JP5384984B2 - 印刷用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷等の各種印刷方式に供される印刷用紙に関する。
紙は空隙を有するものであり、特に紙の厚さ方向に貫通した空隙は、酸素、水蒸気に対するバリア性や、塗料の浸透性に影響を与える。特許文献1には、塗料の原紙への浸透を抑制する浸透抑制剤として、カルボキシメチル置換度が0.25〜0.5で、1%濃度の水溶液粘度が5〜300mPa・sであるカルボキシメチルセルロースナトリウム塩を用いることが開示されている。また、紙の空隙の指標である透気抵抗度を向上させる方法として、特許文献2には、未糊化顆粒澱粉を剥離紙用原紙に含有させることが開示されている。また、特許文献3には、アニオン性ポリアクリルアミド樹脂から成る表面紙質向上剤が開示されている。
また、紙の用途のうち印刷用紙は、オフセット印刷方式に代表される平版印刷、グラビア印刷方式に代表される凹版印刷、その他凸版印刷などの各種印刷機で使用されるものである。特に、新聞用紙をはじめとする近年のオフセット印刷用紙では、軽量化が求められており、また印刷の高速化・カラー化が急速に進んでいる。このような技術動向の中で、オフセット印刷用紙の品質に対する要求は年々厳しくなっている。中でも、インキ着肉性と裏抜け(印刷時の不透明度;印刷した反対面の文字や絵柄が透けて見える現象)の防止に対する要求は高い。インキ着肉性を向上するための最も一般的な方法として、紙のカレンダー処理が挙げられる。カレンダー処理を施すことで、紙表面の平滑性が向上し、オフセット印刷機のブランケットからの紙へのインキ転移を向上させることができる。
特開2004−300624号公報 特公平4−57798号公報 特開2003−49390号公報
しかしながら、上述のカルボキシメチルセルロース、未糊化顆粒澱粉、アニオン性ポリアクリルアミド樹脂を紙に適用することにより、紙の空隙を完全に埋める塗膜を形成させることは困難であり、十分な透気抵抗度を有する紙は得られていなかった。紙の透気抵抗度を向上させる他の方法として、パルプの叩解を強化して繊維間結合を向上させる、あるいは強いカレンダー処理で空隙を潰す等の方法があるが、これらの方法で紙の透気抵抗度を向上させると、紙の密度が大幅に上昇してしまい、特殊な用途以外には適用し難い紙となってしまうという問題があった。
特に、印刷用紙の場合、従来用いられている金属ロールからなるカレンダー装置により紙の平滑性を向上させると、紙層の潰れが大きく紙厚が下がる。この紙厚の低下は紙の不透明度を低下させ、裏抜けにつながるという問題がある。また、密度が大幅に上昇し、所定の紙厚を維持するためには坪量を増やす必要が生じてしまい、軽量化が難しくなるという問題がある。そこで、紙厚の低下や密度の上昇を抑制するために、カレンダー処理時の線圧を下げると、平滑性が悪化し、インキ着肉性が低下するという問題がある。
本発明は、軽量化しながらインキ着肉性、裏抜け防止に優れた印刷用紙を提供することを目的とする。
本発明者らは、濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・sであるセルロースナノファイバー(以下、CNFともいう)から成る製紙用添加剤を紙に塗工または含浸すること、好ましくは水溶性高分子と混合して塗工または含浸することにより、紙の密度を上昇させることなく、インキ着肉性、裏抜け防止に優れた印刷用紙が得られることを見出した。また、(1)N−オキシル化合物、及び(2)臭化物、ヨウ化物、又はこれらの混合物の存在下で、酸化剤を用いてセルロース系原料を酸化し、次いで酸化されたセルロース系原料を特定の手法で湿式微粒化処理して解繊することにより、濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・sであり、紙などの基材に塗布することができる適度な粘調性を有するセルロースナノファイバーが得られることを見いだした。
本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤を含有する印刷用紙は、澱粉やポリアクリルアミドに比べて、紙の平滑性や透気抵抗度を向上させる効果が顕著に高く、本発明の製紙用添加剤を用いることでインキ着肉性、裏抜け防止に優れた印刷用紙を製造することができる。
実施例3〜6及び比較例8(澱粉塗布量3.0g/m2でCNF塗布量を変更)、実施例7〜10及び比較例9(澱粉塗布量2.0g/m2でCNF塗布量を変更)、実施例11〜14及び比較例10(澱粉塗布量1.0g/m2でCNF塗布量を変更)にて作製した新聞用紙の平滑度を測定した結果のグラフである。 実施例3〜6及び比較例8(澱粉塗布量3.0g/m2でCNF塗布量を変更)、実施例7〜10及び比較例9(澱粉塗布量2.0g/m2でCNF塗布量を変更)、実施例11〜14及び比較例10(澱粉塗布量1.0g/m2でCNF塗布量を変更)にて作製した新聞用紙の透気抵抗度を測定した結果のグラフである。 実施例15(CNF)、比較例11(ブランク)、比較例12(澱粉)、比較例13(PVA)にて作製した新聞用紙の平滑度を測定した結果のグラフである。 実施例15(CNF)、比較例11(ブランク)、比較例12(澱粉)、比較例13(PVA)にて作製した新聞用紙の透気抵抗度を測定した結果のグラフである。
(セルロースナノファイバー)
本発明の製紙用添加剤は、セルロースナノファイバーからなる。セルロースナノファイバーとは、セルロース系原料を解繊することにより得られる幅2〜5nm、長さ1〜5μm程度のセルロースのシングルミクロフィブリルである。本発明では、特に、濃度2%(w/v)(すなわち、100mlの分散液中に2gのセルロースナノファイバー(乾燥質量)が含まれる)におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・s、好ましくは500〜2000mPa・sであるセルロースナノファイバーの水分散液を製紙用添加剤として用いる。本発明の製紙用添加剤は、適度な粘調性を有しており、所望の濃度に調整することで塗料として好適に使用できる。セルロースナノファイバーの2%(w/v)水分散液におけるB型粘度は、比較的低い方が、塗料を調製する際に取り扱いが容易であるため好ましく、具体的には、500〜2000mPa・s程度が好ましく、500〜1500mPa・s程度がより好ましく、500〜1000mPa・s程度がさらに好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーの水分散液のB型粘度は、公知の手法により測定することができる。例えば、東機産業社のVISCOMETER TV-10粘度計を用いて測定することができる。
本発明に用いられる濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・s、好ましくは500〜2000mPa・sであるセルロースナノファイバーは、例えば、セルロース系原料を、(1)N−オキシル化合物、及び(2)臭化物、ヨウ化物又はそれらの混合物の存在下で、酸化剤を用いて酸化し、さらに該酸化されたセルロースを湿式微粒化処理して解繊し、ナノファイバー化することにより製造することができる。
本発明のセルロースナノファイバーの原料となるセルロース系原料は、特に限定されるものではなく、各種木材由来のクラフトパルプ又はサルファイトパルプ、それらを高圧ホモジナイザーやミル等で粉砕した粉末状セルロース(以下、粉末セルロースともいう)、あるいはそれらを酸加水分解などの化学処理により精製した微結晶セルロース粉末などを使用できる。また、ケナフ、麻、イネ、バガス、竹等の植物を使用することもできる。このうち、漂白済みクラフトパルプ、漂白済みサルファイトパルプ、粉末状セルロース、微結晶セルロース粉末を用いた場合、比較的低粘度(2%(w/v)水分散液のB型粘度において500〜2000mPa・s程度)のセルロースナノファイバーを効率よく製造することができるので好ましく、粉末状セルロース、微結晶セルロース粉末を用いることがより好ましい。
粉末状セルロースとは、木材パルプの非結晶部分を酸加水分解処理で除去した後、粉砕・篩い分けすることで得られる微結晶性セルロースからなる棒軸状粒子である。粉末状セルロースにおけるセルロースの重合度は好ましくは100〜500程度であり、X線回折法による粉末セルロースの結晶化度は好ましくは70〜90%であり、レーザー回折式粒度分布測定装置による体積平均粒子径は好ましくは100μm以下であり、より好ましくは50μm以下である。体積平均粒子径が、100μm以下であると、流動性に優れるセルロースナノファイバー分散液を得ることができるので好ましい。本発明で用いる粉末状セルロースとしては、例えば、精選パルプを酸加水分解した後に得られる未分解残渣を精製・乾燥し、粉砕・篩い分けするといった方法により製造される棒軸状である一定の粒径分布を有する結晶性セルロース粉末を用いてもよいし、KCフロックR(日本製紙ケミカル社製)、セオラスTM(旭化成ケミカルズ社製)、アビセルR(FMC社製)などの市販品を用いてもよい。
セルロース系原料を酸化する際に用いるN−オキシル化合物としては、目的の酸化反応を促進する化合物であれば、いずれの化合物も使用できる。例えば、本発明で使用されるN−オキシル化合物としては、下記一般式(式1)で示される物質が挙げられる。
Figure 0005384984
(式1中、R1〜R4は同一又は異なる炭素数1〜4程度のアルキル基を示す。)
式1で表される化合物のうち、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、TEMPOと称する)、及び4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、4−ヒドロキシTEMPOと称する)を発生する化合物が好ましい。また、TEMPO又は4−ヒドロキシTEMPOから得られる誘導体も好ましく用いることができ、特に、4−ヒドロキシTEMPOの誘導体が最も好ましく用いることができる。4−ヒドロキシTEMPO誘導体としては、4−ヒドロキシTEMPOの水酸基を、炭素数4以下の直鎖或いは分岐状炭素鎖を有するアルコールでエーテル化して得られる誘導体か、あるいは、カルボン酸又はスルホン酸でエステル化して得られる誘導体が好ましい。4−ヒドロキシTEMPOをエーテル化する際には、炭素数が4以下のアルコールを用いれば、アルコール中の飽和、不飽和結合の有無に関わらず、得られる誘導体が水溶性となり、酸化触媒として良好に機能する4−ヒドロキシTEMPO誘導体を得ることができる。
4−ヒドロキシTEMPO誘導体としては、例えば、以下の式2〜式4の化合物が挙げられる。
Figure 0005384984
Figure 0005384984
Figure 0005384984
(式2〜4中、Rは炭素数4以下の直鎖又は分岐状炭素鎖である。)
さらに、下記式5で表されるN−オキシル化合物のラジカル、すなわち、アザアダマンタン型ニトロキシラジカルも、短時間で、均一なセルロースナノファイバーを製造できるため、特に好ましい。
Figure 0005384984
(式5中、R5及びR6は、同一又は異なる水素又はC1〜C6の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基を示す。)
セルロース系原料を酸化する際に用いるTEMPOや4−ヒドロキシルTEMPO誘導体などのN−オキシル化合物の量は、セルロース系原料をナノファイバー化できる触媒量であれば特に制限されない。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.01〜10mmol、好ましくは0.01〜1mmol、さらに好ましくは0.05〜5mmol程度である。
セルロース系原料の酸化の際に用いる臭化物またはヨウ化物としては、水中で解離してイオン化可能な化合物、例えば、臭化アルカリ金属やヨウ化アルカリ金属などを使用することができる。臭化物またはヨウ化物の使用量は、酸化反応を促進できる範囲で選択できる。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.1〜100mmol、好ましくは0.1〜10mmol、さらに好ましくは0.5〜5mmol程度である。
セルロース系原料の酸化の際に用いる酸化剤としては、ハロゲン、次亜ハロゲン酸、亜ハロゲン酸、過ハロゲン酸またはそれらの塩、ハロゲン酸化物、過酸化物など、目的の酸化反応を推進し得る酸化剤であれば、いずれの酸化剤も使用できる。中でも、生産コストの観点から、現在工業プロセスにおいて最も汎用されている安価で環境負荷の少ない次亜塩素酸ナトリウムが特に好適である。酸化剤の使用量は、酸化反応を促進できる範囲で選択できる。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.5〜500mmol、好ましくは0.5〜50mmol、さらに好ましくは2.5〜25mmol程度である。
本発明におけるセルロース系原料の酸化は、上記のとおり、(1)4−ヒドロキシTEMPO誘導体などのN−オキシル化合物と、(2)臭化物、ヨウ化物及びこれら混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤を用いて、水中で、セルロース系原料を酸化することを特徴とする。この方法は、温和な条件であってもセルロース系原料の酸化反応を円滑に効率良く進行させることができるという特色があるため、反応温度は15〜30℃程度の室温であってもよい。なお、反応の進行に伴ってセルロース中にカルボキシル基が生成するため、反応液のpHの低下が認められる。酸化反応を効率良く進行させるためには、水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ性溶液を添加することにより、反応液のpHを9〜12、好ましくは10〜11程度に維持することが望ましい。
上記のように、(1)N−オキシル化合物、及び(2)臭化物、ヨウ化物、又はこれらの混合物の存在下で、酸化剤を用いて得られた酸化処理されたセルロース系原料を、湿式微粒化処理して解繊することにより、セルロースナノファイバーを製造することができる。湿式微粒化処理としては、例えば、高速せん断ミキサーや高圧ホモジナイザーなどの混合・攪拌、乳化・分散装置を必要に応じて単独もしくは2種類以上組合せて用いることができる。特に、100MPa以上、好ましくは120MPa以上、さらに好ましくは140MPa以上の圧力を可能とする超高圧ホモジナイザーを用いて湿式微粒化処理を行なうと、比較的低粘度(2%(w/v)水分散液のB型粘度において500〜2000mPa・s程度)のセルロースナノファイバーを効率よく製造することができるので好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーは、絶乾1gのセルロースナノファイバーにおけるカルボキシル基量として、0.5mmol/g以上、好ましくは0.9mmol/g以上、さらに好ましくは1.2mmol/g以上であると、均一な分散液の状態となるから望ましい。セルロースナノファイバーのカルボキシル基量は、セルロースナノファイバーの0.5質量%スラリーを60ml調製し、0.1M塩酸水溶液を加えてpH2.5とした後、0.05Nの水酸化ナトリウム水溶液を滴下してpHが11になるまで電気伝導度を測定し、電気伝導度の変化が緩やかな弱酸の中和段階において消費された水酸化ナトリウム量(a)から、下式を用いて算出することができる。
カルボキシル基量〔mmol/gパルプ〕= a〔ml〕× 0.05/酸化パルプ質量〔g〕
(セルロースナノファイバーを含有する紙)
本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤を紙に塗布または含浸させることにより、紙の平滑度を向上させることができ、紙の印刷適性を向上させることができる。また、本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤を塗布または含浸させて得られた紙は、バリア性、耐熱性に優れており、印刷した後、包装材料として使用することもできる。
本発明のセルロースナノファイバーから成る製紙用添加剤を紙に適用する際には、外添の方がセルローナノファイバーを紙表面付近により多量に存在させることができ、紙の透気抵抗度及び平滑度をより向上させることができるから、好ましい。外添する方法としては、セルロースナノファイバーの水分散液を、2ロールサイズプレスコーター、ゲートロールコーター、ブレードメタリングコーター、ロッドメタリングコーター等の塗工機によって塗工するか、あるいは、紙に含浸させればよい。
本発明の紙における製紙用添加剤を外添する場合は、片面当たりの塗布量として0.01〜10g/m2、より好ましくは0.1〜10g/m2が好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーを含有する紙は公知の抄紙機にて製造されるが、その抄紙条件は特に規定されるものではない。抄紙機としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等が使用される。
本発明の紙は、パルプ成分として、化学パルプ(針葉樹の晒クラフトパルプ(NBKP)または未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹の晒クラフトパルプ(LBKP)または未晒クラフトパルプ(LUKP)等)、機械パルプ(グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)等)、脱墨パルプ(DIP)等の再生パルプを単独または任意の割合で混合して使用してもよい。抄紙時のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでもよい。
また、本発明の紙は填料を含有してもよい。填料としては、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物、酸化チタン、合成樹脂填料、古紙を再生する工程や紙を製造する工程で発生したスラッジを焼却して得られる再生填料等の公知の填料を使用することができる。中でも、環境面や紙の保存性等の観点から、炭酸カルシウムを使用して、紙面がpH6〜9となるように中性抄紙することが望ましい。
さらに、本発明の紙は、必要に応じて、硫酸バンド、サイズ剤、紙力増強剤、歩留まり向上剤、濾水性向上剤、着色剤、染料、消泡剤、嵩高剤等を含有してもよい。
本発明の印刷用紙は、顔料を含まない表面処理剤を塗工してもよい。表面処理剤としては、表面強度やサイズ性の向上の観点から、水溶性高分子を主成分とする表面処理剤が望ましい。水溶性高分子を用いる場合には、水溶性高分子と本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤とを混合して塗工することが好ましい。水溶性高分子と製紙用添加剤とを混合して塗工または含浸した場合、水溶性高分子単独の場合と比べ、平滑度、透気抵抗度が高く、オフセット印刷時のインキ着肉性、裏抜け防止が良好な紙を得ることができる。また、水溶性高分子と混合して用いることで、本発明のセルロースナノファイバーは塗工適性が良好になる。
水溶性高分子としては、澱粉、酸化澱粉、加工澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール等の表面処理剤として通常使用されるものを単独で、あるいは混合して使用することができる。澱粉類は中でもヒドロキシエチル化澱粉が好ましい。また、表面処理剤として、水溶性高分子の他に、耐水化及び表面強度の向上を目的とする紙力増強剤や、サイズ性付与を目的とする外添サイズ剤を用いてもよい。紙を中性抄紙する場合、外添サイズ剤としてはカチオン性表面サイズ剤が好ましい。
水溶性高分子と本発明のセルロースナノファイバーから成る製紙用添加剤との混合割合は特に限定されないが、表面処理剤の塗工液の固形分濃度に対して水溶性高分子が80〜98質量%、製紙用添加剤が2〜20質量%であることが好ましい。製紙用添加剤の割合が多すぎると、塗工液が増粘し塗工適性が悪化する傾向がある。
表面処理剤は、2ロールサイズプレスコーター、ゲートロールコーター、ブレードメタリングコーター、ロッドメタリングコーター等の塗工機によって塗布することができる。中でも、ゲートロールコーターのような被膜転写方式の塗工機を使用すると、表面処理剤中の有効成分が紙表面により多量に留まることとなるため、より少量の表面処理剤塗布量でも効果が得られるから好ましい。表面処理剤の塗布量としては、表面処理剤の乾燥質量として、片面当たり0.1g/m2以上3g/m2以下が好ましい。水溶性高分子と本発明の製紙用添加剤を混合して塗工する場合の好ましい塗布量は、水溶性高分子が固形分で0.05〜5g/m2程度(両面)、セルロースナノファイバーが固形分で0.01〜1g/m2程度(両面)である。
本発明ではまた、印刷品質をより向上させるため、本発明の製紙用添加剤を外添した紙の上に、顔料を含有する塗工層を設けて印刷用紙とすることもできる。
また、所望の効果を阻害しない範囲で、カレンダー処理を施してもよい。カレンダーは通常の操業範囲内の線圧で用いられるが、嵩高な紙を製造する観点から、紙の平滑性を維持できる範囲でなるべく低線圧が好ましく、また、ソフトニップカレンダーが好ましい。
(印刷用紙)
本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤を印刷用紙に用いると、高い平滑性を付与でき、印刷品質を向上することができる。
例えば新聞用紙は、印刷用紙の一種であり、一般に原料パルプとして100%の再生パルプ、又は再生パルプと、木材をほぐすことにより製造される少量の漂白した針葉樹パルプが混在する機械パルプとから製造される。この他、必要に応じて上述した各種パルプを混合して製造される。新聞用紙には、高速輪転機による印刷において紙切れしにくく、平滑で表裏差が少なく、不透明度が高く、かつ印刷適性が高いことが要求される。本発明の製紙用添加剤を新聞用紙に用いると、透気抵抗度を顕著に向上させることができ、新聞用紙に印刷インキが過度に浸透することを防ぎ、印字濃度の低下を防ぐことができる。また、紙表面が平滑になるため、印刷品質を向上させることができる。特に、水溶性高分子と本発明の製紙用添加剤を混合して塗工した場合、セルロースナノファイバーが紙表面の凹凸を埋めることで平滑性がより高くなり、インキ着肉性が向上すると考えられる。また、セルロースナノファイバーが紙表面に存在することで透気抵抗性がより高くなり、印刷時にインキが染み込みにくく裏抜け防止が良好になると考えられる。
この他、原料パルプとして、木材を化学処理してリグニンを除去し、セルロースとヘミセルロースから構成される化学パルプを100%使用する上級印刷用紙(上質紙)、40〜100%の化学パルプを使用する中級印刷用紙(中質紙および上更紙)など、本発明は紙の種類を問わず印刷機に供される紙に適用することができる。各種紙の諸物性は、それぞれ求められる用途に応じて適宜設定され、例えば新聞用紙の場合、坪量は30〜60g/m2程度である。
また、オフセット印刷方式としては、熱乾燥工程を含むヒートセット型、熱乾燥工程を含まず浸透乾燥型インキを用いるコールドセット型のいずれの印刷機にも使用することができる。この他、本発明の印刷用紙は、グラビア印刷、凸版印刷等の各種印刷機に使用することができる。
(本発明の作用)
本発明のセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤が、紙の平滑性と透気抵抗度を顕著に向上させる理由は明白ではないが、特に外添した場合、セルロースナノファイバーは澱粉等の水溶性高分子とは異なり、繊維状の形態であるため、紙表面のパルプ繊維の空隙を埋めるように架橋した状態で存在することが可能であるためと推察される。
以下に実施例にて本発明をより詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
<セルロースナノファイバーの製造例1>
粉末セルロース(日本製紙ケミカル(株)製、粒径24μm)15g(絶乾)を、TEMPO(Sigma Aldrich社)78mg(0.5mmol)と臭化ナトリウム755mg(7mmol)を溶解した水溶液500mlに加え、粉末セルロースが均一に分散するまで攪拌した。反応系に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素5%)50ml添加した後、0.5N塩酸水溶液でpHを10.3に調整し、酸化反応を開始した。反応中は系内のpHは低下するが、0.5N水酸化ナトリウム水溶液を逐次添加し、pH10に調整した。2時間反応した後、遠心操作(6000rpm、30分、20℃)で酸化した粉末セルロースを分離し、十分に水洗することで酸化処理した粉末セルロースを得た。酸化処理した粉末セルロースの2%(w/v)スラリーをミキサーにより12,000rpm、15分処理し、さらに粉末セルローススラリーを超高圧ホモジナイザーにより140MPaの圧力で5回処理したところ、透明なゲル状分散液が得られた。
<セルロースナノファイバーの製造例2>
粉末セルローススラリーを超高圧ホモジナイザーにより120MPaの圧力で5回処理した以外は、製造例1と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
<セルロースナノファイバーの製造例3>
粉末セルローススラリーを超高圧ホモジナイザーにより100MPaの圧力で5回処理した以外は、製造例1と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
<セルロースナノファイバーの製造例4>
湿式微粒化処理において、超高圧ホモジナイザーの代わりに、回転刃ミキサー(周速37m/s、日本精機製作所社、処理時間30分)を用いた以外は、製造例1と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
<セルロースナノファイバーの製造例5>
TEMPOの代わりに、4−メトキシTEMPOを用いた以外は、製造例1と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
<セルロースナノファイバーの製造例6>
粉末セルロースの代わりに、漂白済みの未叩解サルファイトパルプ(日本製紙ケミカル社製)を用い、140MPaの超高圧ホモジナイザーで40回処理した以外は、製造例1と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
<セルロースナノファイバーの製造例7>
粉末セルロースの代わりに、漂白済みの未叩解サルファイトパルプ(日本製紙ケミカル社製)を用い、回転刃ミキサーで5時間処理した以外は、製造例5と同様にしてセルロースナノファイバー分散液を得た。
製造例1〜製造例7で得たセルロースナノファイバーのB型粘度(60rpm、20℃)をVISCOMETER TV-10粘度計(東機産業社)を用いて測定した。結果を表1に示す。
Figure 0005384984
製造例1〜7の方法により、濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・sであるセルロースナノファイバーを得ることができた。このうち、製造例1〜3及び製造例5で得られたセルロースナノファイバーは、濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜2000mPa・sの範囲内であり、流動性がきわめて良好であり、紙などの基材に塗布しやすかった。
次に、上記の方法により得られたセルロースナノファイバーを紙に塗布することにより、セルロースナノファイバーを含有する紙を製造した例を示す。なお、特にことわらない限り、部および%は質量部および質量%を示す。
<印刷用紙(上質紙)の製造例>
[実施例1]
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP、濾水度400ml)100部を離解して調製したパルプスラリーに、絶乾パルプを基準として炭酸カルシウムを5.0%添加し、ツインワイヤー型抄紙機にて、坪量62g/m2となるように中性抄紙して上質紙原紙を得た。得られた原紙の灰分は9.5%であった。
この原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉に上記の製造例1で得られたセルロースナノファイバーを加えた塗工液を、表2に示される固形分濃度で調製し、澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.1g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布し、印刷用紙を得た。
[比較例1]
実施例1で使用した原紙に、水のみを2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例2]
実施例1で使用した原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉の水溶液のみを、澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例3]
実施例1で使用した原紙に、ポリアクリルアミド(商品名:DS4340、星光PMC(株)製)の水溶液を、ポリアクリルアミドの塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[評価試験]
実施例1、比較例1〜3にて製造した紙の坪量、厚さを下記の方法で測定し、これをもとに密度を算出した。さらに、平滑度、透気抵抗度、および印刷時のインキ着肉性と裏抜けを下記の方法で測定した。結果を表2に示す。
(坪量、紙厚、密度の測定)
坪量:JIS P 8124:1998(ISO 536:1995)に従った。
厚さ:JIS P 8118:1998に従った。
密度:塗布したシートの厚さ、坪量の測定値により算出した。
(平滑度、透気抵抗度の測定)
Japan TAPPI 紙パルプ試験法 No.5−2:2000に従い、王研式平滑度透気度試験器により測定した。
(RI印刷評価−インキ着肉性)
石川島産業機械株式会社製RI印刷機(4色機)を用い、東洋インキ製造株式会社製のオフセット用エコインキである高粘度AFインキを使用して印刷した。着肉性(印刷ムラ)について以下の基準で目視評価を行なった。
◎:印刷面にムラがなく、非常に均一な画像が得られている。
○:印刷面にムラがほとんどなく、均一な画像が得られている。
△:印刷面にムラが若干あり、不均一な画像が得られている。
×:印刷面にムラがあり、非常に不均一な画像が得られている。
(RI印刷評価−裏抜け)
石川島産業機械株式会社製RI印刷機(4色機)を用い、東洋インキ製造株式会社製のオフセット用エコインキである高粘度AFインキを使用して印刷した。裏抜けについて以下の基準で目視評価を行なった。
◎:印刷裏面にインキが浸透していない。
○:印刷裏面にほとんどインキが浸透していない。
△:印刷裏面に若干インキが浸透している。
×:印刷裏面にインキが浸透している。
Figure 0005384984
表2に示されるように、本発明のセルロースナノファイバーを澱粉と混合して塗布した紙は、澱粉単体やポリアクリルアミドを塗布した紙と比較して、密度を上昇させることなく、平滑度、透気抵抗度が向上し、印刷時のインキ着肉性および裏抜けが良好だった。
<印刷用紙(中質紙)の製造例>
[実施例2]
サーモメカニカルパルプ(TMP、濾水度100ml)95部、及び針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP、濾水度600ml)5部を混合離解して調製したパルプスラリーに、絶乾パルプを基準として炭酸カルシウムを5.0%添加し、ツインワイヤー型抄紙機にて、坪量53g/m2となるように中性抄紙して中質紙原紙を得た。得られた原紙の灰分は4.4%であった。
この原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉に上記の製造例1で得られたセルロースナノファイバーを加えた塗工液を、表3に示される固形分濃度で調製し、澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.1g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布し、印刷用紙を得た。
[比較例4]
実施例2で使用した原紙に、水のみを2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例5]
実施例2で使用した原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉の水溶液のみを、澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例6]
実施例2で使用した原紙に、ポリアクリルアミド(商品名:DS4340、星光PMC(株)製)の水溶液を、ポリアクリルアミドの塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[評価試験]
実施例2、比較例4〜6にて製造した紙の坪量、厚さを前記の方法で測定し、これをもとに密度を算出した。さらに、平滑度、透気抵抗度、および印刷時のインキ着肉性と裏抜けを前記の方法で測定した。結果を表3に示す。
Figure 0005384984
表3に示されるように、本発明のセルロースナノファイバーを澱粉と混合して塗布した紙は、澱粉単体やポリアクリルアミドを塗布した紙と比較して、密度を上昇させることなく、平滑度、透気抵抗度が向上し、印刷時のインキ着肉性および裏抜けが良好だった。
<印刷用紙(新聞用紙)の製造例>
[実施例3]
脱墨パルプ(DIP、濾水度180ml)80部、TMP(濾水度100ml)15部、及び針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP、濾水度600ml)5部を混合離解して調製したパルプスラリーに、絶乾パルプを基準として炭酸カルシウムを7.5%添加し、ツインワイヤー型抄紙機にて、坪量42g/m2となるように中性抄紙して新聞用紙原紙を得た。得られた原紙の灰分は12.5%であった。
この原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉に上記の製造例1で得られたセルロースナノファイバーを加えた塗工液を、表4に示される固形分濃度で調製し、澱粉の塗布量が固形分で3.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.5g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布し、新聞用紙を得た。
[実施例4]
澱粉の塗布量が固形分で3.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.3g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例5]
澱粉の塗布量が固形分で3.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.1g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例6]
澱粉の塗布量が固形分で3.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.05g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例7]
澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.5g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例8]
澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.3g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例9]
澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.1g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例10]
澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.05g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例11]
澱粉の塗布量が固形分で1.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.5g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例12]
澱粉の塗布量が固形分で1.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.3g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例13]
澱粉の塗布量が固形分で1.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.1g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[実施例14]
澱粉の塗布量が固形分で1.0g/m2(両面)、セルロースナノファイバーの塗布量が固形分で0.05g/m2(両面)となるように代えた以外は、実施例3と同様にした。
[比較例7]
実施例3で使用した原紙に、水のみを2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例8]
実施例3で使用した原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉の水溶液のみを、澱粉の塗布量が固形分で3.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例9]
実施例3で使用した原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉の水溶液のみを、澱粉の塗布量が固形分で2.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例10]
実施例3で使用した原紙に、ヒドロキシエチル化澱粉の水溶液のみを、澱粉の塗布量が固形分で1.0g/m2(両面)となるよう、2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[評価試験]
実施例3〜14、比較例7〜10にて製造した紙の坪量、厚さを前記の方法で測定し、これをもとに密度を算出した。さらに、平滑度、透気抵抗度、および印刷時のインキ着肉性と裏抜けを前記の方法で測定した。結果を表4、図1及び2に示す。
Figure 0005384984
表4に示されるように、本発明のセルロースナノファイバーを澱粉と混合して塗布した紙は、澱粉単体を塗布した紙と比較して、密度を上昇させることなく、平滑度、透気抵抗度が向上し、印刷時のインキ着肉性および裏抜けが良好だった。
[実施例15]
脱墨パルプ(DIP、濾水度180ml)75部、TMP(濾水度100ml)20部及び針葉樹クラフトパルプ(NBKP、濾水度600ml)5部を混合離解して調製したパルプスラリーに、絶乾パルプを基準として炭酸カルシウムを8.0%添加し、ツインワイヤー型抄紙機にて坪量42g/m2となるように中性抄紙した原紙に、ゲートロールコーターにてヒドロキシエチル化澱粉を固形分で0.6g/m2、表面サイズ剤を固形分で0.05g/m2となるように塗工して新聞用紙を得た。得られた新聞用紙の灰分は12.8%であった。次いで、この新聞用紙(坪量42g/m2)に上記の製造例1により製造されたセルロースナノファイバーの分散液を2ロールサイズプレス装置にて塗布量を変えて塗布した。
[比較例11]
実施例15で得られた新聞用紙に水のみを2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例12]
実施例15で得られた新聞用紙に酸化澱粉(商品名:SK200、日本コーンスターチ(株)製)の水溶液を2ロールサイズプレス装置にて塗布した。
[比較例13]
実施例15で得られた新聞用紙にポリビニルアルコール(商品名:PVA117、(株)クラレ製)の水溶液を2ロールサイズプレス装置にて塗布量を変えて塗布した。
[評価方法]
実施例15(CNF)、比較例11(ブランク)、比較例12(澱粉)、比較例13(PVA)にて作成した紙の平滑度及び透気抵抗度を、前記の方法で測定した。結果を図3及び4に示す。

Claims (5)

  1. (1)N−オキシル化合物、及び
    (2)臭化物、ヨウ化物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物
    の存在下で、セルロース系原料を酸化剤を用いて酸化して酸化されたセルロースを調製する工程、及び
    該酸化されたセルロースを湿式微粒化処理してナノファイバー化させる工程
    を含む方法により得られた濃度2%(w/v)の水分散液におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・sであるセルロースナノファイバーからなる製紙用添加剤を紙に塗工または含浸した印刷用紙。
  2. 前記セルロースナノファイバーの繊維幅が2〜5nmの範囲である、請求項1に記載の印刷用紙。
  3. 前記製紙用添加剤を塗工する紙の坪量が、30〜60g/m である、請求項1または2に記載の印刷用紙。
  4. 前記印刷用紙が、新聞用紙である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷用紙。
  5. 前記製紙用添加剤と水溶性高分子とを混合して塗工または含浸した請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷用紙。
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