするよう構成される(好ましい態様11)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項の構成に於いて、操舵輪の駆動力が基準値以下であるときには操舵アシストトルクの大きさを大きくしないよう構成される(好ましい態様12)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項の構成に於いて、操舵角の絶対値が基準値以下であるときには操舵アシストトルクの大きさを大きくしないよう構成される(好ましい態様13)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項又は上記好ましい態様13の構成に於いて、切り戻し操舵が開始された時点よりの経過時間が予め設定された時間以上であるときには操舵アシストトルクの大きさを大きくしないよう構成される(好ましい態様14)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項の構成に於いて、操舵角の大きさが第一の基準値以下であるときには操舵角の大きさが大きいほど操舵アシストトルクの大きさの増大量を大きくし、操舵角の大きさが第一の基準値よりも大きい第二の基準値以上であるときには操舵角の大きさが大きいほど操舵アシストトルクの大きさの増大量を小さくするよう構成される(好ましい態様15)。

以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は前輪駆動車に適用された本発明による電動式パワーステアリング装置用制御装置の一つの実施例を示す概略構成図である。
図1に於いて、10FL及び10FRはそれぞれ車輌12の駆動輪である左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれぞれ車輌12の従動輪である左右の後輪を示している。操舵輪でもある左右の前輪10FL及び10FRは図1には示されていないハイブリッドシステムの如き駆動源により駆動され、運転者によるステアリングホイール14の転舵に応答して駆動されるラック・アンド・ピニオン式の電動式パワーステアリング装置16によりタイロッド18L及び18Rを介して操舵される。
図示の実施例に於いては、電動式パワーステアリング装置16はラック同軸型の電動式パワーステアリング装置であり、電子制御装置20により制御される。電動式パワーステアリング装置16は電動機22と、電動機22の回転トルクをラックバー24の往復動方向の力に変換する例えばボールねじ式の変換機構26とを有し、ハウジング28に対し相対的にラックバー24を駆動する補助転舵力を発生することにより、運転者の操舵負担を軽減する操舵アシストトルクを発生する。
各車輪の制動力は制動装置30の油圧回路32によりホイールシリンダ34FR、34FL、34RR、34RLの制動圧が制御されることによって制御されるようになっている。図には示されていないが、油圧回路32はリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧は通常時には運転者によるブレーキペダル36の踏み込み操作に応じて駆動されるマスタシリンダ38により制御され、また必要に応じて電子制御装置40により制御される。尚電子制御装置40は車輌の挙動が悪化した場合に、電子制御装置20と共働して当技術分野に於いて公知の要領にて所定の車輪の制動力を制御することにより、車輌の挙動を安定化させる挙動制御を行う。
ステアリングシャフト42には操舵角θを検出する操舵角センサ44及び操舵トルクTsを検出するトルクセンサ46が設けられ、車輌12には車速Vを検出する車速センサ48が設けられている。尚操舵角センサ44及びトルクセンサ46は車輌の右旋回方向を正としてそれぞれ操舵角θ及び操舵トルクTsを検出する。
図示の如く、操舵角センサ44により検出された操舵角θを示す信号、トルクセンサ46により検出された操舵トルクTsを示す信号、車速センサ48により検出された車速Vを示す信号は電子制御装置20に入力される。また電子制御装置20にはエンジン制御装置50よりスロットル開度φの如きエンジン制御パラメータが入力される。尚図には詳細に示されていないが、電子制御装置20及び40は例えばCPUとROMとRAMと入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のマイクロコンピュータを含んでいる。
電子制御装置20は、図2に示されたフローチャートに従い、操舵トルクTs及び車速Vに基づき運転者の操舵負担を軽減するための基本アシストトルクTabを演算し、操舵角速度θd、車速V、操舵トルクTsに基づきステアリングホイール14の収束性を向上させるためのダンピング制御トルクTdpを演算し、前輪の駆動トルクTwfを演算し、前輪の駆動トルクTwfが高くない通常の走行時及び前輪の駆動トルクTwfは高いがステアリングホイール14の切り戻し操舵中ではないときには、基本アシストトルクTab及びダンピング制御トルクTdpの和を目標アシストトルクTaとし、目標アシストトルクTaに基づき電動式パワーステアリング装置16によるアシストトルクを制御する。
また電子制御装置20は、前輪の駆動トルクTwfが高く且つステアリングホイール14の切り戻し操舵中であるときには、操舵角θの大きさが大きいほど大きくなり車速Vが高いときには小さくなるよう、ステアリングホイール14を中立位置へ付勢する切り戻し助勢トルクTnrを演算し、操舵角速度θdの大きさが大きいほど大きくなり車速Vが高いときには小さくなるよう、ステアリングホイール14の速い操作を容易にする操舵角速度補正トルクTsvを演算し、基本アシストトルクTab、ダンピング制御トルクTdp、切り戻し助勢トルクTnr、操舵角速度補正トルクTsvの和を目標アシストトルクTaとし、目標アシストトルクTaに基づき電動式パワーステアリング装置16によるアシストトルクを制御する。
次に図2に示されたフローチャートを参照して図示の実施例に於ける操舵アシストトルク制御について説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、イグニッションスイッチが開成されるまで所定の時間毎に繰返し実行される。
まずステップ10に於いては操舵角θを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いては操舵トルクTsの大きさが大きいほど基本アシストトルクTab′が大きくなるよう、操舵トルクTsに基き図5に示されたグラフに対応するマップより基本アシストトルクTab′が演算され、車速Vが高いほど車速係数Kvが小さくなるよう、車速Vに基づき図6に示されたグラフに対応するマップより車速係数Kvが演算され、車速係数Kvと基本アシストトルクTab′との積として補正後の基本アシストトルクTabが演算される。
ステップ30に於いては操舵角θの時間微分値として操舵角速度θdが演算されると共に、操舵角速度θdの大きさが大きいほど基本ダンピング制御トルクTdp′が操舵角速度の方向とは逆方向に大きくなるよう、操舵角速度θdに基き図7に示されたグラフに対応するマップより基本ダンピング制御トルクTdp′が演算され、車速Vが高いほど車速係数Kvdpが漸次増大するよう、車速Vに基づき図8に示されたグラフに対応するマップより車速係数Kvdpが演算される。
またステップ30に於いては操舵トルクTsの絶対値が大きいほど操舵トルクに基づく補正係数Ktdpが小さくなるよう、操舵トルクTsの絶対値に基き図8に示されたグラフに対応するマップより操舵トルクに基づく補正係数Ktdpが演算され、車速係数Kvdpと補正係数Ktdpと基本ダンピング制御トルクTdp′との積としてダンピング制御トルクTdpが演算される。
ステップ40に於いてはエンジン制御装置50よりのスロットル開度φの如き情報に基づき、当技術分野に於いて公知の要領にて左右前輪の駆動トルクTwfl、Twfrが演算され、これらの駆動トルクの平均値又はこれらの駆動トルクのうちの大きい方の値として前輪の駆動トルクTwfが演算され、ステップ50に於いては前輪の駆動トルクTwfが高い領域に於いて駆動トルク係数Ktwfが大きい値になるよう、前輪の駆動トルクTwfに基づき図9に示されたグラフに対応するマップより駆動トルク係数Ktwfが演算される。
ステップ60に於いては例えば操舵角θの符号と操舵角速度θdの符号とが異なるか否かの判別の如く当技術分野に於いて公知の要領にてステアリングホイール14が切り増し操舵された後の切り戻し操舵中であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ80へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ70へ進む。
ステップ70に於いては操舵角θの絶対値が基準値θo(正の定数)以下であるか否かの判別により、ステアリングホイール14が中立位置近傍にあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ100へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ80に於いて切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvがそれぞれ0に設定された後ステップ300へ進む。尚ステップステップ70に於いて肯定判別が行われた場合に於いて、切り戻し助勢トルクTnr若しくは操舵角速度補正トルクTsvが0ではないときには、トルクTnr、Tsvの値が0になるまでそれらのトルクの大きさが漸次低減される。
ステップ100に於いては図3に示されたサブルーチンに従って切り戻し助勢トルクTnrが演算され、ステップ200に於いては図4に示されたサブルーチンに従って操舵角速度補正トルクTsvが演算される。
ステップ300に於いては基本アシストトルクTab、ダンピング制御トルクTdp、切り戻し助勢トルクTnr、操舵角速度補正トルクTsvの和として目標アシストトルクTaが演算され、ステップ310に於いては目標アシストトルクTaに対応する制御信号が電動機22へ出力され、これにより運転者に必要な操舵力を軽減する操舵アシストトルク制御が実行される。
次に図3に示されたフローチャートを参照して上記ステップ100に於いて実行される切り戻し助勢トルクTnr演算ルーチンについて説明する。
まずステップ110に於いては操舵角θの絶対値が第一の基準値θ1以下であるときには操舵角θの絶対値が大きくなるほど基本切り戻し助勢トルクTnrbの大きさが大きくなり、操舵角θの絶対値が第一の基準値θ1よりも大きい第二の基準値θ2以上であるときには操舵角θの絶対値が大きくなるにつれて基本切り戻し助勢トルクTnrbの大きさが漸次減少するよう、操舵角θに基づき図10に示されたグラフに対応するマップより基本切り戻し助勢トルクTnrbが演算される。
尚操舵角θの絶対値が第二の基準値θ2以上である領域に於いて操舵角θの絶対値が大きくなるにつれて基本切り戻し助勢トルクTnrbの大きさが漸次減少するよう演算されるのは、操舵角θの絶対値が大きい領域に於いては操舵輪である左右の前輪に作用するセルフアライニングトルクの大きさが大きく、従って操舵角θの絶対値が大きい領域に於いてはステアリングホイール14を中立位置へ付勢するためのトルクの大きさが小さくてよいことを考慮したものである。
ステップ120に於いては車速Vが高い領域に於いて車速係数Knvが小さい値になるよう、車速Vに基づき図11に示されたグラフに対応するマップより車速係数Knvが演算される。
ステップ130に於いては車速係数Knvと基本切り戻し助勢トルクTnrbと駆動トルク係数Ktwfとの積としてステアリングホイール14を中立位置へ付勢する切り戻し助勢トルクTnrが演算され、しかる後ステップ200へ進む。
次に図4に示されたフローチャートを参照して上記ステップ200に於いて実行される操舵角速度補正トルクTsv演算ルーチンについて説明する。
まずステップ210に於いては操舵角速度θdの絶対値が大きいほど基本操舵角速度補正トルクTsvbの大きさが大きくなるよう、操舵角速度θdに基づき図12に示されたグラフに対応するマップより基本操舵角速度補正トルクTsvbが演算される。
ステップ220に於いては車速Vが高い領域に於いて車速係数Ksvが小さい値になるよう、車速Vに基づき図13に示されたグラフに対応するマップより車速係数Ksvが演算される。
ステップ230に於いては車速係数Ksvと基本操舵角速度補正トルクTsvbと駆動トルク係数Ktwfとの積としてステアリングホイール14の速い操作を容易にする操舵角速度補正トルクTsvが演算され、しかる後ステップ300へ進む。
かくして図示の実施例によれば、ステップ20に於いて操舵トルクTsの大きさが大きいほど大きさが大きくなり且つ車速Vが高いほど大きさが小さくなるよう、操舵トルクTs及び車速Vに基づき基本アシストトルクTabが演算され、ステップ30に於いて操舵角速度θd、車速V、操舵トルクTsに基づきステアリングホイール14の収束性を向上させてそのふらつきを抑制するためのダンピング制御トルクTdpが演算され、ステップ40に於いて前輪の駆動トルクTwfが演算され、ステップ50に於いて前輪の駆動トルクTwfに基づき駆動トルク係数Ktwfが演算される。
この場合駆動トルク係数Ktwfは前輪の駆動トルクTwfが高くない通常の走行時には0に演算され、前輪の駆動トルクTwfが高い領域に於いては前輪の駆動トルクTwfが高くなるにつれて大きい値になるよう演算される。
またステアリングホイール14が切り増し操舵された後の切り戻し操舵中であるときには、ステップ60に於いて否定判別が行われ、切り増し操舵された後の切り戻し操舵中であってもステアリングホイール14が中立位置近傍にあるときには、ステップ70に於いて肯定判別が行われ、ステップ80に於いて切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvがそれぞれ0に設定され、ステップ300及び310に於いて基本アシストトルクTab及びダンピング制御トルクTdpの和に基づき電動式パワーステアリング装置16によるアシストトルクが制御される。
これに対しステアリングホイール14が切り増し操舵された後の切り戻し操舵中であり且つステアリングホイール14が中立位置近傍にないときには、ステップ60及び70に於いて否定判別が行われ、ステップ100に於いてステアリングホイール14を中立位置へ付勢する切り戻し助勢トルクTnrが演算され、ステップ200に於いてステアリングホイール14の速い操作を容易にする操舵角速度補正トルクTsvが演算され、ステップ300及び310に於いて基本アシストトルクTab、ダンピング制御トルクTdp、切り戻し助勢トルクTnr、操舵角速度補正トルクTsvの和に基づき電動式パワーステアリング装置16によるアシストトルクが制御される。
従って図示の実施例によれば、ステアリングホイール14が切り増し操舵された後に切り戻し操舵されている状況に於いて、操舵駆動輪である左右前輪10FL及び10FRの駆動トルクTwfが高いときには、駆動トルクTwfが高いほど大きさが大きくなるよう切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvが可変設定されるので、駆動トルクTwfが高く駆動系に於ける駆動トルクに起因する摩擦力が高いほど切り戻し方向への操舵アシストトルクの大きさを大きくすることができ、これにより運転者は駆動系に於ける摩擦力に拘らず運転者は滑らかな切り戻し操舵を行うことができる。
また図示の実施例によれば、切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvにより操舵アシストトルクTaの大きさが増大されるのは、ステアリングホイール14が切り戻し操舵されている場合であるので、ステアリングホイール14が切り増し操舵されている状況に於いて操舵方向へのアシストトルクが大きくなって切り増し操舵が過剰になる虞れを確実に低減しつつ、駆動系に於ける摩擦力に起因して切り戻し操舵操作を滑らかに行うことができなくなることを確実に防止することができる。
また図示の実施例によれば、ステアリングホイール14が切り戻し操舵されている状況であっても、操舵角θの絶対値が基準値θo以下であるときには切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvによる操舵アシストトルクTaの大きさの増大は行われないので、車輌が実質的に直進状態に復帰する際に操舵方向へのアシストトルクが過大になること及びこれに起因して車輌の直進状態への復帰が阻害される虞れを確実に低減することができる。
特に図示の実施例によれば、操舵角速度補正トルクTsvは、前輪の駆動トルクTwfが高い領域に於いて大きさが大きい値になり、操舵角速度θdの絶対値が大きいほど大きさが大きくなり、車速Vが高い領域に於いて車速係数Ksvが小さい値になるよう、ステアリングホイール14の速い操作を容易にするトルクとして演算されるので、ステアリングホイール14が切り増し操舵された後に切り戻し操舵されている状況に於いて、操舵駆動輪である左右前輪10FL及び10FRの駆動トルクTwfが高いときには、操舵角速度θdの絶対値が大きいほど切り戻し方向への操舵アシストトルクの大きさを大きくすることができ、従って目標アシストトルクTaの演算に際し操舵角速度補正トルクTsvが加算されない場合に比して、速い切り戻し操舵を滑らかに行うことができ、操舵フィーリングを向上させることができる。
尚ダンピング制御トルクTdpは操舵角速度θdの大きさが大きいほど大きさが大きくなるよう操舵方向とは逆方向に作用するトルクとして演算され、操舵角速度補正トルクTsvは操舵角速度θdの大きさが大きいほど大きさが大きくなるよう操舵方向と同一の方向に作用するトルクとして演算されるが、ダンピング制御トルクTdpの大きさは車速Vが低い領域に於いて0又は小さい値であり、操舵角速度補正トルクTsvの大きさは車速Vが高い領域に於いて0又は小さい値であると共に、前輪の駆動トルクTwfが小さいときにも0又は小さい値である。また一般に駆動輪である前輪の駆動トルクTwfは低車速域に於いて大きく、高車速域に於いては小さい。
従ってダンピング制御トルクTdp及び操舵角速度補正トルクTsvの一方が他方の作用を大きく阻害することはなく、発進加速時の如く車速Vが低く前輪の駆動トルクTwfが大きいときには、確実に切り戻し時に於ける円滑な操舵操作を可能にし、運転者がステアリングホイール14の引っ掛かり感を感じることを効果的に防止することができ、中高速走行時の如く車速Vが高く前輪の駆動トルクTwfが小さいときには、ステアリングホイール14の収束性を確実に向上させてステアリングホイール14のふらつきを効果的に防止することができる。
また図示の実施例によれば、ステアリングホイール14が切り増し操舵された後に切り戻し操舵されている状況に於いて、駆動トルクTwfが高いほど大きさが大きくなるよう切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvが演算され、切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvにより操舵アシストトルクTaの大きさが増大されるので、例えば切り戻し助勢トルクTnrに操舵角速度θdに基づく補正係数が乗算されることにより操舵アシストトルクTaの大きさの増大量が演算される場合に比して、操舵角θ及び操舵角速度θdに応じて操舵アシストトルクTaの大きさの増大量を適正に演算することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の実施例に於いては、ステアリングホイール14が切り増し操舵された後の切り戻し操舵中であり且つステアリングホイール14が中立位置近傍にないときに切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvが加算される基本的なアシストトルクは、操舵トルクTsに基づいて演算される基本アシストトルクTabと操舵角速度θdに基づいて演算されるダンピング制御トルクTdpとの和であるが、切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvが加算される基本的なアシストトルクは、少なくとも操舵トルクTsに基づいて演算されるアシストトルクである限り、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて演算されるトルクであってよい。
また上述の実施例に於いては、操舵輪である前輪の駆動トルクTwfは駆動源であるエンジンの出力等に基づいて左右前輪の駆動トルクTwfl、Twfrが演算され、これらの駆動トルクの平均値又はこれらの駆動トルクのうちの大きい方の値として演算されるようになっているが、前輪の駆動トルクTwfは例えばエンジンの出力トルク及び変速機の変速比に基づいてエンジンより駆動系を経て左右前輪に与えられる駆動トルクとして演算されてもよい。
また上述の実施例に於いては、ステアリングホイール14が切り戻し操舵されている状況であっても、操舵角θの絶対値が基準値θo以下であるときには切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvによる操舵アシストトルクTaの大きさの増大は行われないようになっているが、切り戻し操舵が開始された時点よりの経過時間が予め設定された時間以上であるときにも操舵アシストトルクTaの大きさの増大が行われないよう修正されてもよい。
また上述の実施例に於いては、ステアリングホイール14が切り増し操舵された後に切り戻し操舵されている状況に於いて、駆動トルクTwfが高いほど大きさが大きくなるよう切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvが演算され、切り戻し助勢トルクTnr及び操舵角速度補正トルクTsvにより操舵アシストトルクTaの大きさが増大されるようになっているが、例えば切り戻し助勢トルクTnrに操舵角速度θdに基づく補正係数が乗算されることにより操舵アシストトルクTaの大きさの増大量が演算されるよう修正されてもよい。
更に上述の実施例に於いては、車輌は前輪駆動車であるが、本発明が適用される車輌は四輪駆動車であってもよく、また操舵アシストトルクを任意に制御し得る限り電動式パワーステアリング装置は当技術分野に於いて公知の任意の構成のものであってよい。
前輪駆動車に適用された本発明による電動式パワーステアリング装置用制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図である。 実施例に於ける操舵アシストトルク制御のメインルーチンを示すフローチャートである。 図2に示されたフローチャートのステップ100に於いて実行される切り戻し助勢トルクTnr演算のサブルーチンを示すフローチャートである。 図2に示されたフローチャートのステップ200に於いて実行される操舵角速度補正トルクTsv演算のサブルーチンを示すフローチャートである。 操舵トルクTsと基本アシストトルクTab′との間の関係を示すグラフである。 車速Vと車速係数Kvとの間の関係を示すグラフである。 操舵角速度θdと基本ダンピング制御トルクTdp′との間の関係を示すグラフである。 車速Vと車速係数Kvdpとの間の関係を示すグラフである。 前輪の駆動トルクTwfと駆動トルク係数Ktwfとの間の関係を示すグラフである。 操舵角θと基本切り戻し助勢トルクTnrbとの間の関係を示すグラフである。 車速Vと車速係数Knvとの間の関係を示すグラフである。 操舵角速度θdと基本操舵角速度補正トルクTsvbとの間の関係を示すグラフである。 車速Vと車速係数Ksvとの間の関係を示すグラフである。
符号の説明
14 ステアリングホイール
16 電動式パワーステアリング装置
20 電子制御装置
30 制動装置
40 電子制御装置
44 操舵角センサ
46 トルクセンサ
48 車速センサ

Claims (5)

  1. 操舵輪が駆動輪である車輌に適用され、少なくとも操舵トルクに基づいて電動式パワーステアリング装置による操舵アシストトルクを制御する電動式パワーステアリング装置用制御装置にして、前記操舵輪の駆動力を求める手段と、前記操舵輪の駆動力に応じて前記操舵輪の駆動力が大きいときには前記操舵輪の駆動力が小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさを大きくするよう前記操舵アシストトルクを補正する操舵アシストトルク補正手段とを有することを特徴とする電動式パワーステアリング装置用制御装置。
  2. 前記操舵アシストトルク補正手段は運転者の操舵が切り戻し操舵であるか否かを判定する手段を有し、運転者の操舵が切り戻し操舵であるときに前記操舵アシストトルクの大きさを大きくすることを特徴とする請求項に記載の電動式パワーステアリング装置用制御装置。
  3. 前記操舵アシストトルク補正手段は操舵角の大きさが大きいときには操舵角の大きさが小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさの増大量を大きくすることを特徴とする請求項又はに記載の電動式パワーステアリング装置用制御装置。
  4. 前記操舵アシストトルク補正手段は操舵角速度の大きさが大きいときには操舵角速度の大きさが小さいときに比して前記操舵アシストトルクの大きさの増大量を大きくすることを特徴とする請求項乃至3のいずれかに記載の電動式パワーステアリング装置用制御装置。
  5. 前記操舵アシストトルク補正手段は車速が低いときには車速が高いときに比して前記操舵アシストトルクの大きさの増大量を大きくすることを特徴とする請求項乃至4のいずれかに記載の電動式パワーステアリング装置用制御装置。
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