JPH09288419A - 回転型現像装置 - Google Patents

回転型現像装置

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JPH09288419A
JPH09288419A JP8122544A JP12254496A JPH09288419A JP H09288419 A JPH09288419 A JP H09288419A JP 8122544 A JP8122544 A JP 8122544A JP 12254496 A JP12254496 A JP 12254496A JP H09288419 A JPH09288419 A JP H09288419A
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JP
Japan
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unit
developing device
developing
toner
toner container
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JP8122544A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ユニットにおける現像器ユニットとトナ
ー収容器ユニットとに独立分離可能、且つ容易に一体化
可能な構造を採用することにより、組立性及びメインテ
ナンス性の向上した回転型現像装置を提供する。 【解決手段】 現像器ユニット40と該現像器ユニット
にトナーを補給するトナー収容器ユニット45とを独立
分離可能に設け、且つ該現像器ユニットと該トナー収容
器ユニットとが該回転軸線を中心に回転可能に結合する
構造を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いられる回転型
現像装置に係り、詳しくは、回転型現像装置の修理、点
検、清掃、或いは交換等のメインテナンス性に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の現像装置としては現像器
ユニットとトナー収容器ユニットとが一体化した現像ユ
ニットを画像形成装置本体から脱着可能にしたものが知
られている。例えば、現像ユニットを支持するユニット
担持体を有し、該ユニット担持体が現像ユニットを支持
したまま画像形成装置本体から離脱可能に該本体に支持
されているものが提案されている(例えば、特開昭63
−78170号公報、特開昭63−278080号公
報、実開昭63−178856号公報、実開昭63−5
1345号公報、特開昭64−33570号公報、特開
平4−29166号公報)。これらの画像形成装置にお
いては、現像ユニットを装置本体から引き出すことがで
きるため、現像ユニットの修理、点検等のメインテナン
スを容易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記現像ユ
ニットは現像器ユニットとトナー収容器ユニットとが一
体化しているため、例えば現像器ユニットが故障した
り、或いは現像器ユニットの一部の部品が破損したりし
た場合に、トナー収容器ユニットを含む現像ユニット全
体を交換する必要があった。この結果、メインテナンス
の際のコストが高くなるという不具合があった。
【0004】また、現像ユニットに飛散、或いは流出し
たトナーを清掃したり、修理、点検等を行ったりする際
に、現像器ユニットとトナー収容器ユニットが一体化し
ていると作業性が悪く、細部までのメインテナンスが困
難であるという不具合が生じた。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像ユニットにおけ
る現像器ユニットとトナー収容器ユニットとに独立分離
可能、且つ容易に一体化可能な構造を採用することによ
り、組立性及びメインテナンス性の向上した回転型現像
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転軸線の周りに配設された複
数の現像器を有する現像器ユニットを該回転軸線を中心
に回転させ、任意の現像器を、該現像器内に収容される
現像剤担持体が露出する現像口が潜像担持体に対向する
現像位置に移動させ、該現像剤担持体の現像剤によって
潜像担持体上の潜像を現像する回転型現像装置におい
て、該現像器ユニットと該現像器ユニットにトナーを補
給するトナー収容器ユニットとを独立分離可能に設け、
且つ該現像器ユニットと該トナー収容器ユニットとが該
回転軸線を中心に回転可能に結合する構造を備えたこと
を特徴とするものである。
【0007】この請求項1の発明においては、現像装置
の製造過程において現像器ユニットとトナー収容器ユニ
ットを個々に製造し、組立作業により現像ユニットを構
成することができる。そして、現像ユニットの修理、点
検、清掃、或いは交換等のメインテナンスの際には、現
像器ユニットとトナー収容器ユニットを分離して作業す
ることができる。また、現像動作の際には、現像器ユニ
ットとトナー収容器ユニットを結合し、一致した回転軸
線を中心に回転操作させることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の回転型現像
装置において、上記現像器ユニットと上記トナー収容器
ユニットとの結合の際の位置決め手段として、該現像器
ユニットにおける現像剤を撹拌するための撹拌部材の軸
部を利用したことを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の回転型現像
装置において、上記現像器ユニットと上記トナー収容器
ユニットとの結合の際の固定手段として、該現像器ユニ
ットにおける現像剤を撹拌するための撹拌部材の軸部に
スラストストッパ部材を係止する構造を備えたことを特
徴とするものである。
【0010】この請求項3の発明においては、現像器ユ
ニットとトナー収容器ユニットとを結合する際に現像器
ユニットの撹拌軸部材の軸部がスラストストッパ部材を
係止することにより、トナー収容器ユニットの現像器ユ
ニットに対するスラスト方向での位置決めができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の回転型現像
装置において、上記現像器ユニットにおける現像剤を撹
拌するための撹拌部材に、該現像器ユニットと上記トナ
ー収容器ユニットとの結合時において該トナー収容器ユ
ニットと当接する箇所にOリング状のシール部材を備え
たことを特徴とするものである。
【0012】この請求項4の発明においては、上記Oリ
ング状のシール部材により、トナー収容器ユニットの現
像器ユニットに対するスラスト方向での位置決めがで
き、且つ現像器ユニットとトナー収容器ユニットとの結
合部に隙間が生じることを防止する。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の回転型現像
装置において、上記Oリング状のシール部材の上記トナ
ー収容器ユニットとの当接側端部にテーパーを形成した
ことを特徴とするものである。
【0014】この請求項5の発明においては、Oリング
状のシール部材に設けられたテーパーによりトナー収容
器ユニット側に設けられた受け部に挿入しやすくなる。
【0015】請求項6の発明は、請求項4の回転型現像
装置において、上記トナー収容ユニットにおける上記O
リング状のシール部材の受け部にテーパーを形成したこ
とを特徴とするものである。
【0016】この請求項6の発明においては、トナー収
容器ユニットの受け部に形成されたテーパーにより現像
器ユニットに設けられたOリング状のシール部材が挿入
しやすくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に
適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形
態に係るプリンタの概略構成図である。まずこのプリン
タ全体の概略について説明する。図1において、潜像担
持体としての感光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動
されながら、一様帯電手段としての帯電チャージャ2に
より一様に帯電された後、レーザ光学装置3により画像
情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成され
る。ここで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像
をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解
した単色の画像情報である。感光体ドラム1上に形成さ
れた静電潜像は、後述の回転型現像装置4により各々所
定の現像剤としてのイエロー、マゼンタ、シアン、及び
黒トナーで現像され、これにより感光体ドラム1上に各
色画像が形成される。
【0018】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎、1次転写チャージャ6によって順
次重ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされ
たイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面
複写兼用自動給紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ
7aから給紙ローラ8,8a、レジストローラ9を経て
転写部へ搬送された転写材としての転写紙10上に2次
転写チャージャ11により一括転写される。転写終了後
の転写紙10は回転型現像装置4の下方に配置された転
写材搬送装置としての搬送ベルト15上を搬送され、定
着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリン
トとして機外に排出される。
【0019】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
中間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5か
ら除去される。
【0020】次に、本実施形態に係る回転型現像装置に
ついて説明する。図2は同現像装置の分解斜視図、図3
は同現像装置の現像器ユニット40の内部構造を示す断
面図、図4は同現像装置のトナー収容器ユニット45の
内部構造を示す断面図である。図2において回転型現像
装置は、内部に例えば黒、シアン、イエロー及びマゼン
タの4色それぞれの現像器が形成され、かつプリンタ本
体内において中心軸線回りで回動自在に取り付けられる
外周がほぼ円筒状の現像器ユニット40と、各現像器に
一対一で対応しそれぞれ黒、イエロー、マゼンタ、シア
ンのトナーを収容した4つのトナー収容器41、42、
43、44を保持し、かつ該現像器ユニット40よりそ
の中心軸線方向の前側でほぼ同軸上になるように取り付
けられて該中心軸線回りで現像器ユニット40と一体に
回動するトナー収容器ユニット45と、これら現像器ユ
ニット40及びトナー収容器ユニット45(以下、リボ
ルバ現像ユニットという)を担持した状態で、上記中心
軸線にほぼ平行にプリンタ本体にスライド可能な収容台
46と、上記トナー収容器ユニット45を覆うよう収容
台前支持板48に回転不能に設けられたカバー47とを
備えている。なお、上記リボルバ現像器ユニット40と
トナー収容器ユニット45の分離、及び結合の構造につ
いては後に詳述する。
【0021】上記リボルバ現像ユニットは、収容台46
の前支持板48に回動自在に取り付けられた例えば2つ
の支持コロ49で現像器ユニット40の円盤状の前端壁
50を支持し、かつ、現像器ユニット40の円盤状の後
端壁51の中心部に突設された先端テーパの中心軸52
を、本体後側板53に穿設された中心軸挿入孔54で回
動自在に支持することにより、プリンタ本体内で例えば
図1に示すようにその回転軸線が感光体ドラム1の回転
軸線とほぼ同一の水平面内において互いに平行になる位
置に位置決めされ、かつ回動自在になっている。
【0022】まず、図2を用いて、このようにリボルバ
現像器ユニット40を回転自在に支持する機構について
説明する。図2において、上記収容台46は、上記前支
持板48と、後支持板55と、両支持板に前後端部それ
ぞれが固着されかつ連結棒56、57、58で補強され
た側面カバー59とを有する。上記前支持板48には上
記リボルバ現像器ユニット40を挿入可能な挿入孔60
が形成され、かつ上記支持コロ49の他に上記トナー収
容器ユニット45に設けられたトナー補給ローラ駆動用
のモータ61及び該モータ61で駆動される歯車列が取
り付けられている。また上記後支持板55近傍の上記連
結棒56、57部分には中板63が取り付けられ、該中
板63には本体後側板に穿設された位置決め孔63aに
嵌合する位置決めピン63bが突設されている。該中板
63と後支持板55との間の位置決めピン部分に、回転
位置決めコロ66を保持したブラケット64の基端部が
揺動可能に取り付けられている。そして、このブラケッ
ト64は、上記コロ66を現像器ユニット後端壁51の
周面部の所定個所(本実施形態では4つの現像器それぞ
れに対応させて合計4箇所)に形成した凹部65に嵌入
させる向きにスプリング67で付勢されている。
【0023】上記本体前側板68にはリボルバ現像器ユ
ニット40を担持した状態の上記収容台46を挿入可能
な挿入孔69などが形成され、この本体前側板68と本
体後側板53との間に、上記収容台46をスライド自在
に支持するための上下ガイド70、71が掛けわたされ
ている。これらのガイド70、71に案内される収容台
部分として、収容台46の上記側面カバー59の上端部
と側部にそれぞれ被ガイド部72、73が設けられ、こ
のうち側部の被ガイド部73の下面部には、上記ガイド
71に上向きに植設されたガイドピン74が入り込むガ
イド用のピン溝75が形成されている。このピン溝75
は、収容台46のプリンタ本体に対する挿入や引き出し
操作時に、収容台46を感光体ドラム1から離間する方
向に逃がし、かつ挿入完了時には感光体ドラム1に比較
的近接した所定個所にリボルバ現像器ユニット40をガ
イドできるように、手前側の所定部分のみが後側の部分
に比して感光体ドラム1よりになるように途中から曲が
った形状にされている。
【0024】以上のリボルバ現像器ユニット40の支持
機構においては、収容台46の本体挿入時に、上記中板
63に突設された位置決めピン63bのテーパ状先端部
が、プリンタ本体への収容台挿入完了直前から本体後側
板53の上記位置決め孔63aに入り込み、該挿入完了
時点で、収容台46の後支持板55や上記ブラケット6
3を、本体内で正確に位置決めする。また、収容台46
の引き出し状態では該収容台46の後側板53で支持さ
れるリボルバ現像器ユニット40の後端部は、該収容台
46の本体挿入完了直前から先端テーパ状の中心軸52
が上記中心軸挿入孔54に徐々に入り込んでいくのに伴
って持ち上げられ、該挿入完了時点では、完全に後支持
板55から浮き上がる。そして、収容台46の前支持板
48は収容台46の本体への挿入完了後にねじ76など
で本体前側板68に固定される。これにより、リボルバ
現像器ユニット40は、本体に正確に位置決めされた収
容台前支持板48の支持コロ49で前端部が支持され、
かつ中心軸52を介して本体後側板53に回動自在に後
端部が位置決めされて、回動可能になる。
【0025】また、収容台46を装置本体の手前側に引
き出した状態で、収容台前支持板48の支持コロ49で
現像器ユニット40の前端壁50を回動自在に支持し、
かつ該収容台後支持板55で現像器ユニット40の後端
壁51を回動自在に支持して、リボルバ現像器ユニット
40を回転可能に保持できるので、リボルバ現像器ユニ
ット40を適宜回転させながらの各現像器についての現
像剤の交換作業を、この引き出し状態で良好に行うこと
ができる。なお、この引き出し状態でのリボルバ現像器
ユニット40の回動をよりスムーズに行えるようにする
ため、収容台後支持板55側でも前側と同様の支持コロ
を用いて支持するようにしても良い。
【0026】そして、リボルバ現像器ユニット40回転
駆動のため上記本体後側板53には、図示を省略したス
テッピングモータなどからなるリボルバ回転用モータで
駆動されるリボルバ駆動歯車78が取り付けられる。こ
れが現像器ユニット40の後端板の背面にねじ止めなど
で固定された該後端壁51とほぼ同径のリボルバ入力歯
車79に噛み合って、リボルバ現像器ユニット40を回
転駆動するようになっている。
【0027】次に、図3を用いてリボルバ現像器ユニッ
ト40本体について説明する。図3において、上記現像
器ユニット40は、前述のほぼ円盤状の前後端壁50,
51間に設けられた仕切り壁を備えている。この仕切り
壁は黒トナーを収容した円筒状の黒トナーボトルを挿入
可能な中空円筒部82と、該中空円筒部82から放射状
に伸びて該中空円筒部82まわりの空間を円周方向に互
いにほぼ同型の4つの現像室に区画する現像器ケーシン
グ部83、83C、83M、83Yとからなっている。
上記各現像室内には、現像剤としてのキャリア及び各色
のトナーからなる二成分現像剤が収容されている。図示
の例では感光体ドラムに対向する現像ポジションにある
のが黒トナーとキャリアを収容した黒現像器の現像室
で、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキャリア
を収容したイエロー現像器の現像室、マゼンタトナーと
キャリアを収容したマゼンタ現像器の現像室、シアント
ナーとキャリアを収容したシアン現像器の現像室になっ
ている。
【0028】上記4つの各現像室の内部構造はまったく
同様であるので、以下、図3において現像ポジションに
ある黒現像室を例にとって内部構造を説明し、他の現像
室の内部構造については対応する部材の符号として、黒
現像室における符号と同じ数字にイエロー、マゼンタ、
シアンの各現像室を区別するためY、M、Cの添字を付
した符号を図中に示し、説明を省略する。
【0029】図中現像ポジションにある黒現像器におい
て、現像器ケーシング部83には感光体ドラム1に向け
た開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出する
ように現像室内に現像ローラ84が設けられている。ま
た現像室内には現像ローラ84に担持されて感光体ドラ
ム1との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタ
ブレード85、該ドクタブレード85で規制されて現像
室内に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿
って後から前に搬送する上搬送スクリュウ86とそのガ
イド87、及び、現像室内の現像剤を撹拌する撹拌パド
ル88が設けられている。この撹拌パドル88は現像ロ
ーラ84の幅方向にわたって複数の現像剤排出孔89a
が形成された中空円筒部89と、該中空円筒部89の周
面から放射状に伸びる複数の撹拌板部90とを備え、該
中空円筒部89内には、中心軸線方向に沿って上記上搬
送スクリュウ86とは逆の向きに現像剤を搬送する下搬
送スクリュウ91が収容されている。この下搬送スクリ
ュウ91の下方の現像器ケーシング部には、現像室内の
現像劣化に伴う現像剤交換時に、劣化現像剤排出口や未
使用現像剤(トナー混合済み)の投入口として使用する
剤交換口92が形成されている。この剤交換口92はね
じ94で取り付けられるキャップ93によって外側から
覆われている。
【0030】なお、該排出口92からの劣化現像剤排出
を効率的に行うには、リボルバ現像ユニットを収容台4
6を介してプリンタ本体から引き出し、現像入力歯車
(図示せず)などを治具などを用いて回転させ、現像ロ
ーラ84、上下搬送スクリュウ86、91及びパドル8
8を回転させながら劣化現像剤を排出することが望まし
い。また該排出口92から未使用現像剤を投入するとき
にも、同様にして現像ローラ84、上下搬送スクリュウ
86,91及び撹拌パドル88を回転させれば、現像剤
に均一に分散させることができる。
【0031】図4において、上記トナー収容器ユニット
45は、円盤状のユニット面板108と、各現像器に1
対1で対応するように該面板の前面に取り付けられた合
計4つのトナー受入れ用ケース109Y,M,C、11
0と、各トナー受入れ用ケース内にそれぞれ設けられた
現像剤供給部材としてのトナー補給ローラ97Y,M,
C、97などを有している。このトナー補給ローラは、
対応する現像室が現像ポジションに位置するときに、該
ケース内への上記下搬送スクリュウ91延在部分のほぼ
直上に位置するように該ケースの前端板部及びユニット
面板108に軸支されている。
【0032】上記ユニット面板108は、円筒状の黒ト
ナー収容器が貫通し得る円形の貫通孔111がその中央
部に形成されており、上記各トナー受入れ用ケース10
9Y,M,C、110がこの貫通孔111を逃げて取り
付けられている。またユニット面板108には各現像器
の現像室から延在する下搬送スクリュウ91のための貫
通孔も形成されており、各下搬送スクリュウが各貫通孔
を介して該ユニット面板108の前面部の上記各トナー
受入れ用ケース109Y,M,C、110内に延在して
いる。
【0033】また、上記ユニット面板108は、上記ト
ナー補給ローラ97Y,M,C、97の軸を軸受してお
り、該面板108を貫通して現像器ユニット40側に突
出した該軸の端部に歯車197が固設されている。そし
て図4に示すように、上記ユニット面板108の現像ユ
ニット側の面部には、上記歯車197にかみあう駆動入
力用の補給入力歯車136が回動自在に設けられてい
る。この各トナー補給ローラ毎に設けられた補給入力歯
車136のうち、図4に示すように現像ポジションにあ
る現像器に対応するトナー補給ローラ97の補給入力歯
車136が、収容台前支持板48に取り付けられている
回転駆動手段としての補給用モータ61で駆動される歯
車62に噛み合って、該モータ61により回転駆動され
得るようになっている。該補給モータ61の駆動制御に
よりトナー補給制御が行われる。
【0034】更に、図5乃至7を用いて、本実施形態に
係るリボルバ現像ユニットの構造について説明する。本
実施形態におけるリボルバ現像ユニットは、製造過程に
おける組立性、及び修理、点検、清掃、或いは交換等の
際におけるメインテナンス性、及びメインテナンス後の
組立性を向上させるために、リボルバ現像器ユニット4
0とトナー収容器ユニット45とに独立分離可能、且つ
容易に結合可能な構造を備えている。
【0035】図5は本実施形態に係るリボルバ現像ユニ
ットにおける現像器ユニット40とトナー収容器ユニッ
ト45との結合構造の説明図である。そして、図6及び
図7はそれぞれ同リボルバ現像ユニットを各ユニットに
分離した場合における現像器ユニット40と、トナー収
容器ユニット45の説明図である。図5に示すリボルバ
現像ユニットは、図6に示すリボルバ現像ユニット40
と図7に示すトナー収容基ユニット45により構成され
ている。
【0036】まず、リボルバ現像ユニット40とトナー
収容基ユニット45それぞれの構造について説明する。
図6において、リボルバ現像器ユニット40は上記前後
端板50、51間に設けられた仕切り壁により黒トナー
ボトル収容用の中空円筒部82、及び現像室としての現
像器ケーシング部83、83C、83Y、83Mとから
構成されている。これらの現像器ケーシング部83、8
3C、83Y、83Mには、トナーを補給するために前
端板50を貫通して上記撹拌パドル88の軸部88aを
内部に備えたトナー搬送用パイプ200が設けられてい
る。この撹拌パドル軸部88aのトナー搬送用パイプ2
00から突出した部分には、後述するリボルバ現像器ユ
ニット40とトナー収容器ユニット45との結合をはか
るためのスラストストッパ部材としてのEリングを係止
するために、環状の溝201が形成されている。また、
図5に示すリボルバ現像器ユニット40とトナー収容基
ユニット45との連結時に、トナー収容器ユニット45
との隙間を埋めるシール部材として例えば発砲ポリウレ
タン等の材質のOリング202が備えられている。
【0037】一方、図7において、トナー収容器ユニッ
ト45は、上記リボルバ現像器ユニットの中空円筒部8
2、及び各現像器ケーシング部83、83C、83Y、
83Mにそれぞれ1対1で対応するように上記貫通孔1
11、及びトナー受け入れ用ケース110、109C、
109Y、109Mにより構成されている。各トナー受
け入れ用ケース110、109C、109Y、109M
の前後端板には、トナーを現像器ユニットに補給するた
めの上記トナー搬送用パイプ200挿入用の開口部20
3が形成されている。
【0038】以上のように、リボルバ現像器ユニット4
0とトナー収容器ユニット45とが独立分離構造を有す
るため、製造過程においてユニット毎に製造することが
でき、また、修理、点検、清掃或いは交換等のメインテ
ナンスの際には各ユニット40、45単独で行うことが
できる。
【0039】次に、図5に示す上記リボルバ現像器ユニ
ット40とトナー収容器ユニット45との結合方法につ
いて説明する。本実施形態では、該結合の位置決め手段
として、上記トナー搬送用パイプ200内の撹拌パドル
軸部88aを利用する。まず、リボルバ現像器ユニット
40の各現像器ケーシング部83、83C、83Y、8
3Mとトナー収容器ユニット45のトナー受け入れ用ケ
ース110、109C、109Y、109Mとが1対1
で対応するように、特有の形状を有する黒トナーの現像
器ケーシング部83を基準に、或いはトナー搬送用パイ
プに付着しているトナーの色を手がかりに位置決めし、
トナー収容器ユニット45をスライドさせる。このスラ
イド操作をトナー搬送用パイプ200がトナー収容器ユ
ニット45のトナー搬送用パイプ挿入用開口部203を
貫通し、トナー収容器ユニット45が上記Oリング20
2に当接するまで行う。次に、トナー搬送用パイプ20
0の軸受部材204の中心部に設けられた撹拌パドル軸
部88aの径に相当する穴に撹拌パドル軸部88aを挿
入しつつ、トナー搬送用パイプ200の開口部203を
密閉する。これにより、トナー搬送用パイプ200のト
ナー収容器ユニット45に対する位置が決まり、同時に
撹拌パドル軸部88aに対するトナー収容器ユニット4
5の位置関係が定まる。
【0040】そして、リボルバ現像器ユニット40とト
ナー収容器ユニット45との結合を固定するために上記
シール部材としてのOリング202、及び上記スラスト
ストッパ部材としてのEリング205を使用する。上記
位置決め動作後に、撹拌パドル軸部88aの先端部に設
けられた上記環状の溝201にEリング205を係止す
ることにより、スラスト方向での軸受部材204の位置
決めをし、トナー収容器ユニット45をリボルバ現像器
ユニット40に固定する。このEリング205の係止に
より、Oリング202はリボルバ現像器ユニット40と
トナー収容器ユニット45との結合を確実にすると共
に、トナー収容器ユニット45のトナー搬送用パイプ挿
入用開口部203に圧着することにより、結合部に隙間
が生じるのを防止し、トナー飛散、或いは流出が生じる
ことを回避できる。
【0041】ここで、図8に示すように、Oリング20
2のトナー収容器45当接側端部にテーパーを形成しす
ることにより、結合部の隙間をふさぎ確実なシール効果
を得ることができる。また、図7に示すように、Oリン
グ202の受け部であるトナー収容器ユニット45のト
ナー搬送用パイプ挿入用開口部203にもテーパーを設
けることにより、Oリング202にめくれが生じにくく
なり一層確実なシール効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、回転型
現像装置の現像器ユニットとトナー収容器ユニットとが
独立分離可能、且つ簡略な部材により結合可能な構造を
備えているため、製造過程においてユニット毎に製造
し、その後組立作業により現像装置を構成することがで
きるため、製造性が良いという優れた効果がある。ま
た、修理、点検、清掃の際に、各ユニットに分離するこ
とにより細部にわたるメインテナンスを可能にし、メイ
ンテナンス性を向上させることができる。そして、いず
れかのユニット、或いはユニットの一部の部材に破損、
或いは故障等の不具合が生じた場合に、この不具合が生
じたユニットのみを交換することができるため、従来の
現像器ユニットとトナー収容器ユニットが一体化した現
像装置と比べてメインテナンスの際のコストダウンをは
かることができるという優れた効果がある。
【0043】特に、請求項3の発明によれば、現像器ユ
ニットとトナー収容器ユニットとの結合の際にスラスト
方向での位置決めをするスラストストッパ部材を設ける
ことにより、確実に2つのユニットを結合することがで
きるという優れた効果がある。
【0044】また、請求項4の発明によれば、現像器ユ
ニットに備えられたシール部材のシール効果により現像
器ユニットとトナー収容器ユニット間に隙間が生じるこ
とを防止できるため、トナー飛散、或いは流出を回避す
ることができるという優れた効果がある。
【0045】また、請求項5の発明によれば、現像器ユ
ニットに備えられたシール部材にテーパーを形成するこ
とにより、現像器ユニットとトナー収容器ユニットとの
連結の際のめくれを防止し、確実なシール効果を得るこ
とができるという優れた効果がある。
【0046】また、請求項6の発明によれば、トナー収
容器ユニットにおいて現像器ユニットに設けられたシー
ル部材の受け部にテーパーを形成することにより、シー
ル部材のめくれを防止し、確実なシール効果を得ること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機の回転型現像装置の斜視図。
【図3】同回転型現像装置の現像器ユニットの断面図。
【図4】同回転型現像装置のトナー収容器ユニットの断
面図。
【図5】同回転型現像装置の現像器ユニットとトナー収
容器ユニットの連結構造の説明図。
【図6】同回転型現像装置の現像器ユニットの説明図。
【図7】同回転型現像装置のトナー収容器ユニットの説
明図。
【図8】シール部材の斜視図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 回転型現像装置 40 現像器ユニット 41 黒トナー収容器 50 前端壁 51 後端壁 84 現像ローラ 84a 現像ローラ軸 85 ドクタブレード 88a 撹拌パドル軸部 200 トナー搬送用パイプ 201 溝 202 Oリング 203 トナー搬送用パイプ挿入用開口部 204 軸受部材 205 Eリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
    を有する現像器ユニットを該回転軸線を中心に回転さ
    せ、任意の現像器を、該現像器内に収容される現像剤担
    持体が露出する現像口が潜像担持体に対向する現像位置
    に移動させ、該現像剤担持体の現像剤によって潜像担持
    体上の潜像を現像する回転型現像装置において、 該現像器ユニットと該現像器ユニットにトナーを補給す
    るトナー収容器ユニットとを独立分離可能に設け、且つ
    該現像器ユニットと該トナー収容器ユニットとが該回転
    軸線を中心に互いに一体で回転可能に結合する構造を備
    えたことを特徴とする回転型現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の回転型現像装置において、 上記現像器ユニットと上記トナー収容器ユニットとの結
    合の際の位置決め手段として、該現像器ユニットにおけ
    る現像剤を撹拌するための撹拌部材の軸部を利用したこ
    とを特徴とする回転型現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1の回転型現像装置において、 上記現像器ユニットと上記トナー収容器ユニットとの結
    合の際の固定手段として、該現像器ユニットにおける現
    像剤を撹拌するための撹拌部材の軸部にスラストストッ
    パ部材を係止する構造を備えたことを特徴とする回転型
    現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1の回転型現像装置において、 上記現像器ユニットにおける現像剤を撹拌するための撹
    拌部材に、該現像器ユニットと上記トナー収容器ユニッ
    トとの結合時において該トナー収容器ユニットと当接す
    る箇所にOリング状のシール部材を備えたことを特徴と
    する回転型現像装置。
  5. 【請求項5】請求項4の回転型現像装置において、 上記Oリング状のシール部材の上記トナー収容器ユニッ
    トとの当接側端部にテーパーを形成したことを特徴とす
    る回転型現像装置。
  6. 【請求項6】請求項4の回転型現像装置において、 上記トナー収容器ユニットにおける上記Oリング状のシ
    ール部材の受け部にテーパーを形成したことを特徴とす
    る回転型現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001006324A1 (en) * 1999-07-16 2001-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image forming device
US7187891B2 (en) 2004-04-28 2007-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus including rotary member for accommodating variable combinations of developing sleeves and balance weights

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WO2001006324A1 (en) * 1999-07-16 2001-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image forming device
US6650855B1 (en) 1999-07-16 2003-11-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image forming apparatus with multiple development units supported by a rotatable carriage
US7187891B2 (en) 2004-04-28 2007-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus including rotary member for accommodating variable combinations of developing sleeves and balance weights

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