JP2006140115A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いサイクル特性と高い高温貯蔵特性を備えた非水電解液二次電池を提供する。
【解決手段】リチウムを吸蔵・放出可能な正極6と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極7と、正極6と負極7との間に配置されたセパレータ8と、非水電解液とを含み、前記非水電解液は、下記化学式(I)で表される1,2−プロパンジオール硫酸エステルを含み、前記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、前記非水電解液の全質量に対して0.1質量%以上20質量%以下である非水電解液二次電池1とする。
Figure 2006140115

【選択図】図2

Description

本発明は、サイクル特性並びに高温貯蔵特性に優れた非水電解液二次電池に関する。
近年、携帯電話やパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)などの携帯機器の急激な普及に伴い、その電源として高エネルギー密度を有するリチウム二次電池の需要が急速に拡大している。現在、このリチウム二次電池は、携帯電話、ノート型パソコンをはじめとするモバイル情報機器用の標準電池としての地位を確立し、今後ともその性能向上が要望されている。
このリチウム二次電池は、電解液の溶媒として有機溶媒を用いた非水電解液二次電池であり、この有機溶媒としては、エチレンカーボネートなどの環状エステルと、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、プロピオン酸メチルなどの鎖状エステルとの混合溶媒が用いられてきた。しかし、この有機溶媒電解液を用いた非水電解液二次電池は、充放電サイクルの進行に伴って電池容量の低下や電池の膨れが起こりやすいという問題があった。その原因は、主に電気化学的還元性の高い負極上で有機溶媒が還元分解されることにより電池容量が低下し、その分解により発生したガスにより電池内圧が上昇することによるものである。
上記問題を解決するために、有機溶媒電解液中に環状硫酸エステルを添加することが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照。)。
特開平10−189042号公報 特開2003−151623号公報 特開2003−308875号公報 特開2004−22523号公報
有機溶媒電解液中へ特定の環状硫酸エステルを添加すると、負極上に緻密な被膜が形成され、この被膜により有機溶媒電解液中の有機溶媒と負極との反応が継続的に抑制される。このため、その後の充放電サイクルの進行に伴う電池容量の低下やガス発生を抑制することができ、サイクル特性を改善することができると考えられている。
しかし、リチウムを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極とを備えた非水電解液二次電池において、有機溶媒電解液中へ環状硫酸エステルを添加しても電池の高温貯蔵特性が改善されない場合があることが判明した。例えば、有機溶媒電解液中に環状硫酸エステルとして、エチレングリコール硫酸エステル又は1,3−プロパンジオール硫酸エステルを添加すると、常温下でのサイクル特性は向上したが、60℃で電池を貯蔵した後の電池特性は低下することが判明した。
特に、(002)面の面間隔d002が0.337nm以下の高結晶性の黒鉛や、Si、Sn、Geなどのリチウムと合金化可能な金属やその合金のように、特定の活物質を負極に用いた場合に、上記硫酸エステルでは、高温貯蔵時の電池特性の劣化を抑制することができないことが分かった。
また、マンガンを構成元素として有するスピネル構造又は層状構造のリチウム遷移金属複合酸化物を正極に用いた場合にも、上記硫酸エステルでは、高温貯蔵時の電池特性の劣化を抑制することができないことが分かった。
さらに、エチレングリコール硫酸エステル及び1,3−プロパンジオール硫酸エステルは室温で固体であり、その融点はそれぞれ93℃と60℃であるため、有機溶媒電解液中にこれらの環状硫酸エステルを10質量%以上添加すると、有機溶媒電解液への電解質塩の溶解度が低下し、加えて有機溶媒電解液の粘度も上昇するという問題が生じる。
また、長いアルキル基を有する環状硫酸エステルは、疎水性が強く、有機溶媒電解液への溶解が困難になったり、ミセルを形成するなどの問題が生じやすいだけでなく、前記長いアルキル基を有する環状硫酸エステルは、負極上に緻密な被膜を形成しにくく、サイクル特性を改善する効果が小さいことも判明した。
本発明は上記問題を解決しようとするものであり、環状硫酸エステルの選択的な作用を明らかにし、サイクル特性並びに高温貯蔵特性に優れた非水電解液二次電池を提供するものである。
本発明の非水電解液二次電池は、リチウムを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、非水電解液とを含む非水電解液二次電池であって、前記非水電解液は、下記化学式(I)で表される1,2−プロパンジオール硫酸エステルを含み、前記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、前記非水電解液の全質量に対して0.1質量%以上20質量%以下であることを特徴とする。
Figure 2006140115
本発明により、優れたサイクル特性及び高温貯蔵特性を備えた非水電解液二次電池を提供できる。
本発明の非水電解液二次電池の一例は、リチウムを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極と、上記正極と上記負極との間に配置されたセパレータと、非水電解液とを含み、上記非水電解液は、下記化学式(I)で表される1,2−プロパンジオール硫酸エステルを含み、上記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、上記非水電解液の全質量に対して0.1質量%以上20質量%以下である非水電解液二次電池である。
Figure 2006140115
非水電解液に1,2−プロパンジオール硫酸エステルを添加することにより、1,2−プロパンジオール硫酸エステルが負極表面で電気化学的に還元され、負極上に緻密な被膜を形成する。この被膜により非水電解液中の溶媒と負極との反応が継続的に抑制され、その後の充放電サイクルの進行に伴う電池容量の低下やガス発生を抑制することができ、非水電解液二次電池のサイクル特性を向上させることができると考えられる。
また、1,2−プロパンジオール硫酸エステルは室温(25℃)下で低粘度の液体であり、非水電解液との混合性が高く、エチレンカーボネートのような環状カーボネートや、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートのような鎖状カーボネートとの相溶性にも優れている。また、分子内にメチル基を有するため、分子全体の疎水性と親水性のバランスが良い。このため、1,2−プロパンジオール硫酸エステルによって負極表面に形成される被膜は、他の環状硫酸エステル、例えば、エチレングリコール硫酸エステル、1,3−プロパンジオール硫酸エステルによって負極表面に形成される被膜に比べて、極性の高い非水電解液中においても高温で安定となり、非水電解液二次電池の高温貯蔵特性を向上させることができると考えられる。
上記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、一定の効果を得るために、非水電解液の全質量に対して0.1質量%以上とすることが望ましく、非水電解液のセパレータへの濡れ性や電極への浸透性を良好に保つために、20質量%以下とすることが望ましい。
上記含有量は、効果をより高めるため、非水電解液の全質量に対して0.5質量%以上がより好ましく、2質量%以上が最も好ましい。また、形成される被膜の量や非水電解液のイオン伝導度の点から、10質量%以下がより好ましく、7質量%以下が最も好ましい。
上記負極に用いるリチウムを吸蔵・放出可能な負極活物質としては、例えば、黒鉛、熱分解炭素類、コークス類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物の焼成体、メソカーボンマイクロビーズ、炭素繊維、活性炭、Si、Snなどのリチウムと合金化可能な金属又はその合金などが用いられる。
上記負極活物質の中では、(002)面の面間隔d002が0.340nm以下の黒鉛、あるいはリチウムと合金化可能な金属又はその合金が好ましく、特にd002が0.337nm以下の黒鉛が好ましい。このような活物質を用いることにより、電池の高容量化を実現できるからである。なお、d002の下限値は特に限定されないが、理論的には略0.335nmである。
しかしながら、このような高結晶性の黒鉛を負極活物質として用いると、負極の電気化学的還元性がより高くなり、負極上で非水電解液の溶媒が還元分解されやすくなる。また、リチウムと合金化可能な金属又はその合金においても、その触媒作用により、上記分解が生じやすい場合がある。このため、電池容量が低下し、特に、高温貯蔵時に、上記分解により発生したガスにより電池内圧が上昇するという問題を生じやすくなるが、本発明により、電池の高容量化を実現できるのみならず、優れた高温貯蔵性を得ることができる。
従って、負極に上記活物質を含んだ非水電解液二次電池においては、非水電解液に1,2−プロパンジオール硫酸エステルを添加することにより、電池性能を総合的に向上させることができる。
また、上記黒鉛の結晶構造におけるc軸方向の結晶子の大きさLcは、3nm以上が好ましく、8nm以上がより好ましく、25nm以上がさらに好ましい。この範囲であればリチウムの吸蔵・放出がより容易になるからである。Lcの上限は特に限定されないが、通常200nm程度である。
上記黒鉛の平均粒径は、3μm以上15μm以下が好ましく、5μm以上13μm以下がより好ましく、その純度は99.9%以上が好ましい。この範囲内であれば入手が容易だからである。
上記負極としては、例えば、上記負極活物質に必要に応じて導電助剤や結着剤などを適宜加えた合剤を、銅箔などの集電材料に塗布して、帯状の成形体に形成したものが用いられる。但し、負極の作製方法は上記例示のもののみに限られることはない。
また、上記正極には、リチウムを吸蔵・放出可能な化合物である、組成式LixMO2、又はLiy24(但し、Mは主として遷移金属であり、x、yは0<x≦1.1、0≦y≦2.1の範囲である。)で代表される層状構造又はスピネル構造のリチウム含有複合酸化物、スピネル構造の酸化物、層状構造の金属カルコゲン化物などを正極活物質として用いることができる。
上記層状構造のリチウム含有複合酸化物の具体例としては、例えば、LixCoO2やこれにさらにGe、Ti、Zrなどの添加元素を少なくとも1種含むリチウムコバルト複合酸化物、LixNiO2などのリチウムニッケル複合酸化物、上記リチウムニッケル複合酸化物のニッケルの一部がコバルトやマンガンで置換された、リチウムニッケル・コバルト複合酸化物、リチウムマンガン・ニッケル複合酸化物、リチウムマンガン・ニッケル・コバルト複合酸化物を例示することができる。
上記スピネル構造のリチウム含有複合酸化物の具体例としては、例えば、LiyMn24やこれにさらにGe、Zr、Mgなどの添加元素を少なくとも1種含むリチウムマンガン複合酸化物、Li4/3Ti5/34などのリチウムチタン複合酸化物を例示することができる。
さらに、他の活物質として、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、クロム酸化物などの金属酸化物、又は二硫化チタン、二硫化モリブデンなどの金属硫化物などが用いられる。
上記活物質は、2種以上を混合あるいは複合化して用いてもよい。
上記活物質のうち、層状構造のリチウム含有複合酸化物や、LiyMn24に代表されるマンガンを構成元素として有するスピネル構造のリチウム含有複合酸化物は、充電時の開路電圧がLi基準で4V以上となることから、高エネルギー密度の非水電解液二次電池を構成するのに適しており、好ましく用いることができる。層状構造のリチウム含有複合酸化物の中では、リチウムマンガン・ニッケル複合酸化物、リチウムマンガン・ニッケル・コバルト複合酸化物など、マンガンを構成元素として有する層状構造のリチウム含有複合酸化物が、熱的安定性などの点からより好ましく用いられ、特に、LixNi1/2Mn1/22あるいはそのNiとMnをモル比1:1で含む組成を基本として、Co、Al、Ti、Zr、Geなどから選ばれる他の元素を少なくとも1種さらに含有する複合酸化物、例えば、LixNi1/3Mn1/3Co1/32、LixNi5/12Mn5/12Co1/62、LixNi1/3Mn1/3Co1/3-tZrt2(0<t≦0.1)などが、優れた熱的安定性を示すことから、最も好ましく用いられる。
また、上記Ge、Ti、Zrなどの添加元素を少なくとも1種含むリチウムコバルト複合酸化物や、LixNi1/2Mn1/22あるいはそのNiとMnをモル比1:1で含む組成を基本として、Co、Al、Ti、Zr、Geなどから選ばれる他の元素を少なくとも1種さらに含有する複合酸化物は、正極活物質として用いることにより、電池の充電電圧を4.3V以上に高電圧化することが可能となり、充電電圧の高電圧化による電池の高容量化に適した活物質となる。
ところが、上記マンガンを構成元素として有するスピネル構造又は層状構造のリチウム含有複合酸化物を正極に含む場合、充電状態で60℃以上の温度での高温貯蔵を行うと、マンガンが正極から溶出し、負極表面に析出することにより電池の膨れが生じ、サイクル特性、高温貯蔵特性などを低下させる問題を生じやすい。特に、充電電圧が高いほどこの問題が顕著であり、充電電圧を4.3V以上と高電圧化することのできる上記NiとMnをモル比1:1で含む複合酸化物などでは、本発明により、上記マンガンの溶出あるいは負極表面への析出が大幅に抑制されるため、サイクル特性、高温貯蔵特性の改善効果が顕著となる。
上記正極としては、例えば、上記正極活物質に導電助剤やポリフッ化ビニリデンなどの結着剤などを適宜添加した合剤を、アルミニウム箔などの集電材料に塗布して、帯状の成形体に形成したものが用いられる。但し、正極の作製方法は上記例示のもののみに限られることはない。
上記非水電解液に用いる溶媒は、高誘電率の有機溶媒が好ましい。高電圧充電が可能になるからである。この高誘電率の有機溶媒としては、エーテル、エステル、カーボネート類などが好適に用いられる。特に、誘電率が高いエステル(誘電率30以上)を混合して用いることが好ましい。このような誘電率が高いエステルとしては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、エチレングリコールサルファイトなどのイオウ系エステルなどが挙げられ、特に環状のエステルが好ましく、とりわけエチレンカーボネートなどの環状カーボネートが好ましい。
また、上記溶媒以外にも、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートなどに代表される低粘度の極性有機溶媒を用いることができる。特に、非水電解液の全質量に対して1,2−プロパンジオール硫酸エステルを2質量%を超えて添加する場合は、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート及びメチルエチルカーボネートから選ばれる少なくとも1種を添加すると、非水電解液のセパレータへの濡れ性や電極への浸透性の改善に効果的である。
その他の溶媒として、プロピオン酸メチルなどの鎖状のアルキルエステル類、リン酸トリメチルなどの鎖状リン酸トリエステルなどを用いることができ、さらに、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチル−テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、テトラグリム、3−メトキシプロピオニトリルを代表とするニトリル系溶媒なども用いることができる。
また、フッ素系の溶媒を用いることもできる。例えば、H(CF22OCH3、C49OCH3、H(CF22OCH2CH3、H(CF22OCH2CF3、H(CF22CH2O(CF22Hなどのエーテル、又は、CF3CHFCF2OCH3、CF3CHFCF2OCH2CH3の直鎖構造のパーフロロアルキルアルキルエーテル、又は、イソ(パーフロロアルキル)アルキルエーテル、例えば、2−トリフロロメチルヘキサフロロプロピルメチルエーテル、2−トリフロロメチルヘキサフロロプロピルエチルエーテル、2−トリフロロメチルヘキサフロロプロピルメチルエーテル、2−トリフロロメチルヘキサフロロプロピルプロピルエーテル、3−トリフロロオクタフロロブチルメチルエーテル、3−トリフロロオクタフロロブチルエチルエーテル、3−トリフロロオクタフロロブチルプロピルエーテル、4−トリフロロデカフロロペンチルメチルエーテル、4−トリフロロデカフロロペンチルエチルエーテル、4−トリフロロデカフロロペンチルプロピルエーテル、5−トリフロロドデカフロロヘキシルメチルエーテル、5−トリフロロドデカフロロヘキシルエチルエーテル、5−トリフロロドデカフロロヘキシルプロピルエーテル、6−トリフロロテトラデカフロロヘプチルメチルエーテル、6−トリフロロテトラデカフロロヘプチルエチルエーテル、6−トリフロロテトラデカフロロヘプチルプロピルエーテル、7−トリフロロヘキサデカフロロオクチルメチルエーテル、7−トリフロロヘキサデカフロロオクチルエチルエーテル、7−トリフロロヘキサデカフロロヘキシルオクチルエーテルを用いることができる。また、以上の化合物と直鎖構造のパーフロロアルキルアルキルエーテルとを混合して用いることもできる。
また、上記非水電解液に電池の性能を向上させることができる各種の添加剤を添加してもよい。例えば、C=C不飽和結合を有する化合物を電解液中に添加すると、サイクル特性の低下を抑制できる場合がある。このような不飽和結合を有する化合物としては、例えば、C65611(シクロヘキシルベンゼン)などの芳香族化合物、H(CF24CH2OOCCH=CH2、F(CF28CH2CH2OOCCH=CH2などのフッ素化された脂肪族化合物、フッ素含有芳香族化合物、1,3−プロパンスルトンなどのイオウ元素を有する化合物、ビニレンカーボネートなどが挙げられる。
上記非水電解液中に1,2−プロパンジオール硫酸エステルともに酸無水物を添加すると、前述の高温貯蔵特性がさらに向上して好ましい。酸無水物は、負極の表面改質剤として負極表面における複合被膜の形成に参加して、高温における電池の貯蔵特性などを向上させる機能を持つ。また、この酸無水物の非水電解液への添加により、非水電解液中に不純物として含まれる水分の量を低減させ、電池内でのガス発生も減少させることができる。上記酸無水物の種類は特に限定されず、酸無水物構造を1分子中に複数有する化合物であってもよい。上記酸無水物としては、例えば、無水メリト酸、無水マロン酸、無水マレイン酸、無水酪酸、無水プロピオン酸、無水プルビン酸、無水フタロン酸、無水フタル酸、無水ピロメリト酸、無水乳酸、無水ナフタル酸、無水トルイル酸、無水チオ安息香酸、無水ジフェン酸、無水シトラコン酸、無水ジグリコールアミド酸、無水酢酸、無水琥珀酸、無水桂皮酸、無水グルタル酸、無水グルタコン酸、無水吉草酸、無水イタコン酸、無水イソ酪酸、無水イソ吉草酸、無水安息香酸などが挙げられ、それらの1種又は2種以上を用いることができる。
上記酸無水物の添加量は、非水電解液の全質量に対して0.05質量%以上3質量%以下とすることが好ましい。添加量を0.05質量%以上とすることにより、添加の効果が得られやすくなる。また、良好な放電特性を得るためには、酸無水物の添加量は、1質量%以下とすることがより好ましい。添加量が3質量%を超えると、酸無水物で形成した保護層が厚くなりすぎるため、電池の初期容量やレート特性が低下する場合がある。
上記非水電解液の溶媒に溶解させる電解質塩としては、リチウムの過塩素酸塩、有機ホウ素リチウム塩、トリフロロメタンスルホン酸塩などの含フッ素化合物の塩、又はイミド塩などが好適に用いられる。このような電解質塩の具体例としては、例えば、LiClO4、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49SO3、LiCF3CO2、Li224(SO32、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiCn2n+1SO3(n≧2)、LiN(Rf3OSO22〔ここで、Rfはフルオロアルキル基を表す。〕などが単独で、又は2種以上を混合して用いられる。特に、LiPF6やLiBF4などが充放電特性が良好なことから望ましい。これらの含フッ素有機リチウム塩はアニオン性が大きく、かつイオン分離しやすいので上記溶媒に溶解しやすいからである。電解液中における電解質塩の濃度は、特に限定されるものではないが、0.5mol/L以上1.7mol/L以下が好ましく、0.8mol/L以上1.2mol/L以下がより好ましい。
上記セパレータとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなる微孔性セパレータが好適に用いられる。
次に、本発明の非水電解液二次電池を図面に基づき説明する。図1は、本発明の非水電解液二次電池の一例を示す外観斜視図であり、図2は、図1のI−I線の断面図である。なお、下記説明では、正極、負極、セパレータ及び非水電解液については、上記実施形態で説明したものと同様のものが使用されるので、その詳細な説明は省略した。
図1において、非水電解液二次電池1は、角形の電池ケース2と蓋板3とを備えている。電池ケース2はアルミニウム合金などの金属で形成され、電池の外装材となるものであり、この電池ケース2は正極端子を兼ねている。蓋板3もアルミニウム合金などの金属で形成され、電池ケース2の開口部を封口している。また、蓋板3には、ポリプロピレンなどの合成樹脂で形成された絶縁パッキング4を介して、ステンレス鋼などの金属で形成された端子5が設けられている。
図2において、非水電解液二次電池1は、正極6と、負極7と、セパレータ8とを備えている。正極6と負極7はセパレータ8を介して渦巻状に巻回した後、扁平状になるように加圧して扁平状巻回構造の電極巻回体9として、電池ケース2内に非水電解液とともに収納されている。但し、図2では、煩雑化を避けるため、正極6や負極7の作製にあたって使用した集電体としての金属箔や、非水電解液などは図示していない。また、電極巻回体9の内周側の部分は断面にしていない。
また、電池ケース2の底部にはポリテトラフルオロエチレンシートなどの合成樹脂シートで形成された絶縁体10が配置され、電極巻回体9からは正極6及び負極7のそれぞれの一端に接続された正極リード体11と負極リード体12が引き出されている。正極リード体11、負極リード体12は、ニッケルなどの金属から形成されている。端子5にはポリプロピレンなどの合成樹脂で形成された絶縁体13を介して、ステンレス鋼などの金属で形成されたリード板14が取り付けられている。
蓋板3は電池ケース2の開口部に挿入され、両者の接合部を溶接することによって、電池ケース2の開口部が封口され、電池内部が密閉されている。
なお、図2では、正極リード体11を蓋板3に直接溶接することによって、電池ケース2と蓋板3とが正極端子として機能し、負極リード体12をリード板14に溶接し、リード板14を介して負極リード体12と端子5とを導通させることによって、端子5が負極端子として機能するようになっているが、電池ケース2の材質などによっては、その正負が逆となる場合もある。
上記電池ケース2としては、金属製の角型ケースを用いたが、その他に金属製の円筒ケース、又はラミネートフィルムからなるラミネートケースなどを用いることもできる。
上記非水電解液二次電池1の製造方法は特に限定されないが、電池ケース2に正極6、負極7、セパレータ8及び非水電解液を収納した後であって、電池を完全に密閉する前に充電を行うことが好ましい。これにより、充電初期に発生するガスや電池内の残留水分を電池外に除去することができる。
次に、実施例に基づき本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
以下に示すようにして、電極の作製と非水電解液の調製を行い、図1及び図2に示したものと同様の構造の非水電解液二次電池を作製した。
<電極の作製>
正極は次のようにして作製した。先ず、92質量部のLiCoO2(正極活物質)に導電助剤として燐片状黒鉛を5質量部加えて混合し、この混合物にポリフッ化ビニリデン3質量部をN−メチルピロリドンに溶解させた溶液を加えて混合して正極合剤スラリーとした。この正極合剤スラリーを70メッシュの網を通過させて粒径が大きなものを取り除いた後、この正極合剤スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に塗付して乾燥し、その後、ロールプレス機により圧縮成形して総厚さを165μmにした後、切断し、ニッケル製のリード体を溶接して、帯状の正極を作製した。
負極は次のようにして作製した。負極活物質としては、以下の方法により合成された高結晶の人造黒鉛を用いた。即ち、コークス粉末100質量部、タールピッチ40質量部、炭化ケイ素14質量部及びコールタール20質量部を、空気中において200℃で混合した後に粉砕し、窒素雰囲気中において1000℃で熱処理し、さらに窒素雰囲気中において3000℃で熱処理して黒鉛化させて人造黒鉛とした。得られた人造黒鉛のBET比表面積は4.0m2/gで、X線回折法によって測定される(002)面の面間隔d002は0.336nm、c軸方向の結晶子の大きさLcは48nm、全細孔容積は1×10-33/kgであった。
この人造黒鉛を用い、バインダーとしてスチレンブタジエンラバーを用い、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを用い、それらを質量比98:1:1の割合で混合し、さらに水を加えて混合して負極合剤ぺーストとした。この負極合剤ぺーストを厚さ10μmの銅箔からなる負極集電体の両面に均一に塗布して乾燥し、その後、ロールプレス機により圧縮成形して総厚さを145μmにした後、切断し、ニッケル製のリード体を溶接して、帯状の負極を作製した。
<非水電解液の調製>
非水電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)との体積比1:2の混合溶媒に、LiPF6を1.0mol/L溶解させたものに、1,2−プロパンジオール硫酸エステルを、非水電解液の全質量に対して2.0質量%となるように添加したものを用いた。
<電池の作製>
上記帯状の正極を、厚さ20μmの微孔性ポリエチレンセパレータ(空隙率:41%)を介して、上記帯状の負極に重ね、渦巻状に巻回した後、扁平状になるように加圧して扁平状巻回構造の電極巻回体とし、この電極巻回体をポリプロピレン製の絶縁テープで固定した。次に、外寸が縦(厚み)4.0mm、横34mm、高さ50mmのアルミニウム合金製の角形の電池ケースに上記電極巻回体を挿入し、リード体の溶接を行うとともに、アルミニウム合金製の蓋板を電池ケースの開口端部に溶接した。その後、蓋板に設けた電解液注入口から上記非水電解液を注入し、1時間静置した。なお、本実施例の非水電解液二次電池の設計電気容量は、780mAhとした。
次に、上記電池を露点−30℃のドライルーム内で以下の条件で充電を行った。即ち、充電は、充電量が電池の設計電気容量(780mAh)の25%(195mAh)となるように、195mA(0.25C)の定電流で1時間行った。この間、電池内から発生するガスを上記電解液注入口から電池ケースの外に自然放出させた。充電終了後に電解液注入口を封止して電池内部を密閉状態にした。
(比較例1)
1,2−プロパンジオール硫酸エステルに代えて、エチレングリコール硫酸エステルを非水電解液の全質量に対して2.0質量%となるように添加した以外は、実施例1と同様にして非水電解液二次電池を作製した。
(比較例2)
1,2−プロパンジオール硫酸エステルに代えて、1,3−プロパンジオール硫酸エステルを非水電解液の全質量に対して2.0質量%となるように添加した以外は、実施例1と同様にして非水電解液二次電池を作製した。
(実施例2〜7)
非水電解液の全質量に対する1,2−プロパンジオール硫酸エステルの添加量を表2に示すように変化させた以外は、実施例1と同様にして実施例2〜7の非水電解液二次電池を作製した。
(比較例3〜4)
非水電解液の全質量に対する1,2−プロパンジオール硫酸エステルの添加量を表2に示すように変化させた以外は、実施例1と同様にして比較例3〜4の非水電解液二次電池を作製した。
<高温貯蔵特性試験>
実施例1〜7及び比較例1〜4の各電池を、20℃において780mA (1C)で4.2Vになるまで充電し、さらに4.2Vの定電圧で2.5時間充電して満充電とし、その後、20℃において1Cで3Vまで放電して貯蔵前の放電容量を測定した。
次に、上記各電池を上記と同様にして充電した後、恒温槽中において60℃で20日間貯蔵した。貯蔵後の電池を20℃まで自然冷却し、実施例1、比較例1、2の電池ケースの厚みを測定し、貯蔵前の電池ケースの厚みとの比較から電池の膨れを求めた。その後全ての電池を20℃において1Cで3Vまで放電して貯蔵後の放電容量を測定した。
続いて、貯蔵前の放電容量と貯蔵後の放電容量を用いて、下記式により容量回復率を算出し、電池の膨れと容量回復率から高温貯蔵特性を評価した。
(数1)
容量回復率(%)=(貯蔵後の放電容量/貯蔵前の放電容量)×100
<サイクル試験>
実施例2〜7及び比較例3〜4各電池について、上記高温貯蔵特性試験を行っていない別の電池を、20℃において1Cで4.2Vになるまで充電し、さらに4.2Vの定電圧で2.5時間充電して満充電とし、その後、1Cで3Vまで放電する充放電サイクルを200回繰り返し、1サイクル目の放電容量と200サイクル目の放電容量を測定した。
続いて、1サイクル目の放電容量と200サイクル目の放電容量を用いて、下記式により容量維持率を算出し、サイクル特性を評価した。
(数2)
容量維持率(%)=(200サイクル目の放電容量/1サイクル目の放電容量)×100
以上の結果を表1及び表2に示す。
Figure 2006140115
表1から、実施例1の電池は、比較例1及び比較例2の電池に比べて、電池の容量回復率が大幅に向上し、電池の膨れも非常に小さく、高温貯蔵特性に優れていることが分かる。即ち、上記結果より、環状硫酸エステルの中でも、1,2−プロパンジオール硫酸エステルが特異的な効果を有することが明らかである。
Figure 2006140115
表2から、1,2−プロパンジオール硫酸エステルの添加量は、0.1質量%以上とすることにより効果が明確となり、20質量%以下とすることにより、放電容量の低下を生じない範囲で添加の効果が得られることが分かる。また、表1の結果と併せると、2質量%以上でより優れた効果が得られ、10質量%以下でより優れた効果が得られることが分かる。
一方、比較例3では、1,2−プロパンジオール硫酸エステルの添加の効果が少なく、また、比較例4では、電池の放電容量が低下してしまった。
(実施例8〜11)
正極活物質として、LiNi1/3Mn1/3Co1/32を用い、1,2−プロパンジオール硫酸エステルの添加量を表3示すように変化させた以外は、実施例1と同様にして実施例8〜11の非水電解液二次電池を作製した。
(比較例5)
1,2−プロパンジオール硫酸エステルを添加しなかった以外は、実施例8と同様にして非水電解液二次電池を作製した。
上記実施例8〜11及び比較例6の電池について、充電電圧を4.4Vまで高電圧化した以外は、前述と同様の条件で高温貯蔵特性を評価した。その結果を表3に示す。
Figure 2006140115
表3の結果より明らかなように、マンガンを構成元素として有する層状構造のリチウム含有複合酸化物を用いた電池の高温貯蔵特性が大幅に向上し、高電圧での充電に適した電池を構成することができた。
以上説明したように本発明は、高いサイクル特性と高い高温貯蔵特性を備えた非水電解液二次電池を提供でき、携帯電話、ノート型パソコンなどのモバイル情報機器用の二次電池としてだけではなく、さまざまな機器の電源として幅広く利用可能である。
本発明の非水電解液二次電池の一例を示す外観斜視図である。 図1のI−I線の断面図である。
符号の説明
1 非水電解液二次電池
2 電池ケース
3 蓋板
4 絶縁パッキング
5 端子
6 正極
7 負極
8 セパレータ
9 電極巻回体
10 絶縁体
11 正極リード体
12 負極リード体
13 絶縁体
14 リード板

Claims (12)

  1. リチウムを吸蔵・放出可能な正極と、リチウムを吸蔵・放出可能な負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、非水電解液とを含む非水電解液二次電池であって、
    前記非水電解液は、下記化学式(I)で表される1,2−プロパンジオール硫酸エステルを含み、
    前記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、前記非水電解液の全質量に対して0.1質量%以上20質量%以下であることを特徴とする非水電解液二次電池。
    Figure 2006140115
  2. 前記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、前記非水電解液の全質量に対して2質量%以上である請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記1,2−プロパンジオール硫酸エステルの含有量は、前記非水電解液の全質量に対して10質量%以下である請求項1又は2に記載の非水電解液二次電池。
  4. 前記負極は、(002)面の面間隔d002が0.337nm以下の黒鉛、あるいはリチウムと合金化可能な金属又はその合金を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  5. 前記正極は、マンガンを構成元素として有する層状構造又はスピネル構造のリチウム含有複合酸化物を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  6. 前記層状構造のリチウム含有複合酸化物が、リチウムマンガン・ニッケル・コバルト複合酸化物である請求項5に記載の非水電解液二次電池。
  7. 前記リチウムマンガン・ニッケル・コバルト複合酸化物が、NiとMnをモル比1:1で含み、Co、Al、Ti、Zr、及びGeから選ばれる少なくとも1種の元素をさらに含有するリチウム含有複合酸化物である請求項6に記載の非水電解液二次電池。
  8. 前記リチウムマンガン・ニッケル・コバルト複合酸化物が、LixNi1/3Mn1/3Co1/32又はLixNi5/12Mn5/12Co1/62(いずれも、0<x≦1.1)である請求項7に記載の非水電解液二次電池。
  9. 前記スピネル構造のリチウム含有複合酸化物が、LiyMn24(0≦y≦2.1)、あるいはMnを含み、Ge、Zr、及びMgから選ばれる少なくとも1種の元素をさらに含むリチウム含有複合酸化物である請求項5に記載の非水電解液二次電池。
  10. 前記非水電解液は、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート及びメチルエチルカーボネートから選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  11. 前記非水電解液は、酸無水物を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  12. 前記非水電解液は、LiPF6及びLiBF4から選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。


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