JP2012010215A - スピーカ用振動板及びこれを用いたスピーカ、電子機器、移動手段 - Google Patents

スピーカ用振動板及びこれを用いたスピーカ、電子機器、移動手段 Download PDF

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Abstract

【課題】一般に、抄紙振動板はセルロースを主原料としているため燃えやすく、難燃性に乏しいというデメリットを有しており、抄紙振動板に難燃性を付与するために、耐熱性の高い有機繊維、無機繊維を添加する手段や、更に二次加工として難燃性を有する含浸剤を含浸処理するなどの手段が考案されているが、振動板の重量の増加を招き、音圧の低下、さらに、製造コストも増加してコストアップを招くという課題を有する。
【解決手段】抄紙工法により金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含んでスピーカ用振動板を構成することで、金属水酸化物の混抄効果により、剛性を向上させ良好な音質を実現しつつ、抄紙振動板にコストの増加を招くことなく、難燃性を付与することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種音響機器や映像機器に用いられるスピーカ用振動板に関するものである。
近年、家庭向けあるいは車載用オーディオのスピーカ用振動板として、安価なコストで大量に製造することが可能な抄紙振動板が主として用いられている。
また、抄紙振動板は比重が低く、内部損失が高いため音質面でも優位である。
一方、セット側の動向として、薄型化、高耐入力化が進んでおり、ボイスコイルの発熱、発火、又は他の部材からのもらい火に対するリスクを低減するために難燃化は必要な特性となりつつある。
この課題に対する従来の難燃化技術として次のような手法が挙げられる。
パルプモールドを成形する際に、珪藻土を含有しパルプに難燃性を付与する技術や、高耐熱な化学繊維を混抄する技術、無機繊維、有機繊維、無機粉末を微細な木材パルプに添加し、更に耐熱性の高い含浸剤で含浸し振動板に難燃性を付与する技術等が挙げられる。
尚、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、2および3が知られている。
特開2010−31136号公報 特開平4−367197号公報 特開2001−169387号公報
一般に、抄紙振動板は樹脂振動板や金属振動板と比較して、製造コストが低いメリットを有する。
また、内部損失の高さと比重の低さの面で優れており、高音質化に有利である。
一方、これらのセルロースを主原料とする抄紙振動板は燃えやすく、難燃性に乏しいため製品安全の面でデメリットを併せ持つという課題を有するものであった。
このため、抄紙振動板に難燃性を付与するため、耐熱性の高い有機繊維、無機繊維を添加する手段や、更に二次加工として難燃性を有する含浸剤を処理するなどの手段が考案されている。
しかしながら、そのような手段は材料コストが高く、また、含浸処理などの二次加工を施すことで、工数が増えるので製造コストも増加し、さらに、振動板に含浸することで振動板の重量の増加を招き、音圧の低下も懸念されるという課題を有するものであった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決し、難燃性、高音質、低コストを実現するスピーカ用振動板を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、抄紙工法により金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含んで製造されたスピーカ用振動板としたものである。
この構成により、金属水酸化物を混抄することで、抄紙振動板に難燃性を付与し、高音質な振動板を低コストで実現することができる。
以上のように本発明は、スピーカ用振動板を、金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含んで抄紙工法により製造したものである。
この構成により、抄紙振動板に難燃性を付与することができる。
また、含浸などの二次加工を必要とせず、従来の抄紙工法を踏襲し振動板を製造することが可能となり、新たな設備投資を必要とせず製造コストの増加を招くことがない。
さらに、抄紙振動板の主原料であるセルロースに比べて硬質な金属水酸化物を混抄することで振動板の剛性が向上し、不要な歪を抑制し高音質化を実現することが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるスピーカ用振動板の断面図 本発明の実施の形態2におけるスピーカの断面図 本発明の実施の形態3におけるミニコンポシステムの外観図 本発明の実施の形態4における車両の断面図
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態におけるスピーカ用振動板について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるスピーカ用振動板1の断面図を示したものである。
図1に示すように、スピーカ用振動板1は、天然繊維1Aに金属水酸化物1Bを少なくとも30wt%以上添加することで所望の難燃性を得ることが出来る。
より優れた難燃性を実現するためには金属水酸化物を50wt%から90wt%添加することが望ましい。
添加する金属水酸化物が30wt%未満の場合、所望の難燃性を得ることが困難であり、効果は少ない。
一方、90wt%以上添加する場合、混抄する際に金属水酸化物の分散不良を招き、スピーカ用振動板の強度の低下を招く。
ここで使用する金属水酸化物は水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。
金属水酸化物は加熱されると、急激に脱水分解し、大きな吸熱反応を示す。
その際に生じる結晶水により、鎮火されることにより材料自体に自己消火性を付与する特性をもつ。
抄紙材料として、木材パルプの代わりに非木材を使用することも可能であり、この場合、竹、ケナフ、ジュート、バガス、麻など様々な繊維を用いることが可能である。
そして、その割合を増やすことで木材の伐採を抑制することが可能となり、環境に対する負荷の小さな振動板を提供することができる。
数ある非木材繊維の中でも竹繊維は、生育が早いため環境問題を発生させることが少なく、継続的に供給可能であり、さらに、ガラス繊維等の無機繊維のように埋め立てることなく焼却によって廃棄できるため地球環境に優しい。
抄紙材料として竹繊維を用いる場合、竹齢1年以上の竹から得られた竹繊維を使用することが望ましい。
一般に、竹は生後50日ほどで成長し、その後は材として安定化を図り、ほぼ1年以上経過すれば安定した材を得ることができるため、音響用部材として所望の特性を得ることができる。
しかしながら、いくら成長速度に長けた竹であったとしても、生後1年以内に伐採を続けると、竹林が安定して成長せず、竹の生態系を乱す心配がある。
次に添加する竹繊維量は70wt%以下が望ましい。
竹繊維の添加量が70wt%以下であれば、剛性が高く、内部損失が高い振動板を得ることが出来るため、非常に艶やかな音質を奏でる振動板を得ることができる。
一方、竹繊維の添加量を70wt%以上にすると、金属水酸化物の配合量が相対的に減少し、所望の難燃性を得ることができない。
カナダ標準濾水度による叩解度が、200ml以上で、かつ700ml以下のレベルに叩解した繊維であれば、骨子として適度な剛性を保有し、抄紙時の分散不良が生じにくい。
ここで、200ml以下では抄紙時に濾水速度が低くなり、生産性が著しく低下する。
一方、700ml以上になると、繊維同士の絡み合いが低くなるため、期待する効果を得られにくい。
竹繊維を叩解する手法としては、ディスクリファイナー、ビーター等の方法がある。
竹繊維の繊維長は、0.8mm以上で、かつ3mm以下の天然繊維であれば、骨子としての補強効果を十分に期待でき、また混抄した際の抄紙ムラも抑制できる。
ここで竹繊維の繊維長が、0.8mm以下であれば、繊維同士の絡み合いが不足し抄紙した予備成形物の強度が不十分となり、十分な特性を得ることができない。
また、金属水酸化物を混抄する際、繊維長が短いと、繊維に定着する割合が低くなるため、難燃性の低下が懸念される。
一方で、竹繊維の繊維長が3mm以上であれば、混抄時に分散不良を形成し、分散性の低下、成形品の外観不良を招く。
振動板1の密度は、0.30g/cm3以上で、0.90g/cm3以下の間で成形されれば、紙本来が有する柔らかさや軽さを損なうことなく成形することが可能である。
ここで、0.30g/cm3以下の場合、強度が著しく低下するため、高周波域での面鳴きなど、強度不足による異音が生じる。
一方、0.90g/cm3以上の場合、比重が樹脂振動板相当となり、抄紙振動板の特長である軽さの面で優位性を誇ることができず、音圧の低下など特性の悪化を招く。
竹繊維中のリグニンの含有量は25wt%以下であれば、リグニンが有する内部損失の高さにより、豊かな音質を実現できる。
一方、リグニンの含有量が25wt%以上の場合、竹繊維表面には過度のリグニンを含有するため、竹繊維同士の接着が阻害され、振動板として成形する際に、強度が不足し、成形することが困難となる。
更に、音質面で効果的に向上させる手段として、補助材料として、ミクロフィブリル状態まで微細化した竹繊維を添加することが望ましい。
その添加の割合は、ミクロフィブリル状態まで小さくした竹繊維を5wt%以上で、20wt%以下添加することが望ましい。
5wt%以上で、20wt%以下の間であれば、繊維同士を結び付けるバインダーとして効果的な補強効果を得ることができる。
ミクロフィブリル状態まで微細化した竹繊維の添加量が5wt%以下であれば、添加量が少なすぎるため十分な補強効果を得られない。
一方で、20wt%以上であれば、抄紙時に分散不良を招き、振動板の外観不良を招く。
また、一般にミクロフィブリル状態まで微細化された繊維は濾水性が低いため抄紙工程で脱水するまでの時間が非常に長くなり、製造コストが著しく増加する。
そのため適正な添加量は5wt%以上で、20wt%以下の間が望ましい。
また、ミクロフィブリル状態まで微細化した竹繊維の繊維長は0.8mm以下まで微細化すれば、十分に微細化されており、繊維同士の絡み合いが促進し、所望の補強効果を得ることができる。
一方、0.8mm以上の繊維長であれば、竹繊維が十分に叩解されていないため、繊維同士の絡み合いが不足し補強効果が乏しい。
更に、上記、ミクロフィブリル状態まで小さくした竹繊維の叩解度は200ml以下であることが望ましい。
叩解度を200ml以下にすれば、通常の竹繊維に比べて圧倒的な補強効果を得ることができ、少量の添加量であったとしても、優れた費用対効果を得ることができる。
200ml以上であれば、一般的な竹繊維と比較して同等の特性であり、ミクロフィブリル繊維としての、補強効果を得ることができない。
更に、必要に応じて強化材を配合して難燃性の向上と音質の調整をすることが可能である。
強化材として、無機繊維や金属繊維も強化繊維や音質の調整材として添加することも可能である。
無機繊維として、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミック繊維などが挙げられる。
金属繊維としては、ステンレス繊維などが挙げられる。
ガラス繊維の添加量は5wt%から40wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、ガラス繊維は硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
40wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
カーボン繊維の添加量は5wt%から40wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、カーボン繊維は硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
40wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
セラミック繊維の添加量は5wt%から40wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、セラミック繊維は硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
40wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
ステンレス繊維の添加量は5wt%から40wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、ステンレス繊維は硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
40wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
更に、フィラーを配合して難燃性の向上と音質調整をすることも可能である。
上記フィラーは、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、炭化された天然繊維を添加することが望ましい。
炭酸カルシウムの添加量は5wt%から20wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、炭酸カルシウムは硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
20wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
タルクの添加量は5wt%から20wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、タルクは硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
20wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
マイカの添加量は5wt%から20wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、マイカは硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
20wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
炭化された天然繊維の添加量は5wt%から20wt%が望ましく、この添加量で混抄されれば、抄紙振動板の更なる難燃性の向上が可能となる。
また、炭化された天然繊維は硬質であるため、混抄することで抄紙振動板の高剛性化が可能となる。
5wt%以下の添加量の場合、難燃効果や高剛性化などの効果を得ることができない。
20wt%以上の場合、抄紙ムラ、外観不良、比重の増加など様々なデメリットが生じる。
また、炭化された天然繊維は、その表面に無数の細孔を有するため、比重の軽減、内部損失の向上も期待できる。
また、公知技術である顔料、防水剤、含浸処理などを組み合わせて難燃性と音質を向上することも可能である。
(実施の形態2)
以下、実施の形態1にて説明したスピーカ用振動板1を用いたスピーカについて説明する。
図2は本実施の形態のスピーカの断面図を示したものである。
図2に示すように、着磁されたマグネット2を上部プレート3およびヨーク4により挟み込んで内磁型の磁気回路5を構成している。
この磁気回路5のヨーク4にフレーム7を結合している。
このフレーム7の周縁部に、実施の形態1にて説明したスピーカ用振動板1の外周をエッジ9を介して接着している。
そして、このスピーカ用振動板1の中心部にボイスコイル8の一端を結合するとともに、反対の一端を上記磁気回路5の磁気ギャップ6にはまり込むように結合して構成している。
以上は、内磁型の磁気回路を有するスピーカについて説明したが、これに限定されず、外磁型の磁気回路を有するスピーカに適用しても良い。
以上の構成とすることで、難燃性と高音質とコストの低下を実現することが可能なスピーカを実現することができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態2にて説明したスピーカを用いたミニコンポシステム14について説明する。
図3は、スピーカを搭載した電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステム14の外観図を示したものである。
図3に示すように、本実施の形態のミニコンポシステム14は、スピーカ10が組み込まれたエンクロジャー11と、このスピーカ10に入力される電気信号の増幅手段であるアンプ12と、このアンプ12に入力されるソースを出力するプレーヤ13により構成されている。
この構成により、ミニコンポシステム14は、従来では実現できなかった難燃性と高音質とコストの低下を実現することが可能となっている。
(実施の形態4)
以下、実施の形態2にて説明したスピーカ10を用いた車両15について説明する。
図4は、スピーカ10を搭載した車両15の断面図を示したものである。
図4に示すように、本実施の形態の車両15は、スピーカ10をリアトレイやフロントパネルに組込んで、カーナビゲーションやカーオーディオの一部として使用したものである。
この構成とすることにより、車両15は、従来では実現できなかった難燃性と高音質を実現することができるものとなっている。
本発明にかかるスピーカ用振動板、スピーカ、電子機器および装置は、難燃性と高音質、コストの低下を両立することが必要な映像音響機器や情報通信機器等の電子機器、さらには自動車などの装置に適用できる。
1 スピーカ用振動板
1A 天然繊維
1B 金属水酸化物
2 マグネット
3 上部プレート
4 ヨーク
5 磁気回路
6 磁気ギャップ
7 フレーム
8 ボイスコイル
9 エッジ
10 スピーカ
11 エンクロジャー
12 アンプ
13 プレーヤ
14 ミニコンポシステム
15 車両

Claims (16)

  1. 抄紙工法で製造されたスピーカ用振動板であり、金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含むスピーカ用振動板。
  2. 非木材を更に含む請求項1記載のスピーカ用振動板。
  3. 非木材は竹繊維とした請求項2記載のスピーカ用振動板。
  4. 竹齢1年以上の竹から得られた竹繊維を含んだ請求項3記載のスピーカ用振動板。
  5. 竹繊維は70wt%以下とした請求項3記載のスピーカ用振動板。
  6. カナダ標準濾水度における叩解度が200ml以上でかつ、700ml以下の天然繊維である請求項3記載のスピーカ用振動板。
  7. 繊維長が0.8mm以上でかつ、3mm以下の天然繊維である請求項3記載のスピーカ用振動板。
  8. 密度が0.30g/cm3以上でかつ、0.90g/cm3以下である請求項3記載のスピーカ用振動板。
  9. 竹繊維中のリグニン含有量が25wt%以下である請求項3記載のスピーカ用振動板。
  10. 竹繊維はミクロフィブリル状態まで小さくするとともに、含有量を5wt%以上、20wt%以下とした請求項3記載のスピーカ用振動板。
  11. ミクロフィブリル状態まで小さくした竹繊維は、繊維長を0.8mm以下とした請求項10記載のスピーカ用振動板。
  12. ミクロフィブリル状態まで小さくした竹繊維は、叩解度を200ml以下とした請求項10記載のスピーカ用振動板。
  13. 強化材を更に含む請求項1から請求項12記載のスピーカ用振動板。
  14. スピーカ用振動板と、前記スピーカ用振動板の外周部が結合されるとともに、磁気回路体と結合されたフレームと、前記スピーカ用振動板と結合され、前記磁気回路体が形成する磁気ギャップに可動自在に配置されたボイスコイルを備え、前記スピーカ用振動板は、抄紙工法で製造され、金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含むスピーカ。
  15. スピーカと、前記スピーカへの入力信号の増幅部を少なくとも備えた電子機器であり、前記スピーカは、抄紙工法で製造され、金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含むスピーカ用振動板と、前記スピーカ用振動板の外周部が結合されるとともに、磁気回路と結合されたフレームと、前記スピーカ用振動板と結合され、前記磁気回路体が形成する磁気ギャップに可動自在に配置されたボイスコイルを少なくとも有する電子機器。
  16. 抄紙工法で製造され、金属水酸化物を少なくとも30wt%以上含むスピーカ用振動板と、前記スピーカ用振動板の外周部が結合されるとともに、磁気回路体と結合されたフレームと、前記スピーカ用振動板と結合され、前記磁気回路体が形成する磁気ギャップに可動自在に配置されたボイスコイルを備えたスピーカが搭載された移動手段。
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