JPS6215571A - 色替え可能な現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、２成分現像剤を用いる、現像色を替えること
ができる単色電子写真複写機の現像装置に関する。

従来技術 最近、コピーの色を黒ばかりでなく、他の有彩色、例え
ば、青、セピア、赤等のいずれかの好みの色でも複写す
ることができる単色複写機が世に出ている。

コピー色を替える方法としては、現像ユニットの交換方
式が一般的であるが、この方式では現像ユニットの着脱
部のト、ブー−の飛散による機内外、操作者の汚染、操
作のわずらイつじさの他、複写装置に装着されている現
像ユニットの色の表示手段が複雑になる欠点がある。

さらに、現像ユニット内への塵埃の侵入、現像スリーブ
の磁力によるクリップやピン等の磁性体の吸着による現
像剤寿命の低下、像異常、感光体の損傷Ｉこ起因する信
頼性の低下を招く欠点がある。

これを改善するものとして、感光体に沿って、黒色とそ
の他の有彩色の１個又は複数個の現像ユニットをあらか
じめ機内に設置し、操作パネル上のスイッチ操作により
コピー色の切換えを行なうようにしたものが提案されて
いる。この方式では、コピー色の切換え操作は容易にな
るが、装置が大型化し、コストアップが避けられず、大
型化を抑えれば使用頻度の最も多い黒色コピーのための
現像剤トナーの交換や補給の頻度が増加し、替えられる
色数はせいぜい黒と他の１色の２色位にしか適用するこ
とができない。

ところで、本発明者は、さきｌこ、２成分現像剤を用い
る黒白電子写真複写機の現像装置の小型化、現像剤の確
実な横攪拌及びユーザーによる現像剤の交換を可能とす
ることを目的として、新規の構成の現像装置を提案した
。その現像装置は、第４図及び第５図に例示する如く、
感光体ドラムｌに対設された現像スリーブ２と、トナー
とキャリアとから成る２成分現像剤を貯溜する現像剤貯
溜部３と、該貯溜部３内に設けられ、現像スリーブ２に
並行に中空軸４ａに全長に亘って放射状に複数の搬送羽
根４ｂを設けた羽根車４とが現像容器・５内に設けられ
ており、羽根車４には全長に亘って搬送羽根４ｂを囲繞
して螺旋体の現像剤移動部材６が一体的に回転するよう
に固定されている。又中空軸４ａの内部には、搬送スク
リュー７が前記現像剤移動部材６による搬送方向と逆方
向に現像剤を移動させる方向に回転駆動されるように設
けられている。中空軸４ａの両端面は閉鎖され、周壁の
端部近傍には現像剤の流入口４Ｃ１排出口４ｄが穿設さ
れている。削整動部材６が固接された羽根車４は、現像
容器５の手前側側面より若干突出して延長され、現像容
器側板５ａは、その部分を羽根車４０回転を許容する如
く囲繞する円筒状に突出し８、この円筒状部５ｂの上部
及び下部には夫々現像剤供給口５Ｃ及び現像剤排、出口
５ｄが穿設され１ている。現像容器５の羽根車４の上方
にはトナーカートリッジ８が取付けられ、その下端には
トナー補給ローラ９が設けら１れている。

現像時、羽根車４は第４図に矢印で示す方向に回転駆動
され、現像容器５の剤貯溜部３に貯溜された現像剤は搬
送羽根４ｂにより現像スリーブ２に供給され、現像剤は
公知の如くスリーブ２内部の磁石によりスリーブ２の表
面に吸着されドクター１０により層厚を規制されて感光
体ドラムｌと対向する現像位置に搬送され、感光体ドラ
ムｌ土の静電潜像にトナーを供給して現像が行なわれ、
現像後の現像剤はスリーブ２により現像容器５内の現像
剤貯溜部３に戻され循環する。ドクター１０により分離
された現像剤はセパレータ１１に沿って現像剤貯溜部３
に戻され、現像を重ねることにより減少したトナーはｌ
・ナーカートリッジ８より補給される。こ５迄に述べた
作用は従来のとおりである゛。

一方、羽根車４が回転すると、一体に回転する現像剤移
動部材６により現像剤゛は第５図において右から左へ少
しずつ移動して行き、左端に達すると羽根車４の中空軸
４ａの端部に設けられた流入口４Ｃから軸４ａ内に入り
その内部に設けられた搬送スクリュー７の回転により左
から右へと移動し、右端に達すると排出口４ｄより中空
軸の外に排出され循環する。その結果、現像剤は補給さ
れたトナーとともに横方向に充分攪拌され均一化され、
従来、セパレータの近傍に設けられていた攪拌装置が不
要になり装置の小型化が可能になる。

羽根車４の左端（装置の手前側）を囲む現像容器５の円
筒状部５ｂの上下の開口５Ｃ２５ｄは夫々単独にキャッ
プ１２により開閉できるようにされており、現像剤交換
時には第６図に示す如く、下の開口５ｄを開き、羽根車
４及び搬送スクリュー７を回転させれば、現像剤移動部
材６により左端迄移動されてきた現像剤は開口５ｄより
自重で落下するので開口５ｄの下に現像側受は容器を取
り付けておけば現像容器５内の現像剤を回収することが
できる。次いで第７図に示す如く、下の開口５ｄを閉じ
、上の開口５Ｃを開き、そΩ上から現像剤を送り込めば
、現像剤は中空軸４ａの流入口４Ｃより中空軸内に入り
、搬送スクリュー７により右方に搬送され、排出口４ｄ
より現像剤貯溜部３に貯溜される。供給剤が全部供給さ
れた後、ある時間現像駆動を継続することにより貯溜部
８内に現像剤が均一に分布して貯溜される。

目　　　的 本発明は、従来の色替え可能な２成分現像装置の前述の
問題点を解決した、色替え操作が簡単で、大きなスペー
スを必要とせず、複数の色の間で色替え可能な単色電子
写真複写機の現像装置を提供することを目的とする。

構　成 本発明は、上記の目的を達成させるため、本発明者が先
に提案した、現像剤移動部材を周囲に一体的に設け、中
空軸内部に現像剤搬送スクリューを設け、現像容器の手
前側側壁に突出させて設けた円筒状部に一端部を挿入し
た羽根車を有し、円筒状部の上下に開口を設けた黒白現
像装置の構成を利用し、該円筒状部に回動可能に外嵌し
、放射状壁により内部が複数の室に分割され、その各室
には夫々上記の現像容器の円筒状部の開口に対応する位
置に開口を有する現像剤及びトナータンクを設け、この
タンクの一部の室を互・いに異なる色の現像剤収容室と
し、夫々の開口、にこれを開閉する手段を設け、残余の
室を上記各トナーの収容室とし、その開口に内部のトナ
ーを現像容器に補給する手段を設けたことを特徴とす・
る。

以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は、本発明の実施例の現像剤及びトナータンク付
近を示す図である。その他の構成は先に第４図乃至第７
図により説明した本発明者が先に提案した白黒複写機の
現像装置とトナー補給部を除いて本質的に同様である。

第１図に示す如く、円筒状部に羽根車４の端部付近を回
転可能に有する現像容器の円筒状部５ｂに回動自在に外
嵌して、環状の現像剤及びトナータンク２０が設けられ
ている。タンク２０は第２図に示す如く、放射状壁２１
によって４つの扇形断面の室２２．２Ｂ、２４．２５に
分割され、各室の現像容器円筒状部５ｂに対向する壁に
は、夫々軸方向に円筒状部の開口５ｃ、５ｄに対応する
開口２６が設けられている。どの例では、室２２゜２８
は夫々黒及び赤の現像剤収容室、室２４．２５は夫々黒
及び赤のトナー収容室となっており、現像剤収容室の開
口にはシャッタ２７が、トナー収容室の開口にはトナー
補給ローラ２８が設けられている。

各現像剤収容室の開口が、現像容器円筒状部の２つの開
口５ｃ　、５ｄのいずれとも重り合う位置に、又、各ト
ナー収容室の開口が円筒状部の上側の開口５Ｃと重り合
う位置に、夕／り２０は図示せぬ伝動装置を介して回動
され、その位置に保持されるようピなっている。　　　
　　　　　□この装置は以上の如く構成されているから
、例えば現像色を黒から赤に替える場合は、まず、黒現
像剤を収容すべき室２２が真下に来るようにタンク２０
を回動させ、開口２６を開口５ｄど重ね合せ、シャツ表
２７を開き、現像装置を作動させると、さきに本発明者
が提案した現像装置で現像剤を回収する場合と同じ動作
により、現像容器５中の黒色現像剤は黒色現像剤°収容
室２２に回収される。

次いで赤色現像剤の収容されている室２３が真上にくる
位置にタンク２０を回動させ、その室の開口２６と円筒
状部の」二側の開口５Ｃとを一致させ、現像装置を作動
させると、さきに提案した装置で新しい現像剤を現像容
器内に供給する場合と同様の動作で、赤色現像剤が現像
容器５内に供給される。

次いで、赤色トナーが収容された室２５が真上にくるよ
うにタンク２０を回動させ、その室の開口２６と円筒状
部５ｂの上側の開口５Ｃとの位置を一致させて保持し、
その補給ローラ２８を作動可能状態にする。

」二記の一連の動作は、複写機の操作部のキー操作によ
り行なわれる。

現像中の動作は、さきに説明した黒白複写機の通りであ
る。現像を重ねることにより、現像剤のトナー濃度が所
定の範囲より低下すると、赤色トナーがタンク２０内の
赤色トナー収容室２５から補給ローラ２８により開口２
６．５Ｃを通して現像容器５内の現像剤中に所定量ずつ
補給され、搬送スクリュー７及び現ｆ象剤移動部材６に
より攪拌され、現像剤のトナー濃度は均一にされてスＵ
−ブ２に供給される。

第３図に示す実施例は、３色、例えば黒、赤、青の間で
色替えをするととのできる現像装置に本発明を適用した
実施例を示す斜視図である。

この場合、タンク２０を放射状壁２１により６等分する
と、各室の容積が小さくなり、特に使用頻度の大きい黒
色トナーをしばしば補充してやる必要が生ずる。そこで
、この実施例では、現像剤及びトナータンク２０は、放
射状壁２１により５室に分割され、その中の３室を夫々
黒色、赤、青色の現像剤収容室とし、残りの２室を夫々
、赤及び青色のトナー収容室としている。使用頻度の多
い黒色トナータンク８は、従来の現像装置と同様、現像
容器５の上部に全長にわたって設けられている。この装
置の作用は自明であるから説明を省略する。

効果 以上の如く、本発明によれば、色替え可能な現像装置を
、白黒複写機の現像装置と殆んど変らない機内スペース
に収めることができるので、複写機の機器配置の変更、
装置の大型化、コスト上昇を回避することができる。又
、現像剤及びトナータンクを装置の手前側に配置したの
で、現像剤及びトナーの量を十分とることが可能となり
、又色替え操作も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の現像剤及びトナータンク付近
の断面図、第２図は第１図中のｎ−ｔｔ線による断面図
、第３図は他の実施例の斜視図、第４図はさきに提案さ
れた白黒現像装置の断面図、第５図はその羽根車の一部
を切り欠いて示す側面図、第６図及び第７図はその作用
を説明する断面図である。 １・・・感光体　　　　　　２・・・現像スリーブ゛３
・・・現像剤貯溜部　　　４・・・羽根車４ａ・・・中
空軸　　　　　４Ｃ・・・開口５・・・現像容器　　　
　　５ａ・・・容器側板５ｂ・・・円筒状部　　　　５
ｃ　、５ｄ・・・開口６・・・現像剤移動部材　　７・
・・搬送スクリュー８・・・トナータンク ２０・・・現像剤及びトナータンク ２１・・・放射状壁 ２２．２３・・・現像剤収容室 ２４．２５・・・トナー収容室 ２６・・・開口 ２７・・・シャッタ（開閉手段） ２８・・・トナー補給ローラ −ｏ　　Ｊ　　　　　　訓 苧 手続補正書 昭和６０年　８月２１日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光体に対設された現像スリーブと、トナーとキ
   ャリアとから成る２成分現像剤を貯溜する現像剤貯溜部
   と、該貯溜部内に上記現像スリーブに並行に設けられ、
   全長に亘つて放射状に複数の搬送羽根を設けた羽根車と
   を現像容器内部に有して成り、上記現像スリーブが上記
   羽根車により供給された現像剤を保持搬送して感光体上
   の潜像にトナーを供給して現像を行ない、現像後の現像
   剤を上記現像剤貯溜部に戻して循環させるようにした電
   子写真複写機の現像装置において、上記羽根車には全長
   にわたつて搬送羽根を囲繞して螺旋状現像剤移動部材が
   固定され、羽根車の軸は中空に形成されその両端部周壁
   に現像剤の流入、排出口を設け、内部に上記現像剤移動
   部材の搬送方向と逆方向に現像剤を搬送する搬送スクリ
   ューを設け、上記羽根車は現像容器側面より若干突出し
   て延長され、現像容器側板はその部分を羽根車の回転を
   許容する如く囲繞する円筒状に突出し、この円筒状部の
   上部及び下部に夫々現像剤供給及び排出用の開口を設け
   、該円筒状部に回動可能に外嵌し、放射状壁により内部
   が複数の室に分割され、その各室には夫々上記現像容器
   の円筒状部の開口に対応する位置に開口を有する現像剤
   及びトナータンクを設け、このタンクの一部の室を互い
   に異なる色の現像剤収容室とし、夫々の開口にこれを開
   閉する手段を設け、上記タンクの残余の室を上記各色ト
   ナーの収容室とし、その開口に内部のトナーを現像容器
   に補給する手段を設けたことを特徴とする色替え可能な
   現像装置。
2. （２）上記の現像剤及びトナータンクの現像剤収容室群
   は黒色現像剤収容室を有し、トナー収容室群には黒色ト
   ナー収容室を設けず、該現像剤及びトナータンクと別に
   黒色トナーカートリッジを現像容器に補給可能に設けた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の現像装
   置。