JP2009161014A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気効率の低下を招くことなく、エアクリーナ内部に水滴等が浸入することを防止できる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】シートの裏面側に設けられる底板部31と、リアフェンダ40の上面部40cには、エアクリーナ50側に立ち上がる対向壁部44、側壁部45、前壁部34、及び側壁部35が設けられる。底板部31の途中の位置には、後側が前側に比べて高くなるように斜め上方に傾斜する傾斜部31cが設けられ、エアクリーナ50は、前記傾斜部31cの下方に、その吸い込み口51が開口するよう配置される。対向壁部44、側壁部45、前壁部34、及び側壁部35は、吸い込み口51の前方及び側方に位置し、傾斜部31c及び上面部40cと共に吸い込み口51を囲む。
【選択図】図9

Description

本発明は、エンジンに送る空気を浄化するエアクリーナを備える鞍乗型車両に関し、特に、エアクリーナの吸い込み口から水滴等が浸入するのを防止する技術に関する。
従来、エンジンに供給する空気から塵等を取り除くエアクリーナを備え、当該エアクリーナがシートの下方に配置されている自動二輪車がある(例えば、特許文献1)。エアクリーナの吸い込み口は、そこから水滴等が浸入することがないように設けられる必要がある。特許文献1に開示される車両では、吸い込み口は上方に向かって開口し、シートの裏面が吸い込み口の上方に位置している。
特開2004−345634号公報
しかしながら、エアクリーナの上方に位置するシートの裏面を吸い込み口に近接させたり、水滴等の侵入を防止するために吸い込み口に近接して板状の部材を配置すると、吸い込み口からの円滑な空気の流入が妨げられ、吸気効率が下がる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、シートの下方にエアクリーナが配置された鞍乗型車両において、吸気効率の低下を招くことなく、エアクリーナ内部に水滴等が浸入することを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る鞍乗型車両は、シートと、前記シートの下方に配置され、後輪を上方から覆うリアフェンダと、前記シートと前記リアフェンダの間において開口する吸い込み口を有し、当該吸い込み口から吸い込んだ外気を浄化してエンジンに供給するエアクリーナと、前記シートの裏面又は前記リアフェンダの上面の少なくとも一方から、前記エアクリーナ側に立ち上がる壁とを備える。また、前記シートの前記裏面の途中の位置には、後側が前側に比べて高くなるように斜め上方に傾斜する傾斜面が設けられる。そして、前記エアクリーナは、前記傾斜面の下方に前記吸い込み口が開口するよう配置され、前記壁は、前記吸い込み口の前方及び側方に位置し、前記傾斜面及び前記リアフェンダの前記上面と共に前記吸い込み口を囲む。
本発明によれば、壁によってエアクリーナの吸い込み口が囲まれているので、吸い込み口から水滴等が浸入することを防止できる。また、吸い込み口が、シートの裏面に形成された傾斜面の下方に開口しているので、吸い込み口の前の空間を大きくでき、吸い込み口を囲む壁が吸気の障害となることを抑えることができる。
なお、ここで鞍乗型車両は、搭乗者がシートに跨って乗る車両であり、例えば、自動二輪車(スクータを含む)や、四輪バギー、スノーモービル等である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態の例である自動二輪車1の側面図であり、図2は、自動二輪車1の後部の平面図である。また、図3は、自動二輪車1が備える車体フレーム20、エアクリーナ50、及びリアフェンダ40の斜視図であり、図4はリアフェンダ40の前部の斜視図である。また、図5は、シートレール24、エアクリーナ50、及びリアフェンダ40の側面図である。
図1又は図3に示すように、自動二輪車1は、エンジン2と、前輪3と、後輪4と、車体フレーム20と、シート30と、リアフェンダ40と、エアクリーナ50とを備えている。また、車体フレーム20は、ヘッドパイプ21と、メインチューブ22と、ダウンチューブ23と、左右一対のシートレール24,24と、縦パイプ25と、左右一対のバックステー26,26とを備えている。
図1に示すように、ヘッドパイプ21は、車体フレーム20の前端に位置し、その内側に配置されるステアリングシャフト(不図示)を支持している。ヘッドパイプ21の上側には、ハンドル6が配置されている。ステアリングシャフトはブラケット7,7を介してフロントフォーク5に連結されており、ハンドル6と、フロントフォーク5と、当該フロントフォーク5によって支持されている前輪3は、ステアリングシャフトを中心として左右に回転する。
ヘッドパイプ21には、メインチューブ22の前端とダウンチューブ23の上端(前端)とが接続されている。メインチューブ22は、ヘッドパイプ21から後方に延伸し、当該メインチューブ22の下方に位置するエンジン2を懸架している。ダウンチューブ23は、ヘッドパイプ21から斜め下方に延伸し、当該ダウンチューブ23の後方に配置されるエンジン2を支持している。
エンジン2は、クランクケース2cと、クランクケース2cの上部に位置するシリンダブロック2bと、当該シリンダブロック2bの上部に位置するシリンダヘッド2aとを有している。シリンダブロック2bの内部には、シリンダ2dが形成され、シリンダヘッド2aの内部には、シリンダ2dに向かって空気が流れる吸気通路2eが形成されている。シリンダヘッド2aの後方には、シリンダ2dに流れる空気の量を制御するスロットルボディ8が配置され、当該スロットルボディ8は吸気通路2eに接続されている。また、スロットルボディ8には、吸気ダクト9を介して、エアクリーナ50が接続されている。スロットルボディ8、吸気ダクト9、及びエアクリーナ50によって、エンジン2に空気を送る空気の経路が構成されている。
エンジン2の後方には、後輪4が配置されている。エンジン2の駆動力は、不図示のチェーンやベルトなどを介して、後輪4に伝達される。なお、後輪4は、リアアーム12の後端によって支持されている。縦パイプ25はメインチューブ22の後端から下方に延伸し、ピボット軸13を支持している。リアアーム12の前端は、このピボット軸13によって支持されている。
縦パイプ25の途中の位置には、バックステー26の前端が接続され、バックステー26は縦パイプ25との接続位置から斜め上方に延伸し、その後端はシートレール24に接続されている(図3参照)。
シートレール24,24の前端は、ブラケット27を介して、メインチューブ22の後端に接続されている(図3参照)。シートレール24,24は、メインチューブ22の後端からシート30の下方において後方に延伸し、当該シート30を支持している。シート30は、メインチューブ22の上方に配置される燃料タンク11の後方に位置している。
図6は図2に示すVI−VI線でのシート30の断面図であり、図7はシート30の裏面側に設けられた底板部31の底面図である。
シート30は、所謂ダブルシートであり、当該シート30には前後に並ぶ2人の搭乗者が座ることができる。シート30は、運転者が座るための前部シート30aと、運転者の後ろの搭乗者が座るための後部シート30bとを有し、前部シート30aは当該シート30の前部に位置し、後部シート30bは当該シート30の後部に位置している。
図6に示すように、底板部31は、前後方向に長い板状の部材であり、その途中の位置に、後側が前側に比べて高くなるように斜め上方に傾斜する傾斜部31cを有している。傾斜部31cは、シート30の裏側において前部シート30aより後方であって、後部シート30bより前方(Frの示す方向)に位置している。すなわち、底板部31は、前部シート30aの裏側に位置する前側底板部31aと、後部シート30bの裏側に位置する後側底板部31bとを有し、傾斜部31cは前側底板部31aと後側底板部31bとの間に位置している。なお、底板部31の幅方向の端縁31d,31dが幅方向の中央より下方に位置するように、底板部31は湾曲している(図7参照)。
シート30は、底板部31の上にクッション部32を有している。図6に示すように、クッション部32は、底板部31の上面の全域に設けられており、その前端32aから後端32bまで連なっている。また、傾斜部31cが形成された位置でのクッション部32の厚さは、当該クッション部32の他の部分の厚さより薄くなっている。すなわち、傾斜部31cの位置でのクッション部32の厚さは、前部シート30a及び後部シート30bにおけるクッション部32の厚さに比べて、薄くなっている。
図7に示すように、底板部31には、シートレール24上でシート30を支持する複数のダンパ31e,31f,31h,31iが設けられている。ダンパ31e,31e,31hは、底板部31の左側の縁31dに沿って前後方向に並ぶように設けられ、ダンパ31f,31f,31iは、右側の縁31dに沿って前後方向に並ぶように設けられている。前後方向に並ぶ3つのダンパ31e,31e,31hのうち前側のダンパ31e,31eは、傾斜部31cより前に位置し、最後部に位置するダンパ31hは傾斜部31cより後に位置している。同様に、前後方向に並ぶ3つのダンパ31f,31f,31iのうち前側のダンパ31f,31fは、傾斜部31cより前に位置し、最後部に位置するダンパ31iは傾斜部31cより後に位置している。
図3に示すように、シートレール24,24の後端には、板状の支持バー24aが掛け渡されている。シート30がシートレール24の上に配置された状態では、ダンパ31h,31iは、支持バー24aに当接し(図7参照)、ダンパ31e,31fはシートレール24に当接する。
シート30の裏側には、当該シート30と車体フレーム20との相対位置を定める位置決め突起31gと位置決め孔31jとが設けられている。詳細には、位置決め突起31gは、ダンパ31iの中心に設けられ、支持バー24a側に突出する(図7参照)。一方、支持バー24aにおいて、位置決め突起31gに対応する位置には孔24bが形成されており(図3参照)、位置決め突起31gは孔24bに嵌められる。また、位置決め孔31jは、底板部31の前端に形成されている(図6参照)。一方、図3に示すように、シートレール24,24の前端には板状のブラケット28が固定され、このブラケット28は、差込部28aを有し、当該差込部28aは、後方に延び、底板部31の位置決め孔31jに差し込まれる。このように、前後に離れた位置に設けられた位置決め突起31g及び位置決め孔31jによって、シートレール24上でのシート30の位置が規定されている。
リアフェンダ40は後輪4の外形に沿うように湾曲する形状である(図5参照)。図1に示すように、リアフェンダ40は、シート30の下方に位置し、後輪4を上方から覆っている。
図5に示すように、リアフェンダ40は、シートレール24の後端より後に位置する後側フェンダ40aと、左右のバックステー26,26の間に位置する前側フェンダ40bとを有している(図3参照)。また、前側フェンダ40bは、後輪4の外形に沿って湾曲する板状の上面部40cと、当該上面部40cの幅方向の端縁から上方に立ち上がる側面部40d,40dとを有している(図4参照)。さらに、図4又は図5に示すように、上面部40cの前端には支持面部40eが連なっている。この支持面部40eの上面には、クッション49,49が取り付けられており、当該クッション49,49の上にエアクリーナ50が配置される。
エアクリーナ50は側面視で略三角形状を呈する箱状の装置であり(図5参照)、その内部には外気から塵等を取り除くためのフィルタ(不図示)が配置されている。エアクリーナ50は、リアフェンダ40とシート30との間に配置されている(図1参照)。詳細には、エアクリーナ50は、リアフェンダ40の支持面部40eの上であって、シート30が有する底板部31の前側底板部31aの下方に位置している。また、エアクリーナ50は、平面視では、左右一対のシートレール24,24の間に位置している(図2参照)。なお、シートレール24とバックステー26の側方には、サイドカバー14が配置されており、エアクリーナ50は当該サイドカバー14によって側方から覆われている(図1参照)。
図5に示すように、右側のバックステー26には、上方に伸びるブラケット26aが設けられている。エアクリーナ50の側面には、後方に伸びる取付部52が設けられている。この取付部52は、例えば、ボルトによってブラケット26aに固定される。なお、左側のバックステー26にもエアクリーナ50に固定されるブラケット(不図示)が設けられており、エアクリーナ50は、リアフェンダ40の支持面部40e上において、一対のバックステー26,26によって支持されている。
エアクリーナ50は外気を吸い込むための吸い込み口51を有している(図3又は図5参照)。図8は吸い込み口51の平面図であり、図9は図8に示すIX−IX線におけるエアクリーナ50、リアフェンダ40、及びシート30の断面図である。
図8又は図9に示すように、吸い込み口51は、車両の幅方向に長い矩形であり、エアクリーナ50から車体後方(図8及び図9においてRの示す方向)に突出するように形成されている。エアクリーナ50は、当該吸い込み口51が車体後方に向かって開口するように配置されており、吸い込み口51の開口方向は底板部31に沿った方向に向いている。また、図9に示すように、エアクリーナ50は、底板部31の傾斜部31cの下方に吸い込み口51が開口するように配置されている。すなわち、吸い込み口51の先端51bは、傾斜部31cの前側の下方に位置している。なお、エアクリーナ50の前面50bには、車体前方に向かって開口する開口部50aが形成されている(図3参照)。上述した吸気ダクト9は当該開口部50aに接続され、吸い込み口51から吸い込まれた空気は、エアクリーナ50の内部に配置されたフィルターを通って開口部50aから排出される。
シート30の裏面及びリアフェンダ40の上面には、当該裏面又は上面から立ち上がる複数の壁部34,35,44,45が形成されている。これらの壁部は吸い込み口51の前方(吸い込み口51の開口方向、図8又は図9においてRの示す方向)及び側方に位置し、傾斜部31cと、リアフェンダ40の上面と、これらの壁部34,35,44,45は、吸い込み口51を囲んでいる。
詳細には、図8又は図9に示すように、シート30の裏側に設けられる底板部31には前壁部34が形成されている。この前壁部34は、エアクリーナ50側(リアフェンダ40側)に立ち上がり、当該吸い込み口51の前方(吸い込み口51の開口方向)に位置している。
また、底板部31には側壁部35,35が形成されている(図7参照)。この側壁部35,35は、エアクリーナ50側(リアフェンダ40側)に立ち上がり、吸い込み口51の左右両側に位置している。側壁部35,35の長さは、前壁部34より長くなっており、側壁部35,35は吸い込み口51を超えて下方に伸びている。
吸い込み口51は、リアフェンダ40の上面部40cの上方に位置している。そして、上面部40cには、当該上面部40cからエアクリーナ50側(シート30側)に立ち上がる対向壁部44が形成されている。この対向壁部44は、当該吸い込み口51から前方に離れた位置において、当該吸い込み口51に向き合っている。対向壁部44は、シート30に設けられた前壁部34と重なる高さまで上方に伸び、それらの間には隙間が設けられている。
また、上面部40cには側壁部45,45が形成されている(図4参照)。この側壁部45,45も、当該上面部40cからエアクリーナ50側(シート30側)に立ち上がり、吸い込み口51の側方に位置している。側壁部45,45は、シート30に設けられた側壁部35,35と重なる位置まで上方に延伸し、それらの間にも隙間が設けられている。
なお、図4に示すように、対向壁部44の端縁44a,44aと、側壁部45,45との間には隙間が設けられており、シート30の側壁部35,35は、端縁44a,44aと、側壁部b45,45との間に位置している(図8参照)。
また、図9に示すように、上面部40cには下側壁部46が形成されている。この下側壁部46は、吸い込み口51の下面51aに向かって、当該上面部40cから立ち上がっている。また、シート30の傾斜部31cには、吸い込み口51の上面51cに向かって、当該傾斜部31cから立ち上がる上壁部36が形成されている。
そして、シート30の傾斜部31c、前壁部34、側壁部35,35、上壁部36、リアフェンダ40の上面部40c、対向壁部44、側壁部45,45、及び下側壁部46は、全体として箱状をなし、吸い込み口51は、これらの壁部に囲まれる空間Sにおいて開口している。なお、図8に示すように、リアフェンダ40の上面部40cには、対向壁部44、側壁部45,45、及び下側壁部46の内側に溜る水滴等を下方に排出するための貫通孔40f,40fが形成されている。
以上説明したように、自動二輪車1は、シート30と、当該シート30の下方に配置され、後輪4を上方から覆うリアフェンダ40と、シート30とリアフェンダ40の間において開口する吸い込み口51を有し当該吸い込み口51から吸い込んだ外気を浄化してエンジン2に供給するエアクリーナ50とを備える。また、シートの裏面側に設けられた底板部31には、エアクリーナ50側に立ち上がる前壁部34及び側壁部35,35が設けられ、リアフェンダ40の上面部40cにはエアクリーナ50側に立ち上がる対向壁部44及び側壁部45,45が設けられている。また、シート30の底壁部31の途中の位置には、後側が前側に比べて高くなるように斜め上方に傾斜する傾斜部31cが設けられ、エアクリーナ50は、傾斜部31cの下方に吸い込み口51が開口するよう配置されている。そして、前壁部34、側壁部35,35、対向壁部44、及び側壁部45,45は、吸い込み口51の前方及び側方に位置し、傾斜部31c及びリアフェンダ40の前記上面部40cと共に吸い込み口51を囲んでいる。
自動二輪車1によれば、壁部34,35,44,45によって吸い込み口51が囲まれているので、吸い込み口51から水滴等が浸入することを防止できる。また、吸い込み口51が、シート30の裏面に形成された傾斜部31cの下方に開口しているので、吸い込み口51の前に大きな空間Sを確保でき、吸い込み口51を囲む壁部34,35,44,45が吸気の障害となることを抑えることができる。
また、自動二輪車1では、車体フレーム20は、車体の前後方向に延伸する左右一対のバックステー26,26を備え、エアクリーナ50は、バックステー26,26に取り付けられている。そして、シート30の裏側に設けられた底板部31には、当該シート30と車体フレーム20との相対位置を定める位置決め突起31gと位置決め孔31jとが設けられている。これによって、エアクリーナ50とシート30の双方が、車体フレーム20との相対位置が規定されるので、エアクリーナ50の吸い込み口51の位置と、シート30に設けられた傾斜部31cの位置とがずれることを防止できる。
なお、本発明は以上説明した自動二輪車1に限られず種々の変更が可能である。例えば、以上の説明では、シート30の底壁部31と、リアフェンダ40の上面部40cの双方に、エアクリーナ50側に立ち上がる壁部34,35,44,45が形成されていた。しかしながら、エアクリーナ50側に立ち上がる壁部は、底壁部31と上面部40cのいずれか一方にのみ設けられてもよい。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車の後部の平面図である。 上記自動二輪車が備える車体フレーム、エアクリーナ、及びリアフェンダの斜視図である。 リアフェンダの前部の斜視図である。 シートレール、エアクリーナ、及びリアフェンダの側面図である。 図2に示すVI−VI線における上記シートの断面図である。 上記シートの裏面側に設けられた底板部の底面図である。 上記エアクリーナの吸い込み口の平面図である。 図8に示すIX−IX線におけるエアクリーナ、リアフェンダ、及びシートの断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 エンジン、3 前輪、4 後輪、5 フロントフォーク、8 スロットルボディ、9 吸気ダクト、20 車体フレーム、21 ヘッドパイプ、22 メインチューブ、23 ダウンチューブ、24 シートレール、25 縦パイプ、26 バックステー、30 シート、30a 前部シート、30b 後部シート、31 底板部、31c 傾斜部(傾斜面)、31g 位置決め突起(位置決め部)、31j 位置決め孔(位置決め部)、32 クッション部、34 前壁部、35 側壁部、36 上壁部、40 リアフェンダ、40c 上面部、44 対向壁部、45 側壁部、46 下壁部、50 エアクリーナ、51 吸い込み口。

Claims (5)

  1. シートと、
    前記シートの下方に配置され、後輪を上方から覆うリアフェンダと、
    前記シートと前記リアフェンダの間において開口する吸い込み口を有し、当該吸い込み口から吸い込んだ外気を浄化してエンジンに供給するエアクリーナと、
    前記シートの裏面又は前記リアフェンダの上面の少なくとも一方から、前記エアクリーナ側に立ち上がる壁と、を備え、
    前記シートの前記裏面の途中の位置には、後側が前側に比べて高くなるように斜め上方に傾斜する傾斜面が設けられ、
    前記エアクリーナは、前記傾斜面の下方に前記吸い込み口が開口するよう配置され、
    前記壁は、前記吸い込み口の前方及び側方に位置し、前記傾斜面及び前記リアフェンダの前記上面と共に前記吸い込み口を囲む、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    車体の前後方向に延伸する左右一対の車体フレームをさらに備え、
    前記エアクリーナは、前記左右一対の車体フレームに取り付けられ、
    前記シートの裏側には、当該シートと前記車体フレームとの相対位置を定める位置決め部が設けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記シートは、当該シートにおいて前側に位置し運転者が座るための前部シートと、当該前部シートの後側に配置され、前記運転者の後ろの搭乗者が座るための後部シートとを含み、
    前記傾斜面は、前記シートの裏側において、前記前部シートより後方であって前記後部シートより前方に位置する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、
    前記シートは、車体の前後方向に延伸するシートレール上に配置され、
    前記シートの前記裏面には、前記シートレールに当接し前記シートを前記シートレール上で支持する複数の支持部が、車体の前後方向に並ぶよう設けられ、
    前記複数の支持部のうち少なくとも1つは、前記傾斜面より後方に位置し、前記複数の支持部のうち残りは前記傾斜面より前方に位置する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、
    前記シートはクッション部を有し、
    前記傾斜面が形成された位置での前記クッション部の厚さは、当該クッション部の他の部分の厚さより薄い、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
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