JP7035493B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
以下、図面に基づき、本発明の一実施例に係るオフロード型の自動二輪車1(鞍乗型車両の一例)について説明する。以下、前後、左右、上下等の方向を示す語は、自動二輪車1の運転者から見た方向を基準として用いる。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ自動二輪車1の前方、後方、左方、右方、上方、下方を示している。
図1~図3を参照して、車体フレーム2は、ヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20の後方かつ下方に配置されている左右一対のタンクチューブ21と、ヘッドパイプ20の略下方に配置されているダウンチューブ22と、ダウンチューブ22の後方かつ下方に配置されている左右一対のロアフレーム23と、を主体として構成されている。
図1を参照して、ステアリング機構3は、ヘッドパイプ20に挿通されるステアリングシャフト(図示せず)と、ステアリングシャフトに接続されるハンドルバー26及び左右一対のフロントフォーク27と、を備えている。各フロントフォーク27の下端部には、前輪4が回転可能に支持されている。なお、ステアリング機構3及び前輪4は、図1を除いて表示が省略されている。
図1を参照して、スイングアーム5の前端部は、各タンクチューブ21のリア部21Bにピボット軸28を介して接続されている。これにより、スイングアーム5がピボット軸28を中心に揺動可能となっている。スイングアーム5の後端部には、後輪6が回転可能に支持されている。なお、スイングアーム5及び後輪6は、図1を除いて表示が省略されている。
図1~図3を参照して、燃料タンク7は、エンジン10の上方に配置されている。燃料タンク7は、各タンクチューブ21のフロント部21Aによって車両左右方向で挟まれている。燃料タンク7の前面には、車両側面視で半円状に湾曲する凹部29が設けられている。なお、燃料タンク7の後方には、運転者シート30が設けられている。
図2、図3を参照して、エンジン10は、各タンクチューブ21のフロント部21Aの下方かつ各タンクチューブ21のリア部21Bの前方に配置されている。エンジン10は、ダウンチューブ22の後方に配置されている。エンジン10は、各ロアフレーム23のフロント部23Aの後方かつ各ロアフレーム23のリア部23Bの上方に配置されている。以上のように、エンジン10は、車体フレーム2の各部に囲まれるように配置されている。
図3、図5を参照して、第1オイルクーラ11は、ダウンチューブ22の左方に配置されており、第2オイルクーラ12は、ダウンチューブ22の右方に配置されている。つまり、第1オイルクーラ11及び第2オイルクーラ12は、ダウンチューブ22を車両左右方向で挟んでいる。第1オイルクーラ11は、左側のタンクチューブ21のフロント部21Aの下方に配置されており、第2オイルクーラ12は、右側のタンクチューブ21のフロント部21Aの下方に配置されている。第1オイルクーラ11及び第2オイルクーラ12は、縦長形状を成している。第1オイルクーラ11の下端部は、第2オイルクーラ12の下端部よりも下方に延びている。
図6(a)~図6(c)及び図8を参照して、ファンユニット13は、冷却ファン81と、モータ82と、ブラケット83と、を備えている。
図8を参照して、複数の配管14~16は、第1配管14と、第2配管15と、第3配管16と、によって構成されている。なお、各図に適宜付される矢印Y1は、第1配管14内におけるオイルの流動方向(以下、「第1流動方向Y1」と称する)を示しており、各図に適宜付される矢印Y2は、第2配管15内におけるオイルの流動方向(以下、「第2流動方向Y2」と称する)を示しており、各図に適宜付される矢印Y3は、第3配管16内におけるオイルの流動方向(以下、「第3流動方向Y3」と称する)を示している。
図1~図3を参照して、排気管17は、前向きのU字状(前方に向かって湾曲しているU字状)を成している。排気管17は、ダウンチューブ22の右側(車両左右方向の一方側)のみを通っており、ダウンチューブ22の左側(車両左右方向の他方側)を通っていない。なお、各図に適宜付される矢印Zは、排気管17内における排気ガスの流動方向(以下、「排気方向Z」と称する)を示している。
図4、図8を参照して、冷却オイルポンプ44が駆動すると、オイル貯留室43に貯留されたオイルが第1通路45、冷却オイルポンプ44、第2通路47を順次通ってクラッチカバー32のオイル流出口46から流出する。このオイル流出口46から流出するオイルは、シリンダヘッド34及びシリンダ33を冷却した高温のオイルである。
自動二輪車1の走行時には、走行風によって各オイルクーラ11、12が冷却されるため、各オイルクーラ11、12によってオイルを十分に冷却することができる。一方で、自動二輪車1の停止時には、走行風によって各オイルクーラ11、12が冷却されないため、各オイルクーラ11、12によってオイルを十分に冷却できない恐れがある。特に、自動二輪車1が高速で走行した後に一旦停止するような場合には、オイルの温度が上昇しやすい。
本実施例では、ダウンチューブ22を車両左右方向で挟むように第1オイルクーラ11及び第2オイルクーラ12が設けられている。このように複数のオイルクーラ11、12を設けることで、ダウンチューブ22の車両左右方向片側のみに1個のオイルクーラを設ける場合と比較して、エンジン10の冷却性能を向上させることができる。そのため、エンジン10の出力の向上に伴うエンジン10の発熱量の増加に十分に対応することができる。
本実施例では、各配管14~16がゴムホースによって形成されており、可撓性を有している。一方で、他の異なる実施例では、各配管14~16が金属パイプによって形成されており、可撓性を有していなくても良い。また、更に他の異なる実施例では、各配管14~16のレイアウトや長さ等に応じてゴムホースと金属パイプを使い分けても良い。
2 車体フレーム
10 エンジン
11 第1オイルクーラ
12 第2オイルクーラ
14 第1配管
15 第2配管
16 第3配管
17 排気管
20 ヘッドパイプ
22 ダウンチューブ
61 第1コア
62 第1上部タンク
63 第1下部タンク
67 第1上側ユニオン(第1上側接続部の一例)
69 第1下側ユニオン(第1下側接続部の一例)
71 第2コア
72 第2上部タンク
73 第2下部タンク
77 第2上側ユニオン(第2上側接続部の一例)
79 第2下側ユニオン(第2下側接続部の一例)
81 冷却ファン
Claims (7)
- ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方かつ下方に延びるダウンチューブと、を有する車体フレームと、
前記ダウンチューブの後方に配置されているエンジンと、
前記ダウンチューブを車両左右方向で挟むと共に、前記エンジンの前方に配置されている第1オイルクーラ及び第2オイルクーラと、
前記エンジンと前記第1オイルクーラと前記第2オイルクーラを繋ぐ複数の配管と、
車両平面視で前記第1オイルクーラ又は前記第2オイルクーラと重なるように配置されている排気管と、を備え、
前記第1オイルクーラは、
下方から上方に向かってオイルを導く第1コアと、
前記第1コアの上下両端部に接続される第1上部タンク及び第1下部タンクと、を有し、
前記第2オイルクーラは、
上方から下方に向かってオイルを導く第2コアと、
前記第2コアの上下両端部に接続される第2上部タンク及び第2下部タンクと、を有し、
前記複数の配管は、
前記エンジンから前記第1下部タンクへとオイルを導く第1配管と、
前記第1上部タンクから前記第2上部タンクへとオイルを導く第2配管と、
前記第2下部タンクから前記エンジンへとオイルを導く第3配管と、によって構成され、
前記第1配管は、車両前面視で逆U字状を成しており、前記第3配管の上方を通って前記第1下部タンクに上方から接続されていることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記第1上部タンクの車両左右方向内側の面には、前記第2配管と接続される第1上側接続部が前記ダウンチューブの後方に設けられ、
前記第2上部タンクの車両左右方向内側の面には、前記第2配管と接続される第2上側接続部が前記ダウンチューブの後方に設けられ、
前記第1上側接続部の先端部及び前記第2上側接続部の先端部は、車両左右方向内側に向けて設けられると共に、車両前面視で前記ダウンチューブと重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1下部タンクの車両左右方向内側の面には、前記第1配管と接続される第1下側接続部が設けられ、
前記第2下部タンクの車両左右方向内側の面には、前記第3配管と接続される第2下側接続部が設けられ、
前記第1配管及び前記第3配管は、前記排気管の上方を通っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1オイルクーラの下端部は、前記第2オイルクーラの下端部よりも下方に延びており、
前記排気管は、前記第2オイルクーラの下方を通って後方に延びていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1オイルクーラを冷却する冷却ファンを更に備え、
前記冷却ファンは、前記第1オイルクーラの下部後方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。 - 前記冷却ファンは、車両側面視で前記排気管と重なるように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
- ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方かつ下方に延びるダウンチューブと、を有する車体フレームと、
前記ダウンチューブの後方に配置されているエンジンと、
前記ダウンチューブを車両左右方向で挟むと共に、前記エンジンの前方に配置されている第1オイルクーラ及び第2オイルクーラと、
前記エンジンと前記第1オイルクーラと前記第2オイルクーラを繋ぐ複数の配管と、
車両平面視で前記第1オイルクーラ又は前記第2オイルクーラと重なるように配置されている排気管と、
前記第1オイルクーラを冷却する冷却ファンと、を備え、
前記第1オイルクーラは、
下方から上方に向かってオイルを導く第1コアと、
前記第1コアの上下両端部に接続される第1上部タンク及び第1下部タンクと、を有し、
前記第2オイルクーラは、
上方から下方に向かってオイルを導く第2コアと、
前記第2コアの上下両端部に接続される第2上部タンク及び第2下部タンクと、を有し、
前記複数の配管は、
前記エンジンから前記第1下部タンクへとオイルを導く第1配管と、
前記第1上部タンクから前記第2上部タンクへとオイルを導く第2配管と、
前記第2下部タンクから前記エンジンへとオイルを導く第3配管と、によって構成され、
前記第1オイルクーラの下端部は、前記第2オイルクーラの下端部よりも下方に延びており、
前記排気管は、前記第2オイルクーラの下方を通って後方に延びており、
前記冷却ファンは、前記第1オイルクーラの下部後方に、車両側面視で前記排気管と重なるように配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
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