JP2015074351A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部フェンダによって異物を適切に遮ることができる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】ヘッドパイプと、ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォーク17と、フロントフォーク17の上部に支持されるハンドル19と、フロントフォーク17の下部に支持される前輪21と、フロントフォーク17に支持され、前輪21の上方を覆う下部フェンダ23と、フロントフォーク17に支持され、下部フェンダ23よりも上方に配置される上部フェンダ25と、フロントフォーク17に支持されるヘッドライトユニット27と、を備え、ハンドル19が操作されたとき、前輪21、下部フェンダ23、上部フェンダ25およびヘッドライトユニット27が略同じ方向を向く鞍乗型車両1である。【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、上部フェンダなどの取付構造の技術に関する。
従来、下部フェンダと上部フェンダを備えた鞍乗型車両が知られている。下部フェンダは前輪の上方に配置されている。上部フェンダは、下部フェンダの上方に配置されている。上部フェンダは、ヘッドパイプに支持されている。上部フェンダには、左右一対のフロントサイドカウルが取り付けられている。フロントサイドカウルは燃料タンクの側面を覆う。上部フェンダとフロントサイドカウルとは、流線型をなすように連なっている。
上部フェンダとフロントサイドカウルとは、走行風をスムーズに後方に導き、鞍乗型車両の走行時の空気抵抗を低減する(例えば、特許文献1参照)。
特開2010ー13065号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、上部フェンダは前輪とともに回転することができない。前輪の向きが変っても、上部フェンダの向きは変わらない。上部フェンダの向きが前輪の向きと異なっているとき、上部フェンダは、前輪が跳ね上げる小石や泥などの異物を適切に遮ることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、上部フェンダによって異物を適切に遮ることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォークと、前記フロントフォークの上部に支持されるハンドルと、前記フロントフォークの下部に支持される前輪と、前記フロントフォークに支持され、前記前輪の上方を覆う下部フェンダと、前記フロントフォークに支持され、前記下部フェンダよりも上方に配置される上部フェンダと、前記フロントフォークに支持されるヘッドライトユニットと、を備え、前記ハンドルが操作されたとき、前記前輪、前記下部フェンダ、前記上部フェンダおよび前記ヘッドライトユニットが略同じ方向を向く鞍乗型車両である。
[作用・効果]本発明に係る鞍乗型車両によれば、ハンドルが操作されると、フロントフォークがヘッドパイプに対して回転する。前輪と下部フェンダと上部フェンダとヘッドライトユニットは、フロントフォークと一体に回転する。したがって、前輪と下部フェンダと上部フェンダとヘッドライトユニットは略同じ方向を向く。このため、下部フェンダのみならず上部フェンダも、異物を適切に遮ることができる。よって、ライダーを異物から一層確実に保護することができる。
上述した発明において、側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットよりも前方で、かつ、下方に延びており、側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びており、正面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの下部と右部と左部を囲み、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの後部に走行風を案内することが好ましい。種々の方向から飛んでくる異物から、ヘッドライトユニットを好適に保護できる。また、上部フェンダは、ヘッドライトユニットの後部に走行風を案内するので、ヘッドライトユニットを好適に冷却できる。さらに、上部フェンダは、ヘッドライトユニットよりも後方に延びて、ヘッドライトユニットの後方の空間を区画する。このため、ヘッドライトユニットの後部を効果的に冷却できる。
上述した発明において、前記上部フェンダは、側面視で前記ヘッドライトユニットよりも前方で、かつ、下方に延びる鍔部と、前記ヘッドライトユニットの側面の少なくとも一部分を覆う側壁部と、有し、側面視で、前記側壁部は、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びていることが好ましい。鍔部および側壁部はそれぞれ、ヘッドライトユニットを好適に保護できる。側壁部は、さらに、ヘッドライトユニットの後部に接する空間を好適に区画できる。
上述した発明において、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの上面の少なくとも一部分を覆う上壁部を有し、平面視で、前記上壁部は、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びていることが好ましい。上壁部は、ヘッドライトユニットを好適に保護できる。上壁部は、さらに、ヘッドライトユニットの後部に接する空間を好適に区画できる。
上述した発明において、前記上部フェンダと前記ヘッドライトユニットとの間には隙間が形成されており、前記上部フェンダは、前記隙間に流入した走行風を前記ヘッドライトの後部に案内することが好ましい。隙間によって、ヘッドライトユニットの後部に供給する走行風の量を好適に確保できる。
上述した発明において、前記ヘッドライトユニットの光軸の向きを調整するための光軸調整具を備え、前記隙間を通じて前記光軸調整具が見えることが好ましい。光軸調整具を容易に操作できる。
上述した発明において、前記下部フェンダは稜線を有し、側面視で、前記上部フェンダの下縁は、前記下部フェンダの前記稜線と略平行であることが好ましい。上部フェンダと下部フェンダとの間を走行風が円滑に流れることができる。
上述した発明において、前記上部フェンダの前端は、前記下部フェンダの前端よりも後方に位置することが好ましい。下部フェンダが比較的に大きいので、異物を遮る上部フェンダの機能を維持しつつ、上部フェンダを小型化できる。
上述した発明において、フロントフォークに支持されるフラッシャーを備え、前記ハンドルが操作されたとき、前記フラッシャーは前記前輪と略同じ方向を向くことが好ましい。フラッシャーの被視認性を好適に高めることができる。
上述した発明において、前記ヘッドライトユニットを支持するヘッドライト用ステーを備え、前記ヘッドライト用ステーは、前記フロントフォークに固定されていることが好ましい。ヘッドライトユニットをフロントフォークに好適に支持できる。
上述した発明において、前記ヘッドライト用ステーは、前記ヘッドライトユニットの光軸の向きを調整可能に、前記ヘッドライトユニットを支持することが好ましい。ヘッドライトユニットの光軸を適切に調整できる。
上述した発明において、前記ヘッドライト用ステーは、さらに、前記上部フェンダを支持することが好ましい。上部フェンダをフロントフォークに好適に支持することができる。
上述した発明において、前記ヘッドパイプの後方に配置される燃料タンクと、前記燃料タンクの側面の少なくとも一部分を覆うカバー部材と、を備え、側面視で前記上部フェンダの下縁と前記カバー部材の上縁とは、略平行であることが好ましい。上部フェンダの下縁およびカバー部材の上縁によって、走行風を略同じ方向に整流できる。
上述した発明において、前記カバー部材は走行風を導入するための導入口を有し、前記導入口は、前記カバー部材の前部に形成され、前記カバー部材と前記燃料タンクとの間に走行風を供給することが好ましい。導入口がカバー部材の前部に形成されているので、カバー部材と前記燃料タンクとの間に送る走行風の量を容易に確保できる。
上述した発明において、前記カバー部材は、第1稜線と、第1稜線よりも下方に形成される第2稜線と、を有し、前記下部フェンダは、稜線を有し、側面視で、前記第2稜線は、前記下部フェンダの前記稜線と略平行であることが好ましい。下部フェンダの稜線およびカバー部材の第2稜線は、走行風を略同じ方向に整流することができる。
なお、本明細書は、次のような鞍乗型車両に係る発明も開示している。
(1)前記フロントフォーク、前記前輪、前記下部フェンダ、前記上部フェンダおよび前記ヘッドライトユニットは、前記ヘッドパイプに対して一体に回転することが好ましい。
前記(1)に記載の発明によれば、前輪と下部フェンダと上部フェンダとヘッドライトユニットは略同じ方向を向く。よって、上部フェンダは、異物を適切に遮ることができる。
(2)側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの少なくとも一部と重なっていることが好ましい。
前記(2)に記載の発明によれば、上部フェンダは、異物からヘッドライトユニットを一層的確に保護できる。
(3)側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの下部近傍に設けられていることが好ましい。
前記(3)に記載の発明によれば、上部フェンダは、異物からヘッドライトユニットを一層的確に保護できる。
(4)前記上部フェンダと前記ヘッドライトユニットとの間に形成された前記隙間は、前記ヘッドライトユニットの後部に接する空間に通じていることが好ましい。
(5)正面視で、前記隙間が、前記ヘッドライトユニットの下方に見えることが好ましい。
前記(5)に記載の発明によれば、ヘッドライトユニットの下部に走行風を供給することができる。
(6)前記鍔部は、前部と、前記前部の右部分から後方に延びる右脚部と、前記前部の左部分から後方に延びる左脚部と、を有し、右脚部と左脚部とは、互いに分離されており、前記鍔部は、前記前部と前記右脚部と前記左脚部とによって画定される開口を有することが好ましい。
前記(6)に記載の発明によれば、開口によって隙間を容易に広くすることができる。よって、隙間に流入する走行風の量を容易に増加できる。
(7)鞍乗型車両に関する情報を表示するメータユニットと、前記メータユニットを支持するためのメータ用ステーと、前記メータ用ステーとは別個に設けられ、前記ヘッドライトユニットを支持するためのヘッドライト用ステーと、を備え、前記メータ用ステーおよび前記ヘッドライト用ステーはそれぞれ、フロントフォークに固定されることが好ましい。
前記(7)に記載の発明によれば、ヘッドライトユニットをヘッドライト用ステーに取り付ける作業と、メータユニットをメータ用ステーに取り付ける作業とを別々に行うことができる。よって、作業の効率を高めることができる。
(8)メータ用ステーをフロントフォークに固定したままで、前記ヘッドライト用ステーをフロントフォークから取り外すことができ、かつ、前記ヘッドライト用ステーをフロントフォークに取り付けることができることが好ましい。
前記(8)に記載の発明によれば、ヘッドライトユニットをフロントフォークに容易に着脱できる。
この発明に係る鞍乗型車両によれば、下部フェンダのみならず上部フェンダも、異物を適切に遮ることができるので、ライダーを異物から一層確実に保護することができる。
実施例に係る鞍乗型車両の左側面図である。 実施例に係る鞍乗型車両の正面図である。 実施例に係る鞍乗型車両の平面図である。 ハンドルが右に切られているときの鞍乗型車両1の平面図である。 ハンドルが右に切られているときの鞍乗型車両1の正面図である。 上部フェンダの側面図である。 上部フェンダの平面図である。 上部フェンダとヘッドライトユニットの側面拡大図である。 上部フェンダとヘッドライトユニットの正面拡大図である。 上部フェンダとヘッドライトユニットの平面拡大図である。 上部フェンダとヘッドライトユニットとを、後方かつ下方から見上げた斜視図である。 鞍乗型車両の前部の拡大側面図である。 図12におけるV−V矢視の断面図である。 ヘッドライト用ステーの斜視図である。 ヘッドライトユニットに関連する部分組立品の斜視図である。 メータ用ステーの斜視図である。 メータユニットに関連する部分組立品の斜視図である。 ヘッドライト用ステーとメータ用ステーとフロントフォークとの斜視図である。 ヘッドライトユニット等をフロントフォークに取り付ける手順の一例を示す図である。
1.鞍乗型車両の概略構成
図1は、実施例に係る鞍乗型車両の左側面図である。図2は、実施例に係る鞍乗型車両の正面図である。図3は、実施例に係る鞍乗型車両の平面図である。
以下の説明において、前後方向xは、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての前後方向を意味する。車幅方向yは、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての左右方向を意味する。上下方向zは、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての上下方向を意味する。前後方向のうち、鞍乗型車両1が進む方向を、特に「前方」または「前方向」と呼ぶ。前方とは反対の方向を、「後方」と呼ぶ。また、単に、「右」、「左」と記載するときは、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての「右」、「左」を意味する。図2、3に示すように、鞍乗型車両1の中心を含む平面を「車体中心C」と呼ぶ。車幅方向yのうち、車体中心Cに近づく方向を、「車幅方向内方」と呼ぶ。「車幅方向内方」と反対の方向を、「車幅方向外方」と呼ぶ。
図1を参照する。鞍乗型車両1は、車体フレーム11とフロントフォーク17とを備える。車体フレーム11は、ヘッドパイプ13を含む。フロントフォーク17は、ヘッドパイプ13に回転可能に支持される。フロントフォーク17は、右フロントチューブ31Rと左フロントチューブ31Lを含む。図1には、左フロントフォーク31Lが表れている。以下では、右フロントチューブ31Rと左フロントチューブ31Lとを特に区別しないときには、それらを「フロントチューブ31」と呼ぶ。
鞍乗型車両1は、ハンドル19と前輪21を備える。ハンドル19は、フロントフォーク17の上部に支持される。前輪21は、フロントフォーク17の下部に支持される。具体的には、フロントフォーク17は、前輪21を取り付けるための車軸22を支持する。前輪21は、車軸22回りに回転可能である。
鞍乗型車両1は、さらに、下部フェンダ23と上部フェンダ25とヘッドライトユニット27とフラッシャー28とメータユニット29とを備える。下部フェンダ23と上部フェンダ25とヘッドライトユニット27とフラッシャー28とメータユニット29はそれぞれ、フロントフォーク17に支持される。
下部フェンダ23は、前輪21の上方を覆う。上部フェンダ25は、下部フェンダ23よりも上方に配置されている。上部フェンダ25と下部フェンダ23とは、間隔を空けて設置されている。下部フェンダ23および上部フェンダ25はそれぞれ、異物を遮蔽する。異物は、主に前輪21が跳ね上げた石、砂利、泥または水である。
ヘッドライトユニット27は、鞍乗型車両1の前方を照らす。フラッシャー28は、鞍乗型車両1の進路変更などを鞍乗型車両1の周囲に知らせるために、点滅光を発する。メータユニット29は、鞍乗型車両1に関する情報をライダーに示す。フラッシャー28は、ヘッドライトユニット27の右方および左方に設置される。メータユニット29は、ヘッドライトユニット27の上に設置される。
図1乃至3では、前輪21は前方を向いている。前輪21の前端21Fは、車体中心C上に位置している。このとき、下部フェンダ23、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、前輪21と略同じ方向(すなわち、前方)を向いている。
車体フレーム11は、さらに、メインフレーム14とダウンチューブ15とを含む。メインフレーム14とダウンチューブ15とは、それぞれヘッドパイプ13に連結されている。メインフレーム14とダウンチューブ15とは、エンジンユニット41を支持する。メインフレーム14は、さらに、燃料タンク43を支持する。燃料タンク43は、エンジンユニット41の上方に配置される。燃料タンク43の後方にはシート44が設置されている。メインフレーム14は、スイングアーム45を支持する。スイングアーム45は、後輪47を支持する。エンジンユニット41と後輪47の間には、チェーン49が巻き掛けられている。
エンジンユニット41が発生した動力は、チェーン49によって後輪47に伝達され、後輪47を回転駆動する。これにより、鞍乗型車両1が前進する。
ライダーがハンドル19を操作すると、フロントフォーク17がヘッドパイプ13に対して回転する。前輪21、下部フェンダ23、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、フロントフォーク17と一体に回転する。前輪21は向きを変える。前輪21の前端21Fが車体中心Cから外れる。下部フェンダ23、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28もそれぞれ、前輪21と同様に向きを変える。よって、ハンドル19が操作されたときであっても、ハンドル19が操作されていない時と同様に、前輪21、下部フェンダ23、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、略同じ方向を向く。言い換えれば、ハンドル19の操作の有無に関わらず、少なくとも前輪21、下部フェンダ23、上部フェンダ25およびヘッドライトユニット27の相対的な位置関係は変わらない。なお、ハンドル19が操作されると、メータユニット29も、フロントフォーク17と一体に回転する。
図4、5を参照する。図4は、ハンドル19が右に切られているときの鞍乗型車両1の平面図である。図5は、ハンドル19が右に切られているときの鞍乗型車両1の正面図である。図4、5ではそれぞれ、鞍乗型車両1の一部の構成について図示を省略している。
図示するように、ハンドル19が右に操舵されたときであっても、前輪21、下部フェンダ23、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、略同じ方向を向いている。具体的には、前輪21は、右斜め前方向を向いている。前輪21の前端21Fは、車体中心Cの右方に位置している。図4、5において、便宜上、車体中心Cの右方の領域を「RIGHT」によって示し、車体中心Cの左方の領域を「LEFT」によって示す。下部フェンダ23の前端23Fおよび上部フェンダ25の前端25Fも、車体中心Cの右方に位置している。ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28も、右斜め前方向を向いている。
ハンドル19が左に切られたときも、ハンドル19が右に切られたときと同じように、前輪21、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、略同じ方向を向く。
このように、ハンドル19の操作に伴って、前輪21、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、ヘッドパイプ13に対して一体に回転する。このため、ハンドル19がどのように操作されても、前輪21、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28の各向きは、略一致したままである。よって、上部フェンダ25は、常に、前輪21の上方を適切に覆う。よって、下部フェンダ23のみならず上部フェンダ25も、異物等を確実に遮蔽できる。
2.上部フェンダ25とヘッドライトユニット27に関する構成
上部フェンダ25を詳細に説明する。図1を参照する。側面視で、上部フェンダ25およびヘッドライトユニット27は、ヘッドパイプ13の前方に配置されている。側面視で、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27とは、フロントチューブ31よりも前方に配置されている。より具体的には、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27とは、フロントチューブ31の前縁よりも前方の領域に配置されている。図1において、参考のために、側面視におけるフロントチューブ31の前縁を仮想的に延長した延長線Iaを一点鎖線で示す。
側面視で、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27の下部近傍に配置されている。側面視で、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27よりも前方、かつ、下方に延びている。側面視で、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27よりも後方に延びている。
図2に示すように、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27の下部と右部と左部を囲む。上部フェンダ25とヘッドライトユニット27との間には隙間Gが形成されている。正面視で、隙間Gを視認できる。正面視で、隙間Gは、ヘッドライトユニット27の下方のみに見える。正面視で、ヘッドライトユニット27の右部および左部には、上部フェンダ25が隙間無く接している。鞍乗型車両1が走行しているとき、隙間Gに走行風が流入する。
上部フェンダ25の形状を説明する。図6は、上部フェンダ25の側面図である。図7は、上部フェンダ25の平面図である。
側面視で、上部フェンダ25の下縁Eは、略直線形状である。側面視で、下縁Eは、後方ほど高くなるように傾いている。より詳しく説明すると、下縁Eの前部から後部に向かって下縁Eの高さが略一定の割合で高くなっている。
上部フェンダ25は、鍔部51と側壁部54と上壁部55とを含む。側面視で、鍔部51は、先端にいくほど細くなっている。鍔部51は、前方ほど低くなるように傾いている。上述した下縁Eは、鍔部51の下部に形成されている。
図7を参照する。鍔部51は、前部52と右脚部53Rと左脚部53Lを含む。前部52の先端は、上述した上部フェンダ25の前端25Fである。平面視で、右脚部53Rは、前部52の右部分から後方に延びている。平面視で、左脚部53Lは、前部52の左部分から後方に延びている。右脚部53Rと左脚部53Lとは互いに分離されている。前部52と右脚部53Rと左脚部53Lとは、開口Aを画定する。開口Aの後方は、開放されている。開口Aは平面視では見えるが、側面視では見えない。
側壁部54は、右側壁部54Rと左側壁部54Lを含む。右側壁部54Rは、右脚部53Rの後部から略上方に突出している。左側壁部54Lは、左脚部53Lの後部から略上方に突出している。右側壁部54Rおよび左側壁部54Lはそれぞれ、挿入口Bと取付孔D1とを有する。挿入口Bには、フラッシャー28が挿入される。取付孔D1は、上部フェンダ25をフロントフォーク17に支持するために使用される。
上壁部55は、右上壁部55Rと左上壁部55Lを含む。右上壁部55Rは、右側壁部54Rの上部から略車幅方向内方に突出している。左上壁部55Lは、左側壁部54Lの上部から略車幅方向内方に突出している。右上壁部55Rおよび左上壁部55Lはそれぞれ、取付孔D2を有する。取付孔D2は、上部フェンダ25をフロントフォーク17に支持するために使用される。
上部フェンダ25とヘッドライトユニット27の配置を説明する。図8は、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27の側面拡大図である。図9は、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27の正面拡大図である。図10は、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27の平面拡大図である。
図8において、上部フェンダ25によって隠れているヘッドライトユニット27を点線で示す。側面視で、鍔部51は、ヘッドライトユニット27の下部近傍に沿って延びている。ヘッドライトユニット27の下部近傍からヘッドライトユニット27よりも前方かつ下方に延びている。側面視で、前部52は、ヘッドライトユニット27よりも前方かつ下方に位置している。側面視で、左脚部53Lは、ヘッドライトユニット27の下部と重なっている。左脚部53Lは、ヘッドライトユニット27の左側面の下部を覆う。同様に、右脚部53Rは、ヘッドライトユニット27の右側面の下部を覆う。側面視で、ヘッドライトユニット27の側面の一部が、鍔部51(右脚部53Rまたは左脚部53L)の上方に見える。
側面視で、側壁部54は、ヘッドライトユニット27の後部と重なっている。側壁部54は、ヘッドライトユニット27の側面の後部を覆う。具体的には、左側壁部54Lは、ヘッドライトユニット27の左側面の後部を覆う。右側壁部54Rは、ヘッドライトユニット27の右側面の後部を覆う。側面視で、ヘッドライトユニット27の側面の一部が、側壁部54の前方に見える。
図9を参照する。ヘッドライトユニット27の下部は、右脚部53Rと左脚部53Lとの間に位置している。正面視で、前部52は、ヘッドライトユニット27の下方に位置している。
上述した隙間Gは、正面視で、鍔部51とヘッドライトユニット27の下部との間の位置に見える。より厳密に言うと、隙間Gは、正面視で、前部52と右脚部53Rと左脚部53Lとヘッドライトユニット27の下部によって囲まれた範囲に見える。鍔部51が開口Aを有するので、正面視において見える隙間Gの面積は、比較的に広い。また、鍔部51が前方ほど低くなるように傾いているので、正面視において見える隙間Gの面積は、比較的に広い。
正面視で、右脚部53Rと右側壁部54Rとは、ヘッドライトユニット27の右部を覆う。正面視で、左脚部53Lと左側壁部54Lとは、ヘッドライトユニット27の左部を覆う。正面視で、右上壁部55Rおよび左上壁部55Lは、ヘッドライトユニット27の上部を覆う。より詳しくは、正面視で、右上壁部55Rは、ヘッドライトユニット27の上部の右部分を覆う。正面視で、左上壁部55Lは、ヘッドライトユニット27の上部の左部分を覆う。
図10を参照する。平面視で、上壁部55は、ヘッドライトユニット27の後部と重なっている。上壁部55は、ヘッドライトユニット27の上面の後部を覆う。具体的には、右上壁部55Rは、ヘッドライトユニット27の上面のうち、後かつ右の部分を覆う。左上壁部55Lは、ヘッドライトユニット27の上面のうち、後かつ左の部分を覆う。
図8に示すように、側壁部54は、側面視で、ヘッドライトユニット27よりも後方に延びている。図10に示すように、上壁部55は、平面視で、ヘッドライトユニット27よりも後方に延びている。側壁部54および上壁部55は、ヘッドライトユニット27の後方の空間Sを仕切る。ここで、空間Sは、ヘッドライトユニット27の後部に接する。以下では、空間Sを、適宜に「後方空間S」と呼ぶ。側壁部54は、後方空間Sの右方および左方の少なくとも一部を覆う壁として機能する。上壁部55は、後方空間Sの上方の少なくとも一部を覆う上壁として機能する。
図11を参照する。図11は、上部フェンダ25とヘッドライトユニット27とを、後方かつ下方から見上げた斜視図である。図示するように、後方空間Sは、隙間Gと通じている。隙間Gに流入した走行風は、ヘッドライトユニット27の底部に沿って流れ、後方空間Sに到達する。後方空間Sに到達した走行風は、さらに、ヘッドライトユニット27の後部に沿って流れる。図11では、隙間Gを通過し、ヘッドライトユニット27の後部に案内される気流F1を二点鎖線で模式的に示す。
ヘッドライトユニット27の後部に案内される気流は、気流F1のように、隙間Gを通過する気流に限られない。上部フェンダ25がヘッドライトユニット27の下部近傍に設けられているので、鍔部51の下方を通って後方に進む走行風の一部を、ヘッドライトユニット27の後部に導くことができる。特に、上部フェンダ25がヘッドライトユニット27よりも前方かつ下方に延びているので、上部フェンダ25の下面に沿って流れる走行風を、ヘッドライトユニット27の後部に導くことができる。また、上部フェンダ25の下縁Eが後方ほど高くなるように傾斜しているので、下縁Eに沿って流れる走行風を、ヘッドライトユニット27の後部に導くことができる。図11では、鍔部51の下方を通過し、ヘッドライトユニット27の後部に案内される気流F2を二点鎖線で模式的に示す。
このように、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27の後部に走行風を案内する。これにより、ヘッドライトユニット27を冷却できる。さらに、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27の後部の後方における後方空間Sを区画する。これにより、走行風によるヘッドライトユニット27の冷却効果を高める。
なお、上述した挿入口Bは、側面視で、側壁部54がヘッドライトユニット27と重ならない位置に配置されている。
ヘッドライトユニット27の構造について説明する。図10、11を参照する。ヘッドライトユニット27は、ヘッドライト本体61とヘッドライトカバー67を含む。
ヘッドライト本体61は、レンズ部62と筐体63とゴムカバー64と端子65を含む。レンズ部62は、筐体63の前部を覆う。ゴムカバー64と端子65は、筐体63の背面に取り付けられている。さらに、ヘッドライト本体61は、不図示のバルブ(bulb)を含む。バルブ(bulb)は、筐体63の内部に設けられている。ヘッドライトカバー67は、筐体63を固定的に保持している。
筐体63の背面、ゴムカバー64および端子65などが、ヘッドライトユニット27の後部に配置されている。
図11に示すように、ヘッドライトカバー67に、軸部材71が貫通している。軸部材71は、ヘッドライトカバー67を回転可能に支持する。ヘッドライトカバー67は、軸部材71の軸心である調整軸H回りに回転可能である。調整軸Hは、図8乃至10に示す通り、車幅方向yと略平行である。ヘッドライトカバー67が調整軸H回りに回転すると、ヘッドライトユニット27全体が上部フェンダ25に対して相対的に回転する。
図11を参照する。鞍乗型車両1は、さらに、光軸調整具73を備えている。光軸調整具73は、ヘッドライトユニット27を調整軸H回りに回転させ、ヘッドライトユニット27の光軸の向きを調整する。
ヘッドライトカバー67は、光軸調整具73と結合するための結合部68を有する。結合部68は、ヘッドライトカバー67の底部に形成されている。結合部68は、下方に突出している。結合部68は、正面視で、下端に向かって先細りしている形状を有している。
図8を参照する。図8では、ヘッドライトカバー67の結合部68の一部を断面図で示す。光軸調整具73は、回転操作部73a、ねじ部73bおよび止め部73cを含む。回転操作部73aの回転軸Jは、前後方向xと略平行である。ねじ部73bと止め部73cとは、回転操作部73aに一体に連結されている。回転操作部73aが回転すると、ねじ部73bと止め部73cとが回転軸J回りに回転する。
止め部73cは、支持プレート95に回転自在に支持されている。これにより、ねじ部73bは回転軸Jの軸心方向に移動しない。ねじ部73bは、結合部68と螺合している。ねじ部73bが回転すると、結合部68が軸心J方向に移動し、ヘッドライトユニット27が調整軸H回りに回転する。
図9に示すように、正面視で、結合部68の下端のみが隙間Gを通じて見える。また、正面視で回転操作部73aも隙間Gを通じて見える。
ヘッドライトユニット27の光軸を調整するときは、隙間Gを通じて光軸調整具73(回転操作部73a)を操作できる。たとえば、光軸調整具73を操作するための工具を隙間Gに差し込むことができる。このように、隙間Gは、光軸調整具73の操作を許容する。
3.下部フェンダ23の詳細な構成
下部フェンダ23を詳細に説明する。図12は、鞍乗型車両1の前部の拡大側面図である。
側面視で、下部フェンダ23は、上部フェンダ25よりも前方に延びている。すなわち、側面視で、上部フェンダ25の前端25Fは、下部フェンダ23の前端23Fよりも後方に位置している。
下部フェンダ23は、略上方に隆起している膨出部75を有する。膨出部75は、右膨出部75Rと左膨出部75Lを含む(図2参照)。側面視で、左膨出部75Lは、左フロントチューブ31Lの略前方に配置されている。左フロントチューブ31Lは、インナーチューブ77Lとアウターチューブ78Lとを含む。インナーチューブ77Lの下部は、アウターチューブ78Lの上部と連結されている。側面視で、インナーチューブ77Lとアウターチューブ78Lの結合部の前方に左膨出部75Lが位置する。
下部フェンダ23は、アウターチューブ78Lの上部に支持されている。上述した車軸22の両端は、アウターチューブ78R、78Lの下部に支持されている。
右膨出部75Rおよび右フロントチューブ31Rはそれぞれ、左膨出部75Lおよび左フロントチューブ31Lと同様な構造を有する。
図2に示すように、上部フェンダ25は、アウターチューブ78R、78Lの間に跨がるように設けられている。正面視で、インナーチューブ77Rとアウターチューブ78Rとの結合部の大部分は、右膨出部75Rによって覆われている。インナーチューブ77Lとアウターチューブ78Lとの結合部の大部分は、左膨出部75Lによって覆われている。
以下では、インナーチューブ77Rとインナーチューブ77Lとを特に区別しない場合には、単に「インナーチューブ77」と呼ぶ。アウターチューブ78Rとアウターチューブ78Lとを特に区別しない場合には、単に「アウターチューブ78」と呼ぶ。
図12を参照する。膨出部75の表面には、稜線Kが形成されている。稜線Kは、膨出部75の表面が折れ曲がった部分、または、折れ曲がった面と面とが交差する境界部分である。側面視で、稜線Kを視認できる。
側面視で、稜線Kは、略直線形状である。側面視で、稜線Kは、後方ほど高くなるように傾いている。側面視で、稜線Kの傾きは、上部フェンダ25の下縁Eの傾きと略等しい。つまり、側面視で、稜線Kは、下縁Eと略平行である。
ここで、「略平行」とは、下縁Eの傾斜角度と稜線Kの傾斜角度が同じである場合のみならず、下縁Eと稜線Kとが平行であるような印象を与える程度に、両者の傾斜角度が近似している場合を含む。以下の説明において記載する「略平行」も、同様な意味を有する。
側面視で、下縁Eおよび稜線Kはいずれも、フロントチューブ31(インナーチューブ77)よりも前方に位置している。側面視で、下縁Eの後端Ebおよび稜線Kの後端Kbはいずれも、フロントチューブ31の前縁に近接している。図12において、参考のために、側面視におけるフロントチューブ31の前縁を延長した仮想線Iaを一点鎖線で示す。
4.カバー部材の説明
図1を参照する。鞍乗型車両1は、さらに、カバー部材81を備える。カバー部材81は、側面視で、ヘッドパイプ13(フロントチューブ31)から燃料タンク43に及ぶ範囲に設置されている。カバー部材81は、燃料タンク43の側面の少なくとも一部分を覆う。カバー部材81は、右カバー部材81Rと左カバー部材81Lとを含む。図1において、左カバー部材81Lによって隠れている燃料タンク43を点線で示す。側面視で、左カバー部材81Lは、燃料タンク43の一部と重なっている。このように、左カバー部材81Lは、燃料タンク43の左側面の一部を覆う。同様に、右カバー部材81Rは、燃料タンク43の右側面の一部を覆う。
図12を参照する。側面視で、カバー部材81の上縁Mは、略直線形状である。側面視で、上縁Mは、後方ほど高くなるように傾いている。側面視で、上縁Mの傾きは、下縁Eの傾きと略等しい。つまり、側面視で、上縁Mは、下縁Eおよび稜線Kと略平行である。
側面視で、上縁Mの前端Mfは、フロントチューブ31に近接している。側面視で、上縁Mの前端Mfと下縁Eの後端Ebとは、フロントチューブ31を挟んで近接している。
図13を参照する。図13は、図12におけるV−V矢視の断面図である。図13に示すように、カバー部材81は、くびれた形状を有する。カバー部材81は、膨出部82と凹部83とを有する。膨出部82は、車幅方向外方に湾曲している。凹部83は、膨出部82の下方に形成されている。凹部83は、車幅方向内方に湾曲している。膨出部82と凹部83とは、連続している。すなわち、膨出部82の下端の位置と凹部83の上端の位置とは、略同じである。
図12を参照する。膨出部82の表面には、第1稜線N1と第2稜線N2が形成されている。側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2を視認できる。側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2とは上下方向zに並ぶように配置されている。側面視で、第2稜線N2は、第1稜線N1の下方に形成されている。第2稜線N2は、膨出部82と凹部83の境界に位置する。
側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2はそれぞれ、略直線形状である。側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2はそれぞれ、後方ほど高くなるように傾いている。側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2の各傾きはそれぞれ、下縁Eの傾きと略等しい。つまり、側面視で、第1稜線N1と第2稜線N2は、下縁E、稜線Kおよび上縁Mと略平行である。
側面視で、第2稜線N2の前端N2fは、フロントチューブ31に近接している。側面視で、第2稜線N2の前端N2fは、稜線Kの後端Kbとフロントチューブ31を挟んで近接している。特に、第2稜線N2は、側面視で、実質的に稜線Kの延長線Ic上に位置している。
カバー部材81は、さらに、走行風を導入するための導入口Pを有する。導入口Pは、カバー部材81と燃料タンク43との間の空間に通じている。導入口Pに流入した走行風は、カバー部材81と燃料タンク43との間に送られる。
導入口Pは、カバー部材81の前部に配置されている。導入口Pは、カバー部材81の前面から側面に及んでいる。このため、正面視のみならず、側面視においても導入口Pが見える。また、導入口Pは、膨出部82に配置されている。側面視で、導入口Pは、上縁Mと第2稜線N2との間に配置されている。このため、図2に示すように、正面視で、導入口Pの面積を比較的に大きくできる。さらに、導入口Pは、側面視で、下縁Eの延長線Ibと稜線Kの延長線Icとの間に配置されている。より詳しく説明すると、導入口Pは、側面視で、延長線Ibの下方であって延長線Icの上方の領域に配置されている。
カバー部材81は、1以上の整流板84を有する。整流板84は、導入口Pに配置されている。整流板84は、板形状を有する。側面視で、整流板84の端縁84Eが見える。側面視で、端縁84Eは、上縁M、第1稜線N1および第2稜線N2と略平行である。
5.上部フェンダ25等の取付構造
上部フェンダ25等の取付構造を説明する。図14は、ヘッドライト用ステーの斜視図である。図15は、ヘッドライトユニットに関連する部分組立品の斜視図である。
鞍乗型車両1は、ヘッドライト用ステー91を備えている。ヘッドライト用ステー91は、ヘッドライトユニット27等を支持する。ヘッドライト用ステー91は、フレーム92と下取付部93と上取付部94と支持プレート95とバー96とを含む。フレーム92は、断面が略円形の鋼材からなる。フレーム92は、複数の屈曲部を含む所定の形状を有する。フレーム92に、下取付部93と上取付部94と支持プレート95が固定されている。
下取付部93は、取付孔Q1、Q2を有する。取付孔Q1は、上部フェンダ25をヘッドライト用ステー91に固定するために使用される。取付孔Q2は、軸部材71をヘッドライト用ステー91に固定するために使用される。
上取付部94は、取付孔Q3、Q4を有する。取付孔Q3は、上部フェンダ25をヘッドライト用ステー91に固定するために使用される。取付孔Q4は、フラッシャー28をヘッドライト用ステー91に固定するために使用される。
支持プレート95は、取付孔Q5、Q6を有する。取付孔Q5は、光軸調整具73を支持するために使用される。取付孔Q6は、ヘッドライト用ステー91をフロントフォーク17に固定するために使用される。
フレーム92の端部92a、92bはそれぞれ、上方に突出している。端部92a、92bとは、バー96によって連結されている。端部92a、92bは、ピン部材として機能する。
図15を参照する。ヘッドライトユニット27は、軸部材71を介してヘッドライト用ステー91に、取り付けられる。また、ヘッドライト用ステー91とヘッドライトユニット27とは、光軸調整具73を介して連結されている。ヘッドライトユニット27は、ヘッドライト用ステー91に対して回転可能である。上部フェンダ25およびフラッシャー28は、ヘッドライト用ステー91に固定される。取付孔Q1は、上部フェンダ25の取付孔D1の位置に合わせられる。取付孔Q3は、上部フェンダ25の取付孔D2の位置に合わせられる。取付孔Q4は、上部フェンダ25の挿入口Bの位置に合わせられる。
本明細書では、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28がヘッドライト用ステー91に取り付けられたものを、「部分組立品99」と呼ぶ。
次に、メータユニット29の取付構造を説明する。図16は、メータ用ステーの斜視図である。図17は、メータユニット29に関連する部分組立品の斜視図である。
鞍乗型車両1は、メータ用ステー101を備えている。メータ用ステー101は、メータユニット29を支持する。メータ用ステー101は、フレーム102と取付部103とバー104と支持プレート105とを含む。フレーム102に、取付部103とバー104と支持プレート105とが固定されている。
取付部103は、取付孔R1を有する。取付孔R1は、メータユニット29をメータ用ステー101に固定するために使用される。バー104は、挿入孔Uを有する。挿入孔Uには、ヘッドライト用ステー91におけるフレーム92の端部92a、92bが挿入される。支持プレート105は、取付孔R2を有する。取付孔R2は、メータ用ステー101をフロントフォーク17に固定するために使用される。
図17を参照する。図示するように、メータ用ステー101に、メータユニット29が取り付けられる。
本明細書では、メータユニット29がメータ用ステー101に取り付けられたものを、「部分組立品109」と呼ぶ。
図18は、ヘッドライト用ステー91とメータ用ステー101とフロントフォーク17との斜視図である。
フロントフォーク17は、さらに、ステアリングシャフト111とアンダーブラケット113とアッパーブラケット115を含む。ステアリングシャフト111は、ヘッドパイプ13に挿入される。ステアリングシャフト111は、ヘッドパイプ13に回転可能に支持される。図18では、ステアリングシャフト111を一点鎖線で示す。アンダーブラケット113は、ステアリングシャフト111の下部に接続される。アッパーブラケット115は、ステアリングシャフト111の上部に接続される。アンダーブラケット113とアッパーブラケット115とは、一対のフロントチューブ31(インナーチューブ77)を支持する。
ヘッドライト用ステー91は、アンダーブラケット113に取り付けられる。具体的には、図2に示すように、締結部材123によって、支持プレート95がアンダーブラケット113に固定される。締結部材123は、支持プレート95の取付孔Q6に挿入される。このヘッドライト用ステー91を介して、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、フロントフォーク17に間接的に支持される。
メータ用ステー101は、取付孔R2を利用して、アッパーブラケット115に固定される。つまり、ヘッドライト用ステー91は、メータ用ステー101の下方に設置される。バー104の各挿入孔Uにはそれぞれ、フレーム92の端部92a、92bが挿入される。これにより、ヘッドライト用ステー91およびメータ用ステー101の位置ずれが抑制される。
なお、アッパーブラケット115には、ハンドルホルダ121が取り付けられている。ハンドルホルダ121は、ハンドル19を保持する。ハンドル19は、フロントフォーク17に間接的に支持される。
次に、ヘッドライトユニット27やメータユニット29などをフロントフォーク17に取り付ける手順を例示する。図19を参照する。図19は、ヘッドライトユニット27等をフロントフォーク17に取り付ける手順の一例を示す図である。
<ステップS1> 部分組立品99を組み立てる(第1組立工程)
ヘッドライトユニット27と上部フェンダ25とフラッシャー28とをヘッドライト用ステー91に取り付ける。これにより、ヘッドライトユニット27に関連する部分組立品99が得られる。
<ステップS2> 部分組立品109を組み立てる(第2組立工程)
メータユニット29をメータ用ステー91に取り付ける。これにより、メータユニット29に関連する部分組立品109が得られる。
<ステップS3> 部分組立品99、109をフロントフォークに取り付ける(取付工程)
部分組立品99と部分組立品109をフロントフォーク17に取り付ける。
次に、組立品99、109をフロントフォーク17に取り付けた後に、ヘッドライトユニット27を着脱する手順を例示する。
ヘッドライトユニット27をフロントフォーク17から取り外す場合、締結部材123(図2参照)を外し、フレーム92の端部92a、92bをバー104の挿入孔Uから抜く。部分組立品99をフロントフォーク17から取り外す。これにより、メータユニット29や部分組立品109をフロントフォーク17から取り外すことなく、ヘッドライトユニット27をフロントフォーク17から離脱できる。
ヘッドライトユニット27をフロントフォーク17に取り付ける場合、部分組立品99を組み立てる。フレーム92の端部92a、92bをバー104の挿入孔Uに差し込む。ヘッドライト用ステー91をアンダーブラケット113に固定する。これにより、メータユニット29や部分組立品109をフロントフォーク17に取り付けたまま、ヘッドライトユニット27をフロントフォーク17に取り付けることができる。
部分組立品99、109をフロントフォーク17に取り付けた後に、メータユニット29を着脱する場合も、同様である。すなわち、ヘッドライトユニット27等をフロントフォーク17から取り外すことなく、メータユニット29をフロントフォーク17から取り外すことができ、かつ、メータユニット29をフロントフォーク17に取り付けることができる。
このように、本実施例に係る鞍乗型車両1によれば、前輪21、下部フェンダ23および上部フェンダ25がフロントフォーク17に支持されている。そして、ハンドル19がどのように操作されても、前輪21、下部フェンダ23および上部フェンダ25は略同じ方向を向いている。このため、下部フェンダ23および上部フェンダ25がそれぞれ、異物を的確に遮蔽することができる。よって、異物がライダーに当たることを一層確実に回避できる。また、異物がヘッドライトユニット27等に衝突することを一層確実に回避できる。
さらに、鞍乗型車両1が直進するときも旋回するときも、上部フェンダ25は、鞍乗型車両1の進行方向と略同じ方向を向く。よって、走行時に上部フェンダ25が受ける空気抵抗を低減できる。
ヘッドライトユニット27がフロントフォーク17に支持されている。そして、ハンドル19がどのように操作されても、ヘッドライトユニット27は、前輪21、下部フェンダ23および上部フェンダ25と略同じ方向を向いている。よって、下部フェンダ23および上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27(特にレンズ部62)を一層的確に保護できる。
さらに、鞍乗型車両1が直進するときも旋回するときも、ヘッドライトユニット27は進行方向と略同じ方向を向く。よって、ヘッドライトユニット27は、鞍乗型車両1の進行方向における路面等を好適に照らす。ライダーは、進行方向における路面等を適切に視認できる。また、鞍乗型車両1の周囲の人は、ヘッドライトユニット27を適切に視認できる。すなわち、ヘッドライトユニット27の視認性、および、被視認性が高い。
側面視で、上部フェンダ25はヘッドライトユニット27の下部近傍に設けられている。よって、上部フェンダ25は、異物からヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
側面視で、上部フェンダ25(鍔部51)は、ヘッドライトユニット27よりも前方、かつ、下方に延びている。よって、上部フェンダ25はヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
側面視で、上部フェンダ25(側壁部54、上壁部55)は、ヘッドライトユニット27よりも後方に延びている。よって、上部フェンダ25はヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
側面視で、上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27の少なくとも一部と重なっている。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
上部フェンダ25(右脚部53Rおよび左脚部53L)は、ヘッドライトユニット27の両側面の下部を覆う。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
上部フェンダ25(側壁部54)は、ヘッドライトユニット27の両側面の後部を覆う。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
上部フェンダ25は、平面視で、ヘッドライトユニット27の少なくとも一部と重なっている。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
上部フェンダ25(上壁部55)は、ヘッドライトユニット27の上面の少なくとも一部を覆う。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
正面視で、上部フェンダ25(鍔部51、側壁部54)は、ヘッドライトユニット27の下部と右部と左部を囲む。よって、ヘッドライトユニット27を一層的確に保護できる。
上部フェンダ23は、ヘッドライトユニット27の後部に走行風を案内するので、ヘッドライトユニット27の後部を好適に冷却できる。特に、ヘッドライトユニット27のうち、後部(筐体63の背面や端子65)は、比較的に高温になり易い。よって、ヘッドライトユニット27の後部に走行風を案内することによって、ヘッドライトユニット27を効果的に冷却できる。
上部フェンダ25は、ヘッドライトユニット27よりも後方に延び、後方空間Sを区画している。具体的には、側壁部54は、後方空間Sの上方の少なくとも一部を覆う。上壁部55は、後方空間Sの右方および左方の少なくとも一部を覆う。これにより、ヘッドライトユニット27の後部を一層効果的に冷却できる。
特に、側面視で、上部フェンダ25(鍔部51)は、ヘッドライトユニット27よりも前方、かつ、下方に延びている。また、上部フェンダ25の下縁Eは、側面視で、後方ほど高くなるように傾いている。このため、ヘッドライトユニット27の後部に走行風を円滑に案内できる。
上部フェンダ25(鍔部51)とヘッドライトユニット27との間に隙間Gが形成されている。よって、ヘッドライトユニット27の後部に供給する走行風の量を好適に確保できる。
隙間Gは、後方空間Sに通じている。よって、隙間Gを通過した走行風をヘッドライトユニット27の後部に一層円滑に案内できる。
隙間Gが正面視で見えるので、走行風は隙間Gに容易に流入できる。また、鞍乗型車両1が直進するときも旋回するときも、上部フェンダ25は進行方向と略同じ方向を向く。よって、走行風は隙間Gに常に容易に流入できる。
さらに、隙間Gは、ヘッドライトユニット27の下方に形成されている。よって、隙間Gに流入した走行風によって、ヘッドライトユニット27の底部も好適に冷却できる。
鍔部51が前方ほど低くなるように傾いており、前部52が、正面視で、ヘッドライトユニット27の下方に位置する。よって、隙間Gをヘッドライトユニット27の下方に好適に形成できる。また、正面視で、比較的に広い隙間Gは形成できる。よって、隙間Gに流入する走行風の量を好適に確保できる。
また、鍔部51が開口Aを有するので、隙間Gは比較的に広い。よって、隙間Gに流入する走行風の量を好適に確保できる。
また、開口Aの後方は開放されているので、隙間Gからヘッドライトユニット27の後部までの間を走行風が円滑に流れることができる。
光軸調整具73(回転操作部73a)は、正面視で、隙間Gを通じて見える。よって、ヘッドライトユニット27の光軸を容易に調整できる。特に、正面視において見える隙間Gは比較的に広いので、光軸調整具73を一層容易に操作できる。
回転操作部73aの回転軸Jは、前後方向xと略平行である。よって、隙間Gを通して回転操作部73aを一層容易に操作できる。
正面視で、結合部68の下端のみが隙間Gを通じて見える。すなわち、結合部68が走行風の流れを遮る面積は比較的に小さい。よって、結合部68が走行風の流れを乱すことを抑えることができる。
ヘッドライトユニット27は上部フェンダ25に対して調整軸H回りに回転可能である。よって、上部フェンダ25の位置および姿勢を変えることなく、ヘッドライトユニット27の光軸を調整できる。上部フェンダ25を常に、適切な位置に適切な姿勢で設置できる。
側面視で、鍔部51は、先端にいくほど細くなっている。よって、上部フェンダ25が受ける空気抵抗を一層低減できる。
側面視で、ヘッドライトユニット27の側面の一部が、鍔部51の上方であって側壁部54の前方に見える。よって、ヘッドライトユニット27の被視認性を一層高めることができる。
側面視で、下部フェンダ23は、上部フェンダ25よりも前方に延びている。下部フェンダ23は、比較的に広い範囲にわたって異物を遮ることができる。よって、上部フェンダ25が異物を遮る機能を維持しつつ、上部フェンダ25を小型化できる。これにより、上部フェンダ25が受ける空気抵抗を低減できる。
フラッシャー28がフロントフォーク17に支持されている。そして、ハンドル19がどのように操作されても、フラッシャー28は、前輪21と略同じ方向を向いている。このため、鞍乗型車両1が直進するときも旋回するときも、フラッシャー28は進行方向と略同じ方向を向く。よって、フラッシャー28の被視認性を適切に確保できる。
側面視で、下部フェンダ23の稜線K、上部フェンダ25の下縁E、カバー部材81の上縁Mおよび第1稜線N1と第2稜線N2とは、互いに略平行である。よって、鞍乗型車両1の右方および左方を走行風が円滑に流れることができる。また、走行風を略同じ方向に整流できる。これにより、鞍乗型車両1が受ける空気抵抗を好適に低減できる。また、鞍乗型車両1の外観は、統一感のある印象を与える。
特に、側面視で、下縁Eと稜線Kはともに、フロントチューブ31よりも前方において上下に並ぶように配置されている。よって、上部フェンダ25と下部フェンダ23との間を走行風が円滑に流れる。
側面視で、下縁Eの後端Ebと稜線Kの後端Kbとはそれぞれ、フロントチューブ31に近接している。よって、フロントチューブ31の後方へ整流された走行風を送ることができる。これにより、鞍乗型車両1が受ける空気抵抗を一層低減できる。
側面視で、下縁Eの後端Ebと上縁Mの前端Mfとは、近接している。よって、下縁Eと上縁Mは、連続的に走行風を案内できる。これにより、上部フェンダ25からカバー部材81に及ぶ長い範囲にわたって、走行風は円滑に流れることができる。
同様に、側面視で、稜線Kの後端Kbと第2稜線N2の前端N2fとは、近接している。よって、稜線Kと第2稜線N2は、連続的に走行風を案内できる。これにより、下部フェンダ23からカバー部材81に及ぶ長い範囲にわたって、走行風は円滑に流れることができる。
カバー部材81は導入口Pを備えているので、カバー部材81と燃料タンク43との間に送る走行風の量を好適に確保できる。これにより、エンジンユニット41(たとえば、シリンダヘッド)やエキゾーストパイプ等を冷却できる。
導入口Pは、カバー部材81の前部に形成されているので、導入口Pに流入する走行風の量を好適に確保できる。また、導入口Pは、膨出部82に配置されているので、導入口Pは比較的に広い。よって、導入口Pに流入する走行風の量を一層好適に確保できる。
導入口Pは、下縁Eの延長線Ibと稜線Kの延長線Icとの間に配置されている。よって、下縁Eと稜線Kによって整流された走行風を導入口Pに流入させることができる。
側面視で、整流板84の端縁84Eは、下縁E、稜線K、上縁M、第1稜線N1および第2稜線N2と略平行である。よって、整流板84は、導入口Pに流入した走行風を乱すことなく、円滑に整流できる。
鞍乗型車両1はヘッドライト用ステー91を備えている。よって、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28をフロントフォーク17に好適に取り付けることができる。
ヘッドライト用ステー91は、ヘッドライトユニット27の光軸の向きを調整可能に、ヘッドライトユニット27を支持する。よって、ヘッドライトユニット27の光軸を好適に調整できる。また、ヘッドライト用ステー91は、上部フェンダ25を固定的に支持する。よって、上部フェンダ23の位置を変えることなく、ヘッドライトユニット27の光軸を調整できる。
このように、ヘッドライトユニット27を取り付けるヘッドライト用ステー91と、メータユニット29を取り付けるメータ用ステー101とは、別個の部材である。よって、ヘッドライトユニット27に関連する部分組立品99と、メータユニット29に関連する部分組立品109とを、それぞれ個別に組み立てることができる。
例えば、第1組立工程(ステップS1)と、第2組立工程(ステップS2)とを、異なる製造ラインや異なる工場で行うことができる。また、第1、第2組立工程を、異なる時期に行うことができる。よって、部分組立品99、109をそれぞれ効率よく生産できる。
この場合、取付工程(ステップS3)は、完成された2つの部分組立品99、109をフロントフォーク17に取り付ける作業のみである。このため、取付工程における工数を効果的に削減できる。また、取付工程を行う製造ラインを効果的に縮小できる。
また、ステー91、101が別個の部材であるので、部分組立品99、109の一方のみをフロントフォーク17から取り外したり、フロントフォーク17に取り付けることができる。これにより、ヘッドライトユニット27やメータユニット29等を容易に補修したり、点検できる。例えば、ヘッドライトユニット27のバルブの交換を容易に行うことができる。また、例えば、メータユニット29のメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに、ステー91、101が別個の部材であるので、ステー91、101をそれぞれフロントフォーク17の異なる部位に取り付けることができる。よって、ヘッドライトユニット27やメータユニット29の配置の自由度を高めることができる。また、ヘッドライトユニット27やメータユニット29が1箇所(例えば、アッパーブラケット115の周囲)に集中することを回避できる。これにより、アッパーブラケット115等の大型化を抑制できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、上部フェンダ25(鍔部51)は開口Aを有していたが、これに限られない。すなわち、開口Aを有しない上部フェンダに変更してもよい。
(2)上述した実施例では、カバー部材81は導入口Pを有していたが、これに限られない。すなわち、カバー部材81から導入口Pを省略してもよい。その場合、導入口Pと似た外観形状を有する凹部を、カバー部材81に形成してもよい。
(3)上述した実施例では、ヘッドライト用ステー91が支持する部材は、ヘッドライトユニット27のほかに、上部フェンダ25とフラッシャー28であったが、これに限られない。例えば、ヘッドライト用ステー91は、さらに、その他の部材を支持してもよい。また、ヘッドライト用ステー91が、上部フェンダ25およびフラッシャー28の少なくともいずれかを支持しなくてもよい。同様に、メータ用ステー101が支持する部材は、メータユニット29であったが、これに限られない。例えば、メータ用ステー101は、さらに、その他の部材を支持してもよい。
(4)上述した実施例では、フラッシャー28は、フロントフォーク17と一体に回転したが、フラッシャー28は、フロントフォーク17と一体に回転しなくてもよい。また、上述した実施例では、フラッシャー28は、フロントフォーク17に支持されていたが、これに限られない。例えば、車体フレーム11にフラッシャー28を支持してもよい。
(5)上述した実施例では、上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28は、フロントフォーク17に間接的に支持されていたが、これに限られない。上部フェンダ25、ヘッドライトユニット27およびフラッシャー28の少なくともいずれかを、フロントフォーク17に直接的に支持してもよい。
(6)上述した実施例では、稜線Kは下部フェンダ23の膨出部75の表面に形成されていたが、これに限られない。膨出部75以外の下部フェンダ23の表面に、稜線Kを形成してもよい。
(7)上述した実施例では、稜線N1、N2は、カバー部材81の膨出部82に形成されていたが、これに限られない。膨出部82以外のカバー部材81の表面に、稜線N1、N2の少なくともいずれを形成してもよい。また、稜線N1、N2の少なくとも一方を省略してもよい。
(8)上述した実施例では、ヘッドライト用ステー91はアンダーブラケット113に固定されたが、これに限られない。例えば、フロントフォーク17の他の部位にヘッドライト用ステー91を取り付けてもよい。同様に、メータ用ステー101をフロントフォーク17に固定する位置も、適宜に変更できる。
(9)上述した実施例では、ヘッドライトユニット27とフラッシャー28とは別個の部材であったが、これに限られない。例えば、フラッシャーとヘッドライトの両方を含むライトユニットに変更してもよい。
(10)上述した実施例では、鞍乗型車両1は単一の前輪21と単一の後輪47を備えた自動二輪車であったが、これに限られない。例えば、2つの前輪を有する三輪車両や、2つの後輪を有する三輪車両に変更してもよい。あるいは、2つの前輪と2つの後輪を有する四輪車両に変更してもよい。これらの変形実施例では、フロントフォーク17の構成を適宜に選択、変更することができる。
(11)上述した実施例では、鞍乗型車両1は動力源としてエンジンユニット41を備えていたが、これに限られない。例えば、動力源として、電動モータを含むように変更してもよい。
(12)上述した実施例および上記(1)から(11)で説明した各変形実施例については、さらに各構成を他の変形実施例の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1 …鞍乗型車両
13 …ヘッドパイプ
17 …フロントフォーク
19 …ハンドル
21 …前輪
23 …下部フェンダ
23F …下部フェンダの前端
25 …上部フェンダ
25F …上部フェンダの前端
27 …ヘッドライトユニット
28 …フラッシャー
29 …メータユニット
43 …燃料タンク
31、31R、31L …フロントチューブ
51 …鍔部
52 …前部
53R、53L …右脚部、左脚部
54、54R、54L …側壁部
55、55R、55L …上壁部
61 …ヘッドライト本体
62 …レンズ部
63 …筐体
67 …ヘッドライトカバー
71 …軸部材
73 …光軸調整具
75、75R、75L …下部フェンダの膨出部
77、77R、77L …インナーチューブ
78、78R、78L …アウターチューブ
81、81R、81L …カバー部材
82 …膨出部
83 …凹部
84 …整流板
84E …整流板の端縁
91 …ヘッドライト用ステー
92a、92b …端部
99 …部分組立品
101 …メータ用ステー
109 …部分組立品
111 …ステアリングシャフト
113 …アンダーブラケット
115 …アッパーブラケット
A …開口
C …車体中心
E …上部フェンダの下縁
G …隙間
F1、F2 …気流
H …調整軸
J …回転軸
K …下部フェンダの稜線
M …カバー部材の上縁
N1、N2 …カバー部材の第1稜線、第2稜線
P …導入口
S …後方空間
U …挿入孔
x …前後方向
y …車幅方向
z …上下方向

Claims (15)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォークと、
    前記フロントフォークの上部に支持されるハンドルと、
    前記フロントフォークの下部に支持される前輪と、
    前記フロントフォークに支持され、前記前輪の上方を覆う下部フェンダと、
    前記フロントフォークに支持され、前記下部フェンダよりも上方に配置される上部フェンダと、
    前記フロントフォークに支持されるヘッドライトユニットと、
    を備え、
    前記ハンドルが操作されたとき、前記前輪、前記下部フェンダ、前記上部フェンダおよび前記ヘッドライトユニットが略同じ方向を向く鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットよりも前方で、かつ、下方に延びており、
    側面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びており、
    正面視で、前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの下部と右部と左部を囲み、
    前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの後部に走行風を案内する鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記上部フェンダは、
    側面視で前記ヘッドライトユニットよりも前方で、かつ、下方に延びる鍔部と、
    前記ヘッドライトユニットの側面の少なくとも一部分を覆う側壁部と、
    有し、
    側面視で、前記側壁部は、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びている鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、
    前記上部フェンダは、前記ヘッドライトユニットの上面の少なくとも一部分を覆う上壁部を有し、
    平面視で、前記上壁部は、前記ヘッドライトユニットよりも後方に延びている鞍乗型車両。
  5. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記上部フェンダと前記ヘッドライトユニットとの間には隙間が形成されており、
    前記上部フェンダは、前記隙間に流入した走行風を前記ヘッドライトの後部に案内する鞍乗型車両。
  6. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドライトユニットの光軸の向きを調整するための光軸調整具を備え、
    前記隙間を通じて前記光軸調整具が見える鞍乗型車両。
  7. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記下部フェンダは稜線を有し、
    側面視で、前記上部フェンダの下縁は、前記下部フェンダの前記稜線と略平行である鞍乗型車両。
  8. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記上部フェンダの前端は、前記下部フェンダの前端よりも後方に位置する鞍乗型車両。
  9. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    フロントフォークに支持されるフラッシャーを備え、
    前記ハンドルが操作されたとき、前記フラッシャーは前記前輪と略同じ方向を向く鞍乗型車両。
  10. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドライトユニットを支持するヘッドライト用ステーを備え、
    前記ヘッドライト用ステーは、前記フロントフォークに固定されている鞍乗型車両。
  11. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドライト用ステーは、前記ヘッドライトユニットの光軸の向きを調整可能に、前記ヘッドライトユニットを支持する鞍乗型車両。
  12. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドライト用ステーは、さらに、前記上部フェンダを支持する鞍乗型車両。
  13. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドパイプの後方に配置される燃料タンクと、
    前記燃料タンクの側面の少なくとも一部分を覆うカバー部材と、
    を備え、
    側面視で前記上部フェンダの下縁と前記カバー部材の上縁とは、略平行である鞍乗型車両。
  14. 請求項13に記載の鞍乗型車両において、
    前記カバー部材は走行風を導入するための導入口を有し、
    前記導入口は、前記カバー部材の前部に形成され、前記カバー部材と前記燃料タンクとの間に走行風を供給する鞍乗型車両。
  15. 請求項13に記載の鞍乗型車両において、
    前記カバー部材は、
    第1稜線と、
    第1稜線よりも下方に形成される第2稜線と、
    を有し、
    前記下部フェンダは、稜線を有し、
    側面視で、前記第2稜線は、前記下部フェンダの前記稜線と略平行である鞍乗型車両。
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