JP4936693B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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    • B62M7/00Motorcycles characterised by position of motor or engine

Description

この発明は、自動変速制御装置の配置を改良した鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両の一例として自動二輪車が知られている。通常、自動二輪車は変速装置を備え、エンジンのクランク軸の回転が変速装置により変速されて駆動輪に伝達される。この変速装置は、メイン軸とドライブ軸と複数段の変速ギヤとを有するシフト機構と、変速ギヤの切換時に回転伝達を断続させるクラッチ機構とを備えている。また、クラッチ機構の作動や変速装置の変速ギヤの切換を自動的に行うためのオートメイティッドマニュアルトランスミッション機構を備えた自動二輪車も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−320861号公報(第1頁〜第6頁、図1〜図7)
ところで、従来のオートメイティッドマニュアルトランスミッション機構では、シフトアクチュエータはエンジンの後方で且つエンジンの上部に配置され、エンジンに直接取り付けられていた。そのため、シフトアクチュエータがエンジンの熱や振動の影響を受け易かった。さらに、シフトアクチュエータはエンジンと車体フレームとの間に配置されていたため、エンジンと車体フレームとの間にシフトアクチュエータを配置する空間が必要となり、車両全体をコンパクトにすることが難しい等の課題があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シフトアクチュエータがエンジンの熱や振動の影響を受けることを減少せしめ、かつ車両全体をコンパクトにすることが可能な鞍乗型車両を提供することである。
本発明に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを含む車体フレームと、前記車体フレームに懸架されるエンジンと、前記エンジンに配置され、複数段の変速ギヤを含むシフト機構を備える変速装置と、前記変速装置の変速ギヤ切換時に回転伝達を断続させるクラッチ機構と、前記クラッチ機構の作動および前記変速装置の変速ギヤ切換を自動的に行う自動変速制御装置と、を備えた鞍乗型車両であって、前記自動変速制御装置は、側面視で前記車体フレームを挟んで前記変速装置と反対側に配置され、前記シフト機構を操作するシフトアクチュエータと、前記シフト機構と前記シフトアクチュエータとを連結するシフト動力伝達部材と、を備え、前記シフトアクチュエータは前記車体フレームに取付けられているものである。
なお、「ヘッドパイプから後方に延びるメインフレーム」とは、広い意味でメインフレームがヘッドパイプの後方に延びていることを言い、後述の実施の形態に示すように、メインフレームがヘッドパイプから後方斜め下向きに延びる形態等も含まれる。
本発明によれば、シフトアクチュエータは、側面視で車体フレームを挟んで変速装置と反対側に配置され、シフト動力伝達部材を介してシフト機構に連結され、車体フレームに取付けられている。そのため、シフトアクチュエータはエンジンに直接取り付けられている訳ではない。したがって、シフトアクチュエータがエンジンの熱や振動の影響を受けることを低減させることができる。また、シフトアクチュエータを側面視で車体フレームと重ならない位置に配置し、車体側方に突出することを抑えてコンパクトに配置できるので、運転者の乗車姿勢への影響を抑えることができる。
以下、この発明に係る鞍乗型車両の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明の最も好ましい形態を示すものであり、本発明は以下の実施の形態に限定される訳ではない。この実施の形態の鞍乗型車両は自動二輪車であるが、本発明に係る鞍乗型車両はこれに限定されず、自動三輪車やバギー車両等であってもよい。
[実施の形態1]
図1に示すように、この実施の形態に係る自動二輪車1は、ヘッドパイプ3と車体フレーム2とを備えている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ3から後方に延びるメインフレーム4と、このメインフレーム4の後部から下方に延びるリヤアームブラケット5とを少なくとも含んでいる。メインフレーム4は、ヘッドパイプ3から左右後方に延びる2本のフレーム部4a(図2(a)も参照)を有し、この2本のフレーム部4aの後部は、下方に延びてリヤアームブラケット5と接続されている。図2(a)及び図3に示すように、このフレーム部4aのうちリヤアームブラケット5と接続された部分4bは、車幅方向内側に屈曲し、幅狭部分となっている。図3に示すように、2本のフレーム部4aの下部には下方に延びるエンジン取付部4cがそれぞれ形成され、各フレーム部4aの後部には上方に延びるシートレール取付部4dが形成されている。
リヤアームブラケット5の左右の上部5aは、フレーム部4aの前記接続部分4bに接続されている。さらに、リヤアームブラケット5の上部5aには、後方へ延びるバックステー取付部5b(図2(a)参照)と、前方へ延びるエンジン取付部5c(図3参照)とが形成されている。また、図2(a)に示すように、リヤアームブラケット5のメンバー部5dには、前方へ延びるエンジン取付部5e(図3参照)と、後方に延びるリンク取付部5f及びクッション取付部5gとが形成されている。図4に示すように、シートレール取付部4dにはシートレール6の前側部が取り付けられ、バックステー取付部5bにはバックステー7が取り付けられている。シートレール6の後部とバックステー7の後部とは、互いに連結されている。
図1に示すように、ヘッドパイプ3にはフロントフォーク10が枢支されている。フロントフォーク10の上端には操向ハンドル11が設けられ、下端には前輪12が設けられている。メインフレーム4の上部には燃料タンク13が配置され、燃料タンク13の後方にはシート14が配置されている。シート14は、シートレール6の上に載置されている。
メインフレーム4とリヤアームブラケット5とには、エンジン20が懸架されている。このエンジン20は、メインフレーム4のエンジン取付部4cとフレーム部4aとに支持されるとともに、リヤアームブラケット5のエンジン取付部5c(図5参照)とエンジン取付部5e(図3参照)とに支持されている。
リヤアームブラケット5には、リヤアーム21の前端部がピボット軸22を介して上下揺動可能に支持されている。リヤアーム21の後端部には後輪23が支持されている。リヤアーム21は、リンク機構24とリヤクッションユニット25とを介して車体フレーム2に支持されている。リンク機構24は、車体側リンク24aとリヤアーム側リンク24bとを有する。車体側リンク24aの一端部は、リヤアームブラケット5のリンク取付部5fに回動可能に連結されている。リヤアーム側リンク24bの一端部は、リヤアーム21のリンク取付部21aに回動可能に連結されている。そして、この車体側リンク24aの中央部とリヤアーム側リンク24bの他端部とが、回動可能に連結されている。リヤクッションユニット25の下部は車体側リンク24aの他端部に支持され、上部はクッション取付部5gに支持されている。リヤクッションユニット25は、リヤアームブラケット5の後方に配置されている。
図4に示すように、リヤアームブラケット5にはステップブラケット26が後方に向けて突設されており、運転者の足を掛けるステップ99がステップブラケット26から車幅方向の外側に向けて設けられている。
図1に示すように、車体フレーム2にはカウリング27が配設されている。このカウリング27は、操向ハンドル11の前方を覆う上部カウリング27aと、メインフレーム4の前方及び左右側方及びエンジン20の左右下方を覆う下部カウリング27bとから構成されている。なお、上部カウリング27aは、車体フレーム2に図示しないステーを介して支持されており、この上部カウリング27aによって、車体前部の前面と左右方向の両側面とが形成されている。また、上部カウリング27aには、車体前側の上部に位置する透明材からなるスクリーン28や、ヘッドランプ29などが取付けられている。バックステー7には、シート14の左右側方及び後輪23の上方を覆うためのサイドカバー30が配設されている。
エンジン20の種類は何ら限定されないが、本実施の形態では、エンジン20は水冷式4サイクル並列4気筒型のものである。本エンジン20では、気筒軸(図示せず)が車体前方に向かって水平線から少し傾斜した状態に配置され、クランク軸31を収容するクランクケース32が車幅方向の両側で車体フレーム2に懸架支持されている。
また、エンジン20には、図1に示すように、変速装置40が設けられている。この変速装置40は、クランク軸31と平行に配設されたメイン軸41と、メイン軸41と平行に配設されたドライブ軸42と、複数段の変速ギヤ49とを含むシフト機構43を有し、クランクケース32に一体に組み付けられている。このメイン軸41には、クラッチ機構44が設けられている。クラッチ機構44は、変速ギヤ切換時に回転伝達を断続させる。
ドライブ軸42には駆動スプロケット48aが設けられ、この駆動スプロケット48aと後輪23に設けたドリブンスプロケット48bとにチェーン47が巻き掛けられている。これにより、エンジン動力がチェーン47を介して後輪23に伝達される。
次に、自動二輪車1が備える油圧駆動式の自動変速制御装置50(図16参照。以下、「オートメイティッドマニュアルトランスミッション機構」という)について説明する。
オートメイティッドマニュアルトランスミッション機構50は、クラッチ機構44の作動や変速装置40の変速ギヤの切換を自動的に行うものであり、クラッチ機構44を作動させるクラッチアクチュエータ60と、変速装置40の変速ギヤの切換を行うシフトアクチュエータ70と、自動変速制御(オートメイティッドマニュアルトランスミッション)に必要な他の構成部品とを含むものである。
図5〜図9にクラッチアクチュエータ60の構成を示す。図6に示すように、クラッチアクチュエータ60は、種々の構成要素が取付プレート61に取り付けられて一体化されたクラッチ操作ユニット63に形成されている。このように、クラッチアクチュエータ60をクラッチ操作ユニット63として他の要素と一体化することで、組付け作業、保守点検等が容易になる。取付プレート61には係合孔部62(図7および図8参照)が固定されている。図7に示すように、このクラッチ操作ユニット63は、係合孔部62をエンジン20の後部に固定した突起部20aに係合させ、取付プレート61の取付部61aをリヤアームブラケット5のメンバー部5dにボルト等の締付具64で締付固定することによって取り付けられる。このように、クラッチ操作ユニット63の配置位置は、側面視においてエンジン20の後方でリヤアームブラケット5に囲まれた位置であり(図1参照)、容易に悪戯されることがないような位置である。
図5及び図9に示すように、シフトアクチュエータ70は、シフト位置検出器S2(図9参照)と共に一体化され、それらはシフト操作ユニット72として構成されている。このように、シフト操作ユニット72として一体化することで、組付け作業、保守点検等が容易になる。図5に示すように、バックステー7には取付ブラケット73が固定されている。シフト操作ユニット72は、シフトアクチュエータ70を取付ブラケット73にボルト等の締付具74で締付固定することによって取り付けられる。このように、シフト操作ユニット72の配置位置は、側面視においてメインフレーム4を挟んで変速装置40と反対側の位置であり、シフトアクチュエータ70はメインフレーム4の後方に位置している。
シフト機構43とシフトアクチュエータ70とはシフト動力伝達手段によって連結されており、この実施の形態では、シフト動力伝達手段はシフトロッド75で構成されている。このシフトロッド75は、側面視において車体フレーム2を横切っている。また、図2に示すように、この実施の形態では、2本のフレーム部4aの後部が下方に延び、接続部分4bにおいて左右のリヤアームブラケット5に接続されている。そして、シフトロッド75は、この接続部分4bを横切っている(図5参照)。なお、前述したように、この接続部分4bは、車幅方向内側に屈曲する幅狭部分となっている(図2参照)。
次に、図10を参照しながら、クラッチ機構44の詳細な構成を説明する。
この実施の形態のクラッチ機構44は、例えば多板摩擦クラッチであり、クラッチハウジング443と、このクラッチハウジング443に一体的に設けられた摩擦板である複数のフリクションディスク445と、クラッチボス447と、クラッチボス447に一体的に設けられた摩擦板である複数のクラッチプレート449とを具備する。エンジン20のクランク軸31にはギヤ310が一体的に支持されており、メイン軸41には、当該メイン軸41に対して回転自在であって上記ギヤ310と噛み合うギヤ441が支持されている。クラッチハウジング443はギヤ441に一体的に設けられ、クラッチハウジング443には、ギヤ441を介してクランク軸31からトルクが伝達される。クラッチボス447には、複数のフリクションディスク445と複数のクラッチプレート449との間に生じる摩擦力によって、クラッチハウジング443からトルクが伝達される。
ギヤ441は、メイン軸41の一端部側(図10の右側)でメイン軸41に回動自在に支持されている。クラッチハウジング443は、ギヤ441のボス部に一体的に設けられることによって、メイン軸41の軸方向への移動を規制されつつ、メイン軸41に対して回転自在である。また、クラッチボス447は、メイン軸41の一端部側(ギヤ441よりも更に端部側)で、メイン軸41に一体的に設けられている。
クラッチボス447は、筒状のクラッチハウジング443の内側に設けられている。ギヤ441とクラッチハウジング443とクラッチボス447とメイン軸41との回転中心は一致し、同心上に存在する。
ギヤ441のボス部には、円筒状の係合突出部441Aが設けられている。筒状のクラッチハウジング443の一端部側(図10の左側)には、係合突出部441Aに係合する係合孔443Aが形成された係合部443Bが設けられている。この係合突出部441Aが係合孔443Aに嵌り込むことによって、クラッチハウジング443がギヤ441に固定されている。
各フリクションディスク445はリング状の薄板であり、各フリクションディスク445の板面がメイン軸41の軸方向に対してほぼ直角になるように、各フリクションディスク445の外周縁がクラッチハウジング443の筒状部の内周側に支持されている。この支持により、各フリクションディスク445は、クラッチハウジング443に対して、メイン軸41の軸方向へ相対的に僅かに移動自在になっており、また、クラッチハウジング443に対して、メイン軸41の回転方向へは相対的に回転できないように規制されている。
なお、各フリクションディスク445の上記各板面の間には、所定の間隔(クラッチプレート449の厚さより僅かに大きい距離)が空けてある。
クラッチボス447は筒状であり、クラッチボス447の一端部側(図10の左側)には、外径がクラッチプレート449の外径とほぼ等しい円形のフランジ部447Aが設けられている。クラッチボス447の筒状になっている部分の外周には、複数のクラッチプレート449が支持されている。この支持により、各クラッチプレート449は、クラッチボス447に対して、メイン軸41の軸方向へ相対的に僅かに移動自在になっており、また、クラッチボス447に対して、メイン軸41の回転方向へは相対的に回転できないように規制されている。
また、クラッチボス447は、フランジ部447Aがクラッチハウジング443の係合部443B側に位置するように、メイン軸41の一端部側(図10の右側)に固定されている。
各クラッチプレート449はリング状の薄板であり、各クラッチプレート449の板面がメイン軸41の軸方向に対してほぼ直角になるように、各クラッチプレート449の内周縁がクラッチボス447の筒状部の外周側に支持されている。
また、各クラッチプレート449の上記各板面の間には、所定の間隔(フリクションディスク445の厚さより僅かに大きい距離)が空けてある。
各クラッチプレート449の外径は、クラッチハウジング443の筒状部の内径よりもやや小さく、各フリクションディスク445の内径は、クラッチボス447の筒状部の外径よりもやや大きくなっている。そして、フリクションディスク445とクラッチプレート449とは、メイン軸41の軸方向に交互に配置され、フリクションディスク445とクラッチプレート449との間には、それぞれメイン軸41の軸方向に僅かな隙間が存在する。
交互に配置されたフリクションディスク445とクラッチプレート449とにおけるメイン軸41の軸方向の外側であって、クラッチハウジング443の係合部443Bの側(図10の左側)には、クラッチボス447のフランジ部447Aで構成された押圧部447Bが存在する。この押圧部447Bは、プレッシャプレート451と共に、フリクションディスク445とクラッチプレート449とをメイン軸41の軸方向に挟み込み、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449との間に摩擦力を発生させるものである。
筒状のクラッチボス447の内側には、このクラッチボス447と一体的に設けられ、メイン軸41の軸方向に延伸する円筒状の複数のガイド部447Cが配置されている。プレッシャプレート451は、ガイド部447Cのそれぞれと係合している複数のガイド部451Aを備える。プレッシャプレート451は、ガイド部447Cとガイド部451Aとによって、クラッチボス447に対してメイン軸41の軸方向に相対的に移動自在に設けられ、しかも、クラッチボス447と同時に回転するようになっている。なお、プレッシャプレート451は、クラッチアクチュエータ60によって駆動され、制御されるようになっている。
また、プレッシャプレート451は、平面状の押圧部451Bを有している。この押圧部451Bは、上記各フリクションディスク445および各クラッチプレート449の板面とほぼ平行である。
クラッチ機構44には、筒状の複数のガイド部447Cのそれぞれを囲むように、複数のばね450が設けられている。各ばね450は、プレッシャプレート451を図10の左側に向かって付勢している。すなわち、各ばね450は、プレッシャプレート451の押圧部451Bがクラッチボス447の押圧部447Bに近づく方向に、プレッシャプレート451を付勢している。
プレッシャプレート451は、このプレッシャプレート451の中心部において、例えば深溝玉軸受457等の軸受を介してプッシュロッド455の一端部側(図10の右側)と係合しており、プッシュロッド455に対して回転自在になっている。プッシュロッド455の他端部側(図10の左側)は、筒状のメイン軸41の一端部の内側に係合している。筒状のメイン軸41の内部には、プッシュロッド455の他端部(左端部)に隣接した球状のボール459が設けられ、さらに、このボール459の左側には、ボール459に隣接したプッシュロッド461が設けられている。
プッシュロッド461の一端部461Aは、筒状のメイン軸41の他端部から突出している。プッシュロッド461の上記突出した一端部461Aには、クラッチアクチュエータ60の一部を構成するピストン463が一体的に設けられている。このピストン463は、シリンダ本体465によってガイドされて、メイン軸41の軸方向に摺動自在になっている。
ピストン463とシリンダ本体465とで囲まれている空間467に圧縮流体の一例である作動油が供給されると、ピストン463は図10の右方向に押されて移動する。これにより、ピストン463は、プッシュロッド461、ボール459、プッシュロッド455、および深溝玉軸受457を介して、プレッシャプレート451を図10の右方向に押す。このように、プレッシャプレート451が図10の右方向に押されると、プレッシャプレート451の押圧部451Bがフリクションディスク445から離反し、クラッチは非接続状態になる。
クラッチ機構44が接続される際には、プレッシャプレート451は、ばね450によってクラッチボス447のフランジ部447Aの方向(図10の左向き方向)に付勢され、この方向に移動する。この状態では、クラッチボス447の押圧部447Bとプレッシャプレート451の押圧部451Bとによって、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449とが挟み込まれ、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449との間に摩擦力が発生する。これにより、クラッチハウジング443からクラッチボス447へトルク伝達が可能となる。
一方、クラッチ機構44が係合されていない状態(非接続状態であって、トルクを伝達しない状態)では、プッシュロッド455によって、プレッシャプレート451が図10の右側に移動する。そして、プレッシャプレート451の押圧部451Bが、プレッシャプレート451の押圧部451Bに最も近いところに位置するフリクションディスク445(図10の最も右側のフリクションディスク445)と離反する。
この状態では、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449とは挟まれておらず、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449との間には、僅かな隙間が存在する。そのため、各フリクションディスク445と各クラッチプレート449との間には、トルクを伝達できる摩擦力は発生しない。
このように、クラッチアクチュエータ60の駆動力とばね450の付勢力との大小によって、プレッシャプレート451はメイン軸41の軸方向の一方又は他方の方向に移動し、この移動に応じてクラッチが接続し(動力を伝達できる状態になり)、または、非接続状態(動力を伝達できない状態)になる。
すなわち、プッシュロッド455がばね450の付勢力に対抗して図10の右方向、言い換えると、プレッシャプレート451の押圧部451Bがクラッチボス447の押圧部447Bから離反する方向に移動すると、プレッシャプレート451はプッシュロッド455に押されて同様に移動する。
逆に、プッシュロッド455が図10の左方向に移動すると、プレッシャプレート451はばね450の付勢力によって左向きに引っ張られ、プッシュロッド455と同様に左側に移動する。
クラッチ機構44を接続状態から非接続状態にするときは、クラッチアクチュエータ60のクラッチモータ60aが駆動し、出力軸60gが図10の左方向へ移動する。この出力軸60gの移動によって、シリンダ60kのピストン60lが図10の左方向へ押され、オイル室60n内に存在しているオイルがオイルホース60qを通って、シリンダ本体465とピストン463とによって囲まれた空間467に供給され、ピストン463が図10の右方向へ移動する。なお、オイル室60nには、リザーブホース60s(図4参照)を介してリザーブタンク60tが連通しており、リザーブタンク60tはシートレール6に支持されている。
ピストン463の右方向への移動により、プッシュロッド461、ボール459、プッシュロッド455、および深溝玉軸受457を介して、プレッシャプレート451が図10の右方向に押される。そして、この押されるときの力が、ばね450がプレッシャプレート451を図10の左方向へ付勢する力よりも大きくなると、プレッシャプレート451は図10の右方向へ移動する。そして、プレッシャプレート451の押圧部451Bがフリクションディスク445から離反し、クラッチが非接続状態になる。
次に、クラッチ機構44を非接続状態から接続状態にする場合について説明する。クラッチ機構44が非接続になっている状態では、クラッチアクチュエータ60のピストン463は、プッシュロッド461、ボール459、プッシュロッド455、および深溝玉軸受457を介してプレッシャプレート451を図10の右方向に押し、プレッシャプレート451の押圧部451Bがフリクションディスク445から離反する状態を保っている。なお、この状態においても、プレッシャプレート451はばね450により図10の左方向に付勢されているので、ピストン463は深溝玉軸受457、プッシュロッド455、ボール459、およびプッシュロッド461を介して、図10の左方向へ付勢されている。
さらに、ピストン463が付勢されていることにより、クラッチアクチュエータ60のピストン60lも、オイルホース60qを流れてくるオイルを介して、図10の右方向に付勢されている。
クラッチ機構44の非接続の状態から、クラッチアクチュエータ60の出力軸60gが図10の右方向に徐々に移動すると、ピストン60lもそれにならって図10の右方向へ移動する。このピストン60lの移動によって、シリンダ本体465とピストン463とで囲まれている空間467からオイル室60nへ、オイルホース60qを通って作動油が流入してくる。
そして、上記作動油の移動によって、プレッシャプレート451やばね450によって付勢されているピストン463が、図10の左方向へ徐々に移動し、これに伴って、プレッシャプレート451も図10の左方向へ徐々に移動する。やがてクラッチ機構44が接続を開始し(動力の伝達を開始し)、プレッシャプレート451が図10の左方向へ更に移動すると、ばね450の付勢力によりフリクションディスク445とクラッチプレート449との間に発生する摩擦力が大きくなる。その結果、フリクションディスク445とクラッチプレート449との間の滑りがほとんどなくなり、クラッチの接続が完了する。
次に、シフト機構43の詳細な構成を、図10に基づいて説明する。
このエンジン20では、クランク軸31の端部にエンジン回転数センサS30が装着されている。クランク軸31は、多板式のクラッチ機構44を介してメイン軸41に連結されている。メイン軸41には、多段の変速ギヤ49が装着されるとともにメイン軸回転数センサS31が設けられている。メイン軸41上の各変速ギヤ49は、これら変速ギヤ49に対応してドライブ軸42上に装着された変速ギヤ420に噛合っている(図では分離して描いてある)。これらの変速ギヤ49と変速ギヤ420とは、選択された一対の変速ギヤ以外は、いずれか一方又は両方がメイン軸41またはドライブ軸42に対し遊転状態(空回りの状態)で装着される。したがって、メイン軸41からドライブ軸42への回転伝達は、選択された一対の変速ギヤのみを介して行われる。
変速ギヤ49と変速ギヤ420とを選択して変速比を変えるシフト動作は、シフト入力軸であるシフトカム421により行われる。シフトカム421は、複数のカム溝421aを有し、各カム溝421aにシフトフォーク422が装着される。各シフトフォーク422は、それぞれメイン軸41およびドライブ軸42の所定の変速ギヤ49および変速ギヤ420に係合している。シフトカム421の回転により、シフトフォーク422がカム溝421aに案内されて各軸方向に移動し、シフトカム421の回転角度に応じた位置の一対の変速ギヤ49および変速ギヤ420のみが、メイン軸41およびドライブ軸42に対しそれぞれスプラインによる固定状態となる。これらにより、変速ギヤ位置が定まり、当該変速ギヤ49および変速ギヤ420を介して、メイン軸41とドライブ軸42との間で所定の変速比で回転伝達が行われる。
このシフト機構43は、シフトアクチュエータ70の駆動によりシフトロッド75を矢印Cの方向に往復動作させ、シフトリンク機構425を介してシフトカム421を所定角度だけ回転させる。これにより、カム溝421aにしたがってシフトフォーク422が所定量だけ軸方向に移動し、一対の変速ギヤ49と変速ギヤ420とを順番にメイン軸41およびドライブ軸42に固定状態として、各減速比で回転駆動力が伝達される。
次に、図11〜図14を参照しながら、シフトアクチュエータ70およびシフト機構43の更に詳細な構成について説明する。なお、このシフトアクチュエータ70は、油圧式でもよく、電気式であってもよい。
図11に示すように、この実施の形態のシフトアクチュエータ70は、エンジン制御装置95からの信号によってシフトモータ70aを回転させ、シフトモータ70aの回転によってモータ軸70bのギヤ70cが回転する。図13に示すように、このギヤ70cの回転により、第1減速ギヤ70d、第2減速ギヤ70e、第3減速ギヤ70fが連動して回転し、駆動軸70gを回転させる。これら第1減速ギヤ70d、第2減速ギヤ70e、および第3減速ギヤ70fは、シフトモータ70aの回転を減速する減速機構を構成し、この減速機構はギヤケース70h,70iに収納されている。なお、モータ軸70bのギヤ70c、第1減速ギヤ70d、第2減速ギヤ70e、第3減速ギヤ70f、および駆動軸70gは、シフトモータ70aの回転駆動力を伝達する動力伝達機構を構成している。
図12に示すように、駆動軸70gには操作レバー70jが設けられ、この操作レバー70jには、シフトロッド75のシフトアクチュエータ側接続部75aがボルト75b(図13参照)によって接続されている。図13に示すように、シフトアクチュエータ側接続部75aは、軸受75cによってボルト75bに対して回動可能になっている。
前記動力伝達機構における減速後の部分である駆動軸70gには、シフト位置検出器S2が配置されている。このシフト位置検出器S2は駆動軸70gの端部に配置され、図14に示すように、取付ボルト70kによってギヤケース70hに締付固定されている。図11に示すように、シフト位置検出器S2は、駆動軸70gの回転から位置情報を求め、その位置情報をエンジン制御装置95に送る。エンジン制御装置95は、上記位置情報に基づいてシフトモータ70aを制御する。
図12および図13に示すように、シフトロッド75のシフト機構側接続部75dは、ボルト75eによってシフト機構43のシフト操作レバー43aに接続されている。図13に示すように、シフト機構側接続部75dは、軸受75fによってボルト75eに対して回動可能になっている。シフト操作レバー43aはシフト操作軸43bに回動可能に設けられ、シフト操作軸43bの端部には、アーム43cがボルト43dによって締付固定されている。アーム43cに固定されたピン43eは、シフト操作レバー43aの開口部43a1を貫通している。シフト操作軸43bにはスプリング43fが巻装され、このスプリング43fの一端部43f1はピン43eに係合し、他端部43f2はシフト操作レバー43aの係止片43a2に係合している。
図12に示すように、シフトロッド75が移動するとシフト操作レバー43aが移動し、このシフト操作レバー43aは、開口部43a1を貫通するピン43eを介してアーム43cを回転させる。このアーム43cの回転に伴ってシフト操作軸43bが回転し、シフト機構43の複数段の変速ギヤ49(図10参照)の切換が自動的に行われる。なお、この切替時にシフト操作軸43bに回転するような力が生じると、その力はスプリング43f(図13参照)によって吸収され、シフト操作レバー43aを介してシフトロッド75に伝達されることがないようになっている。
図13に示すように、シフトロッド75のロッド部75gの一端(図13の右端)は、シフトアクチュエータ側接続部75aのネジ部75a1に螺合され、ロッド部75gの他端(図13の左端)は、シフト機構側接続部75dのネジ部75d1に螺合されている。そのため、ロッド部75gを回転させることにより、ネジ部75a1及びネジ部75d1のねじ込み量が変化し、シフトロッド75の長さを調節することができる。このように、ロッド部75gを回転するだけで、シフトロッド75の長さを容易に調節することができ、これによりシフトアクチュエータ70の配置位置の自由度が拡大する。
次に、オートメイティッドマニュアルトランスミッション機構のシステムについて詳しく説明する。図15に示すように、操向ハンドル11の左のグリップ側には、例えばシフトスイッチSW1が設けられている。このシフトスイッチSW1は、例えばシフトアップスイッチSW1a1とシフトダウンスイッチSW1a2とから構成され、運転者の手動操作により、変速ギヤのシフト位置を1速と最速(例えば6速)との間で適宜に増加又は減少させるものである。また、左のグリップ側には切換スイッチSW2、ウインカスイッチSW3、ホーンスイッチSW4、およびライトスイッチSW5が設けられている。なお、切換スイッチSW2は、ギヤシフト動作をセミオートモードまたはフルオートモードに切り換えるものである。
図16に示すように、シフト機構43およびクラッチ機構44の切換は、共にオートメイティッドマニュアルトランスミッション機構50によって行われる。この自動二輪車1には、シフトアクチュエータのシフト位置検出器S2の他、図示しないクラッチアクチュエータ60のクラッチ位置検出器、車速センサなどの各種センサが設けられている。
エンジン制御装置95は、各種センサの検出データおよびシフトスイッチSW1の指示に基づいて、クラッチアクチュエータ60およびシフトアクチュエータ70を駆動する。すなわち、エンジン制御装置95内に予め格納された所定のプログラムおよびその他演算回路により、クラッチ機構44の切断、変速装置40の変速ギヤの切換え、クラッチ機構44の接続の一連のシフト動作が自動的に行われる。
上述したように、この実施の形態では、シフトアクチュエータ70を取付ブラケット73を介してバックステー7に固定しているので、シフトアクチュエータ70をエンジン20に直接取り付ける構造ではない。したがって、シフトアクチュエータ70がエンジン20の熱や振動の影響を受けることを低減させることができる。また、シフトアクチュエータ70を側面視でメインフレーム4と重ならない位置に配置しつつ、車体側方に突出することを抑えることができるため、シフトアクチュエータ70をコンパクトに配置することが可能となる。そのため、運転者の乗車姿勢への影響を抑えることができる。
また、この実施の形態では、シフトロッド75が側面視でメインフレーム4の外側(車幅方向外側であって、図2(a)の下側)を横切っている。これにより、シフトアクチュエータ70をメインフレーム4と重ならない位置に配置し、車体側方に突出することを抑えてコンパクトに配置することが容易になる。ただし、シフトロッド75は、図2(b)に示すように、メインフレーム4の接続部分4bの内側(車幅方向内側)に配置してもよく、また、図2(c)に示すように、接続部分4bを貫通して横切るようにしてもよい。
車体フレーム2は、メインフレーム4の後部から下方に延びるリヤアームブラケット5と、メインフレーム4に接続されたシートレール6と、メインフレーム4とシートレール6との接続部分4dよりも後方でメインフレーム4またはリヤアームブラケット5に接続されたバックステー7と、を備えている。そして、シフトロッド75は、側面視でメインフレーム4におけるシートレール6の接続部分4dとバックステー7の接続部分5bとの間の部分を横切っている。
また、この実施の形態では、メインフレーム4の2本のフレーム部4aの後部が下方に延びて左右のリヤアームブラケット5に接続され、シフトロッド75はこの接続部分4bを横切るように配置されている。ここで、上記接続部分4bは、車幅方向内側に屈曲する幅狭部分である。そのため、シフトロッド75が車体側方に突出することをより一層抑制することができ、シフトアクチュエータ70をさらにコンパクトに配置することができる。
なお、シフトロッド75が車体フレーム2を横切る部分は、この実施の形態に限定されず、シフト機構43およびシフトアクチュエータ70の配置によって、車体フレーム2の適切な部分を横切るように適宜構成することができる。
この実施の形態では、シフトアクチュエータ70のシフトモータ70aは、側面視においてメインフレーム4、リヤアームブラケット5、シートレール6、およびバックステー7によって囲まれる領域100(図4参照)内に配置されている。これにより、シフトモータ70aをシート14の下方の僅かなスペースに配置することができる。その結果、シフトアクチュエータ70が車体側方に突出することを抑えることができ、シフトアクチュエータ70をコンパクトに配置することが可能となる。
この実施の形態では、シフトロッド75は長さ調整が自在である。そのため、シフトアクチュエータ70の配置位置の自由度が拡大する。
また、この実施の形態によれば、自動変速制御装置50は、シフトアクチュエータ70とシフト位置検出器S2とを組み付けたシフト操作ユニット72を備えており、このシフト操作ユニット72を車体フレーム2に取り付けることとしているので、組み付け作業や保守点検等が容易になる。
また、この実施の形態によれば、シフト操作ユニット72は、シフトモータ70aの回転を減速する複数の減速歯車70d,70e,70fを有するとともにシフトモータ70aの回転駆動力を伝達する動力伝達機構を備え、シフト位置検出器S2は、当該動力伝達機構の減速後の部分である駆動軸70gにおいて検出を行う。そのため、シフト位置検出器S2は、減速歯車機構の最終減速段より下流で検出を行うことになるので、減速機構の公差の影響をほとんど受けることなく、駆動軸70gの回転からシフト位置を検出することができる。したがって、シフト位置の検出精度が向上し、シフト操作を確実に行うことができる。
次に、シフト機構43およびクラッチ機構44の他の実施の形態を、図17に基づいて説明する。図17は他の実施の形態のエンジン内部の断面図である。この実施の形態では、エンジン20にクランク軸31が設けられ、このクランク軸31側に設けられたドライブ側一次減速ギヤ513が、メイン軸41に回転自在に設けられたドリブン側一次減速ギヤ515に噛み合っている。このドリブン側一次減速ギヤ515には、クラッチ機構44のクラッチハウジング517が固定されている。このクラッチハウジング517には、複数のフリクションプレート519が図示省略の爪部により係止され、各フリクションプレート519にクラッチハウジング517からの動力が伝達されるように構成されている。これらフリクションプレート519のそれぞれの間には、クラッチプレート520が挿入されている。これらプレート519,520間の摩擦力により、フリクションプレート519からクラッチプレート520に動力が伝達される。
クラッチプレート520の爪部にはクラッチボス521が係止され、このクラッチプレート520からクラッチボス521に動力が伝達され、この動力がメイン軸41に伝達される。
さらに、それらフリクションプレート519とクラッチプレート520とを圧接させるプレッシャプレート522が配設されている。このプレッシャプレート522は、クラッチボス521のボス部521aに、メイン軸41の軸方向に平行移動自在に配設されている。また、プレッシャプレート522は、ばね523により、フリクションプレート519とクラッチプレート520とが圧接される方向に付勢されている。
このようにフリクションプレート519とクラッチプレート520とが圧接されることにより、クラッチハウジング517からの動力がクラッチボス521に伝達されるように構成されている。中空のメイン軸41内には、第1プッシュロッド527、ボール528および第2プッシュロッド529が移動自在に挿入され、それらが移動することによってプレッシャプレート522が移動する。
この第2プッシュロッド529には、鍔部529bが形成され、この鍔部529bとプレッシャプレート522との間にベアリング533が介在している。これにより、第2プッシュロッド529が回転不能状態となっているのに対し、プレッシャプレート522は回転するように構成されている。
シフト機構43にはシフト軸535が設けられ、このシフト軸535にはシフトアクチュエータ70が連結されている。シフト軸535は、このシフトアクチュエータ70の操作により回転させられるように構成されている。このシフト軸535の雄ねじ部535aには、レバー部材536の一端部のナット部536aが螺合され、このレバー部材536の他端部536bは第1プッシュロッド527の小径部527bに当接している。このレバー部材536は、中央に位置する支点部536cが支持軸537に連結され、この支点部536cを中心に揺動するように構成されている。
シフト操作の際、シフトアクチュエータ70によりシフト軸535が回転させられると、このシフト軸535の雄ねじ部535aに螺合されたレバー部材536のナット部536aが、図17の左方向に移動する。このナット部536aの移動により、レバー部材536が揺動し、このレバー部材536の他端部536bが第1,第2プッシュロッド527,529を右向きに押し、当該方向にスライドさせる。
この第2プッシュロッド529のスライドにより、プレッシャプレート522がばね523の付勢力に抗して、図17の右方向に移動する。その結果、フリクションプレート519とクラッチプレート520との圧接状態が解除されて、クラッチが切られる。
ここでは、第1プッシュロッド527と第2プッシュロッド529との間にボール528を介在させることにより、両プッシュロッド527,529は相対移動可能となっている。そのため、第1プッシュロッド527および第2プッシュロッド529の一方を回動不能とし、他方を回動可能とすることができる。ただし、この実施の形態では、両プッシユロッド527,529は回転不能状態となっている。
また、第1プッシュロッド527は中空のメイン軸41に挿入され、その左側端部には他の部分よりも小径の小径部527bが形成されている。この小径部527bは、メイン軸41の左側端から側方に突出し、この突出した部分がクランクケース539の軸受け部539aに支持されている。メイン軸41は、一対のローラ軸受540を介してクランクケース539に支持されている。メイン軸41の一方の側(図17の左側)からの操作により、メイン軸41の他方の側(図17の右側)に位置するプレッシャプレート522を移動させることができ、クラッチを切ることができる。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2に係る鞍乗型車両について説明する。図18は自動変速制御装置のアクチュエータの配置を示す側面図、図19は自動変速制御装置のアクチュエータの配置を示す平面図である。
この実施の形態に係わる自動二輪車1は、図1〜図17の実施の形態1とほぼ同様に構成されるが、メインフレーム4は、ヘッドパイプ3から後方に延びる1本のフレーム部4aを有する構成である。フレーム部4aの後部(リヤアームブラケット5との接続部分4b)の下側にはリヤアームブラケット5が接続され、フレーム部4aの後部の上側には、シートレール6の前側部と、バックステー7の前側部とが接続されている。エンジン20はフレーム部4aとリヤアームブラケット5とに懸架されている。
図18に示すように、この実施の形態の自動二輪車1では、シフト操作ユニット72は、側面視でフレーム部4aとシートレール6とバックステー7とで囲まれる空間に配置されている。このシフト操作ユニット72は、シートレール6に設けたブラケット90と、フレーム部4aおよびバックステー7に連結したブラケット91とに支持されている。このように、本実施の形態においても、シフト操作ユニット72は側面視でメインフレーム4を挟んで変速装置40と反対側に配置され、シフトアクチュエータ70はメインフレーム4の後部の上方に位置している。
シフト機構43とシフトアクチュエータ70とは、シフトロッド75によって連結されている。このシフトロッド75は側面視でメインフレーム4を横切っている。図18に示すように、この実施の形態では、シフトロッド75をメインフレーム4の1本のフレーム部4aを横切るように配置している。これにより、実施の形態1と同様、シフトアクチュエータ70をメインフレーム4と重ならない位置に配置し、車体側方に突出することを抑えてコンパクトに配置することができる。
以上説明したように、本発明は、クラッチ機構の作動および変速装置の変速ギヤ切換を自動的に行う自動変速制御装置を備えた鞍乗型車両について有用である。
自動二輪車の側面図である。 (a)は車体フレームの平面図であり、(b)および(c)は車体フレームの一部の断面図である。 車体フレームの前面図である。 自動変速制御装置のアクチュエータの配置を示す側面図である。 アクチュエータの配置を示す拡大側面図である。 クラッチ操作ユニットの配置を示す拡大平面図である。 クラッチ操作ユニットの配置を示す拡大斜視図である。 クラッチ操作ユニットの斜視図である。 アクチュエータの配置を示す拡大平面図である。 エンジン内部の断面図である。 クラッチアクチュエータとシフトロッドとシフト機構の概略図である。 クラッチアクチュエータとシフトロッドとシフト機構の側面図である。 クラッチアクチュエータとシフトロッドとシフト機構の断面図である。 クラッチアクチュエータの側面図である。 ハンドルグリップのスイッチ部の斜視図である。 オートメイティッドマニュアルトランスミッション機構のシステム図である。 他の実施の形態のエンジン内部の断面図である。 自動変速制御装置のアクチュエータの配置を示す側面図である。 自動変速制御装置のアクチュエータの配置を示す平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
5 リヤアームブラケット
20 エンジン
40 変速装置
43 シフト機構
44 クラッチ機構
49 変速ギヤ
50 オートメイティッドマニュアルトランスミッション機構(自動変速制御装置)
70 シフトアクチュエータ
75 シフトロッド(シフト動力伝達部材)

Claims (11)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを含む車体フレームと、
    前記車体フレームに懸架されるエンジンと、
    前記エンジンに配置され、複数段の変速ギヤを含むシフト機構を備える変速装置と、
    前記変速装置の変速ギヤ切換時に回転伝達を断続させるクラッチ機構と、
    前記クラッチ機構の作動および前記変速装置の変速ギヤ切換を自動的に行う自動変速制御装置と、を備えた鞍乗型車両であって、
    前記自動変速制御装置は、
    側面視で前記車体フレームを挟んで前記変速装置と反対側に配置され、前記シフト機構を操作するシフトアクチュエータと、
    前記シフト機構と前記シフトアクチュエータとを連結するシフト動力伝達部材と、を備え、
    前記シフトアクチュエータは前記車体フレームに取付けられている鞍乗型車両。
  2. 前記シフト動力伝達部材は、側面視で前記車体フレームを横切る、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記メインフレームは、前記エンジンの少なくとも一部を吊り下げ支持し、
    前記シフト動力伝達部材は、側面視で前記メインフレームを横切る、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記車体フレームは、前記メインフレームの後部から下方に延びるリヤアームブラケットと、前記メインフレームに接続されたシートレールと、前記メインフレームと前記シートレールとの接続部分よりも後方で前記メインフレームまたは前記リヤアームブラケットに接続されたバックステーと、を備え、
    前記シフト動力伝達部材は、側面視で前記メインフレームにおける前記シートレールの接続部分と前記バックステーの接続部分との間の部分を横切る、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記メインフレームは、前記ヘッドパイプから後方に延びる1本のフレーム部を有し、
    前記シフト動力伝達部材は、前記フレーム部を横切る、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記メインフレームは、前記ヘッドパイプからそれぞれ左右後方に延びる2本のフレーム部を有し、
    前記シフト動力伝達部材は、前記フレーム部の一方を横切る、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記シフト動力伝達部材は、前記フレーム部における車幅方向内側に屈曲した幅狭部分を横切る、請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記車体フレームは、前記メインフレームの後部から下方に延びるリヤアームブラケットと、前記メインフレームに接続されたシートレールと、前記シートレールよりも下方で前記メインフレームまたは前記リヤアームブラケットに接続されるとともに、前記メインフレームと前記シートレールとの接続部分よりも後方で前記シートレールに接続されたバックステーと、を備え、
    前記シフトアクチュエータは、側面視において少なくとも前記メインフレームと前記シートレールと前記バックステーとにより囲まれる領域内に配置されたモータを備えている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記シフト動力伝達部材は、長さ調節が可能なシフトロッドで構成されている、請求項1〜8のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  10. 前記シフトアクチュエータと前記シフトアクチュエータのシフト操作位置を検出するシフト位置検出器とを有するシフト操作ユニットを備え、
    前記シフト操作ユニットは、前記車体フレームに取付けられる、請求項1〜8のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記シフトアクチュエータは、シフトモータを有し、
    前記シフト操作ユニットは、前記シフトモータの回転を減速する複数の減速歯車を有するとともに前記シフトモータの回転駆動力を伝達する動力伝達機構を備え、
    前記シフト位置検出器は、前記動力伝達機構における前記減速歯車による減速後の部分で検出を行う、請求項10に記載の鞍乗型車両。
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