JP3157145U - 自動二輪車 - Google Patents

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貴峰 三富
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聡 猪瀬
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Abstract

【課題】前方からシュラウドの内側に、より多くの空気を取り入れることができ、さらに、取り入れた空気をシュラウドの後方に円滑に排出することのできる自動二輪車を実現する。【解決手段】シュラウド50は、前端部53と、前縁部54と、垂直部55と、下縁部56と、を有している。前端部53は、側面視において、アンダーブラケット43の下端43bよりも上方、且つフロントフォーク40の後端40bよりも前方に位置している。前縁部54は、前端部53から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。垂直部55は、前縁部54の下端よりも後方の位置から垂直上向きに延びている。下縁部56は、垂直部55の上端から水平後ろ向きに延び、車体フレーム20を跨いでいる。【選択図】図1

Description

本考案は、シュラウドを備えた自動二輪車に関する。
いわゆるオフロード型の自動二輪車、特にモトクロス型の自動二輪車等では、車体の前側部分の側方を覆うシュラウドと呼ばれるカバーが取り付けられる(例えば、下記特許文献1参照)。シュラウドは、前方から流れてくる空気をエンジンに向かって供給する役割を果たす。また、自動二輪車のエンジンが水冷式エンジンの場合、シュラウドは、前方から流れてくる空気をラジエータに向かって供給する役割を果たす。
特開2006−282050号公報
したがって、シュラウドには、前方から多くの空気を取り入れることができ、且つ取り入れた空気を後方に円滑に排出できることが望まれる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前方からシュラウドの内側に、より多くの空気を取り入れることができ、さらに、取り入れた空気をシュラウドの後方に円滑に排出することのできる自動二輪車を実現することにある。
本考案に係る自動二輪車は、前輪と、前記前輪を支持するフロントフォークと、前記フロントフォークに連結されたアンダーブラケットと、前記アンダーブラケットを介して前記フロントフォークに連結された操向軸と、前記操向軸を回転可能に支持するヘッドパイプと、側面視において前記ヘッドパイプから後方且つ下方に向かって斜めに延びるフレームと、前記フレームの一部の側方を覆い、前方且つ車幅方向の外方に向かって延びるシュラウドと、を備えた自動二輪車である。前記シュラウドは、前端部と、前縁部と、垂直部と、下縁部と、を有している。前記前端部は、側面視において、前記アンダーブラケットの下端よりも上方且つ前記フロントフォークの後端よりも前方に位置している。前記前縁部は、側面視において、前記前端部から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。前記垂直部は、側面視において、前記前縁部の下端よりも後方の位置から垂直上向きに延びている。前記下縁部は、側面視において、前記垂直部の上端から水平後ろ向きに延び、フレームを跨いでいる。
本考案によれば、前方からシュラウドの内側に、より多くの空気を取り入れることができ、さらに、取り入れた空気をシュラウドの後方に円滑に排出することのできる自動二輪車を実現することができる。
実施形態1に係る自動二輪車の側面図である。 実施形態1に係る左側シュラウドの側面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の所定の位置における断面の模式図であって、(a)は自動二輪車が左右一対のメインフレームを備えている場合の断面図であり、(b)は一本のメインフレームを備えている場合の断面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の正面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の一部を拡大した正面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の一部を拡大した側面図であり、(a)はシュラウドが取り付けられた状態を示す図であり、(b)はシュラウドが取り外された状態を示す図である。 実施形態2に係る自動二輪車の側面図である。 実施形態2に係る左側シュラウドの側面図である。
《実施形態1》
図1は、本実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。まず、図1を参照しながら、自動二輪車1の概略構成について説明する。なお、下記説明において、前、後、左、および右等の方向は、特に記載がない限り、シート2に着座した乗員から視た方向をいうものとする。
自動二輪車1は、いわゆるモトクロスタイプの自動二輪車である。なお、自動二輪車1は、モトクロスタイプの自動二輪車に限定されるものではなく、モトクロスタイプ以外の自動二輪車(モータサイクルタイプ、スクータータイプ、いわゆるモペットタイプの自動二輪車等)であってもよい。
自動二輪車1は、骨格をなす車体フレーム20と、乗員が着座するシート2と、前輪3および後輪4とを備えている。前輪3は、車体の前部に配置されている。また、前輪3は、フロントフォーク40に支持されている。フロントフォーク40は、左右一対に設けられている。フロントフォーク40は、側面視において鉛直方向から後方に傾斜している。フロントフォーク40は、少なくとも前輪3が受ける路面からの衝撃を吸収する。このとき、前輪3は、フロントフォーク40が上下方向にストロークすることにより、上下に移動する。前輪3は、車体の前方から見て左右のフロントフォーク40の間に配置されている(図4参照)。
車体の前方から見て、左右のフロントフォーク40の間の略中央位置に、操向軸41が設けられている。操向軸41は、アッパーブラケット42とアンダーブラケット43との間で上下方向に延びている。フロントフォーク40とアッパーブラケット42とアンダーブラケット43とは、互いに連結されている。操向軸41は、アンダーブラケット43とアッパーブラケット42とを介してフロントフォーク40に連結されている。
自動二輪車1は、ヘッドパイプ21を備えている。ヘッドパイプ21は、操向軸41を回転可能に支持している。また、車体フレーム20は、側面視においてヘッドパイプ21から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。
自動二輪車1は、シュラウド50を備えている。シュラウド50は、車体フレーム20の一部の側方を覆い、前方且つ車幅方向の外方に向かって延びている。シュラウド50は、左右一対に設けられ、左側シュラウドと右側シュラウドとを有している。
図1および図2に示すように、シュラウド50は、側面視において前方に突出する前端部53を有している。前端部53は、アンダーブラケット43の下端43bよりも上方且つフロントフォーク40の後端40bよりも前方に位置している。ここでいうフロントフォーク40の後端40bとは、フロントフォーク40のうち、シュラウド50の前端部53に側方を覆われている部分の後端40bのことである。
シュラウド50は、前縁部54と、垂直部55と、下縁部56とを有している。前縁部54は、前端部53から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。垂直部55は、前縁部54の下端54bよりも後方の位置から上方に向かって延びている。垂直部55は、側面視において垂直上向きに延びている。ここでいう『垂直上向き』には、厳密な意味での垂直上向きと、実質的に垂直上向きであることとが含まれている。
下縁部56は、垂直部55の上端55tから前後方向に延びている。下縁部56は、側面視において水平後ろ向きに延びている。ここでいう『水平後ろ向き』には、厳密な意味での水平後ろ向きと、実質的に水平後ろ向きであることとが含まれている。図1に示すように、下縁部56は、側面視において車体フレーム20を跨いでいる。下縁部56は、側面視においてメインフレーム22を跨いでいる。
図1に示すように、車体フレーム20は、メインフレーム22とダウンフレーム23とを有している。メインフレーム22は、側面視において、ヘッドパイプ21から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。ダウンフレーム23は、メインフレーム22よりも下方において、側面視においてヘッドパイプ21から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。
アッパーブラケット42は、ヘッドパイプ21の上方に位置している。ヘッドパイプ21およびアッパーブラケット42の上方には、ハンドル6が設けられている。ハンドル6は、アッパーブラケット42に連結されている。
自動二輪車1では、メインフレーム22は、左右一対に構成されている。ただし、メインフレーム22は、左右一対に構成されていなくてもよく、一本であってもよい。この場合、メインフレーム22は、上方から見て、自動二輪車1の左右方向の中心を結ぶ直線と同一直線上に延びている。自動二輪車1の左右方向の中心を結ぶ直線は、上方および下方のいずれか一方から見て、前輪3の左右方向の中心と操向軸41の軸心とを結ぶ直線である。
図3に上下方向で切った自動二輪車1の断面の模式図を示す。図3(a)は、車体フレーム20のメインフレーム22が左右一対である場合の断面を示す図であり、図3(b)は、車体フレーム20のメインフレーム22が一本である場合の断面を示す図である。図3(a)および図3(b)に示すように、下縁部56は、メインフレーム22と左右方向に重なっている。
図1に示すように、メインフレーム22には、左右一対のシートレール27が接続されている。シートレール27は、後方且つ上方に向かって斜めに延びている。また、メインフレーム22のシートレール27が接続された部分よりも下方には、バックステー28が接続されている。バックステー28は、左右一対に設けられている。さらに、メインフレーム22の下端部には、ピボット軸30を介してリヤアーム29が連結されている。リヤアーム29の後端部には、後輪4が回転自在に取り付けられている。
メインフレーム22とバックステー28との上方には、メインフレーム22とバックステー28とに架け渡されるように、燃料タンク5が取り付けられている。燃料タンク5は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されている。また、燃料タンク5の上方には、シート2が設けられている。シート2は、側面視において燃料タンク5の後方に位置している。
自動二輪車1は、エンジン7を備えている。エンジン7は、シリンダ8を有している。シュラウド50の垂直部55は、側面視において、シリンダ8から前方に離隔した位置に配置されている。図1に示すように、シリンダ8と垂直部55とは接していない。また、下縁部56は、側面視において、シリンダ8から上方に離隔した位置に配置されている。図1に示すように、側面視において、シリンダ8と下縁部56とは重なっていない。
自動二輪車1は、フロントフェンダ90を備えている。フロントフェンダ90は、前輪3の上方を覆っている。フロントフェンダ90は、アンダーブラケット43に取り付けられている。フロントフェンダ90は、フロントフォーク40がストロークする際は、アンダーブラケット43に取り付けられた位置から移動しない。そのため、フロントフォーク40がストロークする際は、フロントフェンダ90は前輪3と共に上下に移動することが無い。
図2に示すように、シュラウド50は、上部シュラウド51と下部シュラウド52とを有している。下部シュラウド52は、上部シュラウド51の下方に位置している。前端部53は、上部シュラウド51に形成されている。前端部53は、上部シュラウド51の一部であり、上部シュラウド51の前部に配置されている。また、下部シュラウド52の前端部は、前縁部54の一部を形成している。前縁部54の前端は、前端部53よりも後方に位置している。つまり、上部シュラウド51の前端は、下部シュラウド52の前端よりも前方に位置している。本実施形態では、前縁部54と垂直部55と下縁部56とは、下部シュラウド52に形成されている。また、図1に示すように、下部シュラウド52は、側面視において、メインフレーム22と重なっている。言い換えると、下部シュラウド52は、メインフレーム22の一部を覆っている。メインフレーム22は、その前部の一部が下部シュラウド52に覆われている。詳細には、下部シュラウド52の下縁部56および垂直部55がメインフレーム22の一部と重なっており、垂直部55はメインフレーム22の一部の下部を覆い、下縁部56はメインフレーム22の一部の上部を覆っている。
図2に示すように、シュラウド50には、開口60が形成されている。開口60は、第1の辺Saと第2の辺Sbとを有し、略三角形状に形成されている。第1の辺Saは、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。第2の辺Sbは、第1の辺Saよりも下方で、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。頂点Tは、開口60における前端に位置している。
図5に示すように、自動二輪車1は、吸気ダクト14を備えている。本実施形態では、吸気ダクト14は、上部シュラウド51を兼用している。つまり、上部シュラウド51は、吸気ダクト14の機能を有している。吸気ダクト14は、上部シュラウド51の車体内方に形成されている。吸気ダクト14には、車幅方向の中央側に開口する吸気口14aが形成されている。
図5に示すように、上部シュラウド51の前端部の車幅方向の幅Wは、下部シュラウド52の前端部の車幅方向の幅Wよりも大きい。上部シュラウド51の前端部の車幅方向の幅Wとは、上部シュラウド51の厚みのことであり、下部シュラウド52の前端部の車幅方向の幅Wとは、下部シュラウド52の厚みのことである。
図6(b)に示すように、自動二輪車1は、エアクリーナ11を備えている。エアクリーナ11は、エレメント12を収容している。エレメント12は、吸気ダクト14から吸い込んだ空気を浄化する。図6(b)は、図6(a)から、シュラウド50が取り外された状態を示している。図6(b)に示すように、上部シュラウド51の車体内方(つまり、吸気ダクト14の車体内方)には、エアクリーナ11が備えられている。吸気ダクト14から取り込まれた空気は、エアクリーナ11のエレメント12によって浄化され、エンジン7へ導入される。なお、図6(b)では、エアクリーナ11の周辺が断面図で示されている。
図5に示すように、自動二輪車1は、ラジエータ15を備えている。ラジエータ15は、シュラウド50の車体内方に配置されている。ラジエータ15は、ラジエータタンク16を有し、ラジエータタンク16の内部には、エンジン7を冷却する冷却水が貯留されている。なお、エンジン7は、ラジエータ15によって冷却されるものに限定されない。エンジン7は、走行風等によって冷却される、いわゆる空冷エンジンであってもよい。
図6(a)および図6(b)に示すように、燃料タンク5は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されている。図6(b)に示すように、燃料タンク5の一部とエアクリーナ11の一部とは、上下方向に重なっている。つまり、エアクリーナ11の一部は、燃料タンク5の一部に上方を覆われている。また、側面視において、タンクカバー13が上部シュラウド51および下部シュラウド52の後方に配置されている。タンクカバー13は、燃料タンク5の一部の側方を覆っている。
(作用および効果)
以上のように、本実施形態に係るシュラウド50は、前端部53と前縁部54と垂直部55と下縁部56とを有している。前端部53は、シュラウド50において前方に突出し、アンダーブラケット43の下端43bよりも上方且つフロントフォーク40の後端40bよりも前方に位置している。このように、前端部53が従来よりも高い位置且つ従来よりも前方に位置しているので、シュラウド50は、前方から多くの空気を取り込むことができる。
下縁部56は、垂直部55の上端55tから水平後ろ向きに延び、車体フレーム20を跨いでいる。これにより、自動二輪車1は、シュラウド50の内側に取り入れられた空気を後方に向かって円滑に排出することができる。また、垂直部55は、前縁部54の下端54bよりも後方の位置から垂直上向きに延びており、上下方向の寸法が比較的大きい。垂直部55の上下方向の寸法が大きい(言い換えると高さが高い)程、シュラウド50から後方へ流れる空気の量が増える。したがって、本実施形態によれば、前方からシュラウドの内側に、より多くの空気を取り入れることができ、さらに、取り入れた空気をシュラウド50の後方に円滑に排出することのできる自動二輪車1を実現することができる。シュラウド50から後方へ流れる空気の量が増えると、シュラウド50の後方に位置するエンジン7の冷却性能が向上する。
垂直部55は、側面視において、シリンダ8から前方に離隔した位置に配置されている。このように、シュラウド50の垂直部55がシリンダ8から離れているため、シュラウド50に取り入れられた空気は、シュラウド50から円滑に排出されやすくなる。
シュラウド50の下縁部56は、側面視において、シリンダ8から上方に離隔した位置に配置されている。シュラウド50の下縁部56がシリンダ8から離れているため、シュラウド50に取り入れられた空気は、シュラウド50から円滑に排出されやすくなる。
側面視において、垂直部55がシリンダ8から前方に離隔した位置に配置され、且つ、下縁部56がシリンダ8から上方に離隔した位置に配置されている場合は、垂直部55および下縁部56の両方がシリンダ8から離隔する。これにより、シュラウド50に取り入れられた空気は、シュラウド50から、より一層円滑に排出されやすくなる。
自動二輪車1は、フロントフェンダ90を備えている。フロントフェンダ90は、前輪3の上方を覆い、アンダーブラケット43に取り付けられている。フロントフォーク40がストロークする際は、フロントフェンダ90はアンダーブラケット43に取り付けられた位置から移動しない。
シュラウド50は、上部シュラウド51と、上部シュラウド51の下方に位置する下部シュラウド52とを有している。そのため、シュラウド50の一部が損傷した場合は、シュラウド50の全部を取り替えなくても、上部シュラウド51および下部シュラウド52のいずれか一方のみを取り替えればよい。すなわち、本実施形態に係るシュラウド50は、シュラウド50の一部が損傷した場合は、シュラウド50の全部を取り替えることがないため、経済的である。
メインフレーム22は、側面視において、ヘッドパイプ21から後方且つ下方に向かって斜めに延びている。また、下部シュラウド52は、側面視においてメインフレーム22と重なっている。そのため、メインフレーム22は、下部シュラウド52によって保護されている。下部シュラウド52は、下部シュラウド52がメインフレーム22と重ならないものに比べて大きい。本実施形態に係るシュラウド50では、下部シュラウド52が比較的大きいことにより、上部シュラウド51が相対的に小さくなる。そのため、自動二輪車1では、レース転倒時においてシュラウド50が破損する場合に、上部シュラウド51の破損が抑制されている。下部シュラウド52が上部シュラウド51よりも相対的に交換容易である場合に下部シュラウド52が先に破損するときは、シュラウド50全体として交換が容易となる。また、下部シュラウド52が上部シュラウド51よりも相対的に安価である場合に下部シュラウド52が先に破損するときは、シュラウド50の交換に掛かるコストを抑制することができる。
シュラウド50において、前端部53は、上部シュラウド51に形成され、下部シュラウド52の前端部は、前縁部54の一部を形成している。シュラウド50の前端部53が従来よりも高い位置且つ従来よりも前方に位置しているので、上部シュラウド51は、前方から多くの空気を取り込むことができる。さらに、上部シュラウド51が吸気ダクト14を兼用している場合は、吸気ダクト14がより多くの空気を取り込むことが可能である。
自動二輪車1は、上部シュラウド51を兼用する吸気ダクト14を備えている。これにより、吸気ダクト14が上部シュラウド51の機能を果たしている。そのため、自動二輪車1は、部品の多機能化により、部品点数の削減が図られている。
上部シュラウド51における前端部の車幅方向の幅Wは、下部シュラウド52の前端部の車幅方向の幅Wよりも大きい(図5参照)。これにより、上部シュラウド51は、下部シュラウド52よりも剛性が高くなる。そのため、自動二輪車1に乗車する乗員の左右の足は、それぞれ左右の上部シュラウド51に圧接しやすい。つまり、乗員は、ライディングポジションの変更を円滑に行うことができる。
自動二輪車1は、エアクリーナ11を有している。エアクリーナ11には、エレメント12が収容されている。自動二輪車1では、エレメント12によって浄化された十分な量の空気が、エンジン7へ導入される。
自動二輪車1は、燃料タンク5を備えている。燃料タンク5は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されている。燃料タンク5の一部とエアクリーナ11の一部とは、上下方向に重なっている。このように、自動二輪車1では、車体の長さ(つまり前後方向の寸法)のコンパクト化が図られている。
自動二輪車1は、タンクカバー13を備えている。タンクカバー13は、側面視において上部シュラウド51および下部シュラウド52の後方に配置され、燃料タンク5の側方を覆っている。そのため、シュラウド50は、燃料タンク5の側方を覆う必要が無く、タンクカバー13の大きさの分だけ小さくなる。そのため、タンクカバー13が破損した場合は、タンクカバー13のみを交換すれば足りる。
本実施形態では、シュラウド50に開口60が形成されている。開口60は、側面視において頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びる第1の辺Saと、側面視において頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びる第2の辺Sbと、を有している。開口60により、シュラウド50は、内側に取り入れた空気をより円滑に排出することができる。
《実施形態2》
以下では、実施形態2に係る自動二輪車1について説明する。なお、実施形態1と同一の構成要素については、同符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、シュラウド50には、開口61と開口62との二つの開口が形成されている。開口61と開口62とは、前後に並んでいる。開口61は、第1の辺Scと第2の辺Sdとを有している。また、開口61は、略三角形状に形成されている。第1の辺Scは、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。第2の辺Sdは、第1の辺Scよりも下方で、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。開口62は、第1の辺Seと第2の辺Sfとを有し、略三角形状に形成されている。第1の辺Seは、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。第2の辺Sfは、第1の辺Seよりも下方で、頂点Tから後方且つ下方に向かって斜めに延びている。頂点Tは、開口61の前端に位置している。また、頂点Tは、開口62の前端に位置している。シュラウド50に開口61が形成されていることにより、シュラウド50は、内側に取り入れた空気をより円滑に排出することができる。さらに、シュラウド50に開口61と開口62とが形成されていることにより、シュラウド50は、内側に取り入れた空気をさらに円滑に排出することができる。
7 エンジン
8 シリンダ
13 タンクカバー
14 吸気ダクト
20 車体フレーム(フレーム)
40 フロントフォーク
40b フロントフォークの後端
41 操向軸
42 アッパーブラケット
43 アンダーブラケット
43b アンダーブラケットの下端
50 シュラウド
51 上部シュラウド
52 下部シュラウド
53 前端部
54 前縁部
55 垂直部
56 下縁部

Claims (15)

  1. 前輪と、
    前記前輪を支持するフロントフォークと、
    前記フロントフォークに連結されたアンダーブラケットと、
    前記アンダーブラケットを介して前記フロントフォークに連結された操向軸と、
    前記操向軸を回転可能に支持するヘッドパイプと、
    側面視において前記ヘッドパイプから後方且つ下方に向かって斜めに延びるフレームと、
    前記フレームの一部の側方を覆い、前方且つ車幅方向の外方に向かって延びるシュラウドと、を備え、
    側面視において、前記シュラウドは、
    前記アンダーブラケットの下端よりも上方且つ前記フロントフォークの後端よりも前方に位置する前端部と、
    前記前端部から後方且つ下方に向かって斜めに延びる前縁部と、
    前記前縁部の下端よりも後方の位置から垂直上向きに延びる垂直部と、
    前記垂直部の上端から水平後ろ向きに延び、フレームを跨ぐ下縁部と、
    を有している、自動二輪車。
  2. シリンダを有するエンジンをさらに備え、
    前記シュラウドの前記垂直部は、側面視において、前記シリンダから前方に離隔した位置に配置されている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  3. シリンダを有するエンジンをさらに備え、
    前記シュラウドの前記下縁部は、側面視において、前記シリンダから上方に離隔した位置に配置されている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記シュラウドの前記下縁部は、側面視において、前記シリンダから上方に離隔した位置に配置されている、
    請求項2に記載の自動二輪車。
  5. 前記前輪の上方を覆い、前記アンダーブラケットに取り付けられたフロントフェンダをさらに備えている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記シュラウドは、上部シュラウドと、前記上部シュラウドの下方に位置する下部シュラウドとを有している、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記フレームは、側面視において、前記ヘッドパイプから後方且つ下方に向かって斜めに延びるメインフレームと、前記メインフレームよりも下方において前記ヘッドパイプから後方且つ下方に向かって斜めに延びるダウンフレームと、を有し、
    側面視において、前記下部シュラウドは前記メインフレームと重なっている、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  8. 前記前端部は、前記上部シュラウドに形成され、
    前記下部シュラウドの前端部は、前記前縁部の一部を形成している、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  9. 前記上部シュラウドを兼用する吸気ダクトをさらに備えている、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  10. 前記上部シュラウドにおける前端部の車幅方向の幅は、前記下部シュラウドの前端部の車幅方向の幅よりも大きい、
    請求項9に記載の自動二輪車。
  11. 前記吸気ダクトから吸い込んだ空気を浄化するエレメントが収容されたエアクリーナを有している、
    請求項9に記載の自動二輪車。
  12. 前記ヘッドパイプよりも後方に配置された燃料タンクをさらに備え、
    前記燃料タンクの一部と前記エアクリーナの一部とは、上下方向に重なっている、
    請求項11に記載の自動二輪車。
  13. 前記ヘッドパイプよりも後方に配置された燃料タンクと、
    側面視において前記上部シュラウドおよび前記下部シュラウドの後方に配置され、前記燃料タンクの側方を覆うタンクカバーと、をさらに備えた、
    請求項6に記載の自動二輪車。
  14. 前記シュラウドには、側面視において所定の頂点から後方且つ下方に向かって斜めに延びる第1の辺と、側面視において前記頂点から後方且つ下方に向かって斜めに延びる第2の辺と、を有する略三角形状の開口が形成されている、
    請求項1に記載の自動二輪車。
  15. 前記シュラウドには、前後に並ぶ2つの前記開口が形成されている、
    請求項14に記載の自動二輪車。
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