JP2991209B2 - 自動二輪車のドライサンプ式潤滑装置 - Google Patents

自動二輪車のドライサンプ式潤滑装置

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JP2991209B2
JP2991209B2 JP1274456A JP27445689A JP2991209B2 JP 2991209 B2 JP2991209 B2 JP 2991209B2 JP 1274456 A JP1274456 A JP 1274456A JP 27445689 A JP27445689 A JP 27445689A JP 2991209 B2 JP2991209 B2 JP 2991209B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動二輪車のドライサンプ式潤滑装置に関
する。
[従来の技術] 従来、自動二輪車のエンジン、変速機を潤滑するため
のドライサンプ式潤滑装置を構成するオイルタンクは、
エンジンクランクケースとリヤクッションの間の空間に
配置されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の自動二輪車の潤滑装置にお
いては、オイルタンクがエンジンクランクケースとリヤ
クッションの間の空間に配置されているため重心が高く
なると共に、オイルタンクの容量に制約を受けるという
問題を有している。
また、近年、後輪側にあるリヤクッションを車体中央
寄りに移動させ、美観を向上させると共に、重心を前方
寄りに移動させマスの集中化を図る方式のものが開発さ
れているが、この方式では、クランクケースとリヤクッ
ションの間の空間がさらに制限されるため、オイルタン
クの配設が不可能になる場合も生じている。
本発明は上記問題を解決するものであって、車体の低
重心化、オイルタンクの高容量化を図ることができる自
動二輪車の潤滑装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の自動二輪車のドライサンプ式潤滑
装置は、ヘッドパイプ2から後下方へ延びるメインフレ
ーム3と、ヘッドパイプ2から一旦下方へ延びてから後
方に延びる左右一対のダウンチューブ6とを有し、メイ
ンフレーム3とダウンチューブ6の間に搭載されたエン
ジン15から排気管16が車体下方を通って後方へ延びる自
動二輪車において、 前記ダウンチューブ6の下方から後方へ延出方向が変
わる曲り部6aを略円弧形状に形成し、この形状に合わせ
て潤滑油を蓄えるオイルタンク20を略円弧形状に形成し
て曲り部6aの左右のダウンチューブ6間に配置し、 前記オイルタンク20の左右の側壁の一方に凹部20dを
設け、該凹部20dに近接してエンジン15から延びる排気
管16を通し、かつ前記凹部20dの反対側のオイルタンク2
0の上部と下部にそれぞれオイルタンクの入口と出口を
設け、該入口と出口に接続管22、23を接続したことを特
徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、図面と対比させる
ものであり、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
[作用] 本発明においては、例えば第1図に示すように、エン
ジン15を潤滑するためのオイルタンク20をダウンチュー
ブ6の前面下部に配置するため、その分だけ重心が低下
し、また、オイルタンク20の配置空間に制約を受けない
ため、容量を大にすることができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第7図は本発明に係わる自動二輪車の全体側面図を示
し、自動二輪車1の車体フレームは、ヘッドパイプ2、
ヘッドパイプ2から後下方へ延びる左右一対のメインフ
レーム3、シートレール4、リヤアームブラケット5お
よびダウンチューブ6から構成される。
ヘッドパイプ2には、フロントフォーク7が旋回可能
に支持され、その下部に前輪9が設けられている。ま
た、リヤアームブラケット5には、リヤアーム10を介し
て後輪11が支持され、一方、メインフレーム3の上方は
タンク12で覆われている。また、シートレール4上にシ
ート13が設けられる。さらに、シートレール4とリヤア
ーム10との間にリヤクッション14が配置されている。
メインフレーム3とダウンチューブ6の間には、変速
機18を有するエンジン15が搭載され、このエンジン15か
らの排気管16が車体下方を通って後方へ延び、消音器16
aに接続されている。また、エンジン15にはキャブレタ
ー17およびエアクリーナ装置19が接続されると共に、ダ
ウンチューブ6の前面には、変速機18およびエンジン15
を潤滑するためのオイルタンク20が配設されると共に、
オイルクーラ8が配設されている。
第1図ないし第6図は、本発明における自動二輪車の
潤滑装置の1実施例を説明するための図であり、第1図
は第7図に対応する要部側面図、第2図は第1図のII−
II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII−III線に沿う
断面図、第4図は第1図のIV方向から見た正面図、第5
図は第1図の反対方向から見た要部側面図、第6図は第
5図のVI−VI線に沿う断面図である。
本発明に係わるオイルタンク20は、アルミダイキャス
ト製で左右半割部材をボルト結合したものであり、ヘッ
ドパイプ2から一旦下方へ延びてから後方に延びる左右
一対のダウンチューブ6の下方から後方へ延出方向が変
わる曲り部6aを略円弧形状に形成し、この形状に合わせ
て潤滑油を蓄えるオイルタンク20を略円弧形状に形成し
て曲り部6aの左右のダウンチューブ6間に配置してい
る。オイルタンク20には、取付用ボス20a、20b、20cが
一体に形成され、ボルト21によりダウンチューブ6の3
箇所において固定されている。オイルタンク20の上部入
口には、オイルクーラ8への接続管22が接続され、下部
入口にはエンジン15への接続管23が接続されている。
そして、エンジン側に設けられる図示しないフィード
ポンプおよびスカベジングポンプにより、オイルタンク
20内の潤滑オイルを接続管23、エンジン15、オイルクー
ラ8、接続管22を経て循環させるものである。
第3図に示すようにダウンチューブ6には、取付ブラ
ケット25を介してエンジン15がボルト26にて固定されて
いる。
エンジン15から延びる2本の排気管16、16は、オイル
タンク20の凹部20dに近接して配置され、排気管16が外
部に突出しないように配置されている。また、第5図に
示すように、消音器16bに接続される排気管16の集合管1
6aは、オイルタンク20の最低高さよりも低い位置になる
ように設けてあり、縁石等に乗り上げた場合のオイルタ
ンク20の破損を防止するようにしている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、下記の効果を奏
する。
(イ)左右一対のダウンチューブ間に形成される空間を
有効利用するので、他部品の制約を受けることなくオイ
ルタンクの設置を行うことができる。
(ロ)オイルタンクは略円弧形状に形成されるため、上
下及び前後寸法が小さくコンパクトにすることができる
とともに、円弧に沿った全長が長くなるのでタンク容量
を大きくすることでき、また、走行風を受ける前側の面
積が増大して潤滑油の冷却作用を大きくすることができ
る。そして、オイルタンクは下方に位置するのでメイン
フレームとダウンチューブの間に搭載されるエンジンの
走行風による冷却を妨げることがなく、かつ低重心化を
図ることができる。
(ハ)オイルタンクの左右の側壁の一方に凹部を設け、
該凹部に近接してエンジンから延びる排気管を通したの
で、オイルタンクが排気管を側方に張り出させることな
く、また前方に張り出させてホイールベースの増大を招
くこともない。
(ニ)前記凹部の反対側のオイルタンクの上部と下部に
それぞれオイルタンクの入口と出口を設け、該入口と出
口に接続管を接続したので、接続管を排気管から離すこ
とができるとともに、出口は接続されるエンジンのクラ
ンクケース底部の接続口に近づき、また入口はヘッドパ
イプ下方に設けられるオイルクーラに近づき、配管の取
り回しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、本発明における自動二輪車の潤
滑装置の1実施例を説明するための図であり、第1図は
第7図に対応する要部側面図、第2図は第1図のII−II
線に沿う断面図、第3図は第1図のIII−III線に沿う断
面図、第4図は第1図のIV方向から見た正面図、第5図
は第1図の反対方向から見た要部側面図、第6図は第5
図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は本発明に係わる自
動二輪車の全体側面図である。 3……メインフレーム、6……ダウンチューブ、15……
エンジン、20……オイルタンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから後下方へ延びるメインフ
    レームと、ヘッドパイプから一旦下方へ延びてから後方
    に延びる左右一対のダウンチューブとを有し、メインフ
    レームとダウンチューブの間に搭載されたエンジンから
    排気管が車体下方を通って後方へ延びる自動二輪車にお
    いて、 前記ダウンチューブの下方から後方へ延出方向が変わる
    曲り部を略円弧形状に形成し、この形状に合わせて潤滑
    油を蓄えるオイルタンクを略円弧形状に形成して曲り部
    の左右のダウンチューブ間に配置し、 前記オイルタンクの左右の側壁の一方に凹部を設け、該
    凹部に近接してエンジンから延びる排気管を通し、かつ
    前記凹部の反対側のオイルタンクの上部と下部にそれぞ
    れオイルタンクの入口と出口を設け、該入口と出口に接
    続管を接続したことを特徴とする自動二輪車のドライサ
    ンプ式潤滑装置。
JP1274456A 1989-10-20 1989-10-20 自動二輪車のドライサンプ式潤滑装置 Expired - Fee Related JP2991209B2 (ja)

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