JP2995194B2 - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車Info
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- JP2995194B2 JP2995194B2 JP1267866A JP26786689A JP2995194B2 JP 2995194 B2 JP2995194 B2 JP 2995194B2 JP 1267866 A JP1267866 A JP 1267866A JP 26786689 A JP26786689 A JP 26786689A JP 2995194 B2 JP2995194 B2 JP 2995194B2
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- JP
- Japan
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- expansion chamber
- muffler
- engine
- exhaust
- motorcycle
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、自動二輪車に係り、詳しくは排気系の配
置スペースの確保が容易な自動二輪車に関するものであ
る。
置スペースの確保が容易な自動二輪車に関するものであ
る。
[従来の技術] 自動二輪車においては、エンジンに排気管やチャンバ
ーを有するマフラーを備えるものがある。
ーを有するマフラーを備えるものがある。
このマフラーは、例えば特願昭60−126883号明細書に
開示されるように、エンジンの排気管に接続されてお
り、このマフラーはエンジンの下方を通って後方上方へ
延び、その後端部は後輪の側方に位置している。
開示されるように、エンジンの排気管に接続されてお
り、このマフラーはエンジンの下方を通って後方上方へ
延び、その後端部は後輪の側方に位置している。
[発明が解決しようとする課題] このように、エンジンの排気管に接続されたマフラー
が後輪の側方まで延びて、しかも車体幅方向外方へ突出
しているため、ライダーが乗車したり、降車したりする
ときに、足がマフラーに接触することがある。
が後輪の側方まで延びて、しかも車体幅方向外方へ突出
しているため、ライダーが乗車したり、降車したりする
ときに、足がマフラーに接触することがある。
また、マフラーが後輪の後方まで延びているため、タ
イヤ交換やメンテナンスの際にマフラーが邪魔になり、
後輪周りの整備性が劣っている。
イヤ交換やメンテナンスの際にマフラーが邪魔になり、
後輪周りの整備性が劣っている。
さらに、マフラーがエンジンから後輪の側方まで延び
て車両進行方向へ長くなっているため、マスの集中化が
できにくい等の問題がある。
て車両進行方向へ長くなっているため、マスの集中化が
できにくい等の問題がある。
この発明はかかる実情を背景にしてなされたもので、
マフラ長さを確保して排気性能を損なうことが無く、マ
フラーをエンジンの下方位置に収納し、前記課題を解消
する自動二輪車を提供することを目的としている。
マフラ長さを確保して排気性能を損なうことが無く、マ
フラーをエンジンの下方位置に収納し、前記課題を解消
する自動二輪車を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は、以下のように構成した。
発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、『前輪と後輪との間にエンジ
ンを搭載した自動二輪車において、 前記エンジンの排気管に接続されるマフラーを、前記
エンジンの下方で前記後輪の前までの位置で、さらに車
体フレームから車幅方向外方に突出しない位置に配置
し、 前記マフラーの内部に、車体前側から順に第1膨張
室、第2膨張室及び第3膨張室が区画され、 前記エンジンの排気管が複数設けられ、この複数の排
気管の各々が、前記マフラーの第1膨張室を貫通し、第
2膨張室内で集合してこの第2膨張室をも貫通し前記第
3膨張室内に開口し、前記排気管からの排気ガスがまず
第3膨張室へ流れ、この第3膨張室から第2膨張室を貫
通する排気通路を介して第1膨張室に導かれ、さらに第
1膨張室から第2膨張室に連通する排気通路を介して第
2膨張室に導かれ、この第2膨張室からは、前記第3膨
張室を貫通するテールパイプを介して大気に排出され、 前記テールパイプの排出口部は、前記マフラーの第3
膨張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、
前記マフラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位
置に配置されたことを特徴とする自動二輪車。』であ
る。
ンを搭載した自動二輪車において、 前記エンジンの排気管に接続されるマフラーを、前記
エンジンの下方で前記後輪の前までの位置で、さらに車
体フレームから車幅方向外方に突出しない位置に配置
し、 前記マフラーの内部に、車体前側から順に第1膨張
室、第2膨張室及び第3膨張室が区画され、 前記エンジンの排気管が複数設けられ、この複数の排
気管の各々が、前記マフラーの第1膨張室を貫通し、第
2膨張室内で集合してこの第2膨張室をも貫通し前記第
3膨張室内に開口し、前記排気管からの排気ガスがまず
第3膨張室へ流れ、この第3膨張室から第2膨張室を貫
通する排気通路を介して第1膨張室に導かれ、さらに第
1膨張室から第2膨張室に連通する排気通路を介して第
2膨張室に導かれ、この第2膨張室からは、前記第3膨
張室を貫通するテールパイプを介して大気に排出され、 前記テールパイプの排出口部は、前記マフラーの第3
膨張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、
前記マフラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位
置に配置されたことを特徴とする自動二輪車。』であ
る。
この請求項1記載の発明によれば、エンジンの排気管
に接続されるマフラーが、エンジンの下方で後輪の前ま
でに収納されており、ライダーが乗車したり、降車した
りするときに、脚がマフラーに接触することが防止され
るとともに、車体フレームから車幅方向外方に突出しな
い位置に配置し、バンク角の確保が容易である。また、
タイヤ交換やメンテナンスが容易になり、後輪周りの整
備性が向上し、さらにマフラーをエンジンの下方に収納
することで、マスの集中化が可能になる。
に接続されるマフラーが、エンジンの下方で後輪の前ま
でに収納されており、ライダーが乗車したり、降車した
りするときに、脚がマフラーに接触することが防止され
るとともに、車体フレームから車幅方向外方に突出しな
い位置に配置し、バンク角の確保が容易である。また、
タイヤ交換やメンテナンスが容易になり、後輪周りの整
備性が向上し、さらにマフラーをエンジンの下方に収納
することで、マスの集中化が可能になる。
また、マフラーの内部を車体前側から順に第1膨張
室、第2膨張室及び第3膨張室に区画し、この排気ガス
の流れを工夫することでマフラの後端位置が後輪の前ま
でという限られたスペースに配置されるにも拘らず、排
気管及び排気通路長さを確保することが可能である。
室、第2膨張室及び第3膨張室に区画し、この排気ガス
の流れを工夫することでマフラの後端位置が後輪の前ま
でという限られたスペースに配置されるにも拘らず、排
気管及び排気通路長さを確保することが可能である。
また、複数の排気管が第2膨張室内で集合して第3膨
張室内に開口しており、マフラがエンジン下方という比
較的エンジンに近い位置に配置されているにも拘らず、
集合部までの排気管長さを確保することが可能である。
張室内に開口しており、マフラがエンジン下方という比
較的エンジンに近い位置に配置されているにも拘らず、
集合部までの排気管長さを確保することが可能である。
また、テールパイプの排出口部は、マフラーの第3膨
張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、マ
フラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位置に配
置されており、バンク角の確保が容易であるとともに、
排気ガスがライダーの脚に当たらないで車両後方へ導く
ことができる。
張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、マ
フラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位置に配
置されており、バンク角の確保が容易であるとともに、
排気ガスがライダーの脚に当たらないで車両後方へ導く
ことができる。
[発明の実施の形態] 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は自動二輪車の側面図、第2図はマフ
ラーの斜視図、第3図はマフラーの横断面図、第4図は
第1図のIV−IV断面図である。
説明する。第1図は自動二輪車の側面図、第2図はマフ
ラーの斜視図、第3図はマフラーの横断面図、第4図は
第1図のIV−IV断面図である。
図において、符号1は自動二輪車で、この自動二輪車
1の車体フレーム2にはエンジン3が搭載されている。
エンジン3の前側にはピボット軸4を介してフロントア
ーム5が設けられ、このフロントアーム5には操向アー
ム6が支持され、操向アーム6には前輪7が支持されて
いる。操向アーム6はフレーム8を介してエンジン3の
気筒9に支持され、フロントアーム5に設けられた操向
シリンダ10で操向アーム6が左右に旋回される。操向ア
ーム6にはフロントフェンダ11が設けられている。
1の車体フレーム2にはエンジン3が搭載されている。
エンジン3の前側にはピボット軸4を介してフロントア
ーム5が設けられ、このフロントアーム5には操向アー
ム6が支持され、操向アーム6には前輪7が支持されて
いる。操向アーム6はフレーム8を介してエンジン3の
気筒9に支持され、フロントアーム5に設けられた操向
シリンダ10で操向アーム6が左右に旋回される。操向ア
ーム6にはフロントフェンダ11が設けられている。
エンジン3の後側にはピボット軸12を介してリヤアー
ム13が設けられ、このリヤアーム13には後輪14が支持さ
れている。エンジン3のドライブスプロケット15は後輪
14の駆動スプロケット16にチェーン17で連結されてい
る。リヤアーム13にはリヤフェンダ18が設けられてい
る。
ム13が設けられ、このリヤアーム13には後輪14が支持さ
れている。エンジン3のドライブスプロケット15は後輪
14の駆動スプロケット16にチェーン17で連結されてい
る。リヤアーム13にはリヤフェンダ18が設けられてい
る。
車体フレーム2を構成するメインフレーム19はエンジ
ン3の後方から前輪7の上方へ向かって延び、このメイ
ンフレーム19の先端部にハンドル20が設けられ、このハ
ンドル20の操向角度を検出して操向シリンダ10を駆動し
て操向フレーム6を旋回させるようになっている。
ン3の後方から前輪7の上方へ向かって延び、このメイ
ンフレーム19の先端部にハンドル20が設けられ、このハ
ンドル20の操向角度を検出して操向シリンダ10を駆動し
て操向フレーム6を旋回させるようになっている。
エンジン3の上方は図示しない気化器、エアクリー
ナ、燃料タンク、バッテリ等が設けられ、これらはカウ
リング21や図示しないシートレールに設けられたシート
22で覆われ、シート22の後方にはキャリヤ23が設けられ
ている。
ナ、燃料タンク、バッテリ等が設けられ、これらはカウ
リング21や図示しないシートレールに設けられたシート
22で覆われ、シート22の後方にはキャリヤ23が設けられ
ている。
メインフレーム19の下方にはカバー24が設けられ、こ
のカバー24にステップ25が設けられている。
のカバー24にステップ25が設けられている。
エンジン3の下方にはオイルパン26が設けられ、この
オイルパン26を覆うようにマフラー27が、その取付部27
8にボルト28を挿通してエンジン3に取付けられてい
る。このマフラー27はエンジン3に接続した排気管29に
接続され、かつエンジン3の下方前側から後輪14の前ま
でに配置されている。
オイルパン26を覆うようにマフラー27が、その取付部27
8にボルト28を挿通してエンジン3に取付けられてい
る。このマフラー27はエンジン3に接続した排気管29に
接続され、かつエンジン3の下方前側から後輪14の前ま
でに配置されている。
マフラー27は第4図に示すように、エンジン3の下方
の全体を覆っており、後輪14のリヤアーム13が軸支され
る左右一対のメインフレーム19の間Lで、車幅方向外方
へ突出しない位置に設けられ、バンク角Aの確保が容易
になっている。
の全体を覆っており、後輪14のリヤアーム13が軸支され
る左右一対のメインフレーム19の間Lで、車幅方向外方
へ突出しない位置に設けられ、バンク角Aの確保が容易
になっている。
マフラー27は下ケース270と上ケース271とを接合し
て、その接合部を溶接或いはボルトで固定される。この
下ケース270は例えば自由な形状が得られるようにダイ
キャスト等の鋳造で形成され、上ケース271は例えば板
金をプレス加工して形成される。
て、その接合部を溶接或いはボルトで固定される。この
下ケース270は例えば自由な形状が得られるようにダイ
キャスト等の鋳造で形成され、上ケース271は例えば板
金をプレス加工して形成される。
マフラー27の下ケース270の下面にはリブ272が車両進
行方向へ形成され、マフラー27の下面の表面積を大きく
して冷却性を向上させている。
行方向へ形成され、マフラー27の下面の表面積を大きく
して冷却性を向上させている。
マフラー27の上ケース271には凹部273が形成され、エ
ンジン3のオイルパン26を臨ませ、マフラー27がエンジ
ン3の下方を包むように覆い、しかもエンジン3とマフ
ラー27との間の隙間274に走行風が導入されて、エンジ
ン3及びマフラー27を冷却して放熱性を向上させてい
る。マフラー27の下ケース270には第4図に示すよう
に、走行風をガイドするガイド部275が形成され、この
ガイド部275に走行風導入窓276が形成され、この走行風
導入窓276で走行風を容易に隙間274に導入するようにな
っている。
ンジン3のオイルパン26を臨ませ、マフラー27がエンジ
ン3の下方を包むように覆い、しかもエンジン3とマフ
ラー27との間の隙間274に走行風が導入されて、エンジ
ン3及びマフラー27を冷却して放熱性を向上させてい
る。マフラー27の下ケース270には第4図に示すよう
に、走行風をガイドするガイド部275が形成され、この
ガイド部275に走行風導入窓276が形成され、この走行風
導入窓276で走行風を容易に隙間274に導入するようにな
っている。
マフラー27はエンジン3の下方全体を覆っており、エ
ンジン3を保護するアンダーカウルの機能をしており、
このマフラー27を設けることで、専用のアンダーカウル
を設ける必要がなくなる。また、このマフラー27はエン
ジン3を覆うようにして、ボルト28でエンジン3に直接
支持され、排気管29を介してその気筒9に接続されてお
り、マフラー27は排気管29と共にエンジン3と一体に振
動するから、マフラー27や排気管29の取付構造が従来の
ように振動を吸収するものと比較して簡単になる。さら
に、従来のようにステーやボルト類を大幅に軽減するこ
とができ、整備性が向上する。また、エンジン3に近ず
けて配置することで排気系をコンパクトにでき、しかも
マスの集中化が可能になり、自動二輪車の運動特性が向
上する。
ンジン3を保護するアンダーカウルの機能をしており、
このマフラー27を設けることで、専用のアンダーカウル
を設ける必要がなくなる。また、このマフラー27はエン
ジン3を覆うようにして、ボルト28でエンジン3に直接
支持され、排気管29を介してその気筒9に接続されてお
り、マフラー27は排気管29と共にエンジン3と一体に振
動するから、マフラー27や排気管29の取付構造が従来の
ように振動を吸収するものと比較して簡単になる。さら
に、従来のようにステーやボルト類を大幅に軽減するこ
とができ、整備性が向上する。また、エンジン3に近ず
けて配置することで排気系をコンパクトにでき、しかも
マスの集中化が可能になり、自動二輪車の運動特性が向
上する。
エンジン3の気筒9が車両進行方向へ傾斜し、またマ
フラー27の前端部が上方へ延出しており、外方へ突出す
る排気管29が短縮される。そして、排気管29はフレキシ
ブルパイプで形成されており、排気管29の曲げを自由に
設定でき、排気管29及びマフラー27の公差を吸収するた
め組付が容易になる。また、排気管29にはフィン29aが
設けられ、このフィン29aで放熱性が向上すると共に、
排気管29の強度が向上している。
フラー27の前端部が上方へ延出しており、外方へ突出す
る排気管29が短縮される。そして、排気管29はフレキシ
ブルパイプで形成されており、排気管29の曲げを自由に
設定でき、排気管29及びマフラー27の公差を吸収するた
め組付が容易になる。また、排気管29にはフィン29aが
設けられ、このフィン29aで放熱性が向上すると共に、
排気管29の強度が向上している。
マフラー27の内部は第3図に示すように、隔壁280,28
1が2個所に設けられ、前側から第1膨張室282、第2膨
張室283、第3膨張室284が画成され、排気騒音を軽減す
るのに有効である。
1が2個所に設けられ、前側から第1膨張室282、第2膨
張室283、第3膨張室284が画成され、排気騒音を軽減す
るのに有効である。
エンジン3に接続された4本の排気管29は、ディフュ
ーザパイプ285の集合部285aに接続され、排気管29をマ
フラー27内に深く挿入することで排気管長さを確保し、
排気ガスを排気管29から第3膨張室284に導くようにな
っている。第3膨張室284は第1パイプ286で第1膨張室
282と連通され、この第1パイプ286で排気ガスを第3膨
張室284から第1膨張室282へ導くようになっている。こ
の第1膨張室282は第2パイプ287で第2膨張室283と連
通され、排気ガスが第2パイプ287を介して第1膨張室2
82から第2膨張室283に導かれる。この第2膨張室283は
テールパイプ288を介して大気に開放され、排気ガスを
外部に排出するようになっている。
ーザパイプ285の集合部285aに接続され、排気管29をマ
フラー27内に深く挿入することで排気管長さを確保し、
排気ガスを排気管29から第3膨張室284に導くようにな
っている。第3膨張室284は第1パイプ286で第1膨張室
282と連通され、この第1パイプ286で排気ガスを第3膨
張室284から第1膨張室282へ導くようになっている。こ
の第1膨張室282は第2パイプ287で第2膨張室283と連
通され、排気ガスが第2パイプ287を介して第1膨張室2
82から第2膨張室283に導かれる。この第2膨張室283は
テールパイプ288を介して大気に開放され、排気ガスを
外部に排出するようになっている。
マフラー27はテールパイプ288の排出口部の回りが凹
部277になっており、この凹部277でテールパイプ288の
排出口部が外部に突出することを防止すると共に、排気
ガスを車両後方へ導くようになっている。さらに、テー
ルパイプ288の排出口部はステップ25の下方で後方位置
にあり、排気ガスが足に当らないようにしている。
部277になっており、この凹部277でテールパイプ288の
排出口部が外部に突出することを防止すると共に、排気
ガスを車両後方へ導くようになっている。さらに、テー
ルパイプ288の排出口部はステップ25の下方で後方位置
にあり、排気ガスが足に当らないようにしている。
マフラー27の中央部には第4図に示すように貫通孔29
0が貫通して形成され、この貫通孔290を介してオイルパ
ン26の底部に設けられた栓291を取外して、オイル交換
ができるようになっている。
0が貫通して形成され、この貫通孔290を介してオイルパ
ン26の底部に設けられた栓291を取外して、オイル交換
ができるようになっている。
第5図はエンジン3のオイルパン26の側部に栓292を
有する場合の実施例であり、マフラー27にはオイルパン
26の栓292と対応する位置に貫通孔293が形成されてい
る。この場合には、自動二輪車をオイルパン26の栓292
が下方になるようにサイドスタンドを倒して、オイルの
排出を行ないオイル交換を行なう。
有する場合の実施例であり、マフラー27にはオイルパン
26の栓292と対応する位置に貫通孔293が形成されてい
る。この場合には、自動二輪車をオイルパン26の栓292
が下方になるようにサイドスタンドを倒して、オイルの
排出を行ないオイル交換を行なう。
[発明の効果] 前記のように、請求項1記載の発明では、エンジンの
排気管に接続されるマフラーが、エンジンの下方で後輪
の前までに収納されており、ライダーが乗車したり、降
車したりするときに、脚がマフラーに接触することが防
止されるとともに、車体フレームから車幅方向外方に突
出しない位置に配置し、バンク角の確保が容易である。
また、タイヤ交換やメンテナンスが容易になり、後輪周
りの整備性が向上し、さらにマフラーをエンジンの下方
に収納することで、マスの集中化が可能になる。
排気管に接続されるマフラーが、エンジンの下方で後輪
の前までに収納されており、ライダーが乗車したり、降
車したりするときに、脚がマフラーに接触することが防
止されるとともに、車体フレームから車幅方向外方に突
出しない位置に配置し、バンク角の確保が容易である。
また、タイヤ交換やメンテナンスが容易になり、後輪周
りの整備性が向上し、さらにマフラーをエンジンの下方
に収納することで、マスの集中化が可能になる。
また、マフラーの内部を車体前側から順に第1膨張
室、第2膨張室及び第3膨張室に区画し、この排気ガス
の流れを工夫することでマフラの後端位置が後輪の前ま
でという限られたスペースに配置されるにも拘らず、排
気管及び排気通路長さを確保することが可能である。
室、第2膨張室及び第3膨張室に区画し、この排気ガス
の流れを工夫することでマフラの後端位置が後輪の前ま
でという限られたスペースに配置されるにも拘らず、排
気管及び排気通路長さを確保することが可能である。
また、複数の排気管が第2膨張室内で集合して第3膨
張室内に開口しており、マフラがエンジン下方という比
較的エンジンに近い位置に配置されているにも拘らず、
集合部までの排気管長さを確保することが可能である。
張室内に開口しており、マフラがエンジン下方という比
較的エンジンに近い位置に配置されているにも拘らず、
集合部までの排気管長さを確保することが可能である。
また、テールパイプの排出口部は、マフラーの第3膨
張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、マ
フラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位置に配
置されており、バンク角の確保が容易であるとともに、
排気ガスがライダーの脚に当たらないで車両後方へ導く
ことができる。
張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、マ
フラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位置に配
置されており、バンク角の確保が容易であるとともに、
排気ガスがライダーの脚に当たらないで車両後方へ導く
ことができる。
第1図は自動二輪車の側面図、第2図はマフラーの斜視
図、第3図はマフラーの横断面図、第4図は第1図のIV
−IV断面図、第5図は他の実施例の断面図である。 図中符号2は車体フレーム、3はエンジン、7は前輪、
14は後輪、22はシート、26はオイルパン、27はマフラ
ー、29は排気管である。
図、第3図はマフラーの横断面図、第4図は第1図のIV
−IV断面図、第5図は他の実施例の断面図である。 図中符号2は車体フレーム、3はエンジン、7は前輪、
14は後輪、22はシート、26はオイルパン、27はマフラ
ー、29は排気管である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 敦史 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−143722(JP,A) 実開 昭52−86149(JP,U) 実開 昭54−131634(JP,U) 実開 昭62−54211(JP,U) 実開 昭53−5614(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62M 7/02 F01N 1/08
Claims (1)
- 【請求項1】前輪と後輪との間にエンジンを搭載した自
動二輪車において、 前記エンジンの排気管に接続されるマフラーを、前記エ
ンジンの下方で前記後輪の前までの位置で、さらに車体
フレームから車幅方向外方に突出しない位置に配置し、 前記マフラーの内部に、車体前側から順に第1膨張室、
第2膨張室及び第3膨張室が区画され、 前記エンジンの排気管が複数設けられ、この複数の排気
管の各々が、前記マフラーの第1膨張室を貫通し、第2
膨張室内で集合してこの第2膨張室をも貫通し前記第3
膨張室内に開口し、前記排気管からの排気ガスがまず第
3膨張室へ流れ、この第3膨張室から第2膨張室を貫通
する排気通路を介して第1膨張室に導かれ、さらに第1
膨張室から第2膨張室に連通する排気通路を介して第2
膨張室に導かれ、この第2膨張室からは、前記第3膨張
室を貫通するテールパイプを介して大気に排出され、 前記テールパイプの排出口部は、前記マフラーの第3膨
張室の車幅方向外側面に形成された凹部内に位置し、前
記マフラーの車幅方向外側面より外部に突出しない位置
に配置されたことを特徴とする自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267866A JP2995194B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267866A JP2995194B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128783A JPH03128783A (ja) | 1991-05-31 |
JP2995194B2 true JP2995194B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17450726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1267866A Expired - Fee Related JP2995194B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995194B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020066879A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のパワーユニット |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP1267866A patent/JP2995194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH03128783A (ja) | 1991-05-31 |
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