JP2011009496A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の内部電圧発生回路を備える半導体装置において、負荷回路の特性に応じた内部電圧生成回路を割り当てることのできる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置300は、内部電圧生成回路11と内部電圧生成回路12aを備える。スイッチ回路SWは、入力端子T1、入力端子T3、出力端子T2及び出力端子T4を備える。スイッチ回路SWは、スイッチ制御回路323が出力するゲート信号GATEにより制御され、m通り(図3においてm=n=2)のスイッチングで、内部電圧生成回路と負荷回路とを接続し、負荷回路へ負電圧VBBまたは負電圧VKKを供給する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の内部電圧生成回路を備える半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等に代表される半導体装置においては、一般に、外部から供給する電源電圧VDD及び接地電圧VSSとは異なる電圧を発生する内部電圧生成回路を、半導体装置内部に設けている。
例えば、半導体装置において、Nチャネル型MOSトランジスタが形成されるP型半導体基板に、負電圧の基板電圧を与えることによって、半導体基板とトランジスタとの間の寄生容量や、トランジスタの閾値電圧(Vt)を制御し、動作の安定化を図るために、基板電圧発生回路(バックバイアスジェネレータ)が設けられる。
また、DRAM等の半導体装置において、メモリセルを構成する容量素子に電源電圧VDDの電圧レベルを記憶させる場合、メモリセルに接続される選択トランジスタを導通させ、この選択トランジスタを介してビット線から容量素子に電荷を供給する。この際、電圧VDDよりも選択トランジスタの閾値電圧分だけ高い電圧を、ゲート端子に与える必要があるため、昇圧電圧発生回路が設けられている。
このような内部電圧生成回路を設ける半導体装置については、例えば特許文献1に開示されている半導体装置がある。特許文献1に開示されている半導体装置は、揮発性記憶の第1の機能と不揮発性記憶の第2の機能を備え、揮発性の記憶データを不揮発性の記憶データに置き換え、不揮発性の記憶データを揮発性の記憶データに置き換えることが開示される。よって、この半導体装置は、第1の機能と第2の機能を実現するためにそれぞれ必要な複数の内部電圧生成回路を備え、機能モード(メモリセルへの揮発性(DRAM)アクセスモード、不揮発性アクセス(プログラム、リコール、バックアップ、イレーズ)モード等の各々の動作モード)に応じて、負荷回路に供給する出力電圧を変化させる。そのため、上記機能モード別に制御信号を発生するモード制御部と、モード制御部からの制御信号により、動作モードに応じて内部電圧生成回路と、負荷回路とを接続するレベルセレクタ回路を備えている(特許文献1の図4を参照)。この構成によって、半導体装置は、電源投入後はリードとライトアクセスが高速な第1の機能で使用され、電源瞬断等にその現象を検出し第1の機能から第2の機能へ切り替えて揮発性記憶データを不揮発性記憶データとして保存し、データの消失を防止する課題と効果を開示している。
特開2005−196936号公報
一般に、製造後の半導体装置(半導体チップを含む)においては、製造条件、すなわち、製造ばらつきによるトランジスタ等の特性により、上記内部電圧生成回路と負荷回路の各々の特性は半導体装置毎に異なるものである。しかし、従来の半導体装置においては、半導体装置毎に異なる負荷回路の特性とは無関係に、動作モードに応じて、内部電圧生成回路と負荷回路との対応関係は決定されており、内部電圧生成回路の特性と負荷回路のそれぞれの特性に応じた最適な内部電源生成回路の割り当てを行うことができない。
上記特許文献1に開示された半導体装置においても、複数の内部電圧生成回路と、複数の負荷回路との間のスイッチング制御を、半導体装置の機能モードに応じて行うものであるが、個々の半導体装置毎の特性に応じてスイッチング条件を決定し、スイッチング制御を行うものではない。
すなわち、従来の半導体装置においては、製造後の個々の半導体装置のスイッチング制御において、製品の機能モードに対応したスイッチ切替しか行うことができず、内部電圧生成回路の特性試験または負荷回路の特性試験を、電圧生成回路と負荷回路の組合せを変えながら行うことができなかった。そのため、内部電圧生成回路の特性に最適な負荷回路を割付けることができず、又は負荷回路の特性に最適な内部電圧生成回路を割付けることができず、製造後の検査試験において内部電圧生成回路と負荷回路の出来上がり特性(能力、リーク電流量等)に起因して、検査試験における規格を満たさないことがあった。すなわち、半導体装置が検査試験における規格を満たさないため不良品と判定され、製品歩留を上げることができず、製造コストを低減できないという問題があった。
また、その半導体装置が搭載されるシステムが、高速モードで動作する場合低速モードで動作する場合がある。例えば、CPU、MCUやDSPデバイスであればBIOS等で定義するシステムのクロックアップ等であり、メモリデバイスであればCASレイテンシや同期信号(外部クロック信号CLK)の周波数等である。一般的に半導体素子は、高速で動作する場合、半導体トランジスタ等のリーク電流の増加、半導体チップ内のノイズ等が増加する。前述の半導体装置毎の内部電圧生成回路の特性と負荷回路のそれぞれの特性に応じた最適な内部電源生成回路と負荷回路との割り当てを、その半導体デバイスの内部が動作する速度に関連して行うことが望ましい。半導体が動作する電源電圧や温度も同様であり、電源電圧、温度に関連して半導体内部の動作速度やリーク電流が変化するからである。
本発明は、m個(m≧2)の内部電圧生成回路と、スイッチ回路を介してm個の内部電圧生成回路のうち少なくとも一つの内部電圧生成回路から電圧を供給されるn個(n≧2)の負荷回路と、を備え、スイッチ回路は、n個の負荷回路各々とm個の内部電圧生成回路各々との間を、一度の設定後は変更されない制御信号によりm通りの接続の組合せから一つの接続の組合せにより接続する、ことを特徴とする半導体装置である。
また、本発明は、m個(m≧2)の内部電圧生成回路と、n個(n≧2)の負荷回路と、
m個の内部電圧生成回路の出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子とn個の負荷回路の入力端子にそれぞれ接続される複数の出力端子とを備えるスイッチと、を備え、n個の負荷回路のそれぞれは、スイッチ回路を介してm個の内部電圧生成回路のうちいずれかの内部電圧生成回路から電圧が供給され、スイッチ回路は、n個の負荷回路各々とm個の内部電圧生成回路各々との間の接続を、一度の設定後は変更されない制御信号によりm通りの接続の組合せから一つの接続の組合せを選択する、ことを特徴とする半導体装置である。
また、本発明は、複数の内部電圧生成回路と、複数の負荷回路と、複数の内部電圧生成回路の出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子と複数の負荷回路の入力端子にそれぞれ接続される複数の出力端子とを備え、複数の内部電圧生成回路と複数の負荷回路とを、一度の設定後は変更されない制御信号により接続するスイッチ回路と、を備え、スイッチ回路は、制御信号の制御値を設定により変更することによって、複数の入力端子と複数の出力端子とのそれぞれの接続関係を、第1の接続の組合せから第2の接続の組合せに変更する、ことを特徴とする半導体装置である。
この発明によれば、半導体装置は、製造後の個々の半導体装置において、製品の動作モードに対応したスイッチ切替を行うことなく、負荷回路の特性試験を電圧生成回路と負荷回路の組合せを変えながら行うことができる。これにより、負荷回路の特性に最適な内部電圧生成回路を割付けることができるので、製品歩留を増大させ、製造コストを低減できる効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の回路ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の回路ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るDRAMの回路ブロック図である。 図3におけるDRAMを構成する回路の説明に用いる図である。 図3におけるDRAMを構成する回路の説明に用いる図である。 図3におけるDRAMを構成する回路の説明に用いる図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の回路ブロック図である。
本発明の課題を解決する技術思想の代表的な一例は、以下に示される。但し、本発明の請求内容は、この技術思想に限られず、本発明の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
図1は、本発明の半導体装置を模式的に示したブロック図である。図1において、本発明の半導体装置は、2個の内部電圧生成回路と、2個の負荷回路と、これら内部電圧生成回路と負荷回路の間に設けられたスイッチ回路SWを備えている。
2個の内部電圧生成回路とは、例えば、内部電圧生成回路11(チャージポンプ−1)と、内部電圧生成回路12(チャージポンプ−2)である。また、2個の負荷回路とは、負荷回路21(負荷回路A)と、負荷回路22(負荷回路B)である。また、スイッチ回路SWは、入力端子T1、出力端子T2、入力端子T3及び出力端子T4を備えている。
スイッチ回路SWにおいては、不図示の制御信号により、入力端子T1及び出力端子T2の間、又は入力端子T1及び出力端子T4の間が接続される。また、スイッチ回路SWにおいては、不図示の制御信号により、入力端子T3及び出力端子T2の間、又は入力端子T3及び出力端子T4の間が接続される。
すなわち、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路12のいずれか一方が、負荷回路21に内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。また、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路12のいずれか一方が、負荷回路22に内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。
スイッチ回路SWの出力端子に接続される負荷回路は、半導体装置が動作する上で必ず必要な電圧(または電流)を与えなければ成らず、一方スイッチ回路SWの入力端子に接続される内部電圧生成回路は、スイッチ回路SWの接続状態によっては使用されない場合もある。よって、スイッチ回路の2次側である各々の出力端子は、必ず1次側の各々入力端子のいずれかに接続しなければなならない、逆の言い方では、スイッチ回路SWの1次側の各々の入力端子は、必ずしも2次側の各々の出力端子に接続される訳ではない、ということに注意が必要である。スイッチ回路SWの入力端子数(m)が2、出力端子数(n)が2の場合、4通り(m)の接続条件が存在し、その中の一つの接続条件を選択する。入力端子数(m)が3、出力端子数(n)が3の場合、27通り(m)の接続条件が存在し、その中の一つの接続条件を選択する。よって、スイッチ回路SWの出力端子数>入力端子数の設定条件(例えば、入力端子数3、出力端子数4)も存在する。入力端子数(m)が3、出力端子数(n)が4の場合、81通り(m)の接続条件が存在し、その中の一つの接続条件を選択する。スイッチ回路SWの出力端子数<入力端子数の設定条件も同様である。
図2は、本発明の半導体装置における負荷回路A、負荷回路Bを具体的に示した図である。図2において、図1と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。図2において、Pチャネル型MOSトランジスタMp21とNチャネル型MOSトランジスタMn21は、ワード線WLを駆動するワードドライバを構成する。ワードドライバは、入力されるX選択信号XSがLレベルになると、ワード線WLをHレベルとし、メモリセルMCの選択トランジスタMSを選択する。ワードドライバにより選択トランジスタMSが選択されると、メモリセル容量CSとビット線BLが接続され、不図示のセンスアンプが、ビット線BLとビット線BLと対をなすビット線の間の差電圧を増幅する。これらのワードドライバ、メモリセル及びビット線は、半導体装置に複数設けられている。
ここで、負荷回路Aは、選択トランジスタMS及びNチャネル型MOSトランジスタMn21を含む半導体装置上の全てのNチャネル型MOSトランジスタに、負電圧のバックバイアス(基板電圧)を供給するP型ウエル層である。Nチャネル型MOSトランジスタが形成されるP型ウエル層にバックバイアスを供給することによって、P型ウエル層とNチャネル型MOSトランジスタとの間の寄生容量や、Nチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧(Vt)等を制御し、回路動作の安定化を図ることができる。
また、負荷回路Bは、ワード線WLであり、ワード線WLに非選択電圧を供給し、メモリセルの選択トランジスタMSを非選択にする。負荷回路Bは、Nチャネル型MOSトランジスタMn21のソース端子に接続される。上記の様に、ワードドライバのうち選択されるワード線WLに接続されたNチャネル型MOSトランジスタMn21は、ゲート端子の電圧がLレベルとなるが、残りの非選択ワードドライバにおけるNチャネル型MOSトランジスタのゲート端子の電圧レベルはHレベルに維持される。Nチャネル型MOSトランジスタMn21のソース電圧が接地電圧VSSまたは所定の負電圧(第1の電圧)であれば、非選択ワードドライバに接続される選択トランジスタMSは、ビット線側をソースとした場合、ゲート・ソース間電圧VGSが≦0Vとなり、メモリセル容量CSはビット線とは接続されない。
しかし、非選択のメモリセルのゲート・ソース間電圧VGSが≦0Vであっても、メモリセル容量がHレベルに充電されている場合、サブスレッショールド電流により電荷がビット線に漏れて、メモリセル容量CSの電荷が減少し、その後の読み出し動作の際センスアンプがLレベルと判定する可能性が生じる。そこで、このサブスレッショールド電流を減らすために、ワードドライバの出力するLレベルの電圧を低減させる。すなわち、ワードドライバのNチャネル型MOSトランジスタMn21のソース端子に、所定の電圧よりも更に絶対値で低い第2の負電圧を供給し、非選択ワードに接続される選択トランジスタMSのゲート・ソース間電圧VGSを負電圧の方向に更に大きくする。
ここで、従来技術におけるように、負荷回路に対して、固定された電圧を供給するのでは、製造された個々の半導体装置における負荷回路の出来上がり特性に対応できない。例えば、上記負荷回路Aが、内部電圧生成回路11にのみ接続されるとすると(スイッチ回路SWにおける入力端子T1及び出力端子T4の間の接続条件しかないとすると)、製造された全ての半導体装置において、供給される内部電圧(負電圧VBB)は同じになる。
上記の通り、内部電圧(負電圧VBB)はNチャネル型MOSトランジスタが形成されるPウエル層に供給される。
内部電圧(負電圧VBB)の絶対値が小さい場合、半導体装置上の全てのNチャネル型MOSトランジスタは、オフ(一般的な非導通の状態)している場合でもサブスレッショールド電流(オフリーク電流)が流れるので、半導体装置のスタンバイ電流(非動作時の電源電流)は、大きい値となる。サブスレッショールド電流は、製造ばらつきによるトランジスタ等の特性により半導体装置毎に異なるため、半導体装置によっては、製品仕様によって定められた電流規格を満足しないことも起こり得る。他方、製造後の内部電圧生成回路11の能力(発生電圧)が所定の能力よりも低い場合も同様である。
かかる場合において、負荷回路Aを、より内部電圧の絶対値の大きい負電圧を供給するその他の内部電圧生成回路に接続できれば、個々の半導体装置毎に、スタンバイ電流を低減でき、電流規格を満足させる場合もある。
一方、内部電圧(負電圧VBB)の絶対値が大きい場合、半導体装置上の全てのNチャネル型MOSトランジスタは、閾値電圧が上がるので、例えば論理回路の動作スピードが遅くなり、或いは差動増幅回路等の動作マージンが悪化する可能性がある。閾値電圧は、製造ばらつきによるトランジスタ等の特性により半導体装置毎に異なるため、半導体装置によっては、製品仕様によって定められた規格、例えば最低動作電圧規格を満足しないことも起こり得る。
かかる場合において、負荷回路Aを、より内部電圧の絶対値の小さい負電圧を供給するその他の内部電圧生成回路に接続できれば、個々の半導体装置毎に、動作スピードや動作マージンを改善でき、最低動作電圧規格を満足させる場合もある。
すなわち、異なる負電圧を供給する複数個の内部電圧生成回路があって、順番に負荷回路Aをそれら複数個の内部電圧生成回路に接続して製品規格を満たすかどうかの試験を行い、その後の製品動作において、規格を満たす内部電圧発生回路へ接続を固定できれば、製品歩留を上げることが可能となる。
一方、上記負荷回路Bが、内部電圧生成回路12にのみ接続されるとすると(スイッチ回路SWにおける入力端子T3及び出力端子T4の間の接続条件しかないとすると)、製造された全ての半導体装置において、供給される内部電圧(負電圧VKK)は同じになる。上記の通り、内部電圧(負電圧VKK)はワードドライバを構成するNチャネル型MOSトランジスタMn21のソース端子に供給される。
供給される内部電圧(負電圧VKK)が固定されている場合、メモリセルMCのホールド特性は、選択トランジスタMSのサブスレッショールド電流特性に左右される。なお、ホールド特性とは、メモリセルMCの電荷保持時間である。メモリセル容量CSは、Hレベルの電圧を保持していても、リーク電流により電圧がLレベルへと変化してしまうので、この電荷保持時間(ホールド時間)以内に定期的にリフレッシュする必要がある。しかし、このリフレッシュ期間は、それぞれの製品に対応して規格(ホールド規格)として定められている。
サブスレッショールド電流は、製造ばらつきによるトランジスタ等の特性により半導体装置毎に異なるため、半導体装置によっては、製品仕様によって定められたホールド規格を満足しないことも起こり得る。他方、製造後の内部電圧生成回路12の能力(発生電圧またはサブスレッショールド電流の吸収能力)が所定の能力よりも低い場合も同様である。
かかる場合において、負荷回路Bを、より内部電圧の絶対値の大きい負電圧を供給するその他の内部電圧生成回路に接続できれば、サブスレッショールド電流を抑えることができるので、個々の半導体装置毎に、ホールド時間を延ばすことができ、ホールド規格を満足できる場合もある。
しかし、あまりに内部電圧の絶対値の大きい負電圧を供給する内部電圧生成回路に接続された場合、選択トランジスタのGIDL(Gate Induced Drain Leakage)特性により、かえってホールド時間が短くなってしまう。GIDLとは、ゲート端子に負バイアスを供給し、ドレイン端子(メモリセル容量CS側の端子)が正バイアスの場合、ゲート電極とドレインが重なる部分に電界が集中し、この高電界により薄い空乏層が形成されて価電子帯から伝導帯へ電子がBTBT(Band To Band Tunneling)を引き起こし、リーク電流が流れる現象である。
このような場合に、異なる負電圧を供給する複数個の内部電圧生成回路があって、順番に負荷回路Bをそれら複数個の内部電圧生成回路に接続してホールド規格を満たすかどうかの試験を行い、規格を満たす内部電圧発生回路へ接続を固定できれば、ホールド規格を満足させることができる。
すなわち、異なる負電圧を供給する複数個の内部電圧生成回路があって、順番に負荷回路Bをそれら複数個の内部電圧生成回路に接続してホールド規格を満たすかどうかの試験を行い、その後の製品動作において、規格を満たす内部電圧発生回路へ接続を固定できれば、製品歩留を上げることが可能となる。
そこで、本発明に係る半導体装置においては、m個の内部電圧生成回路と、スイッチ回路を介してm個の内部電圧生成回路から電圧を供給されるn個の負荷回路を備え、スイッチ回路は、内部電圧生成回路と負荷回路の間で、m通りのスイッチングを行うことを目的とする(上記説明においては、m=n=2である)。また、本発明に係る半導体装置においては、製造された個々の半導体装置の特性改善を図ることを目的として、各負荷回路に対して最適な内部電圧生成回路を割付けるために、スイッチ回路の入出力端子における端子間接続を切り替えて特性試験を行い、最適なスイッチ回路の端子間接続情報を決定する。そして、決定された端子間接続情報により、製品動作における内部電圧生成回路と負荷回路の接続を、製品の動作モードに関わらず固定化することを技術思想とする。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図3は、上述の内部電圧生成回路、スイッチ回路及び負荷回路を備えた半導体装置の回路ブロック図である。
図3においては、上述の負荷回路として、DRAMの内部回路であるメモリセルアレイ301、Xデコーダ&ワードドライバ回路302、Yデコーダ&Yスイッチ回路303、センスアンプ&IO回路304、制御信号発生回路305、コマンド入力ラッチ&デコード回路306、コントロールロジック回路307、アドレス入力ラッチ&デコード回路308及びデータ入出力回路309を示している。
図3におけるメモリセルアレイ301は、複数のワード線(W1〜Wm)、複数のビット線(BL1T〜BLnT,BL1B〜BLnB)並びにこれらワード線及びビット線の交点に配置された複数のメモリセル(m×n個のメモリセル)からなる。
また、複数のセンスアンプ(S1〜Sn)が、センスアンプ&IO回路304内に設けられ、それぞれビット線対(BL1T、BL1B)〜(BLnT、BLnB)の差電圧を増幅する。
また、内部電圧供給部320は、上記回路に負電圧VBBまたは負電圧VKKを供給する回路である。内部電圧供給部320は、内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路12、スイッチ回路SW及びスイッチ制御回路323を備えている。
内部電圧生成回路11は、外部電源電圧端子VDDPから電源電圧VDDが供給され、供給されるVDDを基に負電圧VBB(例えば−0.5V)を生成する回路である。また、内部電圧生成回路12aは、外部電源電圧端子VDDPから電源電圧VDDが供給され、内部電圧生成回路11が出力する負電圧VBBを降圧し、負電圧VKK(例えば−0.3V)を生成する回路である。
ここで、図3に示す全ての回路におけるNチャネル型MOSトランジスタが形成されるPウエル層が、上述の負荷回路Aに相当する。また、Xデコーダ&ワードドライバ回路302内に複数配置されたワードドライバの各々のNチャネル型MOSトランジスタ(図3においては図示しないが、図2におけるNチャネル型MOSトランジスタMn21に相当する)のソース端子が、上述の負荷回路Bに相当する。
従って、内部電圧生成回路11は、例えばチャージポンプ回路であり、負荷回路Aに負電圧(−0.5V)を供給し、半導体装置300全体のNチャネル型MOSトランジスタに発生する基板電流を吸収する電流供給能力を備える。また、内部電圧生成回路12aは、負荷回路Bに負電圧(−0.3v)を供給し、ワード線非選択時にその電圧レベルを−0.5Vに維持する。内部電圧生成回路12aは、隣接ワード線や交差するビット線と間に生じる欠陥電流を吸収する電流供給能力を備える。ここで、内部電圧生成回路12aの電流供給能力は、内部電圧生成回路11の電流供給能力を10とすると、その半分の5である。なお、本願発明の説明において、電流供給能力とは、負荷回路を所定電圧に充電するために電圧生成回路から供給できる電流量であり、単位時間当たりの供給可能な電荷量に等しい。すなわち、電流供給能力が大きければ、負荷回路を所定電圧に充電するまでの時間が短くなる。
また、スイッチ回路SWは、負電圧VBBが入力される入力端子T1、負電圧VKKが入力される入力端子T3、負電圧VBB又は負電圧VKKを出力する出力端子T2及び負電圧VBB又は負電圧VKKを出力する出力端子T4を備えている。そして、スイッチ回路SWは、スイッチ制御回路323から出力されるゲート信号GATEにより、入力端子と出力端子を接続し、入力される負電圧を、出力端子から負荷回路に対して供給する。
スイッチ制御回路323は、後述するように、コントロールロジック回路307が出力するスイッチ制御信号314aが入力される。そして、このスイッチ制御信号314aの論理レベルに応じて、スイッチ回路SWに対してゲート信号GATEを出力する。
また、スイッチ制御回路323は、内部に不揮発性記憶回路324を備えている。不揮発性記憶回路324は、製品に電源電圧が供給されなくなった後もデータを保持し続ける回路である。
不揮発性記憶回路324は、例えば公知のヒューズ、若しくはアンチヒューズから構成される。そして、この不揮発性記憶回路324に保持すべきデータは、製品試験において、テスト動作モードを用いた試験の結果によって決定される。また、保持すべきデータが不揮発性記憶回路324へプログラミングされた後は、製品の電源が投入されるたびに、スイッチ制御回路323は、この不揮発性記憶回路324が記憶するデータに基づき、スイッチ回路SWに対してゲート信号GATEを出力する。
上述の各回路の動作を簡潔に説明する。
なお、以下の本実施形態についての説明におけるテスト動作モードとは、製品試験の際、すなわち、ウエハー状態におけるP/Wやパッケージ封止後の選別試験の際、半導体装置300がスイッチ回路SWにおいて、2つの入力端子と2つの出力端子の接続の組合せを変えながら、読み出し、書き込み、リフレッシュ等の動作を行う動作モードである。また、通常動作モードとは、上記製品試験結果により、入力端子と出力端子の接続が固定された状態で行う、読み出し、書き込み、リフレッシュ等の動作を行う動作モードである。
CLK入力端子CLKPから入力される外部クロック信号CLKに基づいて、制御信号発生回路305で内部クロック信号311を発生させ、コマンド信号CMD及び外部アドレス信号ADDを、それぞれコマンド入力端子CMDP及び外部アドレス入力端子ADDPから、コマンド入力ラッチ&デコード回路306及びアドレス入力ラッチ&デコード回路308に取り込む。
コマンド信号CMDには、DRAMに読み出し動作を命じるREADコマンド、書き込み動作を命じるWRITEコマンド、リフレッシュ動作を命じるREFコマンド等がある。
また、コマンド信号CMDには、TESTコマンドがある。このTESTコマンドがコマンド入力端子CMDPに入力されると、半導体装置300は、スイッチ回路SWの入出力端子の接続状態を順番に変化させ、各々の接続状態において、読み出し、書き込み等の動作等を行うことができるテスト動作モードに移行する。
すなわち、半導体装置300は、テスト動作モードにおいて、負電圧VBB及び負電圧VKKの供給先を切り替えた状態で、読み出し、書き込み等の動作を行うことができる。なお、テスト動作モードへの移行の際、スイッチ回路SWのどの入出力端子間を接続するかどうかの情報(端子間接続情報)もコマンド入力端子CMDPから、或いはアドレス入力端子ADDP、データ入出力端子DQPから、または図3において不図示の入力端子から入力される。
コマンド信号CMDは、コマンド入力ラッチ&デコード回路306でデコードされた後、コントロールロジック回路307に入力される。
コントロールロジック回路307は、テスト動作モード及び通常動作モードのいずれの動作モードにおいても、入力されたコマンドに応じてXアドレス系コントロール信号312、Yアドレス系コントロール信号314、スイッチ制御信号314aを発生する。
アドレス入力ラッチ&デコード回路308は、Xアドレス系コントロール信号312が入力され、Xアドレス信号313及びYアドレス信号315を、Xデコーダ&ワードドライバ回路302及びYデコーダ&Yスイッチ回路303に出力する。
コントロールロジック回路307は、Xアドレス系コントロール信号312、Yアドレス系コントロール信号314を出力し、Xデコーダ&ワードドライバ回路302及びYデコーダ&Yスイッチ回路303等を制御して、メモリセルアレイ中のメモリセルへ書き込み、読み出し等の所望の動作を行わせる。
メモリセルへのデータ書き込みまたは読み出し動作は、データ入出力回路309、データバス316及びセンスアンプ&IO回路304を介して、データ入出力端子DQPに入出力されるデータ入出力信号DQの論理レベルに従って行われる。
ここで、コントロールロジック回路307が出力するスイッチ制御信号314aは、例えば複数の信号からなり、半導体装置300が上記テスト動作モードに入っているか否かの情報、スイッチ回路SWの端子間接続情報を含む信号である。なお、コントロールロジック回路307は、テスト動作モード及び通常動作モードのいずれの動作モードにおいても、スイッチ制御信号314aをスイッチ制御回路323に対して出力するものとする。
以上が、半導体装置300の動作概要であるが、本実施形態の特徴をなす内部電圧供給部320における、テスト動作モード及び通常動作モードについて、次に説明する。
スイッチ制御回路323は、テスト動作モードにおいて、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあるかどうかを判定し、テスト動作モードにある場合、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。また、通常動作モードの場合、製品試験の際決定された端子間接続情報を不揮発性記憶回路324から読み出し、その論理レベルに相当するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
図4は、内部電圧供給部320におけるスイッチング制御を具体的に示した図である。
図4(a)は、内部電圧供給部320における2個の内部電圧生成回路と、2個の負荷回路と、これらの回路の間に設けられたスイッチ回路SWを示している。また、図4(b)は、図3におけるスイッチ回路SWを、トランジスタを用いて具体的に示した回路図である。また、図4(c)は、ゲート信号GATEによるトランジスタのオン/オフと、入出端子間の接続関係を示している。
図4(a)に示す2個の内部電圧生成回路は、図3における内部電圧生成回路11と、内部電圧生成回路12aである。また、2個の負荷回路とは、上述の負荷回路A、負荷回路Bである。
また、スイッチ回路SWは、図4(b)に示すように、所謂トランスファーゲート型であり、Nチャネル型MOSトランジスタMn41〜Mn44から構成され、入力端子T1、出力端子T2、入力端子T3及び出力端子T4を備えている。
Nチャネル型MOSトランジスタMn41は、ソース端子又はドレイン端子のいずれか一方が入力端子T1と接続され、ソース端子又はドレイン端子の他方が出力端子T2と接続され、ゲート端子にはゲート信号GATEAが入力される。
また、Nチャネル型MOSトランジスタMn42は、ソース端子又はドレイン端子のいずれか一方が入力端子T3と接続され、ソース端子又はドレイン端子の他方が出力端子T2と接続され、ゲート端子にはゲート信号GATEBが入力される。
また、Nチャネル型MOSトランジスタMn43は、ソース端子又はドレイン端子のいずれか一方が入力端子T1と接続され、ソース端子又はドレイン端子の他方が出力端子T4と接続され、ゲート端子にはゲート信号GATECが入力される。
また、Nチャネル型MOSトランジスタMn44は、ソース端子又はドレイン端子のいずれか一方が入力端子T3と接続され、ソース端子又はドレイン端子の他方が出力端子T4と接続され、ゲート端子にはゲート信号GATEDが入力される。尚、トランスファーゲートは、CMOS等の相補型トランジスタで構成できることは言うまでもない。更に、各トランスファーゲートに入力されるそれぞれの制御信号は、記憶回路324からの複数の制御信号の論理合成した結果の信号であっても良い。
これにより、テスト動作モードにおいて、図4(c)に示す端子間接続が可能となる。図4(c)は、ゲート信号GATEA〜GATEDが入力されるNチャネル型MOSトランジスタMn41〜Mn44のオン/オフ状態と、負荷回路A及び負荷回路Bに負電圧VBBと負電圧VKKのいずれが供給されるかを示している。
スイッチ回路SWに入力されるゲート信号GATEA及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEC及びGATEDがLレベルの場合、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びMn44がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びMn43がオフする。これにより、入力端子T1と出力端子T2が接続され、また、入力端子T3と出力端子T4が接続され、図4(c)中の(1)に示すように、負荷回路Aに供給される電圧は負電圧VBB、負荷回路Bに供給される電圧は負電圧VKKとなる。
また、スイッチ回路SWに入力されるゲート信号GATEA及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEB及びGATEDがLレベルの場合、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びMn43がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びMn44がオフする。これにより、入力端子T1と出力端子T2が接続され、また、入力端子T1と出力端子T4が接続され、図4(c)中の(2)に示すように、負荷回路A、負荷回路Bに供給される電圧は、ともに負電圧VBBとなる。
また、スイッチ回路SWに入力されるゲート信号GATEB及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATECがLレベルの場合、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びMn44がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びMn43がオフする。これにより、入力端子T3と出力端子T2が接続され、また、入力端子T3と出力端子T4が接続され、図4(c)中の(3)に示すように、負荷回路A、負荷回路Bに供給される電圧は、ともに負電圧VKKとなる。
また、スイッチ回路SWに入力されるゲート信号GATEB及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATEDがLレベルの場合、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びMn43がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びMn44がオフする。これにより、入力端子T3と出力端子T2が接続され、また、入力端子T1と出力端子T4が接続され、図4(c)中の(4)に示すように、負荷回路Aに供給される電圧は負電圧VKK、負荷回路Bに供給される電圧は負電圧VBBとなる。
このように、スイッチ回路SWは、ゲート信号GATEA〜GATEDの論理レベルの組合せ(端子間接続情報)により、2(=4)通りのスイッチングを行うことができる。これにより、負荷回路Aまたは負荷回路Bは、テスト動作モードにおいて、それぞれ負電圧VBB、負電圧VKKのいずれか一方の電圧が供給される。なお、ゲート信号GATEA及びゲート信号GATEBのいずれか一方は、他方の論理反転信号であればよい。同様に、ゲート信号GATEC及びゲート信号GATEDのいずれか一方は、他方の論理反転信号であればよい。
内部電圧供給部320を、以上のような構成にしたことにより、半導体装置300は、製品試験の際に行うテスト動作モードにおいて、スイッチ回路SWの入出力端子の接続を2通り(4通り)の組合せのうちの任意の状態を選択でき、選択された各々の状態において読み出し、書き込み動作等を行うことができる。そして、製品試験後、4通りの組合せのうちから決定されるいずれか一つの最適な入出力端子の接続の組合せ(端子間接続情報)を、すなわち、ゲート信号GATEA〜GATEDの論理レベルの組合せを、不揮発性記憶回路324へ記憶させる。半導体装置300は、その後における製品の電源投入後に行う各動作、すなわち通常動作モードにおいては、不揮発性記憶回路324に記憶された端子間接続情報に基づき、スイッチ回路SWの入出力端子の接続を固定し、読み出し、書き込み動作等を行うことができる。
続いて、本実施形態における半導体装置の製造後におけるスイッチング制御について、負荷回路の出来上がり特性を具体的に示しながら、以下に説明する。
図5は、電圧生成回路と負荷回路のスイッチング制御における対応関係を示している。
図5(a)は、図3における内部電圧生成回路11(チャージポンプ−1)、内部電圧生成回路12a(降圧回路)、出力端子T2に接続される負荷回路(負荷回路Aとする)、出力端子T4に接続される負荷回路(負荷回路Bとする)及びスイッチ回路SWを示している。また、スイッチ回路SWは、上述のように、スイッチ制御回路323から出力されるゲート信号GATEA〜Dにより、入力端子T1及び出力端子T2の間、又は入力端子T1及び出力端子T4の間が接続され、入力端子T3及び出力端子T2の間、又は入力端子T3及び出力端子T4の間が接続される。
すなわち、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路12aのいずれか一方が、負荷回路Aに内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。また、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路12aのいずれか一方が、負荷回路Bに内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。
図5(b)は、内部電圧生成回路11と内部電圧生成回路12aの発生電圧と、負荷回路A及び負荷回路Bに供給される電圧のスイッチ関係を示した図である。
図5(b)において、内部電圧生成回路11(チャージポンプ−1)は、−0.5Vの基板電圧を発生し、内部電圧生成回路12a(降圧回路)は、−0.5Vの基板電圧から、―0.3Vを発生するものとしている。図5(b)中、デフォルトとは、スイッチ回路SWにおいて、入力端子T1と出力端子T2が接続され、入力端子T3と出力端子T4が接続されていることを示している。すなわち、図3に示す半導体装置300は、テスト動作モードにおいてまず、上記デフォルトの電圧により動作する。
具体的には、スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあるかどうかを判定し、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路に入力されるゲート信号GATEA及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEB及びGATECがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、図3に示す全ての回路におけるNチャネル型MOSトランジスタが形成されるPウエル層(負荷回路A)は、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路11に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。また、Xデコーダ&ワードドライバ回路302内に複数配置されたワードドライバの各々のNチャネル型MOSトランジスタ(図3においては図示しないが、図2におけるNチャネル型MOSトランジスタMn21に相当する)のソース端子(負荷回路B)は、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路12aに接続され、負電圧VKK(−0.3V)が供給される。
このバイアス状態で、半導体装置300のホールド試験、例えばWrite Disturb Hold試験(書き込み動作の繰り返しによりビット線がLレベルにある期間を長くし、該ビット線における非選択メモリセルの選択トランジスタのサブスレショールド電流を大きいものとして、ホールド時間が製品規格を満たすかどうかをチェックする試験)において、Hold時間の規格を満たさないとする。この場合、テスト動作モードを用いた製品試験において、半導体装置300は不良品と判定される。
しかし、負荷回路Bに供給される負電圧の絶対値を高めに、すなわち上記場合で言えば−0.5Vにすれば、非選択メモリセルの選択トランジスタのサブスレショールド電流は一般的に少なくなるので、負荷回路Bに供給される負電圧を−0.5Vに変更して、ホールド試験を行えば、試験結果は良品となる場合がある。
そこで、テスト動作モードにおけるスイッチ回路SWの接続関係を、図5(b)のケース1に示す関係にし、そのバイアス状態で上記ホールド試験を行う。具体的には、コマンド信号CMDにTESTコマンドを入力し、また、スイッチ回路SWの端子間接続情報も入力する。スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあることを判定し、端子接間続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路SWに入力されるゲート信号GATEは、ゲート信号GATEA及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEB及びGATEDがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、負荷回路Aは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路11に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。また、負荷回路Bも、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路11に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。
このバイアス状態で、上記ホールド試験を行い、良品と判定された場合、図3における不揮発性記憶回路324に、ケース1の接続状態(端子間接続情報)を記録する。これによって、以降の製品の電源投入以降、スイッチ制御回路323が、スイッチ回路SWに対して出力するゲート信号GATEは、ゲート信号GATEA及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEB及びGATEDがLレベルとなる。
従って、半導体装置300の負荷回路A、負荷回路Bともに、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路11に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。そして、半導体装置300は、このバイアス状態で、書き込み、読み出し等の動作(通常動作モード)を行う。また、半導体装置は、デフォルトにおいては不良品であったが、ホールド試験の結果により、上記バイアスを決定したことで、良品となる。
また、デフォルトのバイアス状態で、半導体装置300のスピード試験、例えばtRAC、tAA等のスピード試験(基準となる入力端子へ信号が入力されてから、DQ端子へメモリセルに記憶されたデータが出力されるまでの時間が、製品規格を満たすかどうかをチェックする試験)において、スピード試験の規格を満たさないとする。この場合、製品試験のテスト動作モードにおける半導体装置300の試験結果は不良品と判定される。
しかし、負荷回路Aに供給される負電圧の絶対値を小さめに、すなわち上記場合で言えば−0.3Vにすれば、負荷回路AにおけるNチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧(Vt)は、小さくなるので、負荷回路Aに供給される負電圧を−0.3Vに変更して、スピード試験を行えば、試験結果は良品と判定される場合がある。
そこで、製品試験のテスト動作モードにおけるスイッチ回路SWの接続関係を、図5(b)のケース2に示す関係にし、そのバイアス状態で上記スピード試験を行う。具体的には、上述のとおり、コマンド信号CMDにTESTコマンドを入力し、また、スイッチ回路SWの端子間接続情報も入力する。スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあるかどうかを判定し、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路に入力されるゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATECがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、負荷回路Aは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路12aに接続され、負電圧VKK(−0.3V)が供給される。また、負荷回路Bも、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路12aに接続され、負電圧VKK(−0.3V)が供給される。
このバイアス状態で、上記スピード試験を行い、良品と判定された場合、図3における不揮発性記憶回路324に、ケース2の接続状態(端子間接続情報)を記録する。
すなわち、以降の製品の電源投入以降、スイッチ制御回路323が、スイッチ回路SWに対して出力するゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATECがLレベルとなる。
従って、半導体装置300の負荷回路A、負荷回路Bともに、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路12aに接続され、負電圧VKK(−0.3V)が供給される。そして、半導体装置300は、このバイアス状態で、書き込み、読み出し等の動作(通常動作モード)を行う。また、半導体装置は、デフォルトにおいては不良品であったが、スピード試験の結果により、上記バイアスを決定したことで、良品となる。
また、デフォルトのバイアス状態で、半導体装置300が上記スピード試験及びホールド試験、いずれの試験の規格をも満たさないとする。この場合、製品試験のテスト動作モードにおける半導体装置300の試験結果は、不良品と判定される。
しかし、負荷回路Aに供給される負電圧の絶対値を小さめに、かつ、負荷回路Bに供給される負電圧の絶対値を大きめに、すなわち、上記場合で言えば負荷回路Aに供給される電圧を−0.3Vに、負荷回路Bに供給される電圧を−0.5Vにし、両試験を行えば、試験結果は良品と判定される場合がある。
そこで、製品試験のテスト動作モードにおけるスイッチ回路SWの接続関係を、図5(b)のケース3に示す関係にし、負荷回路A及び負荷回路Bに供給される電圧を図に示すバイアス状態で上記両試験を行う。具体的には、上述のとおり、コマンド信号CMDにTESTコマンドを入力し、また、スイッチ回路SWの端子間接続情報も入力する。スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあるかどうかを判定し、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路に入力されるゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATEDがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、負荷回路Aは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路12aに接続され、負電圧VKK(−0.3V)が供給される。また、負荷回路Bは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路11に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。
このバイアス状態で、上記両試験を行い、良品と判定された場合、図3における不揮発性記憶回路324に、ケース3の接続状態(接続端子情報)を記録する。
すなわち、以降の製品動作において、電源投入をすると、スイッチ制御回路323が、スイッチ回路SWに対して出力するゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATEDがLレベルとなる。
従って、半導体装置300の負荷回路Aは負電圧VKK(−0.3V)が供給され、負荷回路Bは負電圧VBB(−0.5V)が供給される。そして、半導体装置300は、このバイアス状態で、書き込み、読み出し等の動作(通常動作モード)を行う。また、半導体装置は、デフォルトにおいては不良品であったが、両試験の結果により、上記バイアスを決定したことで、良品となる。
このように、本実施形態による半導体装置は、m個(m=2)の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路11及び内部電圧生成回路12a)と、スイッチ回路(スイッチ回路SW)を介してm(m=2)個の内部電圧生成回路のうち少なくとも一つの内部電圧生成回路から電圧(負電圧VBBまたは負電圧VKK)を供給されるn個(n=2)の負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)と、を備え、スイッチ回路(スイッチ回路SW)は、n(n=2)個の負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)各々とm個の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路11及び内部電圧生成回路12a)各々との間を、一度の設定後は変更されない制御信号(ゲート信号GATEA〜GATED)によりm(=4)通りの接続の組合せから一つの接続の組合せにより接続する、ことを特徴とする半導体装置(半導体装置300)である。
この発明によれば、半導体装置は、製造後の個々の半導体装置において、スイッチング制御を行うことで、負荷回路の特性試験を行うことができる。これにより、負荷回路の特性に最適な内部電圧生成回路を割付けることができるので、製品歩留を増大させ、製造コストを低減できる効果を奏する。
尚、前述の試験方法では、負荷回路の特性試験を視点にスイッチングの制御を行う開示であるが、内部電圧生成回路の特性試験を視点にスイッチングの制御を行うことも同様に可能である。当該技術者であれば、容易に実施できる。
更に、前述のスイッチングの制御による試験方法に代えて、負荷回路単独または内部電圧生成回路単独の試験方法によって、スイッチングの制御を確定することも可能である。特に、半導体チップ内部が、所定の機能ブロックに分類できるCPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体製品全般にこの試験方法と、その結果を反映したスイッチングの制御値の確定は、有用である。
また、前述の試験方法では、負荷回路の特性試験を視点にスイッチングの制御を行う開示であるが、内部電圧生成回路の特性試験を視点にスイッチングの制御を行うことも同様に可能である。当該技術者であれば、容易に実施できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図6は、上記半導体装置300における電圧生成回路と負荷回路のスイッチング制御における対応関係を示している。図6(a)は、内部電圧生成回路51(チャージポンプ−1)、内部電圧生成回路52(チャージポンプ−2)、負荷回路(負荷回路A)、負荷回路(負荷回路B)及びスイッチ回路SW50を示している。内部電圧生成回路51が図5における内部電圧生成回路11、内部電圧生成回路52が内部電圧生成回路12aに対応するが、後述するように供給電圧、電流能力は異なる。負荷回路A、負荷回路Bは、第1の実施形態と同じく、それぞれ、全てのNチャネル型MOSトランジスタが形成されるP型基板、ワードドライバを構成するNチャネル型MOSトランジスタのソース端子である。
また、スイッチ回路SW50は、図4(b)に示したスイッチ回路SWと同一構成である。スイッチ回路SW50は、スイッチ制御回路323から出力されるゲート信号GATEA〜Dにより、入力端子T1及び出力端子T2の間、又は入力端子T1及び出力端子T4の間が接続され、入力端子T3及び出力端子T2の間、又は入力端子T3及び出力端子T4の間が接続される。
すなわち、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路51、内部電圧生成回路52のいずれか一方が、負荷回路Aに内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。また、スイッチ回路SWにより、内部電圧生成回路51、内部電圧生成回路52のいずれか一方が、負荷回路Bに内部電圧(負電圧VBB)又は内部電圧(負電圧VKK)を供給する。
図6(b)は、内部電圧生成回路51と内部電圧生成回路52の発生電圧、電流供給能力、負荷回路A及び負荷回路Bへの供給能力のスイッチ関係を示した図である。
図6(b)に示すように、内部電圧生成回路51(チャージポンプ−1)は、−0.5Vの基板電圧を発生する。また、内部電圧生成回路52(チャージポンプ−2)は、−0.5Vの基板電圧を発生するものとしている。なお、内部電圧生成回路52の電流供給能力は、内部電圧生成回路51の電流供給能力を10として、半分の5であるものとする。
図6(b)中、デフォルトとは、スイッチ回路SW50において、入力端子T1と出力端子T2が接続され、入力端子T3と出力端子T4が接続されていることを示している。すなわち、図3に示す半導体装置300は、テスト動作モードにおいてまず、上記デフォルトの電圧により動作する。
具体的には、スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあるかどうかを判定し、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路に入力されるゲート信号GATEA及びGATEDがHレベル、ゲート信号GATEB及びGATECがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、図3に示す全ての回路におけるNチャネル型MOSトランジスタが形成されるPウエル層(負荷回路A)は、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路51に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。また、Xデコーダ&ワードドライバ回路302内に複数配置されたワードドライバの各々のNチャネル型MOSトランジスタ(図3においては図示しないが、図2におけるNチャネル型MOSトランジスタMn21に相当する)のソース端子(負荷回路B)は、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路52に接続され、負電圧VKK(−0.5V)が供給される。
このデフォルトのバイアス状態で、製品試験においては、テスト動作モードで半導体装置300を動作させるが、負荷回路B自体のリーク電流が多い場合、例えば非選択ワード線と、非選択ワード線に隣接するワード線や、非選択ワード線と交差するビット線との間に欠陥が生じている場合、電流供給能力の低い内部電圧生成回路52では、非選択のワード線の電圧を所定の電圧(この場合は−0.5V)に維持できない。この場合、製品のテスト動作モードによる試験、例えばホールド試験をうまく行えず、また、スタンバイ電流試験においては内部電圧生成回路52に多くの電流が流れ電流規格を満たさず不良品と判定される場合がある。
しかし、負荷回路Bを、同じ電圧を供給し、かつ電流供給能力の高い内部電圧生成回路51へ接続できれば、非選択のワード線の電圧を所定の電圧に維持でき、上述のホールド試験等を行うことが可能となる。また、もともと電流供給能力が高い内部電圧生成回路51は、スタンバイ電流に占める割合が大きいので、充分負荷回路Bの欠陥電流を吸収でき、スタンバイ電流増加につながらず、電流規格を満たす場合もある。
また、負荷回路Aの基板へのリーク電流が少ない場合、内部電圧生成回路52により基板電流を吸収可能である。
従って、負荷回路Aの接続先を内部電圧生成回路52へ接続すれば、内部電圧生成回路51により負荷回路Bの欠陥電流をより吸収でき、スタンバイ電流増加につながらない。
すなわち、テスト動作モードにおいて、負荷回路A及び負荷回路Bに供給される電圧はいずれも−0.5Vのまま、接続する電圧生成回路を入れ替えた状態で、ホールド試験、電流試験等を行えば、良品と判定される場合がある。
そこで、テスト動作モードにおけるスイッチ回路SWの接続関係を、図6(b)のケース4に示す関係にし、そのバイアス状態で上記ホールド試験等を行う。具体的には、上述の第1の実施形態と同じく、コマンド信号CMDにTESTコマンドを入力し、また、スイッチ回路SWの端子間接続情報も入力する。スイッチ制御回路323は、入力される複数のスイッチ制御信号314aにより、半導体装置300がテスト動作モードにあることを判定し、端子間接続情報を決定するゲート信号GATEをスイッチ回路SWに対して出力する。
スイッチ回路に入力されるゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATEDがLレベルであり、Nチャネル型MOSトランジスタMn42及びNチャネル型MOSトランジスタMn43がオン、Nチャネル型MOSトランジスタMn41及びNチャネル型MOSトランジスタMn44がオフする(図4(b)及図4(c)参照)。
従って、負荷回路Aは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路52に接続され、負電圧VKK(−0.5V)が供給される。また、負荷回路Bは、スイッチ回路SWを介して内部電圧生成回路51に接続され、負電圧VBB(−0.5V)が供給される。
このバイアス状態で、上記ホールド試験等を行い、試験結果が良品と判定された場合、図3における不揮発性記憶回路324に、ケース4の接続状態(端子間接続情報)を記録する。すなわち、以降の製品の電源投入以降、スイッチ制御回路323が、スイッチ回路SWに対して出力するゲート信号GATEは、ゲート信号GATEB及びGATECがHレベル、ゲート信号GATEA及びGATEDがLレベルとなる。
従って、半導体装置300の負荷回路Aは、電流供給能力の低い内部電圧生成回路52から負電圧VKK(−0.5V)が供給される。また、負荷回路Bは、電流供給能力の高い内部電圧生成回路51から負電圧VBB(−0.5V)が供給される。そして、半導体装置300は、このバイアス状態で、書き込み、読み出し等の動作(通常動作モード)を行う。また、半導体装置は、デフォルトにおいては不良品であったが、両試験の結果により、上記バイアスを決定したことで、良品となる。
なお、本実施形態において、入力端子T1と出力端子T2、入力端子T1と出力端子T4のスイッチングと、入力端子T3と出力端子T2、入力端子T3と出力端子T4のスイッチング(第1の実施形態におけるケース1とケース2のスイッチングに相当する)を行わなかった。この理由は、負荷回路A及び負荷回路Bの接続先である電圧生成回路が共通になることで、互いのリーク電流による影響、例えば上記スタンバイ電流の増加が生じないようにするためである。
このように、本実施形態による半導体装置は、m個(m=2)の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路51及び内部電圧生成回路52)と、スイッチ回路(スイッチ回路SW50)を介してm(m=2)個の内部電圧生成回路のうち少なくとも一つの内部電圧生成回路から電圧(負電圧VBBまたは負電圧VKK)を供給されるn個(n=2)の負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)と、を備え、スイッチ回路(スイッチ回路SW50)は、n(n=2)個の負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)各々とm個の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路51及び内部電圧生成回路52)各々との間を、一度の設定後は変更されない制御信号(ゲート信号GATEA〜GATED)によりm(=4)通りの接続の組合せから一つの接続の組合せにより接続する、ことを特徴とする半導体装置(半導体装置300)である。
また、上記半導体装置(半導体装置300)は、負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)の特性を評価する検査試験(製品試験の際のテスト動作モード)において決定された内部電圧生成回路と負荷回路との一の接続の組合せを記憶する不揮発性メモリ部(不揮発性記憶回路324)を有し、スイッチ回路(スイッチ回路SW50)が記憶された一の接続の組合せにより制御されることを特徴とする。
また、上記一の接続の組合せは、検査試験(製品試験の際のテスト動作モード)において、スイッチ回路(スイッチ回路SW50)により、n(n=2)個の負荷回路(負荷回路A及び負荷回路B)各々と、m(m=2)個の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路51及び内部電圧生成回路52)各々との間を接続してテストを行うことにより生成されることを特徴とする。
また、m(m=2)個の上記内部電圧生成回路における少なくとも2個の内部電圧生成回路(内部電圧生成回路51及び内部電圧生成回路52)は、電流供給能力が互いに異なり(上記場合は、内部電圧生成回路51の電流供給能力を10とすると、内部電圧生成回路52の電流供給能力は5)、同じ電圧(上記場合は−0.5V)を出力することを特徴とする。
本実施形態によれば、複数の負荷回路の出来上がりに応じて、負荷回路の接続先を、その出来上がりに合った電流供給能力を備えた内部電圧生成回路へと接続できる。これによって、負荷回路を所定の電圧に維持でき、製品を良品とできる効果がある。
なお、上述した本発明の実施形態においては、m=n=2の場合、すなわち、2個の内部電圧生成回路に対して、2個の負荷回路を設ける構成としたが、図7に示すようにm=n=3の構成とすることも可能である。
図7は、内部電圧生成回路として、内部電圧生成回路61(VBBレベル発生回路)、内部電圧生成回路62(VKKレベル発生回路)及び内部電圧生成回路63(VSUBレベル発生回路)の3個の内部電圧生成回路を示している。また、負荷回路として、負荷回路A、負荷回路B及び負荷回路Cの3個の負荷回路を示している。また、これら3個の内部電圧生成回路と3個の負荷回路の間には、スイッチ回路SW60が設けられている。
スイッチ回路SW60は、3つの入力端子(入力端子T1、入力端子T3、入力端子T5)と、3つの出力端子(出力端子T2、出力端子T4、出力端子T6)を備えている。
また、スイッチ回路SW60は、上述の実施例と同じく、テスト動作モードにおいては、入出力端子間の3(=27)通りのスイッチングが可能となる。また、通常動作においては、27通りのうちの唯一つの接続関係で、内部電圧生成回路と負荷回路を接続する。
ここで、負荷回路Cは、例えば、メモリセルMCの選択トランジスタMSに、負電圧のバックバイアス(基板電圧)を供給するP型ウエル層である。また、負荷回路Aは、半導体装置上の選択トランジスタMSを除く、全てのNチャネル型MOSトランジスタに、負電圧のバックバイアスを供給するP型ウエル層である。また、負荷回路Bは、上記実施例と同じく、ワードドライバのNチャネル型MOSトランジスタのソース端子である。
このような構成にすれば、テスト動作モード動作におけるホールド試験の際、選択トランジスタの閾値電圧(Vt)を変化させることも可能となる。例えば、デフォルトとして、内部電圧生成回路61(VBBレベル発生回路)が負電圧−0.5Vを負荷回路Aへ、内部電圧生成回路62(VKKレベル発生回路)が負電圧−0.3Vを負荷回路Bへ、内部電圧生成回路63(VSUBレベル発生回路)が負電圧−0.4Vを負荷回路Cへ供給するものとする。
負荷回路Cに、上記デフォルトの負電圧VSUB(−0.4V)が供給される状態で、ホールド試験の規格を満たさない場合、接続先を負電圧−0.3Vに変更すれば、選択トランジスタMSの閾値電圧が下がる。この場合、メモリセル容量CSへのHレベルの書きこみレベルが増え、或いは、選択トランジスタMSのメモリセル容量CS側のN型拡散層からP型基板への拡散層リーク電流が減り、ホールド試験の規格を満たす場合がある。
そこで、テスト動作モードにおいて、負荷回路Cに負電圧VBB(−0.3V)が供給されるように、スイッチ回路のスイッチ接続を変更し、ホールド試験を行う。その結果、ホールド時間の規格を満たせば、負荷回路Cの接続先を、負電圧VBB(−0.3V)を供給する内部電圧生成回路62(VKKレベル発生回路)に決定する。
また、本願発明の技術思想において説明したように、メモリセルの選択トランジスタのサブスレショールド電流は、必ずしもバックバイアス電圧を深く(絶対値を大きく)すればするほど減少するものでなく、トランジスタのGIDL特性により、電流値が最小となるバイアス電圧がある。従って、テスト動作モードにおいて、負荷回路Bの接続先を、内部電圧生成回路61、内部電圧生成回路63として、それぞれの接続状態において、例えばホールド時間を測定する。そして、長いホールド時間が得られる接続先を、負荷回路Bの接続先に決定する。
なお、負荷回路Aの接続先も、上述の様にスピード等の観点から、いずれかの内部電圧生成回路へ決定される。
テスト動作モードにおいて、上記各試験を行い、負荷回路の接続先を決定した後、上述のプログラミング(端子間接続情報の不揮発性回路への記録)を行う。そして、以降の製品の動作においては、負荷回路と内部電圧生成回路との接続が固定された状態で、読み出し、書き込み等の動作(通常動作モード)を行う。
また、上記説明においては、m=nの場合、すなわち、内部電圧発生回路の個数と負荷回路の個数が同数の場合を説明したが、mとnは必ずしも同じ数である必要はない。例えば、2(m=2)個の内部電圧発生回路と、3(n=3)個の負荷回路との間を、スイッチ回路によってスイッチング制御する構成としてもよい。この場合、テスト動作モードにおけるスイッチングの組合せは、2(=8)通りとなる。
また、以上の実施例において、負電圧を供給される負荷回路について説明したが、正電圧が供給される負荷回路同士に対して、本願発明を適用することもできる。
例えば、半導体装置内の全てのPチャネル型MOSトランジスタが形成されるNウエル層を負荷回路A、ワードドライバの電源側のPチャネル型トランジスタ(図2におけるPチャネル型MOSトランジスタMp21に相当する)のソース端子を負荷回路Bとする。
また、半導体装置は、内部電圧生成回路として、外部電源電圧VDDを降圧し、正電圧Vintを発生する降圧回路と、内部電圧Vintを基に昇圧電圧(正電圧Vboot)を発生する回路を備えるものとする。
そして、デフォルトにおいては、スイッチ回路により負荷回路Aには正電圧Vintが、負荷回路Bには正電圧Vbootが供給される。製品試験におけるテスト動作モードにおいて、例えば製品のスタンバイ電流を測定し、電流規格を満たさない場合、負荷回路Aに正電圧Vbootを供給すれば、Pチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値は大きくなるので、電流規格を満たす場合もある。
そこで、スイッチ回路において、負荷回路Aに正電圧Vbootが供給されるように、スイッチの接続を変更し、電流測定試験を行う。その結果、電流規格を満たせば、上述のプログラミング(端子間接続情報の不揮発性回路への記録)を行う。そして、以降の製品の動作においては、負荷回路A及び負荷回路Bいずれにも正電圧Vbootが供給されるように、スイッチ回路における接続を固定した状態で、読み出し、書き込み等の動作(通常動作モード)を行う。
なお、一つのスイッチ回路を共有する複数の内部電圧生成回路において、正電圧を供給する回路と、負電圧を供給する回路が混在することはない。また、一つのスイッチ回路を共有する複数の負荷回路において、正電圧が供給される回路と、負電圧が供給される回路が混在することはない。かかる構成をとると、スイッチ回路を介して、負荷回路のNウエルに負電圧、或いはPウエルに正電圧が印加される場合があり、PN接合での順方向(フォワード)電流が流れてしまうためである。従って、スイッチ回路を構成する入力端子及び出力端子の電圧レベルは、正電圧同士か負電圧同士のいずれか一方である。
また、上述した本発明の実施形態においては、以下の代替技術もしくは応用が可能である。
不揮発性記憶回路324に代えて、揮発性記憶回路を用いても良い。又は、不揮発性記憶回路324は、書き換え可能な周知の不揮発性素子を用いても良い。例えばこの半導体装置が搭載されるシステムが、高速モードで動作する場合低速モードで動作する場合がある。例えば、CPU、MCUやDSPデバイスであればBIOS等で定義するシステムのクロックアップ等であり、メモリデバイスであればCASレイテンシや同期信号(外部クロック信号CLK)の周波数等である。一般的に半導体素子は、高速で動作する場合、半導体トランジスタ等のリーク電流の増加、半導体チップ内のノイズ等が増加する。前述の半導体装置毎の内部電圧生成回路の特性と負荷回路のそれぞれの特性に応じた最適な内部電源生成回路と負荷回路との割り当てを、その半導体デバイスの内部が動作する速度に関連して行うことが望ましい。半導体が動作する電源電圧や温度状況も同様であり、電源電圧、温度に関連して半導体内部の動作速度やリーク電流が変化する場合からである。
書き換え可能な不揮発性素子は、この半導体装置をシステムに搭載する者(システム製造者)、このシステムを使用する者(BIOS設定者)、またはシステム自身(例えば、この半導体装置がメモリデバイスであればメモリコントローラ、この半導体装置がMCUであればBIOSやMCU自身、温度センサ等)らによって、スイッチ回路SWの制御情報が設定される。
揮発性記憶回路(例えば揮発性のレジスタ)は、このシステムを使用する者(BIOS設定者)、またはシステム自身(例えば、この半導体装置がメモリデバイスであればメモリコントローラ、この半導体装置がMCUであればBIOSやMCU自身、温度センサ等)らによって、スイッチ回路SWの制御情報が設定される。
実施形態で説明した負荷回路と電圧生成回路の特性は、その半導体チップを試験した者(チップ製造者)の固有の情報であり、その半導体チップを使用する側(チップ使用者(システム設計者、この半導体チップを実際に制御する側のその他の半導体チップ、システム全体を使用する者、等))には公開されない。しかし、チップ製造者とチップ使用者との間で所定の情報交換をすることによって、それは解決できる。例えば、チップ製造者が、負荷回路と内部電圧生成回路との特性から高速動作時と低速動作時(または温度、電源電圧)のそれぞれの動作条件に最適なスイッチ回路の接続条件を複数定め、その接続条件をチップ使用者に予め情報伝達する。チップ使用者は、その半導体チップを使用する条件(速度または温度等)によって、前記情報に従って、半導体チップの書き換え可能な不揮発性記憶回路324または揮発性記憶回路に記憶させる。前記記憶のタイミングは、システム製造者であればその半導体をシステムに搭載するシステム製造時に不揮発性記憶回路324に設定し、システム製造後であればBIOSやシステム自身がシステムの起動時に揮発性記憶回路に記憶させる。
よって、半導体チップの書き換え可能な不揮発性記憶回路324または揮発性記憶回路は、その半導体チップの外部端子と接続され、半導体チップの外部からスイッチ回路の接続情報が入力される。この情報の入力タイミングは、半導体チップを使用する通常動作前に実施される。システム製造者であれば、通常動作に関係のない特別な書き込みサイクルで実施される。システム製造後であれば、システムの起動時(半導体チップの電源投入時若しくは電源投入後又はリセットコマンド時若しくはイニシャライズコマンド時)に設定される。尚、リセットコマンドは、ハードウェアリセットとソフトウェアリセットを含む。
記憶回路324が保持するスイッチ回路SWの制御情報は、様々な情報形態で保持する。例えば、バイナリーコード、高温/低温の情報、高速/低速の情報、電源電圧の電圧値の情報、それら情報をエンコードした情報、等である。
また、上述した本発明の実施形態においては、主にメモリでの実施例を開示したが、本発明の基本的技術思想はこれに限られず、メモリ以外の半導体装置であってもよい。本発明の半導体装置は、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体製品全般に、本願発明が適用できる。また本願を適用したデバイスは、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)等の半導体装置に適用できる。更に、内部電圧生成回路、スイッチング回路、負荷回路等の回路形式は、実施例が開示する回路形式に限られない。例えば、内部電圧生成回路はチャージポンプ回路に限られず、DC−DCコンバータとすることも可能である。また、各実施形態で開示した素子、回路で使用するトランジスタの導電型と半導体基板の導電型は、逆転していても良い。更に、本願の技術は、それらの様々な素子構造に適用できる。更に、P型の半導体基板に限らず、N型の半導体基板であっても良いし、SOI(Silicon on Insulator)構造の半導体基板であっても、それ以外の半導体基板であっても良い。
また、本発明の半導体装置を構成するトランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor;FET)であればよく、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)トランジスタ、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETも適用できる。また、本発明の構成要素の一部にFET以外のトランジスタ(例えばバイポーラ型トランジスタ)を用いることもできる。更に、NMOSトランジスタ(N型チャネルMOSトランジスタ)は、第1導電型のトランジスタ、PMOSトランジスタ(P型チャネルMOSトランジスタ)は、第2導電型のトランジスタの代表例である。
また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろうと考えられる各種変形、修正を含むことは勿論である。
11,12,12a,51,52,61,62,63…内部電圧生成回路、A,B,C,21,22…負荷回路、SW,SW50,SW60…スイッチ回路、300…半導体装置、
CLKP…CLK入力端子、CLK…外部クロック信号、CMDP…コマンド入力端子、CMD…コマンド信号、ADDP…アドレス入力端子、ADD…外部アドレス信号、DQP…データ入出力端子、DQ…データ入出力信号、VDDP…外部電源電圧端子、301…メモリセルアレイ、302…Xデコーダ&ワードドライバ回路、303…Yデコーダ&Yスイッチ回路、304…センスアンプ&IO回路、305…制御信号発生回路、306…コマンド入力ラッチ&デコード回路、307…コントロールロジック回路、308…アドレス入力ラッチ&デコード回路、309…データ入出力回路、311…内部クロック信号、312…Xアドレス系コントロール信号、313…Xアドレス信号、314…Yアドレス系コントロール信号、314a…スイッチ制御信号、315…Yアドレス信号、316…データバス、320…内部電圧供給部、323…スイッチ制御回路、324…不揮発性記憶回路(記憶回路)、GATE,GATEA,GATEB,GATEC,GATED…ゲート信号、T1,T3,T5…入力端子、T2,T4,T6…出力端子、Mn21,Mn41,Mn42,Mn43,Mn44…Nチャネル型MOSトランジスタ、Mp21…Pチャネル型MOSトランジスタ、MS…選択トランジスタ、CS…メモリセル容量、VBB,VKK,VSUB…負電圧

Claims (15)

  1. m個(m≧2)の内部電圧生成回路と、
    スイッチ回路を介して前記
    m個の内部電圧生成回路のうち少なくとも一つの内部電圧生成回路から電圧を供給されるn個(n≧2)の負荷回路と、を備え、
    前記スイッチ回路は、前記n個の負荷回路各々と前記m個の内部電圧生成回路各々との間を、一度の設定後は変更されない制御信号によりm通りの接続の組合せから一つの接続の組合せにより接続する、ことを特徴とする半導体装置。
  2. m個(m≧2)の内部電圧生成回路と、
    n個(n≧2)の負荷回路と、
    前記m個の内部電圧生成回路の出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子と前記n個の負荷回路の入力端子にそれぞれ接続される複数の出力端子とを備えるスイッチと、を備え、
    前記n個の負荷回路のそれぞれは、前記スイッチ回路を介して前記m個の内部電圧生成回路のうちいずれかの内部電圧生成回路から電圧が供給され、
    前記スイッチ回路は、前記n個の負荷回路各々と前記m個の内部電圧生成回路各々との間の接続を、一度の設定後は変更されない制御信号によりm通りの接続の組合せから一つの接続の組合せを選択する、ことを特徴とする半導体装置。
  3. 複数の内部電圧生成回路と、
    複数の負荷回路と、
    前記複数の内部電圧生成回路の出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子と前記複数の負荷回路の入力端子にそれぞれ接続される複数の出力端子とを備え、前記複数の内部電圧生成回路と前記複数の負荷回路とを、一度の設定後は変更されない制御信号により接続するスイッチ回路と、を備え、
    前記スイッチ回路は、前記制御信号の制御値を前記設定により変更することによって、前記複数の入力端子と前記複数の出力端子とのそれぞれの接続関係を、第1の接続の組合せから第2の接続の組合せに変更する、ことを特徴とする半導体装置。
  4. 更に、前記制御信号を出力する記憶回路を備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 更に、前記記憶回路に情報を入力する外部端子を備える、ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記記憶回路は、不揮発性の記憶回路である、ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記情報は、前記半導体装置の検査試験の結果において決定された情報である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記設定は、電源投入時若しくは電源投入後又はリセットコマンド時若しくはイニシャライズコマンド時である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記スイッチ回路は、前記情報を変更することによって、複数の接続の組合せの中の第1の組合せから第2の組合せに変更する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記負荷回路の特性を評価する検査試験において決定された前記内部電圧生成回路と前記負荷回路との一の接続の組合せを記憶する不揮発性メモリ部を有し、前記スイッチ回路が記憶された前記一の接続の組合せにより制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記一の接続の組合せは、前記検査試験において、前記スイッチ回路により、前記n個の負荷回路各々と、前記m個の内部電圧生成回路各々との間を接続してテストを行うことにより生成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記m個の内部電圧生成回路の出力と前記n個の負荷回路の入力は、正電圧同士か負電圧同士のいずれか一方であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 前記m個の内部電圧生成回路は、異なる電圧を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記m個の前記内部電圧生成回路のうち、少なくとも一つの内部電圧生成回路は、他の内部電圧生成回路の出力電圧を変換して電圧を発生する内部電圧生成回路であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記m個の前記内部電圧生成回路における少なくとも2個の内部電圧生成回路は、電流供給能力が互いに異なり、同じ電圧を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
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