JP2002340017A - ジョイント機構及びそれを用いた操舵補助装置 - Google Patents

ジョイント機構及びそれを用いた操舵補助装置

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JP2002340017A
JP2002340017A JP2001151019A JP2001151019A JP2002340017A JP 2002340017 A JP2002340017 A JP 2002340017A JP 2001151019 A JP2001151019 A JP 2001151019A JP 2001151019 A JP2001151019 A JP 2001151019A JP 2002340017 A JP2002340017 A JP 2002340017A
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coil spring
worm
drive shaft
joint mechanism
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Osamu Sano
修 佐野
Masafumi Uota
雅史 魚田
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/02Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H1/04Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
    • F16H1/12Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes
    • F16H1/16Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising worm and worm-wheel

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  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータの駆動軸とこの駆動軸によって回
転駆動される従動軸とを、打音を生じることなくコスト
安価に連結することができるジョイント機構及びそれを
用いた操舵補助装置を提供する。 【解決手段】 電動モータ6の駆動軸60とウォーム軸
70とをジョイント機構8を介して連結する。ジョイン
ト機構8は、駆動軸60及びウォーム軸70のそれぞれ
に大径部6a,7aと小径部6b,7bとを形成してい
る。各軸60,70の大径部6a,7aに第1コイルば
ね81を巻き付け、小径部6b,7bに第1コイルばね
81と逆巻きの第2コイルばね82を巻き付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動軸と従動軸
とをトルク伝達可能に連結するジョイント機構及びそれ
を用いた操舵補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の操舵補助装置として、
図8に示すように、操舵輪(ハンドル)101を取り付
けた第1操舵軸102と、この第1操舵軸102の下方
に直列に設けられた第2操舵軸104とを、トーション
バー103を介して互いに連結し、前記第1操舵軸10
2と第2操舵軸104との相対的な回転変位量に基づい
て、トルクセンサ105により操舵トルクを検出すると
ともに、このトルクセンサ105の検出結果に基づいて
操舵補助用の電動モータ106を駆動し、この電動モー
タ106の回転を減速機構109により減速して前記第
2操舵軸104に伝達することにより、操舵輪101に
よる手動操舵力を補助するものが提供されている。
【0003】前記減速機構109は、ウォームが設けら
れたウォーム軸107と、このウォームに噛み合わせた
状態で前記第2操舵軸104に一体回転可能に取り付け
られた合成樹脂製のウォームホイール108とによって
構成されており、前記ウォーム軸107の一端部は、電
動モータ106の駆動軸106aにジョイント111を
介して一体回転可能に連結されている(図9参照)。前
記ジョイント111は、筒体112の一端側の内周にス
プライン113を形成したものが一般に使用されてお
り、前記スプライン113にウォーム軸107の一端部
を噛み合わせ、他端側を電動モータ106の駆動軸10
6aに一体回転可能に嵌合することにより、当該駆動軸
106aの回転をウォーム軸107に伝達することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記操舵補
助装置においては、ジョイント111に対して、ウォー
ム軸107及び電動モータ106の駆動軸106aをガ
タツキが生じないように高精度に嵌合させると、ウォー
ム軸107と駆動軸106aとの間の僅かな偏芯或いは
傾きによって、両軸106a,107の連結が困難にな
ったり、ウォーム軸107の回転抵抗が大きくなったり
する。このため、ある程度のガタツキを許容した状態で
ジョイント111に対して各軸106a,107を嵌合
している。しかしこの場合、前記ガタツキに起因して打
音が発生し、これが車内に伝搬してドライバーや同乗者
に不快感を与えることがあった。
【0005】また、ジョイント111及びウォーム軸1
07にスプラインを形成する必要があるので、その分、
製造コストが高く付くという問題もあった。さらに、電
動モータ106が故障してその駆動軸106aの回転抵
抗が異常に増加した場合に、操舵輪101の操作がきわ
めて重くなるおそれもあった。この発明は前記問題点に
鑑みてなされたものであり、電動モータの駆動軸とこの
駆動軸によって回転駆動される従動軸とを、打音を生じ
ることなくコスト安価に連結することができるジョイン
ト機構及びそれを用いた操舵補助装置を提供することを
目的とする。またこの発明は、前記駆動軸又は従動軸の
回転抵抗が異常に増加した場合に、両軸間の相対回転を
許容することができるジョイント機構及びそれを用いた
操舵補助装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のこの発明のジョイント機構は、駆動軸と従動軸とをト
ルク伝達可能に連結するジョイント機構であって、前記
駆動軸及び従動軸のそれぞれに大径部と小径部とを形成
し、各軸の大径部に第1コイルばねを巻き付けていると
ともに、各軸の小径部に前記第1コイルばねと逆巻きの
第2コイルばねを巻き付けていることを特徴としている
(請求項1)。
【0007】このような構成のジョイント機構によれ
ば、駆動軸を第1コイルばねの巻き方向と逆方向に回転
駆動すると、各軸の大径部と第1コイルばねとの摩擦に
よって、当該第1コイルばねが巻き方向と逆方向に捻ら
れて、その内外径を収縮させようとする力(縮径力)が
生じる。この結果、第1コイルばねが各軸の大径部を強
く締め付けて、駆動軸の回転トルクを従動軸に伝達す
る。また、前記駆動軸を前記と逆方向に回転駆動する
と、第2コイルばねの巻き方向と駆動軸の回転方向とが
逆方向となるので、各軸の小径部との摩擦によって第2
コイルばねが巻き方向と逆方向に捻られて縮径力が生じ
る。この結果、第2コイルばねが各軸の小径部を強く締
め付けて、駆動軸の回転トルクを従動軸に伝達する。
【0008】このように、前記ジョイント機構によれ
ば、駆動軸の回転方向に応じて各コイルばねに選択的に
縮径力を生じさせることによって、駆動軸の回転トルク
を従動軸に伝達するので、従来の駆動軸と従動軸との間
のガタツキに起因する打音の発生が防止される。また、
駆動軸と従動軸との間で偏芯或いは傾きが生じても、当
該偏芯或いは傾きをコイルばねによって吸収もしくは許
容することができる。
【0009】前記ジョイント機構において、前記第1コ
イルばね及び第2コイルばねの少なくとも一方は、所定
値以上のトルクが負荷されると、少なくとも一方の軸に
対してスリップするのが好ましい(請求項2)。この場
合には、駆動軸又は従動軸の回転抵抗が所定値を超えた
場合に、前記スリップにより各軸間の相対回転を許容す
ることができる。したがって、例えば電動モータの故障
により駆動軸の回転抵抗が所定値を超えた場合に、従動
軸が回転し難くなるのを防止することができる。
【0010】前記ジョイント機構は、小径部を大径部の
先端に形成し、前記第1コイルばねと第2コイルばねと
の間に、トルク伝達時に第1コイルばねの前記小径部に
対応する部分が過剰に縮径するのを防止するカラーを介
在しているのが好ましい(請求項3)。この場合には、
第1コイルばねの前記小径部に対応する部分が過剰に縮
径するのを、前記カラーによって防止することができる
ので、第1コイルばねによるトルク伝達が阻害されるの
を防止することができる。
【0011】また、この発明のジョイント機構は、前記
駆動軸及び従動軸のそれぞれに、端面に開口するばね孔
を形成し、各軸の外周に第1コイルばねを巻き付けてい
るとともに、各軸のばね孔の内周に前記第1コイルばね
と同じ巻き方向の第2コイルばねを張り詰めているもの
であってもよい(請求項4)。このような構成のジョイ
ント機構によれば、駆動軸を各コイルばねの巻き方向と
逆方向に回転駆動すると、前記と同様に第1コイルばね
に縮径力が生じて当該第1コイルばねが各軸の外周を強
く締め付けるので、駆動軸の回転トルクを第1コイルば
ねを介して従動軸に伝達することができる。また、前記
駆動軸を各コイルばねの巻き方向と逆方向に駆動する
と、第2コイルばねと各ばね孔の内周との摩擦によっ
て、当該第2コイルばねが巻き方向に捻られて、その内
外径を拡径させようとする力(拡径力)が生じる。この
結果、各ばね孔の内周に対する第2コイルばねの接触圧
が増大するので、駆動軸の回転トルクを第2コイルばね
を介して従動軸に伝達することができる。
【0012】このように、前記ジョイント機構によれ
ば、駆動軸の回転方向に応じて各コイルばねに縮径力と
拡径力とを選択的に生じさせることによって、駆動軸の
回転トルクを従動軸に伝達するので、駆動軸と従動軸と
の嵌合部のガタツキに起因して打音が発生するおそれが
ない。また、駆動軸と従動軸との間で偏芯或いは傾きが
生じていても、両軸を支障なく連結することができると
ともに、当該偏芯或いは傾きをコイルばねによって吸収
もしくは許容することができる。さらに、前記駆動軸及
び従動軸の内部に第2コイルばねを導入しているので、
各軸の軸長を短くすることができる。
【0013】前記ジョイント機構(請求項4)におい
て、第1コイルばね及び第2コイルばねの少なくとも一
方は、所定値以上のトルクが負荷されると、少なくとも
一方の軸に対してスリップするのが好ましい(請求項
5)。この場合には、駆動軸又は従動軸の回転抵抗が所
定値を超えた場合に、前記スリップにより各軸間の相対
回転を許容することができる。したがって、例えば電動
モータの故障により駆動軸の回転抵抗が所定値を超えた
場合に、従動軸が回転し難くなるのを防止することがで
きる。
【0014】前記ジョイント機構(請求項4)において
は、前記駆動軸の端面と従動軸の端面とを接近させて配
置しているのが好ましい(請求項6)。この場合には、
ジョイント機構の軸方向長さを極めて短くすることがで
きる。
【0015】またこの発明の操舵補助装置は、電動モー
タの回転をウォームが設けられた従動軸としてのウォー
ム軸とこのウォーム軸のウォームに噛み合わせたウォー
ムホイールとを介して操舵軸に伝達することにより操舵
補助を行う操舵補助装置において、前記電動モータの駆
動軸とウォーム軸とを、請求項1から請求項6の何れか
に記載のジョイント機構を用いて連結していることを特
徴としている(請求項7)。
【0016】このような構成の操舵補助装置によれば、
電動モータの駆動軸の回転方向に応じて各コイルばねに
拡径力や縮径力を生じさせることによって、駆動軸の回
転トルクをコイルばねを介してウォーム軸に伝達するこ
とができる。このため、従来の駆動軸とウォーム軸との
間のガタツキに起因する打音の発生を防止することがで
きる。また、駆動軸とウォーム軸との間で偏芯或いは傾
きが生じても、当該偏芯或いは傾きをコイルばねによっ
て吸収もしくは許容することができる。
【0017】前記操舵補助装置は、前記ウォーム軸をウ
ォームホイールへ向けて偏倚可能に支持し、このウォー
ム軸を付勢手段によってウォームホイール方向へ付勢し
ているのが好ましい(請求項8)。この場合には、ウォ
ーム軸がウォームホイールへ向けて偏倚可能であるの
で、ジョイント機構を構成する各コイルばねの弾性によ
って、電動モータの駆動軸に対するウォーム軸の偏芯及
び傾動を許容している点と相まって、ウォーム軸をウォ
ームホイールへ向けて無理なく移動させることができ
る。このため、前記付勢手段によってウォームをウォー
ムホイールの摩耗に追従させて確実に移動させることが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図4はこの発明
の操舵補助装置の一実施形態を示す断面図である。この
操舵補助装置は、上端に操舵輪1を取り付ける第1操舵
軸2と、この第1操舵軸2の下端にトーションバー3を
介して連結された筒状の第2操舵軸4と、前記第1操舵
軸2と第2操舵軸4との相対的な回転変位量により操舵
トルクを検出するトルクセンサ5と、前記トルクセンサ
5の検出結果に基づいて駆動される操舵補助用の電動モ
ータ6と、この電動モータ6の回転を減速して第2操舵
軸4に伝達する減速機構7とを備えている。
【0019】前記第1操舵軸2は、第1ステアリングコ
ラム9及び第2ステアリングコラム10に包囲された状
態で支持されており、前記第1ステアリングコラム9は
ブラケット12を介して車体Aに取り付けられている。
また、前記トルクセンサ5はセンサハウジングH1に収
容されており、前記減速機構7はギヤハウジングH2に
収容されており、前記電動モータ6はギヤハウジングH
2に取り付けられている。
【0020】前記第1操舵軸2は、上端部に前記操舵輪
1が取り付けられた筒状の第1軸体2aと、この第1軸
体2aの下端部に軸方向への移動が許容された状態で一
体回転可能に嵌合された棒状の第2軸体2bと、この第
2軸体2bにピン2cにより連結された筒状の第3軸体
2dとを備えている。前記第1軸体2aは、その中間部
が軸受13を介して円筒状の前記第1ステアリングコラ
ム9に回転自在に支持されている。また、前記第1及び
第2軸体2a,2b間には、自動車の衝突時等において
ドライバーから前記操舵輪1に作用する衝撃エネルギー
を吸収するための合成樹脂製の緩衝部材2eが設けられ
ている。さらに、第3軸体2dと第2操舵軸4との間に
は前記トルクセンサ5が配置されている。
【0021】前記第2ステアリングコラム10は、その
上端部が前記第1ステアリングコラム9に摺動自在に嵌
合され、下端部が前記センサハウジングH1に嵌入され
ており、前記衝撃エネルギーを吸収する際に、第1ステ
アリングコラム9を第2ステアリングコラム10に対し
て軸方向へ移動させ得るようになっている。前記第2操
舵軸4の内部にはトーションバー3が導入されており、
当該第2操舵軸4の下端部は、ピン4aにより前記トー
ションバー3に一体回転可能に連結されている。また、
前記第2操舵軸4の軸方向の中間部は、一対の軸受1
4,15を介して前記ギヤハウジングH2に回転可能に
支持されており、これら軸受14,15の相互間4bに
ウォームホイール72の内周が一体回転可能に嵌合され
ている。
【0022】減速機構7は、図1に示すように、前記電
動モータ6の駆動軸60にこの発明のジョイント機構8
を介して連結されたウォーム軸70と、前記第2操舵軸
4に一体回転可能に嵌合された前記ウォームホイール7
2とを備えている。前記ウォーム軸70の軸方向の中間
部には、ウォーム71が一体形成されており、このウォ
ーム71は前記ウォームホイール72に噛み合わせてあ
る。したがって、前記電動モータ6の駆動軸60の回転
をウォーム軸70とウォームホイール72とによって減
速して第2操舵軸4に伝達することができる。この第2
操舵軸4の回転は、車輪に連結された例えばラックピニ
オン式の舵取機構にユニバーサルジョイントJ(図4参
照)を介して伝達される。
【0023】前記電動モータ6の駆動軸60とウォーム
軸70とを連結するジョイント機構8は、図1及び図2
に示すように、前記駆動軸60及びウォーム軸70のそ
れぞれに大径部6a,7aと小径部6b,7bとを形成
し、各軸60,70の大径部6a,7aに第1コイルば
ね81を巻き付け、各軸60,70の小径部6b,7b
に第1コイルばね81と逆巻きの第2コイルばね82を
巻き付けているものである。前記駆動軸60の小径部6
b及びウォーム軸70の小径部7bは、駆動軸60の大
径部6a及びウォーム軸70の小径部7aの先端にそれ
ぞれ突設されており、その先端面どうしは僅かな隙間を
設けて対向させてある。また、駆動軸60の大径部6a
及び小径部6bは、当該駆動軸60の軸線と同芯に形成
されており、ウォーム軸70の大径部7a及び小径部7
bは、当該ウォーム軸70の軸線と同芯に形成されてい
る。さらに、各大径部6a,7aどうし及び各小径部6
b,7bどうしは、それぞれ外径が等しくなっている。
【0024】前記第1コイルばね81は、図3において
紙面の手前から奥に向かって時計回り方向に巻回されて
おり、第2コイルばね82は、同図において紙面の手前
から奥に向かって反時計回り方向に巻回されている。ま
た、前記第1コイルばね81は駆動軸60を回転駆動さ
せた際に、その内周と各軸60,70の大径部6a,7
aとの摩擦によって捻られる程度の接触圧で当該大径部
6a,7aに巻き付けてあり、第2コイルばね82は、
駆動軸60を回転駆動させた際に、その内周と各軸6
0,70の小径部6b,7bとの摩擦によって捻られる
程度の接触圧で当該小径部6b,7bに巻き付けてあ
る。
【0025】さらに、前記第1コイルばね81は、後述
のトルク伝達時において所定値以上のトルクが負荷され
ると、各大径部6a,7aの少なくとも一方に対してス
リップするように、当該大径部6a,7aに対する最大
締め付け力が調整されている。また、第2コイルばね8
2についても、トルク伝達時において所定値以上のトル
クが負荷されると、各小径部6b,7bの少なくとも一
方に対してスリップするように、当該小径部6b,7b
に対する最大締め付け力が調整されている。これら最大
締め付け力は、各コイルばね81,82の巻き数や線径
等を適宜選択することによって調整可能である。なお、
前記トルクの所定値は、操舵補助に必要なトルクに対し
て十分大きい値である。
【0026】前記第1コイルばね81と第2コイルばね
82との間には、大径部6a,7aと小径部6b,7b
との外径差に対応した空間が構成されており、この空間
には筒状のカラー83が設けられている。このカラー8
3の内周と第2コイルばね82の外周との間には、当該
第2コイルばね82の拡径を許容する僅かな隙間が設け
られている。また、前記カラー83の外径は各大径部6
a,7aの外径とほぼ等しくなっている。
【0027】前記の構成のジョイント機構8は、駆動軸
60を第1コイルばね81の巻き方向と逆方向(図3に
おいて反時計回り方向)に回転駆動すると、各大径部6
a,7aと第1コイルばね81との摩擦によって、当該
第1コイルばね81が巻き方向と逆方向に捻られて、当
該第1コイルばね81に縮径力が生じる。この結果、第
1コイルばね81が各大径部6a,7aを強く締め付け
て、両者間でスリップが生じるのが規制され、駆動軸6
0の回転トルクが第1コイルばね81を介してウォーム
軸70に伝達される。この際、前記第2コイルばね82
の外方に設けたカラー83によって、第1コイルばね8
1の各小径部6b,7bに対応する中間部が過剰に縮径
するのを規制することができるので、前記トルク伝達を
スムース且つ確実に行わせることができる。なお、第2
コイルばね82については、その巻き方向が駆動軸60
の回転方向と一致しているので、各小径部6b,7bと
の摩擦によって巻き方向に捻られて拡径力が作用し、そ
の小径部6b,7bに対する巻き付き力が減少すること
になる。
【0028】また、前記駆動軸60を前記と逆方向(図
3において時計回り方向)に回転駆動させると、第2コ
イルばね82の巻き方向と駆動軸60の回転方向とが逆
方向となるので、各小径部6b,7bとの摩擦によって
当該第2コイルばね82が巻き方向と逆方向に捻られ
て、当該第2コイルばね82に縮径力が生じる。この結
果、第2コイルばね82が各小径部6b,7bを強く締
め付けて、両者間でスリップが生じるのが規制され、駆
動軸60の回転トルクが第2コイルばね82を介してウ
ォーム軸70に伝達される。この際、第1コイルばね8
1は、その巻き方向が駆動軸60の回転方向と一致して
いるので、各大径部6a,7aとの摩擦によって巻き方
向に捻られて拡径力が作用し、その大径部6a,7aに
対する巻き付き力が減少することになる。
【0029】前記ウォーム軸70は、第2操舵軸4の軸
線と直交させた状態で配置されており、その軸方向両端
部が第1及び第2軸受16,17を介して前記ギヤハウ
ジングH2の第1及び第2軸受孔91,92に回転可能
に支持されている(図1参照)。ウォーム軸70の基端
部側(電動モータ6側)に配置された第1軸受16はボ
ール軸受によって構成されており、先端部側に配置され
た第2軸受17はメタル軸受によって構成されている。
前記ウォーム軸70の先端側に配置された第2軸受17
は、ウォームホイール72方向に偏倚できるように前記
第2軸受孔92に取り付けられている。すなわち、図5
にも示すように、前記第2軸受孔92の内奥部と第2軸
受17との間には、隙間92aが設けられており、第2
軸受17は前記隙間92a分だけウォームホイール72
側への移動できるようになっている。
【0030】前記第2軸受孔92の開孔側にはプラグ3
4がねじ込まれており、このプラグ34と第2軸受17
との間には、当該第2軸受17をウォームホイール72
方向へ常時付勢する付勢手段としての圧縮コイルばね3
2を、弾性収縮させた状態で介在してある。図の場合、
前記圧縮コイルばね32は、第2軸受17の外輪17a
の外周に突設された有底筒状の突部17bの内部に収容
されている。この圧縮コイルばね32の付勢力は、第2
軸受孔92へのプラグ34のねじ込み量を調整すること
によって最適な値に調整されている。
【0031】以上の構成により、ウォーム軸70がジョ
イント機構8側を中心としてウォームホイール72側へ
傾動可能となる。このため、圧縮コイルばね32の付勢
力によりウォーム軸70のウォーム71をウォームホイ
ール72に弾性的に押し付けておくことができる。した
がって、長期間の使用によってウォーム71及びウォー
ムホイール72の歯面が摩耗した場合でも、この摩耗に
ウォーム71を追従させてバックラッシュが生じるのを
防止することができる。特にこの実施の形態において
は、ジョイント機構8の各コイルばね81,82によっ
て電動モータ6の駆動軸60に対するウォーム軸70の
偏芯及び傾動が許容されるので、圧縮コイルばね32の
付勢力により当該ウォーム軸70を無理なくウォームホ
イール72側へ移動させることができるとともに、吸水
や熱等によって合成樹脂製のウォームホイール72が膨
張した場合には、ウォーム軸70をウォームホイール7
2の反対側へ逃がして回転トルクが大きくなるのを防止
することができる。
【0032】また、前記のようにウォーム軸70が移動
すると、駆動軸60に対してウォーム軸70が偏芯及び
傾動するので、ウォーム軸70の振動が大きくなるが、
この振動については各コイルばね81,82の弾性によ
って効果的に減衰させることができる。さらに、前記の
ようにウォーム軸70のウォーム71をウォームホイー
ル72に弾性的に押し付けることができるので、両者を
組み付ける際に、両者を含む部品の寸法誤差に影響され
ることなくバックラッシュを調整することができる。な
お、前記ウォーム軸70は各軸受16,17によって拘
束されているが、各軸受16,17自体のラジアル隙間
や各軸受16,17とウォーム軸70との隙間によっ
て、ウォーム軸70の傾動には支障がない。
【0033】以上の構成の操舵補助装置によれば、前記
ジョイント機構8が、駆動軸60の回転方向に応じて各
コイルばね81,82に縮径力を選択的に生じさせるこ
とによって、駆動軸60の回転トルクをウォーム軸70
に伝達するので、駆動軸60とウォーム軸70との間で
ガタツキが生じるおそれがなく、当該ガタツキに起因す
る打音の発生が防止される。また、駆動軸60とウォー
ム軸70との間で偏芯或いは傾きが生じていても、当該
偏芯或いは傾きを各コイルばね81,82の弾性によっ
て吸収もしくは許容することができるので、ウォーム軸
70と駆動軸60との連結精度を特段上げる必要がな
く、その連結が容易である。
【0034】さらに、電動モータ6が故障して駆動軸6
0の回転抵抗が異常に増加した場合には、前記第1コイ
ルばね81が各大径部6a,7aの少なくとも一方に対
してスリップして、駆動軸60とウォーム軸70との相
対回転を許容することができるので、操舵輪1の操作が
異常に重くなるおそれがない。しかも、構造が簡素であ
り、その全長をきわめて短くすることができ、その分、
減速機構7の小型化を図ることができる。
【0035】図6はジョイント機構8の他の実施の形態
を示す断面図である。この実施の形態においては、前記
駆動軸60及びウォーム軸70のそれぞれに、端面に開
口するばね孔6c,7cを形成し、各軸60,70の先
端側の外周6d,7dに第1コイルばね81を巻き付
け、各軸60,70のばね孔6c,7cの内周に、第1
コイルばね81と同じ巻き方向の第2コイルばね82を
張り詰めている。前記駆動軸60とウォーム軸70と
は、少なくとも前記外周6d,7d部分の外径が等しく
なっており、その先端面どうしを僅かな隙間を設けて対
向させてある。また、駆動軸60のばね孔6c及びウォ
ーム軸70のばね孔7cは、駆動軸60の軸線及びウォ
ーム軸70の軸線とそれぞれ同芯に形成されており、こ
れら各ばね孔6c,7cの内径は互いに等しくなってい
る。また、各軸60,70の軸長は、図1に示す小径部
6b,7bの分だけ短くなっており、各軸60,70ど
うしを互いに接近させている点と相まって、各軸60,
70を連結するための長さを極めて短くしている。
【0036】前記第1コイルばね81及び第2コイルば
ね82は、図7において紙面の手前から奥に向かって時
計回り方向に巻回されている。また、前記第1コイルば
ね81は駆動軸60を回転駆動させた際に、その内周と
各軸60,70の外周6d,7dとの摩擦によって捻ら
れる程度の接触圧で当該外周6d,7dに巻き付けてあ
り、第2コイルばね82は、駆動軸60を回転駆動させ
た際に、その外周と各軸60,70のばね孔6c,7c
との摩擦によって捻られる程度の接触圧で当該ばね孔6
c,7cの内周に張り詰めてある。
【0037】さらに、前記第1コイルばね81は、所定
値以上のトルクが負荷されると、各軸60,70の外周
6d,7dの少なくとも一方に対してスリップするよう
に、当該外周6d,7dに対する最大締め付け力が調整
されている。また、第2コイルばね82についても、所
定値以上のトルクが負荷されると、各ばね孔6c,7c
の内周の少なくとも一方に対してスリップするように、
当該ばね孔6c,7cに対する最大拡径力が調整されて
いる。なお、前記トルクの所定値は、操舵補助に必要な
トルクに対して十分大きい値である。
【0038】この実施の形態においては、駆動軸60を
第1コイルばね81の巻き方向と逆方向(図7において
反時計回り方向)に回転駆動すると、各軸60,70の
外周6d,7dと第1コイルばね81との摩擦によっ
て、当該第1コイルばね81が巻き方向と逆方向に捻ら
れて、当該第1コイルばね81に縮径力が生じる。この
結果、第1コイルばね81が各大径部6a,7aを強く
締め付けて、両者間でスリップが生じるのが規制され、
駆動軸60の回転トルクが第1コイルばね81を介して
ウォーム軸70に伝達される。この際、前記第1コイル
ばね81のほぼ全長に亘って各軸60,70の外周6
d,7dを沿わせているので、その中間部が過剰に縮径
するおそれがない。このため、図1に示すカラー83が
不要であり、その分ジョイント機構8の構造を簡素にす
ることができる。なお、第2コイルばね82について
は、各ばね孔6c,7cの内周との摩擦によって巻き方
向と逆方向に捻られて縮径するので、当該ばね孔6c,
7cの内周との接触圧が減少することになる。
【0039】また、前記駆動軸60を前記と逆方向(図
7において時計回り方向)に回転駆動させると、各ばね
孔6c,7cとの摩擦によって第2コイルばね82が巻
き方向に捻られて、当該第2コイルばね82に拡径力が
生じる。この結果、第2コイルばね82と各ばね孔6
c,7cの内周との接触圧が増大して、両者間でスリッ
プが生じるのが規制され、駆動軸60の回転トルクが第
2コイルばね82を介してウォーム軸70に伝達され
る。この際、第1コイルばね81については、各軸6
0,70の外周6d,7dとの摩擦によって巻き方向に
捻られて拡径力が作用し、前記外周6d,7dに対する
巻き付き力が減少することになる。
【0040】この発明のジョイント機構8は、電動モー
タ6の駆動軸60とウォーム軸70との連結だけでな
く、駆動軸とこの駆動軸によって回転駆動される各種従
動軸とを連結するジョイント機構としても好適に使用す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のジョイン
ト機構によれば、駆動軸の回転方向に応じて各コイルば
ねに縮径力を選択的に生じさせることによって、駆動軸
の回転トルクを従動軸に伝達するので、駆動軸と従動軸
との間のガタツキに起因する打音の発生が防止される。
また、駆動軸と従動軸との間で偏芯或いは傾きが生じて
も、当該偏芯或いは傾きをコイルばねの弾性によって吸
収もしくは許容することができるので、駆動軸と従動軸
とを高精度に調心させる必要がなく、その分、両者の連
結が容易となる。さらに、従動軸が振動した場合でも、
この振動をコイルばねによって減衰させて、騒音が生じ
るのを抑制することができる。しかも、構造簡素にて小
型のものであるので、駆動軸と従動軸とを少ないスペー
スで連結することができる。このため、駆動軸と従動軸
とを備える各種装置の小型化及びコストダウンを図るこ
とができる。
【0042】請求項2記載のジョイント機構によれば、
駆動軸又は従動軸の回転抵抗が所定値を超えた場合に、
各軸間の相対回転を許容することができるので、駆動軸
と従動軸の何れか一方の回転抵抗が異常に増加した場合
でも、駆動軸や従動軸に接続された部品等に過負荷が作
用するのを防止することができ、ひいては当該部品等が
損傷するのを防止することができる。
【0043】請求項3記載のジョイント機構によれば、
トルク伝達時に第1コイルばねが過剰に縮径するのをカ
ラーによって防止することができるので、トルク伝達を
確実に行うことができる。
【0044】請求項4記載のジョイント機構によれば、
駆動軸の回転方向に応じて各コイルばねに縮径力と拡径
力とを選択的に生じさせることによって、駆動軸の回転
トルクを従動軸に伝達するので、駆動軸と従動軸との間
のガタツキに起因する打音の発生が防止される。また、
駆動軸と従動軸との間で偏芯或いは傾きが生じても、当
該偏芯或いは傾きをコイルばねの弾性によって吸収もし
くは許容することができるので、駆動軸と従動軸とを高
精度に調心させる必要がなく、その分、両者の連結が容
易となる。さらに、従動軸が振動した場合でも、この振
動をコイルばねによって減衰させて、騒音が生じるのを
抑制することができる。しかも、構造簡素にて小型のも
のであり、前記駆動軸及び従動軸の軸長を短くすること
ができる点と相まって、駆動軸と従動軸とを少ないスペ
ースで連結することができる。このため、駆動軸と従動
軸とを備える各種装置の小型化及びコストダウンを図る
ことができる。
【0045】請求項5記載のジョイント機構によれば、
駆動軸又は従動軸の回転抵抗が所定値を超えた場合に各
軸間の相対回転を許容することができるので、駆動軸と
従動軸の何れか一方の回転抵抗が異常に増加した場合で
も、駆動軸や従動軸に接続された部品等に過負荷が作用
するのを防止することができ、ひいては当該部品等が損
傷するのを防止することができる。
【0046】請求項6記載のジョイント機構によれば、
駆動軸と従動軸とを接近させているので、その軸長を短
くすることができる点と相まって、連結のためのスペー
スを極めて少なくすることができる。
【0047】請求項7記載の操舵補助装置によれば、電
動モータの駆動軸の回転方向に応じて各コイルばねに拡
径力や縮径力を生じさせることによって、駆動軸の回転
トルクをコイルばねを介してウォーム軸に伝達するの
で、駆動軸とウォーム軸との間のガタツキに起因する打
音の発生を防止することができる。このため、ドライバ
ーや同乗者に不快感を与えるおそれがない。また、駆動
軸とウォーム軸との間で偏芯或いは傾きが生じても、当
該偏芯或いは傾きをコイルばねの弾性によって吸収もし
くは許容することができるので、駆動軸とウォーム軸と
を高精度に調心させる必要がなく、その分、両者の連結
が容易となる。さらに、ウォーム軸が振動した場合で
も、この振動をコイルばねによって減衰させて、騒音が
生じるのを抑制することができる。しかも、構造簡素に
て小型のものであるので、駆動軸とウォーム軸とを少な
いスペースで連結することができる。このため、車両の
小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0048】請求項8記載の操舵補助装置によれば、ウ
ォーム軸がウォームホイールへ向けて偏倚可能であるの
で、ジョイント機構を構成する各コイルばねの弾性によ
って、電動モータの駆動軸に対するウォーム軸の偏芯及
び傾動を許容している点と相まって、ウォーム軸をウォ
ームホイールへ向けて無理なく移動させることができ
る。このため、前記付勢手段によってウォームをウォー
ムホイールの摩耗に追従させて確実に移動させることが
でき、ひいてはバックラッシュが生じるのを容易且つ確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る操舵補助装置の電
動モータ及び減速機構部分を示す断面図である。
【図2】ジョイント機構を示す断面図である。
【図3】コイルばねの巻き方向を示す断面図である。
【図4】この発明の操舵補助装置の全体構造を示す断面
図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】ジョイント機構の他の実施の形態を示す断面図
である。
【図7】コイルばねの巻き方向を示す断面図である。
【図8】操舵補助装置の従来例を示す断面図である。
【図9】ジョイントの従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
32 圧縮コイルばね(付勢手段) 6 電動モータ 6a 大径部 6b 小径部 6c ばね孔 6d 外周 60 駆動軸 7 減速機構 7a 大径部 7b 小径部 7c ばね孔 7d 外周 70 ウォーム軸(従動軸) 71 ウォーム 72 ウォームホイール 8 ジョイント機構 81 第1コイルばね 82 第2コイルばね 83 カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 CA02 CA04 CA05 CA16 CA21 3J068 AA02 AA07 BA02 BB04 CB03 EE12 GA01 GA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸と従動軸とをトルク伝達可能に連結
    するジョイント機構であって、 前記駆動軸及び従動軸のそれぞれに大径部と小径部とを
    形成し、各軸の大径部に第1コイルばねを巻き付けてい
    るとともに、各軸の小径部に前記第1コイルばねと逆巻
    きの第2コイルばねを巻き付けていることを特徴とする
    ジョイント機構。
  2. 【請求項2】前記第1コイルばね及び第2コイルばねの
    少なくとも一方は、所定値以上のトルクが負荷される
    と、少なくとも一方の軸に対してスリップする請求項1
    記載のジョイント機構。
  3. 【請求項3】前記小径部を大径部の先端に形成し、前記
    第1コイルばねと第2コイルばねとの間に、トルク伝達
    時に第1コイルばねの前記小径部に対応する部分が過剰
    に縮径するのを防止するカラーを介在している請求項1
    記載のジョイント機構。
  4. 【請求項4】駆動軸と従動軸とをトルク伝達可能に連結
    するジョイント機構であって、 前記駆動軸及び従動軸のそれぞれに、端面に開口するば
    ね孔を形成し、各軸の外周に第1コイルばねを巻き付け
    ているとともに、各軸のばね孔の内周に前記第1コイル
    ばねと同じ巻き方向の第2コイルばねを張り詰めている
    ことを特徴とするジョイント機構。
  5. 【請求項5】前記第1コイルばね及び第2コイルばねの
    少なくとも一方は、所定値以上のトルクが負荷される
    と、少なくとも一方の軸に対してスリップする請求項4
    記載のジョイント機構。
  6. 【請求項6】前記駆動軸の端面と従動軸の端面とを接近
    させて配置している請求項4記載のジョイント機構。
  7. 【請求項7】電動モータの回転をウォームが設けられた
    従動軸としてのウォーム軸とこのウォーム軸のウォーム
    に噛み合わせたウォームホイールとを介して操舵軸に伝
    達することにより操舵補助を行う操舵補助装置におい
    て、 前記電動モータの駆動軸とウォーム軸とを、請求項1か
    ら請求項6の何れかに記載のジョイント機構を用いて連
    結していることを特徴とする操舵補助装置。
  8. 【請求項8】前記ウォーム軸をウォームホイールへ向け
    て偏倚可能に支持し、このウォーム軸を付勢手段によっ
    てウォームホイール方向へ付勢している請求項7記載の
    操舵補助装置。
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