JP6178316B2 - フッ素化電解質組成物 - Google Patents

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Description

本出願は、35USC§119(e)に基づいて、2011年9月2日に出願された米国仮特許出願第61/530,545号明細書(その全体があらゆる目的で本発明の一部として参照により援用される)に対する優先権を主張し、その文献の利益を主張する。
本開示は、リチウムイオン電池などの電気化学セル中において有用となる酢酸2,2,−ジフルオロエチルおよびエチレンカーボネートを含有する電解質組成物に関する。
アルカリ金属、アルカリ土類金属、またはこれらの金属を含む化合物でできた電極を有する非水系電池、たとえばリチウムイオン電池の電解質溶媒として、カーボネート化合物が現在使用されている。現在のリチウムイオン電池の電解質溶媒は、通常、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネート、またはジエチルカーボネートなどの1種類以上の線状カーボネートと;エチレンカーボネートなどの環状カーボネートとを含有する。しかし、4.4Vを超える電池電圧においては、これらの電解質溶媒は分解することがあり、その結果電池性能が低下することがある。さらに、低沸点および高い引火性のため、これらの電解質溶媒の使用に関する安全性の問題が存在する。
一般に使用される非水電解質溶媒の制限を克服するために、種々のフッ素含有カルボン酸エステル電解質溶媒のリチウムイオン電池における使用が研究されている(たとえば、Nakamuraらの特許文献1、2、および3を参照されたい)。これらのフッ素含有カルボン酸エステル電解質溶媒は4.7VのLiMn1.5Ni0.5正極などの高電圧正極を有するリチウムイオン電池中で使用することができるが、特に高温におけるサイクル性能が限定されうる。
特公平4−328915号公報 特公平3−444607号公報 米国特許第8,097,368号明細書
前述のような当技術分野における努力にもかかわらず、リチウムイオン電池中、特に高電圧(すなわち最大約5V)で動作する、または高電圧正極を含むそのような電池中で使用される場合に、高温で改善されたサイクル性能を有する電解質溶媒、およびその組成物が依然として必要とされている。
一実施形態においては、
(a)少なくとも1種類の電解質塩と;
(b)エチレンカーボネートおよびCHCOCHCFHを含む溶媒混合物と、を含む電解質組成物が本明細書において提供される。
別の一実施形態においては、
(a)少なくとも1種類の電解質塩と;
(b)溶媒混合物であって、溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%の濃度のエチレンカーボネート、および溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%の濃度のCHCOCHCFHを含む溶媒混合物と、
を含む電解質組成物が本明細書において提供される。
さらに別の一実施形態においては、本明細書において開示される電解質組成物を含む電気化学セルが本明細書において提供される。
さらなる一実施形態においては、電気化学セルはリチウムイオン電池である。
それぞれ実施例5〜6および比較例2に記載の本明細書において開示される電解質組成物を含有するフルセルの初回充電および放電サイクルの電圧対容量曲線である。 それぞれ実施例5〜6および比較例2に記載の本明細書において開示される電解質組成物を含有するフルセルの初回充電および放電サイクルの電圧対容量曲線である。 それぞれ実施例5〜6および比較例2に記載の本明細書において開示される電解質組成物を含有するフルセルの初回充電および放電サイクルの電圧対容量曲線である。
以上のように使用され、本明細書の説明全体にわたって使用される場合、他の意味で示されない限り、以下の用語は以下のように定義されるものとする。
本明細書において使用される場合、用語「電解質組成物」は、電気化学セル中の電解質としての使用に好適な化学組成物を意味する。電解質組成物は、通常、少なくとも1種類の溶媒および少なくとも1種類の電解質塩を含む。
本明細書において使用される場合、用語「電解質塩」は、電解質組成物の溶媒に対して少なくとも部分的に溶解性であり、電解質組成物の溶媒中で少なくとも部分的に解離してイオンとなって伝導性電解質組成物を形成するイオン性塩を意味する。
用語「アノード」は、酸化が起こる電気化学セルの電極を意味する。電池などのガルバニセルにおいては、負極は、負に帯電した電極である。二次電池(すなわち蓄電池)においては、負極は、放電中に酸化が起こり充電中に還元が起こる電極である。
用語「カソード」は、還元が起こる電気化学セルの電極を意味する。電池などのガルバニセルにおいては、正極は、正に帯電した電極である。二次電池(すなわち蓄電池)においては、正極は、放電中に還元が起こり充電中に酸化が起こる電極である。
用語「リチウムイオン電池」は、リチウムイオンが、放電中には負極から正極に移動し、充電中には正極から負極に移動する種類の蓄電池を意味する。
フッ素含有カルボン酸エステルおよびエチレンカーボネートを含む電解質組成物が本明細書において開示される。本発明の電解質組成物は、電気化学セル中、特にリチウムイオン電池中で有用となる。特に、本明細書において開示される電解質組成物は、少なくとも1種類の電解質塩と、CHCOCHCFH(酢酸2,2,−ジフルオロエチル、CAS No.1550−44−3)、およびエチレンカーボネート(1,3−ジオキソラン−2−オンとも呼ばれる、CAS No.96−49−1)を含む溶媒混合物とを含む。
一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成する。別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成する。別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成する。別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約30重量%を構成する。
別の一実施形態においては、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成する。別の一実施形態においては、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成する。別の一実施形態においては、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成する。別の一実施形態においては、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約70重量%を構成する。
本明細書において開示される電解質組成物中での使用に好適な純度のエチレンカーボネートは、Novolyte(Independence,OH)などの商業的供給源から入手することができる。酢酸2,2,−ジフルオロエチルは、当技術分野において周知の方法を用いて調製することができる。たとえば、塩化アセチルを2,2−ジフルオロエタノールと反応させて(塩基性触媒を使用する場合も、または使用しない場合もある)、酢酸2,2−ジフルオロエチルを形成することができる。さらに、酢酸2,2−ジフルオロエチルは、Wiesenhoferら(国際公開第2009/040367 A1号パンフレット、実施例5)に記載の方法を用いて調製することができる。あるいは、酢酸2,2−ジフルオロエチルは、以下の本発明の実施例に記載の方法を用いて調製することができる。酢酸2,2−ジフルオロエチルは少なくとも約99.9%、特に少なくとも約99.99%の純度レベルまで精製することが望ましい。酢酸2,2−ジフルオロエチルは、減圧蒸留または回転バンド蒸留などの蒸留方法を用いて精製することができる。
本明細書において開示される電解質組成物は、少なくとも1種類の電解質塩をも含有する。好適な電解質塩としては、
ヘキサフルオロリン酸リチウム、
LiPF(CFCF
ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドリチウム、
ビス(パーフルオロエタンスルホニル)イミドリチウム、
(フルオロスルホニル)(ノナフルオロブタンスルホニル)イミドリチウム、
ビス(フルオロスルホニル)イミドリチウム、
テトラフルオロホウ酸リチウム、
過塩素酸リチウム、
ヘキサフルオロヒ酸リチウム、
トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、
トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチドリチウム、
ビス(オキサラト)ホウ酸リチウム、
ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウム、
Li1212−x(式中、xは0〜8である)、および
フッ化リチウムとB(OCなどの陰イオン受容体との混合物
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
2種類以上のこれらまたは同等の電解質塩の混合物を使用することもできる。一実施形態においては、電解質塩はヘキサフルオロリン酸リチウムである。電解質塩は電解質組成物中に、約0.2〜約2.0M、特に約0.3〜約1.5M、特に約0.5〜約1.2M、特に約1.0〜約1.2Mの量で存在することができる。
本明細書において開示される電解質組成物は、少なくとも1種類の追加の共溶媒をさらに含むことができる。好適な共溶媒の例としては、1種類以上のカーボネート類を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。好適なカーボネート類としては、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート、およびメチル2,2,3,3−テトラフルオロプロピルカーボネートが挙げられる。別の実施形態においては、好適な共溶媒としては、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート、およびメチル2,2,3,3−テトラフルオロプロピルカーボネートからなる群から選択される共溶媒を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。電池グレードの共溶媒を使用するか、または少なくとも約99.9%、特に少なくとも約99.99%の純度レベルを有する共溶媒を使用することが望ましい。追加の共溶媒が使用される場合、その共溶媒は、溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%、または約15重量%〜約35重量%、または約20重量%〜約30重量%を構成する。
フルオロエチレンカーボネート(本明細書においては4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとも記載される、CAS No.114435−02−8)が共溶媒として使用される場合、希望するなら全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満、特に約0.1重量%〜約1.8重量%、特に約0.5重量%〜約1.5重量%、特に約1重量%の量で使用ことができる。フルオロエチレンカーボネートは少なくとも約99.0%、特に少なくとも約99.9%の純度レベルまで精製することが望ましい。精製は前述のような周知の方法を用いて行うことができる。フルオロエチレンカーボネートは、China LangChem INC.(Shanghai,China)およびMTI Corp.(Richmond,CA)などの企業から入手することができる。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜1.8重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜1.8重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜1.8重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約10重量%〜約50重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約50重量%〜約90重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約20重量%〜約40重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約60重量%〜約80重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約10重量%〜約40重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約15重量%〜約35重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.01重量%〜2重量%未満の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.1重量%〜約1.8重量%の量を構成する。
さらに別の一実施形態においては、エチレンカーボネートは溶媒混合物の約25重量%〜約35重量%を構成し、酢酸2,2,−ジフルオロエチルは溶媒混合物の約65重量%〜約75重量%を構成し、共溶媒は溶媒混合物の約20重量%〜約30重量%を構成し、フルオロエチレンカーボネートは全電解質組成物の約0.5重量%〜約1.5重量%の量を構成する。
別の一実施形態においては、本発明は、筐体と、筐体中に配置され、互いに伝導性接触する負極および正極と、負極および正極の間にイオン伝導性通路を提供する前述の電解質組成物と、負極および正極の間の多孔質セパレータとを含む電気化学セルを提供する。筐体は、電気化学セルの構成要素を収容するあらゆる好適な容器であってよい。負極および正極は、電気化学セルの種類に依存してあらゆる好適な伝導性材料で構成されてよい。負極材料の好適な例としては、リチウム金属、リチウム金属合金、チタン酸リチウム、アルミニウム、白金、パラジウム、黒鉛、遷移金属酸化物、およびリチオ化酸化スズが挙げられるが、これらに限定されるものではない。正極材料の好適な例としては、黒鉛、アルミニウム、白金、パラジウム、リチウムを含む電気活性遷移金属酸化物、インジウムスズ酸化物、ならびにポリピロールおよびポリビニルフェロセンなどの導電性ポリマーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
多孔質セパレータは、負極と正極との間の短絡を防止する機能を果たす。多孔質セパレータは、通常、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはそれらの組み合わせなどの微孔質ポリマーの一重または多重シートからなる。セパレータはポリイミドナノウェブであってもよい(欧州特許第2037029号明細書;米国特許出願公開第2011/0143217 A1号明細書)。多孔質セパレータの孔径は、イオンの輸送を可能にするのに十分な大きさであるが、負極および正極の直接接触、または粒子侵入、または負極および正極の上に生じうるデンドライトを防止するのに十分な小ささである。
別の一実施形態においては、電気化学セルはリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池の好適な正極材料としては、リチウムを含む電気活性遷移金属酸化物、たとえばLiCoO、LiNiO、LiMn、またはLiV;層状構造の酸化物、たとえばLiNiMnCo(式中、x+y+zは約1である)、LiCo0.2Ni0.2、LiFePO、LiMnPO、LiCoPO、LiNi0.5Mn1.5、またはLiVPOF;コバルト、マンガン、およびニッケルの混合金属酸化物、たとえば米国特許第6,964,828号明細書(Lu)および米国特許第7,078,128号明細書(Lu)に記載のもの;ナノ複合正極組成物、たとえば米国特許第6,680,145号明細書(Obrovac)に記載のもの;リチウムに富む層状−層状複合正極、たとえば米国特許第7,468,223号明細書に記載のもの;ならびに米国特許第7,718,319号明細書およびその中の参考文献に記載のものなどの正極が挙げられるが、これらに限定されるものではない(上記のそれぞれの米国特許は、あらゆる目的で本明細書の一部としてその全体が参照により援用される)。
別の一実施形態においては、本発明のリチウムイオン電池中の正極は、リチウム金属に対して4.6Vを超える電位範囲で30mAh/gを超える容量を示す正極活物質を含む。そのような正極の一例は、正極活物質としてスピネル構造を有するリチウム含有マンガン複合酸化物を含むマンガン正極である。本発明における使用に好適な正極中のリチウム含有マンガン複合酸化物は、式
LiMn1.5Ni4−d (式I)
(式中、Mは、Al、Cr、Fe、Ga、Zn、Co、Nb、Mo、Ti、Zr、Mg、V、およびCuからなる群から選択される少なくとも1種類の金属であり、0.38≦x<0.5、0<y≦0.12、0≦d≦0.3、および0.00<z≦1.1であり、zは、充電および放電の間のリチウムイオンおよび電子の放出および取り込みにより変化する)
の酸化物を含む。
一実施形態においては、前述の式中のMはFeであり、別の一実施形態においては、前述の式中のMはGaであり、別の一実施形態においては、前述の式中のMはFeおよびGaである。本発明の種々の実施形態において、xおよびyの値は:x=0.38/y=0.l2、x=0.39/y=0.l1、x=0.40/y=0.1、x=0.41/y=0.09、x=0.42/y=0.08、x=0.43/y=0.07、x=0.44/y=0.06、x=0.45/y=0.05、x=0.46/y=0.04、x=0.47/y=0.03、x=0.48/y=0.02、x=0.49/y=0.01からなる組の群のいずれか1つから選択することができる。
一実施形態においては、zは、0.03≦z≦1.1で与えられる値を有する。別の一実施形態においては、zは、0.03≦z≦1.0で与えられる値を有する。一実施形態においては、前述の式中のMは、Al、Cr、Fe、Ga、およびZnからなる群から選択される少なくとも1種類の金属であり、0.4≦x<0.5、0<y≦0.1、z=1、およびd=0である。
前述のリチウム正極材料は、化合物中にM成分が存在することで安定化すると考えられる。米国特許第7,303,840号明細書に記載されるように、他の系によって安定化されるマンガン正極は、マンガン含有スピネル成分と、リチウムに富む層状構造とを有するスピネル−層状複合材料を含むこともできる。
本発明での使用に好適な正極活物質は、Liuら(J.Phys.Chem.C13:15073−15079,2009)によって記載されている水酸化物前駆体法などの方法を使用して調製することができる。その方法においては、KOHを加えることによって、所望の量のマンガン、ニッケル、およびその他の所望の金属の酢酸塩を含有する溶液から水酸化物前駆体を沈殿させる。本明細書の実施例に詳細に記載されるように、得られた沈殿物をオーブン乾燥させ、次に必要量のLiOH・H0とともに約800〜約950℃において酸素中で3〜24時間焼成する。あるいは、正極活物質は、米国特許第5,738,957号明細書(Amine)に記載されるような固相反応法またはゾルゲル法を用いて調製することができる。
正極活物質を含有する本発明における使用に好適な正極は、たとえば、有効量の正極活物質(たとえば約70重量%〜約97重量%)、ポリ二フッ化ビニリデンなどのポリマーバインダー、および導電性カーボンを、N−メチルピロリドンなどの好適な溶媒中で混合してペーストを形成し、次にそれをアルミニウム箔などの集電体上にコーティングし、乾燥させて正極を形成するなどの方法によって作製することができる。
本明細書において開示されるリチウムイオン電池は、リチウムイオンの貯蔵および放出が可能な負極活物質を含む負極をさらに有することができる。好適な負極活物質の例としては、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−鉛合金、リチウム−ケイ素合金、リチウム−スズ合金などのリチウム合金;黒鉛およびメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)などの炭素材料;黒リン、MnP、およびCoPなどのリン含有材料;SnO、SnO、およびTiOなどの金属酸化物;ならびにLiTi12およびLiTiなどのチタン酸リチウムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。一実施形態においては、負極活物質はチタン酸リチウムまたは黒鉛である。
負極は、正極に関して前述した方法と類似の方法で作製することができ、たとえば、フッ化ビニル系コポリマーなどのバインダーを有機溶媒または水中に溶解または分散させ、次に導電性活物質と混合してペーストを得る。このペーストを、集電体として使用する金属箔、好ましくはアルミニウム箔または銅箔の上にコーティングする。好ましくは熱を用いてペーストを乾燥させ、それによって活物質を集電体に結合させる。好適な負極活物質および負極は、NEI Inc.(Somerset NJ)およびFarasis Energy Inc.(Hayward CA)などの企業から市販されている。
本明細書において開示されるリチウムイオン電池は、負極と正極との間に多孔質セパレータをも有する。多孔質セパレータは、負極と正極との間の短絡を防止する機能を果たす。多孔質セパレータは、通常、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、またはポリイミド、あるいはそれらの組み合わせなどの微孔質ポリマーの一重または多重シートからなる。多孔質セパレータの孔径は、イオンの輸送を可能にして負極と正極との間にイオン伝導性接触接触を提供するのに十分な大きさであるが、負極および正極の直接接触、または粒子侵入、または負極および正極の上に生じうるデンドライトを防止するのに十分な小ささである。本発明での使用に好適な多孔質セパレータの例は、米国特許出願第12/963,927号明細書(2010年12月9日出願)に開示されており、その全体があらゆる目的で本明細書の一部として参照により援用される。
本発明のリチウムイオン電池の筐体は、前述のリチウムイオン電池の構成要素を収容するためのあらゆる好適な容器であってよい。このような容器は、小型または大型の円筒、角柱型ケース、またはパウチの形状で製造することができる。
本発明のリチウムイオン電池は、グリッドストレージ用、あるいは移動手段(自走車、自動車、トラック、バス、または飛行機など)、コンピュータ、通信機器、カメラ、ラジオ、または電導工具などの種々の電子的な出力または補助による装置(「電子デバイス」)の電源として使用することができる。
本明細書において開示される主題を以下の実施例においてさらに明確にする。これらの実施例は、本明細書に記載の本発明の一部のある特定の実施形態の種々の特徴を記載しているが、説明のみを目的として提供していることを理解されたい。
使用される略語の意味は以下の通りである:「cm」はセンチメートルを意味し、「mm」はミリメートルを意味し、「μm」はマイクロメートルを意味し、「g」はグラムを意味し、「mg」はミリグラムを意味し、「kg」はキログラムを意味し、「μg」はマイクログラムを意味し、「L」はリットルを意味し、「mL」はミリリットルを意味し、「μL」はマイクロリットルを意味し、「mol」はモルを意味し、「mmol」はミリモルを意味し、「M」はモル濃度を意味し、「h」は時間を意味し、「min」は分を意味し、「s」は秒を意味し、「重量%」は重量パーセントを意味し、「Hz」はヘルツ、「mS」はミリジーメンスを意味し、「mA」はミリアンペアを意味し、「mAhはミリアンペア時を意味し、「mAh/g」はミリアンペア時/グラムを意味し、「mAh/cm」はミリアンペア時/cmを意味し、「V」はボルトを意味し、「dc」は直流を意味し、「xC」は、1/x時間で正極を満充電/放電可能な一定電流を意味し、「kPa」はキロパスカルを意味し、「rpm」は回転/分を意味し、「psi」はポンド/平方インチを意味する。
材料および方法
酢酸2,2−ジフルオロエチル(DFEA)の精製
Matrix Scientific(Columbia,SC)から入手した酢酸2,2−ジフルオロエチルを、回転バンド蒸留で2回精製することで、炎イオン化検出器を用いたガスクロマトグラフィーで測定して99.99%の純度まで精製した。
LiMn1.5Ni0.42Fe0.08(Fe−LNMO)正極活物質の作製
LiMn1.5Ni0.42Fe0.08を調製するために、401gの酢酸マンガン(II)四水和物(Aldrich、No.63537)、121gの酢酸ニッケル(II)四水和物(測定によると4.8の水和水を有する)(Aldrich、No.72225)、および15.25gの無水酢酸鉄(II)(Alfa Aesar、Ward Hill,MA、No.31140)を天秤上で瓶の中で秤量し、次に5.0Lの脱イオン水中に溶解させた。KOHペレットを10Lの脱イオン水中に溶解させて、30Lの反応器中で3.0M溶液を得た。上記酢酸塩溶液を添加漏斗に移し、高速で撹拌する上記反応器中に滴下して、混合水酸化物材料を沈殿させた。5.0Lすべての酢酸塩溶液を反応器に加えた後、攪拌を1時間続けた。次に、撹拌を停止し、沈殿物を終夜沈降させた。沈降させた後、液体を反応器から除去し、15Lの新しい脱イオン水を加えた。反応器の内容物を撹拌し、再び沈降させ、液体を除去した。この洗浄プロセスを繰り返した。次に、沈殿物を、Dacron(登録商標)紙で覆った2つの(均等に分割)粗いガラスフリットの濾過漏斗に移した。濾液のpHが6(すなわち脱イオン洗浄水のpH)に到達するまで、回収した固体を脱イオン水で洗浄し、さらに20Lの脱イオン水をそれぞれの濾過ケーキに加えた。最後に、ケーキを真空オーブン中120℃で終夜乾燥させた。この時点での収率は通常80〜90%であった。
この水酸化物沈殿物を次に粉砕し、炭酸リチウムと混合した。このステップは、Pulverisette自動乳鉢乳棒(Fritsch GmbH、Idar−Oberstein,Germany)を用いて50gのバッチで行った。各バッチで、水酸化物混合物を秤量し、次に単独でPulveresette中で5分間粉砕した。次に、化学量論量にわずかに過剰の炭酸リチウムを系に加えた。50gの水酸化物の場合、10.5gの炭酸リチウムを加えた。10〜15分ごとに停止して乳鉢および乳棒の表面から材料を鋭い金属スパチュラでかき落としながら、粉砕を合計60分間続けた。湿気によって材料が凝集する場合は、粉砕中に40メッシュスクリーンで1回ふるいにかけた後、再び粉砕を行った。
粉砕した材料を、エアボックス炉中の浅い長方形のアルミナトレイの中で焼成した。トレイの寸法は158mm×69mmであり、それぞれに約60gの材料を入れた。焼成手順は、15時間で室温から900℃まで上昇させ、900℃で12時間維持し、次に15時間で室温まで冷却することからなった。
鉄をドープしたリチウム、ニッケル、マンガンの酸化物(Fe−LNMO)正極の作製
正極ペーストを:3.12gのFe−LNMO(前述のように作製)、0.390gのカーボンブラック(アセチレンブラック、未圧縮、Denka Corp.、New York,NY)、N−メチルピロリドン(NMP)中12%のポリ二フッ化ビニリデン(PVDF)溶液3.24g(KFL #1120、Kureha America Corp.、New York,NY)、および6.17gのNMPから作製した。Fe−LNMOは、乳鉢と乳棒を使用して粉砕し、400メッシュのふるいにかけた。カーボンブラック、5.82gのNMP、およびPVDF溶液をプラスチックバイアル中で混合し、遊星遠心ミキサー(シンキーARE−310、株式会社シンキー、日本)を用いて2000rpmで1分間混合した。バイアルをミキサーから取り出し、短時間冷却し、さらに2回混合を繰り返し、合計で3回混合を行った。次にFe−LNMOおよび0.35gのNMPを加え、それぞれ2000rpmで1分間の遠心混合を3回行った。バイアルを氷浴に入れ、ローター・ステーター(モデルPT 10−35 GT、直径7.5mmのステーター、Kinematicia、Bohemia,NY)を使用して、それぞれ6500rpmで15分間の均質化を2回、次に9500rpmで15分間の均質化をさらに2回行った。
0.19mmのゲート高さで幅50mmのドクターブレードを使用して、得られたペーストを未処理のアルミニウム箔上にキャストした。得られた電極を機械的対流オーブン(モデルFDL−115、Binder Inc.、Great River,NY)中100℃で15分間乾燥させた。Fe−LNMOの使用量は約3mg/cmであった。得られた幅50mmの電極を、厚さ250μmの真鍮シートの間に配置し、直径102mmの鋼製ロールを使用し周囲温度において330kgのニップ力でカレンダーに通した。電極を真空オーブン中90℃において−25インチHg(−85kPa)でさらに15時間乾燥させた。
チタン酸リチウム(LTO)負極の作製
負極ペーストの作製に以下のものを使用した:4.16gのLiTi12(LTO、Nanomyte(商標)BE−10、NEI Corporation、Somerset,NJ)、NMP中12%のPVDF溶液4.00g(KFL #1120、Kureha America Corp.)、0.52gのカーボンブラック(アセチレンブラック、未圧縮、Denka Corp.、New York,NY)、および9.50gのNMP。最初に、カーボンブラック、PVDF溶液、および8.04gのNMPをプラスチックバイアル中で混合し、遠心混合(シンキーARE−310、株式会社シンキー、日本)を2000rpmで60秒間行った。バイアルをミキサーから取り出し、短時間冷却し、さらに2回混合を繰り返し、合計で3回混合を行った。LTO粉末は追加のNMPとともに、カーボンブラックおよびPVDFの混合物に加え、得られたペーストについて各回60秒間の遠心混合を3回行った。バイアルを氷浴に入れ、ローター・ステーター(モデルPT 10−35 GT、直径7.5mmのステーター、Kinematicia、Bohemia,NY)を使用して、それぞれ6500rpmで15分間の均質化を2回、次に9500rpmで15分間の均質化をさらに2回行った。0.25mmのゲート高さで幅50mmのドクターブレードを使用して、得られたペーストを未処理のアルミニウム箔上にキャストした。得られた電極を機械的対流オーブン(モデルFDL−115、Binder Inc.、Great River,NY)中100℃で15分間乾燥させた。NMPが除去された後、負極は80:10:10のLTO:PVDF:カーボンブラックからなった。LTOの使用量は約4mg/cm2であった。得られた幅50mmの電極を、厚さ250μmの真鍮シートの間に配置し、直径102mmの鋼製ロールを使用し周囲温度において250kgのニップ力でカレンダーに通した。電極を真空オーブン中90℃において−25インチHg(−85kPa)でさらに15時間乾燥させた。
LiMn1.5Ni0.42Fe0.08/LiTi12フルセルの製造
前述のように作製したLiMn1.5Ni0.42Fe0.08正極、Celgard(登録商標)セパレータ2325(Celgard,LLC.Charlotte,NC)、前述のように作製したLiTi12負極、および後述のような数滴の対象の電解質組成物を、2032ステンレス鋼コイン型電池缶中に挟んで、LiMn1.5Ni0.42Fe0.08/LiTi12フルセルを形成した。
5/8インチのアーチパンチでセパレータの円形の断片を切り取り、それらの断片をグローブボックスに移した。1/2インチのアーチパンチでLiMn1.5Ni0.42Fe0.08正極の円形の断片を切り取った。セルは正極が制限され;すなわち負極の使用量は、同じ大きさの円形領域が、LiTi12からLiTi12への変換に基づき正極により放出されるリチウムよりも多くのリチウムを含むことが可能となるのに十分多い使用量であった。
9/16インチのアーチパンチでLiTi12負極の円形の断片を切り取った。あらかじめ切り取った正極および負極の断片を、副室中で真空下で90℃に12時間加熱し、次にグローブボックスに移した。
コインセルは、コインセルケース(SUS316L)、スペーサーディスク、波形ばね、およびキャップ、およびポリプロピレンガスケットからなり、すべて宝泉株式会社(大阪、日本)より入手した。コインセルの構成要素は、洗剤を有する超高純度水中で1時間超音波処理し、超高純度水で60分間洗浄し、次にハウス真空下90℃で乾燥させた。洗浄したコインセルの構成要素をグローブボックスに移した。
スペーサーディスクおよびガスケットをコインセルケース中に入れ、後述のように試験する電解質組成物90μLを加えた。次に円形セパレータを濡れた正極の上に置いた。さらに90μLの電解質をセパレータの上に加えた。円形の負極の断片をセパレータの上部に置いた。スペーサーディスクを負極上に置き、すべての層の位置をコインセルケースの中心に合わせた。波形ばねをスペーサーの上に置き、位置合わせした。キャップを波形バネの上部に置き、手でガスケット中に押し込んだ。得られた組立体を自動コインセル電池クリンパー(宝泉株式会社、Model SAHCC−2032、大阪、日本)中に配置し、圧力を加えてコインセルを封止した。
比較例1および実施例1〜3
電解質組成物の調製
これらの例では、ヘキサフルオロリン酸リチウム塩と、酢酸2,2−ジフルオロエチル(DFEA)およびエチレンカーボネート(EC);酢酸2,2−ジフルオロエチルおよびフルオロエチエレン(fluoroethyelene)カーボネート(FEC);ならびに酢酸2,2−ジフルオロエチル、エチレンカーボネート、および少量のフルオロエチレンカーボネートを含む溶媒混合物とを含有する電解質組成物の調製を説明する。
ドライボックス中でバイアル中に所定量の成分を秤量することによって、DFEA、EC、および1.0MのLiPF;ならびにDFEA、FEC、および1.0MのLiPFを含有する電解質組成物を調製した。ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)(電池グレード、ステラケミファ株式会社、東京、日本)を、1.0Mの最終濃度が得られるように各バイアル中で秤量した。次に、第1の電解質溶媒(DFEA、前述のように調製)および第2の電解質溶媒(EC、電池グレード、Novolyte Corp.Cleveland,OHより入手;またはFEC、LongChem,Shanghai,Chinaより入手し減圧蒸留により精製)を各成分の所望の重量パーセント(重量%)が得られるように各バイアル中で秤量した。所定量のFECを秤量し、DFEA、EC、および1.0MのLiPFを含有する所定量の電解質組成物をそれに加えることによって、DFEA、EC、1.0MのLiPF、および1%のFECを含有する電解質組成物を調製した。電解質組成物の成分を表1にまとめている。
Figure 0006178316
実施例4
電解質組成物のイオン伝導率
比較例1および実施例1〜3に記載の電解質組成物の電気伝導率を、交流インピーダンス分光法を用いて0.1〜1,000,000Hzの周波数範囲にわたって測定した。インピーダンスの結果を、直流抵抗が得られる同等の回路モデルに適合させた。
塩化ナトリウムの標準水溶液を用いて、最初に、2本のワイヤを有する電気プローブを10〜100,000Hzの伝導率範囲にわたって較正した。次に、その電気プローブを測定する電解質組成物中に入れた。ドライボックス中22〜25℃の温度でイオン伝導率の測定値を記録した。2.0%/℃の温度依存性を使用して、結果を25℃に外挿した。表2にまとめた結果は25℃で報告している。
Figure 0006178316
伝導率が低いと、高レートの充電および放電における電池性能が低下するので、イオン伝導率が高い電解質が望ましい。比較例1の20重量%のFECの代わりにECを使用しながらLiPF塩のモル濃度は一定に維持すると(実施例1)、伝導率が6.98mS/cmから7.65mS/cmまで増加する。2種類の溶媒の比率を80:20のDFEA:ECから70:30のDFEA:ECに変更すると(実施例2)、伝導率を8.08mS/cmまでさらに増加させることができる。70:30のDFEA:ECおよび1.0MのLiPFの組成物に1%のFECを加えると(実施例3)、伝導率は7.83mS/cmまでわずかに低下した。
実施例5〜6および比較例2
LiMn1.5Ni0.42Fe0.08/LiTi12フルセルの形成処理(遅いサイクル)
1つ以上のサイクルを遅いレートで使用する前に、リチウムイオン電池のサイクルが行われることが多く、このプロセスを「形成」と呼ぶ。最初に、市販のバッテリーテスター(Series 4000、Maccor、Tulsa,OK)を用いて、前述のように作製した各コインセルを、0.1Cでその開路電圧から3.4Vまで室温で充電した。この後、0.1Cで3.4Vから1.9Vまで各セルの放電を行った。次に、0.1Cの充電および放電を2回目は1.9〜3.4Vの間で繰り返した。この形成プロセスの結果を図1〜3および表3にまとめている。
3つのコインセルは、類似の第1サイクル充電容量を有し、使用する正極の違いによる差は小さかった。第1サイクル放電容量は、80:20のDFEA:FECおよび1.0MのLiPFの電解質組成物(比較例2)の場合は、70:30のDFEA:ECおよび1.0MのLIPFの電解質組成物(実施例5)、ならびに70:30のDFEA:EC、1.0MのLiPF、および1%のFECの電解質組成物(実施例6)の場合よりもはるかに低かった。
3つすべてのセルの充電の場合、電圧対容量曲線の全体的な形状は類似していたが(図1〜3)、放電曲線では顕著な差が存在した。70:30のDFEA:ECおよび1.0MのLIPFの電解質組成物(実施例5、図1)と、70:30のDFEA:EC、1.0MのLiPF、および1%のFECの電解質組成物(実施例6、図2)の両方では、容量の末端が2.5Vのプラトーでショルダーを有する放電曲線が得られたが、これは充電プロセス中にも存在した。このショルダーは、80:20のDFEA:FECおよび1.0MのLiPFの電解質組成物の場合(比較例2、図3)には、この性能の低い電解質では第1サイクル放電容量が低いので、存在しない。低い第1サイクル放電容量は、さらなるサイクルでの容量損失にも対応している。このことは、表3に示されるように、80:20のDFEA:FECおよび1.0MのLiPFの電解質組成物を有するセル(比較例2)の第2サイクル充電および放電容量が、他の2つの電解質組成物を有するセル(実施例5および6)よりも低いことで示されている。
Figure 0006178316
実施例7〜8および比較例3
高温におけるLiMn1.5Ni0.42Fe0.08/LiTi12フルセルのサイクル
室温における2サイクルの形成プロセスの後、各セルについて、市販のバッテリーテスター(Series 4000、Maccor、Tulsa,OK)中、55℃において1.9V〜3.4Vの間でサイクルを行い、29サイクルの間はC/2で一定電流、続いて1サイクルをC/5で一定電流でセルのサイクルを行うサイクルプロトコルを使用した。この(29×C/2+1×C/5)のサイクル手順を10回繰り返し、合計300の充電−放電サイクルを行った。サイクルプロトコルの一部として、各充電ステップの終了および各放電ステップの終了の後に、1000Hzにおけるインピーダンスを測定した。結果を表4に示す。
Figure 0006178316
70:30のDFEA:ECおよび1.0MのLiPFを含有する電解質組成物は、55℃における299サイクル後に初期容量の44.4%を維持した(表4の実施例7)。最初の50サイクルの後、C/2における残りのサイクルでクーロン効率は99%を超えたままであり、第299サイクルで99.5%であった。
70:30のDFEA:EC、1.0MのLiPF、および1%のFECを含有する電解質組成物は、55℃における299サイクル後に初期容量の38.0%を維持した(表4の実施例8)。クーロン効率は、第50サイクルにおいて98.7%であり、C/2における残りのサイクルでこの値を超えたままであり、第299サイクルで98.9%の値に達した。
80:20のDFEA:FECおよび1.0MのLiPFを含有する電解質組成物は、ECを含有する他の2つの電解質組成物よりも低い性能を示した(表4の比較例3)。容量は、サイクルの早い段階で急速に低下し、第25サイクルまでに50%未満に低下した。第299サイクルにおける容量保持率は7.8%であった。クーロン効率は低く、C/2におけるサイクルで96%を超えることはなく、第299サイクルまでに93.0%まで低下した。
本発明のリチウムイオン電池の種々の実施形態において、ドーパント金属およびフッ素化溶媒系の組は、(i)すべての群の個別の構成要素のすべての種々の異なる組み合わせにおける、ドーパント金属のすべての群から1つの構成要素または任意の大きさの任意の亜群として前述のように選択される、本明細書において開示されるドーパント金属のすべての群のすべての構成要素の任意の1つ以上(Al、Cr、Fe、Ga、Zn、Co、Nb、Mo、Ti、Zr、Mg、VおよびCu)と、(ii)すべての群の個別の構成要素のすべての種々の異なる組み合わせにおける、フッ素化溶媒系のすべての群から1つの構成要素または任意の大きさの任意の亜群として前述のように選択された、本明細書において開示されるフッ素化溶媒系のすべての群のすべての構成要素の任意の1つ以上とから形成することができる。ドーパント金属またはフッ素化溶媒の群の構成要素の亜群は、前述のそれぞれの全体の群から任意の1つ以上の構成要素を除外することによって形成することができる。その結果、ドーパント金属またはフッ素化溶媒系(またはそれらの組)は、前述の一覧に記載の個別の構成要素のすべての種々の異なる組み合わせからの全体の群から形成することができる任意の大きさの任意の亜群の構成要素だけでなく、亜群を形成する全体の群から除外された構成要素を含まない構成要素で形成することもできる。さらに、前述の一覧の全体の群から種々の構成要素を除外することで形成された亜群は、ドーパント金属またはフッ素化溶媒系(またはそれらの組)が、選択された個別の構成要素を除いた全体の群の他のすべての構成要素を含まずに選択することができるような、全体の群の個別の構成要素であってよい。
本明細書において、他に明記されたり使用の状況によって逆のことを示したりするのでなければ、本発明の主題の一実施形態が、特定の特徴または要素を含んでなる、含む、含有する、有する、それらで構成される、またはそれらが構成要素であると記載または説明される場合、それらの明確に記載または説明されるものに加えて、1つ以上の特徴また要素がその実施形態中に存在することができる。しかし、本発明の主題の別の一実施形態は、特定の特徴または要素から本質的になると記載または説明することができ、そのような実施形態においては、その実施形態の動作原理および明確な特徴を実質的に変化させる特徴および要素は、その実施形態に存在しない。本発明の主題のさらに別の一実施形態は、特定の特徴または要素からなると記載または説明することができ、そのような実施形態、またはその非実質的な変形においては、明確に記載または説明される特徴または要素のみが存在する。
本明細書において数値範囲が列挙または定められる場合、その範囲には、その端点、ならびにその範囲内の個別のすべての整数および分数が含まれ、さらに、これらの端点ならびに内部の整数および分数のすべての種々の可能な組み合わせから、記載の範囲内の値のより大きな群の亜群を形成することによって形成される、その範囲内のより狭い範囲のそれぞれも、それらの狭い範囲のそれぞれが明記されるかのように同程度に含む。ある数値範囲が、記載の値を超えるとして本明細書に記載される場合、それにも関わらずその範囲は有限であり、本明細書に記載の本発明の状況において使用可能な値によるその上限が境界となる。ある範囲が、記載の値未満であると本明細書に記載される場合、それにもかかわらずその範囲は0ではない値によるその下限が境界となる。
本明細書において、他に明記されたり使用の状況によって逆のことを示したりするのでなければ、
(a)一連の化合物、モノマー、オリゴマー、ポリマー、および/またはその他の化学物質は、その一連の構成要素の誘導体を、任意の構成要素および/または任意のそれらのそれぞれの誘導体の2つ以上の混合物に加えて含み;
(b)本明細書に記載の量、サイズ、範囲、処方、パラメーター、ならびにその他の量および特徴は、特に用語「約」で修飾される場合には、厳密である必要はなく、近似であったり、および/または許容範囲、換算率、丸め、測定誤差などを反映して、記載のものより大きいまたは小さい(希望に応じて)場合もあり、本発明の状況において、記載の範囲と機能的および/または動作的に同等となる、範囲外の値も記載の値に含められる場合もある。
以上、本発明を要約すると下記のとおりである。
1.(a)少なくとも1種類の電解質塩と;
(b)溶媒混合物であって、前記溶媒混合物の約10質量%〜約50質量%の濃度のエチレンカーボネート、および前記溶媒混合物の約50質量%〜約90質量%の濃度のCH
COCHCFHを含む溶媒混合物と、
を含む電解質組成物。
2.前記電解質塩が:
ヘキサフルオロリン酸リチウム、
LiPF(CFCF
ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドリチウム、
ビス(ペルフルオロエタンスルホニル)イミドリチウム、
(フルオロスルホニル)(ノナフルオロブタンスルホニル)イミドリチウム、
ビス(フルオロスルホニル)イミドリチウム、
テトラフルオロホウ酸リチウム、
過塩素酸リチウム、
ヘキサフルオロヒ酸リチウム、
トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、
トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチドリチウム、
ビス(オキサラト)ホウ酸リチウム、
ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウム、
Li1212−x[式中、xは0〜8である]、および
フッ化リチウムと陰イオン受容体との混合物、
からなる群の1つまたはそれ以上のメンバーから選択される、上記1に記載の電解質組成物。
3.前記電解質塩がヘキサフルオロリン酸リチウムである、上記2に記載の電解質組成物。
4.前記エチレンカーボネートが前記溶媒混合物の約30質量%を構成し、前記CHCOCHCFHが前記溶媒混合物の約70質量%を構成する、上記1に記載の電解質組成物。
5.前記電解質組成物の約0.01質量%から2質量%未満までの濃度のフルオロエチレンカーボネートをさらに含む、上記1に記載の電解質組成物。
6.前記フルオロエチレンカーボネートが前記電解質組成物の約1質量%を構成する、上記5に記載の電解質組成物。
7.電気化学セルであって:
(a)ハウジングと;
(b)前記ハウジング中に配置され、互いに伝導性接触する負極および正極と;
(c)前記ハウジング中に配置され、前記負極および前記正極の間にイオン伝導性通路を提供する電解質組成物であって:
(i)少なくとも1種類の電解質塩と;
(ii)溶媒混合物であって、溶媒混合物の約10質量%〜約50質量%の濃度のエチレンカーボネート;および前記溶媒混合物の約50質量%〜約90質量%の濃度のCHCOCHCFHを含む溶媒混合物と、
を含む電解質組成物と;
(d)前記負極および前記正極の間の多孔質セパレータと、
を含む、電気化学セル。
8.前記エチレンカーボネートが前記溶媒混合物の約30質量%を構成し、前記CHCOCHCFHが前記溶媒混合物の約70質量%を構成する、上記7に記載の電気化学セル。
9.前記溶媒混合物が、前記電解質組成物の約0.01質量%から2質量%未満までの濃度のフルオロエチレンカーボネートをさらに含む、上記7に記載の電気化学セル。
10.前記フルオロエチレンカーボネートが前記電解質組成物の約1質量%を構成する、上記9に記載の電気化学セル。
11.前記電気化学セルがリチウムイオン電池である、上記7に記載の電気化学セル。
12.上記7に記載の電気化学セルを含む電子デバイス。

Claims (3)

  1. 電気化学セル用の電解質組成物であって、
    (a)少なくとも1種類の電解質塩と;
    (b)溶媒混合物であって、前記溶媒混合物の10質量%〜50質量%の濃度のエチレンカーボネート、および前記溶媒混合物の50質量%〜90質量%の濃度のCH3CO2CH2CF2Hを含む溶媒混合物と、
    (c)前記電解質組成物の0.01質量%から2質量%未満までの濃度のフルオロエチレンカーボネート
    を含む電解質組成物。
  2. 電気化学セルであって:
    (a)ハウジングと;
    (b)前記ハウジング中に配置され、互いに伝導性接触する負極および正極と;
    (c)前記ハウジング中に配置され、前記負極および前記正極の間にイオン伝導性通路を提供する電解質組成物であって:
    (i)少なくとも1種類の電解質塩と;
    (ii)溶媒混合物であって、溶媒混合物の10質量%〜50質量%の濃度のエチレンカーボネート;および前記溶媒混合物の50質量%〜90質量%の濃度のCH3CO2CH2CF2Hを含む溶媒混合物と、
    (iii)前記電解質組成物の0.01質量%から2質量%未満までの濃度のフルオロエチレンカーボネート
    を含む電解質組成物と;
    (d)前記負極および前記正極の間の多孔質セパレータと、
    を含む、電気化学セル。
  3. 請求項2に記載の電気化学セルを含む電子デバイス。
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