JP6757770B2 - 鞍乗り型車両の前部構造 - Google Patents
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また、隆起部が側面視でフロントフォークに重なる場合には、フロントフォークが隆起部によって車幅方向外方から覆われるので、スマートな印象を与えるデザインとなり、外観性が向上する。
図1は、実施形態の自動二輪車を示す右側面図である。
図1に示すように、本実施形態では、鞍乗り型車両の一例として、スクータ型の自動二輪車1について説明する。自動二輪車1は、シート11に着座した乗員が足を載せるステップフロア13を備えている。自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム20と、シート11と、車体カバー30と、パワーユニット40と、を備える。
最初にフロントカバー31について詳述する。
図2は、実施形態の自動二輪車の前部構造を示す右側面図である。
図2に示すように、フロントカバー31は、前輪2の後方かつ上方に配置されている。フロントカバー31の前面には、前輪2の旋回を許容するように、後方に向かって窪む凹部38が形成されている。凹部38は、前方かつ下方に向かって開口している。すなわち、凹部38の開口縁38aは、側面視で前方から後方に向かうに従い、上方から下方に向かって延びている。凹部38は、上方から下方に向かうに従い漸次後方に延びる湾曲面により形成されている。凹部38の内側には、フロントフェンダ15の一部が配置されている。
図3に示すように、凹部38の開口縁38aは、正面視でフロントフェンダ15の全体よりも外側に位置し、フロントフェンダ15の全体を囲んでいる。凹部38は、正面視でフロントフェンダ15よりも大きく形成されてフロントフェンダ15の全体と重なっている。このように形成された凹部38は、前輪2の周辺において前方から受ける走行風を車体の下方に導くことができる。
図4は、実施形態の自動二輪車の前部構造の一部を示す右側面図である。図5は、実施形態の自動二輪車の前部構造の一部を示す斜視図である。
図4および図5に示すように、フロントフェンダ15は、フロントフォーク4を含むステアリング系部品に固定されている。フロントフェンダ15は、正面視でフロントカバー31の凹部38内に配置されている(図3参照)。また、フロントフェンダ15は、側面視で一部がフロントカバー31の凹部38内に配置されている(図2参照)。フロントフェンダ15は、上述したように第1フェンダ50と第2フェンダ70とに2分割可能に形成されている。
図6に示すように、第1フェンダ50は、支持部材90に支持されている。支持部材90は、ボトムブリッジ6に固定されている。これにより、第1フェンダ50は、支持部材90およびボトムブリッジ6を介して、フロントフォーク4に支持されている。支持部材90は、ボトムブリッジ6に固定されたベース部91と、ベース部91に固定されたサポートパイプ92と、サポートパイプ92に固定されたブラケット93と、を備える。
図4および図7に示すように、上壁71は、一対のフロントフォーク4の上部の間から後方かつ下方に向けて延びている。上壁71は、フロントフォーク4の中心軸線の垂直面に沿って延びる平坦部72を備える。平坦部72は、上壁71の前端に設けられ、ボトムブリッジ6に下方から対向する。平坦部72の上面には、ボトムブリッジ6から下方に突出するステアリングステム5の下端部との接触を避ける窪みが形成されている。また、平坦部72の後部には、ボトムブリッジ6に後方から対向する対向壁77が立設されている。上壁71のうち平坦部72よりも後方の箇所は、平坦部72よりも水平面に対して大きい傾斜で後方かつ下方に延びている。
自動二輪車1の走行中は、前方からの走行風がフロントフェンダ15の表面に沿って流れる。フロントフェンダ15の後方には、フロントカバー31の凹部38が配置されているので、走行風が凹部38内に流入することで、走行風がフロントフェンダ15の表面に沿って流れやすくなる。フロントフェンダ15のうち車幅方向外方に面する外側面に沿って流れる走行風は、フロントフェンダ15が前後方向に対して車幅方向に傾くと、負圧により車幅方向への傾きを解消する方向にフロントフェンダ15を引き寄せる。
また、フロントフォーク4が隆起部62によって車幅方向外方から覆われるので、スマートな印象を与えるデザインとなり、外観性が向上する。
例えば、上記実施形態では、凸部86の一部が側面視でフロントカバー31と重ならない位置に設けられているが、これに限定されず、凸部の全体が側面視でフロントカバー31と重ならない位置に設けられていてもよい。
Claims (9)
- 左右のフロントフォーク(4)を前方および車幅方向外方から覆う第1フェンダ(50)および前記第1フェンダ(50)の後方に設けられた第2フェンダ(70)に分割可能に形成されたフロントフェンダ(15)と、
前記フロントフェンダ(15)の後方に配置され、前方に向けて開口する凹部(38)が形成されたフロントカバー(31)と、を備え、
前記第2フェンダ(70)は、前輪(2)を後方かつ上方から覆う上壁(71)と、前記上壁(71)から下方に延びる左右一対の側壁(74)と、を前記左右のフロントフォーク(4)の間に備えるとともに、正面視で前記第1フェンダ(50)から車幅方向外方に突出する凸部(86)を有する、
ことを特徴とする鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記第1フェンダ(50)は、金属材料により形成され、
前記第2フェンダ(70)は、樹脂材料により形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記フロントフェンダ(15)の後方に配置されたフロントカバー(31)を備え、
前記凸部(86)の少なくとも一部は、側面視で前記フロントカバー(31)と重ならない位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記第2フェンダ(70)は、前記第1フェンダ(50)よりも車幅方向内方で前記フロントフォーク(4)を前方および車幅方向内方から覆うフロントフォークカバー部(81)を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記フロントフォークカバー部(81)は、前記第1フェンダ(50)と共締めされて前記フロントフォーク(4)に固定されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記フロントフェンダ(15)の後方かつ上方に配置されたフロントカバー(31)を備え、
前記第1フェンダ(50)は、
前記前輪(2)を上方から覆う上壁(51)と、
前記上壁(51)から下方に延びる左右一対の側壁(61)と、
を備え、
前記凸部(86)の下端は、前記第1フェンダ(50)の前記側壁(61)の後端縁(63a)の下端よりも上方に位置する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記第1フェンダ(50)は、車幅方向外方に隆起する隆起部(62)を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記凸部(86)は、
車幅方向に沿って延びる第1延設部(87)と、
前記第1延設部(87)の車幅方向外方の端縁から車両後方に向けて延びる第2延設部(88)と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。 - 前記フロントフェンダ(15)は、正面視で前記フロントカバー(31)の凹部(38)内に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の前部構造。
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- 2018-06-29 JP JP2018123884A patent/JP6757770B2/ja active Active
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