JP2023130964A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両の左右の両側を流れる空気を吸気口に効率良く導き、吸気効率を向上する。【解決手段】鞍乗り型車両は、後輪の上方に配置されるリアフェンダー(27)と、吸気口(41a)とを備え、空気を前記吸気口(41a)に導くリブ(70)がリアフェンダー(27)の上面(27a)に設けられ、吸気口(41a)は、リアフェンダー(27)の上方において筒状の吸気ダクト(41)の端に設けられる開口であり、リブ(70)は、吸気口(41a)の後方に配置され、リブ(70)は、車幅方向に延びる横リブ(71)と、横リブ(71)の前方で車両前後方向に延びる縦リブ(72)とを備え、縦リブ(72)は、横リブ(71)の側から吸気口(41a)に向けて前方に延出し、縦リブ(72)の高さ(H2)は、横リブ(71)の高さ(H1)よりも低い。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、後輪の上方に配置されるリアフェンダーと、吸気口とを備え、空気を吸気口に導くリブがリアフェンダーの上面に設けられる鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5-238459号公報
ところで、鞍乗り型車両では、鞍乗り型車両の左右の両側を流れる空気を吸気口に導くことが望ましい。しかし、左右方向における吸気口の位置の影響や、吸気口の周囲に配置される部品の影響によって、吸気口に向かう空気が左右で不均一になり、吸気効率が低下することがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、鞍乗り型車両の左右の両側を流れる空気を吸気口に効率良く導き、吸気効率を向上することを目的とする。
鞍乗り型車両は、後輪の上方に配置されるリアフェンダーと、吸気口とを備え、空気を前記吸気口に導くリブが前記リアフェンダーの上面に設けられる鞍乗り型車両において、前記吸気口は、前記リアフェンダーの上方において筒状の吸気ダクトの端に設けられる開口であり、前記リブは、前記吸気口の後方に配置され、前記リブは、車幅方向に延びる横リブと、前記横リブの前方で車両前後方向に延びる縦リブとを備え、前記縦リブは、前記横リブの側から前記吸気口に向けて前方に延出し、前記縦リブの高さは、前記横リブの高さよりも低い。
鞍乗り型車両において、鞍乗り型車両の左右の両側を流れる空気を吸気口に効率良く導き、吸気効率を向上できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 シートを取り外した状態で、鞍乗り型車両の後部を上方から見た平面図である。 リアフェンダーを上方側から見た斜視図である。 リアフェンダーの左側面図である。 リアフェンダーの前部を上方から見た平面図である。 図2のVI-VI断面図である。 側部リブの周辺構造を上方側から見た斜視図である。 図2のVIII-VIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、自動二輪車である。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から後下がりに後方に延びるメインフレーム31と、メインフレーム31の下端部から下方に延びるピボットフレーム32と、ヘッドパイプ18から下方に延びるダウンフレーム33とを備える。
リアフレーム20は、メインフレーム31の後部から後方に延出する左右一対のシートフレーム34と、ピボットフレーム32から後上方に延びてシートフレーム34に接続される左右一対のサブフレーム35とを備える。
ピボット軸22は、ピボットフレーム32に支持される。
スイングアーム16の後端部とリアフレーム20の後部との間には、リアサスペンション36が掛け渡される。
パワーユニット12は、メインフレーム31の下方で、ダウンフレーム33とピボットフレーム32との間に配置される。
シート17は、運転者が着座する前部シート17aと、同乗者が着座する後部シート17bとを一体に備える。
鞍乗り型車両10は、前部シート17aの下方で車体フレーム11等の車体を側方から覆う左右一対のサイドカバー37と、サイドカバー37の後方で車体を側方から覆うリアカバー38とを備える。
リアカバー38の後端には、テールランプ39が設けられる。
箱状のエアクリーナーボックス40は、前部シート17aの下方に配置される。
エアクリーナーボックス40は、吸気通路(不図示)を介して、シリンダー部24の後面の吸気ポートに接続される。
エアクリーナーボックス40は、車両側面視では、メインフレーム31の後部と、シートフレーム34と、サブフレーム35とで囲まれる空間に配置される。
エアクリーナーボックス40は、左右のサイドカバー37によって、車幅方向外側から覆われる。
図2は、シート17を取り外した状態で、鞍乗り型車両10の後部を上方から見た平面図である。
図1及び図2を参照し、シートフレーム34の前部は、後方に向かうに従って左右のシートフレーム34の左右方向(車幅方向)の間隔が大きくなるように傾斜している。
シートフレーム34の前部は、エアクリーナーボックス40及びリアフェンダー27に上方から重なる。
エアクリーナーボックス40は、シートフレーム34の下方且つリアフェンダー27の上方に配置され、シートフレーム34とリアフェンダー27との間に位置する。
エアクリーナーボックス40の後面40aには、吸気ダクト41が接続される。
吸気ダクト41は、後面40aから後上がりに後方へ延びる円筒状である。吸気ダクト41の後端には、吸気口41aが設けられる。吸気口41aは、吸気ダクト41の後端に設けられる円形の開口である。
吸気ダクト41は、車幅の中央を示す中心線Cに対し左右の一側(右側)にオフセットして配置される。前輪13の左右の中心及び後輪15の左右の中心は、中心線C上に位置する。
吸気ダクト41は、後面40aから後方且つ車幅方向内側に延出する。吸気口41aは、シートフレーム34の下方且つリアフェンダー27の上方で、後方且つ車幅方向内側に開口する。また、吸気ダクト41が後上がりであるため、吸気口41aはやや上向きに開口する。
吸気口41aは、中心線Cに対し左右の一側にオフセットして配置される。
エアクリーナーボックス40は、吸気ダクト41の吸気口41aから吸い込んだ空気を内部のエアフィルター(不図示)で浄化し、浄化した空気を、上記吸気通路を介してシリンダー部24(図1)に供給する。
図3は、リアフェンダー27を上方側から見た斜視図である。図4は、リアフェンダー27の左側面図である。図5は、リアフェンダー27の前部を上方から見た平面図である。
リアフェンダー27は、車両側面視で後上がりに延びるフェンダー前部51と、フェンダー前部51の後端部から後下がりに延びるフェンダー後部52とを一体に備える。
フェンダー前部51は、後輪15の前部を上方から覆い、後輪15の前部の上面に沿って後上がりに延びる。
フェンダー後部52は、後輪15の後部を上方から覆い、後輪15の後部の上面に沿って後下がりに延びる。
詳細には、フェンダー前部51は、後輪15の前部に上方から重なるフェンダー上壁部53を備える。フェンダー上壁部53は、車両側面視で、後輪15の前部の上面に沿うように円弧状に形成される。
また、フェンダー上壁部53は、車両前面視において、車両前面視における後輪15の上面の形状(図8)に沿うように、湾曲している。すなわち、フェンダー上壁部53は、車両前面視において、フェンダー上壁部53の車幅方向の中央部が最も高くなるように湾曲している。
また、フェンダー前部51は、フェンダー上壁部53の左右の一側(右側)の側縁から下方に延びるフェンダー側壁部54と、フェンダー上壁部53の左右の他側(左側)の側縁から下方に延びるフェンダー側壁部55とを備える。
さらに、フェンダー前部51は、右側のフェンダー側壁部54の下縁から車幅方向外側に延出する一側フランジ部56と、左側のフェンダー側壁部55の下縁から車幅方向外側に延出する他側フランジ部57とを備える。
フェンダー側壁部54,55、一側フランジ部56、及び他側フランジ部57は、フェンダー上壁部53の前端部53aには設けられておらず、前端部53aの後端からフェンダー上壁部53の後端まで連続して設けられる。前端部53aは、吸気口41aよりも前方に位置する。
また、フェンダー前部51は、一側フランジ部56の前端からフェンダー上壁部53の前方に延出する前方延出部58を備える。
一側フランジ部56及び他側フランジ部57は、車両側面視で、後上がりに傾斜しており、後方に向かうに従って位置が高くなる。
フェンダー前部51は、一側フランジ部56の車幅方向外側の縁部から上方に延出する一側取付部59と、他側フランジ部57の車幅方向外側の縁部から上方に延出する他側取付部60とを備える。
一側取付部59は、一側フランジ部56の前部に設けられる。他側取付部60は、他側フランジ部57の前部に設けられる。
一側取付部59は、右側のシートフレーム34に取り付けられる。他側取付部60は、左側のシートフレーム34に取り付けられる。
図6は、図2のVI-VI断面図である。
図2~図6を参照し、リアフェンダー27の上面27aには、上方に突出するリブ70が設けられる。リブ70は、上面27aにおいて、フェンダー上壁部53の部分の上面に設けられる。リブ70は、フェンダー上壁部53の上面において前下がりの部分に設けられる。
リブ70は、吸気口41aの後方に配置される。リブ70は、前部シート17aの下方に位置し、前部シート17aによって上方から覆われる。また、平面視では、リブ70は、左右のシートフレーム34の間に配置される。
詳細には、リブ70は、車幅方向に延びる横リブ71と、横リブ71の前方で車両前後方向に延びる縦リブ72とを備える。横リブ71及び縦リブ72は、フェンダー上壁部53の上面に設けられる。
横リブ71を平面視で全体的に見た場合、横リブ71の前面は、後方に凹となるように湾曲している。このため、平面視で、横リブ71の車幅方向の両端部71a,71bは、それぞれ車幅方向外側に向かうに従って前方に位置するように傾斜している。
横リブ71を平面視で全体的に見た場合、横リブ71は、左右の一側から左右の他側に向かうに従って前方に位置するように傾斜している。
ここで、左右の一側(右側)は、吸気口41aが中心線Cに対し左右方向にオフセットされた側である。また、左右の他側(左側)は、吸気口41aが中心線Cに対しオフセットされた方向とは反対側である。
縦リブ72は、車幅方向において、一側(右側)の端部71aと他側(左側)の端部71bとの間に配置される。
横リブ71は、縦リブ72に対し左右の一側に位置する一側リブ部73と、縦リブ72に対し左右の他側に位置する他側リブ部74とを一体に備える。
端部71aは一側リブ部73の端部であり、端部71bは他側リブ部74の端部である。
縦リブ72は、横リブ71の側から吸気口41aに向けて前方に延出する。
縦リブ72の後端72aは、横リブ71の前面に接続されている。縦リブ72は、中心線Cに対し左右の一側(右側)にオフセットして配置される。すなわち、縦リブ72は、左右方向において中心線Cに対し吸気口41a側にオフセットして配置される。吸気口41aは、縦リブ72に対し車幅方向外側に位置する。
縦リブ72の後端72aは、中心線Cに対し左右の一側に配置される。平面視で、縦リブ72は、後端72aから吸気口41aに向けて前方且つ車幅方向外側に斜めに延びる。
縦リブ72の前端72bは、吸気口41aよりも後方に位置する。平面視で、縦リブ72の前端72bを縦リブ72の延出方向に延長した延長線72c(図2)は、吸気口41aの中心41bに重なる。中心41bは、吸気口41aの左右の中央部に位置し、且つ、吸気口41aの上下の中央部に位置する。
中心41bは、吸気ダクト41の軸線41c上に位置する。
図6を参照し、車両側面視で、縦リブ72は、前下がりに延びるフェンダー上壁部53の上面に沿って前下方に斜めに延びる。縦リブ72の前端72bは、吸気口41aの中心41bよりも下方に位置する。
また、車両側面視で、縦リブ72の上縁72dを前端72bから縦リブ72の延出方向に延長した第2の延長線72eは、吸気口41aが設けられた位置において、吸気口41aの下端41dよりも下方に位置する。
横リブ71の一側リブ部73は、横リブ71において縦リブ72の後端72aに対し左右の一側に位置する部分である。
横リブ71の他側リブ部74は、横リブ71において縦リブ72の後端72aに対し左右の他側に位置する部分である。
車幅方向において、他側リブ部74は、一側リブ部73よりも長い。
図6を参照し、フェンダー上壁部53の上面からの縦リブ72の高さH2は、フェンダー上壁部53の上面からの横リブ71の高さH1よりも低い。このため、縦リブ72の上縁72dは、横リブ71の上縁71cよりも下方に位置する。
図2及び図6を参照し、シート17の下方には、シート17の下面17c(図6)とフェンダー上壁部53とによって上下方向から囲まれた空間75が形成される。空間75は、左右のサイドカバー37によって車幅方向外側から覆われる。
吸気口41a及びリブ70は、空間75内に配置される。
横リブ71の上縁71cは、シート17の下面17cに下方から隣接する。これにより、横リブ71によって、シート17の下面17cとフェンダー上壁部53の上面との間の隙間が埋められる。
リアフェンダー27は、リブ70に対し車幅方向外側に配置される側部リブ80を上面27aに備える。側部リブ80は、左右方向において、中心線Cに対し吸気口41aとは反対側にオフセットして配置される。
側部リブ80は、他側フランジ部57の上面から上方に立設される。側部リブ80は、他側フランジ部57の前端部に設けられる。
図7は、側部リブ80の周辺構造を上方側から見た斜視図である。図8は、図2のVIII-VIII断面図である。
図2~図5、及び図7、図8を参照し、側部リブ80は、車両前後方向に並べて複数配列される第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83を備える。
第1側部リブ81は、配列の先頭に配置される。第2側部リブ82は、第1側部リブ81の後方に配置される。第3側部リブ83は、第2側部リブ82の後方に配置される。第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83は、車幅方向では、ほぼ同じ位置に設けられる。
第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83の高さは、配列の後方に向かうに従って高くなる。すなわち、第2側部リブ82の上縁82aは、第1側部リブ81の上縁81aよりも高い位置にあり、第3側部リブ83の上縁83aは、第2側部リブ82の上縁82aよりも高い位置にある。
第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83は、リブ70よりも低い位置に配置される。
第1側部リブ81、第2側部リブ82は、横リブ71及び縦リブ72に対し前方に配置される。
第3側部リブ83は、車両前後方向において横リブ71に重複する位置に配置される。すなわち、第3側部リブ83は、平面視で横リブ71の真横に位置する。
第3側部リブ83は、左側のフェンダー側壁部55と他側取付部60との間に配置され、フェンダー側壁部55と他側取付部60とを接続する。
第3側部リブ83は、上縁83aから下方に延びるスリット状の切り欠き部83bを備える。
第3側部リブ83は、切り欠き部83bによって、切り欠き部83bに対し車幅方向内側の内側リブ部85と、切り欠き部83bに対し車幅方向外側の外側リブ部86とに分けられる。
内側リブ部85は、フェンダー側壁部55に沿って上方に延びる。内側リブ部85の高さは、外側リブ部86の高さよりも大きい。すなわち、上縁83aにおける内側リブ部85の部分は、上縁83aにおける外側リブ部86の部分よりも上方に位置する。
他側フランジ部57において第2側部リブ82と第3側部リブ83との間には、固定孔57aが設けられる。固定孔57aには、電装系のハーネス87を支持するハーネス支持具88が上方から取り付けられる。
図2及び図7を参照し、ハーネス87は、エアクリーナーボックス40の上面に沿って後方に延び、エアクリーナーボックス40の左部の後部からシートフレーム34とサブフレーム35との間を通り、他側フランジ部57に向けて下方且つ車幅方向外側に延びる。その後、ハーネス87は、他側フランジ部57の上面に沿って後方に延び、切り欠き部83bを通って第3側部リブ83を貫通し、車両後方に延びる。ハーネス87の後端部は、例えば、テールランプ39に接続される。ハーネス87は、ハーネス支持具88によって他側フランジ部57に固定される。
切り欠き部83bの下部は、切り欠き部83bを通るハーネス87によって塞がれる。
図6及び図8を参照し、シートフレーム34は、各シートフレーム34のパイプ部から下方に延出するステー部34aを備える。
フェンダー前部51の一側取付部59(図6)は、一側取付部59に車幅方向外側から挿通される締結具(不図示)によって、右側のステー部34aに固定される。
フェンダー前部51の他側取付部60(図8)は、他側取付部60に車幅方向外側から挿通される締結具(不図示)によって、左側のステー部34aに固定される。
ここで、吸気口41aに流れる空気の流れについて説明する。
鞍乗り型車両10の走行時には、空気は、前方から後方に流れる走行風として鞍乗り型車両10の左右の一側(右側)及び他側(左側)を流れる。
鞍乗り型車両10の右側を流れる走行風の一部は、一側走行風W1(図2)としてリアフェンダー27の右側を流れ、シート17とフェンダー上壁部53との間の空間75に流入する。
図7を参照し、鞍乗り型車両10の左側を流れる走行風の一部は、他側走行風W2としてリアフェンダー27の左側を流れ、空間75に流入する。
詳細には、他側走行風W2は、前方から側部リブ80に当たることで、堰き止められるようにして流速が低くなる。
他側走行風W2は、第1側部リブ81に当たって後上方に流れ、次に、第2側部リブ82に当てって後上方に流れ、その後、第3側部リブ83に当たって上方に流れる。これにより、他側走行風W2の流速が低くなり、他側走行風W2は空間75に入り易くなる。
第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83は、配列の後方に向かうに従って高くなるため、他側走行風W2を効率良く堰き止めることができる。
第3側部リブ83の切り欠き部83bの一部は、ハーネス87によって塞がれている。このため、切り欠き部83bによってハーネス87の配索の自由度を高くできるとともに、ハーネス87を利用して他側走行風W2を堰き止めることができる。
側部リブ80によって流速が低下した他側走行風W2は、側部リブ80及びフェンダー側壁部55に沿って上方に流れ、空間75に流れる。
図8を参照し、横リブ71に対し外側リブ部86よりも近くに位置する内側リブ部85の高さは、外側リブ部86の高さよりも大きい。このため、他側走行風W2を内側リブ部85に沿って上方に効率良く流すことができる。
第1側部リブ81及び第2側部リブ82は、横リブ71の前方で他側走行風W2を堰き止める。また、第3側部リブ83は、横リブ71の真横で他側走行風W2を堰き止める。このため、側部リブ80によって堰き止められた他側走行風W2を、効率良く空間75に流すことができる。
図2を参照し、左側から空間75に流入する他側走行風W2は、横リブ71の他側リブ部74の前面に沿って車幅方向内側に流れ、その後、縦リブ72に沿って前方に流れ、吸気口41aに流入する。
また、右側から空間75に流入する一側走行風W1は、横リブ71の一側リブ部73の前面に沿って車幅方向内側に流れ、その後、縦リブ72に沿って前方に流れ、吸気口41aに流入する。
他側走行風W2及び一側走行風W1は、縦リブ72に沿って前方に流れる際に、縦リブ72の位置で互いに合流し、合流した状態で吸気口41aに流れる。リブ70では、縦リブ72の高さH2が横リブ71の高さH1よりも低いため、縦リブ72が合流を妨げることを抑制でき、縦リブ72の位置で他側走行風W2及び一側走行風W1は効率良く合流できる。これにより、縦リブ72に沿って吸気口41aに流れる空気(走行風)の流れを縦リブ72の左右で均一化できる。このため、一側走行風W1及び他側走行風W2を吸気口41aに効率良く導くことができる。
また、吸気口41aが中心線Cに対し左右の一側(右側)にオフセットされるため、吸気口41aは、鞍乗り型車両10の右側の外側面に近くなり、鞍乗り型車両の左側の外側面に遠くなる。このため、左右の一側(右側)を流れる走行風は吸気口41aに届き易く、左右の他側(左側)を流れる走行風は吸気口41aに届き難い。ここで、左側に位置する他側リブ部74は、右側に位置する一側リブ部73よりも車幅方向に長い。このため、左側を流れる走行風が吸気口41aに届き難い場合であっても、左側を流れる走行風を他側リブ部74によって効果的に集めることができ、走行風を吸気口41aに効率良く導くことができる。
また、左側では、側部リブ80によって他側走行風W2が堰き止められるため、後方に勢い良く流れる他側走行風W2の流速を低下させて、他側走行風W2を吸気口41aに効率良く導くことができる。
また、横リブ71の上縁71cがシート17の下面17cに下方から隣接することで、空間75を流れる一側走行風W1及び他側走行風W2が横リブ71の後方に漏れることが抑制される。このため、走行風を吸気口41aに効率良く導くことができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、後輪15の上方に配置されるリアフェンダー27と、吸気口41aとを備え、空気を吸気口41aに導くリブ70がリアフェンダー27の上面27aに設けられる。吸気口41aは、リアフェンダー27の上方において筒状の吸気ダクト41の端に設けられる開口であり、リブ70は、吸気口41aの後方に配置され、リブ70は、車幅方向に延びる横リブ71と、横リブ71の前方で車両前後方向に延びる縦リブ72とを備え、縦リブ72は、横リブ71の側から吸気口41aに向けて前方に延出し、縦リブ72の高さH2は、横リブ71の高さH1よりも低い。
この構成によれば、車両前方から後方に流れる空気である一側走行風W1及び他側走行風W2を、車幅方向に延びる横リブ71によって集め、横リブ71によって集めた一側走行風W1及び他側走行風W2を、前方に向けて延出する縦リブ72によってガイドして、吸気ダクト41の吸気口41aに流すことができる。縦リブ72の高さH2が横リブ71の高さH1よりも低いため、左側及び右側から縦リブ72に向けて流れる一側走行風W1及び他側走行風W2は、縦リブ72の位置で互いに合流し、吸気口41aに流れる。このため、縦リブ72に沿って吸気口41aに流れる一側走行風W1及び他側走行風W2の流れを縦リブ72の左右で均一化でき、鞍乗り型車両10の左右の両側を流れる一側走行風W1及び他側走行風W2を吸気口41aに効率良く導くことができる。このため、吸気効率を向上できる。
また、横リブ71は、縦リブ72に対し左右の一側に位置する一側リブ部73と、縦リブ72に対し左右の他側に位置する他側リブ部74とを備える。
この構成によれば、一側リブ部73及び他側リブ部74によって、縦リブ72の左右の両側から一側走行風W1及び他側走行風W2を効率良く集めることができる。
また、縦リブ72の後端72aは、横リブ71に接続されている。
この構成によれば、横リブ71から縦リブ72に一側走行風W1及び他側走行風W2をスムーズに流すことができ、吸気効率を向上できる。
さらに、平面視で、横リブ71の前面は、後方に凹となるように湾曲している。
この構成によれば、横リブ71の前面が後方に凹となるように湾曲しているため、車両前方から後方に流れる一側走行風W1及び他側走行風W2を、横リブ71の湾曲形状によって縦リブ72側に効率良く流すことができる。
また、リアフェンダー27を上方から覆う乗員用のシート17が設けられ、横リブ71の上縁71cは、シート17の下面17cに下方から隣接する。
この構成によれば、横リブ71とシート17の下面17cとによって、横リブ71から後方に空気(走行風)を流す通路を塞ぐことができる。このため、横リブ71で空気を効率良く集めることができる。
また、吸気口41aは、車幅の中央に対し左右の一側にオフセットして配置され、一側リブ部73は、左右方向において吸気口41a側に位置し、他側リブ部74は、左右方向において吸気口41aの反対側に配置され、他側リブ部74は、一側リブ部73よりも長い。
この構成によれば、吸気口41aが一側にオフセットされるため、一側走行風W1は一側から吸気口41aに流れ易くなる。左右方向において吸気口41aの反対側から吸気口41aまでの距離は大きくなるが、他側リブ部74が一側リブ部73よりも長いため、他側リブ部74によって効率良く他側走行風W2を集めて、他側走行風W2を吸気口41aに供給できる。
また、平面視で、縦リブ72を延長した延長線72cは、吸気口41aの左右の中央部である中心41bに重なる。
この構成によれば、縦リブ72に沿って流れる空気を左右に均等に吸気口41aに流すことができ、吸気効率が良い。
また、縦リブ72の前端72bは、吸気口41aの中心41bよりも下方に位置する。
この構成によれば、縦リブ72が吸気口41aを遮ることを抑制できるため、吸気効率が良い。
さらに、リアフェンダー27は、上面27aから上方に延出する側部リブ80を備え、側部リブ80は、横リブ71に対し車幅方向外側に配置される。
この構成によれば、横リブ71に対し車幅方向外側に配置される側部リブ80によって、車両前方から後方に流れる他側走行風W2を堰き止めるようにして、他側走行風W2を横リブ71に流すことができる。このため、横リブ71に効率良く他側走行風W2を集めることができる。
また、側部リブ80は、第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83が車両前後方向に並べて複数配列され、第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83の高さは、配列の後方に向かうに従って高くなる。
この構成によれば、配列の後方に向かうに従って高くなる複数の第1側部リブ81、第2側部リブ82、及び第3側部リブ83によって、車両前方から後方に流れる他側走行風W2を効果的に堰き止めることができる。このため、他側走行風W2の速度を低下させて、他側走行風W2を吸気口41a側に流すことができる。
また、第3側部リブ83は、第3側部リブ83の上縁83aから下方に延びるスリット状の切り欠き部83bを備え、切り欠き部83bにハーネス87が通される。
この構成によれば、切り欠き部83bを介してハーネス87を配索できるとともに、ハーネス87を利用して、車両前方から後方に流れる他側走行風W2を堰き止めることができる。
また、側部リブ80は、切り欠き部83bによって、切り欠き部83bに対し車幅方向内側の内側リブ部85と、切り欠き部83bに対し車幅方向外側の外側リブ部86とに分けられ、内側リブ部85の高さは、外側リブ部86の高さよりも大きい。
この構成によれば、外側リブ部86よりも車幅方向内側に位置する内側リブ部85の高さが高いため、横リブ71に近い位置で他側走行風W2を内側リブ部85によって効果的に堰き止めることができ、横リブ71に他側走行風W2を効率良く集めることができる。
また、第1側部リブ81及び第2側部リブ82は、横リブ71よりも前方に設けられる。
この構成によれば、横リブ71よりも前方側を流れる他側走行風W2を第1側部リブ81及び第2側部リブ82によって堰き止めることができ、横リブ71に効率良く他側走行風W2を集めることができる。
また、第3側部リブ83は、車両前後方向において横リブ71に重複する位置に設けられる。
この構成によれば、横リブ71よりも前方側を流れる他側走行風W2を第3側部リブ83によって堰き止めることができ、横リブ71に効率良く空気を集めることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、第1側部リブ81及び第2側部リブ82は、横リブ71よりも前方に設けられ、第3側部リブ83は、車両前後方向において横リブ71に重複する位置に設けられるが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1側部リブ81及び第2側部リブ82の少なくともいずれかを設け、第3側部リブ83を設けない構成としても良い。また、第1側部リブ81及び第2側部リブ82を設けずに、第3側部リブ83のみを設ける構成としても良い。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)後輪の上方に配置されるリアフェンダーと、吸気口とを備え、空気を前記吸気口に導くリブが前記リアフェンダーの上面に設けられる鞍乗り型車両において、前記吸気口は、前記リアフェンダーの上方において筒状の吸気ダクトの端に設けられる開口であり、前記リブは、前記吸気口の後方に配置され、前記リブは、車幅方向に延びる横リブと、前記横リブの前方で車両前後方向に延びる縦リブとを備え、前記縦リブは、前記横リブの側から前記吸気口に向けて前方に延出し、前記縦リブの高さは、前記横リブの高さよりも低いことを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、車両前方から後方に流れる空気を、車幅方向に延びる横リブによって集め、横リブによって集めた空気を、前方に向けて延出する縦リブによってガイドして、吸気ダクトの吸気口に流すことができる。縦リブの高さが横リブの高さよりも低いため、左側及び右側から縦リブに向けて流れる空気は、縦リブの位置で互いに合流し、吸気口に流れる。このため、縦リブに沿って吸気口に流れる空気の流れを縦リブの左右で均一化でき、鞍乗り型車両の左右の両側を流れる空気を吸気口に効率良く導くことができる。このため、吸気効率を向上できる。
(構成2)前記横リブは、前記縦リブに対し左右の一側に位置する一側リブ部と、前記縦リブに対し左右の他側に位置する他側リブ部とを備えることを特徴とする構成1記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、一側リブ部及び他側リブ部によって、縦リブの左右の両側から空気を効率良く集めることができる。
(構成3)前記縦リブの後端は、前記横リブに接続されていることを特徴とする構成1または2記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、横リブから縦リブに空気をスムーズに流すことができ、吸気効率を向上できる。
(構成4)平面視で、前記横リブの前面は、後方に凹となるように湾曲していることを特徴とする構成1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、横リブの前面が後方に凹となるように湾曲しているため、車両前方から後方に流れる空気を、横リブの湾曲形状によって縦リブ側に効率良く流すことができる。
(構成5)前記リアフェンダーを上方から覆う乗員用のシートが設けられ、前記横リブの上縁は、前記シートの下面に下方から隣接することを特徴とする構成1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、横リブとシートの下面とによって、横リブから後方に空気を流す通路を塞ぐことができる。このため、横リブで空気を効率良く集めることができる。
(構成6)前記吸気口は、車幅の中央に対し左右の一側にオフセットして配置され、前記一側リブ部は、左右方向において前記吸気口側に位置し、前記他側リブ部は、左右方向において前記吸気口の反対側に配置され、前記他側リブ部は、前記一側リブ部よりも長いことを特徴とする構成2記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、吸気口が一側にオフセットされるため、空気は一側から吸気口に流れ易くなる。左右方向において吸気口の反対側から吸気口までの距離は大きくなるが、他側リブ部が一側リブ部よりも長いため、他側リブ部によって効率良く空気を集めて、空気を吸気口に供給できる。
(構成7)平面視で、前記縦リブを延長した延長線は、前記吸気口の左右の中央部に重なることを特徴とする構成1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、縦リブに沿って流れる空気を左右に均等に吸気口に流すことができ、吸気効率が良い。
(構成8)前記縦リブの前端は、前記吸気口の中心よりも下方に位置することを特徴とする構成1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、縦リブが吸気口を遮ることを抑制できるため、吸気効率が良い。
(構成9)前記リアフェンダーは、前記上面から上方に延出する側部リブを備え、前記側部リブは、前記横リブに対し車幅方向外側に配置されることを特徴とする構成1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、横リブに対し車幅方向外側に配置される側部リブによって、車両前方から後方に流れる空気を堰き止めるようにして、空気を横リブに流すことができる。このため、横リブに効率良く空気を集めることができる。
(構成10)前記側部リブは、車両前後方向に並べて複数配列され、前記側部リブの高さは、配列の後方に向かうに従って高くなることを特徴とする構成9記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、配列の後方に向かうに従って高くなる複数の側部リブによって、車両前方から後方に流れる空気を効果的に堰き止めることができる。
(構成11)前記側部リブは、前記側部リブの上縁から下方に延びるスリット状の切り欠き部を備え、前記切り欠き部にハーネスが通されることを特徴とする構成10記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、切り欠き部を介してハーネスを配索できるとともに、ハーネスを利用して、車両前方から後方に流れる空気を堰き止めることができる。
(構成12)前記側部リブは、前記切り欠き部によって、前記切り欠き部に対し車幅方向内側の内側リブ部と、前記切り欠き部に対し車幅方向外側の外側リブ部とに分けられ、前記内側リブ部の高さは、前記外側リブ部の高さよりも大きいことを特徴とする構成11記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、外側リブ部よりも車幅方向内側に位置する内側リブ部の高さが高いため、横リブに近い位置で空気を内側リブ部によって効果的に堰き止めることができ、横リブに空気を効率良く集めることができる。
(構成13)前記側部リブは、前記横リブよりも前方、または、車両前後方向において前記横リブに重複する位置に設けられることを特徴とする構成9から12のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、横リブよりも前方側を流れる空気を側部リブによって堰き止めることができ、横リブに効率良く空気を集めることができる。
10 鞍乗り型車両
15 後輪
17 シート
17c 下面
27 リアフェンダー
27a 上面
41 吸気ダクト
41a 吸気口
41b 中心(左右の中央部)
70 リブ
71 横リブ
71c 上縁
72 縦リブ
72a 後端
72b 前端
72c 延長線
73 一側リブ部
74 他側リブ部
80 側部リブ
81 第1側部リブ(側部リブ)
82 第2側部リブ(側部リブ)
83 第3側部リブ(側部リブ)
83a 上縁(側部リブの上縁)
83b 切り欠き部
85 内側リブ部
86 外側リブ部
87 ハーネス
C 中心線(車幅の中央)
H1 高さ(横リブの高さ)
H2 高さ(縦リブの高さ)

Claims (13)

  1. 後輪(15)の上方に配置されるリアフェンダー(27)と、吸気口(41a)とを備え、空気を前記吸気口(41a)に導くリブ(70)が前記リアフェンダー(27)の上面(27a)に設けられる鞍乗り型車両において、
    前記吸気口(41a)は、前記リアフェンダー(27)の上方において筒状の吸気ダクト(41)の端に設けられる開口であり、
    前記リブ(70)は、前記吸気口(41a)の後方に配置され、
    前記リブ(70)は、車幅方向に延びる横リブ(71)と、前記横リブ(71)の前方で車両前後方向に延びる縦リブ(72)とを備え、
    前記縦リブ(72)は、前記横リブ(71)の側から前記吸気口(41a)に向けて前方に延出し、
    前記縦リブ(72)の高さ(H2)は、前記横リブ(71)の高さ(H1)よりも低いことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記横リブ(71)は、前記縦リブ(72)に対し左右の一側に位置する一側リブ部(73)と、前記縦リブ(72)に対し左右の他側に位置する他側リブ部(74)とを備えることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記縦リブ(72)の後端(72a)は、前記横リブ(71)に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 平面視で、前記横リブ(71)の前面は、後方に凹となるように湾曲していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記リアフェンダー(27)を上方から覆う乗員用のシート(17)が設けられ、
    前記横リブ(71)の上縁(71c)は、前記シート(17)の下面(17c)に下方から隣接することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記吸気口(41a)は、車幅の中央に対し左右の一側にオフセットして配置され、
    前記一側リブ部(73)は、左右方向において前記吸気口(41a)側に位置し、前記他側リブ部(74)は、左右方向において前記吸気口(41a)の反対側に配置され、
    前記他側リブ部(74)は、前記一側リブ部(73)よりも長いことを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  7. 平面視で、前記縦リブ(72)を延長した延長線(72c)は、前記吸気口(41a)の左右の中央部(41b)に重なることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記縦リブ(72)の前端(72b)は、前記吸気口(41a)の中心(41b)よりも下方に位置することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記リアフェンダー(27)は、前記上面(27a)から上方に延出する側部リブ(80)を備え、
    前記側部リブ(80)は、前記横リブ(71)に対し車幅方向外側に配置されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記側部リブ(80)は、車両前後方向に並べて複数配列され、前記側部リブ(80)の高さは、配列の後方に向かうに従って高くなることを特徴とする請求項9記載の鞍乗り型車両。
  11. 前記側部リブ(83)は、前記側部リブ(83)の上縁(83a)から下方に延びるスリット状の切り欠き部(83b)を備え、
    前記切り欠き部(83b)にハーネス(87)が通されることを特徴とする請求項10記載の鞍乗り型車両。
  12. 前記側部リブ(80)は、前記切り欠き部(83b)によって、前記切り欠き部(83b)に対し車幅方向内側の内側リブ部(85)と、前記切り欠き部(83b)に対し車幅方向外側の外側リブ部(86)とに分けられ、
    前記内側リブ部(85)の高さは、前記外側リブ部(86)の高さよりも大きいことを特徴とする請求項11記載の鞍乗り型車両。
  13. 前記側部リブ(80)は、前記横リブ(71)よりも前方、または、車両前後方向において前記横リブ(71)に重複する位置に設けられることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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