JP7450773B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、前輪の上方で車体を前方から覆うフロントカバーと、フロントカバーの上方で操舵用のハンドルを前方から覆うアッパーカバーとを備え、車両側面視でフロントカバーの及びアッパーカバーが後上がりに傾斜している鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-283927号公報
ところで、上記従来の鞍乗り型車両では、走行風は、フロントカバー及びアッパーカバーに沿って後方側に流れる。このような走行風は、乗員に対し強く当たらないこと望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、フロントカバー及びアッパーカバーを備える鞍乗り型車両において、乗員側に流れる走行風を低減できるようにすることを目的とする。
この明細書には、2021年1月28日に出願された日本国特許出願・特願2021-012098の全ての内容が含まれる。
鞍乗り型車両は、前輪の上方で車体を前方から覆うフロントカバーと、前記フロントカバーの上方で操舵用のハンドルを前方から覆うアッパーカバーとを備え、車両側面視で前記フロントカバーの前面及び前記アッパーカバーの前面が後上がりに傾斜している鞍乗り型車両において、車両側面視で、前記アッパーカバーの前記前面の前縁は、前記フロントカバーの前記前面の後縁部を当該後縁部に沿って後上方に延長した延長線よりも後方に位置することを特徴とする。
また、上述の構成において、前記アッパーカバーの前記前面は、下方に凹む凹部を備え、前記凹部の底面は、車両側面視で前記延長線上に位置しても良い。
また、上述の構成において、前記アッパーカバーの前記前面は、上方に突出する凸部を備え、前記凸部は、車両側面視で前記延長線に対し前方に突出しても良い。
さらに、上述の構成において、車両前方側から順に、前記前縁、前記凹部、及び前記凸部が配置されても良い。
また、上述の構成において、前記アッパーカバーは、前記ハンドルと一体に左右に回動し、前記アッパーカバーは、前記前縁から後方に延びるアッパーカバー下面部を備え、前記フロントカバーは、前記アッパーカバー下面部の下方に位置する上面部を、前記後縁部の後下方に備え、前記アッパーカバー下面部と前記上面部との間に隙間が形成されても良い。
また、上述の構成において、上面視で、前記フロントカバーの前記後縁部は、車幅方向の中央部が最も前方に位置するように前方に凸に湾曲していても良い。
また、上述の構成において、前記アッパーカバーの前記前面は、前記前縁の後方に、車両側面視で前記延長線に対し前方に突出する部分を備えても良い。
鞍乗り型車両は、前輪の上方で車体を前方から覆うフロントカバーと、フロントカバーの上方で操舵用のハンドルを前方から覆うアッパーカバーとを備え、車両側面視でフロントカバーの前面及びアッパーカバーの前面が後上がりに傾斜し、車両側面視で、アッパーカバーの前面の前縁は、フロントカバーの前面の後縁部を当該後縁部に沿って後上方に延長した延長線よりも後方に位置する。
この構成によれば、フロントカバーの前面に沿って後縁部から後上方に流れる走行風の一部は、アッパーカバーの前縁からアッパーカバーの前面に沿って後上方に流れるため、走行風を効率良く上方に逃がすことができる。このため、乗員側に流れる走行風を低減できる。
また、上述の構成において、アッパーカバーの前面は、下方に凹む凹部を備え、凹部の底面は、車両側面視で延長線上に位置しても良い。
この構成によれば、フロントカバーから延長線に沿うように後上方に流れる走行風を、凹部の底面に沿わせてスムーズに流すことができる。また、走行風は、凹部に集まって後上方に流れるため、後上方に向かう走行風の流れを作り出すことができる。
また、上述の構成において、アッパーカバーの前面は、上方に突出する凸部を備え、凸部は、車両側面視で延長線に対し前方に突出しても良い。
この構成によれば、走行風は、延長線に対し前方に突出する凸部に当たることで、上方側に流れる。このため、乗員側に流れる走行風を低減できる。
さらに、上述の構成において、車両前方側から順に、前縁、凹部、及び凸部が配置されても良い。
この構成によれば、前縁からアッパーカバーの前面に沿って流れる走行風は、凹部に集まり、その後、凸部に当たって上方に流れる。このため、乗員側に流れる走行風を低減できる。
また、上述の構成において、アッパーカバーは、ハンドルと一体に左右に回動し、アッパーカバーは、前縁から後方に延びるアッパーカバー下面部を備え、フロントカバーは、アッパーカバー下面部の下方に位置する上面部を、後縁部の後下方に備え、アッパーカバー下面部と上面部との間に隙間が形成されても良い。
この構成によれば、左右に回動するアッパーカバーとフロントカバーの上面部との間に隙間を確保できるため、アッパーカバーを回動させ易い。
また、上述の構成において、上面視で、フロントカバーの後縁部は、車幅方向の中央部が最も前方に位置するように前方に凸に湾曲しても良い。
この構成によれば、左右に回動するアッパーカバーとフロントカバーの後縁部との間の間隔を大きく確保できるため、アッパーカバーを回動させ易い。
また、上述の構成において、アッパーカバーの前面は、前縁の後方に、車両側面視で延長線に対し前方に突出する部分を備えても良い。
この構成によれば、走行風は、前縁の後方で延長線に対し前方に突出する部分に当たることで、上方側に流れる。このため、乗員側に流れる走行風を低減できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図2は、自動二輪車の前部の左側面図である。 図3は、自動二輪車の前部の平面図である。 図4は、自動二輪車の前部の正面図である。 図5は、自動二輪車の前部を左前方側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10(車体)と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク11と、車体フレーム10の後部に支持されるユニットスイングパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー14を備える。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から下方に延びるダウンフレーム16と、ダウンフレーム16から後方に延びるロアフレーム17と、ロアフレーム17から後上方に延びるシートフレーム18とを備える。
フロントフォーク11は、ヘッドパイプ15に支持され、ヘッドパイプ15を中心に左右に操舵自在に設けられる。
前輪2は、フロントフォーク11の下端部に支持される。
操舵用のハンドル20は、フロントフォーク11の上端部に取り付けられる。
ユニットスイングパワーユニット12は、シートフレーム18の下方を車両前後方向に延びる。
ユニットスイングパワーユニット12は、後輪3を駆動するパワーユニット21と後輪3を揺動自在に支持するスイングアーム部22とが一体に設けられている。
パワーユニット21は、内燃機関である。後輪3は、スイングアーム部22の後端部に支持される。スイングアーム部22の後端部とシートフレーム18の後部との間には、リアクッション23が掛け渡される。
シート13の前下方且つヘッドパイプ15の後方には、シート13に着座した乗員が足を載せるステップフロア24が設けられる。
車体カバー14の前部は、車体フレーム10の前部を前方から覆うフロントカバー30と、フロントカバー30の上方でハンドル20を前方から覆うアッパーカバー31と、車体フレーム10の前部を後方から覆うインナーカバー32とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー33は、フロントフォーク11の下部に取り付けられる。フロントカバー30は、前輪2及びフロントフェンダー33の上方に位置する。
ヘッドライト34は、フロントカバー30の下部に設けられる。
図2は、自動二輪車1の前部の左側面図である。図3は、自動二輪車1の前部の平面図である。図4は、自動二輪車1の前部の正面図である。図5は、自動二輪車1の前部を左前方側から見た斜視図である。
フロントカバー30は、ヘッドパイプ15及びダウンフレーム16の上部を前方から覆う。フロントカバー30の前面40は、車両側面視で後上がりに傾斜する傾斜面である。また、フロントカバー30の前面40は、フロントカバー30の車幅方向の中央部が最も前方に位置する形状となるように全体的に湾曲している。フロントカバー30の前面40は、車両後方側に向かうに従って車幅方向の幅が大きくなる。
ヘッドライト34は、フロントカバー30の前面40の下部から前方に露出する。
前面40は、フロントカバー30の下部から上部に亘って後上がりに傾斜しており、前面40の後縁部40aは、車両側面視で後上がりに傾斜している。
フロントカバー30は、後縁部40aの後下方に、前面40よりも傾斜が水平に近い上面部41を備える。
アッパーカバー31は、ハンドル20を前方から覆うアッパーカバー前部45と、ハンドル20を後方から覆うアッパーカバー後部46とを備える。
ハンドル20は、フロントフォーク11の上端部から左右に延出するバーハンドルである。
アッパーカバー後部46の上部には、車速等の情報を表示するメーターユニット35が設けられる。
アッパーカバー前部45は、ハンドル20に沿うように車幅方向(左右方向)に長く延びる。アッパーカバー前部45は、ハンドル20の車幅方向の中央部を前方から覆う。
アッパーカバー前部45は、車両側面視で後上がりに延びるアッパーカバー前面47(アッパーカバーの前面)と、アッパーカバー前面47の前縁47aから後方に延びるアッパーカバー下面部48と、アッパーカバー下面部48の後縁から下方に延びる下方延出部49とを備える。アッパーカバー下面部48は、アッパーカバー前面47の下方に位置し、アッパーカバー前面47の一部を下方から覆う。アッパーカバー前面47の前縁47aは、アッパーカバー31の前縁に相当する。
アッパーカバー31は、前輪2と同様に、車幅方向の中央部に配置される。アッパーカバー31は、フロントカバー30の前面40の後上方に配置される。アッパーカバー31は、フロントカバー30の前面40の後縁部40aに対し後方に配置される。
アッパーカバー前面47の前縁47aは、フロントカバー30の前面40の後縁部40aに対し後方に配置される。
前縁47aの車幅方向の中央部は、平面視(上面視)で、車両前方に向かうに従って幅が狭くなるように三角形状に突出している。
アッパーカバー前面47は、車両側面視で後下方に凹む凹部50を、前縁47aの後方に備える。さらに、アッパーカバー前面47は、車両側面視で上方に突出する凸部51を、凹部50の後方に備える。
凹部50及び凸部51は、アッパーカバー31の車幅方向の中央部であって、自動二輪車1の車幅方向の中央部に配置される。
凹部50は、車両正面視及び平面視で、アッパーカバー前面47の一部が三角形状に凹む部分である。凹部50は、上記三角形の一つの頂点部が車両前方に指向する向きで配置される。
凹部50は、凹部50の底面を構成する底面50aを備える。底面50aは、三角形状である。また、凹部50は、底面50aの左右の側縁から上方に延出する一対の側壁部50bと、底面50aの後縁から上方に延出する後壁部50cとを備える。
左右の側壁部50bの間隔は、後方側に向かうに従って大きくなる。
本実施の形態では、凹部50は三角形状であるが、これに限らず、凹部50は、例えば、車両後方側に向かうに従って幅が大きくなる台形状であっても良い。
凸部51は、アッパーカバー前面47の後部が上方に膨出した部分である。凸部51は、凹部50の後方で車幅方向に延在する。
凸部51は、凹部50に対し上方に突出する。凸部51は、車両前方に面する前壁部51aと、前壁部51aの上縁から後方に延びる上壁部51bとを備える。
凹部50と凸部51とは前後に連続しており、凹部50の後壁部50cは、凸部51の前壁部51aである。
図2~図5には、フロントカバー30の前面40の後縁部40aをこの後縁部40aに沿って後上方に延長した延長線Lが図示される。延長線Lは、車幅方向の中央部で後縁部40aから後上方に延びる仮想の直線である。
図2~図5を参照し、車両側面視(図2)で、アッパーカバー前面47の前縁47aは、延長線Lよりも後方に位置する。また、車両側面視で、前縁47aは、フロントカバー30の上面部41の後縁41aよりも前方に位置する。
前縁47aは、フロントカバー30の前面40の後縁部40aと略同一の高さ位置にある。
図3の平面視では、前縁47a、凹部50、及び凸部51は、延長線Lに重なる。
凹部50の底面50aは、車両側面視で後上がりに傾斜する傾斜面である。底面50aは、車両側面視で、延長線L上に位置する。底面50aは、車両側面視で、延長線Lに重なっており、延長線Lと略平行である。
凸部51は、車両側面視で、延長線Lに対し前方且つ上方に突出する。
凸部51の前壁部51aは、延長線Lに対し上方に突出する。
延長線Lは、前壁部51aの下部に交差する。
前壁部51aは、車両側面視で、後上がりに傾斜する傾斜面である。前壁部51aの傾斜は、凹部50の底面50aの傾斜よりも鉛直に近い。
フロントカバー30の前方側では、自動二輪車1の走行に伴う走行風Wは前面40に沿って後上方に流れる。
前面40に沿って流れる走行風Wの一部は、前面40の後縁部40aから延長線Lに沿って後上方に流れ、その後、アッパーカバー前面47に沿って後上方に流れる。
詳細には、走行風Wは、アッパーカバー前面47の前縁47aのやや前方側を通ってアッパーカバー前面47の下部に当たり、その後、凹部50内を流れる。前縁47aが延長線Lよりも後方に位置するため、走行風Wがアッパーカバー前面47に当たり易い。例えば、前縁47aが延長線Lよりも前方に位置する場合、延長線Lに沿う走行風Wは、アッパーカバー下面部48側に流れ易くなり、アッパーカバー前面47側には流れ難い。
走行風Wは、凹部50では、凹部50の左右の側壁部50bによって車幅方向にガイドされるとともに、底面50aに沿って後上方に流れる。走行風Wは、左右の側壁部50bの間を流れることで、後上方への指向性が強くなる。
凹部50を流れる走行風Wは、凸部51の前壁部51aに当たり、前壁部51aに沿って後上方に流れる。前壁部51aの傾斜は、底面50aの傾斜よりも鉛直に近いため、走行風Wは、上方向に強く指向する。
このように、自動二輪車1では、フロントカバー30の前面40に沿って流れる走行風Wを効率良くアッパーカバー前面47に当てて、走行風Wをアッパーカバー前面47によって後上方に逃がすことができる。このため、アッパーカバー31の後方でシート13に着座する乗員の側に流れる走行風Wの量を減らすことができる。
アッパーカバー31は、ハンドル20に取り付けられており、ハンドル20が操舵される際には、ハンドル20と一体に左右に回動する。
アッパーカバー前面47の前縁47aは、フロントカバー30の後縁部40aから後方に離間する。また、前縁47aから後方に延びるアッパーカバー下面部48とフロントカバー30の上面部41との間には上下に隙間52が設けられる。このため、アッパーカバー31が左右に回動する際に、フロントカバー30の後縁部40aとアッパーカバー31との間に大きな空間を確保でき、アッパーカバー31を容易に回動させることができる。
上面部41は、車幅方向において後縁部40aと略同一の範囲に亘って設けられる。
図3に示すように、上面視では、フロントカバー30の後縁部40aは、後縁部40aの車幅方向の中央部が最も前方に位置するように前方に凸に湾曲している。このため、アッパーカバー31の前縁47aとフロントカバー30の後縁部40aとのクリアランスを大きく確保でき、アッパーカバー31を容易に回動させることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、前輪2の上方で車体フレーム10を前方から覆うフロントカバー30と、フロントカバー30の上方で操舵用のハンドル20を前方から覆うアッパーカバー31とを備え、車両側面視でフロントカバー30の前面40及びアッパーカバー31の前面であるアッパーカバー前面47が後上がりに傾斜し、車両側面視で、アッパーカバー前面47の前縁47aは、フロントカバー30の前面40の後縁部40aをこの後縁部40aに沿って後上方に延長した延長線Lよりも後方に位置する。
この構成によれば、フロントカバー30の前面40に沿って後縁部40aから後上方に流れる走行風Wの一部は、アッパーカバー31の前縁47aからアッパーカバー前面47に沿って後上方に流れるため、走行風Wを効率良く上方に逃がすことができる。このため、乗員側に流れる走行風Wを低減できる。
また、アッパーカバー前面47は、下方に凹む凹部50を備え、凹部50の底面50aは、車両側面視で延長線L上に位置する。
この構成によれば、フロントカバー30から延長線Lに沿うように後上方に流れる走行風Wを、凹部50の底面50aに沿わせてスムーズに流すことができる。また、走行風Wは、凹部50に集まって後上方に流れるため、走行風Wの後上方への指向性を強くできる。
また、アッパーカバー前面47は、上方に突出する凸部51を備え、凸部51は、車両側面視で延長線Lに対し前方に突出する。
この構成によれば、走行風Wは、延長線Lに対し前方に突出する凸部51に当たることで、上方側に流れる。このため、乗員側に流れる走行風を低減できる。
さらに、車両前方側から順に、前縁47a、凹部50、及び凸部51が配置される。
この構成によれば、前縁47aからアッパーカバー前面47に沿って流れる走行風Wは、凹部50に集まり、その後、凸部51に当たって上方に流れる。このため、乗員側に流れる走行風Wを低減できる。
また、アッパーカバー31は、ハンドル20と一体に左右に回動し、アッパーカバー31は、前縁47aから後方に延びるアッパーカバー下面部48を備え、フロントカバー30は、アッパーカバー下面部48の下方に位置する上面部41を、後縁部40aの後下方に備え、アッパーカバー下面部48と上面部41との間に隙間52が形成される。
この構成によれば、左右に回動するアッパーカバー31とフロントカバー30の上面部41との間に隙間52を確保できるため、アッパーカバー31を回動させ易い。
また、上面視で、フロントカバー30の後縁部40aは、車幅方向の中央部が最も前方に位置するように前方に凸に湾曲する。
この構成によれば、左右に回動するアッパーカバー31とフロントカバー30の後縁部40aとの間の間隔を大きく確保できるため、アッパーカバー31を回動させ易い。
また、アッパーカバー前面47は、前縁47aの後方に、車両側面視で延長線Lに対し前方に突出する部分として凸部51を備える。
この構成によれば、走行風Wは、前縁47aの後方で延長線Lに対し前方に突出する凸部51に当たることで、上方側に流れる。このため、乗員側に流れる走行風Wを低減できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、アッパーカバー前面47には、凹部50及び凸部51が設けられるが、これに限らず、例えば、凹部50を設けずに凸部51のみを設けても良い。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
10 車体フレーム(車体)
20 ハンドル
30 フロントカバー
31 アッパーカバー
40 前面(フロントカバーの前面)
40a 後縁部
41 上面部
47 アッパーカバー前面(アッパーカバーの前面)
47a 前縁
48 アッパーカバー下面部
50 凹部
50a 底面
51 凸部(延長線に対し前方に突出する部分)
52 隙間
L 延長線

Claims (6)

  1. 前輪(2)の上方で車体(10)を前方から覆うフロントカバー(30)と、前記フロントカバー(30)の上方で操舵用のハンドル(20)を前方から覆うアッパーカバー(31)とを備え、車両側面視で前記フロントカバー(30)の前面(40)及び前記アッパーカバー(31)の前面(47)が後上がりに傾斜している鞍乗り型車両において、
    車両側面視で、前記アッパーカバー(31)の前記前面(47)の前縁(47a)は、前記フロントカバー(30)の前記前面(40)の後縁部(40a)を当該後縁部(40a)に沿って後上方に延長した延長線(L)よりも後方に位置し、
    前記アッパーカバー(31)の前記前面(47)は、下方に凹む凹部(50)を備え、
    前記凹部(50)の底面(50a)は、車両側面視で前記延長線(L)上に位置することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記アッパーカバー(31)の前記前面(47)は、上方に突出する凸部(51)を備え、
    前記凸部(51)は、車両側面視で前記延長線(L)に対し前方に突出することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 車両前方側から順に、前記前縁(47a)、前記凹部(50)、及び前記凸部(51)が配置されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記アッパーカバー(31)は、前記ハンドル(20)と一体に左右に回動し、
    前記アッパーカバー(31)は、前記前縁(47a)から後方に延びるアッパーカバー下面部(48)を備え、
    前記フロントカバー(30)は、前記アッパーカバー下面部(48)の下方に位置する上面部(41)を、前記後縁部(40a)の後下方に備え、
    前記アッパーカバー下面部(48)と前記上面部(41)との間に隙間(52)が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 上面視で、前記フロントカバー(30)の前記後縁部(40a)は、車幅方向の中央部が最も前方に位置するように前方に凸に湾曲していることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記アッパーカバー(31)の前記前面(47)は、前記前縁(47a)の後方に、車両側面視で前記延長線(L)に対し前方に突出する部分(51)を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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