JPS58214595A - ピンホ−ルの少ない紙支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙支持体に関するものであり、さらに詳しくは
微細な空隙（以下ピンホールと配す）の少ない紙支持体
に関するものである。

本発明に係る紙支持体にｔ特に感圧複写紙、感熱紀、絶
縁紙、コンデンサーペーパー等の支持体として適したも
のであり、中でも感！＋初写紙用支持体または感熱紙用
支持体として優れたものである。

ピンホールとは製紙工程に於て、ワイヤーからノξルプ
中の微細繊維が脱落してできる、直径、２０〜．２００
μ程度の細かい空隙のことであり、感圧複写紙、感熱紙
、絶縁紙、コンデンサーは−７２−等に於て重大な欠陥
となる。％ＶＣｇ圧複写紙に於ては致命的な欠陥となる
。

通常、感圧複写紙には、電子供与性発色削？有機溶剤に
溶解し、微細なカプセル中に含有させて、紙裏面に塗布
した上葉紙と、電子受容性の粘土類臀他の紙表面に塗布
した下葉紙、および紙の裏面に発色剤？含有するカプセ
ル？表面に粘土類ｒ塗布した中葉紙、あるいは紙の同一
表面に前ｎｅのカプセルと粘土類ン塗布したものがある
。

上葉紙と下葉紙との組み合せ又は上葉紙、中葉細おＬび
下葉紙との絹み合せで使用する場合、カプセル層と粘土
類の層の接触した状態で局部的に加圧されると、その部
分のカプセルが破壊されて発色剤と粘土類が反応して発
色する。又、シートの同一面にカプセルと粘土類ケ有す
る感圧複写紙の場合も同様に加圧することにより発色す
る。

紙にピンホールがあると、塗布１稈に於てカプセル、あ
るいは粘土類ケ塗布する際、塗液が、ピンホール部から
裏側へ抜けてロールなどに付着し、工程汚れの原因とな
る。特に中葉紙の場合は、塗布時にカプセルあるいは、
粘土類がピンホール部から抜けて、互いに接触して発生
し、品質上重大な故障となる。紙のピンホールの減少は
感Ｆｆ：、複写紙にとって重要であり、中でも、Ｊｌさ
２θ〜ＩＯθμ程度の薄紙の感圧複写紙に於て特に重要
である。

一般に用いられている紙支持体のピンホールγ減らす方
法として次の方法ｒ塁けることができる。

（１）　　タルク、クレー等の填料欠塗布してピンホー
ル２ふさぐ方法。

（２１）ｅルプの叩解γ進めることによ＃）製紙時にワ
イヤーからの微細繊維の脱落ケ防ぐ方法。

（３）空隙率の小さいワイヤー臀使用して製紙する方法
。

（４）微細繊維が多く、かつ保水性の高いパルプゲ使用
する方法 これらの方法はピンホール？減らす為には有効な方法で
あるが、それぞれ欠点ケ持っている。

すなわち（１）の方法は塗布量ケ多くしないと効果が出
ないので、紙表面の強度低下、工程汚れ等の問題がある
。（２）の方法は叩解時の電力消費が大きい。製紙時の
ワイヤー上での脱水が悪く、乾燥性も低下する。又紙の
寸度安定件も低下する等、製造ポ１住、品質上の問題点
が多い。（３）の方法はワイヤー上での脱水が悪くなる
ので、抄速７上げることが出来ない。（４）の方法はパ
ルプが限定されるので、満足するパルプの入手が困難で
ある。

その他ワイヤー上の脱水条件、およびテーブルロール、
フォイル、デフレクタ−等の配列ケ変更することＫより
ピンホールは減少するがその効果は十分で々い。

従って、本発明の目的は、上記の↓うな欠点臀有しない
ピンホールの少ない紙支持体ケ得ることである。

本発明の目的は、微細繊維とバインダー？含むサイズ液
？ｒ−祇の小なくとも片面に塗布することにより微細な
空隙？少なくしたことヶ特徴とする紙支持体により達成
された。

次に本発明ケ詳しく説明する。

本発明に於て紙の材料となるノξルプは針葉樹ノにルプ
、広葉樹パルプいずれでもよく、合成パルプでもよい。

又これら臀混合して使用することも出来る。バルブ７抄
造して紙の形聾にするには、一般的な抄紙方法ケ利用す
ればよい。この抄造に際してサイズ剤、紙力増強剤、螢
光増白剤、あるいはタルク、クレー等の填料その他一般
的な製紙用添加剤ケ添加することができる。

本発明では一般的な抄造方法により抄造された紙？使用
することができ、塗布方法としては一般に用いられる、
表面サイズプレスビルブレード、ロールコート等がある
。画面塗布、片面塗布いずれでも可能であり、オンライ
ン塗布、オフライン塗布いずれでも実施可能である。微
細繊維の塗布量としては０．３９７ｍ２から２，０９７
ｍ２の範囲が好ましく０，１９７ｍ２以下では、ピンホ
ール？ふさぐのに十分でなく、１．０９７ｍ２以上では
給の表面強度が低くなり、印刷時の紙粉汚れの原因とな
る。サイズ液中の微細借維の含有量は塗布方法、塗布量
に応じて任意に設定できる。

抄造される＃Ｅの厚さに制限は々いが、ピンホールの発
生し易い、２０〜ｉｏｏμ程度の紙に有効である。特に
好ましくは３０〜６０μ程度の薄紙に有効である。

本発明に於て用いられる微細繊維は厚さが３０〜３００
μ程度の木材ノξルプ、合成バルブおよびその混合物が
好ましく、製紙工程でワイー＼・−から脱落する微細檀
維、市販の粉末セルロース（例えば山陽国策パルプ■製
のセルロースパウダー；商品名ＫＣ−フロック）？使用
することも出来る。

バインダーとしては＃扮、ポリビニルアルコール、ポリ
アクリルアミド、ゼラチン等製紙工程で一般的に用いら
れている表面サイズ用紙力増弾剤ゲ使用することかで六
る。バインダーの塗布量は０　、／　９７ｍ２　ｉｓら
、ｚｇ／ｍ２程度であり、０゜３１／／ｍ２２）ら／り
／ｙ）１２の範囲が好まし１．／１０以下実施例により
本発明７＃−に具体的に説明する。

実施例　１゜ 広葉樹バルブｌｒＯ重量パーセント、針葉樹バルブ、２
０重量ノノー−ントから々る木材パルブケ用い長網抄紙
で抄造した厚さかび０μの紙（ａｌに、澱粉と繊維の長
さがｊθ〜／３０μのＫ　Ｃフロックからなるサイズ液
γサイズプレス法にニジ、オンラインで両面塗布し、澱
粉塗布量が１９７ｍ２のもの（Ｌ））と澱粉の塗布量が
／’Ｖ／ｍ２でｋＣ−フロックの塗布量が０　、．２　
ｊ　９７ｍ２．０　、　！　０９７ｍ２、／　、０９／
ｍ２．．２　、Ｏｆ／／ｍ２．３．０ｆ／ｍ２の紙？抄
造した。（紙：ｃ、ｄ、ｅ、ｆ、ｇ）。

紙ａ＋ｂ＋Ｃ＋ｄ＋ｅ＋ｆｒｇの裏面に発色剤ｒ含有す
るカプセルゲ、表面に粘土類ケ塗布して、感圧複写紙の
中葉紙ｗ　製造した。（感圧複写紙：Ａ　、　Ｂ　、　
Ｃ、Ｉ）　、　Ｅ　、　Ｆ　、　Ｇ　）。

感圧複写紙の各々について目ネリ５による発色個数おＬ
び紙の表面強度（「Ｔ　Ａ　Ｐ　ｌ）　１スタンダード
、Ｔ’−１，ｔｓター５Ｕ−１を紙のワックスピックテ
スト」に詳しく配蒙−されている。）？測定した。測定
結果ケ第１岩に示す。

本発明に係る紙支持体Ｄ−ｄ　、　Ｅ−ｅ　、　Ｆ−ｆ
は発色も少なく、紙の表面強度も問題なかった。

ＫＣ−７ｏツク２塗布しないＡ−ａ、Ｈ−ｂおＬび塗布
量の少ないＣ−ｃは発色個数が多く、又塗布量の多いＧ
−ｇｔｉ祇の表面強度が低く、印届り時の紙粉汚れが問
題となった。

実施例　２゜ 広Ｓ樹パルプケ用い長網抄紙機で抄造した厚さがｊ！μ
の紙（ｈｌ　Ｋポリビニルアルコールド、製紙工程の白
水から回収した長さが３０〜３Ｑθμの微細ｇ１．維か
らなるサイズ液？、サイズプレス法に工り、オンライン
で両面塗布し、ポリビニルアルコールの塗布量が０　、
　ＩＩ　ｆ　７ｍ２　のもの（ｉ）とポリビニルアルコ
ールの塗布量が０．１７９７ｍ　　で微細繊維の塗布量
が０Ｍ９／ｌｎ　　、０．３０９／ｍ２、／　、　Ｏ’
ｉ／ｍ　　％、２　、０９ｉｎｓ　　、３　、０９７ｍ
　　の紙？抄造した（紙：Ｉ＋に＋’＋”＋ｎ）。

紙り、ｌ、ｊ、に、ｌ、ｍ、ｎの裏面に発企剤ヶ含有す
るカプセル？１表面に粘土？ｔ＋　％’塗布して、感圧
複写紙の中葉紙馨製造した（感）トネυ写紙Ｈ２１、Ｊ
　、　Ｋ　、　Ｌ　、〜ｔ、Ｎ）。感土親写紙の各々に
ついて、発色個数と表面ヴ！１度を実施例１．に準じて
測定した。測定結果？第、２表に示す。

本発明に係る紙支持体にに−ｋ　、　Ｌ　−１、Ｍ−ｍ
は発色も少なく紙の表面強ｌＷも問題な刀１つた。

微細繊維γ塗布しないＨ−ｈ、ｌ−ｉお工び塗布量の少
ないＪ−ｊけ発色個数が多く又塗布量の多いＮ−ｎは紙
の表面強度が低く、印刷時の紙、粉汚れが間顯となった
。

実施例　３゜ 広葉樹バルブ＋ｒＯ重量ノξ−セント、針葉樹バルーｆ
、２ｏ重量パーセントからなる、木材ノξルプケ用い長
網抄紙で抄進した厚さが１ＩＯｌｉの紙（０）に澱粉と
繊維の長さが！θ〜／よθμのＫＣフロックからなるサ
イズ液ｒビルブレードコータにエリオンラインで片面塗
布し澱粉の塗布量がｌ？／ｍ　のもの（ｐｌと澱粉の塗
布量が７９７ｍ　でＩ（Ｃ−フロックの塗布量が０．１
１９７ｍ　　及び／、りｊ９／ｍ　の祇シ抄造した（紙
：ｑ＋ｒ）。

ＩＦ　ｏ＋　ｐ＋　ｑ＋・ｒの裏面に発色剤を含有する
カプセル娶表面に粘土類？塗布して、感！Ｆ複写級の中
葉紙ケ製造した（感圧複写紙：ｏ、ｐ、ｑ、ｔｔ）。

感圧複写紙の各々について、発色個数と表面強度本発明
の範囲内であるＱ　−ｑ　、　ＩＬ　−ｒは発色も少な
く紙の表面強度も問題なかった。Ｋ　Ｃ−フロック臀塗
布しない（Ｊ　−ｏ　、　Ｐ　−ｐは発色個数が多刃１
つた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 微細繊維とバインダー？含むサイズ液σ紙の少なくとも
   片面に塗布することにより微細な空ＭＶ少なくしたこと
   ？特徴とする紙支持体。