JP2006240460A - 自動二輪車の樹脂部材係合構造 - Google Patents

自動二輪車の樹脂部材係合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の樹脂部材を簡素な連結構造により相互に固定可能にして部品点数および組立工数を削減するとともに、ABSユニットの整備性を向上させる。
【解決手段】第1の樹脂部材(リヤフェンダー34)に係合凹部63を設け、第2の樹脂部材(バッテリーホルダー39)に上記係合凹部63に係合可能な係合凸部64を設け、第3の樹脂部材(マッドガード59)の挟持片66に上記係合凸部64が挿通可能な係合孔67を設け、係合凸部64を係合孔67に挿通してから係合凹部63に挿入することにより、第1の樹脂部材(34)と第2の樹脂部材(39)と第3の樹脂部材(59)とを一体的に係合させた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動二輪車の樹脂部材係合構造に関するものである。
特許文献1〜3に開示されているように、アンチロックブレーキシステム(ABS)を備えた自動二輪車では、重量の嵩む油圧ユニットと制御ユニット(以下、ABSユニットと言う)を、同じく重量のあるバッテリー等と共に自動二輪車の車体重心付近、即ち後輪の前方付近に配置することによって車体の重量バランスを適正に保っている。
そして、自動二輪車の走行時に後輪が巻き上げる泥砂や水からABSユニットを保護するために、リヤフェンダーの前部をABSユニットの下方まで延長形成してABSユニットを覆っていた。
特開平5−105174号公報 特開平6−329006号公報 特公平7−88158号公報
しかしながら、ABSユニットには多数の油圧配管が接続されるため、ABSユニットの整備時にはリヤフェンダー全体を外さなければならず、整備性が非常に悪かった。
ABSユニットを覆う樹脂製のマッドガードをリヤフェンダーとは別体に形成すればABSユニットの整備性を高められるが、その反面マッドガードを車体側に固定するためのビス、ナット等の締結部品の点数が多くなり、車体の組立工数が増えて製造コスト増大に繋がってしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、複数の樹脂部材を簡素な連結構造により相互に固定可能にして部品点数および組立工数を削減するとともに、ABSユニットの整備性を向上させることのできる自動二輪車の樹脂部材係合構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車の樹脂部材係合構造は、第1の樹脂部材に係合凹部を設け、第2の樹脂部材に上記第1の樹脂部材の係合凹部に係合可能な係合凸部を設け、第3の樹脂部材に上記第2の樹脂部材の係合凸部が挿通可能な係合孔を設け、第2の樹脂部材の係合凸部を第3の樹脂部材の係合孔に挿通してから第1の樹脂部材の係合凹部に挿入することにより、第1の樹脂部材と第2の樹脂部材と第3の樹脂部材とを一体的に係合させたことを特徴とする。
また、本発明に係る自動二輪車の樹脂部材係合構造は、前記第1の樹脂部材をリヤフェンダーとし、前記第2の樹脂部材をリヤフェンダーの前上方に位置するバッテリーホルダーとし、前記第3の樹脂部材をバッテリーホルダーの下方に位置するABSユニットを下方から覆うマッドガードとした。
さらに、本発明に係る自動二輪車の樹脂部材係合構造は、前記リヤフェンダーの前部に前記バッテリーホルダーの着座部を設け、この着座部に形成した係合凹部にバッテリーホルダーの係合凸部を係合させる一方、前記マッドガードに設けた挟持片に係合孔を形成し、この挟装片をリヤフェンダーの着座部とバッテリーホルダーとの間に挟装して、挟装片の係合孔にバッテリーホルダーの係合凸部を貫通させた。
本発明に係る自動二輪車の樹脂部材係合構造によれば、嵌合構造のみにより3つの樹脂部材を相互に係合させることができるので、ビス、ナット等の締結部材の数量を減らして部品点数と組立工数を削減することができる。
また、リヤフェンダーとバッテリーホルダーとマッドガードを嵌合構造により係合させるので、リヤフェンダーとは別体に形成したマッドガードを簡単に着脱させることができ、ABSユニットの整備性を向上させることができる。
さらに、バッテリーホルダーを取り外すと同時にリヤフェンダーとマッドガード間の係合を解くことができるので、マッドガードの着脱性を良くしてABSユニットの整備性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る樹脂部材係合構造が適用された自動二輪車の一例を示す左側面図である。
この自動二輪車1は、車体フレーム2の前半部にエンジン3が搭載され、エンジン3の上方に燃料タンク4が設置され、その後方に着座シート5が設けられている。また、車体フレーム2の前頭部には前輪7を支持するフロントフォーク8がハンドルバー9やフロントブレーキ装置10、フロントフェンダー11等とともに左右回動自在に軸支され、車体フレーム2の中央部にて車幅方向に架設されたピボット軸12には後輪13を支持するスイングアーム14が上下回動自在に軸支されている。
エンジン3の後部にはキャブレター(または燃料噴射装置)16が設けられ、その後方にエアクリーナー17が接続されている。また、エンジン3の前面から延出する排気管18がエンジン3の下方を通って後方に延び、後輪13の右方に配置された排気マフラー19に繋がる。
図2に示すようにスイングアーム14の基部にはリヤクッションユニット21やリンク22,23等からなるサスペンション機構24が設けられてスイングアーム14の上下動が緩衝制御される。なお、エンジン3の動力はチェーン25により後輪13に伝達される。
車体の前頭部は樹脂製のフロントカウリング28により覆われ、フロントカウリング28にヘッドランプ29やターンシグナルランプ30、サイドミラー31等が設けられている。一方、着座シート5の下方から後方にかけて樹脂製のリヤカウリング32が覆っており、その後部にテールランプ33が設けられている。後輪13の上方は樹脂製のリアフェンダー34に覆われ、リヤフェンダー34の後部にターンシグナルランプ35が設けられている。
図2に示すように、エアクリーナー17の後方(着座シート5の下方)にはバッテリー37やイグナイター38を保持する樹脂製のバッテリーホルダー39が設置され、バッテリーホルダー39の前部には電装部品保持部40が一体に形成されてリレー41等の電装部品が保持されている。なお、この電装部品保持部40がエアクリーナー17の吸気口17a上に位置していることにより、吸気口17aへの異物吸入が防止される。
バッテリーホルダー39は、その前上部に形成された左右一対の締着片43がビス44で車体フレーム2の左右一対のシートレール45に締結され、後上部に形成された左右一対の締着片46(図5参照)がビス47でリヤフェンダー34に締結され、後下部が本発明に係る樹脂部材係合構造Aによりリヤフェンダー34に係合固定されている。
バッテリーホルダー39の下方には、フロントブレーキ装置10および図示しないリヤブレーキ装置を制御するためのABSユニット49が配置されている。このABSユニット49は重量が重いため、金属製のABSブラケット50に保持されて車体重心付近に配置されている。
図3に拡大して示すように、車体フレーム2の左右一対のシートステー51に設けられたナット付の締結片52にリヤフェンダー34前端の締結片53とABSブラケット50の左右両側に設けられた締結片54とがビス55により共締めされる。なお、ビス55には金属製のパイプスペーサー56が環装されてビス55の締結力が樹脂製の締結片53に及ばないようにされている。
そして、ABSユニット49の後方と下方を覆う樹脂製のマッドガード59が設けられている。このマッドガード59により、後輪13が巻き上げる泥砂や水からABSユニット49が遮蔽保護される。マッドガード59は、その前下部がビス60でABSブラケット50に締着され、後上部がバッテリーホルダー39と共に本発明に係る樹脂部材係合構造Aによりリヤフェンダー34に係合固定される。
図4はリヤフェンダー34とバッテリーホルダー39とマッドガード59の位置関係を示した左側面図であり、図5は図4のV部を拡大して樹脂部材係合構造Aを示した縦断面図、図6は図5のVI-VI線に沿う縦断面図である。
リヤフェンダー34の前部にはバッテリーホルダー39の後下部を載せる棚状の着座部62が形成されており、ここに左右一対の係合凹部63が下垂形成されている。この係合凹部63は底部に向かって内径が縮小する偏芯円錐孔状に形成されている。
一方、バッテリーホルダー39の後下部には左右一対の係合凸部64が設けられている。この係合凸部64は偏芯円錐柱状に形成されており、リヤフェンダー34の係合凹部63に隙間なく密に係合可能である。なお、係合凸部64の内部は中空状だが中実状であってもよい。
他方、マッドガード59の後上部には挟持片66が設けられ、この挟持片66に左右一対の係合孔67が形成されている。この係合孔67の内径はバッテリーホルダー39の係合凸部64が挿通可能な大きさである。
挟装片66はリヤフェンダー34の着座部62とバッテリーホルダー39との間に挟装され、バッテリーホルダー39の係合凸部64が挟装片66の係合孔67を貫通してリヤフェンダー34の係合凹部63に挿入される。
このような樹脂部材係合構造Aを適用したことにより、この部分においてはビス、ナット等の締結部材を用いることなく嵌合構造のみによりリヤフェンダー34とバッテリーホルダー39とマッドガード59(挟装片66)とを相互に係合、固定することができ、ビス、ナット等の締結部材の数量を減らして部品点数および組立工数を削減することができる。
また、締結部材の部品点数を増やすことなくマッドガード59をリヤフェンダー34とは別体に形成してマッドガード59のみを着脱できるため、ABSユニット49の整備時にリヤフェンダー34全体を取り外す必要を無くし、ABSユニット49の整備性を格段に向上させることができる。
さらに、バッテリーホルダー39を取り外すと同時にリヤフェンダー34とマッドガード59間の係合を解くことができるので、マッドガード59の着脱性が良く、この点でもABSユニット49の整備性が良い。
本実施形態では、バッテリーホルダー39を車体フレーム2(シートレール45)とリヤフェンダー34とにそれぞれビス44,47で締結固定するとともに、マッドガード59をABSブラケット50にビス60で締結固定しているため、樹脂部材係合構造Aとの併用により各部材34,39,59を高い剛性を持って一体化させることができる。
なお、係合凹部63と係合凸部64のそれぞれの底面にドレン孔を形成して係合凹部63と係合凸部64をバッテリーホルダー39内部の水抜きとして活用してもよい。
ところで、本発明に係る樹脂部材係合構造Aは、本実施形態におけるリヤフェンダー34とバッテリーホルダー39とマッドガード59との間の係合部のみに限らず、他の部分における3つの樹脂部材の係合部にも幅広く適用することができる。例えば、車体を覆う複数のカウリング部材の間や、カウリング部材と計器盤、ウィンドシールド等との間、その他あらゆる種類の樹脂カバー部材、樹脂部品間の係合部に適用することができる。
本発明に係る樹脂部材係合構造が適用された自動二輪車の一例を示す左側面図。 車体後半部を拡大した左側面図。 ABSブラケット付近を拡大した左側面図。 リヤフェンダーとバッテリーホルダーとマッドガードの位置関係を示した左側面図。 図4のV部を拡大した縦断面により本発明の一実施形態を示す図。 図5のVI-VI線に沿う縦断面図。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
34 第1の樹脂部材であるリヤフェンダー
37 バッテリー
38 イグナイター
39 第2の樹脂部材であるバッテリーホルダー
49 ABSユニット
59 第3の樹脂部材であるマッドガード
62 着座部
63 係合凹部
64 係合凸部
66 挟持片
67 係合孔
A 樹脂部材係合構造

Claims (3)

  1. 第1の樹脂部材に係合凹部を設け、第2の樹脂部材に上記第1の樹脂部材の係合凹部に係合可能な係合凸部を設け、第3の樹脂部材に上記第2の樹脂部材の係合凸部が挿通可能な係合孔を設け、第2の樹脂部材の係合凸部を第3の樹脂部材の係合孔に挿通してから第1の樹脂部材の係合凹部に挿入することにより、第1の樹脂部材と第2の樹脂部材と第3の樹脂部材とを一体的に係合させたことを特徴とする自動二輪車の樹脂部材係合構造。
  2. 前記第1の樹脂部材をリヤフェンダーとし、前記第2の樹脂部材をリヤフェンダーの前上方に位置するバッテリーホルダーとし、前記第3の樹脂部材をバッテリーホルダーの下方に位置するABSユニットを下方から覆うマッドガードとした請求項1に記載の自動二輪車の樹脂部材係合構造。
  3. 前記リヤフェンダーの前部に前記バッテリーホルダーの着座部を設け、この着座部に形成した係合凹部にバッテリーホルダーの係合凸部を係合させる一方、前記マッドガードに設けた挟持片に係合孔を形成し、この挟装片をリヤフェンダーの着座部とバッテリーホルダーとの間に挟装して、挟装片の係合孔にバッテリーホルダーの係合凸部を貫通させた請求項2に記載の自動二輪車の樹脂部材係合構造。
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