JPH1166858A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1166858A
JPH1166858A JP9217431A JP21743197A JPH1166858A JP H1166858 A JPH1166858 A JP H1166858A JP 9217431 A JP9217431 A JP 9217431A JP 21743197 A JP21743197 A JP 21743197A JP H1166858 A JPH1166858 A JP H1166858A
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JP
Japan
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bit lines
pair
potential
transistors
memory cell
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JP9217431A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Sato
広利 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
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    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
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    • G11C11/417Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the field-effect type
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    • GPHYSICS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で高速読み出しが可能な半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 読み出し動作が開始される前の時刻t1
においては、ビット線BL,/BLは、ロウレベル・プ
リチャージ回路212及びイコライズ回路218によっ
て等しく“L”である。読み出し動作が開始する時刻t
2において読み出し信号/READ、イコライズ信号E
Qが“L”となり、ワード線WLU、WLLに“H”が
与えられる。記憶ノードN1,N2がそれぞれ“H”,
“L”を記憶していた場合、ビット線/BLが+Vbe
の電位となったときバイポーラトランジスタBP2が活
性化されるため、ビット線/BLの電位は電源電位VC
Cに上昇する事なく電位+Vbeに保持される。ビット
線/BLには読み出し用負荷回路211を介してビット
線/BLに過渡的に(時刻t2から時刻t3の期間)は
電流が流れるが、定常状態(時刻t3から時刻t4の期
間)では流れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタティック型半
導体記憶装置の構成に関し、特に、低電源電圧において
も、高速及び低消費電力な動作を実現することが可能な
スタティック型半導体記憶装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のスタティック型半導体記憶
装置として、スタティック・ランダム・アクセスメモリ
(以下、SRAMという)を例に挙げて説明する。図2
0は、従来のSRAM3000の読み出し系統の回路の
構成を示す概略ブロック図である。従来のSRAM30
00の読み出し系回路は、メモリセル3004と、メモ
リセル3004に接続されたビット線BL,/BLと、
ビット線BL,/BLにそれぞれ所定の定電流を供給す
る定電流源3006a,3006bと、読み出し動作の
開始前においてビット線BL,/BLを内部電源電位に
プリチャージするプリチャージ回路3002と、ビット
線BL,/BLの電位を受けて読み出しデータを出力す
る読み出し回路3008とを備える。但しビット線B
L,/BLには読み出しデータとして相補的な値が与え
られる。
【0003】メモリセル3004は、一対の記憶ノード
N1,N2の間で互いに逆並列に接続されたインバータ
3010,3012から構成されるスタティック型ラッ
チ回路と、ビット線BL,/BLと、記憶ノードN1,
N2との接続をワード線WLの電位レベルに応じて開閉
するアクセストランジスタ3014,3016を含む。
【0004】図21は、図20に示したメモリセル30
04の構成の詳細を示す回路図である。インバータ30
10は電源電位VCCを与える電位点及び接地GNDを
与える電位点の間に直列に接続された高抵抗素子R2及
びドライバトランジスタQ2で、またインバータ301
2は電源電位VCCを与える電位点及び接地GNDを与
える電位点の間に直列に接続された高抵抗素子R1及び
ドライバトランジスタQ1で、それぞれ構成されてい
る。スタティック型ラッチ回路を実現するために、ドラ
イバトランジスタQ1のゲートと、ドライバトランジス
タQ2のドレイン(記憶ノードN2)とは接続され、ド
ライバトランジスタQ2のゲートと、ドライバトランジ
スタQ1のドレイン(記憶ノードN1)とが接続されて
いる。
【0005】アクセストランジスタQ3,Q4は図20
に示したトランジスタ3014,3016にそれぞれ対
応する。アクセストランジスタQ3は、ビット線BL
と、記憶ノードN1との間に接続され、そのゲートはワ
ード線WLに接続される。アクセストランジスタQ4
は、ビット線/BLと、記憶ノードN2との間に接続さ
れ、そのゲートはワード線WLに接続される。
【0006】なおドライバトランジスタQ1,Q2、ア
クセストランジスタQ3,Q4はNチャネルMOSトラ
ンジスタであり、高抵抗素子R1,R2がメモリセルの
負荷素子として用いられている。このようなメモリセル
を、一般的に高抵抗負荷型メモリセルとよぶ。
【0007】このような高抵抗負荷型メモリセルでは、
メモリセルの面積縮小のために立体構造を有するのが一
般的である。すなわち、図示しないシリコン基板上に形
成されたドライバトランジスタQ1,Q2及びアクセス
トランジスタQ3,Q4の上層に、絶縁層を介して高抵
抗負荷型のメモリセルの負荷素子(高抵抗素子R1,R
2)がポリシリコンにより形成される。
【0008】図22は、メモリセル3004の他の構成
の詳細を示す回路図である。図21に示された構成に対
して、高抵抗素子R1,R2の代わりにPチャネルMO
SトランジスタQ5,Q6がメモリセルの負荷素子とし
て用いられている。PチャネルMOSトランジスタQ
5,Q6のゲートはそれぞれドライバトランジスタQ
1,Q2のゲートに接続されている。このようなメモリ
セルを、一般にCMOS型メモリセルと呼ぶ。
【0009】PチャネルMOSトランジスタQ5、Q6
を薄膜トランジスタで形成することもでき、これらは高
抵抗素子R1,R2と同様にしてトランジスタQ1〜Q
4の上方に図示しない絶縁層を介して形成される。
【0010】図23は、図21及び図22に示したメモ
リセル3004において、ワード線WLが選択状態にあ
るときのトランスファー特性を示すグラフである。縦軸
及び横軸は、それぞれ記憶ノードN1,N2の電位を示
している。破線及び実線はそれぞれインバータ301
2,3010の特性を示しており、例えば電源電位VC
Cは3Vに設定される。また、細線は記憶ノードN1,
N2の電位が等しくなる位置を示す。
【0011】図23において、点A1,A2は、メモリ
セル3004の双安定点である。メモリセル3004に
記憶されたデータの破壊を防止してその保持を確実なも
のとするためにはこの2つの安定点A1,A2が存在し
なければならない。インバータ3012,3010の特
性を示すグラフで囲まれた領域(以下、「メモリセルの
目」と呼ぶ)B1,B2を十分大きくすることで、2つ
の安定点を確保できる。なお、メモリセルの目をスタテ
ィック・ノイズ・マージンと呼ぶこともある。曲線C
1,C2の傾斜は、それぞれインバータ3010,30
12のゲインの高低を示すものである。これらの曲線の
傾斜が急である程、メモリセルのインバータのゲインが
より高い。
【0012】ワード線WLが選択状態にあるときは、ア
クセストランジスタQ3,Q4がONするので、非選択
状態の場合に比べてインバータ3012,3010のゲ
インが低くなり、メモリセルの目B1,B2は小さくな
る。これはメモリセル3004の安定性が、アクセスト
ランジスタQ3とドライバトランジスタQ1が直列接続
した回路と、アクセストランジスタQ4とドライバトラ
ンジスタQ2が直列接続した回路との特性によって決定
されるためである。
【0013】従って、メモリセル3004のデータを確
実に保持すべくメモリセルの目B1,B2を大きく採る
ためには、ドライバトランジスタQ1,Q2のトランジ
スタサイズをアクセストランジスタQ3,Q4のそれの
3倍以上に採る事が望ましい。ここでトランジスタサイ
ズは例えばチャネル幅Wのチャネル長Lに対する比とし
て定義できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
技術ではメモリセルのデータの安定性を得るべくドライ
バトランジスタの面積を大きくすることが望ましかった
ので、メモリセルに必要な面積の縮小を妨げるという第
1の問題点があった。
【0015】また、第2の問題点として、安定にメモリ
セルを動作させるために必要な電源電圧を低下させにく
いという点が挙げられる。図24は、電源電位VCCを
2Vに設定した場合、ワード線WLが選択状態にあると
きのメモリセルのトランスファー特性を示すグラフであ
って図23に対応している。図24に示されるように、
電源電圧を低下させればメモリセルの目B1,B2が小
さくなってしまい、2つの双安定点A1,A2は消滅し
てしまう可能性がある。これではラッチアップが生じ、
メモリセルのデータは安定に保持できなくなる。
【0016】図25は第2の問題点を改善するためのS
RAM3000の読み出し系統の回路の他の構成を示す
概略ブロック図である。図20に示された構成に対し
て、定電流源3006a,3006bの代わりにPチャ
ネルMOSクロスカップル負荷3040が設けられた構
成となっている。つまりビット線BL,/BLに対する
読み出し用負荷回路として、PチャネルMOSクロスカ
ップル負荷3040が用いられている。
【0017】プリチャージ回路3002によって、メモ
リセル3004からのデータの読み出し以前に、ビット
線BL,/BLは“H”(例えば電源電位VCC)にプ
リチャージされる。メモリセル3004においては、ビ
ット線BLと接続するアクセストランジスタQ3側の記
憶ノードN1には、“H”が保持されており、ビット線
/BLと接続するアクセストランジスタQ4側の記憶ノ
ードN2には、“L”が保持されているものとする。
【0018】ワード線WLが選択されるに伴ってプリチ
ャージが終了し、メモリセル3004のデータはビット
線BL,/BLに出力される。記憶ノードN1からビッ
ト線BLへは“H”が、記憶ノードN2からビット線/
BLへは“L”が、それぞれ伝達される。
【0019】PチャネルMOSクロスカップル負荷のト
ランジスタ3042のゲートにはビット線/BLの電位
として“L”が与えられるのでON状態となる。これに
よってビット線BLの電位は電源電位VCCまでプルア
ップされる。一方、PチャネルMOSクロスカップル負
荷のトランジスタ3044はOFFし、プルアップされ
ないので、ビット線/BLは“L”のままとなる。以上
のように、“H”の出力されるビット線の電位レベルが
電源電位VCCまで上昇するので、ノイズに強いSRA
Mを実現することが可能であるという利点を有する。か
かる技術によって動作マージンを向上させるためのSR
AMは、例えば特開平5−101676号公報に開示さ
れる。
【0020】しかしながら、以上説明した動作から明ら
かなように、PチャネルMOSクロスカップル負荷トラ
ンジスタ3042,3044は、図22に示されたPチ
ャネルMOSトランジスタQ5,Q6と同様、ビット線
BL,/BLにおける電位の振幅を受動的に受け、その
変化を助長しているにすぎない。
【0021】クロスカップル負荷3040から供給され
る電流値がメモリセル3004の電流駆動能力に対して
大きすぎた場合には、メモリセル3004に保持されて
いたデータが破壊されてしまう恐れが生じる。これを回
避するためにはクロスカップル負荷トランジスタ304
2,3044の電流駆動能力を小さな値に設定する必要
がある。一方、電流駆動能力を小さな値に設定すれば、
メモリセル3004からのデータ読み出しのためのビッ
ト線BL,/BLの充放電等に長時間を要し、データ読
み出しが完了するまでの遅延時間が大きくなってしまう
という第3の問題点を招来することとなる。
【0022】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたものであって、メモリセルの面積の縮
小が可能で、かつラッチアップの問題を生じることもな
く低電源電位化を実現でき、低消費電力で高速読み出し
が可能なスタティック型半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは(a)少なくとも一本のワード線からな
るワード線組と、一対のビット線との交点に対応して設
けられ、行列状に複数配置されるメモリセルを備えた半
導体記憶装置である。そして、前記メモリセルの各々は
(a−1)互いに排他的な第1及び第2の論理を、互い
に排他的に記憶する第1及び第2の記憶ノードを含む双
安定素子と、(a−2)前記ワード線組の電位に応じて
導通/遮断が制御される第1及び第2のアクセス素子
と、(a−3)前記第1の論理に対応する第1の電源電
位が与えられる第1の電位点に接続されるコレクタと、
前記第1のアクセストランジスタを介して前記第1の記
憶ノードに接続されるベースと、前記一対のビット線の
一方に接続されるエミッタとを含む第1のバイポーラト
ランジスタと、(a−4)前記第1の電位点に接続され
るコレクタと、前記第2のアクセストランジスタを介し
て前記第2の記憶ノードに接続されるベースと、前記一
対のビット線の他方に接続されるエミッタとを含む第2
のバイポーラトランジスタとを有する。しかも、前記半
導体記憶装置の前記読み出し動作は第1の期間と前記第
1の期間に後行する第2の期間とからなる所定の期間に
おいて行われる。更に前記半導体記憶装置は(b)前記
一対のビット線に対応して設けられ、前記所定の期間前
において前記一対のビット線の電位を、前記第1の論理
に対応する第2の電源電位にプリチャージするプリチャ
ージ手段と、(c)前記一対のビット線に対応して設け
られたクロスカップル負荷とをも備える。そして前記ク
ロスカップル負荷は(c−1)第1の電流電極と、前記
一対のビット線の一方に接続される第2の電流電極と、
前記一対のビット線の他方に接続される制御電極とを含
む第1の負荷トランジスタと、(c−2)第1の電流電
極と、前記一対のビット線の他方に接続される第2の電
流電極と、前記一対のビット線の一方に接続される制御
電極とを含む第2の負荷トランジスタとを有する。しか
も、前記第1及び第2の負荷トランジスタのいずれも
が、自身の前記制御電極に対して前記第2の論理に対応
する電位から前記第1の論理に対応する電位へ遷移する
につれて非活性状態から活性状態へ移行し、前記第1及
び第2の負荷トランジスタの前記第1の電流電極に対し
て、少なくとも前記第2の期間において前記第2の論理
に対応する第3の電源電位が供給されて前記クロスカッ
プル負荷が駆動される。
【0024】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の半導体記憶装置であって、第1及び第2
の負荷トランジスタの前記第1の電流電極に対して列選
択信号が供給される。
【0025】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項1記載の半導体記憶装置であって、(d)前記一
対のビット線に対応して設けられ、前記第1の期間にお
いてのみ前記第1の電源電位から前記第3の電源電位に
向かう方向に、前記一対のビット線対の電位を引っ張る
電位牽引手段を更に備える。そして前記第1及び第2の
負荷トランジスタの前記第1の電流電極に対して、前記
第2の期間においてのみ前記第3の電源電位が供給され
る。
【0026】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項3記載の半導体記憶装置であて、(e)前記一対
のビット線に対応して設けられ、前記一対のビット線対
を前記第1の期間において電気的に結合するビット線イ
コライズ手段を更に備える。
【0027】この発明のうち請求項5にかかるものは、
請求項3記載の半導体記憶装置であって、(e)所定の
定電圧を発生する定電圧発生手段を更に備える。そして
前記電位牽引手段は(d−1)前記一対のビット線の一
方に接続された一端を含む第1の定電流源と、(d−
2)前記一対のビット線の他方に接続された一端を含む
第2の定電流源と、(d−3)前記第1及び第2の定電
流源の他端に共通して接続された第1端と、前記第1及
び第2のバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間
電圧以上に前記第2の電源電位から第3の電源電位へと
向かって隔たった電位が与えられた第2端とを含み、前
記第1の期間のみ導通するスイッチとを有する。
【0028】この発明のうち請求項6にかかるものは、
請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか一つに記載
の半導体記憶装置であって、前記クロスカップル負荷
は、複数の前記一対のビット線に関して互いに共用され
る。
【0029】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項3及び請求項5のいずれか一つに記載の半導体記
憶装置であって、前記クロスカップル負荷は、複数の前
記一対のビット線に関して互いに共用される。
【0030】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項7記載の半導体記憶装置であって、前記電位牽引
手段は、複数の前記一対のビット線に関して互いに共用
される。
【0031】この発明のうち請求項9にかかるものは
(a)ワード線と、一対のビット線との交点に対応して
設けられ、行列状に複数配置され、(a−1)互いに排
他的な第1及び第2の論理を、互いに排他的に記憶する
第1及び第2の記憶ノードを含むCMOSスタティック
型ラッチ回路と、(a−2)前記ワード線組の電位に応
じて導通/遮断が制御される第1及び第2のアクセス素
子とを有するメモリセルと、(b)前記一対のビット線
に対応して設けられ、前記所定の期間前において前記一
対のビット線の電位を、前記第1の論理に対応する第1
の電源電位と前記第2の論理に対応する第2の電源電位
との間の中間電位にプリチャージするプリチャージ手段
と、(c)前記一対のビット線に対応して設けられたク
ロスカップル負荷とを備える半導体装置である。そし
て、前記クロスカップル負荷は(c−1)第1の電流電
極と、前記一対のビット線の一方に接続される第2の電
流電極と、前記一対のビット線の他方に接続される制御
電極とを含む第1の負荷トランジスタと、(c−2)第
1の電流電極と、前記一対のビット線の他方に接続され
る第2の電流電極と、前記一対のビット線の一方に接続
される制御電極とを含む第2の負荷トランジスタとを有
する。
【0032】
【発明の実施の形態】
概要:図1は、本発明が適用されるスタティック型半導
体記憶装置であるSRAMの構成の概略を例示するブロ
ック図である。SRAMは行入力バッファ110と、列
入力バッファ112と、行アドレスデコーダ114と、
列アドレスデコーダ116と、メモリセルアレイ118
と、クロックジェネレータ120と、センスアンプ12
2と、出力バッファ124と、データ入出力回路126
とを含んでいる。
【0033】行アドレス入力端子106に与えられるア
ドレスデータA(0)〜A(k−1)は行入力バッファ
110にてバッファリングされ、行アドレスデコーダ1
14へと伝達される。同様にして列アドレス入力端子1
08に与えられるアドレスデータA(k)〜A(n−
1)は列入力バッファ112にてバッファリングされ、
列アドレスデコーダ116へと伝達される。行アドレス
デコーダ114及び列アドレスデコーダ116はそれぞ
れメモリセルアレイ118に対する行アドレス信号RA
及び列アドレス信号CAを出力する。
【0034】外部制御信号入力端子100,102,1
04にはそれぞれを外部書き込み制御信号/W、チップ
セレクト信号/S及びアウトプットイネーブル信号/O
Eが与えられ、これらはゲート群103によって論理演
算される。ゲート群103はゲート103a,103
b,103cから構成されている。ゲート103aはチ
ップセレクト信号/Sを反転し、ゲート103bはアウ
トプットイネーブル信号/OEの論理反転と、ゲート1
03aの出力と、及び外部書き込み制御信号/Wとの論
理積を出力し、ゲート103cは外部書き込み制御信号
/Wの論理反転と、ゲート103aの出力との論理積を
出力する。
【0035】外部書き込み制御信号/Wは、データの書
き込みを指示する信号である。チップセレクト信号/S
は、SRAMの動作を活性化し、このチップが選択され
たことを示す信号である。アウトプットイネーブル信号
/OEは、出力バッファ124からのデータ出力を活性
化する信号である。これらの信号はいずれも活性化時に
“L”を採る。
【0036】ゲート103aの出力は、行入力バッファ
110と、列入力バッファ112とに与えられ、両バッ
ファの動作はこれらが含まれるチップが選択された場合
に活性化するように制御される。
【0037】クロックジェネレータ120はアドレスデ
ータA(0)〜A(n−1)、ゲート103a,103
cの出力、及び書き込みデータDを入力し、SRAMの
回路動作を制御するためのクロック信号群を生成する。
具体的には行アドレスデコーダ114へローカルワード
線活性化信号を、センスアンプ122へはセンスアンプ
活性化信号を、それぞれ出力する。またメモリセルアレ
イ118に対してはライトイネーブル信号/WE、イコ
ライズ信号EQ、読み出し信号/READを出力する。
ローカルワード線活性化信号は、アドレス、データ、あ
るいはチップセレクト信号/Sの変化後一定期間活性化
される。読み出し信号/READは外部書き込み制御信
号/Wが非活性の場合において、アドレス、データ、あ
るいはチップセレクト信号/Sの変化後一定期間活性化
される。イコライズ信号EQは、ローカルワード線活性
化信号、ライトイネーブル信号/WE、読み出し信号/
READが全て非活性の場合に活性化する。これらのク
ロック信号群はメモリセルアレイ118が分割されて得
られるブロック毎にバッファリングされる。
【0038】センスアンプ活性化信号は読み出し信号/
READに遅れて一定期間活性化される。センスアンプ
活性化信号に基づいて動作するセンスアンプ122によ
って、読み出し動作において選択されたメモリセルから
のデータが増幅される。
【0039】センスアンプ122の出力Qは、出力バッ
ファ124を介してデータ入出力端子130に読み出さ
れる。出力バッファ124の動作はゲート103bの出
力によって制御される。つまり出力バッファ124が含
まれたチップが選択され、かつ書き込み動作が行われ
ず、出力指示がある場合に出力バッファ124はバッフ
ァ動作を行う。
【0040】一方、チップが選択された場合において書
き込み動作が指示された場合には、ゲート103a,1
03bの出力に基づいて、データ入出力回路126はデ
ータ入出力端子130に与えられたデータを受けて、選
択されたメモリセルに対して、書き込みデータDを出力
する。書き込みデータDは既述のようにクロックジェネ
レータ120にも与えられる。
【0041】図2は、本発明に適用されるメモリセルア
レイ118の一つのメモリセル210の詳細な構成を示
す回路図である。メモリセルアレイ118は、メモリセ
ル210の複数が行列状に配置された構成を含む。メモ
リセル210は、ドライバトランジスタQ1,Q2、ア
クセストランジスタQ3,Q4、カットトランジスタQ
5,Q6、バイポーラトランジスタBP1,BP2及び
負荷素子L1,L2により構成される。負荷素子L1、
L2としては、高抵抗素子、PチャネルMOSトランジ
スタ(薄膜トランジスタ)を採用することができる。以
下の説明においては、高抵抗素子を採用した場合につい
て説明する。
【0042】バイポーラトランジスタBP1,BP2の
エミッタにはそれぞれビット線BL,/BLが接続さ
れ、コレクタには共通して電位VCCCが与えられる。
ここで電位VCCCはドライバトランジスタQ1,Q
2、アクセストランジスタQ3,Q4、カットトランジ
スタQ5,Q6のバックゲート電位となっており、接地
電位GND以下(いずれも“L”に相当する)に設定さ
れる。
【0043】バイポーラトランジスタBP1のベースは
アクセストランジスタQ3を介して記憶ノードN1に接
続される。またバイポーラトランジスタBP2のベース
はアクセストランジスタQ4を介して記憶ノードN2に
接続される。記憶ノードN1,N2はそれぞれ負荷素子
L1,L2を介していずれも電源電位VCC(“H”に
相当する。VCC>GND)に接続されている。また、
記憶ノードN1,N2はそれぞれドライバトランジスタ
Q1及びカットトランジスタQ5の直列接続、ドライバ
トランジスタQ2及びカットトランジスタQ6の直列接
続を介していずれも接地されている。
【0044】ドライバトランジスタQ1,Q2のゲート
はそれぞれ記憶ノードN2,N1に接続され、アクセス
トランジスタQ3及びカットトランジスタQ6のゲート
は共通してワード線WLUに接続され、アクセストラン
ジスタQ4及びカットトランジスタQ5のゲートは共通
してワード線WLLに接続されている。
【0045】類似の技術は例えば米国特許548348
3号の第5図及び第6図において、あるいはまた米国特
許4868628号の第3図において、それぞれ紹介さ
れているが、アクセストランジスタ及びカットトランジ
スタを一対のワード線WLL,WLUにて制御する点に
おいて、本願のメモリセル210は異なっている。
【0046】図3はメモリセル210に対する書き込み
系統を示す回路図である。行の選択はワード線WLU,
WLLで行われる。ライトイネーブル信号/WEと書き
込みデータDとの間に所定の論理演算が行われて信号S
1,S2が得られる。信号S1,S2は、共にライトイ
ネーブル信号/WEが活性化した場合に意義を持ち、そ
れぞれ書き込みデータD及びその論理反転を採る。行ア
ドレス信号RAが所定のメモリセルの行を選択する場合
に、信号S1,S2はそれぞれワード線WLU,WLL
に与えられる。図3において行アドレス信号RAが所定
のメモリセルの行を選択することはゲートG1,G2に
複数ビットの行アドレス信号RAが入力することで示さ
れている。ゲートG1,G2の入力端のうち行アドレス
信号RAが入力する方は、単数で描かれているものの、
実はメモリセルの行アドレスに対応して入力信号を反
転、非反転する複数の入力端を意味している。
【0047】今、“H”となる書き込みデータDをメモ
リセルに記憶させる場合を示す。このときには記憶ノー
ドN1,N2にはそれぞれ“H”,“L”が与えられる
事になる。
【0048】ライトイネーブル信号/WEが“L”とな
って活性化すると、信号S1,S2はそれぞれ“H”,
“L”を出力し、選択された行のメモリセルにおいては
行アドレス信号RAがメモリセル210の行アドレスに
一致するので、信号S1,S2はそれぞれワード線WL
U,WLLに与えられる。選択されない行においてはワ
ード線WLU,WLLのいずれにも“L”が与えられ
る。
【0049】一方、列アドレス信号CAによって選択さ
れた列においては、ライトイネーブル信号/WEがPM
OSトランジスタP1,P2のゲートに伝達される。よ
ってビット線BL,/BLには、ONしたPMOSトラ
ンジスタP1,P2を介して電源電位VCCが与えら
れ、いずれも“H”を採る。列アドレス信号CAが入力
するゲートに関しても、その入力端は単数で描かれてい
るものの、実はメモリセル210の列アドレスに対応し
て入力信号を反転、非反転する複数の入力端を意味す
る。選択されない場合、書き込み動作でない場合には、
PMOSトランジスタP1,P2はONしない。
【0050】選択された列においては書き込み時にビッ
ト線BLが“H”になり、ワード線WLUは“H”であ
ってアクセストランジスタQ3はONしているので、こ
れに接続されたエミッタを有するバイポーラトランジス
タBP1のエミッタからベースを介して記憶ノードN1
に電流が流れる。よってそのエミッタ・ベース間で形成
されるPN接合によって、バイポーラトランジスタBP
1のベース電位はビット線BLの電位よりもエミッタ・
ベース間電位Vbeだけ低下した電位となるが、その論
理は“H”であって、記憶ノードN1に伝達される。こ
の場合ベース電流とコレクタ電流の電流比はバイポーラ
トランジスタBP1の電流増幅率によって定まり、一般
的にコレクタ電流が大きな割合を占める。
【0051】もしも既に記憶ノードN1が“H”を採っ
ていてもれば、その論理が保持される。
【0052】ワード線WLLは“L”であってアクセス
トランジスタQ4はOFFするので、バイポーラトラン
ジスタBP2のベース電流が記憶ノードN2に流入して
記憶ノードN2の電位を上昇させることはない。換言す
れば、アクセストランジスタQ3,Q4が相補的にON
/OFFするので、PMOSトランジスタP1,P2に
よってビット線BL,/BLの両方を“H”にしても記
憶ノードN1,N2の一方にのみバイポーラトランジス
タBP1,BP2のベース電流が流れ得る。
【0053】記憶ノードN1の電位がドライバトランジ
スタQ2のしきい値より大きければドライバトランジス
タQ2はONし、カットトランジスタQ6はワード線W
LUが“H”であることによってONしているので、記
憶ノードN2は“L”となる。
【0054】もしもこれ以前に記憶ノードN2が“H”
を採っていたとしても、記憶ノードN2の電位は低下す
るので、ドライバトランジスタQ1はOFFし、バイポ
ーラトランジスタBP1のベース電流は遮断される。従
って、書き込みの開始時に一時的に大きなコレクタ電流
が流れるが、すぐに遮断される。ワード線WLLが
“L”であることによってカットトランジスタQ5はO
FFしているので、記憶ノードN1,N2はそれぞれ迅
速にかつ大きな電流が流れる事なく“H”,“L”とな
る。換言すれば、カットトランジスタQ5はアクセスト
ランジスタQ3と、カットトランジスタQ6はアクセス
トランジスタQ4と、それぞれ相補的にON/OFFす
るので、容易に記憶ノードN1,N2の電位が決定され
る。
【0055】逆に、“L”となる書き込みデータDをメ
モリセル210に記憶させる場合にはワード線WLU,
WLLはそれぞれ“L”,“H”を採り、アクセストラ
ンジスタQ3,Q4はそれぞれOFF,ONする。バイ
ポーラトランジスタBP2に流れるコレクタ電流によっ
て記憶ノードN2が“H”となり、ドライバトランジス
タQ1,Q2がそれぞれON,OFFし、記憶ノードN
1には“L”が記憶される。
【0056】読み出し動作は、まずビット線BL,/B
Lを“L”にプリチャージする。その後、ワード線WL
U,WLLをいずれも“H”としてアクセストランジス
タQ3,Q4の両方をONにするする一方、ビット線B
L,/BLをクロスカップル負荷でプルアップする。
【0057】記憶ノードN1,N2にそれぞれ“H”,
“L”が与えられている場合について考えれば、プルア
ップされたビット線BL,/BLの電位が上昇し始める
と、記憶ノードN2に接続されたベースを有するPNP
バイポーラトランジスタBP2の方が、記憶ノードN1
に接続されたベースを有するPNPバイポーラトランジ
スタBP1よりも早くON状態へと移行する。よってビ
ット線/BLの電位の上昇は抑えられる一方、PNPバ
イポーラトランジスタBP1は活性化されないので、ビ
ット線BLはプルアップされ続け、ビット線BL,/B
L間に電位差が生じる。
【0058】一般にバイポーラトランジスタのエミッタ
電流は、ベース電流より電流増幅率に相当する割合だけ
大きくなる。したがってメモリセル210では、従来の
メモリセル3004と比較してスタティック・ノイズ・
マージンを大きくできる。つまり、ドライバトランジス
タQ1,Q2の駆動力が小さくても、バイポーラトラン
ジスタBP1,BP2の機能によってビット線BL,/
BLから引き抜く電流(クロスカップル負荷から供給さ
れる電流)を大きく採ることができる。よって記憶され
ていたデータを破壊する事なく読み出し速度を大きくす
ることができ、第3の問題点を解消することができる。
【0059】またこれを他の側面からみれば、ドライバ
トランジスタQ1,Q2を流れる電流よりもアクセスト
ランジスタQ3,Q4に流れる電流を小さくすることが
できるのであるから、ドライバトランジスタQ1,Q2
のトランジスタサイズを小さくし、第1の問題点をも解
決することができる。なるほどバイポーラトランジスタ
BP1,BP2を形成する領域が余計に必要であるが、
一般にこれらに必要な領域は小さくて済み、しかも電流
増幅率が数百というオーダーであることに鑑みれば、ア
クセストランジスタQ3,Q4のトランジスタサイズを
非常に小さくできることから、メモリセル全体として必
要な面積は返って低減できる。
【0060】勿論、読み出し動作において、メモリセル
が記憶するデータによるビット線の電位レベルの変化
を、クロスカップル負荷により助長することとなるの
で、ビット線電位の変化を加速することができ、高速で
データを読み出すことが可能であり、第2の問題点は解
消される。
【0061】これを詳細に説明すると、図20に示され
た様なSRAM3000では、読み出し時にビット線B
L,/BLにそれぞれ電流を供給する定電流源3006
a,3006bは、例えばMOSトランジスタにより構
成される。このとき、メモリセル中に保持されたデータ
が破壊されることを防止するために、このような定電流
源MOSトランジスタの電流駆動能力は小さくする必要
がある。このことは、逆にいうと読み出し時において、
ビット線が充放電される時間を延ばす結果となり、読み
出し時間の増大をまねく。しかし上述の通り、クロスカ
ップル負荷とメモリセル210とを採用する事で、かか
る問題点は解決できる。
【0062】実施の形態1:図4は本発明の実施の形態
1を説明する回路図であり、メモリセル210の読み出
し系統の回路の構成を示す。イコライズ回路218は、
イコライズ信号EQの活性化(“H”を採る。あるいは
信号/EQが“L”を採る)に応じてビット線BL,/
BLをイコライズするものであり、例えばトランスファ
ーゲートで構成される。
【0063】ロウレベル・プリチャージ回路212はP
MOSトランジスタQP1,QP2を有し、いずれのゲ
ートも端子216に接続される。そしてPMOSトラン
ジスタQP1,QP2の一方の電流電極は共通してロウ
レベル・プリチャージ線217に接続され、他方の電流
電極はそれぞれビット線BL,/BLに接続される。ロ
ウレベル・プリチャージ線217には例えば“L”とな
る電位として接地電位GNDが与えられる。また本実施
の形態では端子216にはイコライズ信号EQが与えら
れる。
【0064】クロスカップル負荷211はビット線B
L,/BLにそれぞれ接続されたゲートを有するPMO
SトランジスタQL2,QL1と、制御トランジスタ2
14とを備えている。PMOSトランジスタQL2,Q
L1の一方の電流電極は制御トランジスタ214を介し
て電源電位VCCを与える電位点に接続されている。ま
た、PMOSトランジスタQL2,QL1の他方の電流
電極は、それぞれPMOSトランジスタQL1,QL2
のゲートに接続されている。制御トランジスタ214の
ゲートは端子215を介して読み出し信号/READが
与えられる。
【0065】図5は読み出し動作を説明するタイミング
チャートである。読み出し動作が開始される前の時刻t
1においては、ワード線WLL,WLUの電位は、対応
する行が選択されていないことに対応していずれも
“L”となっている。また、イコライズ信号EQは
“H”であり、本実施の形態では端子216の電位もイ
コライズ信号EQと同一であるので、ビット線BL,/
BLは、ロウレベル・プリチャージ回路212及びイコ
ライズ回路218によって等しく“L”、例えば接地電
位GNDが与えられている。
【0066】続いて、読み出し動作が開始する時刻t2
において、読み出し信号/READが活性化する
(“L”となる)。これに伴ってイコライズ信号EQは
“L”となって、イコライズ回路218及びロウレベル
・プリチャージ回路212ははともに不活性化状態とな
る(駆動されない)。読み出し動作が行われる時には外
部書き込み制御信号/Wは活性化しておらず、よってロ
ーカルワード線活性信号によって選択された行のワード
線WLU、WLLに“H”が与えられる。これに応じて
アクセストランジスタQ3,Q4はON状態となる。
【0067】読み出し信号/READが“L”となるの
で読み出し用負荷回路211のトランジスタ214がO
Nし、PMOSトランジスタQL1,QL2を介してビ
ット線BL,/BLに電源電位VCCが供給され始め
る。記憶ノードN1,N2がそれぞれ“H”,“L”を
記憶していた場合、ビット線/BLが+Vbeの電位と
なったときバイポーラトランジスタBP2が活性化され
るため、ビット線/BLの電位は電源電位VCCに上昇
する事なく電位+Vbeに保持される。
【0068】一方、ビット線BLの電位が上昇してもバ
イポーラトランジスタBP1が活性化されないので、ビ
ット線BLの電位は上昇し続ける。この動作に応じて、
ゲートがビット線BLに接続するトランジスタQL2は
OFFとなる一方、ゲートがビット線/BLに接続する
トランジスタQL1はON状態となる。したがって、読
み出し用負荷回路211を介してビット線/BLに過渡
的に(時刻t2から時刻t3の期間)は電流が流れる
が、定常状態(時刻t3から時刻t4の期間)では、こ
のビット線/BLには電流が流れない。この時刻t3か
ら時刻t4の期間において、選択されたメモリセル中の
データに応じた読み出しデータがセンスアンプ213か
ら出力される。
【0069】時刻t4において、ローカルワード線活性
化信号及び読み出し信号/READは一定期間の活性化
を終了する。その一方、イコライズ信号EQはローカル
ワード線活性化信号、読み出し信号/READが非活性
となったことにより活性化する。但し外部書き込み制御
信号/Wの非活性化が前提であり、つまり時刻t4経過
後、直ちには書き込み動作が行われないものとする。
【0070】よって、ワード線WLL,WLUのいずれ
も“L”となり、端子215の電位レベルが“H”とな
って読み出し用負荷回路211は不活性状態となる(駆
動されない)。またイコライズ回路218及びロウレベ
ル・プリチャージ回路212は活性化され(駆動さ
れ)、これに応じてビット線BL,/BLは共に“L”
へと移行する。
【0071】以上のように本実施の形態によれば、記憶
ノードN1,N2とビット線BL,/BLとの間に電流
増幅素子たるバイポーラトランジスタBP1,BP2を
設けたメモリセル210に対し、クロスカップル負荷2
11を用いてデータを読み出すので、“L”が記憶され
ていた記憶ノードに接続された方のビット線に流れる電
流量が抑制され、消費電流の低減を図ることが可能であ
る。勿論、メモリセル210が記憶するデータによるビ
ット線BL,/BLの電位の変化を、クロスカップル負
荷211により助長することとなるので、ビット線B
L,/BLの電位の変化を加速することができ、高速で
データを読み出すことが可能である。
【0072】図6は図4に示した読み出し系回路の変形
例を示す回路図である。図4に示した読み出し系回路に
対し、読み出し負荷回路211を読み出し負荷回路21
1bに置換した構成が示されている。読み出し負荷回路
211bはクロスカップル負荷たるPMOSトランジス
タQL1,QL2のドレインに電源電位VCCを供給す
るにあたりPMOSトランジスタ214を用いることな
く、対応するメモリセル列を選択するために通常用いら
れる列選択信号YSELが配線219を介して与えられ
る。これにより、トランジスタ数を削減することが可能
である。
【0073】ここで列選択信号YSELは、選択する列
に関する配線219に対して“H”を与え、選択しない
列に関する配線219に対しては“L”を与える。例え
ば図3に示されたゲートG1(あるいはG2)と類似し
て、列毎に異なるパターンで反転入力端を有してアドレ
ス信号CAを受けるNANDゲートから出力させること
ができる。
【0074】実施の形態2:図7は本発明の実施の形態
2を説明する回路図であり、メモリセル210の読み出
し系統の回路の構成を示す。図4に示された実施の形態
1の読み出し系回路に対して、ビット線BL,/BLに
対し、所定の期間において“H”に相当する電位を供給
する読み出し用プルアップ回路220が追加された構成
を有している。読み出し用プルアップ回路220は端子
221と、端子221に共通してゲートが接続されたP
MOSトランジスタQU1,QU2とから構成されてお
り、ビット線BL,/BLはそれぞれトランジスタQU
1,QU2を介して電源電位VBを与える電位点に接続
されている。
【0075】本実施の形態では、実施の形態1において
クロスカップル負荷211が駆動していた読み出し期間
の内の前半及び後半で、それぞれ読み出し用プルアップ
回路220及びクロスカップル負荷211が駆動する。
【0076】図8は読み出し動作を説明するタイミング
チャートである。時刻t2までの動作は実施の形態1と
同様である。また、読み出し動作が開始する時刻t2に
おいて、イコライズ信号EQは非活性化してイコライズ
回路218及びロウレベル・プリチャージ回路212は
共に不活性状態となり、選択された行のワード線WL
U、WLLが“H”となることも実施の形態1と同様で
ある。
【0077】端子221,215にはそれぞれ信号/R
E1,/RE2が与えられ、これらは読み出し信号/R
EADが活性化する期間の前半(t2〜t3)及び後半
(t3〜t4)においてそれぞれ活性化する。信号/R
E1,/RE2は、クロックジェネレータ120内で遅
延回路によって生成することができ、読み出し信号/R
EADと共にメモリセルアレイ118に与えることがで
きる。
【0078】時刻t2において端子221の電位が
“L”となるので、読み出し用プルアップ回路220の
トランジスタQU1,QU2はそれぞれビット線BL,
/BLの電位を電位VBにプルアップする。但し電位V
Bは電圧Vbe(バイポーラトランジスタBP1,BP
2が活性化し始めるベース・エミッタ間電圧)以上に設
定される。その後、時刻t3において、端子221の電
位は“H”となってトランジスタQU1,QU2はOF
Fする一方、端子215の電位が“L”となってクロス
カップル負荷211が駆動(活性化)される。
【0079】記憶ノードN1,N2がそれぞれ“H”,
“L”を記憶していた場合について説明すると、読み出
し用プルアップ回路220の駆動によって記憶ノードN
2に接続されているビット線/BLの電位が上昇し、こ
れがVbeに達したときにバイポーラトランジスタBP
2が活性化される。よってビット線/BLの電位レベル
は電位Vbeに保持される。一方、記憶ノードN1に接
続されているビット線BLは、バイポーラトランジスタ
BP1が活性化されないので電位VBに向かって電位が
上昇する。
【0080】そして時刻t3において読み出し用プルア
ップ回路220の駆動が停止し(非活性化し)、クロス
カップル負荷211が駆動(活性化)すると、ゲートが
ビット線BLに接続されたトランジスタQL2はOFF
状態となり、ゲートがビット線/BLに接続されたトラ
ンジスタQL1はON状態となる。したがって、負荷と
なるトランジスタ214,QL1を介してビット線/B
Lには、過渡的に(時刻t2の直後及び時刻t3の直
後)は電流が流れるが、定常状態(時刻t3から幾分経
過した後から時刻t4までの期間)では、電流が流れな
い。この定常状態において、センスアンプ213から選
択されたメモリセル中のデータに応じた読み出しデータ
が出力される。
【0081】時刻t4以降の動作は実施の形態1と同様
である。
【0082】本実施の形態においても実施の形態1と同
様、メモリセルが記憶するデータによるビット線BL,
/BLの電位の変化を、クロスカップル負荷211によ
り助長することとなるので、ビット線BL,/BLの電
位の変化を加速することができ、高速でデータを読み出
すことが可能である。
【0083】しかも本実施の形態では、ビット線BL,
/BLをプリチャージする期間が終了しても直ちにクロ
スカップル負荷211を駆動するのではなく、前もって
一旦読み出し用プルアップ回路220によりビット線B
L,/BLの電位をプルアップしてから、クロスカップ
ル負荷211を駆動する。よってビット線BL,/BL
の電位は一方が電位Vbeに固定され、他方はこれより
も大きな電位に上昇する。
【0084】実施の形態1で示された場合にはクロスカ
ップル負荷211が活性化する時刻t2の直前ではビッ
ト線BL,/BLの電位は“L”でありかつ等しかった
のに対し、本実施の形態ではクロスカップル負荷211
が活性化する時刻t3の直前では、記憶ノードN1,N
2に記憶された“H”,“L”に応じて活性/非活性す
るバイポーラトランジスタBP1,BP2の機能によっ
て、すでにビット線BL,/BLの電位には差が生じて
いる。
【0085】したがって、クロスカップル負荷211が
活性化する際のビット線BL,/BLの電位の遷移の方
向は記憶ノードN1,N2に記憶された“H”,“L”
を確実に反映する事となり、クロスカップル負荷211
のトランジスタQL1,QL2の駆動能力や、ビット線
BL,/BLの間での電位にアンバランスがあっても、
誤った読み出しデータを得ることが抑制できる。
【0086】さらに、読み出し動作時の内、選択された
メモリセル210を介してクロスカップル負荷211か
ら電流が流れる期間は時刻t3直後のみであって、実施
の形態1と比較して短いので、消費電流の低減を図るこ
とが可能となる。
【0087】図9は、図7に示された読み出し系統の回
路の他の読み出し動作を示すタイミングチャートであ
る。図8に示されたタイミングチャートと異なる点は、
読み出し用プルアップ回路220が活性状態となる時刻
t2〜t3においてもイコライズ回路218を引き続き
活性化させる点である。但し、ロウレベル・プリチャー
ジ回路212が活性化する時刻t3でイコライズ回路2
18は非活性となる。換言すれば、端子216に与えら
れるべき信号としては実施の形態1で示されたイコライ
ズ信号EQと同じものを用い、当該変形においてはイコ
ライズ信号EQが非活性化する時期を時刻t3〜t4の
間に変更したのである。このように変形された信号もク
ロックジェネレータ120で生成することができる。
【0088】図9に示される動作を行うことで、読み出
し用プルアップ回路220によってプルアップしている
期間中もビット線BL,/BLの電位レベルを等しく保
持することができる。従って、読み出し用プルアップ回
路220を構成するトランジスタQU1,QU2の間に
特性のばらつきがあっても、これらが読み出し動作に影
響を与えないようにすることが可能である。
【0089】実施の形態3:図10は本発明の実施の形
態3を説明する回路図であり、メモリセル210の読み
出し系統の回路の構成を示す。図7に示された実施の形
態2の読み出し系回路に対して、読み出し用プルアップ
回路220を読み出し用プルアップ回路230に置換し
た構成を有している。
【0090】読み出し用プルアップ回路230は、PM
OSトランジスタ234,235と、更に制御用のPM
OSトランジスタ233を備えている。ビット線BL,
/BLはそれぞれトランジスタ234,235のドレイ
ンに接続されている。トランジスタ234,235のソ
ースは共通して接続され、トランジスタ233を介し
て、電位VBを供給する電位点に接続されている。トラ
ンジスタ233のゲートには端子231が、トランジス
タ234,235のゲートには共通して電源線232が
接続されている。電源線232には定電圧源238から
“L”に相当する所定の電位が常に与えられる。
【0091】トランジスタ233のゲートに接続された
端子231に対し、実施の形態2で示された端子221
に与えられた電位を供給することにより、読み出し用プ
ルアップ回路230が活性/非活性される。
【0092】トランジスタ234、235は常にONし
ているので、トランジスタ233がONした場合に、こ
れらに流れる電流はほぼ一定に保たれる。従って、電位
VBを含む電源電圧が変動した場合にもビット線BL,
/BLに供給される電流値は安定しており、読み出し時
にメモリセルに保持されたデータを破壊しないようにプ
ルアップの電流値を維持することができる。
【0093】図11は定電圧源238の構成を例示する
回路図である。定電圧源238は、電源電位VCCを与
える電位点と接地電位GNDを与える電位点との間で互
いに直列に接続される抵抗R1、PMOSトランジスタ
P1及びNMOSトランジスタN1と、電源電位VCC
を与える電位点と接地電位GNDを与える電位点との間
で互いに直列に接続されるPMOSトランジスタP2及
びNMOSトランジスタN2とで構成される。Nチャネ
ルMOSトランジスタN1,N2と、PチャネルMOS
トランジスタP1,P2がそれぞれカレントミラー回路
を構成する。PチャネルMOSトランジスタP1,P2
のゲートが共通に電源線232に接続され、定電位が出
力される。
【0094】実施の形態4:図12は本発明の実施の形
態4を説明する回路図であり、複数の列に対する読み出
し系統の回路の構成を示す。メモリセル210と同じ構
成を有するメモリセル210’の存在する列(ビット線
BL’,/BL’を含む)と、メモリセル210の存在
する列(ビット線BL,/BLを含む)とは互いに異な
る。またロウレベル・プリチャージ回路212’、イコ
ライズ回路218’はそれぞれロウレベル・プリチャー
ジ回路212、イコライズ回路218と同じ構成を有し
ており、いずれもメモリセル210’に対応して設けら
れている。
【0095】メモリセル210,210’の設けられた
それぞれの列に関してみれば、図12で示された構成
は、実施の形態1において図4に示された構成からクロ
スカップル負荷211を省略した構成となっている。
【0096】一方、ビット線BL,/BLはトランスフ
ァーゲート243,244を介してデータ線245,2
46に接続されている。同様にしてビット線BL’,/
BL’も一対のトランスファーゲートを介してデータ線
245,246に接続されている。トランスファーゲー
ト243,244は互いに排他的な値を採る列選択信号
YSEL,/YSELによってその開閉が制御される。
選択された列の一対のビット線の電位は、データ線24
5,246に伝達される事になる。
【0097】一方、データ線245,246はセンスア
ンプ213に入力されており、またデータ線245,2
46の間にはイコライズ回路247、ロウレベル・プリ
チャージ回路248、クロスカップル負荷240が設け
られている。これらの構成及び動作はそれぞれイコライ
ズ回路218、ロウレベル・プリチャージ回路212、
クロスカップル負荷211と同一である。例えばイコラ
イズ回路247にはイコライズ信号EQ,/EQが与え
られ、ロウレベル・プリチャージ回路248の動作は端
子249に与えられる信号(イコライズ信号EQと同
一)で制御され、クロスカップル負荷240の動作は端
子242に与えられる信号(読み出し信号/READと
同一)で制御され、ロウレベル・プリチャージ線217
bには“L”となる電位として接地電位GNDが与えら
れる。従って、読み出し動作のタイミングチャートは図
13に示すようになる。
【0098】本実施の形態では、異なる列に属するビッ
ト線対に対して、読み出し回路や読み出し用負荷回路を
共用とした場合でも、実施の形態1と同様の効果を奏す
ることができる上、回路の共用が図られることでチップ
面積の低減を図ることが可能である。
【0099】なお、ビット線に流す電流を駆動する能力
の観点から、本実施の形態に示されるようにイコライズ
回路及びロウレベル・プリチャージ回路は各列毎にビッ
ト線対の間に設け、更にデータ線245,246の間に
設ける事が望ましい。
【0100】勿論、読み出し用プルアップ回路220を
各列毎に設けてもよい。図14はビット線BL,/BL
の間に実施の形態2と同様に読み出し用プルアップ回路
220を設け、またビット線BL’,/BL’の間に読
み出し用プルアップ回路220と同じ構成の読み出し用
プルアップ回路220’を設けた構成を示す。
【0101】勿論、読み出し用プルアップ回路230を
各列毎に設けてもよい。図15はビット線BL,/BL
の間に実施の形態3と同様に読み出し用プルアップ回路
230を設け、またビット線BL’,/BL’の間に読
み出し用プルアップ回路230と同じ構成の読み出し用
プルアップ回路230’を設けた構成を示す。
【0102】実施の形態5:図16は本発明の実施の形
態5を説明する回路図であり、複数の列に対する読み出
し系統の回路の構成を示す。図13に示された実施の形
態5の読み出し系回路の構成に対し、データ線245,
246の間に読み出し用プルアップ回路250を追加し
た構成を有している。読み出し用プルアップ回路250
の構成は、図7を用いて実施の形態2において示された
読み出し用プルアップ回路220と同一であり、端子2
51は端子221に対応する。
【0103】従って本実施の形態では、異なる列に属す
るビット線対に対して、読み出し回路、読み出し用負荷
回路、読み出し用プルアップ回路を共用とした場合で
も、実施の形態2と同様の効果を奏することができる
上、回路の共用が図られることでチップ面積の低減を図
ることが可能である。
【0104】実施の形態6:図17は本発明の実施の形
態6を説明する回路図であり、複数の列に対する読み出
し系統の回路の構成を示す。図13に示された実施の形
態5の読み出し系回路の構成に対し、読み出し用プルア
ップ回路250を読み出し用プルアップ回路260に置
換した構成を有している。読み出し用プルアップ回路2
60の構成は、図10を用いて実施の形態3において示
された読み出し用プルアップ回路230と同一であり、
端子262は端子231に対応する。
【0105】従って本実施の形態では、異なる列に属す
るビット線対に対して、読み出し回路、読み出し用負荷
回路、読み出し用プルアップ回路を共用とした場合で
も、実施の形態3と同様の効果を奏することができる
上、回路の共用が図られることでチップ面積の低減を図
ることが可能である。
【0106】実施の形態7:図18は本発明の実施の形
態7を説明する回路図であり、メモリセル210b及び
その周辺回路の構成を示す。メモリセル210bは、図
22に示されたメモリセル3004と同一構成を有して
いる。
【0107】図4を用いて示された実施の形態1と同様
にして、クロスカップル負荷211及びイコライズ回路
218がビット線BL,/BLの間に設けられている。
一方、実施の形態1とは異なり、ロウレベル・プリチャ
ージ回路212ではなく、中間電位プリチャージ回路2
93がビット線BL,/BLの間に設けられている。中
間電位プリチャージ回路293は、電源電位VCCの1
/2の電位が与えられる電源線295に対して、一対の
トランスファーゲートを用いてそれぞれ一対のビット線
BL,/BLを接続する。これらのトランスファーゲー
トはゲートが互いに共通して接続されてプリチャージ信
号を受けるPMOSトランジスタQP3,QP4と、ゲ
ートが互いに共通して接続されてプリチャージ信号の反
転信号を受けるNMOSトランジスタQP1,QP2と
で構成される。即ち、トランジスタQP1,QP3がビ
ット線BLと電源線295の間で並列に接続され、トラ
ンジスタQP2,QP4がビット線/BLと電源線29
5の間で並列に接続される。プリチャージ信号は“L”
/“H”に対応してそれぞれ活性/非活性である。
【0108】ロウレベル・プリチャージ回路212や、
読み出し用プルアップ回路220のように、2値論理の
いずれか一方に対応する電位へと電位を牽引するのでは
ないので、中間電位へと電位を牽引する中間電位プリチ
ャージ回路293は1種の導電型のトランジスタのみで
構成するのではなく、互いに相補的な導電型のトランジ
スタで構成されるトランスファーゲートを用いることが
望ましい。
【0109】まずメモリセル210bへの書き込み動作
について説明する。選択/非選択された行のワード線W
Lはそれぞれ“H”/“L”を採る。また、選択されな
い列に対しては、プリチャージ信号が活性化しており、
ビット線BL,/BLは中間電位((1/2)VCC)
に充電されている。選択された列のビット線BL,/B
Lには、書き込みデータに対応して“H”,“L”が与
えられる。そしてビット線BL,/BLに与えられた
“H”,“L”は、ワード線WLによってONしたアク
セストランジスタQ3,Q4を介してCMOSラッチ回
路の記憶データの書き換えが行われる。
【0110】次に、読み出し動作について説明する。読
み出し動作が開始される前にはビット線BL,/BL
は、イコライズ回路218及び中間電位プリチャージ回
路293によって中間電位に充電されている。この状態
からワード線WLが活性化され、アクセストランジスタ
Q3,Q4がON状態となる。これに応じて、記憶され
ていたデータに応じて、ビット線BL,/BL間に電位
差が生じる。
【0111】端子215に“L”が与えられ、ビット線
の電位がクロスカップル負荷211によるプルアップが
開始すると、“L”を記憶している記憶ノードに接続さ
れるビット線は、中間電位よりも“L”のレベルの方が
低いので“H”レベルへと電位が上昇することが抑えら
れる。逆に“H”を記憶している記憶ノードに接続され
るビット線は、中間電位よりも“H”のレベルの方が高
いので“H”に電位レベルが上昇する。以上の動作と同
時に、クロスカップル負荷211のPチャネルMOSト
ランジスタのうち、“L”に移行するビット線にゲート
が接続された方はON状態へと移行するので、“H”を
採るべきビット線の電位がプルアップされる。
【0112】従って、本実施の形態でによれば、メモリ
セルが記憶するデータに応じたビット線の電位レベルの
変化をクロスカップル負荷により増幅するので、ビット
線の電位の変化の速度を高速にでき、高速読み出しが可
能である。又、予めビット線が中間電位まで充電されて
いるため、読み出し時にクロスカップル負荷211から
選択されたメモリセル210bを介して流れる期間は短
く、消費電流の低減を図ることができる。
【0113】実施の形態1で示されたメモリセル210
では、PNPバイポーラトランジスタBP1,BP2を
介してビット線BL,/BLが記憶ノードN1,N2に
接続されていたため、クロスカップル負荷211が駆動
される直前にこれらを中間電位にまでプリチャージする
ことはできず、実施の形態2の変形で示されたように電
位Vbeまでしか電位を上昇させることができなかっ
た。そのため、“H”となるビット線の電位上昇は
“L”となるビット線の電位下降よりも長期間を必要と
していたが、本実施の形態では一対のビット線の電位の
遷移が何れの方向に対してもほぼ同時期となり、結局は
読み出しデータを迅速に得ることができる。
【0114】第1の変形:なお、以上に説明された各実
施の形態において、トランジスタの極性、電位の高低関
係を逆にしても発明が成立する。例えば、図19は実施
の形態7において、クロスカップル負荷211をクロス
カップル負荷300で置換した構成を示しており、クロ
スカップル負荷300はクロスカップル負荷211のP
MOSトランジスタをNMOSトランジスタに替え、電
源電位VCCの代わりに接地電位GNDを採用した構成
を有している。つまり、NMOSトランジスタQL3,
QL4,301はそれぞれPMOSトランジスタQL
1,QL2,291に相当し、端子302は端子292
に相当している。このような構成のクロスカップル負荷
300を採用しても、ビット線BL,/BLが中間電位
にプリチャージされるので、実施の形態7と同じ効果を
得ることができるのは明白である。
【0115】第2の変形:実施の形態1乃至6では、ワ
ード線WLU,WLLが一対となって組を為すメモリセ
ル210について説明された。しかし、読み出し時に関
してはワード線WLU,WLLが共に“H”となり、ア
クセストランジスタQ3,Q4、カットトランジスタQ
5,Q6は全てONとなる。
【0116】従って、アクセストランジスタQ3,Q4
を同一のワード線で制御し、カットトランジスタQ5,
Q6を省略したようなメモリセル、例えば前掲の米国特
許5483483号の第5図及び第6図に示された構成
を有するメモリセルに対しても、本発明を適用して読み
出し時の効果を得ることができる。
【0117】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかるものに
よれば、記憶ノードとビット線との間に電流増幅素子た
るバイポーラトランジスタを設けたメモリセルを採用す
る事により、双安定素子に流れる電流を小さくしても、
ビット線に流れる電流を大きく採ることができる。よっ
てメモリセルに必要な面積を小さくしつつも読み出し速
度を大きくする事ができる。更に、メモリセルに対して
クロスカップル負荷を用いてデータを読み出すので、ビ
ット線の電位の変化を加速することができ、高速でデー
タを読み出すことが可能である。しかも第1の論理が記
憶されていた記憶ノードに接続された方のバイポーラト
ランジスタのベース・エミッタ間の電圧が、このバイポ
ーラトランジスタに接続された方のビット線の電位を支
えるので、このビット線に流れる電流量は抑制され、消
費電流の低減を図ることができる。
【0118】この発明のうち請求項2にかかるものによ
れば、対応するメモリセル列を選択するために通常用い
られる列選択信号を用いる事により、クロスカップル負
荷に必要なトランジスタ数を低減することができる。
【0119】この発明のうち請求項3にかかるものによ
れば、ビット線を第2の電源電位にプリチャージする期
間が終了しても直ちにクロスカップル負荷を駆動するの
ではなく、電位牽引手段によって第1の期間においてビ
ット線の電位を第2の論理値に対応する電位へと引っ張
ってから、クロスカップル負荷を第2の期間において駆
動する。よってまず第1の期間においては、第1及び第
2の記憶ノードに記憶された論理値に応じてそれぞれ活
性/非活性する第1及び第2のバイポーラトランジスタ
の機能によって、一対のビット線の電位が、一方は第1
又は第2のバイポーラトランジスタのベース・エミッタ
間電圧Vbeだけ第2の電源電位から第3の電源電位へ
と向かって隔たった電位に固定され、他方は第2の電源
電位から第3の電源電位へと向かって更に大きく隔たっ
た電位へと変化する。従って、クロスカップル負荷が駆
動される第2の期間の当初にはすでに一対のビット線の
電位には差が生じており、一対のビット線の電位が第2
の期間において遷移する方向は、第1及び第2の記憶ノ
ードに記憶された論理値を確実に反映する事となる。さ
らに、読み出し動作時の内、選択されたメモリセルを介
してクロスカップル負荷から電流が流れる期間は時刻第
2の期間経過直後のみであって短いので、消費電流の低
減を図ることができる。
【0120】この発明のうち請求項4にかかるものによ
れば、一対のビット線の電位は、電位牽引手段によって
引っ張られている間にも互いに等しく保持される。よっ
て、電位牽引手段の構成において、一対のビット線に対
して電位を引っ張る特性のばらつきがあっても、読み出
し動作に影響を与えないようにすることができる。
【0121】この発明のうち請求項5にかかるものによ
れば、スイッチの第2端に与えられる電源電位が変動し
た場合にもビット線に供給される電流値は安定してお
り、読み出し時にメモリセルに保持されたデータを破壊
しないような電流値を以て電位の牽引を行うことができ
る。
【0122】この発明のうち請求項6,7,8にかかる
ものによれば、複数のメモリセルの全体として必要な面
積を低減することができる。
【0123】この発明のうち請求項9にかかるものによ
れば、メモリセルの記憶するデータに応じたビット線の
電位レベルの変化をクロスカップル負荷により増幅する
ので、ビット線の電位の変化の速度を高速にでき、高速
読み出しが可能である。又、予めビット線が中間電位ま
で充電されているため、第1及び第2の論理値のいずれ
に向かう方向に電位が変化する場合もほぼ必要な時間は
等しく、一方の方向に関して長時間を要するということ
がない。従って、読み出しデータを迅速に得ることがで
きるし、読み出し時にクロスカップル負荷から選択され
たメモリセルを介して流れる期間は短く、消費電流の低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるSRAMの構成の概略を
例示するブロック図である。
【図2】 本発明が適用されるメモリセルの構成を示す
回路図である。
【図3】 メモリセルに対する書き込み系統を示す回路
図である。
【図4】 本発明の実施の形態1の構成を示す回路図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態1の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態1の変形の構成を示す回
路図である。
【図7】 本発明の実施の形態2の構成を示す回路図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態2の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態2の他の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態3の構成を示す回路図
である。
【図11】 定電圧源の構成を例示する回路図である。
【図12】 本発明の実施の形態4の構成を示す回路図
である。
【図13】 本発明の実施の形態4の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態4の変形の構成を示す
回路図である。
【図15】 本発明の実施の形態4の変形の構成を示す
回路図である。
【図16】 本発明の実施の形態5の構成を示す回路図
である。
【図17】 本発明の実施の形態6の構成を示す回路図
である。
【図18】 本発明の実施の形態7の構成を示す回路図
である。
【図19】 本発明の第1の変形の構成を示す回路図で
ある。
【図20】 従来の読み出し技術を示す概略ブロック図
である。
【図21】 メモリセルの構成を例示する回路図であ
る。
【図22】 メモリセルの他の構成を例示する回路図で
ある。
【図23】 メモリセルのトランスファー特性を示すグ
ラフである。
【図24】 メモリセルのトランスファー特性を示すグ
ラフである。
【図25】 従来の他の読み出し技術を示す概略ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
BL,/BL ビット線、BP1,BP2 バイポーラ
トランジスタ、GND接地電位、N1,N2 記憶ノー
ド、Q1,Q2 ドライブトランジスタ、Q3,Q4
アクセストランジスタ、Q5,Q6 カットトランジス
タ、234,235,QL1,QL2 PMOSトラン
ジスタ、VCC,VCCC 電源電位、WL,WLU,
WLL ワード線、211,240,300 クロスカ
ップル負荷、212,248 ロウレベル・プリチャー
ジ回路、218,247 イコライズ回路、220,2
30,250 読み出し用プルアップ回路、293 中
間プリチャージ回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも一本のワード線からな
    るワード線組と、一対のビット線との交点に対応して設
    けられ、行列状に複数配置されるメモリセルを備えた半
    導体記憶装置であって、 前記メモリセルの各々は、 (a−1)互いに排他的な第1及び第2の論理を、互い
    に排他的に記憶する第1及び第2の記憶ノードを含む双
    安定素子と、 (a−2)前記ワード線組の電位に応じて導通/遮断が
    制御される第1及び第2のアクセス素子と、 (a−3)前記第1の論理に対応する第1の電源電位が
    与えられる第1の電位点に接続されるコレクタと、前記
    第1のアクセストランジスタを介して前記第1の記憶ノ
    ードに接続されるベースと、前記一対のビット線の一方
    に接続されるエミッタとを含む第1のバイポーラトラン
    ジスタと、 (a−4)前記第1の電位点に接続されるコレクタと、
    前記第2のアクセストランジスタを介して前記第2の記
    憶ノードに接続されるベースと、前記一対のビット線の
    他方に接続されるエミッタとを含む第2のバイポーラト
    ランジスタとを有し、 前記半導体記憶装置の前記読み出し動作は第1の期間と
    前記第1の期間に後行する第2の期間とからなる所定の
    期間において行われ、 前記半導体記憶装置は (b)前記一対のビット線に対応して設けられ、前記所
    定の期間前において前記一対のビット線の電位を、前記
    第1の論理に対応する第2の電源電位にプリチャージす
    るプリチャージ手段と、 (c)前記一対のビット線に対応して設けられたクロス
    カップル負荷とを更に備え、 前記クロスカップル負荷は (c−1)第1の電流電極と、前記一対のビット線の一
    方に接続される第2の電流電極と、前記一対のビット線
    の他方に接続される制御電極とを含む第1の負荷トラン
    ジスタと、 (c−2)第1の電流電極と、前記一対のビット線の他
    方に接続される第2の電流電極と、前記一対のビット線
    の一方に接続される制御電極とを含む第2の負荷トラン
    ジスタとを有し、 前記第1及び第2の負荷トランジスタのいずれもが、自
    身の前記制御電極に対して前記第2の論理に対応する電
    位から前記第1の論理に対応する電位へ遷移するにつれ
    て非活性状態から活性状態へ移行し、 前記第1及び第2の負荷トランジスタの前記第1の電流
    電極に対して、少なくとも前記第2の期間において前記
    第2の論理に対応する第3の電源電位が供給されて前記
    クロスカップル負荷が駆動される、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の負荷トランジスタの前記
    第1の電流電極に対して列選択信号が供給される、請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 (d)前記一対のビット線に対応して設
    けられ、前記第1の期間においてのみ前記第1の電源電
    位から前記第3の電源電位に向かう方向に、前記一対の
    ビット線対の電位を引っ張る電位牽引手段を更に備え、 前記第1及び第2の負荷トランジスタの前記第1の電流
    電極に対して、前記第2の期間においてのみ前記第3の
    電源電位が供給される、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 (e)前記一対のビット線に対応して設
    けられ、前記一対のビット線対を前記第1の期間におい
    て電気的に結合するビット線イコライズ手段を更に備え
    る、請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 (e)所定の定電圧を発生する定電圧発
    生手段を更に備え、 前記電位牽引手段は (d−1)前記一対のビット線の一方に接続された一端
    を含む第1の定電流源と、 (d−2)前記一対のビット線の他方に接続された一端
    を含む第2の定電流源と、 (d−3)前記第1及び第2の定電流源の他端に共通し
    て接続された第1端と、前記第1及び第2のバイポーラ
    トランジスタのベース・エミッタ間電圧以上に前記第2
    の電源電位から第3の電源電位へと向かって隔たった電
    位が与えられた第2端とを含み、前記第1の期間のみ導
    通するスイッチとを有する、請求項3記載の半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記クロスカップル負荷は、複数の前記
    一対のビット線に関して互いに共用される、請求項1、
    請求項2及び請求項4のいずれか一つに記載の半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記クロスカップル負荷は、複数の前記
    一対のビット線に関して互いに共用される、請求項3及
    び請求項5のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記電位牽引手段は、複数の前記一対の
    ビット線に関して互いに共用される、請求項7記載の半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 (a)ワード線と、一対のビット線との
    交点に対応して設けられ、行列状に複数配置され、 (a−1)互いに排他的な第1及び第2の論理を、互い
    に排他的に記憶する第1及び第2の記憶ノードを含むC
    MOSスタティック型ラッチ回路と、 (a−2)前記ワード線組の電位に応じて導通/遮断が
    制御される第1及び第2のアクセス素子とを有するメモ
    リセルと、 (b)前記一対のビット線に対応して設けられ、前記所
    定の期間前において前記一対のビット線の電位を、前記
    第1の論理に対応する第1の電源電位と前記第2の論理
    に対応する第2の電源電位との間の中間電位にプリチャ
    ージするプリチャージ手段と、 (c)前記一対のビット線に対応して設けられたクロス
    カップル負荷とを備え、 前記クロスカップル負荷は (c−1)第1の電流電極と、前記一対のビット線の一
    方に接続される第2の電流電極と、前記一対のビット線
    の他方に接続される制御電極とを含む第1の負荷トラン
    ジスタと、 (c−2)第1の電流電極と、前記一対のビット線の他
    方に接続される第2の電流電極と、前記一対のビット線
    の一方に接続される制御電極とを含む第2の負荷トラン
    ジスタとを有する半導体記憶装置。
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