JPH0887881A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0887881A
JPH0887881A JP6223040A JP22304094A JPH0887881A JP H0887881 A JPH0887881 A JP H0887881A JP 6223040 A JP6223040 A JP 6223040A JP 22304094 A JP22304094 A JP 22304094A JP H0887881 A JPH0887881 A JP H0887881A
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potential
bit line
supplied
memory
transistor
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Application number
JP6223040A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Hisaie
重博 久家
Shigeki Tomishima
茂樹 冨嶋
Kazutami Arimoto
和民 有本
Hideto Hidaka
秀人 日高
Takahiro Tsuruta
孝弘 鶴田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/4074Power supply or voltage generation circuits, e.g. bias voltage generators, substrate voltage generators, back-up power, power control circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DRAMの消費電力を低減し、データ保持性
能を向上させ、かつアクセス時間を短縮する。 【構成】 メモリセルアレイMA1〜MA16のうち選
択されたメモリセルアレイだけにディスターブ用の深い
基板電位Vbbaを与え、非選択のメモリセルアレイに
はポーズ用の浅い基板電位Vbbsを与えるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、さらに詳しくは、基板電位、セルプレート電位、ビ
ット線用のプリチャージ電位、昇圧接地電位、昇圧電源
電位などの内部電位に基づいて動作するダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体記憶装置は、RAMに代
表される揮発性メモリと、ROMに代表される不揮発性
メモリとに大別される。揮発性メモリはさらに、DRA
Mと、スタティックランダムアクセスメモリ(SRA
M)とに大別される。また不揮発性メモリには、マスク
ROM、EPROM、フラッシュメモリ、EEPRO
M、ヒューズROMなどがある。
【0003】DRAMにおいてはメモリセルのキャパシ
タに電荷が蓄積されることによってデータがストアされ
るため、リフレッシュ動作が必要になるが、メモリセル
の構成が単純であるため、大規模な記憶容量を有するD
RAMを低コストで製造することができる。
【0004】DRAMは1枚の半導体基板上に形成され
るが、この半導体基板には負の基板電位Vbbが与えら
れる。また、セルキャパシタのセルプレートには所定の
セルプレート電位Vcpが与えられる。このセルプレー
ト電位Vcpとしては、たとえば電源電位の半分の電位
Vcc/2または接地電位Vssが与えられる。また、
ビット線対はセンスアンプが活性化される前に所定のプ
リチャージ電位Vblにプリチャージされる。このプリ
チャージ電位Vblとしては、たとえば電源電位Vcc
または電源電位の半分の電位Vcc/2が採用されてい
る。
【0005】また、本出願人は特願平6−148007
号において、消費電力の削減およびアクセス時間の短縮
を目的として、いわゆる昇圧センスグランド方式を提案
している。この昇圧センスグランド方式では、センスア
ンプのNチャネル側に正規の接地電位Vssよりもわず
かに高い昇圧接地電位Vss′が与えられる。
【0006】また、DRAMでは書込時にワード線に電
源電位Vccよりも高い昇圧電源電位Vppが与えられ
る。この昇圧電源電位Vppは、少なくともメモリセル
におけるトランスファーゲートのしきい電圧だけ電源電
位Vccよりも高くなければならない。ワード線の電位
が昇圧されると、セルキャパシタに十分な電荷が蓄積さ
れ得る。本出願人は特願平5−337106号におい
て、このような昇圧電源電位が供給される線を階層化す
る技術を提案している。また、このような技術は、“Su
bthreshold-current reduction circuits for multi-gi
gabit Dram´s”、1993年 Symposium on VLSI circuits
digest of technical papers pp.45-46にも開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 基板電位Vbb関係 上述したようにDRAMは、セルキャパシタに蓄積され
た電荷がリークするため、そのセルキャパシタを周期的
にリフレッシュする必要がある。このリークには、セル
キャパシタからトランスファーゲートを介して流出する
ものと、セルキャパシタから基板または隣接するメモリ
セルに流出するものとがある。前者はディスターブリフ
レッシュと呼ばれ、後者はポーズリフレッシュと呼ばれ
る。
【0008】図27は、DRAMのメモリセルの構成を
示す断面図である。図27を参照して、メモリセル1は
半導体基板4上に形成されている。1つのメモリセル1
は、1つのトランスファーゲート2と、1つのセルキャ
パシタ3とから構成される。このトランスファーゲート
2は、2つのN型ソース/ドレイン領域5と、ワード線
WLを構成するゲート電極とから構成される。セルキャ
パシタ3は、一方ソース/ドレイン領域5とコンタクト
されたストレージノード6と、セルプレート7とから構
成される。他方ソース/ドレイン領域5にはビット線B
Lが接続されている。ワード線WLの電位がH(論理ハ
イ)レベルになると、このトランスファーゲート2が導
通状態となり、ビット線BLの電位がストレージノード
6に与えられる。これによりセルキャパシタ6にデータ
が蓄積される。
【0009】ここで、まず上述したディスターブリフレ
ッシュの問題について説明する。メモリセル1にはHレ
ベルのデータが蓄積されているものとする。このとき、
このメモリセル1では、ワード線WLの電位がL(論理
ロー)レベルであるため、このトランスファーゲート2
は非導通状態である。この状態で隣接するメモリセルの
ワード線WLの電位がHレベルになると、このメモリセ
ル1のワード線WLの電位がわずかに上昇する。これら
は、互いに隣接するワード線WLが寄生容量8によって
結合されているためである。そのため、このトランスフ
ァーゲート2はわずかに導通状態となり、これによりそ
のワード線WL下のチャネル領域にサブスレッショルド
電流Isthが流れる。トランスファーゲート2の微細
化に伴って、そのしきい電圧は小さくなる。したがっ
て、このサブスレッショルド電流Isthは、トランス
ファーゲート2の微細化に伴って増加する。このような
問題を解決するため、DRAMではP型半導体基板4に
できる限り低いレベルの負の基板電位Vbbが与えられ
る。基板電位Vbbを深くすると、基板効果によりしき
い電圧が大きくなり、それによりサブスレッショルド電
流Isthが減少するためである。
【0010】次に、ポーズリフレッシュの問題について
説明する。ストレージノード6に蓄積された電荷は、サ
ブスレッショルド電流Isthとしてリークするだけで
なく、ストレージノード6下に形成されたソース/ドレ
イン領域5のPN接合を介して半導体基板4にもリーク
する。また、ストレージノード6に蓄積された電荷は、
LOCOSなどの素子分離膜9下の半導体基板4を介し
て隣接するメモリセルへもリークする。
【0011】図28は、リフレッシュにおけるポーズ時
間と不良メモリセルの数との関係を表わすグラフであ
る。このグラフから明らかなように、基板電位Vbbが
深い場合は、ポーズ時間の短いところで不良のメモリセ
ルが現われる。基板電位Vbbが浅い場合は、ポーズ時
間の長いところで不良のメモリセルが現われる。したが
って、基板電位Vbbが浅いほどポーズ時間を長くする
ことができる。これは、基板電位Vbbが浅くなると、
ソース/ドレイン領域5周辺の空乏層にかかる電圧が小
さくなり、これにより空乏層内の電界が小さくなるため
である。したがって、少数キャリアの発生が抑えられ、
これによりソース/ドレイン領域5から半導体基板4へ
のリーク電流が低減される。
【0012】このように、基板電位Vbbは浅すぎても
深すぎてもメモリセルからのリーク電流は増加する。そ
のため、従来のDRAMではディスターブリフレッシュ
およびポーズリフレッシュのいずれの問題も顕著に現わ
れないように、浅くも深くもない基板電位Vbbが半導
体基板4全体に与えられている。したがって、メモリセ
ル1からのリーク電流をほとんどゼロにすることは不可
能であった。
【0013】(2) セルプレート電位Vcp,ビット
線プリチャージ電位Vbl関係 上述したように、セルプレート7にはたとえば電源電位
の半分の電位Vcc/2が供給される。また、スタンバ
イ時のビット線BLにもたとえば電源電位の半分の電位
Vcc/2が供給される。このような中間電位Vcc/
2を発生するための中間電位発生回路に対しては、その
出力電位がプロセス条件の変動に影響されにくく、かつ
出力インピーダンスが低いことが要求される。中間電位
発生回路においては、ダイオードとして機能するトラン
ジスタおよび出力段におけるトランジスタのサイズを大
きくしなければならないので、大量の電流が常に流れ
る。そのため、中間電位発生回路では大量の電流が消費
されるという問題があった。
【0014】(3) 昇圧接地電位Vss′関係 上述した昇圧センスグランド方式によりDRAMの消費
電力は大幅に低減されるが、さらなる消費電力の低減も
必要である。また、昇圧センスグランド方式を採用した
DRAMにおいて、メモリセルの良否を判別するための
テスト時間を短縮する必要もある。
【0015】(4) 昇圧電源電位Vpp関係 上述したように昇圧電源線が階層化されることによりD
RAMの消費電力が大幅に低減されるが、さらなる消費
電力の低減も必要である。また、階層化されたセグメン
ト昇圧電源線からのリーク電流をチェックする必要もあ
る。
【0016】この発明の目的は、消費電力の小さい半導
体記憶装置を提供することである。この発明の他の目的
は、アクセス時間の短い半導体記憶装置を提供するとで
ある。
【0017】この発明のさらに他の目的は、データ保持
時間の長い半導体記憶装置を提供することである。
【0018】この発明のさらに他の目的は、単位時間当
りのリフレッシュ回数の少ない半導体記憶装置を提供す
ることである。
【0019】この発明のさらに他の目的は、昇圧接地線
を容易にテストできる半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0020】この発明のさらに他の目的は、昇圧電源線
を容易にテストできる半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、複数のメモリブロック、第1の内部電位発生
手段、および選択手段を備える。複数のメモリブロック
の各々は、複数のデータを記憶し、対応するブロック選
択信号に応答して活性化される。第1の内部電位発生手
段は、メモリブロックのための第1の内部電位を発生す
る。選択手段は、メモリブロックのうち活性化されたメ
モリブロックを選択し、その選択されたメモリブロック
に第1の内部電位発生手段によって発生された第1の内
部電位を供給する。
【0022】請求項2に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の構成に加えてさらに、第2の内部電位発
生手段を備える。第2の内部電位発生手段は、メモリブ
ロックのための第2の内部電位を発生する。選択手段は
さらに、その非選択のメモリブロックに第2の内部電位
発生手段によって発生された第2の内部電位を供給す
る。
【0023】請求項3に係る半導体記憶装置において
は、請求項1における選択手段が複数のトランジスタを
含む。複数のトランジスタはメモリブロックに対応して
設けられる。複数のトランジスタの各々は、第1の内部
電位が発生される第1の内部電位発生手段の出力ノード
と、第1の内部電位が供給される対応するメモリブロッ
クの入力ノードとの間に接続され、対応するメモリブロ
ックに供給されるブロック選択信号に応答して導通状態
となる。
【0024】請求項4に係る半導体記憶装置において
は、請求項3における選択手段がさらに、複数の抵抗要
素を含む。複数の抵抗要素はメモリブロックに対応して
設けられる。複数の抵抗要素の各々は、対応するトラン
ジスタと並列に接続される。
【0025】請求項5に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対、および複数のメモリセル
を含む。複数のワード線は列方向に配置される。複数の
ビット線対は行方向に配置される。複数のメモリセル
は、ワード線およびビット線対のいずれかの交点に対応
して配置される。複数のメモリセルの各々は、トランジ
スタおよびキャパシタを含む。トランジスタは、対応す
るワード線に接続されたゲート電極、および対応するビ
ット線対の一方に接続された一方導通端子を有する。キ
ャパシタは、トランジスタの他方導通端子に接続された
一方電極を有する。第1の内部電位は複数のメモリセル
におけるトランジスタの基板に基板電位として供給され
る。
【0026】請求項6に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対および複数のメモリセルを
含む。複数のワード線は列方向に配置される。複数のビ
ット線対は行方向に配置される。複数のメモリセルは、
ワード線およびビット線対のいずれかの交点に対応して
配置される。複数のメモリセルの各々は、トランジスタ
およびキャパシタを含む。トランジスタは、対応するワ
ード線に接続されたゲート電極、および対応するビット
線対の一方に接続された一方導通端子を有する。キャパ
シタは、トランジスタの他方導通端子に接続された一方
電極を有する。複数のメモリセルにおけるトランジスタ
はSOI基板上に形成され、かつソース領域とドレイン
領域とそれらソース領域およびドレイン領域の間に位置
するボディ領域とをそれぞれ有する。第1の内部電位が
複数のメモリセルにおけるトランジスタのボディ領域に
基板電位として供給される。
【0027】請求項7に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対および複数のメモリセルを
含む。複数のワード線は列方向に配置される。複数のビ
ット線対は行方向に配置される。複数のメモリセルは、
ワード線およびビット線対のいずれかの交点に対応して
配置される。複数のメモリセルの各々は、トランジスタ
およびキャパシタを含む。トランジスタは、対応するワ
ード線に接続されたゲート電極、および対応するビット
線対の一方に接続された一方導通端子を有する。キャパ
シタは、トランジスタの他方導通端子に接続された一方
電極を有する。第1の内部電位が複数のメモリセルにお
けるキャパシタの他方電極にセルプレート電位として供
給される。
【0028】請求項8に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対、複数のメモリセル、複数
のセンスアンプ手段、および複数のプリチャージ手段を
含む。複数のワード線は列方向に配置される。複数のビ
ット線対は行方向に配置される。複数のメモリセルは、
ワード線およびビット線対のいずれかの交点に対応して
配置される。各メモリセルは、対応するワード線および
ビット線対に接続される。複数のセンスアンプ手段は、
ビット線対に対応して設けられる。複数のセンスアンプ
手段の各々は、対応するビット線対間の電位差を増幅す
る。複数のプリチャージ手段は、ビット線対に対応して
設けられる。複数のプリチャージ手段の各々は、対応す
るセンスアンプ手段が活性化される前に対応するビット
線対に所定のプリチャージ電位を供給する。第1の内部
電位が複数のプリチャージ手段にプリチャージ電位とし
て供給される。
【0029】請求項9に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対、複数のメモリセル、複数
のセンスアンプ手段、およびセンスアンプ駆動手段を含
む。複数のワード線は列方向に配置される。複数のビッ
ト線対は行方向に配置される。複数のメモリセルは、ワ
ード線およびビット線対のいずれかの交点に対応して配
置される。各メモリセルは、対応するワード線およびビ
ット線対に接続される。センスアンプ駆動手段は、複数
のセンスアンプ手段に正規の接地電位よりも高い昇圧接
地電位を供給して複数のセンスアンプ手段を駆動する。
第1の内部電位はセンスアンプ駆動手段に昇圧接地電位
として供給される。
【0030】請求項10に係る半導体記憶装置において
は、請求項9の構成に加えてさらに、複数の第1のパッ
ドを備える。複数の第1のパッドは、メモリブロックに
対応して設けられる。複数の第1のパッドの各々は、昇
圧接地電位が供給される対応するメモリブロックの入力
ノードに接続される。
【0031】請求項11に係る半導体記憶装置において
は、請求項1におけるメモリブロックの各々が、複数の
ワード線、複数のビット線対、複数のメモリセル、およ
びワード線駆動手段を含む。複数のワード線は列方向に
配置される。複数のビット線対は行方向に配置される。
複数のメモリセルは、ワード線およびビット線対のいず
れかの交点に対応して配置される。各メモリセルは、対
応するワード線およびビット線対に接続される。ワード
線駆動手段は、ワード線のうち1つを選択し、その選択
されたワード線に正規の電源電位よりも高い昇圧電源電
位を供給する。第1の内部電位はワード線駆動手段に昇
圧電源電位として供給される。さらに請求項1の構成に
加えて、複数の第2のパッドを備える。複数の第2のパ
ッドはメモリブロックに対応して設けられる。複数の第
2のパッドの各々は、昇圧電源電位が供給される対応す
るメモリブロックの入力ノードに接続される。
【0032】
【作用】請求項1に係る半導体記憶装置においては、複
数のメモリブロックのうち活性化された1つのメモリブ
ロックだけに第1の内部電位が供給される。したがっ
て、すべてのメモリブロックに第1の内部電位が供給さ
れる場合と比べて、消費電力が低減される。
【0033】請求項2に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、非選択のメモリブロック
に第2の内部電位が供給される。したがって、非選択の
メモリブロックにおける最低限の動作が保証される。
【0034】請求項3に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、ブロック選択信号に応答
して導通状態となったトランジスタを介して第1の内部
電位がメモリブロックに供給される。
【0035】請求項4に係る半導体記憶装置において
は、請求項3の作用に加えて、非選択のメモリブロック
には抵抗要素を介して第1の内部電位が供給されるの
で、非選択のメモリブロックにおける最低限の動作が保
証される。
【0036】請求項5に係る半導体記憶装置において
は、請求項1に作用に加えて、選択された1つのメモリ
ブロックにおけるメモリセルのトランジスタだけに、基
板電位が供給されるので、基板電位発生回路の消費電力
が低減されるとともに、選択されたメモリブロックでは
ディスターブリフレッシュの問題が解消され、非選択の
メモリブロックではポーズリフレッシュの問題が解消さ
れる。
【0037】請求項6に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、選択された1つのメモリ
ブロックにおけるメモリセルのトランジスタだけに基板
電位が供給されるので、基板電位発生回路の消費電力が
低減されるとともに、選択されたメモリブロックではデ
ィスターブリフレッシュ問題が解消され、非選択のメモ
リブロックではポーズリフレッシュの問題が解消され
る。また、メモリセルにおけるトランジスタがSOI基
板上に形成されているので、ソフトエラーが低減され
る。さらに、トランジスタのソース/ドレイン領域がS
OI基板中の埋込酸化層によって半導体基板と電気的に
分離されているので、非選択のメモリセルにおいてキャ
パシタから半導体基板へのリーク電流が低減される。さ
らに、トランジスタのボディ領域に第1の内部電位が供
給され、これによりボディ領域が電気的に固定されるの
で、選択されたメモリセルにおいてサブスレッショルド
リーク電流が低減されるとともに、ソース・ドレイン間
の耐圧が高くなる。
【0038】請求項7に係る半導体記憶装置において
は、請求項1に作用に加えて、選択されたメモリブロッ
クにおけるメモリセルだけにセルプレート電位が供給さ
れるので、セルプレート電位発生回路の消費電力が低減
される。
【0039】請求項8に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、選択されたメモリブロッ
クにおけるプリチャージ手段だけにプリチャージ電位が
供給されるので、プリチャージ電位発生回路の消費電力
が低減される。
【0040】請求項9に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、選択されたメモリブロッ
クにおけるセンスアンプ手段だけに昇圧接地電位が供給
されるので、昇圧接地電位発生回路の消費電力が低減さ
れる。
【0041】請求項10に係る半導体記憶装置において
は、請求項9の作用に加えて、第1のパッドの電位がモ
ニタされることによって、昇圧接地電位が供給される入
力ノードの良否が判別される。
【0042】請求項11に係る半導体記憶装置において
は、請求項1の作用に加えて、選択されたメモリブロッ
クにおけるワード線駆動手段だけに昇圧電源電位が供給
されるので、昇圧電源電位発生回路の消費電力が低減さ
れる。また、第2のパッドの電位がモニタされることに
よって、昇圧電源電位が供給される入力ノードの良否が
判別される。
【0043】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して詳
しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部
分を示す。
【0044】[実施例1]図2は、この発明の実施例1
によるDRAMの全体構成を示すレイアウト図である。
図2を参照して、このDRAM10は、16個のメモリ
セルアレイMA1〜MA16と、行デコーダおよび列デ
コーダなどを含む周辺回路14とを備える。メモリセル
アレイMA1〜MA16および周辺回路14は、1枚の
半導体基板4上に形成される。
【0045】図3に示されるように、この各メモリセル
アレイMAには、行デコーダ18、ワードドライバ2
0、列デコーダ22、入出力回路24、センスアンプ群
26およびプリチャージ回路群33が結合される。これ
ら全体は1つのメモリブロックMBを構成する。
【0046】図4は、図3に示されたメモリセルアレイ
MA、入出力回路24、センスアンプ群26およびプリ
チャージ回路群33の一部を詳細に示す回路図である。
図4を参照して、メモリセルアレイMAには、列方向に
複数のワード線WLが配置され、行方向に複数のビット
線対BL,/BLが配置されている。また、ワード線W
Lとビット線BLまたは/BLとのいずれかの交点に
は、複数のメモリセル1が配置されている。
【0047】各メモリセル1は、NチャネルMOSトラ
ンジスタからなるトランスファーゲート2と、セルキャ
パシタ3とから構成される。トランスファーゲート2の
一方ソース/ドレイン電極はビット線BLまたは/BL
に接続される。トランスファーゲート2のゲート電極は
ワード線WLに接続される。トランスファーゲート2の
他方ソース/ドレイン電極にはセルキャパシタ3の一方
電極が接続される。この一方電極はストレージノード6
を構成する。セルキャパシタ3の他方電極はセルプレー
ト7を構成する。トランスファーゲート2には基板電位
Vbbが与えられる。セルプレート7にはセルプレート
電位Vcpが与えられる。
【0048】また、各ビット線対BL,/BLに対応し
て1つのセンスアンプ28が設けられている。これら複
数のセンスアンプ28は、図3のセンスアンプ群26を
構成する。各センスアンプ28は、PチャネルMOSト
ランジスタ281および282と、NチャネルMOSト
ランジスタ283および284とを備える。Pチャネル
MOSトランジスタ281および282は、Pチャネル
センスアンプを構成する。NチャネルMOSトランジス
タ283および284は、Nチャネルセンスアンプを構
成する。Pチャネルセンスアンプは、NチャネルMOS
トランジスタからなる駆動トランジスタ30を介して、
電源電位Vccが供給される電源ノード100に接続さ
れる。この駆動トランジスタ30は、駆動信号S0Pに
応答して導通状態となる。一方、Nチャネルセンスアン
プは、NチャネルMOSトランジスタからなる駆動トラ
ンジスタ32を介して、接地電位Vssが供給される接
地ノード200に接続される。この駆動トランジスタ3
2は、駆動信号S0Nに応答して導通状態となる。
【0049】また、各ビット線対BL,/BLに対応し
て1つのプリチャージ回路34が設けられている。各プ
リチャージ回路34は、NチャネルMOSトランジスタ
341〜343を備える。これら複数のプリチャージ回
路34は、図3のプリチャージ回路群33を構成する。
【0050】また、ビット線BLは列選択ゲート36を
介して入出力線IOに接続され、ビット線/BLは列選
択ゲート36を介して入出力線/IOに接続される。列
選択ゲート36は、図3の列デコーダ22からの列選択
信号CSに応答して導通状態となる。列選択ゲート3
6、入出力線IOおよび/IOは、図3の入出力回路2
4を構成する。
【0051】図3および図4を参照して、行デコーダ1
8は、与えられた行アドレス信号をデコードして複数の
ワード線WLのうち1つを選択する。ワードドライバ2
0は、その選択されたワード線WLに昇圧電源電位Vp
pを供給する。昇圧電源電位Vppは、正規の電源電位
Vccよりも高い電位である。ワード線WLの電位が上
昇すると、そのワード線WLに接続されているすべての
トランスファーゲート2が導通状態となる。これにより
対応するビット線対BL,/BLの間に微小な電位差が
生じる。センスアンプ28はこの電位差を増幅する。
【0052】プリチャージ回路34は、センスアンプ2
8が活性化される前にビット線対BL,/BLにプリチ
ャージ電位Vblを供給する。すなわち、ビット線イコ
ライズ信号BLEQがHレベルになると、トランジスタ
341〜343が導通状態となり、これによりプリチャ
ージ電位Vblがトランジスタ341および342を介
してビット線BLおよび/BLにそれぞれ供給される。
トランジスタ343も導通状態となるため、ビット線B
Lおよび/BLの電位は互いに等しくなる。
【0053】このDRAMにおいては、図1に示される
ように、P型半導体基板4上に16個のNウェル38が
形成され、さらにそれらNウェル38の中にPウェル3
9が形成されている。すなわち、この半導体基板4には
トリプルウェルが形成されている。
【0054】これらPウェル39上にはメモリセルアレ
イMA1〜MA16がそれぞれ形成されている。また、
これらPウェル39上にはP+ 型コンタクト領域37が
形成され、これらコンタクト領域37に基板電位Vbb
1〜Vbb16がそれぞれ供給される。
【0055】このDRAMはさらに、基板電位発生回路
40および42を備える。基板電位発生回路40は、デ
ィスターブ用の深い基板電位Vbbaを生成する。基板
電位発生回路42は、ポーズ用の浅い基板電位Vbbs
を生成する。基板電位VbbaおよびVbbsはとも
に、負の電位である。すなわち、基板電位Vbbsは接
地電位Vssよりも低く、基板電位Vbbaはその基板
電位Vbbsよりもさらに低い。
【0056】このDRAMはさらに、メモリセルアレイ
MA1〜MA16に対応して設けられた16個のスイッ
チ回路44を備える。これらスイッチ回路44はブロッ
ク選択信号BS1に応答して基板電位VbbaまたはV
bbsのいずれかをコンタクト領域37を介してPウェ
ル39に供給する。
【0057】たとえばメモリセルアレイMA1は、ブロ
ック選択信号BS1に応答して活性化される。メモリセ
ルアレイMA1が活性化されると、深い基板電位Vbb
aがスイッチ回路44を介して基板電位Vbb1として
メモリセルアレイMA1に供給される。メモリセルアレ
イMA1以外のメモリセルアレイMA2〜MA16は活
性化されていないので、浅い基板電位Vbbsがスイッ
チ回路44を介して基板電位Vbb2〜Vbb16とし
てメモリセルアレイMA2〜MA16に供給される。
【0058】図1においては、メモリセルアレイMA2
だけが活性化され、それ以外のメモリセルアレイMA
1,MA3〜MA16は非活性化されている。したがっ
て、基板電位発生回路40によって生成されたディスタ
ーブ用の基板電位Vbbaは、スイッチ回路44を介し
てメモリセルアレイMA2だけに供給されている。一
方、基板電位発生回路42によって生成されたポーズ用
の基板電位Vbbsは、スイッチ回路44を介してメモ
リセルアレイMA1,MA3〜MA16にそれぞれ供給
されている。
【0059】そのため、この活性化されたメモリセルア
レイMA2内のすべてのメモリセル1のトランスファー
ゲート2には深い基板電位Vbbaが与えられる。した
がって、このトランスファーゲート2のしきい電圧は、
基板効果によって他のメモリセルアレイMA1,MA3
〜MA16におけるトランスファーゲート2のしきい電
圧よりも大きくなる。これにより図27に示されたサブ
スレッショルド電流Isthによるリーク電流が低減さ
れる。そのため、メモリセル1のデータ保持時間は長く
なる。
【0060】一方、メモリセルアレイMA1,MA3〜
MA16内のすべてのメモリセル1のトランスファーゲ
ート2には浅い基板電位Vbbsが与えられる。そのた
め、このメモリセル1においては、図27に示されるよ
うにソース/ドレイン領域5周変に生じる空乏層にかか
る電圧が小さくなる。したがって、ストレージノード6
からその下のソース/ドレイン領域5を介して半導体基
板4へ流出するリーク電流が低減される。また、ストレ
ージノード6からその下のソース/ドレイン領域5およ
び素子分離膜9下の半導体基板4を介して隣接するメモ
リセルへ流出するリーク電流も低減される。
【0061】図5は、図1のスイッチ回路44の一例を
示す回路図である。図5を参照して、このスイッチ回路
44は、ブロック選択信号BSを直接受けるPチャネル
MOSトランジスタ441と、ブロック選択信号BSを
インバータ443を介して受けるPチャネルMOSトラ
ンジスタ442とを備える。このスイッチ回路44はさ
らに、トランジスタ441と直列に接続されたNチャネ
ルMOSトランジスタ445と、トランジスタ442と
直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ446
とを備える。トランジスタ445のゲート電極はトラン
ジスタ446のドレイン電極に接続され、トランジスタ
446のゲート電極はトランジスタ445のドレイン電
極に接続される。トランジスタ445および446のソ
ース電極にはともに、深い基板電位Vbbaが供給され
る。
【0062】このスイッチ回路44はさらに、インバー
タ447と、NチャネルMOSトランジスタ448およ
び449とを備える。トランジスタ442のドレイン電
極はトランジスタ448のゲート電極に接続されるとと
もに、インバータ447を介してトランジスタ449の
ゲート電極に接続される。
【0063】図6は、図5に示されたスイッチ回路44
の動作を示すタイミングチャートである。図6(a)に
示されるように、ブロック選択信号BSがLレベル(接
地電位Vssに対応する)であるとき、トランジスタ4
41は導通状態となり、トランジスタ442は非導通状
態となる。また、トランジスタ445は非導通状態とな
り、トランジスタ446は導通状態となる。したがっ
て、ノードNTの電位は、図6(b)に示されるように
深い基板電位Vbbaになる。これにより、トランジス
タ448は非導通状態となり、トランジスタ449は導
通状態となる。したがって、浅い基板電位Vbbsがト
ランジスタ449を介して図6(c)に示されるように
基板電位Vbbとして対応するメモリセルアレイへ供給
される。
【0064】一方、図6(a)に示されるようにブロッ
ク選択信号BSがHレベル(電源電位Vccに対応す
る)であるとき、トランジスタ441は非導通状態とな
り、トランジスタ442は導通状態となる。また、トラ
ンジスタ445は導通状態となり、トランジスタ446
は非導通状態となる。したがって、図6(b)に示され
るようにノードNTの電位は電源電位Vccとなる。こ
れにより、トランジスタ448は導通状態となり、トラ
ンジスタ449は非導通状態となる。そのため、深い基
板電位Vbbaがトランジスタ448を介して図6
(c)に示されるように基板電位Vbbとして対応する
メモリセルアレイへ供給される。
【0065】このようにスイッチ回路44はブロック選
択信号BSがLレベルのときポーズ用の浅い基板電位V
bbsを供給し、ブロック選択信号BSがHレベルのと
きディスターブ用の深い基板電位Vbbaを供給する。
【0066】図7は、図1に示された基板電位発生回路
40および42の具体的構成を示すブロック図である。
図7を参照して、基板電位発生回路40は、発振器40
1と、ドライバ402と、キャパシタ403と、ダイオ
ード接続されたNチャネルMOSトランジスタ404お
よび405とを備える。発振器401は、リング状に接
続された奇数個のインバータ(図示せず)を備える。ド
ライバ402は、発振器401の出力に応答してキャパ
シタ403を駆動する。キャパシタ403と、トランジ
スタ404および405とは、チャージポンプ回路を構
成する。
【0067】基板電位発生回路42は、発振器401
と、ドライバ402と、キャパシタ406と、トランジ
スタ404および405とを備える。この基板電位発生
回路42が基板電位発生回路40と異なるところは、キ
ャパシタ406の容量がキャパシタ403の容量よりも
小さいことである。
【0068】したがって、基板電位発生回路40の方が
基板電位発生回路42よりも大量の電荷をポンピングす
ることができるので、この基板電位発生回路40によっ
て生成される基板電位Vbbaの方が基板電位発生回路
42によって生成される基板電位Vbbsよりも低くな
る。
【0069】この実施例1によれば、活性化されている
1つのメモリセルアレイだけに深い基板電位Vbbaが
与えられ、活性化されていないすべてのメモリセルアレ
イに浅い基板電位Vbbsが与えられるため、上述した
ディスターブリフレッシュの問題とポーズリフレッシュ
の問題とがともに解消される。また、活性化されていな
いメモリセルアレイには浅い基板電位Vbbsが与えら
れるため、すべてのメモリセルアレイに1つの基板電位
が与えられる場合に比べて、消費電力が小さくなる。
【0070】次に、このDRAMにおけるリフレッシュ
方法について説明する。図8は、このDRAMにおける
CBR(/CASbefore/RAS)リフレッシュ
サイクルを示すタイミングチャートである。図8を参照
して、行アドレスストローブ信号/RASが立下がる前
に列アドレスストローブ信号CASが立下がると、通常
サイクルは終了し、リフレッシュサイクルが開始され
る。
【0071】図29に示されるように、従来のCBRリ
フレッシュサイクルにおいては、通常サイクルが終了す
ると、直ちにリフレッシュサイクルが開始されていた
が、図8に示されたCBRリフレッシュサイクルにおい
ては、通常サイクルが終了しても直ちにリフレッシュサ
イクルが開始されない。すなわち、通常サイクルが終了
してからリフレッシュサイクルが開始されるまでの間に
セットサイクルが挿入されている。
【0072】このセットサイクルにおいては、図8
(b)に示されるように列アドレスストローブ信号/C
ASが立下がると、図8(d)に示されるようにメモリ
ブロックに供給されるブロック選択信号BSjがLレベ
ルからHレベルに立上がる。ブロック選択信号BSjが
Lレベルの間は図8(e)に示されるようにそのメモリ
ブロックにはポーズ用の浅い基板電位Vbbsが供給さ
れていたが、ブロック選択信号BSjがHレベルになる
と、そのメモリブロックにはディスターブ用の深い基板
電位Vbbaが供給される。図8に示されたCBRリフ
レッシュサイクルにおいてはセットサイクルが設けられ
ているため、このセットサイクルの間にPウェル39の
電荷がポンピングされ、それにより図8(e)に示され
るようにそのPウェル39の電位VbbjはVbbsか
らVbbaまで十分に低下する。そして、Pウェル39
の電位VbbjがVbbaまで完全に低下した後、リフ
レッシュが行なわれる。
【0073】一方、非選択のメモリブロックにおいて
は、図8(f)に示されるようにLレベルのブロック選
択信号(BSi)が供給され続けるため、図8(g)に
示されるようにその非選択のメモリブロックにおけるP
ウェル39の電位VbbiはVbbsのまま維持され
る。
【0074】さらに、セルフリフレッシュ方法について
説明する。図9は、このDRAMにおけるCBRセルフ
リフレッシュの動作を示すタイミングチャートである。
図9(a)および(b)に示されるように行アドレスス
トローブ信号/RASが立下がる前に列アドレスストロ
ーブ信号CASが立下がると、通常サイクルは終了し、
セルフリフレッシュサイクルが開始される。セルフリフ
レッシュサイクルにおいては、行アドレスストローブ信
号/RASが立下がってから一定時間経過後に、図9
(c)に示されるように内部リフレッシュトリガが順次
生成される。この内部リフレッシュトリガに応答して内
部アドレス信号が順次生成され、その生成された内部ア
ドレス信号に対応するメモリセルが自動的にリフレッシ
ュされる。
【0075】従来のCBRセルフリフレッシュサイクル
においては、図30に示されるように行アドレスストロ
ーブ信号/RASが立下がってから一定時間経過後直ち
に内部リフレッシュトリガが生成されるが、図9に示さ
れたCBRリフレッシュサイクルにおいては、各メモリ
ブロックのリフレッシュサイクルが開始される前にセッ
トサイクルが設けられている。最初のセットサイクルに
おいては、図9(d)に示されるようにブロック選択信
号BS1がLレベルからHレベルへ立上がり、これによ
り図9(e)に示されるようにその選択されたメモリブ
ロックMB1内のPウェル39の基板電位Vbb1がV
bbsからVbbaに低下する。このように基板電位V
bb1がディスターブ用の深い基板電位Vbbaまで十
分に低下した後、図9(c)に示されるように内部リフ
レッシュトリガが生成される。この内部リフレッシュト
リガに応答して内部アドレスが順次生成され、これによ
りメモリブロックMB1のリフレッシュが行なわれる。
ブロック選択信号BS1が立下がると、基板電位Vbb
1はポーズ用の浅い基板電位Vbbsに戻る。
【0076】続いてその次のセットサイクルにおいて、
図9(f)に示されるようにブロック選択信号BS2が
立上がると、図9(g)に示されるようにその選択され
たメモリブロックにおける基板電位Vbb2がVbbs
からVbbaまで十分に低下する。このように基板電位
Vbb2がディスターブ用の深い基板電位Vbbaまで
十分に低下した後、図9(c)に示されるように内部リ
フレッシュトリガが生成される。この内部リフレッシュ
トリガに応答して内部アドレスが順次生成され、これに
よりメモリブロックMB2のリフレッシュが行なわれ
る。
【0077】このセルフリフレッシュサイクルの間、図
9(h)に示されるように非選択のメモリブロックMB
3に供給されるブロック選択信号BS3はLレベルのま
ま維持されるため、図9(i)に示されるようにその非
選択のメモリブロックMB3における基板電位Vbb3
はポーズ用の浅い基板電位Vbbsのまま維持される。
【0078】このように、セルフリフレッシュにおいて
は、各メモリブロックのリフレッシュサイクルの前に必
ずセットサイクルが設けられるため、そのセットサイク
ルの間に基板電位Vbbはディスターブ用の深い基板電
位Vbbaまで低下する。
【0079】なお、この実施例1においては、P型半導
体基板4にはトリプルウェルが形成されているが、N型
半導体基板上に所定数のNウェルが形成され、さらにそ
れらNウェル上にメモリセルアレイがそれぞれ形成され
ていてもよい。
【0080】[実施例2]図10は、この発明の実施例
2によるDRAMの構成を示す概念図である。図11
は、図10に示されたDRAMのブロック図である。図
10および図11を参照して、この実施例2では1つの
基板電位発生回路40だけが設けられている。すなわ
ち、実施例1における基板電位発生回路42は設けられ
ていない。この基板電位発生回路40は16個の選択ト
ランジスタ46を介して16個のメモリブロックMB
1,MB2…におけるメモリセルアレイMA1,MA2
…に接続されている。図10および図11では、メモリ
ブロックMB3〜MB16は省略されている。
【0081】このDRAMにおいては、たとえばブロッ
ク選択信号BS1がHレベルになると、メモリセルアレ
イMA1を含むメモリブロックMB1が活性化される。
他のブロック選択信号BS2〜BS16がLレベルであ
るため、他のメモリブロックMB2〜MB16は活性化
されない。ブロック選択信号BS1がHレベルになる
と、対応する選択トランジスタ46が導通状態となり、
これにより基板電位発生回路40によって生成されたデ
ィスターブ用の深い基板電位Vbbaはその選択トラン
ジスタ46を介してメモリセルアレイMA1が形成され
ているPウェル39に供給される一方、他のブロック選
択信号BS2〜BS16はLレベルであるので、それら
に対応する選択トランジスタ46はすべて非導通状態で
ある。したがって、メモリセルアレイMA2〜MA16
が形成されているPウェル39は電気的にフローティン
グ状態である。なお、CBRリフレッシュおよびCBR
セルフリフレッシュの方法については上記実施例1と同
様である。
【0082】この実施例2のように、選択されたメモリ
ブロック内のメモリセルアレイだけにディスターブ用の
深い基板電位Vbbaが供給されるようにしてもよい。
この実施例2によれば、基板電位発生回路40が1つだ
け設けられているので、レイアウト面積は上記実施例1
よりも小さい。
【0083】[実施例3]図12は、この発明の実施例
3によるDRAMの構成を示すブロック図である。図1
2を参照して、この実施例3においては、上記実施例2
の構成に加えて、選択トランジスタ46の各々に抵抗4
8が並列に接続されている。これらの抵抗48は高い値
を有する。
【0084】この実施例3において、たとえばメモリブ
ロックMB1が選択されると、そのメモリセルアレイM
A1に対応する選択トランジスタ46を介してディスタ
ーブ用の深い基板電位Vbbaが供給される。非選択の
メモリブロックMB2〜MB16のメモリセルアレイM
A2〜MA16には抵抗48を介して基板電位Vbba
がそれぞれ供給される。これら抵抗48は高い値を有す
るので、非選択のメモリブロックMB2〜MB3には基
板電位Vbbaがわずかに供給されるだけであるが、こ
れらメモリセルアレイMA2〜MA16が形成されてい
るウェルの電位を保証するために十分な電流が供給され
る。なお、CBRリフレッシュおよびCBRセルフリフ
レッシュについては上記実施例1と同様である。
【0085】この実施例3によれば、選択されたメモリ
ブロックだけに深い基板電位Vbbaが強力に供給され
るので、すべてのメモリブロックに深い基板電位Vbb
aが強力に供給される場合と比べて消費電力が小さくな
る。また、基板電位発生回路40が1つだけ設けられて
いるため、レイアウト面積は上記実施例1よりも小さ
い。さらに、非選択のメモリブロックには基板電位Vb
baが抵抗48を介してわずかに供給されるため、その
メモリセルアレイの最低限の動作は保証される。
【0086】[実施例4]図13は、この発明の実施例
4によるDRAMの構成を示すブロック図である。この
実施例4においては、選択された1つのメモリブロック
のメモリセルアレイだけにセルプレート電位発生回路5
0によって生成されたセルプレート電位Vcpが供給さ
れ、他のメモリブロックのメモリセルにはセルプレート
電位Vcpが供給されない。セルプレート電位Vcpは
図4に示されるようにメモリセル1におけるセルキャパ
シタ3のセルプレート7に供給される。この実施例4で
は、電源電位の半分の電位Vcc/2がセルプレート電
位Vcpとして供給されている。
【0087】図14は、このセルプレート電位発生回路
50を構成する中間電位発生回路の構成を示す回路図で
ある。図14を参照して、この中間電位発生回路におい
ては、抵抗501および504とNチャネルMOSトラ
ンジスタ502および503とが電源ノード100およ
び接地ノード200の間に直列に接続されている。トラ
ンジスタ502および503はそれぞれダイオード接続
されている。トランジスタ502のドレイン電極には、
中間電位Vcc/2よりもトランジスタ502のしきい
電圧だけ高い電位が生成される。
【0088】また、抵抗505および508とPチャネ
ルMOSトランジスタ506および507とが電源ノー
ド100および接地ノード200の間に直列に接続され
ている。トランジスタ506および507はそれぞれダ
イオード接続されている。トランジスタ507のドレイ
ン電極には、中間電位Vcc/2よりもトランジスタ5
07のしきい電圧だけ低い電位が生成される。
【0089】さらに、NチャネルMOSトランジスタ5
09およびPチャネルMOSトランジスタ510が電源
ノード100および接地ノード200の間に直列に接続
される。トランジスタ509のゲート電極には上述した
トランジスタ502のソース電位が供給され、トランジ
スタ510のゲート電極には上述したトランジスタ50
7のソース電位が供給される。したがって、トランジス
タ509および510の共通するドレイン電極には中間
電位Vcc/2が生成される。この中間電位Vcc/2
はセルプレート電位Vcpとして選択されたメモリセル
アレイだけに供給される。
【0090】この実施例4によれば、選択されたメモリ
セルアレイだけにセルプレート電位Vcpが供給される
ため、セルプレート電位発生回路50を構成する中間電
位発生回路の出力段のトランジスタ509および510
のサイズを小さくすることができる。したがって、この
中間電位発生回路の消費電力は低減される。また、メモ
リセル1に欠陥があるためにセルプレート7でリーク電
流が生じる場合であっても、その欠陥メモリセルを含む
メモリセルアレイが予備のメモリセルアレイを置換えら
れれば、その中間電位発生回路はそのリーク電流の影響
を受けない。
【0091】[実施例5]図15は、この発明の実施例
5によるDRAMの構成を示すブロック図である。図1
5を参照して、この実施例5においては、上記実施例5
の構成に加えて、選択トランジスタ46の各々に高い値
を有する抵抗48が接続されている。
【0092】この実施例5においては、選択されたメモ
リブロックのメモリセルアレイだけにセルプレート電位
Vcpが強力に供給され、非選択のメモリブロックのメ
モリセルアレイにはセルプレート電位Vcpが抵抗48
を介してわずかに供給される。
【0093】この実施例5によれば、上記実施例4と同
様にセルプレート電位発生回路50の出力段のトランジ
スタ509および510のサイズを小さくできるため、
消費電力が低減される。また、非選択のメモリセルアレ
イにも抵抗48を介してセルプレート電位Vcpがわず
かに供給されるため、非選択のメモリセルアレイにおけ
るセルプレート電位がある程度保証されている。
【0094】[実施例6]図16は、この発明の実施例
6によるDRAMの構成を示すブロック図である。図1
6を参照して、この実施例6においては、選択された1
つのメモリブロックだけに選択トランジスタ46を介し
てプリチャージ電位発生回路52によって生成されたプ
リチャージ電位Vblが供給される。このプリチャージ
電位Vblは、図4のプリチャージ回路34に供給され
る。一方、非選択のメモリブロックにはプリチャージ電
位Vblが供給されないため、その非選択のメモリブロ
ックは電気的にフローティング状態にされる。
【0095】この実施例6では、電源電位の半分の電位
Vcc/2がプリチャージ電位Vblとして供給されて
いる。したがって、このプリチャージ電位発生回路52
の具体的構成は、図14に示された中間電位発生回路と
同一である。
【0096】この実施例6によれば、非選択のメモリブ
ロックにはプリチャージ電位Vblが供給されないた
め、このDRAM全体の消費電力が低減される。また、
プリチャージ電位発生回路52を構成する中間電位発生
回路の出力段のトランジスタ509および510のサイ
ズを小さくできるため、その中間電位発生回路の消費電
力も低減される。
【0097】[実施例7]図17は、この発明の実施例
7によるDRAMの構成を示すブロック図である。図1
7を参照して、この実施例7においは、上記実施例6の
構成に加えて、選択トランジスタ46の各々に高い値を
有する抵抗48が並列に接続されている。したがって、
非選択のメモリブロックには抵抗48を介してプリチャ
ージ電位Vblがわずかに供給される。これにより、非
選択のメモリブロックはフローティング状態にされず、
ある程度のプリチャージ電位Vblが保証されている。
【0098】[実施例8]図18は、この発明の実施例
8によるDRAMの構成を示すブロック図である。図1
8を参照して、この実施例8の各メモリブロックにおい
ては、複数のセンスアンプ28が複数の駆動トランジス
タ58を介して1本のセグメント昇圧接地線57に接続
されている。これら複数のセグメント昇圧接地線57は
選択トランジスタ46を介して1本のグローバル昇圧接
地線55に接続されている。このグローバル昇圧接地線
55には、昇圧接地電位発生回路54によって生成され
た昇圧接地電位Vss′が供給される。なお、各センス
アンプ28は駆動トランジスタ(図示せず)を介して電
源ノードにも接続されている。
【0099】1つのメモリブロックにおける複数の駆動
トランジスタ58は1つのセンスアンプ駆動回路56を
構成する。この駆動回路56は、昇圧接地電位Vss′
を複数のセンスアンプ28に供給する。すなわち、駆動
トランジスタ58は駆動信号S0Nに応答して導通状態
となり、これによりセグメント昇圧接地線57の電位が
センスアンプ28へ供給される。
【0100】このように、実施例8では上述した昇圧セ
ンスグランド方式が採用され、かつ昇圧接地線がグロー
バル昇圧接地線55およびセグメント昇圧接地線57に
階層化されている。
【0101】図19は、図18に示された昇圧接地電位
発生回路54の一例を示す回路図である。図19を参照
して、この昇圧接地電位発生回路54は、ダイオード接
続されたNチャネルMOSトランジスタ541から構成
される。トランジスタ541はグローバル昇圧接地線5
5と接地ノード200との間に接続される。グローバル
昇圧接地線55には、内部的に生成された参照電位Vr
efが供給される。この昇圧接地電位発生回路54によ
れば、接地電位Vssよりもトランジスタ541のしき
い電圧だけ高い電位が昇圧接地電位Vss′としてグロ
ーバル昇圧接地線55に生成される。
【0102】この実施例8においては、昇圧接地電位発
生回路54によって正規の接地電位Vssよりも高い昇
圧接地電位Vss′が生成され、グローバル昇圧接地線
55に供給される。1つのブロック選択信号がHレベル
になると、対応するメモリブロックが活性化されるとと
もに、対応する選択トランジスタ46が導通状態とな
る。これにより、グローバル昇圧接地線55の電位Vs
s′が1つのセグメント昇圧接地線57に供給される。
非選択のメモリブロック内のセグメント昇圧接地線57
には昇圧接地電位Vss′は供給されない。したがっ
て、非選択のメモリブロック内におけるセグメント昇圧
接地線57は電気的にフローティング状態となる。
【0103】図18および図20を参照して、選択され
たメモリブロックにおいては、まずすべてのビット線対
BL,/BLが所定のプリチャージ電位Vcp(ここで
はVcc/2)にプリチャージされる。続いて1本のワ
ード線WLが立上がると、そのワード線に接続されたす
べてのメモリセル1からデータがビット線対BL,/B
Lに読出される。これによりビット線対BL,/BLの
間に電位差が生じる。続いて駆動信号SL0がHレベル
となり、これにより駆動トランジスタ58が導通状態と
なる。そのため、セグメント昇圧接地線56の昇圧接地
電位Vss′がセンスアンプ28に供給され、一方のビ
ット線BLまたは/BLの電位が昇圧接地電位Vss′
まで低下する。また、これらのセンスアンプ28には電
源電位Vccが駆動トランジスタ(図示せず)を介して
供給されるので、他方のビット線BLまたは/BLの電
位は電源電位Vccまで上昇する。
【0104】このように、通常の読出動作では一方のビ
ット線BLまたは/BLの電位が接地電位Vssまで低
下するのに対し、昇圧センスグランド方式では一方のビ
ット線BLまたは/BLの電位は昇圧接地電位Vss′
まで低下する。再び図27を参照して、メモリセル1に
おけるワード線WLがLレベルであり、これによりセル
キャパシタ3にデータが蓄積されているとき、ビット線
BLの電位は昇圧接地電位Vss′までしか低下しな
い。したがって、ワード線WLの電位はビット線BLの
電位よりもわずかに低くなる。そのため、トランスファ
ーゲート2は実質的に強く非導通状態となるので、トラ
ンスファーゲート2内に流れるサブスレッショルド電流
Isthが低減される。
【0105】この実施例8によれば、いわゆる昇圧セン
スグランド方式が採用されているため、メモリセルのデ
ータ保持性能が向上するとともに、データの高速読出が
可能となる。また、昇圧接地線が階層化され、非選択の
メモリブロックにおけるセグメント昇圧接地線57には
昇圧接地電位Vss′が供給されないため、昇圧接地電
位発生回路54の消費電力が低減される。したがって、
昇圧接地電位発生回路54のトランジスタ541のサイ
ズを小さくすることができるので、レイアウト面積が低
減される。
【0106】[実施例9]図21は、この発明の実施例
9によるDRAMの構成を示すブロック図である。図2
1を参照して、この実施例9では選択トランジスタ46
の各々に高い値を有する抵抗48が並列に接続されてい
る。したがって、非選択のメモリブロックにおけるセグ
メント昇圧接地線57にも抵抗48を介してわずかに昇
圧接地電位Vss′が供給される。したがって、非選択
のメモリブロックにおけるセグメント昇圧接地線57の
電位がある程度保証される。
【0107】[実施例10]図22は、この発明の実施
例10によるDRAMの構成を示すブロック図である。
図22を参照して、この実施例10ではメモリブロック
MB1,MB2…に対応してモニタパッド60が配置さ
れている。このモニタパッド60はチップの外部に設け
られ、対応するセグメント昇圧接地線57に接続されて
いる。
【0108】この実施例10によれば、DRAMの加速
試験を行なうことができる。すなわち、まずモニタパッ
ド60に接地電位Vssが与えられ、これにより選択メ
モリブロックにおけるセンスアンプには、昇圧接地電位
Vss′ではなく、接地電位Vssが供給される。これ
によりメモリセルのサブスレッショルド電流Isthが
増加するので、ディスターブリフレッシュの加速試験を
行なうことができる。また、ビット線BL,/BLの電
位の振幅が変化させられるので、メモリセルにリストア
される電荷量が変化させられる。したがって、センスア
ンプ28の動作マージンをテストすることができる。こ
のように、モニタパッド60に与える電位を変化させる
と、能率的に加速試験を行なうことができる。
【0109】[実施例11]図23は、この発明の実施
例11によるDRAMの構成を示すブロック図である。
図23を参照して、この実施例11では昇圧電源電位発
生回路62によって生成された昇圧電源電位Vppは、
選択トランジスタ46を介してメモリブロックMB1,
MB2…のワードドライバ20に供給される。各ワード
ドライバ20は、複数のCMOSインバータを備える。
各インバータは、PチャネルMOSトランジスタ64お
よびNチャネルMOSトランジスタ66から構成され
る。1つのワードドライバ20におけるすべてのPチャ
ネルMOSトランジスタ64のソース電極は1本のセグ
メント昇圧電源線65に接続される。すべてのメモリブ
ロックにおけるセグメント昇圧電源線65は選択トラン
ジスタ46を介してグローバル昇圧電源線63に接続さ
れる。また、セグメント昇圧電源線65にはモニタパッ
ド68が接続されている。
【0110】いずれか1つのブロック選択信号がHレベ
ルになると、対応するメモリブロックが活性化されると
ともに、そのメモリブロックにおけるワードドライバ2
0に昇圧電源電位Vppが供給される。これによりその
ワードドライバ20におけるセグメント昇圧電源線65
の電位が昇圧電源電位Vppまで上昇する。
【0111】一方、非選択のメモリブロックにおけるワ
ードドライバ20には昇圧電源電位Vppは供給されな
い。したがって、それらワードドライバ20におけるセ
グメント昇圧電源線65は電気的にフローティング状態
となる。
【0112】たとえばメモリブロックMB1が選択され
た場合は、そのメモリブロックMB1のワードトランジ
スタ20におけるセグメント昇圧電源線65の電位が昇
圧電源電位Vppまで上昇する。ワードドライバ20の
各インバータは、行デコーダ18から供給されるデコー
ド信号WD1A,WD1B…に応答してワード線駆動信
号WL1A,WL1B…を生成する。たとえばデコード
信号WD1AがLレベルになると、対応するPチャネル
MOSトランジスタ64が導通状態となり、昇圧電源電
位Vbbがそのトランジスタ64を介して駆動信号WL
1Aとしてワード線WLに供給される。これにより、そ
のワード線WLの電位は接地電位Vssから昇圧電源電
位Vppまで上昇する。したがって、そのワード線WL
に接続されたすべてのメモリセル1には十分な電荷が蓄
積され得る。
【0113】図24は、このDRAMのテストモードに
おける動作を示すタイミングチャートである。このDR
AMにおいては、上述したアクティブ時だけでなく、図
24(a)に示されるように行アドレスストローブ信号
/RASがHレベルにあるスタンバイ時においても、図
24(b)に示されるようにチップ内部で発生されたテ
スト信号TEがHレベルになると、図24(c)に示さ
れるアドレス信号が取込まれる。ここで、テスト信号T
Eは、たとえばWCBRサイクルにおいて特定ピンの電
位が昇圧電源電位Vpp以上になったとき生成される。
【0114】このように、テストモードではスタンバイ
時にもアドレス信号が取込まれ、そのアドレス信号は行
デコーダによってデコードされてワードドライバ20に
供給される。図31は従来のテストモードにおける動作
を示すタイミングチャートである。図24のタイミング
チャートをこの図31のタイミングチャートと比較すれ
ば明らかなように、テスト信号TEがHレベルになると
アドレス信号が取込まれ、さらに図24(d)に示され
るように、たとえばブロック選択信号BS1がHレベル
になると、その選択されたメモリブロックMB1内のセ
グメント昇圧電源線65の電位が上昇する。もしもその
セグメント昇圧電源線65からリーク電流が流れると、
このセグメント昇圧電源線65の電位は昇圧電源電位V
ppまで上昇しない。このセグメント昇圧電源線65の
電位はモニタパッド68を介してモニタされる。したが
って、このモニタパッド68の電位が昇圧電源電位Vp
pまで上昇しない場合は、そのメモリブロックは不良で
あるため、予備のメモリブロックと置換さる。一方、図
24(f)および(g)に示されるように、非選択のメ
モリブロックMB2においては、ブロック選択信号BS
2がLレベルのまま維持されるため、そのメモリブロッ
クMB2内のセグメント昇圧電源線65の電位は上昇し
ない。
【0115】この実施例11によれば、選択されたメモ
リブロックにおけるセグメント昇圧電源線65だけに昇
圧電源電位Vppが供給され、非選択のメモリブロック
におけるセグメント昇圧電源線には昇圧電源電位Vpp
が供給されないため、昇圧電源電位発生回路62の消費
電力が低減される。また、すべてのセグメント昇圧電源
線65にはモニタパッド68が接続されているため、各
メモリブロックが不良か否かが容易に判別される。した
がって、不良のメモリブロックを効率的に予備のメモリ
ブロックと置換することができる。
【0116】[実施例12]図25は、この発明の実施
例12によるDRAMの構成を示す概念図である。図2
5を参照して、この実施例12では図1の実施例1と異
なり、メモリセルアレイMA1〜MA16がSOI(Si
licon On Insulator)基板70上に形成されている。S
OI基板70は、シリコンなどからなるP型半導体基板
71と、その上に形成されたSiO2 などからなる埋込
酸化層72と、その上に形成されたシリコンなどからな
るSOI活性層73とから構成される。SOI基板70
は、たとえばシリコン基板に酸素ガスを打ち込み、これ
により埋込酸化層を形成することによって製造すること
ができる。
【0117】また、メモリセルアレイMA1〜MA16
を含むメモリブロックはLOCOSなどの素子分離膜9
によってそれぞれ分離されている。メモリセルアレイM
A1〜MA16が形成されているSOI活性層73には
それぞれP+ 型コンタクト領域75が形成されている。
したがって、選択されたメモリブロック内のコンタクト
領域75に深い基板電位Vbbaが供給され、非選択の
メモリブロック内のコンタクト領域75にそれぞれ浅い
基板電位Vbbsが供給される。
【0118】図26は、図25に示されたメモリセルア
レイの一部を示す断面図である。図26を参照して、メ
モリセル1はトランスファーゲート2とセルキャパシタ
3とから構成される。トランスファーゲート2は、ワー
ド線WLを構成するゲート電極と、2つのN型ソース/
ドレイン領域5と、それらソース/ドレイン領域5間に
形成されたN型ボディ領域74とを有する。一方ソース
/ドレイン領域5は中間層76を介してビット線BLに
接続されている。他方ソース/ドレイン領域5はストレ
ージノード6に接続されている。ストレージノード6上
には絶縁膜を介してセルプレート7が形成されている。
ストレージノード6、絶縁膜およびセルプレート7によ
りセルキャパシタ3が構成されている。したがって、こ
のメモリセル2はいわゆるスタック構造を有する。
【0119】また、メモリセルアレイMA1〜MA16
内のメモリセル1はいわゆるフィールドシールドによっ
てそれぞれ分離されている。すなわち、メモリセル1の
間にはフィールドシールド電極77が形成されている。
したがって、コンタクト領域75に供給された基板電位
はフィールドシールド電極77下のSOI活性層73に
供給され、さらにボディ領域74にも供給される。
【0120】このように実施例12によれば、メモリセ
ル1がSOI基板70上に形成されているので、いわゆ
るソフトエラーはほとんど発生しない。また、メモリセ
ル1はフィールドシールドによって分離され、かつメモ
リセルアレイはLOCOSによって分離されているの
で、コンタクト領域75に供給された基板電位はすべて
のメモリセル1におけるトランスファーゲート2のボデ
ィ領域74に供給される。したがって、ボディ領域74
が電気的に固定されるため、ソース・ドレイン間の耐圧
が高くなるとともに、選択されたメモリセル1における
サブスレッショルドリーク電流が低減される。しかも、
非選択のメモリセル1においてストレージノード6から
半導体基板71にはリーク電流はほとんど流れない。
【0121】以上、この発明の実施例を詳述したが、こ
の発明の範囲は上述した実施例によって限定されるもの
ではない。たとえば互いに異なる電位を生成する2つの
セルプレート電位発生回路、プリチャージ電位発生回
路、昇圧接地電位発生回路または昇圧電源電位発生回路
が設けられてもよいなど、この発明はその趣旨を逸脱し
ない範囲内で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、
変形などを加えた態様で実施し得るものである。
【0122】
【発明の効果】請求項1に係る半導体記憶装置によれ
ば、選択されたメモリブロックだけに第1の内部電位が
供給され、非選択のメモリブロックには供給されないた
め、消費電力を低減することができる。
【0123】請求項2に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、非選択のメモリブロックにも
第2の内部電位が供給されるため、その非選択のメモリ
ブロックにおける最低限の動作を保証することができ
る。
【0124】請求項3に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックに
はトランジスタを介して第1の内部電位が供給されるた
め、メモリブロックに第2の電位を強力に供給すること
ができる。
【0125】請求項4に係る半導体記憶装置によれば、
請求項3の効果に加えて、非選択のメモリブロックには
抵抗要素を介して第1の内部電位が供給されるため、非
選択のメモリブロックにおける最低限の動作を保証する
ことができる。
【0126】請求項5に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックだ
けに基板電位が供給されるため、基板電位発生回路の消
費電力を低減することができるとともに、ディスターブ
リフレッシュの問題とポーズリフレッシュの問題とを同
時に解決することができる。
【0127】請求項6に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックだ
けに基板電位が供給されるため、基板電位発生回路の消
費電力を低減することができるとともに、ディスターブ
リフレッシュの問題とポーズリフレッシュの問題とを同
時に解決することができる。また、メモリセルにおける
トランジスタがSOI基板上に形成されているため、い
わゆるソフトエラーが低減されるとともに、非選択のメ
モリセルにおいてセルキャパシタからSOI基板へのリ
ーク電流が低減される。しかも、選択されたメモリセル
においてはトランジスタのボディ領域が電気的に固定さ
れるため、サブスレッショルドによるリーク電流が低減
されるとともに、ソース・ドレイン間の耐圧が高くな
る。
【0128】請求項7に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックだ
けにセルプレート電位が供給されるため、セルプレート
電位発生回路の消費電力を低減することができる。
【0129】請求項8に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックだ
けにビット線用のプリチャージ電位が供給されるため、
プリチャージ電位発生回路の消費電力を低減することが
できる。
【0130】請求項9に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロックだ
けに昇圧接地電位が供給されるため、昇圧接地電位発生
回路の消費電力を低減することができる。
【0131】請求項10に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項9の効果に加えて、第1のパッドに正規の接
地電位を供給することによって、ディスターブリフレッ
シュの加速試験を行なうことができる。
【0132】請求項11に係る半導体記憶装置によれ
ば、請求項1の効果に加えて、選択されたメモリブロッ
クだけに昇圧電源電位が供給されるため、昇圧電源電位
発生回路の消費電力を低減することができる。しかも、
第2のパッドの電位をモニタすることによって、メモリ
ブロックが不良であるか否かを判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるDRAMの構成を
示す概念図である。
【図2】 この発明によるDRAMの全体構成を示すレ
イアウト図である。
【図3】 この発明によるDRAMにおける各メモリブ
ロックの構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示されたメモリセルアレイ、センスア
ンプ群、入出力回路およびプリチャージ回路群の具体的
構成を示す回路図である。
【図5】 図1に示された各スイッチ回路の具体的構成
を示す回路図である。
【図6】 図5に示されたスイッチ回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図7】 図1に示された2つの基板電位発生回路の具
体的構成を示すブロック図である。
【図8】 図1に示されたDRAMにおけるCBRリフ
レッシュサイクルを示すタイミングチャートである。
【図9】 図1に示されたDRAMにおけるCBRセル
フリフレッシュサイクルを示すタイミングチャートであ
る。
【図10】 この発明の実施例2によるDRAMの構成
を示す概念図である。
【図11】 図10に示されたDRAMの構成を示すブ
ロック図である。
【図12】 この発明の実施例3によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施例4によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図14】 セルプレート電位またはプリチャージ電位
を発生するための中間電位発生回路の構成を示す回路図
である。
【図15】 この発明の実施例5によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施例6によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施例7によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図18】 この発明の実施例8によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図19】 図18に示された昇圧接地電位発生回路の
具体的構成を示す回路図である。
【図20】 図18に示されたDRAMにおけるビット
線の電位変化を示すグラフである。
【図21】 この発明の実施例9によるDRAMの構成
を示すブロック図である。
【図22】 この発明の実施例10によるDRAMの構
成を示すブロック図である。
【図23】 この発明の実施例11によるDRAMの構
成を示すブロック図である。
【図24】 図23に示されたDRAMのテストモード
における動作を示すタイミングチャートである。
【図25】 この発明の実施例12によるDRAMの構
成を示す概念図である。
【図26】 図25に示されたメモリセルアレイの一部
を示す断面図である。
【図27】 DRAMにおけるメモリセルの構成を示す
断面図である。
【図28】 ポーズ時間と不良ビット数との関係を示す
グラフである。
【図29】 従来のCBRリフレッシュサイクルを示す
タイミングチャートである。
【図30】 従来のCBRセルフリフレッシュサイクル
を示すタイミングチャートである。
【図31】 従来のテストモードにおける動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 メモリセル、2 トランスファーゲート、3 セル
キャパシタ、10 DRAM、20 ワードドライバ、
28 センスアンプ、30,32,58 駆動トランジ
スタ、34 プリチャージ回路、40,42 基板電位
発生回路、44スイッチ回路、46 選択トランジス
タ、48 抵抗、50 セルプレート電位発生回路、5
2 プリチャージ電位発生回路、54 昇圧接地電位発
生回路、55 グローバル昇圧接地線、56 センスア
ンプ駆動回路、57 セグメント昇圧接地線、60,6
8 モニタパッド、62 昇圧電源電位発生回路、63
グローバル昇圧電源線、65 セグメント昇圧電源線、
BL,/BLビット線、WL ワード線、MA,MA1
〜MA16 メモリセルアレイ、MB,MB1〜MB1
6 メモリブロック、BS,BS1〜BS16 ブロッ
ク選択信号、Vbb,Vbba,Vbbs 基板電位、
Vcp セルプレート電位、Vbl プリチャージ電
位、Vss′ 昇圧接地電位、Vpp 昇圧電源電位、
70 SOI基板、74 ボディ領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有本 和民 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内 (72)発明者 日高 秀人 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内 (72)発明者 鶴田 孝弘 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、複数のデータを記憶し、対応す
    るブロック選択信号に応答して活性化される複数のメモ
    リブロックと、 前記メモリブロックのための第1の内部電位を発生する
    第1の内部電位発生手段と、 前記メモリブロックのうち活性化されたメモリブロック
    を選択し、その選択されたメモリブロックに前記第1の
    内部電位発生手段によって発生された第1の内部電位を
    供給する選択手段とを備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリブロックのための第2の内部
    電位を発生する第2の内部電位発生手段をさらに備え、 前記選択手段はさらに、その非選択のメモリブロックに
    前記第2の内部電位発生手段によって発生された第2の
    内部電位を供給することを特徴とする請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、 前記メモリブロックに対応して設けられ、各々が前記第
    1の内部電位が発生される前記第1の内部電位発生手段
    の出力ノードと前記第1の内部電位が供給される対応す
    るメモリブロックの入力ノードとの間に接続され、対応
    するメモリブロックに供給されるブロック選択信号に応
    答して導通状態となる複数のトランジスタを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段はさらに、 前記メモリブロックに対応して設けられ、各々が対応す
    るトランジスタと並列に接続された複数の抵抗要素を含
    むことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が、対応するワード線に接続さ
    れたゲート電極および対応するビット線対の一方に接続
    された一方導通端子を有するトランジスタと、前記トラ
    ンジスタの他方導通端子に接続された一方電極を有する
    キャパシタとを含む複数のメモリセルとを含み、 前記第1の内部電位が前記複数のメモリセルにおけるト
    ランジスタの基板に基板電位として供給されることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が、対応するワード線に接続さ
    れたゲート電極および対応するビット線対の一方に接続
    された一方導通端子を有するトランジスタと、前記トラ
    ンジスタの他方導通端子に接続された一方電極を有する
    キャパシタとを含む複数のメモリセルとを含み、 前記複数のメモリセルにおけるトランジスタはSOI基
    板上に形成され、かつソース領域とドレイン領域とそれ
    らソース領域およびドレイン領域の間に位置するボディ
    領域とをそれぞれ有し、 前記第1の内部電位が前記複数のメモリセルにおけるト
    ランジスタのボディ領域に基板電位として供給されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が、対応するワード線に接続さ
    れたゲート電極および対応するビット線対の一方に接続
    された一方導通端子を有するトランジスタと、前記トラ
    ンジスタの他方導通端子に接続された一方電極を有する
    キャパシタとを含む複数のメモリセルとを含み、 前記第1の内部電位が前記複数のメモリセルにおけるキ
    ャパシタの他方電極にセルプレート電位として供給され
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が対応するワード線およびビッ
    ト線対に接続された複数のメモリセルと、 前記ビット線対に対応して設けられ、各々が対応するビ
    ット線対間の電位差を増幅する複数のセンスアンプ手段
    と、 前記ビット線対に対応して設けられ、各々が対応するセ
    ンスアンプ手段が活性化される前に対応するビット線対
    に所定のプリチャージ電位を供給する複数のプリチャー
    ジ手段とを含み、 前記第1の内部電位が前記複数のプリチャージ手段に前
    記プリチャージ電位として供給されることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が対応するワード線およびビッ
    ト線対に接続された複数のメモリセルと、 前記ビット線対に対応して設けられ、各々が対応するビ
    ット線対間の電位差を増幅する複数のセンスアンプ手段
    と、 前記複数のセンスアンプ手段に正規の接地電位よりも高
    い昇圧接地電位を供給して前記複数のセンスアンプ手段
    を駆動するセンスアンプ駆動手段とを含み、 前記第1の内部電位が前記センスアンプ駆動手段に前記
    昇圧接地電位として供給されることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリブロックに対応して設けら
    れ、各々が前記昇圧接地電位が供給される対応するメモ
    リブロックの入力ノードに接続された複数の第1のパッ
    ドをさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の半
    導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリブロックの各々が、 列方向に配置された複数のワード線と、 行方向に配置された複数のビット線対と、 前記ワード線および前記ビット線対のいずれかの交点に
    対応して配置され、各々が対応するワード線およびビッ
    ト線対に接続された複数のメモリセルと、 前記ワード線のうち1つを選択し、その選択されたワー
    ド線に正規の電源電位よりも高い昇圧電源電位を供給す
    るワード線駆動手段とを含み、 前記第1の内部電位が前記ワード線駆動手段に前記昇圧
    電源電位として供給され、 前記メモリブロックに対応して設けられ、各々が前記昇
    圧電源電位が供給される対応するメモリブロックの入力
    ノードに接続された複数の第2のパッドをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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