JP2001014866A - 不揮発性メモリ回路 - Google Patents

不揮発性メモリ回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】読み出し、書き込みを容易にする不揮発性メモ
リ回路を提供する。特に、多値またはアナログ値を記憶
する場合に有効である。 【解決手段】本発明は、フローティングゲートを有する
記憶用トランジスタNcと、フローティングゲートを有
する帰還用トランジスタNfとをソース共通に接続し、
両トランジスタのドレイン側に負荷回路を設ける。そし
て、記憶用トランジスタNcのドレインと帰還用トラン
ジスタNfのフローティングゲートとの間に、負帰還回
路を設ける。負帰還回路の例としては、記憶用トランジ
スタのドレインにゲートが接続され、ゲート電圧に応じ
た電圧を出力端子に生成する出力トランジスタP2であ
る。この出力端子と帰還用トランジスタのフローティン
グゲートとが接続される。かかるメモリ回路では、記憶
用トランジスタNcのフローティングゲートの電荷量に
応じた電圧値と出力端子OUTの出力電圧値とが同じにな
るように動作するので、記憶用トランジスタのフローテ
ィングゲートの電圧値を直接検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティングゲ
ートを有する不揮発性メモリ回路に関し、特に、フロー
ティングゲートを有する記憶用トランジスタのフローテ
ィングゲートの電圧を直接読み出すことができる不揮発
性メモリ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートを有するトランジ
スタをメモリセルに利用した不揮発性メモリは、電源を
切った後でもデータを記憶することができ、種々の形態
で利用される。
【0003】従来の不揮発性メモリ回路は、メモリセル
のトランジスタのフローティングゲート内に電荷を注入
することによりその閾値電圧を高くして書き込み(プロ
グラム)を行い、フローティングゲートから電荷を引き
抜くことによりその閾値電圧を低くして消去を行う。閾
値電圧が高い状態をデータ「0」、閾値電圧が低い状態
をデータ「1」とし、メモリセルには2値のデータが記
憶される。
【0004】かかる2値のデータを読み出す時、メモリ
セルのトランジスタのコントロールゲートに所定の読み
出し電圧を印加し、その時の閾値電圧の状態に応じてト
ランジスタを流れる電流値を検出する。その場合、レフ
ァレンス用トランジスタのゲートに上記2つの閾値電圧
の中間のレファレンス電圧が印加され、前記のメモリセ
ルのトランジスタからの電流とレファレンス用トランジ
スタからのレファレンス電流とが比較される。
【0005】かかるレファレンス用トランジスタからの
レファレンス電流を利用することで、書き込み(プログ
ラム)動作及び消去動作も行われる。即ち、書き込み時
には、メモリセルのトランジスタからの電流値がレファ
レンス電流より少なくなるまで、そのフローティングゲ
ートに電荷を注入する。また、消去時には、メモリセル
のトランジスタからの電流値がレファレンス電流より大
きくなるまで、そのフローティングゲートから電荷を引
き抜く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
セルの記憶情報が高密度化するにしたがい、メモリセル
が保持すべき情報が、多値またはアナログ値になる傾向
にある。即ち、メモリセルにn値のデータを記憶する場
合は、フローティングゲートにn段階の電荷注入量を設
定し、それに伴いn段階の閾値電圧の違いを読み出すこ
とが必要になる。
【0007】その場合、従来のメモリセルトランジスタ
からの電流とレファレンス用トランジスタからの電流と
を比較する方法では、多値化またはアナログ化した記憶
情報を読み出すことは困難である。即ち、従来の方法に
よれば、n値の記憶情報を読み出す為には、レファレン
ス用トランジスタにn−1種類のレファレンス電圧を印
加して、n−1種類のレファレンス電流と記憶用トラン
ジスタからの電流とを逐一比較する必要があるからであ
る。
【0008】このように、メモリセルトランジスタのフ
ローティングゲートに電荷を注入または引き抜きを行
い、その蓄積された電荷量を、メモリセルトランジスタ
の閾値電圧に対応する記憶用トランジスタの電流値の形
で読み出す方法では、将来の多値化またはアナログ化に
対応することが非常に困難になる。
【0009】そこで、本発明の目的は、フローティング
ゲートを有する記憶用トランジスタの情報を容易に読み
出すことができる不揮発性メモリ回路を提供することに
ある。
【0010】更に、本発明の目的は、フローティングゲ
ートを有する記憶用トランジスタに情報を容易に書き込
むことができる不揮発性メモリ回路を提供することにあ
る。
【0011】更に、本発明の目的は、多値またはアナロ
グ値を記憶するフローティングゲートを有する記憶用ト
ランジスタの情報を容易に読み出すことができる不揮発
性メモリ回路を提供することにある。
【0012】更に、本発明の目的は、多値またはアナロ
グ値を記憶するフローティングゲートを有する記憶用ト
ランジスタに情報を容易に書き込むことができる不揮発
性メモリ回路を提供することにある。
【0013】また、本発明の別の目的は、フローティン
グゲートを有する記憶用トランジスタが記憶できるダイ
ナミックレンジを広くした不揮発性メモリ回路を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面は、
フローティングゲートを有する記憶用トランジスタと、
フローティングゲートを有する帰還用トランジスタとを
ソース共通に接続し、両トランジスタのドレイン側に負
荷回路を設ける。そして、記憶用トランジスタのドレイ
ンと帰還用トランジスタのフローティングゲートとの間
に、負帰還回路を設ける。負帰還回路の例としては、増
幅用出力トランジスタが好適であり、そのゲートが記憶
用トランジスタのドレインに接続され、そのゲート電圧
に応じた電圧が出力端子に生成される。そして、この出
力端子と帰還用トランジスタのフローティングゲートと
が接続される。
【0015】かかる構成のメモリ回路では、記憶用トラ
ンジスタのフローティングゲートの電荷量に応じた電圧
値と出力端子の出力電圧値とが同じになるように動作す
るので、記憶用トランジスタのフローティングゲートの
電圧値を直接検出することができる。従って、記憶用ト
ランジスタのフローティングゲートに多値またはアナロ
グ値の情報を容易に書き込み、容易に読み出すことがで
きる。また、2値が記憶される場合も、同様に読み出し
及び書き込みを容易にすることができる。
【0016】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、不揮発性メモリ回路において、記憶用フロー
ティングゲートを有する記憶用トランジスタと、前記記
憶用トランジスタとソースが共通に接続され、帰還用フ
ローティングゲートを有する帰還用トランジスタと、前
記記憶用トランジスタ及び帰還用トランジスタに接続さ
れた負荷回路と、前記記憶用トランジスタのドレインに
ゲートが接続され、前記ゲート電圧に応じた電圧を出力
端子に生成する出力用トランジスタと、前記出力端子と
前記帰還用フローティングゲートとの間に設けられた帰
還路とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0018】図1は、本発明の実施の形態例における不
揮発性メモリ回路を示す図である。図1に示された不揮
発性メモリ回路は、情報を記憶する記憶用トランジスタ
Ncと帰還用トランジスタNfとがソース共通に接続さ
れ、それらのトランジスタNc、Nfのドレインと電源
Vccとの間に、PチャネルのトランジスタP0,P1か
らなるカレントミラー回路を構成する負荷回路が設けら
れる。この負荷回路のトランジスタP0,P1は、共に
飽和領域で動作し、両ゲートに同じ電圧が印加されて同
じ電流を供給する定電流源として動作する。
【0019】記憶用トランジスタNcは、フローティン
グゲートとコントロールゲートを有するNチャネルトラ
ンジスタであり、帰還用トランジスタNfも、フローテ
ィングゲートとコントロールゲートを有するNチャネル
トランジスタである。両トランジスタの共通に接続され
たソース端子は、グランド電位に接続される。従って、
トランジスタNc、Nf及び負荷回路P0,P1によ
り、コンパレータ回路が構成される。このコンパレータ
回路において、両トランジスタのコントロールゲートに
所定の同じ電圧が印加される場合は、それらのフローテ
ィングゲートの電圧に応じた電流がそれぞれのトランジ
スタNc,Nfに流れ、記憶用トランジスタNcのドレ
イン端子のノードn10にフローティングゲートの電圧
に依存した電圧が出力される。
【0020】即ち、両トランジスタNc,Nfは、フロ
ーティングゲートの電圧とコントロールゲートの電圧と
の組み合わせにより、ゲート・ソース間電圧を与えられ
る。従って、フローティングゲートに電荷が多く蓄積さ
れてその電位が低くなると、同じコントロールゲート電
圧が印加されていても、トランジスタのゲート・ソース
間電圧は低くなり、実質的に閾値電圧が高くなったよう
に動作し、インピーダンスが高くなり、ドレイン電流が
少なくなる。フローティングゲートの電荷量が減ると、
その逆に、実質的に閾値電圧が低くなったように動作
し、インピーダンスが低くなり、ドレイン電流が多くな
る。
【0021】記憶用トランジスタNcのドレイン端子で
あるノードn10は、Pチャネルの出力トランジスタP
2のゲートに接続される。出力トランジスタP2のソー
スは電源Vccに接続され、そのドレインは出力端子OUT
に接続される。その結果、上記のコンパレータ回路とこ
の出力トランジスタP2とで、オペアンプが構成され
る。
【0022】出力端子OUTと帰還用トランジスタNfの
フローティングゲートとが、帰還路12により接続され
る。かかる構成により、記憶用トランジスタNcのドレ
イン端子であるノードn10と、帰還用トランジスタN
fのフローティングゲートとの間には、負帰還回路10
が設けられることになる。尚、出力トランジスタP2に
は、グランド電位との間に電流源となるNチャネルトラ
ンジスタN0が設けられ、そのゲートには所定の基準電
圧Vrefが印加される。
【0023】上記の負帰還回路10を設けた結果、出力
端子OUTの電圧は、記憶用トランジスタNcのフローテ
ィングゲートの電圧にほぼ等しくなるように制御され
る。図1に示されたメモリ回路の動作は、ソースが共通
接続された1対のトランジスタからなる通常のコンパレ
ータ回路に、Pチャネルの出力トランジスタを設け、出
力トランジスタのドレイン(出力端子)をコンパレータ
回路の反転入力に接続することで、出力端子がコンパレ
ータ回路の非反転入力の電圧にほぼ等しくなる動作と同
様である。
【0024】即ち、記憶用トランジスタNcのフローテ
ィングゲートに所定の電荷を注入して、記憶用トランジ
スタNcを所定の閾値電圧に制御する。そして、記憶用
トランジスタNcと帰還用トランジスタNfとのコント
ロールゲートCGには、同等の電圧を印加する。その結
果、フローティングゲートの電位が出力端子にそのまま
出力される。
【0025】例えば、未書き込み(未プログラム)の状
態で、記憶用トランジスタNcのフローティングゲート
の電荷量が少ないと、記憶用トランジスタNcの閾値電
圧は低い。その場合は、記憶用トランジスタNcを流れ
るドレイン電流は多く、ノードn10がグランド電位側
に引き寄せられ低下する。この時、記憶用トランジスタ
Ncのインピーダンスは低くなる。ノードn10の低下
により、出力トランジスタP2がより導通状態になり、
出力端子OUTの電位が上がる。それにより、帰還用トラ
ンジスタNfのフローティングゲートの電位も上昇し、
やがて、出力端子OUTが記憶用トランジスタNcのフロ
ーティングゲートの電荷による電圧値にほぼ等しくなる
と、コンパレータは左右バランスした状態になる。
【0026】一方、書き込み(プログラム)が行われ
て、フローティングゲートに電荷が注入されて閾値電圧
が上昇すると、記憶用トランジスタNcを流れるドレイ
ン電流が減少する。このドレイン電流の減少に伴い、ノ
ードn10の電位が上昇し、Pチャネル型トランジスタ
P2のゲート・ソース間電圧が小さくなり、トランジス
タP2のソース・ドレイン間電流が減り、出力端子OUT
の電位が低下する。
【0027】その結果、出力端子OUTが帰還路12によ
り接続される帰還用トランジスタNfのフローティング
ゲートの電位も低下する。この電位の低下は、帰還用ト
ランジスタNfのフローティングゲートの電位が、メモ
リセルのトランジスタNcの電荷が注入されたフローテ
ィングゲートの電位とほぼ等しくなる状態まで継続し、
両フローティングゲートの電位がほぼ等しくなると、コ
ンパレータ回路の両トランジスタNc,Nfの電流は等
しくなり、回路はバランスした安定状態になる。
【0028】以上のように、図1に示された不揮発性メ
モリ回路は、記憶用トランジスタNcのフローティング
ゲートの電位とほぼ同じ電位が、常に出力端子OUTに
生じるように動作する。従って、出力端子OUTを検出
することにより、記憶用トランジスタNcのフローティ
ングゲートに蓄積された電荷量に応じた電位を知ること
ができる。つまり、書き込み時はこの出力端子OUTの
電圧を検出して、フローティングゲートに注入した電荷
量を知ることができ、読み出し時も同様にしてその電荷
量を知ることができる。但し、消去時は、コントロール
ゲートCGに負電圧を印加し、記憶用トランジスタNcの
ソースに電源電圧を印加して、フローティングゲート内
の電荷を引き抜く必要がある。従って、消去時のベリフ
ァイ動作は、消去動作とは別の状態で行われる。
【0029】従って、従来例の如く、フローティングゲ
ートに蓄積された電荷量に応じた閾値電圧の違いを、ト
ランジスタの電流値を介して間接的に検出するのではな
く、本実施の形態例のメモリ回路は、記憶用トランジス
タのフローティングゲートに蓄積された電荷量を直接検
出することができる。その結果、多値の情報やアナログ
値の情報をそのまま検出することができ、書き込み及び
読み出しが容易になる。
【0030】尚、本実施の形態例において、書き込み動
作は、別名プログラム動作であり、フローティングゲー
トに電荷(電子)を注入する場合をいう。そして、フロ
ーティングゲートから電荷(電子)を引き出す動作を消
去と称する。
【0031】図2は、本実施の形態例における不揮発性
メモリ回路の変形例を示す図である。図1と同じ部分に
は同じ引用番号を与えている。図2のメモリ回路は、メ
モリセル用のトランジスタNcと帰還用トランジスタN
fとの共通ソースn11と、グランド電位との間に、ゲ
ートが所定の基準電圧Vrefに接続された電流源トラン
ジスタN1が設けられる。このトランジスタN1を除い
ては、図1のメモリ回路と同じ構成である。
【0032】図1のメモリ回路の場合は、両トランジス
タNc,Nfの共通ソースn11が、直接グランド電位
に接続されている。従って、両トランジスタNc,Nf
が導通状態を保って、コンパレータ回路が有効に動作す
るためには、フローティングゲートとコントロールゲー
トによるゲート・ソース間電圧が、閾値電圧を超える程
度にあり、両トランジスタに電流が流れている必要があ
る。従って、所定の電圧がコントロールゲートに印加さ
れている状態では、フローティングゲートの取りうる電
圧の範囲は、ある電圧より低くすることはできない。つ
まり、コントロールゲート電圧は、フローティングゲー
トの電荷量により決まる閾値電圧より高い領域である必
要があるので、同じコントロールゲート電圧に対して
は、フローティングゲートに注入できる電荷の量に制限
があり、ダイナミックレンジが狭くなる。
【0033】それに対して、図2のメモリ回路では、共
通ソースn11とグランド電位との間に、両トランジス
タNc,Nfの共通ソースに常に定電流を供給するトラ
ンジスタN1が設けられている。従って、共通ソースn
11はトランジスタN1の定電流により引き下げられ、
両トランジスタNc,Nfの動作領域を拡げることがで
き、ダイナミックレンジが広くなる。
【0034】図2のメモリ回路例では、出力トランジス
タP2の定電流源であるトランジスタN0のゲートと、
コンパレータ回路の定電流源であるトランジスタN1と
は、同じゲート電圧Vrefを供給される。
【0035】図2のメモリ回路の場合も、出力端子OUT
に、記憶用トランジスタNcのフローティングゲートの
電圧とほぼ同じ電圧が生成され、記憶用トランジスタN
cへの注入電荷量の検出を容易にすることができる。従
って、多値またはアナログ値を記憶するフローティング
ゲートを有する記憶用トランジスタの情報を、容易に読
み出すことができる。
【0036】図3は、図1のメモリ回路を利用して、2
×2のマトリクス状に記憶用トランジスタを配置した場
合の回路例である。カレントミラー回路を構成するトラ
ンジスタP0,P1、出力トランジスタP2、出力端子
OUT、帰還用トランジスタNf及び電流源トランジスタ
N0は、図1と同じである。
【0037】図3の回路例では、4つのメモリセルMC
00〜MC11が、記憶用トランジスタNcで構成され、そ
れらのトランジスタのソース端子は、ソース線SL0,
SL1を介して、帰還用トランジスタNfのソースに接
続される。メモリセルを構成する記憶用トランジスタ
は、ドレインがビット線BL0,BL1にそれぞれ接続
され、コントロールゲートがワード線WL0,WL1に
それぞれ接続される。ビット線BL0,BL1は、コラ
ム選択信号CL0,CL1により導通するコラムゲート
Ncl0、Ncl1を介して、カレントミラー回路を構成する
トランジスタP1に接続される。また、帰還用トランジ
スタNfのコントロールゲートには、ダミーワード線D
WLに接続され、そのダミーワード線DWLは、選択さ
れたワード線WL0,WL1と同じ電圧が印加される。
ワード線及びダミーワード線は、ワードドライバWDに
より所定の電圧に駆動される。
【0038】図3のメモリ回路では、ワードドライバW
Dによりワード線が選択され、コラム選択信号CL0,
CL1によりビット線が選択される。そして、書き込み
時(プログラム時)には、例えばプログラムコントロー
ル回路14により、選択されたビット線が電源電圧Vcc
より高い書き込み電圧Vppにされ、ワードドライバWD
により選択されたワード線が電源電圧Vccに駆動され
る。また、そのときソース線SLは、グランド電位に接
続される。その結果、選択されたメモリセルMCのトラ
ンジスタのフローティングゲートにチャージ(電子)が
注入される。
【0039】その後、プログラムコントロール回路14
の出力が読み出し電圧Vccになると、図3の回路は、図
1のメモリ回路と同じ構成になる。即ち、メモリセルを
構成する記憶用トランジスタのフローティングゲートの
電圧とほぼ同じ電圧が、出力端子OUTに生成される。従
って、出力端子OUTに例えばオペレーションアンプ等を
設けることにより、メモリセルのトランジスタのフロー
ティングゲートに蓄積された電荷量に応じたフローティ
ングゲートの電圧値を直接検出することができる。この
読み出し動作または書き込み後のベリファイ動作では、
ワードドライバWDは、選択ワード線WLとダミーワー
ド線DWLとを、同じ読み出し電圧に駆動する。
【0040】図3の不揮発性メモリ回路では、消去は、
図示しない回路により、ワード線WLが負電圧(例えば
−9V)に、ソース線SLが電源Vccに制御されること
により行われ、その結果、フローティングゲートから電
荷(電子)が引き抜かれる。消去の後のベリファイ動作
は、上記の読み出し動作と同じように行われる。
【0041】図4は、本実施の形態例における不揮発性
メモリ回路の更に変形例を示す図である。図1または図
2に示した不揮発性メモリ回路では、フローティングゲ
ートの電荷量を増加させて記憶用トランジスタNcの閾
値電圧を高くすると、そのインピーダンスが高くなる。
その結果、記憶用トランジスタのドレイン電圧が高くな
りすぎて、記憶用トランジスタNcが実質的にプログラ
ム状態になり、不要な電荷の注入(書き込み)が行われ
る。そこで、この不要な書き込み状態を防止するため
に、図4の例では、ドレイン電圧を抑えるクランプ回路
を設ける。
【0042】このドレイン電圧を抑えるクランプ回路
は、NチャネルトランジスタN3,N4で構成され、こ
れらのトランジスタのゲートには、記憶用トランジスタ
Nc又は帰還用トランジスタNfのドレイン電圧が上昇
するに従い下降する電圧(n13)が印加される。それ
により、ドレイン電圧が上昇しようとすると、ノードn
13が低下し、トランジスタN3,N4の導通度を下
げ、両トランジスタNc、Nfのドレイン電圧が上昇す
るのを抑える。
【0043】図4の例では、帰還用トランジスタNfの
ドレイン端子n12が、フィードバック回路のNチャネ
ルトランジスタN5のゲートに接続される。フィードバ
ック回路は、ゲートがグランドに接続され、ソースが電
源Vccに接続されたPチャネルトランジスタP7と、抵
抗R1,R2により分圧された定電圧V1がゲートに印
加されるNチャネルトランジスタN6と、トランジスタ
N5で構成される。
【0044】このフィードバック回路では、トランジス
タP7は定電流を供給する負荷回路である。トランジス
タN5は、帰還用トランジスタNfのドレイン端子n1
2が上昇するとその電流が増加する。それに伴い、ノー
ドn13の電圧が下降し、クランプ回路N3,N4のゲ
ート電圧が下降し、記憶用トランジスタNc、Nfのゲ
ート電圧が必要以上に上昇するのを防止する。但し、ノ
ードn13は、トランジスタN6により、必要以上に低
下することはなく、従って、両トランジスタNc,Nf
のドレイン電圧は、所定の範囲内に制限される。
【0045】このようなクランプ回路N3,N4を設け
ても、記憶用トランジスタNcの閾値電圧の変化に対応
してノードn10の電位が変化する動作は、図1,2の
場合と同じである。
【0046】図5は、本実施の形態例における不揮発性
メモリ回路の更に別の変形例を示す図である。この例
は、記憶用トランジスタNcをCAM(Control Addres
sableMemory)方式にしたものである。図5に示される
通り、記憶用トランジスタNcは、読み出し用のトラン
ジスタNc1と、書き込み用のトランジスタNc2とで
構成される。読み出し用のトランジスタNc1は、図
1,2,4の記憶用トランジスタNcと同じ構成であ
る。書き込み用トランジスタNc2は、読み出し用トラ
ンジスタNc1と、フローティングゲート、コントロー
ルゲート及びソースが共通に接続された構成である。
【0047】このCAM方式のメモリセルのトランジス
タでは、書き込み用トランジスタNc2のドレインにプ
ログラム用の高い電圧Vppを印加しながら、読み出し用
トランジスタNc1のフローティングゲートの電荷量の
変化(又は閾値の変化)を監視することができる。従っ
て、図1,2,4の不揮発性メモリ回路のように、一旦
記憶用トランジスタNcに電荷の注入をし、その後、記
憶用トランジスタNcのフローティングゲートの電荷量
の変化(閾値電圧の変化)を出力端子OUTから検出する
といった、書き込み動作(プログラム)とベリファイ動
作とを時分割で行う必要がない。
【0048】特に、本実施の形態例における不揮発性メ
モリ回路の場合、記憶用トランジスタNcのフローティ
ングゲートの電圧を、出力端子OUTから直接監視するこ
とができる。従って、図5の如きCAM方式のメモリセ
ル用トランジスタNc1,Nc2を利用することで、記
憶用トランジスタのフローティングゲートへの電荷の注
入(プログラム)を、出力端子OUTでその電荷量の変化
を監視しながら行うことができる。その結果、電荷注入
動作期間とは別にベリファイ動作期間を設けることが不
要になる。いわば、ベリファイフリー動作が可能にな
る。
【0049】図6は、図5の改良例を示す図である。こ
の例では、メモリセル用トランジスタNcを読み出し用
トランジスタNc1と書き込み用トランジスタNc2で
構成すると同時に、それと対になっている帰還用トラン
ジスタNf側も、同様の一対のトランジスタ構成にす
る。即ち、帰還用トランジスタNfは、読み出し用トラ
ンジスタNc1と対になるトランジスタNf1と、書き
込み用トランジスタNc2と対になるダミートランジス
タNf2とで構成される。他の構成は、図5の回路例と
同じである。
【0050】メモリセル用トランジスタ側の書き込み用
トランジスタNc2のドレインには、プログラム用の電
圧Vppが印加されるが、それにあわせて、帰還用トラン
ジスタNf2のドレインにも、ダミーの電圧Vpprefが
印加される。
【0051】このように、記憶用トランジスタNcと帰
還用トランジスタNfとを、共に1対のトランジスタN
c1,Nc2及びNf1,Nf2にすることで、コンパ
レータ回路のバランスがほぼ均等になり、出力端子OU
Tに記憶用トランジスタNcのフローティングゲートの
電圧値を正確に読み出すことができる。
【0052】図7は、図4と図6を組み合わせた不揮発
性メモリ回路を示す図である。即ち、図6の記憶用トラ
ンジスタと帰還用トランジスタとをそれぞれ1対のトラ
ンジスタ構成にして、読み出しを行いながらフローティ
ングゲートへの電荷の注入を可能にし、更に、トランジ
スタN3、N4からなるクランプ回路を設けて、読み出
し動作において記憶用トランジスタNc1のドレイン電
圧が上昇して書き込みが行われないようにする。クラン
プ回路の構成及びそのフィードバック回路の構成は、図
4の例と同じである。
【0053】図8は、図4に図2の電流源トランジスタ
を設けた例を示す図である。図4のクランプ回路を設け
たメモリ回路において、共通ソース端子n11とグラン
ドとの間に、定電圧Vrefがゲートに印加されて定電流
を共通ソース端子に供給する電流源トランジスタN1を
設ける。
【0054】この電流源トランジスタN1を設けること
により、図2において説明した通り、記憶用トランジス
タに記憶できる電圧の範囲(ダイナミックレンジ)を広
くすることができる。それ以外の構成は、図4の例と同
じである。
【0055】図9は、図5に図2の電流源トランジスタ
を設けた例を示す図である。図5の不揮発性メモリ回路
において、共通ソース端子n11とグランドとの間に、
電流源トランジスタN1を設ける。それに伴い、書き込
み用トランジスタNc2のソース端子は、プログラム動
作の為にグランドに直接接続される。
【0056】図10は、図6に図2の電流源トランジス
タを設けた例を示す図である。図6の不揮発性メモリ回
路において、共通ソース端子n11とグランドとの間
に、電流源トランジスタN1を設ける。それに伴い、図
9の場合と同様に、書き込み用トランジスタNc2のソ
ース端子は、プログラム動作の為にグランドに直接接続
される。
【0057】図11は、図1,2,4,6の全ての特徴
を備えた不揮発性メモリ回路を示す図である。即ち、図
11のメモリ回路では、記憶用トランジスタNcと帰還
用トランジスタNfの共通ソース端子n11とグランド
電圧との間に、定電流源トランジスタN1が設けられ
る。これにより、記憶可能なフローティングゲートの電
圧のダイナミックレンジが広くなる。更に、記憶用トラ
ンジスタNcに不要な書き込みが行われないように、ト
ランジスタN3,N4からなるクランプ回路が設けられ
る。
【0058】そして、記憶用トランジスタNcと帰還用
トランジスタNfとは、それぞれ1対のトランジスタN
c1,Nc2及びNf1,Nf2で構成され、フローテ
ィングゲート電圧を監視しながら、フローティングゲー
トへの電荷の注入を行うことができる。しかも、コンパ
レータ回路の左右の回路構成はほぼ同じでバランスして
いるので、記憶用トランジスタNcのフローティングゲ
ートの電圧が正確に出力端子OUTに生成される。
【0059】図12は、図11の不揮発性メモリ回路
を、2行2列のセルマトリクスに適用した場合の回路図
である。図12は、図11に示したそれぞれ1対の記憶
用トランジスタNc1,Nc2が、2行2列の合計4つ
のメモリセルMC00〜MC11として配置される。図12
のメモリ回路では、図3の場合と異なり、各メモリセル
が1対のトランジスタNc1,Nc2で構成されるの
で、ビット線とソース線もそれぞれ1対の構成になる。
尚、図12の例では、図11と異なり、ソース線SLが
ソース電圧制御部16により制御される。
【0060】メモリセルMC00の場合は、読み出し用の
トランジスタNc1のドレインは、ビット線BL0に接
続され、ソースはソース線SL0に接続され、コントロ
ールゲートは、ワード線WL0に接続される。また、書
き込み用トランジスタNc2のドレインは、もう一つの
プログラム用のビット線BLP0に接続され、ソース
は、ソース電圧制御部16に接続される。書き込み用ト
ランジスタNc1のコントロールゲートは、ワード線W
L0に接続され、フローティングゲートは読み出し用ト
ランジスタNc1のフローティングゲートと共通であ
る。
【0061】他のメモリセルMC01〜MC11も同様の構
成である。読み出し用トランジスタに接続されるビット
線BL0,BL1は、コラムゲートNcl0、Ncl1を介し
て、カレントミラー回路のトランジスタP1に接続され
る。また、ビット線BL0,BL1とコラムゲートNcl
0、Ncl1との間には、クランプ回路としてトランジスタ
N30,N31が設けられる。
【0062】また、書き込み用トランジスタに接続され
るプログラム用ビット線BLP0,BLP1は、別のコ
ラムゲートNP0,NP1を介して、プログラムコント
ロール回路14に接続される。これにより、選択された
メモリセルの書き込み用トランジスタNc2のドレインに
は、プログラム電圧Vppが印加される。書き込み用トラ
ンジスタNc2のソース端子は、上記の通りソース電圧制
御部16に接続される。これにより、選択されたメモリ
セルの書き込み用トランジスタNc2のソースには、プロ
グラム時はグランド電位が、消去時は電源電圧Vccがそ
れぞれ印加される。
【0063】メモリセルのトランジスタのフローティン
グゲート電圧を検出するための、帰還用トランジスタN
fも、図11と同様に、1対のトランジスタNf1、N
f2で構成され、この1対のトランジスタは、フローテ
ィングゲートが共通であり、出力端子OUTに接続され
る。また、トランジスタNf2のドレインには、ダミー
の電圧Vpprefなどが印加される。帰還用トランジスタ
Nf1,Nf2のコントロールゲートには、ダミーワー
ド線DWLにより、通常のワード線と同じ電圧が印加さ
れる。
【0064】図12に示されたメモリ回路を利用するこ
とにより、図11の場合と同様に、各メモリセルMC00
〜MC11に対して、プログラムコントロール回路14、
ソース線制御部16、及びワードドライバWDにより、
書き込み用トランジスタNc2のドレイン、ソース、コン
トロールゲートを、それぞれプログラム電圧Vpp、グラ
ンド、電源電圧の電荷注入状態にしながら、読み出し用
トランジスタNc1を利用して、出力端子OUTから、そ
のフローティングゲートへの電荷量に応じた電圧値を直
接検出することができる。
【0065】また、消去動作では、書き込み用トランジ
スタNc2のコントロールゲートが負電圧(例えば−9
V)、ドレインがフローティング、ソースが電源電圧V
ccに制御され、フローティングゲート内の電荷が引き抜
かれる。そして、消去ベリファイでは、再度コントロー
ルゲートを所定の電圧に制御して、出力端子OUTからフ
ローティングゲートの電位を検出することができる。
【0066】[不揮発性メモリ回路の書き込み回路例]
図13は、上記してきた本実施の形態例における不揮発
性メモリ回路の書き込み方式を説明するための図であ
る。図13のメモリ回路は、簡単の為に図10のメモリ
回路の例である。図13の回路では、出力端子OUTに
目標とするフローティングゲート電圧Vtagまたはその
目標直前の電圧Vtag+αと、出力端子OUTとを比較
する出力コンパレータ回路20が設けられる。そして、
この出力コンパレータ回路20が、プログラムコントロ
ール回路14やソース線制御回路16を制御する。
【0067】図13に示された書き込み回路を利用する
ことにより、記憶用トランジスタNcのフローティング
ゲートの電荷量を、より速く且つ確実に目標値にするこ
とができる。出力コンパレータ20には、目標電圧値V
tagとその直前の値Vtag+αが与えられる。
【0068】図14は、図13の回路を利用した書き込
み方法を示すグラフ図である。横軸に時間、縦軸に出力
端子OUTの電圧を示す。フローティングゲートに電荷
を注入してその電圧値を下げる場合は、時刻t1で、書
き込み用トランジスタNc2に対し、コントロールゲー
トCGを電源電圧Vccにし、プログラムコントロール回
路14によりドレインに電源Vccより高い電圧Vppを供
給し、ソース線制御部16によりソース端子をグランド
電位GNDにする。これにより、フローティングゲート
への電荷の注入が開始し、フローティングゲートの電圧
が低下する。
【0069】時刻t2において、出力端子OUTの電圧
が最初の電圧V20から目標電圧値Vtagよりαだけ高
いVtag+αになると、書き込み用トランジスタNc2
のソース電圧をグランド電位GNDからバックバイアス
電位Vbb(例えば+2V)に変更する。この変更制御
は、出力コンパレータ20により制御される。かかる変
更により、書き込み用トランジスタNc2のフローティ
ングゲートへの電荷注入速度が低下する。そして、その
後時刻t3にて、出力端子OUTが目標電圧VTAGに達
すると、プログラムコントロール回路14によるプログ
ラム電圧Vppの印加を停止する。
【0070】逆に、消去動作において、フローティング
ゲートから電荷を引き抜いてフローティングゲート電圧
を上昇させる場合は、読み出し動作とは異なる電圧がコ
ントロールゲートに印加されるので、プログラム時のよ
うにフローティングゲートの電位を監視しながら行うこ
とはできない。従って、コントロールゲートを負電圧、
ドレインをフローティング、そしてソース電圧を電源電
圧に制御して、消去動作が行われる。そして、消去動作
の後で、読み出し状態に制御して、フローティングゲー
トの電位のベリファイが行われる。
【0071】図13の回路を利用すると、図14に示さ
れる通り、出力端子OUTの電圧を出力コンパレータ2
0が監視しながら、目標電圧Vtagの直前でフローティ
ングゲートへの電荷注入速度を低下させ、その後の目標
電圧Vtagでの電荷注入停止を確実に行うことができ
る。
【0072】図15は、出力コンパレータ20の回路例
を示す図である。図15(A)は、差動アンプ型のコン
パレータ回路であり、ソースが共通接続された1対のN
チャネルトランジスタN10、N11と、電流源トラン
ジスタN12と、カレントミラー回路を構成するPチャ
ネルトランジスタP10,P11で構成される。トラン
ジスタN10のゲートには、目標電圧Vtagまたはその
直前の電圧Vtag+αが印加され、トランジスタN11
のゲートには、出力端子OUTの電圧が印加される。こ
れにより、出力端子OUTが目標電圧Vtagまたはその
直前電圧Vtag+αより低いと、トランジスタN10の
ドレイン端子n20はLレベル、高いとHレベルにな
る。この信号n20により、図13に示した回路14,
16が制御される。
【0073】図15(B)は、チョッパコンパレータ回
路である。インバータINVの入力と出力との間に短絡
用スイッチSWZが設けられ、スイッチSWZを短絡すること
により、インバータINVの入力端子n21と出力端子n
22の電位が初期設定される。インバータINVの入力端
子n21にキャパシタCの一方の電極が接続され、キャ
パシタCの他方の電極には、スイッチSW2を介して目
標電圧Vtagまたはその直前電圧Vtag+αが印加され、
また、スイッチSW1を介して出力端子OUTが印加さ
れる。
【0074】最初に、スイッチSWZを短絡し、スイッチ
SW2を短絡して目標電圧Vtag(またはその直前電圧
Vtag+α)をキャパシタCに印加する。この初期設定
の結果、キャパシタCに目標電圧Vtagが印加された状
態で、インバータINVがバランスした状態になる。
【0075】次に、スイッチSWZをオープンにし、スイ
ッチSW2の代わりにスイッチSW1を短絡し、出力端
子OUTの電位をキャパシタCに印加する。この時、出力
端子OUTの電圧が、目標電圧Vtag(またはその直前電圧
Vtag+α)より低いと、インバータINVの出力n22の
電圧がHレベルになり、また、出力端子OUTの電圧が、
目標電圧Vtag(またはその直前電圧Vtag+α)より高
いと、インバータINVの出力n22の電圧がLレベルに
なる。
【0076】出力コンパレータ回路は、これ以外にも種
々の変形例が考えられる。
【0077】上記の実施の形態例では、記憶用トランジ
スタに多値情報あるいはアナログ情報を記録する場合
に、書き込みや読み出しが容易になると説明したが、2
値の情報を記録する場合も、フローティングゲートの電
荷量に応じた電圧値を直接検出することができるので、
同様に書き込みや読み出しが容易になる。
【0078】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態例
によって限定されることはなく、あくまでも特許請求の
範囲の記載による発明とその均等物におよぶものであ
る。
【0079】
【発明の効果】以上、本発明によれば、記憶用トランジ
スタのフローティングゲートに蓄積された電荷量に応じ
た電圧値を直接検出することができ、多値の情報あるい
はアナログ情報を記録する場合の、書き込み及び読み出
しを容易にすることができる。また、2値の情報を記録
する場合にも、利用することができ、その場合も書き込
み及び読み出しが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例における不揮発性メモリ
回路を示す図である。
【図2】本実施の形態例における不揮発性メモリ回路の
変形例を示す図である。
【図3】図2のメモリ回路を利用して、2×2のマトリ
クス状に記憶用トランジスタを配置した場合の回路例で
ある。
【図4】本実施の形態例における不揮発性メモリ回路の
更に変形例を示す図である。
【図5】本実施の形態例における不揮発性メモリ回路の
更に別の変形例を示す図である。
【図6】図5の改良例を示す図である。
【図7】図4と図6を組み合わせた不揮発性メモリ回路
を示す図である。
【図8】図4に図2の電流源トランジスタを設けた例を
示す図である。
【図9】図5に図2の電流源トランジスタを設けた例を
示す図である。
【図10】図6に図2の電流源トランジスタを設けた例
を示す図である。
【図11】図1,2,4,6の全ての特徴を備えた不揮
発性メモリ回路を示す図である。
【図12】図11の不揮発性メモリ回路を、2行2列の
セルマトリクスに適用した場合の回路図である。
【図13】本実施の形態例における不揮発性メモリ回路
の書き込み方式を説明するための図である。
【図14】図13の回路を利用した書き込み方法を示す
グラフ図である。
【図15】出力コンパレータ20の回路例を示す図であ
る。
【符号の説明】
Nc 記憶用トランジスタ Nc1 読み出し用トランジスタ Nc2 書き込み用トランジスタ Nf 帰還用トランジスタ P0,P1 カレントミラー回路、負荷回路 P2 出力トランジスタ N1 定電流源トランジスタ N3,N4 クランプ回路を構成するトランジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性メモリ回路において、 記憶用フローティングゲートを有する記憶用トランジス
    タと、 前記記憶用トランジスタとソースが共通に接続され、帰
    還用フローティングゲートを有する帰還用トランジスタ
    と、 前記記憶用トランジスタ及び帰還用トランジスタに接続
    された負荷回路と、 前記記憶用トランジスタのドレインにゲートが接続さ
    れ、前記ゲート電圧に応じた電圧を出力端子に生成する
    出力用トランジスタと、 前記出力端子と前記帰還用フローティングゲートとの間
    に設けられた帰還路とを有することを特徴とする不揮発
    性メモリ回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 更に、前記記憶用トランジスタと帰還用トランジスタの
    共通ソースに接続された定電流回路を有することを特徴
    とする不揮発性メモリ回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 更に、前記記憶用トランジスタ及び帰還用トランジスタ
    と、前記負荷回路との間に設けられ、当該両トランジス
    タのいずれかのドレイン電圧が反転してフィードバック
    されたゲートを有し、前記両トランジスタのドレイン電
    圧をクランプするクランプ用トランジスタを有すること
    を特徴とする不揮発性メモリ回路。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、 前記記憶用トランジスタは、更に、コントロールゲー
    ト、前記記憶用フローティングゲート及びソースを共通
    に有し、ドレインに所定の制御電圧が印加される書き込
    み用トランジスタを有することを特徴とする不揮発性メ
    モリ回路。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記帰還用トランジスタは、更に、前記書き込み用トラ
    ンジスタとほぼ同等のダミートランジスタを有すること
    を特徴とする不揮発性メモリ回路。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかの請求項におい
    て、 更に、前記記憶用トランジスタの前記記憶用フローティ
    ングゲートに電荷を注入しながら前記出力端子の電位を
    監視し、前記出力端子の電位が所定の電位に達した時
    に、前記記憶用トランジスタへの前記電荷注入を緩和す
    る電圧コントロール回路を有することを特徴とする不揮
    発性メモリ回路。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記電圧コントロール回路は、前記出力端子の電位が前
    記所定の電位に達した時に、前記記憶用トランジスタの
    ゲート・ソース間電圧を低くすることを特徴とする不揮
    発性メモリ回路。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記電圧コントロール回路は、前記出力端子の電位が前
    記所定の電位に達した時に、前記記憶用トランジスタの
    ソース電圧を変更することを特徴とする不揮発性メモリ
    回路。
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