JP2019181970A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントフェンダーとフロントカバーとを備える鞍乗り型車両において、空力性能を向上できるようにする。【解決手段】前輪2を上方から覆うフロントフェンダー38と、フロントフェンダー38の上方で車体フレーム10を前方から覆うフロントカバー41とを備える鞍乗り型車両において、フロントフェンダー38は上面に凸形状のリブ136を備え、リブ136は、車両側面視で、フロントカバー41の下端縁140に重なる。【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、前輪を上方から覆うフロントフェンダーと、フロントフェンダーの上方で車体を前方から覆うフロントカバーとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、フロントフェンダーの上面に、ライセンスプレートを取り付けるための凸形状部が設けられる。
特開2011−207304号公報
しかしながら、上記従来の鞍乗り型車両のフロントフェンダーの凸形状部は、ライセンスプレートを取り付けるためのものであり、フロントフェンダーの上面側の空力を考慮したものではない。鞍乗り型車両では、空力性能を向上することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、フロントフェンダーとフロントカバーとを備える鞍乗り型車両において、空力性能を向上できるようにすることを目的とする。
本発明は、前輪(2)を上方から覆うフロントフェンダー(38)と、前記フロントフェンダー(38)の上方で車体(10)を前方から覆うフロントカバー(41)とを備える鞍乗り型車両において、前記フロントフェンダー(38)は上面に凸形状のリブ(136)を備え、前記リブ(136)は、車両側面視で、前記フロントカバー(41)の下端縁(140)に重なることを特徴とする。
また、上記発明において、前記リブ(136)は、前記フロントフェンダー(38)の前記上面で車幅方向に延びる線形状であり、前記線形状は、平面視で、前方に凸のV字状であっても良い。
また、上記発明において、前記フロントカバー(41)は、前記車体(10)のヘッドパイプ(15)に締結される支持部材(86)によって支持されても良い。この構成によれば、フロントカバーは、車体のヘッドパイプに締結される支持部材によって支持される。
さらに、上記発明において、ホーン(126)が前記支持部材(86)に支持されても良い。
また、上記発明において、ライセンスプレート(49)が前記支持部材(86)に支持されても良い。
また、上記発明において、前記リブ(136)は、正面視において、前記ライセンスプレート(49)によって少なくとも一部が覆われても良い。
また、上記発明において、前記前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(30)を連結するブリッジ部材(31)を備え、前記ブリッジ部材(31)は、前記フロントフェンダー(38)の上面が固定される固定部(31a)を備え、前記リブ(136)は、前記固定部(31a)の前方に設けられても良い。
本発明に係る鞍乗り型車両によれば、前輪を上方から覆うフロントフェンダーと、フロントフェンダーの上方で車体を前方から覆うフロントカバーとを備え、フロントフェンダーは上面に凸形状のリブを備え、リブは、車両側面視で、フロントカバーの下端縁に重なる。
この構成によれば、フロントフェンダーの上面の凸形状のリブによって、フロントフェンダーの上面とフロントカバーの下端縁との間の走行風を整流でき、空力特性を向上できる。
また、上記発明において、リブは、フロントフェンダーの上面で車幅方向に延びる線形状であり、線形状は、平面視で、前方に凸のV字状であっても良い。この構成によれば、前方に凸のV字状のリブによって、前方からの走行風を左右に振り分けることができ、空力特性を向上できる。
また、上記発明において、フロントカバーは、車体のヘッドパイプに締結される支持部材によって支持されても良い。この構成によれば、支持部材を調整することで、ヘッドパイプ側の形状を変更しなくとも、フロントカバーとフロントフェンダーとの位置関係を調整でき、空力特性を調整し易い。
さらに、上記発明において、ホーンが支持部材に支持されても良い。この構成によれば、ホーンを支持する専用の部品を省略でき、部品点数を削減できる。
また、上記発明において、ライセンスプレートは、フロントカバーを支持する支持部材に支持されても良い。この構成によれば、簡単な構造でライセンスプレートを支持できる。
また、上記発明において、リブは、正面視において、ライセンスプレートによって少なくとも一部が覆われても良い。この構成によれば、リブに流れる走行風をライセンスプレートによって調整でき、空力特性を向上できる。また、リブをライセンスプレートで隠して外観性を向上できる。
また、上記発明において、前輪を支持する左右一対のフロントフォークを連結するブリッジ部材を備え、ブリッジ部材は、フロントフェンダーの上面が固定される固定部を備え、リブは、固定部の前方に設けられても良い。この構成によれば、フロントフェンダーに付着する雨水等が固定部に侵入することを抑制できる。また、固定部をリブで隠して外観性を向上できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 支持部材の取付状態を前方側から見た斜視図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 フロントフェンダーの左側面図である。 フロントフェンダーを上方から見た平面図である。 フロントフェンダーの周辺部を側方側から見た斜視図である。 自動二輪車の前部を前方側から見た正面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10(車体)と、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
また、自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー14を備える。
図2は、車体フレーム10の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、ヘッドパイプ15と、メインフレーム16と、シートフレーム17,17とを備える。
ヘッドパイプ15は、車体フレーム10の前端に設けられ、操舵系11を軸支する。ヘッドパイプ15は、前輪2と同様に自動二輪車1の車幅方向(左右方向)の中央に位置し、車両側面視では鉛直方向に対し後傾して配置される。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15の後面から後方に延びる。詳細には、メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後下方に延びる1本のダウンフレーム部18と、ダウンフレーム部18の下端部から後方へ略水平に延びる左右一対のロアフレーム部19,19とを備える。
各シートフレーム17は、各ロアフレーム部19の後端から後上がりに後方へ延びる傾斜部17aと、傾斜部17aよりも緩い後上がりの傾斜で傾斜部17aの上端から後方へ延びる後方延出部17bとを備える。
また、車体フレーム10は、左右の傾斜部17a,17aを車幅方向に連結する収納箱支持フレーム20と、シートフレーム17,17の後端部を車幅方向に連結するクロスメンバー21とを備える。
傾斜部17a,17aの上部には、リンク機構22を介してパワーユニット12が連結されるパワーユニット連結部17cが設けられる。
パワーユニット12は、後輪3の駆動源としてのエンジンと後輪3を支持するスイングアームとの機能を備えたユニットスイングエンジンである。パワーユニット12は、前端部の上部に設けられるリンク機構22を介して揺動自在に車体フレーム10に支持される。
パワーユニット12とシートフレーム17の後部との間にはサスペンション23が掛け渡される。
自動二輪車1は、ヘルメット等の物品を収納可能な収納箱25と、燃料タンク26とを備える。
収納箱25は上面が開口する箱である。収納箱25は、左右のシートフレーム17,17の前部の間に配置される。収納箱25の前部の下部は、収納箱支持フレーム20に固定される。
燃料タンク26は、収納箱25の後方に配置され、左右のシートフレーム17,17の後部の間に位置する。
シート13は、運転者用の前部シート13aと、同乗者用の後部シート13bとを一体に備える。シート13は、収納箱25の上面の開口及び燃料タンク26を上方から覆う。シート13は、前端部に設けられるヒンジ13cによって収納箱25の前端部に連結され、ヒンジ13cを中心に開閉される。
前部シート13aに着座する運転者(乗員)が足を置く板状のステップフロア27は、前部シート13aの前下方に設けられる。ステップフロア27は、ロアフレーム部19,19を上方から覆う。
図3は、自動二輪車1の前部の左側面図である。図3では車体カバー14の一部は取り外されている。
図1及び図3を参照し、操舵系11は、前輪2の左右にそれぞれ配置される一対のフロントフォーク30,30と、フロントフォーク30,30の上端部を車幅方向に連結するブリッジ部材31と、ブリッジ部材31の中央から上方に延びてヘッドパイプ15に軸支されるステアリングシャフト32と、ステアリングシャフト32の上端部に固定される操舵用のハンドル33とを備える。
前輪2は、フロントフォーク30,30の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
自動二輪車1の車速等の情報を表示するメーター35は、ハンドル33に固定され、操舵の際はハンドル33と一体に回動する。
ヘッドライト36(灯火器)及び左右一対のウインカー37は、ハンドル33及びヘッドパイプ15の前方に配置される。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー38は、操舵系11のブリッジ部材31に固定される。
車体カバー14は、ハンドル33及びメーター35を覆うメーターカバー40と、ヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカバー41と、フロントカバー41の前部の左右の下縁から下方に延びる一対のフロントサイドカバー42,42と、ヘッドパイプ15及びハンドル33の下部を後方から覆うインナーカバー43と、インナーカバー43の下縁からステップフロア27の前端まで延びるレッグシールド44とを備える。
ヘッドライト36及び左右一対のウインカー37は、フロントカバー41の内側に収納され、前面の投光面がフロントカバー41の前面開口から前方に露出する。
また、車体カバー14は、ロアフレーム部19,19を側方から覆う左右一対のロアサイドカバー45,45と、ロアフレーム部19,19を下方から覆うアンダーカバー46と、収納箱25及びパワーユニット12を前方から覆うセンターカバー47と、収納箱25及びシートフレーム17,17を側方から覆う左右一対のサイドカバー48,48とを備える。
ライセンスプレート49は、フロントフェンダー38の上方でフロントカバー41の前端に設けられる。
ハンドル33は、ステアリングシャフト32に固定される中央部50と、中央部50から車幅方向外側且つ上方に延びる左右一対のハンドル部51,51とを備える。
ステアリングシャフト32は、ヘッドパイプ15に下方から挿通され、上端部32a(図3)がヘッドパイプ15から上方に突出する。ハンドル33の中央部50は、ステアリングシャフト32の上端部32aに固定され、車幅方向の中央に位置する。中央部50は、ステアリングシャフト32と略同軸に設けられる棒状部材である。
図2に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ15の前面の下部から前方に突出する板状のステー部120を備える。ステー部120は、ステー部120を車幅方向に貫通する一対の支持孔120a,120aと、ステー部120の前端が車幅方向に屈曲した屈曲部120bと、屈曲部120bに設けられるホーン取付部120cとを備える。
また、車体フレーム10は、ダウンフレーム部18の上部の側面に固定孔18aを備える。
図3に示すように、車体フレーム10の前端部には、ヘッドパイプ15から前方に延出する支持部材86が取り付けられる。ヘッドライト36の下部は、支持部材86によって支持される。
図4は、支持部材86の取付状態を前方側から見た斜視図である。
図3及び図4を参照し、支持部材86は、ステー部120から前方に延びる支持部121と、支持部121の後端から後方に延出する延出部122とを一体に備える。
延出部122は、ヘッドパイプ15及びダウンフレーム部18の側面に沿って後方に延びる。
支持部材86は、支持部121の後端部に車幅方向から挿通される支持部材固定ボルト123,123によって、ステー部120の支持孔120a,120aに締結される。また、支持部材86は、延出部122の後端部に挿通される支持部材固定ボルト124によって、ダウンフレーム部18の固定孔18aに締結される。
支持部121の後端部には、上方に突出するヘッドライト支持部121aが設けられる。ヘッドライト支持部121aは、屈曲部120bとヘッドパイプ15との間を上方に延びる。ヘッドライト支持部121aの前面の上端部には、固定孔121bが設けられる。
ヘッドライト36の下部は、固定孔121bに挿通されるヘッドライト固定ボルト125(図3)によって、ヘッドライト支持部121aに締結される。
警笛としてのホーン126は、ヘッドパイプ15のステー部120のホーン取付部120cに取り付けられる。
図5は、自動二輪車1の前部の左側面図である。
図3〜図5を参照し、支持部121の前端面には、フロントカバー41の下部が固定されるフロントカバー固定部121c,121cが、左右一対で設けられる。
フロントカバー41の下部には、フロントカバー41の前面を前後に貫通する取付孔部41a(図5)が左右一対で設けられる。
フロントカバー41の下部は、取付孔部41aに前方から挿通されるフロントカバー固定具127,127によって、支持部材86のフロントカバー固定部121c,121cに締結される。フロントカバー固定具127,127は、例えばボルトであり、フロントカバー固定部121c,121cは上記ボルトが螺合するボス部である。
図6は、フロントフェンダー38の左側面図である。図7は、フロントフェンダー38を上方から見た平面図である。図8は、フロントフェンダー38の周辺部を側方側から見た斜視図である。図8ではフロントカバー41は不図示である。
図5〜図8を参照し、フロントフェンダー38は、操舵系11のブリッジ部材31の下面側に取り付けられて左右のフロントフォーク30,30の間に位置し、前輪2の外周部を上方から覆う。
ブリッジ部材31は、前方に突出するフェンダー固定部31a,31a(固定部)を前面部に備える。また、ブリッジ部材31は、後方に突出するフェンダー固定部31bを後面部に備える。
フロントフェンダー38は、ブリッジ部材31よりも前方に位置するフェンダー前部130と、フェンダー前部130の後端から後方に延びるフェンダー後部131とを一体に備える。
フェンダー後部131は、左右のフロントフォーク30,30の間から後下がりに後方へ延出し、前輪2の後部を上方から覆う。
フェンダー後部131は、上面から上方に膨出する後部取付部131aを備える。後部取付部131aの上面には、固定孔131bが設けられる。フェンダー後部131は、固定孔131bに下方から挿通されるフェンダー固定ボルト132(図8)によって、ブリッジ部材31のフェンダー固定部31bに締結される。
フェンダー後部131の前部の左右側方には、フロントフォーク30,30が上下に通るフォーク通し部131c,131cが設けられる。
フェンダー前部130は、車両側面視では、左右のフロントフォーク30,30から前方に延び、フェンダー前部130の前縁130aは、フロントカバー41の前端よりも前方に位置する。
また、フェンダー前部130は、平面視では、前縁130a側に行くほど左右の幅が小さくなる。
フェンダー前部130は、前輪2の上面を上方から覆うフェンダー上面部133と、フェンダー上面部133の左右の側縁から下方に延びる左右のフェンダー側面部134,134とを備える。
フェンダー上面部133は、前輪2のプロファイルに合わせて、車幅方向の中央が最も高く、車幅方向外側ほど低くなるように樋状に湾曲している。
フェンダー上面部133は、車両側面視で、前輪2の前部の上面に沿って前縁130aから後上がりに後方へ延びる前側傾斜面133aと、前側傾斜面133aの後端から後下がりに後方へ延びる後側傾斜面133bとを備える。後側傾斜面133bの後端は、フェンダー後部131に繋がる。
フェンダー側面部134,134は、前輪2の左右の側面よりも車幅方向外側に位置し、前輪2の上部の側面部を車幅方向外側から覆う。
フェンダー前部130は、フェンダー前部130を上下に貫通する一対の固定孔135,135と、フェンダー前部130の上面に設けられる凸形状のリブ136とを備える。
固定孔135,135は、フェンダー上面部133の後側傾斜面133bの後部に設けられる。
フェンダー前部130は、固定孔135,135に下方から挿通されるフェンダー固定ボルト137,137(図8)によって、ブリッジ部材31のフェンダー固定部31a,31aに締結される。
リブ136は、フェンダー上面部133の後側傾斜面133bに立設され、フロントフォーク30,30の前方に位置する。リブ136は、後側傾斜面133bの上面で車幅方向に延びる線形状である。この線形状は、平面視において、前方に凸のV字状に形成される。リブ136のV字の頂点部136aは、フロントフェンダー38における車幅方向の中央部に位置する。頂点部136aは平面視で滑らかに湾曲している。
また、リブ136は、後側傾斜面133bの前端部に設けられており、車両側面視において、フェンダー上面部133の最上部付近に位置する。
リブ136は、後下がりの後側傾斜面133bに略垂直に立設されるため、車両側面視では後傾している。
リブ136は、車両側面視における前輪2の前後方向の中心線2b(図5)よりも後方に位置する。
リブ136の車幅方向の端部136b,136bは、車幅方向においてフロントフォーク30,30に重なる位置にある。また、リブ136は、固定孔135,135の前方に位置し、固定孔135,135は、リブ136の端部136b,136bよりも車幅方向内側に位置する。リブ136は、ブリッジ部材31のフェンダー固定部31a,31aを前方から覆う。
図7を参照し、フロントフェンダー38の下面(裏面)には、前後方向に延びる前後リブ138が複数設けられる。前後リブ138は、フェンダー前部130及びフェンダー後部131に跨って設けられ、リブ136に略直交する。
フェンダー前部130の下面には、車幅方向に延びて前後リブ138に略直交する左右リブ139が設けられる。
フロントフェンダー38の剛性は、リブ136、前後リブ138、及び左右リブ139によって増加する。
図5を参照し、フロントカバー41は、フロントカバー41の内側に配置されるヘッドライト36等の部品を前方及び左右の側方から覆うように、上方側から見た場合、前方に凸の曲面形状に形成される。すなわち、フロントカバー41は、車幅方向の中央部が最も前方側に位置し、車幅方向の外側に行くほど後方側に位置するように湾曲している。
フロントカバー41の下端縁140は、前方に凸の曲線状であるとともに、車両側面視では、後下がりに傾斜している。下端縁140は、フロントサイドカバー42の上縁42aの前方に位置する。
フロントカバー41は、車両側面視では、後上がりに傾斜している。
フロントカバー41は、フロントフェンダー38の前側傾斜面133aの後端部の上方に配置され、フロントフェンダー38のリブ136を上方から覆う。
リブ136は、フロントカバー41の下端縁140の前端140aの後方に位置するとともに、フロントカバー41の下部の左右の側面部41b,41b(右側の側面部41bは不図示)の車幅方向内側に位置する。
リブ136は、図5の車両側面視では、フロントカバー41の下端縁140の後部に重なる。詳細には、車両側面視で、リブ136の上部がフロントカバー41の下端縁140の後部に重なる。言い換えれば、フロントカバー41の下端縁140の後部は、車両側面視で、リブ136の上部に車幅方向外側から重なる。図5では、リブ136がフロントカバー41の下端縁140に重なる重なり部136cを区別し易いように、重なり部136cにドットが付されている。
図9は、自動二輪車1の前部を前方側から見た正面図である。
図5、図8及び図9を参照し、ライセンスプレート49は、フロントカバー41の前方且つフロントフェンダー38の上方に配置されるライセンスプレートホルダー143に支持される。
ライセンスプレートホルダー143は、ライセンスプレート49を支持する板状のホルダー143aと、ホルダー143aから後方に延びるステー143bとを備える。
ホルダー143aは、正面視で車幅方向に長い長方形状の板であり、車両側面視では、後上がりに傾斜している。
ライセンスプレート49は、正面視で車幅方向に長い長方形状の板であり、ホルダー143aの前面に取り付けられる。ライセンスプレート49は、車両側面視では、後上がりに傾斜している。
ステー143bは、ホルダー143aの後面から略水平に後方へ延びて、支持部材86の前端のフロントカバー固定部121c,121cに、フロントカバー固定具127,127によって締結される。
すなわち、ライセンスプレートホルダー143は、フロントカバー固定具127,127によって、フロントカバー固定部121c,121cに、フロントカバー41と共締めされる。
図9に示すように、ライセンスプレート49及びホルダー143aは、フロントフェンダー38よりも車幅方向に長く、両端部がフロントフェンダー38に対し車幅方向外側に突出する。
ライセンスプレート49及びホルダー143aは、図9の正面視では、フロントフェンダー38のリブ136に前方から重なり、リブ136を前方から覆う。
ライセンスプレート49及びホルダー143aは、車両側面視では、フロントフェンダー38の前縁130aとフロントカバー41との間に位置する。
図5を参照し、前方からの走行風Wの一部は、ライセンスプレート49とフロントフェンダー38との間を通って後方へ流れ、フロントカバー41の下端縁140とフロントフェンダー38の上面との間の空間に流れる。この空間に流れる走行風は、リブ136によって整流される。このため、フロントフェンダー38の上面側の空力特性を向上できる。
リブ136が前方に凸のV字状であるため、リブ136によって走行風を効率良く左右に振り分けることができ、空力特性が良い。
また、リブ136によって、フェンダー固定部31a,31a及び固定孔135,135を前方から覆って隠すことができるため、フェンダー固定部31a,31a等を隠して外観性を向上できるとともに、フロントフェンダー38に付着した雨水等がフェンダー固定部31a,31a及びヘッドパイプ15等に侵入することを抑制できる。
さらに、ライセンスプレート49及びライセンスプレートホルダー143の配置を調整することで、リブ136側に流れる走行風Wを調整できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー38と、フロントフェンダー38の上方で車体を前方から覆うフロントカバー41とを備え、フロントフェンダー38は上面に凸形状のリブ136を備え、リブ136は、車両側面視で、フロントカバー41の下端縁140に重なる。
この構成によれば、フロントフェンダー38の上面の凸形状のリブ136によって、フロントフェンダー38の上面とフロントカバー41の下端縁140との間に流れる走行風Wを整流でき、空力特性を向上できる。
また、リブ136は、フロントフェンダー38の上面で車幅方向に延びる線形状であり、線形状は、平面視で、前方に凸のV字状である。この構成によれば、前方に凸のV字状のリブ136によって、前方からの走行風Wを左右に振り分けることができ、空力特性を向上できる。
また、フロントカバー41は、車体フレーム10のヘッドパイプ15に締結される支持部材86によって支持される。この構成によれば、支持部材86を調整することで、ヘッドパイプ15側の形状を変更しなくとも、フロントカバー41とフロントフェンダー38との位置関係を調整でき、空力特性を調整し易い。
また、ライセンスプレート49は、フロントカバー41を支持する支持部材86に支持される。このため、簡単な構造でライセンスプレート49を支持できる。
また、リブ136は、正面視において、ライセンスプレート49によって覆われる。この構成によれば、リブ136に流れる走行風Wをライセンスプレート49によって調整でき、空力特性を向上できる。また、リブ136をライセンスプレート49で隠して外観性を向上できる。なお、ライセンスプレート49は、正面視でリブ136の全体を覆っているが、ライセンスプレート49は、リブ136の少なくとも一部を覆っていれば良い。
また、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク30,30を連結するブリッジ部材31を備え、ブリッジ部材31は、フロントフェンダー38の上面が固定されるフェンダー固定部31a,31aを備え、リブ136は、フェンダー固定部31a,31aの前方に設けられる。この構成によれば、フロントフェンダー38に付着する雨水等がフェンダー固定部31a,31aに侵入することを抑制できる。また、フェンダー固定部31a,31aをリブ136で隠して外観性を向上できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、ホーン126は、ヘッドパイプ15のステー部120のホーン取付部120cに取り付けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ホーン126を固定具を介して支持部材86に取り付けて、支持部材86によってホーン126を支持しても良い。
上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗り型車両などの鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
10 車体フレーム(車体)
15 ヘッドパイプ
30 フロントフォーク
31 ブリッジ部材
31a フェンダー固定部(固定部)
38 フロントフェンダー
41 フロントカバー
49 ライセンスプレート
86 支持部材
126 ホーン
136 リブ
140 下端縁

Claims (7)

  1. 前輪(2)を上方から覆うフロントフェンダー(38)と、前記フロントフェンダー(38)の上方で車体(10)を前方から覆うフロントカバー(41)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記フロントフェンダー(38)は上面に凸形状のリブ(136)を備え、
    前記リブ(136)は、車両側面視で、前記フロントカバー(41)の下端縁(140)に重なることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記リブ(136)は、前記フロントフェンダー(38)の前記上面で車幅方向に延びる線形状であり、前記線形状は、平面視で、前方に凸のV字状であることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記フロントカバー(41)は、前記車体(10)のヘッドパイプ(15)に締結される支持部材(86)によって支持されることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. ホーン(126)が前記支持部材(86)に支持されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. ライセンスプレート(49)が前記支持部材(86)に支持されることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記リブ(136)は、正面視において、前記ライセンスプレート(49)によって少なくとも一部が覆われることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(30)を連結するブリッジ部材(31)を備え、
    前記ブリッジ部材(31)は、前記フロントフェンダー(38)の上面が固定される固定部(31a)を備え、
    前記リブ(136)は、前記固定部(31a)の前方に設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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