JP2001184881A - 不揮発性半導体メモリの読み出し回路 - Google Patents

不揮発性半導体メモリの読み出し回路

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JP2001184881A
JP2001184881A JP37306999A JP37306999A JP2001184881A JP 2001184881 A JP2001184881 A JP 2001184881A JP 37306999 A JP37306999 A JP 37306999A JP 37306999 A JP37306999 A JP 37306999A JP 2001184881 A JP2001184881 A JP 2001184881A
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mos transistor
channel mos
node
circuit
potential
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Tamio Ikehashi
民雄 池橋
Kenichi Imamiya
賢一 今宮
Junichiro Noda
潤一郎 野田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells
    • GPHYSICS
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    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ低消費電力の読み出し動作を実現す
る。 【解決手段】 INVSRCノード31及びSAREF
ノード32は、予め充電されている。ビット線BLjの
電位がリセットされた後、ビット線BLj(BLSノー
ド34)のプリチャージが行われる。この時、MOSト
ランジスタMI1,MI2は、オン状態であり、SAノ
ード33も、同時に、プリチャージされる。プリチャー
ジレベルは、インバータINV1の閾値電圧Vsens
eよりも低い値に設定される。この後、SAENが
“H”になると、センス動作が行われる。“0”読み出
しのときは、SAノード33は、Vddに、急速に上昇
する。“1”読み出しのときは、SAノード33は、緩
やかにVssに近づく。SAノード33の電位変化は、
インバータINV1により検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体メ
モリの読み出し回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1. 高速ランダムアクセスが可能な不
揮発性半導体メモリの種類 高速ランダムアクセスが可能な不揮発性半導体メモリと
しては、EEPROMや、NORセル型フラッシュメモ
リなどが知られている。近年では、これらと並んで、高
速ランダムアクセスを特徴とするメモリとして、NAN
Dセル型フラッシュメモリをベースにした新しいタイプ
のメモリが考案されている。そのうちの一つに、いわゆ
る“3Tr−NAND”と呼ばれるメモリがある。
【0003】3Tr−NANDは、1つのセルユニット
が、3つのトランジスタ、即ち、1つのメモリセルとこ
れを挟み込む2つのセレクトトランジスタから構成され
るものであり、EEPROM又はフラッシュメモリに比
べて、以下に示す特徴を持っている。 (1)16ビット(=ワード)単位の高速読み出しが可
能 (2)消去単位が32ワード単位と小さい (3)読み出し動作が低消費電力で行える (4)メモリセルの大きさが比較的小さい 具体的には、例えば、3Tr−NANDは、EEPRO
Mに比べて、メモリセルのサイズが小さく、チップサイ
ズの縮小や、製造コストの削減などを達成できる。ま
た、3Tr−NANDは、NORセル型フラッシュメモ
リに比べて、消費電力が小さく、かつ、消去単位が小さ
い(3Tr−NANDの詳細については、例えば、特願
平11−10676号(1999年 1月19日出願)を参
照)。
【0004】2. NORセル型フラッシュメモリの読
み出し回路 読み出し時のアクセスタイムに関しては、3Tr−NA
NDとNORセル型フラッシュメモリは、同程度であ
り、具体的には、共に、約100nsec前後となる。
そこで、以下では、従来の読み出し回路として、NOR
セル型フラッシュメモリの読み出し回路を説明する。
【0005】また、以下の説明をわかり易くするため、
メモリセルのデータに関して、次のように定義してお
く。即ち、閾値電圧が正のメモリセルを“0”データを
記憶するメモリセル(又は“0”書き込みセル)とし、
閾値電圧が負のメモリセルを“1”データを記憶するメ
モリセル(又は“1”書き込みセル若しくは消去セル)
とする。
【0006】なお、メモリセルの閾値電圧は、例えば、
フローティングゲート電極を有するスタックゲート構造
のメモリセルの場合、フローティングゲート電極中の電
子の多寡により決定される。また、フローティングゲー
ト電極中の電子の量は、例えば、F−Nトンネル電流を
トンネル絶縁膜に流すことにより制御される。
【0007】2.1. 回路構成 図19は、NORセル型フラッシュメモリの従来の読み
出し回路を示している。この読み出し回路は、レファレ
ンスセルに流れる電流Irefと選択されたメモリセル
に流れる電流とを比較してメモリセルのデータ(“1”
又は“0”)を判定するいわゆる double-ended type
を有している。
【0008】S/Aiは、センスアンプ1個分を示して
いる。通常、メモリチップ内には、複数個のセンスアン
プが配置される。また、1個のセンスアンプS/Aiに
は、カラムゲートを経由して、複数本のビット線BL
1,…BLnが接続される。また、読み出し制御信号生
成回路は、センスアンプS/Aiに接続され、かつ、読
み出し時に、センスアンプS/Aiに読み出し制御信号
を与える。読み出し制御信号生成回路は、レファレンス
セルを含んでいる。
【0009】そして、読み出し時、レファレンスセルの
セル電流Irefは、“1”データを記憶するメモリセ
ル(“1”書き込みセル)に流れるセル電流Icell
にほぼ等しくなるように、設定される。つまり、メモリ
セルとレファレンスセルが同一構造であると仮定する
と、レファレンスセルは、“1”書き込み状態(閾値電
圧が負の状態)に設定される。
【0010】選択されたワード線とダミーワード線に読
み出し電位(接地電位)が与えられ、レファレンスセル
にセル電流Irefが流れると、カレントミラー回路M
R1,MR2により、RSAノード33(RBL)に流
れる電流は、Iref/2(=Icell/2)とな
る。なお、Wは、トランジスタのサイズ(チャネル幅)
を表している。
【0011】そして、選択されたメモリセルが“1”デ
ータを記憶している場合(“1”書き込みセルの場合)
には、SAノード33(BL)には、Icellが流れ
るため、SAノード33の電位は、RSAノード33の
電位よりも低くなる。
【0012】また、選択されたメモリセルが“0”デー
タを記憶している場合(“0”書き込みセルの場合)に
は、SAノード33(BL)には、ほとんど電流が流れ
ず、SAノード33の電位は、RSAノード33の電位
よりも高くなる。
【0013】従って、差動増幅器DAを用いて、SAノ
ード33とRSAノード33の間の電位差を検出するこ
とにより、選択されたメモリセルのデータ(“1”又は
“0”)の判別が可能になる。
【0014】2.2. 読み出し時の消費電流 NORセル型フラッシュメモリにおいて、例えば、上述
したような読み出し回路を用いた場合、読み出し時の消
費電流は、主として、以下の三つの電流からなると考え
ることができる。 ・ セル電流 : Icell ・ 差動増幅器で生じる電流: Iamp ・ 上記以外で生じる電流 : Ielse なお、Ielseの大半は、読み出し動作に必要な中間
電位生成回路の消費電流で占められている。
【0015】16ビット(=1ワード)単位の読み出し
を行う場合について検討する。この場合、読み出し回路
は、16セット必要となるため、読み出し時の消費電流
の合計値Itotは、
【数1】
【0016】となる。
【0017】(1)式において、右辺第一項の因子 3
/2 は、“1”データを記憶するメモリセル(“1”
書き込みセル)のセル電流Icellとレファレンスセ
ルのセル電流Iref/2(=Icell/2)の和に
基づいている。
【0018】Itotの値を減らすには、右辺第一項の
Icell若しくはIampの値、又は右辺第二項のI
elseの値を減らせばよい。しかし、Itotに与え
る影響は、右辺第二項よりも、右辺第一項の方が大き
い。このため、右辺第二項、即ち、Ielseの値を減
らすための工夫をいくら施しても、Itotの減少に関
する効果は、大きくならない。
【0019】従って、Itotの値を減らすには、右辺
第一項の値を減らすことが効果的となる。しかし、右辺
第一項のうち、Icellの値を減少させるのは、非常
に困難である。なぜなら、読み出し時におけるビット線
の電位(読み出しデータ)のセンス方式を変えることな
く、単に、Icellのみを減らすと、必然的に、読み
出し時間が長くなるからである。
【0020】このため、Itotの値を減らすに当たっ
て、検討の余地があるのは、Iampのみとなる。
【0021】しかし、Iampの値は、差動増幅器の増
幅に要する時間(=センス時間)により異なる。つま
り、例えば、図19の読み出し回路において、SAノー
ド33とRSAノード33の間の電位差を高速に増幅し
たい場合には、非常に多くの消費電流が必要となる。仮
に、Icellを、約30μA、センス時間を約30n
secに設定すると、Iampは、およそ50μAと大
きな値になる。
【0022】つまり、従来の読み出し回路では、読み出
し動作において、センス時間と消費電流がトレードオフ
の関係にあるため、読み出し速度の高速化と低消費電力
化を同時に達成することができない欠点がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の不
揮発性半導体メモリの読み出し回路、例えば、NORセ
ル型フラッシュメモリの読み出し回路では、読み出し速
度の高速化と低消費電力化を同時に達成することができ
ない欠点がある。
【0024】また、NORセル型フラッシュメモリ以外
の不揮発性半導体メモリにおいても、読み出し速度の高
速化と低消費電力化は、重要な課題の一つである。例え
ば、上述した3Tr−NANDでは、その読み出し回路
として、NORセル型フラッシュメモリの読み出し回路
をそのまま適用できる。この場合には、3Tr−NAN
Dにおいても、読み出し速度の高速化と低消費電力化を
達成する必要がある。
【0025】特に、3Tr−NANDは、非接触型IC
カードなどの低消費電力の携帯機器に搭載することを目
的として開発されたものであるため、読み出し速度の高
速化と低消費電力化は、非常に重要となる。
【0026】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、不揮発性半導体メモリにおいて、
消費電流が小さく、かつ、高速読み出しが可能な新規な
読み出し回路を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
メモリの読み出し回路は、少なくとも一つのセンスアン
プと、第一の信号を前記少なくとも一つのセンスアンプ
に供給する読み出し制御信号生成回路とを備える。前記
少なくとも一つのセンスアンプは、ソースが第一の電源
ノードに電気的に接続され、ゲートに前記第一の信号が
入力される第一のPチャネルMOSトランジスタと、前
記第一のPチャネルMOSトランジスタのドレインとメ
モリセルとの間に接続され、ゲートに第二の信号が入力
されるクランプ用の第一のNチャネルMOSトランジス
タとから構成される第一の電流経路を有する。また、前
記読み出し制御信号生成回路は、ゲート及びドレインが
前記第一のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接
続され、ソースが前記第一の電源ノードに電気的に接続
される第二のPチャネルMOSトランジスタと、前記第
二のPチャネルMOSトランジスタのドレインとレファ
レンスセルとの間に接続され、ゲートに第三の信号が入
力される第二のNチャネルMOSトランジスタとから構
成される第二の電流経路を有することを特徴の1つとす
る。
【0028】
【発明の実施の形態】1. 以下、図面を参照しなが
ら、本発明の不揮発性半導体メモリの読み出し回路につ
いて詳細に説明する。
【0029】1.1. 読み出し回路の全体図 図1は、本発明の読み出し回路の全体を示すブロック図
である。メモリセルアレイ11は、アレイ状に配置され
る複数のメモリセルから構成される。本発明では、不揮
発性半導体メモリであれば、メモリセルアレイのメモリ
セルの接続タイプ(例えば、NORセル型、3Tr−N
ANDなど)は、特に、限定されることはない。但し、
説明をわかり易くするため、以下では、メモリセルアレ
イ11が、3Tr−NANDから構成されているものと
仮定して、説明を行うことにする。
【0030】ロウアドレス信号は、入出力バッファ12
を経由して、ロウデコーダ13に入力される。ロウデコ
ーダ13は、例えば、メモリセルアレイ11のロウ方向
の一端に配置される。カラムアドレス信号は、入出力バ
ッファ12を経由して、カラムデコーダ14に入力され
る。
【0031】メモリセルアレイ11のカラム方向の一端
には、カラムゲート15及びページバッファ16が配置
される。カラムデコーダ14の出力信号は、カラムゲー
ト15に入力される。メモリセルアレイ11のメモリセ
ルは、ページバッファ16及びカラムゲート15を経由
して、センスアンプS/A1,…,S/Ai,…,S/
ANに接続される。
【0032】本例では、メモリチップ(又はチップ内の
メモリマクロ)内に、N個のセンスアンプS/A1,
…,S/Ai,…,S/ANを設けている。N個のセン
スアンプS/A1,…,S/Ai,…,S/ANは、そ
れぞれデータバスを経由して、入出力バッファ12に接
続される。これにより、入出力バッファ12とセンスア
ンプS/A1,…,S/Ai,…,S/ANの間におい
て、Nビットのデータの授受が行える。
【0033】なお、Nの値は、自然数(1,2,…)で
ある。即ち、センスアンプS/Aiは、単数であって
も、又は複数であってもよい。
【0034】1個のセンスアンプS/Aiは、カラムゲ
ート15及びページバッファ16を経由して、メモリセ
ルアレイ11内の複数本のビット線に接続される。この
点については、後に、詳述する。また、本発明の特徴の
一つは、N個のセンスアンプS/A1,…,S/Ai,
…,S/ANの回路構成にある。この点についても、後
に、詳述する。
【0035】読み出し制御信号生成回路17は、N個の
センスアンプS/A1,…,S/Ai,…,S/ANに
接続される。読み出し制御信号生成回路17は、読み出
し動作に必要な制御信号INVSRC,SAREFを生
成し、かつ、この制御信号INVSRC,SAREFを
N個のセンスアンプS/A1,…,S/Ai,…,S/
ANに与える。
【0036】読み出し制御信号生成回路17は、INV
SRC生成回路18、SAREF生成回路19、VCL
AMP生成回路20、SAREFプリチャージ回路2
1、ダミーカラムゲート22、レファレンスセル23、
Vcgref生成回路24及びVsg生成回路25を含
んでいる。これら回路の機能、具体例及び動作について
は、後に、詳述する。
【0037】制御回路26は、本発明の読み出し回路に
必要な制御信号BLRST,SAENd,ATD3,A
TD3n,SAEN,SAENn,ENを生成する。
【0038】制御信号BLRSTは、ページバッファ1
6に与えられる。制御信号BLRST,SAENd,A
TD3,ATD3nは、センスアンプS/A1,…,S
/Ai,…,S/ANに与えられる。また、制御信号S
AEN,SAENn,ENは、読み出し制御信号生成回
路17に与えられる。各制御信号BLRST,SAEN
d,ATD3,ATD3n,SAEN,SAENn,E
Nの役割及び動作タイミングについては、後に、詳述す
る。
【0039】1.2. メモリセルアレイの構成 本発明の読み出し回路を説明する前に、まず、メモリセ
ルアレイの構成について説明しておくことにする。
【0040】図2は、メモリセルアレイの一例を示して
いる。図3は、メモリセルアレイを構成するセルユニッ
トを示している。本例では、3Tr−NANDを前提と
するため、メモリセルアレイ11内のセルユニットは、
それぞれ3つのトランジスタ、即ち、1つのメモリセル
M2とこれを挟み込む2つのセレクトトランジスタM
1,M3とから構成される。
【0041】メモリセルM2は、例えば、フローティン
グゲート電極とコントロールゲート電極を有するスタッ
クゲート構造を有する。セレクトトランジスタM1,M
3は、例えば、スタックゲート構造に類似した構造を有
するが、下層のゲートを実際のゲート電極として用いる
ことにより、通常のMOSトランジスタとして機能す
る。
【0042】セルユニットの一端は、ビット線BL1,
…,BLj,…,BLmに接続され、その他端は、セル
ソース線SLに接続される。ビット線BL1,…,BL
j,…,BLmは、ページバッファ16を経由して、カ
ラムゲート15に接続される。
【0043】ページバッファ16は、ラッチ回路LAT
CHとリセットトランジスタTr1,…,Trj,…,
Trmとを有している。ラッチ回路LATCHは、ビッ
ト線BL1,…,BLj,…,BLmに対応して設けら
れている。ラッチ回路LATCHは、例えば、書き込み
動作において、書き込みデータを一時記憶する機能を有
する。
【0044】リセットトランジスタTr1,…,Tr
j,…,Trmも、ビット線BL1,…,BLj,…,
BLmに対応して設けられている。リセットトランジス
タTr1,…,Trj,…,Trmは、各動作モードに
おいて、制御信号BLRSTに基づいて、ビット線BL
1,…,BLj,…,BLmの電位をリセット(接地電
位)する機能を有する。
【0045】セルソース線SLは、シャント線SHを経
由して、セルソース線−接地トランジスタに接続され
る。セルソース線−接地トランジスタは、セルソース線
SLを接地電位にする機能を有する。
【0046】シャント線SHは、メモリセルアレイ11
内に複数本配置され、かつ、ビット線BL1,…,BL
j,…,BLmと同様にカラム方向に延びている。シャ
ント線SHは、例えば、k(例えば、32)本のビット
線ごとに1本の割合で配置される(mとkは、同じでも
又は異なっていてもよい)。
【0047】読み出し時において、ソース線側の全ての
セレクトゲート線SGS1,…,SGSi,…,SGS
pは、ソース線側のセレクトトランジスタがオン状態に
なるような電位(例えば、約3.5V)に設定される。
また、ビット線側のセレクトゲート線SGD1,…,S
GDi,…,SGDpのうち、選択されたメモリセルを
含むセルユニットに接続されるセレクトゲート線も、セ
レクトトランジスタがオン状態になるような電位(例え
ば、約3.5V)に設定される。
【0048】また、例えば、ビット線側のセレクトゲー
ト線SGD1,…,SGDi,…,SGDpのうち、選
択されたメモリセルを含むセルユニットに接続されない
セレクトゲート線は、セレクトトランジスタがオフ状態
になるような電位(接地電位)に設定される。
【0049】また、3Tr−NANDの場合、読み出し
時において、全てのワード線W1,…,Wi,…,Wp
は、接地電位に設定される(“0”書き込み状態のメモ
リセルが正の閾値電圧を有し、“1”書き込み状態のメ
モリセルが負の閾値電圧を有している場合に限る)。
【0050】1.3. レファレンスセルの構成 本発明では、選択されたメモリセルのセル電流と、レフ
ァレンスセルのセル電流に基づいて生成した基準電流と
を比較して、メモリセルのデータを読み出す方法が採用
される。そこで、以下では、レファレンスセルについて
説明する。
【0051】図4は、レファレンスセルのセルユニット
を示している。レファレンスセルのセルユニットは、メ
モリセルのセルユニット(図3)と同様に、3つのトラ
ンジスタ、即ち、1つのレファレンスセルM5と、これ
を挟み込む2つのセレクトトランジスタM4,M6とか
ら構成される。
【0052】セレクトトランジスタM4,M6のゲート
には、セレクトトランジスタM4,M6をオン状態にす
る電位Vsg(例えば、約3.5V)が恒常的に印加さ
れる。即ち、レファレンスセルM5は、常に、選択され
た状態になっている。
【0053】レファレンスセルM5は、メモリセルM2
と実質的に同じ構造を有している。レファレンスセルM
5の特徴は、メモリセルM2とは異なり、フローティン
グゲート電極とコントロールゲート電極が互いにショー
トされている点にある。
【0054】レファレンスセルM5のコントロールゲー
ト電位Vcgrefは、このレファレンスセルM5が、
“1”データを記憶するメモリセル(“1”書き込みセ
ル)に流れるセル電流の値とほぼ同じ値の電流を流すよ
うに、厳密に設定される。
【0055】具体的には、次のように設定する。まず、
レファレンスセルM5の閾値電圧を、Vtrefとし、
メモリセルM2のコントロールゲート電位、閾値電圧
を、それぞれVcg、Vtcellとする。また、メモ
リセルM2のコントロールゲート電極とフローティング
ゲート電極の間の容量をC1とし、メモリセルM2のフ
ローティングゲート電極とチャネルの間の容量をC2と
する。
【0056】ここで、メモリセルM2のセル電流とレフ
ァレンスセルM5のセル電流が等しい場合には、以下の
関係式が成り立つ。
【0057】
【数2】
【0058】そして、読み出し時においては、Vcg=
0V(接地電位)であり、“1”データを記憶するメモ
リセル(“1”書き込みセル)の閾値電圧Vtcell
は、約−1.5Vである。また、フローティングゲート
電極とコントロールゲート電極がショートされたレファ
レンスセルM5の閾値電圧は、一意的に決まっており、
その値は、約0.7Vである。
【0059】従って、メモリセルM2の容量比C1/
(C1+C2)を、約0.65とすると、上記(2)式よ
り、レファレンスセルのコントロールゲート電位Vcg
refは、約1.7Vに設定すればよいことが分かる。
なお、レファレンスセルのコントロールゲート電位Vc
grefを生成するVcgref生成回路の具体的構成
については、後に、詳述する。
【0060】1.4. 読み出し回路の構成 以下、本発明の読み出し回路の構成について詳細に説明
する。
【0061】この説明においては、読み出し回路を構成
するトランジスタについて、次のように定義する。
【0062】即ち、MPq(q=1,2,…)は、Pチャ
ネルMOSトランジスタとし、MLq(q=1,2,…)
及びMNq(q=1,2,…)は、NチャネルMOSトラ
ンジスタとする。また、MIq(q=1,2,…)は、M
OSトランジスタMLq、MNqに比べて、閾値電圧が
低いNチャネルMOSトランジスタとする。つまり、ゲ
ートとソースの間の電位差が0Vのとき、MLj及びM
Njは、カットオフするが、MIjは、カットオフしな
い。
【0063】1.4.1. センスアンプの構成 図5は、センスアンプ(1単位分)の構成を示してい
る。即ち、同図の“S/Ai”は、図1の“S/Ai”
に対応している。
【0064】Vddノード(Vddは、チップ内で生成
される内部電源電位であり、チップの外部から供給され
る外部電源電位Vccとは異なる。)とSAノード33
の間には、PチャネルMOSトランジスタMP1,MP
6が直列接続される。制御信号SAREFは、MOSト
ランジスタMP1のゲートに入力される。また、MOS
トランジスタMP6のゲートは、接地電位に固定され
る。
【0065】SAノード33と出力ノードOUTの間に
は、インバータINV1,INV3が直列接続される。
インバータINV1は、VddノードとVssノード
(Vssは、接地電位)の間に直列接続されるMOSト
ランジスタMP4,MN4,MN5から構成される。
【0066】制御信号INVSRCは、MOSトランジ
スタMP4のゲートに入力され、制御信号SAENd
は、MOSトランジスタMN5のゲートに入力される。
また、SAノード33は、MOSトランジスタMN4の
ゲートに接続され、インバータINV1の出力ノードN
1は、インバータINV3を経由して、センスアンプS
/Aiの出力ノードOUTに接続される。
【0067】SAノード33とBLSノード34の間に
は、MOSトランジスタMI1,ML2が直列接続され
る。なお、BLSノード34は、カラムゲート15に接
続される。MOSトランジスタML1は、MOSトラン
ジスタMI1に並列に接続される。また、BLSノード
34には、リセットトランジスタML3が接続される。
【0068】制御信号LCLAMPは、MOSトランジ
スタMI1のゲートに入力され、制御信号SAENd
は、MOSトランジスタML2のゲートに入力され、制
御信号BLRSTは、MOSトランジスタML3のゲー
トに入力され、制御信号ATD3は、MOSトランジス
タML1のゲートに入力される。
【0069】また、VddノードとBLSノード34の
間には、MOSトランジスタMP8,MI2が直列接続
される。制御信号LCLAMPは、MOSトランジスタ
MI2のゲートに入力され、制御信号ATD3nは、M
OSトランジスタMP8のゲートに入力される。
【0070】また、BLSノード34とVssノードの
間には、MOSトランジスタML4,NN6が直列接続
される。MOSトランジスタML4のゲートは、BLS
ノード34に接続される。制御信号ATD3は、MOS
トランジスタMN6のゲートに入力される。
【0071】制御信号LCLAMPは、インバータIN
V2により生成される。インバータINV2は、Vdd
ノードとVssノードの間に直列接続されるMOSトラ
ンジスタMP3,MN3,MN7から構成される。制御
信号INVSRCは、MOSトランジスタMP3のゲー
トに入力され、制御信号SAENdは、MOSトランジ
スタMN7のゲートに入力される。BLSノード34の
電位は、MOSトランジスタMN3のゲートに入力され
る。
【0072】PチャネルMOSトランジスタMPXは、
読み出し履歴に依存しない高速なプリチャージを実現す
るために設けられる。つまり、このトランジスタMPX
は、プリチャージ開始時に、制御信号LCLAMPをV
ddに設定する。
【0073】1.4.2. 読み出し制御信号生成回路
の構成1(中間電位生成回路について) 図6は、読み出し制御信号生成回路の構成を示してい
る。読み出し制御信号生成回路17は、中間電位生成回
路、SAREFプリチャージ回路21、ダミーカラムゲ
ート22及びレファレンスセル23を含んでいる。レフ
ァレンスセル23については、既に、項目1.3.にお
いて説明した。SAREFプリチャージ回路21及びダ
ミーカラムゲート22については、後述することにし、
ここでは、読み出し制御信号生成回路17を構成する上
記各要素のうち、中間電位生成回路の具体的な構成につ
いて説明する。
【0074】中間電位生成回路は、INVSRC生成回
路18、SAREF生成回路19及びVCLAMP生成
回路20から構成される。
【0075】<INVSRC生成回路18>図6に示す
ように、INVSRC生成回路18は、Vddノードと
Vssノードの間に直列接続されるMOSトランジスタ
MP5,MN2,MN8から構成される(Vddは、チ
ップ内で生成される内部電源電位、Vssは、接地電位
である)。
【0076】MOSトランジスタMP5のソースは、V
ddノードに接続され、ゲートとドレインは、互いに接
続されている。制御信号BLREFは、MOSトランジ
スタMN2のゲートに入力され、制御信号(イネーブル
信号)ENは、MOSトランジスタMN8のゲートに入
力される。
【0077】また、センスアンプS/Aiに供給される
制御信号(中間電位)INVSRCは、MOSトランジ
スタMP5のドレインから出力される。
【0078】なお、MOSトランジスタMP5と、セン
スアンプS/Ai内のMOSトランジスタMP4(図5
参照)とにより、カレントミラー回路が構成され、同様
に、MOSトランジスタMP5と、センスアンプS/A
i内のMOSトランジスタMP3(図5参照)とによ
り、カレントミラー回路が構成される。
【0079】ところで、INVSRC生成回路18は、
スリープ状態(EN=“L”)からスタンバイ状態(E
N=“H”)になると、制御信号(中間電位)INVS
RCを出力する。また、読み出し時には、INVSRC
生成回路18は、スタンバイ状態になっており、INV
SRC生成回路18には、電流(消費電流)が常に流れ
ている。
【0080】従って、読み出し時における低消費電力化
を達成するためには、INVSRC生成回路18に流れ
る電流(消費電流)をできるだけ少なくする必要がある
(この点は、後述するVCLAMP生成回路20も同
じ)。
【0081】しかし、低消費電力化のためにINVSR
C生成回路18の消費電流を少なくすると、センスアン
プS/Ai内のMOSトランジスタMP3,MP4(図
5参照)のゲート容量などの影響により、制御信号(中
間電位)INVSRCが振動し易くなる。また、制御信
号(中間電位)INVSRCが振動などにより所定値か
らずれた場合に、これを元に戻すために必要な時間、つ
まり、制御信号INVSRCが安定するまでの時間が非
常に長くなる。
【0082】その結果、読み出しデータを誤ったり、読
み出し時間が長くなるなどの問題が生じる。
【0083】そこで、本例では、センスアンプS/Ai
内において、制御信号INVSRCが伝わる信号線に、
安定化容量C1を接続する(図5参照)。安定化容量C
1の容量値は、センスアンプS/Ai内のMOSトラン
ジスタMP3,MP4(図5参照)のゲート容量の容量
値の2倍以上であるのがよい。
【0084】これにより、制御信号INVSRCの値が
振動し難くなるため、正常な読み出し動作が可能にな
り、また、制御信号INVSRCの振動による読み出し
時間の増大を防止できる。
【0085】<SAREF生成回路>図6に示すよう
に、SAREF生成回路19は、VddノードとVss
ノードの間に直列接続されるMOSトランジスタMP
2,MP7,MI3,ML6から構成される(Vdd
は、チップ内で生成される内部電源電位、Vssは、接
地電位である)。
【0086】制御信号SAENnは、MOSトランジス
タMP7のゲートに入力され、制御信号VCLAMP
は、MOSトランジスタMI3のゲートに入力され、制
御信号SAENは、MOSトランジスタML6のゲート
に入力される。MOSトランジスタMP2のゲートとド
レインは、互いに接続される。
【0087】また、センスアンプS/Aiに供給される
制御信号(中間電位)SAREFは、MOSトランジス
タMP2のドレインから出力される。また、MOSトラ
ンジスタMP2のドレインには、後述するSAREFプ
リチャージ回路21の出力端子が接続される。
【0088】なお、MOSトランジスタMP2と、セン
スアンプS/Ai内のMOSトランジスタMP1(図5
参照)とにより、カレントミラー回路が構成される。
【0089】ところで、SAREF生成回路19におい
ても、上述したINVSRC生成回路18と同様に、制
御信号(中間電位)SAREFの振動を防止し、センス
アンプS/Aiにおける読み出し動作の正常化を達成す
る必要がある。
【0090】制御信号SAREFの振動を防止するに
は、制御信号SAREFが伝わる信号線に、MOSトラ
ンジスタMP1(図5参照)のゲート容量値よりも十分
に大きな容量値を有する安定化容量を接続すればよい。
安定化容量を接続すれば、制御信号SAREFの振動の
振幅が小さくなるため、制御信号SAREFを安定化
(振幅を収束)させるまでの時間が短くなる。
【0091】しかし、制御信号SAREFが伝わる信号
線に安定化容量を接続すると、当然に、その信号線に寄
生する容量値が増大する。このため、その容量値の増加
分に比例して、制御信号SAENが“H”となってから
SAREFノード32が所定の電位になるまでの時間が
長くなる。SAREF生成回路19においては、制御信
号SAENが“H”となった後に、制御信号SAREF
が出力されることになるため、SAREFノード32が
所定の電位になるまでの時間が長くなることは、読み出
し時間を長くすることを意味する。
【0092】そこで、制御信号SAREFが伝わる信号
線に関しては、安定化容量を接続しない。これに代え
て、制御信号SAREFの振動は、SAREF生成回路
19の駆動能力を上げることにより防止する。つまり、
安定化容量が存在しないと、制御信号SAREFの振動
の振幅が大きくなるが、SAREF生成回路19の駆動
能力を上げることにより、その振幅を収束させるまでの
時間を短くすることができる。
【0093】なお、制御信号INVSRCが伝わる信号
線には、安定化容量CP(図5参照)を接続している。
これは、INVSRC生成回路18は、制御信号SAE
Nが“H”になる前から動作状態にあるからである。つ
まり、安定化容量CPによる信号の遅れは、読み出し時
に全く問題とならない。
【0094】SAREF生成回路19の駆動能力は、例
えば、図7に示すように、レファレンスセル(セルユニ
ット)の数を増やすことにより上げることができる。即
ち、レファレンスセルは、例えば、メモリセルと同じ構
造及び同じサイズを有しているため、この場合、複数の
レファレンスセルを互いに並列接続することにより、レ
ファレンスセルの駆動力を実質的に上げることができ
る。
【0095】なお、複数のレファレンスセルを並列接続
する場合には、MOSトランジスタMP2のサイズを、
レファレンスセルの数に応じて調整する必要がある。レ
ファレンスセルの数がM個の場合には、MOSトランジ
スタMP2に流れる電流は、M×Irefとなる。但
し、Irefは、1個のリファレンスセルのセル電流で
ある。
【0096】そして、本例の読み出し回路では、センス
アンプS/Ai内のMOSトランジスタMP1(図5参
照)に流れる電流を、Iref/2に設定したいという
要求がある。つまり、この要求を達成するためには、M
OSトランジスタMP1のチャネル幅、チャネル長を、
それぞれWp1、Lp1と仮定すると、例えば、MOS
トランジスタMP2のチャネル幅W、チャネル長は、そ
れぞれ2×M×Wp1、Lp1に設定すればよい。
【0097】つまり、MOSトランジスタMP1のチャ
ネル幅が、MOSトランジスタMP2のチャネル幅の1
/(2×M)になっているため、カレントミラー回路の
原理により、MOSトランジスタMP1には、M×Ir
ef(MP2のセル電流)の1/(2×M)のセル電
流、即ち、Iref/2が流れることになる。
【0098】レファレンスセルの数Mは、制御信号SA
REFが伝わる信号線(SAREFノード32)に接続
されるセンスアンプS/Aiの数Nに応じて決定する。
即ち、SAREFノード32に接続されるセンスアンプ
S/Aiの数Nが増えると、ノイズも増えるため、これ
に応じて、レファレンスセルの数Mも、増やす。
【0099】具体的には、次のようにして、MとNの比
を決定する。PチャネルMOSトランジスタMP1のゲ
ート容量をCMP1とすると、SAREFノード32に
は、N個のセンスアンプS/Aiが接続されるため、S
AREFノード32の容量は、N×CMP1となる。
【0100】また、SAREFノード32と他の導電材
との間の容量結合の影響によって、SAREFノード3
2の電位が所定値からΔVだけずれ、かつ、このΔVの
ずれが、セル電流M×Irefにより、時間(復帰時
間)Δtで元の所定値に戻るとすると、電荷の保存則に
基づいて、以下の関係式が導ける。 N × CMP1 × ΔV = M × Iref
× Δt ここで、例えば、ゲート容量CMP1は、約100f
F、レファレンスセルのセル電流Irefは、約20μ
Aに設定される。また、この場合に、SAREFプリチ
ャージ時における制御信号SAREFの所定値(基準
値)からのずれΔVは、約0.1Vとなる。
【0101】そして、このずれΔVが、センスアンプS
/Aiにおけるセンス時間に影響を与えないために必要
な復帰時間Δtは、シミュレーションから、約2nse
c以下であることがわかっている。
【0102】従って、上記関係式によれば、レファレン
スセルの数MとセンスアンプS/Aiの数Nの関係を次
のように設定することにより、正確かつ高速に読み出し
動作を行うことができることになる。 M ≧ N/4 <VCLAMP生成回路>図6に示すように、VCLA
MP生成回路20は、電流源I1とVssノードの間に
直列接続されるMOSトランジスタMI4,MN1,M
N9から構成される。制御信号(イネーブル信号)EN
は、MOSトランジスタMN9のゲートに入力される。
【0103】MOSトランジスタMI4のゲートとドレ
インは、互いに接続され(ダイオード接続)、その接続
点から制御信号(中間電位)VCLAMPが出力され
る。MOSトランジスタMI4のゲートとドレインの接
続点は、MOSトランジスタMI3のゲート及びSAR
EFプリチャージ回路21に接続される。
【0104】MOSトランジスタMN1のゲートとドレ
インも、互いに接続される(ダイオード接続)。MOS
トランジスタMN1のドレインは、MOSトランジスタ
MN2のゲート及びSAREFプリチャージ回路21に
接続される。制御信号BLREFは、MOSトランジス
タMN1のドレインから出力される。
【0105】なお、MOSトランジスタMI3,MI4
により、カレントミラー回路が構成され、同様に、MO
SトランジスタMN1,MN2により、カレントミラー
回路が構成される。
【0106】VCLAMP生成回路20では、定電流源
I1とダイオード接続された2つのMOSトランジスタ
MI4,MN1により、例えば、約1.3Vの制御信号
(中間電位)VCLAMPが生成される。また、定電流
源I1により、約6μAの電流が生成され、この電流
は、BLREFノード36を経由して、INVSRC生
成回路18及びSAREFプリチャージ回路21に伝達
される。
【0107】つまり、制御信号BLREFは、基準電位
として、INVSRC生成回路18及びSAREFプリ
チャージ回路21に供給される。
【0108】VCLAMP生成回路20内の電流源I1
の具体例について説明する。図8は、図6の読み出し制
御信号生成回路17内のVCLAMP生成回路20のみ
を取り出して示している。図9は、VCLAMP生成回
路20内の電流源I1の一例を示している。
【0109】MOSトランジスタMPA,MPBは、同
一サイズとなるように設定されているため、抵抗Rsと
差動増幅器により生成される約6μAの電流Isは、ノ
ードNsにも流れる。
【0110】ここで、電流値Isは、VBGR/Rsに
より表すことができる。VBGRは、例えば、約1.2
3Vであり、その値は、温度依存性を有しない。一方、
抵抗Rsの値は、一般に、温度依存性を有している。
【0111】そこで、抵抗Rsとしては、高温において
抵抗値が小さくなるような特性を持つ拡散抵抗を使用す
る。この場合、電流値Isは、温度が高くなるにつれ
て、次第に大きくなる反面、NチャネルMOSトランジ
スタMI4,MN1,MN9の閾値電圧は、温度が高く
なるにつれて、次第に小さくなる。
【0112】つまり、抵抗Rsの抵抗値の変化による電
流値のずれとMOSトランジスタMI4,MN1,MN
9の閾値電圧の変化による電流値のずれが互いに相殺さ
れ、結果として、MOSトランジスタMI4,MN1,
MN9に流れる電流値に関しては、温度依存性がなくな
る。
【0113】従って、実質的に、温度依存性を有しない
制御信号(中間電位)VCLAMP,BLREFを生成
することができる。
【0114】1.4.3. 読み出し制御信号生成回路
の構成2(SAREFプリチャージ回路について) 図10は、図6の読み出し回路において、SAREFプ
リチャージ回路21の構成を具体的に示したものであ
る。SAREFプリチャージ回路21は、Vddノード
とVssノードの間に接続されるMOSトランジスタM
P10,MP11,MI5,MN10,MN11,MN
12と、ナンド回路NA1とから構成される。
【0115】制御信号EN,SAENは、ナンド回路N
A1に入力される。また、ナンド回路NA1の出力信号
は、MOSトランジスタMP10のゲートに入力され
る。MOSトランジスタMP11のゲートとドレイン
は、互いに接続される。MOSトランジスタMP11の
ドレインは、SAREFノード32に接続されているた
め、SAREFプリチャージ回路により、SAREFノ
ード32をプリチャージすることが可能になっている。
【0116】MOSトランジスタMI5のゲートは、V
CLAMP生成回路20内のMOSトランジスタMI4
のゲートとドレインに接続される。即ち、MOSトラン
ジスタMI4,MI5は、カレントミラー回路を構成し
ている。制御信号VCLAMPは、MOSトランジスタ
MI5のゲートに入力される。
【0117】制御信号SAENnは、MOSトランジス
タMN10,MN11のゲートに入力される。MOSト
ランジスタMN10,MN11の接続点は、BLSRE
Fノード35に接続される。また、制御信号BLREF
は、MOSトランジスタMN12のゲートに入力され
る。
【0118】1.4.4. 読み出し制御信号生成回路
の構成3(Vcgref生成回路について) 図11は、Vcgref生成回路の構成を示している。
図12は、図11の可変抵抗R3の具体例を示してい
る。なお、図11及び図12に示すVcgref生成回
路は、図1に示す読み出し制御信号生成回路17内のV
cgref生成回路24に相当する。
【0119】レファレンスセルのコントロールゲート電
位Vcgrefは、例えば、約1.7Vとなるように設
定されるが、レファレンスセルの閾値電圧やカップリン
グ比などは、ウエハプロセスの条件に大きく依存するた
め、これらの値を事前に正確に見積もるものは非常に困
難である。また、メモリセルの閾値電圧分布の測定に関
するテストモード(これについては、後述する。)にお
いては、Vcgref生成回路の出力信号Vcgref
の値を変化させることが必要になる。
【0120】従って、Vcgref生成回路に関して
は、その出力電位Vcgrefが自由に変えられるよう
に構成しなければならない。例えば、Vcgref生成
回路の出力電位Vcgrefを、1.0Vから2.5V
まで、0.1V刻みで変えられるようにする。
【0121】また、コントロールゲート電位Vcgre
fが温度依存性を持つと、レファレンスセルに流れるセ
ル電流についても温度依存性を持つようになるため、正
確な読み出しが行えなくなり、非常に問題である。そこ
で、温度依存性を有しないBGR(Band Gap Referenc
e)回路の出力電位VBGRを用いて、コントロールゲ
ート電位Vcgrefを生成する。
【0122】しかし、BGR回路の出力電位VBGR
(例えば、約1.23V)は、1.0Vと2.5Vの間
の電位になるため、これをそのまま用いると、Vcgr
ef生成回路の出力電位Vcgrefを、正確に、0.
1V刻みで変えるのが困難となる。
【0123】そこで、本例では、出力電位Vcgref
を正確に0.1V刻みで変えることができるように、2
つの差動増幅器DA1,DA2によりVcgref生成
回路を構成する。
【0124】そして、まず、第一の差動増幅器DA1に
より、VBGR(=約1.23V)を、1.0V〜2.
5Vの範囲外の電位、例えば、0.5Vに変換する。ま
た、第二の差動増幅器DA2により、変換された基準電
位(0.5V)に基づいてVcgrefを生成する。
【0125】このようにすることで、出力電位Vcgr
efは、正確に、0.1V刻みで変えることができるよ
うになる。
【0126】なお、出力電位Vcgrefは、図12に
示す可変抵抗の抵抗値を変えることにより変化させるこ
とができる。
【0127】1.4.5. 読み出し制御信号生成回路
の構成4項目1.4.1.から項目1.4.4におい
て、読み出し制御信号生成回路の主要部の構成について
説明した。
【0128】読み出し制御信号生成回路を構成する要素
のうち、まだ、説明していないものは、ダミーカラムゲ
ートとVsg生成回路の2つである。そこで、これら2
つの要素について、簡単に、説明しておく。
【0129】ダミーカラムゲートは、メモリセル側の電
流経路とレファレンスセル側の電流経路をほぼ同じ(電
流経路の抵抗値をほぼ同じ)にするために設けられる。
つまり、メモリセル側においては、例えば、図5に示す
ように、ビット線BLjとBLSノード34の間には、
MOSトランジスタから構成されるカラムゲート15が
接続される。
【0130】そこで、レファレンスセル側においても、
例えば、図6に示すように、常に、オン状態の少なくと
も1つのMOSトランジスタから構成されるダミーカラ
ムゲート22を設ける。ダミーカラムゲート22は、常
にオン状態のMOSトランジスタから構成される点にお
いて、カラムデコーダの出力信号によりオン/オフが制
御されるMOSトランジスタから構成されるカラムゲー
トとは異なる。
【0131】Vsg生成回路25(図1参照)は、メモ
リセル側のセルユニット内のセレクトトランジスタM
1,M3(図3、図5参照)のゲートに与える電位Vs
gを生成する。読み出し時には、Vsgは、約3.5V
となる。本例では、Vsg生成回路の出力信号Vsg
は、レファレンスセル側のセルユニット内のセレクトト
ランジスタM5,M6(図4、図6参照)のゲートにも
与えられる。
【0132】Vsg生成回路は、例えば、昇圧回路及び
昇圧電位制御回路により構成することができる。
【0133】2. 読み出し回路の動作 以下、図1乃至図12において説明した本発明の読み出
し回路の動作について説明する。
【0134】2.1. 動作の概略 まず、図5及び図6を参照しつつ、本発明の読み出し回
路の動作の概略を説明する。本発明の読み出し回路の主
要部は、Vddノードから、PチャネルMOSトランジ
スタMP1及びメモリセルユニットM1,M2,M3を
経由して、Vssノードに至る第一の経路と、Vddノ
ードから、PチャネルMOSトランジスタMP2及びレ
ファレンスセルユニットM4,M5,M6を経由して、
Vssノードに至る第二の経路と、2つのMOSトラン
ジスタMP1,MP2のゲートを互いに接続するSAR
EFノード32とから構成される。
【0135】なお、説明を簡単にするため、読み出し動
作時に使用する各制御信号は、次のような値に設定され
ているものとする。EN,SAEN,SAENdは、そ
れぞれ“H”、ATD3,BLRSTは、それぞれ
“L”。SAENn,ATD3nは、それぞれSAE
N、ATD3の反転信号である。また、SGD,SGS
は、共に、3.5Vとする。
【0136】このような条件下における読み出し動作で
は、上述の第二の経路に、レファレンスセル電流Ire
fが流れる。ここで、上述したように、レファレンスセ
ルユニットに流れる電流Irefの値は、“1”データ
を記憶するメモリセルのセル電流Icellにほぼ等し
くなっている。
【0137】また、2つのMOSトランジスタMP1,
MP2は、カレントミラー回路を構成しているため、こ
れらMOSトランジスタMP1,MP2のサイズ(チャ
ネル幅W)の比を調整することにより、上述の第一の経
路に流れる電流の値を調整することができる。即ち、本
発明では、MOSトランジスタMP1が、Iref/2
の電流を流すように、MOSトランジスタMP1,MP
2のサイズの比が決定されている。
【0138】そして、MOSトランジスタMP1とMO
SトランジスタMI1の接続点であるSAノード33の
電位は、メモリセルM2のデータ、即ち、読み出し時に
メモリセルM2にセル電流Icellが流れるか否かに
よって決定される。
【0139】例えば、メモリセルM2に記憶されるデー
タが“1”の場合には、メモリセルM2のコントロール
ゲート電極(選択されたワード線)Wiに読み出し電位
(0V)が与えられると、メモリセルM2がオン状態に
なり、メモリセルM2にセル電流Icellが流れる。
【0140】また、上述したように、Icell=Ir
efであるため、MOSトランジスタMP1がSAノー
ド33に供給する電流Iref/2よりもメモリセルM
2がSAノード33から引き抜く電流Icell(=I
ref)の方が大きくなり、結果として、SAノード3
3の電位は、下がり、1V以下となる。
【0141】一方、メモリセルM2に記憶されるデータ
が“0”の場合には、メモリセルM2のコントロールゲ
ート電極(選択されたワード線)Wiに読み出し電位
(0V)が与えられると、メモリセルM2がオフ状態に
なるため、メモリセルM2にセル電流Icellが流れ
ない。
【0142】この時、SAノード33に対しては、MO
SトランジスタMP1から電流の供給のみが行われるた
め、結果として、SAノード33の電位は、上がり、V
ddに到達する。
【0143】従って、このSAノード33の電位変化を
インバータINV1で検知することにより、メモリセル
M2のデータの識別が可能となる。
【0144】ここで注目すべき点は、本発明では、セン
スアンプ(1単位分)S/Ai内において、差動増幅器
が使われていないということにある。このため、本発明
の読み出し回路の消費電流は、従来の読み出し回路(図
19)の消費電流に比べて非常に小さくなる。
【0145】本発明の読み出し回路において、センスア
ンプS/Ai内に差動増幅器を設ける必要がない理由
は、“1”データの読み出し時のSAノード33の電位
と“0”データの読み出し時のSAノード33の電位と
の電位差(又は振幅)が、[Vdd−1V程度]以上と
大きいためである(Vddは、例えば、2.5V以上、
3.5V以下)。つまり、SAノード33の電位を、そ
のままインバータINV1に入力し、メモリセルM2の
データを検知することができる。
【0146】また、本発明の読み出し回路では、上述の
ように、SAノード33の振幅が大きくても、読み出し
速度は、従来の読み出し回路(図19)と同程度である
ため、読み出し速度を低下させることなく、低消費電力
化を達成できることになる。このように、本発明におい
て、読み出し速度が劣化しない理由は、SAノード33
がビット線から切り離され、その容量が極めて小さくな
っているために、メモリセルM2のデータに応じてSA
ノード33の電位を変化させるために要する時間が短く
なるためである。
【0147】2.2. 動作タイミング 以下、図13及び図14のタイミング図を参照しつつ、
本発明の読み出し回路の動作について詳細に説明する。
【0148】図13は、チップの外部から入力される制
御信号及びチップの内部で生成される制御信号のタイミ
ングを表している。チップの外部から入力される制御信
号は、アドレス信号Address及びチップイネーブ
ル信号CEである。
【0149】チップイネーブル信号CEが“H”になる
と、この時点のアドレス信号Adressにより特定さ
れるメモリセルのデータが読み出され、また、チップイ
ネーブル信号CEが“H”の期間中にアドレス信号Ad
dressが変化すると、この変化後の新しいアドレス
信号Addressにより特定されるメモリセルのデー
タが読み出される。
【0150】読み出し動作時において、チップイネーブ
ル信号CEが“H”になると、センスアンプイネーブル
信号SAENが“H”になり、また、アドレス信号遷移
検出回路(Address Transition Detector)によりAT
Dパルスが生成される。ATDパルスの持続期間(tA
TD)は、約30nsである(時刻tA)。
【0151】また、ATDパルスは、チップイネーブル
信号CEが“H”のときに、アドレス信号Addres
sが変化した場合にも生成される(時刻tB)。
【0152】また、ATDが“H”の期間のうち、最初
の1/3の期間に、ATD2が“H”となり、最後の2
/3の期間に、ATD3が“H”となる。そして、SA
ENd及びBLRSTは、SAEN、ATD、ATD2
及びATD3に基づいて、図13に示すようなタイミン
グで生成される。
【0153】図14は、本発明の読み出し回路の動作を
制御する制御信号のタイミングを示している。なお、図
14のSAEN,ATD3,SAENd,BLRST
は、図13のSAEN,ATD3,SAENd,BLR
STに対応している。また、SGDは、ビット線側のセ
レクトトランジスタのゲート電位(セレクトゲートゲー
ト線の電位)である。
【0154】読み出し動作は、主として、SAEN(S
AENn)、ATD3(ATD3n)、SAENd、B
LRSTにより制御され、4つの期間、即ち、(A)ス
タンバイ期間、(B)ビット線リセット期間、(C)プ
リチャージ期間、(D)センス期間に区分される。
【0155】なお、図5、図6及び図10に示す読み出
し回路においては、上記制御信号の他、イネーブル信号
ENを使用している。イネーブル信号ENは、アナログ
回路をイネーブルにする信号である。
【0156】例えば、イネーブル信号ENを“L”にす
ることにより、チップの消費電流を、ほぼ零にすること
ができる(但し、MOSトランジスタのカットオフリー
ク程度の電流は流れる。)。
【0157】上記(A)〜(D)の期間中は、EN=
“H”である。以下、各期間ごとの動作を順に説明す
る。
【0158】2.2.1. スタンバイ期間 図14の期間(A)は、スタンバイ期間である。スタン
バイ期間とは、読み出し動作を実行する前の待機期間の
ことである。
【0159】INVSRC生成回路18、VCLAMP
生成回路20及びSAREFプリチャージ回路21(図
6及び図10を参照)並びにVcgref生成回路24
(図1及び図11を参照)は、スタンバイ期間において
も動作状態にある。即ち、VCLAMP生成回路20で
は、ENが“H”であり、制御信号VCLAMP,BL
REFが生成される。また、Vcgref生成回路24
では、ENnが“L”であり、制御信号Vcgrefが
生成される。さらに、INVSRC回路18では、制御
信号INVSRCが生成される。
【0160】スタンバイ期間中においては、SAENが
“L”であるため、PチャネルMOSトランジスタMP
2からレファレンスセル23に至る経路(図6及び図1
0を参照)は、電気的に切断されている。その一方、S
AREFプリチャージ回路21(図6及び図10を参
照)は、動作状態となっているため、SAREFノード
32及びBLSREFノード35は、それぞれプリチャ
ージされている。
【0161】各ノードのプリチャージレベル(電位)
は、SAENが“H”になったときのSAREFノード
32の電位及びBLSREFノード35の電位とほぼ等
しくなるように設定される。
【0162】このように、スタンバイ期間において、予
め、SAREFノード32及びBLSREFノード35
をプリチャージしておく理由は、実際の読み出し動作時
に、SAREFノード32の電位及びBLSREFノー
ド35の電位が確定するまでの時間を短くし、読み出し
速度を上げるためである。
【0163】即ち、このようなプリチャージ動作を行わ
ない場合には、SAENが“H”になってからSARE
Fノード32及びBLSREFノード35の電位がそれ
ぞれ確定するまでの時間が非常に長くなり、結果とし
て、読み出し時間が長くなる。
【0164】特に、SAREFノード32は、センスア
ンプS/Ai内のMOSトランジスタMP1のゲートに
接続されるため、チップ内にn個のセンスアンプS/A
1,…,S/Ai,…,S/A・nが配置される場合、
SAREFノード32には、n個のMOSトランジスタ
のゲートが接続されることになり、結果として、SAR
EFノード32に生じる寄生容量が非常に大きくなる。
【0165】従って、高速読み出しを達成するために
は、スタンバイ期間において予めSAREFノード32
をプリチャージしておき、読み出し動作時におけるSA
REFノード32の電位の確定を短時間で済ませること
が必要となる。
【0166】ところで、SAREFプリチャージ回路2
1(図10参照)は、動作状態において貫通電流を流す
ため、SAREFプリチャージ回路21により予めSA
REFノード32をプリチャージしておくということ
は、スタンバイ期間におけるスタンバイ電流(消費電
流)を増加させることになる。
【0167】しかし、この点については、次に示すよう
な対策により解決することが可能である。即ち、Nチャ
ネルMOSトランジスタMN12(図10参照)のサイ
ズを小さくすることにより、スタンバイ電流を小さくす
ることができる。また、この時、SAREFノード32
のプリチャージレベルは、MOSトランジスタMP1
1,MI5のサイズにより調整することができる。
【0168】また、スタンバイ時におけるSAREFノ
ード32のプリチャージレベルを、読み出し時(SAE
N=“H”)におけるSAREFノード32のレベルと
完全に等しくすることが難しい場合には、SAREFノ
ード32のプリチャージレベルを、読み出し時における
SAREFノード32のレベルよりも、若干、低めに設
定すればよい。
【0169】このようにしておくと、SAENが“H”
となった瞬間に、大きな駆動力を有するPチャネルMO
SトランジスタMP2がオン状態になっているため、S
AREFノード32がMOSトランジスタMP2を介し
て急速に充電され、速やかに、読み出し時におけるSA
REFノード32の電位が確定する。
【0170】なお、SAREFノード32のプリチャー
ジレベルを、読み出し時におけるSAREFノード32
のレベルよりも、若干、高めに設定する場合には、当
初、大きな駆動力を有するPチャネルMOSトランジス
タMP2は、オフ状態であり、SAREFノード32の
電荷は、小さな駆動力のレファレンスセルを介して放電
されることになるため、読み出し時におけるSAREF
ノード32の電位の確定は、遅くなる。
【0171】2.2.2. ビット線リセット期間 図14の期間(B)は、ビット線リセット期間である。
【0172】ビット線リセット期間においては、BLR
STが“H”となり、MOSトランジスタML3,Tr
jがオン状態になる(図5参照)。その結果、ビット線
BLj及びBLSノード34は、それぞれ接地電位(0
V)にリセットされる。ビット線BLj及びBLSノー
ド34をそれぞれ接地(リセット)する理由は、繰り返
して読み出しを行う場合に、前回の読み出し動作の履歴
を無くすためである。
【0173】ここで、図2を参照しつつ、ビット線のリ
セットの必要性について、ビット線をリセットをしない
場合の不具合という観点から説明する。
【0174】メモリセルMC1,MC2,MC3,MC
4,MC5,MC6のデータを、それぞれ“0”とし、
メモリセルMC7,MC8,MC9のデータを、それぞ
れ“1”とし、メモリセルMC3→MC5→MC7の順
に、データを読み出す場合について考える。
【0175】まず、メモリセルMC3,MC5に対する
データ読み出し動作においては、ビット線BLn,BL
jは、それぞれ約1Vにプリチャージされる。また、メ
モリセルMC3,MC5のデータは、“0”であるた
め、ビット線BLn,BLjのプリチャージ後の読み出
し時に、メモリセル(選択セル)MC3,MC5は、オ
フ状態となる。このため、データ読み出しが終了した後
においても、ビット線BLn,BLjは、約1Vの電位
を維持する。
【0176】ここで、本例では、ビット線BLn,BL
jの電位をリセットする(接地電位にする)ことを前提
としていないため、ビット線BLn,BLjの電位が約
1Vの状態で、かつ、ビット線BLn,BLjがフロー
ティングの状態で(ビット線BLn,BLjに対応する
カラムゲートはオフ状態のため)、次のメモリセルMC
7に対するデータ読み出しが実行される。
【0177】メモリセルMC7に対するデータ読み出し
動作では、セレクトゲート線SGDp,SGSpが共に
約3.5Vに設定される。そこで、セレクトゲート線S
GDp,SGSpを、それぞれ0Vから約3.5Vに上
げると、セレクトゲート線SGDp,SGSpに接続さ
れるセレクトトランジスタは、全てオン状態となる。ま
た、選択されたワード線Wpに、0Vを与えると、非選
択セルMC8,MC9は、“1”状態であるため、ワー
ド線Wpに接続される非選択セルMC8,MC9も、オ
ン状態になる。
【0178】この時、ビット線BLn,BLjに貯まっ
ていた電荷は、非選択セルMC8,MC9を経由して、
ソース線SLに放出される。その結果、セルソース線S
Lやシャント線SHの抵抗による電圧降下のために、選
択されたメモリセルMC7のソース電位が、0Vよりも
高くなる場合がある。このような現象は、ワード線Wp
に接続され、かつ、“1”データを記憶するメモリセル
の数が多ければ多いほど、顕著に発生する。
【0179】そして、選択されたメモリセルMC7のソ
ース電位が0Vよりも高くなると、メモリセルMC7に
流れる電流は、ソース電位が0VのときにメモリセルM
C7に流れる電流よりも減るため、SAノード33(図
5参照)の電位が十分に下がらず、結果として、メモリ
セルMC7のデータは、“1”であるにもかかわらず、
“0”と判断してしまう場合がある。
【0180】本発明では、このような読み出し履歴に依
存した誤読み出しをなくすために、読み出し動作の最初
において、全てのビット線の電位をリセットする(接地
電位にする)ようにしている。
【0181】また、ビット線リセット期間がないと、以
下に述べるように、電力を無駄に消費することになる。
【0182】即ち、カラムゲート15(図2参照)は、
アドレス信号に基づいてビット線の選択を行う。従っ
て、アドレス信号が変化すると、選択されるビット線も
変化する。ここで、アドレス信号の変化を受けて、ビッ
ト線の再選択を行うには、配線遅延やロジック遅延の影
響により、一定の時間が必ず必要になる。
【0183】仮に、ビット線リセット期間(B)を設け
ないとすると、スタンバイ状態(期間A)の後、直ち
に、ビット線のプリチャージ(期間C)が行われること
になる。つまり、SAENが“H”になると同時に、ビ
ット線のプリチャージを開始すると、カラムゲートにお
いて、選択されたビット線が確定しないうちに、ビット
線のプリチャージが行われることになる。
【0184】従って、SAENが“H”になった後、カ
ラムゲートにおいて、選択されたビット線が確定するま
での間は、前回のアドレス信号により選択されたビット
線が選択されており、今回、選択すべきビット線とは無
関係のビット線がプリチャージされることになり、結果
として、電力が無駄に消費される。
【0185】そこで、本発明では、ビット線リセット期
間(B)を設けている。このビット線リセット期間
(B)を、SAENが“H”になった後、カラムゲート
において、選択されたビット線(選択されたカラム)が
確定するまでの期間よりも長く設定しておけば、無駄な
電力を消費することもなくなる。
【0186】2.2.3. ビット線プリチャージ期間 図14の期間(C)は、ビット線プリチャージ期間であ
る。
【0187】ビット線プリチャージ期間では、ATD3
が“H”となるため、MOSトランジスタMP8,MN
6がオン状態となる。また、INVSRCノード31
は、予め、充電されているため(スタンバイ期間)、制
御信号BLSの電位に応じて、制御信号LCLAMPの
電位が変化する。制御信号BLSの電位がほぼ0Vのと
きは、制御信号LCLAMPは、ほぼVddであり、M
OSトランジスタMI2は、オン状態となる。
【0188】従って、VddノードからMOSトランジ
スタMI2(図5参照)を経由して、ビット線BLj
(BLSノード34)に電流が流れ込み、ビット線BL
jのプリチャージが行われる。
【0189】また、この時、MOSトランジスタML1
も、オン状態となるため、SAノード33とBLSノー
ド34が互いにショートされ、BLSノード34の充電
と共にSAノード33も充電される(正確には、SAノ
ード33は、MOSトランジスタMP1からの電荷の供
給によりVddとなっているため、Vddからプリチャ
ージレベルに低下する。)。
【0190】ビット線プリチャージ期間において、SA
ノード33とBLSノード34を互いにショートする理
由は、SAノード33及びBLSノード34のプリチャ
ージレベルを、同じ値、かつ、インバータINV1の閾
値電圧Vsenseよりも低い値に設定するためであ
る。そして、この時、インバータINV1の出力電位
(N1ノードの電位)は、“H”となる。
【0191】つまり、低消費電力化のため、インバータ
INV1内のMOSトランジスタMP4は、6μA程度
の小さな電流しか流さないため、N1ノードを“L”に
しておくと、N1ノードを“L”から“H”に変化させ
るために要する時間が非常に長くなる。
【0192】そこで、本発明では、インバータINV1
の出力電位(N1ノードの電位)を、予め“H”に設定
しておき、高速読み出しに貢献している。
【0193】また、MOSトランジスタMI2、インバ
ータINV2及びINVSRC回路18からなる経路
(図5及び図6を参照)は、ビット線プリチャージレベ
ルを適正な値に保つ役割を果たしている。
【0194】以下、この経路の動作について説明する
(図5及び図6参照)。MOSトランジスタMP3(図
5のインバータINV2内)及びMOSトランジスタM
P5(図6のINVSRC生成回路18内)は、互いに
サイズ(チャネル長L及びチャネル幅W)が等しく、ま
た、MOSトランジスタMN2(図6のINVSRC生
成回路18内)及びMOSトランジスタMN3(図5の
インバータINV2内)も、互いにサイズ(チャネル長
L及びチャネル幅W)が等しくなるように設定されてい
る。従って、インバータINV2とINVSRC回路1
8は、全体で、一つの差動増幅器を構成しているとみな
すことができる。
【0195】この差動増幅器の入力信号は、制御信号B
LSと制御信号BLREFであり、出力信号は、制御信
号LCLAMPである。ビット線BLjのプリチャージ
が始まった時点では、制御信号BLSは、0V、制御信
号LCLAMPは、Vddであるため、ビット線BLj
は、MOSトランジスタMP8,MI2を介して高速に
プリチャージされる。
【0196】また、ビット線BLjのプリチャージによ
り、制御信号BLS(ビット線の電位)が制御信号BL
REF(参照電位)よりも高くなると、今度は、制御信
号LCLAMPは、Vddから0V近くまで下がるた
め、MOSトランジスタMI2からビット線への電荷の
注入が抑制される。
【0197】また、同時に、MOSトランジスタML4
がオン状態となるため、ビット線BLjに蓄えられた過
剰な電荷は、MOSトランジスタML4を経由して、V
ssノードに放出される。
【0198】このようにして、ビット線BLj(BLS
ノード34及びSAノード33)は、制御信号BLRE
Fとほぼ等しい電位(プリチャージレベル)に適正にプ
リチャージされる(BLS=SA=BLREF)。
【0199】なお、MOSトランジスタMI2,ML4
のサイズは、Icell=Iref/2のときに、ビッ
ト線プリチャージ期間中、制御信号VCLAMP及び制
御信号LCLAMPの電位が等しくなるように設定す
る。
【0200】そのためには、図5のMOSトランジスタ
MI2,ML4及び図6のMOSトランジスタMI4,
MN1に関して、 (WMI2/LMI2)/(WML4/LML4) =
(WMI4/LMI4)/(WMN1/LMN1) の関係を有するように設定することが必要である。
【0201】但し、WMI2、LMI2は、それぞれM
OSトランジスタMI2のチャネル幅、チャネル長を示
し、WML4、LML4は、それぞれMOSトランジス
タML4のチャネル幅、チャネル長を示し、WMI4、
LMI4は、それぞれMOSトランジスタMI4のチャ
ネル幅、チャネル長を示し、WMN1、LMN1は、そ
れぞれMOSトランジスタMN1のチャネル幅、チャネ
ル長を示している。
【0202】このような関係に、図5のMOSトランジ
スタMI2,ML4及び図6のMOSトランジスタMI
4,MN1のチャネル幅及びチャネル長を決めておけ
ば、後述するセンス動作が速やかに行える。
【0203】2.2.4. センス期間 図14の期間(D)は、センス期間である。
【0204】ビット線のプリチャージが終了した時点で
は、制御信号BLSと制御信号BLREFは、互いにほ
ぼ等しく(1V程度又はそれ以下の電位。但し、零を除
く。)、また、制御信号LCLAMPは、制御信号VC
LAMPにほぼ等しくなっている(1.3V程度又はそ
れ以下の電位。但し、零を除く。)。
【0205】制御信号VCLAMPと制御信号BLRE
Fの差(約0.3V)は、MOSトランジスタMI4の
閾値電圧程度となっている。従って、MOSトランジス
タMI1は、実質的にカットオフした状態となっている
(図5及び図6を参照)。
【0206】この状態において、ATD3が“L”とな
り、MOSトランジスタML1がオフ状態になると、S
Aノード33の電位は、MOSトランジスタMP1に流
れる電流Iref/2と、メモリセルM2のセル電流I
cellとにより決定されることになる。
【0207】メモリセルM2のデータが“0”の場合、
即ち、選択されたワード線Wiに0Vを与えたときにメ
モリセルM2にセル電流Icellが流れない場合に
は、BLSノード34は、既に、プリチャージされ、電
荷の逃げ場がない状態になっているため、MOSトラン
ジスタMP1からSAノード33に供給された電荷は、
全て、SAノード33に充電される。
【0208】ここで、SAノード33の容量は、ビット
線BLjの容量に比べて非常に小さい。つまり、メモリ
セルM2のデータが“0”の場合、SAノード33は、
急速にチャージされ、Vddとなる。
【0209】このように、本発明では、ビット線BLj
(BLSノード34)は、既に、プリチャージされてい
るため、メモリセルM2のデータが“0”の場合、SA
ノード33は、急速にチャージされる。そして、後述す
るように、インバータINV1の閾値電圧(データ
“0”,“1”の判定値)Vsenseは、SAノード
33のプリチャージレベルよりも高い電位(例えば、約
1.3V)に設定されるため、SAノード33が急速に
Vddになるということは、高速読み出しが可能になる
ことを意味する。
【0210】一方、メモリセルM2のデータが“1”の
場合、即ち、選択されたワード線Wiに0Vを与えたと
きにメモリセルM2にセル電流Icellが流れる場合
には、セル電流Icell(=Iref)は、MOSト
ランジスタMP1に流れる電流Iref/2よりも大き
いため、SAノード33の電位は、プリチャージレベル
(1V程度又はそれ以下の電位。零を除く。)より上が
ることはなく、徐々に、Vss(0V)に向って降下す
る。
【0211】なお、メモリセルM2のデータが“1”の
場合には、SAノード33の電位は、緩やかに降下する
が、インバータINV1の閾値電圧Vsenseは、S
Aノード33のプリチャージレベルよりも高い電位(例
えば、約1.3V)に設定されているため、高速センス
に不都合はない。
【0212】ところで、センス期間において、インバー
タINV2(図5参照)は、動作状態にある。つまり、
本発明では、センス期間において、インバータINV2
は、SAノード33の電位変化を加速する役割を果たし
ている。
【0213】即ち、メモリセルM2のデータが“0”の
ときは、インバータINV2により制御信号LCLAM
Pの値を低下させる。その結果、MOSトランジスタM
I1のカットオフが完全になり、SAノード33の電位
の上昇が加速される。
【0214】また、メモリセルM2のデータが“1”の
ときは、インバータINV2により制御信号LCLAM
Pの値を上昇させる。その結果、小さな容量を有するS
Aノード33の電荷は、MOSトランジスタMI1を経
由して、大きな容量を有するBLSノード34に流れ易
くなり、SAノード33の電位は、BLSノード34と
同じ電位を保ちつつ、次第に、低下していく。
【0215】インバータINV1(図5参照)は、SA
ノード33の電位変化、即ち、SAノード33の電位が
“H”であるか、又は“L”であるかを検知する。イン
バータINV1の閾値電圧Vsenseは、SAノード
33のプリチャージレベル(1V程度又はそれ以下の電
位。但し、零を除く。)よりも大きな値、例えば、1.
3V程度に設定する。
【0216】その理由は、上述したように、本発明で
は、SAノード33の充電(チャージ)が高速に行える
ため、Vsenseを上述のように設定することで、S
Aノード33の“H”/“L”の判定を高速に行えるか
らである。
【0217】なお、インバータINV1の閾値電圧Vs
enseは、MOSトランジスタMN4のサイズにより
調整することができる。
【0218】インバータINV1内のMOSトランジス
タMP4のゲートは、SAノード33に接続することな
く、INVSRCノード31に接続する(図5参照)。
その理由は、MOSトランジスタMP4のゲートをSA
ノード33に接続すると、インバータINV1の閾値電
圧VsenseがVddに大きく依存してしまうためで
ある。
【0219】そこで、インバータINV1の閾値電圧V
senseがVddに依存しなくなるように、MOSト
ランジスタMP4のゲートは、INVSRCノード31
に接続する。そして、インバータINV1の閾値電圧V
senseは、VCLAMP生成回路20の電流源I1
と、MOSトランジスタMN4に流れる電流とにより決
定されるようにする。
【0220】また、図5及び図6において、MOSトラ
ンジスタMP3,MP4,MP5は、互いにサイズが等
しく、MOSトランジスタMN1,MN2も、互いにサ
イズが等しい。このため、インバータINV1,INV
2に流れる電流は、共に、VCLAMP生成回路20内
の電流源I1により生成される電流(例えば、約6μ
A)に等しくなる。
【0221】従って、本発明の読み出し回路によれば、
データのセンス時(センス期間)において、一つのセン
スアンプS/Ai内で消費される消費電流(Icell
は除く)は、インバータINV1,INV2に流れる電
流の合計値(約12μA)となる。
【0222】この値は、従来の読み出し回路(図19参
照)内の一つのセンスアンプ内の差動増幅器で消費され
る消費電流(約50μA)の1/4以下である。つま
り、本発明によれば、高速読み出しと共に、低消費電力
にも貢献できる。
【0223】なお、インバータINV1内のMOSトラ
ンジスタMP4には、上述のように、低消費電力化のた
め、6μA程度の電流しか流さないようにしている。こ
のため、N1ノードの電位を、チャージし、“H”レベ
ルにするには、非常に長い時間がかかる。
【0224】そこで、上述したように、プリチャージ期
間(C)においては、SAノード33の電位を、インバ
ータINV1の閾値電圧Vsense以下の電位(1V
程度又はそれ以下の電位。但し、零を除く。)に設定し
ている。つまり、N1ノードの電位は、予め、“H”レ
ベルに設定されており、メモリセルM2のデータが
“0”のときに、N1ノードの電位をディスチャージ
し、“L”レベルにする。
【0225】なお、図6のMOSトランジスタMI3,
MI4のサイズは、Icell=Iref/2のとき
に、センス期間中、制御信号VCLAMP及び制御信号
LCLAMPの電位が等しくなるように設定する。
【0226】そのためには、図6のMOSトランジスタ
MI3,MI4に関して、 (WMI3/LMI3)/Iref =(WMI4/L
MI4)/ISRC の関係を有するように設定することが必要である。
【0227】但し、WMI3、LMI3は、それぞれM
OSトランジスタMI3のチャネル幅、チャネル長を示
し、WMI4、LMI4は、それぞれMOSトランジス
タMI4のチャネル幅、チャネル長を示し、ISRC
は、電流源I1により生成される電流(約6μA)を示
している。
【0228】上述したように、ビット線プリチャージ期
間中も、制御信号VCLAMP及び制御信号LCLAM
Pの電位が等しくなるように、各トランジスタのサイズ
が調整されている。このため、プリチャージ期間からセ
ンス期間に移行する際、制御信号LCLAMPの電位が
急激に変化することなく、スムーズに移行するため、セ
ンス動作が速やかに行えるようになる。
【0229】2.2.5. まとめ以上、本発明の読み
出し回路の動作について詳細に説明した。ここで、本発
明の読み出し動作の特徴をまとめると、以下のようにな
る(図5、図6及び図10を参照)。
【0230】[低消費電力化に関して] SAノード33の電位変化が大きいため、差動増幅
器でビット線の電位変化を検出する必要がなくなり、消
費電流を大幅に減少できる。 インバータINV1,INV2に流れる電流は、微
小(6μA程度)であり、読み出し時の消費電流が非常
に小さい。 ビット線リセット期間内に、選択されたビット線を
確定できるため、ビット線のプリチャージ時に、無駄な
電流を消費することがない。
【0231】[読み出しの高速化に関して] スタンバイ期間に、予め、INVSRCノード31
が充電されるため、ビット線(BLSノード34及びS
Aノード33)のプリチャージが高速化される。 SAノード33の容量は、ビット線の容量に比べて
非常に小さく、かつ、ビット線は、プリチャージされて
いるため、“0”読み出し時に、SAノード33を高速
にチャージできる。 スタンバイ期間に、予め、SAREFノード32が
充電されるため、“0”読み出し時に、SAノード33
を高速にチャージできる。 制御信号BLSがプリチャージレベルのとき、制御
信号LCLAMPは、ほぼ0Vとなり、MOSトランジ
スタMI1が完全にカットオフになるため、SAノード
33のチャージが加速される。 Vsenseがビット線のプリチャージレベルより
も大きいため、乃至より、SAノード33の電位変
化を高速にセンスできる。 N1ノードは、予め、Vddに充電されるため、M
OSトランジスタMP4のサイズが小さくても、データ
の判別が高速に行える。
【0232】[その他] 定電流回路(VCLAMP生成回路20及びINV
SRC生成回路)の採用により、インバータ(センス回
路)INV1,INV2に関しては、Vdd依存性がな
くなる。 ビット線の電位をリセットするシーケンスを追加し
たため、読み出し履歴による誤読み出しを防止できる。
【0233】 ビット線プリチャージ時に、制御信号
BLSがプリチャージレベル未満のときは、制御信号L
CLAMPは、ほぼVddとなり、制御信号BLSがプ
リチャージレベルを超えると、制御信号LCLAMP
は、ほぼ0V、かつ、MOSトランジスタML4がオン
状態となるため、正確に、制御信号BLS及びSAの電
位をプリチャージレベルに設定できる。
【0234】3. 読み出し回路の変形例 本発明の読み出し回路の主要部の基本構成は、図5、図
6及び図10に示したが、これに限られず、当然に、本
発明の要旨を変更しない範囲において、種々の変形が可
能である。以下、特に、実施可能性が高く、重要と思わ
れる変形例について説明する。
【0235】3.1. 変形例1 図15及び図16は、本発明の読み出し回路の主要部を
示している。この読み出し回路の特徴は、図5及び図6
の読み出し回路と比べると、ビット線BLjのプリチャ
ージ時及びセンス時に使用するプリチャージ回路の構成
にある。
【0236】即ち、本例では、センスアンプS/Ai内
に、図5に示すようなインバータINV2が存在しな
い。具体的には、VCLAMPノード37が、直接、M
OSトランジスタMI1,MI2´のゲートに接続され
ている。
【0237】この場合、ATD3が“H”になると(ビ
ット線プリチャージ期間)、MOSトランジスタMI2
´からビット線BLj(BLSノード34及びSAノー
ド33)に電荷が供給され、プリチャージが実行され
る。プリチャージレベルは、Vdd、ダイオード接続さ
れたMOSトランジスタML4などにより決定される。
【0238】本例の読み出し回路では、MOSトランジ
スタMI2´のゲートは、常に、一定電位を保っている
ため、プリチャージ時間を、図5及び図6に示す読み出
し回路と同程度にするためには、MOSトランジスタM
I2´のサイズ(チャネル幅W)を大きくする必要があ
る。
【0239】なお、図5及び図6の読み出し回路と比べ
た場合における本例の読み出し回路のメリットは、読み
出し時の消費電流が、図5に示すインバータINV2で
消費する分だけ低減される、という点にある。
【0240】3.2. 変形例2 図17は、本発明の読み出し回路の主要部を示してい
る。この読み出し回路の特徴は、図5及び図6の読み出
し回路と比べると、SAREF生成回路19内のMOS
トランジスタMI3のゲート電位を、図5のインバータ
INV2と同様の機構により生成している点にある。即
ち、インバータINV4は、図5のインバータINV2
に対応し、また、充電回路(MOSトランジスタMP1
3,MI6,ML5,MN15)は、図5のプリチャー
ジ回路(MOSトランジスタMP8,MI2,ML4,
MN6)に対応している。
【0241】なお、センスアンプS/Ai内の構成は、
図5に示すセンスアンプS/Aiと同じである。
【0242】このような構成にすると、MOSトランジ
スタMI1(図5参照)のゲート電位を生成する回路と
MOSトランジスタMI3のゲート電位を生成する回路
が、全く同一の構成となるため、いわゆる回路の対称性
がよくなり、メモリセルM2のセル電流とレファレンス
セルM5のレファレンスセル電流の比較が正確に行える
ようになる。
【0243】3.3. 本プリチャージ方式の他の読み
出し回路への適用例 本発明の読み出し回路に使用されるプリチャージ方式
は、センスアンプに差動増幅器を用いない本発明の読み
出し回路とは切り離して、それ自体、新規な構成及び顕
著な効果を有するものであり、当然に、本発明の読み出
し回路とは別の読み出し回路にも適用することができ
る。
【0244】即ち、図5及び図6の読み出し回路を例に
とれば、INVSRC回路18、インバータINV2及
びプリチャージ回路(MOSトランジスタMP8,MI
2,ML4,MN6)の部分のみで、プリチャージ方式
に関する1つの発明として成立するものである。
【0245】このプリチャージ方式の特徴は、上述した
ように、 予め、INVSRCノード31を充電して
おくことによるプリチャージの高速化、 プリチャー
ジレベル(BLSノード34の電位)を、Vddに依存
することなく、制御信号BLREFに正確に設定できる
点にある。
【0246】図18は、従来の読み出し回路(図19)
に本プリチャージ方式を適用した場合の例を示してい
る。この例では、本発明のプリチャージ方式を用いて、
BLノードとRBLノードをプリチャージすることにな
る。
【0247】INVSRC生成回路18は、図6のIN
VSRC生成回路18と全く同一である。制御信号BL
REFは、図6のVCLAMP生成回路20により生成
される中間電位である。インバータINV5,INV6
は、図5のインバータ回路INV2と全く同一である。
プリチャージ回路(MOSトランジスタMP22,MN
23−MN25及びMOSトランジスタMP24,MN
29−MN31)は、図5のプリチャージ回路(MOS
トランジスタMP8,MI2,ML4,MN6)に対応
している。
【0248】INVSRCノード31は、スタンバイ期
間に、予め、充電される。この後、ビット線プリチャー
ジ期間になると、SAENが“H”、ATDが“H”と
なり、BLノード及びRBLノードをプリチャージする
ためのプリチャージ動作が実行される。プリチャージ動
作は、図5及び図6の読み出し回路におけるビット線プ
リチャージ動作と全く同一である。
【0249】簡単に説明すると、プリチャージ時、MO
SトランジスタMN23,MN26,MN29,MN3
2も、オン状態になるため、BL(RBL)ノード及び
SA(RSA)ノードは、共に、プリチャージレベルま
で充電される。BL(RBL)ノード及びSA(RS
A)ノードの電位がプリチャージレベルを超えると、M
OSトランジスタMN23,MN26,MN29,MN
32がオフ状態になり、かつ、MOSトランジスタMN
24,30により、BL(RBL)ノード及びSA(R
SA)ノードの過剰な電荷がディスチャージされる。
【0250】これにより、BL(RBL)ノード及びS
A(RSA)ノードの電位が、正確に、BLREFノー
ド36の電位に等しい値に設定される。つまり、制御信
号BLREF(参照電位)の値を調整することにより、
プリチャージレベルを自在に設定できることになる。
【0251】この後、センス期間になると、SAENが
“H”、ATDが“L”となり、センス動作が開始され
る。
【0252】なお、レファレンスセルの閾値電圧は、
“1”書き込みセルの閾値電圧と同じであるため、レフ
ァレンスセルには、セル電流Iref(=Icell)
が流れ、かつ、カレントミラー回路により、MOSトラ
ンジスタMN34には、Iref/2が流れる。
【0253】一方、メモリセルのデータが“0”の場合
には、セル電流Icell(=Iref)は、流れるこ
とがないため、SAノード33の電位は、RSAノード
33の電位よりも高くなる。また、メモリセルのデータ
が“1”の場合には、メモリセルにセル電流Icell
(=Iref)が流れるため、SAノード33の電位
は、RSAノード33の電位よりも低くなる。
【0254】そして、差動増幅器DAにより、SAノー
ド33の電位とRSAノード33の電位の電位差を増幅
し、かつ、メモリセルのデータを検知する。
【0255】このように、本プリチャージ方式は、従来
の読み出し回路に適用することも可能である。
【0256】3.4. その他 上述したように、本発明は、読み出し回路又はそれを構
成するプリチャージ回路に特徴を有するものである。ま
た、Vcgref生成回路やVCLAMP生成回路など
に関しても、本発明の読み出し回路以外の回路に適用す
ることも可能である。また、本発明の読み出し回路の説
明においては、3Tr−NANDを前提としたが、当然
に、EEPROMや、NORセル型フラッシュメモリな
どの不揮発性半導体メモリに、本発明を適用することも
可能である。
【0257】4. 閾値電圧測定モード メモリセルの書き込み、消去条件を最適化したり、デー
タ保持能力などの信頼性に関するデータを取得するため
には、書き込み/消去後のメモリセルの閾値電圧分布を
測定するテストモードが必要になる。
【0258】本読み出し方式は、このような閾値電圧測
定モードにおけるメモリセルの閾値電圧の測定に適用す
ることも可能である。
【0259】以下、本発明の閾値電圧測定方式について
説明する。まず、セル電流Icellは、ワード線の電
圧とメモリセルの閾値電圧の差に比例すると仮定する。
【数3】
【0260】また、センス期間を十分に長くすれば、こ
の“発明の詳細な説明”の最初において説明した上記
(2)式から、図5のSAノード33の電位は、
【数4】
【0261】の場合に、“H”となり、
【0262】
【数5】
【0263】の場合に“L”となる。
【0264】但し、Vtrefは、レファレンスセルM
5の閾値電圧、Vcgは、メモリセルM2のコントロー
ルゲート電位、Vtcellは、メモリセルM2の閾値
電圧、C1は、メモリセルM2のコントロールゲート電
極とフローティングゲート電極の間の容量、C2は、メ
モリセルM2のフローティングゲート電極とチャネルの
間の容量をC2である。
【0265】ここで、上記(4)式及び上記(5)式中
の“1/2”の因子は、図5のMOSトランジスタMP
1,MP2に流れる電流の比が1:2であることに由来
している。また、上記(4)式及び上記(5)式の右辺
の値は、メモリセルのコントロールゲート電位Vcg及
びレファレンスセルのコントロールゲート電位Vcgr
efの値により変化する。つまり、これらコントロール
ゲート電位Vcg,Vcgrefの値を変えながら、S
Aノード33のレベル(“H”又は“L”)を検出し、
かつ、SAノード33における“H”/“L”の切替ポ
イントを見出せば、その切替ポイントをメモリセルの閾
値電圧Vtrefとしてモニタできる。
【0266】具体例として、正/負の閾値電圧をモニタ
する場合について説明する。
【0267】・ 正の閾値電圧をモニタする場合 例えば、書き込み(“0”書き込み)後にメモリセルの
閾値電圧をモニタする場合は、正の閾値電圧をモニタす
る場合である。この場合、レファレンスセルのコントロ
ールゲート電位Vcgrefは、通常読み出し時の値と
同じ値に設定にしておき、メモリセルのコントロールゲ
ート電位Vcgの値を、0Vから徐々に上げてゆく。す
ると、あるポイントを境に、SAノード33の電位レベ
ルが“H”から“L”に切り替わる。この切替ポイント
のVcgの値を、上記(2)式に代入すれば、メモリセ
ルの閾値電圧Vtcellを求めることができる。
【0268】また、メモリセルのコントロールゲート電
位Vcgの値を自由に切り替えるために、例えば、ワー
ド線に接続されるテスト用の外部パッドから、メモリセ
ルのコントロールゲート電位Vcgとして、零又は正の
電位を与える。また、正の閾値電圧をモニタするテスト
モードにおいては、ワード線を接地する経路を遮断して
おく。
【0269】・ 負の閾値電圧をモニタする場合 例えば、消去後にメモリセルの閾値電圧をモニタする場
合は、負の閾値電圧をモニタする場合である。この場
合、メモリセルのコントロールゲート電位Vcgの値
は、0Vに固定しておき、レファレンスセルのコントロ
ールゲート電位Vcgrefの値を、通常読み出し時の
値から徐々に上げてゆく。すると、あるポイントを境
に、SAノード33の電位レベルが“L”から“H”に
切り替わる。この切替ポイントのVcgrefの値を、
上記(2)式に代入すれば、メモリセルの閾値電圧Vt
cellを求めることができる。
【0270】また、レファレンスセルのコントロールゲ
ート電位Vcgrefの値を自由に切り替えるために、
例えば、Vcgrefノードに接続されるテスト用の外
部パッドから、レファレンスセルのコントロールゲート
電位Vcgrefとして、零又は正の電位を与える。ま
た、このテストモードにおけるレファレンスセルのコン
トロールゲート電位Vcgrefは、Vcgref生成
回路のトリミング機能を使うことにより変化させるよう
にしてもよい。
【0271】このような手法を用いれば、メモリセルの
閾値電圧Vtcellが、現在、どのような状態にある
かを、正の高い閾値電圧から負の低い閾値電圧までの範
囲で、正確に測定することができる。また、正負の境目
付近(0V近傍)にある閾値電圧についても、上記2つ
のモニタ方法のいずれか一方を用いることにより、正確
に測定できる。
【0272】また、メモリセルの閾値電圧のモニタに関
しては、上記2つのモニタ方法に限られず、例えば、上
記2つのモニタ方法において、メモリセルのコントロー
ルゲート電位Vcg及びレファレンスセルのコントロー
ルゲート電位Vcgrefを、初期電位から徐々に下げ
ていくようにしてもよい。また、メモリセルのコントロ
ールゲート電位Vcg及びレファレンスセルのコントロ
ールゲート電位Vcgrefの双方を、変化させて、メ
モリセルの閾値電圧をモニタしてもよい。
【0273】なお、NORセル型フラッシュメモリで
は、通常、メモリセルとビット線の間にセレクトトラン
ジスタが接続されず、メモリセルが、直接、ビット線に
接続される。この場合、メモリセルの閾値電圧をモニタ
するに当たっては、上記“負の閾値電圧をモニタする場
合”で説明した方法は、採用できない。
【0274】なぜなら、負の閾値電圧をモニタする場
合、全てのワード線が0Vに設定される(つまり、Vc
g=0V)。この場合、3Tr−NANDでは、セレク
トトランジスタにより、ビット線に接続させるメモリセ
ル(選択セル)を一つに特定できるが、NORセル型フ
ラッシュメモリでは、セレクトトランジスタを有しない
ため、全てのメモリセルが選択された状態になってしま
うからである。
【0275】これを回避するには、例えば、選択された
ワード線に0Vを与え、非選択のワード線に、メモリセ
ルが常にオフ状態になる負の電位を与えればよいが、そ
の負の電位を生成する回路が必要になる。
【0276】なお、NORセル型フラッシュメモリで
は、書き込み(“1”書き込み)状態及び消去状態
(“0”書き込み状態)を、共に、正の閾値電圧に設定
すれば、正の閾値電圧をモニタすれば足りるため、負の
閾値電圧をモニタする必要性はあまりないと考えること
ができる。
【0277】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の不揮発
性半導体メモリによれば、次のような効果を奏する(図
5、図6及び図11参照)。
【0278】 読み出し時の消費電流を低減できる。 即ち、本発明では、SAノード33の電位変化が大きい
ため、差動増幅器でビット線の電位変化を検出する必要
がなくなり、消費電流を大幅に減少できる。また、イン
バータINV1,INV2に流れる電流は、微小(6μ
A程度)であり、読み出し時の消費電流が非常に小さく
なる。さらに、ビット線リセット期間内に、選択された
ビット線を確定できるため、ビット線のプリチャージ時
に、無駄な電流を消費することがない。
【0279】 読み出し速度を高速化できる。 即ち、スタンバイ期間に、予め、INVSRCノード3
1が充電されるため、ビット線(BLSノード34及び
SAノード33)のプリチャージが高速化される。ま
た、SAノード33の容量は、ビット線の容量に比べて
非常に小さく、かつ、ビット線は、プリチャージされて
いるため、“0”読み出し時に、SAノード33を高速
にチャージできる。さらに、スタンバイ期間に、予め、
SAREFノード32が充電されるため、“0”読み出
し時に、SAノード33を高速にチャージできる。
【0280】また、制御信号BLSがプリチャージレベ
ルのとき、制御信号LCLAMPは、ほぼ0Vとなり、
MOSトランジスタMI1が完全にカットオフになるた
め、SAノード33のチャージが加速される。また、V
senseがビット線のプリチャージレベルよりも大き
いため、SAノード33の電位変化を高速にセンスでき
る。さらに、N1ノードは、予め、Vddに充電される
ため、MOSトランジスタMP4のサイズが小さくて
も、データの判別が高速に行える。
【0281】 定電流回路(VCLAMP生成回路2
0及びINVSRC生成回路)の採用により、インバー
タ(センス回路)INV1,INV2に関しては、Vd
d依存性がなくなる。
【0282】 ビット線の電位をリセットするシーケ
ンスを追加したため、読み出し履歴による誤読み出しを
防止できる。
【0283】 ビット線プリチャージ時に、制御信号
BLSがプリチャージレベル未満のときは、制御信号L
CLAMPは、ほぼVddとなり、制御信号BLSがプ
リチャージレベルを超えると、制御信号LCLAMP
は、ほぼ0V、かつ、MOSトランジスタML4がオン
状態となるため、正確に、制御信号BLS及びSAの電
位をプリチャージレベルに設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の読み出し回路の全体構成を示す図。
【図2】メモリセルアレイの構成の一例を示す図。
【図3】メモリセルユニットを示す図。
【図4】レファレンスセルユニットを示す図。
【図5】センスアンプの構成を示す図。
【図6】読み出し制御信号生成回路の構成を示す図。
【図7】レファレンスセルユニットの変形例を示す図。
【図8】VCLAMP生成回路の構成を示す図。
【図9】VCLAMP生成回路内の電流源の構成を示す
図。
【図10】SAREFプリチャージ回路の構成を示す
図。
【図11】Vcgref生成回路の構成を示す図。
【図12】Vcgref生成回路内の可変抵抗の構成を
示す図。
【図13】本発明の読み出し回路の動作タイミングを示
す波形図。
【図14】本発明の読み出し回路の動作タイミングを示
す波形図。
【図15】センスアンプの他の例を示す図。
【図16】読み出し制御信号生成回路の他の例を示す
図。
【図17】読み出し制御信号生成回路の他の例を示す
図。
【図18】本発明の読み出し回路の他の例を示す図。
【図19】従来の読み出し回路の構成を示す図。
【符号の説明】
11 :メモリセルアレイ、 12 :入出力バッファ、 13 :ロウデコーダ、 14 :カラムデコーダ、 15 :カラムゲート、 16 :ページバッファ、 17 :読み出し制御信号生
成回路、 18 :INVSRC生成回
路、 19 :SAREF生成回
路、 20 :VCLAMP生成回
路、 21 :SAREFプリチャ
ージ回路、 22 :ダミーカラムゲー
ト、 23 :レファレンスセル、 24 :Vcgref生成回
路、 25 :Vsg生成回路、 26 :制御回路、 MP1,…MP27 :PチャネルMOSト
ランジスタ、 ML1,…ML6,MN1,…MN36 :Nチャネル
MOSトランジスタ、 MI1,…MI6 :NチャネルMOSト
ランジスタ、 M1,M3,M4,M6 :セレクトトランジス
タ、 M2,M5,MC1,…MC9 :メモリセル、 DA,DA1,DA2 :差動増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 潤一郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AD06 AD07 AE05 AE06

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのセンスアンプと、第一
    の信号を前記少なくとも一つのセンスアンプに供給する
    読み出し制御信号生成回路とを具備し、 前記少なくとも一つのセンスアンプは、ソースが第一の
    電源ノードに電気的に接続され、ゲートに前記第一の信
    号が入力される第一のPチャネルMOSトランジスタ
    と、前記第一のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ンとメモリセルとの間に接続され、ゲートに第二の信号
    が入力されるクランプ用の第一のNチャネルMOSトラ
    ンジスタとから構成される第一の電流経路を有し、 前記読み出し制御信号生成回路は、ゲート及びドレイン
    が前記第一のPチャネルMOSトランジスタのゲートに
    接続され、ソースが前記第一の電源ノードに電気的に接
    続される第二のPチャネルMOSトランジスタと、前記
    第二のPチャネルMOSトランジスタのドレインとレフ
    ァレンスセルとの間に接続され、ゲートに第三の信号が
    入力される第二のNチャネルMOSトランジスタとから
    構成される第二の電流経路を有することを特徴とする不
    揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つのセンスアンプと、第一
    の信号を前記少なくとも一つのセンスアンプに供給する
    読み出し制御信号生成回路とを具備し、 前記少なくとも一つのセンスアンプは、ソースが第一の
    電源ノードに電気的に接続され、ゲートに前記第一の信
    号が入力される第一のPチャネルMOSトランジスタ
    と、前記第一のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ンとメモリセルとの間に接続され、ゲートに第二の信号
    が入力されるクランプ用の第一のNチャネルMOSトラ
    ンジスタとから構成される第一の電流経路を有し、 前記読み出し制御信号生成回路は、ゲート及びドレイン
    が前記第一のPチャネルMOSトランジスタのゲートに
    接続され、ソースが前記第一の電源ノードに電気的に接
    続される第二のPチャネルMOSトランジスタと、前記
    第二のPチャネルMOSトランジスタのドレインとレフ
    ァレンスセルとの間に接続され、ゲートに前記第二の信
    号が入力される第二のNチャネルMOSトランジスタと
    から構成される第二の電流経路を有することを特徴とす
    る不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルのコントロールゲート電
    圧Vcgと閾値電圧Vtcellとの差(Vcg−Vt
    cell)が負のときを書き込み状態、正のときを消去
    状態とする場合、前記メモリセルが消去状態にあるとき
    に、前記第一のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ン電流が前記メモリセルのセル電流よりも小さくなるよ
    うに、前記第一及び第二のPチャネルMOSトランジス
    タのサイズ並びに前記レファレンスセルのセル電流の値
    が決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  4. 【請求項4】 前記レファレンスセルのセル電流の値
    は、前記メモリセルが消去状態にある場合における前記
    メモリセルのセル電流の値に等しく、かつ、前記第一の
    PチャネルMOSトランジスタのドレイン電流の値が前
    記レファレンスセルのセル電流の値の1/2となるよう
    に、前記第一及び第二のPチャネルMOSトランジスタ
    のサイズの比が設定されていることを特徴とする請求項
    3に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも一つのセンスアンプの数
    をN(Nは、自然数)個とした場合、前記第一のPチャ
    ネルMOSトランジスタの数は、N個であり、かつ、前
    記レファレンスセルは、互いに並列に接続されたM個の
    セルから構成され、M>N/4を満たすことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の不揮発性半導体メモリの読み
    出し回路。
  6. 【請求項6】 前記レファレンスセルは、前記メモリセ
    ルのコントロールゲート電極とフローティングゲート電
    極をショートすることにより得られる構造と同一の構造
    を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  7. 【請求項7】 前記レファレンスセルのコントロールゲ
    ート電極に与える電位は、前記レファレンスセルのセル
    電流が、消去状態にある前記メモリセルのセル電流に実
    質的に等しくなるような値に設定されることを特徴とす
    る請求項6に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回
    路。
  8. 【請求項8】 テスト動作時において、負の閾値電圧を
    有する前記メモリセルの閾値電圧をモニタする場合に
    は、前記メモリセルのコントロールゲート電極の電位を
    通常の読み出し動作時の値に固定し、前記レファレンス
    セルのコントロールゲート電極の電位を変化させること
    により、前記メモリセルの閾値電圧を検出し、正の閾値
    電圧を有する前記メモリセルの閾値電圧をモニタする場
    合には、前記レファレンスセルのコントロールゲート電
    極の電位を通常の読み出し動作時の値に固定し、前記メ
    モリセルのコントロールゲート電極の電位を変化させる
    ことにより、前記メモリセルの閾値電圧を検出すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体メ
    モリの読み出し回路。
  9. 【請求項9】 少なくとも一つのセンスアンプと、第一
    の信号を前記少なくとも一つのセンスアンプに供給する
    読み出し制御信号生成回路とを具備し、 前記少なくとも一つのセンスアンプは、 ソースが第一の電源ノードに電気的に接続される第一の
    PチャネルMOSトランジスタと、 前記第一のPチャネルMOSトランジスタのドレインと
    メモリセルとの間に接続され、ゲートに第二の信号が入
    力されるクランプ用の第一のNチャネルMOSトランジ
    スタと、 ゲートに前記第一の信号が入力され、ソースが前記第一
    の電源ノードに電気的に接続され、ドレインが前記第一
    のNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続される
    第二のPチャネルMOSトランジスタと、ゲートが前記
    第一のNチャネルMOSトランジスタと前記メモリセル
    の間の第一の接続ノードに接続され、ソースが第二の電
    源ノードに接続され、ドレインが前記第一のNチャネル
    MOSトランジスタのゲートに接続される第二のNチャ
    ネルMOSトランジスタとから構成される第一のインバ
    ータと、 ゲートが前記第一のNチャネルMOSトランジスタのゲ
    ートに接続され、ドレインがスイッチトランジスタを介
    して前記第一の電源ノードに接続され、ソースが前記第
    一の接続ノードに接続される第三のNチャネルMOSト
    ランジスタとを有し、 読み出し動作時において、ビット線のプリチャージは、
    前記第三のNチャネルMOSトランジスタから前記第一
    の接続ノードに電荷を供給することにより行われること
    を特徴とする不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  10. 【請求項10】 前記第一の接続ノードと前記第二の電
    源ノードの間に、ゲートとドレインが互いに接続される
    第四のNチャネルMOSトランジスタが接続されること
    を特徴とする請求項9に記載の不揮発性半導体メモリの
    読み出し回路。
  11. 【請求項11】 前記読み出し制御信号生成回路は、第
    一の中間電位生成回路を有し、前記第一の中間電位生成
    回路は、 ゲートとドレインが互いに接続され、ソースが前記第一
    の電源ノードに接続される第三のPチャネルMOSトラ
    ンジスタと、ゲートに第三の信号が入力され、ソースが
    前記第二の電源ノードに接続され、ドレインが前記第三
    のPチャネルMOSトランジスタのドレインに接続され
    る第五のNチャネルMOSトランジスタとから構成さ
    れ、 前記第一の信号は、前記第三のPチャネルMOSトラン
    ジスタのドレインから出力されることを特徴とする請求
    項10に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  12. 【請求項12】 前記第二及び第三のPチャネルMOS
    トランジスタのサイズは、互いに等しく、かつ、前記第
    二及び第五のNチャネルMOSトランジスタのサイズ
    は、互いに等しいことを特徴とする請求項11に記載の
    不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  13. 【請求項13】 前記第三の信号は、第二の中間電位生
    成回路により生成され、前記第二の中間電位生成回路
    は、 定電流を生成する定電流源と、ゲートとドレインが前記
    定電流源に接続される第六のNチャネルMOSトランジ
    スタと、ゲートとドレインが前記第六のNチャネルMO
    Sトランジスタのソースに接続され、ソースが前記第二
    の電源ノードに接続される第七のNチャネルMOSトラ
    ンジスタとから構成され、 前記第三の信号は、前記第七のNチャネルMOSトラン
    ジスタのドレインから出力されることを特徴とする請求
    項11に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  14. 【請求項14】 差動増幅器と、互いにサイズが等し
    く、ゲートに前記差動増幅器の出力信号が入力され、ソ
    ースが第一の電源ノードに接続される第一及び第二のP
    チャネルMOSトランジスタと、前記第1のPチャネル
    MOSトランジスタのドレインと第二の電源ノードの間
    に接続される抵抗素子とを具備し、 前記差動増幅器の第一の入力端子に基準電位が入力さ
    れ、第二の入力端子が前記第一のPチャネルMOSトラ
    ンジスタのドレインに接続され、前記第二のPチャネル
    MOSトランジスタのドレインから定電流が出力される
    ことを特徴とする定電流源。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の読み出し回路にお
    いて、前記定電流源として、請求項14に記載の定電流
    源を使用し、かつ、前記基準電位は、温度に依存しない
    値を有し、前記抵抗素子は、高温になるほど、抵抗値が
    小さくなる性質を有することを特徴とする不揮発性半導
    体メモリの読み出し回路。
  16. 【請求項16】 請求項1又は2に記載の不揮発性半導
    体メモリの読み出し回路において、前記少なくとも一つ
    のセンスアンプは、センス回路として機能するインバー
    タを有し、前記インバータは、 ゲートに第四の信号が入力され、ソースが前記第一の電
    源ノードに接続され、ドレインが出力ノードに接続され
    る第三のPチャネルMOSトランジスタと、ゲートが前
    記第一のPチャネルMOSトランジスタと前記第一のN
    チャネルMOSトランジスタの間の接続ノードに接続さ
    れ、ソースが第二の電源ノードに接続され、ドレインが
    前記出力ノードに接続される第三のNチャネルMOSト
    ランジスタとから構成され、 前記インバータは、前記接続ノードの電位変化を検出す
    ることにより前記メモリセルのデータを判別することを
    特徴とする不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  17. 【請求項17】 前記接続ノードは、センス動作前に、
    前記インバータの閾値電圧よりも低い電位にプリチャー
    ジされることを特徴とする請求項16に記載の不揮発性
    半導体メモリの読み出し回路。
  18. 【請求項18】 請求項9に記載の不揮発性半導体メモ
    リの読み出し回路において、前記少なくとも一つのセン
    スアンプは、センス回路として機能する第二のインバー
    タを有し、前記第二のインバータは、 ゲートに前記第一の信号が入力され、ソースが前記第一
    の電源ノードに電気的に接続され、ドレインが出力ノー
    ドに接続される第三のPチャネルMOSトランジスタ
    と、ゲートが前記第一のPチャネルMOSトランジスタ
    と前記第一のNチャネルMOSトランジスタの間の第二
    の接続ノードに接続され、ソースが前記第二の電源ノー
    ドに接続され、ドレインが前記出力ノードに接続される
    第四のNチャネルMOSトランジスタとから構成され、 前記第二のインバータは、前記第二の接続ノードの電位
    変化を検出することにより前記メモリセルのデータを判
    別することを特徴とする不揮発性半導体メモリの読み出
    し回路。
  19. 【請求項19】 前記第二の接続ノードは、センス動作
    前に、前記第二のインバータの閾値電圧よりも低い電位
    にプリチャージされることを特徴とする請求項18に記
    載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  20. 【請求項20】 ビット線のプリチャージ時において、
    前記第一及び第二の接続ノードは、互いにショートさ
    れ、同電位にプリチャージされることを特徴とする請求
    項19に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  21. 【請求項21】 前記第二及び第三のPチャネルMOS
    トランジスタのゲートには、前記第二及び第三のPチャ
    ネルMOSトランジスタのゲート容量の和よりも大きな
    容量が接続されていることを特徴とする請求項18に記
    載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  22. 【請求項22】 前記第二の信号のレベルは、前記第一
    の接続ノードの電位に応じて変化することを特徴とする
    請求項9に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回
    路。
  23. 【請求項23】 前記読み出し制御信号生成回路は、プ
    リチャージ回路を有し、前記プリチャージ回路は、前記
    レファレンスセルにセル電流が流れている期間を第一の
    期間とするとき、前記第一の期間以外の期間において、
    前記第二のPチャネルMOSトランジスタと前記第二の
    NチャネルMOSトランジスタの間の第一の接続ノード
    及び前記第二のNチャネルMOSトランジスタと前記レ
    ファレンスセルの間の第二の接続ノードをそれぞれプリ
    チャージすることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
  24. 【請求項24】 前記第二の期間における前記第一の接
    続ノードの電位は、前記第一の期間における前記第一の
    接続ノードの電位と同じか又はそれよりも低い値に設定
    され、前記第二の期間における前記第二の接続ノードの
    電位は、前記第一の期間における前記第二の接続ノード
    の電位と同じか又はそれよりも低い値に設定されること
    を特徴とする請求項23に記載の不揮発性半導体メモリ
    の読み出し回路。
  25. 【請求項25】 前記少なくとも一つのセンスアンプ
    は、 前記第一のNチャネルMOSトランジスタに並列に接続
    され、かつ、ビット線のプリチャージ時にオン状態とな
    るNチャネルMOSトランジスタを有することを特徴と
    する請求項1、2及び9のいずれか1項に記載の不揮発
    性半導体メモリの読み出し回路。
  26. 【請求項26】 ビット線のプリチャージ前に、前記ビ
    ット線の電位をリセットする回路を有することを特徴と
    する請求項1、2及び9のいずれか1項に記載の不揮発
    性半導体メモリの読み出し回路。
  27. 【請求項27】 前記ビット線のリセット期間に引き続
    いて、前記ビット線のプリチャージ期間が設けられ、前
    記ビット線の選択は、前記ビット線のリセット期間内に
    行われることを特徴とする請求項26に記載の不揮発性
    半導体メモリの読み出し回路。
  28. 【請求項28】 ビット線のプリチャージ時において、
    前記第一のNチャネルMOSトランジスタのゲートが前
    記第一の電源ノードに接続されることを特徴とする請求
    項19に記載の不揮発性半導体メモリの読み出し回路。
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