JP5309756B2 - スピーカ用振動板およびこれを用いたスピーカならびにこのスピーカを用いた電子機器および装置 - Google Patents
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Description
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1から請求項6に記載の発明について説明する。
化学的吸光光度法(モリブデン青・黄法)で珪素濃度が5030μgSi/gの竹の葉、約800gを400gの水に浸したのち、容積が3Lの加圧ニーダで、室温にて、20rpm、10分間処理した。この竹繊維のカナダ標準濾水度は730mlであった。そのパルプから、16cm円形の抄紙振動板を製造した。1Hz引張モードで測定した20℃での弾性率から求めた音速は2250m/sであった。
通常のNUKP(木材クラフトパルプ)70wt%、実施例1の竹繊維30wt%の繊維比で実施例1と同様に16cm円形の抄紙振動板を製造した。音速は、2100m/sであった。
実施例1の竹繊維をビーズミルで加工し、BET比表面積が2m2/gまで微細化した。
実施例1の抄紙スピーカに対して、実施例3の微細化竹繊維0.1wt%水溶液を塗布し、100℃乾燥30分の工程を、重量が0.5g増加するまで繰り返して製造した。音速は、2450m/sであった。
実施例2のNUKP100%の繊維比率にした以外は、実施例1と同様に製造した。音速は、1850m/sであった。
実施例1〜4及び比較例1の5種のスピーカ用振動板を、同じ仕様のスピーカに組み込んだ。そして女性ボーカルを10名のスピーカ設計者に試聴させ、1名5点満点(比較例1を2点とする)で高音域の張り、伸び、迫力に観点を当てて評価した。
実施例2:29点
実施例3:38点
実施例4:37点
比較例1:20点
以上の結果から、発明の効果として、本発明のスピーカ用振動板を使用したスピーカは、竹の葉から抽出された繊維により振動板の剛性を向上させ、高音域での音圧向上や再生帯域の拡大を実現させることができ、良好な音質を実現できることがわかった。
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項8に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項9に記載の発明について説明する。
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
28 ボイスコイル
29 エッジ
30 スピーカ
41 エンクロジャー
42 アンプ
43 プレーヤ
44 ミニコンポ
50 自動車
Claims (8)
- 抄紙工法で製造されるスピーカ用振動板であって、珪素濃度が5000μgSi/g以上の竹の葉から抽出された繊維を5wt%以上使用したスピーカ用振動板。
- 竹の葉を、少なくとも、二軸混練することでパルプ化した請求項1に記載のスピーカ用振動板。
- 竹の葉から抽出された繊維は、竹の葉を、ビーズミル、圧力式ホモジナイザー、ディスクリファイナーの少なくとも1種類以上の機器で微細化した竹繊維である請求項1または2記載のスピーカ用振動板。
- 請求項3記載の微細化した竹繊維は、スプレーあるいは吸引堆積抄紙法のいずれか一方の方法で表面塗布したスピーカ用振動板。
- 生ゴムを含有した請求項1から請求項4記載のいずれか1つのスピーカ用振動板。
- 磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された請求項1から請求項5記載のいずれか1つのスピーカ用振動板と、このスピーカ用振動板に結合されるとともにその一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカ。
- 請求項6記載のスピーカと、少なくともこのスピーカへの入力信号の増幅回路とを備えた電子機器。
- 請求項6記載のスピーカを移動手段に備えた装置。
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