JP2018165026A - インクジェット用記録シート - Google Patents

インクジェット用記録シート Download PDF

Info

Publication number
JP2018165026A
JP2018165026A JP2017063400A JP2017063400A JP2018165026A JP 2018165026 A JP2018165026 A JP 2018165026A JP 2017063400 A JP2017063400 A JP 2017063400A JP 2017063400 A JP2017063400 A JP 2017063400A JP 2018165026 A JP2018165026 A JP 2018165026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording sheet
nanofiber
ink
paper
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017063400A
Other languages
English (en)
Inventor
優子 川口
Yuko Kawaguchi
優子 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2017063400A priority Critical patent/JP2018165026A/ja
Publication of JP2018165026A publication Critical patent/JP2018165026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

【課題】インクの滲みを抑制できるインクジェット用記録シートの提供。【解決手段】紙基材を備え、前記紙基材の少なくとも一方の表面上にナノファイバーを有するインクジェット用記録シートであって、前記ナノファイバーは、一分子中にカルボキシ基、カルボキシラートアニオン、又はカルボキシ基が塩を形成した基を有し、前記紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上である、インクジェット用記録シート。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用記録シートに関する。
インクジェットインクによる情報記録方式は、フルカラーの高画質な画像を容易に得られ、近年の技術進歩により、銀塩写真に迫る高画質も実現できることから、幅広く利用されている。
インクとしては、水や、水及び親水性有機溶媒の混合溶媒等の溶媒中に、各種色材を含有させた水系インクと、疎水性有機溶媒中に油溶性の色材を含有させた油系インクとが挙げられ、目的に応じて使い分けられる。
インクジェット用記録シートは、通常、インクジェット印刷時にインクを吸収させて、印字や画像を形成するためのインク受容層を、紙等の基材上に備えて構成される。また、インクジェット用記録シートとして、紙等の基材上に、インク受容層に限らず何らかの塗工層を備えているものを用い、この塗工層上にインクジェット印刷を行うこともある。いずれの場合も、基材上に何らかの層を設け、この層の上にインクジェット印刷を行うという点において、共通している。
このような塗工層を備えたインクジェット用記録シートとしては、例えば、支持体の片面又は両面に、少なくとも1層の塗工層を設け、前記塗工層のうち最表層がセルロースナノファイバーを含有するものが開示されている(特許文献1参照)。このインクジェット用記録シートは、インクの定着性が良好で、印刷時に発生する紙基材の毛羽立ち紙剥け(いわゆるピッキング)を抑制でき、インク印字部の耐擦過性が良好であるとされている。
国際公開第2011/001706号
しかし、特許文献1で開示されているインクジェット用記録シートは、インクの滲みの抑制が不十分であるという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、インクの滲みを抑制できるインクジェット用記録シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、紙基材を備え、前記紙基材の少なくとも一方の表面上にナノファイバーを有するインクジェット用記録シートであって、前記ナノファイバーは、一分子中にカルボキシ基、カルボキシラートアニオン、又はカルボキシ基が塩を形成した基を有し、前記紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上である、インクジェット用記録シートを提供する。
本発明によれば、インクの滲みを抑制できるインクジェット用記録シートが提供される。
<インクジェット用記録シート>
本発明のインクジェット用記録シートは、紙基材を備え、前記紙基材の少なくとも一方の表面上にナノファイバー(本明細書においては、「NF」と略記することがある)を有するインクジェット用記録シートであって、前記ナノファイバーは、一分子中にカルボキシ基、カルボキシラートアニオン、又はカルボキシ基が塩を形成した基(本明細書においては、「カルボキシ基塩形成基」と称することがある)を有し、前記紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上のものである。
本発明のインクジェット用記録シートは、上記のような特定の構造を有するナノファイバーを、紙基材の表面上に、特定範囲の含有量で有することで、インクの滲みが顕著に抑制される。
[紙基材]
前記紙基材は、構成材料が紙のみであるか、又は主たる構成材料が紙である基材を意味する。ここで、「主たる構成材料が紙である基材」とは、例えば、構成材料の80質量%以上が紙である基材を意味する。
好ましい紙基材としては、例えば、耐水紙、上質紙、アート紙、合成紙等の紙類が挙げられる。
紙基材は、1層(単層)のみでもよいし、2層以上の複数層でもよい。紙基材が複数層である場合、これら複数層は、互いに同一でも異なっていてもよく、これら複数層の組み合わせは特に限定されない。
なお、本明細書においては、紙基材の場合に限らず、「複数層が互いに同一でも異なっていてもよい」とは、「すべての層が同一であってもよいし、すべての層が異なっていてもよく、一部の層のみが同一であってもよい」ことを意味し、さらに「複数層が互いに異なる」とは、「各層の構成材料及び厚さの少なくとも一方が互いに異なる」ことを意味する。
紙基材の厚さは、紙基材の形状がシート状又はフィルム状である限り、特に限定されないが、20〜1000μmであることが好ましく、35〜500μmであることがより好ましく、50〜200μmであることが特に好ましい。紙基材の厚さが前記下限値以上であることで、前記ナノファイバーを紙基材上でより安定して保持でき、紙基材の厚さが前記上限値以下であることで、インクジェット用記録シートとしての取り扱い性がより良好となる。
ここで、「紙基材の厚さ」とは、紙基材全体の厚さを意味し、例えば、複数層である紙基材の厚さとは、紙基材を構成するすべての層の合計の厚さを意味する。
[ナノファイバー]
本発明において、「ナノファイバー」とは、繊維幅が1μm未満の繊維状物質を意味する。そして、本明細書において、単なる「ナノファイバー」との記載は、特に断りのない限り、前記インクジェット用記録シートが、紙基材の表面上に必須成分として有するナノファイバーのことを意味する。
前記インクジェット用記録シートが、紙基材の表面上に必須成分として有する前記ナノファイバーは、一分子中にカルボキシ基(−C(=O)−OH)、カルボキシラートアニオン(−C(=O)−O)、又はカルボキシ基塩形成基(本明細書においては、これら基及びアニオンを包括して、「有効基」と称することがある)を有する。
前記ナノファイバーが一分子中に有する前記有効基は、1種のみでもよいし、2種以上でもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、任意に調節できる。
紙基材上の前記ナノファイバーが形成する層は、インク受容層であり、前記インクジェット用記録シートは、インク受容層を備えているといえる。また、前記ナノファイバーはインク受容層形成材である。
前記ナノファイバーが、前記有効基として、如何なる基を有するかは、例えば、前記ナノファイバーの製造方法;前記ナノファイバーを後処理したときの、その後処理方法;後述する方法で前記ナノファイバーを紙基材の表面上に固定化するときの、その固定化方法等に依存して、決定される。
前記カルボキシ基塩形成基としては、例えば、カルボキシ基がカルボキシラートアニオンとなって、このアニオンがカチオンとともに塩を形成している基が挙げられる。
カルボキシラートアニオンとともに塩を形成している前記カチオンは、無機カチオン及び有機カチオンのいずれであってもよい。
前記カチオンの価数は特に限定されず、1(1価)でもよいし2(2価)以上でもよい。前記カチオンが1価である場合、前記塩を形成している前記カチオンの個数と、カルボキシラートアニオンの個数は、共に1である。また、前記カチオンがn価(nは2以上の整数である)である場合、前記塩を形成している前記カチオンの個数は通常1であり、カルボキシラートアニオンの個数はn以下であり、通常はnである。
前記カチオンのうち、無機カチオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、リチウムイオン、バリウムイオン、アルミニウムイオン、亜鉛イオン、銅イオン(Cu、Cu2+)、鉄イオン(Fe2+、Fe3+)、マンガンイオン、ニッケルイオン、スズイオン(Sn2+、Sn4+)、アンモニウムイオン等が挙げられる。
前記カチオンのうち、有機カチオンとしては、例えば、アミン化合物に水素イオン(H)が付加してなる、アミン化合物由来のアンモニウムカチオン、及び第4級アンモニウムカチオン等が挙げられる。
前記アミン化合物は、第1級アミン、第2級アミン及び第3級アミンのいずれであってもよい。
前記第1級アミンは、炭素数が1〜25であることが好ましい。
前記第1級アミンとしては、例えば、1個以上の水素原子が置換基で置換されていてもよいモノアルキルアミン、モノアリールアミン、モノ(ヘテロアリール)アミン、ジアミン等が挙げられる。
前記第2級アミンは、炭素数が2〜25であることが好ましい。
前記第2級アミンとしては、例えば、1個以上の水素原子が置換基で置換されていてもよいジアルキルアミン、ジアリールアミン、ジ(ヘテロアリール)アミン、モノアルキルモノアリールアミン、モノアルキルモノヘテロアリールアミン、モノアリールモノヘテロアリールアミン等が挙げられる。
前記第3級アミンは、炭素数が3〜25であることが好ましい。
前記第3級アミンとしては、例えば、1個以上の水素原子が置換基で置換されていてもよいトリアルキルアミン、トリアリールアミン、トリ(ヘテロアリール)アミン、ジアルキルモノアリールアミン、モノアルキルジアリールアミン、ジアルキルモノ(ヘテロアリール)アミン、モノアルキルジ(ヘテロアリール)アミン、ジアリールモノ(ヘテロアリール)アミン、モノアリールジ(ヘテロアリール)アミン、モノアルキルモノアリールモノ(ヘテロアリール)アミン等が挙げられる。
前記第1級アミン、第2級アミン及び第3級アミンにおいて、「置換基で置換されていてもよい水素原子」とは、アミン部位を構成する窒素原子に結合している水素原子以外の水素原子である。この時の置換基の数は特に限定されず、1個でもよいし、2個以上でもよく、前記水素原子のすべてが置換基で置換されていてもよい。置換基の数が複数個である場合には、これら複数個の置換基は互いに同一でも異なっていてもよい。すなわち、複数個の置換基はすべて同じでもよいし、すべて異なっていてもよく、一部だけが異なっていてもよい。また、置換基の位置も特に限定されない。
前記置換基は、特に限定されない。
前記第4級アンモニウムカチオンは、炭素数が4〜30であることが好ましい。
前記第4級アンモニウムカチオンとしては、例えば、1個以上の水素原子が置換基で置換されていてもよい、テトラアルキルアンモニウムカチオン、テトラアリールアンモニウムカチオン、テトラ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、トリアルキルモノアリールアンモニウムカチオン、ジアルキルジアリールアンモニウムカチオン、モノアルキルトリアリールアンモニウムカチオン、トリアルキルモノ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、ジアルキルジ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、モノアルキルトリ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、トリアリールモノ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、ジアリールジ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、モノアリールトリ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、ジアルキルモノアリールモノ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、モノアルキルジアリールモノ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン、モノアルキルモノアリールジ(ヘテロアリール)アンモニウムカチオン等が挙げられる。
前記第4級アンモニウムカチオンにおいて、水素原子が置換基で置換されている場合、置換基の数は特に限定されず、1個でもよいし、2個以上でもよく、前記水素原子のすべてが置換基で置換されていてもよい。置換基の数が複数個である場合には、これら複数個の置換基は互いに同一でも異なっていてもよい。また、置換基の位置も特に限定されない。
前記置換基は、特に限定されない。
前記ナノファイバーは、前記有効基以外の官能基を有していてもよいし、有していなくてもよいが、水酸基(−OH)の数が少ないほど好ましく、分子の表面に水酸基が露出していないものがより好ましく、水酸基を有していないものがさらに好ましい。前記ナノファイバーがこのように水酸基を有しているか、又は水酸基を有していないことにより、前記インクジェット用記録シートは、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。
前記ナノファイバーは、上述の条件を満たすものであれば、特に限定されず、公知のものを適宜用いることができる。
好ましい前記ナノファイバーとしては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ,ラジカル(TEMPO)触媒によるセルロースの化学変性法で得られた、TEMPO酸化セルロースナノファイバー(本明細書においては、「TEMPO酸化CNF」と略記することがある);カルボキシルメチルセルロースナノファイバー(本明細書においては、「CMCNF」と略記することがある)等が挙げられる。
前記インクジェット用記録シートが、紙基材の表面上に有する前記ナノファイバーは、1種のみでもよいし、2種以上でもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、任意に調節できる。
前記インクジェット用記録シートは、紙基材の一方の表面上のみに前記ナノファイバーを有していてもよいし、紙基材の両方の表面上にともに前記ナノファイバーを有していてもよく、前記ナノファイバーを有する側の面は、インクジェット用記録シートの使用方法に応じて、任意に設定できる。
前記インクジェット用記録シートは、紙基材の表面に直接接触した状態で前記ナノファイバーを有していてもよいし、紙基材の表面に中間層を備え、紙基材の表面には直接接触せずに、この中間層に直接接触した状態で、中間層上に前記ナノファイバーを有していてもよい。
前記中間層は特に限定されず、目的に応じて任意に選択できる。
前記中間層は、1層(単層)のみでもよいし、2層以上の複数層でもよい。中間層が複数層である場合、これら複数層は、互いに同一でも異なっていてもよく、これら複数層の組み合わせは特に限定されない。
中間層の厚さは、中間層の形状がシート状又はフィルム状である限り、特に限定されず、中間層の種類に応じて適宜選択できる。
ここで、「中間層の厚さ」とは、中間層全体の厚さを意味し、例えば、複数層である中間層の厚さとは、中間層を構成するすべての層の合計の厚さを意味する。
前記インクジェット用記録シートは、紙基材の表面に直接接触した状態で前記ナノファイバーを有していることが好ましい。
例えば、上述の特許文献1(国際公開第2011/001706号)で開示されているインクジェット用記録シートは、基材(支持体)の表面に塗工層を備え、この塗工層のうち最表層がセルロースナノファイバーを含有しており、セルロースナノファイバーを基材に直接接触した状態では有していない。
本発明において、「インクジェット用記録シートが紙基材の表面上にナノファイバーを有する」とは、「インクジェット用記録シートの紙基材の表面上で、ナノファイバーが露出した状態となっている」ことを意味する。この条件を充足する限り、インクジェット用記録シートにおいて、前記ナノファイバーの紙基材上における存在領域は、特に限定されない。
紙基材は、繊維が絡まり合ってシート状又はフィルム状となっており、空隙部を多数有している。したがって、インクジェット用記録シートが、紙基材の表面に直接接触した状態で前記ナノファイバーを有している場合であっても、紙基材がその表面上に前記ナノファイバーを有している状態は、一通りには定まらない可能性がある。
例えば、一分子の前記ナノファイバーは、紙基材の表面とほぼ同じ平面内に存在する部位、又は紙基材の表面から突出している部位を有し、かつ、紙基材の厚さ方向において、紙基材の表面よりも内側に存在する部位を有していてもよいし、有していなくてもよい。
また、前記ナノファイバーは、紙基材又は前記中間層の表面の全領域に存在していてもよいし、一部の領域のみに存在していてもよい。
前記インクジェット用記録シートは、紙基材の前記ナノファイバー(有効基を有するナノファイバー)を有する表面上に、前記ナノファイバー以外の物質を有していてもよいし、有していなくてもよい(前記ナノファイバーのみを有していてもよい)。
前記ナノファイバー以外の物質は、特に限定されず、例えば、有効基を有しないナノファイバー、ナノファイバー以外のファイバー(ナノファイバー構造を有しない繊維状物質)等が挙げられる。
ただし、前記ナノファイバー以外の物質は、水酸基の数が少ないほど好ましく、物質表面に水酸基が露出していないものがより好ましく、水酸基を有していないものがさらに好ましい。紙基材の表面上に有する物質が、このように水酸基を有しているか、又は水酸基を有していないことにより、前記インクジェット用記録シートは、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。
前記インクジェット用記録シートにおいて、紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合([紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバーの含有量(質量部)]/[紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量(質量部)]×100)は、95質量%以上である。前記含有量の割合がこのような範囲であることで、インクに作用する前記ナノファイバーの量が十分に多くなり、インクの滲みの抑制効果が十分に高くなる。
前記含有量の割合は、高いほど好ましく、例えば、96質量%以上、97質量%以上、98質量%以上、及び99質量%以上のいずれかであってもよいし、100質量%であってもよい。
前記インクジェット用記録シートにおいて、紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバーの含有量は、0.7〜7.5g/mであることが好ましく、0.7〜6.5g/mであることがより好ましく、0.8〜5.5g/mであることが特に好ましく、例えば、0.8〜4g/m、0.8〜3g/m、及び0.8〜2g/mのいずれかであってもよい。前記ナノファイバーの含有量が前記下限値以上であることで、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。また、前記ナノファイバーの含有量が前記上限値以下であることで、前記ナノファイバーの含有量が過剰になることが避けられ、さらに、前記ナノファイバーを紙基材上により均一に分布させる(インク受容層をより均一に形成する)ことができる。前記ナノファイバーをこのように均一に分布させることで、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。
前記インクジェット用記録シートにおいて、紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記有効基の含有量は、1.26〜13.5mmol/mであることが好ましく、1.26〜11.7mmol/mであることがより好ましく、1.44〜9.9mmol/mであることが特に好ましく、例えば、1.44〜7.2mmol/m、1.44〜5.4mmol/m、及び1.44〜3.6mmol/mのいずれかであってもよい。前記有効基の含有量が前記下限値以上であることで、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。また、前記有効基の含有量が前記上限値以下であることで、前記有効基の含有量が過剰になることが避けられ、さらに、前記有効基を紙基材上により均一に分布させる(インク受容層をより均一に形成する)ことができる。前記有効基をこのように均一に分布させることで、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。
本発明のインクジェット用記録シートは、特にアニオン性インクジェットインクに対して、滲みの抑制効果が高い。
本発明において、「アニオン性インクジェットインク」とは、その使用時のいずれかの段階でアニオン性を呈する(アニオン部を有する)インクジェットインクを意味し、染料インク及び顔料インクのいずれであってもよい。
本発明のインクジェット用記録シートが、特にアニオン性インクジェットインクに対して、滲みの抑制効果が高い理由は、定かではないが、以下のように推測される。
すなわち、前記インクジェット用記録シートにおいては、紙基材の表面上に前記ナノファイバーを有していることにより、このナノファイバーが有する前記有効基(すなわち、カルボキシ基、カルボキシラートアニオン、又はカルボキシ基塩形成基)が高密度で、紙基材の表面上に存在すると考えられる。すると、インクジェット用記録シートに印刷されたアニオン性インクは、当初から存在するカルボキシラートアニオン、あるいはカルボキシ基又はカルボキシ基塩形成基から誘導されて新たに生じたカルボキシラートアニオンと、電気的に反発するため、これらカルボキシラートアニオンを避けて、これらカルボキシラートアニオン間に収まり易くなり、さらにアニオン性インク同士が分子間力によって集合して、安定した状態となる。その結果、アニオン性インクは、紙基材の表面上(換言すると、前記ナノファイバー上)での広がりが抑制されて、滲みが抑制されるのではないかと推測される。
<インクジェット用記録シートの製造方法>
前記インクジェット用記録シートは、紙基材の少なくとも一方の表面上に、前記表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上となるように、前記ナノファイバーを固定化する工程を有する製造方法で製造できる。
なかでも、前記製造方法は、紙基材の少なくとも一方の表面上に、前記表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上となるように、前記ナノファイバーを含有するインク受容層用組成物を付着させ、このインク受容層用組成物からインク受容層を形成する工程を有することが好ましい。
前記インク受容層用組成物としては、例えば、前記ナノファイバー及び溶媒を含有するものが挙げられ、前記組成物は、必要に応じて、前記ナノファイバー及び溶媒以外の物質をさらに含有していてもよい。
前記溶媒は、インク受容層用組成物に流動性を付与するための成分である。
前記溶媒は、本発明の効果を損なわない限り、特に限定されず、例えば、水及び有機溶媒のいずれであってもよい。
前記有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール等が挙げられる。
前記ナノファイバー及び溶媒以外の物質としては、前記インクジェット用記録シートが、紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上において有するものとして挙げた、前記ナノファイバー以外の物質のうち、溶媒に該当しない成分が挙げられる。
インク受容層用組成物が含有する前記ナノファイバー、溶媒、並びに前記ナノファイバー及び溶媒以外の物質は、それぞれ1種のみでもよいし、2種以上でもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、任意に調節できる。
インク受容層用組成物の前記溶媒の含有量は、特に限定されないが、92質量%以上であることが好ましく、94質量%以上であることがより好ましく、例えば、96質量%以上、97.5質量%以上、及び98.5質量%以上等のいずれかであってもよい。
そして、インク受容層用組成物の前記ナノファイバーの含有量は、特に限定されないが、8質量%以下であることが好ましく、6質量%以下であることがより好ましく、例えば、4質量%以下、2.5質量%以下、及び1.5質量%以下等のいずれかであってもよい。
前記溶媒の含有量が前記下限値以上であるか、又は、前記ナノファイバーの含有量が前記上限値以下であることで、インク受容層用組成物の粘度が低くなり、インク受容層用組成物の取り扱い性がより向上する。そして、前記ナノファイバーを紙基材上により均一に分布させる(インク受容層をより均一に形成する)ことができ、その結果、インクの滲みの抑制効果がより高くなる。
インク受容層用組成物は、例えば、液状物を塗工する公知の方法により、紙基材に付着させることができる。
インク受容層用組成物の塗工方法は特に限定されず、具体的な塗工方法としては、例えば、エアーナイフコーター、カーテンコーター、ダイコーター、ブレードコーター、ロールコーター、ゲートロールコーター、バーコーター、ロッドコーター、グラビアコーター、グラビアオフセットコーター等の各種コーター;ワイヤーバーコーター等の装置を使用する公知の方法が挙げられる。
塗工したインク受容層用組成物は、送風乾燥、加熱送風乾燥等、公知の方法で乾燥させればよい。乾燥温度、乾燥時間等の乾燥条件は、乾燥方法に応じて適宜設定すればよい。例えば、インク受容層用組成物は、15〜120℃で、30秒〜12時間乾燥させることができるが、乾燥条件はこれに限定されない。
以下、具体的実施例により、本発明についてより詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例に、何ら限定されるものではない。
実施例及び比較例において、インク受容層の形成に用いた市販品の材料を以下に示す。
[材料]
(I)−1:TEMPO触媒によるセルロースの化学変性法で得られたTEMPO酸化セルロースナノファイバー(TEMPO酸化CNF」)(第一工業製薬社製「レオクリスタ」)
(I)−2:カルボキシルメチルセルロースナノファイバー(CMCNF)(スギノマシン社製)
(I)−3:機械解繊セルロースナノファイバー(以下、「機械解繊CNF」と略記することがある)(大王製紙社製「セルロースナノファイバー 針葉樹林」)
(I)−4:カルボキシメチルセルロース(以下、「CMC」と略記することがある)(第一工業製薬社製)
[実施例1]
<インクジェット用記録シートの製造>
材料(I)−1を水で希釈し、TEMPO酸化CNFの濃度が0.5質量%であるインク受容層用組成物(TEMPO酸化CNF水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、TEMPO酸化CNF(固形分)の塗工量(前記表面上における含有量)が1g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
本実施例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材のTEMPO酸化CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、1.8mmol/mである。
<インクジェット用記録シートの評価>
[ドット滲みの抑制]
インクジェット用記録シートのドット滲みの抑制効果を、ドット形状係数により評価した。評価サンプルは、卓上インクジェットプリンターを用いて、インクジェット用記録シートのインク受容層上に、アニオン性水性黒色顔料インク(京セラ社製「AQ−K−200」、顔料成分:カーボンブラック)を1.5cm×2cmのサイズでドットが重ならないように、印刷速度635mm/s、濃度10%で印刷(単色印刷)して作製した。
次いで、インクジェット用記録シートの表面の顕微鏡画像を撮影し、ドットアナライザー(王子計測機器社製「DA6000」)を用いて、広さが778μm×778μmの領域を解析した。具体的には、ドットの周囲長及び面積を測定し、以下の計算式によりドット形状係数を算出した。
ドット形状係数=(周囲長)/(4π×面積)
ドット形状係数は、ドットが真円であるときには1となり、ドットの形状が真円から離れるほど、すなわち、ドットが滲んでいるほど大きな値となる。
上記の方法により、約30個のドットについて、ドット形状係数を算出して平均値を求め、下記評価基準でドット滲みの抑制効果を評価した。結果を表1に示す。
(評価基準)
A:ドット形状係数の平均値が2.5以下である。
B:ドット形状係数の平均値が2.5を超え、3.5以下である。
C:ドット形状係数の平均値が3.5を超えている。
[ドットの重なりの抑制]
ドット滲みの抑制効果の評価時に取得した顕微鏡画像における、約30個のドットを観察し、下記評価基準でドットの重なりの抑制効果を評価した。結果を表1に示す。
(評価基準)
A:ドットの重なり箇所が0又は1箇所である。
B:ドットの重なり箇所が2箇所以上である。
<インクジェット用記録シートの製造及び評価>
[実施例2]
TEMPO酸化CNF(固形分)の塗工量(上質紙の表面上における含有量)を、1g/mに代えて1.5g/mとした点以外は、実施例1と同じ方法で、インクジェット用記録シートを製造及び評価した。結果を表1に示す。
なお、本実施例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材のTEMPO酸化CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、2.7mmol/mである。
[実施例3]
TEMPO酸化CNF(固形分)の塗工量(上質紙の表面上における含有量)を、1g/mに代えて5g/mとした点以外は、実施例1と同じ方法で、インクジェット用記録シートを製造及び評価した。結果を表1に示す。
なお、本実施例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材のTEMPO酸化CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、9.0mmol/mである。
[実施例4]
材料(I)−2を水で希釈し、CMCNFの濃度が1.0質量%であるインク受容層用組成物(CMCNF水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、CMCNF(固形分)の塗工量(前記表面上における含有量)が1.5g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
得られたインクジェット用記録シートを、実施例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
<上質紙の評価>
[比較例1]
インク受容層を形成せず、インクジェット用記録シートに代えて上質紙を用いた点以外は、実施例1と同じ方法で、上質紙を評価した。結果を表1に示す。
<インクジェット用記録シートの製造及び評価>
[比較例2]
材料(I)−3を水で希釈し、機械解繊CNFの濃度が1.0質量%であるインク受容層用組成物(機械解繊CNF水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、機械解繊CNF(固形分)の塗工量(前記表面上における含有量)が1.5g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
本比較例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材の機械解繊CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、0mmol/mである。
得られたインクジェット用記録シートを、実施例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
[比較例3]
材料(I)−4を水で希釈し、CMCの濃度が1.0質量%であるインク受容層用組成物(CMC水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、CMC(固形分)の塗工量(前記表面上における含有量)が1.5g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
得られたインクジェット用記録シートを、実施例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
[比較例4]
TEMPO酸化CNFとCMCの含有量の比率(質量比)が、[TEMPO酸化CNFの含有量(質量)]:[CMCの含有量(質量)]=90:10となるように、材料(I)−1と材料(I)−4を混合し、得られた混合物を水で希釈して、TEMPO酸化CNF及びCMCの合計濃度が0.5質量%であるインク受容層用組成物(TEMPO酸化CNF及びCMCの水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、TEMPO酸化CNF(固形分)とCMC(固形分)の合計塗工量(前記表面上における合計含有量)が1.5g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
得られたインクジェット用記録シートを、実施例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
[比較例5]
TEMPO酸化CNFとCMCの含有量の比率(質量比)が、[TEMPO酸化CNFの含有量(質量)]:[CMCの含有量(質量)]=50:50となるように、材料(I)−1と材料(I)−4を混合し、得られた混合物を水で希釈して、TEMPO酸化CNF及びCMCの合計濃度が0.5質量%であるインク受容層用組成物(TEMPO酸化CNF及びCMCの水分散液)を調製した。
次いで、ワイヤーバーを用いて、得られたインク受容層用組成物を上質紙(日本製紙社製、坪量約104.7g/m、厚さ122μm)の一方の表面に塗工した。このとき、TEMPO酸化CNF(固形分)とCMC(固形分)の合計塗工量(前記表面上における合計含有量)が1.5g/mとなるようにした。次いで、オーブン中で、塗工層を105℃で1分乾燥させ、インク受容層を形成し、インクジェット用記録シートを得た。
得られたインクジェット用記録シートを、実施例1と同じ方法で評価した。結果を表1に示す。
[参考例1]
TEMPO酸化CNF(固形分)の塗工量(上質紙の表面上における含有量)を、1g/mに代えて0.1g/mとした点以外は、実施例1と同じ方法で、インクジェット用記録シートを製造及び評価した。結果を表1に示す。
なお、本参考例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材のTEMPO酸化CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、0.2mmol/mである。
[参考例2]
TEMPO酸化CNF(固形分)の塗工量(上質紙の表面上における含有量)を、1g/mに代えて0.5g/mとした点以外は、実施例1と同じ方法で、インクジェット用記録シートを製造及び評価した。結果を表1に示す。
なお、本参考例のインクジェット用記録シートにおいて、紙基材のTEMPO酸化CNFを有する表面上における、前記有効基の含有量は、0.9mmol/mである。
Figure 2018165026
上記結果から明らかなように、実施例1〜4のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、有効基を有し、かつナノファイバー構造を有する、TEMPO酸化CNF又はCMCNFを用いたことにより、ドット滲みとドットの重なりの抑制効果がともに高く、インクの滲みが顕著に抑制されていた。
これに対して、比較例1の上質紙は、インク受容層を備えていないため、ドット滲みとドットの重なりの抑制効果がともに認められず、インクの滲みが顕著であった。
比較例2のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、有効基を有しない機械解繊CNFを用いたことにより、ドット滲みの抑制効果が認められず、インクの滲みが認められた。
比較例3のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、ナノファイバー構造を有しないCMCを用いたことにより、ドット滲みとドットの重なりの抑制効果がともに認められず、インクの滲みが顕著であった。
比較例4のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、ナノファイバー構造を有しないCMCを併用し、その使用量が多かったことにより、ドットの重なりの抑制効果が認められず、インクの滲みが認められた。
比較例5のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、ナノファイバー構造を有しないCMCを併用し、その使用量が比較例4の場合よりもさらに多かったことにより、ドット滲みとドットの重なりの抑制効果がともに認められず、インクの滲みが顕著であった。
参考例1〜2のインクジェット用記録シートは、インク受容層形成材として、有効基を有し、かつナノファイバー構造を有するTEMPO酸化CNFを用いたものの、その使用量が少なかったことにより、ドット滲みとドットの重なりの抑制効果がともに認められず、インクの滲みが顕著であった。
本発明は、アニオン性のインクジェットインクを用いる場合に、インクジェット印刷適性に優れたインクジェット用記録シートとして利用可能である。

Claims (1)

  1. 紙基材を備え、前記紙基材の少なくとも一方の表面上にナノファイバーを有するインクジェット用記録シートであって、
    前記ナノファイバーは、一分子中にカルボキシ基、カルボキシラートアニオン、又はカルボキシ基が塩を形成した基を有し、
    前記紙基材の前記ナノファイバーを有する表面上における、前記ナノファイバー及びそれ以外の物質の総含有量に対する、前記ナノファイバーの含有量の割合が、95質量%以上である、インクジェット用記録シート。
JP2017063400A 2017-03-28 2017-03-28 インクジェット用記録シート Pending JP2018165026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063400A JP2018165026A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 インクジェット用記録シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063400A JP2018165026A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 インクジェット用記録シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018165026A true JP2018165026A (ja) 2018-10-25

Family

ID=63922520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017063400A Pending JP2018165026A (ja) 2017-03-28 2017-03-28 インクジェット用記録シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018165026A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263848A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Nippon Paper Industries Co Ltd 製紙用添加剤及びそれを含有する紙
JP2013256546A (ja) * 2010-09-28 2013-12-26 Nippon Paper Industries Co Ltd セルロースナノファイバー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263848A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Nippon Paper Industries Co Ltd 製紙用添加剤及びそれを含有する紙
JP2013256546A (ja) * 2010-09-28 2013-12-26 Nippon Paper Industries Co Ltd セルロースナノファイバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8092873B2 (en) Print medium for inkjet web press printing
JP5036718B2 (ja) 組成物及び該組成物を含むインク受容システム
US8541070B2 (en) Media for inkjet web press printing
DE10020346C5 (de) Tintenstrahl-Aufzeichnungsblatt
DE112011103316T5 (de) Beschichtetes Druckpapier und Verfahren zur Erzeugung gedruckter Bilder
DE102006039269A1 (de) Dispersion von Aluminiumoxid, Beschichtungszusammensetzung und tintenaufnehmendes Medium
JP2007535425A (ja) インクジェット印刷画像の品質を向上させる方法
JP6689111B2 (ja) 記録シート
DE60310499T2 (de) Verfahren zur Herstellung von Tintenstrahlaufzeichnungsmaterialien
JP2018165026A (ja) インクジェット用記録シート
US10071585B2 (en) Print medium
JP6204202B2 (ja) 産業用インクジェット印刷機向け非塗工紙タイプの印刷用紙
JP2004314395A (ja) サイズ剤およびこれを用いた記録用紙
CN107921805B (zh) 施胶组合物
JP4393429B2 (ja) 改善された耐オゾン性を呈する、含金属染料をベースとするインクジェットインク
JP2014037664A (ja) 新聞用紙
CN107921806B (zh) 施胶组合物
JP5781993B2 (ja) 印刷用塗工紙
EP1697142A2 (de) Chitosan und dessen verwendung als farbfixiermittel in ink-jet-aufzeichnungsmaterialien
JP6675250B2 (ja) インクジェット用記録シート及び粘着シートラベル
WO2003078174A1 (fr) Papier pour impression par jet d'encre
JP2010094830A (ja) インクジェット記録用紙
US20060251831A1 (en) Ink-jet recording medium
DE60307813T2 (de) Tintenstrahlaufzeichnungsblätter
JP2006168145A (ja) インクジェット記録シート

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210209