JP3162515B2 - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents
不揮発性半導体メモリ装置Info
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- Semiconductor Memories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御ゲートと半導体基
板の間に電荷蓄積層を有する電気的書き替え可能なメモ
リセルを用いた不揮発性半導体メモリ装置に関する。
板の間に電荷蓄積層を有する電気的書き替え可能なメモ
リセルを用いた不揮発性半導体メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリ装置として、浮游
ゲートを持つMOSFET構造のメモリセルやMNOS
構造のメモリセルを用いて電気的消去および書き込みを
可能としたものは、EEPROMとして知られている。
この種のEEPROMのメモリアレイは、互いに交差す
る行線と列線の各交点にメモリセルを配置して構成され
る。実際のパターン上では、二つのメモリセルのドレイ
ンを共通にしてここに列線がコンタクトするようにし
て、セル面積をできるだけ小さくしている。しかしこれ
でも、二つのメモリセルに一つのコンタクトを必要と
し、このコンタクト部がセル占有面積の大きい部分を占
めている。
ゲートを持つMOSFET構造のメモリセルやMNOS
構造のメモリセルを用いて電気的消去および書き込みを
可能としたものは、EEPROMとして知られている。
この種のEEPROMのメモリアレイは、互いに交差す
る行線と列線の各交点にメモリセルを配置して構成され
る。実際のパターン上では、二つのメモリセルのドレイ
ンを共通にしてここに列線がコンタクトするようにし
て、セル面積をできるだけ小さくしている。しかしこれ
でも、二つのメモリセルに一つのコンタクトを必要と
し、このコンタクト部がセル占有面積の大きい部分を占
めている。
【0003】これに対して最近、メモリセルを複数個直
列接続してNANDセルを構成し、コンタクト部を大幅
に減らすことを可能としたEEPROMが提案されてい
る。ところがこのNANDセル型のEEPROMでは、
多数のメモリセルの直列抵抗で読み出し電流が小さくな
るため、アクセス・スピードがおそいという難点があっ
た。
列接続してNANDセルを構成し、コンタクト部を大幅
に減らすことを可能としたEEPROMが提案されてい
る。ところがこのNANDセル型のEEPROMでは、
多数のメモリセルの直列抵抗で読み出し電流が小さくな
るため、アクセス・スピードがおそいという難点があっ
た。
【0004】図11に、不揮発性メモリで用いられてい
る一般的なメモリ1およびセンスアンプ2の回路を示
す。本回路は回路規模が大きいため、ビット線BLI〜
BLnにセンスアンプ2各々設けることは不可能であ
る。したがってこの場合、センスアンプ回路は、カラム
選択ゲート3I〜3nを介してビット線BLI〜BLn
に接続されるよう構成される。不揮発性メモリセルMC
は複数直列接続されてNANDセル4を形成し、その一
端は、選択ゲートSGを介してビット線に接続される。
る一般的なメモリ1およびセンスアンプ2の回路を示
す。本回路は回路規模が大きいため、ビット線BLI〜
BLnにセンスアンプ2各々設けることは不可能であ
る。したがってこの場合、センスアンプ回路は、カラム
選択ゲート3I〜3nを介してビット線BLI〜BLn
に接続されるよう構成される。不揮発性メモリセルMC
は複数直列接続されてNANDセル4を形成し、その一
端は、選択ゲートSGを介してビット線に接続される。
【0005】以下に動作の概略と問題点を述べる。この
回路を構成するチップが読み出しモードになると、トラ
ンジスタTr1.Tr2.Tr3が導通し、データ線D
Lを充電する。カラム・アドレスが選択されると、所望
のビット線へカラム選択ゲート3を介して充電される。
制御電圧V1 ,V2 ,V3 は、ソフト・ライトをふせぐ
ためデータ線DLおよびビット線BLが1V程度の差に
なるように電位設定され、なおかつ、セル4が読み出し
電流を流せば、トランジスタTr2の導通が保たれ、セ
ンス・ノードNSが“L”(低)レベルになるようにな
り、セル4が読み出し電流を流さなければ、データ線D
Lの電位が上昇し、トランジスタTr2が非導通にな
り、ノードNSが急速に“H”(高)レベルになるよう
に設定されている。
回路を構成するチップが読み出しモードになると、トラ
ンジスタTr1.Tr2.Tr3が導通し、データ線D
Lを充電する。カラム・アドレスが選択されると、所望
のビット線へカラム選択ゲート3を介して充電される。
制御電圧V1 ,V2 ,V3 は、ソフト・ライトをふせぐ
ためデータ線DLおよびビット線BLが1V程度の差に
なるように電位設定され、なおかつ、セル4が読み出し
電流を流せば、トランジスタTr2の導通が保たれ、セ
ンス・ノードNSが“L”(低)レベルになるようにな
り、セル4が読み出し電流を流さなければ、データ線D
Lの電位が上昇し、トランジスタTr2が非導通にな
り、ノードNSが急速に“H”(高)レベルになるよう
に設定されている。
【0006】ところがNANDセル型EEPROMは、
読み出し電流が数μAと小さいため、トランジスタTr
1,Tr2,Tr3の駆動能力を上げると、ノードNS
が“L”になるべきところが“H”になってしまう。し
たがって駆動能力を下げざるを得ず、データ線DLおよ
びビット線BLI〜BLnの充電スピードが遅くなり、
アクセスが遅くなることになる。またカラム・アドレス
に関しては高速に読み出しするページ・モード読み出し
はできない。
読み出し電流が数μAと小さいため、トランジスタTr
1,Tr2,Tr3の駆動能力を上げると、ノードNS
が“L”になるべきところが“H”になってしまう。し
たがって駆動能力を下げざるを得ず、データ線DLおよ
びビット線BLI〜BLnの充電スピードが遅くなり、
アクセスが遅くなることになる。またカラム・アドレス
に関しては高速に読み出しするページ・モード読み出し
はできない。
【0007】またNANDセル型EEPROMでは不要
の書き込みディスターブ(乱れ)をさけるため、共通ロ
ウ(行)一括のページ・モード書き込みを行うのが望ま
しいが、そのためには各ビット線にラッチ回路が余分に
必要となり、面積の増大をまねく。
の書き込みディスターブ(乱れ)をさけるため、共通ロ
ウ(行)一括のページ・モード書き込みを行うのが望ま
しいが、そのためには各ビット線にラッチ回路が余分に
必要となり、面積の増大をまねく。
【0008】以上の点に鑑み、本発明者らは、各ビット
線に設けられたラッチ回路はセンスアンプ回路としての
動作を行うため、余分の面積の増加は招かない半導体メ
モリ装置を考案した。
線に設けられたラッチ回路はセンスアンプ回路としての
動作を行うため、余分の面積の増加は招かない半導体メ
モリ装置を考案した。
【0009】図12にその回路例を示す。この回路は、
アドレスが設定され、読み出しモードになると、PMO
SトランジスタMP5によってビット線BLが電源電圧
Vccに充電される。さらにMNOSトランジスタMN7
を介してノードN2が“H”となり、制御信号SEN1
を“H”、SEN1Bを“H”、SEN2Bを“L”S
EN2を“L”とすることにより、ノードN2を電源電
圧Vccへ、ノードN1を接地電圧Vssへ充電する。以上
の充電が終了すると、制御信号SEN1、SEN2を
“L”、SEN1B、SEN2Bを“H”としてトラン
ジスタMP2,MN1,MP4,MP3,MP5を非導
通として、ビット線BL、ノードN2,N1はフローテ
ィング状態とする。その後設定されたアドレスにより、
選択されたロウ・アドレスのトランジスタMS1,MS
2が導通状態となり、また、CG1〜CG8は選択され
たアドレスのCGのみ“L”、他は電源電圧まで充電さ
れる。そして選択されたセルが読み出し電流を流せば、
ビット線BLは接地電位に向けて“L”に放電され、流
さなければ“H”のまま保たれる。
アドレスが設定され、読み出しモードになると、PMO
SトランジスタMP5によってビット線BLが電源電圧
Vccに充電される。さらにMNOSトランジスタMN7
を介してノードN2が“H”となり、制御信号SEN1
を“H”、SEN1Bを“H”、SEN2Bを“L”S
EN2を“L”とすることにより、ノードN2を電源電
圧Vccへ、ノードN1を接地電圧Vssへ充電する。以上
の充電が終了すると、制御信号SEN1、SEN2を
“L”、SEN1B、SEN2Bを“H”としてトラン
ジスタMP2,MN1,MP4,MP3,MP5を非導
通として、ビット線BL、ノードN2,N1はフローテ
ィング状態とする。その後設定されたアドレスにより、
選択されたロウ・アドレスのトランジスタMS1,MS
2が導通状態となり、また、CG1〜CG8は選択され
たアドレスのCGのみ“L”、他は電源電圧まで充電さ
れる。そして選択されたセルが読み出し電流を流せば、
ビット線BLは接地電位に向けて“L”に放電され、流
さなければ“H”のまま保たれる。
【0010】この電位はN2へ転送される。次にトラン
ジスタMP2、MN1が導通状態になるように信号線S
EN1Bが“L”、SEN1が“H”となり、トランジ
スタMP1,MP2,MN1,MN2で構成されるクロ
ックドインバータ21がアクティブとなる。そして、こ
のインバータ21のしきい値によってノードN1が
“H”または“L”になり、ビット線BLの電位がセン
スされることとなる。ノードN1の電位が決定される
と、SEN2Bを“L”、SEN2を“H”としてトラ
ンジスタMP4,MP3を導通させ、ノードN1,N2
の電位をラッチすることになる。その後選択されたカラ
ム・アドレスに応じて信号CSLが“H”となり、出力
IO、IOBへデータが読み出される。
ジスタMP2、MN1が導通状態になるように信号線S
EN1Bが“L”、SEN1が“H”となり、トランジ
スタMP1,MP2,MN1,MN2で構成されるクロ
ックドインバータ21がアクティブとなる。そして、こ
のインバータ21のしきい値によってノードN1が
“H”または“L”になり、ビット線BLの電位がセン
スされることとなる。ノードN1の電位が決定される
と、SEN2Bを“L”、SEN2を“H”としてトラ
ンジスタMP4,MP3を導通させ、ノードN1,N2
の電位をラッチすることになる。その後選択されたカラ
ム・アドレスに応じて信号CSLが“H”となり、出力
IO、IOBへデータが読み出される。
【0011】ところが本方式の場合は隣接するビット線
BL間の結合容量により、フローティング状態のビット
線BLの電位が左右される。たとえば、あるビット線B
Lは、セルが読み出し電流を流さないものとすると、
“H”を保っているはずであるが、隣接するビット線B
Lに接続されるセルが読み出し電流を流すと、それらの
隣接するビット線BLは“H”から“L”に電位が下
る。すると“H”を保っているはずのビット線BLは、
“L”に下がるところの隣接するビット線BLの電位に
引きずられて“L”にひっぱられる。したがってこのビ
ット線BLを“H”と読むためには、トランジスタMP
1,MP2,MN1,MN2で構成されるクロックドイ
ンバータ21のしきい値は、この容量結合による“L”
への引っぱられを考慮して、低めに設定されねばならな
い。するとビット線BLを“L”と読むためには、BL
の電位はVccからクロックドインバータのしきい値まで
引き下げねばならず、NAND型セルの読み出し電流が
小さいことを考えると、クロックドインバータを駆動状
態にするまでかなり時間がかかる。
BL間の結合容量により、フローティング状態のビット
線BLの電位が左右される。たとえば、あるビット線B
Lは、セルが読み出し電流を流さないものとすると、
“H”を保っているはずであるが、隣接するビット線B
Lに接続されるセルが読み出し電流を流すと、それらの
隣接するビット線BLは“H”から“L”に電位が下
る。すると“H”を保っているはずのビット線BLは、
“L”に下がるところの隣接するビット線BLの電位に
引きずられて“L”にひっぱられる。したがってこのビ
ット線BLを“H”と読むためには、トランジスタMP
1,MP2,MN1,MN2で構成されるクロックドイ
ンバータ21のしきい値は、この容量結合による“L”
への引っぱられを考慮して、低めに設定されねばならな
い。するとビット線BLを“L”と読むためには、BL
の電位はVccからクロックドインバータのしきい値まで
引き下げねばならず、NAND型セルの読み出し電流が
小さいことを考えると、クロックドインバータを駆動状
態にするまでかなり時間がかかる。
【0012】このことを数値で例示する。隣接する・ビ
ット線BL間の容量が、ビット線容量の総量の1/2 を占
めるとすると、“H”を保つはずのビット線は、隣接ビ
ット線に応じてVcc/2に引き下げられる。電源電圧例え
ばVcc=5Vとすると、2.5V引き下げられる。したが
ってクロックドインバータのしきい値をマージンをみて
2Vに設定する。NANDセルの読み出し電流の最悪の
場合、つまり非選択のセルがすべてフローティング・ゲ
ートに電子が注入されているとき、3μAとする。また
ビット線の容量を0.3 PFとすると、ビット線の電位に
かかわらず、最悪の場合の電流をセルが流すとすると、
クロックドインバータをアクティブにするまでにMS
1,MS2が導通状態となってから、少なくとも0.3PF
×(5-2)V/3μA =0.3 μs かかることになる。
ット線BL間の容量が、ビット線容量の総量の1/2 を占
めるとすると、“H”を保つはずのビット線は、隣接ビ
ット線に応じてVcc/2に引き下げられる。電源電圧例え
ばVcc=5Vとすると、2.5V引き下げられる。したが
ってクロックドインバータのしきい値をマージンをみて
2Vに設定する。NANDセルの読み出し電流の最悪の
場合、つまり非選択のセルがすべてフローティング・ゲ
ートに電子が注入されているとき、3μAとする。また
ビット線の容量を0.3 PFとすると、ビット線の電位に
かかわらず、最悪の場合の電流をセルが流すとすると、
クロックドインバータをアクティブにするまでにMS
1,MS2が導通状態となってから、少なくとも0.3PF
×(5-2)V/3μA =0.3 μs かかることになる。
【0013】さらに“H”を保つビット線がVccから下
がって中間電位となるため、センスアンプのクロックド
インバータ21は、アクティブ状態になってから、トラ
ンジスタMP3,MP4,MN3,MN4で構成される
ラッチ側のクロックドインバータ22がアクティブにな
るまで、電源電圧Vccから接地電位への中間電位の間
に、電源間の貫通電流を流し、パワーのロスがある。
がって中間電位となるため、センスアンプのクロックド
インバータ21は、アクティブ状態になってから、トラ
ンジスタMP3,MP4,MN3,MN4で構成される
ラッチ側のクロックドインバータ22がアクティブにな
るまで、電源電圧Vccから接地電位への中間電位の間
に、電源間の貫通電流を流し、パワーのロスがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の不
揮発性メモリで用いられているセンスアンプはアクセス
が遅く、またページ・モード読み出しはできない。また
前述の考案(図12)のクロックドインバータ型のセン
スアップでは、隣接ビット線の容量結合による誤読み出
しの心配とパワーロス、誤読み出しを防ぐためにはアク
セス時間を犠牲にしなければならないという問題があっ
た。
揮発性メモリで用いられているセンスアンプはアクセス
が遅く、またページ・モード読み出しはできない。また
前述の考案(図12)のクロックドインバータ型のセン
スアップでは、隣接ビット線の容量結合による誤読み出
しの心配とパワーロス、誤読み出しを防ぐためにはアク
セス時間を犠牲にしなければならないという問題があっ
た。
【0015】本発明は、この様な問題を解決して、信頼
性の高いデータの読み出しを可能とするセンスアンプ回
路を持つ不揮発性半導体メモリ装置を提供することを目
的とする。
性の高いデータの読み出しを可能とするセンスアンプ回
路を持つ不揮発性半導体メモリ装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段と作用】本発明に係る不揮
発性半導体メモリ装置は、センスアンプ入力をビット線
対とし、これらを差動的に動作させて、読み出し電流の
小さいNAND型セルでも安定して高速に読み出しでき
るようにしたものである。
発性半導体メモリ装置は、センスアンプ入力をビット線
対とし、これらを差動的に動作させて、読み出し電流の
小さいNAND型セルでも安定して高速に読み出しでき
るようにしたものである。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1,図2は、本発明の一実施例に係るNA
ND型EEPROMの要部構成図である。
説明する。図1,図2は、本発明の一実施例に係るNA
ND型EEPROMの要部構成図である。
【0018】図1は、隣接するビット線対BL,/BL
(BLとは信号反転関係にあることを示し、図ではBL
の真上にバーが引かれている。以下“/”の意味は同様
に考える)をセンスアンプ41の入力とした概略図であ
る。これは、いわゆるDRAMで用いられているフォー
ルディッド・ビット線方式である。ここで42はNAN
Dセル,43はワード線である。このワード線43は制
御ゲートCGと選択ゲートSGとをまとめて画いた形で
ある。
(BLとは信号反転関係にあることを示し、図ではBL
の真上にバーが引かれている。以下“/”の意味は同様
に考える)をセンスアンプ41の入力とした概略図であ
る。これは、いわゆるDRAMで用いられているフォー
ルディッド・ビット線方式である。ここで42はNAN
Dセル,43はワード線である。このワード線43は制
御ゲートCGと選択ゲートSGとをまとめて画いた形で
ある。
【0019】図2は上記セル部分を具体的に示したもの
である。隣接するビット線対の一方例えばBLが選択さ
れたとき、もう一方例えば/BLが選択されないように
ビット線側のセレクト・ゲートMS11,MS12がエ
ンハンスメント型トランジスタとデプレッション型トラ
ンジスタの直列接続になっており、一方はエンハンスメ
ント型がビット線BL側、もう一方はデプレッション型
がビット線/BL側に接続されている。この隣接する2
つのNAND型セル(メモリセルの数をそれぞれ4つと
した場合)の平面図を示したものが図3である。ここで
n+ 層45はトランジスタのソース/ドレインとなる。
461 〜464 は第1層多結晶シリコン膜による浮遊ゲ
ート、471 〜474 は第2層多結晶シリコン膜による
制御ゲート、48はソース層である。これらの符号45
〜48は反転ビット線/BL側についても、同様に考え
られる。図4は、図1〜図3を更に具体化した回路図を
示す。
である。隣接するビット線対の一方例えばBLが選択さ
れたとき、もう一方例えば/BLが選択されないように
ビット線側のセレクト・ゲートMS11,MS12がエ
ンハンスメント型トランジスタとデプレッション型トラ
ンジスタの直列接続になっており、一方はエンハンスメ
ント型がビット線BL側、もう一方はデプレッション型
がビット線/BL側に接続されている。この隣接する2
つのNAND型セル(メモリセルの数をそれぞれ4つと
した場合)の平面図を示したものが図3である。ここで
n+ 層45はトランジスタのソース/ドレインとなる。
461 〜464 は第1層多結晶シリコン膜による浮遊ゲ
ート、471 〜474 は第2層多結晶シリコン膜による
制御ゲート、48はソース層である。これらの符号45
〜48は反転ビット線/BL側についても、同様に考え
られる。図4は、図1〜図3を更に具体化した回路図を
示す。
【0020】セルの選択は以下の述べるように行われ
る。図2、図3においてビット線BLに接続するセルが
選択されるときは、信号線SG−dが“H”、信号線/
SG−dが“L”となる。信号線/SG−dがゲートに
供給されるトランジスタMS12はデプレッション型な
ので、/SG−dが“L”であっても、ビット線BLに
接続するセルが選択されることになる。それに対して、
ビット線/BLに接続するセルは信号線/SG−dがゲ
ートに与えられるトランジスタMS11がエンハンスメ
ント型なので、ビット線/BLはこの/SG−dがゲー
トに与えられるトランジスタによってセルが選択された
ことにならない。ビット線/BLに接続するセルが選択
されるときは、逆に信号SG−dが“L”、/SG−d
が“H”となって、同様に選択性は満足される。
る。図2、図3においてビット線BLに接続するセルが
選択されるときは、信号線SG−dが“H”、信号線/
SG−dが“L”となる。信号線/SG−dがゲートに
供給されるトランジスタMS12はデプレッション型な
ので、/SG−dが“L”であっても、ビット線BLに
接続するセルが選択されることになる。それに対して、
ビット線/BLに接続するセルは信号線/SG−dがゲ
ートに与えられるトランジスタMS11がエンハンスメ
ント型なので、ビット線/BLはこの/SG−dがゲー
トに与えられるトランジスタによってセルが選択された
ことにならない。ビット線/BLに接続するセルが選択
されるときは、逆に信号SG−dが“L”、/SG−d
が“H”となって、同様に選択性は満足される。
【0021】図4の回路図にもとづいて、さらに詳細に
述べる。ビット線BL,/BL対の容量をほぼ同じにす
るために、NAND型セル42でビット線側に接続する
のがデプレッション型であるものの数を、ビット線B
L,/BLで同じにし、同様にエンハンスメント型であ
るものの数を、ビット線BL,/BLで同じにする。
述べる。ビット線BL,/BL対の容量をほぼ同じにす
るために、NAND型セル42でビット線側に接続する
のがデプレッション型であるものの数を、ビット線B
L,/BLで同じにし、同様にエンハンスメント型であ
るものの数を、ビット線BL,/BLで同じにする。
【0022】またダミーセル51ではセルの最悪の読み
出し電流よりも小さくしておく。これには、ダミーのN
AND型セル51の各々をデプレッション型トランジス
タにし、チャンネル長Lを大きくしておく、などという
手段を用いる。この場合ダミーのワード線SG−dd,
/SG−dd,CGd1,CGd2…のRC遅延は抵抗
が小さくなった分、容量が大きくなってノーマル用のセ
ルのワード線のRC遅延とほぼ同じにできるという利点
がある。
出し電流よりも小さくしておく。これには、ダミーのN
AND型セル51の各々をデプレッション型トランジス
タにし、チャンネル長Lを大きくしておく、などという
手段を用いる。この場合ダミーのワード線SG−dd,
/SG−dd,CGd1,CGd2…のRC遅延は抵抗
が小さくなった分、容量が大きくなってノーマル用のセ
ルのワード線のRC遅延とほぼ同じにできるという利点
がある。
【0023】前回の読み出しが終了した後からの動作説
明を始める。この状態では、すべてのワード線、ダミー
ワード線CGn,SG−d,SG−s系、これらの反転
系はすべて接地レベルとなっている。
明を始める。この状態では、すべてのワード線、ダミー
ワード線CGn,SG−d,SG−s系、これらの反転
系はすべて接地レベルとなっている。
【0024】またSANは接地レベル、SAPは電源V
ccレベルとなっており、ノードN2とN1はデータに応
じて電源レベルと接地レベルとなっている。信号線φT
は接地レベルとなっており、センスアンプ41とビット
線BL,/BLは切り離されている。ビット線対BL,
/BLは信号線EQR1と/PREによりVPRに充電さ
れ、イコライズされている。VPRはプリ・チャージ電位
である。
ccレベルとなっており、ノードN2とN1はデータに応
じて電源レベルと接地レベルとなっている。信号線φT
は接地レベルとなっており、センスアンプ41とビット
線BL,/BLは切り離されている。ビット線対BL,
/BLは信号線EQR1と/PREによりVPRに充電さ
れ、イコライズされている。VPRはプリ・チャージ電位
である。
【0025】ロウ・アドレスが切り換わると、SAPと
SANは1/2 Vccとなり、EQR2によってN2とN1
もイコライズされ、さらにφT が“H”となり、センス
アンプ41とBL線対は接続される。
SANは1/2 Vccとなり、EQR2によってN2とN1
もイコライズされ、さらにφT が“H”となり、センス
アンプ41とBL線対は接続される。
【0026】その後EQR2,EQR1は“L”、/P
REは“H”となってBL線対、センスアンプ入力N
2,N1はフローティング状態となる。次に選択された
ワード線がドライブされ、そのビット線BLまたは/B
Lと対になっている方のダミーワード線51がドライブ
される。ダミーワード線に接続されたビット線の電位は
下がり、また選択されたワード線に接続されたビット線
は選択されたセルの状態にしたがってプリチャージレベ
ルを保つか、“L”に放電される。ここで図12と違う
のは、選択されたビット線の隣接しているビット線は、
ダミーセル51に接続されるため、プリチャージレベル
を保たねばならないビット線の電位は、隣接ビット線と
の容量結合で下がるにしても、その下がりがダミーセル
に接続されているビット線によって引きおこされるた
め、いつも一定の値となる。図12の場合は隣接するビ
ット線がデータによって下がり方がちがうという差異が
あり、本発明の方が設計しやすくなっている。
REは“H”となってBL線対、センスアンプ入力N
2,N1はフローティング状態となる。次に選択された
ワード線がドライブされ、そのビット線BLまたは/B
Lと対になっている方のダミーワード線51がドライブ
される。ダミーワード線に接続されたビット線の電位は
下がり、また選択されたワード線に接続されたビット線
は選択されたセルの状態にしたがってプリチャージレベ
ルを保つか、“L”に放電される。ここで図12と違う
のは、選択されたビット線の隣接しているビット線は、
ダミーセル51に接続されるため、プリチャージレベル
を保たねばならないビット線の電位は、隣接ビット線と
の容量結合で下がるにしても、その下がりがダミーセル
に接続されているビット線によって引きおこされるた
め、いつも一定の値となる。図12の場合は隣接するビ
ット線がデータによって下がり方がちがうという差異が
あり、本発明の方が設計しやすくなっている。
【0027】セル42のデータによりビット線対に差が
生じたら、SAPを電源Vccレベルへ、SANを接地レ
ベルにドライブして、センスアンプ41によりビット線
対のBL,/BL間の差を増幅する。その後、セルに対
するストレスを押さえるため、φT を接地レベルとし、
ビット線対BL,/BLとセンスアンプ41を切り離
す。ビット線対がセンスアンプから切り離されることに
より、負荷容量が減ったため、ノードN2とN1は
“H”(Vcc) レベルレベルと“L”(接地)レベルと
して急速に決定される。その後各トランジスタ47のゲ
ート入力CSLが“H”となり、ノードN2,N1のデ
ータは出力I/o,/I/o へ読み出される。そしてφT が
“L”に落ちると、ワード線は“L”に落とされ、EQ
R1,PREによってビット線対はイコライズされ、プ
リチャージ電位VPRに充電される。
生じたら、SAPを電源Vccレベルへ、SANを接地レ
ベルにドライブして、センスアンプ41によりビット線
対のBL,/BL間の差を増幅する。その後、セルに対
するストレスを押さえるため、φT を接地レベルとし、
ビット線対BL,/BLとセンスアンプ41を切り離
す。ビット線対がセンスアンプから切り離されることに
より、負荷容量が減ったため、ノードN2とN1は
“H”(Vcc) レベルレベルと“L”(接地)レベルと
して急速に決定される。その後各トランジスタ47のゲ
ート入力CSLが“H”となり、ノードN2,N1のデ
ータは出力I/o,/I/o へ読み出される。そしてφT が
“L”に落ちると、ワード線は“L”に落とされ、EQ
R1,PREによってビット線対はイコライズされ、プ
リチャージ電位VPRに充電される。
【0028】図4の実施例の波形は図5、図6に示す。
選択されたセルはCG11に接続されるものとし、選択
されたNAND型セルは、図4の上から1番目とする。
図5、図6の添字において、例えばCGmnの最初の数字
mはNAND型セル41を1つのかたまりとしたときの
セルアレイの中での番号、nはNAND型セル内でのセ
ルの番号、SG−dm,SG−dm,SG−smのmも
上記と同じ、CGdnのnも上記と同じ、dはダミーセ
ルを表わす。
選択されたセルはCG11に接続されるものとし、選択
されたNAND型セルは、図4の上から1番目とする。
図5、図6の添字において、例えばCGmnの最初の数字
mはNAND型セル41を1つのかたまりとしたときの
セルアレイの中での番号、nはNAND型セル内でのセ
ルの番号、SG−dm,SG−dm,SG−smのmも
上記と同じ、CGdnのnも上記と同じ、dはダミーセ
ルを表わす。
【0029】図7は別の実施例である。ダミーセルをD
RAMのような1トランジスタ、1キャパシタで構成し
たものである。ノーマル用ワード線が選択されたとき、
選択されたノーマル用ビット線の対のビット線に接続す
るダミーセルが選択される。するとビット線の電位が、
トランジスタ62を介してダミーセル61のキャパシタ
Cに充電され、その電荷分だけ、ビット線BLまたは/
BLの電位が下がる。それをレファレンス電位として用
いるものである。後は、前の実施例のようにビット線対
の電位がセンスアンプに伝えられた後、信号線φT によ
ってセンスアンプ41とビット線BL,/BLは切り離
される。ワード線がリセットされた後、Reset 信号によ
り、ダミーセルのキャパシタCの電荷は、トランジスタ
63を介して放電される。以上の点をのぞいて他の動作
は前の実施例と同様である。以上の2例において、図1
2で考案されているものより隣接ビット線によるノイズ
を小さくすることができる。
RAMのような1トランジスタ、1キャパシタで構成し
たものである。ノーマル用ワード線が選択されたとき、
選択されたノーマル用ビット線の対のビット線に接続す
るダミーセルが選択される。するとビット線の電位が、
トランジスタ62を介してダミーセル61のキャパシタ
Cに充電され、その電荷分だけ、ビット線BLまたは/
BLの電位が下がる。それをレファレンス電位として用
いるものである。後は、前の実施例のようにビット線対
の電位がセンスアンプに伝えられた後、信号線φT によ
ってセンスアンプ41とビット線BL,/BLは切り離
される。ワード線がリセットされた後、Reset 信号によ
り、ダミーセルのキャパシタCの電荷は、トランジスタ
63を介して放電される。以上の点をのぞいて他の動作
は前の実施例と同様である。以上の2例において、図1
2で考案されているものより隣接ビット線によるノイズ
を小さくすることができる。
【0030】しかし、高集積かがすすみ、隣接ビット線
間の容量の割合が増大すると、DRAMで提案されてい
るような図8の如きツイステッド・ビットライン方式も
考えられる。(H.Hidaka et al.“Twisted bit-line arc
hitectures for multi-mega-bit DRAMS ”IEEE J.Solid
-State Circuits, Vol.24,pp.21-27,Feb.1989)
間の容量の割合が増大すると、DRAMで提案されてい
るような図8の如きツイステッド・ビットライン方式も
考えられる。(H.Hidaka et al.“Twisted bit-line arc
hitectures for multi-mega-bit DRAMS ”IEEE J.Solid
-State Circuits, Vol.24,pp.21-27,Feb.1989)
【0031】図9の実施例は、ダミー側を、Vref とい
う基準電位に設定するものである。ダミー側の電位はト
ランジスタ71を介してVref 付近に固定されるため、
隣接ビット線による容量結合ノイズは完全にカットされ
る。
う基準電位に設定するものである。ダミー側の電位はト
ランジスタ71を介してVref 付近に固定されるため、
隣接ビット線による容量結合ノイズは完全にカットされ
る。
【0032】図10にプリチャージ電位VPRと基準電位
Vref を発生する回路の一例を示す。Vref はVPRより
低い電位である。ただしあまり低すぎるとφT を“L”
におとすタイミングがおそくなり、アクセスがおそくな
る。例えばVPRをVcc/2としたときVref は「( Vcc/
2) −0.3 」ボルト程度とする。本発明は、上記各実施
例のみに限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
Vref を発生する回路の一例を示す。Vref はVPRより
低い電位である。ただしあまり低すぎるとφT を“L”
におとすタイミングがおそくなり、アクセスがおそくな
る。例えばVPRをVcc/2としたときVref は「( Vcc/
2) −0.3 」ボルト程度とする。本発明は、上記各実施
例のみに限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上本発明によれば、高速になおかつ隣
接したビット線のノイズの影響を低減し、また誤ったデ
ータ読み出しを防止した信頼性の高いセンスアンプをも
つ不揮発性半導体メモリ装置を提供することができる。
接したビット線のノイズの影響を低減し、また誤ったデ
ータ読み出しを防止した信頼性の高いセンスアンプをも
つ不揮発性半導体メモリ装置を提供することができる。
【図1】本発明の原理を示すメモリセルアレイ部および
センスアンプ回路部の構成を示す図。
センスアンプ回路部の構成を示す図。
【図2】図1のNANDセル部分を特に詳細化して表わ
した図。
した図。
【図3】本発明によるNANDセルの一例を示すパター
ン平面図。
ン平面図。
【図4】本発明の一実施例に係るNANDセル型EEP
ROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路部
の構成を示す図。
ROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路部
の構成を示す図。
【図5】同実施例を説明するための波形図。
【図6】同実施例を説明するための波形図。
【図7】本発明の別の実施例に係るNANDセル型EE
PROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路
部の構成を示す図。
PROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路
部の構成を示す図。
【図8】本発明の趣旨を示すメモリセルアレイ部および
センスアンプ回路部の構成を示す図。
センスアンプ回路部の構成を示す図。
【図9】本発明の別の実施例に係るNANDセル型EE
PROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路
部の構成を示す図。
PROMのメモリセルアレイ部およびセンスアンプ回路
部の構成を示す図。
【図10】レファレンス電位、プリチャージ電位発生回
路の一例を示す図。
路の一例を示す図。
【図11】一般的な不揮発性メモリで用いられるセンス
アンプ回路。
アンプ回路。
【図12】本出願人の考案による不揮発性メモリ回路
図。
図。
41…センスアンプ、 42…NAND型セル、 43
…ワード線、51,61…ダミーセル、 BL,/BL
…ビット線対、CG1〜CG2,CG11〜CG1n…
制御ゲート線、SG−d,SG−s,SG−d1〜SG
−dd…選択ゲート線。
…ワード線、51,61…ダミーセル、 BL,/BL
…ビット線対、CG1〜CG2,CG11〜CG1n…
制御ゲート線、SG−d,SG−s,SG−d1〜SG
−dd…選択ゲート線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/06 H01L 21/8247 H01L 27/115
Claims (9)
- 【請求項1】半導体基板上に電荷蓄積層と制御ゲートが
積層され、電荷蓄積層と基板との間の電荷の授受により
書き込みおよび消去を行う書き替え可能なメモリセルが
複数個直列接続されてNANDセルを構成してこれらセ
ルがマトリクス配列され、前記NANDセルの一端部の
ドレインが選択ゲートを介してビット線に接続され、各
メモリセルの制御ゲートが制御ゲート線に接続されて構
成される不揮発性半導体メモリ装置において、ビット線
対は、互いに電気的特性がほぼ等しくかつ互いに近接並
行して配置されており、前記制御ゲートを駆動する制御
ゲート線および前記選択ゲートを駆動する選択ゲート線
は前記ビット線対と交差し、前記ビット線対上の信号を
差動的に検出する手段を設けたことを特徴とする不揮発
性半導体メモリ装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、前記選択ゲートは、エンハンスメント型ト
ランジスタとデプレッション型トランジスタとが直列に
接続されており、前記NANDセルのうちの互いに隣り
合うNANDセルでは、前記直列に接続されたエンハン
スメント型トランジスタとデプレッション型トランジス
タのうちビット線に接続されているトランジスタは交互
の配列になっていることを特徴とする不揮発性半導体メ
モリ装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、前記ビット線の各々に設けたダミーのメモ
リセルと、その記憶データを読み出すための一対のダミ
ー用の選択ゲート線、制御ゲート線と、前記ビット線対
のいずれか一方のビット線に接続された選択すべきノー
マル用のメモリセルに対し、他方のビット線に接続され
たダミーのメモリセルを選択すべく、前記ノーマル用の
選択ゲート線、制御ゲート線と前記ダミー用の選択ゲー
ト線と制御ゲート線を選択的に駆動する手段とを、更に
備えたことを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、ダミーのメモリセルは、複数個直列接続さ
れてNANDセルを構成しており、そのダミー用のNA
NDセルを構成しているダミーのメモリセルの数は、ノ
ーマル用のNANDセルを構成しているメモリセルの数
と同数であることを特徴とする不揮発性半導体メモリ装
置。 - 【請求項5】請求項4に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、ダミー用NANDセルの一端部のドレイン
が選択ゲートを介して前記ビット線に接続されて構成さ
れ、前記ダミー用の選択ゲートは、エンハンスメント型
トランジスタとデプレッション型トランジスタで直列に
接続されており、かつビット線側につながるトランジス
タの型が、そのトランジスタのビット線と対になるビッ
ト線につながるNANDセルのトランジスタの型とは異
種の型であることを特徴とする不揮発性半導体メモリ装
置。 - 【請求項6】請求項3に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、ダミーのメモリセルは1トランジスタ、1
キャパシタで構成されていることを特徴とする不揮発性
半導体メモリ装置。 - 【請求項7】請求項6に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、ダミーのメモリセルのトランジスタは、ノ
ーマル用のNANDセルの選択ゲートトランジスタと同
構造であり、かつビット線とキャパシタの間に介在する
ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項8】請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、選択されたノーマル用メモリセルに接続す
るビット線とペアのもう一方のビット線にレファレンス
電位を提供する手段を、更に設けたことを特徴とする不
揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項9】請求項8に記載の不揮発性半導体メモリ装
置において、前記レファレンス電位は、ビット線および
これにつながるセンスアンプ側のデータ線をプリチャー
ジする電位に対し差があることを特徴とする不揮発性半
導体メモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32041692A JP3162515B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32041692A JP3162515B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168596A JPH06168596A (ja) | 1994-06-14 |
JP3162515B2 true JP3162515B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18121215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32041692A Expired - Fee Related JP3162515B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162515B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5680347A (en) * | 1994-06-29 | 1997-10-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory device |
US8767433B2 (en) | 2004-05-06 | 2014-07-01 | Sidense Corp. | Methods for testing unprogrammed OTP memory |
US7511982B2 (en) * | 2004-05-06 | 2009-03-31 | Sidense Corp. | High speed OTP sensing scheme |
JP5483799B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2014-05-07 | 三星電子株式会社 | メモリ装置及びその動作方法 |
KR100811278B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2008-03-07 | 주식회사 하이닉스반도체 | 셀프 부스팅을 이용한 낸드 플래시 메모리소자의 읽기 방법 |
JP5777845B2 (ja) * | 2008-06-26 | 2015-09-09 | スパンション エルエルシー | 不揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置からのデータ読み出し方法 |
JP2010079953A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP32041692A patent/JP3162515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06168596A (ja) | 1994-06-14 |
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