JP6011858B2 - 伸縮シャフトおよびステアリング装置 - Google Patents
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Description
特許文献2では、軸方向に分割された両スプライン部を連結するトーションバーを用いるため、部品点数の増大および組立工数の増大を招いて、製造コストが高くなる。
また、請求項2のように、前記塑性変形部は、前記一対のスプライン部間に周溝(44;541,542)を形成する周溝形成部(45;55)に設けられていてもよい。
また、請求項4のように、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの嵌合長が最小となる当該伸縮シャフトの伸長状態で、前記一対のスプライン部が、スプライン嵌合に寄与していてもよい。
また、請求項3の発明によれば、両シャフトの嵌合長の中央位置が周溝形成部に配置されているので、使用時に当該伸縮シャフトが伸縮しても、両スプライン部を嵌合に寄与させ易くなり、ガタを抑制し易くすることができる。
また、請求項5の発明によれば、安価で静粛なステアリング装置を実現することができる。
図1は本発明の一実施形態の伸縮シャフトがステアリングシャフト2の一部である第1コラムシャフト11に適用されたステアリング装置100の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置100は、ステアリングホイール等の操舵部材1の操舵力を伝達するステアリングシャフト2を備えている。
また、ステアリング装置100は、ピニオンシャフト7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック8aを有する転舵軸としてのラックシャフト8とを備えている。ピニオンシャフト7およびラックシャフト8を含むラックアンドピニオン機構によって、転舵機構A1が構成されている。ラックシャフト8は、車体側部材9に固定されたハウジング10によって、車両の左右方向に沿う軸方向(紙面とは直交する方向)に移動可能に、支持されている。ラックシャフト8の各端部は、図示していないが、対応するタイロッドおよび対応するナックルアームを介して対応する転舵輪に連結されている。
また、第2コラムシャフト12は、第2シャフト14と同伴回転可能に連結された入力シャフト15と、第1の自在継手4を介してインターミディエイトシャフト5の第1の端部5aにトルク伝達可能に連結された出力シャフト16と、入力シャフト15および出力シャフト16を相対回転可能に連結するトーションバー17とを有している。一方、インターミディエイトシャフト5の第2の端部5bは、第2の自在継手6を介してピニオンシャフト7にトルク伝達可能に連結されている。
ステアリングコラム20は、軸方向X1に相対移動可能に嵌め合わされた筒状のアッパージャケット21および筒状のロアージャケット22と、ロアージャケット22の軸方向下端に連結されたハウジング23とを備えている。ハウジング23内には、操舵補助用の電動モータ24の動力を減速して出力シャフト16に伝達する減速機構25が収容されている。
ステアリングコラム20は、車両後方側のアッパー固定ブラケット28および車両前方側のロアー固定ブラケット29を介して、車体側部材18,19に固定されている。
ステアリングコラム20のアッパージャケット21には、図示しないディスタンスブラケットが固定されている。そのディスタンスブラケットとアッパーの固定ブラケット28とが、図示しないロック機構を介してロックされることにより、ステアリングコラム20の位置が車体に対して固定されて、操舵部材1の位置が固定されるようになっている。
図2は伸縮シャフトとしての第1コラムシャフト11の概略断面図である。図3は第1コラムシャフト11の分解斜視図である。図2および図3に示すように、第1コラムシャフト11は、嵌合孔13aを有するアウターシャフトであるアッパー側の第1シャフトシャフト13と、第1シャフト13の嵌合孔13aに軸方向X1に摺動可能にスプライン嵌合されたインナーシャフトであるロアー側の第2シャフト14とを備えている。
また、第1シャフト13および第2シャフト14の嵌合長L1の中央位置P1が周溝形成部45に配置されているので、使用時に当該伸縮シャフト(第1コラムシャフト11)が伸縮しても、両雄スプライン部41,42を嵌合に寄与させ易くなり、ガタを抑制し易くすることができる。
また、安価で静粛なステアリング装置100を実現することができる。
次いで、図7は本発明の別の実施形態の伸縮シャフトとしての第1コラムシャフト11Xの概略分解断面図を示している。図7を参照して、本実施形態が、図2の実施形態と主に異なるのは、下記である。
これに対して、本実施形態では、アウターシャフトである第1シャフト13Xに、位相差を有する第1雌スプライン部51および第2雌スプライン部52と、両雌スプライン部51,52間の周溝形成部55に設けられた塑性変形部53とを備えている。第1シャフト13Xの第1雌スプライン部51および第2雌スプライン部52が、インナーシャフトである第2シャフト14Xの外周14aの雄スプライン部50にスプライン嵌合する。
本実施形態においても、図2の実施形態と同じ効果を奏することができ、安価で静粛な伸縮シャフト(第1コラムシャフト11X)およびステアリング装置(図示せず)を実現することができる。
Claims (5)
- 嵌合孔を有する第1シャフトと、
前記第1シャフトの嵌合孔にスプライン嵌合された第2シャフトと、を備え、
前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの何れか一方は、軸方向に離隔して配置され互いの間に位相差が設けられた一対のスプライン部と、前記一対のスプライン部間に配置され捩じり変形させられた塑性変形部と、を含む伸縮シャフト。 - 請求項1において、前記塑性変形部は、前記一対のスプライン部間に周溝を形成する周溝形成部に設けられている伸縮シャフト。
- 請求項2において、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの嵌合長の中央位置は、前記周溝形成部に配置されている伸縮シャフト。
- 請求項3において、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトの嵌合長が最小となる当該伸縮シャフトの伸長状態で、前記一対のスプライン部が、スプライン嵌合に寄与している伸縮シャフト。
- 操舵部材の操舵力を伝達する操舵伝達軸として、請求項1から4の何れか1項に記載の伸縮シャフトを含むステアリング装置。
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