JP2779190B2 - 自動二輪車の冷却装置 - Google Patents

自動二輪車の冷却装置

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JP2779190B2 JP63318406A JP31840688A JP2779190B2 JP 2779190 B2 JP2779190 B2 JP 2779190B2 JP 63318406 A JP63318406 A JP 63318406A JP 31840688 A JP31840688 A JP 31840688A JP 2779190 B2 JP2779190 B2 JP 2779190B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水冷エンジンを搭載する自動二輪車の冷却
装置に関する。
(従来の技術) 車体前方の左右に2個のラジエータを配した自動二輪
車の冷却装置においては、両ラジエータはY字管を介し
て互いに連結せしめられていた(例えば、実開昭59−14
3823号公報参照)。即ち、各ラジエータの下部から導出
する短管はゴム管ラジエータで前記Y字管に接続されて
合流せしめられ、最終的にエンジンに連結されていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、排気管がエンジンから車体前方へ延出し、
車体の一側へ出てそこから180゜曲がって他方へ向かう
ようにレイアウトされた自動二輪車にあっては、ラジエ
ータは排気管との干渉を避けて取り付けられねばならな
い。
ところが、前記Y字管は自動二輪車の高さ方向にスペ
ースを占めるため、2個のラジエータを余り低い位置に
取り付けることができず、このことが車体の低重心化を
阻害する要因となっていた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、ラジエータを可及的に低い位置に取り付け
ることによって車体の低重心化を図ることができる自動
二輪車冷却装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、車体前方の左右
に2個のラジエータA,,Bを配し、該ラジエータA,Bの後
下方に水冷エンジンを搭載するとともに、エンジンから
導出する排気管を一方のラジエータAの下方を通って車
体後方に向かって斜め上方に延設して成る自動二輪車の
冷却装置において、前記一方のラジエータAの底面高さ
を他方のラジエータBのそれよりも高くし、該一方のラ
ジエータAの底面の他方のラジエータB側寄りの位置に
T字管を取り付け、該T字管を垂下する冷却水管と、該
冷却水管の途中の両ラジエータA,Bの高さの差の範囲内
から他方のラジエータBに向かって略直角に分岐する枝
管とで構成するとともに、該T時間の前記枝管と他方の
ラジエータBの加担側部から前記枝管に向かって突設さ
れた冷却水管とを可撓性にパイプして連結したことを特
徴とする。
(作用) 本発明によれば、排気管が下方を通過するために該排
気管との干渉を避けてその底面の高さを他方のラジエー
タBよりも高くしたラジエータAの底面にT字管を取り
付け、該T字管を構成する冷却水管の途中のラジエータ
A,Bの高さの差の範囲内から略垂直的角に分岐する枝管
と他方のラジエータBの下端部に突設された冷却水管と
を可撓性パイプに連結したため、両ラジエータA,Bを連
結する冷却水管を含めたラジエータ装置全体の上下方向
の寸法が短縮され、両ラジエータA,Bこれらが排気管と
干渉しない範囲で車体に対して可及的に低謂位置に取り
浸けることができ、以て車体の低重心化を図ることがで
きる。
又、T字管を一方のラジエータAの底面の他方のマフ
ラーB側寄りの位置にとり付たため、排気管を車体外側
方に配置スペースを確保することができる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る冷却装置を示す正面図、第2図
は同側面図、第3図は自動二輪車の全体側面図である。
先ず、第3図に基づいて自動二輪車1の基本構成を説
明するに、同図中、2は車体前方上部に位置するヘッド
パイプであり、該ヘッドパイプ2内に回動自在に挿通す
る不図示の繰向軸にはフロントフォーク3の上部が取り
付けられており、該フロントフォーク3の下部には前輪
4が回転自在に軸支されている。
又、上記ヘッドパイプ2からは第1図及び第2図に示
すように1本のフレーム5が斜め後下方に延出してお
り、該フレーム5の下部からは左右2本のダウンチュー
ブ6,6が延出しており、これらのダウンチューブ6,6上に
は水冷2サイクルエンジン7が搭載されている。そし
て、このエンジン7の排気系からは排気管8が導出して
いるいが、この排気管8は第1図に示すようにエンジン
7の前方へ延出した後、略直角に曲げられて車体の一側
に出てそこから180゜曲げられて他方へ車体を横切るよ
うに向けられ、そこから更に略直角に上方に向かって折
り曲げられた後、車体後方に向かって斜め上方に延設さ
れている。
更に、前記エンジン7の上方には燃料タンク9が配さ
れ、該燃料タンク9の後方にはシート10が配されてい
る。又、車体の略中央部にはリヤアーム11の全端が枢着
されており、該リヤアーム11の後端には後輪12が回転自
在に軸支されている。
ところで、当該自動二輪車1のフロントフォーク3の
後方であって、且つエンジン7の斜め前方上部位置には
左右2個のラジエータ13,14が前記フレーム5に取り付
けられて設けており、これらのラジエータ13,14の外側
方は前方が開口するラジエータシュラウド15によって被
われている。
而して、第1図に示すように、上記ラジエータ13,14
の上面の高さは略同一に揃えられているが、一方のラジ
エータ13はこれが配される側に前記排気管3の大径部が
通過するため、その高さ寸法が他方のラジエータ14のそ
れよりも短く設定されている。つまり、一方のラジエー
タ13の底面の高さは他方のラジエータ14のそれよりも高
く設定されている。
そして、底面の高さが高いラジエータ13の下部の他方
のラジエータ14側寄りの位置からは冷却水管16が垂下し
ており、該冷却水管16の中間位置(両ラジエータ13,14
の高さの差の範囲内)からは小径の枝管17が他方のラジ
エータ14側に向かって略直角に分岐しており、これらの
冷却水管16と枝管17とはT字管を構成している。
一方、他方のラジエータ14の下部側方からは小径の冷
却水管18が前記枝管17に向かって突設されており、これ
らの冷却水管18と枝管17とは可撓性のゴム管19によって
互いに連結されている。
而して、第2図に示すように、冷却水管16は冷却水ホ
ース20によってエンジン7の側方に設けられた冷却水ポ
ンプ21の吸入口に接続それており、両ラジエータ13,14
の角上部は途中から二股状に分岐する冷却水ホース22を
介してエンジン7の冷却水出口7aに接続されている。
以上において、エンジン7が駆動されると、その動力
の一部で冷却水ポンプ21が駆動され、冷却水がエンジン
7とラジエータ13,14を結ぶ冷却系内を循環せしめられ
る。即ち、エンジン7の各部を冷却してその温度が高く
なった冷却水は、冷却水ホース22を経てラジエータ13,1
4に分配されて導入せしめられ、ここを流れる間に走行
風との間に熱交換を行なって冷される。そして、一方の
ラジエータ13を通過した冷却水はそのまま冷却水管16を
流れ、他方のラジエータ14を通過した冷却水は冷却水管
18、ゴム管19及び枝管17を経て冷却水管17に流入し、こ
こを流れる冷却水と合流して冷却水ホース20を経て冷却
水ポンプ21に流入し、ここで昇圧されて再びエンジン7
の各部の冷却に供される。
而して、本実施例においては、排気管8が下方を通過
するために該排気管8との干渉を避けてその底面の高さ
を他方のラジエータ14よりも高くしたラジエータ13の底
面にT字管を成す冷却水管16を取り付け、該冷却水管16
の途中の両ラジエータ13,14の高さの差の範囲内から略
直角に分岐する枝管17と他方のラジエータ14の下端側部
に突設された冷却水管18とをゴム管19にて連結したた
め、両ラジエータ13,14とT字管(冷却水管16と枝管1
7)及び冷却水管18管を含むラジエータ装置全体の上下
方向の寸法が短縮され、両ラジエータ13,14をこれらが
排気管8と干渉しない範囲で車体に対して可及的に低い
位置に取り付けることができ、以て車体の低重心化を図
ることができる。
又、T字管(冷却水管16と枝管17)を一方のラジエー
タ13の底面の他方のラジエータ14側寄りの位置に取り付
けたため、排気管8を車体外側方に配置するスペースを
確保することができる。
更に、両ラジエータ13,14の連結にT字管を用いるこ
とによって、従来のY字管を用いる場合に比べて冷却水
管、ゴム管等の数が少なくて済み、部品点数の削減を図
ることができる。
ところで、本実施例に係る自動二輪車1に設けられる
リヤブレーキペダル23(第3図参照)の断面形状は、第
4図(第3図のIV−IV線拡大断面図)に示すように下方
に向かってシャープに尖った形状とされているが、これ
はエンジン7とダウンチューブ6及び該リヤブレーキペ
ダル23とで囲まれる空間(第4図のA部分)に追跡した
土砂等を取り除き易くするためである。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば車体前
方の左右に2個のラジエータA,Bを配し、該ラジエータ
A,Bの後下方に水冷エンジンを搭載するとともに、エン
ジンから導出する排気管を一方のラジエータAの下方を
通って車体後方に向かって斜め上方に延設して成る自動
二輪車の冷却装置において、前記一方のラジエータAの
底面高さを他方のラジエータBのそれよりも高くし、該
一方のラジエータAの底面の他方のラジエータB側寄り
の位置にT字管を取り付け、該T字管を、垂下する冷却
水管と、該冷却水管の途中の両ラジエータA,Bの高さの
差の範囲内から他方のラジエータBに向かって略直角に
分岐する枝管とで構成するとともに、該T字管の前記枝
管と他方のラジエータBの下端側部から前記枝管に向か
って突設された冷却水管と可撓性パイプにて連結したた
め、両ラジエータA,Bを連結する冷却水管を含めたラジ
エータ装置全体の上下方向の寸法が短縮され、両ラジエ
ータA,Bをこれらが排気管と干渉しない範囲で車体に対
して可及的に低い位置に取り付けることができ、以て車
体の低重心化を図ることができるという効果が得られ
る。
又、T字管を一方のラジエータAの底面の他方のラジ
エータB側寄りの位置に取り付けたため、排気管を車体
外側方に配置するスペースを確保することができるとい
う効果合が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る冷却装置を示す正面図、第2図は
同側面図、第3図は自動二輪車の全体側面図、第4図は
第3図のIV−IV線拡大断面図である。 1……自動二輪車、7……水冷エンジン、8……排気
管、13,14……ラジエータ、16,18……冷却水管、17……
枝管、19……ゴム管(可撓性パイプ)4

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前方の左右に2種のラジエータA,Bを
    配し、該ラジエータA,Bの後下方に水冷エンジンを搭載
    するとともに、エンジンから導出する排気管を一方のラ
    ジエータAの下方を通って車体後方に向かって斜め上方
    に延設して成る自動二輪車の冷却装置において、 前記一方のラジエータAの底面高さを他方のラジエータ
    Bのそれよりも高くし、該一方のラジエータAの底面の
    他方のラジエータB側寄りの位置にT字管を取り付け、
    該T字管を、垂下する冷却水管と、該冷却水管の途中の
    両ラジエータA,Bの高さの差の範囲内から他方のラジエ
    ータBに向かって略直角に分岐する枝管とで構成すると
    ともに、該T字管の前記枝管と他方のラジエータBの下
    端側部から前記枝管に向かって突設された冷却水管とを
    可撓性パイプにて連結したことを特徴とする自動二輪車
    の冷却装置。
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