JPH08190437A - 半導体装置および電源電圧発生回路 - Google Patents
半導体装置および電源電圧発生回路Info
- Publication number
- JPH08190437A JPH08190437A JP7130902A JP13090295A JPH08190437A JP H08190437 A JPH08190437 A JP H08190437A JP 7130902 A JP7130902 A JP 7130902A JP 13090295 A JP13090295 A JP 13090295A JP H08190437 A JPH08190437 A JP H08190437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- power supply
- internal
- node
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C5/00—Details of stores covered by group G11C11/00
- G11C5/14—Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
- G11C5/147—Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/34—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
- G11C11/40—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
- G11C11/401—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
- G11C11/4063—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
- G11C11/407—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
- G11C11/4074—Power supply or voltage generation circuits, e.g. bias voltage generators, substrate voltage generators, back-up power, power control circuits
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C5/00—Details of stores covered by group G11C11/00
- G11C5/14—Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
- G11C5/143—Detection of memory cassette insertion or removal; Continuity checks of supply or ground lines; Detection of supply variations, interruptions or levels ; Switching between alternative supplies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Dram (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
高周波応答特性に優れた内部電源電圧発生回路を提供す
る。 【構成】 比較回路3は、基準電圧発生回路4から基準
電圧Vrefと内部電源線5上の内部電源電圧VCIを
比較し、その比較結果に従った信号を出力する。ドライ
ブトランジスタ2はこの比較回路3の出力信号に従って
外部電源ノード1から内部電源線5へ電流を供給する。
外部電源ノード1と比較回路3の出力ノード6の間に接
続された抵抗素子Z1およびこのノード6と接地ノード
VSSの間に接続された抵抗素子Z2は、比較回路3の
出力信号の振幅を抑制する。これによりドライブトラン
ジスタ2のオーバードライブを抑制することができると
ともに、振幅制限機能により高速で急激な内部電源電圧
の変化に対応して外部電源ノード1から内部電源線へ電
流を供給することができる。
Description
に、一定の電圧レベルの電圧が伝達される内部ノードを
安定に一定電圧レベルに維持するための構成に関する。
より特定的には、この発明は、外部電源電圧を降圧して
内部電源電圧を生成する内部降圧回路の構成および内部
電圧安定化の構成に関する。
の進展に伴って構成要素である素子が微細化される。こ
の微細化された素子の信頼性の改善、信号線の振幅の低
減による高速化および低消費電力化のために内部動作電
源電圧が低くされる。一方において、外部装置であるプ
ロセサおよび論理LSI(大規模集積回路)は、半導体
記憶装置ほど微細化は進展していない。したがって、半
導体記憶装置を用いて処理システムを構築する場合、プ
ロセサなどの電源電圧によりシステム電源電圧が決定さ
れる。単一電源のシステムを構築するために半導体記憶
装置内部において外部電源電圧(システム電源電圧)を
所望のレベルに降圧して内部電源電圧を生成する。この
内部電源電圧を生成するために内部降圧回路が用いられ
る。図133は、従来の内部降圧回路の構成を概略的に
示す図である。図133において、内部降圧回路10
は、外部電源電圧VCEと接地電圧VSSから一定の電
圧レベルの基準電圧Vrefを生成する基準電圧発生回
路4と、内部電源線5上の内部電源電圧VCIと基準電
圧発生回路4からの基準電圧Vrefを比較する比較回
路3と、比較回路3の出力信号に応答して外部電源ノー
ド(パッド)から内部電源線5へ電流を供給するpチャ
ネルMOSトランジスタ2を含む。比較回路3は、その
正入力に内部電源線5上の内部電源電圧VCIを受け、
その負入力に基準電圧発生回路4からの基準電圧Vre
fを受ける。したがって、内部電源電圧VCIが基準電
圧Vrefよりも高いときには、その比較回路3の出力
信号の電位レベルは上昇する。
Iを使用する負荷回路7が設けられる。この負荷回路7
は、内部電源電圧VCIを一方動作電源電圧として動作
する回路であってもよく、またこの内部電源電圧VCI
と接地電圧VSSから一定の中間電圧(たとえば(VC
I+VSS)/2)を生成する回路であってもよく、ま
た所定の信号線をこの内部電源電圧VCIレベルに充電
する回路(たとえばセンスアンプ)であってもよい。い
ずれの構成においても、この負荷回路7は、動作時には
内部電源電圧VCIを使用して動作する回路であればよ
い。次にこの図133に示す内部降圧回路の動作を図1
34に示す波形図を参照して説明する。内部電源電圧V
CIが一定の電圧レベル(基準電圧Vrefのレベル)
のとき、比較回路3の出力信号は所定の電圧レベルにあ
る。負荷回路7が動作して内部電源電圧VCIを使用し
た場合、この内部電源線5から負荷回路7へ電流が流
れ、内部電源電圧VCIの電圧レベルは低下する。内部
電源電圧VCIが低下すると、比較回路3の出力信号の
電圧レベルが低下し、応じてpチャネルMOSトランジ
スタ(以下、ドライブトランジスタと称す)2のコンダ
クタンスが低下し、外部電源ノード1から内部電源線5
へ流れる電流が増加する。このドライブトランジスタ2
を介して流れる電流が負荷回路7が消費する電流よりも
多くなると、内部電源電圧VCIの電圧レベルが上昇す
る。内部電源電圧VCIの電圧レベルが上昇して基準電
圧Vrefよりも高くなると、比較回路3の出力信号の
電圧レベルが上昇し、ドライブトランジスタ2のコンダ
クタンスが低下する。これによりドライブトランジスタ
2から内部電源線5へ与えられる電流量は低減または遮
断される。すなわち、内部電源電圧VCIは基準電圧V
refよりも高い場合には、ドライブトランジスタ2は
電流を遮断または供給電流量を低減する。内部電源電圧
VCIが基準電圧Vrefよりも低くなった場合には、
ドライブトランジスタ2は多くの電流を外部電源ノード
1から内部電源線5へ供給する。これによって内部電源
電圧VCIは基準電圧Vrefの電圧レベルに維持され
る。
構成においては、ドライブトランジスタ2、内部電源線
5および比較回路3によりフィードバックループが形成
される。このフィードバックループを利用した内部電源
電圧VCIの電圧レベルの調整動作は以下のステップを
含む。 (a) 定常状態での比較回路3の出力信号は一定レベ
ルである。この一定レベルは、今、ドライブトランジス
タ2を完全にオフ状態にするHレベル(たとえば外部電
源電圧VCEレベル)とする。 (b) 負荷回路7が動作し、内部電源線5から電流を
消費し、内部電源電圧VCIが低下する。 (c) 比較回路3が内部電源電圧VCIと基準電圧V
refを比較し、その出力信号のレベルを低下させる。 (d) ドライブトランジスタ2がオン状態となり、外
部電源ノード1から内部電源線5へ電流を供給する。 (e) 内部電源電圧VCIの電圧レベルが回復する。
と基準電圧Vrefとを比較し、その出力信号の電圧レ
ベルを上昇させる。 (g) ドライブトランジスタ2がオフ状態となる。 フィードバックループを用いた制御においては、内部電
源電圧VCIの変化が比較回路3で検出され、次いで比
較回路3の出力信号に従ってドライブトランジスタ2の
ゲート電位が調整され、ドライブトランジスタ2の電流
供給量が調整される。したがって、内部電源電圧VCI
が変化してからドライブトランジスタ2の電流供給量が
調整されるまでには時間遅れが生じる。この状況を図1
35を用いて説明する。図135は、内部電源電圧VC
Iと比較回路3の出力信号との関係を模式的に示す図で
ある。図135においては、比較回路3の出力信号は内
部電源電圧VCIと基準電圧Vrefが等しくなったと
きには一定の電圧レベルのHレベルに設定される状態を
説明を簡略化するために示す。内部電源電圧VCIの電
圧レベルが低下したとき、少し遅れて比較回路3の出力
信号が低下する。したがって、比較回路3の出力信号に
従ってドライブトランジスタ2の電流供給量が大きくさ
れる場合には、既に内部電源電圧VCIはさらに大きく
変化している。この大きく変化した内部電源電圧VCI
をもとの電圧レベルに回復させるために大きな電流が外
部電源ノード1から内部電源線5へ供給される(比較回
路3は、後に詳細に説明するが、差動増幅回路の構成を
備えている)。また、内部電源電圧VCIが基準電圧V
refの電圧レベルに回復しても、ドライブトランジス
タ2は、遅れてオフ状態となるため、内部電源電圧VC
Iは基準電圧Vrefよりも上昇し、内部電源電圧VC
Iにオーバーシュートが生じる。このオーバーシュート
は、内部電源線5に存在するインダクタンス成分により
リンギングを生じさせるかまたは負荷回路7の動作によ
り内部電源電圧VCIの電圧レベルが低下する。この状
態が繰り返され、ドライブトランジスタ2のオン状態時
に外部電源ノード1から内部電源線5へ電流が供給され
る。
ては、内部電源電圧VCIの変化に即座に応答してドラ
イブトランジスタ2を介して内部電源線5へ電流を供給
する。このとき、内部電源電圧VCIの変化量は小さく
(電流供給タイミングが早いため)、高速で内部電源電
圧VCIがもとの基準電圧Vrefのレベルへ復帰す
る。このときドライブトランジスタ2を介して流れる電
流量も小さく、大きなオーバーシュートは生じず、内部
電源電圧VCIは安定に基準電圧Vrefのレベルに復
帰する。理想応答波形と従来の内部降圧回路の動作波形
との比較から明らかなように、従来の内部降圧回路の構
成では、内部電源電圧VCIが急激に変化したとき、内
部電源電圧VCIにオーバーシュート/アンダーシュー
トが生じ、不安定となり、負荷回路7の安定動作を保証
することができない。また、オーバーシュート/アンダ
ーシュートが繰り返されるため、応じてドライブトラン
ジスタ2を介して電流が供給される時間が長くなり、こ
の半導体装置の消費電流が多くなるという問題も生じ
る。さらに、このフィードバックループにおける調整動
作の応答の遅れにより、大きな電流が流れる期間が長く
なり、半導体装置の消費電流が大きくなるという問題が
あった。負荷回路7が動作時に消費する電流を補償する
ために、ドライブトランジスタ2が大きな電流駆動力を
持っている場合、そのゲート幅(チャネル幅)が大きく
され、そのゲート容量が大きくなるため、比較回路3の
出力信号に応答して即座にドライブトランジスタ2のゲ
ート電位が変化せず、したがって、上述の応答の遅れの
問題は顕著になる。
動作し、内部電源電圧VCIが急激に変化した場合、ド
ライブトランジスタ2は遅れてオン状態となるため、こ
の内部電源電圧VCIの電圧レベルが大きく低下すると
いう問題もあった。上述のような問題は、一般に、内部
降圧回路のみならず、所定の電圧レベルに保持すべき出
力信号を比較回路にフィードバックし、比較回路がフィ
ードバックされた出力信号に基づいてその出力信号のレ
ベルを制御するフィードバック制御系において生じる。
また、負荷回路が動作するとき、その電源ノードから電
流を出力ノードへ供給して出力ノードの信号を電源ノー
ド上の電圧レベルにまで駆動する。したがって、電源ノ
ードの電圧がこの電流消費のために変動し、電源ノイズ
が発生する。このとき、この電源ノードから電流を供給
される他の回路の入出力信号のレベルがこの電源ノード
の電圧の変動に従って変動し、これらの他の回路で誤動
作が生じるという問題が発生する。特に、半導体記憶装
置の動作時において、ビット線充放電時に大きな電流を
消費するセンスアンプにおいては、電源ノードの電圧が
変動すると、センスアンプトランジスタの駆動力が低下
し(トランジスタのソース−ゲート間電位差が小さくな
るため)、高速でセンス動作を行なうことができなくな
るという問題が生じ、またこの電源ノードの電圧変動が
大きい場合には、ビット線上の論理を誤って検知し、誤
ったセンス動作を行なうという問題が生じる。
内部ノード上の電圧レベルを安定に一定のレベルに保持
することのできる半導体装置を提供することである。こ
の発明の特定的な目的は、内部電源電圧および内部高電
圧などの内部電圧を安定に供給することのできる半導体
装置を提供することである。この発明のさらに他の目的
は、消費電流の小さな内部降圧回路を備える半導体装置
を提供することである。この発明のさらに他の目的は、
安定かつ高速の動作するセンスアンプを備える半導体記
憶装置を提供することである。
置は、第1のノード上の電圧と所定のレベルの基準電圧
とを比較する比較手段と、所定レベルの電圧を受ける第
2のノードと第1のノードとの間に接続され、比較手段
の出力信号に従って第2のノードから第1のノードへ電
流を供給するためのドライブ素子と、比較手段の出力信
号の振幅の変化を抑制するための振幅抑制手段を備え
る。請求項2に係る半導体装置は、所定レベルの電圧が
伝達される内部ノードと基準電圧とを比較する比較手段
と、この比較手段の出力信号に応答して、内部ノードへ
電源ノードから電流を供給するドライブ素子と、比較手
段の出力信号の振幅変化を抑制する振幅抑制手段とを備
える。請求項3に係る半導体装置は、請求項1または2
に記載される振幅抑制手段は、比較手段の出力部に結合
され、この比較手段の出力信号に従って出力信号のレベ
ル変化を小さくするように比較手段の出力部への電流の
注入またはこの比較手段の出力部からの電流の引抜きを
行なう抵抗手段を含む。請求項4に係る半導体装置は、
内部電源線上の電圧を電圧源として用いて動作する負荷
回路と、内部電源線上の電圧と所定のレベルの基準電圧
とを比較する比較手段と、この比較手段の出力信号に応
答して、外部電源電圧を受ける外部電源ノードから内部
電源線へ電流を供給するドライブ素子と、負荷回路の動
作タイミングを示すタイミング信号に応答して、ドライ
ブ素子が供給する電流量を強制的に増加させる電流制御
手段を備える。
ング信号に応答して活性化され、内部ノード上の電圧を
使用して所定の動作を行なう負荷回路と、この内部ノー
ド上の電圧と所定のレベルの基準電圧と比較する比較手
段と、この比較手段の出力信号に応答して内部ノードへ
電源ノードから電流を供給するドライブ素子と、動作タ
イミング信号に応答してドライブ素子が供給する電流量
を増加させる電流制御手段を備える。請求項6に係る電
流制御手段は、請求項4または5に記載された電流制御
手段は、動作タイミング信号を受ける一方電極と、比較
手段の出力部に接続される他方電極とを有するキャパシ
タを備える。請求項7に係る半導体装置は、請求項4ま
は5に記載された電流制御手段は、動作タイミング信号
に応答して導通するスイッチング素子と、このスイッチ
ング素子を介して比較手段を出力部に結合される一方電
極を有するキャパシタと、このキャパシタの一方電極と
他方電極との間に接続される抵抗素子とを備える。請求
項8に係る半導体装置は、請求項4または5に記載の半
導体装置において、比較手段が第1および第2の電流供
給ノードを有するカレントミラー回路と、電流源と、第
1の電流供給ノードと電流源との間に設けられ、基準電
圧を制御電極に受ける第1のトランジスタ素子と、第2
の電流供給ノードと電流源との間に設けられ、その制御
電極に負荷回路が使用する電圧を受ける第2のトランジ
スタ素子とを備え、また電流制御手段は、基準電圧を制
御電極に受け、動作タイミング信号に応答して第1の電
流供給ノードと電流源との間に第1のトランジスタ素子
と並列に接続される第3のトランジスタ素子を備える。
上の電圧と所定レベルの基準電圧とを比較する比較手段
と、この比較手段の出力信号に応答して、外部電源電圧
を受ける外部電源ノードから内部電源線へ電流を供給す
るドライブ素子と、外部電源ノードへの電源電圧の投入
に応答してドライブ素子を導通状態とする手段を備え
る。請求項10に係る半導体装置は、所定のレベルの内
部電圧が伝達される内部ノード上の電圧と基準電圧とを
比較する比較手段と、この比較手段の出力信号に応答し
て電源ノードから内部ノードへ電流を供給するドライブ
素子と、電源ノードへの電源電圧の投入に応答して、ド
ライブ素子を導通状態とする手段とを備える。請求項1
1に係る半導体装置は、動作タイミング信号に応答して
活性化され、内部電源線上の電圧を動作時に使用する負
荷回路と、内部電源線上の電圧と所定のレベルの基準電
圧とを比較する比較手段と、比較手段の出力信号に応答
して、外部電源電圧を受ける外部電源ノードから内部電
源線へ電流を供給するドライブ素子と、動作タイミング
信号に応答して、内部電源線へ電流を供給する電流供給
手段を備える。
ミング信号に応答して活性化され、所定のレベルの電圧
が伝達される内部ノード上の電圧を使用する負荷回路
と、電源ノード上の電圧から所定レベルの電圧を生成し
て内部ノード上へ伝達する内部電圧生成手段と、この内
部電圧生成手段と別に設けられ、動作タイミング信号に
応答して内部ノードへ電流を供給する電流供給手段を備
える。請求項13に係る半導体装置は、内部電源線上の
内部電圧を所定の基準電圧と比較する比較手段と、比較
手段の出力信号に従って外部電源電圧を受ける外部電源
ノードから内部電源線へ電流を供給する第1のドライブ
素子と、比較手段の出力信号を増幅する増幅手段と、こ
の増幅手段の出力信号に応答してオン・オフし、外部電
源ノードから内部電源線へ選択的に電流を供給する第2
のドライブ素子とを備える。請求項14に係る半導体装
置は、内部ノード上の内部電圧を所定の基準電圧と比較
する比較手段と、この比較手段の出力信号に従って、内
部ノード上へ電源ノードから電流を供給する第1のドラ
イブ素子と、比較手段の出力信号を増幅する増幅手段
と、この増幅手段の出力信号に応答してオン・オフし、
電源ノードから内部ノードへ電流を選択的に供給する第
2のドライブ素子を備える。
3または14に記載された半導体装置がさらに、増幅手
段の出力信号の振幅を制限する振幅制限手段をさらに備
える。請求項16に係る半導体装置は、請求項15に記
載された振幅制限手段が、比較手段の出力信号を増幅す
る第2の増幅手段と、この第2の増幅手段の出力信号に
応答して増幅手段の出力信号の一方の論理の振幅を制限
する手段とを備える。請求項17に係る半導体装置は、
請求項13ないし16のいずれかに記載された半導体装
置の比較手段が、内部電圧を制御電極に受ける第1のト
ランジスタ素子と、この第1のトランジスタ素子へ電流
を供給する第2のトランジスタ素子と、第2のトランジ
スタ素子とカレントミラー回路を構成し、第2のトラン
ジスタ素子を流れる電流に対応する第1のミラー電流を
供給する第3のトランジスタ素子と、基準電圧を制御電
極に受け、第2のトランジスタ素子から供給される第1
のミラー電流と該制御電極に受けた基準電圧とに従って
第1の比較結果信号を生成し、第1のドライブ素子へ与
える第4のトランジスタ素子と、第2のトランジスタ素
子とカレントミラー回路を構成し、この第2のトランジ
スタ素子を供給する電流に対応する第2のミラー電流を
供給する第5のトランジスタ素子と、基準電圧を制御電
極に受け、第5のトランジスタ素子が供給する第2のミ
ラー電流と該制御電極に受けた基準電圧とに従ってこの
基準電圧と内部電圧との比較結果を示す第2の比較結果
信号を生成して増幅手段へ与える第6のトランジスタ素
子とを備える。
電圧が印加される外部電源ノードと、この外部電源ノー
ドに印加された電圧信号の高周波成分を除去するローパ
スフィルタと、このローパスフィルタの出力電圧から所
定の電圧レベルの基準電圧を生成する基準電圧発生手段
と、この基準電圧発生手段が生成する基準電圧と内部電
源線上の電圧とを比較し、該比較結果に従って外部電源
ノードから内部電源線へ電流を供給し、内部電源線上の
電圧を基準電圧に対応する電圧レベルに維持するための
フィードバック制御手段とを備える。請求項19に係る
半導体装置は、外部からの電源電圧が印加される外部電
源パッドと、この外部電源パッドに入力部を結合される
ローパスフィルタと、このローパスフィルタの出力電圧
を一方動作電源電圧として利用して動作する回路手段と
を備える。請求項20に係る半導体装置は、請求項1、
4、9および11のいずれかに記載された半導体装置に
含まれる比較手段が、内部電源線に一方端が接続される
抵抗素子と、この抵抗素子に一定の電流を流す定電流源
と、抵抗素子の他方端の電圧と基準電圧とを差動的に増
幅するカレントミラー型増幅回路とを備える。
部電源線と、これら複数の内部電源線各々に対応して設
けられ、各々が関連の活性化信号に応答して活性化さ
れ、外部電源電圧を降圧して内部電源電圧を生成し、該
生成した内部電源電圧を対応の内部電源線上へ伝達する
複数の活性内部降圧手段と、各関連の活性化信号の活性
および非活性にかかわらず常時活性状態とされ、外部電
源電圧から内部電源電圧を生成して複数の内部電源線へ
伝達する常時内部降圧手段とを備える。請求項22に係
る半導体装置は、外部電源電位供給ノードに互いに並列
に接続され、各々が外部電源電位と異なるレベルの内部
電源電圧を発生する複数の内部電源電圧発生回路と、動
作タイミング信号に対応してこれら複数の内部電源電圧
発生回路を時分割態様で活性化する活性制御手段とを備
える。請求項23に係る電源電圧発生回路は、電源線上
の電圧に相当する電圧と基準電圧とを比較する比較手段
と、この比較手段の出力を増幅する増幅手段と、比較手
段の出力に応答して、第1の電源ノードから電源線へ電
流を供給する第1のドライブ素子と、増幅手段の出力に
応答して、第1の電源ノードから電源線へ電流を供給す
る第2のドライブ素子と、電源線上の電圧に相当する電
圧が基準電圧以上あるときのその基準電圧を基準とする
相当する電圧の積分値と、この相当電圧が基準電圧以下
のときの基準電圧を基準とする相当電圧の積分値とを加
算する加算手段と、この加算手段の加算値を示す出力に
応答して、第2のドライブ素子が供給する電流量を該加
算値に逆比例的に調節する調節手段とを備える。
と、基準電圧と第2の電源電圧に相当する電圧との差を
増幅する第1の差動増幅手段と、この第1の差動増幅手
段の出力に従ってキャパシタを充電する手段と、第2の
電源電圧に相当する電圧と基準電圧との差を増幅する第
2の差動増幅手段と、この第2の差動増幅手段の出力に
従ってキャパシタを放電する手段とを備える。調節手段
は、好ましくは、加算手段の出力を多ビットデジタル信
号に変換するA/D変換手段と、この多ビットデジタル
信号の各ビットに対応し、かつ互いに並列に設けられか
つさらに第2のドライブ素子と直列に接続される、多ビ
ットデジタル信号の対応のビット値に従ってオン・オフ
する複数のトランジスタ素子を含む。調節手段は、また
これに代えて、第2のドライブ素子と直列に接続され、
加算手段の出力に比例的にその抵抗値が変化する可変抵
抗素子を含む。請求項27に係る電源電圧発生回路は、
第1の電源電位供給ノードと第2の電源電位供給ノード
との間に直列に接続される第1および第2のドライブ素
子と、第2の電源電位供給ノードの電圧に従って第1の
ドライブ素子の制御電極電位を制御する第1の制御手段
と、第2の電源電位供給ノードの電圧に従って第2のド
ライブ素子の制御電極電位を制御する第2の制御手段と
を含む。
1の電源電位供給ノードと第2の電源電位供給ノードと
の間に互いに並列に接続される複数のドライブ素子と、
第2の電源電位供給ノードの電位に従って複数のドライ
ブ素子の制御電極の電位を個々に独立に設定する制御手
段と備える。請求項29に係る半導体装置は、内部ノー
ド上の電圧を一方動作電源電圧として動作する負荷回路
と、キャパシタと、このキャパシタの一方電極を所定電
位に充電する充電回路と、負荷回路の動作タイミング信
号に応答して、キャパシタの一方電極を前記内部ノード
へ接続する手段とを備える。請求項30に係る半導体装
置は、内部ノード上の電圧を基準電圧と比較する比較手
段と、電源ノードと内部ノードとの間に接続され、比較
手段の出力信号に応答して電源ノードから内部ノードへ
電流を供給するドライブ素子と、キャパシタと、基準電
圧レベルよりも高い電圧レベルにキャパシタの一方電極
を充電する充電回路と、負荷回路の動作タイミング信号
に応答して、キャパシタの一方電極を前記内部ノードへ
接続する手段とを備える。請求項31に係る半導体装置
は、活性化時、その一方導通端子へ与えられた電圧をそ
のゲート電圧に従って他方導通端子へ伝達する絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタを含む負荷回路と、この負荷
回路の動作タイミング信号に応答して、絶縁ゲート型電
界効果トランジスタの基板領域へ所定の電圧を印加する
ための充電手段と、動作タイミング信号に応答して、基
板領域と絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一方導通
端子とを相互接続する手段とを備える。
1の装置がさらに、動作タイミング信号に応答して、充
電手段と基板領域を分離した後、所定電圧よりも絶対値
の小さい電圧を絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一
方導通端子へ供給する電圧供給手段を備える。請求項3
3に係る半導体装置は、請求項32の電圧供給手段が、
内部ノード上の電圧を基準電圧と比較する比較手段と、
この比較手段の出力信号に応答して、内部ノードへ電源
ノードから電流を供給するドライブ素子と、動作タイミ
ング信号に応答して、内部ノード上の電圧を絶縁ゲート
型電界効果トランジスタの一方導通端子へ与える手段と
を備える。請求項34に係る半導体装置は、請求項29
ないし33のいずれかの負荷回路が、一列のメモリセル
が接続されるビット線対に対して設けられ、該ビット線
対のビット線の電位を差動的に増幅するセンスアンプを
備える。請求項35に係る半導体装置は、入力ノードと
出力ノードとを有し、内部ノード上の電圧をその入力ノ
ードに与えられた信号に応答してその出力ノードへ伝達
する負荷回路と、負荷回路の動作タイミング信号に応答
して、所定期間内部ノード上の電圧を第1の電圧レベル
よりも絶対値を大きくする充電手段とを備える。負荷回
路の非活性化時における内部ノード上の電圧は第1の電
圧レベルに維持され、かつ負荷回路の活性期間の開始時
における内部ノードの上の電圧が活性期間の終了時のそ
れよりも絶対値が大きくされる。
を伝達する内部電圧線と、動作タイミング信号に応答し
て活性化され、活性化時第1の基準電圧を内部電圧線上
の電圧と比較する第1の比較回路と、この第1の比較回
路の出力信号に従って電源電圧供給ノードと前記内部電
圧線との間に流れる電流量を調整する第1のドライブ素
子と、第1の基準電圧より絶対値の大きな第2の基準電
圧と内部電圧とを比較する第2の比較回路と、この第2
の比較回路の出力信号に従って電源電圧供給ノードと内
部電圧線との間を流れる電流量を調整する第2のドライ
ブ素子を備える。請求項37に係る半導体装置は、請求
項36の半導体装置がさらに、動作タイミング信号に従
って所定期間第2の比較回路を活性状態とする手段を備
える。請求項38に係る半導体装置は、請求項36また
は37の半導体装置が、さらに、第1の基準電圧と内部
電圧線上の内部電圧とを比較する第3の比較回路と、こ
の第3の比較回路の出力信号に従って電源電圧供給ノー
ドと内部電圧線との間を流れる電流量を調整する第3の
ドライブ素子を備える。請求項39に係る半導体装置
は、電源電圧源に結合され、この電源電圧源が供給する
電圧よりも絶対値が大きい第1の電圧を発生して第1の
内部電圧線へ伝達する電圧発生手段と、第2の内部電圧
線と、この第2の内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比
較する比較手段と、この比較手段の出力信号に従って第
1の内部電圧線と第2の内部電圧線との間を流れる電流
量を調整する電流ドライブ手段と、第1または第2の内
部電圧線上の電圧のレベルを検出し、該検出レベルに従
って電圧発生手段の電圧発生動作を選択的に活性化する
制御手段とを備える。
9に係る半導体装置が、さらに、第2の内部電圧線上の
電圧を受けて所定の電圧レベルの内部基準電圧を生成す
る内部電圧発生回路を備える。請求項41に係る半導体
装置は、請求項39の電圧発生手段がリング発振器と、
このリング発振器の出力信号に応答してチャージポンプ
動作を行なって第1の電圧を発生するチャージポンプ回
路とを含む。この請求項41に係る半導体装置は、さら
に、制御手段の出力信号に従ってこのリング発振器の発
振周波数をアナログ的に調整する制御手段を備える。請
求項42に係る半導体装置は、請求項41の半導体装置
の制御手段が、内部電圧線上の電圧の低下に従ってこの
リング発振器の発振周波数を高くし、かつ内部電圧線上
の電圧の上昇時にこの発振周波数を低くする。請求項4
3に係る半導体装置は、請求項41の半導体装置のリン
グ発振器が、奇数段のインバータを含み、制御手段が、
一定電流を供給する定電流回路と、第1または第2の電
圧線上の電圧に従って供給電流量が変化する可変電流源
と、定電流回路の供給する定電流と可変電流源が供給す
る電流とを合成する電流合成手段と、この電流合成手段
の出力する電流に対応する電流をリング発振器の奇数段
のインバータへ動作電流として供給する手段とを備え
る。
1の半導体装置のリング発振器が奇数段のインバータを
含み、制御手段が、第1または第2の電圧線上の電圧の
レベルを検出するレベル検出手段と、このレベル検出手
段のレベル検出信号に従って奇数段のインバータへ与え
られる動作電流量を調整する調整手段を備える。請求項
45に係る半導体装置は、請求項39における半導体装
置の電圧発生手段が、クロック信号に応答してチャージ
ポンプ動作を行なう容量手段と、この容量手段により生
成された電荷を出力ノードへ伝達して第1の電圧を発生
するための、第1および第2の出力素子を備える。これ
ら第1および第2の出力素子は容量手段と出力ノードと
の間に並列に配置される。この電圧発生手段は、さら
に、レベル検出手段の出力するレベル検出信号に応答し
て第2の出力素子を容量手段と出力ノードとの間に接続
する接続手段を備える。請求項46に係る半導体装置
は、請求項39の半導体装置の電圧発生手段が、クロッ
ク信号に応答してチャージポンプ動作を行なう容量素子
と、この容量素子のチャージポンプ動作により生成され
た電荷を出力ノードへ伝達する出力素子と、制御手段の
出力信号に応答して出力素子の電荷供給力を調整する手
段とを備える。
を伝達する内部電圧線と、この内部電圧線上の電圧を基
準電圧と比較する比較手段と、この比較手段の出力信号
に従って内部電圧源と電圧線との間に流れる電流量を調
整する、互いに並列に設けられる第1および第2のドラ
イブ素子と、動作モード指定信号に応答して、第1のド
ライブ素子を介しての電圧源と内部電圧線との間の電流
経路を遮断する遮断素子とを備える。請求項48に係る
半導体装置は、内部電圧を伝達する内部電圧線と、この
内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比較する比較手段
と、この比較手段の出力信号に従ってそのコンダクタン
スが変化する第1の可変コンダクタンス素子と、動作モ
ード指定信号に応答して、そのコンダクタンスが変化す
る第2の可変コンダクタンス素子とを備える。これら第
1および第2の可変コンダクタンス素子は、電圧源と内
部電圧線との間に直列に接続される。請求項49に係る
半導体装置は、内部電圧を伝達する内部電圧線と、この
内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比較する比較回路
と、この比較回路の出力信号に応答して電圧源ノードと
内部データ線との間を流れる電流量を調整するドライブ
素子と、比較回路の応答速度を変更する変更手段とを備
える。
項49の変更手段が、動作モード指定信号に応答して、
この比較回路を流れる動作電流量を変更する手段を含
む。請求項51に係る半導体装置は、請求項49の変更
手段が、所定の電位に選択的にかつ固定的に設定される
パッドと、このパッドの電位に応答して、比較回路を流
れる動作電流の量を決定する手段とを含む。請求項52
に係る半導体装置は、請求項49の変更手段が、比較回
路の動作電流供給経路に互いに並列に設けられる複数の
電流供給素子と、各電流供給素子と直列に設けられる、
選択的に溶断される複数の溶断可能なリンク素子とを含
む。請求項53に係る半導体装置は、外部から周期的に
与えられるクロック信号の周波数に応じた信号を出力す
る周波数検出手段と、この周波数検出手段の出力信号に
従ってその供給電流量が変化する可変電流供給手段と、
この可変電流供給手段の供給する電流に従ってレベルが
変化する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、この
基準電圧発生手段からの基準電圧と内部電圧線上の電圧
とを比較する比較手段と、この比較手段の出力信号に従
って内部電圧線と電圧源ノードとの間を流れる電流量を
調整するドライブ素子とを備える。
周期的に与えられるクロック信号の周波数を検出し、こ
の検出した周波数を指定するパラメータを出力する周波
数検出手段と、複数の互いに電圧レベルの異なる基準電
圧を発生する基準電圧発生手段と、この周波数検出手段
からのパラメータをデコードし、複数の基準電圧のうち
の1つを指定する基準電圧指定信号を出力するデコード
手段と、このデコード手段の出力する基準電圧指定信号
に応答して複数の基準電圧のうちの1つを選択して出力
する選択手段と、この選択手段の出力する基準電圧と内
部電圧線上の電圧とを比較する比較手段と、この比較手
段の出力信号に従って電圧源ノードと内部電圧線との間
を流れる電流量を調整するドライブ素子とを備える。請
求項55に係る半導体装置は、基準電圧伝達線と、この
基準電圧伝達線上の電圧と内部電圧線上の電圧とを比較
する比較手段と、この比較手段の出力信号に従って電圧
源ノードと内部電圧線との間を流れる電流量を調整する
第1のドライブ素子と、内部電圧線上の電圧と基準電圧
伝達線上の電圧とを比較し、その比較結果に従って基準
電圧伝達線上の電圧レベルを調整する基準電圧制御手段
とを備える。
5の半導体装置の基準電圧制御手段が、内部電圧線上の
電圧と基準電圧伝達線上の電圧とを比較する第1の比較
回路と、基準電圧伝達線上の電圧よりも高い電圧を供給
する第1の電圧ノードと基準電圧伝達線との間に結合さ
れ、第1の比較回路の出力信号に従って第1の電圧ノー
ドから基準電圧伝達線へ電流を供給する第2のドライブ
素子と、内部電圧線上の電圧と基準電圧伝達線上の電圧
とを比較する第2の比較回路と、基準電圧伝達線上の電
圧よりも低い電圧が供給される第2の電圧ノードと基準
電圧伝達線との間に結合され、第2の比較回路の出力信
号に従って基準電圧伝達線から第2の電圧ノードへ電流
を放電する第2のドライブ素子とを備える。これら第1
および第2の比較回路は比較手段と同一の態様で比較動
作を実行する。請求項57に係る半導体装置は、複数の
互いに電圧レベルの異なる基準電圧を発生する基準電圧
発生手段と、基準電圧を指定する基準電圧指定信号を発
生する手段と、この基準電圧指定信号に応答して基準電
圧発生手段が出力する複数の基準電圧のうちの1つの基
準電圧を選択する選択手段と、この基準電圧選択手段が
選択する基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比較する比
較手段と、この比較手段の出力信号に従って電圧源ノー
ドと内部電圧線との間を流れる電流量を調整するドライ
ブ素子とを備える。
いに異なる電圧レベルの基準電圧を発生する基準電圧発
生手段と、溶断可能なリンク素子を含み、複数の基準電
圧の1つを指定するプログラム回路と、このプログラム
回路により指定された基準電圧を選択する基準電圧選択
手段と、この基準電圧選択手段が選択する基準電圧を内
部電圧線上の電圧と比較する比較手段と、この比較手段
の出力信号に従って電圧源ノードと内部電圧線との間を
流れる電流量を調整するドライブ素子とを備える。請求
項59に係る半導体装置は、基準電圧を発生する基準電
圧発生手段と、動作状況を示すパラメータ情報を抽出
し、この抽出したパラメータ情報に従って基準電圧発生
手段が発生する電圧レベルを調整するレベル調整手段
と、このレベル調整手段で調整された電圧と内部電圧線
上の電圧とを比較する比較手段と、この比較手段の出力
信号に従って電圧源ノードと内部電圧線との間を流れる
電流量を調整するドライブ素子とを備える。請求項60
に係る半導体装置は、第1の電圧源に結合され、第1の
電圧源が供給する電圧から第1の基準電圧を生成して出
力する基準電圧発生回路と、複数のグループに分割され
る負荷回路と、複数のグループ各々に対応して配置さ
れ、各々が基準電圧に従って内部電圧を生成し、対応の
グループの負荷回路へその利用のために与える複数の電
圧発生素子とを備える。
0における半導体装置が、さらに、第1の電圧源に結合
され、第1の基準電圧よりも絶対値の大きい第2の基準
電圧を発生する第2の基準電圧発生手段と、各々がこの
第2の基準電圧に従う第2の内部電圧を生成する複数の
第2の電圧発生素子と、これら複数の第2の電圧発生素
子各々に対応して設けられ、動作タイミング信号に応答
して対応の第2の電圧発生素子の生成する第2の内部電
圧を複数の負荷回路へ伝達する複数の制御素子を備え
る。請求項62に係る半導体装置は、請求項60の半導
体装置の複数の電圧発生素子の各々が、基準電圧の絶対
値よりも大きな電圧を供給する電圧供給ノードに結合さ
れる一方活性領域と、対応の負荷回路上にわたって配設
される内部電圧線に結合される他方活性領域と、基準電
圧を伝達する基準電圧伝達線に結合される制御電極とを
有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備える。こ
の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのチャネル幅は内
部電圧線の幅と実質的に同じであり、かつ負荷回路の構
成要素として含まれる絶縁ゲート型電界効果トランジス
タのチャネル幅よりも大きくされる。
0の複数の電圧素子の各々が、対応の負荷回路形成領域
に平行に配設されて電圧源からの電圧を伝達する電圧伝
達配線と、この電圧伝達配線と平行に対応の負荷回路上
にわたって配設する内部電圧伝達配線と、電圧伝達配線
および内部電圧伝達配線の間に、これらの伝達配線と平
行に配設される基準電圧を伝達する基準電圧配線と、電
圧伝達配線下にこの電圧伝達配線の延在方向に沿って延
在して形成されかつ電圧伝達配線に結合される一方活性
領域と、内部電圧伝達配線下にこの内部電圧伝達配線の
延在方向に沿って延在して形成されかつ内部電圧伝達配
線に結合される他方活性領域と、基準電圧配線下に一方
および他方活性領域と平行に配設されかつ基準電圧伝達
配線に結合されるゲート電極を有するトランジスタとを
備える。請求項64に係る半導体装置は、請求項60の
複数の電圧素子の各々が、対応の負荷回路上にわたって
配設される、この基準電圧の絶対値よりも大きな電圧を
伝達する電圧配線と、この電圧配線下に電圧配線と平行
に所定の幅を有して形成される一方活性領域と、この電
圧配線下に一方活性領域と平行にかつ離れて所定の幅を
有して形成される他方活性領域と、これら一方および他
方活性領域の間に電圧配線下に形成されるゲート電極層
とを有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、この
ゲート電極層と電圧配線との間の層に配設されかつこの
ゲート電極層と結合される、基準電圧を伝達する基準電
圧配線と、他方活性領域に結合され、対応の負荷回路の
構成要素のトランジスタ素子へ内部電圧を伝達する、電
圧配線より下の層に形成される内部電圧線としての内部
電圧配線を備える。
に接続される、電源電圧を供給するフレームリードと、
このフレームリードに結合されて、電源電圧を受けて所
定の内部電圧を発生する電圧発生回路と、フレームリー
ドと別に、外部端子と分離して設けられかつ電圧発生回
路が発生した電圧を受けるように接続されるダミーリー
ドと、このダミーリードに結合され、このダミーリード
からの電圧を受けて伝達する内部電圧線と、この内部電
圧線を利用する負荷回路とを備える。請求項66に係る
半導体装置は、請求項65の内部電圧発生回路が、電源
電圧と電圧レベルの異なる電圧を発生する。請求項67
に係る半導体装置は、請求項65におけるダミーリード
が、フレームリードと異なる層に配置される。請求項6
8に係る半導体装置は、請求項65の半導体装置のダミ
ーリードが、少なくとも1つのループを有する形状を備
える。請求項69に係る半導体装置は、請求項67のフ
レームリードが一方方向に延在する部分を有し、ダミー
リードはその一方方向と交差する他方方向に延在する部
分とを有する。
7の半導体装置において、フレームリードとダミーリー
ドとが平面図的に見てメッシュ形状を実現する形状を備
える。請求項71に係る半導体装置は、電圧源ノードに
結合され、この電圧源ノードに与えられる電圧から基準
電圧を発生してメイン内部電源線へ伝達する内部電圧発
生手段と、このメイン内部電源線に並列に結合される複
数のサブ内部電源線と、メイン内部電源線と各サブ内部
電源線との間に配置され、メイン電源線と対応のサブ電
源線とを固定的に分離するための複数の分離手段を備え
る。請求項72に係る半導体装置は、請求項71におけ
る分離手段が、溶断可能なリンク素子を備える。請求項
73に係る半導体装置は、請求項71の半導体装置の分
離手段が、メイン内部電源線と対応のサブ内部電源線と
の間に配設されるスイッチング素子と、溶断可能なリン
ク素子を含み、このリンク素子の溶断/非溶断に従って
スイッチング素子を導通/非導通状態を決定する信号を
発生してスイッチング素子に与える信号発生手段とを備
える。
1の半導体装置の内部電圧発生手段が、外部電源電圧を
降圧して内部電圧を発生する内部降圧回路を備える。請
求項75に係る半導体装置は、行列状に配設される複数
のメモリセルと、複数のメモリセルの各行に対応して配
設され、各々に対応の行のメモリセルが接続される複数
のワード線と、アドレス信号をデコードしてアドレス指
定されたワード線を選択するワード線選択信号を発生す
るデコード手段と、駆動電圧発生手段と、各ワード線に
対応して設けられ、この駆動電圧を受ける一方ノードを
有し、ワード線選択信号が対応のワード線がアドレス指
定されたことを示すことに応答して、この一方ノードへ
与えられた駆動電圧を対応のワード線上へ伝達する複数
のワードドライバと、駆動電圧発生手段と複数のワード
ドライバの各一方ノードとの間に接続され、各ワードド
ライバの一方ノードと駆動電圧発生手段とを選択的に切
離すための切離し手段とを備える。請求項76に係る半
導体装置は、請求項75の半導体装置において、複数の
ワード線が、各々が所定数のワード線を有する複数のグ
ループに分割され、この切離し手段は、各グループに対
応して配置され、グループ指定信号に応答して対応のグ
ループの各ワードドライバの一方ノードへ駆動電圧発生
手段からの駆動電圧を選択的に伝達するスイッチング素
子を含む。
5の半導体装置の切離し手段が、各ワードドライバの一
方ノードと駆動電圧発生手段からの駆動電圧を伝達する
駆動電圧線との間に設けられる溶断可能なリンク素子を
含む。請求項78に係る半導体装置は、請求項75の半
導体装置において、複数のワード線が、各々が所定数の
ワード線を含む複数のグループに分割され、かつ切離し
手段が、各グループに対応して設けられ、導通時対応の
グループの各ワードドライバの一方ノードへ駆動電圧を
伝達する複数のスイッチング素子と、各スイッチング素
子に対応して設けられ、かつ各々が溶断可能なリンク素
子を含み、このリンク素子の溶断/非溶断に従って対応
のスイッチング素子の導通/非導通状態を決定する信号
を発生して対応のスイッチング素子へ与える信号発生手
段とを備える。請求項79に係る半導体装置は、内部電
圧を伝達する内部電圧伝達線と、互いに並列に設けら
れ、この内部電圧伝達線上の電圧を使用して所定の機能
を実現する複数の内部回路と、これら複数の内部回路と
同じ機能を実現する冗長内部回路と、内部電圧線と各内
部回路の間に設けられ、溶断時対応の内部回路と内部伝
達線とを切離す溶断可能な複数のリンク素子と、内部電
圧伝達線と前記冗長内部回路との間に設けられ、導通時
この内部電圧伝達線上の電圧を冗長内部回路へ伝達する
スイッチング素子と、溶断可能なリンク素子を含み、こ
のリンク素子の溶断/非溶断に従ってスイッチング素子
の導通/非導通状態を決定する信号を発生してスイッチ
ング素子へ与えるプログラム回路とを備える。
生する基準電圧発生手段と、前記基準電圧発生手段から
の基準電圧に従って電圧源ノードと内部電圧線の間の電
流の流れを生じさせる第1のドライブ素子と、前記基準
電圧と前記内部電圧線上の電圧とを比較する比較手段
と、前記比較手段の出力信号に従って前記電圧源ノード
と前記内部電圧線との間に電流の流れを生じさせる第2
のドライブ素子とを備える。請求項81の半導体装置
は、第1の基準電圧と、前記第1の基準電圧よりも絶対
値の大きな第2の基準電圧とを発生する基準電圧発生手
段と、前記第1の基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比
較する比較手段と、前記比較手段の出力信号に従って電
圧源ノードから前記内部電圧線へ電流の流れを生じさせ
る第1のドライブ素子と、前記第2の基準電圧に従って
前記電圧源ノードから前記内部電圧線の間に電流の流れ
を生じさせる第2のドライブ素子とを備える。請求項8
2の半導体装置は、前記比較手段を動作タイミング信号
に従って選択的に活性化させる手段をさらに備える。請
求項83に係る半導体装置は、基準電圧発生手段と、こ
の基準電圧発生手段からの基準電圧と内部電圧線上の電
圧とを比較する第1および第2の比較回路と、第1およ
び第2の比較回路の出力にそれぞれ応答して電圧源ノー
ドと内部電圧線との間に電流の流れを生じさせる第1お
よび第2のドライブ素子と、第1の動作モード時には動
作モード指示信号に応答して第1および第2の比較回路
を活性化し、第2の動作モード時には動作モード指示信
号に応答して第1の比較回路のみを活性化する制御手段
を備える。
段の出力信号の振幅が制限され、ドライブ素子のオーバ
ードライブが抑制され、第1のノード上の電圧のリンギ
ングの発生を防止することができる。またこの振幅制限
により、比較手段の出力信号が第1のノードの電圧の変
動に従って高速に変化することができ、高速に第1のノ
ードの電圧の変化に追随してこの第1のノードの電圧の
レベルを所定レベルに復帰させることができる。請求項
2に係る半導体装置においては、比較手段の出力信号の
振幅が制限され、ドライブ素子のオーバードライブが抑
制され、これにより内部ノード上の内部電圧のリンギン
グの発生を防止することができる。また、振幅制限のた
め、比較手段の出力信号が内部ノード上の電圧の変動に
従って高速で変化するため、高速に内部ノード上の電圧
の変化に追随して内部ノードを所定レベルに復帰させる
ことができる。請求項3の振幅制限手段としての抵抗手
段は、比較手段の出力信号のレベルに応じてこの比較手
段の出力部に電流を注入または引抜くことにより、比較
手段の出力信号の振幅を制限することにより、簡易な回
路構成で容易に比較手段の出力信号の振幅を制限するこ
とができる。これにより、抵抗手段は、ドライブ素子の
動作タイミングをバイアスを与えることにより早くし、
これにより内部電源電圧または内部ノード上の電圧の変
化に高速に追随してドライブ素子の電流供給量を調整す
ることができる。
負荷回路の動作タイミング信号に従って内部電源線に多
くの電流を供給し、負荷回路の動作時に生じる電流消費
による内部電源電圧の低下を抑制する。請求項5に係る
半導体装置の電流制御手段は、負荷回路の動作タイミン
グ信号に従って内部ノード上へ多くの電流を供給し、こ
れにより内部ノード上の電圧を使用する負荷回路の動作
時に生じる電流消費による内部ノード上の電圧の低下を
抑制する。請求項6の電流制御手段は、キャパシタを介
して動作タイミング信号を比較手段の出力部へ伝達して
おり、高速で負荷回路の動作時に内部電源電圧が低下す
るときにドライブ素子を介して多くの電流を内部電源線
へ供給することにより、負荷回路の動作時に消費する電
流をこのドライブ素子からの増加した電流により補償
し、内部電源電圧を安定化する。請求項7の半導体装置
の電流制御手段は、動作タイミング信号に応答してキャ
パシタ抵抗との並列体を比較手段の出力部に接続してお
り、負荷回路の動作時に高速で比較手段の出力信号のレ
ベルを変化させることができ、負荷回路の動作に応じて
ドライブ素子を介して必要な量の電流を内部電源線上へ
伝達することができる。また、抵抗およびキャパシタに
より比較手段の出力信号のレベル変化の振幅の抑制およ
びリップル成分の抑制を行なうことにより、ドライブ素
子のオーバードライブを抑制することができる。
カレントミラー型増幅手段の第1のトランジスタ素子と
並列に動作タイミング信号に応答して第3のトランジス
タ素子が接続され、この増幅手段の比較部を構成するト
ランジスタ素子を流れる電流をアンバランスとすること
ができ、このカレントミラー型増幅手段の出力信号のレ
ベルをシフトさせることができ、応じてドライブ素子の
目標電圧レベルをシフトさせることにより、負荷回路の
動作に起因する内部電源電圧または内部ノード上の電圧
の低下を抑制する。請求項9の半導体装置においては、
外部電源電圧投入時にドライブ素子が導通状態とされ、
内部電源電圧が外部電源電圧に従って高速に立上がり、
外部電源電圧投入後高速で内部電源電圧を立上げて安定
化させることができる。請求項10の半導体装置におい
ては、電源電圧投入時にドライブ素子が導通状態とさ
れ、内部ノード上の電圧がこの電源電圧に従って高速に
立上がり、電源電圧投入時に高速で所定の内部ノード上
の電圧を電源電圧レベルに安定化させることができる。
請求項11の半導体装置においては、負荷回路の動作タ
イミング信号に従ってドライブ素子が供給する経路とは
別の経路で内部電源線へ電流を供給し、これにより負荷
回路の動作時における消費電流の増大に伴う内部電源電
圧の低下を防止する。
回路の動作タイミング信号に従ってドライブ素子が供給
する電流の経路とは別の経路で内部ノードへ電流を供給
し、これにより負荷回路の動作時に生じる消費電流に起
因する内部ノード上の電圧の低下を防止する。請求項1
3の半導体装置においては、比較手段の出力信号に応答
して電流を供給する第1のドライブ素子と、比較手段の
出力信号を増幅する増幅手段の出力信号に応答して電流
を供給する第2のドライブ素子とが設けられている。第
1のドライブ素子は内部電源電圧の変化に応じてこの比
較手段の出力信号に従って内部電源線上へ電流を供給す
る。第2のドライブ素子はこの増幅手段の出力信号に応
答して内部電源電圧の変化に従って高速でオン・オフ
し、内部電源線上へ電流を供給し、これにより内部電源
電圧の急激な低下時に第1のドライブ素子の供給電流を
補償して内部電源電圧の低下を抑制する。請求項14の
半導体装置においては、第1のドライブ素子は、比較手
段の出力信号に応答して、内部ノード上の電圧の変化に
応じて内部ノードへ電流を供給し、一方、第2のドライ
ブ素子は、増幅手段の出力信号に応答して内部ノード上
の電圧変化に従って高速でオン・オフし、この内部ノー
ド上へ選択的に電流を供給する。これにより、内部ノー
ド上の電圧の低下時に第1のドライブ素子の供給電流を
補償して第2のドライブ素子が高速でオンして必要な量
の電流を供給し、内部ノード上の電圧の低下を抑制す
る。
手段の出力信号の振幅が制限され、これにより第2のド
ライブ素子が過剰にオン状態とされて過剰電流を供給す
るのを防止することができ、内部電源電圧または内部ノ
ード上の電圧のオーバーシュートを防止することができ
る。請求項16の半導体装置の振幅制限手段において
は、第2の増幅手段が比較手段の出力信号を増幅し、こ
の第2の増幅手段の出力信号に従って第2のドライブ素
子を駆動する増幅手段を出力信号の一方の論理の振幅が
制限されている。第2の増幅手段の出力信号は、第2の
ドライブ素子が電流を多く供給すべきか否かを示してお
り、したがってこの供給すべき電流量に応じて振幅制限
を行なって第2のドライブ素子の供給電流量を調整する
ことができ、内部電源電圧または内部ノード上の電圧の
オーバーシュートを防止することができる。請求項17
の半導体装置においては、比較手段は第1、第2、第3
および第4のトランジスタ素子が第1のカレントミラー
型比較器を構成し、かつ第1、第2、第5および第6の
トランジスタ素子が第2のカレントミラー型比較器を構
成している。したがって、比較器をそれぞれ別々に設け
る構成よりも装置規模が低減される。また、1つの比較
器により2つの信号線を共通に駆動する場合に比べて、
第1および第2の比較器が個々に駆動する信号線の容量
が低減され、応じて高速で第1および第2の比較器の出
力信号を変化させることができる。また、第3および第
4のトランジスタ素子ならびに第5および第6のトラン
ジスタ素子それぞれに流れる電流を小さくすることがで
き、トランジスタサイズを小さくすることができる。
スフィルタを介して外部電源電圧が基準電圧発生手段へ
伝達されるため、外部電源電圧がノイズなどにより急激
に変化してもこのノイズ成分を除去して安定な外部電源
電圧を基準電圧発生手段へ伝達することができ、安定な
基準電圧を生成することができる。請求項19の半導体
装置においては、ローパスフィルタを介して電源電圧が
この電源電圧を使用する回路へ伝達されており、したが
って電源電圧がノイズなどの影響により急激に変化して
も、このノイズ成分を除去して安定な電源電圧を回路部
へ伝達することができ、回路手段は安定に動作すること
ができる。請求項20の半導体装置の比較手段において
は、内部電源電圧をレベルシフトしてカレントミラー回
路増幅回路へ与えて基準電圧と比較しており、カレント
ミラー型増幅回路の感度の最もよい領域で動作させるこ
とができ、内部電源電圧の変化に正確かつ高速に追随し
てドライブ素子の電流供給量を調整することができ、内
部電源電圧を安定に生成することができる。請求項21
の半導体装置においては、複数の内部電源線各々に内部
降圧手段が設けられており、内部降圧手段の各々は活性
化時対応の内部電源線の電圧変化に追随して内部電源電
圧のレベルを調整する。したがって個々の内部降圧手段
の出力の負荷が軽減され、高速で内部電源電圧の変化に
追随して安定に内部電源電圧のレベルを調整することが
できる。また、スタンバイ時には常時降圧手段が内部電
源電圧を複数の内部電源線に共通に与え、かつそれらの
内部電源線上の電圧レベルを調整する。スタンバイ時に
おいては、内部回路は動作せず、消費電流はごくわずか
であり、小さな駆動力の常時内部降圧手段により、低消
費電流で安定に所定の電圧レベルの内部電源電圧を生成
することができる。また、常時内部降圧手段は複数の内
部電源線に共有されるため、この内部降圧手段の規模を
低減することができる。
制御手段が、動作タイミング信号に従って複数の内部電
源電圧発生回路を時分割態様で活性化し、半導体装置の
動作状況に応じて最適な駆動力を持って内部電源電圧が
発生される。請求項23の電源電圧発生回路において
は、第1の差動増幅手段が第2の電源電圧のオーバシュ
ートを検出し、第2の差動増幅手段が第2の電源電圧の
アンダシュートを検出し、加算手段が積分動作を通じて
オーバシュート量とアンダシュート量との差を検出し、
かつ調整手段がオーバシュート量とアンダシュート量と
の差に逆比例して第2のドライブ素子の電源線上への供
給電流量を調整する。調節手段は、加算手段の加算値が
大きいとき、すなわち、オーバシュート量がアンダシュ
ート量より大きい場合には第2のドライブ素子の供給電
流量を低減してオーバシュートを抑制し、一方、オーバ
シュート量がアンダシュート量より小さいときには第2
のドライブ素子の供給電流量を増加させてアンダシュー
トを抑制し、これにより過剰なオーバシュート/アンダ
シュートを抑制してオーバシュートおよびアンダシュー
トをバランスさせ、第2の電源電圧を安定に一定レベル
に維持する。
段の出力に従ってキャパシタを充放電を行なう構成とす
れば、簡易な構成で正確にアンダシュート量とオーバシ
ュート量との差を検出することができる。調節手段を、
加算手段の出力をアナログ/デジタル変換するA/D変
換手段と、互いに並列に設けられ、このA/D変換手段
の出力に従ってオン・オフする複数のトランジスタ素子
とで構成すれば、第2のドライブ素子の供給電流量を、
複雑な調整を伴なうことなく、オーバシュート量/アン
ダシュート量の差に応じて容易にデジタル的に調整する
ことができる。また、調節手段を、加算手段の出力値に
比例して抵抗値が変化する可変抵抗素子で構成すれば、
小占有面積で内部電源電圧のアンダシュート量/オーバ
シュート量に応じて正確に第2のドライブ素子の供給電
流量を調整することができる。請求項27の発明に従え
ば、第1および第2のドライブ素子が互いに独立に第1
および第2の制御手段により第2の電源ノードの電圧に
従って制御電極の電位が調整され、より精細に第1の電
源電位供給ノードから第2の電源電位供給ノードへの電
流量を調整することができ、第2の電源電圧を安定化さ
せることができる。
並列に設けられた複数のドライブ素子の制御電源電位が
個々に独立に第2の電源電位に応じて設定され、より精
細にノードへ電流を供給することができ、第2の電源電
位を安定化できる。請求項29の半導体装置において
は、負荷回路の動作時にキャパシタの一方電極が内部ノ
ードに接続され、キャパシタの充電電荷により負荷回路
の動作時の消費電流を補償して、内部ノードの電圧変動
を抑制する。請求項30の半導体装置においては、内部
ノード上の電圧は、比較手段とドライブ素子とにより基
準電圧レベルに維持される。負荷回路の動作時において
は、充電手段により所定電位に充電されたキャパシタが
内部ノードに接続される。これにより、負荷回路動作時
に生じる消費電流の増加はキャパシタにより補償され、
内部ノードの電圧変動が抑制される。比較手段およびド
ライブ素子によりこの変動した内部ノードの電圧は高速
で基準電圧レベルへ戻され、内部ノードの電圧を安定に
基準電圧レベルへ維持することができ、負荷回路を安定
に動作させることができる。請求項31の半導体装置に
おいては、絶縁ゲート型電界効果トランジスタの基板領
域へ与えられた電圧により一方導通端子へ印加される電
圧が高速に変化する。一方導通端子上の電圧を他方導通
端子へ伝達すべき絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
一方導通端子とゲート電極の差が従来よりも大きくな
り、大きな駆動力で、この一方導通端子上の電圧を伝達
すべき絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、その一方
導通端子から他方導通端子へ電流を供給する。また、一
方導通端子と基板領域とを接続することにより、基板効
果の影響がなくなり、しきい値電圧の絶対値が最小とさ
れ、電圧を伝達すべき絶縁ゲート型電界効果トランジス
タはその一方導通端子から他方導通端子へ高速で電流を
供給する。また、動作開始時において、基板領域のバイ
アスが深くされるため、そのチャネル抵抗が実効的に大
きくなり、動作開始時において比較的緩やかに絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタのよる充電/放電動作が行な
われ、次いでその一方導通端子と基板領域とが相互接続
されてしきい値電圧の絶対値が最小とされて高速で充電
/放電が行なわれる。したがって、交差結合型増幅回路
において、初期動作時において比較的緩やかに、次いで
高速で動作するという2段階動作を行なうことができ、
微小な電位差を拡大した後に高速でこの電位差を増幅す
ることができ、微小電位差を正確にかつ高速で増幅する
ことのできる差動増幅回路を実現することができる。
域と充電手段とを分離した後、この充電電圧よりも絶対
値の小さな電圧を絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
一方導通端子へ供給しているため、負荷回路動作時にお
いて高速で所定電圧レベルへ絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの一方導通端子を駆動することができる。ま
た、この一方導通端子の所定電圧レベルへの駆動時、既
に充電手段により充電された基板が一方導通端子に接続
されており、所定電圧発生回路の出力電圧の変動はこの
充電手段による充電により抑制され、高速でかつ安定に
所定電圧レベルへと絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の一方導通端子を駆動することができる。請求項33の
半導体装置においては、ドライブ素子と比較手段により
所定電圧レベルに維持される内部ノードが、一方導通端
子に接続されるため、この内部ノードと一方導通端子接
続時において生じる内部ノードの電圧の変動は充電手段
の充電により抑制され、安定に内部ノードの電圧レベル
を所定電圧レベルに維持することができる。請求項34
の半導体装置においては、負荷回路が半導体記憶装置の
センスアンプに適用されており、大きな消費電流を生じ
るセンスアンプに対し安定に所望の電圧を供給すること
ができ、正確かつ高速で動作するセンスアンプを備える
半導体記憶装置を実現することができる。
回路の動作開始時における電源ノードとなる内部ノード
の電圧の絶対値が動作完了後のそれよりも大きくされて
おり、負荷回路の動作時、高速で出力ノードを内部ノー
ド上の電圧レベルまで駆動することができる。請求項3
6に係る半導体装置においては、第2の比較手段および
第2のドライブ素子は、内部電圧線上の電圧を、第1の
比較回路および第1のドライブ素子が内部電圧線上に与
える電圧よりも高い電圧レベルに設定する。したがって
この内部電圧線上の電圧を利用する負荷回路が動作して
も、第2の比較回路および第2のドライブ素子によりこ
の内部電圧線上の電圧が大幅に低下するのを防止するこ
とができ、内部電圧線上の電圧レベルを安定に維持する
ことができる。請求項37に係る半導体装置において、
第2の比較回路は所定期間のみ動作状態とされているた
め、この第2の比較回路における消費電流を低減でき、
かつこの内部電圧線上の電圧が変化する可能性のあると
きのみこの内部電圧線上の電圧レベルを第2の基準電圧
レベルに設定することができ、内部電圧線上の電圧が不
必要にその絶対値が大きくなるのを防止することがで
き、安定に所望の電圧レベルを維持する電圧を内部電圧
線上に伝達することができる。
第3の比較回路および第3のドライブ素子を設けること
により、第1および第2の比較回路および第1および第
2のドライブ素子の電流駆動力を大きくする必要がな
く、第1および第2の比較回路および第1および第2の
ドライブ素子により、この内部電圧線上の電圧が急激に
変化するのを防止することができ、内部電圧線上の電圧
を安定に所望の電圧レベルに維持することができる。請
求項39に係る半導体装置においては、電圧発生手段が
発生した電圧から内部電圧を生成し、この内部電圧レベ
ルに従って電圧発生手段の動作を選択的に活性化してい
るため、必要なときのみ電圧発生手段を動作させること
ができ、この電圧発生手段の消費電流を低減することが
できるとともに、内部電圧レベルに応じて第1の電圧レ
ベルを安定に維持することができ、応じて内部電圧のレ
ベルを安定に維持することができる。請求項40に係る
半導体装置においてはこの内部電圧線上の電圧を用いて
所定の電圧レベルの内部基準電圧を発生しているため、
安定な内部電圧を利用して安定に所定の電圧レベルの内
部基準電圧を生成することができる。
この比較手段の出力信号に従って電圧発生手段に含まれ
るリング発振器の発振周波数をアナログ的に調整してい
るため、この電圧発生手段の電荷供給力を内部電圧の電
圧レベルに応じて調整することができ、電圧発生手段の
発生する第1の電圧レベルを内部電圧に従って調整する
ことができ、応じて内部電圧レベルを安定化させること
ができる。請求項42に係る半導体装置においては、こ
の内部電圧線の電圧の低下および上昇それぞれに従って
リング発振器の発振周波数を高くおよび低くしているた
め、内部電圧の変化に従って電圧発生手段の電荷供給力
を大きくおよび小さくすることができ、応じて内部電圧
の変化に合せて第1の電圧レベルを調整することがで
き、応じて内部電圧の電圧レベルを正確に調整すること
ができる。請求項43に係る半導体装置において、一定
電流を供給する定電流回路と、この第2の電圧線上の電
圧に従って変化する可変電流源の供給する電流を合成し
て、この合成電流に対応する電流を奇数段のインバータ
へ動作電流として供給しているため、奇数段のインバー
タの動作速度をこの第2の内部電圧線上の電圧レベルに
応じて正確に調整することができ、応じて正確に第1の
内部電圧の電圧レベルの調整を介して第2の内部電圧の
電圧レベルを調整することができる。
第2の電圧線上の電圧のレベルに従って奇数段のインバ
ータへ与えられる動作電流を調整しているため、この第
2の内部電圧線上の電圧レベルに従ってリング発振器の
動作周波数を調整することができ、応じて電圧発生回路
の電荷供給力を調整することができ、第1の内部電圧の
電圧レベルの調整を介して第2の内部電圧の電圧レベル
を安定に所定電圧レベルに維持することができる。請求
項45に係る半導体装置においては、第2の内部電圧の
電圧レベルに従って電圧発生手段を容量手段と出力ノー
ドの間に設けられる第1および第2の出力素子を選択的
に接続しているため、この出力ノードを介して与えられ
る電荷量が内部電圧レベルに応じて切換えられ、簡易な
回路構成で正確に第1および第2の内部電圧の電圧レベ
ルを調整することができる。請求項46に係る半導体装
置においては、電圧発生手段に含まれるチャージポンプ
動作を行なう容量素子を出力ノードへ伝達する出力素子
の電荷供給力を制御手段の出力信号に従って調整してい
るため、この第2の内部電圧線上の電圧レベルに応じて
電圧発生手段から出力される電荷量を調整することがで
き、応じて第1および第2の内部電圧の電圧レベルを所
定の電圧レベルに安定に維持することができる。
電圧源ノードと内部電圧線の間に並列に設けられる第1
および第2のドライブ素子のうち第1のドライブ素子
が、動作モード指定信号に従って所定の動作モード時に
おいては、電流供給動作が禁止されるため、動作モード
に応じて電圧源ノードから内部電圧線へ伝達される電流
供給経路の電流供給力を調整することができ、不必要な
電流消費を低減することができるとともに所定の動作モ
ード時に必要とされる電流量を安定に供給することがで
き、安定に内部電圧の電圧レベルを所望の電圧レベルに
維持することができる。請求項48に係る半導体装置に
おいては、直列に接続される第1および第2の可変コン
ダクタンス素子において動作モード指定信号に従って第
2の可変コンダクタンス素子のコンダクタンスを変更し
ているため、動作モードに応じてこの第1および第2の
可変コンダクタンス素子を介して電圧源ノードから内部
電圧線へ流れる電流量を調節することができ、動作モー
ドに応じて最適な電流供給量を設定することができ、動
作モードに応じて安定に内部電圧線上の電圧を所望の電
圧レベルに維持することができる。
電圧源ノードかた内部電圧線へ電流を供給するドライブ
素子の電流供給量を調節するための比較回路の応答速度
を変更するように構成しているため、この半導体装置の
使用状況に応じてドライブ素子が供給する電流調整能力
を変更することができ、急激に内部電圧線上の電圧が変
化する場合においても安定に内部電圧線上の電圧を所望
の電圧レベルに維持することができる。請求項50に係
る半導体装置においては、この比較回路を流れる動作電
流の量を動作モード指定信号に従って変更するように構
成しているので、動作モードに合せて比較回路の応答速
度を容易に所望の特性を有する状態に設定することがで
きる。請求項51に係る半導体装置においては、パッド
の電位をプログラムし、このパッド電位に従って比較回
路を流れる動作電流量を決定しているため、用いられる
用途に応じて最適な応答速度を備える内部電圧発生回路
を容易に実現することができる。請求項52に係る半導
体装置においては、リンク素子の溶断/非溶断に従って
比較回路の動作電流量を決定しており、正確に所望の応
答速度を備える比較回路を実現することができる。
外部から周期的に与えられるクロック信号の周波数に従
って比較回路において比較基準となる基準電圧の電圧レ
ベルを調整している。したがって、この半導体装置の動
作速度に合せて基準電圧レベルを調整することができ、
応じて内部電圧の高速動作時における大きな変動を抑制
することができ、応じて安定に内部電圧を供給すること
ができる。また内部電圧の電圧レベルがこの該基準電圧
レベルに応じて設定されるため、クロック信号により動
作速度が決定される場合、内部電圧線上の内部電圧の絶
対値を大きくすることによりこの半導体装置を高速動作
させることができ、動作速度に応じた内部電圧を安定に
供給することができる。請求項54に係る半導体装置に
おいては、外部から周期的に与えられるクロック信号の
周波数を示すパラメータを抽出し、このパラメータに従
って複数の基準電圧のうちの1つを選択し、この基準電
圧に従って内部電圧線上の電圧レベルを設定しているた
め、この半導体装置の動作速度を決定するクロック信号
の周波数に応じて内部電圧線上の電圧レベルを調整する
ことができ、半導体装置の動作速度に応じた内部電圧を
安定に内部電圧線上に供給することができる。
内部電圧線上の電圧レベルに従って基準電圧の電圧レベ
ルを調整しているため、この内部電圧線上の電圧が基準
電圧に応じて設定されるため、内部電圧線上の電圧レベ
ルの変化に応じて基準電圧レベルを調整し、これによ
り、高速かつ安定に内部電圧線上の電圧レベルを所定の
電圧レベルに維持することができる。請求項56に係る
半導体装置においては、第1および第2の比較回路の出
力信号に従って基準電圧伝達線の充放電を行なっている
ため、簡易な回路構成で、内部電圧線上の電圧レベルに
従って基準電圧レベルを正確に調整することができる。
請求項57に係る半導体装置においては、複数の電圧レ
ベルの基準電圧から、内部電圧線上の電圧レベルを基準
電圧指定信号に従って選択し、この選択された基準電圧
に従って比較回路およびドライブ素子により内部電圧線
上の電圧レベルを設定しているため、この半導体装置の
使用用途に応じて最適な内部電圧レベルを設定すること
ができる。請求項58に係る半導体装置においては、複
数の電圧レベルの基準電圧のうちリンク素子の溶断/非
溶断のプログラムにより基準電圧レベルを設定してお
り、この半導体装置の用いられる用途に応じて最適な電
圧レベルの基準電圧および内部電圧を与えることができ
る。
導体装置の動作状況に従って基準電圧の電圧レベルを調
整しており、この調整された基準電圧に従って内部電圧
線上の電圧レベルが設定されており、動作状況に合せて
正確に内部電圧線上の電圧レベルを所定の電圧レベルに
維持することができる。請求項60に係る半導体装置に
おいては、負荷回路グループそれぞれに対応して配置さ
れる電圧発生素子が基準電圧から所望の電圧を発生して
対応の負荷回路へ与えており、簡易な回路構成で安定に
内部電圧を生成することができる。またこのとき電圧発
生素子が共通の内部電圧線に接続されているとき、複数
の負荷回路へは複数の電圧発生素子から内部電圧が供給
されるため、この内部電圧線上の電圧を安定に所定電圧
レベルに維持することができる。請求項61に係る半導
体装置においては、第2の電圧発生素子が第1の基準電
圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧に従って内部電
圧を発生して動作タイミング信号に応答して負荷回路へ
与えており、この内部電圧が負荷回路動作時において大
きく変動する可能性があるとき、十分な電荷を供給して
この内部電圧線上の電圧の変動を抑制することができ、
内部電圧を安定に所定電圧レベルに維持することができ
る。
複数の電圧発生素子の各々が、対応の負荷回路上にわた
って配設される内部電圧伝達線とほぼ同じチャネル幅を
有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタで構成されて
おり、この絶縁ゲート型電界効果トランジスタを大きな
電流供給力を備えるため(大きなチャネル幅のため)、
安定に対応の負荷回路へ所定の電圧レベルの内部電圧を
供給することができる。また、内部電圧伝達線が対応の
負荷回路に対してのみ用いられているため、負荷回路そ
れぞれに対し内部電圧が配線抵抗により内部電圧が変動
するのを抑制することができ、各負荷回路に対し所定の
電圧レベルの内部電圧を安定に供給することができる。
請求項63に係る半導体装置においては、負荷回路に沿
う電源配線下に、絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
形成し、この絶縁ゲート型電界効果トランジスタを介し
て対応の負荷回路へ内部電圧を伝達しており、この絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのチャネル幅を電源配線
延在方向に沿って広くすることができ、大きな電流駆動
力を有するトランジスタにより、対応の負荷回路へ安定
に所望の電圧レベルの内部電圧を供給することができ
る。
層と基準電圧伝達線との2層構造とすれば、この基準電
圧伝達線を低抵抗とすることにより安定にトランジスタ
のゲート電極へ所定の電圧レベルの基準電圧を伝達する
ことができ、各負荷回路対応のトランジスタにおける基
準電圧レベルの変動を抑制することができる。請求項6
4に係る半導体装置においては、負荷回路上にわたって
配線される電圧配線の下にこの電圧配線延在方向に沿っ
て所定の幅を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
を形成しており、この絶縁ゲート型電界効果トランジス
タを介して対応の負荷回路へ内部電圧を供給しているた
め、内部電圧伝達のための配線を負荷回路外部の構成要
素の相互接続のための配線と同一配線層で形成すること
ができ、余分な配線層が不要とされるとともに、内部電
圧伝達のための負荷回路における配線レイアウトが容易
かつ最適化される。請求項65に係る半導体装置におい
ては、外部端子接続に用いられるフレームリードと同程
度の幅を有するフレームリード(ダミーリード)を用い
て内部電圧を伝達するように構成しているため、この内
部電圧伝達のための配線抵抗を大幅に低減することがで
き、配線抵抗の影響を受けることなく安定に内部電圧を
伝達することができる。
この内部電圧は、電源電圧と異なる電圧であり、内部で
発生された電圧を所望の回路部分へ安定にその電圧レベ
ルを変化させることなく伝達することができる。請求項
67に係る半導体装置においては、内部電圧を伝達する
ためのダミーリードが外部ピン端子に接続されるフレー
ムリードと異なる層に配置されており、このフレームリ
ードが多層構造とされるためダミーリードおよびフレー
ムリードのレイアウトが容易となる。請求項68に係る
半導体装置においては、ダミーリードは少なくとも1つ
のループを有する形状を備えており、半導体装置が形成
されるチップ上の所望の回路部分へ安定に内部電圧を伝
達することができる。またこのループが複数個設けられ
ている場合、ダミーリード上においてその大きなインダ
クタンス成分により誘導電流が生じた場合においても、
各ループにおいて逆方向に誘導電流が流れ、このダミー
リード上のノイズを相殺することができ、安定に内部電
圧を所望の回路部分へ伝達することができる。請求項6
9に係る半導体装置においては、ダミーリードとフレー
ムリードとは、それぞれ交差する方向に配置される部分
を有しており、ダミーリードを、フレームリードの配置
形状にかかわらず任意の位置に配置することができ、か
つフレームリードと半導体装置内部のパッドとの接続の
影響を受けることなくダミーリードを半導体装置の所望
の回路部分へ接続することができる。
フレームリードとダミーリードとが平面図的に見てメッ
シュ形状を有するように形成されているため、半導体装
置への回路部分へこのダミーリードおよびフレームリー
ドからコンタクトを電気的に接続することができ、半導
体装置内部へ安定に外部電圧および電源電圧を伝達する
ことができる。またメッシュ形状を有するように配置さ
れているため、これらのフレームリードおよびダミーリ
ード相互間のノイズの影響を、それぞれにおいて逆方向
に流れる誘導電流により相殺することができ、各フレー
ムリードとダミーリードとの間のノイズが相互作用して
電源電圧および外部電圧が変動するのを抑制することが
でき、安定に内部電圧および電源電圧をノイズの影響を
受けることなく所望の回路部分へ伝達することができ
る。請求項71に係る半導体装置においては、複数のサ
ブ内部電源線とメイン内部電源線との間にリンク素子を
設け、このメイン内部電源線とサブ内部電源線とを分離
可能としているため、1つのサブ内部電源線において不
良が発生した場合、この不良サブ内部電源線をメイン内
部電源線から切離すことにより、メイン内部電源線上の
電圧レベルを安定に維持することができ、応じて他のサ
ブ内部電源線上の電圧レベルを安定に一定の電圧レベル
に維持することができる。
この分離手段を溶断可能なリンク素子で構成しているた
めに半導体装置の不良救済工程と同一工程でこのリンク
素子を溶断することにより、不良サブ内部電源線をメイ
ン内部電源線から分離することができ、何ら追加の工程
を伴なうことなく容易に不良サブ内部電源線とメイン内
部電源線とを分離することができる。請求項73に係る
半導体装置においては、この分離手段がメイン内部電源
線とサブ内部電源線との間のスイッチング素子と、リン
ク素子の溶断/非溶断のプログラムによりこのスイッチ
ング素子の導通/非導通を決定する信号を発生する信号
発生手段とで構成し、メイン内部電源線とサブ内部電源
線の間をスイッチング素子により電気的に分離するた
め、リンク素子溶断時における溶断切片がメイン内部電
源線とサブ内部電源との間に飛散し、短絡などが生じる
のを防止することができ、確実に不良サブ内部電源線と
メイン内部電源線とを切離すことができる。請求項74
に係る半導体装置においては、メイン内部電源線上へは
外部電源電圧を降圧して得られる内部降圧電圧が伝達さ
れており、内部降圧電圧が不良により、変動するのを防
止することができ、安定に内部降圧電圧を正常なサブ内
部電源線上へ伝達することができ、各サブ内部電源線に
接続する負荷回路を安定に動作させることができる。
ワード線を選択状態に駆動するワードドライバの駆動電
圧供給ノードと駆動電圧発生手段とを選択的に切離すよ
うに構成しているため、ワード線とビット線との短絡お
よびこのワードドライバにおけるトランジスタの不良に
より大きなリーク電流が生じる場合においても、この不
良ワードドライバを駆動電圧発生手段から切離すことに
より、駆動電圧発生手段からの駆動電圧を安定に正常な
ワードドライバへ伝達することができ、安定に動作する
半導体装置を実現することができる。請求項76に係る
半導体装置においては、切離し手段が、ワード線の各グ
ループに対応して設けられるスイッチング素子で構成
し、このスイッチング素子をグループ指定信号に従って
駆動電圧発生手段と対応のワードドライバグループとを
接続するように構成しているため、正常なワードドライ
バのグループに対してのみ駆動電圧を伝達することがで
き、不良ワードドライバグループの不良による駆動電圧
の変動を少ない素子数で実現することができる。また、
動作時において必要なときのみ駆動電圧が対応のワード
ドライバグループへ伝達されるため、駆動電圧発生手段
の負荷を軽減することができ、安定にこの駆動電圧を所
定電圧レベルに維持することができる。
切離し手段が、各ワードドライバそれぞれに設けられ、
駆動電圧を対応のワードドライバへ伝達するためのリン
ク素子で構成しているため、各ワードドライバ単位で不
良を救済して安定に駆動電圧を各ワードドライバへ伝達
することができる。また確実に駆動電圧発生手段と不良
ワードドライバとを分離することができる。請求項78
に係る半導体装置においては、各ワードドライバのグル
ープに対応して設けられるスイッチング素子をリンク素
子の溶断/非溶断により導通/非導通状態を決定するよ
うにプログラムしているため、リンク素子数の増加を伴
うことなく確実に不良ワードドライバグループと駆動電
圧発生手段とを分離することができる。請求項79に係
る半導体装置においては、複数の内部回路それぞれと内
部電圧線との間にリンク素子を設け、かつこれらの内部
回路と同じ機能を実現する冗長内部回路と内部電圧線と
の間にスイッチング素子を設け、不良発生時に不良内部
回路をリンク素子の溶断により内部電圧線から切離すと
ともに、このスイッチング素子をリンク素子のプログラ
ムにより選択的に導通状態とするように構成しているた
め、不良内部回路が内部電圧線上の電圧に悪影響を及ぼ
すのを確実に防止して内部電圧線上の電圧を安定な電圧
レベルに維持することができる。またリンク素子のプロ
グラムにより、スイッチング素子の導通/非導通を設定
しているため、確実にスイッチング素子の導通/非導通
を設定することができる。
手段と第1のドライブ素子により内部電圧レベルの高速
な変動に従って電流が第1の内部電圧線へ供給される。
一方、第2のドライブ素子は比較緩やかに基準電圧に従
って電圧源ノードと内部電圧線との間に電流の流れを生
じさせる。これにより、負荷回路動作時における急激な
内部電圧の変化を抑制することができるとともに、第2
のドライブ素子駆動のための比較回路が不要となり、消
費電流が低減される。請求項81に係る発明において
は、第2のドライブ素子は第1の基準電圧よりも絶対値
の大きな第2の基準電圧レベルに内部電圧線を保持して
おり、したがって負荷回路動作時において内部電圧線上
の電位が変化しても、第1の基準電圧よりも大きく変化
するのを抑制することができ、安定に内部電圧を供給す
ることができる。請求項82に係る発明においては、比
較回路を負荷回路動作時に合わせて選択的に駆動してい
るため、内部電圧線の電圧が大きく変化するときのみ比
較回路を動作させることにより、急激な内部電圧変化に
対応して電流をこの内部電圧線上に供給することがで
き、負荷回路に対し安定に内部電圧を供給することがで
きる。
第1の動作モード時には第1および第2の比較回路を介
して第1および第2のドライブ素子が動作して、高速で
内部電圧変動を補償し、第2の動作モード時には第1の
比較回路および第1のドライブ素子により内部電圧変動
が低消費電流で補償される。
以下の説明において、本発明の実施例として、外部電源
電圧を降圧して内電源電圧を生成する内部降圧回路につ
いて説明するが、本発明は所定の電圧レベルに保持すべ
き内部ノードの電圧レベルを調整する回路にも適用する
ことができる。まず、本発明の内部降圧回路の特徴的構
成をブロックのレベルで模式的に説明し、最後に本発明
を具体化した半導体記憶装置における内部降圧回路の構
成について説明する。 [実施例1]図1は、この発明に従う内部電源電圧発生
回路の第1の実施例の構成を概略的に示す図である。図
1において、内部電源電圧発生回路は、内部電源線5上
の内部電源電圧VCIと基準電圧発生回路4からの基準
電圧Vrefを比較する比較回路3と、外部電源ノード
1と比較回路3の出力部(ノード6)との間に接続され
る抵抗素子Z1と、ノード6と接地電圧供給ノード(以
下、単に接地ノードと称す)VSSの間に接続される抵
抗素子Z2と、ノード6上の電圧に従って外部電源ノー
ド1から内部電源線5上へ電流を供給するドライブトラ
ンジスタ2を含む。外部電源ノード1は、外部電源電圧
VCEを伝達する外部電源線であってもよく、また外部
からの電源電圧が印加されるパッドであってもよい。こ
の外部電源ノード1と接地ノードVSSの間に直列に接
続される抵抗素子Z1およびZ2により、比較回路3の
出力信号の振幅を制限する。簡単に図1に示す構成の動
作について説明する。
化した場合、外部電源ノード1から電流が抵抗素子Z1
を介してノード6に供給され、このノード6の電圧の低
下を抑制する。逆に、比較回路3の出力信号はHレベル
に向かって変化した場合には、抵抗素子Z2がこのノー
ド6から接地ノードVSSに電流を流すため、ノード6
の電圧上昇が抑制される。抵抗素子Z1および2による
比較回路3の出力信号の振幅制限効果は、比較回路3の
出力信号の電圧レベルが抵抗素子Z1およびZ2が抵抗
分割によりノード6に与えるバイアス電圧より大きくず
れるほど大きくなる。すなわち、比較回路3の出力信号
の振幅が大きくなるほどこの比較回路3の利得(基準電
圧Vrefと内部電源電圧VCIとの差に対する出力信
号の振幅の比)が小さくされる。これにより、内部電源
電圧VCIが急激に変化したときの比較回路3の出力信
号の発振現象を抑制することができる。次に、この抵抗
素子Z1およびZ2による振幅制限の作用について具体
的に説明する。今、図2に示すように、比較回路3の出
力段においては、外部電源ノード1とノード6の間にス
イッチング素子SW1と抵抗素子Zuが接続され、また
ノード6と接地ノードVSSの間に抵抗Zdとスイッチ
ング素子SW2が接続されている構成を想定する。スイ
ッチング素子SW1およびSW2は相補的にオン・オフ
状態となる。この比較回路3の出力段の構成については
後に詳細に説明する。今、ノード6の電位は、初期状態
において抵抗素子Z1およびZ2により所定電圧にバイ
アスされているとする。抵抗素子Z1およびZ2の抵抗
値をそれぞれR1およびR2とすると、ノード6の電圧
が、初期状態において、 V(初期)=R2・VCE/(R1+R2) で与えられる。内部電源電圧VCIが所定の電圧レベル
(基準電圧Vref)よりも低下したとき、比較回路3
の出力信号の電圧レベルは低下し、ドライブトランジス
タ2のコンダクタンスが初期状態のそれよりも大きくさ
れ、このドライブトランジスタ2を流れる電流Iが大き
くされる。この状態において、比較回路3においては、
スイッチング素子SW2がオン状態となり、ノード6を
接地ノードVSSへ放電する。このとき、ノード6の最
終到達電位は、 V=(R2//Rd)・VCE/(R1+(R2//R
d)) で与えられる。ただし、R2//Rdは並列に接続され
た抵抗素子Z2およびZdの合成抵抗値を示す。ただ
し、抵抗素子Zdの抵抗値はRdとしている。すなわ
ち、 (R2//Rd)=R2・Rd/(R2+Rd) で与えられる。したがって、抵抗素子Z1およびZ2が
設けられていない場合には、このノード6の最低到達電
位は接地電圧VSSである。
合、比較回路3においては、スイッチング素子SW1が
オン状態とされ、ノード6は、抵抗素子Zuを介して電
流を供給されてその電位が上昇する。このとき、ノード
6の最高到達電位は、 V=R2・VCE/((R1//Ru)+R2) で与えられる。ただし、R1//Ruは抵抗素子Z1お
よびZuの合成抵抗を示す。抵抗素子Z1およびZ2が
設けられていないとき、ノード6の最終到達電位は外部
電源電圧VCEとなる。したがって、ノード6の電圧レ
ベルは上限が抵抗素子Z1、Z2およびZuにより決定
され、その下限が抵抗素子Z1、Z2およびZdにより
決定される範囲内で変動する。ノード6の電圧のリンギ
ングは、L・di/dtに比例する。ただし、Lは、ノ
ード6に付随する寄生インダクタンスを示し、di/d
tは、ノード6における電流の変化率(時間について
の)を示す。したがってノード6の電圧振幅を小さくす
ることによりdi/dtを小さくすることができ、比較
回路3の出力信号のリンギングすなわち発振現象を抑制
することができる。この抵抗素子による振幅制限はまた
以下の効果をもたらす。今、図3に示すように抵抗素子
Z1およびZ2が設けられていない場合には、比較回路
3は、スタンバイ時には外部電源電圧VCEレベルの出
力信号を出力すると想定する(後に説明するように比較
回路3をカレントミラー型増幅回路で構成し、定電流源
をスタンバイ時には遮断状態とすることによりこの条件
が実現される)。一方、抵抗素子Z1およびZ2により
ノード6の電圧をVCE−Vtpの電圧レベルに設定す
る。ただしVtpはドライブトランジスタ2のしきい値
電圧の絶対値を示す。この状態においては、ドライブト
ランジスタ2はオフ状態であり、外部電源ノード1から
内部電源線5へは電流は供給しない。
サイクルに入り、負荷回路7が動作し、内部電源電圧V
CIを使用した状態を考える。この負荷回路7の動作に
より、内部電源線から負荷回路7へ電流が流入し、内部
電源電圧VCIの電圧レベルが低下する。この内部電源
電圧VCIの電圧レベルの低下に従って比較回路3の出
力信号の電圧レベルが低下する。ノード6の電圧レベル
がVCI−Vtp以下の電圧レベルに到達するとドライ
ブトランジスタ2がオン状態となり、外部電源ノード1
から内部電源線5へ電流を供給する。このとき、従来の
構成においては、比較回路3の出力信号がVCE−Vt
p以下となったときにドライブトランジスタ2が電流を
供給する。しかしながら、本発明の場合、抵抗素子Z1
およびZ2によりこのノード6の電圧レベルはVCE−
Vtpの電圧レベルに設定されており、したがって、比
較回路3の出力信号の電圧レベルが低下すれば即座にド
ライブトランジスタ2がオン状態となり、外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ電流を供給する。したがって、
内部電源電圧VCIの変化量が少ないときにドライブト
ランジスタ2を介して電流を内部電源線5上へ供給する
ことができ、高速で内部電源電圧VCIを所定の電圧レ
ベル(基準電圧Vrefレベル)に復帰させることがで
きる。
ジスタ2が電流を供給する時点において、既に内部電源
電圧VCIは大きく変化しており、したがってこの大き
く変化した内部電源電圧VCIをもとの電圧レベルに復
帰させるために、大きな電流をドライブトランジスタ2
を介して外部電源ノード1から内部電源線5へ供給する
必要がある。またこの期間も長くなる。このとき、大き
な電流をドライブトランジスタ2を介して内部電源線5
へ供給するため、内部電源線5における電流変化率が大
きくなり、内部電源線5上でのリンギングが生じる。応
じて、比較回路3の出力信号においても大きなリンギン
グが生じ、比較回路3の出力信号の発振現象が発生す
る。一方、本発明においては、内部電源電圧VCIの変
化が小さいときにドライブトランジスタ2を介して内部
電源線5上へ電流を供給しており、この内部電源電圧V
CIの変化速度は小さくすなわち内部電源線上の電流変
化率は小さく、したがって小さなリンギングしか生じな
い。これにより、ドライブトランジスタ2がオン状態と
なる期間における外部電源ノード1から内部電源線5へ
の供給電流量は本発明の場合、従来の構成に比べて大幅
に小さくされるとともに、内部電源電圧のリンギングが
小さいため、ドライブトランジスタ2を介して内部電源
線5へ電流を供給する期間および回数を少なくすること
ができ、従来の構成に比べて大幅に、内部電源電圧VC
Iを安定化するために外部電源ノード1から内部電源線
5へ供給する電流量を小さくすることができる。すなわ
ち、半導体装置の消費電流を大幅に低減することができ
ることになり、低消費電流で安定に内部電源VCIを生
成することができる。
内部電源電圧VCIが変化してからノード6の電位が変
化するまでの応答に遅れが生じているが、図4に示すよ
うに、本発明の場合、この応答の遅れを大幅に低減する
ことができる。すなわち、図4に示すように、従来の場
合、ノード6の電位が所定の電圧レベル(VCE−Vt
p)以下に低下してからドライブトランジスタ2がオン
状態となり、外部電源ノード1から内部電源線へ電流が
供給される。一方、本発明の場合、比較回路3の出力信
号の電圧レベルが低下すれば、即座にノード6の電圧レ
ベルが低下し、このノード6の電圧の低下に伴って即座
にドライブトランジスタ2を介して外部電源ノード1か
ら内部電源線5へ電流を供給することができる。これに
より、内部電源電圧VCIの変化に応答して高速でドラ
イブトランジスタ2をオン状態として外部電源ノード1
から内部電源線5へ電流を供給することができ、応答特
性が大幅に改善される。 [抵抗素子Z1、Z2、Zu、およびZdの抵抗値の関
係]図5は、抵抗素子Z1、Z2、Zu、およびZdの
抵抗値の関係を模式的に示す図である。図5において、
2つの負荷回路7Aおよび7Bが設けられる。負荷回路
7Aに対しては、外部電源ノード1からドライブトラン
ジスタ2Aを介して電流が供給される。負荷回路7B
は、外部電源ノード1からドライブトランジスタ2Bを
介して電流が供給される。ドライブトランジスタ2Aの
ゲート(制御電極)には、抵抗素子Z1A、Z2A、Z
uA、およびZdAが設けられる。ドライブトランジス
タ2Bのゲートには、抵抗素子Z1B、Z2B、Zu
B、およびZdBが設けられる。
異なり、応じてその動作特性も異なる。今、一例とし
て、負荷回路7Aとしてダイナミック型半導体装置にお
ける周辺回路などの論理動作を行なう回路を考え、負荷
回路7Bとして、メモリセルアレイ駆動回路(ビット線
の充放電を行なう回路(センスアンプ))を考える。こ
のような負荷回路7Aおよび7Bに対して供給されるべ
き内部電源電圧VCIは、図6に示すような条件が要求
される。図6は、ダイナミック型半導体記憶装置の内部
電源電圧に対して要求される条件を例示的に示す図であ
る。図6において、ダイナミック型半導体記憶装置(D
RAM)においてよく知られているロウアドレスストロ
ーブ信号/RASが活性状態のLレベルとされると、こ
のDRAMのアクティブ動作が開始される。まず最初に
信号/RASが活性化されると、周辺回路(デコーダ、
バッファ回路、および内部制御信号発生回路)が動作す
る(ただし行選択動作に関係する回路部分)。これらの
回路すなわち負荷回路7Aは、高速に動作し、その出力
信号を高速で安定状態に設定する必要がある。この場
合、負荷回路7Aに対する電源電圧VCIとしては、負
荷回路7Aが動作時に消費する電流量は小さいものの、
その内部電源電圧VCIの電圧レベルは高速でもとの電
圧レベルに回復することが要求される(負荷回路7Aの
出力信号の電圧レベルが内部電源電圧VCIの電圧レベ
ルにより決定されるため)。この場合、内部電源電圧V
CIが低下した場合高速で所定の電圧レベルに復帰させ
る必要があり、抵抗素子ZuAおよびZdAの影響を抵
抗素子Z1AおよびZ2Aの振幅制限機能よりも大きく
する必要がある。高速で比較回路3の出力信号の電圧レ
ベルに従ってドライブトランジスタ2Aをオン・オフ状
態とする必要があるためである。
電する負荷回路7Bの場合、充電すべきビット線の数は
多く、そのため消費電流が多くなる。しかしながら、セ
ンスアンプの動作時において、ビット線の充電電位は、
所定の時間内に一定電圧レベルに到達すればよい(列選
択動作が開始する前)。したがって、大きな消費電流を
補償する必要があるものの、その内部電源電圧VCIは
高速で所定電圧レベルに回復する必要はない。したがっ
てこの場合、負荷回路7Bに対しては、抵抗素子Z1B
およびZ2Bの影響が抵抗素子ZuBおよびZdBの影
響よりも大きくされる。比較回路3の出力信号の電圧レ
ベルの振幅が大きくなるのを抑制する。しかしながら、
負荷回路7Aおよび7Bいずれに対しても、抵抗素子Z
1AおよびZ2Aならびに抵抗素子Z1BおよびZ2B
の振幅制限機能は作用しており、高速応答性および消費
電流低減および比較回路3の出力信号の発振現象の抑制
は確実に実現することができる。負荷回路7aおよび7
bの消費電流の大小に応じてドライブトランジスタ2A
および2Bの電流駆動力が併せて調整される。また、抵
抗素子Z1、Z2、ZuおよびZdの抵抗値は、対応の
ドライブトランジスタ2が生成する内部電源電圧VCI
を使用する負荷回路の動作特性に応じて決定される。
供給電流量を制御する比較回路3の出力信号の振幅を制
限する抵抗素子を設けることにより、比較回路3の出力
信号の発振現象を抑制し、安定に所望の電圧レベルの内
部電源電圧VCIを生成することができる。 [抵抗素子の具体的構成1]図7は、図1に示す抵抗素
子の具体的構成を示す図である。図7においては、抵抗
素子Z1として、ポリシリコンまたは活性層(半導体基
板表面に形成される不純物領域)で形成される抵抗Ra
が用いられ、抵抗素子Z2として、同様にポリシリコン
または活性層で形成される抵抗Rbが用いられる。抵抗
素子Z1およびZ2を実現する構成としては最も単純で
あるが、ノード6の電圧レベルの上昇時に抵抗Rbを介
して電流が接地ノードVSSへ流れ、ノード6の電圧上
昇は抑制される。一方、ノード6の電圧レベルの低下時
には、抵抗Raによりノード6の電圧下降が抑制され
る。単純な形態であるが、十分にこの比較回路3の出力
信号の振幅を抑制することができる。 [抵抗素子Z1およびZ2の具体的構成2]図8は、図
1に示す抵抗素子Z1およびZ2の第2の具体的構成を
示す図である。図8において、抵抗素子Z1は、そのソ
ースが外部電源ノード1に接続され、ゲートおよびドレ
インがノード6に接続されるpチャネルMOSトランジ
スタPTにより構成され、抵抗素子Z2は、そのゲート
およびドレインがノード6に接続され、そのソースが接
地ノードVSSに接続されるnチャネルMOSトランジ
スタNTで構成される。MOSトランジスタPTおよび
NTはほぼ同じサイズを備えており、抵抗素子として機
能する。MOSトランジスタは、一般に、そのゲート−
ソース間電圧をVgsとし、しきい値電圧の絶対値をV
thとするとβ(Vgs−Vth)2 のドレイン電流を
供給する。ただし、βは、MOSトランジスタのゲート
幅(チャネル幅)Wとゲート長(チャネル長)Lの比W
/Lに比例する定数である。したがってノード6の電圧
レベルの変化が大きくなると、MOSトランジスタPT
およびNTを介して流れる電流が前述の自乗特性に従っ
て変化し、より高速で、比較回路3の出力信号の振幅制
限を行なうことができる。すなわち、ノード6の電圧レ
ベルが比較回路3の出力信号に従って上昇すると、pチ
ャネルMOSトランジスタPTのゲート−ソース間電圧
が低下し、このpチャネルMOSトランジスタPTを介
して外部電源ノード1からノード6へ流れる電流量が上
述の自乗特性を示す式に従って低下し、一方、nチャネ
ルMOSトランジスタNTのゲート−ソース間電圧が上
昇し、このnチャネルMOSトランジスタNTを介して
ノード6から接地ノードVSSへ流れる電流が自乗特性
に従って増加する。これにより、ノード6の電圧上昇を
より高速で抑制することができる。ノード6の電圧降下
時には逆の動作が行なわれ電圧降下が制限される。
は、図1に示す抵抗素子Z1およびZ2の第3の具体的
構成を示す図である。図9において、抵抗素子Z1は、
ゲートおよびドレインが外部電源ノード1に接続され、
そのソースがノード6に接続されるnチャネルMOSト
ランジスタN1で構成され、抵抗素子Z2は、そのソー
スがノード6に接続され、ゲートおよびドレインが接地
ノードVSSに接続されるpチャネルMOSトランジス
タP1で構成される。ノード6の電圧上昇時には、MO
SトランジスタP1のゲート−ソース間電圧がより負と
なり、MOSトランジスタP1がより強くオン状態とな
って多くの電流を流す。ノード6の電圧降下時にはMO
SトランジスタN1がより強くオン状態となって電流を
ノード6へ供給する。図9に示す構成においても、図8
に示す構成と同様、ノード6の電圧レベルの変化に応じ
てMOSトランジスタN1およびP1を流れる電流が自
乗特性に従って変化し、いわゆる「可変抵抗素子」とし
て作用し、高速で比較回路3の出力信号の振幅を抑制す
ることができる。 [抵抗素子Z1およびZ2の具体的構成4]図10は、
図1に示す抵抗素子Z1およびZ2の第4の具体的構成
を示す図である。図10に示す構成においては、抵抗素
子Z1は、ソースが外部電源ノード1に接続され、ドレ
インがノード6に接続され、そのゲートが一定の電圧V
cpを受けるように接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタP2で構成され、抵抗素子Z2は、ドレインがノ
ード6に接続され、ソースが接地ノードVSSに接続さ
れ、そのゲートが一定の電圧Vcnを受けるように接続
されるnチャネルMOSトランジスタM2により構成さ
れる。pチャネルMOSトランジスタT2のゲート−ソ
ース間電圧はVcp−VCEで一定であり、したがって
pチャネルMOSトランジスタT2はそのゲート電圧V
cpにより決定されるオン抵抗(チャネルコンダクタン
ス)を有する抵抗素子として機能する。同様に、nチャ
ネルMOSトランジスタN2のゲート−ソース間電圧は
Vcn−VSSで一定であり、nチャネルMOSトラン
ジスタはそのゲート電圧Vcnで決定されるオン抵抗
(チャネルコンダクタンス)を有する抵抗素子として機
能する。このMOSトランジスタP2およびN2を用い
る構成の場合、ポリシリコンまたは活性層を利用する抵
抗に比べて占有面積を小さくすることができるととも
に、ゲート電圧VcpおよびVcnによりMOSトラン
ジスタP2およびN2の抵抗値を最適値に設定すること
ができる。
11は、図1に示す抵抗素子Z1およびZ2の第5の具
体的構成を示す図である。図11において、抵抗素子Z
1は、そのドレインが外部電源ノード1に接続され、そ
のゲートが一定の電圧Vcnnを受けるように接続され
かつそのソースがノード6に接続されるnチャネルMO
SトランジスタN3で構成され、抵抗素子Z2は、その
ソースがノード6に接続され、そのドレインが接地ノー
ドVSSに接続され、そのゲートが一定の電圧Vcpp
を受けるように接続されるpチャネルMOSトランジス
タP3で構成される。MOSトランジスタのドレイン電
流Idsが、飽和領域においては、Ids=β(Vgs
−Vth)2 で与えられる。すなわち、ドレイン電流I
gsは、ゲート−ソース間電圧Vgsがしきい値電圧V
thより高くなると流れる。したがって、図11に示す
構成の場合、MOSトランジスタN3は、ノード6の電
圧がVcnn−Vthよりも低くなると電流を供給す
る。同様に、pチャネルMOSトランジスタP3は、ノ
ード6の電圧レベルがVctp+Vtpよりも高くなっ
たときにノード6から接地ノードVSSへ電流を流す。
>Vcpp+Vtp>Vcnn−Vtn>VSSという
関係を満たすように電圧VcnnおよびVcppを設定
すれば、振幅制限が行なわれない領域と振幅制限が行な
われる領域を設けることができる。すなわち、ノード6
の電圧がVcpp+VtpとVcnn−Vtnの間のと
きには、MOSトランジスタN3およびP3がともにオ
フ状態となるため、ノード6の電位は比較回路3の出力
信号に従って変化する。したがって、この領域において
は、比較回路3の出力信号に対する振幅制限は行なわれ
ない。一方、ノード6の電圧がVctp+Vtp以上に
上昇した場合には、pチャネルMOSトランジスタP3
がオン状態となり、ノード6から接地ノードVSSへ電
流を引抜く。したがって、そのときには、比較回路3の
出力信号の電圧レベルの上昇が抑制され、振幅制限が行
なわれる。また、ノード6の電圧レベルがVcnn−V
tnよりも小さくなったときには、MOSトランジスタ
N3がオン状態となり、ノード6へ外部電源ノード1か
ら電流を供給し、ノード6の電圧レベルを上昇させるこ
とにより、比較回路3の出力信号に対する振幅制限が行
なわれる。すなわち、図11に示す構成により、比較回
路3の出力信号が小振幅信号の場合には振幅制限は何ら
行なわれず、大振幅信号の場合にのみ振幅制限が行なわ
れる。比較回路3の出力信号が発振するのは、内部電源
線5上の内部電源電圧VCIが急激に変化し、比較回路
3からの出力信号が大きく変化したときである。したが
って、このような比較回路3の出力信号に発振現象が発
生する可能性のあるときにのみ振幅制限を行なうことに
より、急激に内部電源電圧VCIが変化しても高速でこ
の内部電源電圧を安定状態に復帰させることができる。
内部電源電圧VCIの変化が小さいかまたはその変化速
度が緩やかな場合には、ノード6の電圧レベルの変化は
小さいかまたは緩やかであり、この場合には、比較回路
3の出力信号の振幅制限を行なわないことにより、この
内部電源電圧VCIの変化に追随してドライブトランジ
スタ2のコンダクタンスを調整することができ、この変
化した内部電源電圧VCIを安定状態へ高速で復帰させ
ることができる。この構成により、高周波応答特性(内
部電源電圧VCIが急激に変化したときの応答特性)お
よび直流特性(内部電源電圧VCIが緩やかに変化する
ときの応答特性)いずれにも優れた内部降圧回路(内部
電源電圧発生回路)を実現することができる。
Sトランジスタを用いる場合、これらのMOSトランジ
スタの電流駆動力と比較回路3のノード6の充放電を行
なう出力段の構成要素であるMOSトランジスタの電流
駆動力との関係は、比較回路7の動作速度(または動作
特性)に応じて決定される。これは先に図5を参照して
説明した抵抗値R1,R2,RuおよびRdの関係と同
様である。 [変更例1]図13は、この発明の第1の実施例の第1
の変更例の内部降圧回路の構成を示す図である。図13
に示す構成においては、抵抗素子Z1とノード6との間
に期間制御信号/ENに応答してオン状態となるpチャ
ネルMOSトランジスタP4が設けられ、またノード6
と抵抗素子Z2との間に期間前制御号ENに応答してオ
ン状態となるnチャネルMOSトランジスタN4が設け
られる。期間制御信号/ENおよびENは互いに相補な
信号である。この期間制御信号/ENおよびENは、負
荷回路7が動作する期間を定める信号であればよい。た
とえば、この内部降圧回路が半導体記憶装置に適用され
る場合には、この期間制御信号/ENとして、ロウアド
レスストローブ信号/RASまたはチップセレクト信号
/CSを利用することができる。
期間制御信号ENに応答して活性化される電流源として
のnチャネルMOSトランジスタN5を含むように示さ
れる。比較回路3は、外部電源ノード1に与えられる外
部電源電圧VCEを一方動作電源電圧として動作し、基
準電圧Vrefと内部電源電圧VCIを比較するが、こ
の比較回路3は、後にその構成は詳細に説明するが、カ
レントミラー型差動増幅回路の構成を備えており、この
カレントミラー型差動増幅回路の電流源としてMOSト
ランジスタN5が動作する。したがって期間制御信号E
Nが非活性状態のLレベルのときには、比較回路3の出
力信号は外部電源電圧VCEレベルとなる。次に図13
に示す構成の動作についてその動作波形図である図14
を参照して説明する。期間制御信号ENおよび/ENが
非活性状態のLレベルおよびHレベルにそれぞれあると
きには、MOSトランジスタP4およびN4はともにオ
フ状態であり、ノード6は、抵抗素子Z1およびZ2か
ら分離される。したがって、この状態においては、外部
電源ノード1から接地ノードVSSへ流れる電流の経路
は遮断され、電流消費が防止される。また、比較回路3
においては、MOSトランジスタN5がオフ状態にさ
れ、比較回路3は非活性状態にあり、その出力信号は外
部電源電圧VCEレベルである。したがって、ノード6
の電圧レベルは外部電源電圧VCEレベルになり、ドラ
イブトランジスタ2もオフ状態になる。この期間は、ス
タンバイ期間であり、負荷回路7は動作せず、したがっ
て内部電源電圧VCIはほとんど使用されず(負荷回路
7におけるスタンバイ電流による電流消費が存在するだ
けである)、内部電源電圧VCIはほぼ一定値を維持す
る。
信号ENおよび/ENが活性状態のHレベルおよびLレ
ベルにそれぞれ設定される。これによりMOSトランジ
スタP4、N4、およびN5がオン状態となり、ノード
6の電圧レベルが抵抗素子Z1およびZ2の抵抗分割に
より低下する。この状態においても、ドライブトランジ
スタ2はほぼオフ状態を維持する。アクティブサイクル
において負荷回路7が動作すると、内部電源電圧VCI
の電圧レベルが低下し、応じてノード6の電圧レベルが
低下し、ドライブトランジスタ2を介して外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ電流が供給される。この内部電
源電圧VCIの電圧レベルの調整時における抵抗素子Z
1およびZ2の機能は、先に説明したものと同様であ
る。期間制御信号ENおよび/ENにより、内部電源電
圧VCIが変化する期間のみ抵抗素子Z1およびZ2を
ノード6に接続するこにとより、この経路における消費
電流を低減することができる。この期間制御信号EN、
/ENは、負荷回路7が動作する期間を決定する信号で
あればよく、負荷回路7はこの期間制御信号ENおよび
/ENに直接応答して動作しなくてもよい。また抵抗素
子Z1およびZ2としてはし、先に図7ないし図11に
示した具体的構成のいずれをも利用することができる。
実施例の第2の変更例を示す図である。図15に示す構
成においては、期間制御信号/ENに応答してオン状態
となるpチャネルMOSトランジスタP6が抵抗素子Z
1の一方端と外部電源ノード1との間に設けられ、また
期間制御信号ENに応答してオン状態となるnチャネル
MOSトランジスタN6が抵抗素子Z2の一方端と接地
ノードVSSの間に設けられる。抵抗素子Z1およびZ
2のそれぞれの他方端はノード6に接続される。他の構
成は、図13に示す構成と同じである。この図15に示
す構成のように、抵抗素子Z1およびZ2をそれぞれ期
間制御信号/ENおよびENに従って外部電源ノード1
および接地ノードVSSから分離する構成としても図1
3に示す構成と同様に、スタンバイ時(期間制御信号E
Nおよび/ENの非活性時)における抵抗素子Z1およ
びZ2の電流消費を防止することができ、低消費電流の
内部降圧回路を実現することができる。以上のように、
この発明の第1の実施例に従えば、ドライブトランジス
タの電流供給量を調整する比較回路の出力信号の振幅を
抑制するように構成したため、ドライブトランジスタ2
のゲート電位が大きく変動し、ドライブトランジスタ2
を介して大きな電流が内部電源線5上へ伝達されて内部
電源電圧が大きく変動することにより発生する内部電源
電圧VCIのオーバーシュートおよびアンダーシュート
が防止され、また内部電源電圧VCIの変化に高速で応
答してこの内部電源電圧VCIを所定の電圧レベルに復
帰させることができる。
て、必要な期間のみ出力制限用の抵抗素子に電流を流す
構成とすることにより、振幅制限のための消費電流を低
減することができる。 [実施例2]図16は、この発明に従う内部降圧回路の
第2の実施例の構成を示す図である。図16に示す構成
においては、活性制御信号ENAに応答してノード6の
電圧レベルを降下させる電圧降下手段10が設けられ
る。活性制御信号ENAは負荷回路7の活性タイミング
を決定する。次のこの図16に示す内部降圧回路の動作
をその動作波形図である図17を参照して説明する。期
間制御信号(アクティブ信号)ENが活性状態のHレベ
ルとなると比較回路3が活性化される。この状態におい
てはまだ活性制御信号ENAは非活性状態のLレベルで
あり、電圧降下手段10は非活性状態にあり、また負荷
回路7も動作せず、スタンバイ状態を維持している。ド
ライブトランジスタ2は、比較回路3の出力信号に従っ
て電流Isを内部電源線5へ供給する。このとき、負荷
回路7においては、スタンバイ電流が流れる。
となると、電圧降下手段10が活性化され、ノード6の
電圧レベルを低下させる。これにより、ドライブトラン
ジスタ2のコンダクタンスが大きくなり、電流Isが増
加する。負荷回路7がまたこの活性制御信号ENAに応
答して活性化され、内部電源線5から電流ILを消費す
る。この負荷回路7が消費する電流ILは、ドライブト
ランジスタ2から供給される。ドライブトランジスタ2
が供給する電流Isが負荷回路7が消費する動作電流I
Lと等しい場合には、内部電源線5上の内部電源電圧V
CIは変化せず一定値を保持する。ドライブトランジス
タ2が供給する電流Isが負荷回路7が消費する電流I
Lよりも小さくなった場合には、内部電源線5上の内部
電源電圧VCIが低下する。この場合には、比較回路3
の出力信号がLレベルへ変化し、ドライブトランジスタ
2のコンダクタンスをより大きくし、電流Isを増加さ
せる。したがって、負荷回路7の動作開始時にこれと同
期して電圧降下手段10を活性化させてノード6の電圧
レベルを低下させることにより、内部電源電圧VCIが
急激に低下するのを防止することができ、内部電源電圧
VCIを一定の電圧レベルに保持することができる。
は、この発明の第2の実施例の第1の具体的構成を示す
図である。図18に示す構成においては、電圧降下手段
10は、ノード6と接地ノードVSSの間に直列に接続
されるnチャネルMOSトランジスタN6とpチャネル
MOSトランジスタP8を含む。nチャネルMOSトラ
ンジスタN7は、その一方導通端子がノード6に接続さ
れ、そのゲートに活性制御信号ENAを受ける。pチャ
ネルMOSトランジスタP8は、そのソースがnチャネ
ルMOSトランジスタN7の他方導通端子に接続され、
そのゲートおよびドレインが接地ノードVSSに接続さ
れる。次に動作について説明する。活性制御信号ENA
が非活性のLレベルのとき、MOSトランジスタN7は
オフ状態にあり、ノード6は比較回路3の出力信号の電
圧レベルにある。すなわち信号ENAがLレベルにあれ
ば、ノード6の電圧レベルは外部電源電圧VCEレベル
であり、信号ENAがHレベルのときには、ノード6の
電圧レベルは内部電源電圧VCIと基準電圧REFとの
関係に従って決定される電圧レベルに設定される。
となると、MOSトランジスタN7はオン状態となり、
ノード6は、MOSトランジスタN7およびP8を介し
て放電され、電圧レベルが低下する。これにより、ドラ
イブトランジスタ2のコンダクタンスが増大し、外部電
源ノード1から内部電源線5へ供給される電流が増加す
る。負荷回路7は、また活性制御信号ENAに応答して
活性化され、内部電源線5から電流を消費する。この負
荷回路7の消費電流の急激な増大は、ドライブトランジ
スタ2を介して供給される電流により補償されるため、
内部電源線5上の内部電源電圧VCIの急激な変化は抑
制される。このとき、ドライブトランジスタ2を介して
供給される電流は、負荷回路7の消費電流の最大値より
も小さくされる。ドライブトランジスタ2が供給する電
流が負荷回路7が消費する電流よりも大きく、内部電源
線5上の内部電源電圧VCIの電圧レベルが不必要に上
昇するのを防止するためである。負荷回路7の動作に従
って、内部電源電圧VCIの電圧レベルが低下すると比
較回路3の出力信号の電圧レベルが低下する。これに応
じてドライブトランジスタ2の供給電流量も大きくされ
る。負荷回路7の動作の初期時にドライブトランジスタ
2を介して比較的大きな電流を供給しているため、内部
電源電圧VCIの急激な変化が抑制され、比較回路3の
出力信号はこの内部電源電圧VCIの変化に追随してド
ライブトランジスタ2のコンダクタンスを調整する。ノ
ード6の電圧レベルが低下すると、MOSトランジスタ
P8のゲート−ソース間電圧が小さくなり、MOSトラ
ンジスタP8を介して流れる電流量が低下する。これに
より、電圧降下手段10の影響の度合が小さくされ、比
較回路3の出力信号に従ってドライブトランジスタ2の
コンダクタンスが調整される。この構成により、負荷回
路7の動作開始時における内部電源電圧VCIの急激な
低下を防止することができるのみならず、必要以上の大
きな電流が供給され、内部電源電圧VCIがオーバーシ
ュートするのを防止することができる。
ネルMOSトランジスタP8が用いられているが、nチ
ャネルMOSトランジスタが用いられてもよい。 [電圧降下手段の具体的構成2]図19は、図16に示
す電圧降下手段の第2の具体的構成を示す図である。図
19において、電圧降下手段10は、並列に接続される
キャパシタC1および抵抗R5と、活性制御信号ENA
に応答してキャパシタC1および抵抗R5をノード6に
接続するnチャネルMOSトランジスタN8を含む。抵
抗R5は比較的大きな抵抗値を有しており、プルダウン
抵抗として機能する。すなわち、抵抗R5は、MOSト
ランジスタN8のオフ状態時において、キャパシタC1
の充電電位を接地電位VSSレベルに放電する機能を主
として備える。次に動作について説明する。活性制御信
号ENAが非活性状態のLレベルのとき、MOSトラン
ジスタN8はオフ状態にある。この状態において、キャ
パシタC1の一方電極は抵抗R5を介して接地電位VS
Sレベルに放電される。活性制御信号ENAが活性状態
のHレベルとなるとMOSトランジスタN8がオン状態
となり、ノード6は接地電位レベルに放電されていたキ
ャパシタC1の一方電極に接続される。これにより、ノ
ード6からキャパシタC1へ電流が流れ込み、ノード6
の電位が低下する。このノード6の電位低下に従ってド
ライブトランジスタ2のコンダクタンスが大きくされ、
外部電源ノード1から内部電源線5への供給電流が増加
する。ノード6の低下した電位は、比較回路3の出力信
号により充電され、この比較回路3の出力信号とほぼ同
じ電圧レベルにまでキャパシタC1の一方電極が充電さ
れる。ここで抵抗R5の電圧降下機能はすべて無視して
いる。これにより、ドライブトランジスタ2は、負荷回
路7の動作開始時において急激に増加する電流に対応し
て大きな電流を内部電源線5へ供給することができる。
これにより、内部電源電圧VCIの急激な低下を防止す
ることができ、負荷回路7の動作時において、内部電源
電圧VCIの変化に追随して比較回路3の出力信号に従
って内部電源電圧VCIを一定の電圧レベルに高速で回
復させることができる。
MOSトランジスタN8がオフ状態とされ、このキャパ
シタC1の一方電極に充電された電圧は再び抵抗R5を
介して接地電圧VSSレベルに放電される。この図19
に示す構成によれば、負荷回路7の動作開始時において
瞬間的にノード6の電位を低下させることができ、急激
に増大する負荷回路7の消費電流を補償するようにドラ
イブトランジスタ2のコンダクタンスを調整することが
でき、内部電源電圧VCIの急激な変化を抑制すること
ができ、安定に内部電源電圧VCIを生成することがで
きる。 [第2の実施例の具体的構成3]図20は、図16に示
す電圧降下手段の第3の具体的構成を示す図である。図
20においては、電圧降下手段10は、活性制御信号/
ENAを受ける一方電極と、ノード6に接続される他方
電極とを有するキャパシタC2を備える。活性制御信号
/ENAは信号ENAと相補な信号であり、活性時にL
レベルとされる。キャパシタC2は、容量結合により、
活性制御信号/ENAをノード6に伝達する。次に図2
0に示す構成の動作についてその動作波形図である図2
1を参照して説明する。
は、ノード6は、比較回路3の出力信号のレベルに応じ
た電圧レベルになる。負荷回路7が活性制御信号ENA
に応答して動作するとき、活性制御信号/ENAが活性
状態のLレベルとなり、ノード6の電圧レベルを低下さ
せる。このノード6の電圧の低下量は、ノード6に付随
する寄生容量とキャパシタC2の容量値により決定され
る。このノード6の電圧降下に従ってドライブトランジ
スタ2のコンダクタンスが大きくなりこのドライブトラ
ンジスタ2を介して流れる電流Isが急激に増加する。
これにより、負荷回路7が動作し、この電流ILも増加
し内部電源電圧VCIの急激な低下が抑制されて(図2
1において内部電源電圧VCIの変化を破線で示す)内
部電源電圧VCIは緩やかに変化する。ノード6の電圧
レベルはキャパシタC2の容量結合により低下した後、
比較回路3の出力信号の電圧レベルに対応する電圧レベ
ルにノード6が復帰し、ドライブトランジスタ2は、比
較回路3の出力信号に従ってそのコンダクタンスが調整
される。これにより、負荷回路7の動作開始時における
消費電流ILによる内部電源電圧VCIの急激な変化を
抑制することができ、安定に内部電源電圧VCIを所定
の電圧レベルに維持することができる。
備える。すなわち、負荷回路7の動作が完了して活性制
御信号/ENAが非活性状態のHレベルに立上がると
き、キャパシタC2の容量結合によりノード6の電圧レ
ベルが上昇する。これにより、ドライブトランジスタ2
のコンダクタンスが急激に低下し、供給電流Isが低下
する。負荷回路7の動作が停止し、その消費電流ILが
急激に減少した場合において、応じてドライブトランジ
スタ2が供給する電流Isを低減することができ、過剰
な電流が外部電源ノード1から内部電源線5へ供給され
るのを抑制することができ、内部電源線5上の内部電源
電圧VCIのオーバーシュートを抑制することができ
る。これにより、負荷回路7の動作完了時における内部
電源電圧VCIの電圧レベルの変動を防止することがで
きる。なお、図18ないし図20に示す構成において、
信号ENとENAは同じ信号であってもよい。たとえば
DRAMにおいて、信号ENおよびENAとしてロウア
ドレスストローブ信号RASまたはコラムアドレススト
ローブ信号CASが利用されてもよい。高周波動作する
列選択回路または行選択回路に対する内部電源電圧VC
Iを安定に一定電圧レベルに保持することができる。
は、図16に示す電圧降下手段の第4の具体的構成を示
す図である。図22においては比較回路3の具体的構成
も併せて示す。比較回路3は、その一方導通端子が外部
電源ノード1に接続され、その他方導通端子がノード1
1に接続されるpチャネルMOSトランジスタP10
と、その一方導通端子が外部電源ノード1に接続され、
その他方導通端子がノード12に接続されるpチャネル
MOSトランジスタP11と、その一方導通端子がノー
ド11に接続され、その他方導通端子がノード13に接
続され、そのゲートが内部電源線5に接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタN10と、その一方導通端子が
ノード12に接続され、その他方導通端子がノード13
に接続され、そのゲートに基準電圧Vrefを受けるn
チャネルMOSトランジスタN11と、ノード13と接
地ノードVSSの間に接続され、そのゲートに期間制御
信号ENを受けるnチャネルMOとトランジスタN5を
含む。MOSトランジスタP10はそのゲートにpチャ
ネルMOSトランジスタP11のゲートに接続されかつ
ノード11に接続される。MOSトランジスタP10お
よびP11はカレントミラー回路を構成する。
3の間に直列に接続されるnチャネルMOSトランジス
タN20およびN21を含む。nチャネルMOトランジ
スタN20のゲートへは基準電圧Vrefが与えられ、
MOSトランジスタN21のゲートへは活性制御信号E
NAが与えられる。負荷回路7は、この活性制御信号E
NAの相補な信号/ENAに応答して活性化されて所定
の動作を実行する。次に動作についてその動作波形図で
ある図23を参照して説明する。ただし、図23におい
ては、制御信号ENは示していない。制御信号ENが非
活性状態のLレベルの場合、MOSトランジスタN5は
オフ状態であり、ノード6から接地ノードVSSへの電
流経路および外部電源ノード1から接地ノードVSSへ
の電流経路は遮断される。したがって、ノード6は、M
OSトランジスタP11を介して外部電源電圧VCEレ
ベルに充電される(外部電源ノード1とノード12の間
で電流が流れないため、ノード12の電圧レベルは外部
電源ノード1の電圧レベルに等しくなる)。信号ENが
活性状態のHレベルとなると、MOSトランジスタN5
がオン状態とされて比較回路3が活性化され、ノード6
上の電圧レベルが基準電圧Vrefと内部電源電圧VC
Iの関係に対応した電圧レベルに設定される。今、活性
制御信号ENAがLレベルの状態を考える。このとき、
内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefよりも高い場合
には、MOSトランジスタN10のコンダクタンスがM
OSトランジスタN11のコンダクタンスよりも高くな
り、MOSトランジスタN10を介して流れる電流がM
OSトランジスタN11を介して流れる電流よりも多く
なる。このMOSトランジスタN10へは、MOSトラ
ンジスタP10から電流が供給される。ノード11の電
圧レベルはこのMOSトランジスタP10が供給する電
流の増加に従って低下する(MOSトランジスタのドレ
イン電流の自乗特性に従って)。応じて、MOSトラン
ジスタP11のゲート電位が低下し、MOSトランジス
タP11には、MOSトランジスタP10を介して流れ
る電流のミラー電流が流れる。MOSトランジスタP1
0およびP11のサイズが等しい場合には、MOSトラ
ンジスタP10およびP11に同じ大きさの電流が流れ
る。これにより、ノード12の電位が上昇し、ドライブ
トランジスタ2のコンダクタンスが小さくされる。
efよりも低い場合には、MOSトランジスタN10の
コンダクタンスがMOSトランジスタN11のコンダク
タンスよりも小さくなる。これにより、MOSトランジ
スタP10が供給する電流が低減され、応じてMOSト
ランジスタP11が供給する電流が低減され、ノード1
2が、MOSトランジスタN11およびN5を介して放
電され、その電圧レベルが低下する。これによりドライ
ブトランジスタ2のコンダクタンスが上昇する。すなわ
ちこの比較回路3は、基準電圧Vrefと内部電源電圧
VCIを差動的に増幅するカレントミラー型差動増幅回
路の構成を備える。次に、活性制御信号ENAが活性状
態のHレベルとなった状態を考える。このときには、M
OSトランジスタN21がオン状態とされ、MOSトラ
ンジスタN11およびN20が並列に接続される。MO
SトランジスタN11およびN20が同じサイズを有す
る場合、等価的に、MOSトランジスタN11の電流供
給量が2倍にされた状態に等しくなり、比較回路3にお
いては基準電圧Vrefに対してオフセットがかけられ
た状態に等しくなる。すなわち、MOSトランジスタN
10を介して流れる電流Iは、MOSトランジスタP1
0を介して供給される。同じ大きさの電流IがMOSト
ランジスタP11を介してMOSトランジスタN11お
よびN20に供給される。したがって、MOSトランジ
スタN11およびN20は電流I/2をそれぞれ流すだ
けである。MOSトランジスタN10のコンダクタンス
がMOSトランジスタN11およびN20のコンダクタ
ンスよりも大きくなったとき、ドライブトランジスタ2
がオフ状態となるのは、このMOSトランジスタN10
を介して流れる電流が、信号ENAが非活性状態のとき
に流れる電流の2倍の値に設定されたときである。した
がって、ドライブトランジスタ2がオフ状態となる内部
電源電圧VCIの電圧レベルは上昇する。これは、基準
電圧Vrefを上昇させたことと等価である。同様に、
MOSトランジスタN10のコンダクタンスがMOSト
ランジスタN11およびN20のコンダクタンスよりも
小さくされたときでも、ノード12(ノード6)はMO
SトランジスタN11およびN20を介して放電される
ため、信号ENAが非活性状態のときに比べて2倍の速
度でノード6の電位が低下し、内部電源5へ電流が供給
される。したがって、内部電源電圧VCIは基準電圧V
refよりも高い電圧レベルに維持されることになる。
これはたとえば内部電源電圧VCIと基準電圧Vref
とが等しいときでも、MOSトランジスタN10を介し
て流れる電流の大きさの1/2の電流がMOSトランジ
スタN11およびN20それぞれを介して流れ、MOS
トランジスタN11,N20の電流駆動力よりも小さな
電流がこれらに供給されるだけであり、ノード12の電
圧レベルが低下するため、ドライブトランジスタ2のコ
ンダクタンスは小さくされ、内部電源線5へ電流が供給
されて内部電源電圧VCIの電圧レベルが上昇すること
からも内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefよりも高
い電圧レベルに維持されることが理解できる。すなわ
ち、内部電源電圧VCIは、MOSトランジスタN11
およびN20がそれぞれ流すことのできる電流の2倍の
電流をMOSトランジスタN10を介して流す電圧レベ
ルに維持される。
となり、一方、活性制御信号/ENAが活性状態となる
と、負荷回路7が動作し、所定の信号線の電圧レベルを
内部電源電圧VCIの電圧レベルにまで上昇させる。こ
のとき、負荷回路7は、通常よりも高い電圧レベルにプ
リチャージされ内部電源線5から電流を使用して内部信
号線を所定の電圧レベルに充電している。したがって、
内部電源電圧VCIが所定の電圧レベルよりも低下する
のが防止される。これにより、内部電源電圧VCIの電
圧レベルが急激に低下するのが防止され、内部電源電圧
VCIを安定に所定の電圧レベルに維持することができ
る。次に、この図22に示す負荷回路の具体的構成につ
いて説明する。図24(A)は、DRAMのセンスアン
プ部の構成を概略的に示す図である。DRAMにおいて
は、1列のメモリセルが接続されるビット線対BLおよ
び/BLに対しnチャネルMOSトランジスタで構成さ
れるNセンスアンプNSAと、pチャネルMOSトラン
ジスタで構成されるPセンスアンプPSAが設けられ
る。NセンスアンプNSAはセンスアンプ活性信号SN
に応答して活性化され、ビット線対BLおよび/BLの
低電位のビット線の電位を接地電圧VSSレベルに放電
する。PセンスアンプPSAはセンスアンプ活性化信号
SPに応答して活性化され、ビット線対BLおよび/B
Lの高電位のビット線を内部電源電圧VCIレベルに充
電する。
線WLとビット線BLの交差部に対応してメモリセルM
Cが配置される状態が一例として示される。DRAMの
メモリセルMCは、周知のごとく、電荷を格納するメモ
リキャパシタと、ワード線WL上の信号電位に応答して
このメモリキャパシタを対応のビット線BLに接続する
アクセストランジスタとを備える。このPセンスアンプ
PSAが図22に示す負荷回路7に対応する。センスア
ンプ活性化信号SPが活性制御信号ENAに対応する。
次にこの図24(A)に示す回路の動作をその動作波形
図である。図24(B)を参照して説明する。DRAM
においては、ロウアドレスストローブ信号/RAS(図
20に示す信号ENに対応)がLレベルに低下すると、
メモリサイクルが始まる。信号/RASの立下がりに応
答してDRAM内部において行選択動作が行なわれ、選
択されたワード線WLの電位が上昇する。このとき、セ
ンスアンプ活性化信号SNおよびSPはそれぞれ非活性
状態のLレベルおよびHレベルである。選択されたワー
ド線WLの電位が上昇すると、この選択されたワード線
WLに接続されるメモリセルMCの記憶するデータが対
応のビット線BL(または/BL)に伝達される。
性状態のHレベルとされ、NセンスアンプNSAが活性
化され、ビット線BLおよび/BLの低電位のビット線
の電位を接地電圧VSSレベルに放電する。次いで、セ
ンスアンプ活性化信号SPが活性化され、高電位のビッ
ト線の電位を内部電源電圧VCIレベルに上昇させる。
この信号/RASの立下がりからセンスアンプ活性化信
号SPの活性状態までの期間において、内部電源線5上
の電源電圧VCIが所定の電圧レベルよりも高くされ
る。これにより、ビット線BLまたは/BLの充電を高
速に行なうことができるとともに(内部電源電圧VCI
の電圧レベルが昇圧されている)、このPセンスアンプ
PSAの動作時における内部電源電圧VCIの急激な低
下を防止することができる。これにより、安定なセンス
動作を保証することができる。なお上述の説明におい
て、内部電源電圧VCIが所定の電圧レベルよりも上昇
されるプリブースト期間は、信号/RASの活性状態か
らセンスアンプ活性化信号SPの活性状態までの期間と
している。しかしながらこれは、適用される半導体記憶
装置の構成において適当に設定されればよく、ビット線
BLおよび/BLのイコライズ動作完了後(信号/RA
Sの立下がりに応答してビット線BLおよび/BLのイ
コライズが行なわれる場合またはメモリサイクル完了後
信号/RASの立上がりにより発生されるイコライズ信
号によるビット線BLおよび/BLの電位のイコライ
ズ)からセンスアンプPSAの活性化(リストア動作)
までの期間がプリブースト期間とされてもよい。センス
アンプPSAが非活性状態の期間であればよい。
従えば、負荷回路が動作し、内部電源電圧VCIの電圧
レベルが低下すると予測される期間においてのみドライ
ブトランジスタのゲート電位を強制的に低下させてドラ
イブトランジスタのコンダクタンスを大きくしているた
め、負荷回路が動作し、その消費電流が急激に増大して
も、安定に内部電源電圧を所定の電圧レベルに保持する
ことができる。 [実施例3]図25は、この発明に従う内部電源電圧発
生回路の第3の実施例の構成を示す図である。図25に
示す構成においては、内部電源線5には、ドライブトラ
ンジスタ2とは別に、活性制御信号/ENに応答して内
部電源線5を所定の電圧レベルに充電する充電回路20
が設けられる。この活性制御信号/ENは、負荷回路7
へ与えられる活性制御信号ENと相補な信号である。す
なわち充電回路20は、負荷回路7が非活性状態のとき
に内部電源線5の電圧レベルを所定電圧レベル(内部電
源電圧VCIよりも高い電圧レベル)に充電する。この
内部電源線5は、実施例1および2の場合と同様、ドラ
イブトランジスタ2および比較回路3により一定の電圧
レベルに保持される。次にこの図25に示す構成の動作
について、図26に示す信号波形図を参照して説明す
る。
ルのとき、活性制御信号/ENが活性状態のHレベルに
あり、充電回路20は、内部電源線5を所定の電圧レベ
ル(内部電源電圧VCIよりも高い電圧レベル)に充電
する。このとき、比較回路3は、また活性制御信号EN
により非活性状態に維持されてもよく、また活性状態と
されていても、内部電源線5上の電源電圧VCIが基準
電圧Vrefよりも高い電圧レベルであり、比較回路3
は、ドライブトランジスタ2をオフ状態に維持する。活
性制御信号ENが活性状態のHレベルとなると、負荷回
路7が所定のタイミングで動作する。このときまた充電
回路20は、信号/ENが非活性状態となり、内部電源
線5の充電動作を停止する。負荷回路7がこの活性制御
信号ENに応答して所定のタイミングで動作し、駆動す
べき信号線SGを内部電源電圧VCIの電圧レベルにま
で上昇させる。この信号線SGの電圧上昇は、内部電源
線5から電流を信号線SGへ供給することにより実現さ
れる。このとき、充電回路20により、内部電源線5上
の電圧レベルは所定の電圧レベル(Vref)よりも高
く設定されており、負荷回路7の動作時(信号線SGの
充電動作時)において内部電源線5から急激に電流が信
号線SGに流出しても、内部電源線5上の電源電圧VC
Iはこの充電回路20により充電された昇圧レベルから
その電圧レベルが低下するため、負荷回路7の動作時に
おける電源電圧VCIの電圧レベルの急激な低下を防止
することができる。特に、図26において斜線で示す領
域において使用される電流量が同じであれば、内部電源
電圧VCIは、負荷回路7の動作時において所定の基準
電圧Vrefの電圧レベルにまで低下するだけであり、
内部電源電圧VCIの基準電圧Vref以下の低下を防
止することができる。負荷回路7の活性期間中、比較回
路3およびドライブトランジスタ2により内部電源線5
上の電源電圧VCIは一定の電圧レベル(Vref)に
維持される。
り、負荷回路7の動作が完了すると、再び充電回路20
が制御信号/ENに応答して活性化され、内部電源線5
を一定の電圧レベル(Vref)よりも高い電圧レベル
に内部電源線5を充電する。上述の一連の動作により、
充電回路20により、内部電源線5を基準電圧Vref
以上の所定の電圧レベルに充電しておけば、負荷回路7
の動作開始直後に消費される動作電流に起因する内部電
源電圧VCIの電圧レベルの急激な低下を防止すること
ができる。図27は、図25に示す負荷回路の具体的構
成を示す図である。図27において、負荷回路として、
DRAMにおけるセンスアンプおよびセンスアンプ活性
化回路を示す。DRAMにおいては、図24に示す構成
と同様、ビット線BLおよび/BLに対しpチャネルM
OSトランジスタP31およびP32で構成されるPセ
ンスアンプPSAならびにnチャネルMOSトランジス
タN31およびN32で構成されるNセンスアンプNS
Aが設けられる。MOSトランジスタP31およびP3
2はそのゲートおよびドレインが交差結合され、MOS
トランジスタN31およびN32はゲートおよびドレイ
ンが交差結合される。
に、信号/RASに応答して所定のタイミングでセンス
アンプ活性化信号/SOを活性状態とする(Lレベルと
する)Pセンスアンプ活性化回路30と、このセンスア
ンプ活性化信号/SOに応答してPセンスアンプPSA
へ内部電源線5c上の内部電源電圧VCIを伝達するp
チャネルMOSトランジスタP33が設けられる。Nセ
ンスアンプNSAに対しても、信号/RASに応答して
所定のタイミングでセンスアンプ活性化信号SOを活性
状態(Hレベル)とするNセンスアンプ活性化回路31
と、センスアンプ活性化信号SOに応答して接地電圧V
SSをNセンスアンプNSAへ伝達するnチャネルMO
SトランジスタN33が設けられる。Pセンスアンプ活
性化回路30に対しては、内部電源線5aを介して内部
電源電圧VCIが伝達され、Nセンスアンプ活性化回路
31に対しては、内部電源線5bを介して内部電源電圧
VCIが伝達される。この内部電源線5aおよび5bは
同じ配線であってもよく、また異なる配線であってもよ
い。次にこの図27に示す構成の動作についてその動作
波形図である図28を参照して説明する。信号/RAS
がHレベルのとき、内部電源線5a、5bおよび5cは
図示しない充電回路により基準電圧Vrefよりも高い
電圧レベルに充電される。ビット線BLおよび/BLは
所定の中間電圧(VCI/2)の電圧レベルにプリチャ
ージされている。
動作が始まる。すなわち、図示しないワード線が選択さ
れ、このワード線に接続されるメモリセルのデータがビ
ット線BLまたは/BL上に伝達される。一方のビット
線の電圧がその選択されたメモリセルの記憶データに従
って変化し、他方のビット線はプリチャージ電圧VCI
/2を維持する。所定のタイミングで、Nセンスアンプ
活性化回路31がセンスアンプ活性化信号SOを活性状
態のHレベルとする。これによりMOSトランジスタN
33がオン状態となり、ビット線BLおよび/BLのう
ち低電位のビット線が接地電圧VSSレベルに放電され
る。このNセンスアンプ活性化回路31がセンスアンプ
活性化信号SOを活性状態とするとき、内部電源線5b
上の内部電源電圧VCIを使用する(すなわち、内部電
源線5bから電流を使用してセンスアンプ活性化信号S
Oを伝達する信号線上へ電流を供給する)。このとき、
内部電源線5b上の電源電圧VCIは所定の電圧レベル
(Vrefレベル)よりも高い電圧レベルに充電されて
いるため、高速でセンスアンプ活性化信号SOを立上げ
ることができるとともに、この内部電源線5b上の電源
電圧VCIの電圧レベルが急激に低下するのを防止する
ことができる。
センスアンプ活性化信号/SOを活性状態のLレベルと
する。それにより、MOSトランジスタP33がオン状
態となり、内部電源線5c上の内部電源電圧VCIがビ
ット線BLおよび/BLのうちの高電位のビット線へ伝
達される(すなわち内部電源線5cから高電位のビット
線へ電流が供給される)。この場合においても、内部電
源線5c上の電源電圧VCIは一定の電圧レベル(Vr
efレベル)よりも高い電圧レベルに昇圧されているた
め、このビット線充電に伴う内部電源電圧VCIの電圧
レベルの基準電圧Vref以下への低下を防止すること
ができ、急激な内部電源電圧VCIの低下を防止するの
みならず、高電位のビット線をその高電圧により高速で
内部電源電圧VCIレベルにまで充電する。以後、図示
しない列選択回路が信号/CAS(コラムアドレススト
ローブ信号)に従って動作し、選択された列上のメモリ
セルに対するデータの書込/読出が行なわれる。メモリ
サイクルが完了すると、信号/RASが非活性状態のH
レベルとなり、センスアンプ活性化信号/SOおよびS
OがそれぞれLレベルおよびHレベルの非活性状態とさ
れる。このとき、また再び内部電源線5a,5bおよび
5cの充電動作が開始される。内部電源線5a〜5cの
充電動作の開始および完了は、信号/RASにより決定
されてもよく、またセンスアンプ活性化信号/SO、お
よびSOに従って決定されてもよい。
は、センスアンプ活性化信号SNおよびSPがそれぞれ
接地電圧VSSと内部電源電圧VCIの電圧レベルを維
持している。センスアンプ活性化信号SPおよびSN
は、これに代えて、非活性時に中間電圧VCI/2の電
圧レベルに保持されてもよい。Pセンスアンプ活性化回
路30に対する内部電源電圧VCIを昇圧するのは、セ
ンスアンプ活性化信号SPを内部電源線5C上の内部電
源電圧VCIと同一の電圧レベルとし、MOSトランジ
スタP33を確実にオフ状態とするためである。次に充
電回路の具体的構成について説明する。 [充電回路の具体的構成1]図29は、図25に示す充
電回路20の第1の具体的構成を示す図である。図29
において、充電回路20は、活性制御信号/ENAに応
答して導通し、外部電源ノード1から外部電源電圧VC
Eを内部電源線5へ伝達するnチャネルMOSトランジ
スタN35と、内部電源線5と接地ノードVSSの間に
接続されるタンク容量C10を含む。内部電源線5上の
内部電源電圧VCIを使用する負荷回路7は、活性前記
信号ENAに応答して活性化される。負荷回路7の非活
性時には、MOSトランジスタN35がオン状態とな
り、その固有のオン抵抗により内部電源線5へ電流を供
給し、タンク容量C10を外部電源電圧VCEレベルに
充電する。負荷回路7が活性制御信号ENAに応答して
活性化されるときには、MOSトランジスタN35はオ
フ状態であり、タンク容量C10の充電は停止される。
負荷回路7は、このタンク容量C10に充電された電荷
をその動作開始時に使用して内部回路(信号線)を所定
の電圧レベルへ駆動する。タンク容量C10の容量値と
して、負荷回路7が駆動する信号線の寄生容量と同じ大
きさであれば、内部電源電圧VCIは比較回路3および
ドライブトランジスタ2により設定される基準電圧Vr
efの電圧レベルを維持する。なお、活性制御信号/E
NAはHレベルは外部電源電圧VCEレベルである。タ
ンク容量C10の容量は、以下のようにして求めること
ができる。今、一例として、負荷回路7の接地電圧VS
Sレベルの容量Caを基準電圧Vrefに充電させる動
作を考える。この場合には、負荷回路7において使用さ
れる電荷量は、Ca・Vrefで与えられる。一方、タ
ンク容量C10において消費される電荷はC10・(V
CE−Vref)で与えられる。これらが等しいことか
ら、 C10=Ca・Vref/(VCE−Vref) が得られる。この式を満足するようにタンク容量C10
の容量値を設定することにより、内部電源電圧VCIが
基準電圧Vref以下に低下するのを防止することがで
きる。
25に示す充電回路20の第2の具体的構成を示す図で
ある。図30において、充電回路20は、活性制御信号
ENAに応答して外部電源ノード1から内部電源線5へ
外部電源電圧VCEを伝達するpチャネルMOSトラン
ジスタP35と、内部電源線5と接地ノードVSSの間
に接続されるタンク容量C10を含む。タンク容量C1
0は、内部電源線5上の電圧レベルまで充電される。こ
の図30に示す構成は、図29に示す構成とnチャネル
MOSトランジスタN35に代えて、pチャネルMOS
トランジスタP35が用いられている点においてのみ異
なっている。他の構成は同じである。この図30に示す
構成においては、MOSトランジスタのしきい値電圧の
損失を伴うことなく、同様に内部電源線5を所定の期間
のみ基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルに(外部電
源電圧VCE)レベルにまで充電することができる。 [充電回路の具体的構成3]図31は、図25に示す充
電回路20の第3の具体的構成を示す図である。図31
において、充電回路20は、外部電源ノード1から電源
電圧VCEを受け、タンク容量C10を基準電圧Vre
fよりも高い所定の電圧レベルに充電する充電部25
と、活性制御信号/ENAに応答して、タンク容量C1
0の一方電極(ノード5d)を内部電源線5に接続する
スイッチング素子27を含む。負荷回路7は、活性制御
信号ENAに応答して活性化され、所定の動作を実行す
る。充電部25の構成は後に説明するが、タンク容量C
10の一方電極ノード5dを常時一定の電圧レベルに充
電する。スイッチング素子27は、負荷回路7の非活性
時に導通状態となり、タンク容量C10の一方電極ノー
ド5dを内部電源線5に接続する。負荷回路7の動作時
においては、スイッチング素子27はオフ状態とされ、
内部電源線5はタンク容量C10の一方電極ノード5d
から分離される。この図31に示す構成においても、内
部電源線5が基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルに
充電されるため、負荷回路7の動作開始時において消費
される電流をこの昇圧された電圧レベルで補償すること
ができ、内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefの電圧
レベルよりも低下するのを防止することができる。
の動作時にオフ状態とされるのではなく、負荷回路7の
動作開始期間を含む所定の期間のみオン状態となり、タ
ンク容量C10から負荷回路7が動作開始時に消費する
電流を供給するように構成されてもよい。図32は、図
31に示す充電部25の具体的構成を示す図である。図
32(a)において、充電部25は、外部電源ノード1
とタンク容量の一方電極ノード5dの間に接続される抵
抗R10を含む。この構成の場合、タンク容量C10の
一方電極ノード5dは、外部電源電圧VCEの電圧レベ
ルに充電される。抵抗素子R10としては、ポリシリコ
ン、活性層またはMOSトランジスタのいずれが利用さ
れてもよい。図32(b)に示す充電部25は、外部電
源ノード1とタンク容量C10の一方電極ノード5dの
間に直列に接続されるダイオード接続されたpチャネル
MOSトランジスタP37およびP38と、タンク容量
の一方電極ノード5dと接地ノードVSSの間に接続さ
れる抵抗R11を含む。抵抗R11はMOSトランジス
タP37およびP38に微小電流を生じさせる比較的大
きな抵抗値を有しており、MOSトランジスタP37お
よびP38は、そのしきい値電圧の絶対値Vtpの電圧
降下をそれぞれ生じさせる。したがって図32(b)に
示す構成の場合、ノード5dには、VCE−2・Vtp
の電圧が伝達され、タンク容量C10の一方電極ノード
5dはこの電圧レベルに充電される。なお、図32
(b)において、抵抗R11はMOSトランジスタで構
成されてもよく、またMOSトランジスタP37および
P38は、nチャネルMOSトランジスタにより置換え
られてもよい。さらにこの外部電源ノード1とノード5
dの間に接続されるMOSトランジスタの数はタンク容
量C10の一方電極ノード5dの充電電位に応じて適当
な数に設定される。
25に示す充電回路の第4の具体的構成を示す図であ
る。図33において、充電回路20は、その一方導通端
子が外部電源ノード1に接続され、活性制御信号ENA
に応答してオン状態となるpチャネルMOSトランジス
タP39と、MOSトランジスタP39と内部電源線5
の間に直列に接続されるダイオード接続されたpチャネ
ルMOSトランジスタP37およびP38と、内部電源
線5と接地ノードVSSの間に接続されるタンク容量C
10と、内部電源線5と接地ノードVSSの間にタンク
容量C10と並列に接続される抵抗R11を含む。抵抗
R11は大きな抵抗値を有しており、MOSトランジス
タP37およびP38はダイオードとして機能し、MO
SトランジスタP39の導通時に電圧Vtpの電圧降下
をそれぞれ生じさせる。負荷回路7は、活性制御信号E
NAに応答して動作する。すなわち、負荷回路7の非活
性時にMOSトランジスタP39が導通し、タンク容量
C10を所定の電圧レベル(図示の例においてVCE−
2・Vtp)の電圧レベルにタンク容量C10を充電す
る。負荷回路7が、活性制御信号ENAに応答して活性
化されるときには、MOSトランジスタP39がオフ状
態とされ、負荷回路7は、動作時にはこのタンク容量C
10に充電された電荷を使用してこの内部の信号線を所
定の電圧レベルへ充電する。トランジスタP39とタン
ク容量C10の間に抵抗素子が接続される構成が利用さ
れてもよい。
25に示す充電回路の第5の具体的構成を示す図であ
る。図34において、充電回路20は、信号線5e上の
電圧と基準電圧Vref1よりも高い基準電圧Vref
2とを比較する比較回路41と、比較回路40の出力信
号に応答して外部電源ノード1から信号線5eへ電流を
供給するpチャネルMOSトランジスタ40と、信号線
5eと接地ノードVSSの間に接続されるタンク容量C
10と、活性制御信号ENAに応答して信号線5eを内
部電源線5に接続するnチャネルMOSトランジスタ4
2を含む。比較回路41は、活性制御信号/ENAに応
答して活性化され、活性化時に信号線5eと基準電圧V
ref2の比較動作を行なう。活性制御信号/ENAの
非活性時には、比較回路41は非活性状態とされ、MO
Sトランジスタ40をオフ状態とする。すなわち比較回
路41の非活性時には、信号線5eの電圧調整動作は行
なわれず、また外部電源ノード1から信号線5eへの電
流供給動作も行なわれない。MOSトランジスタ42
は、負荷回路7の動作時に信号線5eを内部電源線5に
接続する。次に動作について説明する。
Sトランジスタ42がオフ状態にあり、内部電源線5と
信号線5eは分離される。この状態において、信号/E
NAが活性状態にあり、比較回路41が信号線5e上の
電圧と基準電圧Vref2とを比較する。信号線5e上
の電圧が基準電圧Vref2よりも低い場合には、比較
回路41の出力信号に応答してMOSトランジスタ40
がオン状態となり、外部電源ノード1から信号線5eへ
電流を供給し、タンク容量C10を充電する。信号線5
e上の電圧が基準電圧Vrefよりも高い場合には、比
較回路41の出力信号はHレベルとなり、MOSトラン
ジスタ40もオフ状態とされる。これにより、タンク容
量C10の一方電極すなわち信号線5eは基準電圧Vr
ef2の電圧レベル充電される。負荷回路7が、活性制
御信号ENAに応答して活性化されるとき、同様にMO
Sトランジスタ42がオン状態となり、内部電源線5が
信号線5eに接続される。これにより、負荷回路7の動
作開始時においては、タンク容量C10に充電された電
荷が使用され、この内部電源線5上の内部電源電圧VC
Iの急激な電圧降下が防止される。このとき比較回路4
1は比較動作を行なっていないためまたMOSトランジ
スタ40もオフ状態のため、タンク容量C10の一方電
極の電圧の内部電源線5上の電圧VCIと等しくなる。
負荷回路7の動作が完了すると、MOSトランジスタ4
2はオフ状態とされ、再び比較回路41が活性状態とさ
れ、信号線5eの電圧レベルを基準電圧Vref2にま
で上昇させる。
3が内部電源線5上の電源電圧VCIを基準電圧Vre
f1と比較し、その比較結果に従ってドライブトランジ
スタ2を介して外部電源ノード1から内部電源線5へ電
流を供給する。これにより電源電圧VCIは一定の基準
電圧Vref1の電圧レベルに保持されている。図34
に示す構成に従えば、基準電圧Vref2を所定の電圧
レベルに設定することにより正確にタンク容量C10の
充電電圧を設定することができる。なお、図34に示す
構成において、タンク容量C10は内部電源線5に接続
され、MOSトランジスタ42が活性制御信号/ENA
に応答して導通するように構成されてもよい。負荷回路
7の非活性時にタンク容量C10をオン状態のMOSト
ランジスタ42を介して充電し、負荷回路7の活性化時
には、このタンク容量C10を信号線5eから切離すよ
うにする。この構成でも同様の効果を得ることができ
る。以上のように、この発明の第3の実施例に従えば、
タンク容量を用いて、別の経路から内部電源線5を所定
の電圧レベルよりも高い電圧レベルに昇圧するように構
成したため、この昇圧電圧により蓄積された余分の電荷
(内部電源線に付随する寄生容量またはタンク容量の蓄
積電荷)を用いて負荷回路7の動作開始時に消費される
電流を供給することができ、内部電源電圧VCIの急激
な電圧降下を防止することができ、安定に内部電源電圧
VCIを供給することができる。
実施例である半導体装置の要部の構成を示す図である。
この図35に示す構成においては、負荷回路は特に活性
化信号を受けず、単に内部ノード上の電圧が与えられる
と活性状態とされる。図35において、従来と同様にし
て、内部電源線5上の電圧と所定の基準電圧Vref
(基準電圧発生回路は示さず)とを比較する比較回路3
と、この比較回路3の出力信号に応答して外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ電流を供給するpチャネルMO
Sトランジスタで構成されるドライブ素子2が設けられ
る。内部電源線5に対しては、さらにキャパシタ410
と、キャパシタ410の一方電極を所定期間所定電圧レ
ベルに充電する充電回路400が設けられる。キャパシ
タ410の一方電極はまた内部電源線5に接続される。
充電回路400は、図32ないし図34に示す構成と同
様の構成を備え、プリチャージ信号/PRに応答して所
定期間キャパシタ410の一方電極を所定電圧レベルに
充電する。負荷回路としてのアクティブリストア回路
(Pセンスアンプ)420は、一列のメモリセルMCが
接続されるビット線BLおよび/BLの電位を差動的に
増幅する。図35においては、ビット線対BLおよび/
BLにおいて、1つのメモリセルMCを代表的に示す。
このメモリセルMCは、情報を記憶するメモリキャパシ
タMQと、ワード線WL上の電位に応答してメモリキャ
パシタMQをビット線BLに接続するアクセストランジ
スタMTを含む。アクティブリストア回路420は、1
対の交差結合されたpチャネルMOSトランジスタPQ
1およびPQ2を含む。MOSトランジスタPQ1は、
そのソースが信号線441に接続され、そのドレインが
ビット線BLに接続され、そのゲートがビット線/BL
に接続される。MOSトランジスタPQ2は、そのソー
スが信号線441に接続され、そのドレインがビット線
/BLに接続され、そのゲートがビット線BLに接続さ
れる。MOSトランジスタPQ1およびPQ2の基板領
域(ウェルまたは半導体層)は外部電源ノード1から外
部電源電圧VCEを受けるように接続される。
らに、ビット線BLおよび/BLの電位を差動的に増幅
するセンスアンプ430と、スタンバイ時にビット線B
Lおよび/BLを所定の電位VBLにプリチャージしか
つイコライズするビット線イコライズ回路440が設け
られる。センスアンプ430は、交差結合されたnチャ
ネルMOSトランジスタNQ1およびNQ2を含む。M
OSトランジスタNQ1は、そのソースがノードSNに
接続され、そのドレインがビット線BLに接続され、そ
のゲートがビット線/BLに接続される。MOSトラン
ジスタNQ2は、そのソースがノードSNに接続され、
そのドレインがビット線/BLに接続され、そのゲート
がビット線BLに接続される。ビット線イコライズ回路
440は、イコライズ信号EQに応答して導通し、ビッ
ト線BLおよび/BLを電気的に短絡するnチャネルM
OSトランジスタNQ3と、イコライズ信号EQに応答
して所定のプリチャージ電位VBL(内部電源電圧の1
/2)をビット線BLに供給するnチャネルMOSトラ
ンジスタNQ4と、イコライズ信号EQに応答して導通
し、プリチャージ電圧VBLをビット線/BLへ伝達す
るnチャネルMOSトランジスタNQ5を含む。MOS
トランジスタNQ1〜NQ5は、その基板領域が接地電
圧を受けるように接続される。
センス活性化トランジスタNQ6が設けられる。このセ
ンス活性化トランジスタNQ6は、センス活性化信号S
Oに応答して導通し、接地電圧GNDをノードSNへ伝
達する。スタンバイ時にノードSNおよびSPを中間電
圧VBLにイコライズしかつ、プリチャージするために
センスイコライズ/プリチャージ回路450が設けられ
る。このセンスイコライズ/プリチャージ回路450
は、イコライズ信号SEQに応答してノードSNおよび
SPをプリチャージ電圧VBLの電圧レベルにプリチャ
ージしかつイコライズする。このセンスイコライズ/プ
リチャージ回路450は、イコライズ回路440と同じ
構成を備える。図35においては、さらに、列選択ゲー
ト445の転送ゲートTGaおよびTGbは、コラム選
択信号Yに応答してビット線BLおよび/BLを内部デ
ータ線IOおよび/IOへ接続する。このコラム選択信
号Yは図35においては、1対のビット線BLおよび/
BLのみを選択するように示されるが、このコラム選択
信号Yは同時に複数の列を選択するようにされてもよ
い。またセンスアンプ430およびアクティブリストア
回路420は、2つのメモリブロックのビット線対によ
り共有されるいわゆる「シアードセンスアンプ配置」に
構成されてもよい。次にこの図35に示す半導体装置の
動作をその動作波形図である図36を参照して説明す
る。
ストローブ信号/RASがハイレベルのときには装置内
部はスタンバイ状態に維持される。この状態において
は、イコライズ信号EQがハイレベルにあり、ビット線
イコライズ回路440はビット線BLおよび/BLをプ
リチャージ電圧VBLにプリチャージしかつイコライズ
している。同様に、センスイコライズ/プリチャージ回
路450は、ノードSNおよびSPを中間電圧VBLに
プリチャージしかつイコライズしている。充電回路40
0は、非活性状態にあり、キャパシタ410の一方電極
は内部電源線5上の電圧レベルに充電されている。図3
6においては、このキャパシタ410のスタンバイ時の
充電電圧VCCSが内部動作電源電圧VCCに等しい電
圧レベルであるように示される(VCI=VCC)。ス
イッチング素子SWaおよびセンス活性化トランジスタ
NQ6はともにオフ状態にある。ロウアドレスストロー
ブ信号/RASが活性状態のローレベルに立下がると、
メモリサイクルが始まる。この信号/RASの活性化に
応答して所定期間の間プリチャージ信号/PRが活性状
態のローレベルとされ、充電回路400が外部電源ノー
ド1から電流をキャパシタ410へ供給し、これにより
キャパシタ410の一方電極の電圧VCCSが内部電源
電圧VCCよりも高くなる。またイコライズ信号EQお
よびSEQがともに非活性状態とされ、ビット線イコラ
イズ回路440およびセンスイコライズ/プリチャージ
回路450は非活性状態とされる。これによりビット線
BLおよび/BLはプリチャージ電圧VBLでフローテ
ィング状態とされ、またノードSNおよびSPもプリチ
ャージ電圧VBLでフローティング状態とされる。
図示しない回路により、アドレス信号のデコードが行な
われ、ワード線選択動作が行なわれる。選択されたワー
ド線WLの電位が図示しないワード線ドライブ回路によ
りハイレベルに上昇する。図36においては、選択ワー
ド線WLの電圧レベルが内部電源電圧VCCよりも高い
高電圧Vppにまで昇圧される場合が一例として示され
る。ワード線WLが選択状態とされ、その電位がハイレ
ベルとなると、メモリセルMCのアクセストランジスタ
MTがオン状態とされ、メモリキャパシタMQに格納さ
れた電荷がビット線BL(または/BL)に伝達され、
ビット線BLおよび/BLに電位差が生じる。図36に
おいては、メモリキャパシタMQにローレベルの情報が
格納されており、ビット線BLの電位がプリチャージ電
圧VBLから低下する状態が一例として示される。充電
回路400によるキャパシタ410の充電動作が完了す
ると、内部電源線5の放電により、このキャパシタ41
0の充電電圧VCCSは徐々に低下する。ビット線BL
および/BLの電位差が十分に拡大されると(信号/R
ASが活性状態となってから所定時間経過後に)、セン
ス活性化信号/SOおよびSOが活性状態とされる。こ
れらのセンス活性化信号/SOおよびSOは信号/RA
Sに応答して活性状態とされる。これによりスイッチン
グ素子SWaおよびセンス活性化トランジスタNQ6が
ともにオン状態となり、ノードSPの充電およびノード
SNの放電が行なわれる。キャパシタ410の一方電極
の電圧VCCSは内部動作電源電圧VCCよりも高い電
圧レベルにあり、スイッチングトランジスタSWaがオ
ン状態となったときに内部電源線5上の電圧VCI(V
CC)の変動を抑制し、高速でノードSPの電位を上昇
させる。すなわち、内部電源線5上の電位低下はこのキ
ャパシタ410からの充電電荷により補償され、内部電
源線5上の電圧VCIの低下が抑制される。ノードSP
の電圧レベルが上昇すると、アクティブリストア回路4
20においては、低電位のビット線BLの電位をゲート
に受けるMOSトランジスタPQ2のコンダクタンスが
MOSトランジスタPQ1のそれよりも大きくなり、ビ
ット線/BLがこのトランジスタPQ2を介してノード
SPから電流を供給されその電位が電源電圧レベルにま
で上昇する。このとき、キャパシタ410の電位が内部
電源電圧VCCレベルにまで低下しても、このときには
ドライブ素子2を介して電流が内部電源線へ供給され、
ノードSPの電圧レベルが内部電源電圧VCCレベルに
維持される。
ードSNが接地電圧GNDレベルにまで放電されると、
高電位のビット線/BLの電位をゲートに受けるMOS
トランジスタをNQ1のコンダクタンスがMOSトラン
ジスタNQ2のそれよりも大きくなるため、ビット線B
LはトランジスタNQ1を介して接地電圧レベルにまで
放電される。ビット線BLおよび/BLが内部電源電圧
VCCおよび接地電圧GNDレベルに駆動されると、列
選択信号Yがハイレベルの活性状態とされ、このビット
線BLおよび/BLが内部データ線IOおよび/IOに
それぞれ列選択ゲート445を介して接続される。その
後、図示しない回路によりメモリセルのデータの書込/
読出が行なわれる。メモリサイクルが完了すると、信号
/RASがハイレベルとなり、ワード線WLが非選択状
態とされ、センス活性化信号SOおよび/SOが非活性
状態とされる。この後、ビット線イコライズ信号EQが
活性状態のハイレベルとされ、またセンスイコライズ/
プリチャージ回路450もイコライズ信号SEQにより
活性状態とされ、ノードSPおよびSNならびにビット
線BLおよび/BLがプリチャージ電圧VBLにプリチ
ャージされかつイコライズされる。これにより1つのメ
モリサイクルが完了する。
20の動作開始時において、ノードSPの電圧レベルを
内部電源電圧VCC以上に昇圧した場合、内部電源電圧
VCCを用いる場合に比べて、そのノードSPの電圧レ
ベルの立上がり速度を速くすることができる。この場
合、内部電源電圧VCCを用いる場合に比べてアクティ
ブリストア回路420において、低電位のビット線の電
位(図36に示す場合には、ビット線BL)をゲートに
受けるMOSトランジスタ(PQ2)のゲート−ソース
間電圧が大きくなり、そのコンダクタンスが大きくさ
れ、一方、MOSトランジスタPQ1は、そのゲートと
ソースの電圧差が小さくされ、そのコンダクタンスが小
さくなる。トランジスタPQ1およびPQ2のコンダク
タンスの差が大きくされ、応じてアクティブリストア回
路動作時における充電すべきビット線へ供給する電流を
内部電源電圧VCCを用いる場合に比べて大きくするこ
とができ、高速でリストア動作を行なうことができる。
キャパシタ410の静電容量は、このキャパシタ410
が駆動すべき信号線(センスアンプ駆動信号線)に付随
する負荷容量(ビット線容量)とキャパシタ410の充
電電位とから決定することができる。
実施例の第1の変更例の構成を示す図である。図37に
おいては、内部電源線5とノードSPとの間にスイッチ
ング素子SWbがさらに設けられる。ノードSPは、ま
た図35に示す構成と同様、スイッチング素子SWaを
介してキャパシタ410の一方電極ノードに接続され
る。充電回路411は、キャパシタ410の一方電極を
常時充電していてもよく、また図35に示すように、所
定の期間のみ充電を行なうように構成されてもよい。こ
の充電回路411の充電電位は、外部電源電圧VCEレ
ベルであってもよく、また内部電源電圧VCCレベルよ
りも低い電圧レベルであってもよい。ノードSPの充電
を補助する電圧レベルに充電されていればよい。次に動
作について簡単にその動作波形図である図38を参照し
て説明する。ここで、図38においては、単にセンス動
作時における波形図のみを示す。キャパシタ410の一
方電極は充電回路411により所定の電圧レベル(正の
電圧レベル)に充電されている。センス活性化信号/S
Oaが所定期間活性状態のローレベルとなると、スイッ
チ素子SWaがオン状態とされ、キャパシタ410の一
方電極がノードSPに接続される。これにより、ノード
SPは、そのプリチャージ電位VBLからキャパシタ4
10の充電電位によりその電位が少し上昇し、このノー
ドSPの電位上昇に伴って、ビット線対BLおよび/B
Lのうち高電位のビット線電位が少し上昇する。この
後、センス活性化信号/SObが活性状態のローレベル
とされ、スイッチ素子SWbがオン状態とされ、内部電
源線5がノードSPに接続される。これにより、ノード
SPはドライブ素子2および比較回路3による電流制御
経路により電源電圧VCCレベルにまで充電される。こ
のドライブ素子2からの充電動作により、ノードSPは
最終的に内部電源電圧VCCレベルにまで上昇する。
時において、まずキャパシタ410の充電電位によりノ
ードSPを充電し、次いで内部電源線5をノードSPに
接続することにより、このスイッチング素子SWbのオ
ン状態移行時における内部電源線5の電圧変動を十分に
小さくすることができ、安定にリストア動作を行なうこ
とができる。このセンス活性化信号/SOaおよび/S
Obは同じタイミングで活性状態とされてもよい。リス
トア動作時におけるノードSPの電位上昇時に内部電源
線5からの電流供給のみならずキャパシタ410からの
充電電荷を合わせて供給することにより、内部電源線5
上の電圧レベルの低下を抑制することができ、高速でノ
ードSPを所定の電圧レベルへ駆動することができ、高
速でリストア動作を行なうことができる。なお、図36
に破線の波形図で示すように、充電回路400の充電動
作期間はリストア回路の動作期間と重なり合うようにし
てもよい。すなわちリストア動作時においても充電回路
400からノードSPが充電されるため、より高速でノ
ードSPの電位を所定の電圧レベルにまで上昇させるこ
とができ、応じて充電されるべきビット線に対して設け
られたMOSトランジスタのゲート−ソース間電位差を
十分大きくすることができ、高速で充電すべきビット線
を充電することができる。
従えば、リストア回路の動作時、そのノードをキャパシ
タの充電電荷により電位を上昇させるように構成したた
め、ドライブ素子2および比較回路3の応答に遅れが生
じる場合においても、内部電源線5上の電圧低下を十分
に抑制することができ、安定かつ高速にリストア回路の
制御ノードを所定電圧レベルへ上昇させることができ、
高速かつ安定に動作するリストア回路を実現することが
できる。 [実施例5]図39は、この発明の第5の実施例である
半導体装置の要部の構成を示す図である。この図39に
示す構成においては、リストア回路420に含まれるp
チャネルMOSトランジスタPQ1およびPQ2の基板
領域(ウェルまたは半導体層)は充電回路400の出力
電圧を受けるように接続される。ノードSPは、スイッ
チング素子SWcを介して内部電源線5に接続される。
他の構成は、図35に示すもの同じであり、対応する部
分には同一の参照番号を付す。次にこの図39に示す装
置の動作をその動作波形図である図40を参照して説明
する。スタンバイサイクルにおいては、信号/RASは
ハイレベルの非活性状態にあり、第4の実施例と同様の
状態に各信号が設定される。この状態においては、アク
ティブリストア回路420のMOSトランジスタPQ1
およびPQ2の基板領域は内部電源線5上の電圧VCI
(内部電源電圧VCC)レベルに充電される。
り、アクティブサイクルが始まると、まず充電回路40
0が、プリチャージ信号/PRに応答して活性化され、
所定期間内部電源電圧VCCよりも高い電圧を出力す
る。これによりアクティブリストア回路420のMOS
トランジスタPQ1およびPQ2の基板領域が電源電圧
VCCよりも高い電圧レベルに充電され、これらMOS
トランジスタPQ1およびPQ2の基板バイアスがより
深い状態に設定される。次いでメモリセル選択動作が行
なわれ、選択ワード線WL上の電位が高電圧Vppレベ
ルに立上がると、ビット線BLおよび/BLにこのメモ
リセルMCが記憶するデータに応じた電位差が生じる。
図40においては、ビット線BLにローレベルの電圧が
伝達される状態が一例として示される。次いでセンス活
性化信号/SOが活性状態のローレベルとされ、スイッ
チング素子SWcがオン状態とされる。これにより、ノ
ードSUBとSPが相互接続される。MOSトランジス
タPQ1およびPQ2の基板領域に格納された電荷がノ
ードSUBおよびスイッチング素子SWcを介してノー
ドSPへ伝達される。これにより、基板領域に格納され
ていた充電電荷がノードSPへ伝達され、このノードS
Pは、内部電源線5からの電流供給と基板領域からの充
電電荷の供給とに従ってその電圧レベルが上昇する。こ
れにより、内部電源線5上の電圧レベルの低下を抑制す
ることができ、ドライブ素子2および比較回路3の応答
の遅れを補償することができる。このリストア回路42
0の動作開始時においては、ノードSUBから高電圧が
ノードSPへ伝達されるため、ノードSPの電圧上昇速
度は早くなり、MOSトランジスタPQ1,PQ2のソ
ース電位が高くされたことと等価となる。したがって、
実施例4の場合と同様、ビット線を充電すべきMOSト
ランジスタのコンダクタンスは他方のMOSトランジス
タのそれよりも相対的に十分大きくされ、高速で充電す
べきビット線を充電することができる。
が、充電回路400の充電完了後、ノードSPに接続さ
れ、その電位が低下する状態が示される。このように、
アクティブリストア回路のMOSトランジスタPQ1お
よびPQ2の基板領域を容量として利用し、この容量の
充電電荷を用いてアクティブリストア回路のノードSP
の電位上昇時に利用することにより、内部電源線5上の
電位低下を抑制して高速でノードSPを所定の電圧レベ
ルへ駆動することができる。また、この充電回路400
による充電期間はプリチャージ信号/PRの活性期間の
みであり、したがって充電回路400が外部電源ノード
1から電流を供給されて充電動作を行なったとしても、
その充電動作は所定期間のみ行なわれるため、ノードS
Pが内部電源電圧VCCレベル以上に昇圧されることは
ない。また、スイッチング素子SWcのオン状態のとき
には、アクティブリストア回路においてMOSトランジ
スタPQ1およびPQ2のソースおよび基板領域が同じ
電位とされるため、MOSトランジスタPQ1およびP
Q2は最も低いしきい値電圧の絶対値の状態で増幅動作
を行なうことができ、高速に充電動作を行なわせること
ができる。また、基板バイアスを深くすることにより、
そのしきい値電圧の絶対値が大きくなるため、アクティ
ブリストア回路420のMOSトランジスタPQ1およ
びPQ2のコンダクタンスは内部電源電圧VCCが基板
領域へ印加される場合に比べて大きくなり、その動作開
始時における増幅動作速度を遅くすることができ、応じ
てセンスアンプの感度を高くすることができ(微小電位
が緩やかに増幅される)、正確に動作するアクティブリ
ストア回路を実現することができる。
電回路400に対するプリチャージ信号/PRはセンス
活性化信号SOおよび/SOが活性状態となった後も充
電(プリチャージ動作)が行なわれるように構成されて
もよい。この場合、より高速でノードSPを所定の電圧
レベルへ駆動することができる。 [変更例1]図41は、この発明の第5の実施例の第1
の変更例の構成および動作を示す図である。図41
(a)において、充電回路400は、プリチャージ信号
/PRに応答して所定期間のみプリチャージ動作を行な
う。アクティブリストア回路に含まれるMOSトランジ
スタPQ1およびPQ2(図41(a)には示さず)の
基板領域SUBは内部電源ノード5に接続される。すな
わち基板領域SUBは、充電回路400の充電動作時、
内部電源線5上の電圧VCIよりも高い電圧レベルにプ
リチャージされる。内部電源線5とアクティブリストア
回路のノードSPの間にスイッチング素子SWeが配置
され、ノードSPと基板領域SUBの間にスイッチング
素子SWfが配置される。スイッチング素子SWeはセ
ンス活性化信号/SOに応答して導通し、スイッチング
素子SWfはこのセンス活性化信号/SOより速いタイ
ミングで活性状態とされる信号/SOaにより導通状態
とされる。次に、図41(b)に示す動作波形図を参照
して動作について簡単に説明する。
子SWeおよびSWfはともにオフ状態にあり、基板領
域SUBは内部電源線5上の電源電圧レベルに充電され
ている。アクティブサイクルが始まると、まずプリチャ
ージ信号/PRが活性状態とされ、充電回路400が動
作し、基板領域SUBを所定電圧レベルに充電する。次
いで、信号/SOaが活性状態となり、スイッチング素
子SWfがオン状態となり、基板領域SUBがノードS
Pに接続される。これにより基板領域SUBに充電され
た電荷がノードSPへ伝達され、ノードSPの電位が上
昇する。このとき基板領域SUBとノードSPは相互接
続されるため、アクティブリストア回路に含まれるMO
Sトランジスタのソースおよび基板領域は同一電位とさ
れ、基板効果がなくなり、最も小さなしきい値電圧の絶
対値でアクティブリストア回路のMOSトランジスタが
動作する。次いでセンス活性化信号/SOが活性状態と
され、内部電源線5がノードSPに接続され、ノードS
Pは内部電源線5上の電圧レベルにまでその電位が上昇
する。基板領域の静電容量がノードSPに付随する容量
(ビット線容量)よりも小さく、ノードSPの電位がこ
の基板領域SUBからの充電電荷により十分上昇しない
場合においても、内部電源線5上へドライブ素子2を介
して与えられる電流により、ノードSPの電圧は所定の
電圧レベルにまで上昇する。
がすべて形成されるため(複数のビット線対それぞれに
対応してアクティブリストア回路が設けられている)こ
の基板領域は比較的大きな面積となり、基板領域の容量
は十分大きな値を持つことができる。ノードSPをこの
アクティブリストア回路の動作時に十分にその充電電荷
を供給して電圧レベルを上昇させることができる。ノー
ドSPの基板領域SUBからの充電電荷により上昇する
電圧レベルはノードSPに付随する容量と基板領域SU
Bの容量とにより決定される。この図41に示す構成に
おいても、内部電源線5上の電圧低下を抑制して確実に
内部ノードSPを所定電圧レベルにまで駆動することが
できる。 [変更例2]図42は、この第5の実施例の第2の変更
例の構成および動作を示す図である。図42(a)にお
いて、この発明の第5の実施例の第2の変更例の構成に
おいては、充電回路400の出力ノード(基板領域SU
B)と内部電源線5の間にロウアドレスストローブ信号
RASへ非活性化時に導通状態となるスイッチング素子
SWgがさらに設けられる。他の構成は図41(a)に
示す構成と同じである。スイッチング素子SWgはスタ
ンバイサイクル時においてのみオン状態とされる。充電
回路400はプリチャージ信号/PRに応答して所定期
間のみプリチャージ動作を行なう。次に動作についてそ
の動作波形図である図42(b)を参照して説明する。
Sはローレベルにあり、スイッチング素子SWgがオン
状態、一方、センス活性化信号/SOおよび信号/SO
aは非活性状態のハイレベルにあり、スイッチング素子
SWeおよびSWfはオフ状態にある。この状態におい
ては、基板領域SUBは内部電源線5上の電源電圧VC
Cレベルに充電される。アクティブサイクルが始まる
と、信号RASが活性状態のハイレベルとなり、スイッ
チング素子SWgがオフ状態とされる。この信号RAS
の活性化に応答してプリチャージ信号/PRが活性状態
のローレベルとされ、充電回路400が動作し、基板領
域SUBを所定の電圧レベルにまで充電する。次いで信
号/SOaが活性状態のローレベルとされ、基板領域S
UBとノードSPとが相互接続される。これにより、基
板領域SUBからノードSPへ充電電荷が流れ、ノード
SPの電位が上昇する。次いで信号/SOが活性状態の
ローレベルとされスイッチング素子SWeがオン状態と
される。これにより、ノードSPがドライブ素子2から
電流を供給され、その電位が高速でハイレベルへと立上
がる。この場合においても、同様の効果を得ることがで
きる。このときまた基板領域SUBの充電時において
は、内部電源線5の充電は行なわれないため、効率的に
基板領域SUBを所定電圧レベルに充電することができ
る。
ないし32に示す充電回路を利用することができ、充電
回路400は、基板領域SUBを外部電源ノード1へ与
えられる電源電圧レベルにまで充電するように構成され
てもよい。また単に充電回路400は外部電源ノードに
接続される抵抗素子であってもよい。以上の様に、この
実施例5においてはアクティブリストア回路に含まれる
MOSトランジスタの基板領域を容量として利用し、こ
の容量の充電電荷を用いてアクティブリストア回路の動
作時におけるノード電位を上昇させるように構成したた
め内部電源線5の電圧変動を抑制することができ、高速
かつ安定にアクティブリストア回路のノードを所定電圧
レベルへ駆動することができ、応じて高速かつ安定に動
作するアクティブリストア回路を実現することができ
る。 [実施例6]図43は、この発明の第6の実施例である
半導体装置の要部の構成およびその動作を示す図であ
る。図43(a)において、外部電源ノード1と基板領
域(アクティブリストア回路に含まれるMOSトランジ
スタの基板領域)SUBの間に、ロウアドレスストロー
ブ信号RASに応答して導通するスイッチングトランジ
スタSWhが設けられる。内部電源線5は基板領域SU
Bには接続されない。基板領域SUBとアクティブリス
トア回路のノードSPとの間には、信号/SOaに応答
して導通するスイッチング素子SWfが配置され、内部
電源線5とノードSPの間にセンス活性化信号/SOに
応答して導通するスイッチング素子SWeが配置され
る。スイッチング素子SWhは、信号RASがハイレベ
ルのときにオン状態とされ、信号RASがローレベルの
ときにオン状態とされる。すなわち、スイッチング素子
SWhはスタンバイサイクルにおいてオン状態とされ
る。次に動作についてその動作波形図である図43
(b)を参照して説明する。
Sがローレベルであり、スイッチング素子SWhがオン
状態となり、基板領域SUBは外部電源ノード1へ与え
られる外部電源電圧VCEレベルに充電される。スイッ
チング素子SWeおよびSWfはともにオフ状態にあ
る。アクティブサイクルが始まると、信号RASがハイ
レベルとなり、スイッチング素子SWhがオフ状態とさ
れる。この信号RASがハイレベルになり、アクティブ
サイクルが始まると、所定期間経過後信号/SOaがロ
ーレベルの活性状態となり、スイッチング素子SWfが
オン状態となり、基板領域SUBがノードSPに接続さ
れ、ノードSPの電位がそのプリチャージ電位(中間電
位)から上昇する。これによりアクティブリストア動作
が緩やかに開始される。ノードSPの電位上昇に従って
基板領域SUBの電位が低下する。このノードSPと基
板領域SUBは相互接続されており、ほぼ同じ速度で基
板領域SUBの電位低下とノードSPの電位上昇とが生
じる。リストア動作開始時、アクティブリストア回路の
MOSトランジスタの基板バイアスは深くされており、
そのチャネル抵抗が基板効果により大きくなり緩やかな
増幅動作が行なわれる。
ベルの活性状態とされ、スイッチング素子/SOがオン
状態となり、ノードSPへは内部電源線5から電流が供
給され、その電位が内部電源線5上の電源電圧VCI
(内部動作電源電圧VCC)レベルに復帰する。このス
イッチング素子SWeを介しての電流供給は、またスイ
ッチング素子SWfを介して基板領域SUBに対して行
なわれているため、基板領域SUBの電位は同様内部電
源VCCレベルとなる。この状態においてアクティブリ
ストア動作が行なわれる。この場合においても、先の第
2の実施例の場合と同様、高電位のビット線を充電すべ
きMOSトランジスタのコンダクタンスとそうでないM
OSトランジスタのコンダクタンスとの差が十分大きく
され、比較的高速で充電すべきビット線の電位が上昇す
る。またこのとき、アクティブリストア回路において、
MOSトランジスタPQ1およびPQ2(図39参照)
のソースおよび基板領域は同一電位とされており、基板
効果の影響を受けることなく、小さな絶対値のしきい値
電圧によりこれらのMOSトランジスタが動作してお
り、高速でリストア動作を行なうことができる。1つの
動作サイクルが完了すると、信号RASがローレベルへ
立下がり、次いで信号/SOaおよび/SOがハイレベ
ルの活性状態とされる。スイッチング素子SWhがオン
状態となり、再び基板領域SUBが外部電源電圧VCE
レベルに充電される。
ストア回路のMOSトランジスタの基板領域を外部電源
電圧レベルとすることにより、何ら余分の充電回路を設
けることなく容易に基板領域を充電することができ、高
速かつ安定に動作するアクティブリストア回路を実現す
ることができる。以上のように、この第6の実施例の構
成に従えば、スタンバイサイクル時にアクティブリスト
ア回路の構成要素であるMOSトランジスタの基板領域
を外部電源電圧レベルにプリチャージしておき、アクテ
ィブリストア回路の動作時にはその基板領域に充電され
た電荷をアクティブリストア回路の活性化ノードへ伝達
するように構成しているため、このノード電位を高速で
かつ正確に上昇させることができ、高速かつ安定に動作
するアクティブリストア回路を得ることができる。 [実施例7]図44は、この発明の第7の実施例である
半導体装置の要部の構成を示す図である。図44におい
ては、一列のメモリセルに関連する部分すなわち1つの
センスアンプに関連する部分の構成のみを示す。図44
においてアクティブリストア回路420は、交差結合さ
れたpチャネルMOSトランジスタPQ3およびPQ4
を含む。これらのMOSトランジスタPQ3およびPQ
4の基板領域へは外部電源ノード1から外部電源電圧V
CEが供給される。
に示す構成と同様、nチャネルMOSトランジスタNQ
3、NQ4およびNQ5を含む。これらのMOSトラン
ジスタNQ3〜NQ5の基板領域は接地電圧GNDを受
けるように接続される。センスアンプ430は、ビット
線BLおよび/BLの間に交差結合されたnチャネルM
OSトランジスタNQ7およびNQ8を含む。これらM
OSトランジスタNQ7およびNQ8の基板領域はノー
ドVSWに接続される。ノードVSWと接地電圧供給ノ
ードとの間にプリチャージ信号φPの活性化時導通状態
となるスイッチング素子SWiが配置される。ノードV
SWとノードSNの間には、信号SObの活性化時に導
通状態とされるスイッチング素子SWjが配置される。
ノードSNと接続電圧供給ノードとの間には、信号SO
aの活性化時に導通状態となるスイッチング素子SWk
が配置される。またビット線対BLおよび/BLには、
列選択信号Yに応答してビット線BLおよび/BLを内
部データ線IOおよび/IOへ接続する列選択ゲート4
45が配置される。この列選択ゲート445は、列選択
信号Yに応答して導通する転送ゲートTGaおよびTG
bを含む。ビット線イコライズ回路440および列選択
ゲート445の構成は、先に図39に示したものと同じ
である。次に、この図44に示す構成の動作について、
その動作波形図である図45を参照して説明する。
ドレスストローブ信号/RASはハイレベルの非活性状
態にあり、応じてビット線イコライズ信号EQはHレベ
ル(高電圧Vppレベル)にあり、ビット線イコライズ
回路440のMOSトランジスタNQ3〜NQ5がすべ
てオン状態にあり、ビット線BLおよび/BLは中間電
圧VBLにプリチャージされかつイコライズされてい
る。アクティブリストア回路420のノードSPおよび
センスアンプ430のノードSNは同様、図示しないイ
コライズ/プリチャージ回路により中間電圧VBLにプ
リチャージされかつイコライズされている。センスアン
プ430のMOSトランジスタNQ7およびNQ8の基
板領域VSWは、先のサイクルにおいて接地電圧GND
レベルにプリチャージされている。アクティブサイクル
が始まるとき、信号/RASがローレベルの活性状態と
される。これに応答して、信号φPがハイレベルの活性
状態となり、スイッチング素子SWiがオン状態とされ
る。これにより基板領域VSWは接地電圧GNDレベル
に確実にプリチャージされる。このときまたビット線イ
コライズ信号EQがローレベルの非活性状態となり、ビ
ット線イコライズ回路440のMOSトランジスタNQ
3〜NQ5がすべてオフ状態とされる。
が行なわれ、選択ワード線WLが高電圧Vppレベルに
まで昇圧される。これにより、ワード線WLに接続され
るメモリセルMCの記憶する情報に従ってビット線BL
および/BLに電位差が生じる。図45においては、ビ
ット線BLへは、ローレベルの情報が読出された状態が
一例として示される。次いで、センス活性化信号SOb
がまずハイレベルの活性状態とされ、スイッチング素子
SWjがオン状態とされる。これにより基板領域VSW
がセンスアンプ430のノードSNに接続されノードS
Nの電圧レベルがプリチャージレベルのVBLから徐々
に低下する。このノードSNの電位低下は、基板領域V
SWからの電荷(電子)の供給により行なわれており、
応じて基板領域VSWの電位が上昇する。次いで、第2
のセンス活性化信号SOaがハイレベルの活性状態とな
り、スイッチング素子SWkがオン状態とされ、接地電
圧GNDがノードSNへ与えられる。これにより、セン
スアンプ430のノードSNの電圧レベルが急速に低下
する。スイッチング素子SWkのみを介して接地電圧G
NDを供給する構成と比べて、キャパシタとして、MO
SトランジスタNQ7およびNQ8の基板領域を用い、
そこに格納された電荷を利用してノードSNを接地電圧
レベルへ駆動しているため、高速でセンスアンプ430
のノードSNを所定の接地電圧レベルへ駆動することが
できる。このとき、センスアンプ430において、スイ
ッチング素子SWjを介して基板領域VSWとソース
(ノードSN)とが相互接続され、同一電位となるた
め、これらMOSトランジスタNQ7およびNQ8のし
きい値電圧は、基板効果の影響がなくなり、最小値とな
り、高速で放電すべきビット線を接地電圧レベルへ放電
することができる。ノードSNは、基板領域VSWの容
量がこのノードSNに付随する容量(ビット線容量)よ
りも小さい場合においても、スイッチング素子SWkを
介して接地電圧GNDレベルへ確実に放電される。これ
により、接地電圧のセンス動作開始時における浮き上が
りを防止し、確実にセンス動作を行なうことができる。
Sがハイレベルへ立上がり、ワード線WLの電位が非選
択状態の接地電圧レベルへ低下する。次いで、まず信号
SObがローレベルとされ、スイッチング素子SWjが
オフ状態とされる。基板領域VSWは、既に接地電圧G
NDレベルに充電されている。次いで活性化信号SOa
がローレベルの非活性状態となり、スイッチング素子S
Wkがオフ状態とされる。なお図45に示す波形図にお
いては、プリチャージ信号φPは、センス動作時におい
てもハイレベルの活性状態とされている。このとき、充
電信号φPがローレベルの活性状態となった後にセンス
活性化信号SObおよびSOaが活性状態とされる構成
が利用されてもよい。なお、アクティブリストア回路の
ノードSPの電位は、先の実施例2において説明したも
のと同様であり、図示しない経路によりセンス活性化信
号が発生され、このノードSPは内部電源電圧VCCレ
ベルにまで上昇する。 [変更例1]図46は、この発明の第7の実施例の第1
の変更例の構成を示す図である。図46に示す構成にお
いては、センスアンプ430のMOSトランジスタNQ
7およびNQ8の基板領域VSWへは、スイッチング素
子SWmを介してVbb発生回路460からの負電圧V
bbが供給される。スイッチング素子SWmは、そのゲ
ートにプリチャージ信号φPRを受ける。このプリチャ
ージ信号φPRは、そのハイレベルが内部電源電圧VC
Cレベル、そのローレベルが負電圧Vbbレベルであ
る。他の構成は図44に示す構成と同じであり、対応す
る部分には同じ参照番号を付す。次に、図46に示す構
成の動作を、その動作波形図である図47を参照して説
明する。
a、SObおよびφPRはすべてローレベルの非活性状
態にあり、スイッチング素子SWk、SWjおよびSW
mはオフ状態にある。基板領域VSWは、先のサイクル
において接地電圧GNDレベルにプリチャージされてい
る。ビット線イコライズ回路440は、ハイレベルのイ
コライズ信号EQに応答して活性化されてビット線BL
および/BLを中間電圧VBLにプリチャージしかつイ
コライズしている。またアクティブリストア回路420
においては、ノードSPは中間電圧VBLにプリチャー
ジされ、またセンスアンプ430のノードSNも中間電
圧VBLにプリチャージされている。信号/RASがロ
ーレベルの活性状態となると、アクティブサイクルが始
まる。この信号/RASの立下がりに応答して、プリチ
ャージ信号φPRがローレベルからハイレベルへ立上が
り、Vbb発生回路460の発生する負電圧Vbbがセ
ンスアンプ430の基板領域VSWへ供給される。これ
により、基板領域VSWは接地電圧GNDレベルから負
電圧Vbbレベルに充電される。またこのときイコライ
ズ信号EQが非活性状態のローレベルとされ、ビット線
イコライズ回路440が非活性状態とされ、ビット線B
Lおよび/BLはプリチャージ電圧VBLでフローティ
ング状態とされる。
ベルにまで上昇し、ビット線BLおよび/BLの電位差
が拡大されると、センス活性化信号SObおよびSOa
が順次活性状態のハイレベルとされる(信号/RASに
応答して所定期間経過後に活性状態とされる)。これに
よりまずスイッチング素子SWjがオン状態とされ、基
板領域VSWの負電圧VbbがノードSNへ伝達され、
ノードSNの電圧レベルはその中間電圧VBLから接地
電位レベル方向へ低下する。センスノードSNへは基板
領域VSWから負電圧が供給されるため、通常の接地電
圧GNDが供給される場合に比べて高速でセンスアンプ
430のMOSトランジスタNQ7およびNQ8のソー
ス電圧が低下し、高電位のビット線の電位とそのノード
SNの電位との差が大きくされ、低電位のビット線を放
電すべきMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が
拡大され、高速で放電すべきビット線の放電が行なわれ
る。このとき、MOSトランジスタNQ7およびNQ8
の基板領域VSWへは負電圧Vbbが印加されており、
接地電圧を印加する場合よりもそのバイアスが深くされ
る。したがってこの場合には、基板バイアス効果によ
り、MOSトランジスタNQ7およびNQ8のしきい値
電圧が高くなり、ソース電位が等価的に低下する。この
状態においては、比較的緩やかに放電動作が行なわれ
る。したがってセンス動作開始時においてスイッチング
素子SWjがオフ状態のときにおいては、緩やかにセン
ス動作が行なわれ、次いでスイッチング素子SWjがオ
ン状態となり、基板領域VSWとノードSNとが相互接
続されて基板効果が排除された後に高速で放電が行なわ
れることになり、センス動作開始時における緩やかな増
幅およびその後の高速の増幅動作という2段階のセンス
動作が実現され、正確にビット線BLおよび/BLの微
小電位差を増幅することができる。
/RASがハイレベルへ立上がり、応じてワード線WL
がローレベル、センス活性化信号SObおよびSOaが
ローレベルとなり、イコライズ信号EQが高電圧Vpp
レベルのハイレベルとされる。これにより、各回路がス
タンバイ状態に復帰する。なお、図45および47に示
す動作波形図においては、スイッチング素子SWjがオ
フ状態とされた後にスイッチング素子SWkがオフ状態
とされている。これは同じタイミングでスイッチング素
子SWkおよびSWjがオフ状態とされてもよい。また
スイッチング素子SWkが先にオフ状態とされ、次いで
スイッチング素子SWjがオフ状態とされてもよい。 [変更例2]図48は、この発明の第7の実施例の第2
の変更例の構成を示す図である。図48に示す構成にお
いては、基板領域VSWに対し、さらに、信号/RAS
の非活性化時導通して接地電圧GNDを伝達するスイッ
チング素子SWnが配置される。すなわち図48に示す
構成においては、信号/RASがハイレベルのスタンバ
イサイクルにおいては、スイッチング素子SWnがオン
状態とされ、センスアンプ430のMOSトランジスタ
NQ7およびNQ8の基板領域VSWへは接地電圧GN
Dが与えられる。これによりスタンバイサイクル時にお
いて、基板領域VSWがフローティング状態となるのが
防止され、確実に基板領域VSWを接地電圧GNDレベ
ルに維持することができる。
て、スイッチング素子SWmは所定期間のみオン状態と
されているため、Vbb発生回路460から負電圧Vb
bが与えられても、その負電圧Vbbが基板領域VSW
へ印加される期間は限定されており、したがって基板領
域VSWは、ノードSNの充電の後、スイッチング素子
SWkおよびSWjにより接地電圧GNDレベルにまで
駆動され、ノードSNが負電圧Vbbレベルにまで変化
するのは防止される。以上のように、この第7の実施例
の構成に従えば、センスアンプのMOSトランジスタN
Q7およびNQ8の基板領域を所定電圧に充電し、セン
ス動作開始時にはこの基板領域に充電された電荷を用い
てセンスアンプの活性化用のノードを充電しているた
め、高速かつ安定にセンス動作を行なうことができる。 [実施例8]図49は、この発明の第8の実施例である
内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図49に
おいて、内部電源電圧発生回路(内部降圧回路)は、外
部電源ノード1に与えられた外部電源電圧VCEが所定
の電圧レベルに上昇したとき、外部電源電圧VCEが投
入されたと判断し、電源投入検出信号POR(図49に
は示さず)およびその反転信号/PORを出力する電源
投入検出回路45と、外部電源ノード1上の外部電源電
圧VCEから所定の電圧レベルの基準電圧Vrefを生
成し、信号線9上に出力する基準電圧発生回路4と、電
源投入検出回路45からの電源投入検出信号/PORに
応答して導通し、外部電源ノード1と信号線9を電気的
に接続するpチャネルMOSトランジスタ46を含む。
ドライブトランジスタ2および比較回路3は、従来の内
部構成回路と同様であり、比較回路3は、内部電源線5
上の内部電源電圧VCIと信号線9上の電圧とを比較
し、その比較結果に従ってドライブトランジスタ2の電
流供給量すなわちコンダクタンスを調整する。負荷回路
7は、この内部電源線5上の内部電源電圧VCIを使用
する。次にこの図49に示す内部電源電圧発生回路の動
作をその動作波形図である図50を参照して説明する。
与えられ、この外部電源ノード1上の電圧レベルが所定
の電圧レベル以上となると、電源投入検出回路45は外
部電源電圧VCEが投入されたと判断し、電源投入検出
信号PORをHレベルに立上げる。この電源投入検出信
号PORのHレベルのパルス幅は適当な大きさに設定さ
れる。図50において、外部電源電圧VCEが所定の電
圧レベルで一定となった時刻の後にこの電源投入検出信
号PORはLレベルに立下がるように示される。この電
源投入検出信号PORの期間がもう少し長くされてもよ
い。一方、電源投入検出信号/PORはLレベルを維持
する(外部電源電圧VCEの投入時この外部電源電圧V
CEに従って少し電圧レベルは上昇するが、信号POR
により即座にLレベルに設定される。このLレベルの信
号/PORに応答してMOSトランジスタ46がオン状
態となり、信号線9上に外部電源電圧VCEを伝達す
る。基準電圧発生回路4は、この構成は後に一例を示す
が、外部電源電圧VCEが一定の電圧レベル以上となっ
たときに動作し、この基準電圧Vrefの電圧レベルを
徐々に上昇させて最終的に所定の一定電圧レベルに設定
する。比較回路3は、この信号線9上の電圧と内部電源
線5上の内部電源電圧VCIとを比較し、その比較結果
に従ってドライブトランジスタ2を駆動している。内部
電源線5には比較的大きな寄生容量が付随し、この内部
電源電圧VCIの上昇は基準電圧Vrefの電圧レベル
の上昇よりも緩やかである。このとき、MOSトランジ
スタ46がオン状態であり、信号線9上の電圧は外部電
源電圧VCEレベルに設定されているため、比較回路3
は、この内部電源電圧VCIと外部電源電圧VCEの差
に従ってドライブトランジスタ2のコンダクタンスを調
整する。したがって、ドライブトランジスタ2は基準電
圧発生回路4からの基準電圧Vrefと内部電源電圧V
CIとを比較する場合に比べてより大きな電流を内部電
源線5へ供給する。これにより、内部電源線5上の内部
電源電圧VCIの立上が早くされ、内部電源電圧VCI
が高速で安定状態とされる。
/PORのHレベルへの立上がり期間は、この内部電源
線5上の電源電圧VCIが一定の基準電圧のレベルに到
達するまでの期間に設定されればよい。この信号/PO
Rの立上がり期間および信号PORのHレベルの持続期
間は、したがって、内部電源電圧VCIが目標となる一
定の電圧レベル(基準電圧Vrefの最終到達レベル)
以上となるときまでに、比較回路3が基準電圧発生回路
4からの基準電圧Vrefと内部電源電圧VCIとを比
較する動作を行なうように設定される。上述のように、
内部電源電圧VCIが安定化される期間を早くすること
により、たとえばDRAMにおいて、電源投入後内部回
路をリセットするために実行されるダミーサイクル(信
号/RASを所定回数トグルさせて信号線および内部ノ
ードを所定電圧レベルに設定する)を行なう際に確実
に、内部電源電圧VCIを所定の電圧レベルに設定する
ことができ、確実に内部回路および内部ノードを所定の
電圧レベルに初期設定することができる。 [変更例1]図51は、この発明の第8の実施例の内部
電源電圧発生回路の第1の変更例を示す図である。図3
7に示す構成においては、比較回路3の出力ノード6す
なわちドライブトランジスタ2のゲートに、電源投入検
出信号PORに応答してオン状態となり、ノード6を接
地ノードVSSに電気的に接続するnチャネルMOSト
ランジスタ47が設けられる。他の構成は、従来の内部
降圧回路と同じである。次に図37に示す構成の動作に
ついてその動作波形図である図52を参照して説明す
る。
与えられ、所定のレベルに達すると、電源投入検出信号
PORが所定期間Hレベルとされる。これによりMOS
トランジスタ47がオン状態となり、ノード6は接地電
圧VSSレベルに設定される。ドライブトランジスタ2
は、このノード6上の接地電圧VSSに従って大きなコ
ンダクタンスを有し、外部電源ノード1から内部電源線
5へ大きな電流を供給し、内部電源電圧VCEの電圧レ
ベルを上昇させる。電源投入検出信号PORがHレベル
のとき、基準電圧Vrefは所定の電圧レベルに到達し
ていないため、より高速で内部電源電圧VCIを上昇さ
せることができる。電源投入検出信号PORがLレベル
となると、MOSトランジスタ47がオフ状態となり、
ノード6の電圧レベルは、比較回路3の出力信号に応じ
て変化し、そのときの基準電圧Vrefの電圧レベルと
内部電源電圧VCIの電圧レベルに従ってドライブトラ
ンジスタ2のコンダクタンス(電流駆動力)が調整さ
れ、内部電源電圧VCIが最終の電圧レベルにまで上昇
する。この図51に示す構成においても、外部電源電圧
VCEの印加時に、ドライブトランジスタ2は、大きな
電流駆動力をもって外部電源ノード1から内部電源線5
へ電流を供給するため、高速で内部電源電圧VCIを上
昇させることができ、応じて高速で内部電源電圧VCI
を所定の電圧レベルに安定化させることができる。
実施例である内部電源電圧発生回路の第2の変更例の構
成を示す図である。図53に示す構成においては、ドラ
イブトランジスタ2とは別に、内部電源線5と外部電源
ノード1の間に、電源投入検出信号/PORに応答して
導通するpチャネルMOSトランジスタ48が設けられ
る。図53に示す構成の動作をその動作波形図である図
54を参照して説明する。この図53に示す構成におい
ては、図51に示す構成と同様、外部電源電圧VCEが
外部電源ノード1印加されると、所定期間pチャネルM
OSトランジスタ48がオン状態となり、外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ電流が供給される。比較回路3
の出力信号の電圧レベルが過渡状態にあり、ドライブト
ランジスタ2のコンダクタンスが不安定な場合において
も、内部電源線5はMOSトランジスタ48を介して外
部電源ノード1から電流を供給され、内部電源電圧VC
Iの電圧レベルが上昇する。信号/PORがHレベルに
立上がると、MOSトランジスタ48がオフ状態とされ
る(信号/PORのHレベルは外部電源電圧VCEレベ
ル)。内部電源線5は、比較回路3の出力信号に従って
ドライブトランジスタ2を介して外部電源ノード1から
電流を供給され、その内部電源電圧VCIの電圧レベル
は所定の電圧レベルに上昇する。
源電圧VCEが内部電源ノード1へ印加されたとき、内
部電源線5が外部電源ノード1に電気的に接続されるた
め、内部電源電圧VCIの電圧レベルの上昇を早くする
ことができ、内部電源電圧VCIを高速で安定状態に設
定することができる。 [実施例9]図55は、この発明の第9の実施例である
内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図55に
おいて、内部電源電圧発生回路は、基準電圧Vrefと
内部電源線5上の内部電源電圧VCIを比較する比較回
路3と、比較回路3の出力信号に応答して外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ電流を供給するドライブトラン
ジスタ2と、比較回路3の出力信号を増幅する増幅回路
50と、この増幅回路50の出力信号に応答してオン・
オフし、外部電源ノード1から内部電源線5へ電流を供
給するpチャネルMOSトランジスタ60を含む。増幅
回路50は、比較回路3の出力信号を増幅する2段の縦
続接続されたCMOSインバータ52および53と、C
MOSインバータ52および53の出力信号のLレベル
の振幅を制限する振幅制限回路51を含む。CMOSイ
ンバータ52および53は、外部電源ノード1に与えら
れる外部電源電圧VCEを一方導通電源電圧として動作
する。次にこの図55に示す内部電源電圧発生回路の動
作をその動作波形図である図56を参照して説明する。
やかに低下した場合、比較回路3の出力信号も同様にこ
の内部電源電圧VCIの変化に追随して低下する。比較
回路3の出力信号すなわちノード6の電圧レベルが低下
すると、ドライブトランジスタ2は、そのコンダクタン
スが大きくなり、外部電源ノード1から内部電源線5へ
電流を供給し、この低下した内部電源電圧VCIの電圧
レベルをもとのレベルへ復帰させる。このとき、また、
増幅回路50においては、CMOSインバータ52がこ
のノード6上の信号を反転増幅し、次いでCMOSイン
バータ53がこのCMOSインバータ52の出力信号を
反転して増幅する。これにより増幅回路50の出力信号
が高速でLレベルとなり、MOSトランジスタ60がオ
ン状態とされ、外部電源ノード1から電流を内部電源線
5上へ供給する。このとき、負荷電流が大きい場合に
は、MOSトランジスタ60の電流駆動力がドライブト
ランジスタ2の電流駆動能力を助け、また、負荷電流が
小さい場合には、ドライブトランジスタ2の電流駆動力
のみで十分に負荷電流を供給することができるので、こ
の内部電源線5上の内部電源電圧VCIのオーバーシュ
ートは防止される。また、ノード6の信号電圧が低下し
たとき、CMOSインバータ52において、pチャネル
MOSトランジスタがオン状態となり、その出力信号を
Hレベルに上昇させるが、振幅制限回路51により、そ
の内部のnチャネルMOSトランジスタのソース電位は
接地電圧VSSよりも高くされており、nチャネルMO
Sトランジスタのゲート−ソース間電圧は十分小さくさ
れ、これによりCMOSインバータ52における貫通電
流が抑制される。この振幅制限回路51の構成について
は後に詳細に説明する。このとき、CMOSインバータ
53の出力信号がLレベルに低下するが、そのLレベル
の電圧レベルは、振幅制限回路51が実現する電圧レベ
ルに設定されており、MOSトランジスタ60のゲート
電位が接地電圧VSSレベルに低下するのが防止され、
これにより内部電源線5へこのMOSトランジスタ60
から大きな電流が供給されて内部電源線5がオーバード
ライブされるのが防止される。
路7の動作により急激に低下した場合、比較回路3の出
力信号はこの急激な内部電源電圧VCIの変化に追随で
きず、緩やかに変化する。しかしながら、この場合にお
いても、増幅回路50が比較回路3の出力信号すなわち
ノード6の電圧を増幅するため、MOSトランジスタ6
0が高速でオン状態となり、外部電源ノード1から内部
電源線5へ電流を供給し、この内部電源電圧VCIの急
激な変化を抑制する。したがって、MOSトランジスタ
60をオン状態とすることにより、急激な内部電源電圧
VCIの変化を緩和または補償することができ、内部電
源電圧VCIを安定に所定の電圧レベルに保持すること
ができる。 [具体的構成1]図57は、この発明の第9の実施例の
内部電源電圧発生回路の具体的構成を示す図である。図
57において、比較回路3は、ノードJ2と接地ノード
VSSの間に接続され、そのゲートに内部電源電圧VC
Iを受けるnチャネルMOSトランジスタN41と、ノ
ード6bと接地ノードVSSの間に接続され、そのゲー
トに基準電圧Vrefを受けるnチャネルMOSトラン
ジスタN42と、外部電源ノード1とノードJ2の間に
接続され、そのゲートがノードJ1を介してノードJ2
に接続されるpチャネルMOSトランジスタP41と、
外部電源ノード1とノード6bの間に接続され、そのゲ
ートがノードJ1に接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタP42と、外部電源ノード1とノード6aの間に
接続され、そのゲートがノードJ1に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタP43と、ノード6aと接地ノ
ードVSSの間に接続され、そのゲートに基準電圧Vr
efを受けるnチャネルMOSトランジスタN43を含
む。
チャネルMOSトランジスタP42およびP43とはカ
レントミラー回路を構成する。すなわちpチャネルMO
SトランジスタP41を流れる電流のミラー電流がpチ
ャネルMOSトランジスタP42およびP43を流れ
る。電流の比がこれらのMOSトランジスタP41とM
OSトランジスタP42およびP43とのサイズの比
(ゲート幅とゲート長との比W/L)により決定され
る。ノード6aはドライブトランジスタ2のゲートに接
続される。ノード6bは、増幅回路50の入力部に接続
される。増幅回路50は、CMOSインバータ52およ
び53を含む。CMOSインバータ52は、外部電源ノ
ード1とノードG3の間に接続されるpチャネルMOS
トランジスタP44およびnチャネルMOSトランジス
タN44を含む。CMOSインバータ53は、外部電源
ノード1とノードJ3の間に接続されるpチャネルMO
SトランジスタP45およびnチャネルMOSトランジ
スタN45を含む。ノード6bがMOSトランジスタP
44およびN44のゲートに接続される。CMOSイン
バータ52の出力ノードはMOSトランジスタP45お
よびN45のゲートに接続される。
ードとの間に接続され、かつ振幅制限信号LMをそのゲ
ートに受けるpチャネルMOSトランジスタP46を含
む。MOSトランジスタP46は、ノードJ3の電位
を、LM+Vtpの電圧レベルに設定する。次に動作に
ついて説明する。比較回路3は、図22に示す比較回路
と同様、カレントミラー型増幅回路の構成を備える。す
なわち、内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefよりも
高いときには、MOSトランジスタN41のコンダクタ
ンスがMOSトランジスタN42およびN43のコンダ
クタンスよりも高くなり、MOSトランジスタP41を
介して流れる電流が増加する。このMOSトランジスタ
P41を流れる電流のミラー電流がMOSトランジスタ
P42およびP43にそれぞれ流れる。MOSトランジ
スタN42およびN43のコンダクタンスはMOSトラ
ンジスタN41のそれよりも小さいため、ノード6aお
よび6bの電圧レベルが上昇する。これにより、ドライ
ブトランジスタ2のコンダクタンスは小さくされ、外部
電源ノード1からドライブトランジスタ2を介して内部
電源線5へ流れる電流量が抑制される(遮断される)。
バータ52により反転増幅される。このとき、CMOS
インバータ52において、MOSトランジスタP44が
オフ状態に移行し、MOSトランジスタN44がオン状
態へ移行する。これにより、CMOSインバータ52の
出力信号がLレベルへ移行し、CMOSインバータ53
においてMOSトランジスタP45がオン状態、MOS
トランジスタN45がオフ状態へ移行する。これにより
ノード55の電圧レベルが上昇し、ドライブ用MOSト
ランジスタ60がオフ状態とされる。CMOSインバー
タ52の出力信号がLレベルに低下したとき、ノードJ
3の電圧レベルはLM+Vtpであり、MOSトランジ
スタN45がオフ状態とされ、CMOSインバータ53
における貫通電流が防止される。また、CMOSインバ
ータ52においても、ドライブトランジスタ2がほぼオ
フ状態にされる場合には、同様にMOSトランジスタP
44もほぼオフ状態とされ、CMOSインバータ52に
おける貫通電流も同様に防止される。内部電源電圧VC
Iが基準電圧Vrefよりも低い場合にはMOSトラン
ジスタN41のコンダクタンスがMOSトランジスタN
42およびN43のそれよりも小さくされ、MOSトラ
ンジスタP41を介して流れる電流が小さくなり、応じ
てMOSトランジスタP42およびP43を介して流れ
る電流が減少する。これによりノード6aおよび6bは
MOSトランジスタN42およびN43により放電さ
れ、その電圧レベルが低下する。まずドライブトランジ
スタ2がオン状態とされ、外部電源ノード1から内部電
源線5へ電流を供給する。増幅回路50においては、M
OSトランジスタP44がオン状態となり、MOSトラ
ンジスタN44はそのゲート−ソース間電圧(ノード6
bとノードJ3の間の電圧)が小さいため、MOSトラ
ンジスタN44を介して流れる電流は小さくされる。こ
れにより、CMOSインバータ52の出力信号がHレベ
ルに上昇し、CMOSインバータ53においてMOSト
ランジスタP45がオフ状態、MOSトランジスタN4
5がオン状態とされる。
上の電圧レベルにまで低下し、MOSトランジスタ60
がオン状態とされる。このときノード55の電圧レベル
がノードJ3上の電圧LN+Vtpレベルであり、MO
Sトランジスタ60は比較的制限された電流量を外部電
源ノード1から内部電源線5へ供給する。この構成にお
いては、ドライブトランジスタ2が内部電源線5の急激
な電圧低下に追随しない場合においても、増幅回路50
によりドライブトランジスタ60が高速でオン状態とさ
れ、この急激な内部電源電圧VCIの変化に追随して内
部電源線5へ内部電源ノード1から電流を供給し、この
急激な内部電源電圧VCIの電圧低下を補償する。ドラ
イブトランジスタ2が内部電源電圧VCIの緩やかな電
圧変化に応答して電流を外部電源ノード1から内部電源
線5へ供給し、MOSトランジスタ60が内部電源線5
上の電源電圧VCIの急激な変化を緩和するように内部
電源ノード1から内部電源線5へ電流を供給する。すな
わち、ドライブトランジスタ2をアナログ的に動作さ
せ、MOSトランジスタ60をディジタル的に動作させ
ることにより、安定に内部電源電圧VCIをほぼ一定の
電圧レベルに保持することができる。
路のマスター段(MOSトランジスタP41)を共通と
してノード6aおよび6bから信号電圧を取出してい
る。その場合、増幅回路50およびドライブトランジス
タそれぞれに対して比較回路を設ける構成に比べ、比較
回路の占有面積を低減することができる。またMOSト
ランジスタP42およびP43のサイズを適当に調整す
ることによりノード6aおよび6bの電圧変化の速度を
適当な値に設定することができ、すなわち増幅回路50
およびドライブトランジスタ2それぞれに対し比較回路
3の増幅率を適当な値に設定することができ、ドライブ
トランジスタ2およびMOSトランジスタ60の応答特
性を適当な値に設定することができる。さらに、比較回
路3においては、MOSトランジスタP41を介して流
れる電流のミラー電流がMOSトランジスタP42およ
びP43を介して流れる。2つの比較回路を設けた場
合、このMOSトランジスタP41が2つ必要とされる
ことにより各トランジスタで電流が消費されるが、この
カレントミラー回路のマスター段を共有する構成とする
ことにより電流を流れる経路の数を低減し、応じて比較
回路の消費電流を低減することができる。
電流駆動力は、ドライブトランジスタ2のゲート容量お
よびCMOSインバータ52の入力ゲート容量の値それ
ぞれに応じて適当な値に設定される。それにより内部電
源線5上の電源電圧VCIの急激な変化(高周波的な変
化)および緩やかな変化(直流的な変化)いずれに対し
ても内部電源電圧VCIの低下を抑制することができ、
内部電源電圧VCIの変化に追随することができる。 [具体的構成2]図58は、この発明の第9の実施例の
内部電源電圧発生回路の第2の具体的構成を示す図であ
る。図58に示す構成においては、振幅制限回路51す
なわちMOSトランジスタP46のゲートへ与えられる
信号LMを発生するために、比較回路3の差動出力信号
をさらに差動的に増幅する差動増幅回路70が設けられ
る。比較回路3および増幅回路50の構成は図57に示
すものと同じであり、対応する部分には同一の参照番号
を付す。差動増幅回路70は、ノードJ6と接地ノード
VSSの間に接続され、そのゲートに比較回路3のノー
ドJ2の出力信号を受けるnチャネルMOSトランジス
タN46と、ノードJ5と接地ノードVSSの間に接続
され、そのゲートに比較回路3の出力ノード6b上の信
号を受けるnチャネルMOSトランジスタN47と、外
部電源ノード1とノードJ6の間に接続され、そのゲー
トがノードJ4およびJ5に接続されるpチャネルMO
SトランジスタP46と、外部電源ノード1とノードJ
5の間に接続され、そのゲートがノードJ4およびJ5
に接続されるpチャネルMOSトランジスタP47を含
む。pチャネルMOSトランジスタP46およびP47
はカレントミラー回路を構成する。MOSトランジスタ
P47がマスターとして動作し、MOSトランジスタP
47を介して流れる電流のミラー電流がMOSトランジ
スタP46を介して流れる。次に動作について簡単に説
明する。
J2の電圧レベルは、MOSトランジスタP41を介し
て流れる電流が増加するため(Vgs−Vtp)2 の関
係から、低下する。MOSトランジスタP41のゲート
とドレインがノードJ2の電圧レベルに等しく、ソース
電圧は外部電源電圧VCEレベルである。したがって、
このMOSトランジスタP41における電圧降下が高く
なるためである。一方、ノード6bの電圧レベルは、M
OSトランジスタP42を介して流れる電流が増加する
が、MOSトランジスタN42は、この電流を全て通過
させることができないため、上昇する。これにより、差
動増幅回路70においては、MOSトランジスタN46
のコンダクタンスよりもMOSトランジスタN47のコ
ンダクタンスが高くなり、MOSトランジスタP47を
介して流れる電流が増加する。これによりMOSトラン
ジスタP46を介して流れる電流が増加しノードJ6か
らの出力信号すなわち振幅制限信号LMの電圧レベルが
上昇する(最大VCEレベル)。これに応答して、増幅
回路50における振幅制限回路51のMOSトランジス
タP46のゲート電位が上昇し、ノードJ3の電圧レベ
ルが上昇する。ここで、MOSトランジスタP46は、
その電流供給力は十分大きくされており、常にこのゲー
ト−ソース間(ノード6bとノードJ3の間)の電圧は
しきい値電圧Vtpの電圧レベルに維持する。これによ
り、MOSトランジスタN44のコンダクタンスが低下
しCMOSインバータ57の貫通電流が低減される。ノ
ード55の電圧レベルがMOSトランジスタP45によ
り充電され外部電源電圧VCEに近くなり、MOSトラ
ンジスタ60はオフ状態とされる。一方、ドライブトラ
ンジスタ2はノード6aの電圧レベルに従ってコンダク
タンスが低下する。
合には、ノードJ2の電圧レベルが少し上昇し、ノード
6bの電圧レベルがMOSトランジスタN42により放
電され低下する。これにより、MOSトランジスタN4
6のコンダクタンスがMOSトランジスタN47のコン
ダクタンスよりも大きくされ、ノードJ6の出力信号す
なわち振幅制限信号LMの電圧レベルが低下する。ノー
ド6bの電圧レベルの低下は電圧回路50により増幅さ
れ、MOSトランジスタ60はオン状態となる。このと
き、増幅回路50においてノードJ3のクランプレベル
(MOSトランジスタP46によるクランプ)が低下
し、ノード55の電圧レベルはこのノードJ3の電圧レ
ベルに等しくされる。これによりMOSトランジスタ6
0のコンダクタンスが大きくされ、比較的大きな電流を
外部電源ノード1から内部電源線5へ伝達する。この内
部電源電圧VCIと基準電圧Vrefの差が小さい場合
には、振幅制限信号LMの電圧レベルは比較的高く、こ
の内部電源電圧VCIは基準電圧Vrefよりも十分小
さい場合、この振幅制限信号LMの電圧レベルが接地電
圧VSSレベルに近くなる。すなわちノード55(増幅
回路50の出力ノード)の電圧レベルは、MOSトラン
ジスタ60がより多くの電流を供給すべきときにはその
電圧レベルが低くされ、それほど多くの電流を供給する
必要のない場合には振幅制限信号LMの電圧レベルが少
し高くされる。これによりMOSトランジスタ60のオ
ーバードライブを抑制し、内部電源線5へ過剰な電流が
供給されるのを防止することができ、安定にオーバーシ
ュートを生じさせることなく内部電源電圧VCIの電圧
レベルをもとのレベルへ回復させることができる。もち
ろん、このとき高速応答特性が劣るもののドライブトラ
ンジスタ2もオン状態となり外部電源ノード1から内部
電源線5へ電流を供給する。
は、比較回路3において、基準電圧Vrefと内部電源
電圧VCIの差を反転増幅し、この比較回路3の出力を
更に増幅して振幅制限信号LMを生成することにより、
この内部電源電圧VCIと基準電圧Vrefの差に応じ
た振幅制限信号LMの電圧レベルを設定することができ
る。 [具体例3]図59は、この発明の第9の実施例の内部
電源電圧発生回路の第3の具体的構成を示す図である。
図59において、内部電源電圧発生回路は、内部電源電
圧VCIと基準電圧Vrefの差を増幅して出力する差
動増幅回路72と、基準電圧Vrefと内部電源電圧V
CIの差を増幅して出力する差動増幅回路74と、差動
増幅回路72の出力信号と差動増幅回路74の出力信号
の差を増幅して出力する差動増幅回路76と、この差動
増幅回路76の出力信号をさらに増幅してドライブトラ
ンジスタ2のコンダクタンスを調整する増幅回路50
と、この差動増幅回路76の出力信号を振幅制限信号L
Mとして受けて、増幅回路50の出力する信号のLレベ
ルの振幅を制限する振幅制限回路51を含む。
ードVSSとの間に接続され、そのゲートに基準電圧V
refを受けるnチャネルMOSトランジスタN50
と、ノードJ7と接地ノードVSSの間に接続され、そ
のゲートに内部電源電圧VCIを受けるnチャネルMO
SトランジスタN51と、内部電源ノード1とノードJ
8の間に接続され、そのゲートがノードJ7に接続され
るpチャネルMOSトランジスタP50と、外部電源ノ
ード1とノードJ7の間に接続されかつそのゲートがノ
ードJ7に接続されるpチャネルMOSトランジスタP
51を含む。MOSトランジスタP50およびP51は
カレントミラー回路を構成し、MOSトランジスタP5
1を介して流れる電流のミラー電流がMOSトランジス
タP50を介して流れる。この差動増幅回路72におい
ては、内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefよりも高
いときには、ノードJ8からHレベルの信号が出力され
る。差動増幅回路74は、ノードJ10と接地ノードV
SSの間に接続され、そのゲートに内部電源電圧VCI
を受けるnチャネルMOSトランジスタN52と、ノー
ドJ9と接地ノードVSSの間に接続され、そのゲート
に基準電圧Vrefを受けるnチャネルMOSトランジ
スタN53と、内部電源ノード1とノードJ10の間に
接続され、そのゲートがノードJ9に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタP52と、外部電源ノード1と
ノードJ9の間に接続され、かつそのゲートがノードJ
9に接続されるpチャネルMOSトランジスタP53を
含む。pチャネルMOSトランジスタP52およびP5
3はカレントミラー回路を構成し、MOSトランジスタ
P53を介して流れる電流のミラー電流がMOSトラン
ジスタP52を介して流れる。この差動増幅回路74に
おいては、内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefより
も低いときにHレベルの信号がノードJ10から出力さ
れる。
ノードVSSの間に接続され、そのゲートが差動増幅回
路72の出力ノードJ8に接続されるnチャネルMOS
トランジスタN54と、ノードJ12と接地ノードVS
Sの間に接続され、そのゲートが差動増幅回路74の出
力ノードJ10に接続されるnチャネルMOSトランジ
スタN55と、外部電源ノード1とノードJ11の間に
接続されかつそのゲートがノードJ11に接続されるp
チャネルMOSトランジスタP54と、外部電源ノード
1とノードJ12の間に接続され、そのゲートがノード
J11に接続されるpチャネルMOSトランジスタP5
5を含む。pチャネルMOSトランジスタP54および
P55はカレントミラー回路を構成しMOSトランジス
タP54を介して流れる電流のミラー電流がMOSトラ
ンジスタP55を介して流れる。この差動増幅回路76
においては、差動増幅回路72の出力ノードJ8におけ
る信号電圧が差動増幅回路74の出力ノードJ10の信
号電圧よりも高いときには、その出力ノードJ12から
Hレベルの信号が出力される。増幅回路50は、差動増
幅回路76の出力ノードJ12の信号電圧を受けるよう
に接続される2段のCMOSインバータ52および53
を含む。CMOSインバータ52は、pチャネルMOS
トランジスタP44とnチャネルMOSトランジスタN
44を含む。CMOSインバータ53はpチャネルMO
SトランジスタP45とnチャネルMOSトランジスタ
N45を含む。CMOSインバータ53からドライブト
ランジスタ2のコンダクタンスを調整する信号が出力さ
れる。
を制限する振幅制限回路51は、差動増幅回路76の出
力信号を振幅制限信号LMとしてそのゲートに受けるp
チャネルMOSトランジスタP46を含む。このMOS
トランジスタP46は、クランプ機能はなく、そのゲー
トに与えられる増幅制限信号LMに従った抵抗値が決定
される抵抗素子として機能する。この図59に示す内部
電源電圧発生回路においては、外部電源ノード1から内
部電源線5へ電流を供給するドライブトランジスタが1
つ設けられているだけである。次に動作について簡単に
説明する。差動増幅回路72は、k・(VCI−Vre
f)の電圧レベルの信号をその出力ノードJ8から出力
する。ここでkは差動増幅回路72の増幅率を示す。同
様に差動増幅回路74は、j・(Vref−VCI)の
電圧レベルの信号をその出力ノードJ10から出力す
る。ここでjは差動増幅回路74の増幅率を示す。差動
増幅回路76は、それらの差動増幅回路72および74
の出力信号を差動的に増幅して出力する。したがって、
この差動増幅回路76からは、iをその増幅率として i{k・(VCI−Vref)−j・(Vref−VC
I)}=i・(k+j)(VCI−Vref) の電圧レベルの信号が出力される。内部電源電圧VCI
が基準電圧Vrefよりも高い場合には、増幅回路50
からは内部電源電圧VCIに近い電圧レベルの信号がド
ライブトランジスタ2のゲートへ与えられる。したがっ
て、この場合には、内部電源ノード1から内部電源線5
へはほぼ電流は供給されない。
efよりも小さい場合には、初段のCMOSインバータ
52の増幅率をmとすると、そこから −m・i・(k+j)(VCI−Vref) の電圧信号が出力される。このCMOSインバータ52
の出力信号はさらにCMOSインバータ53により反転
増幅されてドライブトランジスタ2のゲートへ与えられ
る。内部電源電圧VCIと基準電圧Vrefの差の小さ
い場合においても比較的大きな電圧振幅を有する信号が
ドライブトランジスタ2のゲートへ与えられる。ドライ
ブトランジスタ2は1つしか設けられておらず、比較的
大きな電流駆動力を有している。このとき、振幅制限信
号LMもCMOSインバータ52の入力信号と同じ電圧
レベルであり、MOSトランジスタP46の抵抗値を大
きくして、そのソース電位を上昇させ比較的高い電圧レ
ベルにこのCMOSインバータ53の出力信号のLレベ
ルを設定する。したがってドライブトランジスタ2から
は+m2 ・i・(k+j)(VCI−Vref)で規定
される電圧レベルの信号がゲートへ与えられ、比較的小
さな電源駆動力で外部電源ノード1から内部電源線5へ
ドライブトランジスタ2が電流を供給する。
りも大きく低下した場合には、この増幅回路50からド
ライブトランジスタ2のゲートへ与えられる電圧レベル
も大きく低下する。このときには、また振幅制限信号L
Mの電圧レベルも低下しており、MOSトランジスタP
64の抵抗値は十分小さくされ、そのソース電位は十分
低くなり、応じてドライブトランジスタ2のゲート電位
は大きく低下しており、大きな電流駆動力で外部電源ノ
ード1から内部電源線5へ電流を供給する。MOSトラ
ンジスタP46のソース電位はCMOSインバータ52
の貫通電流により与えられ、CMOSインバータ53は
貫通電流をほとんど生じさせない。図59に示す構成に
おいては、基準電圧Vrefと内部電源電圧VCIの差
が3つの差動増幅回路72、74、および76により増
幅され、さらにこの差動増幅回路76の出力信号を増幅
回路50により増幅されている。したがってドライブト
ランジスタ2が内部電源電圧VCIの電圧レベルに応じ
て高速でオン・オフ状態とされ、内部電源線5上の内部
電源電圧VCIが急速に低下した場合においても高速で
ドライブトランジスタ2は外部電源ノード1から電流を
内部電源線5へ供給し、この急激な内部電源電圧VCI
の低下を補償することができる。
用のpチャネルMOSトランジスタP46は、MOSト
ランジスタN45に対してのみ設けられ、CMOSイン
バータ52のnチャネルMOSトランジスタN44のソ
ースは接地ノードVSSに接続されるように構成されて
もよい。また、振幅制限信号LMの電圧レベルは、CM
OSインバータ52を構成するMOSトランジスタP4
4およびN44のサイズがCMOSインバータ53を構
成するMOSトランジスタP45およびN45のそれよ
りも小さくされておれば、CMOSインバータ52にお
ける貫通電流は十分小さな値に設定することができる。
出力段のCMOSインバータ53においてのみこの出力
信号の振幅制限が行なわれることにより、CMOSイン
バータ53における貫通電流の防止およびドライブトラ
ンジスタのオーバードライブを確実に抑制し、必要な量
の電流をドライブトランジスタ2を介して外部電源ノー
ド1から内部電源線5へ供給することができる。この構
成の場合、MOSトランジスタP46は、ソース電位ク
ランプ機能(LM+Vtpにクランプ)を持つように構
成されてもよい。以上のようにこの発明の第9の実施例
に従えば、ドライブトランジスタのゲート電位を、内部
電源電圧と基準電圧を比較する比較回路の出力信号をさ
らに増幅して設定しているため、急激な内部電源電圧V
CIの低下にもまた緩やかな内部電源電圧VCIの低下
のいずれにも対応して必要な電流を外部電源ノード1か
らドライブトランジスタを介して内部電源線へ供給する
ことができ、安定に内部電源電圧VCIを所定の電圧レ
ベルに保持することができる。このとき、増幅回路の出
力信号の振幅を制限することにより、ドライブトランジ
スタのオーバードライブが抑制され、必要な電流量のみ
を外部電源ノード1から内部電源線5へ供給することが
できる。特にこの振幅制限の電圧レベルを比較回路の出
力信号を用いて生成することにより、ドライブトランジ
スタを介して内部電源線5へ供給すべき電流量に応じ振
幅制限される電圧レベルを調整することができ、内部電
源電圧VCIの変化に対応して必要な電流を外部電源ノ
ード1から内部電源線5へ供給することができ、急激な
内部電源電圧の低下および緩やかな内部電源電圧VCI
のいずれにも柔軟に対してこの内部電源電圧VCIを所
定の電圧レベルに回復させることができる。
0の実施例である内部電源電圧発生回路の構成を概略的
に示す図である。図60において、内部電源電圧発生回
路は、基準電圧Vrefと内部電源線5上の電圧VCI
とを比較する比較回路3と、比較回路3の出力に応答し
て、外部電源ノード1から内部電源線5へ電流を供給す
るpチャネルMOSトランジスタ2と、比較回路3の出
力を増幅(バッファ処理)する増幅回路50と、増幅回
路50の出力に応答して内部電源線5へ外部電源ノード
1から電流を供給するpチャネルMOSトランジスタ6
0を含む。この比較回路3は、図57に示す比較回路と
同じ構成を備え、また増幅回路50も、図57に示すそ
れと同じ構成を備える。内部電源電圧発生回路は、さら
に、内部電源電圧VCIと基準電圧Vrefとを受け、
この内部電源電圧のオーバシュート量とアンダシュート
量との差を検出する積分部300と、積分部300の出
力に応答してpチャネルMOSトランジスタ(第2のド
ライバ素子)の供給電流量を調整する調節部310を含
む。この調節部310は、ドライブ素子60と外部電源
ノード1との間に設けられる。積分部300は、内部電
源電圧VCIが基準電圧Vref以上のとき、この基準
電圧Vrefを基準とする内部電源電圧VCIの積分値
と、この内部電源電圧VCIが基準電圧Vref以下の
とき、この内部基準電圧Vrefを基準とする積分値と
を加算する。調節部310は、この積分部300の出力
が、アンダシュート量がオーバシュート量よりも大きい
ことを示すときにはドライブ素子60を流れる電流量を
増加し、逆に、内部電源電圧VCIのオーバシュート量
がそのアンダシュート量よりも大きい場合には、ドライ
ブ素子60を流れる電流を減少させる。このドライブ素
子2および60をそれぞれ比較回路3および増幅回路5
0で駆動する構成は、素43に示す構成と同様である。
この図60に示すように、積分部300および調節部3
10を用いて、内部電源電圧VCIのアンダシュート量
およびオーバシュート量に従ってドライブ素子60の供
給電流量を調整する構成は、以下の利点を与える。
装置を含むシステム)の低消費電力化のために、外部電
源電圧VCEを低くした場合、この外部電源電圧VCE
を動作電源電圧として動作する比較回路3の応答特性が
劣化する。この場合、負荷回路7が動作して電流を消費
して内部電源電圧VCIが低下したとき、この内部電源
電圧VCIの低下を補償するのに十分な電流を第1のド
ライブ素子2を介して内部電源線5へ供給することがで
きない。この欠点を克服するために、増幅回路50によ
り、第2のドライブ素子を高速でスイッチング動作させ
て電流を内部電源線5上へ供給している。この第2のド
ライブ素子60の供給電流量を固定的に設定すると、以
下の問題が生じる場合がある。近年、同期型半導体記憶
装置と呼ばれる、システムクロックなどの外部クロック
信号に同期してロウアドレスストローブ信号/RASな
どの外部制御信号、アドレス信号、および書込データを
取込む半導体記憶装置がデータ処理システムの主メモリ
として用いられてきている。このような同期型半導体記
憶装置は、複数種類の周波数のシステムクロックに対応
可能である。クロック周波数が増加すると、回路(特に
入力バッファ回路)の動作速度が高くなり、消費電流が
増加する(トランジスタのスイッチング回数が増加する
ため)。消費電流が最も高くなる最も高いクロック周波
数に対応してドライブ素子60の供給電流量を設定する
と、逆に低周波数のシステムクロックを用いる低速シス
テムにこの半導体記憶装置が用いられた場合、ドライブ
素子60の供給電流量が不必要に大きくなり、内部電源
電圧VCIにオーバシュートが生じる。しかしながら、
図60に示すように、ドライブ素子2および60を用
い、かつドライブ素子60の供給電流量を負荷回路7の
消費する電流(負荷電流)に応じて調節することによ
り、上述の問題が解消され、最適量の電流を内部電源線
5へ供給することができ、内部電源電圧VCIのオーバ
シュートの発生を抑制し、内部電源電圧VCIを安定に
所定レベルに維持することができる。次に具体的に構成
について説明する。
10の実施例の第1の具体的構成を示す図である。図6
1において、増幅回路50は、図57に示す構成と同
様、2段のインバータ52および53を含む。初段のイ
ンバータ52のトランジスタのサイズは小さくされ、比
較回路3の出力負荷を低減する。ドライブ素子60は、
一例として、4個の互いに並列に接続されるpチャネル
MOSトランジスタ60a、60b、60c、および6
0dに分割される(この理由については後に説明す
る)。積分部300は、基準電圧Vrefと内部電源電
圧VCIの差を増幅する差動増幅回路302と、内部電
源電圧VCIと基準電圧Vrefの差を増幅する第2の
差動増幅回路304と、キャパシタで構成されるループ
フィルタ309と、差動増幅回路302および304の
出力に従ってループフィルタ309を充放電するチャー
ジポンプ回路305を含む。チャージポンプ回路305
は、外部電源ノード1とノードDの間に設けられ、差動
増幅回路302の出力に応答して導通するpチャネルM
OSトランジスタ306と、ノードDと接地ノードとの
間に設けられ、差動増幅回路304の出力に応答して導
通するnチャネルMOSトランジスタ308を含む。
Iが基準電圧Vrefよりも低いときに“L”の出力を
出力し、pチャネルMOSトランジスタ306をオン状
態とする。差動増幅回路304は、内部電源電圧VCI
が基準電圧Vrefよりも高いときに“H”の信号を出
力し、nチャネルMOSトランジスタ308をオン状態
とする。すなわち、積分部300においては、内部電源
電圧VCIが基準電圧Vrefよりも低い場合には、ル
ープフィルタ309がpチャネルMOSトランジスタ3
06を介して充電される。内部電源電圧VCIが基準電
圧Vrefよりも低い場合には、MOSトランジスタ3
08がオン状態となり、ループフィルタ309を放電す
る。差動増幅回路302および304の出力信号はアナ
ログ的に変化し、したがってループフィルタ309の充
電電位は内部電源電圧VCIのオーバシュート量とアン
ダシュート量の差を示す。調節回路310は、ループフ
ィルタ309の充電電位(ノードDの電位)を多ビット
デジタル信号(図47においては4ビットのデジタル信
号)に変換するA/Dコンバータ312と、A/Dコン
バータ312を多ビットデジタル信号の各ビットに対応
して設けられかつドライブトランジスタ60a〜60d
の各々と直列に接続されるpチャネルMOSトランジス
タPBa、PBb、PBc、およびPBdを含む。A/
Dコンバータ312の動作周波数は、任意であるが、同
期型半導体記憶装置に適用される場合には最高速度のシ
ステムクロック以上(または同程度)の速度で動作する
のが好ましい。後に説明するように、積分部300は、
本質的に積分回路であり、低速動作回路である。したが
って、積分部300の出力に従ってドライブトランジス
タ60(60a〜60d)の供給電流量が変化するのは
現サイクル(負荷回路の動作サイクルについて)より
も、主に次のサイクルにおいてである。しかしながら、
動作周波数が一定の状態の場合には、一度供給電流量が
安定すれば、その後はほとんどそれは変化しないので問
題はない。同期型半導体記憶装置においてこの図61に
示す構成が適用される場合、したがって、A/Dコンバ
ータ312の動作速度が最高外部クロック周波数以上
(または同程度)あればよい。
動作波形図である図62を参照して説明する。負荷回路
7が動作すると、負荷電流Iloadが流れ、ノードA
(内部電源線5)上の内部電源電圧VCIが低下する。
内部電源電圧VCIが基準電圧Vrefよりも低くなる
と、比較回路3の出力が低下し、ドライブ素子2がオン
状態となり、外部電源ノード1から内部電源線5へ電流
を供給する。ドライブ素子が2が供給する電流量は、比
較回路3の出力レベルに従ってアナログ的に変化する。
一方、増幅回路50は、この比較回路3の出力を増幅
し、急速にその出力を低下させ、ドライブ素子60a〜
60dをオン状態とする。MOSトランジスタPBa〜
PBdは、A/Dコンバータ312の出力する多ビット
デジタル信号に従って選択的にオン状態とされる。この
A/Dコンバータ312の出力する多ビットデジタル信
号は、初期電位V0に従って決定される。したがって、
このドライブトランジスタ60a〜60dのうち、対応
のMOSトランジスタPBa〜PBdがオン状態となっ
ているドライブトランジスタのみが内部電源線5(ノー
ドA)へ電流を供給する。
圧VCIが基準電圧Vrefよりも低いためHレベルで
あり、MOSトランジスタ306はオフ状態にある。一
方、差動増幅回路304の出力は、基準電圧Vrefと
内部電源電圧VCIとの差に応じたHレベルとなり、M
OSトランジスタ308がオン状態となり、ループフィ
ルタ309を放電する。MOSトランジスタ308の放
電電流量は、差動増幅回路304の出力に従ってアナロ
グ的に変化する。このMOSトランジスタ308の放電
により、ループフィルタ309の充電電位(ノードDの
電位)が初期電位V0から低下する。チャージポンプ回
路305の充放電電流は、ループフィルタ305の有す
る容量に対し比較的小さく、ループフィルタ305の充
電電位(ノードDの電位)は緩やかに変化する。ループ
フィルタ305は、「ローパスフィルタ」であり、高速
応答性がない。ループフィルタ305の充電電位(ノー
ドDの電位)が現実に調節回路310の電流調節動作に
影響を及ぼすのは次のサイクル(負荷回路7の次の動作
サイクル)においてであり、現サイクルにおいては、調
節回路310の制御によりドライブトランジスタ60a
−60dが内部電源線5(ノードA)に供給する電流は
ほぼ一定である。このA/Dコンバータ312の動作速
度を、負荷回路7とそれとほぼ同様にすれば、この動作
は確実に実現することができる。現サイクルにおいて、
MOSトランジスタPBa〜PBdのオン/オフ状態を
固定的に設定することができるためである。
により電圧レベルが低下するにつれ、比較回路3の出力
信号がLレベルへ移行し、ドライブ素子2が供給する電
流I2が多くなる。一方、ドライブトランジスタ60が
供給する電流I1は、前述のごとくほぼ一定である。負
荷回路7が消費する電流(負荷電流)Iloadが低下
すると、内部電源電圧VCIの電圧レベルが上昇する。
このとき、ドライブ素子2を介して流れる電流I2も応
じて低減される。しかしながらこの場合、ドライブ素子
60がともに電流を内部電源線5(ノードA)へ供給し
ているため、この供給電流が多くなり、負荷回路7の動
作が完了し、負荷電流Iloadが流れなくなった場合
において、内部電源線5(ノードA)上の内部電源電圧
VCIにオーバシュートが生じる。オーバシュートが生
じた場合、差動増幅回路302の出力がLレベルへ移行
し、一方、差動増幅回路304の出力はLレベルへ移行
する。これにより、MOSトランジスタ306がオン状
態へ移行し、MOSトランジスタ308がオフ状態とさ
れ、ノードDがMOSトランジスタ306を介して充電
される。内部電源電圧VCIにオーバシュートが生じた
場合、比較回路3の出力はHレベルとなり、ドライブ素
子2および60はすべてオフ状態とされる。このオーバ
シュートは、アンダシュートおよびオーバシュートを繰
返し、ほぼ基準電圧レベルへと徐々に復帰する。図62
においては、オーバシュートからアンダシュートへの移
行時に負荷回路7の次のサイクルが始まる状態が示され
る。負荷回路7の1つの動作サイクルにおいて、ループ
フィルタ309が充電される電荷量は、内部電源電圧V
CIのアンダシュート量に対応し(図62においてノー
ドCの部分の斜線で示す領域)、また内部電源電圧VC
Iのオーバシュート量は、このループフィルタ309へ
の充電電流(ノードBの斜線領域)で表される。したが
って、1つのサイクル完了時において、ループフィルタ
309の充電電位(ノードDの充電電位)は、オーバシ
ュート量とアンダシュート量の差に等しくなる。
ル)においては、ループフィルタ309はこの内部電源
電圧VCIのオーバシュートより充電されており、充電
電位はV1である。A/Dコンバータ312により、こ
のループフィルタ309の充電電位をデジタル信号に変
換し、MOSトランジスタPBa−PBdを選択的にオ
ン状態とする。ノードDの電位が高ければ、A/Dコン
バータ312の出力するデジタル信号は“1”を多く含
み、ノードDの電位が低い場合にはA/Dコンバータ3
12の出力するデジタル信号は“0”を多く含む。内部
電源電圧VCIにアンダシュートが生じるのは、比較回
路3の応答の遅れとドライブ素子2および60の供給す
る電流の状態(アンダシュートが大きい場合には供給電
流が不十分)による。オーバシュート量よりもアンダシ
ュート量が大きい場合には、このドライブ素子2および
60が供給する電流量が不十分な場合である。この場合
には、MOSトランジスタPBa−PBdのうち数多く
のトランジスタがオン状態とされ、ドライブ素子60を
介して内部電源線5へ与えられる供給電流量が多くさ
れ、アンダシュートの発生を抑制する。一方、オーバシ
ュート量がアンダシュート量よりも大きい場合には、ド
ライブ素子2および60が供給する電流が負荷電流より
も大きい場合である。この場合には、MOSトランジス
タPBa−PBdのうち少ないMOSトランジスタがオ
ン状態とされ、ドライブ素子60を介して供給される電
流量が低減され、オーバシュートの発生が抑制される。
図62においては、アンダシュート量がオーバシュート
量よりも大きく、次のサイクルの開始電圧V1が初期電
位V0よりも低く、ドライブ素子60を介して供給され
る電流が多くされる状態が示される。この場合、内部電
源電圧VCIは、比較回路3の応答の遅れによりアンダ
シュートが生じるものの、先のサイクルに比べてより高
速で元の電位に復帰する。このオーバシュート量とアン
ダシュート量とが等しい場合には、ノードDの電位は変
化せず、オーバシュート量とアンダシュート量とのバラ
ンスが取られる。内部電源電圧VCIのオーバシュート
量とアンダシュート量との平衡状態においては、負荷回
路7が消費する負荷電流Iloadとドライブ素子2お
よび60が供給する電流とは最適化されており、比較回
路3の応答の遅れに起因する内部電源電圧VCIの小さ
なオーバシュート/アンダシュートが生じるだけであ
る。途中でたとえば動作周波数が変更され、応じて負荷
回路7の消費電流すなわち負荷電流Iloadが変化し
た場合には、再び加算部300および調節回路312に
よる最適化動作が行なわれ、内部電源電圧VCIのオー
バシュート量とアンダシュート量が一致するようにドラ
イブ素子60の供給する電流量が調整される。
うドライブ素子60の供給電流量を調整するのは以下の
理由による。このドライブ素子60は高周波動作時にお
ける負荷電流Iloadの内部電源電圧VCIの電位低
下を補償するために用いられており、したがって、ドラ
イブ素子60の供給電流量を調整することにより、内部
電源電圧VCIに対する内部電源電圧発生回路(特に比
較回路3)の応答の遅れを補償し、アンダシュート量を
小さくすることができ、かつアンダシュート量およびオ
ーバシュート量を等しくすることができる。図63は、
図61に示す積分部の構成を示す図である。図63にお
いて、第1の差動増幅回路302は、基準電圧VCSn
をゲートに受け、定電流源として機能するnチャネルM
OSトランジスタ321と、基準電圧Vrefをゲート
に受けるnチャネルMOSトランジスタ322と、内部
電源電圧VCIをゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ323と、ノード327と外部電源ノード1の
間に接続されるpチャネルMOSトランジスタ324
と、ノードDと外部電源ノード1の間に接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタ325を含む。MOSトラン
ジスタ322および323のソースはともにMOSトラ
ンジスタ321のドレインに接続され、MOSトランジ
スタ322および323のドレインはそれぞれノード3
27およびノードBに接続される。MOSトランジスタ
324および325のゲートはノード327に接続され
る。MOSトランジスタ324および325はカレント
ミラー回路を構成する。
CSpをゲートに受け、定電流源として機能し、外部電
源ノード1から電流を供給するpチャネルMOSトラン
ジスタ336と、MOSトランジスタ336とノード3
37の間に接続され、そのゲートに基準電圧Vrefを
受けるpチャネルMOSトランジスタ334と、MOS
トランジスタ336とノードCの間に接続され、そのゲ
ートに内部電源電圧VCIを受けるpチャネルMOSト
ランジスタ335と、ノードCとノード338の間に接
続され、そのゲートがノード337に接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタ333と、ノード337とノー
ド338の間に接続され、そのゲートがノード337に
接続されるnチャネルMOSトランジスタ332とを含
む。この基準電圧VCSnは、スタンバイサイクル時に
非活性状態とされる(接地電圧レベルとされる)電圧で
あってもよく、常時印加される一定の電圧レベルの信号
であってもよい。またMOSトランジスタ336のゲー
トへ与えられる基準電圧VCSpも、この動作サイクル
時(負荷回路7の動作サイクル時)において活性状態と
される(一定の基準電圧レベル)信号であってもよく、
また常時印加される一定の電圧レベルの信号であっても
よい。次に動作について簡単に説明する。
幅回路302においては、MOSトランジスタ322の
コンダクタンスがMOSトランジスタ323のそれより
も小さくなり、MOSトランジスタ323を介して流れ
る電流がMOSトランジスタ322を介して流れる電流
よりも多くなる。MOSトランジスタ321は定電流源
として機能しており、したがってMOSトランジスタ3
22を介して流れる電流が減少する。応じてMOSトラ
ンジスタ324を介して流れる電流が減少する。MOS
トランジスタ324とMOSトランジスタ325とはカ
レントミラー回路を構成しており、これらのMOSトラ
ンジスタ324および325のサイズが同じ場合には、
MOSトランジスタ324および325には同じ大きさ
の電流が流れる。したがって、MOSトランジスタ32
5を介して供給される電流が低下し、ノードBの電位が
MOSトランジスタ323を介して放電され、低下す
る。これによりチャージポンプ回路305において、M
OSトランジスタ306がオン状態となり、ループフィ
ルタ309を充電する。一方、第2の差動増幅回路30
4においては、MOSトランジスタ335のコンダクタ
ンスはMOSトランジスタ334のコンダクタンスより
も小さくなり、定電流トランジスタ336からの電流が
MOSトランジスタ334を介してより多くながれる。
これにより、MOSトランジスタ332を介して流れる
電流が増加する。MOSトランジスタ332とMOSト
ランジスタ333とはカレントミラー回路を構成してお
り、それらのMOSトランジスタ332および333の
サイズが同じ場合には、MOSトランジスタ332およ
び333に同じ大きさの電流が流れる。したがって、ノ
ードCはMOSトランジスタ333を介して放電されそ
の電位レベルが低下する。このとき、ノードCの電位レ
ベルは接地電位レベルにまで放電される。これによりチ
ャージポンプ回路305において、MOSトランジスタ
308は確実にオフ状態とされ、このチャージポンプ回
路305における貫通電流の発生が防止される。すなわ
ちこの貫通電流の発生を防止することにより、内部電源
電圧VCIのオーバシュート量に応じた電荷量をループ
フィルタ309に蓄積することができる。
の差動増幅回路302においてはMOSトランジスタ3
22のコンダクタンスがMOSトランジスタ323のコ
ンダクタンスよりも大きくなり、MOSトランジスタ3
22を介して流れる電流が増加する。応じてMOSトラ
ンジスタ324および325を介して流れる電流が増加
する。MOSトランジスタ325が供給する電流は、M
OSトランジスタ323が放電する電流よりも大きい。
したがってノードBの電位が上昇し、外部電源電圧VC
Eレベルまで上昇する。これにチャージポンプ回路30
5において、MOSトランジスタ306が確実にオフ状
態とされる。一方、第2の差動増幅回路304において
は、MOSトランジスタ335のコンダクタンスがMO
Sトランジスタ334のそれよりも大きくなり、定電流
源トランジスタ336からの電流がMOSトランジスタ
335を介して多く流れる。このときには、MOSトラ
ンジスタ334および332を介して流れる電流が減少
し、応じてMOSトランジスタ333が放電する電流量
が減少する。これにより、MOSトランジスタ335を
介してノードCが充電され、その電位レベルが上昇し、
MOSトランジスタ308がオン状態となり、ノードC
を放電する。チャージポンプ回路305におけるMOS
トランジスタ308が放電する電流量は、内部電源電圧
VCIのアンダシュート量を表わしている。したがっ
て、ノードDの電位すなわちループフィルタ309の充
電電位はオーバシュート量とアンダシュート量の差に等
しくなる。言い換えると、基準電位Vrefを基準とす
る内部電源電圧VCIのアンダシュート値における積分
値とオーバシュート時における内部電源電圧VCIの積
分値の和に対応する電圧レベルとなる。
VCIが直接差動増幅回路302および304へ与えら
れ、基準電圧Vrefと比較されてその比較結果に従っ
た信号がチャージポンプ回路305へ与えられている。
また同様に内部電源電圧VCIと基準電圧Vrefとが
比較回路3において比較されている。これは、内部電源
電圧VCIがレベルシフトされ、比較回路3および差動
増幅回路302および304へ与えられる構成が利用さ
れてもよい。感度の最もよい領域で比較回路3、差動増
幅回路302および304を動作させることができる。
A/Dコンバータを用いて、複数のMOSトランジスタ
を選択的にオン状態とすることにより、比較的簡単に、
負荷回路7の動作サイクルごとにドライブトランジスタ
60の供給電流量を調整することができる。 [具体的構成2]図64は、この発明の第10の実施例
である内部電源電圧発生回路の第2の具体的構成を示す
図である。図64に示す構成においては、調節回路31
0は、外部電源ノード1とドライブ素子60の間に設け
られたpチャネルMOSトランジスタ315を含む。こ
のMOSトランジスタ315のゲートへはノードDの電
位が与えられる。他の構成は、図47に示すものと同様
であり、対応する部分には同一の参照番号を付す。次に
動作について説明する。
Dの電位)は、図61に示す構成と同様、内部電源電圧
VCIの基準電圧Vrefを基準とする前のサイクル
(負荷回路7の動作サイクル)の積分値に対応してい
る。内部電源電圧VCIのアンダシュート量がそのオー
バシュート量よりも大きい場合には、ノードDの電位が
低下する。逆に、内部電源電圧VCIのオーバシュート
量がそのアンダシュート量よりも大きい場合には、ルー
プフィルタ309の充電電位(ノードDの電位)が上昇
する。このループフィルタ309の充電電位(ノードD
の電位)は、調節回路310を構成するpチャネルMO
Sトランジスタ315のゲートへ与えられる。したがっ
て、内部電源電圧VCIのオーバシュート量がそのアン
ダシュート量よりも大きい場合には、MOSトランジス
タ315の抵抗値が大きくなり、外部電源ノード1から
ドライブ素子60へ与えられる電流量が低下する。逆
に、内部電源電圧VCIのアンダシュート量がそのオー
バシュート量よりも大きい場合には、MOSトランジス
タ315の抵抗値が小さくなり、外部電源ノード1から
ドライブ素子60へ供給される電流量が増加する。この
ときこのドライブ素子60の電流供給力は、MOSトラ
ンジスタ315の供給する電流駆動力よりも大きくされ
ている。したがって、このドライブ素子60から内部電
源線5へ与えられる電流量を負荷回路7が消費する負荷
電流Iloadに応じた値に設定することができる。
っており、「ローパスフィルタ」として機能する。した
がって、ループフィルタ309の充電電位は、1サイク
ル内においてチャージポンプ回路305の充放電動作に
より変化するものの、その変化は緩やかである。高周波
応答特性はなく、したがって1サイクル(負荷回路7の
動作サイクル)において、ノードDの電位はほぼ一定と
見なすことができ、応じて1サイクル期間においてMO
Sトランジスタ315が供給する電流をほぼ一定とする
ことができる。すなわち、図54に示す動作波形図と同
様の動作をこの図64に示す回路を用いても実現するこ
とができる。図64に示す構成の場合、各サイクル(負
荷回路7の動作サイクル)ごとに、ノードDの電位に従
ってアナログ的に(連続的に)外部電源ノード1がドラ
イブ素子60へ供給される電流量を調整することができ
る。したがって調節回路の占有面積を小さくして正確に
このドライブ素子60が供給する電流を調節することが
でき、応じて負荷回路7の消費する負荷電流Iload
とドライブ素子2および60が供給する電流I1および
I2とをバランスさせることができ、オーバシュートお
よびアンダシュートを抑制するとともに、負荷電流Il
oadに対する最適な電流を内部電源線5へ供給するこ
とができる。
2および304はデジタル的に動作し、MOSトランジ
スタ306および308をスイッチング動作(デジタル
動作)させるように構成してもよい。以上のように、こ
の第10の実施例に従えば、内部電源電圧VCIのアン
ダシュート量とオーバシュート量との差に従ってドライ
ブ素子が内部電源線へ供給する電流量を調節するように
構成しているので、この内部電源線に接続する負荷回路
が消費する負荷電流に応じた最適な電流量を内部電源線
へ供給することができ、内部電源線におけるオーバシュ
ートおよびアンダシュートを抑制することができる。ま
た、上記各実施例においては、外部電源電圧を降圧して
内部電源電圧を生成しているが、本発明は、一般に、第
1の電源電位から所定の電圧レベルの第2の電源電位を
装置内部で生成する回路に適用することができる。 [実施例11]図65は、この発明の第11の実施例で
ある内部降圧回路が適用される半導体記憶装置の全体の
構成を示す図である。図65において、半導体記憶装置
は、半導体チップ100上に配置される4つのメモリセ
ルアレイ102a、102b、102c、および102
dを含む。メモリセルアレイ102a〜102dの各々
は、行および列のマトリクス状に配列された複数のメモ
リセルと、各列に対応して配置されるビット線対および
各行に対応して配置されるワード線、および各ビット線
対に対応して設けられるセンスアンプを含む。メモリセ
ルアレイ102a〜102dからのメモリセルの選択方
法は任意である。アクセス時において、メモリセルアレ
イ102a〜102d各々において所定数(たとえば1
ビット)のメモリセルが選択される構成が利用されても
よい。またメモリセルアレイ102a〜102dのうち
所定数のアレイ(たとえばメモリセルアレイ102aお
よび102c)が選択され、残りのメモリセルアレイは
スタンバイ状態を維持する構成が利用されてもよい。
イ102aおよび102cとメモリセルアレイ102お
よび102dの間の領域に配置され、外部からの信号に
従ってメモリセルアレイ102a〜102dに対する制
御信号を生成するマスタ周辺回路104と、メモリセル
アレイ102aおよび102cの間に設けられ、マスタ
周辺回路104からの制御信号に従って、メモリセルア
レイ102aおよび102cに対するアクセス動作を制
御するローカル周辺回路106aと、メモリセルアレイ
102bおよび102dの間に設けられ、マスタ周辺回
路104からの制御信号に従ってメモリセルアレイ10
2bおよび102dに対するアクセス動作を制御するロ
ーカル周辺回路108aを含む。マスタ周辺回路104
は、外部からのロウアドレスストローブ信号/RAS、
コラムアドレスストローブ信号/CAS、およびライト
イネーブル信号/WEなどの制御信号を受けて内部制御
信号を生成するとともに、外部からのアドレス信号を受
け、内部アドレス信号を生成するとともにブロックアド
レス(ブロック選択方式の場合選択されるメモリセルア
レイを指定する)を生成するアドレスバッファおよびブ
ロックデコーダを含む。ローカル周辺回路106aおよ
び106bは、対応のメモリセルアレイにおける行およ
び列の選択を行なうロウデコーダおよびコラムデコーダ
を含む。
104およびローカル周辺回路106aおよび106b
へ内部電源電圧を供給する周辺用内部降圧回路112
と、メモリセルアレイ102aおよび102bへ内部電
源電圧を供給するアレイ用内部降圧回路110aと、メ
モリセルアレイ102cおよびメモリセルアレイ102
dへ内部電源電圧を供給するアレイ用内部降圧回路11
0bを含む。アレイ用内部降圧回路110aおよび周辺
用内部降圧回路112は、チップ100の中央部に設け
られた外部電源パッド1aから外部電源電圧VCEを受
けて所定の内部電源電圧を生成し、アレイ用内部降圧回
路110bは、同様に別の領域に設けられた外部電源パ
ッド1bに与えられた外部電源電圧から内部電源電圧を
生成する。ここで、外部電源パッド1aおよび1bがチ
ップ100の中央部に配置されており、いわゆる「リー
ド・オン・チップ(LOC)」のパッドの配置を有する
ように示されているが、この半導体記憶装置は、チップ
100の外周部に沿って外部電源電圧を入力するための
パッドが配置される構成であってもよい。アレイ用内部
降圧回路110aおよび110bは、センスアンプの動
作時におけるビット線の充電のために利用される内部電
源電圧およびビット線を中間電位に保持するための中間
電位を生成するために利用される内部電源電圧を生成す
る。ビット線の充放電動作時においては、数多くのビッ
ト線の充電が行なわれるため(選択されたワード線と交
差するビット線対においてすべて充放電が行なわれ
る)、内部電源線から大量の電流が消費されるものの、
その電圧変化は比較的緩やかである。したがってこのセ
ンス動作時におけるビット線の充電に利用される内部電
源電圧を発生する内部降圧回路は、高周波応答特性より
もむしろ比較的緩やかな電圧変化に対応する直流応答特
性と大きな電流供給力を要求される。一方、内部制御信
号などを生成する周辺回路(マスタ周辺回路104およ
びローカル周辺回路106a,106b)は、早いタイ
ミングで信号を確定状態とする必要があり、高速動作を
行なうため、この内部電源電圧は急激に変化する。した
がって周辺回路に対する内部電源電圧を供給する周辺用
内部降圧回路112は、急激な内部電源電圧の変化に対
応する高周波応答特性が要求される。したがってこれら
要求される応答特性に従ってアレイ用内部降圧回路11
0aおよび110bならびに高周波応答特性に優れた周
辺用内部降圧回路112をそれぞれ別々に設けることに
より、各対応の内部回路の動作に応じて安定に内部電源
電圧を生成することができる。
高周波応答特性および直流応答特性いずれをも満足する
ことのできる内部降圧回路が用いられる場合には、アレ
イ用内部降圧回路と周辺用内部降圧回路が共用される構
成が利用されてもよい。次に各内部回路の具体的構成に
ついて説明する。 [周辺回路用内部降圧回路]図66は、図65に示す周
辺用内部降圧回路の構成を示すブロック図である。図6
6において、周辺用内部降圧回路112は、所定の電圧
レベルの基準電圧VrefLおよび振幅制限信号LMを
生成する基準電圧発生部120と、基準電圧発生部12
0からの基準電圧VrefLと内部電源線135上の内
部電源電圧VCIとに従ってこの内部電源電圧VCIの
電圧レベルを所定レベルに保持する内部電源電圧発生部
130と、外部電源パッド1aに与えられた外部電源電
圧VCEの高周波成分を除去し、基準電圧発生部120
および内部電源電圧発生部130の外部電源ノードへ伝
達するローパスフィルタ140を含む。ローパスフィル
タ140は、この半導体記憶装置の動作時に外部電源電
圧VCEか使用されたとき、外部電源パッド1aに与え
られた外部電源電圧VCEの電圧レベルにバウンス(オ
ーバーシュートおよびアンダーシュート)が生じたとき
に、基準電圧発生部120が生成する基準電圧(その内
部構成については後に詳細に説明する)に対しこの外部
電源電圧VCEのバウンスが悪影響を及ぼすのを防止す
るために設けられる。
成する定電流発生回路127と、外部電源電圧VCEの
印加時にこの定電流発生回路127を正常に動作させる
ためのスタートアップ回路123と、定電流発生回路1
27からの定電流に従って基準電圧を発生する部分に含
まれる電流源用トランジスタに対する基準電圧CSTL
を発生する電流源用基準電圧発生回路121と、定電流
発生回路127からの定電流に従って通常動作時に用い
られる内部電源電圧のために用いられる基準電圧Vre
fNLを発生するノーマル用基準電圧発生回路122
と、定電流発生回路127からの定電流を受け、外部電
源電圧VCE(ローパスフィルタ140の出力電圧)に
従って変化する基準電圧VrefBLを生成するバーイ
ン用基準電圧発生回路124と、定電流発生回路127
からの定電流に従って後に説明するドライブトランジス
タのゲート電位の振幅を制限する振幅制限信号LMを発
生する振幅制限信号発生回路125と、電流源用基準電
圧発生回路121からの基準電圧CSTLによりその電
流源を流れる電流が決定され、ノーマル用基準電圧Vr
efNLとバーイン用基準電圧発生回路124からの基
準電圧VrefBLに比較し、両者のうちの高い方の基
準電圧を選択して内部電源電圧VCIの電圧レベルを決
定する基準電圧VrefLを生成する基準電圧発生回路
126を含む。
の動作を概略的に示す図である。以下、図66および図
67を参照して、この基準電圧発生部の動作について簡
単に説明する。外部電源電圧VCEが上昇すると、ノー
マル用基準電圧発生回路122が出力する基準電圧Vr
efNLも応じて上昇する。外部電源電圧VCEが所定
の電圧レベルV0に到達すると、このノーマル用基準電
圧発生回路122からの基準電圧VrefNLが一定の
電圧レベルを維持する。一方、バーンイン用基準電圧発
生回路124は、この外部電源電圧VCEよりも一定値
低い基準電圧VrefBLを発生する。したがってこの
バーンイン用基準電圧発生回路124から発生される基
準電圧VrefBLは外部電源電圧VCEに比例して増
加する。基準電圧発生回路126は、この基準電圧Vr
efNLおよびVrefBLのうちの高い電圧レベルを
選択して出力する。外部電源電圧VCEが電圧V1に到
達するまでは、基準電圧VrefNLが高いため、基準
電圧発生回路126からの基準電圧VrefLは、ノー
マル用基準電圧発生回路122からの基準電圧Vref
NLに等しくなる。一方、外部電源電圧VCEが電圧V
1を超えると、基準電圧VrefBLが基準電圧Vre
fNLよりも高くなるため、この基準電圧発生回路12
6からの基準電圧VrefLは、バーンイン用基準電圧
発生回路124からの基準電圧VrefBLに等しくな
る。
ータの書込/読出動作およびリフレッシュ動作等)にお
いては、外部電源電圧VCEは電圧V0−V1の間のレ
ベルに設定される。一方、半導体記憶装置の製品出荷時
において、動作特性の安定化および潜在的不良の顕在化
による不良品のスクリーニングなどの製品の信頼性を保
証するための最終試験が行なわれる。このような試験は
バーンイン試験と呼ばれ、内部電源電圧VCIを通常動
作時よりも高くし、高いストレス条件下で半導体記憶装
置を動作させる。このようなバーンイン試験を行なうバ
ーンインモードおよび、製品の寿命試験を行なう加速試
験などの場合、内部電源電圧VCIを通常動作時よりも
高くする必要がある。この必要性を満たすために、内部
電源電圧VCIの電圧レベルを決定する基準電圧Vre
fLの電圧レベルを外部電源電圧VCEに従って高くす
る。これにより動作モードに応じて内部電源電圧を外部
電源電圧VCEに従って変化させることができる。再び
図66を参照して、内部電源電圧発生回路130は、ロ
ウアドレスストローブ信号/RAS、チップセレクト信
号/CSおよびチップイネーブル信号/CEなどの活性
化信号ACTに応答して活性化され、内部電源線4上の
内部電源電圧VCIの電圧レベルを低下させる活性分圧
回路134と、活性化信号ACTに応答して活性化さ
れ、基準電圧発生部120からの基準電圧VrefLと
活性分圧回路134の出力電圧とを比較し、その比較結
果に従って内部電源線135への電流の供給/遮断を行
なう活性内部降圧回路132と、常時活性状態とされ、
内部電源線135上の内部電源電圧VCIの電圧レベル
を低下させる常時分圧回路138と、この常時分圧回路
138の出力電圧と基準電圧発生部120からの基準電
圧VrefLを比較し、その比較結果に従って内部電源
線135上の内部電源電圧VCIの電圧レベルの調整
(電流の供給/停止)を行なう常時内部降圧回路136
を含む。常時内部降圧回路136の電流駆動力は、活性
内部降圧回路132のそれよりも小さくされる。これに
よりスタンバイ時(信号ACTの非活性化時)における
消費電流を低減する。
例8および9において説明したように、バーンインモー
ド指示信号BIまたは電源投入検出信号PORに従って
その内部電源電圧VCIの外部電源電圧VCEに等しく
する構成を備える。それにより電源投入時における内部
電源電圧VCIの立上がりの高速化および内部電源電圧
VCIをバーンインモード時に外部電源電圧VCEに従
って上昇させる構成を実現する。活性化信号ACTの活
性化時、周辺回路(図60参照)が動作し、内部電源線
135から電流が周辺回路へ流れ込み(内部電源電圧V
CIが消費(使用)される)、この内部電源電圧VCI
の電圧レベルが低下する。周辺回路は高速動作してお
り、内部電源線135上の内部電源電圧VCIは急激に
低下する。活性分圧回路134によりこの内部電源電圧
VCIの電圧レベルを低下させて、後に説明するよう
に、活性内部降圧回路132に含まれるカレントミラー
型増幅回路で構成される比較回路を最も感度のよい領域
で動作させ、高速応答性を実現する。一般に、カレント
ミラー型(差動)増幅回路において、一方動作電源電圧
(VCE)にその基準電圧Vrefの電圧レベルが近づ
いた場合、入力信号(VCI)の変化量に対する出力信
号の変化量が低下し、感度が低下するため、高速応答性
が損なわれる。すなわち、基準電圧Vrefを受けるM
OSトランジスタのコンダクタンスが、基準電圧Vre
fの電圧レベルが高い場合には大きくなり、入力信号を
受けるMOSトランジスタのコンダクタンスが入力信号
の電圧レベルの変化に応じて変化しても、この入力信号
をゲートに受けるMOSトランジスタのコンダクタンス
の変化が基準電圧Vrefをゲートに受けるMOSトラ
ンジスタを介して流れる電流に及ぼす影響は小さく、大
きな電流変化は生じず、出力ノードの電圧レベルの変化
が小さくなるためである。この高速応答性の劣化を改善
するために活性分圧回路134により内部電源電圧VC
Iの電圧レベルを低下させて活性内部降圧回路132の
高速応答性を改善する。
詳細構成を示す図である。以下、各回路の構成および動
作について順に説明する。ローパスフィルタ140は、
外部電源電圧VCEを受けるパッド1aにその一方端が
接続され、その他方端が外部電源線を介して外部電源ノ
ード1に他方端が接続される抵抗素子R30と、抵抗素
子R30の他方端と接地ノードVSSの間に接続される
容量C30を含む。このローパスフィルタ140は、積
分回路としても知られている回路であり、抵抗R30の
抵抗値と容量C30の容量値の積により決定される周波
数領域の信号を通過させる。定電流発生回路127は、
その一方導通端子(ソース)が外部電源ノード1に接続
され、その他方導通端子(ドレイン)およびゲートがノ
ードK3に接続されるpチャネルMOSトランジスタP
66と、その一方導通端子がノードK3に接続され、そ
のゲートが接地ノードVSSに接続されるpチャネルM
OSトランジスタ68と、その一方導通端子がMOSト
ランジスタP68の他方導通端子に接続され、そのゲー
トがノードK4に接続されるnチャネルMOSトランジ
スタN61と、MOSトランジスタN61の他方導通端
子にその一方端が接続され、その他方端が接地ノードV
SSに接続される可変抵抗R31と、その一方導通端子
が外部電源ノード1に接続され、そのゲートがノードK
3に接続されるMOSトランジスタP67と、その一方
端がMOSトランジスタP67の他方導通端子に接続さ
れ、その他方端がノードK4に接続される抵抗素子R3
2と、そのゲートおよび一方導通端子がノードK4に接
続され、その他方導通端子が接地ノードVSSに接続さ
れるnチャネルMOSトランジスタN62を含む。
カレントミラー回路を構成し、MOSトランジスタP6
6を介して流れる電流と同じ大きさの電流がMOSトラ
ンジスタP67を介して流れる。MOSトランジスタN
60およびN62はまたカレントミラー回路を構成す
る。MOSトランジスタN61のチャネル幅W(または
β)はMOSトランジスタN62のそれよりも大きくさ
れる。pチャネルMOSトランジスタP68は、抵抗素
子として機能し、MOSトランジスタP66を介して与
えられる電流を小さくする機能を備える。抵抗R32も
同様、MOSトランジスタP67を介して流れる電流を
小さくする機能を備える。スタートアップ回路123
は、その一方導通端子が外部電源ノード1に接続され、
そのゲートが接地ノードVSSに接続されるpチャネル
MOSトランジスタP69と、その一方導通端子および
基板がMOSトランジスタP69の他方導通端子に接続
され、そのゲートおよび他方導通端子がノードK4に接
続されるpチャネルMOSトランジスタP70と、その
一方導通端子がMOSトランジスタP70の一方導通端
子に接続され、そのゲートがノードK4に接続され、そ
の他方導通端子が接地ノードVSSに接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタN63を含む。まず定電流発生
回路127およびスタートアップ回路123の動作につ
いて説明する。
電源ノード1は接地電圧VSSレベルである。このと
き、定電流発生回路127およびスタートアップ回路1
23の各内部ノードの電圧レベルも接地電圧VSSレベ
ルである。外部電源電圧VCEが印加されると、外部電
源ノード1の電圧レベルがこの外部電源電圧VCEに従
って上昇する。定電流発生回路127において電流が流
れない場合、ノードK3の電圧が外部電源電圧VCEに
従って上昇し、ノードK4の電圧が接地電圧VSSを維
持し、この定電流発生回路127は所望の動作を実現し
ない。一方、スタートアップ回路123において、外部
電源電圧VCEが上昇すると、抵抗素子として機能する
pチャネルMOSトランジスタP69により電流が外部
電源電源ノード1からMOSトランジスタP70へ供給
される。このMOSトランジスタP70の一方導通端子
の電圧レベルがこのノードK4の電圧レベルよりもVt
p(VtpはMOSトランジスタP70のしきい値電圧
の絶対値)以上高くなると、MOSトランジスタP70
を介して電流が流れ、MOSトランジスタN62および
およびN61のゲート電位が上昇する。ノードK4の電
圧レベルがMOSトランジスタN62のしきい値電圧V
tn以上となると、このMOSトランジスタN62がオ
ン状態となり、応じて外部電源ノード1からMOSトラ
ンジスタP67、抵抗R32およびMOSトランジスタ
N62を介して接地ノードVSSへ電流が流れる。MO
SトランジスタN62とMOSトランジスタN61はカ
レントミラー回路を構成しており、したがってこのとき
MOSトランジスタN61を介して電流が流れ、同様に
内部電源ノード1からMOSトランジスタP66、P6
8およびN61ならびに抵抗R31を介して電流が流れ
る。これにより定電流発生回路127において外部電源
ノード1から接地ノードVSSに電流が流れ、定電流発
生回路127が正常に動作し、各内部ノードの電圧が所
定の電圧レベルに設定される。
ランジスタN62のしきい値電圧Vtn以上に上昇する
と、応じてスタートアップ回路123においてMOSト
ランジスタN63がオン状態となり、MOSトランジス
タP70の一方導通端子が接地電圧VSSレベルに放電
され、MOSトランジスタP70がオフ状態とされ、ス
タートアップ回路123から定電流発生回路127への
電流の注入が禁止される。すなわちこのスタートアップ
回路123は外部電源電圧VCEの投入時に定電流発生
回路127に電流を供給し、この定電流発生回路127
の内部ノードを所定の電圧レベルに設定させる機能を備
える。定電流発生回路127においては、電流が流れた
とき、以下の動作が行なわれる。MOSトランジスタP
66とMOSトランジスタP67とは同じサイズを有し
かつカレントミラー回路を構成している。したがって、
MOSトランジスタP67は、MOSトランジスタP6
6を介して流れる電流と同じ大きさの電流を供給する。
MOSトランジスタN61は、MOSトランジスタN6
2よりも大きなチャネル幅W(またはβ)を有する。M
OSトランジスタN62は、ゲートおよびドレインがノ
ードK4に接続されており、飽和領域で動作し、電流I
(N62)として、 I(N62)=β(N62)・(Vgs−Vtn)2 の電流を流す。ここで、VgsはMOSトランジスタN
62のゲート−ソース間であり、ノードK4の電圧レベ
ルを示すため、以下V(K4)として示す。β(N6
2)はMOSトランジスタN62の係数βである。
ジスタN61はまたカレントミラー回路を構成してい
る。MOSトランジスタN61は、MOSトランジスタ
N62よりも大きなチャネル幅W(またはβ)を有して
おり、またMOSトランジスタP66よりも大きな電流
駆動力を有している。したがって、このMOSトランジ
スタN61のゲート−ソース間電圧はほぼこのしきい値
電圧Vtnの電圧レベルとなる。一般にMOSトランジ
スタにおいて、その電流駆動力より十分小さな電流しか
供給されない場合、ゲート−ソース間電圧は、Igs=
β・(Vgs−Vth)2 の自乗特性に従い、ほぼしき
い値電圧Vtnレベルとされる。したがって抵抗R31
の両端に印加される電圧V(R31)は、 V(R31)=V(K4)−Vtn となる。したがって、この抵抗R31を介して流れる電
流は、抵抗R31の抵抗値をまたR31として示すと、 I=(V(K4)−Vtn)/R31 で与えられる。この電流Iが外部電源ノード1からMO
SトランジスタP66、P68およびN61を介して抵
抗R31へ供給される。この電流Iと同じ大きさの電流
がまたMOSトランジスタP66およびP67のカレン
トミラー回路により抵抗R32を介してMOSトランジ
スタN62へ供給される。これにより、ノードK4の電
圧レベルがMOSトランジスタN62の自乗特性により
決定される一定値となる。MOSトランジスタP68は
MOSトランジスタN61のゲート−ソース間電圧をし
きい値電圧レベルに保持するための電流制限機能を備
え、抵抗R32は、MOSトランジスタN62を抵抗モ
ードで動作させる機能を備える。ノードK4の電圧レベ
ルが上昇すると、抵抗R31両端の電圧が上昇し、応じ
てMOSトランジスタN61を介して流れる電流がMO
SトランジスタP66を介して流れる電流が増加し、応
じてMOSトランジスタP67を介して流れる電流が増
加し、抵抗R32による電圧降下が大きくなり、ノード
K4の電圧レベルも低下させる。逆にノードK4の電圧
レベルが低下したとき、抵抗R31両端の電圧が小さく
なり、MOSトランジスタP66を介して流れる電流が
小さくなり、応じてMOSトランジスタP67を介して
流れる電流が小さくなり、抵抗R32における電圧降下
が小さくされ、ノードK4の電圧レベルが上昇する。こ
れにより、ノードK4の電圧レベルが一定とされ、MO
SトランジスタN62を介して流れる電流は一定、すな
わちMOSトランジスタP66およびP67がそれぞれ
供給する電流と同じ大きさに設定される。
により、外部電源電圧VCEが(Vtp+Vtn)以上
になったときに、安定に一定の電流を供給するための基
準電圧を生成することができる。電流源用基準電圧発生
回路121は、その一方導通端子が内部電源ノード1に
接続され、そのゲートがノードK3に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタP60と、その一方導通端子が
MOSトランジスタP60の他方導通端子に接続され、
そのゲートおよび他方導通端子がノードK1に接続され
るpチャネルMOSトランジスタP61と、その一方導
通端子およびゲートがノードK1に接続され、その他方
導通端子が接地ノードVSSに接続されるnチャネルM
OSトランジスタN60を含む。MOSトランジスタP
60は、定電流発生回路127のMOSトランジスタP
66とカレントミラー回路を構成し、このMOSトラン
ジスタP66を介して流れるミラー電流をMOSトラン
ジスタP61およびN60へ与える。MOSトランジス
タP61およびN60は、そのチャネル抵抗に従って抵
抗素子として機能し、抵抗分割によりノードK1に、一
定の基準電圧CSTLを生じさせる。この電流源基準電
圧発生回路121は、また外部電源電圧VCEがVtn
+Vtp以上に増加したときに動作し、外部電源電圧V
CEに依存しない一定の基準電圧CSTLを生成する。
の一方導通端子が外部電源ノード1に接続され、そのゲ
ートがノードK3に接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタP62と、MOSトランジスタP62の他方導通
端子と接地ノードVSSの間に直列に接続される3つの
MOSトランジスタP63、P64およびP65とを含
む。MOSトランジスタP63〜P65のゲートは接地
ノードVSSに接続され、これらのMOSトランジスタ
P63〜P65はそれぞれのオン抵抗(チャネルコンダ
クタンス)に従った抵抗素子として機能する。このノー
マル用基準電圧発生回路122においてMOSトランジ
スタP62が、定電流発生回路127のMOSトランジ
スタP66とカレントミラー回路を構成しており、MO
SトランジスタP62が、MOSトランジスタP66の
供給する電流のミラー電流をMOSトランジスタP63
〜P65へ供給する。MOSトランジスタP64は、そ
の抵抗値が変更可能である。この抵抗値が変更可能な構
成は、複数の直列または並列に接続されたMOSトラン
ジスタを配線またはヒューズ素子などにより選択的に分
離または短絡することにより実現することができる。
ードK2から出力される基準電圧VrefNLは、MO
SトランジスタP62が供給する電流とMOSトランジ
スタP64およびP65の抵抗値の和との積により与え
られる。MOSトランジスタP62が供給する電流は、
安定時には外部電源電圧VCEと無関係に一定であり、
基準電圧VrefNLの外部電源電圧VCEと無関係の
一定値となる。MOSトランジスタP62の供給する電
流が一定となるまでは、この基準電圧VrefNLは、
図67に示すように、外部電源電圧VCEに従って上昇
する。バーンイン用基準電圧発生回路124は、その一
方導通端子が外部電源ノード1に接続され、かつその抵
抗値がヒューズまたは配線により変更可能なpチャネル
MOSトランジスタP71と、その一方導通端子がMO
SトランジスタP71の他方導通端子に接続され、かつ
そのゲートがMOSトランジスタP71のゲートに接続
されかつ自身の他方導通端子に接続されるpチャネルM
OSトランジスタP72と、その一方導通端子がMOS
トランジスタP72のゲートおよび他方導通端子に接続
され、かつそのゲートが接地ノードVSSに接続され、
かつその他方導通端子がノードK5に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタP73と、その一方導通端子が
ノードK5に接続され、そのゲートが接地ノードVSS
に接続されるpチャネルMOSトランジスタK5と、そ
の一方導通端子がMOSトランジスタP74の他方導通
端子に接続され、その他方導通端子が接地ノードVSS
に接続され、そのゲートがノードK4に接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタN64を含む。
そのゲート電位が接地電圧VSSに固定され、そのオン
抵抗により抵抗素子として機能する。MOSトランジス
タP72は、抵抗モードで動作し、そのチャネルコンダ
クタンスに従って抵抗素子として機能する。抵抗素子と
して機能するMOSトランジスタP71はその抵抗値が
変更可能であるが、通常の抵抗モードにおける抵抗接続
のようにそのゲートおよびドレインが接続されるのでは
なく、ゲートがMOSトランジスタP72のゲートおよ
び他方導通端子(ドレイン)に接続されているのは、M
OSトランジスタP71およびP72のゲートを同一電
圧レベルに設定し、MOSトランジスタP71およびP
72を同じゲート電圧にバイアスすることにより、これ
らMOSトランジスタP71の基板効果を無くしMOS
トランジスタP71のチャネルコンダクタンスを所望の
値に確実に設定するためである。MOSトランジスタN
64は、定電流発生回路127のMOSトランジスタN
62とカレントミラー回路を構成し、このMOSトラン
ジスタN62を介して流れる電流のミラー電流がMOS
トランジスタN64を介して流れる。したがって、この
バーンイン用基準電圧発生回路124からは、MOSト
ランジスタP71およびP72がともにオン状態となっ
たときに外部電源ノード1から接地ノードVSSへ一定
の電流が流れ、ノードK5の電圧は、VCE−I・Rの
関係に従って上昇する。ここでRはMOSトランジスタ
P71、P72およびP73の合成抵抗を示し、Iは、
MOSトランジスタN64を介して流れる電流を示す。
このMOSトランジスタP71およびP72のゲート電
圧をともに等しくすることにより、また、バーンイン用
基準電圧発生回路124におけるMOSトランジスタP
71およびP72がともにオン状態となるタイミングを
定電流発生回路127において電流が流れるタイミング
とほぼ同じとすることができる(MOSトランジスタP
71のゲートはMOSトランジスタP71のゲートおよ
びドレインに接続されており、外部電源電圧VCEがV
tp以上となると、MOSトランジスタP71およびP
72がともにオン状態となる。これはスタートアップ回
路123による電流注入開始とほぼ同じタイミングであ
る。) 上述のような構成により、定電流発生回路127が安定
に一定の電流を供給する状態となった後はノードKから
外部電源電圧VCEに従って上昇する基準電圧Vref
BLを生成することができる。
ノード1とノードK6の間に直列に接続されるダイオー
ド接続されたpチャネルMOSトランジスタP75、P
76およびP77と、ノードK6と接地ノードVSSの
間に接続されるnチャネルMOSトランジスタN65を
含む。MOSトランジスタN65は定電流発生回路12
7のMOSトランジスタN62とカレントミラー回路を
構成する。MOSトランジスタP75〜P77のゲート
幅WはMOSトランジスタN65のそれよりも十分大き
くされており、これらMOSトランジスタP75〜P7
7を、導通時にそれぞれそのしきい値電圧の絶対値Vt
pの電圧降下を生じさせる。したがって、外部電源電圧
VCEが所定の電圧レベル以上となったときには、振幅
制限信号LMは、VCE−3・Vtpの電圧レベルとさ
れる。振幅制限信号LMのレベルを外部電源電圧VCE
に応じて変化させることにより、バーンインモード時に
おいても外部電源電圧VCEのレベルに対応して所定の
振幅制限機能が実現される。基準電圧発生回路126
は、その一方導通端子が外部電源ノード1に接続され、
その他方導通端子がノードK7に接続されかつそのゲー
トがノードK7に接続されるpチャネルMOSトランジ
スタP78と、その一方導通端子が外部電源ノード1に
接続され、その他方導通端子がノードK8に接続され、
そのゲートがノードK7に接続されるpチャネルMOS
トランジスタP79と、ノードK7とノードK9の間に
接続され、そのゲートに基準電圧VrefNLを受ける
nチャネルMOSトランジスタN66と、ノードK7と
ノードK9の間に設けられ、そのゲートに基準電圧Vr
efBLを受けるnチャネルMOSトランジスタN67
と、ノードK8とノードK9の間に接続され、そのゲー
トがノードK8に接続されるnチャネルMOSトランジ
スタN68と、ノードK9と接地ノードVSSの間に接
続され、そのゲートに電流源用基準電圧発生回路121
からの基準電圧CSTLを受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタN69を含む。MOSトランジスタN69は、
電流源用基準電圧発生回路121のMOSトランジスタ
N60とカレントミラー回路を構成し、MOSトランジ
スタN60を流れる電流のミラー電流を生じさせる。M
OSトランジスタP78およびP79はカレントミラー
回路を構成する。MOSトランジスタN69は定電流源
として機能する。今、基準電圧VrefLが基準電圧V
refNLおよびVrefBLの少なくとも一方よりも
低いとき、MOSトランジスタN66またはN67のコ
ンダクタンスはMOSトランジスタN68のそれよりも
大きくなり、このMOSトランジスタN66およびN6
7を介して流れる電流が増加する。この電流はMOSト
ランジスタP78から供給され、応じてカレントミラー
回路を構成するMOSトランジスタP79を介して流れ
る電流も増加する。MOSトランジスタN68は、この
MOSトランジスタP79を介して供給される電流をす
べて放出することはできず、したがって、ノードK8の
電圧レベルが上昇する。すなわち基準電圧VrefNの
電圧レベルが上昇する。
fNLおよびVrefBL両者よりも高い場合には、M
OSトランジスタN68のコンダクタンスがMOSトラ
ンジスタN66およびN67のそれよりも大きくされ、
MOSトランジスタN68は、MOSトランジスタP7
9からの供給される電流をすべてノードK9に放出す
る。これによりノードK8からの基準電圧VrefLの
電圧レベルが低下する。すなわちこの基準電圧発生回路
126は、基準電圧VrefLとして、基準電圧Vre
fNLおよびVrefBLのうちの高い方の電圧を出力
する。以上詳細に説明したように、外部電源電圧VCE
が所定の電圧レベルに到達すると、安定に必要な基準電
圧を発生することができる。図69は、図66に示す内
部電源電圧発生部130の具体的構成を示す図である。
以下、図69を参照して各回路の構成および動作につい
て説明する。活性分圧回路134は、その一方導通端子
が外部電源線135に接続され、そのゲートが接地ノー
ドVSSに接続されるpチャネルMOSトランジスタP
88と、MOSトランジスタP88の他方導通端子にそ
の一方導通端子が接続されかつそのゲートが接地ノード
VSSに接続されるpチャネルMOSトランジスタP8
9と、その一方導通端子がMOSトランジスタP89の
他方導通端子に接続され、そのゲートに活性制御信号A
CTを受けるnチャネルMOSトランジスタN87と、
その一方導通端子がMOSトランジスタN87の他方導
通端子に接続され、その他方導通端子が接地ノードVS
Sに接続され、そのゲートに基準電圧CSTLを受ける
nチャネルMOSトランジスタN88を含む。MOSト
ランジスタP88およびP89はゲート電位が接地電圧
VSSレベルに固定されており、その固有のオン抵抗に
より抵抗素子として機能する。MOSトランジスタN8
7は、活性制御信号ACTがHレベルとなり、半導体記
憶装置のアクティブサイクルを示すときオン状態とな
る。MOSトランジスタM88は、図68に示す電流源
用基準電圧発生回路121からの基準電圧CSTLを受
けて定電流源として機能する。すなわちこのMOSトラ
ンジスタN88は、図68に示すMOSトランジスタN
60とカレントミラー回路を構成し、一定の電流を供給
する。したがってこの活性分圧回路134は、活性制御
信号ACTがHレベルとなったとき、MOSトランジス
タP88およびP89の抵抗値とMOSトランジスタN
88が供給する電流に従った電圧、すなわち、VCI−
I(N88)・R(P88)の電圧を出力する。ただ
し、I(N88)はMOSトランジスタN88を介して
流れる電流であり、R(P88)はMOSトランジスタ
P88の抵抗値を示す。
直列に設けられているのは、これらのオン抵抗の値によ
りMOSトランジスタN88のオン抵抗をほぼ無視でき
る値に設定し、ほほこの分圧回路134からの出力電圧
のレベルはMOSトランジスタP88の抵抗値により決
定することができるようにするためである。このMOS
トランジスタP88の抵抗値は変更可能である(直列ま
たは並列に接続されたMOSトランジスタを選択的に配
線またはヒューズ素子により接続する)。これにより分
圧回路134の出力電圧のレベルを最適な値に設定する
ことができる。活性内部降圧回路132は、活性制御信
号ACTに応答して活性化され、図68に示す基準電圧
発生回路126からの基準電圧VrefLと分圧回路1
34からの出力電圧とを比較する比較回路150と、こ
の比較回路150の第1の出力信号を増幅する増幅回路
152と、比較回路150の第2の出力信号に応答して
外部電源ノード1から内部電源線135へ電流を供給す
るpチャネルMOSトランジスタP83と、増幅回路1
52の出力信号に応答して外部電源ノード1から内部電
源線135へ電流を供給するpチャネルMOSトランジ
スタP87と、この増幅回路152の出力信号のLレベ
ルの振幅を制限する振幅制限回路154と、バーンイン
モード指定信号および電源投入検出信号BI/PORに
応答して活性化され、MOSトランジスタP83および
P87のゲートを接地電圧VSSレベルに設定するnチ
ャネルMOSトランジスタN93およびN94を含む。
源ノード1に接続されその他方導通端子がノード160
aに接続され、そのゲートがノード160cに接続され
るpチャネルMOSトランジスタP80と、その一方導
通端子が外部電源ノード1に接続され、その他方導通端
子がノード160bに接続され、そのゲートがノード1
60cに接続されるpチャネルMOSトランジスタP8
1と、その一方導通端子が外部電源ノード1に接続さ
れ、その他方導通端子およびゲートがノード160cに
接続されるpチャネルMOSトランジスタP82と、ノ
ード160aとノード160dの間に接続され、そのゲ
ートに基準電圧VrefLを受けるnチャネルMOSト
ランジスタN80と、ノード160bとノード160d
の間に接続され、そのゲートに基準電圧VrefLを受
けるnチャネルMOSトランジスタN81と、ノード1
60dと接地ノードVSSの間に直列に接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタN83およびN84を含む。
MOSトランジスタN83はそのゲートに活性制御信号
ACTを受け、MOSトランジスタN84はそのゲート
に基準電圧CSTLを受ける。このMOSトランジスタ
N84の電流駆動力は変更可能であり(配線またはヒュ
ーズ素子によりMOSトランジスタを並列に接続するこ
とにより電流駆動力を大きくすることができる)、比較
回路150の応答特性および動作電流に応じて最適な電
流を供給する定電流源が実現される。この比較回路15
0は、実質的に図58に示す比較回路3の構成と同じて
あり(分圧回路からのレベルシフトされた電圧が伝達さ
れることを除いて)、活性制御信号ACTが非活性状態
のLレベルのとき、MOSトランジスタN83がオフ状
態であり、この比較回路150においては電流が流れな
いため、ノード160aおよび160bは、ほぼ外部電
源電圧VCEレベルに設定される。
とされると、分圧回路134からの出力電圧と基準電圧
VrefLの関係に従ってノード160aおよび160
bの出力信号の電圧レベルが変化する。ドライブ用のM
OSトランジスタP83がこのノード160a上の信号
電圧に従って外部電源ノード1から内部電源線135へ
電流を供給する。この分圧回路134に内部電源電圧V
CIの電圧レベルを低下させて比較回路150へ与える
ことにより、比較回路150は、最も感度のよい領域で
比較動作を行なうことができ、高速応答性に優れた比較
回路を実現することができる。MOSトランジスタP8
3のサイズは大きくされており、大きな電流供給力をも
って外部電源ノード1から内部電源線135へ電流を供
給する。活性制御信号ACTによりMOSトランジスタ
N83およびN87をオフ状態とすることにより、活性
内部降圧回路132および活性分圧回路134における
スタンバイ時における消費電流をほぼ0とする。増幅回
路152は、初段のCMOSインバータを構成するpチ
ャネルMOSトランジスタP84およびnチャネルMO
SトランジスタN85と、出力段のCMOSインバータ
を構成するpチャネルMOSトランジスタP85および
nチャネルMOSトランジスタN86を含む。振幅制限
回路154は、図68に示す振幅制限信号発生回路12
5からの振幅制限信号LMをゲートに受けるpチャネル
MOSトランジスタP86を含む。この振幅制限信号L
Mは、VCE−3・Vtpの電圧レベルであり、pチャ
ネルMOSトランジスタP86は、MOSトランジスタ
N85およびN86のソース電位をVCC−2・Vtp
の電圧レベルに維持する。これにより、増幅回路152
の出力信号はVCEレベルからVCE−2・Vtpの電
圧レベルの間に設定され、MOSトランジスタP87が
過剰にオン状態となるのが防止される。このMOSトラ
ンジスタP87は、先に図57において説明したドライ
ブトランジスタ60に対応し、内部電源線135の電源
電圧VCEが高速で変化したときにこの高速の内部電源
電圧VCIの変化を抑制する。
バーンインモード時または電源投入時に活性状態のHレ
ベルとなる信号BI/PORに応答して導通し、MOS
トランジスタP83およびP87のゲートを接地電圧V
SSレベルに設定する。これによりMOSトランジスタ
P83およびP87は外部電源電圧VCEを内部電源線
135上に伝達し、高速で電源投入時に内部電源電圧V
CIを上昇させるとともにバーンインモード時には内部
電源電圧VCEを外部電源電圧VCEに等しくする。常
時分圧回路138は、基準電圧CSTLをゲートに受け
るnチャネルMOSトランジスタN89と、MOSトラ
ンジスタN89と内部電源線135の間に直列に接続さ
れるpチャネルMOSトランジスタP90およびP91
を含む。MOSトランジスタP90およびP91は、そ
のゲートが接地電圧VSSレベルに設定されており、抵
抗素子として機能する。この常時分圧回路138も、活
性分圧回路134と同様、内部電源電圧VCIを所定値
シフトダウンさせる。すなわち、MOSトランジスタN
89を流れる定電流に従ってMOSトランジスタP90
が有する抵抗値に従って内部電源電圧VCIを所定値低
下させる。
efLをゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタ
N90と、常時分圧回路138の出力電圧をゲートに受
けるnチャネルMOSトランジスタN91と、MOSト
ランジスタN90およびN91の共通接続ノードと接地
ノードVSSの間に設けられ、そのゲートに基準電圧C
STLを受けるnチャネルMOSトランジスタN92
と、MOSトランジスタN90およびN91へそれぞれ
電流を供給するpチャネルMOSトランジスタP92お
よびP93を含む。MOSトランジスタP92およびP
93はカレントミラー回路を構成し、MOSトランジス
タP93を流れる電流と同じ大きさの電流MOSトラン
ジスタP92を介して流れる。MOSトランジスタN9
2の電流駆動力は変更可能であり(配線またはヒューズ
素子のプログラムにより)、この常時比較回路136の
動作電流、すなわち応答特性が適当な値に設定される。
MOSトランジスタP92およびN90の接続ノードか
らドライブ用pチャネルMOSトランジスタP94のゲ
ートへ電圧が与えられる。このMOSトランジスタP9
4は、そのゲート電圧に従って外部電源ノード1から内
部電源線135へ電流を供給する。MOSトランジスタ
P94の電流駆動力は比較的小さくされる。スタンバイ
時においては、内部電源線135上の内部電源電圧VC
Iはほぼ一定であり、大きな電流駆動力は要求されない
ためである。スタンバイ時においては、単にリーク電流
などのスタンバイ電流が消費され、これにより内部電源
電圧VCIが低下するためこのスタンバイ電流を補償す
る能力がMOSトランジスタP90に要求されるだけで
ある。
0に示すアレイ用内部降圧回路110aおよび110b
の構成を概略的に示すブロック図である。図70におい
ては、2つの内部降圧回路110aおよび110bのう
ちの一方のみ構成を示す。内部降圧回路110aおよび
110bは同じ構成を備える。図70において、アレイ
用内部降圧回路110(110a,110b)は、基準
電圧VrefHを発生する基準電圧発生部220と、基
準電圧発生部220からの基準電圧VrefHと内部電
源電圧VCIとを比較し該比較結果に従って内部電源電
圧VCEの電圧レベルの調整(電流を供給する)を行な
う内部電圧発生部230を含む。基準電圧発生部220
は、図66に示す周辺回路用内部降圧回路の構成と同
様、一定の電流を供給する定電流発生回路227と、内
部電源電圧VCIの投入時に定電流源発生回路227を
正確に動作させるためのスタートアップ回路223と、
電流源用の基準電圧CSTLを発生する電流源用基準電
圧発生回路221と、通常動作モード時に使用される基
準電圧VrefNHを発生するノーマル用基準電圧発生
回路222と、バーンインモード時に用いられる基準電
圧VrefBHを発生するバーンイン用基準電圧発生回
路224と、振幅制限信号LMを発生する振幅制限信号
発生回路225と、基準電圧発生回路222および22
4からの基準電圧VrefNHおよびVrefBHのう
ち高い方の基準電圧を基準電圧VrefHとして出力す
る基準電圧発生回路226を含む。
び動作は図68および図69に示す周辺回路用内部降圧
回路に含まれる基準電圧発生部の対応のものと同じであ
る。異なっているのは、ノーマル用基準電圧発生回路2
22およびバーンイン用基準電圧発生回路224が発生
する基準電圧VrefNHおよびVrefBHの電圧レ
ベルが基準電圧VrefNLおよびVrefBLよりも
それぞれ高くされていることである。この基準電圧Vr
efNHおよびVrefBHをそれぞれ基準電圧Vre
fNLおよびVrefBLよりも高くする構成は、図6
8に示す構成においてMOSトランジスタP64(基準
電圧122に含まれる)およびMOSトランジスタP7
1(基準電圧発生回路124に含まれる)の抵抗値をそ
れぞれ大きくおよび小さくすることにより実現される。
この基準電圧発生部220の詳細構成および動作は、先
に図68を参照して説明したものと同じであり、単に基
準電圧VrefNHおよびVrefBHの電圧レベルが
高くされているのが異なるだけであり、その詳細説明は
省略する。この基準電圧VrefNHおよびVrefB
Hが高くされる理由については後に詳細に説明する。内
部電圧発生部230は、2つの内部電源電圧発生系を含
む。図65に示すように、2つのメモリセルアレイに対
して1つのアレイ用内部降圧回路が設けられ、それぞれ
のメモリセルアレイに対し別々の系統から内部電源電圧
を供給するためである。
性制御信号ACTおよびバーンインモード指示信号/電
源投入検出信号BI/PORに応答して動作する活性内
部降圧回路232および234と、スタンバイ時にそれ
ぞれ内部電源電圧VCIの電圧レベルを所定レベルに維
持するための常時内部降圧回路236および238を含
む。活性内部降圧回路232および常時内部降圧回路2
36は内部電源線235a上の内部電源電圧VCIの電
圧レベルの制御を行ない、活性内部降圧回路234およ
び常時内部降圧回路238は内部電源線235b上の内
部電源電圧VCIの電圧レベルを調整する。この内部電
圧発生部230においては、図66に示す構成と異なり
内部電源電圧VCIの電圧レベルを低下するための分圧
回路は設けられていない。分圧回路の動作時においては
内部電源線から接地ノードへ電流が流れ、消費電流が大
きくなるため、この消費電流を低減するために分圧回路
は設けられない。アレイ用内部電源電圧については、先
に説明したように、ビット線の充電のために主にこの内
部電圧発生部230が発生する内部電源電圧が使用され
る。このビット線充電時における内部電源電圧の変化は
比較的緩やかであり、高速応答性は要求されない。した
がって比較回路(活性内部降圧回路232、234およ
び常時内部降圧回路236、238に含まれる比較回
路)の感度が少し低下しても十分この内部電源電圧VC
Iの低減に対応して内部電源電圧をもとのレベルへ復帰
させることができる。この分圧回路を用いないために、
基準電圧発生回路222および224からの基準電圧V
refNHおよびVrefBHの電圧レベルが高くされ
る。
および234ならびに常時内部降圧回路236および2
38の内部構成は図64に示すものと同じである。単に
基準電圧VrefHの電圧レベルが異なりまたそれぞれ
内部電源線235aおよび235b上の内部電源電圧V
CIが直接比較回路へ与えられる点が異なっているだけ
である。構成およびその動作は図69に示すものと実質
的に同じでありその詳細説明は省略する。図70に示す
ようにアレイ用内部降圧回路として分圧回路を用いずに
内部電源電圧VCIの電圧レベルの調整を行なうことに
より低消費電流の内部降圧回路を実現することができ
る。なお、基準電圧発生部220および内部電圧発生部
230へは外部電源パッド1aへ与えられた外部電源電
圧VCEがローパスフィルタ240によりフィルタ処理
された後動作電源電圧として伝達される。MOSトラン
ジスタN93およびN94が設けられており、バーンイ
ンモード時トランジスタP83,P87がオン状態とさ
れ、比較回路150の出力が無視されるにもかかわら
ず、バーンイン用基準電圧発生回路124および224
が設けられており、バーンインモード時にこの基準電圧
VrefBLおよびVrefBHをそれぞれ外部電源電
圧VCEに従ってその電圧レベルを上昇させるのは以下
の理由による。図69に示すように、MOSトランジス
タP83およびP87のゲート電圧はバーンインモード
時接地電圧VSSレベルに設定され、内部電源線135
上の電源電圧VCIは外部電源電圧VCEに等しくされ
る。このとき活性内部降圧回路132,232におい
て、図69に示すノード160aの電圧レベルが接地電
圧VSSのとき、内部電源電圧VCIが基準電圧Vre
fLよりも高いときには、MOSトランジスタP82を
介して大きな電流が流れ、この電流と同じ大きさの電流
がMOSトランジスタP80およびP81を介して流れ
る。このため比較回路150の消費電流が増大する。こ
れを防止するために基準電圧VrefLおよびVref
Hはそれぞれ外部電源電圧VCEに応じてバーンインモ
ード時には上昇させる。このときまたはMOSトランジ
スタN93およびN94の電流駆動力は不必要な電流消
費を防止するため十分小さくされる。また同様に、常時
内部降圧回路においては、そのドライブ用のMOSトラ
ンジスタのゲート電圧は接地電圧レベルに放電されない
ため、常時内部降圧回路において正確に外部電源電圧V
CEと内部電源電圧VCIを等しくする動作を実現する
ためにもこの基準電圧VrefLおよびVrefHを外
部電源電圧VCEに応じて高くする必要がある。上述の
構成により、低消費電流で安定に内部電源電圧VCIを
発生するアレイ用内部降圧回路を実現することができ
る。
回路の第1の変更例を示す図である。図71において、
アレイ用内部降圧回路は、活性化時、内部電源線245
aおよび内部電源電圧の電圧レベルを調整する活性内部
降圧回路242と、活性化時内部電源線245b上の内
部電源電圧VCIbの電圧レベルを調整する活性内部降
圧回路244と、この内部電源線245aおよび245
b上の内部電源電圧VCIaおよびVCIbの電圧レベ
ルを調整する常時内部降圧回路247を含む。内部電源
線245aおよび245bは別々の配線で構成されても
よく、また同一の配線であってもよい。すなわち内部電
源線245aおよび245bはそれぞれ別々のメモリセ
ルアレイへ内部電源電圧VCIaおよびVCIbを供給
する構成であればよい。常時内部降圧回路247が基準
電圧VrefHと内部電源線245aおよび245bの
共通接続ノード249上の電圧とを比較することにより
内部電源電圧VCIaおよびVCIbの電圧レベルを調
整する。活性内部降圧回路242は、活性制御信号AC
T、振幅制限信号LNおよびバーンインモード指示信号
/電源投入検出信号BI/PORに応答して所定の上で
説明した電圧調整動作を実行する。活性内部ワード回路
444も同様、活性制御信号ACT、振幅制限信号LN
およびバーンインモード指示信号/電源投入検出信号B
I/PORに従って上で説明した電源電圧調整動作を実
行する。
は、活性内部降圧回路242および244をそれぞれを
互いに独立に内部電源線245aおよび245b上の内
部電源電圧VCIaおよびVCIbの電圧調整を実行す
る。内部電源線245aおよび245bが異なる配線で
構成されている場合では、この内部電源電圧VCIaお
よびVCIbの電圧変動レベルが異なる場合が生じる。
したがってこれらの内部電源電圧VCIaおよびVCI
bの動作時における変化に対応して正確に内部電源電圧
VCIaおよびVCIBを所定の電圧レベルに維持する
ことができる。スタンバイ時においては、活性内部降圧
回路242および活性内部降圧回路244は非活性状態
とされる。このときには、常時内部降圧回路247によ
り内部電源電圧VCIaおよびVCIbの電圧レベルの
調整が行なわれる。スタンバイ時においては、内部電源
線245aおよび245bに接続される内部回路はスタ
ンバイ状態にあり、その消費電流はリーク電流などにお
いてのみ生じるだけであり、内部電源電圧VCIaおよ
びVCIbの変動はごくわずかであり、小さな電流駆動
力を有する常時内部構成回路247であっても正確に内
部電源電圧VCIaおよびVCIbを所定の電圧レベル
に維持することができる。
247は活性内部降圧回路242および244で共用さ
れる(内部電源線245aおよび245bで共用され
る)。したがって、この常時内部降圧回路247の占有
面積を低減することができ、また消費電流を低減するこ
とができ、低占有面積で低消費電流のアレイ用内部降圧
回路を実現することができる。 [変更例2]図72は、この発明に従った内部電源電圧
発生回路の第2の変更例の構成を示す図である。図72
に示す構成においては、内部電源線245aおよび24
5bがそれぞれ、活性制御信号/ACTに応答して導通
するnチャネルMOSトランジスタでたとえば構成され
るスイッチング素子250aおよび250bにより常時
内部降圧回路247から分離される。すなわち、このス
イッチング素子250aおよび250bは活性化時(信
号/ACTが活性状態のLレベル)のときには内部電源
線245aおよび245bは常時内部降圧回路247か
ら分離される。内部電源線245aおよび245b上の
内部電源電圧VCIaおよびVCIbはそれぞれ活性内
部降圧回路242および244によりそれぞれの電圧レ
ベルが調整される。常時内部降圧回路247は、基準電
圧VrefHとノード249上の電圧とを比較し、該比
較結果に従ってノード249上の電源電圧のレベルを基
準電圧VrefHの電圧レベルに維持する。
と、スイッチング素子255aおよび255bがオン状
態状態となり、内部電源線VCIaおよびVCIbがノ
ード249に接続される。この状態において、活性制御
信号ACTはLレベルの非活性状態にあり、活性内部降
圧回路242および244は非活性状態とされ、電源電
圧調整動作は停止される。この状態すなわちスタンバイ
時においては、常時内部構成回路247がノード249
を介して内部電源線245aおよび245b上の内部電
源電圧VCIaおよびVCIbの電圧レベルを一定の基
準電圧VrefHの電圧レベルに調整する。この図72
に示す構成においても、同様に常時内部降圧回路247
が2つの活性内部降圧回路242および244に共用さ
れるため、内部降圧回路の占有面積および消費電力を低
減することができる。またこの図72に示す構成の場
合、ノード249は内部電源線245aおよび245b
から分離されており、ノード249の電圧レベルの変動
はほぼ0とすることができ、常時内部降圧回路247に
おける消費電流はほぼ0とすることができる(外部電源
ノード1からのし249への電流供給動作はほとんど行
なわれないため)。ただし比較回路における動作電流は
流れる。
チング素子250aおよび250bの一方のみが設けら
れる構成が用いられてもよい。すなわち常時内部降圧回
路247は常時内部電源線245aおよび245bの一
方に接続されており、スタンバイ時においてのみ内部電
源線245aおよび245bがノード249に接続され
る構成が利用されてもよい。この変更例1および2の構
成に従えば、常時内部降圧回路を2つの活性内部降圧回
路により共有することができ、低消費電力で低占有面積
の内部降圧回路を実現することができる。なお、アレイ
用内部降圧回路および周辺用内部降圧回路を共用する場
合、高周波応答特性および直流応答特性(アレイ充電動
作時おける緩やかな変化に対応する特性)を両者実現す
る必要がある。この場合には、図59に示す回路構成を
利用することができ、この図59に示す回路構成を利用
する場合には、図71および図72に示す構成を利用す
るこにとより、より内部降圧回路の占有面積を低減する
ことができる。この場合には、活性内部降圧回路が、ア
レイ用および周辺用両者を兼用するため、その区別は設
けられない。
憶装置を一例として示しているがこれは、所定の内部ノ
ードの電圧レベルが比較回路の出力信号により一定の電
圧レベルに保持される構成を備える半導体装置であれば
すべて本発明を適用することができる。 [実施例12]図73は、この発明の第12の実施例で
ある半導体装置の要部の構成を示す図である。図73に
おいて、3つの内部電圧発生回路が設けられる。第1の
内部電圧発生回路は、内部電源線5上の内部電源電圧V
CIと第1の基準電圧Vref1とを比較する、差動増
幅器で構成される比較器3aと、外部電源電圧が供給さ
れるノード(以下、電圧源ノードと称す)1と内部電源
線5の間に接続され、比較器3aの出力信号に従ってそ
のコンダクタンスが変化し、電圧源ノード1と内部電源
線5の間に流れる電流量を調整する可変コンダクタンス
素子としてのドライブ素子2aで構成される。第2の内
部電圧発生回路は、動作タイミング信号ENに応答して
活性化され、活性化時に内部電源線5上の内部電源電圧
VCIと基準電圧Vref1とを比較する比較器3b
と、電圧源ノード1と内部電源線5の間に接続されて、
比較器3bの出力信号に従って電圧源ノード1と内部電
源線5の間を流れる電流量を調整するドライブ素子2b
で構成される。
圧Vref1よりも高い第2の基準電圧Vref2と内
部電源線5上の内部電源電圧VCIとを比較する比較器
3cと、この比較器3cの出力信号に従って電圧源ノー
ド1と内部電源線5の間を流れる電流量を調整するドラ
イブ素子2cで構成される。ドライブ素子2a〜2cが
接続する電圧源ノード1は、単に外部電源電圧が伝達さ
れるノードであればよく、共通のノードである必要はな
く、別々のノードであってもよい。ドライブ素子2aの
電流供給力および比較器3aの駆動力(応答速度)は比
較的小さくされる。比較器3aは、常時動作するため、
その消費電流を低減するためである。比較器3bは、負
荷回路7が動作する期間を設定する動作タイミング信号
ENに応答してトランジスタ2300が導通して電流経
路が形成され、これにより活性化される。この比較器3
bは、負荷回路7の動作による内部電源線5上の電源電
圧変動を補償するため、その応答速度は比較的大きくさ
れ、またドライブ素子2bの電流供給力も比較的大きく
される。ドライブ素子2cの電流駆動力および比較回路
3cの応答速度は、消費電流を低減するため、ともに小
さくされる。次にこの図73に示す内部電源電圧発生回
路の動作をその動作波形図である図74を参照して説明
する。
ーレベルのとき、比較回路3bは非活性状態にあり(電
流源トランジスタ2300オフ)、ドライブ素子2bは
ほぼオフ状態を維持している。この動作タイミング信号
ENの非活性化時においては、負荷回路7は動作せず、
半導体装置がスタンバイ状態にある。この状態において
は、比較回路3aおよび3cが動作し、ドライブ素子2
aおよび2cを介して内部電源線5に対する充電動作が
行なわれる。基準電圧Vref2の電圧レベルは基準電
圧Vref1のそれよりも高い。したがってこの状態に
おいては、内部電源線5上の内部電源電圧VCIは第2
の基準電圧Vref2の電圧レベルとされる。この内部
電源線5上の充電電圧、この内部電源線5に付随する寄
生容量(図示せず)に過剰電荷として蓄積される。動作
タイミング信号ENが論理ハイレベルの活性状態とされ
ると、比較回路3bが活性状態とされ、比較動作を行な
う。負荷回路7の動作前においては、内部電源線5上の
電源電圧VCIは、第2の基準電圧Vref2の電圧レ
ベルにされる。次いで、負荷回路7が動作し、内部電源
線5上の電圧(電流)を消費し、この内部電源線5上の
電源電圧VCIの電圧レベルが低下する。このとき、内
部電源線5の寄生容量に蓄積された過剰電荷から負荷回
路7へ電流が供給されるため、内部電源線5上の電源電
圧VCIは、第2の基準電圧Vref2の電圧レベルか
ら低下する。したがって、この内部電源線5上の電源電
圧VCIが第1の基準電圧Vref1以下に低下するの
を抑制することができる。比較回路3bは、この内部電
源線5上の電源電圧VCIの低下に応答して高速で追随
して、ドライブ素子2bを介してこの内部電源線5上の
電源電圧VCIを第1の基準電圧Vref1の電圧レベ
ルに復帰させる。比較回路3cは、単にスタンバイ時に
おいてこの内部電源線5上に過剰電荷を蓄積するために
用いられるだけであり、この負荷回路7の動作時におけ
る高速追随性は何ら要求されない。高速追随性は、単に
比較回路3bに対してのみ要求されるだけである。
いる。比較回路3cおよびドライブ素子2cは、比較回
路3aおよびドライブ素子2aにより充電された内部電
源線5上の電圧をさらに上昇させるだけである。したが
って、第1の基準電圧Vref1までの充電は2つの比
較回路3aおよび3c(およびドライブ素子2aおよび
2c)により実行され、第2の基準電圧Vref2まで
の充電が比較回路3cおよびドライブ素子2cにより実
行されるため、これらの構成要素の電流駆動力は十分小
さくすることができる。しかしながら、この比較回路3
aおよびドライブ素子2aは省略されてもよい。構成要
素の数が低減されるため、回路の占有面積が低減され、
また消費電流を低減することができる(ドライブ素子2
aがほぼオフ状態される状態においても、比較回路3a
においては動作電流が常時流れており、この動作電流を
削減することができるためである)。以上のように、こ
の第12の実施例に従えば、負荷回路の動作前に、内部
電源線の電圧レベルをより高い電圧レベルに充電し、内
部電源線に過剰電荷を蓄積するように構成したために、
負荷回路動作時において、この内部電源線上の電圧レベ
ルが所定値レベル以下に低下するのを抑制することがで
き、安定に内部電源電圧を供給することができる。
3の実施例である半導体装置の要部の構成を示す図であ
る。この図75に示す構成においては、内部電源線5の
電圧VCIを第2の基準電圧Vref2のレベルへ充電
するための比較器2301が、活性化信号EQaに応答
して導通する活性化トランジスタ2302により活性状
態とされる。他の構成は、図73に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一の参照番号を付し、その詳細
説明は省略する。活性化信号EQaは、動作タイミング
信号ENの非活性化時に所定期間活性状態(図示の例で
は論理ハイレベル)とされる。内部電源線5上の電圧レ
ベルを第2の基準電圧Vref2の電圧レベルにまで上
昇させるための比較器2301の動作期間(活性化期
間)を低減することにより、電流消費の低減を図る。次
に、この図75に示す構成の動作をその動作波形図であ
る図76を参照して説明する。動作タイミング信号EN
の非活性化時、活性化トランジスタ2300が非導通状
態であり、比較器3bは非活性状態とされる。この動作
タイミング信号ENの非活性期間の所定の期間、活性化
信号EQaが活性状態の論理ハイレベルとされる。活性
化トランジスタ2302が導通し、比較器2301にお
いて動作電流が流れる経路が形成され、比較器2301
が動作し、内部電源線5上の電圧VCIを第2の基準電
圧Vref2のレベルまで上昇させる。この内部電源線
5の充電電圧は、先の実施例12と同様、内部電源線5
に付随する寄生容量に充電される。この活性化信号EQ
aが非活性状態の論理ローレベルとされると、比較器2
301が非活性状態とされ、ドライブ素子2cを介して
の内部電源線5の充電動作が停止される。
態とされ、活性化トランジスタ2300により、比較器
3bが活性状態とされ、内部電源線5上の電圧レベルの
調整動作を実行する。この動作タイミング信号ENに従
って負荷回路7が所定のタイミングで動作し、内部電源
線5上の電圧VCIを消費する。このとき、負荷回路7
は、内部電源線5に付随する図示しない寄生容量に充電
された過剰電荷から電流を供給されるため、負荷回路7
の動作時に大きな電流が消費される場合においても、こ
の内部電源線5上の電圧VCIが大幅に低下するのを防
止することができる。すなわち、内部電源線5上の電圧
レベルの低下時においてその低下速度が内部電源線5に
格納された過剰電荷により緩和され、その緩和された電
圧低下に比較器3bが追随して、ドライブ素子2bを介
して電流を供給するためである。比較器3bにおける消
費電流を低減するために、その応答速度がそれほど早く
ない場合においても、過剰電荷により、この内部電源線
5上の電圧変化速度を低下させることにより、比較器3
bによりこの内部電源線5上の電圧変化に追随して内部
電源電圧VCIを安定に供給することができる。動作タ
イミング信号ENは、半導体記憶装置において、たとえ
ばチップイネーブル信号または内部ロウアドレスストロ
ーブ信号RASであってもよい。活性制御信号EQa
は、この動作タイミング信号ENの非活性化に応答して
所定期間活性状態とされる。
実施例の変更例を示す図である。図77に示す動作波形
図は、図75の回路の動作を示す。この図77に示す動
作波形図においては、半導体装置は、半導体記憶装置で
ある場合が示される。図77において、動作タイミング
信号ENとして、ロウアドレスストローブ信号RASが
用いられる。ロウアドレスストローブ信号RASが非活
性状態の論理ローレベルのときには、この半導体装置は
スタンバイ状態にあり、内部回路は動作をしていない。
この状態においては、図75に示す比較器3aのみが動
作し、内部電源線5上の電源電圧VCIを第1の基準電
圧Vref1の電圧レベルに維持している。ロウアドレ
スストローブ信号RASが活性状態とされると、この半
導体装置が動作状態とされる。これにより、比較器3b
が活性状態とされ、内部回路(負荷回路および他の図示
しない回路)が動作し、内部電源線5上の電源電圧VC
Iの電圧レベルが変動する。しかしながらこの場合にお
いては、内部回路による電流消費は少なく、その電流変
化も小さいため、比較器3bの応答の遅れがあっても、
十分その電源電圧VCIの変化に追随してもとの電源電
圧レベルへ復帰させることができる。
Sの活性化に応答して所定期間動作制御信号EQaが活
性状態とされる。これにより比較器2301が活性状態
とされ、ドライブ素子2cを介して内部電源線5上の電
源電圧VCIが第2の基準電圧Vref2レベルにまで
充電される。この動作タイミング信号EQaの活性期間
が経過した後、負荷回路駆動信号が活性状態とされる。
この負荷回路駆動信号により負荷回路7が動作し、大電
流を消費する。この負荷回路駆動信号としては、半導体
記憶装置におけるセンスアンプ駆動信号がたとえば相当
する。この場合、負荷回路7はセンスアンプであり、ビ
ット線の充放電を行なう。この場合には、内部電源線5
上に大きな電流変化が生じる。しかしながら、既に比較
器2301により、内部電源線5上の電圧レベルが第2
の基準電圧Vref2の電圧レベルにまで上昇している
ため、この電流変化を等価的に小さな電流変化とするこ
とができ、低速応答性の比較器3bを用いても十分にこ
の変化に追随して内部電源線5上の電源電圧VCIの電
圧レベルを所定電圧レベルに復帰させることができる。
活性制御信号EQaは、したがって、負荷回路7が動作
し、大電流変化が生じる可能性がある場合においてのみ
予め活性状態とされればよい。通常、半導体記憶装置に
おいては、このような大電流消費が行なわれる状態は、
たとえばセンスアンプ動作時のように予め予測すること
ができ、動作タイミング信号ENに従って、所定期間必
要なときのみこの動作制御信号EQaを活性状態とする
ことができる。
EQaは、破線で示すように、動作制御信号EQaが負
荷回路駆動信号の活性状態においても活性状態とされる
タイミング関係が用いられてもよい。以上のように、こ
の発明の第13の実施例の構成に従えば、動作タイミン
グ信号に従って、所定期間のみ内部電源線5上の第2の
基準電圧Vref2の電圧レベルにまで充電する比較器
を活性状態としているため、第12の実施例の効果に加
えて、さらに低消費電流化を実現することができる。 [実施例14]図78は、この発明の第14の実施例で
ある半導体装置の要部の構成を示す図である。図78に
おいて、この半導体装置は、基準電圧発生回路2310
からの基準電圧Vrefと内部電源線5上の電源電圧V
CIとを比較する比較器2330aと、比較器2330
aの出力信号に従って電圧源ノード1と内部電源線5の
間を流れる電流量を調整するドライブ素子2320a
と、基準電圧発生回路2310からの基準電圧Vref
と内部電源線5上のVCIとを比較する比較器2330
bと、比較器2330bの出力信号に従って電圧源ノー
ド1から内部電源線5へ流れる電流量を調整するドライ
ブ素子2320bを含む。比較器2330aは、半導体
装置(負荷回路7)の活性化時に活性状態とされる動作
タイミング信号ENaに応答して導通する活性化トラン
ジスタ2305aにより、動作電流が供給されて作動状
態とされる。比較器2330bは、特定の動作モードを
除く通常動作モード時における負荷回路7の活性時(す
なわち動作時)においてのみ活性状態とされる動作制御
信号ENbに応答して導通する活性制御トランジスタ3
05bにより、動作電流が供給されて作動状態とされ
る。
て、電圧源ノードに結合されて一定の基準電流を供給す
る定電流源2312と、定電流源2312と接地ノード
(他方電圧源ノード)の間に直列に接続される抵抗素子
2313aおよび2313bを含む。基準電圧Vref
は、抵抗素子2313aおよび2313bの抵抗値と定
電流源2312が与える定電流により決定される。次に
この図78に示す内部電源電圧発生回路の動作について
説明する。以下の説明において、この半導体装置は、半
導体記憶装置であると仮定する。半導体装置に対する外
部アクセスが行なわれる場合には、内部回路(負荷回路
7)は高速動作が要求される(高速アクセスを実現する
ため)。この場合、負荷回路7の動作タイミングに併せ
て、活性制御信号EQaおよびEQbがともに活性状態
とされ、比較器2330aおよび2330bがともに作
動状態とされる。2つの比較器2330aおよび233
0bの制御のもとに、ドライブ素子2320aおよび2
320bにより、内部電源線5上に電流が供給され、負
荷回路7(内部回路)の動作時における電源電圧VCI
の変動を抑制する。2つのドライブ素子2320aおよ
び2320bにより内部電源線5へ電流が供給されるた
め、負荷回路7の動作時において内部電源線5の電圧が
急激に変動しても、十分その変化に追随して高速でこの
内部電源電圧VCIの低下を補償し、所定の基準電圧V
refの電圧レベルに電源電圧VCIを復帰させること
ができる。
ードなどの特定の動作時においては、活性制御信号EN
bは常時非活性状態とされ、比較器2330bの比較動
作が禁止される。活性制御信号ENaのみが負荷回路7
の動作タイミングに併せて活性状態とされる。この場合
においては、内部電源線5は、1つのドライブ素子23
20aを介してのみ電流が供給される。このため、内部
電源線5上の電圧VCIの電圧レベルへの復帰は、通常
動作サイクル時におけるよりも遅れる。しかしながら、
リフレッシュサイクルおよびデータ保持モードなどにお
いては、外部アクセスは何ら行なわれず、高速アクセス
は要求されない。したがって、負荷回路7の動作開始タ
イミングは、この内部電源線5上の電源電圧VCIが安
定化した後に行なわれるように構成されても、何ら外部
においては問題は生じない。リフレッシュサイクルおよ
びデータ保持モードなどにおいて1つの比較器のみを駆
動することにより、消費電流を低減することが可能とな
る。図79は、図78に示す活性制御信号ENaおよび
ENbを発生するための回路構成の一例を概略的に示す
図である。図79において、制御信号発生系は、外部か
ら与えられるロウアドレスストローブ信号extRAS
を受けて内部ロウアドレスストローブ信号を出力するR
ASバッファ2340と、内部ロウアドレスストローブ
信号extRAS、外部コラムアドレスストローブ信号
extCASおよび外部ライトイネーブル信号extW
Eを受けて、特定の動作モードであるリフレッシュモー
ドおよびスリープモード(データ保持モード)が指定さ
れたか否かを検出する動作モード検出器2342と、動
作モード検出器2342の出力信号とRASバッファ2
340の出力信号に従って内部ロウアドレスストレージ
信号intRASを出力するゲート回路2344と、動
作モード検出器2342からの出力信号に従って、デー
タのリフレッシュに必要な動作を所定のタイミングで実
行するリフレッシュ制御回路2346と、ゲート回路2
344の出力する内部ロウアドレスストローブ信号in
tRASとリフレッシュ制御回路2346が出力する活
性化信号とに応答して、内部のロウ系回路(行選択動作
に関連する回路:ロウアドレスデコーダ、およびセンス
アンプ、およびプリチャージ/イコライズ回路等)を活
性化するための内部活性化信号ENa(φRAS)を出
力する内部活性化回路2348を含む。
部ロウアドレスストローブ信号extRASの活性化
(立下がり)よりも先に外部コラムアドレスストローブ
信号extCASおよび外部ライトイネーブル信号ex
tWEが活性状態(ローレベル)とされたときに、リフ
レッシュサイクルが指定されたことを検出する。この動
作モード検出器2342は、また加えて、特定のアドレ
スキーを用いて特定の動作モードが指定されたか否かを
検出する構成とされてもよい。この動作モード検出器2
342が検出する動作モードは外部アクセスが行なわれ
ないリフレッシュサイクルまたはデータ保持のみを行な
うデータ保持モードである。ゲート回路2344は、動
作モード検出器2342が特定の動作モードが指定され
たことを検出したときには、RASバッファ2340の
出力信号の伝達を禁止する。それ以外の通常動作モード
時においては、このゲート回路2344は、RASバッ
ファ2340の出力信号を伝達する。ゲート回路234
4として、RASバッファ2340および動作モード検
出器2342の出力する信号が活性状態となるときの論
理レベルおよび内部ロウアドレスストローブ信号int
RASの活性時の論理レベルに併せて、2入力のゲート
回路を用いて実現することができる。
ード検出器2342により特定の動作モードが指定され
たとき、所定のタイミングでリフレッシュを行なうため
の制御信号を発生する。このリフレッシュ制御回路23
46は、内部ロウアドレスストローブ信号intRAS
に対応するロウ系回路活性化信号を所定のタイミングで
出力する。セルフリフレッシュサイクル時およびデータ
保持モード時においては、所定の時間間隔で、この内部
ロウ系回路活性化信号が活性状態とされる。内部活性化
回路2348は、ゲート回路2344およびリフレッシ
ュ制御回路2346からの信号の一方が活性状態とされ
たときに、その活性制御信号ENaを活性状態とする。
内部活性化回路2348も、内部ロウアドレスストロー
ブ信号intRASの活性時における論理レベルおよび
リフレッシュ制御回路2346から出力されるロウ系回
路制御信号の活性化時における論理レベルに併せて2入
力ゲート回路で構成することができる。このゲート回路
2344から出力される内部アドレスストローブ信号i
ntRASが活性制御信号ENbとして用いられる。内
部活性化回路2348からの内部活性化制御信号φRA
Sが活性化制御信号ENaとして用いられる。これによ
り、通常動作モード時においては、ゲート回路2344
からの内部ロウアドレスストローブ信号intRASに
従って活性制御信号ENaおよびENbがともに活性状
態とされ、図78に示す比較器2330aおよび233
0bが作動状態とされる。リフレッシュサイクルおよび
データ保持モード時においては、活性制御信号ENaが
リフレッシュ制御回路2346からの内部ロウ系回路活
性化制御信号に従って活性状態とされる。活性制御信号
ENbは、ゲート回路2344により、非活性状態に固
定される。したがって、この場合においては、比較器2
330aのみ作動状態とされる。
荷回路7の動作サイクルおよびスタンバイサイクルにか
かわらず常時動作する比較器およびその常時動作する比
較器出力に応答して電流を内部電源線5へ伝達するドラ
イブ素子が設けられてもよい。以上のように、この第1
4の実施例の構成に従えば、通常動作サイクルにおいて
内部回路(負荷回路)が動作する場合には、複数の比較
器を作動状態として、大きな電流供給力を持って高速で
内部電源線5上の電源電圧の変動を補償し、リフレッシ
ュサイクルおよびデータ保持モードなどの特定の動作モ
ードにおいては、1つの比較器に従って内部電源線上の
電源電圧の変動を補償している。したがって、高速アク
セスおよび特定モード時における低消費電流を実現する
ことができる。 [実施例15]図80は、この発明の第15の実施例で
ある内部電源電圧発生回路の構成を概略的に示す図であ
る。図80に示す構成においては、電圧源ノード1と内
部電源線5の間に、基準電圧発生回路2310からの基
準電圧Vrefをゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタが電流ドライブ素子2350として設けられ
る。この電流ドライブ素子2350は、そのしきい値電
圧が0Vまたはほぼ0Vに近い小さなしきい値電圧を備
える。
常動作モード時において、内部回路の動作タイミングに
併せて活性状態とされる制御信号ENbに応答して導通
する活性制御トランジスタ2305bにより作動状態と
される比較器2330bと、比較器2330bの出力信
号に従って電圧源ノード1から内部電源線5へ電流を供
給するドライブ素子2320bを含む。基準電圧発生回
路2310は、図78に示す構成と同様、定電流源23
12および抵抗素子2313aおよび2313bを含
む。この図80に示す内部電圧発生回路の構成において
は、常時電流ドライブ素子2350が導通し、そのゲー
ト電極に与えられる基準電圧Vrefに従って電圧源ノ
ード1から内部電源線5へ電流が供給される。この電流
ドライブ素子2350のしきい値電圧はほぼ0Vであ
り、内部電源線5上の電源電圧VCIは、比較器233
0bの非活性化時ほぼ基準電圧Vrefの電圧レベルに
固定される。通常動作時においては、内部回路(図80
には示さず)の動作タイミングに併せて、活性制御信号
ENbが活性状態とされ、比較器2330bが動作し、
ドライブ素子2320bを介して内部電源線5上の電源
電圧VCIを基準電圧Vrefの電圧レベルに調整す
る。活性制御信号ENbが活性状態とされるのは、通常
動作サイクルにおける外部アクセスが行なわれ、高速ア
クセス動作が要求されるときである。すなわち、電源ド
ライブ素子2350およびドライブ素子2320bをと
もに動作させることにより、内部電源線5へ供給される
電流量が増加し、この内部電源線5上の電源電圧の変動
に対し高速で追随して内部電源電圧VCIを所定の電圧
Vrefレベルに調整することができる。外部アクセス
が行なわれない場合には、単に電流ドライブ素子235
0のみが内部電源線5上で電流を供給しており、消費電
流が低減される。
実施例である内部電源電圧発生回路の変更例を示す図で
ある。この図81に示す構成においては、基準電圧発生
回路2310は、定電流源2312と抵抗素子2313
aの間に配置される、ダイオード接続されたnチャネル
MOSトランジスタ2314を備える。MOSトランジ
スタ2314のチャネル抵抗は、抵抗素子2313aお
よび2313bの抵抗値よりも十分小さく、また大きな
電流駆動力を有しており、定電流源2312から与えら
れる電流をすべて抵抗素子2313aおよび2313b
へ供給する。この場合、MOSトランジスタ2314は
ダイオードモードで動作し、そのゲートおよびドレイン
とソースの間にしきい値電圧Vthの電圧降下をもたら
す。すなわちこの基準電圧発生回路2310は、2つの
基準電圧VREFおよびVrefを発生する。基準電圧
VREF=Vref+Vthである。電圧源ノード1と
内部電源線5の間に接続されるnチャネルMOSトラン
ジスタで構成される電流ドライブ素子2352は、その
ゲートに基準電圧VREFを受ける。比較器2330
b、ドライブ素子2320bは、図80で示す構成と同
じであり、基準電圧Vrefを受ける。電流ドライブ素
子2352が、基準電圧発生回路2310に含まれるト
ランジスタ2314と同じしきい値電圧Vthを有する
場合、この電流ドライブ素子2352は、ソースホロワ
で動作し、内部電源線5上の電源電圧VCIを基準電圧
VREFの電圧レベルに維持する。内部電源線5上の電
源電圧VCIの電圧レベルが低下したとき、電流ドライ
ブ素子2352はそのゲート−ソース間電圧が大きくな
り、この電流ドライブ素子2352を介して流れるドレ
イン電流が増加する。内部電源線5上の電源電圧VCI
の電圧レベルが上昇したとき、電流ドライブ素子235
2のゲート−ソース間電圧が小さくなり、この電流ドラ
イブ素子2352の供給するドレイン電流が低下する。
これにより、比較器を用いる電圧発生回路と同様に、内
部電源線5上の電源電圧VCIの電圧レベルに応じた電
流を供給し、この電源電圧VCIの電圧レベル調整を実
行する。すなわち、この電源ドライブ素子2352は、
内部電源線5上の電源電圧VCIを基準電圧VREF−
Vthの電圧レベルにクランプする機能を備える。
圧発生回路2310において、しきい値電圧Vthのシ
フトを実現するMOSトランジスタ2314が用いられ
ている。したがって電流ドライブ素子2352として、
しきい値電圧が0Vまたはそれに近い低しきい値電圧の
nチャネルMOSトランジスタを用いる必要がなく、し
きい値電圧調整のための余分の製造工程は何ら必要とさ
れず、製造工程が簡略化される。基準電圧発生回路23
10は、電圧源ノード1xから電流を供給される。この
場合、電圧源ノード1xに与えられる電源電圧と基準電
圧Vrefの差が小さい場合、定電流源2312に電流
が流れず、またMOSトランジスタ14がオン状態とな
らない場合が生じることが考えられる。したがって、こ
の基準電圧発生回路2310を確実に動作させるため、
電圧源ノード1xへは、電圧源ノード1へ与えられる電
圧レベルよりも高い昇圧電圧を与える。半導体装置が半
導体記憶装置である場合には、内部にワード線駆動のた
めの昇圧電圧を発生する回路が設けられており、この昇
圧電圧を電圧源ノード1xへ与える構成を利用すること
ができる。
チャネルMOSトランジスタで構成される電流ドライブ
素子のみを用いて内部電源電圧を発生し、外部アクセス
が行なわれる場合には、比較器およびドライブ素子を用
いて内部電源電圧レベルの調整を行なっているため、高
速応答特性が要求されるときのみ比較器を動作させるだ
けであり、消費電流を低減することができるとともに、
高速アクセスを実現することができる。 [実施例16]図82は、この発明の第16の実施例で
ある内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図8
2において、内部電源電圧発生回路は、内部電源線5上
の電源電圧VCIと基準電圧Vrefとを比較する比較
器2330と、電圧源ノード1と内部電源線5の間を流
れる電流量を比較器2330の出力信号に従って調節す
るドライブ素子2320cと、比較器2330の出力信
号に従ってそのコンダクタンスが変化する可変コンダク
タンス素子としてのドライブ素子2320dと、ドライ
ブ素子2320dと直列に接続され、動作モード指定信
号φMDに従って導通/非導通状態とされるpチャネル
MOSトランジスタで構成されるドライブ素子2360
を含む。
号であり、この半導体装置の動作モードに応じて論理ハ
イレベルまたは論理ローレベルに設定される。この動作
モードとしては、以下の動作モードがある。 (1) リフレッシュ動作時において、選択状態とされ
るワード線の数を、通常動作時における選択ワード線の
数よりも増加させる。 (2) テストモード時において、マージン試験などお
よび多ビットデータのテストを行なうために、選択ワー
ド線の数を通常動作時における選択ワード線の数よりも
増加させる。 (3) テスト動作時において、多ビットのデータを同
時に良不良を検証するために、選択されるコラム選択線
(ビット線対を選択するためのコラム選択信号を伝達す
るコラムデコーダの出力信号線)の数を、通常動作時に
おけるそれよりも増加させる。 これらの動作モードにおいては、通常動作時におけるよ
りも、内部電源線5上に接続される負荷回路7(または
内部回路)の消費する電流が増加し、電源電圧VCIの
変動が大きくなる。この大きな消費電流を補償するため
に、動作モード指定信号φMDをローレベルに設定し、
ドライブ素子2360を導通状態とする。この状態にお
いては、内部電源線5はドライブ素子2320cおよび
2320dを介して比較器2330の制御のもとに内部
電源線5上の電源電圧VCIの電圧レベルを調整する。
2つのドライブ素子2320cおよび2320dが並列
に動作するため、電圧源ノード1から内部電源線5へ大
きな電流を供給することができ、内部電源電圧VCIの
低下を高速で補償することができる。
動作モードとしては、さらに半導体装置が、動作時に消
費する電流のマージンを検証するために、内部電源線5
へ供給することの可能な電流量を減少させる動作電流マ
ージンテストがある。この場合には、動作モード指定信
号φMDは論理ハイレベルに設定され、ドライブ素子2
360は非導通状態とされる。この場合には、通常動作
時においては、2つのドライブ素子2320cおよび2
320dにより内部電源線5上の電圧調整が行なわれ、
テストモード時においては、ドライブ素子2320cに
よってのみ内部電源線5への電流供給が行なわれる。内
部回路(負荷回路)の消費電流量に応じてその内部電源
電圧の電流供給能力を切換えることにより、動作モード
に応じて安定に必要とされる電流を供給して内部電源線
5上の電源電圧VCIを安定化させることができる。ま
た半導体装置ごとに、リフレッシュサイクルにおいて選
択されるワード線の数が異なる構成が用いられることが
ある(リフレッシュサイクルを装置用途に応じて切換え
る)。この場合においても、そのリフレッシュサイクル
に応じて動作モード指定信号φMDを論理ハイレベルま
たは論理ローレベルに設定することにより、必要とされ
る電流供給能力を内部電源電圧発生回路へ与えることが
でき、安定に内部電源電圧VCIを発生することができ
る。
生するための回路構成を示す図である。図83(A)に
おいては、動作モード指定信号発生回路は、外部から与
えられる制御信号をデコードするデコーダ2362で構
成される。デコーダ2362を用いることにより、複数
種類の動作モードに対応して必要な電流供給能力を内部
電源電圧発生回路へ与えることができる。またデコーダ
2362を用いることにより、この内部電源電圧発生回
路の電流供給能力の増加および減少いずれをも実現する
ことができる。図83(B)に示す動作モード指定信号
発生回路は、信号線2363と電圧源ノード1との間に
接続される高抵抗の抵抗素子2365を含む。信号線2
363はパッド2364に接続される。このパッド23
64を、選択的にフレーム2367へボンディングワイ
ヤ2366を介して接続される。フレーム2367へ
は、外部から接地電圧Vssが与えられる。パッド23
64とフレーム2367とがボンディングワイヤ236
6により接続されたとき、信号線2363からの動作モ
ード指定信号φMDは接地電圧Vssレベルの論理ロー
レベルとされる。抵抗素子2365は高抵抗であり、そ
の消費電流は無視することのできる値である。パッド2
364とフレーム2367の間にボンディングワイヤ2
366が接続されない場合には、信号線2363は抵抗
素子2365により内部電源電圧レベルの論理ハイレベ
ルとされる。
動作モード指定信号φMDを発生する構成とすることに
より、この半導体装置が用いられる用途に応じて内部電
源電圧発生回路の供給する電流供給能力を適切にプログ
ラムすることができる。図84は図82に示す動作モー
ド指定信号を発生するためのさらに他の構成を示す図で
ある。図84(a)に示す構成においては、電圧源ノー
ド1と出力ノード2372の間に溶断可能なリンク素子
2370が設けられ、出力ノード2372と接地電圧供
給ノードとの間に高抵抗の抵抗素子2371が設けられ
る。出力ノード2372から動作モード指定信号φMD
が出力される。リンク素子2370の導通時において
は、出力ノード2372の電圧レベルは電圧源1へ与え
られる電圧レベルである。リンク素子2370を溶断す
ると、この出力ノード2372の電圧レベルは抵抗素子
2371により接地電圧Vssレベルに設定される。図
84(B)に示す構成においては、信号線2374と電
圧源ノード1または接地電圧Vss供給ノードの間に、
選択的に配線2373aおよび2373bの一方が配設
される。この配線2373aまたは配線2373bを選
択的に接続することにより、動作モード指定信号φMD
を所望の論理レベルに設定することができる。
の構成に従えば、動作モードに従って内部電源電圧発生
回路の電源供給能力を切換えるように構成したため、動
作モードによる内部回路(負荷回路)の消費する電流量
に併せて内部電源電圧発生回路の電流供給能力を調整す
ることができ、安定に内部電源電圧VCIを生成するこ
とができる。すなわち、大きな電流供給能力による、必
要以上の電流供給に伴う内部電源電圧VCIのリンギン
グの発生および小さな電流供給力による内部電源電圧V
CIの変動に対する非追随性をなくし、安定に内部電源
電圧VCIを供給することができる。 [実施例17]図85は、この発明の第17の実施例で
ある内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図8
5において、内部電源電圧発生回路は、内部電源線5上
の電圧VCIと基準電圧Vrefとを比較する比較器2
330、比較器2330の出力信号に従ってそのコンダ
クタンスが変化し、応じて電流供給量が変化するドライ
ブ素子2320と、ドライブ素子2320と電圧源ノー
ド1との間に接続され、そのゲートに動作モード指定信
号φMAを受けるドライブ素子2360を含む。このド
ライブ素子2360はpチャネルMOSトランジスタで
構成され、そのゲートへ与えられる動作モード指定信号
φMAは、電圧源ノード1へ与えられる電圧と接地電圧
Vssの間での中間電位レベルを有する。ドライブ素子
2360は、この中間電位レベルの動作モード指定信号
φMAに従って、そのチャネル抵抗が変化する。動作モ
ードに応じてこのドライブ素子2360のコンダクタン
スが変更され、動作モードに応じた電流供給力を内部電
源電圧発生回路へ与えることができ、負荷回路7の消費
電流に応じた最適な電流供給力を内部電源電圧発生回路
へ与えることができる。
動作モードは、先の実施例16における動作モードと同
様である。動作モード指定信号φMAの電圧レベルが高
くなれば、ドライブ素子2360のコンダクタンスが小
さくされ、そこを流れる電流量が制限され、内部電源電
圧発生回路の電源供給力が小さくされる。一方、動作モ
ード指定信号φMAの電圧レベルが低くされた場合に
は、ドライブ素子2360のコンダクタンスが大きくな
り、このドライブ素子2320へ供給される電流量が増
加し、応じて内部電源電圧発生回路の電流供給力が大き
くされる。ドライブ素子2320は、この可変コンダク
タンス素子としてのドライブ素子2360を電流源とし
て、比較器2330の出力信号に従って内部電源線5へ
電流を供給し、内部電源電圧VCIの変動を調整する。
図86は、図85に示す動作モード指定信号φMAを発
生するための構成の一例を示す図である。図86(A)
においては、動作モード指定信号発生回路は、電圧源ノ
ード1と信号線2380の間に接続される一定電流を供
給するための定電流源2382と、定電流源2382と
接地電圧Vss供給ノードとの間で直列に接続される抵
抗素子2382a〜2382dと、抵抗素子2382b
〜2382d各々と並列に接続される溶断可能なリンク
素子2383a〜2383cを含む。抵抗素子2382
a〜2382dの数は任意であり、また同様にリンク素
子2383a〜2383cの数も任意である。リンク素
子2383a〜2383cのすべてが導通状態のときに
は、信号線2380上の動作モード指定信号φMAの電
圧レベルは定電流源2382が供給する電流と抵抗素子
2382aが有する抵抗値とにより決定される電圧レベ
ルとされる。リンク素子2383a〜2383cを選択
的に溶断することにより、信号線2380と接地電圧供
給ノードとの間の抵抗の値が大きくなり、動作モード指
定信号φMAの電圧レベルが増加する。これにより、動
作モードに応じてリンク素子2383a〜2383cを
選択的に溶断する(プログラムする)ことにより、動作
モード指定信号φMAの電圧レベルを所望の中間電位レ
ベルに設定することができる。
ード設定信号を受けてデジタル−アナログ変換するD/
Aコンバータ2385が動作モード指定信号発生回路と
して用いられる。モード設定信号のビットの組合せによ
り、この動作モード指定信号φMAの電圧レベルを設定
することができる。モード設定信号としては、たとえば
WCBR条件下において動作モード指定信号電圧レベル
設定動作が指定され、この動作モード指定信号φMAの
設定する電圧レベルが、そのときに与えられるアドレス
信号ビットの組合せにより決められる構成が用いられて
もよい。また後に説明するような、半導体記憶装置にお
いて通常用いられているコマンドレジスタにモード設定
信号が設定される構成が用いられてもよい。半導体記憶
装置の初期動作時に動作モード指定信号φMAの電圧レ
ベルを容易の所望の電圧レベルに設定することができ
る。図86(C)に示す動作モード指定信号発生回路
は、電圧源ノード1に結合され、この電圧源ノード1か
ら所定の値の一定の電流を供給する定電流源2390
と、定電流源2390と接地電圧供給ノードとの間に直
列に接続される抵抗素子2392a〜2393cと、信
号線2397を介して与えられる選択信号に従ってノー
ド2394aおよびノード2394bの一方の電圧を選
択するセレクタ2395を備える。セレクタ2395
は、信号線2397上の信号電位に従って抵抗素子23
92aおよび2393bの間のノード2394a上の電
圧レベルを選択するpチャネルMOSトランジスタ23
95aと、信号線2397上の電位が論理ハイレベルの
ときに抵抗素子2393bおよび2393cの間のノー
ド2394b上の電圧を選択するnチャネルMOSトラ
ンジスタ2395bを含む。セレクタ2395から動作
モード指定信号φMAが出力される。
され、かつ高抵抗の抵抗素子2398を介して電圧源ノ
ード1に接続される。パッド2399aは、接地電圧V
ssを供給するフレーム2399cにボンディングワイ
ヤ2399dを介して選択的に接続される。ボンディン
グワイヤ2399dが設けられない場合、信号線239
7上の電位は抵抗素子2398により電圧源ノード1上
の電圧レベルとされ、セレクタ2395においては、M
OSトランジスタ2395bが導通状態となり、MOS
トランジスタ2395aが非導通状態とされる。この状
態においては、ノード2394b上の電圧が選択され、
動作モード指定信号φMAとして出力される。一方ボン
ディングワイヤ2399dがパッド2390aとフレー
ム2399cの間に接続された場合には、信号線239
7上の電圧レベルは接地電圧Vssレベルとなる。この
状態においては、MOSトランジスタ2395aが導通
状態、MOSトランジスタ2395bが非導通状態とさ
れる。したがってこの場合には、動作モード指定信号φ
MAとして、ノード2394a上の電圧が選択されて出
力される。パッドに対するボンディングワイヤの有無に
より、2つの電圧レベルのうちの一方の電圧レベルを有
する動作モード指定信号φMAを生成することができ
る。
に従えば、比較器の出力信号に従って内部電源線5上の
電源電圧レベルを調整するドライブ素子と直列にそのコ
ンダクタンスが変更可能な可変コンダクタンス素子を接
続したため、半導体装置の使用状況に応じた電流供給能
力を備える半導体装置を実現することができる。またこ
のとき、可変コンダクタンス素子1つが用いられるだけ
であり内部電源電圧発生回路の規模が低減される。 [実施例18]図87は、この発明の第18の実施例に
従う内部電源電圧発生回路の構成を概略的に示す図であ
る。図87において、内部電源電圧発生回路は、基準電
圧発生回路2310から基準電圧伝達線2402上に伝
達された基準電圧Vrefと内部電源線5上の電源電圧
VCIを比較する比較器2330と、この比較器233
0の出力信号に従って電圧源ノード1から内部電源線5
へ流れる電流量を調整するドライブ素子2302と、こ
の内部電源線上の電源電圧VCIと基準電圧伝達線24
02上の基準電圧Vrefに従って基準電圧Vrefの
電圧レベルを調整するレベル調整回路2401を含む。
ド1と接地電圧供給ノードとの間に直列に接続される抵
抗素子2400aおよび2400bで構成されるように
示される。抵抗素子2400aに代えて定電流源が用い
られてもよい。レベル調整器2401は、電源線5上の
電源電圧VCIを正入力に受け、基準電圧伝達線240
2上の基準電圧Vrefを負入力に受ける差動増幅器で
構成される比較器2410と、この比較器2410の出
力信号に従って電圧源ノード1から基準電圧伝達線24
02へ電流を供給する電流ドライブ素子2411と、内
部電源線5上の電源電圧VCIを正入力に受け、かつ基
準電圧伝達線上の基準電圧Vrefを負入力に受ける差
動増幅器で構成される比較器2412と、この比較器2
412の出力信号に従って基準電圧伝達線2402から
接地電圧供給ノードへ電流を放電する電流ドライブ素子
2413とを含む。基準電圧伝達線2402には、安定
化のための容量2405が設けられる。この容量240
5は、基準電圧伝達線2402の寄生容量で構成されて
もよい。次に動作について説明する。基準電圧発生回路
2310からは、抵抗素子2400aおよび2400b
の有する抵抗値で決定される基準電圧Vrefが出力さ
れる。比較器2330は、内部電源線5上の電源電圧V
CIとこの基準電圧伝達線2402上の基準電圧Vre
fとを比較する。電源電圧VCIが基準電圧Vrefよ
りも低い場合には、比較器2330の出力が電圧レベル
が低下し、ドライブ素子2320のコンダクタンスが増
加する。レベル調整器2401においても、比較器24
10および2412が比較器2330と同様の態様で比
較動作を行なっており、電流ドライブ素子2411のコ
ンダクタンスが大きくなり、一方電流ドライブ素子24
13のコンダクタンスが低下する。これにより、基準電
圧伝達線2402上に、電流ドライブ素子2411を介
して電圧源ノード1から電流が供給され、この基準電圧
Vrefの電圧レベルが増加し、応じて比較器2330
の出力信号の電圧レベルがさらによく低下し、ドライブ
素子2320のコンダクタンスがより小さくされ、高速
で電源電圧VCIの電圧レベルを上昇させる。
よりも高い場合には、比較器2330の出力信号の電圧
レベルが上昇し、電流ドライブ素子2320のコンダク
タンスは低下する。これにより、電圧源ノード1から内
部電源線5への電流供給がほぼ停止される。この状態に
おいては、レベル調整器2401において、比較器24
10および2412の出力信号の電圧レベルが上昇し、
電流ドライブ素子2411がほぼ非導通状態とされ、電
流ドライブ素子2413のコンダクタンスが大きくな
り、基準電圧伝達線2402(安定化容量2405)の
電圧レベルを低下させる。これにより、比較器2330
の出力信号の電圧レベルがより高くされ、ドライブ素子
2320がほぼ完全に非導通状態とされる。レベル調整
器2401による基準電圧Vrefの電圧レベル調整に
より、比較器2330により、ドライブ素子2320が
大きな電流量を供給する必要がある場合には、基準電圧
Vrefの電圧レベルが上昇し、比較器2330の出力
の電圧レベルが上昇し、一方ドライブ素子2320が大
きな電流を供給する必要がない場合には、基準電圧Vr
efの電圧レベルを低下させ、比較器2330の出力信
号をよりその電圧レベルを上昇させる。レベル調整器2
401により、基準電圧Vrefの電圧レベルを調整
し、応じて比較器2330の応答速度が改善され、高速
で、この内部電源線5上の電源電圧VCIが負荷回路7
の動作により変動する場合においても、安定に一定の電
圧レベルの電源電圧VCIを供給することができる。
基準電圧発生回路2310に含まれる抵抗素子2400
aおよび2400bと、電流ドライブ素子2411およ
び2413のコンダクタンスにより決定される。基準電
圧発生回路2310においては、正確な一定電流レベル
の基準電流を発生する定電流源を用いる必要がない。し
たがって基準電圧発生回路2310の回路構成を簡略化
することができる。以上のように、この第18の実施例
の構成に従えば、レベル調整器により、内部電源電圧V
CIの電圧レベルに応じて基準電圧Vrefの電圧レベ
ルを調整し、比較器330の応答速度を等価的に早くし
ているため、負荷回路7の動作状況に応じて高速でドラ
イブ素子2320の電流供給力を調整することができ、
安定に内部電源電圧VCIを出力することができる。 [実施例19]図88は、この発明の第19の実施例の
内部電源電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。
図88において、内部電源電圧発生回路は、複数の互い
に電圧レベルの異なる基準電圧Vrefa、Vref
b、Vrefc、およびVrefdを発生する基準電圧
発生回路2420と、この基準電圧発生回路2420の
出力する基準電圧Vrefa〜Vrefdのうちの1つ
を選択する信号を発生する選択信号発生回路2430
と、選択信号発生回路2430からの基準電圧選択信号
に応答して、基準電圧発生回路2420からの基準電圧
Vrefa〜Vrefdの1つを選択して出力する選択
回路2440と、選択回路2440からの基準電圧Vr
efと内部電源線5上の内部電源電圧VCIとを比較す
る比較器2330と、比較器2330の出力信号に従っ
て電圧源ノード1から内部電源線5へ電流を供給するド
ライブ素子2320を含む。
ド1に結合され、一定の電流を供給する定電流源242
1と、定電流源2421と接地電圧供給ノードとの間に
直列に接続される抵抗素子2422a、2422b、2
422c、および2422dを含む。定電流源2421
と抵抗素子2422aの間の接続ノード2424a、お
よび抵抗素子2422a〜2422dの各接続ノード2
424b、2424cおよび2424dからそれぞれ基
準電圧Vrefa、Vrefb、VrefcおよびVr
efdが出力される。選択回路2440は、基準電圧V
refa〜Vrefdそれぞれに対応して設けられ、選
択信号発生回路2430(この構成については後に詳細
に説明する)からの選択信号に従って導通し、対応の基
準電圧を通過させる選択ゲート2442a〜2442d
を含む。図88において、選択ゲート2442a〜24
42dは、nチャネルMOSトランジスタで構成される
ように示される。しかしながら、選択ゲート2442a
〜2442dは、CMOSトランスミションゲートであ
ってもよい。次に動作について説明する。
421が供給する電流と抵抗素子2422a〜2422
dの各抵抗値とに従ってそれぞれ互いに電圧レベルの異
なる基準電圧Vrefa〜Vrefdを出力する。選択
回路2440は、この選択信号発生回路2430からの
選択信号に従って1つの基準電圧を選択して出力する。
負荷回路7の高速動作性が要求されない場合、選択信号
発生回路2430は、比較的低い電圧レベルの基準電圧
を選択する信号を発生する。比較器2330およびドラ
イブ素子2320により、内部電源線5上の電源電圧V
CIが、選択回路2440により選択された基準電圧V
refの電圧レベルに電源電圧VCIの電圧レベルを設
定する。負荷回路7が構成要素としてMOSトランジス
タを含む場合、そのMOSトランジスタの動作速度は、
電源電圧VCIにより決定される。MOSトランジスタ
の内部ノードの充放電速度は、ゲート電位および電源電
圧を受けるドレインまたはソースの電位により決定され
るためである。また、基準電圧Vrefの電圧レベルが
低い場合、負荷回路7の動作時において電源電圧VCI
の電圧レベルが低下しても、この負荷回路7の高速動作
は要求されていないため、負荷回路7動作時において電
源電圧VCIが仮に急激に変化した場合においても、比
較器2330およびドライブ素子2320によるフィー
ドバックループによる電源電圧VCIの復元が遅れても
何ら問題は生じない。
る場合、選択信号発生回路2430は、比較的電圧レベ
ルの高い基準電圧を選択する信号発生する。この場合、
比較器2330およびドライブ素子2320により、内
部電源線5上の電源電圧VCIは比較的高い電圧レベル
に設定される。したがって、負荷回路7が高速で動作す
ることができる。また、負荷回路7の動作時において急
激に電源電圧VCIが変動しても、この基準電圧Vre
fの電圧レベルが内部電源電圧VCIの必要最小限の電
圧レベルよりも高い電圧レベルに設定されていれば、負
荷回路7を高速動作させるために要求される電圧レベル
からの電源電圧VCIの低下を抑制することができ(先
の実施例16および17におけるスタンバイ時において
内部電源電圧VCIの電圧レベルを所定値よりも高くす
る状態に対応する)、安定に必要とされる電源電圧VC
Iを供給することができ、負荷回路7の高速動作性を保
証することができる。図89は、図88に示す選択信号
発生回路2430の構成の一例を示す図である。図89
において、選択信号発生回路2430は、外部からの信
号ZRAS、ZCAS、ZWEおよびアドレス信号Ab
に従って基準電圧レベルを設定するモードが指定された
ことを検出するモード検出回路2432と、このモード
検出回路2432からのモード検出信号に従って内部か
らのアドレス信号AdmおよびAdnを取込み保持する
コマンドレジスタ2434と、コマンドレジスタ243
4の保持するデータをデコードし、選択信号を発生する
デコーダ2436を含む。モード検出回路2432はい
わゆる「WCBR+アドレスキー」条件に従って基準電
圧レベル設定モードが指定されたか否かを検出する。W
CBR+アドレスキー条件は、ロウアドレスストローブ
信号ZRASの立下がり前に、コラムアドレスストロー
ブ信号ZCASおよびライトイネーブル信号ZWEが立
下がり、かつ特定のアドレス信号ビットAbが予め定め
られた値に設定される状態を示す。コマンドレジスタ2
434としては、通常、半導体記憶装置においては、内
部動作条件を指定するために設けられており、このコマ
ンドレジスタを利用することができる。コマンドレジス
タ2434は、ラッチ機能を備えており、その与えられ
たアドレス信号AdmおよびAdnを取込んで持続的に
保持しかつ出力する。デコーダ2436は、このコマン
ドレジスタ2434からの2ビットのアドレス信号Ab
mおよびAbnをデコードし、図88に示す4つの基準
電圧Vrefa〜Vrefdのうちのいずれかを選択す
る信号を出力する。コマンドレジスタ2434が、4ビ
ットのアドレス信号を受ける構成とされている場合、デ
コーダ2436を介することなく直接、選択信号がその
ときに与えられるアドレス信号に従って発生される構成
が用いられてもよい。
に従えば、半導体装置の動作条件に応じて基準電圧すな
わち内部電源電圧VCIの電圧レベルを設定することが
できる。したがって、高速アクセスが要求されないリフ
レッシュサイクルおよびデータ保持モード時において、
基準電圧のレベルを低くし、高速アクセスが要求される
通常動作時においては、基準電圧Vrefを高い電圧レ
ベルに設定することができ、低消費電流特性が要求され
る動作モードにおいて、内部電源電圧VCIの電圧レベ
ルを低くすることにより、内部電源線5の充電電流を低
減することができる。図90は、図88に示す選択信号
発生回路2430の他の構成を示す図である。図90に
示す構成においては、基準電圧Vrefa〜Vrefd
それぞれに対応してリンク素子2437(2437a〜
2437d)および抵抗素子2438(2438a〜2
438d)およびインバータ2439(2439a〜2
439d)が設けられる。リンク素子2437および抵
抗素子2438は電圧源ノード1と接地ノードの間に直
列に接続される。インバータ2439は、抵抗素子24
38の一方端(接地ノードに接続されないノード)上の
信号電位を受けて反転して選択信号を出力する。
状態(非切断状態)の場合、インバータ2439a〜2
439dの出力信号はすべて論理ローレベルである。リ
ンク素子2437a〜2437dのいずれかを切断する
と、対応のインバータ2439a〜2439dの出力信
号が論理ハイレベルとなり、対応の基準電圧Vrefa
〜Vrefdが選択される。たとえば、リンク素子24
37aが切断されると、インバータ2439aの入力信
号は、抵抗素子2438aにより論理ローレベルとな
り、インバータ2439aの出力信号も論理ハイレベル
となる。それにより、基準電圧Vrefaが伝達され
る。なお、図90に示す構成においては、リンク素子を
切断することにより、対応の基準電圧を選択するように
構成されている。しかしながら、リンク素子導通時にお
いて対応の基準電圧を選択する信号が発生されるように
構成されてもよい。このリンク素子の溶断/非溶断のプ
ログラムにより基準電圧レベルを設定する構成の場合、
半導体装置の用途すなわち高速動作が要求される半導体
装置および高速動作が要求されない半導体装置それぞれ
に応じて基準電圧レベルを設定することができ、同一回
路構成で、高速動作する半導体装置および低消費電力性
が強調される半導体装置いずれにも対応することが可能
となる。
の構成に従えば、内部電源電圧VCIの電圧レベルを決
定する基準電圧Vrefの電圧レベルを選択可能として
いるため、半導体装置の動作条件および使用用途に応じ
て最適な基準電圧レベルを設定することができ、動作状
況に応じて基準電圧を介して電源電圧VCIを安定に供
給することができる。 [実施例20]図91は、この発明の第20の実施例に
従う内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図9
1において、ドライブ素子2320のゲート電位を基準
電圧Vrefおよび内部電源線5上の電源電圧VCIの
差に従って調節する比較器2330は、その応答速度が
動作モードに応じて切換えられる。すなわち、比較器2
330は、カレントミラー段を構成するpチャネルMO
Sトランジスタ2440および2441と、基準電圧V
refと内部電源電圧VCIとを比較する差動段を構成
するnチャネルMOSトランジスタ2442および24
43と、この比較器2330を流れる動作電流の量を決
定する電流源トランジスタ2444および2445を含
む。MOSトランジスタ2440はそのゲートおよびド
レインが接続される。MOSトランジスタ2440およ
びMOSトランジスタ2442は直列に接続され、MO
Sトランジスタ2441およびMOSトランジスタ24
43は直列に接続される。
に一定電圧レベルの基準電圧CSTを受ける。この基準
電圧CSTは電圧源ノード1に与えられる電源電圧であ
ってもよい。この電流源トランジスタ2444と並列
に、動作モード指定信号φMに応答して選択的に導通状
態とされるスイッチング電流源トランジスタ2445が
設けられる。この動作モード指定信号φMは2値の論理
信号であり、スイッチング電流源トランジスタ2445
は導通状態または非導通状態の一方の状態にこの動作モ
ード指定信号φMに従って設定される。この比較器23
30は、通常の差動増幅器で構成されており、基準電圧
Vrefと内部電源電圧VCIの差を反転増幅してドラ
イブ素子2320のゲートへ与える。この比較器233
0の動作速度は、この電流源トランジスタ2444およ
び2445を流れる動作電流により決定される。すなわ
ち、MOSトランジスタ2443を介して流れる電流が
大きければ、このドライブ素子2320のゲートへ与え
られる電位は高速で変化し、一方、MOSトランジスタ
2443を流れる電流量が小さい場合には、このドライ
ブ素子2320のゲート電位は緩やかに変化する。した
がって、この電流源トランジスタ2444および244
5を流れる電流量を調整することにより、比較器233
0の応答速度を調整することができ、外部電源電圧VC
Iの急激な変化に高速で追随する場合および比較的緩や
かに追跡する場合の2つの状態を設定することができ
る。
ローレベルであり、スイッチング電流源トランジスタ2
445が非導通状態の場合には、この比較器2330の
動作電流は、電流源トランジスタ2444により決定さ
れる。この場合には、比較器2330の出力ノードの電
位変化は緩やかとなり、その応答速度が小さくされる。
一方、動作モード指定信号φMが論理ハイレベルとさ
れ、スイッチング電流源トランジスタ2445が導通状
態とされた場合には、この比較器2330の動作電流は
電流源トランジスタ2444および2445に流れる電
流量により決定されるため、動作電流が増加する。した
がってこの場合には、比較器2330によるドライブ素
子2320のゲート電位変化速度が大きくされ、比較器
2330の応答速度が速くされる。これにより、内部電
源線5上の電源電圧VCIの急激な変化にも高速で追随
して安定に内部電源電圧を供給することができる。次に
この動作モード指定信号φMの発生態様について説明す
る。図92は、図91に示す動作モード指定信号発生回
路の構成を示す図である。図92(A)において、動作
モード指定信号発生回路は、電圧源ノード1と接地ノー
ド(接地電圧供給ノード)の間に直列に接続されるリン
ク素子2450および抵抗素子2452を含む。リンク
素子2450と抵抗素子2452の間の接続ノード24
51から動作モード指定信号φMが出力される。リンク
素子2450を溶断することにより、プルダウン抵抗2
452により、動作モード指定信号φMが接地電圧レベ
ルの論理ローレベルとされる。リンク素子2450が導
通状態のとき(非溶断状態のとき)、動作モード指定信
号φMは、抵抗素子2452が高抵抗を有するため、電
圧源ノード1へ与えられる電圧レベルは、論理ハイレベ
ルとされる。リンク素子2450のプログラムにより動
作モード指定信号φMの電圧レベルを設定することによ
り、この半導体装置の使用される用途に応じて比較器の
応答速度を固定的に設定することができ、高速アクセス
が要求される装置および低消費電流特性が要求される装
置それぞれに応じて比較器の動作特性を固定的に設定す
ることができる。
生回路は、外部から与えられるロウアドレスストローブ
信号ZRAS、コラムアドレスストローブ信号ZCA
S、ライトイネーブル信号ZWE、およびアドレス信号
Adに従って所定の動作モードが指定されたか否かを検
出し、所定の動作モードが指定されたときにこの動作モ
ード指定信号φMを論理ハイレベルまたは論理ローレベ
ルに設定する動作モード検出器2454で構成される。
この動作モード指定信号φMが論理ハイレベルとされ、
比較器2330の動作速度(応答速度)を速くする動作
モードとして以下のものがある:ページモード、スタテ
ィックコラムモード、周期的に与えられるクロック信号
に同期して動作するクロック同期動作、およびEDOモ
ードがある。EDOモードにおいては、ニブルモードと
通常の動作が行なわれるが、データ出力をリセットする
タイミングが、ニブルモードの場合には、コラムアドレ
スストローブ信号ZCASの立上がりタイミングである
のに対し、このコラムアドレスストローブ信号ZCAS
の立下がりタイミングまたは信号ZCASおよびZRA
Sがともにハイレベルとされるタイミングとされる。出
力データが確定状態とされる期間が長くなり、ニブルモ
ードよりも高速動作が実現される。これらの高速動作モ
ードにおいては、内部電源線5上の電源電圧を高速で所
定の電圧レベルに復帰させる必要がある。この場合に
は、動作モード指定信号φMを論理ハイレベルとして比
較器2330の応答速度を速くする。
ードまたはリフレッシュ動作時においては、この動作モ
ード指定信号φMは論理ローレベルとされる。これらの
動作モードにおいては、高速動作性は要求されず、低消
費電流性が要求されるためである。リフレッシュサイク
ルとして、外部からのロウアドレスストローブ信号ZR
ASによりリフレッシュ動作を制御するRASオンリー
リフレッシュ、ライトイネーブル信号ZWE、コラムア
ドレスストローブ信号ZCASおよびロウアドレススト
ローブ信号ZRASのタイミング関係によりリフレッシ
ュが指定されるCBRリフレッシュおよび内部で所定期
間ごとに自動的にリフレッシュが行なわれるセルフリフ
レッシュがある。この他に、アクセスされたメモリブロ
ックと別の非選択ブロックに対してリフレッシュが行な
われるヒドンリフレッシュサイクルがある。このヒドン
リフレッシュサイクルの場合、内部電源線5が各メモリ
ブロック個々に設けられている場合には、リフレッシュ
が行なわれるメモリブロックに対して設けられた内部電
源線5のみが比較器2330の応答速度が遅くされるよ
うに構成されればよい。内部電源線5がすべてのメモリ
ブロックに対し共通に設けられている場合には、通常ア
クセス動作とヒドンリフレッシュ動作が共通に行なわれ
るため、この場合には、動作モード指定信号φMを論理
ハイレベルと設定することにより、内部電源線5の電流
消費による電源電圧VCIの低下を補償する。
30の応答速度を意図的に遅らせる動作マージンテスト
を行なう場合には、この動作モード指定信号φMは論理
ローレベルとされる。一方、テストモードにおいて、通
常動作時における選択メモリセルのビット数よりも、よ
り多くのメモリセルを選択状態として、複数のメモリセ
ルデータを同時に良/不良を判定する構成の場合、この
動作モード指定信号φMを論理ハイレベルとして、比較
器2330の応答速度を速くし、その内部電源線5上の
電流消費による電源電圧VCIの電圧低下を補償する。
図92(C)に示す動作モード指定信号発生回路は、電
圧源ノード1と信号線2456の間に接続される高抵抗
抵抗素子2455を含む。信号線2456はパッド24
57に接続される。パッド2457とフレーム2458
とを選択的にボンディングワイヤ2459により接続す
ることにより、この動作モード指定信号φMの論理レベ
ルを固定的に設定する。図92(A)に示すリンク素子
2450によるプログラムと同様の目的および効果が達
成される。この図92(C)に示す構成の場合、さら
に、入出力データビット数が装置に応じて異なる場合、
その入出力データビット数に併せてボンディングワイヤ
2459により、動作モード指定信号φMの論理レベル
を設定し、比較器2330の応答速度を固定的に設定す
ることができる。同一の回路構成で、複数種類の入力デ
ータビット数の半導体記憶装置に対応することができ
る。
施例の内部電源電圧発生回路の変更例の要部の構成を示
す図である。この図93においては、ドライブ素子23
20(図91参照)のゲート電位を調整するための比較
器2330のみが示される。この図93に示す比較器2
330においては、比較器2330の動作電流を決定す
る電流源トランジスタとして、それぞれのゲートが電圧
源ノード1に結合されるnチャネルMOSトランジスタ
2460a〜2460cが設けられる。これらのMOS
トランジスタ2460a〜2460cと直列に、リンク
素子2462a,2462bおよび2462cが設けら
れる。リンク素子2462a〜2462cを選択的に溶
断することにより、この比較器2330の動作電流を調
整することができ、目的とする応答速度を比較器233
0に対し与えることができる。比較器2330の、他の
構成、すなわちカレントミラー手段および差動段を構成
する部分は、図91に示す構成と同じである。 [変更例2]図94は、この発明の第20の実施例に従
う内部電源電圧発生回路の他の変更例の要部の構成を示
す図である。この図94に示す構成においては、比較器
2330の電流減トランジスタ2460のゲートへ与え
られる基準電圧CSTの電圧レベルが変更される。比較
器2330の構成は、図91に示す比較器の構成と同じ
である。
路2470は、電圧源1に結合されて一定の電流を供給
する定電流源2471と、定電流源2471と接地ノー
ドの間に直接に接続される抵抗素子2472a〜247
2cと、抵抗素子2472bおよび2472cと並列に
接続されるリンク素子2474aおよび2474bを含
む。定電流源2471と抵抗素子2472aの間のノー
ドから信号線2473上に基準電圧CSTが出力され
る。リンク素子2474aおよび2474bがともに導
通状態(非溶断状態)のとき、抵抗素子2472bおよ
び2472cがリンク素子2474aおよび2474b
により短絡され、信号線2473上の基準電圧CSTの
電圧レベルは、定電流源2471が供給する電流と抵抗
素子2472aの有する抵抗値とにより決定される。リ
ンク素子2474aおよび2474bを選択的に溶断す
ることにより、この信号線2473と接地ノードの間の
接続される抵抗素子の数が増大し、応じてこの信号線2
473上の基準電圧CSTの電圧レベルが上昇する。電
流源トランジスタ2444は、この基準電圧CSTの電
圧レベルが高い場合には、そのコンダクタンスが大きく
され、大きな動作電流を生じさせ、一方、基準電圧CS
Tの電圧レベルが小さい場合には、比較的小さな動作電
流を生じさせる。MOSトランジスタは、一般に、その
供給するドレイン電流は、ゲートの電位により決定され
るためである。この図94に示すように、先の図91な
いし図93に示す電流源トランジスタのゲート幅(チャ
ネル幅)を等価的に変化させる構成と異なり、ゲート電
位を調整しても、比較器2330の動作電流量を調整す
ることができる。この場合においても、先の図91ない
し図93に示す構成と同様の効果を得ることができる。
源トランジスタの数および図94に示す基準電圧発生回
路の抵抗素子の数は任意であり、必要に応じて適当な数
が設けられればよい。さらに、この図94に示す構成に
おいて、基準電圧発生回路2470が複数の電圧レベル
の基準電圧CSTを発生し、動作モードに応じて複数の
基準電圧のうち1つの基準電圧が選択されて電流源トラ
ンジスタ2444のゲートへ与えられる構成が用いられ
てもよい。以上のように、この発明の第20の実施例の
構成に従えば、動作モードまたは使用状況に応じて、こ
のドライブ素子の電流供給量を調整する比較器の応答速
度をその動作電流調整により変更するようにしたため、
高速アクセスおよび低消費電流それぞれに対応した動作
特性を備える内部電源電圧発生回路(比較器)を容易に
実現することができる。 [実施例21]図95はこの発明の第21の実施例であ
る内部電源電圧発生回路の要部の構成を示す図である。
図95においては、内部電源線5上の電源電圧VCIの
電圧レベルを設定する基準電圧Vrefが、この半導体
装置が動作する動作速度を決定する外部から周期的に与
えられるクロック信号CLKの周波数に従って設定され
る。一般に、クロック同期型半導体装置(たとえばSD
RAM)においては、外部から周期的にクロック信号が
与えられ、このクロック信号に同期して、外部制御信号
の取込みおよびデータの入出力が行なわれる。このクロ
ック信号としてはシステムクロックが一般に用いられ
る。このクロック信号CLKの周波数としては、30M
Hz、50MHz、および100MHzまたはそれ以上
の周波数が用いられる。内部回路である負荷回路7は、
このクロック信号CLKに同期して動作する(内部制御
信号の発生タイミングはクロック信号CLKにより決定
される)。したがって、このクロック信号CLKの周波
数により、高速動作および低速動作が決定される。この
クロック信号CLKの周波数に従って内部電源電圧VC
Iの電圧レベルを調整することにより、この負荷回路7
の動作速度に応じた電圧レベルに内部電源電圧VCIを
設定することができる。
Vrefa、Vrefb、Vrefc、およびVref
dを出力する基準電圧発生回路500から1つの基準電
圧を選択するために、外部から周期的に与えられるクロ
ック信号CLKの周波数を検出する周波数検出器510
と、この周波数検出器510で検出された周波数情報に
従って、対応の基準電圧を選択するための選択情報を発
生する選択情報発生器520と、選択情報発生器520
からの基準電圧選択情報に従って、基準電圧Vrefa
〜Vrefdのうちの1つを選択して基準電圧Vref
として出力する選択回路530が設けられる。基準電圧
発生回路500は、電圧源ノード1から一定の電流を供
給する定電流源501と、この定電流源501と接地ノ
ードとの間に直列に接続される抵抗素子502a〜50
2dを含む。抵抗素子502a〜502dの各々の一方
端から基準電圧Vrefa〜Vrefdが出力される。
周波数検出器510は、その構成については後に詳細に
説明するが、クロック信号CLKの周波数を示す情報
(パラメータ)を出力する。選択情報発生器520は、
この周波数検出器510の出力する周波数情報が高い周
波数を示す場合には、高い電圧レベルの基準電圧を選択
する選択情報を発生する。選択回路530は、基準電圧
Vrefa〜Vrefdそれぞれに対応して設けられる
選択ゲート531a〜531dを含み、選択情報発生器
520からの選択情報に従って1つの選択ゲートを導通
状態として、複数の基準電圧Vrefa〜Vrefdの
うちの1つを選択して基準電圧Vrefとして出力す
る。
周期的に与えられるこの半導体装置の動作速度を決定す
るクロック信号CLKの周波数に従って基準電圧Vre
fの電圧レベルを調整することにより、動作速度に応じ
た電圧レベルに内部電源電圧VCIを設定することがで
き、高速動作時における内部電源電圧VCIが所定の電
圧レベル以下に低下した場合、その基準電圧Vrefの
電圧レベルが所定電圧レベルよりも高い場合には、高速
で比較器2330が応答して電源電圧VCIを所定電圧
レベルに復帰させることができる。次に選択回路の具体
的構成について説明する。図96は、図95に示す周波
数検出器510および選択情報発生器520の具体的構
成を示す図である。図96において、周波数検出器51
0は、PLLで構成される。すなわち、周波数検出器5
10は、クロック信号CLKと電圧制御発振器(VC
O)514の出力信号との位相を比較する位相比較器5
11と、この位相比較器511からの位相誤差信号Dお
よびUをアナログ変換するD/Aコンバータとしてのチ
ャージポンプ回路512と、チャージポンプ回路512
の出力信号によりその充電電位が設定されるループフィ
ルタ513と、ループフィルタ513から与えられる電
圧に従ってその発振周波数が変化するVCO514を含
む。
511からの誤差信号Dをゲートに受けるpチャネルM
OSトランジスタ512aと、位相比較器511からの
位相誤差信号Uをゲートに受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ512bで構成される。ループフィルタ513
は、ローパスフィルタとして機能し、一例として、抵抗
RおよびキャパシタCを備える。チャージポンプ回路5
12の出力信号により、キャパシタCの充電電位が変化
する。VCO514は、奇数段の縦列接続されるインバ
ータ515a〜515cと、インバータ515a〜51
5cに対しそれぞれ動作電流を供給するためのpチャネ
ルMOSトランジスタ516a〜516cおよびnチャ
ネルMOSトランジスタ517a〜517cと、nチャ
ネルMOSトランジスタ517a〜517cの動作電流
を決定するnチャネルMOSトランジスタ514bを含
む。MOSトランジスタ514aおよびMOSトランジ
スタ514bは電源ノード(内部電源電圧を受けるノー
ドであってもよく、また外部電源電圧を受けるノードで
あってもよい)と接地ノードとの間に直列に接続され
る。MOSトランジスタ514bは、ゲートとドレイン
とが相互接続され、MOSトランジスタ517a〜51
7cに対するカレントミラー回路のマスター段を構成す
る。MOSトランジスタ517a〜517cにおいて
は、MOSトランジスタ514bに流れる電流と同じ大
きさの電流が流れる(MOSトランジスタ514bおよ
び517a〜517cが同じサイズを備えるとき)。
ルタ513から与えられる充電電位をデジタル信号に変
換するA/Dコンバータ520aで構成される。A/D
コンバータ520aのステップ(各デジタル値の間のア
ナログ値の大きさ)は選択回路(図95参照)で選択さ
れる基準電圧の数により適当に決定される。次に動作に
ついて簡単に説明する。この周波数検出器510は、通
常のPLLの構成である。位相比較器511は、クロッ
ク信号CLKの位相がVCO514からの出力信号の位
相よりも早い場合には、信号DおよびUをともにハイレ
ベルとし、クロック信号CLKの位相がVCO514の
出力信号の位相よりも遅れている場合には、信号Dおよ
びUをともにローレベルとする。クロック信号CLKの
位相とVECO514の出力信号の位相が同じ場合に
は、位相比較器511は、信号Dをハイレベル、信号U
をローレベルとする。チャージポンプ回路512では、
この信号DおよびUに従ってMOSトランジスタ512
aおよび512bが選択的に導通/非導通状態とされ
る。このチャージポンプ回路512により、ループフィ
ルタ513に含まれるキャパシタCの充電電位が決定さ
れる。チャージポンプ回路512におけるMOSトラン
ジスタ512aおよび512bの導通/非導通は、クロ
ック信号CLKとVCOの出力信号の位相差に対応して
いる。したがって、このループフィルタ513に含まれ
るキャパシタCの充電電位は、クロック信号CLKとV
CO514の出力信号の位相差に応じた電圧レベルであ
る。VCO514は、奇数段のインバータ515a〜5
15cで構成されており、リングオシレータとして発振
動作を行なう。
は、MOSトランジスタ516a〜516cおよび51
7a〜517cを介して与えられる動作電流により決定
される。動作電流が大きければインバータ515a〜5
15cが高速で動作し、その発振周波数が高くなる。一
方、動作電流が小さくなれば、インバータ515a〜5
15cの動作速度が遅くなり、発振周波数が低下する。
このMOSトランジスタ516a〜516cを流れる電
流量は、ループフィルタ513に含まれるキャパシタC
の充電電圧により決定される。キャパシタCの充電電圧
が高ければ、MOSトランジスタ516a〜516cの
ゲート電位が高くなり動作電流が低下する。一方、この
ローパスフィルタ513のキャパシタCの充電電位が低
くなれば、MOSトランジスタ516a〜516cのゲ
ート電位が低下し、インバータ515a〜515cの動
作電流が増加する。MOSトランジスタ514aを流れ
る電流はMOSトランジスタ514bを介して流れる。
MOSトランジスタ514bは、MOSトランジスタ5
17a〜517cとカレントミラー回路を構成する。し
たがって、MOSトランジスタ514aおよび514b
を流れる電流と同じ大きさの電流がMOSトランジスタ
516a〜516cおよびMOSトランジスタ517a
〜517cを介して流れる。この位相比較器511にお
ける位相比較動作に従ってループフィルタ513に含ま
れるキャパシタCの電圧レベルが最終的に安定化し、V
CO514の出力信号がクロック信号CLKと位相同期
した状態に至る。
は、VCO514が高速で発振動作を行なうため、ロー
パスフィルタ513に含まれるキャパシタCの充電電位
は低くなる。一方、クロック信号CLKの周波数が低い
場合には、VCO514の発振周波数が応じて低くなる
ため、ローパスフィルタフィルタ513のキャパシタC
の充電電位が高くなる。このループフィルタ513のキ
ャパシタCの充電電位をA/Dコンバータ520aで選
択情報に変換する。このA/Dコンバータ520aから
の選択情報に従って、図95に示す基準電圧発生回路5
00から出力される基準電圧Vrefa〜Vrefdを
選択する。これにより、クロック信号CLKの周波数、
すなわち半導体装置の動作速度に応じた基準電圧を選択
することができる。なお、図96に示す周波数検出器5
10に含まれるチャージポンプ回路およびループフィル
タ513の構成は単なる一例であり、他の回路構成が用
いられてもよい。クロック信号CLKの周波数に対応す
る電圧が与えられればよい。 [変更例]図97は図95に示す選択情報発生器の他の
構成を示す図である。図97に示す構成においては、選
択情報発生回路520は、図96に示すVCO514に
おける動作電流をモニタして選択情報を発生する。
O514に含まれるMOSトランジスタ514aのゲー
ト電位(図96に示すループフィルタ513のキャパシ
タCの充電電位)をゲートに受けるpチャネルMOSト
ランジスタ521aと、MOSトランジスタ521aを
電流源として動作するダイオード接続されたnチャネル
MOSトランジスタ521bと、基準電圧Vrefa〜
Vrefdそれぞれに対応して設けられる電流源522
a〜522dと、電流源522a〜522dそれぞれに
対応して設けられるnチャネルMOSトランジスタ52
3a〜423dを含む。MOSトランジスタ523a〜
523dは、各ゲートがMOSトランジスタ521bの
ゲートに接続され、カレントミラー回路のスレーブ段を
構成する。電流源522a〜522dは、それぞれ互い
に異なる大きさの電流ia〜idを供給する。次に動作
について説明する。今、電流源522a〜522dが供
給する定電流ia〜idが、以下の条件を満足すると仮
定する。 ia>ib>ic>id MOSトランジスタ521aには、VCO514におけ
るリングオシレータの動作電流に対応する電流が流れ
る。MOSトランジスタ521bにおいても、このMO
Sトランジスタ521aから供給される電流Iが流れ
る。MOSトランジスタ521bは、カレントミラー回
路のマスター段を構成しており、カレントミラー回路の
スレーブ段を構成するMOSトランジスタ523a〜5
23dには、この電流Iと同じ大きさの電流が流れる
(MOSトランジスタ521bおよびMOSトランジス
タ523a〜523dは同じサイズとする)。今、この
電流Iが、定電流ia〜idのすべてよりも大きい場
合、MOSトランジスタ523a〜523dは、対応の
電流源522a〜522dから供給される電流よりも大
きな電流を放電する。したがって、このMOSトランジ
スタ523a〜523dの出力ノード(ドレイン端)の
電位はローレベルとなる。一方、電流Iが、一定電流i
a〜idすべてよりも小さい場合には、MOSトランジ
スタ523a〜523dは、対応の定電流源522a〜
522dから供給される定電流ia〜idをそれぞれ接
地ノードへ放電することができない。したがって、この
場合には、MOSトランジスタ523a〜523dのド
レイン端子の電位はハイレベルとなる。すなわち、MO
Sトランジスタ523a〜523dのドレイン端子の電
位レベルは、MOSトランジスタ521bを流れる電流
Iと対応の定電流源522a〜522dから与えられる
定電流ia〜idの大きさにより決定される。これによ
り、その選択情報発生回路520からは、電流Iに従っ
て基準電圧を選択する情報を出力することができる。
520の構成において、出力段に、さらに増幅回路が設
けられていてもよい。電流Iと定電流ia〜idの差が
小さい場合、微小な電位差を増幅して正確に基準電圧選
択情報を出力することができる。 [変更例]図98は、この発明の第21の実施例による
内部電源電圧発生回路の変更例の構成を示す図である。
この図98に示す内部電源電圧発生回路の構成におい
て、先の図95に示す構成と同様、外部から動作速度を
示すクロック信号CLKが与えられ、このクロック信号
CLKの周波数に従って基準電圧Vrefの電圧レベル
を調整する。周波数情報を検出するための構成として
は、先の図96に示す構成と同様の構成が用いられる。
すなわち、図98において、周波数情報を検出する周波
数情報検出手段としてのVCO514と、このVCO5
14に含まれるMOSトランジスタ514bを流れる電
流量を検出することにより、基準電圧レベル調整情報を
出力する基準電圧レベル調整回路550と、基準電圧レ
ベル調整回路550からの供給電流に従ってその電圧レ
ベルが設定される基準電圧Vrefを発生する基準電圧
発生回路540を含む。この基準電圧発生回路540か
らの基準電圧Vrefが、内部電源電圧VCIと基準電
圧Vrefとを比較する比較器2330へ与えられる。
比較器2330の出力信号は図示しないドライブ素子の
ゲートへ与えられる。
1に結合され、一定の電流を供給する定電流源541と
定電流源541に直列に接続される抵抗素子542を含
む。レベル調整回路550は、VCO540に含まれる
MOSトランジスタ514bのゲートおよびドレインの
電位をゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタ5
53と、nチャネルMOSトランジスタ553と直列に
電源ノード(外部電源ノードまたは内部電源ノードいず
れであってもよい)の間に直列に接続されるpチャネル
MOSトランジスタ551と、pチャネルMOSトラン
ジスタ551とカレントミラー回路を構成するpチャネ
ルMOSトランジスタ552を含む。MOSトランジス
タ551のゲートおよびドレインが相互接続される。こ
のMOSトランジスタ552の出力ノード(ドレイン端
子)が基準電圧発生回路540に含まれる抵抗素子54
2の一方端に接続される。次に動作について説明する。
クロック信号CLKの周波数が大きい場合、周波数情報
検出器510に含まれるVCO514におけるMOSト
ランジスタ514bを流れる電流が大きくなり、応じて
レベル調整回路550に含まれるMOSトランジスタ5
53を介して流れる電流が大きくなる。MOSトランジ
スタ553を介して流れる電流は、MOSトランジスタ
551から供給される。このMOSトランジスタ551
を介して流れる電流は、MOSトランジスタ552によ
り鏡映され、このレベル調整回路550から、VCO5
14とMOSトランジスタ514bを流れる電流に対応
する大きさの電流が基準電圧発生回路540の抵抗素子
542へ与えられる。基準電圧Vrefの電圧レベル
は、定電流源541から与えられる電流とこのレベル調
整回路550から与えられる電流の合成電流値と抵抗素
子542における抵抗値とによって決定される。したが
って、この場合には、抵抗素子542を介して流れる電
流値が大きくなり、基準電圧Vrefの電圧レベルが増
加する。一方、クロック信号CLKが低周波数の場合、
MOSトランジスタ514bを介して流れる電流は小さ
くされ、応じてレベル調整器550から抵抗素子542
へ供給される電流量が低下する。これにより、基準電圧
Vrefの電圧レベルが低くなる。すなわち、クロック
信号CLKが高周波数であり、半導体装置が高速動作す
る場合には、基準電圧Vrefの電圧レベルが高くさ
れ、一方クロック信号CLKの周波数が低く、半導体装
置が低速動作する場合には、基準電圧Vrefの電圧レ
ベルが低くされる。これにより、半導体装置(半導体記
憶装置)の動作速度に応じて基準電圧Vrefの電圧レ
ベルを設定することができる。すなわち、高速動作時に
おいては、内部電源線上の電源電圧VCIの電圧レベル
が高くされ、半導体装置の高速動作が可能となる。
の構成に従えば、半導体装置の動作速度を規定するクロ
ック信号の周波数を検出し、その検出したクロック信号
の周波数に応じて内部電源電圧の電圧レベルを決定する
基準電圧Vrefの電圧レベルを設定しているため、半
導体装置の動作速度に応じて適切な電圧レベルに内部電
源電圧VCIを設定することができ、安定に動作する半
導体装置(半導体記憶装置)を実現することができる。
基準電圧Vrefを高くした場合に高速動作が安定に実
現されるのは先の実施例の場合と同様の理由による。 [実施例22]図99は、この発明の第22の実施例で
ある半導体装置の要部の構成を示す図である。図99に
示す構成においては、一旦、電源電圧よりも高い電圧V
PP′を生成し、この電圧VPP′から必要とされる高
電圧VPPを生成する。すなわち、図99において、半
導体装置は、高圧線600上に必要とされる電圧レベル
の高電圧VPP′を発生する昇圧電圧発生回路610お
よび615と、第2の高圧線602上の高電圧VPPと
基準電圧Vrefhとを比較する比較器604と、比較
器604の出力信号に従って第1の高圧線600から第
2の高圧線602へ流れる電流量を調整するpチャネル
MOSトランジスタで構成されるドライブ素子605
と、動作タイミング信号ENに応答して活性化され、活
性化時第2の高電圧線602上の高電圧VPPと基準電
圧Vrefhとを比較する比較器606と、比較器60
6の出力信号に従って第1の高電圧線600から第2の
高電圧線602へ流れる電流量を調整するpチャネルM
OSトランジスタで構成される第2のドライブ素子60
7と、第1の高電圧線600上の電圧レベルを検出し、
その検出結果に従って昇圧電圧発生回路610の昇圧電
圧発生を選択的に停止または弱くさせるレベル検出器6
20を含む。昇圧電圧発生器615は、比較器606の
出力信号に従ってその発振周波数が変化するリングオシ
レータ616と、リングオシレータ616からのクロッ
ク信号に従ってチャージポンプ動作を行なって高電圧V
PP′を発生するチャージポンプ618を含む。次に動
作について、この図99に示す半導体装置の動作波形図
である図100を用いて説明する。
よりも高い電圧レベルであり、定電流源と抵抗素子を高
電圧VPP′供給ノード(第1の高電圧線600)と接
地ノードとの間に接続することにより生成することがで
きる。この基準電圧Vrefhは、第2の高電圧VPP
の電圧レベルを設定する。動作タイミング信号ENが非
活性状態のとき、第2の高電圧線602上の電圧VPP
を使用する負荷回路(図示せず)はスタンバイ状態にあ
り、この第2の高電圧線602上の電圧VPPは利用さ
れず、ほぼ基準電圧Vrefhの電圧レベルを維持す
る。このスタンバイサイクル時においては、比較器60
4およびドライブ素子605により、この高電圧VPP
の電圧レベルの調整動作が実行される。昇圧電圧発生回
路610はレベル検出器620の制御の下に昇圧動作を
実行しており、この第1の高電圧線600上の高電圧V
PP′を所定の電圧レベルに維持する。昇圧電圧発生回
路615では、比較器606が非動作状態であり、リン
グオシレータ616の動作電流が極めて少なくされ、ほ
ぼ発振動作を停止しているかまたは極めて低速で動作し
ている。チャージポンプ618、このリングオシレータ
616からの出力信号に従ってチャージポンプ動作を行
なうために、この状態においてはほとんどチャージポン
プ動作は行なっていない。
ると、所定のタイミングで図示しない負荷回路が動作
し、第2の高電圧線602から電流がこの動作する負荷
回路により消費され、高電圧VPPの電圧レベルが低下
する。この低下時においては、比較回路606の出力信
号のレベルが低下し、ドライブ素子607を介して比較
的大きな駆動力を持って第1の高電圧線600から第2
の高電圧線602へ電流が供給され、この第2の高電圧
VPPの電位低下が補償される。第2の高電圧線602
への電流供給により、第1の高電圧線600上の高電圧
VPP′の電圧レベルが低下したとき、レベル検出器6
20の出力信号に従って昇圧電圧発生回路610が昇圧
動作を行ない、高速でこの第1の高電圧線600上の高
電圧VPP′を所定の電圧レベルに復帰させる。また比
較器606の出力信号に従って、昇圧電圧発生回路61
5に含まれるリングオシレータ616の発振周波数が大
きくされ、チャージポンプ618により、またこの第1
の高電圧線600へ電荷が供給され、第1の高電圧VP
P′が所定電圧レベルに高速で復帰する。第2の高電圧
線602上の高電圧VPPを使用する回路は安定に高電
圧VPPを供給されて動作する。常時動作する比較器6
04と動作タイミング信号ENの活性化時のみ動作する
比較器606とを設け、これらによりドライブ素子60
5および607を駆動する構成とすることにより、第2
の高電圧線602上の高電圧VPPの電圧レベルが低下
するとき、大きな電流駆動力を有するドライブ素子60
7を用いて第1の高電圧線600から第2の高電圧線6
02へ電流を供給することにより、先の実施例における
内部電源電圧VCIの電圧レベルと同様、安定な電圧レ
ベルを維持する高電圧VPPを供給することができる。
またレベル検出器620および昇圧電圧発生回路615
により、この第1の高電圧線600から第2の高電圧線
602へ電流が流れ、高電圧VPP′が低下する場合に
おいても、高電圧VPP′が急激に変化するのは、動作
タイミング信号ENの活性化時であり、2つの昇圧電圧
発生回路610および615により、高速で第1の高電
圧線600上の高電圧VPP′を所定電圧レベルに復帰
させることができる。
路610およびレベル検出回路620の構成の一例を示
す図である。図101においてレベル検出回路620
は、第1の高電圧線600とノード623の間に直列に
接続されるpチャネルMOSトランジスタ620a,6
20bおよび621と、ノード623と接地ノードの間
に接続される抵抗素子622と、ノード623上の電位
を増幅する2段の縦続接続されたインバータ623aお
よび623bを含む。pチャネルMOSトランジスタ6
20aおよび620bは、ダイオード接続されており、
導通時にはしきい値電圧の絶対値Vthpの電圧降下を
生じささせる。pチャネルMOSトランジスタ621
は、そのゲートに内部電源電圧VCIを受ける。昇圧電
圧発生回路610は、2段のインバータ611aおよび
611bと、インバータ611bの出力信号とレベル検
出回路620内のインバータ623bの出力信号を受け
る2入力NORゲート612と、このNORゲート61
2の出力信号に従ってチャージポンプ動作を行なうチャ
ージポンプ614を含む。チャージポンプ614は、周
知の回路で構成され、キャパシタのチャージポンプ動作
により、高電圧VPP′を発生する。チャージポンプ6
14は、効率的に高電圧VPP′を発生するように、外
部電源電圧を好ましく利用する。次に動作について説明
する。
MOSトランジスタ621は、そのゲート電位がソース
電位よりもしきい値電圧の絶対値Vthpよりも低くな
ったときに導通する。一方、MOSトランジスタ620
aおよび620bは、導通時においては、しきい値電圧
の絶対値Vthpの電圧降下を生じさせる。したがっ
て、高電圧線600上の電源電圧VPP′が、VCI+
3・Vthp以上のときには、MOSトランジスタ62
0a,620bおよび621が導通し、抵抗素子622
に電流が流れ、ノード623上の電位がハイレベルとさ
れ、インバータ623aおよび623bにより、ハイレ
ベルの信号φLが出力される。したがって、昇圧電圧発
生回路610においては、NORゲート612の出力信
号がローレベルに固定され、チャージポンプ814はチ
ャージポンプ動作が禁止される。一方、第1の高電圧線
600上の高電圧VPP′がVCI+3・Vthpより
も低くなると、すなわちpチャネルMOSトランジスタ
621が非導通状態とされ、この第1の高電圧線600
とノード623の間の電流経路が遮断される。これによ
り、ノード5623の電位は抵抗素子622により、接
地電位レベルへ放電され、インバータ623bからの出
力信号φLがローレベルとなる。これにより、昇圧電圧
発生回路610において、NORゲート612がインバ
ータとして機能し、インバータ611a,611bおよ
びNORゲート612がリングオシレータを構成し、所
定の周波数およびパルス幅を有するクロック信号がチャ
ージポンプ614へ与えられ、昇圧電圧VPP′を発生
する動作が行なわれる。これにより、高電圧VPP′
は、VCI+3・Vthpの電圧レベルに維持される。
02は、昇圧電圧発生回路610の第1の変更例の構成
を示す図である。図102において、昇圧電圧発生回路
102は、クロック信号を発生するリングオシレータ6
30と、レベル検出信号φLVに応答してリングオシレ
ータ630の出力信号を通過させるトランスファーゲー
ト631aと、トランスファーゲート631aから伝達
されたクロック信号を波形整形して出力するインバータ
ドライバ632aと、インバータドライバ632aの出
力信号に従ってチャージポンプ動作を行なうチャージポ
ンプキャパシタ633aと、レベル検出信号φLVに応
答して、チャージポンプキャパシタ633aにより供給
された電荷を伝達するためのトランスファゲート634
aと、ノード637を、電圧源1に与えられる電圧レベ
ル(しきい値電圧レベルの低い電圧レベル)にクランプ
するダイオード接続されたnチャネルMOSトランジス
タ635と、ノード637に与えられた電荷を出力ノー
ド638へ伝達するためのダイオード接続されたnチャ
ネルMOSトランジスタで構成される出力ゲート636
を含む。MOSトランジスタ635および636は、そ
の基板領域が接地電圧レベルに固定される。ノード63
7の電位が高くなったとき、基板領域と不純物領域との
間に形成されるPN接合が順バイアス状態とされるのを
防止する。
ル検出信号φLVの相補な信号であるレベル検出信号φ
ZLVに応答してリングオシレータ630からのクロッ
ク信号を伝達するnチャネルMOSトランジスタで構成
されるトランスファゲート631bと、トランスファゲ
ート631bから与えられたクロック信号を波形整形す
るインバータドライバ632bと、インバータドライバ
632bから与えられる信号に従ってチャージポンプ動
作を行なうチャージポンプキャパシタ633bと、レベ
ル検出信号φZLVに応答してチャージポンプキャパシ
タ633bから与えられた電荷をノード637へ伝達す
るnチャネルMOSトランジスタで構成されるトランス
ファゲート634bを含む。ドライバ632aおよびチ
ャージポンプキャパシタ633aの有する電荷駆動力
は、インバータドライバ632bおよびキャパシタ63
3bが有する電荷駆動力よりも大きくされる。チャージ
ポンプ動作において、クロック信号の1回の変化により
ノード637へ与えられる電荷量は、チャージポンプキ
ャパシタの容量、クロック信号の幅およびその電圧高さ
により決定される。これらのパラメータを適当に定めて
それぞれの電荷供給力の大きさに違いがつけられる。
図102に示すレベル変換回路から出力される。ノード
637の電位が高電圧VPP′レベルとなるためであ
る。すなわち、図102に示すように、信号φLVおよ
びφZLVは、図101に示すレベル検出回路からのレ
ベル検出信号φLのレベルをノード638と接地ノード
の間に接続されるレベル変換回路により生成する。この
レベル変換回路は、レベル検出信号φLをゲートに受け
るnチャネルMOSトランジスタ639aと、レベル検
出信号φLを反転するインバータ639bと、インバー
タ639bの出力信号をゲートに受けるnチャネルMO
Sトランジスタ639cと、ノード638とMOSトラ
ンジスタ639aの間に直列に接続されるpチャネルM
OSトランジスタ639dと、ノード638とMOSト
ランジスタ639cの間に直列に接続されるpチャネル
MOSトランジスタ639eを含む。ノード639fか
らレベル検出信号φLVが出力されてノード639eか
らレベル検出信号φZLVが出力される。このレベル変
換回路においては、レベル検出信号φLがハイレベルの
とき、MOSトランジスタ639aが導通状態、MOS
トランジスタ639cが非導通状態とされ、ノード63
9fがMOSトランジスタ639eによりノード638
の電圧レベルまで充電され、ハイレベルとされる。一
方、ノード639eは、MOSトランジスタ639aに
より放電されてローレベルとされる。これによりレベル
変換されたレベル検出信号φLVおよびφZLVが出力
される。昇圧電圧レベルに変換して昇圧電圧発生回路の
切換の信号を生成することにより、MOSトランジスタ
におけるしきい値電圧損失を補償し、効率的に電荷を伝
達することができる。
高電圧VPP′が所定の電圧レベルよりも低い場合に
は、トランスファゲート631aおよび634aが導通
し、トランスファゲート631bおよび634bがとも
に非導通状態とされる。この状態においては、駆動力の
大きなインバータドライバ632aおよび/または容量
の大きなチャージポンプキャパシタ633aによりチャ
ージポンプ動作が行なわれ、電荷注入が効率的に行なわ
れ、ノード638の高電圧VPP′が高速で所定電圧レ
ベルにまで復帰される。ノード638上の電圧VPP′
が所定の電圧レベル以上のときには、レベル検知信号φ
Lがローレベルとなり、応じてトランスファゲート63
1aおよび634aが非導通状態、トランスファゲート
631bおよび634bが導通状態とされる。この状態
において、インバータドライバ632bおよびチャージ
ポンプキャパシタ633bで構成される比較的小さな電
荷駆動力を有する回路部分が動作し、ノード637に対
するチャージポンプ動作が行なわれる。この状態におい
ては、単に出力ノード638から出力される高電圧VP
P′の電圧レベルを維持することが行なわれるだけであ
る。
ルに応じて昇圧電圧発生回路の電荷供給力を切換えるこ
とにより、低消費電流でかつ安定に高電圧VPP′を供
給することができる。インバータドライバ632bの駆
動力が小さく、その消費電流が小さくされるために低消
費電流特性が実現される。なお、図102に示すリング
オシレータ630は、奇数段のインバータで構成され
る。 [昇圧電圧発生回路の変更例2]図103は、図99に
示す昇圧電圧発生回路610の他の変更例を示す図であ
る。この図103に示す構成においては、リングオシレ
ータ630からのクロック信号を波形整形するインバー
タドライバ632と、インバータドライバ632の出力
信号に従ってチャージポンプ動作を行なうチャージポン
プキャパシタ633aと、チャージポンプ動作により与
えられたノード637の電荷を出力ノード638へ伝達
する出力トランジスタ626が設けられる。図103に
おいては、ノード637を所定電位にクランプするため
のクランプトランジスタ(図102のトランジスタ63
5)は図面を簡略化するために示していない。この図1
03に示す構成においては、さらに、レベル検出信号φ
LVに応答して導通するトランスファゲート641aお
よび641bにより、チャージポンプキャパシタ633
aと並列にチャージポンプキャパシタ633bが接続さ
れる。すなわち、高電圧VPP′が所定電圧レベルより
も低いとき、レベル検出信号φLVがハイレベルとな
り、トランスファゲート641aおよび641bが導通
し、チャージポンプキャパシタ633aと並列にチャー
ジポンプキャパシタ633bが接続される。ノード63
7へ電荷を供給するチャージポンプキャパシタの容量が
大きくなり、ノード637に蓄積される電荷量が増加す
る。Q=C・Vであり、インバータドライバ632が与
える電圧変化量Vが一定であっても、チャージポンプキ
ャパシタの容量値Cが増加するため、ノード637に蓄
積される電荷量Qが増加するためである。これにより、
出力トランジスタ636を介して多くの電荷が出力ノー
ド638へ伝達され、高速で高電圧VPP′を所定電圧
レベルへ復帰させることができる。
ージポンプキャパシタ633aおよび633bの容量値
が互いに異なり、レベル検出信号φLVに従って、一方
のチャージポンプキャパシタのみを用いてチャージポン
プ動作が行なわれるように構成されてもよい。 [昇圧電圧発生回路610の変更例3]図104は、図
99に示す昇圧電圧発生回路610のさらに他の構成を
示す図である。図104に示す構成においては、チャー
ジポンプ動作を駆動するためのインバータドライバとし
て、インバータドライバ632aおよび632bが用い
られる。インバータドライバ632aは、その入力部が
トランスファゲート642aを介してリングオシレータ
630の出力部(インバータドライバ632aの入力
部)に接続され、かつその出力部がトランスファゲート
642bを介してインバータドライバ632aの出力部
に接続される。トランスファゲート642aおよび64
2bは、nチャネルMOSトランジスタで構成され、レ
ベル検出信号φLVに応答して導通する。この図104
に示す構成においても、ノード637を所定電圧レベル
にプリチャージするためのダイオード接続されたトラン
ジスタは図面を簡略化するために示していない。
圧VPP′が所定電圧レベルよりも低いときに、レベル
検出信号φLVがハイレベルとなり、トランスファゲー
ト642aおよび642bが導通する。リングオシレー
タ630からのクロック信号が2つのインバータドライ
バ632aおよび632bへ与えられ、その出力信号が
チャージポンプキャパシタ633の一方電極へ与えられ
る。このため、チャージポンプキャパシタ633の一方
電極へは、2つのインバータドライバ632aおよび6
32bから電荷が供給されるため、応じてチャージポン
プ動作によりその2つのドライバ632aおよび632
bから与えられた電荷に対応する電荷量がノード637
へ伝達される。したがって、この場合においても、ノー
ド637へ与えられる電荷量が大きくなり、出力トラン
ジスタ636を介して出力ノード638へ伝達される電
荷量が応じて大きくなり、高速で高電圧VPP′を所定
電圧レベルへ復帰させることができる。レベル検出信号
φLVがローレベルとなり、高電圧VPP′が所定電圧
レベル以上のときには、トランスファゲート642aお
よび642bがともに非導通状態とされ、リングオシレ
ータ630の出力信号(クロック信号)はインバータド
ライバ632aのみへ与えられる。したがってこの場合
においては、インバータドライバ632aおよびチャー
ジポンプキャパシタ633のみに従ってチャージポンプ
動作が行なわれ、高電圧VPP′の電圧レベルの保持動
作が行なわれる。
インバータドライバ632aおよび632bの駆動力が
互いに異なるとき、レベル検出信号φLVの論理レベル
に従って一方のインバータドライバのみが動作する構成
が用いられてもよい。この図104に示す構成において
は、高電圧VPP′が所定電圧レベル以上のときには、
1つのインバータドライバのみが動作し、応じて消費電
流を低減することができる。また高電圧VPP′が所定
電圧レベルよりも低くなった場合には、2つのインバー
タドライバが動作しており、高速で高電圧VPP′を所
定電圧レベルで復帰させることができる。 [昇圧電圧発生回路の変更例4]図105は、図99に
示す昇圧電圧発生回路610のさらに他の構成を示す図
である。図105に示す構成においては、リングオシレ
ータ630からのクロック信号を波形整形するインバー
タドライバ632と、このインバータドライバ632の
出力信号に従ってチャージポンプ動作を行なうチャージ
ポンプキャパシタ633により行なわれる。ノード63
7と出力ノード638の間に、2つの出力トランジスタ
636aおよび636bが配置される。出力トランジス
タ636bは、レベル検出信号に従って導通するトラン
スファゲート643aおよび643bによりノード63
7および出力ノード638の間に接続される。
bのゲートへは、レベル変換回路によりレベル変換され
たレベル検出信号φLVが与えられる。このレベル変換
回路は、レベル検出信号φLVをゲートに受けるnチャ
ネルMOSトランジスタ644aと、レベル検出信号φ
LVの反転信号φZLをゲートに受けるnチャネルMO
Sトランジスタ644bと、ノード637とノード64
4eの間に接続され、かつそのゲートがノード644f
に接続されるpチャネルMOSトランジスタ644c
と、ノード637とノード644fの間に接続され、そ
のゲートがノード644eに接続されるpチャネルMO
Sトランジスタ644dを含む。ノード644fからト
ランスファゲート643aおよび643bのゲートへ与
える信号が出力される。なお、この図105に示す構成
においても、ノード637を所定電圧レベルにクランプ
するためのダイオード接続されたトランジスタ(図10
2のトランジスタ635)は図面を簡略化するために示
していない。ノード638から出力される高電圧VP
P′が所定電圧レベル以上のとき、レベル検出信号φL
はローレベル、レベル検出信号φZLがハイレベルであ
る。この状態においては、ノード644fは接地電圧レ
ベルのローレベルとなり、トランスファゲート643a
および643bはともにオフ状態とされる。したがっ
て、この状態においては、リングオシレータ630、イ
ンバータドライバ632およびチャージポンプキャパシ
タ633によりノード637へ伝達された電荷は、出力
トランジスタ636aのみを介して出力ノード638へ
伝達される。したがってこの状態においては、比較的緩
やかに電荷供給動作が行なわれ、高電圧VPP′の電圧
レベルの維持のみが行なわれる。
所定電圧レベルよりも低くなったときには、レベル検出
信号φLがハイレベル、レベル検出信号φZLがローレ
ベルとなる。この状態においては、レベル変換回路にお
いてノード644eの電圧レベルが接地電圧レベルのロ
ーレベルとなり、MOSトランジスタ644dが導通し
ノード644fの電位はノード637の電位レベルとさ
れる。ノード637の電位レベルは、チャージポンプキ
ャパシタ633のチャージポンプ動作によりその電圧レ
ベルが変化する。したがって、このトランスファゲート
643aおよび643bへ与えられるゲート電圧が、こ
のノード637上の電位レベルに応じて変化する。チャ
ージポンプキャパシタ633によりチャージポンプ動作
が行なわれてノード637の電位が上昇したとき、ノー
ド637の電位レベルは出力ノード638の電位レベル
よりも高い(出力トランジスタ636aのしきい値電圧
分ノート637の電位が高い)、トランスファゲート6
43aおよび643bがオン状態とされ、ノード637
および出力ノード638の間に出力トランジスタ636
bが接続される。これにより、ノード637に蓄積され
た電荷は出力トランジスタ636aおよび636bを介
して出力ノード638へ伝達されることになり、ノード
637から出力ノード638へ高速でかつ効率的に電荷
が伝達され、高電圧VPP′の電圧レベルが高速で変化
する。
ーレベルとされ、ノード637の電位が低下するとき、
出力トランジスタ636aが逆バイアス状態とされ、非
導通状態となる。このとき、またトランスファゲート6
43bが、そのゲート電位が仮にトランスファゲート6
43aおよび643bが導通状態にあっても、出力トラ
ンジスタ636bが逆バイアス状態とされて、この出力
トランジスタ636bが非導通状態とされる。またこの
とき、トランスファゲート643bは、そのゲート電位
がドレイン(出力ノード638の電位)よりも低くな
り、抵抗素子として作用し、この出力ノード638から
出力トランジスタ636bへ電荷が流れるのを抑制す
る。以上のように、図105に示す構成のように、高電
圧VPP′が所定電圧レベルよりも低い場合には、1つ
の出力トランジスタにより、内部ノード637から出力
ノード638へ電荷を供給することにより、出力ノード
638へ伝達される電荷量の伝達速度が速くなり、出力
ノード638への電荷注入効率が大きくされ、高速で高
電圧VPP′を所定電圧レベルへ供給させることができ
る。 [昇圧電圧発生回路615の構成]図106は、図99
に示す昇圧電圧発生回路615の具体的構成を示す図で
ある。この図106においては、リングオシレータ61
6の部分の構成を示し、チャージポンプ618の具体的
構成は示していない。このチャージポンプ618の構成
は、先の図102ないし図105に示したチャージポン
プと同様で、インバータドライバおよびチャージポンプ
キャパシタ、および出力用のダイオード接続されたトラ
ンジスタおよびクランプ用のダイオード接続されたトラ
ンジスタを備える。ここでは、チャージポンプ618の
電荷供給能力は、固定的に設定されると想定する。
6は、電圧源ノード1に結合され、比較器606の出力
信号に従って電流を供給するpチャネルMOSトランジ
スタ610aと、pチャネルMOSトランジスタ610
aと接地ノードとの間に接続されるダイオード接続され
たnチャネルMOSトランジスタ610bと、電圧源ノ
ード1に結合され、それぞれが比較器606の出力信号
をゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタ651
a〜651eと、pチャネルMOSトランジスタ651
a〜651eそれぞれから動作電流を供給される奇数段
のインバータ652a〜652eと、インバータ652
a〜652eそれぞれに対応して設けられ、対応のイン
バータ652a〜652eの接地ノードへの放電電流を
供給するnチャネルMOSトランジスタ653a〜65
3eを含む。MOSトランジスタ653a〜653eの
ゲートは、MOSトランジスタ610bのゲートに接続
される。すなわち、MOSトランジスタ610bおよび
653a〜653eは、MOSトランジスタ650bを
マスタ段とするカレントミラー回路を構成する。このイ
ンバータ652eから、チャージポンプ618へ与えら
れるクロック信号が出力される。次に動作について説明
する。
は、比較器606の出力信号の電圧レベルに応じた電流
をMOSトランジスタ610bへ供給する。同様に、M
OSトランジスタ651a〜651eも、この比較器6
06の出力信号に応じた電流を電圧源1から対応のイン
バータ652a〜652eへ供給する。MOSトランジ
スタ653a〜653eは、MOSトランジスタ610
bを流れる電流と同じ大きさの電流の流れを生じさせる
(これらのMOSトランジスタ650bおよび653a
〜653bのサイズが同じとき)。また、MOSトラン
ジスタ650aおよび651a〜651eもそのサイズ
が同じであるとする。比較器606の出力信号がハイレ
ベルのとき、pチャネルMOSトランジスタ610aお
よび651a〜651eを流れる電流量は小さいかまた
はほとんど生じない。同様に、MOSトランジスタ61
0bは、MOSトランジスタ610aから電流を供給さ
れ、このMOSトランジスタ610aを流れる電流と同
じ大きさの電流の流れを生じさせる。したがって、MO
Sトランジスタ653a〜653eにおいても、MOS
トランジスタ651a〜651eと同じ大きさの電流が
流れる。したがって、この状態においては、インバータ
652a〜652eは、その動作電流が極めて小さいか
またはほとんどなく、きわめて低速で動作し、このイン
バータ652eから出力されるクロック信号周波数はき
わめて小さいか、またはほとんど発振動作が行なわれな
い。この状態においては、チャージポンプ618は、ほ
とんどチャージポンプ動作を行なわないか、またはきわ
めて緩やかなチャージポンプ動作を行なっている。この
比較器606の出力信号がハイレベルのときは、高電圧
VPPの電圧レベルが高い状態にあり、ドライブ素子を
介して高圧線600から別の高圧線602へ電流を供給
する必要のないときである。したがってこの状態におい
ては、リングオシレータ616の発振周波数をきわめて
低くし、昇圧電圧発生動作を停止させるかまたはきわめ
て緩やかに動作させる。この状態は、また比較器606
が動作タイミング信号ENが非活性状態において非活性
化時においては、比較器606の出力信号はほぼ電圧源
レベルのハイレベルにあり、MOSトランジスタ610
aおよび651a〜651bはほぼオフ状態にあり、リ
ングオシレータ616の発振動作は停止される(動作電
流の供給が行なわれないため)。
れ、比較器606が活性状態となると、高電圧VPPは
その負荷回路の動作により(急激に)変化する。この状
態において、比較器606の出力信号のレベルが低下
し、応じてMOSトランジスタ610aおよび651a
〜651eを流れる電流量が増加し、応じてMOSトラ
ンジスタ610bおよび653a〜653eを流れる電
流が増加する。インバータ652a〜652eの動作電
流が増加し、インバータ652a〜652eの動作速度
が増加する。これにより、インバータ652eから出力
されるクロック信号の周波数が増加し、チャージポンプ
618が高速でチャージポンプ動作を行ない、高速で電
荷を生成して、第1の高電圧線600へ電荷を供給し、
この高電圧VPP′の電位レベルを上昇させる。この一
連の動作により、高電圧VPP低下時における高電圧V
PP′の低下を抑制し、応じて高電圧VPPをドライブ
素子607(図99参照)を介して所定電圧レベルに復
帰させる。また、リングオシレータ616およびチャー
ジポンプ618の動作電圧源として、電圧源ノード1を
用いることによって、内部電源電圧を用いる場合より
も、そのクロック信号の振幅を大きくすることができ、
またチャージポンプにおける内部ノードのクランプ電位
を高くすることができ、応じて効率的に高電圧VPP′
を発生することができる。この昇圧電圧発生回路は、図
99に示す昇圧電圧発生回路610に用いられてもよ
い。
は、図99に示す昇圧電圧発生回路の他の構成を示す図
である。図107に示す構成においては、第1の高電圧
VPPおよび第2の高電圧VPP′のいずれの電圧レベ
ルの変動が検出されてもよい。図107において、昇圧
電圧発生回路は、高電圧線660(第1または第2の高
電圧線)の電圧レベルを検出するレベル検出器670
と、このレベル検出器670の検出信号に応答して、そ
の発振周波数が変化するリングオシレータ680を含
む。リングオシレータ680の出力信号は図示しないチ
ャージポンプへチャージポンプ動作駆動用のクロック信
号として与えられる。レベル検出器670は、一例とし
て、3つの電圧レベル検出部672,674および67
6を含む。第1のレベル検出部672は、高電圧ノード
660に直列に接続される、それぞれがダイオード接続
されたnチャネルMOSトランジスタ672aおよび6
72bと、MOSトランジスタ672bと接地ノードと
の間に接続される電流源672cと、電圧源ノード1に
結合されて電流を供給する電流源672dと、電流源6
72dからの電流を受けかつそのゲートがMOSトラン
ジスタ672bのゲートに接続されるnチャネルMOS
トランジスタ672eと、MOSトランジスタ672e
と接地ノードとの間に接続される電流源672fを含
む。電流源672cおよび672fの電流供給量は、電
流源672dの供給する電流よりも大きくされる。
ド660に直列に接続される、それぞれがダイオード接
続されたnチャネルMOSトランジスタ674a〜67
4cと、MOSトランジスタ674cと接地ノードの間
に接続される電流源674dと、電圧源ノード1から電
流を供給する電流源674eと、電流源674eから電
流を供給されかつそのゲートがMOSトランジスタ67
4cのゲートに接続されるnチャネルMOSトランジス
タ674fと、MOSトランジスタ674fと接地ノー
ドとの間に接続される電流源674eを含む。電流源6
74eの電流供給量は、電流源674dおよび674f
それぞれの電流供給量よりも小さくされる。第3のレベ
ル検出器676は、高電圧ノード660に直列に接続さ
れかつそれぞれがダイオード接続されたnチャネルMO
Sトランジスタ676a〜676dと、MOSトランジ
スタ676dと接地ノードとの間に接続される電流源6
76eと、電圧源ノード1に結合され、電圧源ノード1
から電流を供給する電流源676fと、電流源676f
から電流を供給されかつそのゲートがMOSトランジス
タ676dのゲートに接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタ676gと、MOSトランジスタ676gと接
地ノードとの間に接続される電流源676hを含む。電
流源676fの供給電流量は、電流源676eおよび6
76hの電流供給量よりも小さくされる。レベル検出器
670のレベル検出信号は、信号線673,674およ
び675上に伝達される。
1とノード682dの間に配置されるダイオード接続さ
れたpチャネルMOSトランジスタ681aと、ノード
682dに互いに並列に接続され、かつそれぞれのゲー
トが信号線673,674および675に接続されるn
チャネルMOSトランジスタ682a,682bおよび
682cと、MOSトランジスタ682a〜682cそ
れぞれと接地ノードとの間に直列に接続される電流源6
83a,683b,および683cを含む。リングオシ
レータ680は、さらに、電圧源ノード1と接地ノード
の間に直列に接合されるpチャネルMOSトランジスタ
684aと、nチャネルMOSトランジスタ684bを
含む。MOSトランジスタ684aは、そのゲートがM
OSトランジスタ681aのゲートに接続される。MO
Sトランジスタ684bは、そのゲートおよびドレイン
が相互接続される。リングオシレータ680は、さら
に、奇数段の縦列接続されるインバータ685a,68
5b,685c,685dおよび685eと、電圧源ノ
ード1に結合されかつそのゲートがMOSトランジスタ
684aのゲートに接続され、それぞれ対応のインバー
タ685a〜685eへ充電電流を供給するpチャネル
MOSトランジスタ686a〜686eと、インバータ
685a〜685eそれぞれと接地ノードとの間に配置
され、かつそのゲートがMOSトランジスタ684bの
ゲートに接続されるnチャネルMOSトランジスタ68
7a,687b,687c,687dおよび687eを
含む。インバータ685a〜685eは、動作時におい
てリングオシレータを構成する。次に、動作について説
明する。
ド660の電圧レベルが第1の所定値(電流源672c
の動作する電圧とMOSトランジスタ672aおよび6
72bのしきい値電圧の和)以上となったときに導通す
る。以下の説明において、説明を簡単にするため、電流
源672c,674d,676eは、電圧VT以上の電
圧が与えられたときに作動状態とされるとする。またM
OSトランジスタのしきい値電圧はすべてVthである
とする。第1のレベル検出器672では、高電圧ノード
660の電圧レベルがVT+2・Vth以上のときに、
MOSトランジスタ672aおよび672bが導通し
て、この経路に電流が流れる。応じてMOSトランジス
タ672eが導通し、電流源672dから供給される電
流を、電流源672fが駆動する電流量に従って放電す
る。電流源672fの放電電流量は、電流源672aが
与える電流量よりも大きい。したがって、この場合に
は、信号線673上の電圧レベルはローレベルとなる。
一方、高電圧ノード660の電圧がVT+2・Vthよ
りも小さい場合には、このMOSトランジスタ672a
および672bは非導通状態とされ、これらのMOSト
ランジスタにおいては電流は流れない。応じて、MOS
トランジスタ672eにおいても電流は流れない(MO
Sトランジスタ672eのゲート電位は、MOSトラン
ジスタ672bのゲート電位と同じであり、電流が流れ
ない場合、ローレベルである)。したがって、信号線6
73上の電位は電流源672dにより充電されてハイレ
ベルとなる。
電圧ノード660の電圧レベルがVT+3・Vthのと
きに、信号線674の電位がローレベルとなり、高電圧
ノード660の電位がVT+3・Vthよりも低い場合
にはハイレベルとなる。第3のレベル検出器676にお
いては、高電圧ノード660の電圧レベルがVT+4・
Vth以上のときに電流の流れが生じ、信号線675上
の電位がローレベルとなり、高電圧ノード660の電位
がVT+4・Vthよりも低い場合には、電流源676
fにより充電されてハイレベルとなる。リングオシレー
タ680においては、MOSトランジスタ682a〜6
82cが信号線673〜675上の電位に応じて選択的
に導通状態とされる。すなわち、信号線673上の電位
がすべてハイレベルのとき、すなわち高電圧ノード66
0の電圧がVT+2・Vthよりも低い場合には、MO
Sトランジスタ682a〜682cがすべて導通し、電
流源683a〜683cによりMOSトランジスタ68
1aに大きな電流が流れる。一方、信号線673〜67
5上の電位がすべてローレベルのときには、すなわち高
電圧ノード660上の電圧がVT+4・Vth以上のと
きには、MOSトランジスタ682a〜682cがすべ
て非導通状態とされ、MOSトランジスタ681aには
電流は流れない。
a〜686eは、MOSトランジスタ681aとカレン
トミラー回路を構成しており、このMOSトランジスタ
681aに流れる電流に対応する大きさの電流の流れを
生じさせる。MOSトランジスタ684bは、MOSト
ランジスタ684aを流れる電流と同じ大きさの電流の
流れを生じさせる(同一サイズのとき)。応じてMOS
トランジスタ687a〜687eにおいても、MOSト
ランジスタ684bを流れる電流と同じ大きさの電流が
流れる(同一サイズのとき)。MOSトランジスタ68
6a〜686eおよび687a〜687eは、インバー
タ685a〜685eの動作電流量を決定する。したが
って、MOSトランジスタ681aを流れる電流が大き
いとき、すなわち高電圧ノード660の電圧レベルが低
いときには、インバータ685a〜685eは大きな動
作電流が供給され、高速で動作する。応じてこのリング
オシレータ680の出力するクロック信号の周波数が高
くなり、チャージポンプ(図示せず)が高速でチャージ
ポンプ動作を行なう。一方、MOSトランジスタ681
aを流れる電流量が小さくなるかまた全く流れない場合
には、高電圧ノード660上の電圧が高い場合であり、
この状態においては、インバータ685a〜685eの
動作電流は小さく、インバータ685a〜685eは動
作を停止するかまたはきわめて低速で動作する。応じ
て、チャージポンプは、チャージポンプ動作による電荷
供給をきわめて緩やかに行なうかまたはその動作を停止
させる。
60の電圧レベルに応じてリングオシレータの発振周波
数を調整することにより、高速でこの高電圧ノード66
0の電位レベルを所定電位レベルに復帰させることがで
きる。また高電圧ノード660の電圧レベルが高くされ
て高速動作が要求されない場合には、その動作電流を少
なくすることにより応じて消費電流も低減することがで
きる。 [昇圧電圧発生回路の変更例2]図108は、図99に
示す昇圧電圧発生回路610または615の変更例の構
成を示す図である。図108に示す構成においては、図
107に示す構成と異なり、リングオシレータを構成す
るインバータの動作電流を与える駆動電流源690は、
後に示すレベル検出器からのアナログ的に変化する制御
信号により、その駆動電流量をアナログ的に変化させ
る。これにより、高電圧ノードの電圧レベルに応じてア
ナログ的にリング発振器の周波数を変化させる。この図
108において図107のリング発振器と対応する部分
には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。図
109は、図108に示すリングオシレータの動作電流
を調整するための信号を出力するレベル検出器700の
構成を示す図である。図109において、レベル検出器
700は、高電圧ノード660の電圧レベルに応じてそ
の電流値が変化する低下電流IBを供給する低下電流源
702と、常時一定の電流を供給する一定電流源704
と、低下電流源702および一定電流源704の出力信
号を合成(引算)して図108に示す駆動電流源690
の流れる電流量を調整する信号VTを出力する引算回路
706を含む。
続されるカレントミラー回路を構成するpチャネルMO
Sトランジスタ702aおよび702bと、MOSトラ
ンジスタ702aから電流を供給されるnチャネルMO
Sトランジスタ702cと、MOSトランジスタ702
bから電流を供給される、抵抗接続されたnチャネルM
OSトランジスタ702dと、MOSトランジスタ70
2cと接地ノードとの間に接続され、そのゲートに高電
圧ノード660上の信号を受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ702eを含む。MOSトランジスタ702d
のゲートはMOSトランジスタ702cのゲートに接続
される。MOSトランジスタ702cの電流供給力(β
またはチャネル幅)はMOSトランジスタ702dのそ
れよりも十分大きくされる。また、MOSトランジスタ
702aはそのゲートとドレインとが相互接続される。
一定電流源704は、電圧源ノード1に結合される、カ
レントミラー回路を構成するpチャネルMOSトランジ
スタ704aおよびと704bと、MOSトランジスタ
704aから電流を供給されるnチャネルMOSトラン
ジス704dと、MOSトランジスタ704bと接地ノ
ードとの間に接続される抵抗接続されたnチャネルMO
Sトランジスタ704cと、MOSトランジスタ704
dと接地ノードとの間に接続される抵抗素子704eを
含む。MOSトランジスタ704aのゲートとドレイン
は相互接続される。MOSトランジスタ704dの電流
供給量は、MOSトランジスタ704cのそれよりも十
分大きくされる。
され、そのゲートがMOSトランジスタ704aおよび
704bのゲートに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタ706aと、pチャネルMOSトランジスタ70
6aから電流を供給され、一定の電流ICを引抜くnチ
ャネルMOSトランジスタ706cと、MOSトランジ
スタ706aと接地ノードとの間に接続され、かつその
ゲートがMOSトランジスタ702cおよび702dの
ゲートに接続されるnチャネルMOSトランジスタ70
6bを含む。次に動作について説明する。一定電流源7
04においては、MOSトランジスタ704cが飽和領
域で動作し、そのドレイン電流Iは、2乗特性で表わさ
れる。一方、MOSトランジスタ704dは十分大きな
電流供給力を有しており、そのゲートソース間電位がそ
のほぼしきい値電圧Vthレベルである。したがって、
この抵抗素子704eには、MOSトランジスタ704
dのソース電位に応じた電流が流れる。MOSトランジ
スタ704dへは、MOSトランジスタ704aから電
流を供給される。MOSトランジスタ704aおよび7
04bはカレントミラー回路を構成している。したがっ
て、このMOSトランジスタ704dを流れる電流のミ
ラー電流がMOSトランジスタ704bおよび704c
を介して流れる。最終的に、MOSトランジスタ704
cへは、 Id=β(Vgs(704)−Vth)2 で表わされる電流が流れる。Vgs(704)はMOS
トランジスタ704cのゲート−ソース間電圧である。
抵抗素子704eを介して流れる電流は、したがって、 I=(Vgs(704)−Vth)/R(704e) で表わされる電流が流れる。ただし、R(704e)は
抵抗704eの抵抗値を示す。最終的に、MOSトラン
ジスタ704aおよび704bのサイズが同じであれ
ば、Id=Iとなり、MOSトランジスタ704eのゲ
ート電位が一定となり、この一定電位Vgs(704)
と抵抗704eの抵抗値R(704e)で与えられる電
流が流れる。
流源704の抵抗704eの代わりに、そのゲートが高
電圧ノード660に接続されるMOSトランジスタ70
2eが設けられる。したがって、このMOSトランジス
タ702eのチャネル抵抗が高電圧ノード660の電圧
レベルに応じて変化する。したがって、この場合におい
ては、同様の動作から、低下電流源702からは、高電
圧ノード660の電圧レベルに応じた電圧IBが流れる
(ここで、MOSトランジスタ702dとMOSトラン
ジスタ706bはサイズが同じであるとする)。高電圧
ノード660の電圧レベルが高くなれば、MOSトラン
ジスタ702eのチャネル抵抗が低くなり、応じてこの
低下電流IBが増加する。一方、高電圧ノード660の
電圧レベルが低下すれば、逆にMOSトランジスタ70
2eのチャネル抵抗が大きくなり、低下電流IBが低下
する。引算回路706においては、MOSトランジスタ
706aを介して一定電流源704により決定される大
きさの電流IAが流れる。この電流IAは、一定値であ
る。この一定電流IAがMOSトランジスタ706bお
よび706cを介して流れる。このMOSトランジスタ
706bおよび706cを介して流れる電流IBおよび
ICは、IA=IB+ICの関係を満たす。したがっ
て、低下電流IBが増加すれば、定電流ICが減少し
(VTが低下し)、逆に低下電流IBが減少すれば定電
流ICが増加する(VTが増加する)。この定電流IC
は、駆動電流源690を構成するMOSトランジスタを
介して流れる。したがって、この図108に示す駆動電
流源690の流れる電流を高電圧ノード660の流れる
電流量を高電圧ノード660の電圧レベルに応じて調節
することができ、応じてリングオシレータの発振周波数
を調節することができる。
ノード660の電圧が一定値以上となったとき、各MO
Sトランジスタが導通し、各回路部分において電流が流
れ、一定電流IAが流れる。低下電流IBは高電圧ノー
ド660の電圧(VPPまたはVPP′)の電圧レベル
が上昇するにつれて増加する。定電流IE(IC)は、
その一定電流IAと低下電流IBの差で表わされるた
め、この電圧ノード660の高電圧(VPPまたはVP
P′)の電圧レベルの上昇に従って減少する。これによ
り高電圧を発生するためのリングオシレータの発振周波
数を高電圧の電圧レベルに応じて低くすることができ
る。なお、このMOSトランジスタ702eのゲートへ
は、図99に示す比較器606の出力信号と相補な出力
信号が与えられるように構成されてもよい。または、こ
のMOSトランジスタ702eにpチャネルMOSトラ
ンジスタを用い、このpチャネルMOSトランジスタの
ゲートへ図99に示す比較器606の出力信号が与えら
れるように構成されてもよい。またこの図108および
図109に示すリングオシレータの発振周波数を調整す
る構成は、一般に、動作電源電圧の低下時に、その発振
周波数が高くなるような構成に適用されてもよい。さら
に、この図109に示す電圧源ノード1へは、外部電源
電圧でなく、内部電源電圧が与えられてもよい。
の構成に従えば、第1の高電圧から実際の負荷回路が使
用する第2の高電圧を発生する回路構成において、この
第1または第2の高電圧変動時に昇圧電圧発生回路の駆
動力を大きくするように構成しているため、安定な高電
圧を負荷回路へ供給することができ、応じて負荷回路を
安定に動作させることができる。なお、第22の実施例
の構成においては、電源電圧から高電圧を発生し、次い
で第2の高電圧を発生する構成としている。しかしなが
ら、電源電圧から一旦、別の電圧レベルの電圧を生成
し、この別の電圧レベルの電圧から必要とされる電圧を
発生する回路に対してこの第22の実施例の構成は、す
べて適用可能である。 [実施例23]図111は、この発明の第23の実施例
である内部電源電圧発生回路の構成を概略的に示す図で
ある。図111において、内部電源電圧発生回路は、基
準電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路710と、
複数の負荷回路7a〜7cそれぞれに対応して分散配置
され、基準電圧伝達線720を介して伝達される基準電
圧Vrefに従って内部電源線725へ内部電源電圧を
伝達する複数のドライブ素子730a〜730cを含
む。ドライブ素子730a〜730cの各々は、nチャ
ネルMOSトランジスタで構成され、ソースフォロア態
様で動作し、電圧源ノード1から内部電源線725へ電
流を供給し、この内部電源線725上の電源電圧をVr
ef−Vthの電圧レベルに維持する。
1へ与えられる電圧よりも高い電圧レベルの昇圧電圧を
発生する昇圧電圧発生回路712と、昇圧電圧発生回路
712に結合されて一定の電流を供給する定電流源71
4と、定電流源714と接地ノードとの間に接続される
抵抗素子716を含む。この基準電圧発生回路710に
おいて、昇圧電圧発生回路712が設けられているの
は、基準電圧Vrefとして、内部電源線725上の内
部電源電圧よりもドライブ素子730a〜730cが有
するしきい値電圧だけ高い電圧を発生するためである。
ドライブ素子730a〜730cは、ソースフォロア態
様で動作し、内部電源線725上の電源電位が低下した
場合には、電圧源ノード1から電流を供給し、この内部
電源線725上の電位レベルを上昇させる。負荷回路7
a〜7cそれぞれに対応してドライブ素子が設けられて
いるため、内部電源線725に対する電流供給力を大き
くし、応じて内部電源線725における配線抵抗等に起
因する電圧低下を抑制する。また負荷回路7a〜7cそ
れぞれに対応してドライブ素子730a〜730cを配
置することにより、ドライブ素子730a〜730cと
負荷回路7a〜7cの間の距離が短くなり、応じて電圧
変化の配線抵抗および配線容量による遅れを補償するこ
とができ、高速で負荷回路7a〜7c動作時における電
圧変化に対応してドライブ素子730a〜730cによ
り内部電源線725へ電圧源ノード1から電流を供給す
ることができ、応答特性が改善される。なお、ドライブ
素子730a〜730cの動作については、内部電源線
725の電位が低下したとき、ドライブ素子730a〜
730cのゲート電位が等価的に上昇し、応じてそのド
レイン電流が増加し、内部電源線725の電位低下が防
止される。
の実施例の変更例の構成を示す図である。この図112
に示す構成においては、基準電圧発生回路710は、外
部電源電圧を受ける電圧源ノード1から基準電圧Vre
fを発生する。昇圧電圧発生回路712は用いられてい
ない。この場合、ドライブ素子730a〜730cを構
成するnチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧は
0Vとするか、または低しきい値電圧のMOSトランジ
スタが用いられる。ドライブ素子730a〜730cと
してデプレーション型のMOSトランジスタが用いられ
てもよい。内部電源電圧VCIとドライブ素子730a
〜730cを構成するMOSトランジスタのしきい値電
圧Vthから基準電圧Vrefの電位レベルが決定され
る(VCI+Vth=Vref)。この図112に示す
構成においては、昇圧電圧発生回路712は用いられて
いないため、この基準電圧発生回路における消費電流を
大幅に低減することができる。したがって、この内部電
源電圧発生回路の構成を、たとえば半導体記憶装置に適
用した場合、ドライブ素子を駆動する比較器および昇圧
電圧発生回路の両者が用いられていないため、低消費電
流特性を備える半導体記憶装置を実現することができ
る。特に、パーソナルコンピュータなどの電池駆動型コ
ンピュータにおける記憶装置として用いられる半導体メ
モリに適用される場合、データ保持モードなどにおいて
の消費電力を大幅に低減することのできる内部電源電圧
発生回路を実現することができる。
いて、内部電源線725は、負荷回路7a〜7cそれぞ
れに対応して互いに分離される分割内部電源線が用いら
れてもよい。 [実施例24]図113は、この発明の第24の実施例
である内部電源電圧発生回路の構成を示す図である。図
113において、内部電源電圧発生回路は、互いに電圧
レベルの異なる基準電圧VRaおよびVRbを発生する
基準電圧発生回路740を含む。この基準電圧発生回路
740は、電源電圧(内部および外部電源電圧両者)よ
りも高い電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧電圧発生
回路742に結合され、一定の電流を供給する定電流源
744と、定電流源744と接地ノードとの間に直列に
接続される抵抗素子745および746を含む。定電流
源744と抵抗素子745の接続ノードから基準電圧V
Raが出力され、抵抗素子745と抵抗素子746の接
続ノードから基準電圧VRbが出力される。基準電圧V
Raが、定電流源744が供給する電流と抵抗素子74
5および746の合成抵抗値とにより決定される電圧レ
ベルを有し、基準電圧VRbは、定電流源744が供給
する電流値と抵抗素子746の有する抵抗値とにより決
定される電圧レベルを有する。
負荷回路7a〜7cそれぞれに対応して配置され、基準
電圧VRbに従って電圧源ノード1から内部電源線72
5へ電流を供給するnチャネルMOSトランジスタで構
成されるドライブ素子730a〜730cと、電圧源ノ
ード1に結合される一方導通ノードを有しかつこのゲー
トに基準電圧VRaを受けるnチャネルMOSトランジ
スタで構成されるドライブ素子750aおよび750b
と、ドライブ素子750aおよび750bと直列に接続
され、動作タイミング信号EQaに応答して導通するn
チャネルMOSトランジスタで構成されるスイッチング
トランジスタ752aおよび752bを含む。動作タイ
ミング信号EQaは、図76および図77に示す動作タ
イミング信号EQaと同様である、負荷回路7a〜7c
の活性化前の所定期間ハイレベルの活性状態とされる。
次に動作について簡単に説明する。動作タイミング信号
EQaの非活性化時、スイッチングトランジスタ752
aおよび752bはともに非導通状態であり、ドライブ
素子750aおよび750bと内部電源線725の間の
電流経路は遮断される。この状態においては、ドライブ
素子730a〜730cにより、内部電源線725上の
電圧レベルは、基準電圧VRbとドライブ素子730a
〜730cのしきい値電圧とで決定される電圧レベルに
設定される。負荷回路7a〜7cが動作する前の所定期
間動作タイミング信号EQaが活性状態とされ、スイッ
チングトランジスタ752aおよび752bがともに導
通状態とされる。この状態において、ドライブ素子75
0aおよび750bと内部電源線725との間に電流経
路が形成され、内部電源線725上の電圧レベルは基準
電圧VRaとドライブ素子750aおよび750bの有
するしきい値電圧とで決定される電圧レベルに上昇す
る。
この電圧レベルの上昇した電圧が利用されるため、内部
電源線725上の電圧レベルが基準電圧VRb以下に低
下するのを抑制することができ、この内部電源線725
上の電圧レベルを所定の電圧レベルに維持することがで
きる。すなわち、負荷回路7a〜7cの動作時におい
て、この内部電源線725上の電源電圧レベルを基準電
圧VRaレベルにまで上昇させることにより、この内部
電源線725の蓄積電荷を用いることにより、内部電源
線725の電流供給能力を増加させ、応じて内部電源線
725における電源電圧のレベル低下を抑制する。これ
により、負荷回路7a〜7c動作時において大きな電流
が消費される場合においても、内部電源線725上の電
源電圧レベルの低下を抑制する。特に、負荷回路7a〜
7cそれぞれに対応してドライブ素子730a〜730
cを配置しかつさらに内部電源線725に対し複数のド
ライブ素子750aおよび750bを分散配置させるこ
とにより、複数のドライブ素子750aおよび750b
を介して内部電源線725へ電流を供給することがで
き、内部電源線725の配線抵抗および配線容量の影響
を受けることなく、安定に、この内部電源線725上の
電圧レベルを基準電圧VRaレベルに維持することがで
きる。
荷回路7aの動作前の所定期間のみ活性状態とされるの
ではなく、負荷回路7a〜7cの動作期間活性状態とさ
れてもよい。以上のように、この発明の第24の実施例
の構成に従えば、複数の負荷回路7a〜7cの動作時に
おいて、内部電源線725上の電圧を高い基準電圧VR
aの電圧レベルに充電するように構成しているため、内
部電源線725の電流供給力が等価的に増加し、この負
荷回路7a〜7c動作時において内部電源線725にお
ける電圧低下を抑制することができ、安定に内部電源電
圧を供給することができる。なお、この第23および2
4の実施例において内部電源線725へ伝達される電圧
は、動作電源電圧のみならず、一般に用いられる基準電
圧(たとえば中間電圧)または高電圧VPPであっても
よい。 [実施例25] [分散ドライブ素子のレイアウト1]図114は、この
発明の第25の実施例による要部の構成を示す図であ
る。図114においては、図111ないし図113に示
す分散配置されたドライブ素子730a〜730cのレ
イアウトを示す。図114においては、1つの負荷回路
に対応して設けられるドライブ素子730を代表的に示
す。
される。この負荷回路形成領域7′は、pチャネルMO
Sトランジスタが形成されるNウェル760と、nチャ
ネルMOSトランジスタが形成されるnチャネルMOS
トランジスタ形成領域765を含む。このnチャネルM
OSトランジスタ形成領域765は、半導体基板表面の
Pウェル内に形成されてもよい。またこの負荷回路形成
領域7′は、トリプルウェル構造を備えていてもよい。
負荷回路形成領域7′に対応して配置されるドライブ素
子730は、基準電圧が伝達されるゲート電極層752
と、電圧源ノード1に接続される第2層アルミニウム配
線層で構成される外部電源線752と、コンタクト孔7
50aおよび750bを介して接続される一方活性領域
と、負荷回路形成領域7′のNウェル760上にわたっ
て延在して配置される第2層アルミニウム配線層で構成
される内部電圧伝達線755にコンタクト孔750cお
よび750dを介して接続される他方活性領域を含む。
コンタクト孔750aは、後に説明するが、第2層アル
ミニウム配線層よりも下に形成される第1層アルミニウ
ム配線層と内部電源配線750とを接続する。コンタク
ト孔750bは、この第1層アルミニウム配線層と一方
活性領域とを接続する。コンタクト孔750cは、他方
活性領域と別の第1層アルミニウム配線層とを接続す
る。コンタクト孔750dは、この別の第1層アルミニ
ウム配線層を第2層アルミニウム配線層で構成される内
部電圧伝達線755と接続する。ドライブ素子730の
ゲート幅(チャネル幅)は内部電圧伝達線755の延在
方向と垂直な方向の長さ、すなわち幅と同じ広さを備え
る。十分大きな電流供給力をこのドライブ素子は備え
る。
ランジスタが構成される。図114においては、2つの
pチャネルMOSトランジスタを代表的に示す。一方の
pチャネルMOSトランジスタは、ゲート電極層762
aと、内部電圧伝達線755にコンタクト孔764aお
よび765を介して接続される一方活性領域と、コンタ
クト孔763aを介してたとえば第1層アルミニウム配
線層で構成される、この負荷回路内の内部配線層に接続
される他方活性領域とを備える。他方のpチャネルMO
Sトランジスタは、ゲート電極層762bと、別の第1
層アルミニウム配線層にコンタクト孔764bを介して
接続される一方活性領域と、コンタクト孔763bを介
して図示しない内部配線層に接続する他方活性領域とを
備える。このNウェル760内に形成されるpチャネル
MOSトランジスタのゲート幅はドライブ素子730の
ゲート幅よりも十分小さくされている。負荷回路形成領
域7′における内部電源線の充放電を行なうことが要求
されるだけであり、設計ルールに従ってそのゲート幅
(チャネル幅)が決定される。負荷回路形成領域7′の
nチャネルMOSトランジスタ形成領域765上にわた
って、内部電圧伝達線755と平行に第2層アルミニウ
ム配線層で形成される、接地ノードに接続される接地線
768が配置される。この接地線768の下に、nチャ
ネルMOSトランジスタが形成される。このnチャネル
MOSトランジスタは、一例として、ゲート電極層77
2と、コンタクト孔774および775を介して接地線
768に接続される一方活性領域と、コンタクト孔77
3を介して内部配線(図示せず)に接続される他方活性
領域とを備える。
沿った断面構造を示す図である。図115において、ド
ライブ素子730は、P型半導体基板761の表面に形
成されたPウェル751内に形成される。ドライブ素子
730は、一方活性領域として、このPウェル751表
面に形成されたN型不純物領域753aを含み、他方活
性領域として、このNウェル751に形成されるN型不
純物領域753bを含む。不純物領域753aは、コン
タクト孔750bを介して第1層アルミニウム配線層7
54aに接続される。第1層アルミニウム配線層754
aはコンタクト孔750aを介して外部電源配線750
に接続される。他方活性領域753bは、コンタクト孔
750cを介して第1層アルミニウム配線層754bに
接続される。この第1層アルミニウム配線層754b
は、コンタクト孔750dを介して内部電圧伝達線75
5に接続される。不純物領域753aおよび753bの
間のチャネル領域上に図示しないゲート絶縁膜を介して
基準電圧伝達線752が配設される。この基準電圧伝達
線752は、低抵抗のポリシリコン配線で形成されても
よく、またアルミニウムで裏打ちされたポリシリコン配
線層で形成されてもよく、またモリブデンまたはタング
ステンなどの高融点金属層で構成される多層配線で構成
されてもよい。低抵抗であれば、その配線抵抗による電
位低下をなくして各所定の電圧レベルの基準電圧を伝達
することができる。
チャネルMOSトランジスタは、Nウェル755の表面
に互いに離れて形成されるP型不純物領域756aおよ
び756bを含む。一方活性領域となる不純物領域75
6aは、コンタクト孔764aを介して第1層アルミニ
ウム配線層757aに接続される。この第1層アルミニ
ウム配線層757aはコンタクト孔765を介して内部
電圧線755に接続される。他方活性領域756bは、
コンタクト孔763aを介して内部配線層を形成する第
1層アルミニウム配線層757bに接続される。不純物
領域756aおよび756bの間のチャネル領域上にゲ
ート絶縁膜(図示せず)を介してゲート電極762aが
配設される。なお、内部配線757bは第1層アルミニ
ウム配線でなく、別の配線層で形成されてもよい(たと
えば低抵抗のポリシリコン配線層)。第1層アルミニウ
ム配線層754a,754bおよび757aを介在させ
て第2層アルミニウム配線層750および755と活性
領域753a,753bおよび756aを接続すること
によりコンタクト領域におけるアスペクト比を低減して
良好なコンタクトを実現する。この図114および図1
15に示すように、ドライブ素子730のチャネル幅
を、内部電圧伝達線755の幅とほぼ同程度とし、負荷
回路に含まれる構成要素であるpチャネルMOSトラン
ジスタのチャネル幅よりも十分大きくすることにより、
負荷回路形成領域7′に形成された構成要素であるpチ
ャネルMOSトランジスタの動作時において十分安定に
所定の電圧レベルの内部電圧を伝達することができる。
大きな電流駆動力をもっているため、この負荷回路形成
領域7′に形成された回路素子の動作時においても大き
な電流を供給することができ、この負荷回路7の動作時
における内部電圧の変動を抑制することができる。
ライブ素子730は、Pウェル751内に形成されてい
るが、半導体基板761表面に直接形成されてもよい。 [ドライブ素子のレイアウト2]図116は、ドライブ
素子の第2のレイアウトを示す図である。図116に示
す構成においては、負荷回路形成領域7′の一方側に沿
って電圧源ノード1に接続される第2層アルミニウム配
線層で形成される外部電源線780が配設される。ドラ
イブ素子730は、この外部電源線780の延在方向に
沿って所定の幅に形成され、かつコンタクト孔785a
および786aを介して外部電源線780に接続される
一方活性領域と、コンタクト孔783aおよび783b
を介して基準電圧を伝達する低抵抗のたとえば第1層ア
ルミニウム配線層で形成される基準電圧伝達線782に
接続されるゲート電極層584と、コンタクト孔785
bおよび786bを介して内部電圧伝達線790に接続
される他方活性領域とを備える。この内部電圧伝達線7
90は、負荷回路形成領域7′(負荷回路形成領域7′
におけるpチャネルMOSトランジスタ形成領域)上に
わたって配設される第2層アルミニウム配線層で形成さ
れる。この第2層アルミニウム配線層で形成される内部
電圧伝達線790の下にpチャネルMOSトランジスタ
を形成するためのNウェル760が形成される。図11
6において、このNウェル760に形成される2つのp
チャネルMOSトランジスタを代表的に示す。この図1
16においてNウェル760に形成される構成要素とし
てのpチャネルMOSトランジスタに対しては、図11
4におけるpチャネルMOSトランジスタの参照番号と
同じ参照番号を付し、その詳細説明は省略する。これら
のpチャネルMOSトランジスタは内部電圧伝達線79
0に接続されて所定の電圧を受ける。
電圧伝達線790と平行に負荷回路形成領域7′上にわ
たって第2層アルミニウム配線層で形成される接地線7
68が形成される。この接地線768の下にnチャネル
MOSトランジスタが形成される。このMOSトランジ
スタに対しても、図114に示すnチャネルMOSトラ
ンジスタと同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略
する。この図116に示す配置において、負荷回路形成
領域7′に形成される負荷回路が、たとえば半導体記憶
装置のメモリセルアレイの場合、メモリセルトランジス
タのゲート電極がポリシリコンで形成される場合に、こ
のポリシリコンゲートの抵抗を等価的に低くするため
に、いわゆる「ワード線シャント構造」が用いられる。
ワード線駆動信号を低抵抗の第1層アルミニウム配線層
を介して伝達し、所定の領域で、メモリセルトランジス
タのゲート電極を構成するポリシリコンと低抵抗のコン
タクトを介して物理的に接続する。このワード線シャン
ト構造において用いられる第1層アルミニウム配線層と
同一製造プロセスにおいて、この基準電圧伝達線782
を形成する。これにより、ドライブ素子730のゲート
電極層784として、ポリシリコンなどの比較的抵抗の
高い材料が用いられた場合においても、基準電圧を各ド
ライブ素子のゲートへ、配線抵抗に起因する電圧低下を
伴うことなく伝達することができる。
形成領域7′の一方側側部に沿って外部電源配線780
を延在して配置し、この外部電源線780に沿ってドラ
イブ素子730の活性領域を形成している。したがっ
て、ドライブ素子730のゲート幅を十分大きくするこ
とができ、安定にこの負荷回路形成領域7′に形成され
る負荷回路に対し一定の電圧レベルの外部電圧を伝達す
ることができる(負荷回路動作時における電流が消費さ
れた場合においても、ドライブ素子730の大きな電流
駆動力により、十分余裕をもって動作電流を供給するこ
とができる)。なお、この図116に示す構成におい
て、たとえば第1層アルミニウム配線層で形成される基
準電圧伝達線782が設けられず、ゲート電極層784
がアルミで裏打ちされたポリシリコン層または高融点シ
リサイド層などの低抵抗材料が用いられる場合において
は、このゲート電極層784が直接基準電圧を伝達する
ように構成されてもよい。 [ドライブ素子のレイアウト3]図117は、ドライブ
素子のさらに他の構成を示す図である。図117におい
て、負荷回路形成領域7′内に形成される、pチャネル
MOSトランジスタ形成のためのNウェル760の延在
方向に沿って、第2層アルミニウム配線層で形成される
外部電源線800が配置される。
0の領域外部に、Nウェル760の延在方向に沿って外
部電源配線800と平面図的に見て重ね合う領域に、形
成される。このドライブ素子730は、たとえば第1層
アルミニウム配線層で形成される基準電圧伝達線814
に所定の位置に形成されるコンタクト孔812aおよび
812bを介して接続されるゲート電極配線810と、
外部電源配線800にコンタクト孔815aおよび81
6を介して接続される一方活性領域と、コンタクト孔8
15bを介してたとえば第1層アルミニウム配線層で形
成される内部電圧伝達線820に接続される他方活性領
域とを備える。この内部電圧伝達線820は、Nウェル
760内に形成されるpチャネルMOSトランジスタの
一方活性領域にコンタクト孔823(823a,823
b)を介して接続される。この負荷回路の構成要素であ
るpチャネルMOSトランジスタは、それぞれゲート電
極層822(822a,822b)および図示しない内
部配線にコンタクト孔824(824a,824b)を
介して接続される他方活性領域を備える。この外部電源
配線800と平行に、負荷回路形成領域7′上にわたっ
てたとえば第2層アルミニウム配線層で形成される接地
電圧を伝達する接地線768が配置される。この接地線
768は、Nウェル760の外部の領域に形成されるn
チャネルMOSトランジスタ形成領域上に形成される。
負荷回路の構成要素であるnチャネルMOSトランジス
タは、この接地線768にコンタクト孔774および7
75を介して接続される一方活性領域と、図示しない内
部配線にコンタクト孔773を介して接続される他方活
性領域を備える。図117においては、2つのnチャネ
ルMOSトランジスタを代表的に示す。
0の外部領域に、このNウェル760延在方向に沿って
ドライブ素子730を形成することにより、十分大きな
ゲート幅(チャネル幅)を有するドライブ素子を形成す
ることができる。またNウェル760に形成されたpチ
ャネルMOSトランジスタに対し、第1層アルミニウム
配線層で形成される内部電圧伝達線820を配置するこ
とにより、必要な領域に対してのみ内部電圧伝達線を配
置するだけでよく、内部電圧伝達線820のレイアウト
が容易となり、また不必要な部分に対してはこの内部電
圧伝達線を設ける必要がなく、内部電圧伝達線の占有面
積が低減されて、他の内部配線のレイアウトが容易とな
る。またドライブ素子730を負荷回路形成領域7′内
部に形成するため、負荷回路形成領域外部にドライブ素
子を設ける必要がなく、内部電圧を伝達するための素子
の占有面積を低減することができる。なお、この図11
7に示す配置においても、ゲート電極配線810が十分
低い抵抗を有する配線層(高融点金属層を含む多層配線
構造またはアルミニウムで裏打ちされたポリシリコン配
線)が用いられる場合には、基準電圧伝達線814を特
に設ける必要はない。
に従えば、負荷回路形成領域近傍または内部に、その構
成要素であるMOSトランジスタのチャネル幅よりも十
分大きなチャネル幅を有するドライブ素子を配置し、外
部電源配線からこの大きなチャネル幅を有するドライブ
素子を介して負荷回路形成領域内へ内部電圧を伝達する
ようにしたため、大きな電流供給力をもって内部電圧を
対応の負荷回路へ供給することができ、安定に負荷回路
を動作させることができる。なお、この実施例24にお
ける内部電圧伝達線755,790および820上に伝
達される電圧は動作電源電圧でなく、他の一定の電圧レ
ベルが要求される基準電圧(高電圧または中間電圧)で
あってもよい。また、負荷回路形成領域7′上に対して
のみ内部電圧伝達線が配置されるため、内部電圧が内部
配線抵抗により低下するのを抑制することができ、各負
荷回路に対し所定の電圧レベルの内部電圧を伝達するこ
とができ、各負荷回路を同じ動作条件で動作させること
ができ、装置の信頼性が改善される。 [実施例26]図118は、この発明の第26の実施例
の構成を概略的に示す図である。図118において、半
導体装置が形成される半導体チップ850上に、外部ピ
ン端子に接続するフレームリード855からボンディン
グワイヤ861を介して外部電源電圧を受け、所定の内
部電圧を発生する電流供給回路860が設けられる。こ
の電流供給回路860は、先の実施例において示される
ドライブ素子と比較器の構成を備える。内部電源電圧を
発生してもよく、また高電圧VPPを発生する回路であ
ってもよい。
ンタフェースをとるための(信号の授受の行なうため
の)フレームリード856a〜856iが配置される。
これらのリード856a〜856iについては、接続先
は図面を簡略化するために示していない。半導体チップ
850上に、リードフレームの図118には示さないフ
レーム(金型)にボンディング時には支持される、内部
電圧を伝達するためのフレーム(ダミーリードと称す)
870が設けられる。このダミーリード870は、たと
えばボンディングワイヤ862を介して電流供給回路8
60の出力部に接続される。このダミーリード870
は、半導体チップ850上に形成された負荷回路7近傍
領域においてその内部電圧供給ノード864へボンディ
ングワイヤ863を介して接続される。ここで、図11
8においては、1つの負荷回路7のみを代表的に示す。
ダミーリード870は、外部ピン端子に接続されるフレ
ームのリードと同じ材料で構成され、ほぼ同様の幅を有
している。ダミーリード870は、したがって、アルミ
ニウムなどで形成される内部配線よりも、線幅が十分広
く、また材料も銅およびニッケルなどの低抵抗材料が用
いられている。したがって、半導体チップ850上にわ
たって配置されるダミーリード870を用いて電流供給
回路860から負荷回路7近傍にまで電圧/電流を伝達
することにより、電流供給回路860から負荷回路7へ
の配線抵抗を大幅に低減することができ、各負荷回路7
に対し所定の電圧レベルの内部電圧を伝達することがで
きる。またこのダミーリード870は、内部配線層より
もさらに上層に形成されているため、内部配線に対する
レイアウトの影響を受けることなく各負荷回路に対し所
定の電圧レベルの内部電圧を伝達することができる。ま
たこの内部電圧を伝達するための内部電圧配線が、ダミ
ーリード870で構成されているため、半導体チップ8
50上の回路配置により、電流供給回路860を各負荷
回路に対応して分散配置させるのが困難な場合において
も、1つの電流供給回路860から各負荷回路に対し何
ら電圧低下をもたらすことなく一定電圧レベルの内部電
圧を各負荷回路7に対し供給することができる。またダ
ミーリード870はその線幅が十分広いため、大きな電
流を流すことができ、1つの電流供給回路860から各
負荷回路7に対し、安定に電流を供給して、応じて安定
な電圧レベルの内部電圧を供給することができる。
態の一例を示す図である。図119において、半導体チ
ップ850はフレーム880に支持されるリード882
に接続するマウント台(図示せず)上に配置される。こ
のフレーム880へは、半導体チップ850上に形成さ
れたボンディングパッドに対応してフレームリード85
6が設けられる。このフレーム(金型)880に対しさ
らに、ダミーリード870が固定的に保持される。この
状態で、各フレームリード856およびダミーリード8
70に対する必要なワイヤリングが行なわれる。この
後、樹脂を用いて封止した後、このフレーム880を切
り離すための金型の打ち抜き工程が行なわれる。この状
態において、図119において破線で示すようにダミー
リード870が切断される。したがってダミーリード8
70は装置外部に対しては(パッケージ外部)へは取出
されないため、何ら問題は生じず、パッケージ内部で必
要な電圧レベルの内部電圧をこのダミーリード870が
伝達するだけである。 [内部配線とダミーリードとの接続位置]図120は、
内部配線とダミーリードとの接続の一例を示す図であ
る。図120において、電流供給回路860からの内部
電圧を伝達する内部電圧線890は、比較的幅が広くさ
れた接続領域890aにおいて、ボンディングワイヤ8
93aによりダミーリード870に接続される。この内
部電圧線890は、第1層アルミニウム配線層であって
もよく、また第2層アルミニウム配線層であってもよ
い。この内部電圧線890上には、半導体装置の最終保
護膜であるパッシベーション層892aが形成される。
負荷回路7においては、同様内部電圧伝達線894は、
比較的その幅が大きくされた接続領域894aにおいて
ボンディングワイヤ893bを介してダミーリード87
0に接続される。この内部電圧伝達線894a上には同
様パッシベーション層892bが形成される。電流供給
回路860と負荷回路7の間には、絶縁層895が配置
されるように示される。この絶縁層895は、単に図面
を簡略化するために示しているだけであり、この領域に
おいて他の内部回路が配置されていてもよい。
部電圧伝達線894それぞれにおいて、比較的幅の広い
領域890aおよび894aを設けることにより、ボン
ディングワイヤ893aおよび893bを用いて確実に
ダミーリード870と電流供給回路860および負荷回
路7とを相互接続することができる。 [ダミーリードと内部配線との接続2]図121に示す
構成においては、接続領域890aおよび894aにお
いて、ハンダ層で形成されるバンプ球896aおよび8
96bがそれぞれ形成される。このバンプ球896aお
よび896bとダミーリード870とが接続される。こ
のバンプ球896aおよび896bを用いてダミーリー
ド870と内部電圧線890および内部電圧伝達線89
4を相互接続する構成は、通常の、フリップチップをバ
ンプ球を用いて回路基板に直接接続する表面実装技術と
同様の手法を用いて行なうことができる。なおこのハン
ダで形成されるバンプ球896aおよび896bに代え
て、たとえば柱状のアルミニウムなどが堆積され、この
堆積されたアルミニウムとダミーリード870とのコン
タクトがとられる構成が用いられてもよい。すなわち、
バンプ球896aおよび896bの位置にアルミニウム
層が形成されてもよい。
いては、信号および電源電圧/接地電圧を入出力するた
めのパッドが半導体チップ850の外部周辺部両側に配
置されている。しかしながら、このフレームの配置は、
半導体チップ850の4辺すべてにわたって配置されて
いてもよく、または半導体チップ850の中央部に信号
入出力用のおよび電源電圧/接地電圧入力のためのパッ
ドが配置されるいわゆるLOC(リード・オン・チッ
プ)構造でのフレームであってもよい。 [変更例]図122は、この発明の第26の実施例の変
更例を示す図である。図122においては、半導体チッ
プ900に対し、信号の入出力を行なうためのフレーム
リード903a〜903jが配置される。これらのフレ
ームリード903a〜903jは、それぞれ半導体チッ
プ900上に形成されたパッド(図において●印で示
す)にボンディングワイヤ904a〜904jを介して
それぞれ接続される。これらのフレームリード903a
〜903eを囲むように、チップ900上にわたって電
源電圧VCCを伝達するためのコの字型に形成される一
方側電源フレームリード902が形成される。この電源
フレームリード902と対称的な形状に、フレームリー
ド903f〜903jを囲むように、略コの字型に電源
電圧を伝達する他方電源フレームリード904が配置さ
れる。
4は、半導体チップ900上に形成された各回路部分へ
電源電圧を伝達するためにボンディングワイヤ902a
および904aを介して内部電源ノード(パッド)に接
続される。電源フレームリード902および904を半
導体チップ900上にわたって延在して配置することに
より、半導体チップ900上に形成された回路部分に対
し安定に電源電圧を供給することができる。半導体チッ
プ900には、さらに、その周辺部に,電源フレームリ
ード902から電源電圧を受けてこの電源電圧VCCよ
り高い高電圧VPPを発生するVPP発生回路910が
配置される。このVPP発生回路910からの高電圧を
半導体チップ900上に形成された各回路部分へ伝達す
るために、電源フレームリード902および904の間
に高電圧用フレームリード(ダミーリード)920が配
置される。このダミーリード920は、先の図118に
示すダミーリード870に相当する。このダミーリード
920は、VPP発生回路910の高電圧出力ノードに
ボンディングワイヤ912により接続される。このダミ
ーリード920は、またボンディングワイヤ913を介
して半導体チップ900上に形成された高電圧VPPを
利用する負荷回路の高電圧ノードに接続される。低抵抗
のダミーリード920を用いることにより、電圧降下を
もたらすことなく半導体チップ900上に形成された高
電圧を利用する負荷回路すべてに対し安定に高電圧VP
Pを供給することができる。
び913の代わりにアルミニウム配線またはハンダなど
のバンプが用いられてもよい。またこの図122に示す
変更例においても、フレームの形状は任意であり、この
半導体チップ900が収納されるパッケージの形状に応
じたフレームが用いられればよい。以上のように、この
発明の第26の実施例の構成に従えば、所定の電圧レベ
ルの電圧を伝達するためにフレームリードを用いたた
め、低抵抗で電圧降下をもたらすことなく半導体チップ
上の回路へ所定の電圧レベルの内部電圧を伝達すること
ができ、またこのフレームリードは幅が内部配線よりも
十分広いため大きな電流供給力を維持しており、各負荷
回路に対し安定な電圧レベルの内部電圧を供給すること
ができる。 [実施例27]図123は、この発明の第27の実施例
である半導体装置の要部の構成を示す図である。この図
123に示す構成においては、先の図122に示す構成
に代えて、高電圧VPP発生回路910からの高電圧V
PPを発生するために、フレームリード902,903
a〜903jおよび904よりも上層のフレームリード
930aおよび930bが用いられる。他の構成は図1
22に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参
照番号を付す。
一方側のフレームリード902および903a〜903
e上に形成されるフレームリード(ダミーリード)93
0aは、ボンディングワイヤ931aを介してVPP発
生回路910の出力部に接続され、また半導体チップ9
00の他方端部において、ボンディングワイヤ932a
を介して高電圧VPPを利用する負荷回路近傍の高電圧
ノードに接続される。フレームリード902および90
4の間の領域の上層に形成されるダミーリード930b
は、ボンディングワイヤ931bを介してVPP発生回
路910の高電圧出力部に接続され、かつボンディング
ワイヤ932bを介して高電圧VPPを利用する負荷回
路の高電圧ノードに接続される。VPP発生回路910
は、電源フレーム902から電源電圧を受けて所定の電
圧レベルの高電圧VPPを発生する。この図123に示
す配置においては、半導体チップ900上の負荷回路に
対し安定に高電圧VPPを供給することができる効果に
加えて以下の効果が得られる。すなわち、フレーム90
2、903a〜903jおよび904と同層のダミーリ
ードを用いた場合、このダミーリードと内部の負荷回路
との接続位置は、フレーム902、903a〜903j
および904の形状の影響を受ける(LOC構造の場
合)。このような場合においても、ダミーリードとフレ
ームリードとを多層構造とすることにより、半導体チッ
プ900上の任意の位置に高電圧VPPを伝達するため
のダミーリード930aおよび930bを配置すること
ができ、半導体チップ900上の任意の位置の高電圧を
利用する回路部分へ安定に高電圧VPPを供給すること
ができる。
フレームリードとの配置を示す図である。図124
(A)においては、ダミーリード930とそのフレーム
903(902または904)との間は中空構造とされ
る。図示しない枠にこれらのリード930および903
(902または904)は保持されており、特に問題は
生じない。図124(B)においては、ダミーリード9
30と下層のフレーム903(902または904)の
間にたとえばポリイミドである高分子絶縁材料またはT
AB(テープ・オートメティッド・ボンディング)など
において用いられる絶縁性のテープ(フィルム)で構成
される絶縁層935が配置される。確実にダミーリード
930とフレーム903(902または904)との絶
縁性を維持することができる。また、ダミーリード93
0はフレームリード903の下層に形成されてもよい。
なおこのダミーリード930aおよび930b上を伝達
される電圧は高電圧VPPと異なり、別の一定の電圧レ
ベルを必要とされる基準電圧(内部高圧電圧または中間
電圧)であってもよい。
7の実施例の第2の変更例の構成を示す図である。図1
25において、半導体チップ940の長辺側両側に、配
置されたパッドそれぞれに対応して信号入出力のための
フレームリード954a〜954lが配置される。これ
らのフレームリード954a〜954lはそれぞれ対応
のパッドにボンディングワイヤを介して接続される。半
導体チップ940上全面にわたって、電源電圧VCCを
伝達するための電源フレームリード952が配置され
る。この電源フレームリード952は、複数のループを
形成するように、一方方向(図125の水平方向)に延
びる部分と他方方向(図125の垂直方向)に延在する
部分とを有する。電源フレームリード952の、各ルー
プ内部は何も形成されない空き領域である。この電源フ
レームリード952上層に、電源フレームリード952
から電源電圧を受けて所定の電圧レベルの内部電圧を発
生する内部電圧発生部950からの内部電圧を伝達する
ためのダミーリード960が配置される。このダミーリ
ード960は、電源フレームリード952が延在する方
向と直交する方向に延在する部分を有し、複数のループ
を有する。電源フレームリード952とダミーリード9
60のループ形成領域は、互いに直交する方向であり、
平面図的に見て空き領域が存在する。この空き領域にお
いて、電源フレームリード952およびダミーリード9
60からそれぞれ所定の回路へボンディングワイヤまた
はバンプまたはアルミニウムなどの接続部材953およ
び962を用いて電気的コンタクトが形成される。半導
体チップ940上に形成された回路部分すべてに対し安
定に電源電圧を供給することができるとともに、一定の
電圧レベルの内部電圧を伝達することができる。
ド960および電源フレームリード952のループを形
成する形状は任意である。電源フレームリード952お
よび内部電圧伝達用のダミーリード960をそれぞれ複
数のループを有するように形成することにより、ノイズ
発生時において各ループにおいて流れる電流が逆方向と
なり、ノイズが相互に打ち消されることになり、ノイズ
発生時においても安定に電源電圧および内部電圧を供給
することができる。以上のように、この発明の第27の
実施例の構成に従えば、信号入出力用および電圧入力の
ためのフレームと所定の内部電圧を伝達するフレームと
を別々の層に形成したため、半導体チップ上の内部電圧
を利用する回路部分へ安定に所定の電圧レベルの内部電
圧を伝達することができる。 [実施例28]図126は、この発明の第28の実施例
である半導体装置の要部の構成を示す図である。図12
6において、内部電圧線1000上には、内部電圧発生
回路1010からの内部電圧が伝達される。この内部電
圧線1000は、寄生容量を有しており、この内部電圧
発生回路1010からの内部電圧レベルにその電位レベ
ルが決定される。内部電圧発生回路1010は、電圧源
ノード1に結合され、一定の電流を供給する定電流源1
011と、定電流源1011と接地ノードとの間に接続
される抵抗素子1012を含む。抵抗素子1012は、
定電流源1011から与えられる電流Iに従って内部電
圧を発生する。この内部電圧発生回路1010が発生す
る内部電圧は動作電源電圧、半導体記憶装置においてプ
リチャージ時に利用される中間電圧、または必要とされ
る基準電圧いずれであってもよい。
分離されるサブ内部電圧線1002a,1002b,1
003c,…が配置される。これらのサブ内部電圧線1
002a〜1003c,…それぞれと内部電圧線100
0との間に溶断可能なリンク素子1004a,1004
b,1004c,…が配置される。このサブ内部電圧線
1002a〜1003c,…は、それに接続される負荷
回路の機能に応じて配置されてもよく、また半導体チッ
プ上での負荷回路の位置に応じて配置されてもよく、ま
た後にその一例を示すが、半導体記憶装置のメモリブロ
ックのように、1つの機能単位となるブロックごとに設
けられてもよい。製造工程時においては、パーティクル
の混入などにより、サブ内部電圧線1002bと接地線
1015の間にショート(抵抗Rsで示す)が発生する
場合がある。この場合、短絡抵抗Rsの抵抗値が比較的
大きく、サブ内部電圧線1002b上の電圧を所定値レ
ベル以上に保持することができる場合であっても、基準
電圧発生回路1010は、そのサブ内部電圧線1002
bを一定電圧レベルに維持するために大きな電流を供給
する必要がある。またこの短絡抵抗Rsの抵抗値が小さ
い場合には、このサブ内部電圧線1002b上の電圧レ
ベルが低下し、応じて他の内部電圧線1002a,10
03c,…上の電圧レベルが低下し、半導体装置が正常
に動作しなくなることが生じる。そこで、リンク素子1
004bをたとえばレーザブローにより溶断し、このサ
ブ内部電圧線1002bを内部電圧線1000から分離
する。これにより、サブ内部電圧線1002a,100
3c,…は、この短絡抵抗Rsの影響を受けることな
く、安定な一定電圧レベルの電圧を内部電圧発生回路1
010から受けることができる。また内部電圧発生回路
1010は、この短絡抵抗Rsによる消費電流増加を生
じることがなく、安定に一定の電圧レベルの内部電圧を
発生することができる。
はなく、内部電源電圧であってもよい。 [変更例1]図127は、この発明の第28の実施例の
変更例の構成を示す図である。図127に示す構成にお
いては、サブ内部電圧線1003a〜1003c,…そ
れぞれに対応して導通時対応のサブ内部電圧線を内部電
圧線1000に接続するpチャネルMOSトランジスタ
でそれぞれが構成されるスイッチング素子1020a,
1020b,1020c,…が設けられる。スイッチン
グ素子1020a〜1020c,…それぞれに対応し
て、これらのスイッチング素子1020a〜1020
c,…の導通/非導通を制御するための信号を発生する
プログラム回路1025a,1025b,…が配置され
る。図127においては、2つのプログラム回路102
5aおよび1025bを代表的に示す。プログラム回路
1025aおよび1025bは、同じ構成を備え、各々
は、電圧源ノード1に接続される一方導通ノードと、接
地ノードに接続されるゲート電極と、リンク素子103
1を介して信号線1035に接続される他方導通ノード
とを有するpチャネルMOSトランジスタ1030と、
信号線1035に接続される一方導通ノードと接地ノー
ドに接続される他方導通ノードと接地電位に接続される
ゲート電極を有するpチャネルMOSトランジスタ10
32と、信号線1035上の電位を反転するインバータ
1033と、インバータ1033の出力信号に従って選
択的に信号線1035を接地ノードへ接続するnチャネ
ルMOSトランジスタ1034を含む。次に動作につい
て説明する。
ては、プログラム回路1025aおよび1025bにお
いては、リンク素子1031は導通状態(非溶断状態)
とされる。この状態においては、信号線1035上の電
位がMOSトランジスタ1030によりハイレベルに充
電され、応じてインバータ1033の出力信号がローレ
ベルとなる。MOSトランジスタ1034はこのときに
は非導通状態である。したがって、プログラム回路10
25a,1025b,…からはローレベルの信号が出力
され、スイッチング素子1020a〜1020c,…は
すべて導通状態にあり、サブ内部電圧線1003a〜1
003c,…は内部電圧線1000に接続され、内部電
圧発生回路1010からの内部電圧を受ける。一方、サ
ブ内部電圧線1003bに短絡抵抗Rsが存在する場
合、このサブ内部電圧線1003bに対応するプログラ
ム回路1025bにおいて、リンク素子1031が溶断
される。MOSトランジスタ1030が信号線1035
から切り離され、フローティング状態とされる。MOS
トランジスタ1032はそのゲート電位が接地電圧レベ
ルでありローレベルである。電源投入時の初期状態にお
いては、信号線1035は、したがってローレベルであ
り、電源投入にしたがって、インバータ1033の出力
信号はハイレベルに立上がり応じてMOSトランジスタ
1034が導通し、このプログラム回路1025bから
の出力信号はハイレベルに固定される。プログラム回路
1025aでは、リンク素子1031は導通状態にあ
り、したがってこのプログラム回路1025aからは正
常状態時と同様のローレベルの信号が出力される。した
がって、サブ内部電圧線1003bに対して設けられた
スイッチング素子1020bのみが非導通状態とされ、
短絡が生じたサブ電圧線1003bが内部電圧線100
0から切り離される。これにより短絡抵抗Rsの影響を
排除し、安定に残りの正常なサブ内部電圧線1003a
および1003c,…へ所定の電圧レベルの内部電圧を
供給することができる。
…および内部電圧線1000の間にスイッチング素子を
設けることにより、この短絡発生時においてこの対応の
サブ内部電源線とメイン内部電圧線とを分離するとき、
リンク素子溶断による飛散した切片により内部電圧線と
正常なサブ内部電圧線との短絡または短絡の生じたサブ
内部電圧線と内部電圧線との短絡が生じるのを防止する
ことができ、確実に不良が発生したサブ内部電圧線を内
部電圧線から分離することができる。 [変更例2]図128は、この発明の第28の実施例の
第2の変更例の構成を示す図である。この図128に示
す構成は、図127に示す構成と、内部電圧発生回路1
010に代えて、ドライブ素子2と比較器3で構成され
る内部電源電圧発生回路が用いられることを除いて同じ
である。したがって図128において、図127に示す
構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細
説明は省略する。この内部電源電圧発生回路は、内部電
圧線1000上の電圧と基準電圧Vrefとを比較器3
で比較し、この比較結果に従ってドライブ素子2を介し
て電圧源ノード1から内部電圧線1000へ電流を供給
する。したがって内部電圧線1000およびサブ内部電
圧線1003a〜1003c,…は電源電圧線として機
能する。不良(短絡抵抗Rs)の発生したサブ内部電圧
線1003bを内部電圧線1000から切り離すことに
より、各回路に対し安定に一定の電圧レベルの内部電源
電圧を供給することができ、応じて半導体装置を安定に
動作させることができる。また不良が生じた内部電源線
を内部電源電圧発生回路から切り離すことにより、この
内部電源電圧発生回路の消費電流が低減される(不良
(短絡抵抗)におけるリーク電流が不要となるため)。
で構成される内部電源電圧発生回路の構成に代えて、さ
らに高電圧VPPを発生する回路が用いられてもよい。
以上のように、この発明の第28の実施例の構成に従え
ば、不良の発生したサブ内部電圧線を内部電圧線から切
り離すように構成したため、正常なサブ内部電圧線へ安
定に一定の電圧レベルの内部電圧を供給することがで
き、サブ内部電圧線上の電圧を使用する内部回路を安定
に動作させることができる。また、この不良におけるリ
ーク電流がなくなるため、内部電圧発生回路の消費電流
が低減される。 [実施例29]図129は、この発明の第29の実施例
である半導体装置の要部の構成を示す図である。図12
9においては、半導体記憶装置のメモリセルアレイ部の
構成が一例として示される。図129において、半導体
装置は、行および列のマトリクス状に配列される複数の
メモリセルを含む。図129においては、一例として、
4行1列に配置されたメモリセルMC0〜MC3を代表
的に示す。半導体装置は、さらにメモリセルアレイの各
行に対応して配置され、それぞれに対応の行のメモリセ
ルが接続されるワード線WL0〜WL3と、メモリセル
の各列に対応して配置され、それぞれに対応の列のメモ
リセルが接続されるビット線対BL,ZBLを含む。ビ
ット線対BLおよびZBLは互いに相補なデータ信号を
伝達する。ここで、ワード線WL0〜WL3が、1つの
グループを構成する。
スバッファからの内部アドレス信号をデコードし、この
ワード線WL0〜WL3のグループを指定するワード線
グループ信号を出力するロウデコーダ1100と、図示
しないアドレスバッファからの内部アドレス信号をプリ
デコードするプリデコーダ1102と、ワード線WL0
〜WL3それぞれに対応して配置され、プリデコーダ1
102の出力信号に従って対応のワード線上へワード線
選択信号を伝達するXデコーダX0〜X3を含む。プリ
デコーダ1102は、たとえば2ビットのアドレス信号
をプリデコードし、XデコーダX0〜X3のいずれかを
選択状態とする信号を出力する。XデコーダX0〜X3
の各々は、直列接続されたnチャネルMOSトランジス
タで構成されるNAND型デコーダの構成を備える。X
デコーダX0〜X3それぞれに対し、ロウデコーダ11
00からのワード線グループ指定信号に応答して導通
し、対応のXデコーダX0〜X3の出力信号を伝達する
デコーダとして機能する選択ゲートTrXが配置され
る。ワード線WL0〜WL3それぞれに対応して、この
選択ゲートTrXから与えられる信号のレベル変換を行
なって選択されたワード線上へ高電圧VPPレベルの電
圧を伝達するワードドライバWD0〜WD3が配置され
る。ワードドライバWD0〜WD3の各々は、選択時、
高電圧印加ノード1114a〜1114dに与えられた
高電圧を対応のWL0〜WL3へ伝達する。ワードドラ
イバWD0〜WD3は、それぞれ同一構成を備え、高電
圧印加ノード1114(1114a〜1114d)と接
地ノードとの間に接続されて対応の選択ゲートTrXを
介して与えられた信号を反転するインバータを構成する
pチャネルMOSトランジスタXPbおよびnチャネル
MOSトランジスタXNと、対応のワード線WL(WL
0〜WL3)上の電位がローレベルのとき高電圧印加ノ
ード1114(1114a〜1114d)に与えられた
高電圧をMOSトランジスタXPbおよびXNのゲート
へ伝達するpチャネルMOSトランジスタXPaを含
む。すなわち、ワードドライバWD0〜WD3は、「ハ
ーフラッチ」のレベル変換器の構成を備える。
の高電圧印加ノード1114a〜1114dと高電圧発
生回路(先の実施例のいずれの高電圧発生回路であって
もよい)の高電圧が伝達される高電圧ノード1100と
の間に、溶断可能なリンク素子1112a〜1112d
が設けられる。次に動作について説明する。正常時にお
いては、リンク素子1112a〜1112dはすべて導
通状態にある。この状態においては、プリデコーダ11
02の出力信号に従ってXデコードX0〜X3のいずれ
かが選択され、選択状態とされたXデコーダがローレベ
ルの信号を出力する。ロウデコーダ1100からのグル
ープ指定信号WLG1が選択状態のハイレベルとされる
と、選択ゲートTrXが導通状態とされる。このとき他
のワード線グループを指定するワード線グループ指定信
号WLG2はローレベルである。選択されたXデコーダ
がXデコーダX0であるとする。この場合には、ワード
ドライバWD0のpチャネルMOSトランジスタXPb
のゲート電位がローレベルとなり、ワード線WL0上に
高電圧ノード1100へ与えられた高電圧VPPがリン
ク素子1112aを介して高電圧印加ノード1114a
へ与えられ、ワード線WL0上の電位が高電圧VPPレ
ベルに上昇する。この状態では、ワードドライバWD0
においてMOSトランジスタXPaおよびXNは非導通
状態である。残りのワードドライバWD1〜WD3にお
いては、MOSトランジスタXNに導通し、ワード線W
L1〜WL3は接地電圧レベルのローレベルに固定され
る。この状態においては、ワードドライバWD1〜WD
3におけるMOSトランジスタXPaが導通し、MOS
トランジスタXPbを確実に非導通状態に維持する。
れるメモリセルMC0のデータがビット線BL上に読出
され、図示しないセンスアンプにより検知増幅された後
に、データの読出/書込が実行される。今、ワードドラ
イバWD1において不良が発生した状態を考える。すな
わちワードドライバWD1において、高電圧印加ノード
1114bと接地ノードとが短絡抵抗Rsにより短絡さ
れた状態を考える。この場合には高電圧ノード1100
からリンク素子1112bおよび高電圧印加ノード11
14bからさらに短絡抵抗Rsを介して接地電圧供給ノ
ードへリーク電流Isが流れる。この状態では、高電圧
発生回路の消費電流が増加し、仮にワード線は正確に選
択状態へと駆動することができる場合であっても消費電
流が増加する。この場合には、ワード線WL1が不要で
あると判断し、後に説明する冗長ワード線とワード線W
L1とを置換える。この場合、リンク素子1112bを
レーザブローなどの方法により溶断する。このリンク素
子1112bを溶断することにより、高電圧ノード11
00と高電圧印加ノード1114bとが切り離され、高
電圧ノード1100から高電圧印加ノード1114bへ
の電流が流れる経路が遮断され、短絡抵抗Rsによるリ
ーク電流Isが生じず、高電圧発生回路の消費電流を低
減することができる。
の発生したワードドライバ)に対する高電圧印加ノード
を高電圧発生回路から切り離すことにより、高電圧発生
回路の消費電流を低減し、各ワードドライバに対し安定
に一定の電圧レベルの高電圧VPPを供給することがで
きる。 [変更例1]図130は、この発明の第29の実施例の
第1の変更例の構成を示す図である。図130において
も、4本のワード線WL0〜WL3が1つのグループと
してロウデコーダ1100の出力信号により選択され
る。図130において、図129の構成と対応する構成
には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
この図130に示す構成においては、1つのグループを
構成するワードドライバWD0〜WD3の高電圧印加ノ
ード1114a〜1114dが低抵抗配線1115によ
り相互接続される。1つのワードドライバWD0の高電
圧印加ノード1114aがリンク素子1112を介して
高電圧ノード1110に結合される。1つのワード線グ
ループにおいて不良ワードドライバが存在する場合に
は、リンク素子1112が溶断される。これにより4つ
のワードドライバWD0〜WD3の高電圧印加ノード1
114a〜1114dが高電圧ノード1110から切り
離され、これらのワードドライバWD0〜WD3に対す
る高電圧供給が禁止される。図129に示す構成におい
ては、1本のワード線(ワードドライバ)ごとに救済が
可能であるが、この図130に示す構成においては、1
つのワード線グループを単位として救済(置換)が行な
われる。確実に不良ワードドライバにおけるリーク電流
を抑制することができる。
イバ不良)が生じた場合、単にワード線の置換のみを行
なうのではなく、ワードドライバに対する高電圧供給を
も停止することにより、高電圧発生回路の負荷が軽減さ
れ、応じて安定に高電圧を各正常な回路へ供給すること
ができる。また応じて高電圧発生回路の消費電流も低減
され、低消費電流の半導体装置(半導体記憶装置)が実
現される。 [冗長部の構成]図131は、図130に示す不良ワー
ドドライバと置換されるべき冗長回路の部分の構成を示
す図である。図131においては、ワード線WL0〜W
L3のグループと置換されるスペアワード線SWL0〜
SWL3が設けられる。スペアワード線SWL0〜SW
L3それぞれに対応してスペアワードドライバSWD0
〜SWD3が設けられる。スペアワードドライバSWD
0〜SWD3の構成は、図130に示すワードドライバ
WD0〜WD3の構成と同じであり、対応する構成要素
に対し末尾に“s”を付し、その詳細説明は省略する。
スペアワードドライバSWD0〜SWD3の高電圧印加
ノード1114as〜1114dsの各々は信号線(低
抵抗配線)1115sを介して相互接続される。スペア
ワードドライバSWD0の高電圧印加ノード1114a
sは、プログラム回路1120の出力信号に応答して導
通するpチャネルMOSトランジスタで構成されるスイ
ッチングトランジスタ1125を介して高電圧ノード1
110に結合される。
(外部電源電圧、内部電源電圧いずれであってもよい)
1121に結合される一方導通ノードと接地ノードに接
続されるゲート電極とリンク素子1123に接続される
他方導通ノードを有するpチャネルMOSトランジスタ
1122と、リンク素子に接続される一方導通ノードと
接地電位に接続されるゲート電極と接地電位に接続され
る他方導通ノードとを有するnチャネルMOSトランジ
スタ1124と、リンク素子1123とMOSトランジ
スタ1120の接続ノードに接続される信号線1128
上の電位を反転するインバータ1126と、インバータ
1126の出力信号に応答して信号線1128を選択的
に接地電位へ結合するスイッチング素子1125と、イ
ンバータ1126の出力信号を反転するインバータ11
27を含む。インバータ1127は、ワードドライバW
D0〜WD3およびスペアワードドライバSWD0〜S
WD3と同様、レベル変換機能を備え、高電圧VPPレ
ベルのハイレベルの信号を出力する。このスペアワード
ドライバSWD0〜SWD3のグループを選択するため
に不良ワード線(不良ワードドライバ)選択時に活性化
されてグループの指定信号を出力するスペアロウデコー
ダ1101と、不良ワード線(不良ワードドライバ)選
択時に活性状態とされ、スペアワード線SWL0〜SW
L3のうちの1つを特定する信号を出力するためのスペ
アプリデコーダ1103と、スペアプリデコーダ110
3の出力信号をデコードする、スペアワード線SWL0
〜SWL3それぞれに対応して設けられるスペアXデコ
ーダSX0〜SX3と、スペアロウデコーダ1101の
出力信号に従ってスペアXデコーダX0〜X3の出力信
号を対応のスペアワードドライバSWD0〜SWD3へ
伝達する選択ゲートSTrXを含む。
ワード線SWL0〜SWL3が使用されないとき(不良
ワード線または不良ワードドライバが存在しないとき)
においては、リンク素子1123は導通状態とされる。
この状態においては、信号線1128上の電位がハイレ
ベルであり、インバータ1126の出力信号が接地電位
レベルのローレベルとされる。この場合、インバータ1
127からは高電圧VPPレベルの信号が出力され、ス
イッチング素子1130が非導通状態とされてスペアワ
ードドライバSWD0〜SWD3へは高電圧が供給され
ない。不良ワード線(または不良ワードドライバ)が存
在するとき、リンク素子1123が溶断され、信号線1
128上の電位が接地電位レベルとなる(MOSトラン
ジスタ1124が非導通状態であるが、電源投入時の信
号線1128上の電位はローレベルであり、インバータ
1126およびスイッチング素子1125により接地電
位レベルの電位に固定される)。応じてインバータ11
27の出力信号が接地電位レベルのローレベルとなり、
スイッチングトランジスタ1130が導通し、スペアワ
ードドライバSWD0〜SWD3へ高電圧ノード111
0からの高電圧が各高電圧印加ノード1114as〜1
114dsへ伝達される。この状態において、不良ワー
ドドライバが選択されたときには、スペアロウデコーダ
1101およびスペアプリデコーダ1103が活性状態
とされ、不良ワード線と置換されたスペアワード線が選
択状態とされる。
不良ワードドライバ)が存在するときのみ冗長回路部分
へ高電圧を印加することができ、不必要な高電圧の使用
を停止することができ、高電圧発生回路の負荷が軽減さ
れる。なお、上述の半導体装置においては、不良ワード
線の救済(置換)は4本のワード線をグループ(単位)
として救済(置換)が行なわれている。しかしながら、
この不良救済は、1つのメモリブロック(たとえばワー
ド線64本)単位で置換が行なわれる構成であっても本
実施例の構成は適用可能である。 [実施例30]図132は、この発明の第30の実施例
である半導体装置の要部の構成を示す図である。図13
2においては、内部電圧線1300上には電圧発生部1
302からの内部電圧が伝達される。この電圧発生部1
302は、外部電源電圧を電圧線1300へ与えてもよ
く、また高電圧VPPを発生してもよく、また内部降圧
された電源電圧を発生してもよい。この内部電圧線13
00に対し並列にそれぞれが同じ機能を実現する複数の
内部回路1302a〜1302gがリンク素子1305
a〜1305gを介して相互接続される。内部回路13
02a〜1302eは、それぞれが同じ機能を実現する
回路であればよく、たとえば半導体記憶装置における1
つのメモリブロックまたはメモリアレイであってもよ
く、また1つのメモリブロックにおけるセンスアンプ、
またはワードドライバであってもよい。
機能を実現する冗長内部回路1302hおよび1302
iがそれぞれ、また、並列にスイッチング素子1310
a〜1310bを介して内部電圧線1300に接続され
る。スイッチング素子1310aおよび1310bはそ
れぞれに対応して設けられるプログラム回路1320a
および1320bの出力信号によりその導通/非導通が
制御される。内部回路1302a〜1302gが正常状
態においては、リンク素子1305a〜1305gは導
通状態とされる。同様、プログラム回路1320aおよ
び1320bにおいてもリンク素子1325は導通状態
とされる。この状態においては、プログラム回路132
0aからは、先の実施例と同様にして、インバータから
ローレベルの信号が出力され、スイッチングトランジス
タ1310aおよび1310bは非導通状態とされて冗
長内部回路1308aおよび1308bは内部電圧伝達
線1300から切り離される。内部回路1302a〜1
302gのいずれかにおいて不良が発生した場合、不良
が発生した内部回路の対応のリンク素子1305が溶断
され、内部電圧伝達線1300から不良内部回路が切り
離される。同様、プログラム回路1320aおよび13
20bの一方または双方においてリンク素子1325が
溶断され、プログラム回路1320aおよび/または1
320bからの信号がハイレベルとされ、スイッチング
トランジスタ1310aおよび/または1310bが導
通状態とされ、冗長内部回路1308aおよび/または
1308bが内部電圧線1300に接続される。これに
より、不良内部回路と冗長内部回路との置換が行なわれ
る。これにより、電圧発生部1302は不良内部回路か
ら切り離されるため、不必要な電流消費がなくなり、安
定に一定の電圧レベルの電圧を各内部回路および/また
は冗長内部回路へ供給することができ、安定な内部電圧
を伝達する内部電圧発生系を実現することができる。
は、第2のノードから第1のノードへ電流を供給するド
ライブ素子の制御電極ノードへ与えられる比較手段の出
力信号の振幅を制限するように構成したため、ドライブ
素子のオーバードライブが抑制され、第1のノードへ大
量の電流が急激に流入するのが防止され、第1のノード
上の電圧のオーバーシュートおよびアンダーシュートの
リンギングの発生を防止することができ、高速で第1の
ノードの電圧を安定化させることができる。また比較手
段の出力信号の振幅を抑制しているため、この振幅変化
が小さくされ、応じて第1のノードの電圧の変動にした
がって高速で比較手段の出力信号の電圧レベルを変化さ
せることができ、第1のノードの電圧の高速な変化に追
随して正確にドライブ素子を介して電流を供給して第1
のノードの電圧を安定化させることができる。請求項2
に係る発明においては、電源ノードから所定の内部ノー
ドへ電流を供給するドライブ素子が制御ノードへ与えら
れる比較手段の出力信号の振幅を制限するように構成し
たため、ドライブ素子のオーバードライブが抑制され、
不必要に大きな電流が電源ノードから内部ノードへ供給
されるのを防止することができ、内部ノード上の電圧の
リンギングの発生を防止することができ、高速でこの内
部ノード上の電圧レベルを安定化させることができる。
また、比較手段の出力信号の振幅が制限されているた
め、比較手段の出力信号の電圧レベルが内部ノード上の
電圧レベルの変化に従って高速で変化することができ、
内部ノード上の電圧レベルに高速に追随してドライブ素
子を介して電流を供給し、内部ノード上の電圧レベルを
高速でもとの電圧レベルに復帰させることができ、高速
な内部ノードによる電圧の変化に追随することのできる
内部電圧発生回路を実現することができる。
の振幅の制限手段として抵抗手段を用いたため、簡易な
回路構成で比較手段の出力信号の振幅を確実に抑制する
ことができる。請求項4に係る発明においては、内部電
源線上の電圧を電圧源として用いて動作する負荷回路の
動作タイミング信号に従って外部電源ノードから内部電
源線上へ電流を供給するドライブ素子の供給電流量を強
制的に増加させたため、負荷回路の動作開始時における
急激な消費電流の増加に対応してドライブ素子からの供
給電流を多くすることができ、急激な内部電源電圧の低
下を抑制することができ、内部電源電圧を安定にさせる
電圧レベルに保持することができる。請求項5に係る発
明においては、所定の内部ノード上の電圧を利用する負
荷回路の動作タイミング信号に従って電源ノードからこ
の内部ノードへ電流を供給するドライブ素子の電流供給
量を多くするように構成したため、負荷回路の動作時に
おける急激な消費電流の増大を確実に抑制することがで
き、急激な内部ノード上の電圧の低下を防止することが
でき、確実にこの内部ノード上の電圧レベルの変動に追
随して内部ノード上の電圧を所定電圧レベルに復帰させ
ることができる。
素子の供給電流量を増加させるための素子としてキャパ
シタを用いて動作タイミング信号をドライブ素子の制御
ノード(比較手段の出力部)へ伝達するため、簡易な回
路構成で確実にかつ高速で負荷回路の動作時に内部電源
電圧(または内部ノード上の電圧)の低下時にドライブ
素子を介して多くの電流を内部電源線(または内部ノー
ド)上へ供給することができ、負荷回路の消費電流の増
加をこのドライブ素子からの増加した電流により確実に
補償することができ、内部ノード上の電圧(または内部
電源電圧)の急激な低下を確実に抑制することができ、
高周波応答特性に優れた内部電圧発生回路を実現するこ
とができる。請求項7に係る発明に従えば、ドライブ素
子の制御ノードの電圧レベルの調整を、負荷回路の動作
タイミング信号に従ってスイッチング素子を介してキャ
パシタの一方電極比較手段の出力部(ドライブ素子の制
御ノード)へ接続するように構成したため、負荷回路の
動作時に高速でこの比較手段の出力信号(ドライブ素子
の制御ノード)の電圧レベルを変化させることができ、
確実にドライブ素子の電流供給量を増加させることがで
きる。また、このキャパシタと並列に抵抗素子を接続す
るように構成したため、スイッチング素子を介して比較
手段の出力部にこのキャパシタおよび抵抗素子が接続さ
れたとき、比較手段の出力信号のリップル成分を除去す
ることができ、ドライブ素子を安定動作させることがで
きる(ドライブ素子の不必要なオン/オフ動作を抑制す
ることができるためである)。
較手段がカレントミラー型増幅手段の比較部のトランジ
スタと並列にトランジスタを負荷回路の動作タイミング
信号に応答して接続するように構成したため、この比較
回路の比較段のバランスが崩れ、応じて比較基準電圧レ
ベルを実効的にシフトさせることにより出力信号の電圧
レベルを応じてシフトさせることによりドライブ素子が
目標とする電圧レベルをシフトさせることができるた
め、ドライブ素子から内部電源線または内部ノードへ負
荷回路の動作時に多くの電流を供給することができ、確
実に負荷回路の消費電流を補償して内部電源電圧(また
は内部ノード上の電圧)の急激な低下を抑制することが
でき、急激な内部電源電圧または内部ノード上の電圧の
変化を抑制する高周波応答特性に優れた安定に内部電源
電圧を生成する回路を実現することができる。請求項9
に係る発明に従えば、内部電源電圧投入時に外部電源電
圧から内部電源線へ電流を供給するドライブ素子が強制
的にオン状態とされ、内部電源電圧が外部電源電圧に従
って高速に立上がることができ、外部電源電圧投入時に
高速に内部電源電圧を活性化させることができる。
ドへの電圧印加時にこの電源ノードから所定の内部ノー
ドへ電流を供給するドライブ素子を強制的にオン状態と
しているため、電源電圧投入時において内部ノード上の
電圧レベルを高速で上昇させることができ、高速で内部
ノード上の電圧を安定化させることができる。請求項1
1に係る発明に従えば、内部電源線上の電圧を動作時に
使用する負荷回路の動作タイミング信号に従って内部電
源線へ外部電源ノードから内部電源線へ電流を供給する
ドライブ素子とは別の経路を介してこの内部電源線へ電
流を供給するように構成したため、負荷回路の動作時に
おいては、この別の経路から供給された電流を負荷回路
が使用するため、急激な内部電源電圧の電圧レベルの所
定電圧レベル以下の低減化を抑制することができ、内部
電源電圧を所定の電圧レベルに維持することができる。
請求項12に係る発明に従えば、内部ノード上の電圧を
使用する負荷回路の動作タイミング信号に従って、電源
ノードから内部ノードへ電流を供給するドライブ素子と
は別の経路を介してこの内部ノードへ電流を供給するよ
うに構成しているため、負荷回路の動作開始時において
は、この別の経路から供給された電流を負荷回路が使用
するため、内部ノード上の電圧の急激な低下を抑制する
ことができ、内部ノード上の電圧を所定の電圧レベルに
安定に保持することができる。
段の出力信号に応答して外部電源ノードから内部電源線
へ電流を供給する第1のドライブ素子と、この比較手段
の出力信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力
信号に応答して外部電源ノードから内部電源線へ電流を
供給する第2のドライブ素子とを設けているため、内部
電源電圧の急激な変化時においては第2のドライブ素子
が高速でオン状態となり、外部電源ノードから内部電源
ノードへ電流を供給し、この内部電源線上の内部電源電
圧の急激な電圧低下を抑制することができ、高周波応答
特性に優れた内部電源電圧発生回路を実現することがで
きる。請求項14に係る発明においては、比較手段の出
力信号に応答して電源ノードから所定の内部ノードへ電
流を供給する第1のドライブ素子と、この比較手段の出
力信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力信号
に応答して電源ノードから所定の内部ノードへ電流を供
給する第2のドライブ素子とを設けているため、内部ノ
ード上の内部電圧が急激に変化した場合には、第2のド
ライブ素子が増幅手段の出力信号に応答して高速でオン
状態となり電源ノードから内部ノードへ電流を供給する
ため、内部ノード上の電圧の急激な低下を抑制すること
ができ、高周波応答特性に優れた内部電圧発生回路を実
現することができる。
の出力信号の振幅を制限するように構成しているため、
第2のドライブ素子が過剰にオン状態となるのが防止さ
れ、過剰な電流が電源ノード(または外部電源ノード)
から内部ノード(または内部電源線)へ供給されるのを
抑制することができ、内部電圧がオーバードライブされ
て所定の電圧レベル以上にオーバーシュートするのを防
止することができ、内部電圧のリンギングの発生を抑制
することができ、高速で内部電圧を安定化させることが
できる。請求項16に係る発明に従えば、振幅制限手段
として、比較手段の出力信号を増幅する第2の増幅手段
と、この第2の増幅手段の出力信号に応答して増幅手段
の出力信号の一方の論理の振幅を制限する手段とを備え
るように構成しているため、第2のドライブ素子が電流
を供給すべきときにおいてのみこの振幅を広くし、電流
を供給すべきでないときにはこの振幅を小さくすること
ができ、第2のドライブ素子が供給すべき電流量に応じ
てこのドライブ素子の制御ノードの電圧レベルを調整す
ることができ、必要な量の電流を確実に電源ノード(外
部電源ノード)から内部ノード(または内部電源線)へ
供給することができ、安定に必要な量の電流を第2のド
ライブ素子を介して供給することができ、高速で内部電
圧を安定化させることができる。
ノードまたは電源ノードから内部電源線または内部ノー
ドへ電流を供給するドライブ素子の制御ノードの電圧レ
ベルを調整する比較手段は、第1、第2、第3および第
4のトランジスタ素子によりカレントミラー型増幅回路
で構成し、かつ第1、第2、第5および第6のトランジ
スタ素子で第2のカレントミラー型差動増幅器からなる
比較回路を構成するようにしているために、別々に比較
手段を設ける構成よりも装置規模を大幅に低減すること
ができる。また、1つの比較器により2つの信号線をド
ライブする場合よりも、第1および第2の比較器がそれ
ぞれ別々に信号線を駆動するため、この信号線に付随す
る寄生容量を小さくすることができ、応じて第1および
第2の比較器の出力部に要求される電流駆動力を小さく
することができるとともに各信号線を高速で所定の電圧
レベルに駆動することができる。また、第1および第2
の比較器の出力段の構成要素のトランジスタの電流駆動
力を小さくすることができるため、応じてこれらのトラ
ンジスタのサイズを小さくすることができ、装置占有面
積を低減することができる。請求項18に係る発明にお
いては、ローパスフィルタを介して外部電源電圧を基準
電圧発生手段へ伝達し、この基準電圧がローパスフィル
タを介して与えられた外部電源電圧から所定の電圧レベ
ルの基準電圧を発生しているため、外部電源電圧が内部
回路の動作またはノイズなどにより急激に変化するバウ
ンスが生じても、このノイズ成分(バウンス)を除去し
て安定な外部電源電圧を基準電圧発生部へ供給すること
ができ、安定に一定の電圧レベルの基準電圧を生成する
ことができる。
圧発生手段は、電源電圧をローパスフィルタを介して受
けて所定の電圧レベルの基準電圧を生成しているため、
電源電圧が内部回路の動作により急激に変化しても、こ
の変化はローパスフィルタにより吸収され、外部電源電
圧の変化の影響を受けることなく安定に一定の電圧レベ
ルの基準電圧を確実に生成することができる。これによ
り、この基準電圧発生手段からの基準電圧を利用する回
路手段は電源電圧の変動の影響を受けることなく安定に
所望の動作を実行することができる。請求項20に係る
発明に従えば、ドライブ素子の制御ノードの電圧レベル
を調整する比較手段を、内部電源線に一方端が接続され
る抵抗素子と、この抵抗素子に一定の電流を供給する電
流源と、この抵抗素子の他方端の出力電圧と基準電圧と
を差動的に増幅するカレントミラー型増幅回路とで構成
したため、このカレントミラー型増幅回路を最も感度の
よい領域で動作させることができ、内部電源電圧の変化
に正確かつ高速に追随してドライブ素子の電流供給量を
調整することができ、高速で内部電源電圧を安定化させ
ることができる。請求項21に係る発明においては、複
数の内部電源線各々に対応して、活性制御信号に応答し
て活性化されて外部電源電圧から内部電源電圧を生成し
て対応の内部電源線上へ生成した内部電源電圧を伝達す
る複数の活性内部降圧手段と、この活性制御信号の活性
/非活性にかかわらず常時活性状態とされて外部電源電
圧から内部電源電圧を生成して複数の内部電源線へ伝達
する常時内部降圧手段とで内部降圧回路を構成したた
め、常時内部降圧手段を複数の内部電源線で共有するこ
とができ、内部降圧回路の占有面積を低減することがで
きる。
の内部電源電圧発生回路が時分割態様で活性化されるた
め、半導体装置の動作状況に応じて、最適な駆動力を持
つ内部電源電圧が活性化され、安定に内部電源電圧を発
生することができる。請求項23に係る発明に従えば、
電源線上の第2の電圧に相当する電圧と基準電圧を比較
する比較手段と、この比較手段の出力を増幅する増幅手
段と、比較手段の出力に応答して、第1の電源ノードか
ら電源線へ電流を供給する第1のドライブ素子と、この
増幅手段の出力に応答して、第1の電源ノードから電源
線へ電流を供給する第2のドライブ素子と、この電源線
上の電圧に相当する電圧を基準電圧を基準として積分す
る積分手段と、この積分手段の出力に従って第2のドラ
イブ素子が供給する電流量をその積分値に逆比例的に調
節するように構成しているため、内部電源線を流れる負
荷電流に応じて第1および第2のドライブ素子が電源線
へ第1の電源ノードから供給する電流量を最適値に設定
することができ、電源電圧のオーバシュートおよびアン
ダシュートの発生を抑制することができ、またこの電源
線上の第2の電源電圧のオーバシュートおよびアンダシ
ュートをバランスさせることができる。
準電圧と内部電源電圧を差動増幅する第1および第2の
差動増幅手段と、キャパシタと、この第1および第2の
差動増幅手段の出力に従ってキャパシタを充放電するチ
ャージポンプ回路とで構成することにより、簡易な構成
で正確に電源線上の第2の電源電圧のアンダシュート量
とオーバシュート量との差すなわち第2の電源電圧の基
準電圧を基準とする積分値を容易に検出することができ
る。請求項25の発明に従えば、調節手段を、積分手段
の出力をアナログ/デジタル変換するA/D変換手段
と、互いに並列に設けられるA/D変換手段の出力に従
ってオン・オフする複数のドライブ素子とで構成し、第
2のドライブ素子をこれら複数のトランジスタ素子それ
ぞれに直列に接続する構成とすることにより、第2のド
ライバ素子の供給電流量を第2の電源電圧のオーバシュ
ート/アンダシュート量の差に応じて容易にデジタル的
に調整することができる。このとき、A/D変換手段の
動作タイミングを適当に調整することにより、負荷回路
の動作サイクルごとに第2のドライブ素子の供給電流量
を調整するとともに各サイクル時においては第2のドラ
イブ素子の供給電流量を一定とすることができる。
は、積分手段の出力値に比例して抵抗値が変化する可変
抵抗素子で構成することにより、小占有面積で内部電源
電圧のアンダシュート量およびオーバシュート量に応じ
て精密にアナログ的に第2のドライブ素子の供給電流量
を調整することができる。請求項27の発明に従えば、
第1の電源電位供給ノードと第2の電源電位供給ノード
との間に直列に接続される第1および第2のドライブ素
子の制御電源電位を第2の電源電位のレベルに従って個
々に制御するので、より精確に第2の電源電位供給ノー
ドへの供給電流量を調整でき、第2の電源電位を安定化
できる。請求項28に係る発明に従えば、第1および第
2の電源電位供給ノードの間に複数のドライブ素子を並
列に接続し、第2の電源電位に応じてこれら複数のドラ
イブ素子の制御電源電位を個々に調整できるため、第1
の電源電位供給ノードから第2の電源電位供給ノードへ
流れる電流を精細に調整でき、第2の電源電位をより安
定化させることができる。請求項29に係る発明に従え
ば、キャパシタの一方電極を所定期間充電回路により充
電し、内部ノードの電圧を利用する負荷回路の動作時に
はキャパシタの一方電極を内部ノードに接続するように
構成しているため、負荷回路の消費電流を補償すること
ができ、内部ノードの電圧変動を抑制することができ、
負荷回路を安定に動作させることができる。
ドの電圧を比較回路とドライブ素子で一定電圧レベルに
維持するように構成し、かつ充電回路を用いて所定期間
キャパシタの一方電極を充電し、内部ノード上の電圧を
利用する負荷回路の動作時にはこのキャパシタの一方電
極を内部ノードに接続するように構成しているため、負
荷回路動作時に生じる消費電流は、キャパシタからの充
電電荷により補償され、内部ノードの電圧変動が抑制さ
れ、比較手段およびドライブ素子の応答の遅れを補償す
ることができ、内部ノードの電圧変動を十分小さくする
ことができ、応じて負荷回路を安定に動作させることが
できる。請求項31に係る発明に従えば、絶縁ゲート型
電界効果トランジスタを構成要素とする負荷回路に対し
この絶縁ゲート型電界効果トランジスタの基板領域を所
定電圧にバイアスし、次いでこの基板領域と負荷回路の
内部ノードとを相互接続するように構成しているため、
負荷回路動作時において生じる消費電流はこの基板領域
からの充電電荷により補償され、内部ノードの電圧変動
を抑制することができ、高速で負荷回路を動作させるこ
とができる。特に基板領域と内部ノードとが相互接続さ
れるとき、その絶縁ゲート型電界効果トランジスタのソ
ース/基板領域が相互接続されることになり基板効果の
影響を排除して高速で絶縁ゲート型電界効果トランジス
タを動作させることができる。このとき、基板領域へ印
加される電圧の絶対値を大きくすることにより、ノード
の電位変化は、そうでない場合よりも大きくなり、応じ
て絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート−ソース
間電圧が大きくなり、絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの電流駆動力が大きくされる(コンダクタンスが大き
くなる)。
ミング信号に応答して基板領域と充電手段とを分離した
後に負荷回路の内部ノードへその基板領域の充電電圧よ
りも絶対値の小さい電圧を与えるように構成しているた
め、負荷回路動作時において、絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの一方導通端子へ高速で所定電圧レベルへ駆
動することができる。請求項33に係る発明に従えば、
比較手段と、この比較手段の出力信号に応答して電源ノ
ードから内部ノードへ電流を供給する外部素子と、動作
タイミング信号に応答して導通して内部ノードの電圧を
負荷回路の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一方導
通端子へ与えるスイッチング手段とで構成したため、所
定の電圧レベルの電圧を負荷回路の一方導通端子へ与え
ることができるとともに、負荷回路動作時における比較
手段およびドライブ素子の応答の遅れは、基板領域から
の充電電荷により補償されるため、その応答の遅れは低
減されて安定に所定の電圧レベルの電圧を負荷回路の絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの一方導通端子へ供給
することができる。請求項34に係る発明に従えば、負
荷回路として一列のメモリセルが接続されるビット線対
に対して設けられ、対応のビット線対のビット線電位を
相互増幅するセンスアンプとして利用したため、半導体
装置において数多くのビット線対に対して設けられる差
動増幅回路において生じる大きな消費電流を確実に基板
領域またはキャパシタの充電電荷により補償することが
でき、内部ノード上の電圧の変動を抑制することがで
き、安定にセンス動作を行なう回路を実現することがで
きる。
ド上の電圧を使用する負荷回路に対し、この負荷回路の
動作開始時においてその内部ノードの電圧が負荷回路の
動作完了の電圧よりも絶対値を大きくするように構成し
ているため、負荷回路の動作開始時において高速で動作
させることができるとともに、その電圧が負荷回路の動
作により絶対値が小さくされても、所定の電圧レベルを
維持しており、安定に動作する半導体装置を実現するこ
とができる。請求項36に係る発明に従えば、動作タイ
ミング信号に応答して活性化される第1の比較器の出力
信号に応答して内部電圧線を第1の基準電圧レベルに保
持する第1のドライブ素子に加えて、この第1の基準電
圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧を内部電圧と比
較する第2の比較回路と、この第2の比較回路の出力信
号に従って内部電圧線を電流を供給する第2のドライブ
素子を設けたため、内部電圧線の電圧レベルが第1の基
準電圧レベルよりも絶対値の大きな電圧レベルに維持さ
れ、負荷回路動作時における内部電圧線の電圧レベルの
低下を抑制することができ、安定に内部電圧を供給する
ことができる。請求項37に係る発明に従えば、この第
2の比較器を所定期間のみ活性状態としているため、第
2の比較器における消費電流を低減することができる。
線上の電圧と第1の基準電圧とを比較する第3の比較器
と、この比較器の出力信号に従って内部電圧線へ電流を
供給する第3の内部素子とを設けたため、第2の比較器
の電流駆動力を小さくすることができる。請求項39に
係る発明に従えば、電圧源の供給する電圧と電圧レベル
の異なる第1の電圧を発生して第1の内部電圧線へ伝達
する電圧発生手段と、第2の内部電圧線上の電圧と基準
電圧とを比較する比較手段と、この比較手段の出力信号
に従って第1の内部電圧線と第2の内部電圧線との間に
流れる電流量を調整する電流ドライブ手段と、この第1
または第2の内部電圧線上の電圧レベルを検出しその検
出結果に従って電圧発生手段の電圧発生動作を選択的に
活性化するようにしているため、安定な第1の電圧を用
いて必要とされる電圧を第1の内部電圧線へ与えること
ができ、所定の電圧レベルの第2の内部電圧を安定に供
給することができる。また制御手段により電圧発生手段
の電圧発生動作を選択的に活性化するため、この電圧発
生手段における不必要な電圧発生動作を停止させること
ができ、消費電流を低減することができる。
の内部電圧線上の電圧からさらに別の電圧レベルの内部
基準電圧を生成しているため、安定な第2の内部電圧を
用いて内部基準電圧を生成することができる。請求項4
1に係る発明に従えば、電圧発生手段に含まれるリング
発振器の発振周波数を、制御手段の出力信号に従ってリ
ング発振器の発振周波数をアナログ的に調整しているた
め、この第1または第2の内部電圧線上の電圧レベルに
従ってチャージポンプ動作における電荷供給力を調整し
ているため、安定に第1または第2の内部電圧レベルに
応じた電荷供給を実現することができる。請求項42に
係る発明に従えば、第1または第2の内部電圧線上の電
圧の低下に従ってリング発振器の発振周波数を高くしか
つ内部電圧伝達線上の電圧の上昇時に発振周波数を低く
しているため、内部電圧低下時においてチャージポンプ
回路の電荷供給力を高くし、不必要なときにはこのチャ
ージポンプ動作における電荷供給量を小さくすることが
でき、発生されるべき内部電圧に応じてチャージポンプ
の電荷供給力を調整することができ、安定な内部電圧を
発生することができる。
振器の発振周波数の制御手段として、一定電流を供給す
る定電流回路と、第2の電圧線上の電圧に従って供給電
流量が変化する可変電流源と、この定電流回路および可
変電流源の供給する電流を合成する電流合成手段と、こ
の合成手段の出力電流に対応する電流をリング発振器を
構成する奇数段のインバータへ動作電流として供給する
手段とを設けているため、内部電圧レベルの情報を電流
情報に変換し、正確にリング発振器の動作電流を調整し
てこの発振周波数を調節することができる。請求項44
に係る発明に従えば、リング発振器の動作周波数を調整
する制御手段は、第1または第2の内部電圧線上の電圧
レベルに従ってこの奇数段のインバータへ与えられる動
作電流を調整する調整手段とを設けているため、正確に
第1または第2の内部電圧線上の電圧レベルに従ってイ
ンバータの動作電流を調整することができ、応じてリン
グ発振器の発振周波数を調節することができる。請求項
45に係る発明に従えば、電圧発生手段において、チャ
ージポンプ動作を行なう容量手段と、この容量手段によ
り生成された電荷を出力ノードへ伝達するための第1お
よび第2の出力素子と、レベル検出手段の出力信号に従
って第2の出力素子を容量手段と出力ノードとの間に接
続するように構成しているため、第1または第2の内部
電圧の電圧レベルが低い場合には、この出力素子のコン
ダクタンスが大きくされ、高速で電荷を供給することが
でき、また第1または第2の内部電圧の電圧レベルの高
いときには、この出力素子の等価的なコンダクタンスが
小さくされ、電荷供給力が小さくされ、応じて発生され
るべき内部電圧の電圧レベルに応じた電荷供給量を調整
することができ、安定な内部電圧を発生することができ
る。
手段を構成するチャージポンプ回路において、出力ノー
ドと出力素子との間に、比較手段の出力信号に従ってそ
の出力素子の電荷供給力を調整するように構成したた
め、発生するべき内部電圧の電圧レベルに応じてこの電
圧発生手段からの電荷供給量を調整することができ、安
定に内部電圧を発生することができる。請求項47に係
る発明に従えば、内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比
較する比較手段と、この比較手段の出力信号に従って電
圧源ノードと内部電圧線との間に流れる電流量を調整す
る第1および第2のドライブ素子と、動作モード指定信
号に従ってこの第1のドライブ素子を介しての電圧源ノ
ードと内部電圧線との間の電流経路を遮断する遮断素子
とを設けたため、この動作モードに応じて電圧源ノード
から内部電圧線へ供給される電流量を調整することがで
きて動作モードに応じた内部電圧変動に対応することが
でき、いずれの動作モードに対しても安定に内部電圧を
供給することができる。請求項48に係る発明に従え
ば、内部電圧線と、この内部電圧線上の電圧と基準電圧
とを比較する比較手段と、この比較手段の出力に従って
コンダクタンスが変化する第1の可変コンダクタンス素
子と、動作モード指定信号に従ってコンダクタンスが変
化する第2の可変コンダクタンス素子とを設け、これら
第1および第2の可変コンダクタンス素子を電圧源ノー
ドと内部電圧線との間に直列に接続したため、動作モー
ドに応じて第1および第2の可変コンダクタンス素子を
介して電圧源ノードと内部電圧線との間を流れる電流量
を調整することができ、動作モードごとに異なる内部電
圧の変動特性に対し最適な電流供給能力を実現すること
ができ、安定な内部電圧を供給することができる。請求
項49に係る発明に従えば、内部電圧線上の電圧と基準
電圧とを比較する比較手段とこの比較器の出力信号に従
って電圧源ノードと内部電圧線との間に流れる電流を調
整するドライブ素子と、この比較手段の応答速度を変更
する変更手段とを設けたため、内部電圧線上の電圧の変
化特性に応じた応答特性を比較手段に与えることがで
き、半導体装置の使用用途に応じた最適な応答特性を備
える内部電圧発生回路を実現することができる。
手段は、動作モード指定信号に従って比較手段を流れる
動作電流量を変更するため、必要とされる応答特性を正
確に比較手段において実現することができる。請求項5
1に係る発明に従えば、変更手段として、特定のパッド
の電位に従って比較手段を流れる動作電流を決定するよ
うに構成しているため、半導体装置の使用用途に応じて
最適な応答特性を比較手段に容易に実現することができ
る。また同一の回路構成で複数種類の応答特性を備える
内部電圧発生回路を実現することができる。請求項52
に係る発明に従えば、この変更手段として、複数の電流
供給素子と、これら複数の並列の電流供給素子とをそれ
ぞれと直列に設けられるリンク素子とで構成したため、
比較手段における電流経路を流れる電流量を所望の値に
容易に実現することができ、応じてこの比較手段の応答
特性を所望の状態に容易に設定することができる。請求
項53に係る発明に従えば、外部から周期的に与えられ
るクロック信号の周波数を検出し、この検出された周波
数に従って電流供給量が変化する可変電流供給手段から
の電流に従って基準電圧を発生し、この基準電圧と内部
電圧線上の電位レベルを調整するように構成しているた
め、半導体装置の動作速度を決定するクロック信号に応
じて内部電圧レベルを調整することができ、高速動作時
において内部電圧が急激に低下するのを抑制することが
でき、応じて安定に内部電圧を供給することができる。
置の動作速度を決定するクロック信号の周波数に従って
複数の互いに電圧レベルの異なる基準電圧のうちの1つ
の基準電圧を選択し、この選択された基準電圧と内部電
圧線との電圧とを比較し、その比較結果に従って電圧源
ノードとが内部電圧線との間に流れる電流量を調整して
いるため、半導体装置の動作速度に応じて内部電圧線上
の電圧レベルを調整することができ、動作速度に応じた
最適な電圧レベルに内部電圧の電圧レベルを決定するこ
とができ、安定に内部回路を動作させることができる。
請求項55に係る発明に従えば、内部電圧線上の電圧レ
ベルを決定する基準電圧と内部電圧線上の電圧レベルと
を比較し、その比較結果に従って基準電圧レベルを調整
しているため、内部電圧変動時において基準電圧レベル
を調整することにより、比較手段およびドライブ素子を
介して高速で内部電圧レベルを所定電位レベルへ復帰さ
せることができ、安定に内部電圧を供給することができ
る。請求項56に係る発明に従えば、この基準電圧制御
手段として、基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比較す
る第1および第2の比較回路と、これら第1および第2
の比較回路の出力信号に従って基準電圧伝達線の充放電
を行なう第1および第2のドライブ素子とで構成したた
め、簡易な回路構成で確実に基準電圧レベルを内部電圧
レベルに応じて調整することのできる電圧制御手段を実
現することができ、高速で内部電圧を所定電圧レベルに
復帰させることができる。
準電圧のうち基準電圧指定信号に従って1つの基準電圧
を選択し、この選択された基準電圧と内部電圧線上との
電圧を比較し、この比較結果に従って電圧源ノードと内
部電圧線との間の電流量を調整しているため、半導体装
置の動作モードまたは使用用途に応じて基準電圧を設定
することにより、動作モードまたは使用用途に応じた最
適な電圧レベルの内部電圧を供給することができ、高速
動作時における内部電圧の急激を変化を抑制することが
でき、安定に内部電圧を供給することが可能となる。請
求項58に係る発明に従えば、複数の基準電圧のうち1
つの基準電圧をヒューズプログラム回路で選択し、この
選択された基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比較し、
その比較結果に従って電圧源ノードから内部電圧線との
間を流れる電流量を調整しているため、半導体装置の使
用用途に応じた最適な電圧レベルの基準電圧を選択し、
応じて内部電圧線上の電圧レベルを設定することがで
き、使用用途に応じたレベルの内部電圧を供給すること
ができる。これにより、高速動作用途に用いられる場
合、内部電圧レベルを高い電圧レベルに設定すれば、内
部回路を高速動作させることができ、また高速動作時に
おける内部電圧の所定電圧レベル以下に低下するのを抑
制することができ、安定に内部電圧を供給することがで
きる。
を示すパラメータに従って基準電圧の電圧レベルを調整
し、このレベル調整された基準電圧と内部電圧線上の電
圧とを比較し、この比較結果に従って電圧源ノードと内
部電圧線上を流れる電流量を調整しているため、動作状
況に応じた内部電圧を実現することができ、応じて安定
に内部電圧を供給することができる。請求項60に係る
発明に従えば、複数の負荷回路それぞれに対応して基準
電圧に従って内部電圧を生成して対応の負荷回路へ利用
のために与える複数の電圧素子を設けたため、各負荷回
路と電圧発生装置との間の配線長さを短くすることがで
き、応じて必要とされる内部電圧の配線抵抗による内部
電圧降下を抑制することができ、所定電圧レベルの内部
電圧を負荷回路それぞれに安定に供給することができ
る。また基準電圧発生回路は電圧発生素子それぞれを使
用するだけであり、負荷回路を駆動する必要はなく、そ
の負荷が軽減され、回路規模が低減される。請求項61
に係る発明に従えば、請求項60における第1の基準電
圧よりも高い第2の基準電圧を発生する基準電圧発生手
段と、この第2の基準電圧に従って内部電圧を発生する
複数の第2の電圧発生素子と、この複数の第2の電圧発
生素子と内部電圧伝達線との間に配置され、動作タイミ
ング信号に応答して導通する複数の制御素子をさらに設
けたため、負荷回路動作時において内部電圧線上の電圧
レベルの絶対値を大きくすることができ、負荷回路動作
時における内部電圧の電位変動を抑制することができ、
安定に内部電圧を各負荷回路に供給することができる。
0の装置において、複数の電圧発生素子の各々を電圧源
ノードに結合される一方活性領域と、対応の負荷回路上
にわたって配設される内部電圧伝達線に結合される他方
活性領域と、基準電圧を受ける基準電圧伝達線で構成さ
れる制御電圧を有する絶縁ゲート型電界効果トランジス
タで構成し、この絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
チャネル幅を内部電圧伝達線の幅と実質的に同程度と
し、負荷回路の構成要素の絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタのチャネル幅よりも大きくしたため、大きな電流
供給力をこの電圧発生素子に与えることができ、対応の
負荷回路へ安定に一定電圧レベルの内部電圧を大きな電
流駆動力により供給することができる。請求項63に係
る発明に従えば、請求項60の電圧発生素子の各々は、
対応の負荷回路形成領域に平行に配設される電圧伝達線
と、この電圧伝達線と平行に対応の負荷回路上にわたっ
て配設される内部電圧伝達線と、電圧伝達線および内部
電圧伝達線の間に平行に配置される基準電圧を伝達する
基準電圧伝達線と、電圧伝達配線下にこの電圧伝達配線
延在方向に沿って延在して形成されてかつこの電圧伝達
線に結合される一方活性領域と、内部電圧伝達配線下に
内部電圧伝達配線延在方向に沿って延在して形成され
て、この内部電圧伝達配線に結合される他方活性領域
と、基準電圧を受けるゲート電極を有するMOSトラン
ジスタとで構成したため、十分チャネル幅の大きい絶縁
ゲート型電界効果トランジスタを実現することができ、
大きな電流供給力をもって安定に内部電圧伝達線上に所
定の電圧レベルの内部電圧を供給することができる。
0の電圧発生素子は、対応の負荷回路上にわたって配線
される電圧を伝達する電圧配線と、この電圧配線下に電
圧配線と平行に所定の幅をもって形成される互いに離れ
て形成される一方および他方活性領域とこの一方および
他方活性領域の間に電源電圧配線下に形成される、基準
電圧を受けるゲート電極層とを有する絶縁ゲート型電界
効果トランジスタと、この他方活性領域に結合され、対
応の負荷回路のトランジスタ素子へ内部電圧を伝達する
電源電圧配線より下の層に形成される内部電圧配線とで
構成したため、大きなチャネル幅を有する絶縁ゲート型
電界効果トランジスタを容易に実現することができ、対
応の負荷回路へ大きな電流供給力をもって安定に内部電
圧を発生することができる。また、内部電圧配線は電圧
配線下の層で形成されるため、負荷回路上にわたって内
部電圧伝達線を配設する必要がなく、配線レイアウトが
容易となる。請求項65に係る発明に従えば、内部電圧
を、フレームリードと別に設けられる外部端子に接続さ
れないダミーリードを用いて伝達し、半導体装置内のこ
の内部電圧を利用する負荷回路へダミーリードからの電
圧を伝達するように構成しているため、低抵抗かつ線幅
の広いダミーリードを用いて内部電圧を伝達することが
でき、半導体装置の負荷回路へ安定に内部電圧を伝達す
ることができる。
所定の電圧がこのダミーリードを介して伝達されるた
め、安定に所定の電圧を所定の負荷回路へ伝達すること
ができる。請求項67に係る半導体装置においては、ダ
ミーリードはフレームリードと異なる層に配置されるた
め、ダミーリードの配置位置をフレームリードの影響を
受けることなく決定することができ、配線自由度が増加
する。これにより、半導体装置の任意の位置の負荷回路
へ安定に内部電圧を供給することができる。請求項68
に係る半導体装置においては、ダミーリードが少なくと
も1つのループを有する形状を備えており、半導体装置
上の任意の部分の負荷回路へ安定に内部電圧を伝達する
ことができる。また、複数のループを形成する形状とす
れば、各ループにおいて反対方向にノイズにより誘起電
流が生じ、このノイズにより誘起される電流が相殺さ
れ、ノイズの影響をキャンセルして安定に内部電圧を伝
達することができる。請求項69に係る発明に従えば、
フレームリードとダミーリードとが互いに交差する方向
に延在する部分を有しており、ダミーリードから半導体
装置の負荷回路へフレームリードの形状を影響を受ける
ことなく容易に接続を形成することができる。
ームリードとダミーリードとが平面図的に見てメッシュ
形状を形成する形状を有しており、フレームリードおよ
びダミーリード両者いずれにおいても、半導体装置の任
意の内部回路へ必要とされる電圧を供給することができ
る。請求項71に係る発明に従えば、複数のサブ内部電
圧線を分離手段を介してメイン内部電圧線に接続するよ
うに構成しているため、サブ内部電圧線において不良発
生時においてこの分離手段により不良のサブ内部電圧線
をメイン内部電圧線から分離することにより、残りのサ
ブ内部電圧線へ安定に内部電圧を伝達することができ
る。請求項72に係る発明に従えば、請求項71の分離
手段をリンク素子で構成したため、容易に不良サブ内部
電圧線とメイン内部電圧線とを分離することができる。
請求項73に係る発明に従えば、請求項71の分離手段
は、スイッチング素子と、溶断可能なリンク素子を含む
プログラム可能な信号発生手段とで構成したため、正確
に、サブ内部電圧線とメイン内部電圧線におけるヒュー
ズ遮断時における短絡などを生じさせることなく確実に
不良サブ内部電圧線をメイン内部電圧線から分離するこ
とができる。
1の内部電圧発生手段として、外部電源電圧を構成する
内部降圧回路で構成しているため、安定に内部降圧電圧
をサブ内部電圧線上へ伝達することができ、かつ不良サ
ブ内部電圧線を分離することにより、この内部降圧回路
における消費電流を低減することができる。請求項75
に係る発明に従えば、駆動電圧発生手段からの駆動電圧
を対応のワード線上へ伝達する複数のワードドライバに
対し、このワードドライバの駆動電圧印加ノードと駆動
電圧発生手段とを分離するための切り離し手段とを設け
たため、ワードドライバ不良時において駆動電圧印加ノ
ードにおけるリード電流が生じてもこの切り離し手段に
より駆動電圧発生手段から不良ワードドライバを切り離
すことにより、駆動電圧発生手段の消費電流を低減する
ことができるとともに、正常ワードドライバに対し安定
に駆動電圧を供給することができる。請求項76に係る
発明に従えば、請求項75の半導体装置において、複数
のワードドライバグループに対応して配置され、対応の
グループのワードドライバの負電圧印加ノードへ伝達す
るスイッチング素子を設けたため、確実に不良ワードド
ライバグループを駆動電圧発生手段から切り離すことが
できる。
5の半導体装置において、切り離し手段は、各ワードド
ライバそれぞれに対応して設けられるリンク素子で構成
したため、不良ワードドライバのみを駆動電圧発生手段
から切り離すことができる。請求項78に係る発明に従
えば、請求項75の半導体装置において、ワードドライ
バグループそれぞれに対応してスイッチング素子を設
け、このスイッチング素子の導通/非導通をリンク素子
を含むプログラム回路で決定するように構成しているた
め、確実に不良ワードドライバを含むワードドライバを
駆動電圧発生手段から分離することができる。また不良
ワードドライバグループのスイッチング素子と逆の対応
でスイッチング素子を導通/非導通とすることにより、
不良ワードドライバグループを冗長ワードドライバグル
ープで容易に置換することができるとともに、冗長ワー
ドドライバグループ未使用時における駆動電圧使用が停
止され、駆動電圧の消費電流が低減される。請求項79
に係る発明に従えば、各々が所定の機能を実現する複数
の内部回路と、これら複数の内部回路それぞれに対応し
て設けられる内部電圧伝達線へ対応の内部回路から切り
離す分離素子と、内部回路と同一の機能を実現する冗長
内部回路と、この冗長内部回路と内部電圧伝達線とを接
続するための接続手段とを設けたため、不良内部回路を
内部電圧伝達線から分離することにより、電圧発生部か
ら不良内部回路へ電流の流れが生じるのを防止すること
ができ、内部電圧発生部の消費電流を低減することがで
きる。
ミング信号に応答して活性化され、この内部電圧線上の
電圧と基準電圧とを比較する比較器と、この比較器の出
力信号に従って電圧源ノードと内部電圧線上の電流の流
れを調整する第1のドライブ素子と、基準電圧に従って
電圧源ノードから内部電圧線との間の電流の流れを生じ
させる第2のドライブ素子とを設けたため、第2のドラ
イブ素子は基準電圧に従って内部電圧線を基準電圧レベ
ルに駆動することができ、比較器の数を低減することが
でき、低消費電流の内部電圧発生回路を実現することが
できる。請求項81に係る発明に従えば、動作タイミン
グ信号に応答して活性化され、内部電圧線上の電圧と第
1の基準電圧とを比較する比較器と、この比較器の出力
信号に従って電圧源ノードから内部電圧線へ電流の流れ
を生じさせる第1のドライブ素子と、この第1の基準電
圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧に従って電圧源
ノードと内部電圧線との間の電流の流れを生じさせる第
2のドライブ素子とを設けたため、負荷回路の動作前に
おいて内部電圧線は第2の信号レベルに設定され、負荷
回路動作時における内部電圧線上の電圧レベル変動を簡
易な回路構成で抑制することができる。
選択的に駆動しているため、低消費電流で必要時にのみ
内部電圧レベルを調整することができ、安定に内部電圧
を供給できる。請求項83に係る半導体装置において
は、動作モードに応じて動作状態とされる比較回路の数
を変更し、動作モードに応じて要求される高速応答性お
よび低消費電力性を実現することができる。
発生回路の構成を概略的に示す図である。
発生回路の動作を説明するための図である。
る。
における動作を説明するための波形図である。
の出力段の抵抗との対応関係を説明するための図であ
る。
ある。
発生回路の第1の具体的構成を示す図である。
発生回路の第2の具体的構成を示す図である。
発生回路の第3の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第4の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第5の具体的構成を示す図である。
図である。
圧発生回路の第1の変更例を示す図である。
波形図である。
圧発生回路の第2の変更例を示す図である。
圧発生回路の構成を示す図である。
信号波形図である。
圧発生回路の第1の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第2の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第3の具体的構成を示す図である。
である。
圧発生回路の第4の具体的構成を示す図である。
形図である。
の図である。
圧発生回路の概念的構成を示す図である。
である。
す図である。
形図である。
圧発生回路の第1の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第2の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第3の具体的構成を示す図である。
である。
圧発生回路の第4の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第5の具体的構成を示す図である。
の要部の構成を示す図である。
波形図である。
構成を示す図である。
波形図である。
ある。
波形図である。
変更例の構成を示し、(b)は(a)に示す装置の動作
を示す信号波形図である。
構成および動作を示す図である。
成および動作を示す図である。
部の構成を示す図である。
波形図である。
構成を示す図である。
波形図である。
構成を示す図である。
圧発生回路の構成を示す図である。
である。
圧発生回路の第1の変更例の構成を示す図である。
である。
圧発生回路の第2の変更例の構成を示す図である。
形図である。
圧発生回路の概略構成を示す図である。
形図である。
圧発生回路の第1の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第2の具体的構成を示す図である。
圧発生回路の第3の具体的構成を示す図である。
電圧発生回路の全体の構成を概略的に示す図である。
の具体的構成を示す図である。
を示す信号波形図である。
路の具体的構成を示す図である。
の具体的構成を示す図である。
憶装置の全体の構成を示す図である。
成を示すブロック図である。
するための図である。
を示す図である。
を示す図である。
構成を示すブロック図である。
例を示す図である。
例を示す図である。
置の要部の構成を示す図である。
波形図である。
置の要部の構成を概略的に示す図である。
波形図である。
示す図である。
図である。
るための回路構成を概略的に示す図である。
置の構成を示す図である。
図である。
置の要部の構成を示す図である。
るための構成を示す図である。
るための他の構成を示す図である。
置の要部の構成を示す図である。
るための構成を示す図である。
置の要部の構成を示す図である。
置の要部の構成を示す図である。
略的に示す図である。
を示す図である。
置の要部の構成を示す図である。
る構成を示す図である。
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
置の構成を概略的に示す図である。
発生器の構成を概略的に示す図である。
示す図である。
を示す図である。
置の要部の構成を概略的に示す図である。
号波形図である。
ベル検出器の構成を概略的に示す図である。
成を示す図である。
変更例の構成を示す図である。
変更例の構成を示す図である。
変更例の構成を示す図である。
示す図である。
例の構成を示す図である。
ある。
である。
る。
装置の構成を概略的に示す図である。
成を示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
の要部の構成を示す図である。
造を概略的に示す図である。
例を示す図である。
例を示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
明するための図である。
との接続を示す図である。
との接続の他の構成を示す図である。
す図である。
の構成を概略的に示す図である。
レームリードの垂直方向の位置関係を示す図である。
成を示す図である。
の要部の構成を示す図である。
例の構成を示す図である。
例の構成を示す図である。
装置の要部の構成を示す図である。
の変更例の構成を示す図である。
成を示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
る。
明するための図である。
題点を説明するための信号波形図である。
2,2a〜2c ドライブトランジスタ、3,3a〜3
c 比較回路、4 基準電圧発生回路、5 内部電源
線、7,7a〜7d 負荷回路、Z1,Z2 抵抗素
子、N1〜N92 nチャネルMOSトランジスタ、P
1〜P94 pチャネルMOSトランジスタ、10 電
圧降下手段、C1,C2 容量、R5 抵抗素子、20
充電回路、C10 タンク容量、27 スイッチング
素子、25 充電部、27 スイッチング素子、40
ドライブ用nチャネルMOSトランジスタ、41 比較
回路、42 スイッチング用nチャネルMOSトランジ
スタ、45 電源投入検出回路、46 pチャネルMO
Sトランジスタ、47 nチャネルMOSトランジス
タ、48 pチャネルMOSトランジスタ、50 増幅
回路、51 振幅制限回路、52,53 CMOSイン
バータ、60 pチャネルMOSトランジスタ、70増
幅回路、72,74,76 カレントミラー型差動増幅
回路、110a,110b アレイ用内部降圧回路、1
12 周辺用内部降圧回路、120 基準電圧発生部、
121 電流源用基準電圧発生回路、122 ノーマル
用基準電圧発生回路、123 スタートアップ回路、1
24 バーンイン用基準電圧発生回路、125 振幅制
限信号発生回路、126 基準電圧発生回路、127
定電流発生回路、130 内部電圧発生部、132 活
性内部降圧回路、134 活性分圧回路、136 常時
内部降圧回路、138 常時分圧回路、140 ローパ
スフィルタ、220 基準電圧発生部、221 電流源
用基準電圧発生回路、222 ノーマル用基準電圧発生
回路、223 スタートアップ回路、224 バーンイ
ン用基準電圧発生回路、225振幅制限信号発生回路、
226 基準電圧発生回路、227 定電流発生回路、
230 内部電圧発生部、232 活性内部降圧回路、
234 活性内部降圧回路、236 常時内部降圧回
路、238 常時内部降圧回路、235a,235b
内部電源線、240 ローパスフィルタ、242,24
4 活性内部降圧回路、245a,245b 内部電源
線、247 常時内部降圧回路、250a,250b
スイッチング素子、300 積分部、302 第1の差
動増幅回路、304 第2の差動増幅回路、305 チ
ャージポンプ回路、306 pチャネルMOSトランジ
スタ、308 nチャネルMOSトランジスタ、309
ループフィルタ、310 調節部、312 A/Dコ
ンバータ、PBa〜PBd pチャネルMOSトランジ
スタ、60a〜60d 第2のドライブ素子を構成する
pチャネルMOSトランジスタ、315 pチャネルM
OSトランジスタ、400 充電回路、410 キャパ
シタ、420 アクティブリストア回路、430センス
アンプ、440 ビット線イコライズ回路、450 イ
コライズ/プリチャージ回路、PQ1〜PQ4 pチャ
ネルMOSトランジスタ、NQ1〜NQ8 nチャネル
MOSトランジスタ、SWa〜SWn スイッチング素
子、500 基準電圧発生器、510 周波数検出器、
520 選択情報発生器、600第1の高電圧線、60
2 第2の高電圧線、605 第1のドライブ素子、6
04,606 比較器、607 第2のドライブ素子、
610 昇圧電圧発生回路、620 レベル検出器、6
15 昇圧電圧発生回路、630 リングオシレータ、
632 インバータドライバ、633,633a,63
3b キャパシタ、636,636a,636b 出力
トランジスタ、643a,643b制御用スイッチング
素子、606 比較器、605 第1のドライブ素子、
607 第2のドライブ素子、610,615 昇圧電
圧発生回路、616 リングオシレータ、620 レベ
ル検出器、630 リングオシレータ、632,632
a,632b インバータドライバ、633,633
a,633b チャージポンプキャパシタ、636,6
36a,636b 出力トランジスタ、643a,64
3b スイッチング素子、670 レベル検出器、68
0 リングオシレータ、690 駆動電流源、702
低下電流源、704 低電流源、706引算回路、71
2 昇圧電圧発生回路、714 低電流源、716 抵
抗素子、730a〜730c ドライブ素子、725,
720a,720b 基準電圧伝達線、748a,74
8b 第2のドライブ素子、749a,749b スイ
ッチング素子、750 電圧線、752 ゲート電極
層、755 内部電圧伝達線、782 基準電圧伝達
線、784 ゲート電極層、780 電圧伝達線、79
0 内部電圧伝達線、800 電源線、810 ゲート
電極層、814 基準電圧伝達線、820 内部電圧伝
達線、860 電流供給回路、870 ダミーリード、
910 VPP発生回路、920,930a,930
b,960 ダミーリード、952 フレームリード、
1000 メイン内部電圧線、1002a〜1003c
サブ内部電圧線、1004a〜1004c リンク素
子、1010内部電圧発生回路、1025a,1025
b プログラム回路、1100 高電圧ノード、111
4a〜1114d 高電圧印加ノード、WD0〜WD3
ワードドライバ、SWD0〜SWD3 冗長ワードド
ライバ、1112,1112a〜1112d リンク素
子、1120 プログラム回路、1130 スイッチン
グ素子、1300 内部電圧伝達線、1302a〜13
02g 内部回路、1305a〜1305g リンク素
子、1308a,1308b 冗長内部回路、1310
a,1310b スイッチング素子、1320a,13
20b プログラム回路、1302 電圧発生部、23
01 比較回路、2330a,2330b 比較回路、
2320a,2320b ドライブ素子、2350,2
352ドライブ素子、2360 スイッチング素子、2
360 可変コンダクタンス素子、2310 基準電圧
発生回路、2330 比較回路、2320 ドライブ素
子、2401 レベル調整器、2410,2412 比
較回路、2411,2414 ドライブ素子、2430
選択信号発生回路、2440 選択回路、2330
比較回路、2454 動作モード検出器、2470 基
準電圧発生回路、2444 比較回路電流源トランジス
タ。
Claims (83)
- 【請求項1】 第1のノード上の電圧と所定の基準電圧
とを比較する比較手段と、 所定のレベルの電圧が印加される第2のノードと前記第
1のノードとの間に接続され、前記比較手段の出力信号
に従って前記第2のノードから前記第1のノードへ電流
を供給するためのドライブ素子と、 前記比較手段の出力信号の振幅の変化を抑制するための
振幅抑制手段を備える、半導体装置。 - 【請求項2】 所定レベルの電圧が伝達される内部ノー
ド上の電圧と予め定められた電圧レベルの基準電圧とを
比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して、前記内部ノードへ
電源電圧が印加される電源ノードから電流を供給するド
ライブ素子と、 前記比較手段の出力信号の振幅変化を抑制する振幅抑制
手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項3】 前記振幅抑制手段は、 前記比較手段の出力部に結合され、前記比較手段の出力
信号に従って前記出力信号のレベル変化を小さくするよ
うに前記比較手段の出力部への電流の注入または前記比
較手段の出力部からの電流の引抜きを行なう抵抗手段を
含む、請求項1または2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 内部電源ノード上の電圧を電圧源として
動作する負荷回路と、 前記内部電源ノード上の電圧と所定の電圧レベルの基準
電圧とを比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して、外部電源電圧が印
加される外部電源ノードから前記内部電源ノードへ電流
を供給するドライブ素子と、 前記負荷回路の動作タイミングを示すタイミング信号に
応答して、前記ドライブ素子の供給する電流量を強制的
に増加させる電流制御手段を備える、半導体装置。 - 【請求項5】 動作タイミング信号に応答して活性化さ
れ、内部ノード上の電圧を使用して所定の動作を行なう
負荷回路と、 前記内部ノード上の電圧と所定の基準電圧とを比較する
比較手段と、 前記比較手段の出力信号に従って前記内部ノードへ電源
ノードから電流を供給するドライブ素子と、 前記動作タイミング信号に応答して、前記ドライブ素子
の供給する電流量を強制的に増加させる電流制御手段を
備える、半導体装置。 - 【請求項6】 前記電流制御手段は、 前記動作タイミング信号を受ける一方電極と、前記比較
手段の出力部に接続される他方電極とを有するキャパシ
タを備える、請求項4または5に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記電流制御手段は、 前記動作タイミング信号に応答して導通するスイッチン
グ素子と、 前記スイッチング素子を介して前記比較手段を出力部に
結合される一方電極を有するキャパシタと、 前記キャパシタの前記一方電極と他方電極との間に接続
される抵抗素子とを備える、請求項4または5に記載の
半導体装置。 - 【請求項8】 前記比較手段は、第1および第2の電流
供給ノードを有するカレントミラー回路と、 電流源と、 前記第1の電流供給ノードと前記電流源との間に設けら
れ、前記基準電圧を制御電極に受ける第1のトランジス
タ素子と、 前記第2の電流供給ノードと前記電流源との間に設けら
れ、前記負荷回路の使用する電圧を制御電極に受ける第
2のトランジスタ素子とを備え、 前記電流制御手段は、 前記基準電圧を制御電極に受け、前記動作タイミング信
号に応答して前記第1のトランジスタ素子と並列に前記
第1の電流供給ノードと前記電流源との間に接続される
第3のトランジスタ素子を備える、請求項4または5に
記載の半導体装置。 - 【請求項9】 内部電源線上の電圧と所定レベルの基準
電圧とを比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して、外部電源電圧が印
加される外部電源ノードから前記内部電源線へ電流を供
給するドライブ素子と、 前記外部電源ノードへの電源電圧の投入に応答して、前
記ドライブ素子を導通状態とする手段を備える、半導体
装置。 - 【請求項10】 所定レベルの内部電圧が伝達される内
部ノード上の電圧と基準電圧とを比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して電源ノードから前記
内部ノードへ電流を供給するドライブ素子と、 前記電源ノードへの電源電圧の投入に応答して、前記ド
ライブ素子を導通状態とする手段とを備える、半導体装
置。 - 【請求項11】 タイミング信号に応答して活性化さ
れ、内部電源線上の電圧を動作時に使用する負荷回路
と、 前記内部電源線上の電圧と所定の基準電圧とを比較する
比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して、外部電源電圧が印
加される外部電源ノードから前記内部電源線へ電流を供
給するドライブ素子と、 前記動作タイミング信号に応答して、前記内部電源線へ
電流を供給する電流供給手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項12】 動作タイミング信号に応答して活性化
され、活性化時所定のレベルの電圧が伝達される内部ノ
ード上の電圧を使用する負荷回路と、 電源ノード上の電圧から前記所定レベルの電圧を生成し
て前記内部ノード上へ伝達する内部電圧生成手段と、 前記内部電圧生成手段と別に設けられ、前記動作タイミ
ング信号に応答して前記内部ノードへ電流を供給する電
流供給手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項13】 内部電源線上の内部電圧を所定の基準
電圧と比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に従って外部電源電圧が印加さ
れる外部電源ノードから前記内部電源線へ電流を供給す
る第1のドライブ素子と、 前記比較手段の出力信号を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の出力信号に応答してオン・オフし、前記
外部電源ノードから前記内部電源線へ選択的に電流を供
給する第2のドライブ素子とを備える、半導体装置。 - 【請求項14】 内部ノード上の内部電圧を所定の基準
電圧と比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に従って、前記内部ノード上へ
電源ノードから電流を供給する第1のドライブ素子と、 前記比較手段の出力信号を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の出力信号に応答してオン・オフし、前記
電源ノードから前記内部ノードへ電流を選択的に供給す
る第2のドライブ素子とを備える、半導体装置。 - 【請求項15】 前記増幅手段の出力信号の振幅を制限
する振幅制限手段をさらに備える、請求項13または1
4に記載の半導体装置。 - 【請求項16】 前記振幅制限手段は、 前記比較手段の出力信号を増幅する第2の増幅手段と、 前記第2の増幅手段の出力信号に応答して前記増幅手段
の出力信号の一方の論理の振幅を制限する手段とを備え
る、請求項13ないし15のいずれかに記載の半導体装
置。 - 【請求項17】 前記比較手段は、 前記内部電圧を制御電極に受ける第1のトランジスタ素
子と、 前記第1のトランジスタ素子へ電流を供給する第2のト
ランジスタ素子と、 前記第2のトランジスタ素子とカレントミラー回路を構
成し、前記第2のトランジスタ素子を流れる電流に対応
する第1のミラー電流を供給する第3のトランジスタ素
子と、 前記基準電圧を制御電極に受け、前記第1のミラー電流
と該制御電極に受けた基準電圧とに従って第1の比較結
果信号を生成して前記第1のドライブ素子へ与える第4
のトランジスタ素子と、 前記第2のトランジスタ素子とカレントミラー回路を構
成し、前記第2のトランジスタ素子が供給する電流に対
応する第2のミラー電流を供給する第5のトランジスタ
素子と、 前記基準電圧を制御電極に受け、前記第2のミラー電流
と前記基準電圧とに従って前記基準電圧と前記内部電圧
との比較結果を示す第2の比較結果信号を生成して前記
増幅手段へ与える第6のトランジスタ素子とを備える、
請求項13ないし16のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項18】 外部電源電圧が印加される外部電源ノ
ードと、 前記外部電源ノードに印加された電圧信号の高周波成分
を除去するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力電圧を受け、所定の電圧レ
ベルの基準電圧を生成する基準電圧発生手段と、 前記基準電圧発生手段の出力する基準電圧と内部電源線
上の電圧とを比較し、該比較結果に従って前記外部電源
ノードから前記内部電源線へ電流を供給し、前記内部電
源線上の電圧を前記基準電圧に対応する電圧レベルに維
持するためのフィードバック制御手段とを備える、半導
体装置。 - 【請求項19】 外部からの電源電圧が印加される外部
電源パッドと、 前記外部電源パッドに入力部を結合されるローパスフィ
ルタと、 前記ローパスフィルタの出力電圧を一方動作電源電圧と
して利用して動作する回路手段とを備える、半導体装
置。 - 【請求項20】 前記比較手段は、 前記内部電源線に一方端が接続される抵抗素子と、 前記抵抗素子に一定の電流を流す定電流源と、 前記抵抗素子の他方端の電圧と前記基準電圧とを差動的
に増幅するカレントミラー型増幅回路とを備える、請求
項1、4、9および11のいずれかに記載の半導体装
置。 - 【請求項21】 複数の内部電源線と、 前記複数の内部電源線各々に対応して設けられ、各々が
関連の活性化信号に応答して活性化され、外部から与え
られる電源電圧を降圧して内部電源電圧を生成し、対応
の内部電源線上へ伝達する複数の活性内部降圧手段と、 各前記関連の活性化信号の活性および非活性にかかわら
ず常時活性状態とされ、前記外部電源電圧から内部電源
電圧を生成して前記複数の内部電源線へ伝達する常時内
部降圧手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項22】 外部電源電位供給ノードに互いに並列
に結合され、各々が前記外部電源電位と異なるレベルの
内部電源電圧を発生する複数の内部電源電圧発生回路
と、 動作タイミング信号に応答して、前記複数の内部電源電
圧発生回路を時分割態様で活性化する活性制御手段とを
備える、半導体装置。 - 【請求項23】 第1の電源ノードに与えられる第1の
電源電圧を降圧して第2の電源電圧を電源線に発生する
ための電源電圧発生回路であって、 前記電源線上の電圧に相当する電圧と基準電圧とを比較
する比較手段と、 前記比較手段の出力を増幅する増幅手段と、 前記比較手段の出力に応答して、前記第1の電源ノード
から前記電源線へ電流を供給する第1のドライブ素子
と、 前記増幅手段の出力に応答して、前記外部電源ノードか
ら前記電源線へ電流を供給する第2のドライブ素子と、 前記電源線上の電圧に相当する電圧が前記基準電圧以上
のときの前記基準電圧を基準とする前記相当する電圧の
積分値と、前記相当する電圧が前記基準電圧以下のとき
の前記基準電圧を基準とする前記相当する電圧の積分値
とを加算する加算手段と、 前記加算手段の加算値を示す出力に応答して、前記第2
のドライブ素子が供給する電流量を前記加算値に逆比例
的に調節する調節手段とを備える、電源電圧発生回路。 - 【請求項24】 前記加算手段は、 キャパシタと、 前記基準電圧と前記第2の電源電圧に相当する電圧との
差を増幅する第1の差動増幅手段と、 前記第1の差動増幅手段の出力に従って前記キャパシタ
を充電する手段と、 前記第2の電源電圧に相当する電圧と前記基準電圧との
差を増幅する第2の差動増幅手段と、 前記第2の差動増幅手段の出力に応答して、前記キャパ
シタを放電する手段とを備える、請求項23に記載の電
源電圧発生回路。 - 【請求項25】 前記調節手段は、 前記加算手段の出力を多ビットデジタル信号に変換する
A/D変換手段と、 前記A/D変換手段からの多ビットデジタル信号の各ビ
ットに対応してかつ互いに並列に設けられかつさらに前
記第2のドライブ素子と直列に接続され、前記多ビット
デジタル信号の対応のビット値に従ってオン・オフする
複数のトランジスタ素子とを含む、請求項22に記載の
電源電圧発生回路。 - 【請求項26】 前記調節手段は、 前記第2のドライブ素子と直列に接続され、前記加算手
段の出力に比例してその抵抗値が変化する可変抵抗素子
を含む、請求項23に記載の電源電圧発生回路。 - 【請求項27】 第1の電源電位を供給する第1の電源
ノードと、第2の電源電位を供給する第2の電源ノード
との間に接続される、各々が制御電極を有する第1およ
び第2のドライブ素子、 前記第2の電源ノードの電位に応答して、前記第1のド
ライブ素子の制御電極の電位を制御する第1の制御手
段、および、 前記第2の電源ノードの電位に応答して、前記第2のド
ライブ素子の制御電極の電位を制御する第2の制御手段
を備える、電源電圧発生回路。 - 【請求項28】 第1の電源電位を供給する第1の電源
ノードと、第2の電源電位を供給する第2の電源ノード
との間に互いに並列に接続される、各々が制御電極を有
する複数のドライブ素子、および前記第2の電源ノード
上の電位に応答して、前記複数のドライブ素子の制御電
位を個々独立に設定する手段とを備える、電源電圧発生
回路。 - 【請求項29】 内部ノード上の電圧を一方動作電源電
圧として動作する負荷回路と、 キャパシタと、 前記キャパシタの一方電極を所定電位に充電する充電回
路と、 前記負荷回路の動作タイミング信号に応答して、前記キ
ャパシタの一方電極を前記内部ノードへ接続する手段と
を備える、半導体装置。 - 【請求項30】 内部ノード上の電圧を基準電圧と比較
する比較手段と、 電源ノードと前記内部ノードとの間に接続され、前記比
較手段の出力信号に応答して前記電源ノードから前記内
部ノードへ電流を供給するドライブ素子と、 キャパシタと、 前記基準電圧よりも高い電圧レベルに前記キャパシタの
一方電極を充電する充電回路と、 前記負荷回路の動作タイミング信号に応答して、前記キ
ャパシタの一方電極を前記内部ノードへ接続する手段と
を備える、半導体装置。 - 【請求項31】 活性化時、その一方導通端子へ与えら
れた電圧をそのゲート電圧に従って他方導通端子へ伝達
する絶縁ゲート型電界効果トランジスタを含む負荷回路
と、 出力ノードを有し、前記負荷回路の動作タイミング信号
に応答して、前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
基板領域へ前記出力ノードを介して所定の電圧を印加す
る充電手段と、 前記動作タイミング信号に応答して前記基板領域と前記
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの一方導通端子とを
相互接続する手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項32】 前記動作タイミング信号に応答して、
前記充電手段と前記基板領域を分離した後、前記所定電
圧よりも絶対値の小さい電圧を前記一方導通端子へ供給
する電圧供給手段をさらに備える、請求項31記載の半
導体装置。 - 【請求項33】 前記電圧供給手段は、 内部ノード上の電圧を基準電圧と比較する比較手段と、 前記比較手段の出力信号に応答して、前記内部ノードへ
電源ノードから電流を供給するドライブ素子と、 前記動作タイミング信号に応答して、前記内部ノード上
の電圧を前記一方導通端子へ与える手段とを備える、請
求項32記載の半導体装置。 - 【請求項34】 前記負荷回路は、一列のメモリセルが
接続されるビット線対に対して設けられ、該ビット線対
のビット線の電位を差動的に増幅するセンスアンプであ
る、請求項29ないし33のいずれかに記載の半導体装
置。 - 【請求項35】 入力ノードと出力ノードとを有し、前
記入力ノードへ与えられた信号に応答して内部ノード上
の電圧を出力ノード上へ伝達する負荷回路と、 前記負荷回路の動作タイミング信号に応答して、所定期
間前記内部ノード上の電圧を第1の電圧レベルの絶対値
よりも大きく昇圧する手段とを備え、前記負荷回路の非
活性化時前記内部ノード上の電圧は前記第1の電圧レベ
ルに維持され、前記負荷回路の活性期間の開始時におけ
る前記内部ノードの上の電圧の絶対値は前記負荷回路の
活性期間の終了時におけるそれよりも大きくされる、半
導体装置。 - 【請求項36】内部電圧を伝達する内部電圧線、 動作タイミング信号に応答した活性化され、活性化時第
1の基準電圧と前記内部電圧線上の電圧とを比較する第
1の比較回路、 前記第1の比較回路の出力信号に応答して、電源電圧供
給ノードと前記内部電圧線との間に流れる電流の量を調
整する第1のドライブ素子、 前記第1の基準電圧より絶対値の大きな第2の基準電圧
と前記内部電圧線上の電圧とを比較する第2の比較回
路、および前記第2の比較回路の出力信号に応答して、
前記電源電圧供給ノードと前記内部電圧線との間に流れ
る電流の量を調整する第2のドライブ素子を備える、半
導体装置。 - 【請求項37】前記第2の比較回路を前記動作タイミン
グ信号に従って所定期間の間のみ活性状態とする手段を
さらに含む、請求項36記載の半導体装置。 - 【請求項38】前記第1の基準電圧を前記内部電圧線上
の電圧と比較する第3の比較回路、および前記第3の比
較回路の出力信号に応答して、前記電源電圧供給ノード
と前記内部電圧線との間に流れる電流量を調整する第3
のドライブ素子をさらに備える、請求項36または37
に記載の半導体装置。 - 【請求項39】電源電圧源に結合され、前記電源電圧源
の供給する電圧よりも絶対値の大きい第1の電圧を発生
して第1の内部電圧線へ伝達する電圧発生手段、 第2の内部電圧線、 前記第2の内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比較する
比較回路と、 前記比較回路の出力信号に応答して、前記第1の内部電
圧線から前記第2の内部電圧線へ流れる電流の量を調整
する電流ドライブ手段、および前記第1または第2の内
部電圧線上の電圧のレベルを検出し、該検出レベルに従
って前記電圧発生手段の電圧発生動作を選択的に活性化
する制御手段とを備える、半導体装置。 - 【請求項40】 前記第2の内部電圧線上の電圧を受け
て予め定められた電圧レベルの内部基準電圧を生成する
内部電圧発生回路をさらに備える、請求項39に記載の
半導体装置。 - 【請求項41】 前記電圧発生手段は、 リング発振器と、 前記リング発振器の出力信号に応答してチャージポンプ
動作を行なって前記第1の電圧を発生するチャージポン
プ回路とを含み、 前記制御手段の出力信号に従って前記リング発振器の発
振周波数をアナログ的に調整する制御手段をさらに備え
る、請求項39記載の半導体装置。 - 【請求項42】 前記制御手段は、 前記第1または第2の内部電圧線上の電圧の低下に従っ
て前記リング発振器の発振周波数を高くし、かつ前記内
部電圧線上の電圧の上昇に従って前記発振周波数を低く
する手段を含む、請求項41記載の半導体装置。 - 【請求項43】 前記リング発振器は、縦続接続される
奇数段のインバータを有し、 前記制御手段は、 一定電流を供給する定電流回路と、 前記第1または第2の電圧線上の電圧に従って供給電流
量が変化する可変電流源と、 前記定電流回路の供給する定電流と前記可変電流源が供
給する電流を合成する電流合成手段と、 前記電流合成手段の出力する電流に対応する電流を前記
奇数段のインバータへ動作電流として供給する手段とを
備える、請求項41記載の半導体装置。 - 【請求項44】 前記リング発振器は、縦続接続される
奇数段のインバータを含み、 前記制御手段は、 前記第1または第2の電圧線上の電圧のレベルを検出す
るレベル検出手段と、 前記レベル検出手段のレベル検出信号に従って前記奇数
段のインバータへ与えられる動作電流量を調整する調整
手段とを備える、請求項41記載の半導体装置。 - 【請求項45】 前記電圧発生手段は、 周期的に与えられるクロック信号に応答してチャージポ
ンプ動作を行なう容量手段と、 前記容量手段により生成された電荷を出力ノードへ伝達
して前記第1の電圧を発生するための、前記容量手段と
前記出力ノードとの間に互いに並列に配置される第1お
よび第2の出力素子と、 前記第1または第2の内部電圧線上の電圧レベルを検出
するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段のレベル検出信号に応答して、前記
第2の出力素子を前記容量手段と前記出力ノードとの間
に接続する接続手段とを備える、請求項39記載の半導
体装置。 - 【請求項46】 前記電圧発生手段は、 外部から周期的に与えられるクロック信号に応答してチ
ャージポンプ動作を行なう容量素子と、 前記容量素子のチャージポンプ動作により生成された電
荷を出力ノードへ伝達する出力素子と、 前記制御手段の出力信号に従って前記出力素子の電荷供
給力を調整する手段を備える、請求項39記載の半導体
装置。 - 【請求項47】 内部電圧を伝達する電圧線、 前記電圧線上の電圧と基準電圧とを比較する比較回路、 前記比較回路の出力信号に従って電圧源と前記電圧線と
の間を流れる電流の量を調整する、互いに並列に前記電
圧源と前記電圧線の間に配置される第1および第2のド
ライブ素子、および動作モード指定信号に応答して、前
記第1のドライブ素子を介しての前記電圧源と前記電圧
線との間の電流経路を遮断する遮断素子を備える、半導
体装置。 - 【請求項48】 内部電圧を伝達する電圧線、 前記電圧線上の内部電圧と基準電圧とを比較する比較回
路、 前記比較回路の出力信号に従ってそのコンダクタンスが
変化する第1の可変コンダクタンス素子、および動作モ
ード指定信号に応答して、そのコンダクタンスが変化す
る第2の可変コンダクタンス素子を備え、 前記第1および第2の可変コンダクタンス素子は電圧源
ノードと前記電圧線との間に直列に接続される、半導体
装置。 - 【請求項49】 内部電圧を伝達する内部電圧線、 前記内部電圧線上の電圧と基準電圧とを比較する比較回
路、 前記比較回路の出力信号に従って、電源電圧供給ノード
と前記内部電圧線との間を流れる電流量を調整するドラ
イブ素子、および前記比較回路の応答速度を変更する変
更手段を備える、半導体装置。 - 【請求項50】 前記変更手段は、動作モード指定信号
に応答して、前記比較回路を流れる動作電流量を変更す
る手段を含む、請求項49記載の半導体装置。 - 【請求項51】 前記変更手段は、 所定の電位に選択的かつ固定的に設定されるパッドと、 前記パッドの電位に応答して、前記比較回路を流れる動
作電流量を決定する手段とを含む、請求項49記載の半
導体装置。 - 【請求項52】 前記変更手段は、 前記比較回路の動作電流供給経路に互いに並列に設けら
れる複数の電流供給素子と、 前記複数の電流供給素子それぞれに対応して設けられ、
対応の電流供給素子と直列に設けられる溶断可能なリン
ク素子とを含む、請求項49記載の半導体装置。 - 【請求項53】 外部から周期的に与えられるクロック
信号の周波数に応じた信号を出力する周波数検出手段、 前記周波数検出手段の出力信号に従って、その供給電流
量が変化する可変電流供給手段、 前記可変電流供給手段の供給する電流に従ってその電圧
レベルが変化する基準電圧を発生する基準電圧発生手
段、 前記基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比較する比較手
段、および前記比較手段の出力信号に従って電源電圧供
給ノードと前記内部電圧線との間を流れる電流量を調整
するドライブ素子を備える、半導体装置。 - 【請求項54】 外部から周期的に与えられるクロック
信号の周波数を検出し、該検出した周波数を指定するパ
ラメータを出力する周波数検出手段、 複数の、互いに電圧レベルの異なる基準電圧を発生する
基準電圧発生手段、 前記パラメータをデコードし、前記複数の基準電圧のう
ちの1つを指定する基準電圧指定信号を出力するデコー
ド手段、 前記デコード手段の出力する基準電圧指定信号に応答し
て、前記複数の基準電圧のうちの1つを選択する選択手
段、 前記選択手段が選択して出力する基準電圧と内部電圧線
上の電圧とを比較する比較手段、および前記比較手段の
出力信号に従って電源電圧供給ノードと前記内部電圧線
との間を流れる電流量を調整するドライブ素子を備え
る、半導体装置。 - 【請求項55】 基準電圧伝達線、 前記基準電圧伝達線上の電圧と内部電圧線上の電圧とを
比較する比較手段、 前記比較手段の出力信号に従って電源電圧ノードと前記
内部電圧線との間を流れる電流量を調整する第1のドラ
イブ素子、および前記内部電圧線上の電圧と前記基準電
圧伝達線上の電圧とを比較し、該比較結果に従って前記
基準電圧伝達線上の電圧レベルを調整する基準電圧制御
手段を備える、半導体装置。 - 【請求項56】 前記基準電圧制御手段は、 前記内部電圧線上の電圧と前記基準電圧伝達線上の電圧
とを、前記比較手段と同じ態様で比較する第1の比較回
路と、 前記基準電圧線上の電圧よりも高い電圧が供給される第
1の電圧ノードと前記基準電圧伝達線との間に結合さ
れ、前記第1の比較回路の出力信号に従って前記第1の
電圧ノードから前記基準電圧伝達線へ電流を供給する第
2のドライブ素子と、 前記内部電圧線上の電圧と前記基準電圧伝達線上との電
圧を前記比較手段の比較態様と同じ態様で比較する第2
の比較回路と、 前記基準電圧伝達線上の電圧よりも低い電圧が供給され
る第2の電圧ノードと前記基準電圧伝達線との間に結合
され、前記第2の比較回路の出力信号に従って前記基準
電圧伝達線から前記第2の電圧ノードへ電流を放電する
第3のドライブ素子とを備える、請求項55記載の半導
体装置。 - 【請求項57】 複数の互いに電圧レベルの異なる基準
電圧を発生する基準電圧発生手段、 外部から与えられる基準電圧指定信号に従って、前記基
準電圧発生手段が発生する複数の基準電圧のうち1つの
基準電圧を選択する選択手段、 前記基準電圧選択手段により選択された基準電圧と内部
電圧線上の電圧とを比較する比較手段、および前記比較
手段の出力信号に従って前記内部電圧線と電源ノードと
の間を流れる電流量を調整するドライブ素子を備える、
半導体装置。 - 【請求項58】 複数の互いに電圧レベルの異なる基準
電圧を発生する基準電圧発生手段、 溶断可能なリンク素子を含み、前記複数のリンク素子の
溶断/非溶断に従って前記複数の基準電圧のうち1つを
選択して出力するプログラム回路、 前記プログラム回路により選択された基準電圧と内部電
圧線上の電圧とを比較する比較手段、および前記比較手
段の出力信号に従って電源ノードと前記内部電圧線との
間を流れる電流量を調整するドライブ素子を備える、半
導体装置。 - 【請求項59】 基準電圧発生手段、 動作状況を示すパラメータ情報を抽出し、該抽出したパ
ラメータ情報に従って前記基準電圧発生手段の発生する
電圧レベルを調整するレベル調整手段、 前記レベル調整手段により調整された電圧と内部電圧線
上の電圧とを比較する比較手段、および前記比較手段の
出力信号に従って電源ノードと前記内部電圧線との間を
流れる電流量を調整するドライブ素子を備える、半導体
装置。 - 【請求項60】 第1の電圧源に結合され、前記第1の
電圧源の供給する電圧から第1の基準電圧を生成して出
力する基準電圧発生回路、 複数のグループに分割される負荷回路、および前記複数
のグループ各々に対応して配置され、各々が前記基準電
圧に従って内部電圧を生成し、対応のグループの負荷回
路へ利用のために与える複数の電圧発生素子を備える、
半導体装置。 - 【請求項61】 前記第1の電圧源に結合され、前記第
1の基準電圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧を発
生する第2の基準電圧発生手段と、 各々が前記第2の基準電圧に従って第2の内部電圧を生
成する複数の第2の電圧発生素子と、 前記複数の第2の電圧発生素子各々に対応して設けら
れ、動作タイミング信号に応答して対応の第2の電圧発
生素子が生成する第2の内部電圧を前記複数の負荷回路
に伝達する複数の制御素子をさらに備える、請求項60
記載の半導体装置。 - 【請求項62】 前記複数の電圧発生素子の各々は、前
記基準電圧発生手段が発生する基準電圧以上の絶対値を
有する電圧が伝達される電圧供給ノードに結合される一
方活性領域と、対応の負荷回路上にわたって配設される
内部電圧伝達線に結合される他方活性領域と、前記基準
電圧を伝達する基準電圧伝達線に結合される制御電極と
を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備え、前
記絶縁ゲート型電界効果トランジスタのチャネル幅は、
前記内部電圧伝達線の幅と実質的に同じでありかつ前記
負荷回路の構成要素の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タのチャネル幅よりも大きくされる、請求項60記載の
半導体装置。 - 【請求項63】 前記複数の電圧発生素子の各々は、対
応の負荷回路形成領域に平行に配設される、前記基準電
圧よりも絶対値の大きな電圧を伝達する電圧伝達配線
と、 前記電圧伝達配線と平行に対応の負荷回路上にわたって
配設される内部電圧伝達配線と、 前記電圧伝達配線および前記内部電圧伝達配線の間に前
記電圧伝達配線および前記内部電圧伝達配線と平行に配
設される前記基準電圧を伝達する基準電圧配線と、 前記電圧伝達配線下に前記電圧伝達配線延在方向に沿っ
て延在して形成されかつ前記電圧伝達配線に結合される
一方導通領域と、前記内部電圧伝達配線下に前記内部電
圧伝達配線延在方向に沿って延在して形成されかつ前記
内部電圧伝達配線に結合される他方導通領域と、前記基
準電圧配線下に前記一方および他方活性領域の間に前記
基準電圧配線と平行に配設されかつ前記基準電圧配線に
結合されるゲート電極を有するトランジスタとを備え
る、請求項60記載の半導体装置。 - 【請求項64】 前記複数の電圧発生素子の各々は、 対応の負荷回路上にわたって配設される前記基準電圧よ
りも絶対値の大きな電圧を伝達する電圧配線と、 前記電圧配線下に前記電圧配線と平行に所定の幅を有し
て形成されかつ前記電圧配線に結合される一方活性領域
と、前記一方活性領域と離れて前記電圧配線下に前記所
定の幅を有して形成される他方活性領域と、前記一方お
よび他方活性領域の間の領域上にありかつ前記電圧配線
下に形成されるゲート電極層とを有する絶縁ゲート型電
界効果トランジスタと、 前記ゲート電極層と前記電圧配線との間に配設されかつ
前記ゲート電極層と結合される、前記基準電圧を伝達す
る基準電圧配線と、 前記他方活性領域に結合され、対応の負荷回路のトラン
ジスタ素子へ前記内部電圧を伝達する、前記電圧配線よ
り下の層に形成される内部電圧配線を備える、請求項6
0記載の半導体装置。 - 【請求項65】 内部端子に接続する、一方電源電圧を
供給するフレームリード、 前記フレームリードに結合され、前記一方電源電圧を受
けて所定の内部電圧を発生する内部電圧発生回路、 前記フレームリードと別に、かつすべての外部端子と分
離して設けられ、かつ前記電圧発生回路の発生する電圧
を受けるように接続されるダミーリード、 前記ダミーリードに結合され、前記ダミーリードからの
電圧を受けて伝達する内部電圧線、および前記内部電圧
線上の電圧を利用して所定の動作を行なう負荷回路を備
える、半導体装置。 - 【請求項66】 前記内部電圧発生回路は、前記一方電
源電圧と電圧レベルの異なる電圧を発生する、請求項6
5記載の半導体装置。 - 【請求項67】 前記ダミーリードは、前記フレームリ
ードと異なる層に配置される、請求項65記載の半導体
装置。 - 【請求項68】 前記ダミーリードは、少なくとも1つ
のループを有する形状を備える、請求項65記載の半導
体装置。 - 【請求項69】 前記フレームリードは一方方向に延在
する部分を有し、かつ前記ダミーリードは前記一方方向
と交差する他方方向に延在する部分を有する、請求項6
7記載の半導体装置。 - 【請求項70】 前記フレームリードと前記ダミーリー
ドとは、組合せにおいて平面図的に見てメッシュ形状を
与える形状を備える、請求項67記載の半導体装置。 - 【請求項71】 電源ノードに結合され、前記電源ノー
ドに与えられる電圧から基準電圧を発生してメイン内部
電源線へ伝達する内部電圧発生手段、 前記メイン内部電源線に互いに並列に結合される複数の
サブ内部電源線、および前記メイン内部電源線と各サブ
内部電源線との間に配置され、前記メイン電源線と対応
のサブ電源線とを固定的に分離するための複数の分離手
段を備える、半導体装置。 - 【請求項72】 前記複数の分離手段の各々は、溶断可
能なリンク素子を備える、請求項71記載の半導体装
置。 - 【請求項73】 前記複数の分離手段の各々は、 前記メイン内部電源線と対応のサブ内部電源線との間に
配設されるスイッチング素子と、 溶断可能なリンク素子を含み、前記リンク素子の溶断/
非溶断に従って、前記スイッチング素子の非導通/導通
状態を決定する信号を発生して前記スイッチング素子に
与える信号発生手段とを備える、請求項71記載の半導
体装置。 - 【請求項74】 前記内部電圧発生手段は、前記電源ノ
ードへ与えられる外部電源電圧を降圧して内部電圧を発
生して前記メイン内部電源線へ伝達する内部降圧回路を
含む、請求項71記載の半導体装置。 - 【請求項75】 行列状に配設される複数のメモリセ
ル、 前記複数のメモリセルの各行に対応して配設され、各々
に対応の行のメモリセルが接続される複数のワード線、 アドレス信号をデコードし、前記アドレス信号によりア
ドレス指定されたワード線を選択するワード線選択信号
を発生するデコード手段、 所定の電圧レベルの駆動電圧を発生する電圧発生手段、 各前記ワード線に対応して設けられ、各々が、前記駆動
電圧を受ける一方ノードを有し、前記ワード線選択信号
が対応のワード線がアドレス指定されたことを示すこと
に応答して該一方ノードへ与えられた駆動電圧を対応の
ワード線上へ伝達する複数のワードドライバ、および前
記駆動電圧発生手段と前記複数のワードドライバの一方
ノードとの間に接続されて各ワードドライバの一方ノー
ドと前記電圧発生手段とを選択的に切離すための切離し
手段を備える、半導体装置。 - 【請求項76】 前記複数のワード線は、各々が所定数
のワード線を有する複数のグループに分割され、 前記切離し手段は、各グループに対応して配置され、グ
ループ指定信号に応答して対応のグループのワードドラ
イバの一方ノードへ前記駆動電圧発生手段からの駆動電
圧を選択的に伝達するスイッチング素子を含む、請求項
75記載の半導体装置。 - 【請求項77】 前記切離し手段は、各前記ワードドラ
イバの一方ノードと前記駆動電圧発生手段の駆動電圧出
力部との間に設けられる溶断可能なリンク素子を含む、
請求項75記載の半導体装置。 - 【請求項78】 前記複数のワード線が、各々が所定数
のワード線を有する複数のグループに分割され、 前記切離し手段は、 各前記グループに対応して設けられ、導通時対応のグル
ープの各ワードドライバの一方ノードへ前記駆動電圧を
伝達する複数のスイッチング素子と、 前記スイッチング素子の各々に対応して設けられかつ溶
断可能なリンク素子を含み、前記リンク素子の溶断/非
溶断に従って対応のスイッチング素子の導通/非導通を
決定する信号を発生して前記対応のスイッチング素子へ
与える信号発生手段とを備える、請求項75記載の半導
体装置。 - 【請求項79】 内部電圧を伝達する内部電圧伝達線、 互いに並列に設けられかつ前記内部電圧伝達線上の電圧
を使用して所定の機能を実現する複数の内部回路、 前記複数の内部回路と同じ機能を実現する冗長内部回
路、 前記内部電圧伝達線と各前記内部回路との間に設けら
れ、溶断時対応の内部回路と前記内部伝達線とを切離す
溶断可能な複数のリンク素子、 前記内部電圧伝達線と前記冗長内部回路との間に設けら
れ、導通時に前記内部電圧伝達線上の電圧を前記冗長内
部回路へ伝達するスイッチング素子、および溶断可能な
リンク素子を含み、前記リンク素子の溶断/非溶断に従
って前記スイッチング素子の導通/非導通状態を決定す
る信号を発生して前記スイッチング素子へ与えるプログ
ラム回路を備える、半導体装置。 - 【請求項80】 基準電圧を発生する基準電圧発生手段
と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧に従って電圧源ノ
ードと内部電圧線の間の電流の流れを生じさせる第1の
ドライブ素子と、 前記基準電圧と前記内部電圧線上の電圧とを比較する比
較手段と、 前記比較手段の出力信号に従って前記電圧源ノードと前
記内部電圧線との間に電流の流れを生じさせる第2のド
ライブ素子とを備える、半導体装置。 - 【請求項81】 第1の基準電圧と、前記第1の基準電
圧よりも絶対値の大きな第2の基準電圧とを発生する基
準電圧発生手段と、 前記第1の基準電圧と内部電圧線上の電圧とを比較する
比較手段と、 前記比較手段の出力信号に従って電圧源ノードから前記
内部電圧線へ電流の流れを生じさせる第1のドライブ素
子と、 前記第2の基準電圧に従って前記電圧源ノードから前記
内部電圧線の間に電流の流れを生じさせる第2のドライ
ブ素子とを備える、半導体装置。 - 【請求項82】 前記比較手段を動作タイミング信号に
従って選択的に活性化させる手段をさらに備える、請求
項80または81に記載の半導体装置。 - 【請求項83】 基準電圧発生手段、 内部電圧線上の電圧と前記基準電圧とを比較する第1の
比較回路、 前記第1の比較回路の出力に応答して電圧源ノードと前
記内部電圧線との間に電流の流れを生じさせる第1のド
ライブ素子、 前記内部電圧線上の電圧と前記基準電圧とを比較する第
2の比較回路、 前記第2の比較回路の出力に応答して前記電圧源ノード
と前記内部電圧線との間に電流の流れを生じさせる第2
のドライブ素子、 前記内部電圧線上の電圧を消費する負荷回路、および前
記負荷回路の第1の動作モード時、前記負荷回路の動作
指示信号に応答して前記第1および第2の比較回路を活
性化し、かつ第2の動作モード時、前記動作指示信号に
応答して前記第1の比較回路のみを活性化する制御手段
を備える、半導体装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13090295A JP3705842B2 (ja) | 1994-08-04 | 1995-05-30 | 半導体装置 |
US08/511,497 US5689460A (en) | 1994-08-04 | 1995-08-04 | Semiconductor memory device with a voltage down converter stably generating an internal down-converted voltage |
US08/914,280 US5881014A (en) | 1994-08-04 | 1997-08-19 | Semiconductor memory device with a voltage down converter stably generating an internal down-converter voltage |
US09/210,811 US6072742A (en) | 1994-08-04 | 1998-12-15 | Semiconductor memory device with a voltage down converter stably generating an internal down-converted voltage |
US09/561,816 US6424585B1 (en) | 1994-08-04 | 2000-05-01 | Semiconductor memory device with a voltage down converter stably generating an internal down-converted voltage |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18330094 | 1994-08-04 | ||
JP6-183300 | 1994-08-04 | ||
JP27253794 | 1994-11-07 | ||
JP6-272537 | 1994-11-07 | ||
JP13090295A JP3705842B2 (ja) | 1994-08-04 | 1995-05-30 | 半導体装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004360433A Division JP3803107B2 (ja) | 1994-08-04 | 2004-12-13 | 半導体装置および電源電圧発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08190437A true JPH08190437A (ja) | 1996-07-23 |
JP3705842B2 JP3705842B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=27316212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13090295A Expired - Lifetime JP3705842B2 (ja) | 1994-08-04 | 1995-05-30 | 半導体装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (4) | US5689460A (ja) |
JP (1) | JP3705842B2 (ja) |
Cited By (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11162194A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
EP1008923A1 (en) * | 1996-09-25 | 2000-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Frequency-voltage conversion circuit, delay amount judgement circuit, system having frequency-voltage conversion circuit, method of adjusting input/output characterictics of frequency-voltage conversion circuit, and apparatus for automatically adjusting input/output characteristics of frequency-volt |
JP2001154747A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-08 | Mitsumi Electric Co Ltd | 定電圧回路 |
JP2002056673A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電源回路およびそれを備える半導体記憶装置 |
JP2004310990A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 基準電圧の発生回路及び内部電圧の発生回路 |
US6842388B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-01-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device with bit line precharge voltage generating circuit |
JP2006039816A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 降圧電源装置 |
US7071663B2 (en) | 2003-06-25 | 2006-07-04 | Rohm Co., Ltd. | Power supply circuit |
JP2006351173A (ja) * | 1997-06-16 | 2006-12-28 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置 |
US7221132B2 (en) | 2003-06-23 | 2007-05-22 | Rohm Co. Ltd. | Power supply circuit |
WO2007066681A1 (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Rohm Co., Ltd. | レギュレータ回路およびそれを搭載した自動車 |
JP2007149312A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Elpida Memory Inc | 半導体記憶装置 |
JP2007518179A (ja) * | 2004-01-15 | 2007-07-05 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | プルアップ回路 |
JP2007272838A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Univ Waseda | 半導体装置 |
JP2007288392A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Nec Electronics Corp | リミッタ回路 |
JP2008009683A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源回路 |
USRE40053E1 (en) | 2000-01-31 | 2008-02-12 | Fujitsu Limited | Delay circuit having delay time adjustable by current |
JP2008203890A (ja) * | 2003-09-12 | 2008-09-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及び電子機器 |
US7428177B2 (en) | 2006-03-22 | 2008-09-23 | Elpida Memory, Inc. | Reference potential generating circuit and semiconductor memory device having the same |
JP2009053971A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Nec Electronics Corp | 基準電圧発生回路及びタイマ回路 |
JP2009170027A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Rohm Co Ltd | 高電圧生成回路ならびにそれを用いたメモリ駆動装置およびメモリ装置 |
JP2009268091A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の内部電圧生成回路及び内部電圧生成方法 |
JP2010140254A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Renesas Electronics Corp | ボルテージレギュレータ |
JPWO2008152785A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2010-08-26 | パナソニック株式会社 | 高速復帰回路 |
JP2011034658A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体記憶装置、ワード線の昇圧方法、及びシステム |
JP2011180891A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Kawasaki Microelectronics Inc | 半導体集積回路 |
JP2012128925A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
US8432144B2 (en) | 2010-06-21 | 2013-04-30 | Renesas Electronics Corporation | Regulator circuit |
JP2013157053A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Toshiba Corp | 電圧発生回路及び半導体記憶装置 |
WO2015133295A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 定電流回路 |
US9275749B1 (en) | 2014-11-14 | 2016-03-01 | Powerchip Technology Corporation | Internal power voltage generating circuit, semiconductor memory device and semiconductor device |
JP2016103307A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 力晶科技股▲ふん▼有限公司 | 内部電源電圧補助回路、半導体記憶装置及び半導体装置 |
JP2016206818A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 電圧レギュレータ、半導体装置、及び電圧レギュレータの電圧生成方法 |
KR20170083825A (ko) * | 2016-01-11 | 2017-07-19 | 삼성전자주식회사 | 오버슛과 언더슛을 억제할 수 있는 전압 레귤레이터와 이를 포함하는 장치들 |
JP2018055747A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
US9985519B2 (en) | 2014-08-26 | 2018-05-29 | Toshiba Memory Corporation | Voltage generation circuit |
JP2020028113A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | シャープ株式会社 | 電圧発生回路および固体撮像素子 |
WO2021085527A1 (en) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Differential signal drive circuit and photoelectric conversion device |
JP2023501636A (ja) * | 2019-12-09 | 2023-01-18 | 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 | バッファ装置、チップ及び電子機器 |
Families Citing this family (226)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR0158762B1 (ko) * | 1994-02-17 | 1998-12-01 | 세키자와 다다시 | 반도체 장치 |
US5473526A (en) | 1994-04-22 | 1995-12-05 | University Of Southern California | System and method for power-efficient charging and discharging of a capacitive load from a single source |
USRE38918E1 (en) | 1994-04-22 | 2005-12-13 | University Of Southern California | System and method for power-efficient charging and discharging of a capacitive load from a single source |
JP3561012B2 (ja) | 1994-11-07 | 2004-09-02 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体集積回路装置 |
US5701090A (en) * | 1994-11-15 | 1997-12-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Data output circuit with reduced output noise |
US6292424B1 (en) * | 1995-01-20 | 2001-09-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | DRAM having a power supply voltage lowering circuit |
JP3274306B2 (ja) | 1995-01-20 | 2002-04-15 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路装置 |
JP3369807B2 (ja) * | 1995-08-30 | 2003-01-20 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
JP3199987B2 (ja) | 1995-08-31 | 2001-08-20 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路装置およびその動作検証方法 |
JP3732884B2 (ja) * | 1996-04-22 | 2006-01-11 | 株式会社ルネサステクノロジ | 内部電源電圧発生回路、内部電圧発生回路および半導体装置 |
JP3519547B2 (ja) * | 1996-06-24 | 2004-04-19 | 株式会社東芝 | 中間電圧発生回路及びこれを有する不揮発性半導体メモリ |
US5742543A (en) * | 1996-08-19 | 1998-04-21 | Intel Corporation | Flash memory device having a page mode of operation |
KR100190101B1 (ko) * | 1996-10-18 | 1999-06-01 | 윤종용 | 반도체 장치의 내부 전압 변환 회로 |
KR100224669B1 (ko) * | 1996-12-10 | 1999-10-15 | 윤종용 | 내부 전원 전압 발생기 회로 |
US5835438A (en) * | 1996-12-24 | 1998-11-10 | Mosaid Technologies Incorporated | Precharge-enable self boosting word line driver for an embedded DRAM |
JPH10189877A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
US5942934A (en) * | 1997-07-09 | 1999-08-24 | Vtc Inc. | On-chip regulator providing good high frequency rejection and noise filtering from the supply |
JPH1166890A (ja) | 1997-08-12 | 1999-03-09 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路装置 |
JPH1173769A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-16 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
JP3505373B2 (ja) * | 1997-11-14 | 2004-03-08 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
US6044036A (en) * | 1998-05-13 | 2000-03-28 | Motorola, Inc. | Buffer circuit, memory device, and integrated circuit for receiving digital signals |
JP4274597B2 (ja) * | 1998-05-29 | 2009-06-10 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体集積回路装置 |
JP2000012787A (ja) | 1998-06-10 | 2000-01-14 | Lucent Technol Inc | 集積回路デバイスおよび集積回路に用いる抵抗性素子を形成する方法 |
JP2000022456A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-21 | Nec Ic Microcomput Syst Ltd | 半導体集積回路 |
KR100292626B1 (ko) | 1998-06-29 | 2001-07-12 | 박종섭 | 내부전압강하회로 |
US6985142B1 (en) | 1998-09-03 | 2006-01-10 | University Of Southern California | Power-efficient, pulsed driving of capacitive loads to controllable voltage levels |
JP3688899B2 (ja) * | 1998-09-08 | 2005-08-31 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路装置 |
US6163178A (en) * | 1998-12-28 | 2000-12-19 | Rambus Incorporated | Impedance controlled output driver |
US6836151B1 (en) * | 1999-03-24 | 2004-12-28 | Altera Corporation | I/O cell configuration for multiple I/O standards |
JP3262103B2 (ja) * | 1999-06-07 | 2002-03-04 | 日本電気株式会社 | 内部電源回路を有する半導体装置 |
JP2000347755A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-15 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
US6211726B1 (en) * | 1999-06-28 | 2001-04-03 | International Business Machines Corporation | Low voltage, high-current electronic load |
KR100304707B1 (ko) * | 1999-07-13 | 2001-11-01 | 윤종용 | 기준전압의 전압강하를 보상할 수 있는 기준전압 레귤레이터 및 이를 구비하는 반도체 메모리장치 |
US6179840B1 (en) | 1999-07-23 | 2001-01-30 | Ethicon, Inc. | Graft fixation device and method |
US20020095157A1 (en) | 1999-07-23 | 2002-07-18 | Bowman Steven M. | Graft fixation device combination |
JP2001068650A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-16 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置 |
JP2001184881A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-06 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体メモリの読み出し回路 |
EP1115120A3 (en) * | 2000-01-07 | 2003-09-10 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for temperature compensation of read-only memory |
US6466082B1 (en) * | 2000-05-17 | 2002-10-15 | Advanced Micro Devices, Inc. | Circuit technique to deal with floating body effects |
FR2809834B1 (fr) * | 2000-05-30 | 2002-08-23 | St Microelectronics Sa | Source de courant a faible tension d'alimentation et a faible sensibilite en tension |
JP2002015565A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
US6373754B1 (en) * | 2000-07-17 | 2002-04-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor memory device having stable internal supply voltage driver |
JP2002123501A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路 |
US6479974B2 (en) * | 2000-12-28 | 2002-11-12 | International Business Machines Corporation | Stacked voltage rails for low-voltage DC distribution |
US6337827B1 (en) * | 2001-01-05 | 2002-01-08 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Voltage-dropping power unit for semiconductor memory device |
US6815775B2 (en) * | 2001-02-02 | 2004-11-09 | Industrial Technology Research Institute | ESD protection design with turn-on restraining method and structures |
JP2002251900A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
KR100675273B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2007-01-26 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치 및 이 장치의 전압 레벨 및 지연 시간 조절회로 |
JP2002367369A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-20 | Nec Corp | 半導体記憶装置 |
JP2003016785A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Sharp Corp | 半導体記憶装置およびそれを用いた情報機器 |
US7180352B2 (en) * | 2001-06-28 | 2007-02-20 | Intel Corporation | Clock recovery using clock phase interpolator |
JP3548553B2 (ja) * | 2001-10-10 | 2004-07-28 | Necマイクロシステム株式会社 | 半導体装置およびその内部電源端子間の電源配線方法 |
JP3768433B2 (ja) * | 2001-11-19 | 2006-04-19 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体装置の設計方法 |
JP2003168290A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-13 | Fujitsu Ltd | 電源回路及び半導体装置 |
US6914839B2 (en) * | 2001-12-24 | 2005-07-05 | Intel Corporation | Self-timed sneak current cancellation |
JP3874247B2 (ja) * | 2001-12-25 | 2007-01-31 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体集積回路装置 |
JP2003208794A (ja) * | 2002-01-10 | 2003-07-25 | Seiko Epson Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
US6734742B2 (en) * | 2002-01-30 | 2004-05-11 | Stmicroelectronics, Inc. | Voltage controlled oscillator capable of linear operation at very low frequencies |
KR100446297B1 (ko) * | 2002-04-02 | 2004-08-30 | 삼성전자주식회사 | 외부 전압의 변화에 무관하게 안정된 출력 전압을발생하는 전압 발생회로 |
JP4099349B2 (ja) * | 2002-06-04 | 2008-06-11 | 富士通株式会社 | 強誘電体メモリ |
JP3704112B2 (ja) * | 2002-08-20 | 2005-10-05 | 株式会社東芝 | 信号電圧検出回路 |
ITMI20021901A1 (it) * | 2002-09-06 | 2004-03-07 | Atmel Corp | Sistema di controllo di inserzione di potenza per un convertitore in riduzione di tensione |
ITTO20020794A1 (it) * | 2002-09-12 | 2004-03-13 | Atmel Corp | Sitema per controllare le transizioni dalla modalita' |
US6587001B1 (en) * | 2002-09-25 | 2003-07-01 | Raytheon Company | Analog load driver |
JP4025167B2 (ja) * | 2002-10-17 | 2007-12-19 | 株式会社東芝 | 抵抗素子を有する半導体装置 |
US20040078090A1 (en) * | 2002-10-18 | 2004-04-22 | Francois Binette | Biocompatible scaffolds with tissue fragments |
US7824701B2 (en) * | 2002-10-18 | 2010-11-02 | Ethicon, Inc. | Biocompatible scaffold for ligament or tendon repair |
JP4266302B2 (ja) * | 2002-11-27 | 2009-05-20 | 株式会社ルネサステクノロジ | 不揮発性記憶装置 |
JP2004227710A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Renesas Technology Corp | 半導体記憶装置 |
US20040212421A1 (en) * | 2003-02-25 | 2004-10-28 | Junichi Naka | Standard voltage generation circuit |
FR2853475B1 (fr) * | 2003-04-01 | 2005-07-08 | Atmel Nantes Sa | Circuit integre delivrant des niveaux logiques a une tension independante de la tension d'alimentation, sans regulateur associe pour la partie puissance, et module de communication correspondant |
KR100548556B1 (ko) * | 2003-04-23 | 2006-02-02 | 주식회사 하이닉스반도체 | 메모리 장치용 감지 증폭기의 구동전압 제어 장치 |
KR100548557B1 (ko) * | 2003-05-21 | 2006-02-02 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 내부 전원발생장치 |
KR100543913B1 (ko) * | 2003-05-31 | 2006-01-23 | 주식회사 하이닉스반도체 | Sdr/ddr 모드를 지원하는 콤보형 동기식 디램 |
JP3863508B2 (ja) * | 2003-07-03 | 2006-12-27 | Necエレクトロニクス株式会社 | 電源電圧検出回路及び半導体集積回路装置 |
JP4286085B2 (ja) * | 2003-07-28 | 2009-06-24 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 増幅器及びそれを用いた半導体記憶装置 |
US7545172B2 (en) * | 2003-07-28 | 2009-06-09 | Tpo Hong Kong Holding Limited | Voltage converter apparatus |
KR100560767B1 (ko) * | 2003-09-02 | 2006-03-13 | 삼성전자주식회사 | 탈착 가능한 저장 장치를 포함하는 시스템 및 그것의 제어방법 |
US7359277B2 (en) * | 2003-09-04 | 2008-04-15 | United Memories, Inc. | High speed power-gating technique for integrated circuit devices incorporating a sleep mode of operation |
US7248522B2 (en) * | 2003-09-04 | 2007-07-24 | United Memories, Inc. | Sense amplifier power-gating technique for integrated circuit memory devices and those devices incorporating embedded dynamic random access memory (DRAM) |
US7372765B2 (en) * | 2003-09-04 | 2008-05-13 | United Memories, Inc. | Power-gating system and method for integrated circuit devices |
US7719343B2 (en) | 2003-09-08 | 2010-05-18 | Peregrine Semiconductor Corporation | Low noise charge pump method and apparatus |
US6894937B2 (en) * | 2003-09-26 | 2005-05-17 | Freescale Semiconductor, Inc. | Accelerated life test of MRAM cells |
KR100626367B1 (ko) * | 2003-10-02 | 2006-09-20 | 삼성전자주식회사 | 내부전압 발생장치 |
US20050088222A1 (en) * | 2003-10-27 | 2005-04-28 | Stmicroelectronics, Inc. | Chip enabled voltage regulator |
JP4284154B2 (ja) * | 2003-10-30 | 2009-06-24 | 株式会社東芝 | マルチチップパッケージ型メモリシステム |
US7316822B2 (en) * | 2003-11-26 | 2008-01-08 | Ethicon, Inc. | Conformable tissue repair implant capable of injection delivery |
JP4890737B2 (ja) * | 2003-12-01 | 2012-03-07 | 日本電気株式会社 | 電流駆動型デバイスの駆動回路、電流駆動型装置及びその駆動方法 |
US6970029B2 (en) * | 2003-12-30 | 2005-11-29 | Intel Corporation | Variable-delay signal generators and methods of operation therefor |
JP2005198433A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Rohm Co Ltd | 電源装置及びこれを用いた携帯機器 |
US11395865B2 (en) * | 2004-02-09 | 2022-07-26 | DePuy Synthes Products, Inc. | Scaffolds with viable tissue |
US7282902B2 (en) * | 2004-03-07 | 2007-10-16 | Faraday Technology Corp. | Voltage regulator apparatus |
US8221780B2 (en) | 2004-04-20 | 2012-07-17 | Depuy Mitek, Inc. | Nonwoven tissue scaffold |
DE102004028934B3 (de) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Infineon Technologies Ag | Entladeschaltung für eine kapazitive Last |
FI119575B (fi) * | 2004-06-29 | 2008-12-31 | Esju Oy | Teholähde ja menetelmä säätää käyttötehoa |
KR100594287B1 (ko) * | 2004-07-05 | 2006-06-30 | 삼성전자주식회사 | 넓은 범위의 입력 전압에 대응 가능한 입력 버퍼 |
US7015766B1 (en) | 2004-07-27 | 2006-03-21 | Pericom Semiconductor Corp. | CMOS voltage-controlled oscillator (VCO) with a current-adaptive resistor for improved linearity |
KR100560822B1 (ko) * | 2004-09-02 | 2006-03-13 | 삼성전자주식회사 | 리플-프리 내부 전압을 발생하는 반도체 장치 |
TW200614846A (en) * | 2004-09-24 | 2006-05-01 | Hosiden Corp | Signal amplifying circuit and acceleration sensor having the same |
US7154794B2 (en) * | 2004-10-08 | 2006-12-26 | Lexmark International, Inc. | Memory regulator system with test mode |
US7050914B2 (en) * | 2004-10-22 | 2006-05-23 | Aimtron Technology Corp. | Current sensing circuit |
KR100743623B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2007-07-27 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 전류 구동 제어장치 |
JP2006262197A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Fujitsu Ltd | 位相制御回路 |
TWI312450B (en) * | 2005-05-31 | 2009-07-21 | Phison Electronics Corp | Modulator |
JP4255082B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2009-04-15 | 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 | 電圧供給回路および半導体メモリ |
US7248531B2 (en) * | 2005-08-03 | 2007-07-24 | Mosaid Technologies Incorporated | Voltage down converter for high speed memory |
US8461913B2 (en) * | 2005-09-21 | 2013-06-11 | Freescale Semiconductor, Inc. | Integrated circuit and a method for selecting a voltage in an integrated circuit |
TW200721163A (en) * | 2005-09-23 | 2007-06-01 | Zmos Technology Inc | Low power memory control circuits and methods |
WO2007036985A1 (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Advantest Corporation | 管理方法、及び管理装置 |
JP4948077B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2012-06-06 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 送受信装置及びそれを用いた通信システム |
US7245172B2 (en) * | 2005-11-08 | 2007-07-17 | International Business Machines Corporation | Level shifter apparatus and method for minimizing duty cycle distortion |
US7528648B2 (en) * | 2006-02-23 | 2009-05-05 | Cypress Semiconductor Corporation | Replica biased system |
KR100675014B1 (ko) * | 2006-02-24 | 2007-01-29 | 삼성전자주식회사 | 온도센서를 위한 전력공급장치 |
US8355452B2 (en) | 2006-02-27 | 2013-01-15 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Selective frame dropping for initial buffer delay reduction |
US20070229147A1 (en) * | 2006-03-30 | 2007-10-04 | Intel Corporation | Circuit supply voltage control using an error sensor |
KR100886628B1 (ko) * | 2006-05-10 | 2009-03-04 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 내부전압 생성회로 |
US7440354B2 (en) * | 2006-05-15 | 2008-10-21 | Freescale Semiconductor, Inc. | Memory with level shifting word line driver and method thereof |
KR100776750B1 (ko) * | 2006-06-08 | 2007-11-19 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 메모리의 기준전압 발생장치 및 방법 |
US7379365B2 (en) * | 2006-07-26 | 2008-05-27 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for charging large capacitances |
EP1883160B1 (en) * | 2006-07-28 | 2008-09-24 | STMicroelectronics S.r.l. | Power on reset circuit for a digital device including an on-chip voltage down converter |
KR100748359B1 (ko) * | 2006-08-08 | 2007-08-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 논리 게이트 및 이를 이용한 주사 구동부와 유기전계발광표시장치 |
US7532522B2 (en) * | 2006-10-20 | 2009-05-12 | Macronix International Co., Ltd. | Memory and low offset clamp bias circuit thereof |
JP2008107971A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Elpida Memory Inc | 電源電圧発生回路および半導体集積回路装置 |
US7432758B2 (en) * | 2006-11-08 | 2008-10-07 | Elite Semiconductor Memory Technology Inc. | Voltage regulator for semiconductor memory |
KR100890042B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2009-03-25 | 주식회사 하이닉스반도체 | 입력 버퍼 회로 |
US7626447B2 (en) * | 2007-01-01 | 2009-12-01 | Sandisk Corporation | Generation of analog voltage using self-biased capacitive feedback stage |
US7492214B2 (en) * | 2007-01-01 | 2009-02-17 | Sandisk Corporation | Analog voltage generator with self-biased capacitive feedback stage |
WO2008083292A1 (en) | 2007-01-01 | 2008-07-10 | Sandisk Corporation | Generation of analog voltage using self-biased capacitive feedback stage |
US8316158B1 (en) | 2007-03-12 | 2012-11-20 | Cypress Semiconductor Corporation | Configuration of programmable device using a DMA controller |
KR100885491B1 (ko) * | 2007-03-31 | 2009-02-24 | 주식회사 하이닉스반도체 | 고전위전압 공급장치를 포함하는 반도체메모리소자 |
US7649216B1 (en) * | 2007-05-08 | 2010-01-19 | Arizona Board Of Regents For And On Behalf Of Arizona State University | Total ionizing dose radiation hardening using reverse body bias techniques |
JP5130792B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2013-01-30 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体集積回路およびシステム |
US8963590B2 (en) * | 2007-06-13 | 2015-02-24 | Honeywell International Inc. | Power cycling power on reset circuit for fuse initialization circuitry |
US20080309384A1 (en) * | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Honeywell International Inc. | Initialization Circuitry Having Fuse Leakage Current Tolerance |
JP2009016559A (ja) | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Ricoh Co Ltd | 半導体集積回路 |
JP5104118B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2012-12-19 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 内部電源回路 |
US7808843B2 (en) * | 2007-08-15 | 2010-10-05 | Qimonda Ag | Integrated circuit and method of operating the same |
EP2048567B1 (en) * | 2007-08-17 | 2014-05-07 | Semiconductor Components Industries, LLC | EMC protection circuit |
US7646234B2 (en) * | 2007-09-20 | 2010-01-12 | Qimonda Ag | Integrated circuit and method of generating a bias signal for a data signal receiver |
US8014214B2 (en) * | 2007-11-08 | 2011-09-06 | Hynix Semiconductor Inc. | Semiconductor memory device |
US7804345B2 (en) * | 2008-01-15 | 2010-09-28 | Omnivision Technologies, Inc. | Hybrid on-chip regulator for limited output high voltage |
KR100911866B1 (ko) * | 2008-04-14 | 2009-08-11 | 주식회사 하이닉스반도체 | 내부전압 생성회로를 포함하는 반도체 메모리장치 |
US8686698B2 (en) | 2008-04-16 | 2014-04-01 | Enpirion, Inc. | Power converter with controller operable in selected modes of operation |
US8692532B2 (en) | 2008-04-16 | 2014-04-08 | Enpirion, Inc. | Power converter with controller operable in selected modes of operation |
US9246390B2 (en) | 2008-04-16 | 2016-01-26 | Enpirion, Inc. | Power converter with controller operable in selected modes of operation |
KR100991911B1 (ko) * | 2008-04-16 | 2010-11-04 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 비휘발성 메모리 장치 |
US8541991B2 (en) | 2008-04-16 | 2013-09-24 | Enpirion, Inc. | Power converter with controller operable in selected modes of operation |
US9660590B2 (en) | 2008-07-18 | 2017-05-23 | Peregrine Semiconductor Corporation | Low-noise high efficiency bias generation circuits and method |
EP2421132A2 (en) * | 2008-07-18 | 2012-02-22 | Peregrine Semiconductor Corporation | Charge pump with a plurality of transfer control switches |
US8816659B2 (en) | 2010-08-06 | 2014-08-26 | Peregrine Semiconductor Corporation | Low-noise high efficiency bias generation circuits and method |
JP5133168B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2013-01-30 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 差動増幅回路 |
US9548714B2 (en) | 2008-12-29 | 2017-01-17 | Altera Corporation | Power converter with a dynamically configurable controller and output filter |
US8698463B2 (en) | 2008-12-29 | 2014-04-15 | Enpirion, Inc. | Power converter with a dynamically configurable controller based on a power conversion mode |
KR101541706B1 (ko) | 2009-01-19 | 2015-08-05 | 삼성전자주식회사 | 온도 감지 발진 회로 및 이를 포함하는 반도체 메모리 장치 |
KR20100089547A (ko) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | 삼성전자주식회사 | 내부 전압을 발생하는 반도체 장치 및 그 장치를 포함하는 메모리 시스템 장치 |
JP5325628B2 (ja) * | 2009-03-26 | 2013-10-23 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体メモリの基準電位発生回路 |
JP2011009496A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
JP5328525B2 (ja) * | 2009-07-02 | 2013-10-30 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP5458825B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2014-04-02 | 富士通株式会社 | 電圧レギュレータ回路 |
JP5365447B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2013-12-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電装置および画像形成装置 |
JP5432676B2 (ja) * | 2009-11-18 | 2014-03-05 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | マイクロコンピュータ、ヒステリシスコンパレータ回路、及び電圧監視装置 |
KR101093907B1 (ko) * | 2009-11-26 | 2011-12-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 배터리 셀 보호용 반도체 장치, 이를 갖는 보호 회로 모듈 및 배터리 팩 |
US8130566B2 (en) * | 2010-02-25 | 2012-03-06 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Sense amplifier and method of sensing data using the same |
US8184489B2 (en) * | 2010-05-05 | 2012-05-22 | Micron Technology, Inc. | Level shifting circuit |
KR101068340B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2011-09-28 | 주식회사 하이닉스반도체 | 집적 회로 및 반도체 메모리 장치 |
US8159862B2 (en) | 2010-07-26 | 2012-04-17 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Recycling charges |
TWI446354B (zh) * | 2010-09-10 | 2014-07-21 | Etron Technology Inc | 記憶體之電壓調整器 |
JP2012064017A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Toshiba Corp | 電圧降下解析装置、および、電圧降下解析方法 |
US8867295B2 (en) * | 2010-12-17 | 2014-10-21 | Enpirion, Inc. | Power converter for a memory module |
TWI514123B (zh) * | 2011-01-04 | 2015-12-21 | Richtek Technology Corp | 用於電源路徑管理的電路及方法 |
US8686787B2 (en) | 2011-05-11 | 2014-04-01 | Peregrine Semiconductor Corporation | High voltage ring pump with inverter stages and voltage boosting stages |
US9413362B2 (en) | 2011-01-18 | 2016-08-09 | Peregrine Semiconductor Corporation | Differential charge pump |
JP2013030622A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Ricoh Co Ltd | スタンダードセル回路、半導体集積回路、及び半導体集積回路装置 |
US8970003B2 (en) * | 2011-07-29 | 2015-03-03 | Tessera, Inc. | Embedded passive integration |
KR101847095B1 (ko) * | 2011-10-18 | 2018-04-10 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 비휘발성 메모리 장치 |
JP5878742B2 (ja) * | 2011-11-30 | 2016-03-08 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | コントローラ |
JP5922952B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2016-05-24 | エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP5890207B2 (ja) * | 2012-03-13 | 2016-03-22 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
US8923041B2 (en) * | 2012-04-11 | 2014-12-30 | Everspin Technologies, Inc. | Self-referenced sense amplifier for spin torque MRAM |
JP5529214B2 (ja) * | 2012-06-28 | 2014-06-25 | 株式会社アドバンテスト | 試験装置用の電源装置およびそれを用いた試験装置 |
US8817543B2 (en) * | 2012-07-11 | 2014-08-26 | Ememory Technology Inc. | Flash memory |
US9098101B2 (en) * | 2012-10-16 | 2015-08-04 | Sandisk Technologies Inc. | Supply noise current control circuit in bypass mode |
TWI456397B (zh) * | 2012-11-26 | 2014-10-11 | Quanta Comp Inc | 電腦系統 |
US20140177319A1 (en) * | 2012-12-21 | 2014-06-26 | SK Hynix Inc. | Nonvolatile memory apparatus |
WO2014167938A1 (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-16 | 富士電機株式会社 | パワーデバイスの駆動回路 |
KR101533880B1 (ko) * | 2013-06-13 | 2015-07-06 | 정덕영 | 배터리의 충방전 제어회로 |
DE102013212379B3 (de) * | 2013-06-27 | 2014-09-11 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum Betreiben einer Mikrorechnervorrichtung |
US9459642B2 (en) * | 2013-07-15 | 2016-10-04 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Low dropout regulator and related method |
US9755617B2 (en) * | 2013-07-26 | 2017-09-05 | Micron Technology, Inc. | Methods and apparatuses for driving a node to a pumped voltage |
EP2849020B1 (en) * | 2013-09-13 | 2019-01-23 | Dialog Semiconductor GmbH | A dual mode low dropout voltage regulator |
KR20150043122A (ko) * | 2013-10-14 | 2015-04-22 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 장치 |
KR102171261B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2020-10-28 | 삼성전자 주식회사 | 다수의 전압 발생부들을 갖는 메모리 장치 |
US9064588B1 (en) * | 2014-02-06 | 2015-06-23 | SK Hynix Inc. | Semiconductor devices including E-fuse arrays |
US9317051B2 (en) * | 2014-02-06 | 2016-04-19 | SK Hynix Inc. | Internal voltage generation circuits |
KR102246878B1 (ko) * | 2014-05-29 | 2021-04-30 | 삼성전자 주식회사 | 반도체 메모리 장치, 이를 포함하는 메모리 모듈, 및 이를 포함하는 메모리 시스템 |
KR20160061112A (ko) * | 2014-11-21 | 2016-05-31 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 메모리용 구동장치 및 그를 포함하는 시스템 |
US9509217B2 (en) | 2015-04-20 | 2016-11-29 | Altera Corporation | Asymmetric power flow controller for a power converter and method of operating the same |
WO2018002370A1 (en) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | Universiteit Gent | Pseudo-balanced driver |
US9933800B1 (en) * | 2016-09-30 | 2018-04-03 | Synaptics Incorporated | Frequency compensation for linear regulators |
JP6842271B2 (ja) * | 2016-10-07 | 2021-03-17 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 電源回路及び半導体記憶装置 |
TWI672576B (zh) * | 2017-05-02 | 2019-09-21 | 立積電子股份有限公司 | 帶差參考電路、電壓產生器及其電壓控制方法 |
US10924261B2 (en) * | 2017-05-22 | 2021-02-16 | Arm Limited | Efficient power distribution |
US10997322B2 (en) * | 2017-05-22 | 2021-05-04 | Arm Limited | Efficient power distribution |
US10157644B1 (en) * | 2017-08-08 | 2018-12-18 | Micron Technology, Inc. | Methods and apparatus for generation of voltages |
KR102387462B1 (ko) * | 2017-09-27 | 2022-04-15 | 삼성전자주식회사 | 센싱 동작을 일정하게 제어할 수 있는 비트라인 센스앰프를 포함하는 메모리 장치 |
CN107819444B (zh) * | 2017-10-20 | 2021-06-22 | 昆山龙腾光电股份有限公司 | 电压信号放大电路 |
CN109920787B (zh) * | 2017-12-12 | 2021-05-25 | 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 | 互连结构的设计方法、装置及制造方法 |
US10395704B2 (en) | 2017-12-22 | 2019-08-27 | Micron Technology, Inc. | Apparatuses and methods for duty cycle error correction of clock signals |
US10249354B1 (en) * | 2018-02-23 | 2019-04-02 | Micron Technology, Inc. | Apparatuses and methods for duty cycle distortion correction of clocks |
CN112204664B (zh) | 2018-05-29 | 2024-04-02 | 美光科技公司 | 用于设置用于改进时钟工作循环的工作循环调整器的设备及方法 |
TWI669713B (zh) * | 2018-07-12 | 2019-08-21 | 華邦電子股份有限公司 | 記憶體裝置及其控制方法 |
US10581420B2 (en) | 2018-07-20 | 2020-03-03 | Nanya Technology Corporation | Semiconductor device |
US10715127B2 (en) | 2018-11-21 | 2020-07-14 | Micron Technology, Inc. | Apparatuses and methods for using look-ahead duty cycle correction to determine duty cycle adjustment values while a semiconductor device remains in operation |
US11189334B2 (en) | 2018-11-21 | 2021-11-30 | Micron Technology, Inc. | Apparatuses and methods for a multi-bit duty cycle monitor |
US10996266B2 (en) | 2019-08-09 | 2021-05-04 | Stmicroelectronics International N.V. | System and method for testing voltage monitors |
KR20210047119A (ko) | 2019-10-21 | 2021-04-29 | 삼성전자주식회사 | 금속 질화막 제조방법 및 금속 질화막을 포함하는 전자 소자 |
US11489441B2 (en) * | 2020-06-02 | 2022-11-01 | Texas Instruments Incorporated | Reference voltage generation circuits and related methods |
US11302387B2 (en) * | 2020-07-13 | 2022-04-12 | Micron Technology, Inc. | Input/output capacitance measurement, and related methods, devices, and systems |
JP7391791B2 (ja) | 2020-08-12 | 2023-12-05 | 株式会社東芝 | 定電圧回路 |
CN112072941B (zh) * | 2020-09-03 | 2021-08-10 | 武汉大学 | 一种基于ipt并联多逆变器的相位同步检测方法和装置 |
CN114460994B (zh) * | 2020-11-09 | 2024-09-27 | 扬智科技股份有限公司 | 电压调整器 |
US11394308B1 (en) | 2021-05-05 | 2022-07-19 | Arm Limited | Apparatuses and methods for power isolation |
US11736103B2 (en) * | 2021-06-16 | 2023-08-22 | Appleton Grp Llc | Voltage source kickstart circuit for powering integrated circuits |
KR20220169850A (ko) | 2021-06-21 | 2022-12-28 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 파워스위칭동작을 수행하는 전자장치 |
US12046987B2 (en) * | 2022-01-24 | 2024-07-23 | Stmicroelectronics S.R.L. | Voltage regulator circuit for a switching circuit load |
EP4350921A4 (en) * | 2022-08-04 | 2024-08-07 | Changxin Memory Tech Inc | POWER SUPPLY CIRCUIT AND STORAGE |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6215571A (ja) | 1985-07-15 | 1987-01-23 | Ricoh Co Ltd | 色替え可能な現像装置 |
US5197033A (en) * | 1986-07-18 | 1993-03-23 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device incorporating internal power supply for compensating for deviation in operating condition and fabrication process conditions |
US5179539A (en) * | 1988-05-25 | 1993-01-12 | Hitachi, Ltd., Hitachi Vlsi Engineering Corporation | Large scale integrated circuit having low internal operating voltage |
US4994688A (en) * | 1988-05-25 | 1991-02-19 | Hitachi Ltd. | Semiconductor device having a reference voltage generating circuit |
US4994668A (en) | 1989-09-01 | 1991-02-19 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Planar fiber-optic interferometric acoustic sensor |
JP2527835B2 (ja) * | 1990-07-31 | 1996-08-28 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
US5130579A (en) * | 1990-11-19 | 1992-07-14 | Ericsson Ge Mobile Communications Inc. | Active lowpass ripple filter |
JP2945508B2 (ja) * | 1991-06-20 | 1999-09-06 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
JP2803410B2 (ja) * | 1991-10-18 | 1998-09-24 | 日本電気株式会社 | 半導体集積回路 |
JP3186034B2 (ja) * | 1991-10-21 | 2001-07-11 | 日本電気株式会社 | 基準電圧発生回路 |
JPH05217370A (ja) * | 1992-01-30 | 1993-08-27 | Nec Corp | 内部降圧電源回路 |
JPH06103748A (ja) * | 1992-09-16 | 1994-04-15 | Mitsubishi Electric Corp | Icメモリカードの電源制御回路 |
JP2851767B2 (ja) * | 1992-10-15 | 1999-01-27 | 三菱電機株式会社 | 電圧供給回路および内部降圧回路 |
JPH06162772A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-10 | Sharp Corp | 電源電圧降圧回路 |
JP3286869B2 (ja) * | 1993-02-15 | 2002-05-27 | 三菱電機株式会社 | 内部電源電位発生回路 |
JPH0887881A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13090295A patent/JP3705842B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1995-08-04 US US08/511,497 patent/US5689460A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-08-19 US US08/914,280 patent/US5881014A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-12-15 US US09/210,811 patent/US6072742A/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-05-01 US US09/561,816 patent/US6424585B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (59)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1008923A1 (en) * | 1996-09-25 | 2000-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Frequency-voltage conversion circuit, delay amount judgement circuit, system having frequency-voltage conversion circuit, method of adjusting input/output characterictics of frequency-voltage conversion circuit, and apparatus for automatically adjusting input/output characteristics of frequency-volt |
EP1008923A4 (en) * | 1996-09-25 | 2009-09-09 | Panasonic Corp | FREQUENCY-VOLTAGE CONVERSION CIRCUIT, DELAY QUANTITY EVALUATION CIRCUIT, FREQUENCY-VOLTAGE CONVERSION CIRCUIT SYSTEM, METHOD OF ADAPTING CONVERSION CIRCUIT INPUT / OUTPUT CHARACTERISTICS, AND AUTOMATIC ADJUSTMENT DEVICE FOR INPUT / OUTPUT CHARACTERISTICS SAID |
JP2006351173A (ja) * | 1997-06-16 | 2006-12-28 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置 |
JPH11162194A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
JP2001154747A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-08 | Mitsumi Electric Co Ltd | 定電圧回路 |
USRE40053E1 (en) | 2000-01-31 | 2008-02-12 | Fujitsu Limited | Delay circuit having delay time adjustable by current |
JP2002056673A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電源回路およびそれを備える半導体記憶装置 |
US6842388B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-01-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device with bit line precharge voltage generating circuit |
KR100498218B1 (ko) * | 2001-11-20 | 2005-07-01 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 반도체 기억 장치 |
JP2004310990A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 基準電圧の発生回路及び内部電圧の発生回路 |
US7221132B2 (en) | 2003-06-23 | 2007-05-22 | Rohm Co. Ltd. | Power supply circuit |
US7202647B2 (en) | 2003-06-25 | 2007-04-10 | Rohm Co., Ltd. | Power supply circuit |
US7071663B2 (en) | 2003-06-25 | 2006-07-04 | Rohm Co., Ltd. | Power supply circuit |
US9825624B2 (en) | 2003-09-12 | 2017-11-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
JP2011118404A (ja) * | 2003-09-12 | 2011-06-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US8350785B2 (en) | 2003-09-12 | 2013-01-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
US9385704B2 (en) | 2003-09-12 | 2016-07-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and driving method of the same |
JP2008203890A (ja) * | 2003-09-12 | 2008-09-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及び電子機器 |
JP2007518179A (ja) * | 2004-01-15 | 2007-07-05 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | プルアップ回路 |
JP2006039816A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 降圧電源装置 |
JP2007149312A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Elpida Memory Inc | 半導体記憶装置 |
JP2007157071A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Rohm Co Ltd | レギュレータ回路およびそれを搭載した自動車 |
WO2007066681A1 (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Rohm Co., Ltd. | レギュレータ回路およびそれを搭載した自動車 |
US7863881B2 (en) | 2005-12-08 | 2011-01-04 | Rohm Co., Ltd. | Regulator circuit and car provided with the same |
US7428177B2 (en) | 2006-03-22 | 2008-09-23 | Elpida Memory, Inc. | Reference potential generating circuit and semiconductor memory device having the same |
JP2007272838A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Univ Waseda | 半導体装置 |
JP2007288392A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Nec Electronics Corp | リミッタ回路 |
JP4717692B2 (ja) * | 2006-04-14 | 2011-07-06 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | リミッタ回路 |
JP2008009683A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源回路 |
JPWO2008152785A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2010-08-26 | パナソニック株式会社 | 高速復帰回路 |
JP5081238B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2012-11-28 | パナソニック株式会社 | 高速復帰回路 |
JP2009053971A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Nec Electronics Corp | 基準電圧発生回路及びタイマ回路 |
JP2009170027A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Rohm Co Ltd | 高電圧生成回路ならびにそれを用いたメモリ駆動装置およびメモリ装置 |
JP2009268091A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の内部電圧生成回路及び内部電圧生成方法 |
US8519692B2 (en) | 2008-12-11 | 2013-08-27 | Renesas Electronics Corporation | Voltage regulator |
JP2010140254A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Renesas Electronics Corp | ボルテージレギュレータ |
US8503247B2 (en) | 2009-08-06 | 2013-08-06 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor storage apparatus, and method and system for boosting word lines |
JP2011034658A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体記憶装置、ワード線の昇圧方法、及びシステム |
JP2011180891A (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-15 | Kawasaki Microelectronics Inc | 半導体集積回路 |
US8432144B2 (en) | 2010-06-21 | 2013-04-30 | Renesas Electronics Corporation | Regulator circuit |
US8917071B2 (en) | 2010-06-21 | 2014-12-23 | Renesas Electronics Corporation | Regulator circuit |
US9274537B2 (en) | 2010-06-21 | 2016-03-01 | Renesas Electronics Corporation | Regulator circuit |
JP2012128925A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
JP2013157053A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Toshiba Corp | 電圧発生回路及び半導体記憶装置 |
WO2015133295A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 定電流回路 |
US9985519B2 (en) | 2014-08-26 | 2018-05-29 | Toshiba Memory Corporation | Voltage generation circuit |
CN106205716A (zh) * | 2014-11-14 | 2016-12-07 | 力晶科技股份有限公司 | 内部电源电压产生电路、半导体存储装置及半导体装置 |
JP2016095713A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 力晶科技股▲ふん▼有限公司 | 内部電源電圧発生回路、半導体記憶装置及び半導体装置 |
US9275749B1 (en) | 2014-11-14 | 2016-03-01 | Powerchip Technology Corporation | Internal power voltage generating circuit, semiconductor memory device and semiconductor device |
CN106205716B (zh) * | 2014-11-14 | 2019-11-12 | 力晶积成电子制造股份有限公司 | 内部电源电压产生电路、半导体存储装置及半导体装置 |
JP2016103307A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 力晶科技股▲ふん▼有限公司 | 内部電源電圧補助回路、半導体記憶装置及び半導体装置 |
US9589657B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-03-07 | Powerchip Technology Corporation | Internal power supply voltage auxiliary circuit, semiconductor memory device and semiconductor device |
JP2016206818A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 電圧レギュレータ、半導体装置、及び電圧レギュレータの電圧生成方法 |
KR20170083825A (ko) * | 2016-01-11 | 2017-07-19 | 삼성전자주식회사 | 오버슛과 언더슛을 억제할 수 있는 전압 레귤레이터와 이를 포함하는 장치들 |
JP2018055747A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP2020028113A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | シャープ株式会社 | 電圧発生回路および固体撮像素子 |
WO2021085527A1 (en) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Differential signal drive circuit and photoelectric conversion device |
JP2021072520A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | 差動信号駆動回路及び光電変換装置 |
JP2023501636A (ja) * | 2019-12-09 | 2023-01-18 | 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 | バッファ装置、チップ及び電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5881014A (en) | 1999-03-09 |
US6424585B1 (en) | 2002-07-23 |
JP3705842B2 (ja) | 2005-10-12 |
US20020031032A1 (en) | 2002-03-14 |
US5689460A (en) | 1997-11-18 |
US6072742A (en) | 2000-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08190437A (ja) | 半導体装置および電源電圧発生回路 | |
US6297624B1 (en) | Semiconductor device having an internal voltage generating circuit | |
JP3803107B2 (ja) | 半導体装置および電源電圧発生回路 | |
US5537073A (en) | Circuitry and method for clamping a boost signal | |
JP2945508B2 (ja) | 半導体装置 | |
US5283762A (en) | Semiconductor device containing voltage converting circuit and operating method thereof | |
JP4386619B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH11162194A (ja) | 半導体装置 | |
US7859322B2 (en) | Internal power-supply circuit | |
JP3362873B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH07262771A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPH1021699A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP5036834B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0415949A (ja) | 半導体装置 | |
US8553487B2 (en) | Internal power supply circuit, semiconductor device, and manufacturing method of semiconductor device | |
US11342906B2 (en) | Delay circuits, and related semiconductor devices and methods | |
JP2006203248A (ja) | 半導体装置 | |
US6614674B2 (en) | Regulator circuit for independent adjustment of pumps in multiple modes of operation | |
JPH10106283A (ja) | 半導体装置 | |
JPH10144079A (ja) | 半導体記憶装置 | |
US5949725A (en) | Method and apparatus for reprogramming a supervoltage circuit | |
US6137348A (en) | Semiconductor device for generating two or more different internal voltages | |
JPS62260355A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH11213667A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP4368994B2 (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050415 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |