JP4972334B2 - クラッチ用アクチュエータ、エンジンユニットおよび鞍乗型車両 - Google Patents

クラッチ用アクチュエータ、エンジンユニットおよび鞍乗型車両 Download PDF

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Description

本発明は、クラッチの断続を行うクラッチ用アクチュエータと、このクラッチ用アクチュエータを備えたエンジンユニットと、このエンジンユニットを備えた自動二輪車等の鞍乗型車両とに関するものである。
従来より、既存のマニュアルトランスミッションにアクチュエータを取り付け、乗員の意志または車両状態により一連の発進、停止およびシフトチェンジ動作(クラッチの切断、ギアチェンジ、クラッチの接続)を自動的に行うシステムが知られている。
上述したシステムに用いられるアクチュエータのうち、クラッチの断続を行うクラッチ用アクチュエータの一例として、特許文献1に記載のクラッチ用アクチュエータが知られている。このクラッチ用アクチュエータでは、モータと、このモータのモータ軸と同軸回転するウォーム軸とを備えており、このウォーム軸の先端部にはねじ部が形成されている。また、上記クラッチ用アクチュエータは、上記ねじ部と噛み合うウォームホイールと、ウォームホイールの回転運動を直進往復運動に変換するクランクシャフトと、このクランクシャフトに接続される出力ロッドとを備えている。このクラッチ用アクチュエータでは、モータの回転運動が最終的に出力ロッドの軸方向の往復運動に変換され、出力ロッドの往復運動を利用してクラッチの断続を行うようになっている。
特開2005−282784号公報
上述した特許文献1に記載のクラッチ用アクチュエータは、モータのモータ軸の先端部にIカットが形成され、モータ軸とウォーム軸とが嵌合した際に、このIカット部がキーとして機能し、モータ軸からウォーム軸への動力の伝達がされるように構成されている。
しかしながら、上述したようなモータ軸とウォーム軸との嵌合方法を用いたクラッチ用アクチュエータは、自動二輪車等の鞍乗型車両に適用した場合に以下のような問題が発生する。すなわち、鞍乗型車両においては、クラッチの断続について迅速な応答性が要求されるが、上述した特許文献1に記載の構成では、モータの回転にクラッチの断続動作が迅速に追従しない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、クラッチ動作の応答性を向上させることが可能なクラッチ用アクチュエータ、このクラッチ用アクチュエータを備えたエンジンユニット、および、このエンジンユニットを備えた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明に係るクラッチ用アクチュエータは、モータ軸を有するモータと、ねじ部が形成され、前記モータ軸と同軸回転するウォーム軸と、前記ウォーム軸のねじ部と噛み合うウォームホイールと、軸方向の往復移動によってクラッチの断続を行う出力ロッドと、前記ウォームホイールの回転運動を前記出力ロッドの往復運動に変換するクランクシャフトと、を備え、前記モータ軸にスプライン歯が形成され、前記ウォーム軸に前記スプライン歯と噛み合う有底のスプライン孔が形成され、前記モータ軸と前記ウォーム軸とは、スプライン嵌合により結合され、前記スプライン孔の深さは、前記モータ軸における前記スプライン歯が形成された部分の直径よりも小さく、前記モータ軸の先端部には面取り処理が施されており、前記モータ軸および前記ウォーム軸は、軸方向に並ぶ3つの軸受により支持され、前記3つの軸受のうちの真ん中の軸受は、前記モータ軸の先端よりも前記ウォーム軸の先端側に位置しているものである。
上記クラッチ用アクチュエータによれば、モータ軸とウォーム軸とがスプライン嵌合により結合されているため、上述したIカット部の両側面により動力を伝達する特許文献1に記載の構成と比較して、モータ軸およびウォーム軸の軸ずれを許容することができ、クラッチの断続動作の応答性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、クラッチの断続を行うクラッチ用アクチュエータにおいて、クラッチの断続動作の応答性を向上させることが可能となる。
上述したように、従来技術では、モータ軸の先端にIカットが形成され、このIカット部によってモータ軸からウォーム軸への動力伝達が行われている。このようなIカットが形成されたモータ軸を用いる場合、モータの回転中にモータ軸の軸心が振れてしまったときに、ウォーム軸側でその振れを吸収することができるようにするためには、モータ軸のIカット部とウォーム軸の嵌合孔との間に、ある程度大きな隙間を形成しておく必要がある。
しかし、このような隙間が形成されると、モータ軸の回転がウォーム軸に伝わるまでの間に、僅かな時間、モータ軸が空転してしまう。そのため、クラッチ断続の際の応答性が低下してしまう。そこで、クラッチの断続動作の応答性を向上させる目的で、上記隙間を小さくすることが考えられる。しかし、単に上記隙間を小さくしただけでは、クラッチの断続動作の応答性は向上するものの、モータ軸の軸心の振れをウォーム軸側で吸収することができず、ウォーム軸の軸心が振れてしまう。
そこで、本発明では、上述したような問題を解決するために、モータ軸とウォーム軸とをスプライン嵌合させ、モータ軸とウォーム軸との嵌合構造において、回転方向に沿って複数の噛み合い部が形成されるようにした。これにより、同じ駆動力を伝達する場合に、上述したIカットの場合と比較して、軸方向の嵌合長を短くすることができる。ここで、軸方向の嵌合長が短いと、嵌合長が長い場合と比べて、モータ軸およびウォーム軸の軸ずれをより許容できるようになる。すなわち、軸方向の嵌合長を短くする(なお、ここでいう「短い」とは、単に嵌合長が長い場合との比較を表しているだけであり、嵌合長の具体的長さを意味している訳ではない)と、モータ軸の軸心の振れをウォーム軸側で好適に吸収することができる。そのため、軸心の振れを吸収するための隙間、すなわち、モータ軸とウォーム軸との間における回転方向の隙間(スプライン歯とスプライン溝との隙間)を小さくすることができる。その結果、モータ軸の回転にウォーム軸の回転が迅速に追従し、クラッチ断続動作の応答性が向上する。
このように、モータ軸とウォーム軸とをスプライン嵌合させることにより、モータ軸およびウォーム軸の軸ずれをある程度許容することができ、その結果、両軸の回転方向の隙間を小さくすることができ、クラッチの断続動作の応答性を向上させることができる。本願発明者は、上記知見に基づき、本発明に係るクラッチ用アクチュエータ、すなわち、モータ軸の軸心の振れをウォーム軸側で好適に吸収しつつ、クラッチ断続動作の応答性を良好に保つことができるクラッチ用アクチュエータを発明するに至った。
なお、本発明は、モータ軸とウォーム軸とがスプライン嵌合により結合されているものであるが、本発明において、モータ軸またはウォーム軸に形成されるスプライン歯の数は3以上であればよく、その数は何ら限定されない。例えば、軸の回りにスプライン歯が細かく形成されている場合、すなわち一般的にセレーション嵌合と呼ばれるものも、本発明にいうスプライン嵌合に含まれる。一方の軸の外周部に複数の凹凸が周方向の少なくとも一部に沿って形成され、他方の軸の内周部に複数の凹凸が周方向の少なくとも一部に沿って形成され、それら両軸の凹凸同士が係合するように両軸が結合されるものは、本発明のスプライン嵌合に含まれる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る自動二輪車1を示す側面図である。図1に示すように、実施形態に係る自動二輪車1は、ヘッドパイプ3と車体フレーム2とを備えている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3から後方に延びるメインフレーム4と、このメインフレーム4の後部から下方に延びるリヤアームブラケット5とを少なくとも含んでいる。メインフレーム4は、ヘッドパイプ3から左右後方に延びる2本のフレーム部4a(図1では、1本のみを示している)を有し、このフレーム部4aの後部は、下方に延びてリヤアームブラケット5と接続されている。
ヘッドパイプ3にはフロントフォーク10が枢支されている。フロントフォーク10の上端には、操向ハンドル11が設けられ、下端には前輪12が設けられている。メインフレーム4の上部には燃料タンク13が配置され、燃料タンク13の後方にはシート14が配置されている。シート14は、シートレール6の上に載置されている。
メインフレーム4とリヤアームブラケット5とには、エンジン20が懸架されている。このエンジン20は、メインフレーム4のエンジン取付部4cとフレーム部4aとに支持されるとともに、リヤアームブラケット5のエンジン取付部(図示せず)に支持されている。なお、エンジン20はガソリンエンジン等の内燃機関に限定されず、モータエンジン等であってもよい。また、上記エンジンは、ガソリンエンジンとモータエンジンとを組み合わせたものであってもよい。
リヤアームブラケット5には、リヤアーム21の前端部がピボット軸22を介して上下揺動可能に支持されている。リヤアーム21の後端部には後輪23が支持されている。リヤアーム21は、リンク機構24とリヤクッションユニット25とを介して車体フレーム2に支持されている。リンク機構24は、車体側リンク24aとリヤアーム側リンク24bとを有する。車体側リンク24aの一端部は、リヤアームブラケット5のリンク取付部5fに回動可能に連結されている。リヤアーム側リンク24bの一端部は、リヤアーム21のリンク取付部21aに回動可能に連結されている。そして、この車体側リンク24aの中央部と、リヤアーム側リンク24bの他端部とが、回動可能に連結されている。リヤクッションユニット25の下部は車体側リンク24aの他端部に支持され、上部はクッション取付部5gに支持されている。リヤクッションユニット25は、リヤアームブラケット5の後方に配置されている。
また、車体フレーム2にはカウリング27が配設されている。このカウリング27は、操向ハンドル11の前方を覆う上部カウリング27aと、メインフレーム4の前方および左右側方およびエンジン20の左右下方を覆う下部カウリング27bとから構成されている。なお、上部カウリング27aは、車体フレーム2に図示しないステーを介して支持されており、この上部カウリング27aによって、車体前部の前面と左右方向の両側面とが形成されている。また、上部カウリング27aには、車体前側の上部に位置する透明材からなるスクリーン28や、ヘッドランプ29等が取り付けられている。バックステー7には、シート14の左右側方および後輪23の上方を覆うためのサイドカバー30が配設されている。
本発明においてエンジンの種類は何ら限定されないが、本実施形態では、エンジン20は水冷式4サイクル並列4気筒型のものである。エンジン20は、気筒軸(図示せず)が車体前方に向かって水平線から少し傾斜した状態に配置され、クランク軸31を収容するクランクケース32が車幅方向の両側で車体フレーム2に懸架支持されている。
また、エンジン20には、変速装置40が設けられている。この変速装置40は、クランク軸31と平行に配設されたメイン軸41と、メイン軸41と平行に配設されたドライブ軸42と、複数段の変速ギア49とを含むシフト機構43を有し、クランクケース32に一体に組み付けられている。クラッチ機構44は、変速ギア49の切換時に回転伝達を断続させる。
ドライブ軸42には駆動スプロケット48aが設けられ、この駆動スプロケット48aと後輪23に設けられたドリブンスプロケット48bとにチェーン47が巻き掛けられている。これによりエンジン動力がチェーン47を介して後輪23に伝達される。
次に、自動二輪車1が備える自動変速制御装置50について説明する。図2〜図6は、自動変速制御装置50の各構成部材の取付状態を示す図である。図2に示すように、自動変速制御装置50は、クラッチ機構44の断続や変速装置40の変速ギアの切換を自動的に行うものであり、クラッチ機構44を駆動するクラッチアクチュエータ60と、変速装置40の変速ギアの切換を行うシフトアクチュエータ70と、クラッチアクチュエータ60およびシフトアクチュエータ70の駆動制御を行うエンジン制御装置95(図2では図示せず。図8参照)とを含んで構成されている。
図3に示すように、クラッチアクチュエータ60は、種々の構成要素が取付プレート61に取り付けられて一体化されたクラッチ操作ユニット63に形成されている。取付プレート61には、係合孔部62(図4および図5参照)が固定されている。図4に示すように、このクラッチ操作ユニット63は、係合孔部62をエンジン20の後部に固定した突起部20aに係合させ、取付プレート61の取付部61aをリヤアームブラケット5のメンバー部5dにボルト等の締付具64で締付固定することによって取り付けられる。このように、クラッチ操作ユニット63の配置位置は、側面視においてエンジン20の後方でリヤアームブラケット5に囲まれた位置である(図1参照)。
図2および図6に示すように、シフトアクチュエータ70は、シフト位置検出装置S2(図6参照)と共に一体化され、それらはシフト操作ユニット72として構成されている。図2に示すように、バックステー7には取付ブラケット73が固定されている。シフト操作ユニット72は、シフトアクチュエータ70を取付ブラケット73にボルト等の締付具74で締付固定されることによって取り付けられる。このように、シフト操作ユニット72の配置位置は、側面視においてメインフレーム4を挟んで変速装置40と反対側の位置であり、シフトアクチュエータ70はメインフレーム4の後方に位置している。
シフト機構43とシフトアクチュエータ70とは、シフト動力伝達部材によって連結されており、本実施形態では、シフト動力伝達部材はシフトロッド75で構成されている。このシフトロッド75は、側面視において車体フレーム2を横切っている。
次に、クラッチ機構44の詳細な構成を説明する。図7は、エンジン20の内部構成を示す断面図である。
本実施形態に係るクラッチ機構44は、例えば、多板摩擦クラッチであり、クラッチハウジング443と、このクラッチハウジング443に一体的に設けられた複数のフリクションプレート445と、クラッチボス447と、クラッチボス447に一体的に設けられた複数のクラッチプレート449とを備えている。エンジン20のクランク軸31には、ギア310が一体的に支持されており、メイン軸41には、メイン軸41に対して回転自在であってギア310と噛み合うギア441が支持されている。クラッチハウジング443は、ギア441に一体的に設けられ、クラッチハウジング443には、ギア441を介してクランク軸31からトルクが伝達される。クラッチボス447には、複数のフリクションプレート445と複数のクラッチプレート449との間に生じる摩擦力によって、クラッチハウジング443からトルクが伝達される。
ギア441は、メイン軸41の一端部側(図7の右側)でメイン軸41に回動自在に支持されている。クラッチハウジング443は、ギア441のボス部に一体的に設けられることによって、メイン軸41の軸方向への移動を規制されつつ、メイン軸41に対して回転自在である。また、クラッチボス447は、メイン軸41の一端部側(ギア441よりも更に端部側)で、メイン軸41に一体的に設けられている。
クラッチボス447は、筒状のクラッチハウジング443の内側に設けられている。ギア441とクラッチハウジング443とクラッチボス447とメイン軸41との回転中心は一致し、同心上に存在する。
ギア441のボス部には、円筒状の係合突出部441Aが設けられている。筒状のクラッチハウジング443の一端部側(図7の左側)には、係合突出部441Aに係合する係合孔443Aが形成された係合部443Bが設けられている。この係合突出部441Aが係合孔443Aに嵌り込むことによって、クラッチハウジング443がギア441に固定されている。
各フリクションプレート445は、リング状の薄板であり、各フリクションプレート445の板面がメイン軸41の軸方向に対してほぼ直角になるように、各フリクションプレート445の外周縁がクラッチハウジング443の筒状部の内周側に支持されている。この支持により、各フリクションプレート445は、クラッチハウジング443に対して、メイン軸41の軸方向へ相対的に僅かに移動自在になっており、また、クラッチハウジング443に対して、メイン軸41の回転方向へは相対的に回転できないように規制されている。
なお、各フリクションプレート445の上記各板面の間には、所定の間隔(クラッチプレート449の厚さより僅かに大きい距離)があけられている。
クラッチボス447は筒状であり、クラッチボス447の一端部側(図7の左側)には、外径がクラッチプレート449の外径とほぼ等しい円形のフランジ部447Aが設けられている。クラッチボス447の筒状になっている部分の外周には、複数のクラッチプレート449が支持されている。この支持により、各クラッチプレート449は、クラッチボス447に対して、メイン軸41の軸方向へ相対的に僅かに移動自在になっており、また、クラッチボス447に対して、メイン軸41の回転方向へは相対的に回転できないように規制されている。
また、クラッチボス447は、フランジ部447Aがクラッチハウジング443の係合部443Bに位置するように、メイン軸41の一端部側(図7の右側)に固定されている。
各クラッチプレート449は、リング状の薄板であり、各クラッチプレート449の板面がメイン軸41の軸方向に対してほぼ直角になるように、各クラッチプレート449の内周縁がクラッチボス447の筒状部の外周側に支持されている。
また、各クラッチプレート449の上記各板面の間には、所定の間隔(フリクションプレート445の厚さよりも僅かに大きい距離)があけられている。
各クラッチプレート449の外径は、クラッチハウジング443の筒状部の内径よりもやや小さく、各フリクションプレート445の内径は、クラッチボス447の筒状部の外径よりもやや大きくなっている。そして、フリクションプレート445と、クラッチプレート449とは、メイン軸41の軸方向に交互に配置され、フリクションプレート445とクラッチプレート449との間には、それぞれメイン軸41の軸方向に僅かな隙間が形成されている。
交互に配置されたフリクションプレート445とクラッチプレート449とにおけるメイン軸41の軸方向の外側であって、クラッチハウジング443の係合部443Bの側(図7の左側)には、クラッチボス447のフランジ部447Aで構成された押圧部447Bが存在する。この押圧部447Bは、プレッシャプレート451と共に、フリクションプレート445とクラッチプレート449とをメイン軸41の軸方向に挟み込み、各フリクションプレート445と各クラッチプレート449との間に摩擦力を発生させるものである。
筒状のクラッチボス447の内側には、このクラッチボス447と一体的に設けられ、メイン軸41の軸方向に延伸する円筒状の複数のガイド部447Cが配置されている。プレッシャプレート451は、ガイド部447Cのそれぞれと係合している複数のガイド部451Aを備える。プレッシャプレート451は、ガイド部447Cとガイド部451Aとによって、クラッチボス447に対してメイン軸41の軸方向に相対的に移動自在に設けられ、しかも、クラッチボス447と同時に回転するようになっている。なお、プレッシャプレート451は、クラッチアクチュエータ60によって駆動されるようになっている。クラッチアクチュエータ60については後に図面を用いて詳述する。
また、プレッシャプレート451は、平面状の押圧部451Bを有している。この押圧部451Bは、各フリクションプレート445および各クラッチプレート449の板面とほぼ平行である。
クラッチ機構44には、筒状の複数のガイド部447Cのそれぞれを囲むように、複数のばね450が設けられている。各ばね450は、プレッシャプレート451を図7の左側に向かって付勢している。すなわち、各ばね450は、プレッシャプレート451の押圧部451Bがクラッチボス447の押圧部447Bに近づく方向に、プレッシャプレート451を付勢している。
プレッシャプレート451は、このプレッシャプレート451の中心部において、例えば、深溝玉軸受457等の軸受を介してプッシュロッド455の一端部側(図7の右側)と係合しており、プッシュロッド455に対して回転自在になっている。プッシュロッド455の他端部側(図7の左側)は、筒状のメイン軸41の一端部の内側に係合している。筒状のメイン軸41の内側には、プッシュロッド455の他端部(左端部)に隣接した球状のボール459が設けられ、さらに、このボール459の左側には、ボール459に隣接したプッシュロッド461が設けられている。
プッシュロッド461の一端部(左端部)461Aは、筒状のメイン軸41の他端部から突出している。この一端部461Aには、ピストン463が一体的に設けられている。このピストン463は、シリンダ本体465によってガイドされて、メイン軸41の軸方向に摺動自在になっている。
ピストン463とシリンダ本体465とで囲まれている空間467に圧縮流体としての作動油が供給されると、ピストン463は、図7の右方向に押されて移動する。これにより、ピストン463は、プッシュロッド461、ボール459、プッシュロッド455および深溝玉軸受457を介して、プレッシャプレート451を図7の右方向に押す。このように、プレッシャプレート451が図7の右方向に押されると、プレッシャプレート451の押圧部451Bがフリクションプレート445から離反し、クラッチは切断状態になる。
クラッチ機構44が接続される際には、プレッシャプレート451は、ばね450によってクラッチボス447のフランジ部447Aの方向(図7の左向き方向)に付勢され、この方向に移動する。この状態では、クラッチボス447の押圧部447Bとプレッシャプレート451の押圧部451Bとによって、各フリクションプレート445と各クラッチプレート449との間に摩擦力が発生する。これにより、クラッチハウジング443からクラッチボス447へ駆動力伝達が可能となる。
一方、クラッチ機構44の切断状態では、プッシュロッド455によって、プレッシャプレート451が図7の右側に移動する。そして、プレッシャプレート451の押圧部451Bが、押圧部451Bの最も近いところに位置するフリクションプレート445(図7の最も右側のフリクションプレート445)と離反する。
この状態では、各フリクションプレート445と各クラッチプレート449とは挟まれておらず、各フリクションプレート445と各クラッチプレート449との間には、僅かな隙間が形成されている。そのため、各フリクションプレート445と各クラッチプレート449との間には、駆動力を伝達できる摩擦力は発生しない。
このように、クラッチアクチュエータ60の駆動力とばね450の付勢力との大小によって、プレッシャプレート451はメイン軸41の軸方向の一方または他方の方向に移動し、この移動に応じてクラッチが接続または切断状態になる。
次に、シフト機構43の詳細な構成を、図7に基づいて説明する。
このエンジン20では、クランク軸31の端部にエンジン回転数センサS30が装着されている。クランク軸31は、多板式のクラッチ機構44を介してメイン軸41に連結されている。メイン軸41には、多段の変速ギア49が装着されるとともに、メイン軸回転数センサS31が設けられている。メイン軸41上の各変速ギア49は、これら変速ギア49に対応してドライブ軸42上に装着された変速ギア420と噛み合っている(図では分離して描いてある)。これらの変速ギア49と変速ギア420とは、選択された一対の変速ギア以外は、いずれか一方または両方がメイン軸41またはドライブ軸42に対して遊転状態(空回りの状態)で装着される。したがって、メイン軸41からドライブ軸42への回転伝達は、選択された一対の変速ギアのみを介して行われる。
変速ギア49と変速ギア420とを選択して変速比を変えるギアチェンジ動作は、シフト入力軸であるシフトカム421によって行われる。シフトカム421は、複数のカム溝421aを有し、各カム溝421aにシフトフォーク422が装着される。各シフトフォーク422は、それぞれメイン軸41およびドライブ軸42の所定の変速ギア49および変速ギア420に係合している。シフトカム421の回転により、シフトフォーク422がカム溝421aに案内されて各軸方向に移動し、シフトカム421の回転角度に応じた位置の一対の変速ギア49および変速ギア420のみが、メイン軸41およびドライブ軸42に対しそれぞれスプラインによる固定状態となる。これらにより、変速ギア位置が定まり、当該変速ギア49および変速ギア420を介して、メイン軸41とドライブ軸42との間で所定の変速比で回転伝達が行われる。
このシフト機構43は、シフトアクチュエータ70の駆動によりシフトロッド75を往復移動させ、シフトリンク機構425を介してシフトカム421を所定角度だけ回転させる。これにより、カム溝421aにしたがってシフトフォーク422が所定量だけ軸方向に移動し、一対の変速ギア49と変速ギア420とを順番にメイン軸41およびドライブ軸42に固定状態として、各減速比で回転駆動力が伝達される。
次に、シフトアクチュエータ70の更に詳細な構成について説明する。なお、このシフトアクチュエータ70は、油圧式であってもよく、電気式であってもよい。
図8は、シフトアクチュエータ70とシフトロッド75とシフト機構43の概略図である。図8に示すように、実施形態に係るシフトアクチュエータ70では、エンジン制御装置95からの信号によってシフトモータ70aが回転し、シフトモータ70aの回転によってモータ軸70bのギア70cが回転する。このギア70cの回転により、減速ギア70dが連動して回転し、駆動軸70gを回転させる。
図9は、シフトアクチュエータ70とシフトロッド75とシフト機構43とを示す側面図である。図9に示すように、バックステー7に固定された取付ブラケット73(図2参照)には、シフトアクチュエータ70のハウジング70hが締付具74により固定されている(図2も参照)。
駆動軸70g(図8も参照)には操作レバー70jが設けられ、その操作レバー70jには、シフトロッド75のシフトアクチュエータ70側の接続部がボルト(図示せず)によって接続されている。シフトロッド75のシフトアクチュエータ70側の接続部は、操作レバー70jに対して回動可能になっている。また、操作レバー70jは、ボルト70kによって駆動軸70gに締付固定されており、これにより、操作レバー70jは、駆動軸70gの軸方向に移動不可能となっている。
駆動軸70gには、シフト位置検出装置S2(図8参照)が配置されている。このシフト位置検出装置S2は、駆動軸70gの端部(図9における紙面奥側端部)に配置されており、取付ボルト(図示せず)によりハウジング70hに締付固定されている。シフト位置検出装置S2は、駆動軸70gの回転から位置情報を検出し、その位置情報をエンジン制御装置95に送出する。エンジン制御装置95は、この位置情報に基づいてシフトモータ70aを制御する。
また、シフトロッド75のシフト機構43側の接続部は、ボルト(図示せず)によってシフト機構43のシフト操作レバー43aに接続されている。シフトロッド75のシフト機構43側の接続部は、シフト操作レバー43aに対して回動可能になっている。また、シフト操作レバー43aは、ボルト43dによってシフト操作軸43bに締付固定されており、これにより、シフト操作レバー43aは、シフト操作軸43bの軸方向に移動不可能となっている。
シフトロッド75が移動すると、それに伴ってシフト操作レバー43aが移動する。このシフト操作レバー43aの移動は、シフト操作レバー43aにスプライン嵌合されたシフト操作軸43bを軸とする回転運動である。そのため、このシフト操作レバー43aの移動に伴って、シフト操作軸43bが回転する。
次に、クラッチアクチュエータ60の更に詳細な構成について説明する。図10は、クラッチアクチュエータ60の概略図である。図10に示すように、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60では、エンジン制御装置95からの信号によってクラッチモータ60aが回転し、その回転に伴ってウォーム軸103が回転する。ウォーム軸103の回転は、ウォーム軸103と噛み合っているウォームホイール105に伝達される。このウォームホイール105は、クランクシャフト110のクランク軸部111と同軸になるようにクランクシャフト110に固定されている。一方、クランクシャフト110のクランクピン112には、出力ロッド120が固定されている。これにより、クランクシャフト110の回転運動が出力ロッド120の往復運動(図10において、紙面奥側と手前側とへの往復運動)に変換される。また、クランクシャフト110におけるクランク軸部111の端部には、クラッチ位置検出装置S3が設けられている。クラッチ位置検出装置S3は、クランク軸部111の回転角度を検出することによって、クラッチ機構44のクラッチ位置を検出する。
図11は、クラッチアクチュエータ60を示す断面図であり、図12は図11のA−A線断面図であり、図13は図12のB−B線断面図である。図13に示すように、クラッチモータ60aは、モータ軸60bを備えている。モータ軸60bは、クラッチモータ60aの中心を貫通するように配置されている。モータ軸60bの後側端部(図中、右側端部)60cは、モータベアリング106により支持されている。このモータベアリング106のアウターリングは、クラッチモータ60aを収容するモータケース107に固定されている。なお、モータベアリング106は、ボ−ルベアリングである。
モータ軸60bの前側端部(図中、左側端部)60dには、複数のスプライン歯60eが形成されており、この前側端部60dが、ウォーム軸103に形成されたスプライン孔103aに嵌まり込むことにより、モータ軸60bとウォーム軸103とがスプライン嵌合されている。
図14は、モータ軸60bとウォーム軸103との嵌合部分を示す拡大断面図である。図14に示すように、モータ軸60bの前側端部60dには、複数のスプライン歯60eが形成されている。一方、ウォーム軸103のスプライン孔103aには、スプライン歯60eと係合するスプライン溝が形成されている。そして、モータ軸60bの前側端部60dが、ウォーム軸103のスプライン孔103aに嵌まり込むことにより、スプライン嵌合されている。
また、モータ軸60bの前側端部60dには、面取り処理が施されており、アール部60fが形成されている。このアール部60fは、スプライン歯60eの歯底よりも、モータ軸60bの軸心側にわたって形成されている。このように、モータ軸60bの前側端部60dに面取り処理が施されることにより、クラッチモータ60aの回転中に、モータ軸60bの軸心が振れてしまった場合であっても、ウォーム軸103側でそれを吸収することができる。そのため、ウォーム軸103への振れの伝達を抑制することが可能となる。また、ウォーム軸103のスプライン孔103aの底部にも面取り処理が施されており、アール部103bが形成されている。
また、ウォーム軸103のスプライン孔103aの深さaは、モータ軸60bにおける前側端部60dの直径bよりも小さい。すなわち、a<bである。このように、モータ軸60bがウォーム軸103に嵌合している部分の長さを短くすることにより、モータ軸60bの回転中の軸心の振れを、ウォーム軸103側で好適に吸収することが可能となる。
図13に示すように、ウォーム軸103には、ねじ部103c(図14も参照)が形成されている。また、ウォーム軸103は、ねじ部103cの前側(図中左側)と後側(図中右側)にそれぞれ配置されたベアリング108により支持されている。これら2つのベアリング108は、いずれもボールベアリングである。ベアリング108のアウターリングは、クラッチアクチュエータ60のハウジング115に固定されている。このように、ねじ部103cの前後がベアリング108により支持されることによって、ウォーム軸103の回転中に軸が振れず、ウォーム軸103の回転が安定する。
図15は、ウォーム軸103のねじ部103cが形成されている部分の拡大図である。図15に示すように、ウォーム軸103のねじ部103cには、複数のねじ山103dが形成されている。なお、図15は、ねじ部103cの条数を説明するための図であり、ねじ部103cの周面に形成されているねじ山103dの正確な形状を示しているものではない。
ここで、ウォーム軸103が一回転したときに軸方向に進む距離をリードlとし、隣接するねじ山103d間の距離をピッチpとし、ねじ部103cの条数をnとしたときに、l=n×pの関係が成立する。図15に示すように、本実施形態では、ねじ部103cの条数nは4である。このように、ウォーム軸103に形成されているねじ部103cの条数を2以上(多条)とすることによって、ウォームホイール105の進み角を大きくすることが可能となる。そのため、ウォームギアの減速比(ウォーム軸103とウォームホイール105との間の減速比)を小さくすることができ、出力ロッド120の応答性を向上させることが可能となる。その結果、クラッチ機構44の断続動作の応答性を向上させることができる。また、多条ねじは一条ねじと比較して伝達効率が良好であるため、クラッチモータ60aの回転運動を効率よく出力ロッド120(図10、図11参照)の往復運動に変換することができる。その結果、クラッチモータ60aの出力ロスを少なくすることができ、これにより、クラッチ機構44の断続動作の応答性を向上させることが可能となる。
図13に示すように、ウォーム軸103のねじ部103cは、ウォームホイール105のギア歯105aと噛み合っている。ウォームホイール105は、略ドーナツ盤形状を有しており、その周面にギア歯105aが形成されている。ウォームホイール105の軸心部には、トルクリミッタ105bが設けられている。トルクリミッタ105bは、クランクシャフト110(図12参照)のクランク軸部111にスプライン嵌合されてクランク軸部111と共に回転する伝達プレート(図示せず)と、当該伝達プレートの外縁部に設けられたインナクラッチ(図示せず)とを備えている。ウォームホイール105に与えられる駆動力が所定値以上になると上記伝達プレートと上記インナクラッチとの間に滑りが生じ、これにより、過大な駆動力がクランク軸部111に伝達されることを回避することができる。なお、本発明においては、このトルクリミッタ105bが設けられていなくてもよく、ウォームホイール105がクランクシャフト110に一体的に固定されていてもよい。
図12に示すように、ウォームホイール105は、クランクシャフト110のクランク軸部111の端部(図12において右側端部)に固定されている。ウォームホイール105はクランク軸部111と同軸になるように、且つ、クランクシャフト110のクランクアーム113と平行になるようにクランク軸部111に固定されている。ウォームホイール105の側面は、クランク軸部111に対して垂直になっている。
クランクシャフト110のクランク軸部111は、両端部がハウジング115に回転可能に固定されている。また、クランク軸部111上であって、ウォームホイール105とハウジング115との間には、皿ばね116が介装されている。
クランク軸部111は、2つのベアリング117、118により支持されている。これら2つのベアリング117、118のアウターリングは、いずれもハウジング115に固定されている。これら2つのベアリング117、118は、いずれもボールベアリングである。これら2つのベアリングのうち、ベアリング117は、ウォームホイール105と右側のクランクアーム113との間に配置されている。このベアリング117は、インナーリング117aとアウターリング117bとが両側でシールされた両シールベアリングであり、内部にベアリンググリスが封入されている。上述したウォーム軸103とウォームホイール105との間にはグリス(モリブデングリス等)が用いられるのであるが、このグリスは、ウォームホイール105に隣接するベアリング117に対して悪影響を及ぼすおそれがある。すなわち、上記グリスがベアリング117の内部に付着すると、ベアリング117の性能が劣化してしまうおそれがある。本実施形態では、ベアリング117を両シールベアリングとし、内部にベアリンググリスを封入するようにしている。そのため、ウォーム軸103とウォームホイール105との間に用いられるグリスがベアリング117の内部に進入して悪影響を及ぼすことを防止することができる。
また、ベアリング118は、左側のクランクアーム113の左側に配置されている。したがって、2つのクランクアーム113は、ベアリング117とベアリング118との間に挟まれている。このように、2つのクランクアーム113を挟むように2つのベアリング117、118を配置させることにより、クランク軸部111の回転を安定させることが可能となる。
さらに、ウォームホイール105の近傍に配置されるベアリング117は、ウォームホイール105から離れた位置に配置されるベアリング118よりも大型のボールベアリングである。ウォームホイール105の近傍に配置されるベアリング117は、ラジアル方向に比較的大きな力を受ける。しかし、ベアリング117として、このように大型のボールベアリングを用いることにより、クランク軸部111をより安定して支持することができる。
図11に示すように、クランクシャフト110の下側のクランクピン112には、出力ロッド120が固定されている。出力ロッド120は、ねじ孔が形成された基部120aと、ねじ部が形成されたロッド部120bとを備えており、ロッド部120bのねじ部が基部120aのねじ孔に螺合された状態となっている。また、ロッド部120bのねじ部には、止めナット121とナット122とが螺合されている。
本実施形態では、このような構成により、出力ロッド120の長さを調整することが可能となっている。すなわち、ロッド部120bを基部120aに対して回転させることによって、出力ロッド120の長さを変化させることができる。長さを変化させた後は、止めナット121とナット122とを基部120a側に締め付けることによって、出力ロッド120を固定させる。
出力ロッド120のロッド部120bの先端部には、ピストン125が設けられている。ピストン125は、シリンダ部123内を出力ロッド120の軸方向(図中、左右方向)に摺動自在になっている。シリンダ部123内におけるピストン125の左側部分は、作動油で満たされたオイル室126を形成している。オイル室126には、タンク連結部129を介してリザーブタンク(図示せず)が連通している。
また、クランクシャフト110の上側のクランクピン112には、アシストスプリング130の一端が固定されている。アシストスプリング130の他端は、ハウジング115に固定されている。このアシストスプリング130は、クランクシャフト110のクランク軸部111の回転を助勢することによって、出力ロッド120のストロークを助勢するためのものである。
クラッチ機構44(図7参照)を接続状態から非接続状態にするときには、クラッチモータ60aが駆動し、これに連動してウォーム軸103が回転する。ウォーム軸103の回転は、ウォーム軸103と噛み合っているウォームホイール105に伝達され、ウォームホイール105が回転する。ウォームホイール105が回転すると、このウォームホイール105が固定されているクランクシャフト110のクランク軸部111も回転する。そして、ウォームホイール105の回転運動は、クランクシャフト110により、出力ロッド120の直線運動に変換され、出力ロッド120は、図11中、左方向に移動する。
図11中、左方向に直線運動する出力ロッド120は、ピストン125を押圧し、これにより、オイル室126内に油圧が発生する。この発生した油圧は、ハウジング115に形成された作動油出口115aから、オイルホース(図示せず)を通って、ピストン463(図7参照)に伝達される。そして、この油圧によりプッシュロッド461、455(図7参照)が駆動され、クラッチが切断される。なお、この出力ロッド120の直線運動は、上述したアシストスプリング130により助勢される。
本実施形態では、クラッチモータ60aを駆動させることによりクラッチ機構44の切断を自動的に行うことができる他、クラッチ機構44の切断を手動で行うこともできる。図11に示すように、ハウジング115における出力ロッド120の下側には、クラッチワイヤ127の案内筒128が設けられている。クラッチワイヤ127の一端は、下側のクランクピン112に固定されている。クラッチワイヤ127は、案内筒128により、図中、左下方向に延びるように向きが定められている。図示しないクラッチレバー等を手動にて操作し、クラッチワイヤ127を案内筒128の長手方向(図11中の左下方向)に引っ張ると、クランクシャフト110が回転し、出力ロッド120が図11中の左方向に移動する。
図11に示すように、ウォーム軸103に接続されたクラッチモータ60aと、クランクピン112に固定された出力ロッド120とは、ほぼ同じ方向に延びている。しかし、これらクラッチモータ60aと出力ロッド120とを干渉しないように配置するためには、クラッチモータ60aと出力ロッド120とを或る程度離間させる必要がある。ここで、本実施形態では、図12に示すように、ウォームホイール105は、クランクシャフト110のクランク軸部111の端部に、クランクアーム113とは別個に固定されている。また、ウォームホイール105は、クランクアーム113と平行であり、且つ、クランク軸部111と同軸になるように配置されている。そのため、ウォームホイール105の近傍に配置されるクラッチモータ60aと、クランクピン112に固定される出力ロッド120とを、互いに干渉しないように配置しても、クランク軸部111の長さを短くすることが可能となる。その結果、クランクシャフト110の大型化および高重量化を抑制することが可能となり、クラッチアクチュエータ60自体の大型化および高重量化を抑制することが可能となる。
次に、自動変速制御装置のシステムについて詳しく説明する。図16に示すように、操向ハンドル11の左のグリップ側には、例えばシフトスイッチSW1が設けられている。このシフトスイッチSW1は、例えば、シフトアップスイッチSW1a1とシフトダウンスイッチSW1a2とから構成され、乗員の操作により、変速ギアのシフト位置を1速ギア段と最速ギア段(例えば6速ギア段)との間で適宜に増加または減少させるものである。また、左のグリップ側には切換スイッチSW2、ウインカスイッチSW3、ホーンスイッチSW4、およびライトスイッチSW5が設けられている。なお、切換スイッチSW2は、ギアシフト動作をセミオートモードまたはフルオートモードに切り換えるものである。
図17に示すように、シフト機構43およびクラッチ機構44の切換は、共に自動変速制御装置50によって行われる。また、自動二輪車1には、シフトアクチュエータ70のシフト位置検出装置S2(図6参照)の他、クラッチアクチュエータ60のクラッチ位置検出装置S3(図10参照)、エンジン回転数センサS30、車速センサS5等が設けられている。
エンジン制御装置95は、各種検出装置の検出データおよびシフトスイッチSW1の指示に基づいて、クラッチアクチュエータ60およびシフトアクチュエータ70の駆動制御を行う。すなわち、エンジン制御装置95内に予め格納された所定のプログラムおよびその他演算回路等により、クラッチ機構44の切断、変速装置40の変速ギアの切換、クラッチ機構44の接続の一連のシフト動作が自動的に行われる。
以上説明したように、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60によれば、モータ軸60bとウォーム軸103とがスプライン嵌合により結合されている。そのため、従来技術(例えば、特許文献1参照)のようにIカット部の両側面により動力を伝達する場合と比較して、確実な動力伝達を行うことが可能となる。また、モータ軸60bとウォーム軸103との間における回転方向の隙間を小さくすることができる。そのため、クラッチモータ60aの回転にウォーム軸103の回転が迅速に追従する。その結果、クラッチの断続動作の応答性を向上させることが可能となる。
また、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60によれば、モータ軸60bの後側端部60cが、モータベアリング106により支持されている。また、モータ軸60bに連結されたウォーム軸103におけるねじ部103cの前後が、それぞれベアリング108、108により支持されている。このように、本クラッチアクチュエータ60によれば、モータ軸60bおよびウォーム軸103は、軸方向に並ぶ3つの軸受106,108,108によって支持されている。上述したように、本クラッチアクチュエータ60では、モータ軸60bの軸心の振れをウォーム軸103側で好適に吸収することができる。そのため、モータ軸60bおよびウォーム軸103を、3つの軸受106,108,108によって好適に支持することができ、また、モータ軸60bおよびウォーム軸103の回転中に軸心が振れることを抑制することができる。その結果、ねじ部103cの回転が安定し、ウォームホイール105への確実な回転伝達を達成することができる。
特に、実施形態では、ウォーム軸103のねじ部103cの前後がベアリング108、108により支持されているため、このねじ部103cの回転中の軸振れの発生を好適に抑制することが可能となる。
また、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60では、モータ軸60bがウォーム軸103に嵌まり込むことにより、両者がスプライン嵌合しているが、モータ軸60bにスプライン歯60eが形成されているとともに、ウォーム軸103にスプライン孔103aが形成されている。ここで、スプライン歯が形成された軸とスプライン孔が形成された軸とでは、スプライン歯が形成された軸の方が、外径が小さくなる。すなわち、スプライン歯が形成された軸では、軸中心とスプライン歯の外周端との間の距離が、外径となる。一方、スプライン孔が形成された軸では、軸中心とスプライン孔の内周面(=スプライン歯の外周端)との間の距離は、内径となる。したがって、スプライン孔が形成された軸は、スプライン歯が形成された軸よりも外径が大きくなる。よって、本実施形態によれば、モータ軸60bにスプライン歯60eが形成されているので、モータ軸60bを細くすることが可能となる。そのため、クラッチモータ60aの大型化を抑制することができる。ただし、本発明では、モータ軸60bにスプライン孔が形成されるとともに、ウォーム軸103にスプライン歯が形成され、ウォーム軸103がモータ軸60bに嵌まり込むことにより、両者がスプライン嵌合するようになっていてもよい。
また、図14に示すように、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60では、ウォーム軸103のスプライン孔103aの深さaが、モータ軸60bにおける前側端部60dの直径bよりも小さい。そのため、モータ軸60bの回転中の軸心の振れを、ウォーム軸103側で好適に吸収することが可能となる。
また、実施形態に係るクラッチアクチュエータ60では、モータ軸60bの前側端部60dに面取り処理が施されている。そのため、クラッチモータ60aの回転中に、モータ軸60bの軸心が振れてしまった場合であっても、ウォーム軸103側でそれを吸収することができる。その結果、ウォーム軸103への振れの伝達を抑制することが可能となる。
また、面取り処理によりモータ軸60bの前側端部60dに形成されたアール部60fは、スプライン歯60eの歯底よりも、モータ軸60bの軸心側にわたって形成されている。そのため、モータ軸60bの回転中の軸心の振れを、ウォーム軸103側でより好適に吸収することが可能となる。
以上説明したように、本発明は、クラッチ用アクチュエータについて有用である。
実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 自動変速制御装置の各構成部材の取付状態を示す図である。 自動変速制御装置の各構成部材の取付状態を示す図である。 自動変速制御装置の各構成部材の取付状態を示す図である。 自動変速制御装置の各構成部材の取付状態を示す図である。 自動変速制御装置の各構成部材の取付状態を示す図である。 エンジンの内部構成を示す断面図である。 シフトアクチュエータとシフトロッドとシフト機構の概略図である。 シフトアクチュエータとシフトロッドとシフト機構とを示す側面図である。 クラッチアクチュエータの概略図である。 クラッチアクチュエータを示す側面図である。 図11のA−A線断面図である。 図11のB−B線断面図である。 モータ軸とウォーム軸との嵌合部分を示す拡大断面図である。 ウォーム軸のねじ部が形成されている部分の拡大図である。 ハンドルグリップのスイッチ部の斜視図である。 自動変速制御装置のシステム図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
20 エンジン
60 クラッチアクチュエータ(クラッチ用アクチュエータ)
60a クラッチモータ(モータ)
60b モータ軸
60e スプライン歯
60f アール部
103 ウォーム軸
103a スプライン孔
103b アール部
103c ねじ部
103d ねじ山
105 ウォームホイール
105a ギア歯
106 モータベアリング(軸受)
108 ベアリング(軸受)
110 クランクシャフト
111 クランク軸
112 クランクピン
113 クランクアーム
120 出力ロッド

Claims (7)

  1. モータ軸を有するモータと、
    ねじ部が形成され、前記モータ軸と同軸回転するウォーム軸と、
    前記ウォーム軸のねじ部と噛み合うウォームホイールと、
    軸方向の往復移動によってクラッチの断続を行う出力ロッドと、
    前記ウォームホイールの回転運動を前記出力ロッドの往復運動に変換するクランクシャフトと、を備え、
    前記モータ軸にスプライン歯が形成され、前記ウォーム軸に前記スプライン歯と噛み合う有底のスプライン孔が形成され、
    前記モータ軸と前記ウォーム軸とは、スプライン嵌合により結合され、
    前記スプライン孔の深さは、前記モータ軸における前記スプライン歯が形成された部分の直径よりも小さく、
    前記モータ軸の先端部には面取り処理が施されており、
    前記モータ軸および前記ウォーム軸は、軸方向に並ぶ3つの軸受により支持され、
    前記3つの軸受のうちの真ん中の軸受は、前記モータ軸の先端よりも前記ウォーム軸の先端側に位置している、クラッチ用アクチュエータ。
  2. 前記各軸受はボールベアリングである、請求項1に記載のクラッチ用アクチュエータ。
  3. 前記3つの軸受のうち2つの軸受は、前記ウォーム軸の前記ねじ部の一端側および他端側にそれぞれ配置されている、請求項1に記載のクラッチ用アクチュエータ。
  4. 前記面取り処理は、前記モータ軸に形成されたスプライン歯の歯底よりも軸心側にわたって施されている、請求項に記載のクラッチ用アクチュエータ。
  5. 鞍乗型車両に適用される請求項1〜のいずれか1つに記載のクラッチ用アクチュエータ。
  6. エンジンと、
    前記エンジンの駆動力の伝達を断続するクラッチと、
    請求項1に記載のクラッチ用アクチュエータと、を備えたエンジンユニット。
  7. 請求項に記載のエンジンユニットを備えた鞍乗型車両。
JP2006114704A 2006-02-24 2006-04-18 クラッチ用アクチュエータ、エンジンユニットおよび鞍乗型車両 Active JP4972334B2 (ja)

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