JP2007168530A - 自動2輪車用エアクリーナ装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】エアクリーナへ空気を導入する吸気系路と、伝動ケース内へ空気を導入する冷却系路の2系統からなる空気通路を有する構造において、各空気通路及び空気導入口を有利に構成してエアクリーナを小型化する。
【構成】エアクリーナ15の側面に外気導入通路37を設け、蓋部材35で着脱自在に覆う。外気導入通路37は前方から走行風を取り込み、一部を後方から後側ケース31内へ導入し、他の一部は下方へ分流させて冷却空気用通路38から伝動ケース12へ導入する。冷却空気用通路38は外気導入通路37側のジョイントチュ−ブ41と、伝動ケース12に一体化されたジョイントパイプ42からなり、伝動ケース12を取付けることにより冷却空気用通路38を構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、自動2輪車用エアクリーナ装置に係り、特に、混合気用浄化空気の吸気通路と、動力伝達装置冷却用の冷却空気通路を設けたものに関する。
エンジン及び動力伝達装置を備えたパワーユニットと、エンジンへ浄化空気を供給するエアクリーナとを備えるとともに、エアクリーナケースに動力伝達装置冷却用の冷却空気室を一体化させ、ここに導入した外気を浄化して動力伝達装置の内部へ冷却空気として送り込み、動力伝達装置内部を冷却するようにした自動2輪車用エアクリーナ装置が公知である。
特開昭62−223448号
上記特許文献1のエアクリーナ装置は、エンジンへ供給される混合気用空気を浄化するためのエアクリーナ本体部と、動力伝達装置内部冷却用の冷却空気浄化室を一体化し、エアクリーナ本体部と冷却空気浄化室のそれぞれに外気を導入する通路を独立して設けている。
しかしこのような構造では、上記各通路がそれぞれ独立通路として形成されるため、エアクリーナが大型化するおそれがあるとともに、それぞれの空気導入口の配設位置を確保する必要があるため、エアクリーナの形状自由度に制約を受けるおそれがあり、これらの解決が望まれていた。本願は係る要請の実現を目的とする。
なお、本願ではエンジンに対する吸気のための専用通路をエンジン用空気通路、冷却空気専用の通路を冷却空気用通路とする。
上記課題を解決するため本願の自動2輪車用エアクリーナ装置に係る請求項1の発明は、エンジン及び動力伝達装置を備えたパワーユニットと、エンジンへ浄化空気を供給するエアクリーナとを備えるとともに、動力伝達装置冷却用の冷却空気を動力伝達装置の内部へ導入するようにした自動2輪車用エアクリーナ装置において、
エアクリーナを構成するエアクリーナケースに外気を導入するための外気導入路を設け、この外気導入路をエアクリーナケース内部へ連通させるとともに、
前記外気導入通路に、前記冷却空気を導入する冷却空気導入口を開口させ、この冷却空気導入口と前記動力伝達装置内部を冷却空気用通路で連通し、
前記外気導入通路から外気を前記冷却空気用通路へ分流させて前記冷却空気とすることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記パワーユニットは前記エンジンと動力伝達装置が一体となって揺動するユニットスイング式であり、前記動力伝達装置は前記パワーユニットの中心よりも車幅方向片側へ偏って配置され、前記エアクリーナケースは前記動力伝達装置から前記パワーユニットの中心側へオフセットした位置に固定するとともに、これらエアクリーナケースと動力伝達装置間を前記冷却空気用通路で連結したことを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記冷却空気用通路がクランク状に屈曲して形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、前記冷却空気導入口が設けられた前記外気導入通路に、取り外し可能な蓋部材を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記外気導入通路は側面視で略水平もしくは導入外気の下流に向かうにつれて斜め上方に延びることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エアクリーナケースに設けた外気導入通路に冷却空気導入口を形成して冷却空気用通路を接続したので、外気導入通路をエンジン用空気通路と冷却空気用通路に接続する通路として共用化することがきる。このため、エアクリーナケースが大型化することを抑制するとともに、複数の空気導入口を各別に配置するためのスペースを確保することが不要となり、エアクリーナの形状自由度を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、ユニットスイング式パワーユニットの動力伝達装置と、この動力伝達装置からオフセットした位置に固定したエアクリーナケースとを冷却空気用通路で連結したため、冷却空気用通路の長さを稼ぐことができ、冷却空気内のゴミや水を冷却空気用通路内で空気から分離させることができる。
請求項3の発明によれば、冷却空気用通路をクランク状に屈曲して形成したので、冷却空気内のゴミや水を冷却空気用通路内で空気から分離させることをより一層効率化できる。
請求項4の発明によれば、外気導入通路に取り外し可能な蓋部材を設けたので、冷却空気用通路とエアクリーナケースとを分離する必要なく、蓋部材を外すだけで冷却空気導入口の周辺のメンテナンスが容易になる。
請求項5の発明によれば、外気導入通路を略水平もしくは導入した外気の下流側に向かって斜め上方へ延びるように設定したので、外気導入通路内に侵入したゴミや水がより下流側に入り込むことを抑制できる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。なお、本願において、前後・左右・上下の各方向は、直立状態における車両の中心を基準とする。
図1は実施例に係るエアクリーナ装置を備えるスクータ型自動2輪車を一部断面で示す側面図である。前輪1を下端部で支持したフロントフォーク2をヘッドパイプ3へ回動自在に支持し、ハンドル4で前輪1を操向自在にする。
前端にヘッドパイプ3を設けたメインパイプ5は斜め下がりに後方へ延び、その後端部から立ち上がって斜め後方に延びる左右一対のリヤフレーム6を備え、メインパイプ5及びリヤフレーム6で車体フレームを構成する。リヤフレーム6の前端部にはピボットプレート7が設けられ、ここへピボット軸8で軸着された揺動リンク9を介してスイング式パワーユニット10が揺動自在に支連結される。
パワーユニット10は、エンジン11と伝動ケース12を一体化したものであり、伝動ケース12内には公知のVベルト式変速機が設けられ、後端に支持された後輪13へ駆動力を伝達するようになっており、本願における動力伝達装置の一例をなす。伝動ケース12の後端部とリヤフレーム6の後端部間にはリヤクッションユニット14が設けられている。
図示の側面視状態にて、伝動ケース12の上方にエアクリーナ15が配置され、パワーユニット10と一体に揺動するように取付けられ、前方の気化器16へ混合気用の浄化空気を供給する。気化器16からは混合気がエンジン10のシリンダヘッドに設けられている吸気口へ供給される。
パワーユニット10の上方には、収納ボックス17と燃料タンク18が前後に配置されてそれぞれがリヤフレーム6に支持されている。これらの収納ボックス17と燃料タンク18の上方にはシート19が回動自在に設けられ、収納ボックス17及び燃料タンク18の上方を開閉するようになっている。
符号20は二次空気供給装置、21は吸気負圧を導く制御配管、22は排気管23と二次空気供給装置20との間を連結する二次空気通路である。
り、52は、吸気管43と2次空気供給装置50との間を連結する制御配管である。排気管23は後方へ延びて消音器24へ接続する。
図2は、エアクリーナ15部分の側面を拡大して示す図である。エアクリーナ15の外側部分を構成するエアクリーナケースは、前側ケース30と後側ケース31とに前後分割され、内部はエレメント32で区画され、後側ケース31側の内部空間がダーティルーム31aをなし、後側ケース31の側面に開口された吸入口33より外気を取り入れ、エレメント32で浄化して、前側ケース30側の内部空間であるクリーンルーム30aからコネクティングチューブ34を介して気化器16へ供給される。
エアクリーナ15の側面には、前側ケース30から後側ケース31に跨がって細長く斜め上がりに後方へ延びる蓋部材35がボルト36で着脱自在に取付けられ、外気導入通路37をなしている。外気導入通路37は前側ケース30の前端側に設けられた外気導入口(後述)より走行風を導入し、蓋部材35の内側を後方へ流し、吸入口33から後側ケース31内のダーティルーム31aへ導入するようになっている。
外気導入通路37からはエンジン冷却空気用通路38が下方へ延出して伝動ケース12における前後方向中間部の上部へ接続している。後側ケース31の下部は、ステー39にて伝動ケース12の上部へ取付けられ、エアクリーナ15を伝動ケース12の上方へ支持し、伝動ケース12と一体にスイングするようになっている。符号HLは水平線であり、外気導入通路37は水平線HLに対して後方側へ向かって斜め上がりになるように傾いている。この傾斜の適度
は自由に設定できるが、吸気下流側となる後方側が上方へ延びるようように傾くようにする。但し水平線HLと略平行になる程度まで寝かせることもできる。
図3は、パワーユニット10の平面図であり、車体中心Cに沿って前方から後方へ、エンジン11、気化器16、エアクリーナ15が配列され、エアクリーナ15の後方には後輪13が位置する。パワーユニット10の車体左側には、伝動ケース12が配置され、エアクリーナ15は伝動ケース12に対して、車体中心側へずれて重なるようにオフセットされた配置になっている。伝動ケース12は左右割りされた軽合金製であり、外側ケース12aと内側ケース12bとからなる。
図4は、パワーユニット10の正面図である。エアクリーナ15の前側ケース30はパワーユニット10の上方に位置し、前側ケース30の前面で、エンジン11の上方かつエンジン11から左方へ外れた位置に外気導入口40が開口されている。外気導入口40は車体前方側へ向かって略角形に開口し、走行風を車体前方から外気導入通路37内へ導入するようになっている。外気導入口40の位置は、蓋部材35及び伝動ケース12よりも車体内側になっている。
外気導入通路37は前側ケース30の側面に一体形成されて側方へ突出する周壁45とその外側へ着脱自在に取付けられる蓋部材35の内側空間として形成され、内側ケース12bの上方へ張り出している。外気導入口40は周壁45の前壁45a部分に形成される。なお、内側ケース12bは左右分割されるクランクケースの左ケースと連続一体化されている。
図5は、蓋部材35部分を中心に示すエアクリーナ15の斜視図である。蓋部材35は伝動ケース12の頂面上方に張り出して設けられる。蓋部材35は樹脂や金属等適宜材料からなり、前側ケース30側の外気導入通路37部分を覆う前部35aと、後側ケース31側の吸入口33部分を覆う後部35bとが連続一体に形成されたものであり、前部35aはボルト36により前側ケース30側へ取付けられ、外気導入通路37を気密に覆う。
蓋部材35の下方に形成されるエンジン冷却空気用通路38は、前側ケース30側から下方へ延出するジョイントチュ−ブ41とジョイントパイプ42からなる。
ジョイントパイプ42は外側ケース12aの頂部から上方へ一体に延出して略L字形をなすパイプ状部部分である。ジョイントチュ−ブ41は、内側ケース12bの頂部から一体に上方へ突出するジョイント壁43の内側へ嵌合接続され、バンド44で固定されている。
図6は、図5において蓋部材35とジョイントパイプ42を外した状態を示す。外気導入通路37を構成する周壁45は前側ケース30の側面から側方へ突出するように一体形成され、内側に側方へ開放された空間を形成し、この空間を外気導入通路37としている。周壁45の前壁45aに外気導入口40が形成され、後壁45bに出口46が形成されている。
下壁45cに形成された開口(図7の45d参照)にジョイントチュ−ブ41の上端部が嵌合され、このジョイントチュ−ブ41の上端開口部が冷却空気導入口41aとして外気導入通路37内へ臨んでいる。
外気導入通路37内の前側ケース30側壁からは、ボス47が側方へ一体に突出形成され、ここに蓋部材35がボルト36で取付けられるようになっている。冷却空気導入口41aの吸気上流側となる下壁45cにはリブ48が上方へ突出するように一体形成され、外気導入口40から外気導入通路37内へ入った空気が、ストレートに冷却空気導入口41aへ入らないよう、流入空気の流れを変化させるようになっている。
周壁45の後壁45bの後方側は後側ケース31の側面へ一体形成された立壁50で囲まれる。立壁50は吸入口33の周囲を囲むように、側方へ突出形成されている。立壁50の前部は開放され、この開放部へ後壁45bが嵌合するようになっている。開放部の上下に位置する立壁50の端部50a,50bは後壁45bの外側表面へ気密に当接する。立壁50と後壁45bで囲まれた空間は出口46と吸入口33を連通するエンジン用空気通路51をなす。
蓋部材35をボス47へ取付けると、蓋部材35の前部(図5の35a)で周壁45の内側に形成される空間を覆うことにより、外気導入通路37の側方を閉じ、外気導入口40から導入された外気を出口46と冷却空気導入口41aへ導く。また、蓋部材35の後部(図5の35b)で立壁50の内側に形成される空間を覆うことにより、エンジン用空気通路51を密閉空間とし、出口46と吸入口33を連通する。
したがって、外気導入口40から外気導入通路37内へ入った空気は、後方へ向かって流れ、出口46からエンジン用空気通路51へ入り、さらに吸入口33から後側ケース31内のダーティルーム31aへ入る。また、外気導入通路37へ導入された外気の一部は下方へ曲がって、冷却空気導入口41aからジョイントチュ−ブ41へ入るように分流する。
図7は図2の7−7線断面を示す。前側ケース30の側面に形成された周壁45の側方開口部を蓋部材35で覆い、ボルト36でボス47へ取付けると、前側ケース30,周壁45及び蓋部材35で外気導入通路37が形成される。
下壁45cに形成された開口45dにはジョイントチュ−ブ41の上端部が嵌合し、外気導入通路37内へ冷却空気導入口41aが臨んでいる。
ジョイントチュ−ブ41は下方へ延びて略L形に外側方へ曲がり、下端41bをジョイント壁43に形成されたジョイントフランジ53へ嵌合して、周囲をバンド44で締め付け固定される。ジョイントフランジ53はジョイント壁43の貫通穴52を囲むように内側方へ一体に突出形成されている。
ジョイントパイプ42は外側ケース12aの頂面から上方へ延びてL形に内方へ屈曲する筒状をなす。ジョイントパイプ42の上部42aは横向きをなし、先端がジョイント壁43のジョイントパイプ42周囲へ気密に当接し、貫通穴52を介してジョイントパイプ42とジョイントチュ−ブ41を連通する。
ジョイントパイプ42の下部42bは上下方向へ延び、外側ケース12aの頂面に形成された冷却空気入口54の周囲部分へ一体に接続している。
ジョイントパイプ42は外側ケース12aと一体に形成され、ジョイント壁43は内側ケース12bの外側ケース12aとの割り面近傍へ一体に形成されているから、外側ケース12aと内側ケース12bを向かい合わせに合わせて結合一体化すると同時に、ジョイントパイプ42がジョイント壁43に密接するとともに、両ケースの締結を利用して密接状態を維持できる。
ジョイントチュ−ブ41とジョイントパイプ42により冷却空気用通路38が形成される。このときジョイントチュ−ブ41とジョイントパイプ42は、ジョイント壁43を挟んで互いに逆向きの略L字形に屈曲するので、冷却空気用通路38全体は、略クランク状に屈曲する通路断面をなす。外気導入通路37内から分流して導入された外気は矢示のようにクランク状に流れ、入口54から伝動ケース12内へ入り、伝動ケース12のVベルト変速機(図示省略)を冷却する。また、伝動ケース12に対してエアクリーナ15を内側へオフセットさせたので、外気導入口41aと伝動ケース12の冷却空気入口54とを左右方向へずらして配置させることにより、冷却空気用通路38が十分に長い通路長をなしている。
次に、本実施例の作用を説明する。予め内側ケース12b側へステー39を介してエアクリーナ15を支持する。また、外側ケース12aを内側ケース12bを結合一体化することにより、ジョイントパイプ42の上部42aの先端をジョイント壁43の貫通穴52周囲へ密接させ、さらにジョイントチュ−ブ41の下端41bをジョイント壁43のジョイントフランジ53へ嵌合してバンド44で固定することにより、冷却空気用通路38を完成させておく。
また、外気導入通路37の側方を蓋部材35で覆い、ボルト36でボス47へ固定する。これにより、外気導入通路37が側方を閉じられ、かつ外気導入通路37が冷却空気用通路38及びエンジン用空気通路51とそれぞれ連通する。このため、外気導入通路37は、冷却空気用通路38とエンジン用空気通路51の各外気通路として共用される。
このため、エアクリーナ15が大型化することを抑制するとともに、複数の空気導入口を各別に配置するためのスペースを確保することが不要となり、エアクリーナ15の形状自由度を向上させることができる。
また、ユニットスイング式のパワーユニット10を構成する伝動ケース12に対してエアクリーナ15をオフセットした位置に固定し、エアクリーナ15と伝動ケース12を冷却空気用通路38で非直線的に連結したため、冷却空気用通路38の長さを稼ぐことができ、冷却空気内のゴミや水を冷却空気用通路内で空気から分離させることができる。
そのうえ、冷却空気用通路38がクランク状に屈曲しているので、冷却空気内のゴミや水を冷却空気用通路内で空気から分離させることをより一層効率化できる。
また、外気導入通路37に取り外し可能な蓋部材35を設けたので、メンテナンス時に冷却空気用通路38とエアクリーナ10から分離する必要がなく、蓋部材35を外すだけで、外気導入通路37内部、特にゴミ等が溜まりやすい冷却空気導入口41aの周辺を清掃等できるから、メンテナンスが容易になる。
さらに、外気導入通路37を略水平もしくは下流側が斜め上方に延びるように設定したので、外気導入通路37内に侵入したゴミや水がより下流側へ深く入り込むことを抑制できる。
なお、本実施例では蓋部材35はボルト36で着脱する構成になっているが、この取付構造は、種々可能であり、例えば、周壁45側又は蓋部材35側へ係止爪を設け、蓋部材35を係脱自在にしてもよい。
実施例の適用された自動2輪車の一部を断面で示す側面図 エアクリーナ部分の側面を拡大して示す図 パワーユニットの平面図 パワーユニットの正面図 蓋部材部分を中心に示すエアクリーナの斜視図 図5において蓋部材とジョイントパイプを外した状態 図2の7−7線断面図
符号の説明
10:パワーユニット、12:伝動ケース、15:エアクリーナ、30:前側ケース、31:後側ケース、33:吸入口、35:蓋部材、37:外気導入通路、38:冷却空気用通路、41:ジョイントチューブ、42:ジョイントパイプ、43:ジョイント壁、51:エンジン用空気通路、54:冷却空気入り口

Claims (5)

  1. エンジン及び動力伝達装置を備えたパワーユニットと、エンジンへ浄化空気を供給するエアクリーナとを備えるとともに、動力伝達装置冷却用の冷却空気を動力伝達装置の内部へ導入するようにした自動2輪車用エアクリーナ装置において、
    エアクリーナを構成するエアクリーナケースに外気を導入するための外気導入路を設け、この外気導入路をエアクリーナケース内部へ連通させるとともに、
    前記外気導入通路に、前記冷却空気を導入する冷却空気導入口を開口させ、この冷却空気導入口と前記動力伝達装置内部を冷却空気通路で連通し、
    前記外気導入通路から外気を前記冷却空気通路へ分流させて前記冷却空気とすることを特徴とする自動2輪車用エアクリーナ装置。
  2. 前記パワーユニットは前記エンジンと動力伝達装置が一体となって揺動するユニットスイング式であり、前記動力伝達装置は前記パワーユニットの中心よりも車幅方向片側へ偏って配置され、前記エアクリーナケースは前記動力伝達装置から前記パワーユニットの中心側へオフセットした位置に固定するとともに、これらエアクリーナケースと動力伝達装置間を前記冷却空気通路で連結したことを特徴とする請求項1の自動2輪車用エアクリーナ装置。
  3. 前記冷却空気通路がクランク状に屈曲して形成されることを特徴とする請求項2の自動2輪車用エアクリーナ装置。
  4. 前記冷却空気導入口が設けられた前記外気導入通路に、取り外し可能な蓋部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した自動2輪車用エアクリーナ装置。
  5. 前記外気導入通路は側面視で略水平もしくは導入外気の下流に向かう向かうにつれて斜め上方に延びることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した自動2輪車用エアクリーナ装置。
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