JP2011106462A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. クランクシャフト軸に向かって収束し且つ各シリンダの上側範囲で前記シリンダ間に空間が画成される態様で“V”型に配設される対のシリンダを有する自動二輪車エンジン用のシリンダヘッドであって、
   前記シリンダの１つに結合されるよう構成されたベースと、
   吸気通路及び前記吸気通路内に移動可能に配置される吸気バルブを含み、前記空間に近い側に位置するように構成された吸気側と、
   排気通路及び前記排気通路内に移動可能に配置される排気バルブを含み、前記空間から離れた側に位置するように構成された排気側と、
   前記吸気側に配置される冷却液体入口ポートと、
   前記吸気側に配置される冷却液体排出ポートと、
   当該シリンダヘッドを通過し、当該シリンダヘッドの動作温度を低減するように構成された冷却液体通路とを含む、シリンダヘッド。
2. 前記入口ポート及び前記排出ポートは、冷却液体供給源及び戻りラインと工具の使用無しで接続及び取り外しされるように構成された接続継手を含む、請求項１に記載のシリンダヘッド。
3. 前記入口ポート及び前記排出ポートは、前記排気バルブ又は前記排気通路まわりに延在する単一ループの液体通路に連通される、請求項１に記載のシリンダヘッド。
4. 前記入口ポート及び前記排出ポートは、当該シリンダヘッドのベースにより画成される平面から離間される、請求項１に記載のシリンダヘッド。
5. 前記入口ポート及び前記排出ポートは、前記シリンダ間の“V”内に画成される空間に略向く、請求項１に記載のシリンダヘッド。
6. 前記入口ポート及び前記排出ポートは、前記吸気通路の各側にそれぞれ配置される、請求項１に記載のシリンダヘッド。
7. 自動二輪車エンジン用のシリンダヘッドであって、
   吸気バルブが位置する吸気通路を有する吸気側と、
   排気バルブが位置する排気通路を有し、該排気通路が曲率を有する排気側と、
   前記吸気側に配置される冷却液体入口ポートと、
   前記吸気側に配置される冷却液体排出ポートと、
   前記入口ポート及び前記排出ポートの間に延在する液体冷却通路であって、測定可能な長さを有する単一ループの通路を含み、一部が、少なくとも２７０度の回転に対して前記排気通路の曲率に略追従する液体冷却通路とを含む、シリンダヘッド。
8. 前記液体冷却通路は、前記液体入口ポートから延在する略真っ直ぐな第１部位と、前記液体排出ポートから延在する略真っ直ぐな第２部位とを含む、請求項７に記載のシリンダヘッド。
9. 前記排気通路の外面形状に追従する前記液体冷却通路の部位は、略馬蹄形である、請求項８に記載のシリンダヘッド。
10. 前記略真っ直ぐな第１部位と前記略真っ直ぐな第２部位とは、前記液体冷却通路の残り部分に比べて断面が低減された接続通路を介して連通される、請求項９に記載のシリンダヘッド。
11. 前記接続通路は、前記吸気通路と前記排気通路の間の橋部を通過する、請求項１０に記載のシリンダヘッド。
12. 前記液体冷却通路は、略その全長に亘って略円形の断面を有し、前記液体冷却通路は、前記吸気通路の曲率に追従する部位を有さない、請求項７に記載のシリンダヘッド。
13. 前記自動二輪車エンジンの嵌合シリンダブロックのデッキに当接するように構成されたベースを更に含み、前記ベースは、前記液体冷却通路と連通する開口を画成し、前記液体冷却通路を介して回される液体は、前記嵌合シリンダブロックを通過しない、請求項７に記載のシリンダヘッド。
14. 自動二輪車であって、
    フレームと、
    前記フレームに結合されるエンジンと、
    前記フレームから横方向外側に延在し、前記エンジンの前方で前記フレームに結合される左右のエンジンガードと、
    前記左右のエンジンガードにそれぞれ結合される左右のレッグシールドと、
    前記エンジンに連通する液体冷却回路と、
    前記液体冷却回路に連通し、前記左右のレッグシールド内にそれぞれ位置する左右のラジエータとを含み、
    前記左右のレッグシールドは、左右のダクトをそれぞれ含み、右のダクトは、当該自動二輪車から離れる方向に前記右のラジエータから受ける空気を向けるように構成され、左のダクトは、当該自動二輪車から離れる方向に前記左のラジエータから受ける空気を向けるように構成される、自動二輪車。
15. 前記液体冷却回路は、前記エンジンの１つ以上のシリンダヘッドに連通するが、前記エンジンの他の部位には連通しない、請求項１４に記載の自動二輪車。
16. 前記液体冷却回路は、前記シリンダヘッドの排気通路まわりの隣接領域内の前記シリンダヘッドを特別に冷却するように構成される冷却回路を含む、請求項１５に記載の自動二輪車。
17. 前記液体冷却回路に連通するサーモスタット及びウォータポンプを更に含み、
    前記サーモスタットは、前記液体冷却回路内の液体冷媒の検出温度に応じて前記左右のラジエータの少なくとも１つを選択的にバイパスするように構成され、
    前記ウォータポンプは、当該自動二輪車が直立位置にあるとき前記左右のラジエータよりも実質的に低い高さで、前記左右のレッグシールドの間に位置する、請求項１４に記載の自動二輪車。
18. 前記エンジンは、Ｖ型ツインエンジンであり、
    前記液体冷却回路は、前記ポンプから前記エンジンに至る供給ヘッダと、前記エンジンから前記サーモスタットのバルブに至る戻りヘッダとを含み、
    前記液体冷却回路は、前記供給ヘッドから前記Ｖ型ツインエンジンの第１シリンダヘッド及び第２シリンダヘッドのそれぞれに至る対の供給分岐ラインと、前記第１シリンダヘッド及び第２シリンダヘッドから前記戻りヘッドに至る対の戻りラインとを含む、請求項１７に記載の自動二輪車。
19. 前記対の供給分岐ラインと前記対の戻りラインは、前記Ｖ型ツインエンジンの“Ｖ”内に略全体として配置される、請求項１８に記載の自動二輪車。
20. 前記右のダクトは、当該自動二輪車から離れる下方向に前記右のラジエータから受ける空気を向けるように構成され、左のダクトは、当該自動二輪車から離れる下方向に前記左のラジエータから受ける空気を向けるように構成される、請求項１４に記載の自動二輪車。
21. 前記右のレッグシールドは、互いに結合された右前パネル及び右後パネルを含み、前記右のダクトは、前記右前パネル及び右後パネルの少なくとも部分により画成され、
    前記左のレッグシールドは、互いに結合された左前パネル及び左後パネルを含み、前記左のダクトは、前記左前パネル及び左後パネルの少なくとも部分により画成される、請求項１４に記載の自動二輪車。